JP4807060B2 - ノズルプレート、ノズルプレートの製造方法及び液体吐出ヘッド - Google Patents
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Description
前記ノズルプレートは、
前記ノズルの吐出孔が形成されている面がフラットで体積抵抗率が1015Ω・m以上のガラスからなる第1プレートと、
前記第1プレートに重ねて、該第1プレートの前記吐出孔に連通する大径穴を有する体積抵抗率が1015Ω・m以上の樹脂又はガラスからなる第2プレートと、で積層構成されると共に、前記第2プレートにおける前記第1プレートとの積層面とは反対側の面と前記大径穴の内周面とは導電素材で被覆されていることを特徴とするノズルプレート。
2.前記大径穴の径は、前記吐出孔の径より大きいことを特徴とする1に記載のノズルプレート。
3.前記第1プレートの前記吐出孔から液体が吐出される面は撥液層が設けられていることを特徴とする1又は2に記載のノズルプレート。
4.前記液体吐出ヘッドは、静電吸引方式の液体吐出ヘッドであることを特徴とする1乃至3の何れか一つに記載のノズルプレート。
5.前記ノズルのノズル径が10μm以下であることを特徴とする1乃至4の何れか一つに記載のノズルプレート。
6.吐出孔から液体を液滴として吐出するノズルを有し液体吐出ヘッドに用いられるノズルプレートの製造方法において、
体積抵抗率が1015Ω・m以上のガラス基板にフォトリソグラフィ処理及びドライエッチング処理を行い前記吐出孔を設けることで、前記ガラス基板を第1プレートとする第1プレート製造工程と、
体積抵抗率が1015Ω・m以上の樹脂基板又はガラス基板に前記第1プレートに重ねて、該第1プレートの前記吐出孔に連通する大径穴を設けることで、前記樹脂基板又は前記ガラス基板を第2プレートとする第2プレート製造工程と、
前記第1プレートに設けた前記吐出孔と前記第2プレートに設けた前記大径穴とが連通するように該第1プレートと該第2プレートとを貼り合わせる工程と、
前記第2プレートにおける前記第1プレートとの貼り合わせ面とは反対側の面と前記大径穴の内周面とに導電素材からなる被覆層を設ける工程と、を有することを特徴とするノズルプレートの製造方法。
7.前記第1プレート製造工程は、
前記ガラス基板に金属膜を設ける工程と、
前記金属膜にフォトリソグラフィ処理及びエッチング処理を行い前記吐出孔の金属膜のパターンマスクを形成する工程と、
前記吐出孔の金属膜のパターンマスクを用いてドライエッチング処理を行い前記吐出孔を形成する工程と、
前記金属膜を除去する工程と、を有することを特徴とする6に記載のノズルプレートの製造方法。
8.前記大径穴の径は、前記吐出孔の径より大きいことを特徴とする6又は7に記載のノズルプレートの製造方法。
9.前記第1プレートの前記吐出孔から液体が吐出される面に撥液層を設ける撥液処理工程を有することを特徴とする6乃至8の何れか一つに記載のノズルプレートの製造方法。
10.前記液体吐出ヘッドは、静電吸引方式の液体吐出ヘッドであることを特徴とする6乃至9の何れか一項に記載のノズルプレートの製造方法。
11.前記ノズルのノズル径が10μm以下であることを特徴とする6乃至10の何れか一つに記載のノズルプレートの製造方法。
12.吐出孔から液体を液滴として吐出するノズルを有するノズルプレートと、
前記ノズルプレートと貼り合わせることで、前記ノズルに連通するキャビティとなるキャビティ溝が形成されたボディープレートとを備え、
前記ノズル内の液体と前記ノズルプレートの液滴を吐出する面に対向して設けられた基材との間に形成される電界から受ける静電吸引力により液滴を吐出し前記基材に着弾させる液体吐出ヘッドにおいて、
前記ノズルプレートは、1乃至5の何れか一つに記載のノズルプレート又は6乃至11の何れか一つに記載のノズルプレートの製造方法により製造されるノズルプレートであって、
前記ノズルの前記吐出孔から吐出される液体と前記基材間に静電電圧が印加されて静電吸引力を発生させる静電電圧印加手段を備えていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
13.前記ノズル内の液体に圧力を印加して、メニスカスを形成する圧力発生手段を備えていることを特徴とする12に記載の液体吐出ヘッド。
[実験条件]
ノズルプレート11’の吐出面12’と対向電極3’の対向面との距離:1.0mm
ノズルプレート11’の厚さ:125μm
ノズル径:10μm
静電電圧:1.5kV
駆動電圧:20V
実験に使用した液体吐出ヘッド2’のノズル10’には4°のテーパ角を持っている。このテーパ角は、ノズル10’の断面において、吐出面12’に対する垂線から吐出面12’から離れる方向に広がる角度を示している。
図2の製造工程順に従って具体的に説明する。
ノズル径、ノズルの小径部の長さ(第1プレートの厚み)及びノズルプレートの厚み(第1プレートの厚みと第2プレートの厚みとの和)を、シミュレーションで得られた図8及び図9に示されるメニスカスの先端部の電界強度が1.5×107V/m以上となる条件で種々変えたノズルプレートを製造し、後は上記の実施例1と同じ条件とする液体吐出装置を構成して、上記の液体L1の吐出の有無を基材Kに吐出させて確認した。また、電界強度が1.5×107V/m未満となるノズルプレートも参考のために製造し、上記の液体L1の吐出の有無を基材Kに吐出させて確認した。実験の結果を表2に示す。
2 液体吐出ヘッド
3 対向電極
4 動作制御手段
10 ノズル
11 ノズルプレート
11a 第1プレート
11b 第2プレート
12 吐出面
13 吐出孔
14 小径部
15 大径部
16 帯電用電極
17 大径部の内周面
18 静電電圧電源
19 ボディープレート
20 キャビティ
22 ピエゾ素子
23 駆動電圧電源
25 CPU
26 ROM
27 RAM
28 撥液層
D 液滴
K 基材
L 液体
Claims (13)
- 吐出孔から液体が液滴として吐出されるノズルを有し液体吐出ヘッドに用いられるノズルプレートにおいて、
前記ノズルプレートは、
前記ノズルの吐出孔が形成されている面がフラットで体積抵抗率が1015Ω・m以上のガラスからなる第1プレートと、
前記第1プレートに重ねて、該第1プレートの前記吐出孔に連通する大径穴を有する体積抵抗率が1015Ω・m以上の樹脂又はガラスからなる第2プレートと、で積層構成されると共に、前記第2プレートにおける前記第1プレートとの積層面とは反対側の面と前記大径穴の内周面とは導電素材で被覆されていることを特徴とするノズルプレート。 - 前記大径穴の径は、前記吐出孔の径より大きいことを特徴とする請求項1に記載のノズルプレート。
- 前記第1プレートの前記吐出孔から液体が吐出される面は撥液層が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のノズルプレート。
- 前記液体吐出ヘッドは、静電吸引方式の液体吐出ヘッドであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のノズルプレート。
- 前記ノズルのノズル径が10μm以下であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のノズルプレート。
- 吐出孔から液体を液滴として吐出するノズルを有し液体吐出ヘッドに用いられるノズルプレートの製造方法において、
体積抵抗率が1015Ω・m以上のガラス基板にフォトリソグラフィ処理及びドライエッチング処理を行い前記吐出孔を設けることで、前記ガラス基板を第1プレートとする第1プレート製造工程と、
体積抵抗率が1015Ω・m以上の樹脂基板又はガラス基板に前記第1プレートに重ねて、該第1プレートの前記吐出孔に連通する大径穴を設けることで、前記樹脂基板又は前記ガラス基板を第2プレートとする第2プレート製造工程と、
前記第1プレートに設けた前記吐出孔と前記第2プレートに設けた前記大径穴とが連通するように該第1プレートと該第2プレートとを貼り合わせる工程と、
前記第2プレートにおける前記第1プレートとの貼り合わせ面とは反対側の面と前記大径穴の内周面とに導電素材からなる被覆層を設ける工程と、を有することを特徴とするノズルプレートの製造方法。 - 前記第1プレート製造工程は、
前記ガラス基板に金属膜を設ける工程と、
前記金属膜にフォトリソグラフィ処理及びエッチング処理を行い前記吐出孔の金属膜のパターンマスクを形成する工程と、
前記吐出孔の金属膜のパターンマスクを用いてドライエッチング処理を行い前記吐出孔を形成する工程と、
前記金属膜を除去する工程と、を有することを特徴とする請求項6に記載のノズルプレートの製造方法。 - 前記大径穴の径は、前記吐出孔の径より大きいことを特徴とする請求項6又は7に記載のノズルプレートの製造方法。
- 前記第1プレートの前記吐出孔から液体が吐出される面に撥液層を設ける撥液処理工程を有することを特徴とする請求項6乃至8の何れか一項に記載のノズルプレートの製造方法。
- 前記液体吐出ヘッドは、静電吸引方式の液体吐出ヘッドであることを特徴とする請求項6乃至9の何れか一項に記載のノズルプレートの製造方法。
- 前記ノズルのノズル径が10μm以下であることを特徴とする請求項6乃至10の何れか一項に記載のノズルプレートの製造方法。
- 吐出孔から液体を液滴として吐出するノズルを有するノズルプレートと、
前記ノズルプレートと貼り合わせることで、前記ノズルに連通するキャビティとなるキャビティ溝が形成されたボディープレートとを備え、
前記ノズル内の液体と前記ノズルプレートの液滴を吐出する面に対向して設けられた基材との間に形成される電界から受ける静電吸引力により液滴を吐出し前記基材に着弾させる液体吐出ヘッドにおいて、
前記ノズルプレートは、請求項1乃至5の何れか一項に記載のノズルプレート又は請求項6乃至11の何れか一項に記載のノズルプレートの製造方法により製造されるノズルプレートであって、
前記ノズルの前記吐出孔から吐出される液体と前記基材間に静電電圧が印加されて静電吸引力を発生させる静電電圧印加手段を備えていることを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 前記ノズル内の液体に圧力を印加して、メニスカスを形成する圧力発生手段を備えていることを特徴とする請求項12に記載の液体吐出ヘッド。
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