JP4805702B2 - ディスク装置制御方法及びディスク装置及び書き込み制御回路 - Google Patents

ディスク装置制御方法及びディスク装置及び書き込み制御回路 Download PDF

Info

Publication number
JP4805702B2
JP4805702B2 JP2006075005A JP2006075005A JP4805702B2 JP 4805702 B2 JP4805702 B2 JP 4805702B2 JP 2006075005 A JP2006075005 A JP 2006075005A JP 2006075005 A JP2006075005 A JP 2006075005A JP 4805702 B2 JP4805702 B2 JP 4805702B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
servo
difference
head
value
gain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006075005A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007250126A (ja
Inventor
嵩 木田
和則 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Storage Device Corp
Original Assignee
Toshiba Storage Device Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Storage Device Corp filed Critical Toshiba Storage Device Corp
Priority to JP2006075005A priority Critical patent/JP4805702B2/ja
Priority to US11/445,744 priority patent/US7286319B2/en
Publication of JP2007250126A publication Critical patent/JP2007250126A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4805702B2 publication Critical patent/JP4805702B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion
    • G11B5/6011Control of flying height
    • G11B5/6029Measurement using values derived from the data signal read from the disk
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/04Arrangements for preventing, inhibiting, or warning against double recording on the same blank or against other recording or reproducing malfunctions
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion

Landscapes

  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Digital Magnetic Recording (AREA)

Description

本発明はディスク装置制御方法及びディスク装置及び書き込み制御回路に係り、特にヘッドの浮上量に異常が発生した場合に書き込み動作が行われるのを防止するディスク装置制御方法及びディスク装置及び書き込み制御回路に関する。
一般に、磁気ディスク装置であるハード・ディスク・ドライブ(HDD)は、コンピュータの記憶装置として広く利用されている。このHDDは、磁気ディスクと、この磁気ディスクに対してデータ読み出し及び書き込みを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッドが固定されるスライダを保持するアクチュエータを備えている。
このアクチュエータはボイス・コイル・モータ(VCM)によって回動駆動される構成とされており、よってVCMによりアクチュエータが回動することにより磁気ヘッドは磁気ディスク上でその径方向に移動し、これにより磁気ヘッドを磁気ディスク上の任意位置にアクセスさせ、データの読み出し/書き込み処理を行うことができる。
また、アクチュエータの先端部にサスペンションが設けられており、前記したスライダはこのサスペンションに固定されている。スライダは、磁気ディスクと対向する面がABS面(Air Bearing Surface)とされており、磁気ディスクの回転によりABS面と磁気ディスクとの間に空気流が発生することにより、スライダは磁気ディスクに対して浮上する。この際、磁気ヘッドと磁気ディスクとの離間距離(浮上量)は、アクチュエータによる圧力と上記空気流による浮上力がバランスする位置で安定する。
ところで、近年のHDDにおいては、高密度化に伴い浮上時における浮上量が狭くなってきている。このため、コンタミや媒体表面潤滑剤の不均一さ、磁気ディスクにデータを書き込みする際の書込電流による磁気ヘッドの形状変化等の原因によって、磁気ヘッドの浮上量が不安定となり、ある周期で振動する場合がある。このような状態で書き込み処理を行うと、磁気ディスクと磁気ヘッドとの距離が離れているため、書き込み磁界が弱くなり正常にデータを磁気ディスクに書き込むことができない。
このような書込時のエラーを防止するため、例えば特許文献1に開示された発明では、磁気ヘッドにより磁気ディスクに記録されたデータが読出されたときに得られる再生信号を入力し、所定のデータ再生処理を実行するデータ再生処理回路のAGC回路のAGC電圧を利用して、磁気ヘッドの浮上変動を監視する構成とされている。そして、CPUは、入力したAGC電圧とメモリに保存された閾値データDTとを比較し、許容範囲を越えたときに、磁気ヘッドの浮上量が異常変動したことを指示する浮上変動検出信号FSを出力する構成とされている。
特開平09−139040号公報
しかしながら、上記した引用文献1に開示された方法では、再生信号を閾値と比較して磁気ヘッドの浮上変動を監視する構成とされていたため、磁気ヘッドの浮上変動を精度良く検出することができなかった。
即ち、従来では単一の閾値を用いて磁気ディスクの全ての領域において磁気ヘッドの浮上変動を検出する構成であったため、例えば上記したコンタミや媒体表面潤滑剤により、磁気ディスク上に局所的に凸部が存在する場合、この部分を基準として閾値を設定した場合には、他の部分においては適正な検出が行われないおそれがある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ディスク上の全ての領域においてヘッドの浮上異常を精度良くリアルタイムで検出しうるディスク装置制御方法及びディスク装置及び書き込み制御回路を提供することを目的とする。
を目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明に係るディスク装置は、
複数のサーボフレームを有するディスクと、
前記磁気ディスクに対して浮上した状態でデータの書き込み及び読み取り処理を行うヘッドと、
前記サーボフレームから前記ヘッドにより読み出されたサーボデータの信号強度に応じてサーボゲイン値を調整するサーボゲイン値生成手段と、
前記ディスク上の書き込み位置に対応したサーボフレームの直前のサーボフレームから前記ヘッドにより読み出されたサーボデータの信号強度に応じて前記サーボゲイン値生成手段により調整されたサーボゲイン値に対して、前記書き込み位置に対応した前記サーボフレームに予め書き込まれた当該サーボフレームのヘッド正常浮上時におけるサーボゲイン値と、前記直前のサーボフレームに予め書き込まれた当該直前のサーボフレームのヘッド正常浮上時におけるサーボゲイン値との差分である第1の差分を加算して基準値を演算する基準値生成手段と、
前記書き込み位置に対応したサーボフレームから前記ヘッドにより読み出されたサーボデータの信号強度に応じて前記サーボゲイン生成手段により調整されたサーボゲイン値と、前記基準値との差である第2の差分を求め、該第2の差分が一定値以上であるときに、前記ヘッドによる前記ディスクへの書き込みを禁止する書き込み禁止手段と、を有することを特徴とするものである。
請求項2記載の発明に係るディスク装置制御方法は、
ディスク上の書き込み位置に対応したサーボフレームの直前のサーボフレームからヘッドにより読み出されたサーボデータの信号強度に応じて調整されたサーボゲイン値に対して、前記書き込み位置に対応した前記サーボフレームに予め書き込まれた当該サーボフレームのヘッド正常浮上時におけるサーボゲイン値と、前記直前のサーボフレームに予め書き込まれた当該直前のサーボフレームのヘッド正常浮上時におけるサーボゲイン値との差分である第1の差分を加算して基準値を演算し、
前記書き込み位置に対応したサーボフレームから前記ヘッドにより読み出されたサーボデータの信号強度に応じて調整されたサーボゲイン値と、前記基準値との差である第2の差分を求め、該第2の差分が一定値以上であるときに、前記ヘッドによる前記ディスクへの書き込みを禁止することを特徴とするものである。
また、請求項3記載の発明における書き込み制御回路は、
ディスク上の書き込み位置に対応したサーボフレームの直前のサーボフレームからヘッドにより読み出されたサーボデータの信号強度に応じて調整されたサーボゲイン値に対して、前記書き込み位置に対応した前記サーボフレームに予め書き込まれた当該サーボフレームのヘッド正常浮上時におけるサーボゲイン値と、前記直前のサーボフレームに予め書き込まれた当該直前のサーボフレームのヘッド正常浮上時におけるサーボゲイン値との差分である第1の差分を加算して基準値を演算する基準値生成手段と、
前記書き込み位置に対応したサーボフレームから前記ヘッドにより読み出されたサーボデータの信号強度に応じて調整されたサーボゲイン値と、前記基準値との差である第2の差分を求め、該第2の差分が一定値以上であるときに、前記ヘッドによる前記ディスクへの書き込みを禁止する書き込み禁止手段と、を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、磁気ディスク装置の製造時において、予め磁気ヘッドの正常浮上時におけるサーボゲイン値である正常時サーボゲイン値を磁気ディスクのサーボフレームに書き込んでおき、磁気ディスクに書き込み処理を行う際、サーボフレームから得られるサーボゲイン値と、サーボフレームに記録されている前記正常時サーボゲイン値との差分を求めこれに基づき書き込み処理を禁止するため、サーボフレーム毎に書き込まれた正常時サーボゲイン値に基づきヘッドの浮上異常検出を行うことが可能となる。このため、ディスク上の全ての領域において、ヘッドの浮上異常を精度良くリアルタイムで検出することが可能となり、書き込み不良の発生を有効に防止することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
図1は、本発明の一実施例である磁気ディスク記憶装置の構成を示すブロック図である。磁気ディスク装置は高密度化された装置であり、これに伴い前記のように磁気ヘッドの浮上量も狭くなっているものである。
磁気ディスク1はディスクの表面に磁性層が形成され、その磁性層にデータを磁気記録方式により記憶する記憶媒体であり、本実施の形態においては磁気ディスク1が複数枚備えられているものとする。この磁気ディスク1は、スピンドルモータ2(SPMと略称する)により所定の回転数で回転させる構成とされている。
磁気ヘッド3は磁気ディスク1に対してデータの書き込み若しくは読み出しを行うものであり、通常磁気ディスク1の1枚の両面に1つずつ設けられている。この磁気ヘッド3は、キャリッジ4に保持されている。VCM5はボイス・コイル・モータ(Voice Coil Motor)であり、キャリッジ4を駆動させ、磁気ヘッド3を磁気ディスク1に設けられるシリンダ間で移動(シーク)させる。
HDIC6は、磁気ヘッド3の動作制御用のヘッドICである。このHDIC6は、データ読み出しの際には読み出した信号(リード信号)の増幅のためのプリアンプや磁気ヘッド3のためのバイアス電流源として、またデータ書き込みの際には磁気ヘッド3のドライバとして、更に、複数個設けられている磁気ヘッド3から実際に書き込み/読み出しに用いるものを選択する機能等を奏する。
RDC7は、PRMLリードチャネルのICである。RDC7はデータ読み出しの際にはHDIC6から送られてくる信号をPRML方式に基づいて復調してデコードし、デコードされたデジタルデータをパラレル信号に変換する。また、データ書き込みの際には書き込みデータをエンコードして変調し、アナログ信号となったデータ信号をHDIC6に送出する。
このRDC7は、データ読み出しの際にHDIC6から送られてくる信号を復調・デコードする前に、その信号を所定の大きさにする制御を行うAGC(自動利得制御)増幅器7−1を有している。SV−DEMO8はサーボ・デモジュレータのICであり、磁気ヘッド3の位置制御を行うサーボを構成するために必要となる信号処理を行うICである。
SPM/VCM−DRIVER9は、MPU11を介してSV−DEMO8から送られてくる制御信号に従って、SPM2及びVCM5に与える電力を制御して磁気ディスク1の回転動作及びキャリッジ4の移動動作を制御するICである。HDC10はハードディスクコントローラであり、磁気ディスク装置のホストであるコンピュータ等のホストシステムとの間で各種命令・データの授受を行うICであり、磁気ディスク装置に対する動作要求をホストシステムから取得する。
また、MPU11はマイクロプロセッサであり、この磁気ディスク装置全体の制御を司るものである。RAM12はランダムアクセスメモリであり、MPU11が制御処理を実行するときに使用するワークメモリである。更に、FLASH−MEMORY13はいわゆるフラッシュEEPROMであり、後述するMPU11が実行する制御プログラム、磁気ヘッド3の浮上量検出処理に用いる各種データ等が格納される。
図2は、図1に示した磁気ディスク装置24が装備されるホストシステムの構成を示している。
同図において、CPU21、ROM22、RAM23、磁気ディスク装置24、入力装置25、出力装置26、及びインタフェース装置27はいずれもバス28に接続されており、CPU21による管理の下で相互にデータの授受が行える。
CPU21はこのホストシステム(以下、「本システム」と称する)全体の動作制御を司る中央処理装置である。ROM22は、CPU21によって実行される制御プログラムが予め格納されているメモリであり、CPU21がこの制御プログラムを実行することによって本システム全体の動作の制御が行われる。
RAM23は、各種のデータの一時的な格納領域として使用され、またROM22に格納されている制御プログラムをCPU21が実行するときにワークメモリとして必要に応じて使用されるメモリである。磁気ディスク装置24は、図1に示したものである。
入力装置25は本システムを使用するユーザによって操作されるキーボードやマウス等を有して構成され、これらのものに対して行われた操作の状況を取得する。出力装置26はCPU21から指示された出力を行うものであり、例えばCRTなどの表示装置である。
インタフェース装置27は、本システムへ直接に、或いはネットワーク回線を介して接続される他の機器との間で行われる各種データの授受の管理を行う。
続いて、磁気ディスク1のフォーマットについて説明する。
図3は、磁気ディスク1の記録面のフォーマットを示す図である。複数の磁気ディスク1の各記録面は同一のフォーマットで定義されており、それぞれ同心円状に多数のトラック31が配置されている。トラック31は、磁気ディスク1の半径方向で最も外側の位置33に配置される最外周トラック、最も内側の位置37に配置される最内周トラック、及び中間位置35に配置される中間トラックを含む。
磁気ヘッド3及びこれを保持するスライダは、磁気ディスク1のそれぞれの記録面上を回動する構成になっている。磁気ヘッド3がある特定のトラックに位置付けられたときに、磁気ヘッド3が位置付けられたそれぞれのトラックで構成される円筒領域をシリンダという。
各磁気ディスク1の記録面には、最内周トラック側から最外周トラック側に向かって放射状に等間隔に区画された複数のサーボフレーム39が配置されている。図3では一部のサーボフレーム39だけ記載しているが、サーボフレーム39は磁気ディスク1の円周方向に全体に渡って等角度で離散的に設けられており、それぞれにサーボデータが書き込まれている。隣り合う二つのサーボフレーム39の間には、ユーザデータ及びシステムデータが記録されるデータ領域41が配置されている。サーボデータ、ユーザデータ、及びシステムデータは各トラックに沿って記録される。
本磁気ディスク装置24では、トラックを固定長の領域に区切るセクタ方式が採用され、データ領域41には複数のセクタが配置されている。セクタは、磁気ディスク1に対して記録又は再生するときの単位であり、磁気ディスク装置24とCPU21との間のデータ転送を行うときの単位としても使用される。また本実施の形態では、トラックが半径方向に定義された4つのゾーン43、45、47、49毎にグループ化されている。本実施の形態に関わらず、4つのゾーンは必ずしも略同一個数のトラックを含むように構成する必要はなく、また、ゾーンの数は4つに限定されるものでもない。
図4は、サーボフレーム39とデータ領域41のフォーマットの詳細を示す図である。図4(A)に示すように、サーボフレーム39にはサーボデータが書き込まれ、データ領域41には複数のセクタが区画されている。図4(B)に示すように、サーボデータは、先頭にプリアンブルのパターンが配置され、続いて、サーボアドレスマーク(SAM)、グレイコード、バーストパターンの順番で配置され、本実施例では更にその後に基準データ(これについては後述する)が配置されている。このグレイコード及びバーストパターンをヘッドの位置情報といい、本実施例ではこの位置情報に基準データが付加されて書き込まれている。
プリアンブルは連続的なパターンであり、磁気ディスク装置24のシステムクロックと、グレイコード及びバーストパターンとの同期をとるフェーズロックループ(PLL)を行うために利用される。またプリアンブルは、グレイコード及びバーストパターンの再生出力を増幅するVGAの利得調整に利用される。
SAMは他に使用されない専用のパターンであり、SAMが検出されるとサーボ割込信号が生成されてCPU21に送られHDC10がサーボ制御状態に入る。SAMが検出されると更にグレイコード及びバーストを読み出すタイミングに使用するサーボゲート信号が生成される。SAMの読み取り可否の判断のために、タイムウインドウが設定されており、所定の時間内にSAMが読み取れない場合は、サーボエラーとしてCPU21に通知される。
グレイコードは、各シリンダのシリンダ番号又はトラック番号に関する情報をグレイコードにより記述した部分であり、更に、データ領域41のセクタ番号の情報も併せて記録しておく場合もある。グレイコードは、通常のバイナリコードと異なり、値が1増加する毎にビットパターンの一カ所だけが変化するように定義される。このパターンによりシーク制御中に磁気ヘッド3がトラックnとトラックn+1の間を移動してもどちらかの値が得られるようになっている。
バーストパターンは、磁気ヘッド3の目標トラックに対する正確な位置を検出し、磁気ヘッド3を目標トラックの中心に位置付けるトラックフォロイングのために使用される。このバーストパターンは、例えば図4(C)に示すように、2トラックを1周期とするトラックピッチ分の幅を有するABCDの4つの部分で構成され、半径方向にトラックピッチの半分ずつ位置が異なるように配置されている。
基準データは、磁気ヘッド3の磁気ディスク1に対する異常浮上を検出するのに用いるデータである。この基準データは、サーボトラックライタ(STW)を用いて磁気ディスク1のサーボフレーム39にサーボデータを書き込む際に、グレイコード及びバーストパターンの位置情報に付加して同時に書き込まれる。
次に、図1に示した磁気ディスク装置24におけるMPU11によって行われる磁気ディスク装置制御処理(以下、単に制御処理という)の内容について説明する。
以下説明する第1乃至第3実施例に係る制御処理は、磁気ヘッド3の磁気ディスク1からの浮上量を検出し、異常浮上が検出された場合には磁気ヘッド3による磁気ヘッドへの書き込み処理を禁止する処理である。尚、以下説明する第1乃至第3実施例に係る制御処理は、FLASH−MEMORY13に予め格納されている制御プログラムをMPU11に読み出させて実行させることによって行われる。
図5は、第1実施例である制御処理を示すフローチャートである。
図5(A)に示される処理は、磁気ディスク装置24の製造時に実施される試験工程において行われるものである。この図5(A)に示す処理が実施される前において、磁気ディスク1のサーボフレーム39にはSTW等を用いて周知の方法でサーボデータが予め書き込まれている。
CPU21からMPU11に対して制御処理の起動信号が出力されると、図5(A)に示す処理が起動する。ステップ10(図では、ステップをSと略称する)では、MPU11はサーボフレーム39に書き込まれているサーボデータの読み出し処理を行う。具体的には、MPU11はSPM/VCM−DRIVER9,SPM2,VCM5を駆動し、磁気ヘッド3によりサーボフレーム39のサーボデータを読み取る。このサーボデータは、HDIC6を介してRDC7に送られ、この信号の強弱によりRDC7のAGC(自動利得制御)増幅器7−1のサーボゲイン値が調整される(以下、この調整されたサーボゲイン値のことをS-Gainという)。
このS-Gainは、磁気ディスク1に設けられているサーボフレーム39毎に個別に測定される。また、このようにして得られたS-Gainは、磁気ディスク1と磁気ヘッド3との離間距離に相関した値となっている。即ち、磁気ディスク1と磁気ヘッド3とが離間した状態では、磁気ヘッド3からの読み込まれるサーボデータの出力は弱く、よってS-Gainは大きな値となる。これに対し、磁気ディスク1と磁気ヘッド3とが近接した状態では、磁気ヘッド3からの読み込まれるサーボデータの出力は強く、よってS-Gainは小さな値となる。よって、S-Gainにより、磁気ヘッド3の磁気ディスク1に対する浮上量を求めることができる。
一方、出荷前の磁気ディスク装置24の製造工程時(磁気ディスク装置の製造時)においては、磁気ディスク1の表面にコンタミや媒体表面潤滑剤の付着が少ない略均一な面とされている。このため、この磁気ディスク装置24の製造時に得られるS-Gainは、磁気ヘッド3が正常に浮上している正常浮上時における値とみなすことができる。
本実施例では、この磁気ディスク装置24の製造時に得られるS-Gainを、磁気ディスク1の基準状態を示す基準値として用いている。この基準値となるS-Gainは、全てのサーボフレーム39に対して求められる。このようにして得られたS-Gainは、一時的にRAM12内に格納される。
続くステップ11では、上記のようにして得られた基準値となるS-Gainを、対応するサーボフレーム39のポストコード内に書き込み処理を行う。具体的には、MPU11は書き込みを行おうとするサーボフレーム39に対応するS-GainをRAM12から読み出し、これをHDIC6及び磁気ヘッド3を介して当該サーボフレーム39に基準値データとして書き込みを行う。この際、この基準値データは、ポストデータの例えばバーストパターンの後に付加して書き込み処理される。
このように本実施例では、磁気ディスク装置24が出荷される前において、工場内において磁気ディスク1のサーボフレーム39内に基準値データとなるS-Gainが書き込まれる。そして、サーボフレーム39に基準値データとなるS-Gainが書き込まれた状態で、磁気ディスク装置24は出荷される。
図5(B)に示される処理は、上記のようにサーボフレーム39内に基準値データとなるS-Gainが書き込まれた磁気ディスク装置24を実際にパーソナルコンピュータ等に接続して使用する際に実施される制御処理である。
ステップ20では、CPU21はMPU11に対し、これから書き込み処理を行おうとするデータ領域41に対応するサーボフレーム39から、これに書き込まれているサーボデータを読み込む指示を行う。これにより、MPU11はSPM2,VCM5等を駆動して、当該サーボフレーム39に書き込まれているサーボデータを磁気ヘッド3を介して読み取る。このサーボデータは、HDIC6を介してRDC7に送られ、この信号の強弱によりRDC7のAGC(自動利得制御)増幅器7−1のサーボゲイン値が調整される(以下、この調整されたサーボゲイン値のことをS-Gain(R)という)。
この際、本実施例においては、磁気ディスク装置24の製造時において、上記のようにサーボデータのポストコード内に基準値データが書き込まれている。ポストコードはサーボデータの読み取り時に必ず読み取られるものであり、よってポストコードに記録されている基準値データもサーボデータの読み取り時に必ず読み取られる。本実施例では、このように読み取られる基準値データS-Gainを、そのまま磁気ヘッド3の浮上量判定を行う基準値として用いる。
上記のようにS-Gain(R)と基準値(S-Gain)が得られると、続いて両者の比較が行われる。具体的には、上記のように得られたS-Gain(R)と基準値(S-Gain)との差分が求められる。続くステップ21では、S-Gain(R)と基準値(S-Gain)との差分が一定値以下であるかが判定される。このステップ21で肯定判断(YES)がされた場合は、これから書き込み処理を行おうとするサーボフレーム39のS-Gain(R)は、磁気ヘッド3の正常浮上状態のS-Gainと近似しており、よって現在の磁気ヘッド3の浮上状態は正常浮上状態であると考えられる。
よって、ステップ21で肯定判断(正常浮上状態であるとの判断)がされた場合は、ステップ22において書き込み動作の許可が行われ、続くステップ23で通常の書き込み処理が行われる。この時の書き込み処理は、磁気ヘッド3が正常浮上状態で行われるため、書き込みミスのない良好な書き込み処理を行うことができる。
一方、ステップ21で否定判断(異常浮上状態であるとの判断)がされた場合は、ステップ24において書き込み動作が禁止される。そして、続くステップ25では、適正な書き込み処理が行われないおそれがあるため、再度書き込み処理を行うリトライ処理が実施される。
以上説明した一連の制御処理は、全てのサーボフレーム39を読み込む場合(即ち、データ領域41に書き込み処理を行う場合)に実施される。このため、磁気ディスク1上の全ての領域において、磁気ヘッド3の浮上異常を精度良くリアルタイムで検出することが可能となり、書き込み不良の発生を有効に防止することができる。
続いて、第2実施例に係る制御処理について説明する。
図6は、第2実施例である制御処理を示すフローチャートである。図6(A)に示される処理は、磁気ディスク装置24の製造時に実施される試験工程において行われるものである。尚、本実施例においても、図6(A)に示す処理が実施される前において、予め磁気ディスク1のサーボフレーム39にサーボデータが書き込まれているものとする。
CPU21からMPU11に対して制御処理の起動信号が出力されると、図6(A)に示す処理が起動する。ステップ30では、MPU11はSPM/VCM−DRIVER9,SPM2,VCM5を駆動し、磁気ヘッド3によりサーボフレーム39のサーボデータを読み取り、これをHDIC6を介してRDC7に送り、RDC7のAGC(自動利得制御)においてS-Gain(サーボゲイン値)を求める。
このS-Gainは、磁気ディスク1に設けられている全てのサーボフレーム39に対し個別に測定される。また、このようにして得られたS-Gainは、磁気ディスク1と磁気ヘッド3との離間距離に相関した値となっていることは前述した通りである。また、出荷前の磁気ディスク装置24の製造工程時(磁気ディスク装置の製造時)においては、磁気ディスク1の表面にコンタミや媒体表面潤滑剤の付着が少ない略均一な面とされているため、上記のように得られるS-Gainは磁気ヘッド3が正常に浮上している正常浮上時における値とみなすことができることも前述した通りである。
続くステップ31では、複数(n個とする)のサーボフレーム39の内、N番目のサーボフレーム39のS-Gain(N)と、(N+1)番目のサーボフレーム39のS-Gain(N+1)との差分(B)を演算する(N=1〜(n−1)である)。この差分(B)は、一時的にRAM12に格納される。
続いて、MPU11は、演算された差分(B)を対応するサーボフレーム39のポストコード内に書き込み処理を行う。具体的には、MPU11は書き込みを行おうとするサーボフレーム39に対応する差分(B)をRAM12から読み出し、これをHDIC6及び磁気ヘッド3を介して当該サーボフレーム39に基準値データとして書き込みを行う。この際、この基準値データは、ポストデータの例えばバーストパターンの後に付加して書き込み処理される。
このように本実施例では、磁気ディスク装置24が出荷される前において、工場内において磁気ディスク1のサーボフレーム39内に基準値データとなる差分(B)が書き込まれる。そして、サーボフレーム39に基準値データとなる差分(B)が書き込まれた状態で、磁気ディスク装置24は出荷される。
図6(B)に示される処理は、上記のようにサーボフレーム39内に基準値データとなる差分(B)が書き込まれた磁気ディスク装置24を実際にパーソナルコンピュータ等に接続して使用する際に実施される制御処理である。
MPU11はCPU21から書き込み指示があると、ステップ40において、前回の書き込み処理時のシーク終了から今回書き込み処理を行おうとするデータ領域41までに存在するサーボフレーム39のそれぞれについて、上記したと同様にRDC7においてS-Gainを求める処理を行う。ここで求められたS-Gainは、一時的にRAM12に格納される。
続くステップ41では、MPU11は今回書き込み処理を行おうとするデータ領域41に対応するサーボフレーム39(例えば、M番目とする)の直前のサーボフレーム39(M−1番目)のS-Gain(M-1)をRAM12から読み出す。また、今回書き込み処理を行おうとするデータ領域41に対応する当該サーボフレーム39に書き込まれている差分(B)を読み取る。そして、このS-Gain(M-1)と差分(B)を加算することにより基準値を演算する((基準値)=S-Gain(M-1)+B)。
更に、CPU21はMPU11に対し、これから書き込み処理を行おうとするデータ領域41に対応するサーボフレーム39から、これに書き込まれているサーボデータを読み込む指示を行う。これにより、MPU11はSPM2,VCM5等を駆動して、当該サーボフレーム39に書き込まれているサーボデータを磁気ヘッド3を介して読み取る。このサーボデータは、HDIC6を介してRDC7に送られ、この信号の強弱によりRDC7のAGC(自動利得制御)増幅器7−1のサーボゲイン値S-Gain(R)が調整される。
上記のようにS-Gain(R)と基準値(S-Gain(M-1)+B)が得られると、続いて両者の比較が行われる。具体的には、上記のように得られたS-Gain(R)と基準値(S-Gain)との差分が求められる。
続くステップ42では、S-Gain(R)と基準値(S-Gain(M-1)+B)との差分が一定値以下であるかが判定される。尚、このステップ42〜46の処理は、図5に示した第1実施例のステップ21〜25の処理と同一であるため、その説明は省略する。
以上説明した第2実施例における一連の制御処理においても、全てのサーボフレーム39を読み込む場合(即ち、データ領域41に書き込み処理を行う場合)に実施される。このため、磁気ディスク1上の全ての領域において、磁気ヘッド3の浮上異常を精度良くリアルタイムで検出することが可能となり、書き込み不良の発生を有効に防止することができる。
また、本実施例では、ポストコードに書き込む基準値データがS-Gainではなく、N番目のサーボフレーム39のS-Gain(N)と(N+1)番目のサーボフレーム39のS-Gain(N+1)との差分(B)であるためデータ量のビット数を低減でき、データ領域41の侵食を防止できる。
続いて、第3実施例に係る制御処理について説明する。
図7は、第3実施例である制御処理を示すフローチャートである。図7(A)に示される処理は、磁気ディスク装置24の製造時に実施される試験工程において行われるものである。尚、本実施例においても、図7(A)に示す処理が実施される前において、予め磁気ディスク1のサーボフレーム39にサーボデータが書き込まれているものとする。
CPU21からMPU11に対して制御処理の起動信号が出力されると、図7(A)に示す処理が起動する。ステップ50では、MPU11はSPM/VCM−DRIVER9,SPM2,VCM5を駆動し、磁気ヘッド3によりサーボフレーム39のサーボデータを読み取り、これをHDIC6を介してRDC7に送り、RDC7のAGC(自動利得制御)においてS-Gain(サーボゲイン値)を求める。
このS-Gainは、磁気ディスク1に設けられている全てのサーボフレーム39に対し個別に測定される。また、このようにして得られたS-Gainは、磁気ディスク1と磁気ヘッド3との離間距離に相関した値となっていることは前述した通りである。また、出荷前の磁気ディスク装置24の製造工程時(磁気ディスク装置の製造時)においては、磁気ディスク1の表面にコンタミや媒体表面潤滑剤の付着が少ない略均一な面とされているため、上記のように得られるS-Gainは磁気ヘッド3が正常に浮上している正常浮上時における値とみなすことができることも前述した通りである。
本実施例では、上記のようにして得られた全てのサーボフレーム39のS-Gainに対し、平均値(C)を求める処理を行う。ここで実施するS-Gainの平均値(C)の求め方は、例えばグループ化されているゾーン43、45、47、49毎に平均値(C1〜C4)を求めることとしても、また複数個(例えば、X個)配設されている磁気ヘッド3毎に平均値(C1〜CX)を求めることとしてもよい。このようにして得られた平均値(C)は、FLASH−MEMORY13に格納される。
続くステップ51では、上記のように全てのサーボフレーム39に対して得られているS-Gainと、上記のようにして得られた平均値(C)との差分(D)を演算する。この際、上記のようにゾーン43、45、47、49毎に平均値(C1〜C4)を求めた場合には、このゾーン43、45、47、49に対応するサーボフレーム39について、当該ゾーンの平均値(C1〜C4)との差分(D1〜4)が求められる。
また、磁気ヘッド3毎に平均値(C1〜CX)を求めた場合には、当該磁気ヘッドに対応するサーボフレーム39について、当該平均値(C1〜CX)との差分(D1〜DX)が求められる。このようにして求められた差分(D1〜4)又は差分(D1〜DX)は、一時的にRAM12に格納される。尚、以下の説明においては、説明の便宜上、上記のようにゾーン43、45、47、49或いは磁気ヘッド毎に得られた平均値を総称して平均値(D)として説明するものとする。
続いて、MPU11は、演算された差分(D)を対応するサーボフレーム39のポストコード内に書き込み処理を行う。具体的には、MPU11は書き込みを行おうとするサーボフレーム39に対応する差分(D)をRAM12から読み出し、これをHDIC6及び磁気ヘッド3を介して当該サーボフレーム39に基準値データとして書き込みを行う。この際、この基準値データは、ポストデータの例えばバーストパターンの後に付加して書き込み処理される。
このように本実施例においても、磁気ディスク装置24が出荷される前において、工場内において磁気ディスク1のサーボフレーム39内に基準値データとなる差分(D)が書き込まれる。そして、サーボフレーム39に基準値データとなる差分(D)が書き込まれた状態で、磁気ディスク装置24は出荷される。
図7(B)に示される処理は、上記のようにサーボフレーム39内に基準値データとなる差分(D)が書き込まれた磁気ディスク装置24を実際にパーソナルコンピュータ等に接続して使用する際に実施される制御処理である。
MPU11はCPU21から書き込み指示があると、ステップ60において、FLASH−MEMORY13に格納していた平均値(C)を読み出す。続くステップ61では、CPU21はMPU11はこれから書き込み処理を行おうとするデータ領域41に対応するサーボフレーム39から、これに書き込まれているサーボデータを読み込む指示を行う。
これにより、MPU11はSPM2,VCM5等を駆動して、当該サーボフレーム39に書き込まれているサーボデータを磁気ヘッド3を介して読み取る。このサーボデータは、HDIC6を介してRDC7に送られ、この信号の強弱によりRDC7のAGC(自動利得制御)増幅器7−1のサーボゲイン値S-Gain(R)が調整される。
この際、本実施例においては、磁気ディスク装置24の製造時において、上記のようにサーボデータのポストコード内に基準値データである差分(D)が書き込まれている。ポストコードはサーボデータの読み取り時に必ず読み取られるものであり、よってポストコードに記録されている基準値データである差分(D)もサーボデータの読み取り時に必ず読み取られる。
上記のように平均値(C)と差分(D)とが求められると、この平均値(C)と差分(D)とを加算し、基準値(C+D)が演算される。そして、このように基準値(C+D)が演算されると、続いて上記のように得られたS-Gain(R)と基準値(C+D)との差分が求められる。
続くステップ62では、S-Gain(R)と基準値(C+D)との差分が一定値以下であるかが判定される。尚、このステップ62〜66の処理は、図5に示した第1実施例のステップ21〜25の処理と同一であるため、その説明は省略する。
以上説明した第3実施例における一連の制御処理においても、全てのサーボフレーム39を読み込む場合(即ち、データ領域41に書き込み処理を行う場合)に実施される。このため、磁気ディスク1上の全ての領域において、磁気ヘッド3の浮上異常を精度良くリアルタイムで検出することが可能となり、書き込み不良の発生を有効に防止することができる。
また、本実施例では、ポストコードに書き込む基準値データがS-Gainではなく、S-Gainと予め求められた平均値(C)との差分(D)であるため、本実施例でも前記した第2実施例と同様にデータ量のビット数を低減でき、データ領域41の侵食を防止できる。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
ディスク装置サーボフレームから得られるサーボゲイン値と、前記サーボフレームに記録されているヘッドの正常浮上時におけるサーボゲイン値との差分を求め、該差分が一定値以上であるときは前記磁気ヘッドによる前記ディスクへの書き込みを禁止することを特徴とするディスク装置制御方法。
(付記2)
前記正常時サーボゲイン値を前記サーボフレームに格納されている前記磁気ヘッドの位置補正情報に付加して書き込むことを特徴とする付記1記載のディスク装置制御方法。
(付記3)
書き込み位置に対応したサーボフレームの直前のサーボフレームのサーボゲイン値に対して、前記書き込み位置に対応した前記サーボフレームに書き込まれている当該サーボフレームのヘッド正常浮上時におけるサーボゲイン値と直前サーボフレームのヘッド正常浮上時におけるサーボゲイン値との差分である第1の差分を加算して基準値を演算し、
前記書き込み位置に対応したサーボゲイン値と前記基準値との差である第2の差分を求め、該第2の差分が一定値以上であるときに、前記磁気ヘッドによる前記ディスクへの書き込みを禁止することを特徴とするディスク装置制御方法。
(付記4)
ヘッドの正常浮上時におけるサーボゲイン値の平均値を読み出すと共に、書き込み位置に対応したサーボフレームのヘッド正常浮上時におけるサーボゲイン値と前記平均値との差分である第一の差分を読み出し、該平均値と前記差分を加算して基準値を演算し、前記サーボゲイン値と前記基準値との差である第2の差分を求め、該第2の差分が一定値以上であるときに、前記磁気ヘッドによる前記ディスクへの書き込みを禁止することを特徴とするディスク装置制御方法。
(付記5)
ディスク装置の製造時において、磁気ヘッドの正常浮上時におけるサーボゲイン値である正常時サーボゲイン値の平均値を記憶装置に予め格納すると共に、サーボフレーム毎に、前記磁気ヘッドの正常浮上時におけるサーボゲイン値と前記平均値との差である第1の差分を前記記憶装置に格納し、
前記ディスク装置の使用時において、書き込み位置に対応した前記差分と前記正常時サーボゲイン値の平均値を前記記憶手段から読み出すと共に、該平均値と前記差分を加算して基準値を演算し、前記サーボゲイン値と前記基準値との差である第2の差分を求め、該第2の差分が一定値以上であるときに、前記磁気ヘッドによる前記磁気ディスクへの書き込みを禁止することを特徴とするディスク装置制御方法。
(付記6)
複数のサーボフレームとユーザデータエリアを有するディスクと、
前記磁気ディスクに対して浮上した状態でデータの書き込み及び読み取り処理を行うヘッドと、
前記サーボフレームから読み取られたサーボ情報に補正をかけることによりサーボゲイン値を生成するサーボゲイン値生成手段と、
前記ヘッドの正常浮上時におけるサーボゲイン値である正常時サーボゲイン値を、予め前記サーボフレームに書き込む正常時サーボゲイン値記録手段と、
前記サーボゲイン値生成手段で生成される前記サーボゲイン値と、前記サーボフレームから読み取られた正常時サーボゲイン値との差分を求め、該差分が一定値以上であるときは前記ヘッドによる前記ディスクへの書き込みを禁止する書き込み禁止手段とを有することを特徴とするディスク装置。
(付記7)
ディスク上の書き込み位置に対応するサーボフレームから得られるサーボゲイン値と、予め測定された当該サーボフレームのヘッド正常浮上時におけるサーボゲイン値に基いて生成された基準値とを比較する比較手段と、
前記差分が一定値以上であるときは前記磁気ヘッドによる前記ディスクへの書き込みを禁止する書き込み禁止手段とを有することを特徴とする書き込み制御回路。
(付記8)
複数のサーボフレームとユーザデータエリアを有する磁気ディスクと、
前記磁気ディスクに対して浮上した状態でデータの書き込み及び読み取り処理を行う磁気ヘッドと、
前記サーボフレームから読み取られたサーボ情報に補正をかけることによりサーボゲイン値を生成するサーボゲイン値生成手段と、
前記複数のサーボフレームの内、N番目(Nは整数)のサーボフレームにおける正常時サーボゲイン値と、N+1番目のサーボフレームにおける正常時サーボゲイン値との差である第1の差分を予め前記サーボフレームに書き込む差分書き込み手段と、
書き込み時において当該書き込み位置に対応するサーボフレームの直前のサーボフレームのサーボゲイン値に対し、当該ユーザデータエリアに対応する前記サーボフレームに書き込まれている前記第1の差分を読み出しこれを加算して基準値を演算する基準値生成手段と、
前記サーボゲイン値生成手段で生成される前記サーボゲイン値と、前記基準値生成手段により求められた基準値との差である第2の差分を求め、該第2の差分が一定値以上であるときに、前記磁気ヘッドによる前記磁気ディスクへの書き込みを禁止する書き込み禁止手段とを有することを特徴とするディスク装置。
(付記9)
前記第2の差分は、前記サーボフレームに格納されている前記磁気ヘッドの位置補正情報に付加して書き込まれていることを特徴とする付記3記載のディスク装置。
(付記10)
複数のサーボフレームとユーザデータエリアを有する磁気ディスクと、
前記磁気ディスクに対して浮上した状態でデータの書き込み及び読み取り処理を行う磁気ヘッドと、
前記サーボフレームから読み取られたサーボ情報に補正をかけることによりサーボゲイン値を生成するサーボゲイン値生成手段と、
前記磁気ヘッドの正常浮上時におけるサーボゲイン値である正常時サーボゲイン値の平均値が予め格納されると共に、前記磁気ヘッドの正常浮上時におけるサーボゲイン値と前記平均値との差である第1の差分が予め前記サーボフレーム毎に格納される記憶手段と、
書き込み時において当該書き込み位置に対応する前記差分を前記サーボフレームから読み出し、前記正常時サーボゲイン値の平均値を前記記憶手段から読み出し、該平均値と前記差分を加算して基準値を演算する基準値生成手段と、
前記サーボゲイン値生成手段で生成される前記サーボゲイン値と、前記基準値生成手段により求められた基準値との差である第2の差分を求め、該第2の差分が一定値以上であるときに、前記磁気ヘッドによる前記磁気ディスクへの書き込みを禁止する書き込み禁止手段とを有することを特徴とするディスク装置。
(付記11)
ディスク上の書き込み位置に対応するサーボフレームから得られるサーボゲイン値と、予め測定された当該サーボフレームのヘッド正常浮上時におけるサーボゲイン値に基いて生成された基準値とを比較する比較手段と、
前記差分が一定値以上であるときは前記磁気ヘッドによる前記ディスクへの書き込みを禁止する書き込み禁止手段とを有することを特徴とする書き込み制御回路。
(付記12)
前記基準値は、前記サーボフレームのヘッド正常浮上時におけるサーボゲイン値であることを特徴とする付記11に記載の書込制御回路。
(付記13)
前記基準値は、書き込み位置に対応するサーボフレームの直前サーボフレームのサーボゲイン値に、前記書き込み位置に対応するサーボフレームのヘッド正常浮上時におけるサーボゲイン値と前記直前サーボフレームのヘッド正常浮上時におけるサーボゲイン値との差分を加算したものであることを特徴とする付記11に記載の書込制御回路。
図1は、本発明を実施するディスク装置の構成を示す図である。 図2は、図1に示したディスク装置を装備するホストシステムの構成を示す図である。 図3は、磁気ディスクのフォーマットを示す図である。 図4は、図3に示した磁気ディスクのフォーマットの詳細を示す図である。 図5は、図1に示した磁気ディスク記憶装置のMPUによって行われる制御処理の第1実施例の処理内容を示すフローチャートである。 図6は、図1に示した磁気ディスク記憶装置のMPUによって行われる制御処理の第2実施例の処理内容を示すフローチャートである。 図7は、図1に示した磁気ディスク記憶装置のMPUによって行われる制御処理の第3実施例の処理内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 磁気ディスク
2 SPM
3 磁気ヘッド
4 キャリッジ
5 VCM
6 HDIC
7 RDC
7−1 AGC増幅器
7−2 利得情報レジスタ
8 SV−DEMO
9 SPM/VCM−DRIVER
10 HDC
11 MPU
12 RAM
13 FLASH−MEMORY
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 ディスク装置
25 入力装置
26 出力装置
27 インタフェース装置
28 バス
31 トラック
39 サーボフレーム
41 データ領域
43,45,47,49 ゾーン

Claims (3)

  1. 複数のサーボフレームを有するディスクと、
    前記磁気ディスクに対して浮上した状態でデータの書き込み及び読み取り処理を行うヘッドと、
    前記サーボフレームから前記ヘッドにより読み出されたサーボデータの信号強度に応じてサーボゲイン値を調整するサーボゲイン値生成手段と、
    前記ディスク上の書き込み位置に対応したサーボフレームの直前のサーボフレームから前記ヘッドにより読み出されたサーボデータの信号強度に応じて前記サーボゲイン値生成手段により調整されたサーボゲイン値に対して、前記書き込み位置に対応した前記サーボフレームに予め書き込まれた当該サーボフレームのヘッド正常浮上時におけるサーボゲイン値と、前記直前のサーボフレームに予め書き込まれた当該直前のサーボフレームのヘッド正常浮上時におけるサーボゲイン値との差分である第1の差分を加算して基準値を演算する基準値生成手段と、
    前記書き込み位置に対応したサーボフレームから前記ヘッドにより読み出されたサーボデータの信号強度に応じて前記サーボゲイン生成手段により調整されたサーボゲイン値と、前記基準値との差である第2の差分を求め、該第2の差分が一定値以上であるときに、前記ヘッドによる前記ディスクへの書き込みを禁止する書き込み禁止手段と、を有することを特徴とするディスク装置。
  2. ディスク上の書き込み位置に対応したサーボフレームの直前のサーボフレームからヘッドにより読み出されたサーボデータの信号強度に応じて調整されたサーボゲイン値に対して、前記書き込み位置に対応した前記サーボフレームに予め書き込まれた当該サーボフレームのヘッド正常浮上時におけるサーボゲイン値と、前記直前のサーボフレームに予め書き込まれた当該直前のサーボフレームのヘッド正常浮上時におけるサーボゲイン値との差分である第1の差分を加算して基準値を演算し、
    前記書き込み位置に対応したサーボフレームから前記ヘッドにより読み出されたサーボデータの信号強度に応じて調整されたサーボゲイン値と、前記基準値との差である第2の差分を求め、該第2の差分が一定値以上であるときに、前記ヘッドによる前記ディスクへの書き込みを禁止することを特徴とするディスク装置制御方法。
  3. ディスク上の書き込み位置に対応したサーボフレームの直前のサーボフレームからヘッドにより読み出されたサーボデータの信号強度に応じて調整されたサーボゲイン値に対して、前記書き込み位置に対応した前記サーボフレームに予め書き込まれた当該サーボフレームのヘッド正常浮上時におけるサーボゲイン値と、前記直前のサーボフレームに予め書き込まれた当該直前のサーボフレームのヘッド正常浮上時におけるサーボゲイン値との差分である第1の差分を加算して基準値を演算する基準値生成手段と、
    前記書き込み位置に対応したサーボフレームから前記ヘッドにより読み出されたサーボデータの信号強度に応じて調整されたサーボゲイン値と、前記基準値との差である第2の差分を求め、該第2の差分が一定値以上であるときに、前記ヘッドによる前記ディスクへの書き込みを禁止する書き込み禁止手段と、を有することを特徴とする書き込み制御回路。
JP2006075005A 2006-03-17 2006-03-17 ディスク装置制御方法及びディスク装置及び書き込み制御回路 Expired - Fee Related JP4805702B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006075005A JP4805702B2 (ja) 2006-03-17 2006-03-17 ディスク装置制御方法及びディスク装置及び書き込み制御回路
US11/445,744 US7286319B2 (en) 2006-03-17 2006-06-02 Disk drive write control by servo gain

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006075005A JP4805702B2 (ja) 2006-03-17 2006-03-17 ディスク装置制御方法及びディスク装置及び書き込み制御回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007250126A JP2007250126A (ja) 2007-09-27
JP4805702B2 true JP4805702B2 (ja) 2011-11-02

Family

ID=38517518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006075005A Expired - Fee Related JP4805702B2 (ja) 2006-03-17 2006-03-17 ディスク装置制御方法及びディスク装置及び書き込み制御回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7286319B2 (ja)
JP (1) JP4805702B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7676282B2 (en) * 2005-12-02 2010-03-09 International Business Machines Corporation Compression of servo control logging entries
US8077510B2 (en) * 2006-12-07 2011-12-13 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology SRAM device
JP4940416B2 (ja) * 2008-05-20 2012-05-30 株式会社東芝 サーボ情報補正方法及びディスク記憶装置
JP5042140B2 (ja) * 2008-06-20 2012-10-03 昭和電工株式会社 磁気記録媒体の検査方法および磁気記録媒体の製造方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63269324A (ja) * 1987-04-28 1988-11-07 Mitsubishi Electric Corp 光デイスク駆動装置
JPH05314691A (ja) * 1992-05-06 1993-11-26 Toshiba Corp 磁気ディスク装置
US5541784A (en) * 1992-11-10 1996-07-30 Daniel F. Cribbs Bootstrap method for writing servo tracks on a disk drive
JP3199996B2 (ja) 1995-11-15 2001-08-20 株式会社東芝 ディスク記録再生システム及びそのヘッド浮上変動検出方法
KR0176653B1 (ko) * 1996-05-31 1999-04-15 김광호 디스크 구동 기록장치의 서보제어계 게인 교정방법
JPH11120720A (ja) * 1997-10-08 1999-04-30 Nec Ibaraki Ltd 磁気ディスク装置のヘッド位置決め制御方法および装置
JP2000067538A (ja) * 1998-08-24 2000-03-03 Alps Electric Co Ltd サーボパターンが記録されたディスクおよび前記ディスクから読まれたサーボパターンの演算処理方法
JP3647708B2 (ja) * 2000-02-09 2005-05-18 ヒタチグローバルストレージテクノロジーズネザーランドビーブイ 磁気ヘッド浮上量異常検出方法、データ書込方法およびハード・ディスク・ドライブ装置
JP2004288229A (ja) * 2003-01-27 2004-10-14 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 磁気データ埋込装置
JP4131950B2 (ja) 2003-11-04 2008-08-13 ヒタチグローバルストレージテクノロジーズネザーランドビーブイ 回転円板形記憶装置
JP4289670B2 (ja) 2004-02-25 2009-07-01 ヒタチグローバルストレージテクノロジーズネザーランドビーブイ データ記憶装置及びその制御方法
JP2006073075A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv 磁気ディスク装置及びその制御方法
US20070058502A1 (en) * 2005-09-12 2007-03-15 Chi-Pei Huang Servo system and related method of adjusting the magnitude of detecting signals outputted from a pick-up head before utilizing the detecting signals to generate servo signals

Also Published As

Publication number Publication date
US20070217049A1 (en) 2007-09-20
US7286319B2 (en) 2007-10-23
JP2007250126A (ja) 2007-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7633698B2 (en) Controlling a write inhibit threshold based on vibration
US7423825B2 (en) Disk unit and manufacturing method thereof
JP2006252593A (ja) 磁気ディスク装置、制御方法及び製造方法
JP2007310957A (ja) 記憶・再生機構の制御装置
JP2007172733A (ja) ディスク記憶装置及びヘッド位置決め制御方法
JP2006073075A (ja) 磁気ディスク装置及びその制御方法
JP2005243105A (ja) データ記憶装置及びその制御方法
JP4131950B2 (ja) 回転円板形記憶装置
JP4805702B2 (ja) ディスク装置制御方法及びディスク装置及び書き込み制御回路
US7764455B2 (en) Method and apparatus for detecting defects of servo data in a disk drive
KR100688556B1 (ko) 하드디스크 드라이브의 기록 제어 방법 그리고 이에 적합한하드디스크 드라이브 및 기록 매체
JP2008146724A (ja) ディスク記憶装置及びサーボテスト方法
JP2009015889A (ja) ディスク記憶装置及びサーボ書込み方法
JP2000132933A (ja) ヘッドのデータ書き込み制御方法およびそれを利用した記憶装置
US7349172B2 (en) Certifying concentric data in eccentric servo data tracks of pre-formatted media
US6263462B1 (en) Testing method and tester
JP2004079167A (ja) ディスクドライブでのサーボ情報の記録/検査方法及びその装置
EP1585126B1 (en) Data read retry with read timing adjustment for eccentricity of a disc in a data storage device
JP2007213745A (ja) ディスク・ドライブ装置
US20110075291A1 (en) Disk drive controlled to detect head-disk interference
US8154819B2 (en) Method of controlling flying height of magnetic head and disk drive using the method
JPH08195046A (ja) データ処理方法及び装置
KR100723499B1 (ko) 하드디스크 드라이브의 서보 라이트 클럭 발생 방법 및이에 적합한 기록 매체
JP2007293988A (ja) 磁気ディスク装置
KR19990011718A (ko) 하드디스크 드라이브 정보 기록용 디스크 내 정보 기록 필드 리드 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080806

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20091022

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110719

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110811

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140819

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees