先ず、第1の実施形態について説明する。図1に示すように、スロットマシン(遊技機)11は、スロットマシン本体12と前面扉13とを備えている。スロットマシン本体12は収納箱12aを備えている。収納箱12aにはリールユニットや制御基板、ホッパー装置などが収納されている。前面扉13は上扉13aと下扉13bとに上下に2分割されている。スロットマシン本体12の内部は上扉13a及び下扉13bによって開閉される。
上扉13aには表示窓14が設けられている。表示窓14の奥には第1リール15a、第2リール15b、第3リール15cが設けられている。第1〜第3リール15a〜15cの外周面には複数種類の図柄が配列されており、第1〜第3リール15a〜15cが停止すると表示窓14を通して1リール当たり3個の図柄が表示される。スロットマシン11では、横3本と斜め2本とからなる計5本の入賞有効ライン16が設定されている。そして、第1〜第3リール15a〜15cが停止したときに入賞有効ライン16上に停止した図柄の組み合わせによって当選役が入賞したか否かが表示される。当選役には、通常モードよりも遊技者に有利なBBモードに移行するBB、メダルの払い出しが行われる小役、メダルの投入なしに次遊技を行うことができるリプレイが設定されている。BBに当選してBBが入賞しなかった場合は、BBが入賞するまでその当選の権利が持ち越される。
表示窓14の側方には液晶ディスプレイ(演出実行手段)17が設けられている。液晶ディスプレイ17からはBBが持ち越されていることを示唆する演出画像が表示される。演出画像は後述するベットボタン22の押下とともに表示が開始される。また、演出画像は、複数種類のうちからいずれかが選択され、また、演出画像の表示中も演出の展開が複数種類のうちから選択されてその態様が変化する。
下扉13bには、メダル投入口19、第1〜第3リール15a〜15cの回転を開始させるスタートレバー(遊技操作部材)20、遊技中に回転しているリールを停止させる第1〜第3ストップボタン(遊技操作部材)21a〜21c、メダル投入口19から投入されたメダルをベットするベットボタン(遊技操作部材)22などが設けられている。スロットマシン11では3枚のメダルをベットすることが遊技の開始条件となっている。そして、ベットボタン22が押下されると3枚のメダルが一度にベットされる。メダルのベット後にスタートレバー20が押下されると当選役抽選が行われてBB、小役、リプレイのいずれか又はハズレが決定されるとともに、第1〜第3リール15a〜15cが一斉に回転する。第1〜第3リール15a〜15cの回転後に第1〜第3ストップボタン21a〜21cが押下されると、対応する第1〜第3リール15a〜15cが個別に停止し、全てのリールが停止すると入賞か否かが決定する。
図2に示すように、スロットマシン11の作動は基本的に制御基板60によって管制される。制御基板60はCPU60aとワーキングメモリ61とを備えている。CPU60aは制御部(操作時間検出手段、演出制御手段)62を備えている。
ワーキングメモリ61のROM領域には、遊技を実行するための処理を行う遊技実行プログラムや遊技の実行処理で使用される遊技実行データが格納されている。制御部62は遊技実行プログラムや遊技実行データをワーキングメモリ61から読み出すことによってスロットマシン11の動作に係る処理を行う。なお、ワーキングメモリ61のRAM領域は、毎回の遊技ごとに利用されるフラグやデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。また、詳しくは後述するように、ワーキングメモリ61のROM領域には、ベットボタン22、スタートレバー21、第1〜第3ストップボタン21a〜21cの押下時間を比較する第1基準時間と第2基準時間とが格納されている。第1基準時間は第2基準時間よりも短くなっている。そして、これらとの比較結果に応じて演出画像の種類や演出画像の展開が決定される。
CPU60aには制御部62の他、当選役抽選を実行する当選役決定部63、ベット時間タイマー64、スタート時間タイマー65、ストップ時間タイマー66、演出実行抽選部78が設けられている。
図3に示すように、ベットボタン22が押下されたことは第1ベットセンサ67及び第2ベットセンサ68で検知される。第1ベットセンサ67及び第2ベットセンサ68は各々が発光素子と受光素子とを備えた反射型の光電センサからなり、発光素子からの光を受光素子が受光した状態でオフ、受光素子が発光素子の光を受光しない状態でオンする。第1ベットセンサ67及び第2ベットセンサ68は、ベットボタン22の押下方向に沿って並べられ、第1ベットセンサ67が上流側で第2ベットセンサ68が下流側に配置されている。ベットボタン22には、その押下方向に突出する棒状の遮光アーム22aが設けられている。ベットボタン22が押下されると遮光アーム22aが第1ベットセンサ67及び第2ベットセンサ68をそれぞれオンする。これにより、ベットボタン22が押下されたことが検知される。制御部62は、第2ベットセンサ68がオンされると、メダル投入口19から投入されてクレジットされたメダルから3枚のメダルを差し引き、入賞有効ライン16を有効化する。また、制御部62は、第1ベットセンサ67がオンしたことに応答してベット時間タイマー64を作動させ、第2ベットセンサ68で遮光アーム22aがオンしたことに応答してベット時間タイマー64の作動を停止させる。これにより、ベットボタン22の押下時間が検出される。
図4に示すように、スタートレバー20が押下されたことは第1スタートセンサ69及び第2スタートセンサ70で検知される。第1スタートセンサ69及び第2スタートセンサ70は各々が発光素子と受光素子とを備えた反射型の光電センサからなり、発光素子からの光を受光素子が受光した状態でオフ、受光素子が発光素子の光を受光しない状態でオンする。第1スタートセンサ69及び第2スタートセンサ70は、スタートレバー20の押下方向(揺動方向)に沿って並べられ、第1スタートセンサ69が上流側で第2スタートセンサ70が下流側に配置されている。スタートレバー20には棒状の遮光アーム20aが設けられている。スタートレバー20は遮光アーム20aを水平な軸に軸支することによって揺動自在になっており、常態では水平が保たれている。そして、スタートレバー20は下方向に押下されるため、スタートレバー20が押下されると遮光アーム20aは上方向に向かって揺動する。常態では遮光アーム20aは第1スタートセンサ69の発光素子の光を遮っており、第1スタートセンサ69はオンしている。そして、スタートレバー20が押下されると、第1スタートセンサ69はオフになり、第2スタートセンサ70では遮光アーム20aによって発光素子の光が遮られてオンになる。これにより、スタートレバー20が押下されたことが検知される。制御部62は、第2スタートセンサ70がオンになると、当選役決定部63で乱数を用いた当選役抽選を行わせて複数種類の当選役のいずれか又はハズレを決定し、当選役抽選の終了後に第1〜第3リール15a〜15cを回転させる。また、制御部62は、第1スタートセンサ69がオフになったことに応答してスタート時間タイマー65を作動させ、第2スタートセンサ70がオンになったことに応答してスタート時間タイマー65の作動を停止させる。これにより、ベットボタン20の押下時間が検出される。
図5に示すように、第1〜第3ストップボタン21a〜21cが押下されたことは第1ストップセンサ71及び第2ストップセンサ72で検知される。第1ストップセンサ71及び第2ストップセンサ72は、これを一組として、第1〜第3ストップボタン21a〜21cの各々に対応するように3組設けられている。第1ストップセンサ71及び第2ストップセンサ72は各々が発光素子と受光素子とを備えた反射型の光電センサからなり、発光素子からの光を受光素子が受光した状態でオフ、受光素子が発光素子の光を受光しない状態でオンする。第1ストップセンサ71及び第2ストップセンサ72は、第1〜第3ストップボタン21a〜21cの押下方向に沿って並べられ、第1ストップセンサ71が上流側で第2ストップセンサ72が下流側に配置されている。第1〜第3ストップボタン21a〜21cには、その押下方向に突出する棒状の遮光アーム21dが設けられている。第1〜第3ストップボタン21a〜21cが押下されると遮光アーム21dが第1ストップセンサ71及び第2ストップセンサ72をそれぞれオンする。これにより、第1〜第3ストップボタン21a〜21cが押下されたことが検知される。制御部62は、第2ストップセンサ72がオンされると、リール駆動コントローラ73を作動して第1〜第3リール15a〜15cの停止制御を開始する。また、制御部62は、第1ストップセンサ71がオンされたことに応答してストップ時間タイマー66を作動させ、第2ストップセンサ72がオンされたことに応答してストップ時間タイマー66の作動を停止させる。これにより、第1〜第3ストップボタン21a〜21cの押下時間が検出される。
第1〜第3リール15a〜15cはそれぞれステッピングモータ74a〜74cの駆動軸に取り付けられている。そして、各ステッピングモータ74a〜74cの駆動を制御することにより第1〜第3リール15a〜15cの停止制御が行われる。
ステッピングモータ74a〜74cは、制御部62から供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転する。このため、制御部62は、ステッピングモータ74a〜74cに供給する駆動パルスの個数を制御することによって第1〜第3リール15a〜15cの回転角を制御し、駆動パルスの供給を絶つことによりリールを停止させる。また、第1〜第3リール15a〜15cには、その基準位置に反射信号部75a〜75cが一体に形成されている。そして、第1〜第3リール15a〜15cが1回転するごとにフォトセンサ76a〜76cがそれぞれの反射信号部75a〜75cの通過を検知する。フォトセンサ76a〜76cによる検知信号は、リールの基準位置を示すリセット信号として制御部62に入力される。
制御部62には、各々のステッピングモータ74a〜74cに供給された駆動パルスの個数を計数するパルスカウンタが設けられている。制御部62は、フォトセンサ76a〜76cからリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
第1〜第3リール15a〜15cの外周面は所定の範囲ごとに複数のコマ(本実施形態では21コマを例に説明する)に区画され、各コマには図柄が1個ずつ割り当てられている。各コマには「1」〜「21」のコマ番号が付されており、ワーキングメモリ61のROM領域には、各コマ番号と各リールの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数とを対応付けした図柄テーブルが格納されている。制御部62は、図柄テーブルを参照しながらリールごとのパルスカウンタの値を監視することによって、入賞有効ライン16上のコマ番号を識別することができ、これにより、入賞有効ライン16上の図柄の種類を識別できる。
第1〜第3リール15a〜15cの回転が開始され、第1〜第3リール15a〜15cの回転速度が定常速度に達した時点で制御部62は第1〜第3ストップボタン21a〜21cの操作を有効化する。第1〜第3ストップボタン21a〜21cが押下されると、制御部62とリール駆動コントローラ73は周知の引き込み制御を行う。これにより、当選役抽選で当選した当選役に対応する図柄が引き込み範囲内にあるときに第1〜第3ストップボタン21a〜21cが押下された場合は当選図柄が入賞有効ライン16上に停止する。
演出画像メモリ77には、液晶ディスプレイ17から表示させる演出画像の画像データが格納されている。演出画像は互いに態様の異なる2種類の演出画像A,Bの画像データが、それぞれ異なる先頭アドレスが付されて個別に格納されている。また、演出画像A,Bは遊技の進行に併せて3段階の展開を経て完結する態様となっている。そして、演出画像Aの演出画像a〜g、及び演出画像Bの演出画像h〜n、演出画像Cの演出画像o〜uの各々の画像データも、それぞれ異なる先頭アドレスが付されて個別に格納されている。
・ 演出画像A(一段階目→演出画像a、二段階目→演出画像b又は演出画像c又は演出画像d、三段階目→演出画像e又は演出画像f又は演出画像g)
・ 演出画像B(一段階目→演出画像h、二段階目→演出画像i又は演出画像j又は演出画像k、三段階目→演出画像l又は演出画像m又は演出画像n)
・ 演出画像C(一段階目→演出画像o、二段階目→演出画像p又は演出画像q又は演出画像r、三段階目→演出画像s又は演出画像t又は演出画像u)
演出実行抽選部78は、当選役抽選が終了すると作動される。演出実行抽選部78では、乱数を用いた演出実行抽選によって、演出画像を表示させるか否かが決定される。演出実行抽選は、相対的に演出が実行される確率の高い高確率テーブルと、相対的に演出が実行される確率の低い低確率テーブルとのいずれかを用いて実行される。当選役抽選でBBに当選した場合には高確率テーブルを用いて抽選が行われ、当選役抽選の結果がBB以外になった場合には低確率テーブルを用いて抽選が行われる。演出実行抽選に当選すると次遊技のベットボタン22押下時に演出画像の表示が開始される。このため、BBに当選するとともに演出実行抽選に当選し、さらにその遊技でBBが入賞した場合は演出画像の表示はキャンセルされる。換言すると、BBに当選するとともに演出実行抽選に当選した場合はBBが持ち越された遊技で演出画像が表示される。
次に、上記のように構成されたスロットマシン10で演出画像を表示する際の処理について図6に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図6で示す処理の流れは、先行する遊技で演出実行抽選に当選した場合の処理の流れを示すものである。
図6に示すように、メダル投入口19にメダルが投入されると、投入されたメダルの枚数がワーキングメモリ61のRAM領域に書き込まれてメダルがクレジットされる。3枚以上のメダルが投入されると制御部62はベットボタン22の操作を有効化する。ベットボタン22が押下されると、第1ベットセンサ67がオンしたときにベット時間タイマー64が作動する。この後、第2ベットセンサ68で遮光アーム22aがオンするとベット時間タイマー64が停止する。
そして、制御部62はベット時間タイマー64を参照してベットボタン22の押下時間を識別するとともに、これを第1基準時間及び第2基準時間と比較し、ベットボタン22の押下時間に応じて演出画像の種類を演出画像A,B,Cのいずれかから選択する。
このとき、制御部62は、ベットボタン22の押下時間が第1基準時間以下の場合は演出画像Aの一段階目の演出画像aを液晶ディスプレイ17から表示させ、ベットボタン22の押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像Bの一段階目の演出画像hを液晶ディスプレイ17から表示させ、ベットボタン22の押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像Cの一段階目の演出画像oを液晶ディスプレイ17から表示させる。
ベットボタン22が押下された後にスタートレバー20が押下されると、第1スタートセンサ69で遮光アーム20aがオフされたときにスタート時間タイマー65が作動する。この後、第2スタートセンサ70がオンされるとスタート時間タイマー65が停止する。
そして、制御部62はスタート時間タイマー65を参照してスタートレバー20の押下時間を識別するとともに、これを第1基準時間及び第2基準時間と比較し、スタートレバー20の押下時間に応じて2段階目の演出画像の種類を演出画像Aの表示中は演出画像b又はc又はdのいずれか、演出画像Bの表示中は演出画像i又はj又はk、演出画像Cの表示中は演出画像p又はq又はrのいずれかから選択する。
このとき、制御部62は、演出画像Aの表示中でスタートレバー20の押下時間が第1基準時間よりも短い場合は演出画像bを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Aの表示中でスタートレバー20の押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像cを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Aの表示中でスタートレバー20の押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像dを液晶ディスプレイ17から表示させる。また、制御部62は、演出画像Bの表示中でスタートレバー20の押下時間が第1基準時間よりも短い場合は演出画像iを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Bの表示中でスタートレバー20の押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像jを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Bの表示中でスタートレバー20の押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像kを液晶ディスプレイ17から表示させる。さらに、制御部62は、演出画像Cの表示中でスタートレバー20の押下時間が第1基準時間よりも短い場合は演出画像pを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Cの表示中でスタートレバー20の押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像qを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Cの表示中でスタートレバー20の押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像rを液晶ディスプレイ17から表示させる。
また、スタートレバー20が押下されて第2スタートセンサ70がオンされると当選役抽選が行われて第1〜第3リール15a〜15cが回転開始し、第1〜第3ストップボタン21a〜21cの操作が有効化される。第1〜第3ストップボタン21a〜21cの操作が有効化されてから第1ストップボタン21aが押下されると、第1ストップセンサ71がオフされたときにストップ時間タイマー66が作動する。この後、第2スタートセンサ70がオンされるとストップ時間タイマー66が停止する。
そして、制御部62はストップ時間タイマー66を参照して第1ストップボタン21aの押下時間を識別するとともに、これを第1基準時間及び第2基準時間と比較し、スタートレバー20の押下時間に応じて3段階目の演出画像の種類を演出画像Aの表示中は演出画像e又はf又はgのいずれか、演出画像Bの表示中は演出画像l又はm又はn、演出画像Cの表示中は演出画像s又はt又はuのいずれかから選択する。
このとき、制御部62は、演出画像Aの表示中でスタートレバー20の押下時間が第1基準時間よりも短い場合は演出画像eを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Aの表示中でスタートレバー20の押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像fを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Aの表示中でスタートレバー20の押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像gを液晶ディスプレイ17から表示させる。また、制御部62は、演出画像Bの表示中でスタートレバー20の押下時間が第1基準時間よりも短い場合は演出画像lを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Bの表示中でスタートレバー20の押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像mを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Bの表示中でスタートレバー20の押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像nを液晶ディスプレイ17から表示させる。さらに、制御部62は、演出画像Cの表示中でスタートレバー20の押下時間が第1基準時間よりも短い場合は演出画像sを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Cの表示中でスタートレバー20の押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像tを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Cの表示中でスタートレバー20の押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像uを液晶ディスプレイ17から表示させる。
そして、第2ストップボタン21b及び第3ストップボタン21cが押下されたときも同一の処理が行われ、ストップボタンが押下されるたびに演出画像の展開が選択される。第1〜第3ストップボタン21a〜21cが押下されると第1〜第3リール15a〜15cが停止して遊技が終了し、演出画像の表示も終了する。
なお、本実施形態では、第1ストップボタン21a→第2ストップボタン21b→第3ストップボタン21cの順序で押下した例を挙げたが、ストップボタンの押下順序は任意の順序でよく、いずれの順序で押下された場合も上記と同一の処理が行われる。
次に、図7のフローチャートを用いて第2の実施形態について説明する。第2の実施形態ではスタートレバー20及び第1〜第3ストップボタン21a〜21cの押下時に演出画像の種類や展開を選択し、演出画像A、B及びCはそれぞれ2段階目まで表示される。
図7に示すように、メダル投入口19にメダルが投入されると、投入されたメダルの枚数がワーキングメモリ61のRAM領域に書き込まれてメダルがクレジットされる。3枚以上のメダルが投入されると制御部62はベットボタン22の操作を有効化する。
ベットボタン22が押下された後にスタートレバー20が押下されて第2スタートセンサ70がオンされると、当選役抽選が行われるとともに、演出実行抽選部78で演出実行抽選が行われて第1〜第3リール15a〜15cが回転開始し、第1〜第3ストップボタン21a〜21cの操作が有効化される。演出実行抽選に当選すると、第1スタートセンサ69がオフされたときにスタート時間タイマー65が作動する。この後、第2スタートセンサ70がオンされるとスタート時間タイマー65が停止する。
そして、制御部62はスタート時間タイマー65を参照してスタートレバー20の押下時間を識別するとともに、これを第1基準時間及び第2基準時間と比較し、スタートレバー20の押下時間に応じて演出画像の種類を演出画像A,B,Cのいずれかから選択する。
このとき、制御部62は、スタートレバー20の押下時間が第1基準時間以下の場合は演出画像Aの一段階目の演出画像aを液晶ディスプレイ17から表示させ、スタートレバー20の押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像Bの一段階目の演出画像hを液晶ディスプレイ17から表示させ、スタートレバー20の押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像Cの一段階目の演出画像oを液晶ディスプレイ17から表示させる。
第1〜第3ストップボタン21a〜21cの操作が有効化されてから第1ストップボタン21aが押下されると、第1ストップセンサ71がオフされたときにストップ時間タイマー66が作動する。この後、第2ストップセンサ72がオンされるとストップ時間タイマー66が停止する。
そして、制御部62はストップ時間タイマー66を参照して第1ストップボタン21aの押下時間を識別するとともに、これを第1基準時間及び第2基準時間と比較し、スタートレバー20の押下時間に応じて2段階目の演出画像の種類を演出画像Aの表示中は演出画像b又はc又はdのいずれか、演出画像Bの表示中は演出画像i又はj又はk、演出画像Cの表示中は演出画像p又はq又はrのいずれかから選択する。
このとき、制御部62は、演出画像Aの表示中で第1ストップボタン21aの押下時間が第1基準時間よりも短い場合は演出画像bを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Aの表示中で第1ストップボタン21aの押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像cを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Aの表示中で第1ストップボタン21aの押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像dを液晶ディスプレイ17から表示させる。また、制御部62は、演出画像Bの表示中で第1ストップボタン21aの押下時間が第1基準時間よりも短い場合は演出画像iを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Bの表示中で第1ストップボタン21aの押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像jを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Bの表示中で第1ストップボタン21aの押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像kを液晶ディスプレイ17から表示させる。さらに、制御部62は、演出画像Cの表示中で第1ストップボタン21aの押下時間が第1基準時間よりも短い場合は演出画像pを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Cの表示中で第1ストップボタン21aの押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像qを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Cの表示中で第1ストップボタン21aの押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像rを液晶ディスプレイ17から表示させる。
そして、第2ストップボタン21b及び第3ストップボタン21cが押下されたときも同一の処理が行われ、ストップボタンが押下されるたびに演出画像の展開が選択される。第1〜第3ストップボタン21a〜21cが押下されると第1〜第3リール15a〜15cが停止して遊技が終了し、演出画像の表示も終了する。
なお、本実施形態では、第1ストップボタン21a→第2ストップボタン21b→第3ストップボタン21cの順序で押下した例を挙げたが、ストップボタンの押下順序は任意の順序でよく、いずれの順序で押下された場合も上記と同一の処理が行われる。
次に、図8のフローチャートを用いて第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では第1〜第3ストップボタン21a〜21c及びベットボタン22の押下時に演出画像の種類や展開を選択し、演出画像A、B及びCはそれぞれ2段階目まで表示される。なお、図8で示す処理の流れは、先行する遊技で演出実行抽選に当選した場合の処理の流れを示すものである。
図8に示すように、メダル投入口19にメダルが投入されると、投入されたメダルの枚数がワーキングメモリ61のRAM領域に書き込まれてメダルがクレジットされる。3枚以上のメダルが投入されると制御部62はベットボタン22の操作を有効化する。ベットボタン22が押下されると、第1ベットセンサ67がオンされたときにベット時間タイマー64が作動する。この後、第2ベットセンサ68がオンされるとベット時間タイマー64が停止する。
そして、制御部62はベット時間タイマー64を参照してベットボタン22の押下時間を識別するとともに、これを第1基準時間及び第2基準時間と比較し、ベットボタン22の押下時間に応じて演出画像の種類を演出画像A,B,Cのいずれかから選択する。
このとき、制御部62は、ベットボタン22の押下時間が第1基準時間以下の場合は演出画像Aの一段階目の演出画像aを液晶ディスプレイ17から表示させ、ベットボタン22の押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像Bの一段階目の演出画像hを液晶ディスプレイ17から表示させ、ベットボタン22の押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像Cの一段階目の演出画像oを液晶ディスプレイ17から表示させる。
ベットボタン22が押下された後にスタートレバー20が押下されて第2スタートセンサ70で遮光アーム20aが検知されると、当選役抽選が行われて第1〜第3リール15a〜15cが回転開始し、第1〜第3ストップボタン21a〜21cの操作が有効化される。
第1〜第3ストップボタン21a〜21cの操作が有効化されてから第1ストップボタン21aが押下されると、第1ストップセンサ71がオンされたときにストップ時間タイマー66が作動する。この後、第2ストップセンサ72がオンされるとストップ時間タイマー66が停止する。
そして、制御部62はストップ時間タイマー66を参照して第1ストップボタン21aの押下時間を識別するとともに、これを第1基準時間及び第2基準時間と比較し、スタートレバー20の押下時間に応じて2段階目の演出画像の種類を演出画像Aの表示中は演出画像b又はc又はdのいずれか、演出画像Bの表示中は演出画像i又はj又はk、演出画像Cの表示中は演出画像p又はq又はrのいずれかから選択する。
このとき、制御部62は、演出画像Aの表示中で第1ストップボタン21aの押下時間が第1基準時間よりも短い場合は演出画像bを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Aの表示中で第1ストップボタン21aの押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像cを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Aの表示中で第1ストップボタン21aの押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像dを液晶ディスプレイ17から表示させる。また、制御部62は、演出画像Bの表示中で第1ストップボタン21aの押下時間が第1基準時間よりも短い場合は演出画像iを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Bの表示中で第1ストップボタン21aの押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像jを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Bの表示中で第1ストップボタン21aの押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像kを液晶ディスプレイ17から表示させる。さらに、制御部62は、演出画像Cの表示中で第1ストップボタン21aの押下時間が第1基準時間よりも短い場合は演出画像pを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Cの表示中で第1ストップボタン21aの押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像qを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Cの表示中で第1ストップボタン21aの押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像rを液晶ディスプレイ17から表示させる。
そして、第2ストップボタン21b及び第3ストップボタン21cが押下されたときも同一の処理が行われ、ストップボタンが押下されるたびに演出の展開が選択される。第1〜第3ストップボタン21a〜21cが押下されると第1〜第3リール15a〜15cが停止して遊技が終了し、演出画像の表示も終了する。
なお、本実施形態では、第1ストップボタン21a→第2ストップボタン21b→第3ストップボタン21cの順序で押下した例を挙げたが、ストップボタンの押下順序は任意の順序でよく、いずれの順序で押下された場合も上記と同一の処理が行われる。
次に、図9のフローチャートを用いて第4の実施形態について説明する。第4の実施形態ではスタートレバー20及びベットボタン22の押下時に演出画像の種類や展開を選択し、演出画像A、B及びCはそれぞれ2段階目まで表示される。なお、図9で示す処理の流れは、先行する遊技で演出実行抽選に当選した場合の処理の流れを示すものである。
図9に示すように、メダル投入口19にメダルが投入されると、投入されたメダルの枚数がワーキングメモリ61のRAM領域に書き込まれてメダルがクレジットされる。3枚以上のメダルが投入されると制御部62はベットボタン22の操作を有効化する。ベットボタン22が押下されると、第1ベットセンサ67がオンされたときにベット時間タイマー64が作動する。この後、第2ベットセンサ68がオンされるとベット時間タイマー64が停止する。
そして、制御部62はベット時間タイマー64を参照してベットボタン22の押下時間を識別するとともに、これを第1基準時間及び第2基準時間と比較し、ベットボタン22の押下時間に応じて演出画像の種類を演出画像A,B,Cのいずれかから選択する。
このとき、制御部62は、ベットボタン22の押下時間が第1基準時間以下の場合は演出画像Aの一段階目の演出画像aを液晶ディスプレイ17から表示させ、ベットボタン22の押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像Bの一段階目の演出画像hを液晶ディスプレイ17から表示させ、ベットボタン22の押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像Cの一段階目の演出画像oを液晶ディスプレイ17から表示させる。
ベットボタン22が押下された後にスタートレバー20が押下されると、第1スタートセンサ69で遮光アーム20aが検知されたときにスタート時間タイマー65が作動する。この後、第2スタートセンサ70で遮光アーム20aが検知されるとスタート時間タイマー65が停止する。
そして、制御部62はスタート時間タイマー65を参照してスタートレバー20の押下時間を識別するとともに、これを第1基準時間及び第2基準時間と比較し、スタートレバー20の押下時間に応じて2段階目の演出画像の種類を演出画像Aの表示中は演出画像b又はc又はdのいずれか、演出画像Bの表示中は演出画像i又はj又はk、演出画像Cの表示中は演出画像p又はq又はrのいずれかから選択する。
このとき、制御部62は、演出画像Aの表示中でスタートレバー20の押下時間が第1基準時間よりも短い場合は演出画像bを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Aの表示中でスタートレバー20の押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像cを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Aの表示中でスタートレバー20の押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像dを液晶ディスプレイ17から表示させる。また、制御部62は、演出画像Bの表示中でスタートレバー20の押下時間が第1基準時間よりも短い場合は演出画像iを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Bの表示中でスタートレバー20の押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像jを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Bの表示中でスタートレバー20の押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像kを液晶ディスプレイ17から表示させる。さらに、制御部62は、演出画像Cの表示中でスタートレバー20の押下時間が第1基準時間よりも短い場合は演出画像pを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Cの表示中でスタートレバー20の押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像qを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Cの表示中でスタートレバー20の押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像rを液晶ディスプレイ17から表示させる。
また、スタートレバー20が押下されて第2スタートセンサ70がオンされると当選役抽選が行われて第1〜第3リール15a〜15cが回転開始し、第1〜第3ストップボタン21a〜21cの操作が有効化される。そして、第1〜第3ストップボタン21a〜21cが押下されると第1〜第3リール15a〜15cが停止して遊技が終了し、演出画像の表示も終了する。
次に、図10のフローチャートを用いて第5の実施形態について説明する。第5の実施形態では第1〜第3ストップボタン21a〜21cの押下時に演出画像の種類を選択し、演出画像A、B及びCはそれぞれ1段階目まで表示される。
図10に示すように、メダル投入口19にメダルが投入されると、投入されたメダルの枚数がワーキングメモリ61のRAM領域に書き込まれてメダルがクレジットされる。3枚以上のメダルが投入されると制御部62はベットボタン22の操作を有効化する。ベットボタン22が押下された後にスタートレバー20が押下されて第2スタートセンサ70がオンされると、当選役抽選が行われるとともに、演出実行抽選部78で演出実行抽選が行われて第1〜第3リール15a〜15cが回転開始し、第1〜第3ストップボタン21a〜21cの操作が有効化される。
第1〜第3ストップボタン21a〜21cの操作が有効化されてから第1ストップボタン21aが押下されると、第1ストップセンサ71がオンされたときにストップ時間タイマー66が作動する。この後、第2ストップセンサ72がオンされるとストップ時間タイマー66が停止する。
そして、制御部62はストップ時間タイマー66を参照して第1ストップボタン21aの押下時間を識別するとともに、これを第1基準時間及び第2基準時間と比較し、第1ストップボタン21aの押下時間に応じて演出画像の種類を演出画像A,B,Cのいずれかから選択する。
このとき、制御部62は、第1ストップボタン21aの押下時間が第1基準時間以下の場合は演出画像Aの一段階目の演出画像aを液晶ディスプレイ17から表示させ、第1ストップボタン21aの押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像Bの一段階目の演出画像hを液晶ディスプレイ17から表示させ、第1ストップボタン21aの押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像Cの一段階目の演出画像oを液晶ディスプレイ17から表示させる。
そして、第2ストップボタン21b及び第3ストップボタン21cが押下されたときも同一の処理が行われ、ストップボタンが押下されるたびに演出の種類が選択される。そして、第1〜第3ストップボタン21a〜21cが押下されると第1〜第3リール15a〜15cが停止して遊技が終了し、演出画像の表示も終了する。
なお、本実施形態では、第1ストップボタン21a→第2ストップボタン21b→第3ストップボタン21cの順序で押下した例を挙げたが、ストップボタンの押下順序は任意の順序でよく、いずれの順序で押下された場合も上記と同一の処理が行われる。
次に、図11のフローチャートを用いて第6の実施形態について説明する。第6の実施形態ではスタートレバー20の押下時に演出画像の種類を選択し、演出画像A、B及びCはそれぞれ1段階目まで表示される。
図11に示すように、メダル投入口19にメダルが投入されると、投入されたメダルの枚数がワーキングメモリ61のRAM領域に書き込まれてメダルがクレジットされる。3枚以上のメダルが投入されると制御部62はベットボタン22の操作を有効化する。ベットボタン22が押下された後にスタートレバー20が押下されて第2スタートセンサ70がオンされると、当選役抽選が行われるとともに、演出実行抽選部78で演出実行抽選が行われて第1〜第3リール15a〜15cが回転開始し、第1〜第3ストップボタン21a〜21cの操作が有効化される。演出実行抽選に当選すると、第1スタートセンサ69がオフされたときにスタート時間タイマー65が作動する。この後、第2スタートセンサ70がオンされるとスタート時間タイマー65が停止する。
そして、制御部62はスタート時間タイマー65を参照してスタートレバー20の押下時間を識別するとともに、これを第1基準時間及び第2基準時間と比較し、スタートレバー20の押下時間に応じて演出画像の種類を演出画像A,B,Cのいずれかから選択する。
このとき、制御部62は、スタートレバー20の押下時間が第1基準時間以下の場合は演出画像Aの一段階目の演出画像aを液晶ディスプレイ17から表示させ、スタートレバー20の押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像Bの一段階目の演出画像hを液晶ディスプレイ17から表示させ、スタートレバー20の押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像Cの一段階目の演出画像oを液晶ディスプレイ17から表示させる。そして、第1〜第3ストップボタン21a〜21cが押下されると第1〜第3リール15a〜15cが停止して遊技が終了し、演出画像の表示も終了する。
次に、図12のフローチャートを用いて第7の実施形態について説明する。第7の実施形態ではベットボタン22の押下時に演出画像の展開を選択するものである。本実施形態では、先行する遊技又はそれ以前の遊技から継続して演出画像が表示される、いわゆる連続演出を設定した場合に実施可能となる。すなわち、本実施形態では、先行する遊技又はそれ以前の遊技から表示されている演出画像の展開をベットボタン22の押下で選択することが可能となる。なお、図12の例では、先行する遊技から表示されている演出画像A、B及びCについて、いずれかの2段階目の展開を選択している。
図12に示すように、メダル投入口19にメダルが投入されると、投入されたメダルの枚数がワーキングメモリ61のRAM領域に書き込まれてメダルがクレジットされる。3枚以上のメダルが投入されると制御部62はベットボタン22の操作を有効化する。ベットボタン22が押下されると、制御部62は、先行する遊技から継続して演出画像A又は演出画像B又は演出画像Cが表示されているか否か、すなわち継続演出の実行中であるか否かを判定する。いずれかの演出画像が表示されている場合、制御部62は、第1ベットセンサ67がオンされたときにベット時間タイマー64が作動する。この後、第2ベットセンサ68がオンされるとベット時間タイマー64が停止する。
そして、制御部62はベット時間タイマー64を参照してベットボタン22の押下時間を識別するとともに、これを第1基準時間及び第2基準時間と比較し、ベットボタン22の押下時間に応じて2段階目の演出画像の種類を演出画像Aの表示中は演出画像b又はc又はdのいずれか、演出画像Bの表示中は演出画像i又はj又はk、演出画像Cの表示中は演出画像p又はq又はrのいずれかから選択する。
このとき、制御部62は、演出画像Aの表示中でベットボタン22の押下時間が第1基準時間よりも短い場合は演出画像bを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Aの表示中でベットボタン22の押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像cを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Aの表示中でベットボタン22の押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像dを液晶ディスプレイ17から表示させる。また、制御部62は、演出画像Bの表示中でベットボタン22の押下時間が第1基準時間よりも短い場合は演出画像iを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Bの表示中でベットボタン22の押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像jを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Bの表示中でベットボタン22の押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像kを液晶ディスプレイ17から表示させる。さらに、制御部62は、演出画像Cの表示中でベットボタン22の押下時間が第1基準時間よりも短い場合は演出画像pを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Cの表示中でベットボタン22の押下時間が第1基準時間と第2基準時間との間に入る場合には演出画像qを液晶ディスプレイ17から表示させ、演出画像Cの表示中でベットボタン22の押下時間が第2基準時間以上の場合は演出画像rを液晶ディスプレイ17から表示させる。
ベットボタン22が押下された後にスタートレバー20が押下され、第2スタートセンサ70がオンされると当選役抽選が行われて第1〜第3リール15a〜15cが回転開始し、第1〜第3ストップボタン21a〜21cの操作が有効化される。第1〜第3ストップボタン21a〜21cが押下されると第1〜第3リール15a〜15cが停止して遊技が終了し、演出画像の表示も終了する。
上記各実施形態では、スタートレバー20、第1〜第3ストップボタン21a〜21c、ベットボタン22の各々の押下時間を検出し、押下時間が検出されるごとに演出画像の種類や展開を選択したが、2種類以上の押下時間の合計を算出して演出画像の種類や展開を選択してもよい。また、第1〜第3ストップボタン21a〜21cの各々が押下されるたびに演出画像を3段階で変化させてもよい。
上記各実施形態では、演出を演出画像の表示によって行ったが、スピーカーからの演出音の出力、第1〜第3リール15a〜15c内に配置されたバックランプの点灯など、演出は適宜の装置を用いて実行してよい。
上記各実施形態では、遊技操作部材としてスタートレバー20、第1〜第3ストップボタン21a〜21c、ベットボタン22を用いたが、これらの他、クレジットされたメダルを返却する精算ボタン、あるいは、演出の態様を変化させる専用の演出態様変化ボタンを用いるなど遊技者が遊技で操作する部材であれば適宜の部材を用いてよい。