JP4807133B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
近年の画像形成装置は、装置内に取り付けられた少なくとも1つのセンサが異常な検出値を示すと、実際には画像形成可能な場合でも、装置を停止してしまう制御が導入されている場合がある。
例えば、下記特許文献1には、トナーカートリッジから現像器へのトナー補給量の合計量からトナーカートリッジ内のトナー残量を検出するとともに、当該検出したトナー残量から原稿のコピー可能枚数を検出し、この検出結果に応じてコピーの実行を許容又は禁止する技術が提案されている。
また、下記特許文献2には、現像器内のトナー濃度を検出するTCセンサの出力が所定の異常レベルを超えて変動したときに画像形成装置が異常であると認識させる認識手段を有し、異常レベルを画像濃度信号に応じて可変とするとともに、画像形成装置の異常としてトナー空状態を判断する技術が提案されている。
特開平9−251231号公報 特開2004−109384号公報
このような画像形成装置においては、特に画像形成中でもセンサの検出値が異常であると判定すると、その時点で直ちに画像形成動作を停止してしまう。このため、画像形成装置が正常な状態に復帰するまでユーザを待たせることになり、効率性や利便性に難点があった。
本発明に係る画像形成装置は、トナー残量を含む2種類以上の装置状態を検出するための検出値を出力する1種類の検出センサと、この検出センサの検出値が異常かどうかを判定する異常判定手段と、この異常判定手段が検出センサの検出値を異常と判定した場合に、ユーザに異常の発生を報知する報知手段と、検出センサと異なる手段でトナー残量を予測するトナー残量予測手段とを備える画像形成装置であって、異常判定手段が検出センサの検出値を異常と判定したときにトナー予測残量が所定量以上であれば、画像形成動作を継続するかどうかを選択するための選択ボタンを含む操作画面を表示し、選択ボタンで画像形成動作の継続が選択された場合は、トナー予測残量から求めた許容枚数分の画像形成を許可するものである。
本発明に係る画像形成装置においては、検出センサの検出値が異常判定手段によって異常と判定された場合でも、トナー残量予測手段で予測したトナー予測残量が所定量以上であれば、操作画面の選択ボタンで画像形成動作の継続をユーザ側で指示し、この指示にしたがって許容枚数分の画像形成を行なうことが可能となる。また、画像形成動作後の画質保証範囲を選択ボタンとともに操作画面に表示すれば、表示した画質保証範囲は、画像形成動作を継続するかどうかをユーザ側で判断する際の判断材料の1つとなり得る。
本発明の画像形成装置においては、検出センサの検出値が異常であっても、トナー予測残量が所定量以上であれば、許容枚数分の画像形成を行なうことができる。このため、検出値が異常であっても、許容枚数の範囲でユーザは画像形成動作を継続させることができる。したがって、センサ検出値の異常判定がなされても、ユーザの待ち時間が発生しない。また、サービスマンが訪問するまでの間も、許容枚数の範囲で画像形成を行なえる。このため、画像形成装置のセンサ異常判定時の効率性や利便性を向上させることができる。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係るカラー画像形成装置の構成例を示す概略図である。図示したカラー画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色成分に対応する4つの感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kを直列に配置した4連タンデム式のマシン構成となっている。各々の感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kは、それぞれ同じ方向(図の反時計回り方向)に回転駆動されるものである。各々の感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kの周囲には、それぞれ1:1の対応関係で帯電器2Y,2M,2C,2Kと、現像器3Y,3M,3C,3Kと、一次転写ロール4Y,4M,4C,4Kが配置されている。
各々の現像器3Y,3M,3C,3Kは、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いて、それぞれに対応する感光体ドラム1Y,1M,1C,1K上の静電潜像をトナー像に現像するものである。各々の現像器3Y,3M,3C,3Kには、現像器内のトナー濃度を示すTC(トナー混合比)を検出するATCセンサ5Y,5M,5C,5Kが取り付けられている。ATCセンサ5Y,5M,5C,5Kは、例えば、単位体積当たりの現像剤の透磁率でTCを測定する透磁率検出型のセンサである。この場合、各々のATCセンサ5Y,5M,5C,5Kの検出結果として得られる「検出ATC」の値は、現像器内のTCが低いほど高い値となり、逆に、現像器内のTCが高いほど低い値となる。なお、ATCセンサ5Y,5M,5C,5Kには、透磁率検出型のセンサに代えて、現像剤の光学的反射率でTCを測定する反射光検出型のセンサを採用することも可能である。
また、各々の現像器3Y,3M,3C,3Kには、それぞれに対応する色のトナーを収容したトナーカットリッジ6Y,6M,6C,6Kから、トナー補給モータ7Y,7M,7C,7Kの駆動によってトナーが補給される構成となっている。また、各々の感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kの表面には、それぞれに対応するROS光学系8からのビーム走査によって静電潜像が形成される構成となっている。また、各々の感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kの回転方向において、現像器と一次転写ロールの間にはDMAセンサ9Y,9M,9C,9Kが配置されている。DMAセンサ9Y,9M,9C,9Kは、それぞれに対応する感光体ドラム1Y,1M,1C,1K上の現像トナー量を検出するものである。
感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kとこれに対向する一次転写ロール4Y,4M,4C,4Kとの間には、中間転写体となる無端状の中間転写ベルト10が通されている。中間転写ベルト10は、下側のベルト水平張架部が感光体ドラム1Yから感光体ドラム1Kに向かって順に移動するように回転駆動するもので、複数のベルト支持ロール11によってループ状に張架されている。また、中間転写ベルト10の移動方向において、感光体ドラム1Kの下流側にはADCセンサ12が配置されている。ADCセンサ12は、中間転写ベルト10に形成(転写)されたトナーパッチの濃度を検出するものである。
図2は本発明の実施形態に係るカラー画像形成装置のコントローラの構成例を示すブロック図である。図2において、コントローラ100は、トナー使用量検出部13と、トナー予測残量算出部14と、LD光量制御部15と、TC制御部16と、空検判定部17と、モータ駆動時間記憶部18とを備えた構成となっている。
トナー使用量検出部13は、図示しない画像読取部から入力される画像データの画素数をカウントする画素カウンタの値に基づいてトナー使用量を検出するものである。画像読取部は、原稿の画像を光学的に読み取って、その読み取り結果に基づく画像データを生成するものである。なお、トナー使用量は、画素カウンタの値に限らず、LD露光時間、トナー補給モータ駆動時間などに基づいて検出することも可能である。
トナー予測残量算出部14は、シート1枚ごとにトナー使用量検出部13で検出されるトナー使用量を順に積算し、この積算トナー使用量を、新品のトナーカートリッジに充填されたトナー充填量から減算することにより、トナー予測残量を算出するものである。トナー予測残量算出部14は、本発明における「トナー残量予測手段」に相当するものである。
LD光量制御部15は、ADCセンサ12によるトナーパッチの濃度検出結果に基づいて、ROS光学系8の光源に使用されるLD(レーザ・ダイオード)の光量を制御するものである。
TC制御部16は、ATCセンサ5Y,5M,5C,5Kによるトナー濃度の検出結果と、ADCセンサ12によるトナーパッチの濃度検出結果とに基づいて、トナー補給モータ7Y,7M,7C,7Kの駆動を制御するものである。
空検判定部17は、ATCセンサ5Y,5M,5C,5Kによるトナー濃度の検出結果と、DMAセンサ9Y,9M,9C,9Kによる現像トナー量の検出結果と、ADCセンサ12によるトナーパッチの濃度検出結果と、各々のトナー補給モータ7Y,7M,7C,7Kの駆動時間とに基づいて、各々のトナーカートリッジ(トナー容器)6Y,6M,6C,6Kのトナーが空状態になったかどうかを判定するものである。
モータ駆動時間記憶部18は、各々のトナー補給モータ7Y,7M,7C,7Kの駆動時間を記憶するものである。
なお、ここではカラー画像形成装置のマシン構成として、タンデム型のマシン構成を例示したが、これに限らず、ロータリー式の現像装置を用いたマシン構成であってもよい。
図3はTC制御部16で行なわれるトナー補給量算出処理の手順を示すフローチャートである。まず、ATCセンサで現像器内のTCを検出することにより、その検出値となる「検出ATC」を取得する(ステップS41)。次に、「検出ATC」と「目標ATC」の偏差「ΔATC」を、それらの差分によって算出する(ステップS42)。次に、「ΔATC」に係数Kを乗算することにより、「トナー補給量」を算出する(ステップS43)。このトナー補給量算出処理は、シート1枚に画像形成を行なうたびに繰り返されるものである。また、トナー補給量算出処理で算出されたトナー補給量は、現像器内のTCを一定のレベルに制御するために、TC制御部16がトナー補給モータを駆動する際の駆動条件(駆動時間)に反映される。
図4は空検判定部17で行なわれる空検判定処理の手順を示すフローチャートである。まず、トナーが空状態になると、トナー補給モータを駆動してもトナーカートリッジから現像器にトナーが補給されなくなるため、その状態で画像形成を行なうと、現像器内のTCが低くなる。そこで、トナーの空状態を判定できるATCセンサ検出値の閾値として「空検開始閾値」を予め設定しておき、実際にATCセンサで現像器内のTCを検出したときに得られる「検出ATC」の値が「空検開始閾値」よりも大きいかどうかを判断する(ステップS51)。そして、「検出ATC」の値が「空検開始閾値」よりも大きい場合は、「空検カウンタ」の値を1インクリメントする(ステップS52)。
次に、「空検カウンタ」の値が「トナー空判定回数」以上であるかどうかを判断する(ステップS53)。そして、「空検カウンタ」の値が「トナー空判定回数」以上である場合は、トナーカートリッジ内のトナーが空状態になったと判定して(ステップS54)、その旨をUIの操作画面に表示した後(ステップS55)、「空検カウンタ」の値を「0」に設定する(ステップS56)。UIの操作画面は、画像形成装置の操作パネルに設けられた画面であってもよいし、画像形成装置にネットワークで接続されたユーザ端末(例えば、パーソナルコンピュータ)のモニタ画面であってもよい。
一方、上記ステップS51において、「検出ATC」の値が「空検開始閾値」以下である場合は、そこからステップS56に移行する。また、上記ステップS53において、「空検カウンタ」の値が「トナーエンプティ判定回数」よりも小さい場合は、そのまま処理を終える。以上の空検判定処理は、シート1枚に画像形成を行なうたびに繰り返されるものである。
このようにATCセンサの検出値である「検出ATC」は、種類の異なる複数の装置状態(マシン状態)、すなわちトナー残量とトナー空状態を検出するための検出値としてATCセンサから出力され、TC制御部16によるTC制御と空判定部17による空判定処理に用いられる。このため、ATCセンサに何らかの異常が発生すると、このセンサ検出値を用いる他の処理(トナー補給量算出処理、空検判定処理など)が正常に行われなくなる可能性がある。つまり、「検出ATC」からATCセンサの異常判定がなされた場合は、「検出ATC」を用いたトナー補給量の算出や空検判定結果も誤って行なわれる可能性が高くなる。
図5及び図6はコントローラ100によって行なわれる画像形成処理の手順を示すフローチャートである。この画像形成処理は、1つの画像形成ジョブを処理するごとに繰り返されるものである。
まず、ATCセンサの検出値に基づいてトナー残量を検知する(ステップS1)。次に、1枚のシートに画像形成を行なうために使用されるトナー使用量をトナー使用量検出部13で検知する(ステップS2)。次に、ステップS2で検知したトナー使用量を順に積算して得られる積算トナー使用量を用いて、トナー予測残量算出部14がトナー予測残量を算出する(ステップS3)。
次に、センサ異常判定処理を行なった後(ステップS4)、「Failセンサ」=2に設定されているかどうかを確認する(ステップS5)。「Failセンサ」の値は、センサ異常判定処理で設定されるもので、ATCセンサの検出値が異常と判定された場合に「Failセンサ」=2に設定される。
上記ステップS5で「Failセンサ」=2に設定されていない場合は、Flagセンサ異常の値を「0」に設定した後(ステップS6)、ステップS19に移行する。また、ステップS5で「Failセンサ」=2に設定されていた場合は、Flagセンサ異常の値が「0」に設定されているかどうかを確認する(ステップS7)。そして、Flagセンサ異常の値が「0」に設定されている場合は、異常情報処理を行なった後(ステップS8)、Flagセンサ異常の値を「1」に設定する(ステップS9)。また、Flagセンサ異常の値が「0」に設定されていない場合は、ステップS8をパスしてステップS9に進む。
次に、上記ステップS3で求めたトナー予測残量がトナーエンド予測値以上であるかどうかを判断する(ステップS10)。トナーエンド予測値は、本発明における「所定量」に相当するものである。
トナー予測残量がトナーエンド予測値以上である場合は、画像形成動作の継続によって出力を許容する許容枚数Mを算出する(ステップS11)。許容枚数Mは、トナー予測残量を用いて、例えば次のような方法で求めることが可能である。すなわち、トナー予測残量とトナーエンド予測値との差分A(トナーが、あと何%残っているか)を算出し、予め決められたAの値と仮許容枚数Bの値の相関を示す1次式を用いて、上記算出したAの値に対応する仮許容枚数Bの値を求める。ここで、仮許容枚数Bは、A4サイズのシートに像密度5%で画像を出力するケースを基準にしている。また、異常判定を複数の異常状態に分類して、そのときの異常状態によって予め決められた係数Cを算出し、この係数Cを先に求めた仮許容枚数Bに乗算することにより、許容枚数Mを求める。
なお、許容枚数Mを算出するにあたっては、トナーエンド予測値に代えて、例えば、TCの低下が原因で引き起こされる画質欠陥(BCO)を防ぐために、トナープレニア予想値(トナーエンド予測値よりもTCの値が少し高めの値)を適用してもよい。また、係数Cに代えて補正値を求め、この補正値を仮許容枚数Bに加算したり減算したりしてもよい。また、異常判定が1つの検知手段に起こった場合を想定しているが、複数の検知手段の異常検知が同時に発生した場合は、それぞれの固有の前記係数を求め、その係数の平均値を仮許容枚数Bに乗算して許容枚数Mを求めるようにしてもよい。
次に、Flag継続の値が「0」に設定されているかどうかを確認する(ステップS12)。そして、Flag継続=0に設定されている場合は、UIの操作画面に所定の表示を行なう(ステップS13)。このステップS13においては、例えば図7の左側に示すように、センサ検出値の異常判定によってマシンに異常が発生した旨のメッセージと、画像形成動作(プリント/コピー動作)を継続するかどうかを選択するための選択ボタンをUIの操作画面に表示する。
次に、操作画面で「継続(はい)」ボタンが選択されたかどうかを確認する(ステップS14)。そして、「継続」ボタンが選択された場合は、継続フラグの値を「1」に設定した後(ステップS15)、Nの値を1インクリメントする(ステップS16)。Nの値は、異常報知後の履歴として、画像形成動作の継続後に出力したシートの枚数(画像形成枚数)を示す。
次に、再警告・画質報知処理を行なった後(ステップS17)、許容枚数が0よりも大きいかどうかを確認する(ステップS18)。許容枚数が0よりも大きい場合は、ジョブエンドかどうかを判断する(ステップS19)。そして、ジョブエンドでなければ、上記ステップS1に戻り、ジョブエンドであれば、Nの値をゼロにリセットした後(ステップS20)、一連の処理を終える。
また、上記ステップS10において、トナー予測残量がトナーエンド予測値(所定量)未満であればステップS20に移行する。また、上記ステップS12において、Flag継続の値が「0」に設定されていなかった場合は、ステップS13〜S15をパスしてステップS16に進む。また、上記ステップS14において、「継続」ボタンが選択されなかった場合は、ステップS20に移行する。また、上記ステップS18において、許容枚数が0よりも大きくなかった場合は、Flag継続の値を「0」に設定した後(ステップS21)、ステップS20に移行する。
図8は上記ステップS4で行われるセンサ異常判定処理の手順を示すフローチャートである。このセンサ異常判定処理は、ATCセンサの検出値が異常かどうかを判定するために行なわれる処理である。
まず、「検出ATC」と「検出ATC変動幅」を検出する(ステップS401)。「検出ATC変動幅」は、ある期間のATC出力値の最大値と最小値の差分である。次に、「検出ATC」と「検出ATC変動幅」を所定回数分平均した「検出ATC平均値」と「検出ATC変動幅平均値」を順に算出する(ステップS402、S403)。
次に、「検出ATC平均値」が「検出ATC下限値」よりも大きく、かつ「検出ATC上限値」よりも小さい範囲(正常範囲)内にあるかどうかを確認する(ステップS404)。「検出ATC平均値」が「検出ATC下限値」以下であれば、現像器内のTCが異常に高いことになり、「検出ATC平均値」が「検出ATC上限値」以上であれば、現像器内のTCが異常に低いことになる。
そこで、「検出ATC平均値」が「検出ATC下限値」以下である場合、あるいは「検出ATC平均値」が「検出ATC上限値」以上である場合は、「ATCカウンタ」の値を1インクリメントする(ステップS405)。次に、「ATCカウンタ」の値と「ATC異常カウンタ」の値を比較する(ステップS406)。そして、「ATCカウンタ」の値が「ATC異常カウンタ」の値よりも小さければ、「Failセンサ」=1(Warning)に設定する(ステップS407)。また、「ATCカウンタ」の値が「ATC異常カウンタ」の値と同じか、それよりも大きければ、「Failセンサ」=2(異常)に設定する(ステップS408)。
一方、上記ステップS404において、「検出ATC平均値」が「検出ATC下限値」よりも大きく、かつ「検出ATC上限値」よりも小さい範囲内にある場合は、上記ステップS403で求めた「検出ATC変動幅平均値」が「検出ATC変動幅下限値」よりも大きく、かつ「検出ATC変動幅上限値」よりも小さい範囲(正常範囲)内にあるかどうかを確認する(ステップS409)。「検出ATC変動幅平均値」が「検出ATC変動幅下限値」以下であれば、現像器内でトナーを搬送するオーガーが駆動していないか、ATCセンサ自体が故障していると考えられる。また、「検出ATC変動幅平均値」が「検出ATC変動幅上限値」以上であれば、ATCセンサが故障していると考えられる。
そこで、「検出ATC変動幅平均値」が「検出ATC変動幅下限値」以下である場合、あるいは「検出ATC変動幅平均値」が「検出ATC変動幅上限値」以上である場合は、上記ステップS405に移行する。また、「検出ATC変動幅平均値」が「検出ATC変動幅下限値」よりも大きく、かつ「検出ATC変動幅上限値」よりも小さい範囲内にある場合は、「Failセンサ」=0(正常)に設定する(ステップS410)。
図9は上記ステップS8で行なわれる異常情報処理の手順を示すフローチャートである。まず、検知手段による検知結果の異常判断と許容枚数算出処理部によって算出された許容枚数を画像形成装置内の記憶部に記憶する(ステップS801)。次に、画像形成装置がネットワークに接続していて、このネットワークを使用可能であれば、予め登録された送信先であるカスタマーセンターに異常判断と許容枚数を送信する(ステップS802、S803)。
図10は上記ステップS17で行われる再警告・画質報知処理の手順を示すフローチャートである。まず、画像形成動作の継続後に出力したシートの枚数を示すNの値が再表示閾値枚数以下であるかどうかを判断する(ステップS171)。そして、Nの値が再表示閾値枚数以下であれば、異常報知の履歴を示すFlag画質報知の値を「1」に設定した後(ステップS172)、UIの操作画面に所定の表示を行ない(ステップS173)、その後でFlag画質報知の値を「0」に設定する(ステップS174)。また、Nの値が再表示閾値枚数よりも大きければ、ステップS172、S173をパスしてステップS174に移行する。
上記ステップS173では、図7に示すように、センサ検出値の異常判定によってマシンに異常が発生した旨のメッセージと、画像形成動作(プリント/コピー動作)を継続するかどうかを選択するための選択ボタンと、画像形成動作の継続によって出力を許可する残りの許可枚数と、残りの許容枚数に応じた画質保証範囲を表すメッセージを、UIの操作画面に表示する。ちなみに、画像形成動作を継続した場合は、残りの許容枚数が少なくなるたびに画質が劣化する。このため、操作画面に表示される画像形成動作後の画質保証範囲の表示内容は、Flag画質報知の番号(異常報知の履歴)にしたがって変更される。また、画像形成動作を継続後の出力枚数は、ユーザが異なった場合(入力端末が異なる、コピー内容が異なる、認証コードが異なるなど)でも累積して計算し、これを再表示閾値枚数と比較することにより、複数のユーザに上記操作画面で再警告を表示することが可能である(ユーザ端末への警告表示可能)。
このように本発明の実施形態に係る画像形成装置では、センサ異常判定処理でATCセンサの検出値が異常であると判定された場合に、トナー予測残量算出部14で算出されたトナー予測残量がトナーエンド予測値以上であれば、画像形成動作を継続するかどうかを選択するための選択ボタンを含む操作画面を表示し、選択ボタンで画像形成動作の継続が選択された場合は、許容枚数分の画像形成を許容する構成となっている。このため、ATCセンサの検出値が異常と判定されても、ユーザは、許容枚数の範囲で画像形成を継続させることができる。
また、センサ検出値の異常を報知するにあたって、UIの操作画面に許容枚数を表示することにより、ユーザは、あと何枚の画像を出力できるかを正確に把握することができる。また、前回の異常報知からの履歴を表すNの値により、許容枚数未満の予め決められた出力枚数内に、操作画面を再表示することにより、異常報知を行なってからユーザが変わっても、各々のユーザに操作画面でセンサ異常を報知することができる。さらに、操作画面に画像形成動作の継続による画質保証範囲をメッセージで表示するとともに、異常報知の履歴により品質保証範囲の表示内容を変更することにより、ユーザは、品質保証範囲の表示内容を参照して画像形成動作を継続するかどうかを判断することができる。
本発明の実施形態に係るカラー画像形成装置の構成例を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るカラー画像形成装置のコントローラの構成例を示すブロック図である。 トナー補給量算出処理の手順を示すフローチャートである。 空検判定処理の手順を示すフローチャートである。 画像形成処理の手順を示すフローチャート(その1)である。 画像形成処理の手順を示すフローチャート(その2)である。 操作画面の表示例を示す図である。 センサ異常判定処理の手順を示すフローチャートである。 異常情報処理の手順を示すフローチャートである。 再警告・画質報知処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
5Y,5M,5C,5K…ATCセンサ、9Y,9M,9C,9K…DMAセンサ、12…ADCセンサ、14…トナー予測残量算出部、16…TC制御部、17…空検知判定部、100…コントローラ

Claims (5)

  1. トナー残量を含む2種類以上の装置状態を検出するための検出値を出力する1種類の検出センサと、前記検出センサの検出値が異常かどうかを判定する異常判定手段と、前記異常判定手段が前記検出センサの検出値を異常と判定した場合に、ユーザに異常の発生を報知する報知手段と、前記検出センサと異なる手段でトナー残量を予測するトナー残量予測手段とを備える画像形成装置であって、
    前記異常判定手段が前記検出センサの検出値を異常と判定したときに前記トナー予測残量が所定量以上であれば、画像形成動作を継続するかどうかを選択するための選択ボタンを含む操作画面を表示し、前記選択ボタンで画像形成動作の継続が選択された場合は、前記トナー予測残量から求めた許容枚数分の画像形成を許可することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記操作画面に前記許容枚数を表示することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記報知手段による前回の異常報知からの履歴により、前記許容枚数未満の予め決められた出力枚数内に、前記操作画面を再表示することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記操作画面に画像形成動作後の画質保証範囲を表示することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記操作画面に画像形成動作の継続による画質保証範囲を表示するとともに、前記報知手段による異常報知の履歴により前記品質保証範囲の表示内容を変更することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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