JP4803188B2 - デフの組立方法および組立装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デフの組立方法および組立装置の技術に関し、より詳しくは、ダミーシャフトを用いたデフの組立方法および組立装置の技術に関する。
従来、デファレンシャル(以後、デフと記載する)の組立工程において、デファレンシャルケース(以後、デフケースと記載する)の内部に、サイドギアやピニオンギア等のデフ部品を組み付ける作業を行う際に、ダミーシャフトを用いてデフ部品を仮組みした状態で、組み付け作業を行う方法が公知となっており、例えば、特許文献1にその技術が開示されている。
この特許文献1に係る技術では、ダミーシャフトの側面部に二面幅を形成することにより、デフ部品が仮組みされた状態で、予めデフ部品(ピニオンギアワッシャ)の位相決めが成される構成としている。そして予めデフ部品の位相決めをしておくことにより、デフの組み付け作業を効率よく行うことが出来るようにしている。
ダミーシャフトを使用する理由は、デフ部品挿入用に対向して形成される開口部の略中央を貫く軸線上に仮配置された一対のピニオンギアおよびピニオンギアワッシャにダミーシャフトを挿通して仮組みしておき、この仮組みしたデフ部品を開口部からデフケースに挿入し、デフ部品を開口部の略中央を貫く軸線に対して約90度回転させた正規位置にまで回し入れる際に、ピニオンギアワッシャを脱落させること無く、デフ部品を正規位置に効率よく配置するためである。
しかしながら従来技術においては、ダミーシャフトの長さは、ピニオンギアワッシャが接する球面部の内径に比して短くしなければ仮組みしたデフ部品を正規位置まで回し入れることが出来ないため、ダミーシャフトの長さを前記球面部とクリアランスを維持するように短く構成する必要があった。この為、デフ部品を回し入れる際にピニオンギアワッシャがダミーシャフトから脱落してしまう場合があった。一旦ピニオンギアワッシャが脱落してしまうと、組み付け作業を中断してピニオンギアワッシャの位置を修正しなければピニオンシャフトを挿入することができないため、修正作業に時間を要してしまい、生産時間が長くなってしまうという問題があった。
また、デフケースの内部にデフ部品を組み付ける作業を行う際に、伸縮式のダミーシャフトを用いてデフ部品を仮組みした上で、組み付け作業を行う方法が公知となっており、例えば、特許文献2にその技術が開示されている。
伸縮式のダミーシャフトを用いることにより、ダミーシャフトの定常長さをピニオンギアワッシャが接する球面部の内径に比して長くすることができ、また、ダミーシャフトを定常長さに比して縮めた状態で用いることにより、ピニオンギアワッシャが接する球面部とダミーシャフトの端部が当接した状態を維持しながらデフ部品を回し入れることができる。これにより、ダミーシャフトの端部と前記球面部のクリアランスが無くなるため、ピニオンギアワッシャの脱落を防止することができる。
しかし、前述した如くダミーシャフトの側面部に二面幅を形成し、デフ部品が仮組みされた状態で予め位相決めが成される構成とする場合に、伸縮性のダミーシャフトを用いる構成とすれば、デフ部品を回し入れる際やダミーシャフトを除去する際に、ピニオンギアとピニオンギアワッシャがずれてしまう不具合は解消できるが、ダミーシャフトがダミーシャフト自身の軸回りに回転してしまう可能性があり、この場合、ピニオンギアワッシャの位相がずれてしまうという問題が生じていた。
このため、伸縮可能に構成したダミーシャフトの側面部に二面幅を形成し、デフ部品が仮組みされた状態で予め位相決めが成される構成としても、ピニオンギアワッシャの位相がずれてしまうために、結局デフの組み付け作業を中断してピニオンギアワッシャの位置を修正しなければいけない場合があり、デフ組立作業の作業効率が思うように向上できない状況となっていた。
特開2006−123019号公報 特開平7−285041号公報
本発明は、このような現状を鑑みて成されたものであり、ダミーシャフトを用いてデフの組立作業を行う場合に、仮組みしたデフ部品の位相を確実に維持しながら組立作業を実施することを可能にするデフの組立方法および組立装置を提供し、デフ組立作業の作業効率を改善することを課題としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、一対のサイドギアと、前記一対のサイドギアに付設する一対のサイドギアワッシャと、前記一対のサイドギアに係合する一対のピニオンギアと、前記一対のピニオンギアに付設する一対のピニオンギアワッシャと、前記一対のピニオンギア及び一対のピニオンギアワッシャに嵌挿するピニオンシャフトとからなり、前記ピニオンギアワッシャのシャフト孔内側に形成する凸部と、前記ピニオンシャフトに形成される凹部を係合して、前記ピニオンシャフトと前記ピニオンギアワッシャを相対回転不能に構成するデフ部品と、該デフ部品を被装するデフケースと、からなるデフの組立方法において、前記デフケースのサイドギア挿入部に前記一対のサイドギア及び一対のサイドギアワッシャを配置しつつ、サイドギア保持具により前記一対のサイドギアおよび一対のサイドギアワッシャを保持するサイドギア挿入工程と、その後、前記一対のピニオンギアおよびピニオンギアワッシャに伸縮式のダミーシャフトを嵌挿して仮組みし、仮組みした前記一対のピニオンギアおよび一対のピニオンギアワッシャを前記一対のサイドギアに係合するピニオンギア挿入工程と、その後、仮組みした前記一対のピニオンギアおよび一対のピニオンギアワッシャを前記デフケースのピニオンギア支承部まで回し入れるデフ部品回し入れ工程と、その後、前記ピニオンシャフトを前記ピニオンギア支承部に押し込んで、前記ダミーシャフトを排除するとともに前記ピニオンシャフトを配置するピニオンシャフト置換工程とを備え、前記デフ部品回し入れ工程において、前記サイドギア保持具に備えられ、前記ダミーシャフトの軸方向と略直交する方向へ摺動可能に構成されるガイドピンを、前記ダミーシャフトの外周面に形成される凹部であるガイド溝に係合させて、前記ダミーシャフトの軸回りへの回転を規制するものである。
請求項2においては、一対のサイドギアと、前記一対のサイドギアに付設する一対のサイドギアワッシャと、前記一対のサイドギアに係合する一対のピニオンギアと、前記一対のピニオンギアに付設する一対のピニオンギアワッシャと、前記一対のピニオンギア及び一対のピニオンギアワッシャに嵌挿するピニオンシャフトとからなり、前記ピニオンギアワッシャのシャフト孔内側に形成する凸部と、前記ピニオンシャフトに形成される凹部を係合して、前記ピニオンシャフトと前記ピニオンギアワッシャを相対回転不能に構成するデフ部品と、該デフ部品を被装するデフケースと、からなるデフの組立方法において、前記デフケースのサイドギア挿入部に前記一対のサイドギア及び一対のサイドギアワッシャを配置しつつ、サイドギア保持具により前記一対のサイドギアおよび一対のサイドギアワッシャを保持するサイドギア挿入工程と、その後、前記一対のピニオンギアおよびピニオンギアワッシャに伸縮式のダミーシャフトを嵌挿して仮組みし、仮組みした前記一対のピニオンギアおよび一対のピニオンギアワッシャを前記一対のサイドギアに係合するピニオンギア挿入工程と、その後、仮組みした前記一対のピニオンギアおよび一対のピニオンギアワッシャを前記デフケースのピニオンギア支承部まで回し入れるデフ部品回し入れ工程と、その後、前記ピニオンシャフトを前記ピニオンギア支承部に押し込んで、前記ダミーシャフトを排除するとともに前記ピニオンシャフトを配置するピニオンシャフト置換工程とを備え、前記ピニオンシャフト置換工程において、排除された前記ダミーシャフトを収容する案内ガイド装置に備えられ、前記ダミーシャフトの軸方向へ摺動可能に構成される案内ガイドにおける先端部を、前記ダミーシャフトの端部に形成される凹部であるスリットに係合させて、前記ダミーシャフトの軸回りへの回転を規制するものである。
請求項3においては、一対のサイドギアと、前記一対のサイドギアに付設する一対のサイドギアワッシャと、前記一対のサイドギアに係合する一対のピニオンギアと、前記一対のピニオンギアに付設する一対のピニオンギアワッシャと、前記一対のピニオンギア及び一対のピニオンギアワッシャに嵌挿するピニオンシャフトとからなり、前記ピニオンギアワッシャのシャフト孔内側に形成する凸部と、前記ピニオンシャフトに形成される凹部を係合して、前記ピニオンシャフトと前記ピニオンギアワッシャを相対回転不能に構成するデフ部品と、該デフ部品を被装するデフケースと、からなるデフの組立方法において、前記デフケースのサイドギア挿入部に前記一対のサイドギア及び一対のサイドギアワッシャを配置しつつ、サイドギア保持具により前記一対のサイドギアおよび一対のサイドギアワッシャを保持するサイドギア挿入工程と、その後、前記一対のピニオンギアおよびピニオンギアワッシャに伸縮式のダミーシャフトを嵌挿して仮組みし、仮組みした前記一対のピニオンギアおよび一対のピニオンギアワッシャを前記一対のサイドギアに係合するピニオンギア挿入工程と、その後、仮組みした前記一対のピニオンギアおよび一対のピニオンギアワッシャを前記デフケースのピニオンギア支承部まで回し入れるデフ部品回し入れ工程と、その後、前記ピニオンシャフトを前記ピニオンギア支承部に押し込んで、前記ダミーシャフトを排除するとともに前記ピニオンシャフトを配置するピニオンシャフト置換工程とを備え、前記デフ部品回し入れ工程において、前記サイドギア保持具に備えられ、前記ダミーシャフトの軸方向と略直交する方向へ摺動可能に構成されるガイドピンを、前記ダミーシャフトの外周面に形成される凹部であるガイド溝に係合させて、前記ダミーシャフトの軸回りへの回転を規制し、かつ、前記ピニオンシャフト置換工程において、排除された前記ダミーシャフトを収容する案内ガイド装置に備えられ、前記ダミーシャフトの軸方向へ摺動可能に構成される案内ガイドにおける先端部を、前記ダミーシャフトの端部に形成される凹部であるスリットに係合させて、前記ダミーシャフトの軸回りへの回転を規制するものである。
請求項4においては、一対のサイドギアと、前記一対のサイドギアに付設する一対のサイドギアワッシャと、前記一対のサイドギアに係合する一対のピニオンギアと、前記一対のピニオンギアに付設する一対のピニオンギアワッシャと、前記一対のピニオンギア及び一対のピニオンギアワッシャに嵌挿するピニオンシャフトとからなり、前記ピニオンギアワッシャのシャフト孔内側に形成する凸部と、前記ピニオンシャフトに形成される凹部を係合して、前記ピニオンシャフトと前記ピニオンギアワッシャを相対回転不能に構成するデフ部品と、該デフ部品を被装するデフケースと、からなるデフの組立装置であって、前記各デフ部品を構成する各部材の搬送および組み付けを行う搬送手段と、前記搬送手段により前記デフケースのサイドギア挿入部に配置した前記一対のサイドギアおよび一対のサイドギアワッシャを保持する一対のサイドギア保持具と、前記一対のピニオンギアおよびピニオンギアワッシャに伸縮式のダミーシャフトを嵌挿するピニオン挿入ガイドと、前記ダミーシャフトの貫装部に前記ピニオンシャフトを押し込んでダミーシャフトを排除するピニオンシャフト押し込み装置と、排除した前記ダミーシャフトを収容する案内ガイド装置とを備え、前記サイドギア保持具に備えられ、前記ダミーシャフトの軸方向と略直交する方向へ摺動可能に構成されるガイドピンを、前記ダミーシャフトの外周面に形成される凹部であるガイド溝に係合させて、仮組みした前記一対のピニオンギアおよび一対のピニオンギアワッシャを前記デフケースのピニオンギア支承部まで回し入れる際に、前記ダミーシャフトの軸回りへの回転を規制する、ダミーシャフト第一係止機構を構成するものである。
請求項5においては、一対のサイドギアと、前記一対のサイドギアに付設する一対のサイドギアワッシャと、前記一対のサイドギアに係合する一対のピニオンギアと、前記一対のピニオンギアに付設する一対のピニオンギアワッシャと、前記一対のピニオンギア及び一対のピニオンギアワッシャに嵌挿するピニオンシャフトとからなり、前記ピニオンギアワッシャのシャフト孔内側に形成する凸部と、前記ピニオンシャフトに形成される凹部を係合して、前記ピニオンシャフトと前記ピニオンギアワッシャを相対回転不能に構成するデフ部品と、該デフ部品を被装するデフケースと、からなるデフの組立装置であって、前記各デフ部品を構成する各部材の搬送および組み付けを行う搬送手段と、前記搬送手段により前記デフケースのサイドギア挿入部に配置した前記一対のサイドギアおよび一対のサイドギアワッシャを保持する一対のサイドギア保持具と、前記一対のピニオンギアおよびピニオンギアワッシャに伸縮式のダミーシャフトを嵌挿するピニオン挿入ガイドと、前記ダミーシャフトの貫装部に前記ピニオンシャフトを押し込んでダミーシャフトを排除するピニオンシャフト押し込み装置と、排除した前記ダミーシャフトを収容する案内ガイド装置とを備え、前記案内ガイド装置に備えられ、前記ダミーシャフトの軸方向へ摺動可能に構成される案内ガイドにおける先端部を、前記ダミーシャフトの端部に形成される凹部であるスリットに係合させて、仮組みした前記一対のピニオンギアおよび一対のピニオンギアワッシャからダミーシャフトを排除する際に、前記ダミーシャフトの軸回りへの回転を規制する、ダミーシャフト第二係止機構を構成するものである。
請求項6においては、一対のサイドギアと、前記一対のサイドギアに付設する一対のサイドギアワッシャと、前記一対のサイドギアに係合する一対のピニオンギアと、前記一対のピニオンギアに付設する一対のピニオンギアワッシャと、前記一対のピニオンギア及び一対のピニオンギアワッシャに嵌挿するピニオンシャフトとからなり、前記ピニオンギアワッシャのシャフト孔内側に形成する凸部と、前記ピニオンシャフトに形成される凹部を係合して、前記ピニオンシャフトと前記ピニオンギアワッシャを相対回転不能に構成するデフ部品と、該デフ部品を被装するデフケースと、からなるデフの組立装置であって、前記各デフ部品を構成する各部材の搬送および組み付けを行う搬送手段と、前記搬送手段により前記デフケースのサイドギア挿入部に配置した前記一対のサイドギアおよび一対のサイドギアワッシャを保持する一対のサイドギア保持具と、前記一対のピニオンギアおよびピニオンギアワッシャに伸縮式のダミーシャフトを嵌挿するピニオン挿入ガイドと、前記ダミーシャフトの貫装部に前記ピニオンシャフトを押し込んでダミーシャフトを排除するピニオンシャフト押し込み装置と、排除した前記ダミーシャフトを収容する案内ガイド装置とを備え、前記サイドギア保持具に備えられ、前記ダミーシャフトの軸方向と略直交する方向へ摺動可能に構成されるガイドピンを、前記ダミーシャフトの外周面に形成される凹部であるガイド溝に係合させて、仮組みした前記一対のピニオンギアおよび一対のピニオンギアワッシャを前記デフケースのピニオンギア支承部まで回し入れる際に、前記ダミーシャフトの軸回りへの回転を規制する、ダミーシャフト第一係止機構を構成し、かつ、前記案内ガイド装置に備えられ、前記ダミーシャフトの軸方向へ摺動可能に構成される案内ガイドにおける先端部を、前記ダミーシャフトの端部に形成される凹部であるスリットに係合させて、仮組みした前記一対のピニオンギアおよび一対のピニオンギアワッシャからダミーシャフトを排除する際に、前記ダミーシャフトの軸回りへの回転を規制する、ダミーシャフト第二係止機構を構成するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、仮組みしたデフ部品をデフケース内部の支承位置に回し入れる際に、ダミーシャフトがダミーシャフト自身の軸回りに回転することを防止し、ピニオンギアワッシャの位相を保持することできる。
また、簡易な機構で、確実にダミーシャフトの位相を保持することができる。またこれにより、ピニオンギアワッシャの位相を保持することができる。
請求項2においては、ピニオンシャフトをピニオンギア支承部に押し入れることによりダミーシャフトを押し出してダミーシャフトとピニオンシャフトを置換する際に、ダミーシャフトがダミーシャフト自身の軸回りに回転することを防止し、ピニオンギアワッシャの位相を保持することできる。
また、簡易な機構で、確実にダミーシャフトの位相を保持することができる。またこれにより、ピニオンギアワッシャの位相を保持することができる
請求項3においては、仮組みしたデフ部品をデフケース内部の支承位置に回し入れる際に、ダミーシャフトがダミーシャフト自身の軸回りに回転することを防止しつつ、ピニオンシャフトをピニオンギア支承部に押し入れることによりダミーシャフトを押し出してダミーシャフトとピニオンシャフトを置換する際に、ダミーシャフトがダミーシャフト自身の軸回りに回転することを防止し、ピニオンギアワッシャの位相を確実に保持することできる。
また、簡易な機構で、確実にダミーシャフトの位相を保持することができる。またこれにより、ピニオンギアワッシャの位相を保持することができる。
請求項4においては、仮組みしたデフ部品をデフケース内部の支承位置に回し入れる際に、ダミーシャフトがダミーシャフト自身の軸回りに回転することを防止し、ピニオンギアワッシャの位相を保持することできる。
また、簡易な機構で、確実にダミーシャフトの位相を保持することができる。またこれにより、ピニオンギアワッシャの位相を保持することができる。
請求項5においては、ピニオンシャフトをピニオンギア支承部に押し入れることによりダミーシャフトを押し出してダミーシャフトとピニオンシャフトを置換する際に、ダミーシャフトがダミーシャフト自身の軸回りに回転することを防止し、ピニオンギアワッシャの位相を保持することできる。
また、簡易な機構で、確実にダミーシャフトの位相を保持することができる。またこれにより、ピニオンギアワッシャの位相を保持することができる。
請求項6においては、仮組みしたデフ部品をデフケース内部の支承位置に回し入れる際に、ダミーシャフトがダミーシャフト自身の軸回りに回転することを防止しつつ、ピニオンシャフトをピニオンギア支承部に押し入れることによりダミーシャフトを押し出してダミーシャフトとピニオンシャフトを置換する際に、ダミーシャフトがダミーシャフト自身の軸回りに回転することを防止し、ピニオンギアワッシャの位相を確実に保持することできる。
また、簡易な機構で、確実にダミーシャフトの位相を保持することができる。またこれにより、ピニオンギアワッシャの位相を保持することができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係るデフの全体的な構成を示す組立斜視図、図2(a)は本発明の一実施例に係るピニオンギアワッシャを示す正面および側面図、図2(b)は本発明の一実施例に係るピニオンシャフトを示す側面および底面図、図3は本発明の一実施例に係るデフ組立装置の全体構成を示す平面図、図4はデフケース位置決め工程におけるデフ組立状態を示す側面図、図5は本発明の一実施例に係るピニオン挿入ガイドへのピニオンギア載置状態を示す正面図、図6は本発明の一実施例に係るピニオン挿入ガイドへのダミーシャフト挿入状態を示す正面図、図7(a)は本発明の一実施例に係るダミーシャフトの全体的な構成を示す正面および底面図、図7(b)は本発明の一実施例に係るダミーシャフトの全体的な構成を示す側面および底面図、図8は準備工程におけるデフ組立状態を示す正面図、図9はサイドギア挿入工程におけるデフ組立状態を示す正面図(その1)、図10は同じくサイドギア挿入工程におけるデフ組立状態を示す正面図(その2)、図11はピニオンギア挿入工程におけるデフ組立状態を示す正面図(その1)、図12は同じくピニオンギア挿入工程におけるデフ組立状態を示す正面図(その2)、図13はダミーシャフト挿入工程におけるデフ組立状態を示す正面図(その1)、図14は同じくダミーシャフト挿入工程におけるデフ組立状態を示す正面図(その2)、図15は同じくダミーシャフト挿入工程におけるデフ組立状態を示す正面図(その3)、図16はデフ部品回し入れ工程におけるデフ組立状態を示す正面図、図17はデフ部品回し入れ工程におけるダミーシャフトの挙動を示す側面図、図18はピニオンシャフト置換工程におけるデフ組立状態を示す側面図(その1)、図19は同じくピニオンシャフト置換工程におけるデフ組立状態を示す側面図(その2)である。
まず始めに、本発明を適用するデフ1の全体構成について説明をする。
図1に示す如く、デフ1は、デフケース2およびデフ部品3等により構成している。
デフケース2の軸心である軸A上には、略円柱状の凹部たるサイドギア挿入部2a・2bを形成している。
また、デフケース2側面の該デフケース2側面に直交し、かつ、軸Aと直交する軸B上には、後述するピニオンシャフト12の正規の支承部たるシャフト孔2c・2dを形成している。
さらに、デフケース2側面の前記軸Aおよび軸Bと直交する軸C上には、開口部2e・2fを形成している。そして、デフケース2の内部にデフ部品3を組み付ける際には、開口部2e・2fからデフ部品3を挿入してデフ1内部の組立を行うようにしている。
デフ部品3は、一対のサイドギア4・5およびサイドギアワッシャ6・7と、一対のピニオンギア8・9およびピニオンギアワッシャ10・11と、ピニオンシャフト12により構成する部品群である。図1においては、説明の便宜上、デフ部品3をデフケース2の外部に取り出して分解した状態を示しているが、デフ部品3はデフ1が完成した状態においてはデフケース2の内部に組み付けるものである。
サイドギア4・5は、ギア部4a・5aおよび軸部4b・5b等が形成されたギア部材であり、デフケース2内部に組み付けた状態で車軸18・18に固設している。さらに詳述すると、サイドギア4・5は、サイドギア挿入部2a・2bに軸部4b・5bを挿入した状態でデフケース2内部に配置し、軸A上に配置する車軸18・18に固設している。また、サイドギア4・5とデフケース2の間にはサイドギアワッシャ6・7を介挿しているため、サイドギア4・5を、デフケース2の内面とは接しない状態で支持している。このような構成とすることにより、サイドギア4・5の回転を円滑にするとともにサイドギア4・5およびデフケース2を保護するようにしている。
ピニオンギア8・9は、傘歯歯車を形成したギア部8a・9aおよび真円状のシャフト孔8b・9b等を形成したギア部材である。そしてピニオンギア8・9は、デフケース2内部に組み付けた状態においては、シャフト孔8b・9bにシャフト孔2c・2dにおいて支承するピニオンシャフト12を挿通して回転自在に支持されている。また、ピニオンギア8・9とデフケース2の間にはピニオンギアワッシャ10・11を介挿しており、ピニオンギア8・9の回転を円滑にするとともにピニオンギア8・9およびデフケース2を保護するようにしている。そしてピニオンギア8・9は、デフケース2内部に組み付けた状態においては、ギア部8a・9aが前述したサイドギア4・5のギア部4a・5aと噛合するように構成している。
図1および図2(a)に示す如く、ピニオンギアワッシャ10・11には、シャフト孔10a・11aを形成しており、該シャフト孔10a・11aに後述するピニオンシャフト12を挿通している。
ここで、ピニオンギアワッシャ10・11に形成するシャフト孔10a・11aは、ピニオンギア8・9に形成する真円状のシャフト孔8b・9bとは異なり、単純な円形に形成するものではなく、円弧部10b・11bと二面幅状に切欠いた直線部10c・11cを形成する構成としている。
図2(b)に示す如く、ピニオンシャフト12の断面形状は、シャフト孔10a・11aの形状に対応しており、ピニオンシャフト12の断面形状においても円弧部12a・12aと二面幅状に切欠いた直線部12b・12bを形成する構成としている。
また、ピニオンシャフト12の断面形状は、ピニオンギア8・9の真円状のシャフト孔8b・9bの形状にも対応している。さらに詳述すると、ピニオンシャフト12は、シャフト孔8b・9bの内径と略一致する外形を有する円柱状のシャフト部材に二面幅状の直線部12b・12bを形成しており、ピニオンシャフト12の円弧部12a・12aがシャフト孔8b・9bに内接する構成としている。
このような構成とすることにより、ピニオンギア8・9およびピニオンギアワッシャ10・11にピニオンシャフト12を挿通した状態において、ピニオンギア8・9は、シャフト孔8b・9bが真円状であるためピニオンシャフト12に形成される二面幅状の直線部12b・12bに係止されることなくピニオンシャフト12に対して相対回転可能である。これに対してピニオンギアワッシャ10・11は、二面幅状の直線部(即ち、直線部10c・11cと直線部12b・12b)が係止し合うため、ピニオンシャフト12に対するピニオンギアワッシャ10・11の相対回転が規制される。これにより、ピニオンシャフト12に対するピニオンギアワッシャ10・11の位相を決定するようにしている。尚、本実施例では、二面幅状の直線部(即ち、直線部10c・11cと直線部12b・12b)が係止し合う構成としているが、本発明に適用するピニオンシャフト12およびピニオンギアワッシャ10・11の形状を限定するものではなく、例えば、ピニオンシャフト12の断面形状を一面幅が形成される半月状に形成し、これに略一致する半月状のシャフト孔8b・9bをピニオンギア8・9に形成するような構成とすることも可能である。
そして、図1および図2(b)に示す如く、ピニオンシャフト12に形成するピン孔20にピン21を嵌挿することにより、ピニオンシャフト12の位相決めが成された状態で、デフケース2に対してピニオンシャフト12を固着するようにしている。
つまり、デフ1内にデフ部品3を組み付けた状態では、ピニオンシャフト12をシャフト孔2c・2dにおいて正規位置たる軸B上に支持し、ピニオンシャフト12上に回転自在に支持するピニオンギア8・9と、サイドギア挿入部2a・2bに配置し車軸18・18によって支持するサイドギア4・5が互いに噛合するように構成している。また、ピニオンギアワッシャ10・11は、ピニオンシャフト12の両端部において、ピニオンシャフト12によって回転が規制され位相を保持した状態で、各ピニオンギア8・9とデフケース2に介設する構成としている。
次に、本発明に係るデフ組立装置30の全体構成について説明をする。
図3に示す如く、本発明に係るデフ組立装置30は、スカラーロボット31、サイドギア保持具32・33、ピニオンシャフト押し込み装置34、案内ガイド装置35等により構成している。またデフ組立装置30は、デフケース2内部にピニオンギア8・9およびピニオンギアワッシャ10・11を挿入する手段としてピニオン挿入ガイド14・15を備えている。
尚、本発明に係るデフ組立装置30は、スカラーロボット31のアーム部先端に各種のアタッチメント31aを備えているが、該アタッチメント31aの一種としてピニオン挿入ガイド14・15を備える構成とすることも可能である。
スカラーロボット31は、アーム先端に装着されるアタッチメント31aを適宜交換することにより、搬送手段・組立手段等の各種の機能を発揮するように構成している。つまり、スカラーロボット31は、デフ1を構成する部品(例えば、前述したデフ部品3等)や部品を組み付けるために使用する各種の治具を搬送する搬送手段として用いられ、また、実際にデフ1の組立を行う組立手段としても用いられる。
尚、本実施例においては、デフ組立装置30に備える自動化機器としてスカラーロボット(水平多関節ロボット)を採用する例を示しているが、これに限定するものではなく、その他の産業用ロボットを本発明に適用することも可能である。
サイドギア保持具32・33は、組立作業が行われる配置において、パレット16上に配置されるデフケース2の軸心たる軸A上に配置する構成としており、それぞれにチャック32a・33aを備えている。そして、デフ1の組立時には、スカラーロボット31によってデフケース2内に搬送されたサイドギア4・5を各チャック32a・33aによって組みつけ位置(即ち、サイドギア挿入部2a・2b)に保持するようにしている。また、サイドギア保持具32側のチャック32aは、軸Aを軸心として回転可能な構成としており、チャック32aによってサイドギア4を保持した状態でチャック32aを回転することが可能であり、これにより、サイドギア4を回転することができる。
尚、本実施例では、チャック32a・33aの内、片側のサイドギア保持具32側のチャック32aのみ回転可能な構成とする例を示したが、サイドギア保持具33側のチャック33aを回転可能な構成としたり、また両側のチャック32a・33aを共に回転可能な構成とすることも可能である。
またサイドギア保持具33には、軸A上に配置されるガイドピン19を内蔵しており、チャック33aでサイドギア5を組み付け位置に保持しつつ、ガイドピン19をサイドギア保持具32側に伸長することができる。そして、このガイドピン19を、後述するダミーシャフト13に形成するガイド溝13fに挿入することにより、ダミーシャフト13が軸回りに回転することを防止するようにしている。
図3および図4に示す如く、ピニオンシャフト押し込み装置34は、受け台34a、シリンダ34b等を備えており、組立作業状態においてパレット16上に配置するデフケース2に形成するシャフト孔2c・2dの軸心たる軸B上に配置している。
また、受け台34aの内側には二面幅状のガイド溝34cを形成しており、組立前のピニオンシャフト12を載置している。尚、ガイド溝34cの幅とピニオンシャフト12に形成する二面幅状の直線部12b・12bの面間距離を略一致させており、ピニオンシャフト12を受け台34a上に載置すると、ピニオンシャフト12がピニオンシャフト12自身の軸回りには回転不能となる構成としている。これにより、ピニオンシャフト12を受け台34a上に載置するだけで、ピニオンシャフト12の軸回りの位相が決定され、かつその位相を保持することができる。
そして、シリンダ34bを後述する案内ガイド装置35側に軸B上で摺動することにより、シリンダ34bによってピニオンシャフト12を押圧し、ピニオンシャフト12を受け台34aから押し出してシャフト孔2dからデフケース2内に押し込み、ピニオンシャフト12を正規の支承位置であるシャフト孔2c・2dに挿入するようにしている。
図4に示す如く、ピニオンシャフト押し込み装置34は、受け台34aに載置するピニオンシャフト12を仮にシャフト孔2dに挿入することにより、デフケース2の位置決めをする機能を果たしている。
また、ピニオンシャフト押し込み装置34は、ピニオンシャフト12をデフケース2に正規の支承位置(即ち、シャフト孔2c・2d)に押し込む機能を果たすとともに、ピニオンシャフト12を介して後述するダミーシャフト13を押圧し、該ダミーシャフト13をデフケース2内から排除して案内ガイド装置35側に押し出す機能を果たすものでもある。
図3および図4に示す如く、案内ガイド装置35は、ホルダー35a、案内ガイド35b等を備えており、組立作業状態においてパレット16上に配置するデフケース2に形成するシャフト孔2c・2dの軸心たる軸B上の前記ピニオンシャフト押し込み装置34とデフケース2を挟んで対面する位置に配置している。
ホルダー35aには、ガイド孔35cを形成しており、ガイド孔35c内にダミーシャフト13を回収する構成としている。そして、案内ガイド35bをピニオンシャフト押し込み装置34側に摺動することによりガイド孔35cから案内ガイド35bが突出するようにしている。
また、案内ガイド35bは、その先端部35eを楔状に形成している。この先端部35eの形状は、後述するダミーシャフト13に形成するスリット13eの形状と対応しており、先端部35eをスリット13eに挿入して、案内ガイド35bによりダミーシャフト13の軸回りへの回転を規制する構成としている。
図4に示す如く、案内ガイド装置35は、案内ガイド35bの先端部35eをシャフト孔2cに挿入することにより、デフケース2の位置決めをする機能を果たしている。
また、案内ガイド装置35は、案内ガイド35bによって後述するダミーシャフト13の回転を規制しながら、該ダミーシャフト13をホルダー35a内に回収する機能を果たすものでもある。
次に、ピニオン挿入ガイド14・15について説明をする。
図3および図4に示す如く、本発明に係るデフ組立装置30は、デフケース2の下方からピニオンギア8およびピニオンギアワッシャ10をデフケース2内に挿入する手段として、ピニオン挿入ガイド14を備えている。
図5に示す如く、ピニオン挿入ガイド14の上端には曲面状の載置部14aおよび曲面部14dを形成しており、後述するデフ部品回し入れ工程において、載置部14aに沿ってピニオンギア8およびピニオンギアワッシャ10を回し入れ、かつ、曲面部14dに沿ってダミーシャフト13を回し入れることによって、円滑にデフ部品3の回し入れが行われるようにしている。また載置部14aには、ピニオンギアワッシャ10を載置するため、載置部14aの曲面形状は、ピニオンギアワッシャ10外側の曲面形状に対応している。これにより、載置部14a上にピニオンギアワッシャ10を安定して載置することができる。
ピニオン挿入ガイド14には位相決めガイド14bを内挿しており、定常状態においては、位相決めガイド14bの頭頂部14hが上方に突設している。
図5中のX−X矢視図に示す如く、位相決めガイド14bには、シャフト孔10aの円弧部10b・10bおよび直線部10c・10cに対応する円弧部14e・14eおよび直線部14f・14fを形成しており、シャフト孔10aの形状と位相決めガイド14bの形状が略一致するように構成している。これにより、ピニオンギアワッシャ10を載置部14aに載置すると、位相決めガイド14bによってピニオンギアワッシャ10の位相が決められるようにしている。尚、シャフト孔10aの直線部10c・10cおよび位相決めガイド14bの直線部14fが略一致すれば位相決めガイド14bの機能を果たすことができ、ピニオン挿入ガイド14の円弧部14e・14eとシャフト孔10aの円弧部10b・10bは必ずしも略一致させなくても良い。
また、位相決めガイド14bの下端14gはバネ部材17と当接しており、位相決めガイド14bを上方から押圧すると、位相決めガイド14bにはバネ部材17によって上方に変位しようとするバネ力が付勢される構成としている。
位相決めガイド14bには、頭頂部14hの一部に切欠部14cを形成している。これは、頭頂部14hと接する部材(例えば、ダミーシャフト13等)が移動して位相決めガイド14bの押圧が解除されたときに、バネ部材17による付勢力によって位相決めガイド14bが上方に勢いよく移動し、位相決めガイド14bが他の部材(例えば、ピニオンギア9およびピニオンギアワッシャ11)と接触してしまう際に作用する押圧力を緩和するためである。これにより、後述するデフ部品回し入れ工程が円滑に行われるようにしている。
図3および図6に示す如く、本発明に係るデフ組立装置30は、デフケース2の上方からダミーシャフト13をデフケース2内に挿入する手段としてピニオン挿入ガイド15を備えている。
図6に示す如く、ピニオン挿入ガイド15には曲面部15a・15dを形成しており、後述するデフ部品回し入れ工程において、曲面部15aに沿ってピニオンギア9およびピニオンギアワッシャ11を回し入れ、かつ、曲面部15dに沿ってダミーシャフト13を回し入れることによって、円滑にデフ部品3の回し入れが行われるようにしている。
また、ピニオン挿入ガイド15内には、ダミーシャフト13およびシリンダ15bを内挿するガイド孔15cを形成している。
そして、ガイド孔15c内に設ける把持機構22・22・・・によってダミーシャフト13の上端部を把持するようにしている。本実施例では、把持機構22・22・・・の例としてボールプランジャを採用しており、簡易な機構によってダミーシャフト13を把持する構成としている。
さらに、ガイド孔15c内には往復摺動するシリンダ15bを備えており、シリンダ15bを下方に摺動することによって、ダミーシャフト13を下方に押圧し、ダミーシャフト13の把持状態を解除するとともに、ガイド孔15cからダミーシャフト13を下方に押し出すようにしている。
次に、ダミーシャフト13について説明をする。
ダミーシャフト13は、デフ1の組立に使用する治具であり、組立途中の各工程でデフ部品3を仮組みするために、前述したピニオンシャフト12の代わりに用いられる治具である。
図7(a)・(b)に示す如く、ダミーシャフト13は、略円柱状の部材であり、ピニオンシャフト12に代替して使用されるものである。そのため、ダミーシャフト13の断面形状はピニオンシャフト12の断面形状に略一致する構成としており、ピニオンシャフト12と同様に円弧部13cおよび直線部13dを形成している。
また、ダミーシャフト13は、第一部材13a、第二部材13b等により構成しており、第一部材13aに形成する凸部13iを、第二部材13bに形成する凹部13jに挿入することにより一体のシャフト状部材を形成している。また、第一部材13aと第二部材13bにはバネ部材13kを介挿しており、ダミーシャフト13を定常長さに比して縮めた状態においては、バネ部材13kによって、ダミーシャフト13が定常長さに復元する伸長方向にバネ力が付勢されるようにしており、軸方向に伸縮可能な構成としている。尚、第一部材13aと第二部材13bは軸回りの回転方向には互いの凹凸(即ち、第一部材13aに形成する係止凹部13m・13m・・・と第二部材13bに形成する係止爪13n・13n・・・)が係止しあうようにしており、第一部材13aと第二部材13bが軸回りに相対回転することを防止している。
ダミーシャフト13の側面部には、長孔状の凹部たるガイド溝13fを形成しており、前述したガイドピン19をガイド溝13fに挿入することにより、ダミーシャフト13が軸回りに回転することを防止するようにしている。
また、ダミーシャフト13の一側の端部13hには、断面視略V字状のスリット13eを形成しており、前述した案内ガイド35bの先端部35eをスリット13eに挿入することにより、ダミーシャフト13が軸回りに回転することを防止するようにしている。
さらに、第一部材13a上方の四方側面部には、孔状の凹部たる把持孔13p・13p・・・を形成しており、前述した把持機構22・22・・・による把持部を形成している。そして、把持孔13p・13p・・・において把持機構22・22・・・によってダミーシャフト13を把持することにより、ダミーシャフト13の軸回りの位相を決定しつつ、ダミーシャフト13の着脱が容易にできるようにしている。
次に、本発明に係るデフ1の組立方法について、工程ごとに順を追って説明をする。
(準備工程)
図5または図8に示す如く、まず始めに、スカラーロボット31等によりピニオン挿入ガイド14の載置部14aにピニオンギアワッシャ10を載置する。ここで、ピニオンギアワッシャ10を、シャフト孔10aが位相決めガイド14bと係合するように載置するため、ピニオンギアワッシャ10の位相が決められる。
そしてその後ピニオン挿入ガイド14には、スカラーロボット31等により、ピニオンギアワッシャ10上にピニオンギア8をさらに重ねて載置するようにしている。
次に、図4または図8に示す如く、デフケース2を開口部2e・2fが鉛直方向に向くようにVヤゲン状のパレット16上に横架して配置する。そして、開口部2e・2fがピニオン挿入ガイド14の直上になるようにパレット16をセットして、準備工程を完了するようにしている。
(デフケース位置決め工程)
準備工程を経て、大まかな組立位置に配置されたデフケース2を詳細な組立位置に位置決めする。
図4に示す如く、案内ガイド装置35により、シャフト孔2cに案内ガイド35bを挿入する。これにより、主に軸A回りの回転方向に対する位置決めを行うようにしている。
またさらに、ピニオンシャフト押し込み装置34により、シャフト孔2dにピニオンシャフト12を仮に挿入する。これにより、主に軸A方向の位置決めを行うようにしている。
このように、ピニオンシャフト押し込み装置34および案内ガイド装置35を用いて、軸A回りの回転方向と軸A方向の2方向に対する位置決めをすることにより、位置決め用の機構を別途備える必要がなく、再現性良くデフケース2の詳細な位置決めを行うようにしている。
(サイドギア挿入工程)
図9に示す如く、スカラーロボット31等により、開口部2eからサイドギア挿入部2aにサイドギア4の軸部4bを挿入する。この時、サイドギア4はチャック32aにより仮支持をし、サイドギア4を正規の支承位置に保持するようにしている。
さらに図10に示す如く、続いて同じくスカラーロボット31等により、開口部2eからサイドギア挿入部2bにサイドギア5の軸部5bを挿入する。この時、サイドギア5はチャック33aにより固定をし、サイドギア5を正規の支承位置に保持するようにしている。
(ピニオンギア挿入工程)
図11に示す如く、準備工程において開口部2e・2fの鉛直方向直下に配置しておいたピニオン挿入ガイド14を上方に移動して、ピニオンギア8をサイドギア4・5と噛合する位置に挿入する。
さらに図12に示す如く、続いてスカラーロボット31等により、ピニオンギア9およびピニオンギアワッシャ11を上方の開口部2eから挿入し、ピニオンギア9をサイドギア4・5と係合する位置に配置する。
尚、本実施例においては、下方から挿入するピニオンギア8を先に挿入し、上方から挿入するピニオンギア9を後から挿入するようにしているが、ピニオンギア8・9の挿入順序の先後により本発明に係るデフの組立方法を限定するものではなく、上方から挿入するピニオンギア9を先に挿入し、下方から挿入するピニオンギア8を後から挿入する順序とすることも可能である。
(ダミーシャフト挿入工程)
図13に示す如く、サイドギア挿入工程およびピニオンギア挿入工程を経て、開口部2e・2fを貫通する軸C上にピニオンギア8・9を配置した状態とした後に、ピニオン挿入ガイド15を下方に移動させることによって、ピニオンギア9に対して上方からダミーシャフト13を挿入するようにしている。
そして図14に示す如く、ピニオン挿入ガイド15をさらに下方に移動して、ピニオン挿入ガイド15の曲面部15aがピニオンギアワッシャ11と接する位置になるまでダミーシャフト13を挿入する。
このとき、位相決めガイド14bは、ダミーシャフト13によって押圧されて下降するため、ピニオンギアワッシャ10から抜け出た状態となるが、ピニオンギアワッシャ10には、位相決めガイド14bに代わってダミーシャフト13が貫通した状態となる。また、位相決めガイド14bとダミーシャフト13は当接しながら、隙間を生じることなく置換されるため、ピニオンギアワッシャ10の位相がずれたり、位置がずれてしまうことがない。
尚、ピニオン挿入ガイド14に内蔵しているバネ部材17は、ダミーシャフト13に内蔵しているバネ部材13kに比してバネ定数が小さいバネを選定している。これにより、ダミーシャフト13が定常長さを保持したまま位相決めガイド14bのバネ力に打ち勝って、適切に挿入される。
そして、図15に示す如く、シリンダ15bをデフケース2側に摺動することによって、シリンダ15bによりダミーシャフト13が押圧される。そしてダミーシャフト13は、把持機構22による把持状態が解除されるとともに、ガイド孔15cから押し出されて、ダミーシャフト13の最終的な挿入位置にまで押し込まれる。このとき、ダミーシャフト13はピニオンギア8・9およびピニオンギアワッシャ10・11を貫通している。
ダミーシャフト13の定常長さは、ピニオンギア8・9およびピニオンギアワッシャ10・11を貫通しても、未だその両端がピニオンギアワッシャ10・11から突出する長さに設定されている。これにより、ピニオンギアワッシャ10・11がピニオンギア8・9に沿う状態を確実に保持することができる。
(デフ部品回し入れ工程)
図15に示す如く、ダミーシャフト13をピニオンギア8・9およびピニオンギアワッシャ10・11に挿入する工程が完了した後に、サイドギア保持具33側に備えるガイドピン19をデフケース2内に突出するようにしている。そして、ガイドピン19をダミーシャフト13に形成するガイド溝13fに挿入するようにしている。
このように本発明では、ガイドピン19とダミーシャフト13に形成するガイド溝13fによってダミーシャフト第一係止機構36を構成している。
そして図16に示す如く、ダミーシャフト13がピニオンギア8・9およびピニオンギアワッシャ10・11を貫通した状態で、サイドギア4を保持しているサイドギア保持具32(チャック32a)を回転する。また、反対側のサイドギア保持具33(チャック33a)はサイドギア5を制止した状態に保持するようにしている。そして、ダミーシャフト13が、ピニオンシャフト12の正規の支承位置となる軸Bと同一軸心上に位置するまでピニオンギア8・9が公転するようにサイドギア保持具32を回転する。
このとき、ダミーシャフト第一係止機構36により、ダミーシャフト13がダミーシャフト13自身の軸回りに回転することが規制されるため、ピニオンギアワッシャ10・11の位相を保持した状態で、ダミーシャフト13を回転することが可能となっている。
即ち、本発明においては、前記ダミーシャフトの軸方向と略直交する方向へ摺動可能に構成されるガイドピン19が、ダミーシャフトの外周面(即ち、直線部13d)に形成する凹部たるガイド溝13fに係合することにより、ダミーシャフト第一係止機構36を構成している。
これにより、簡易な機構で、確実にダミーシャフト13の位相を保持することができるのである。また、ピニオンギアワッシャ10・11の位相を保持することができるのである。
図17は、図16中に示すY方向矢視におけるデフ部品3の回転(回し入れ)状態を示している。
図17に示す如く、ピニオンギア8・9が公転するとき、ダミーシャフト13は、その一方の端部13gが、ピニオン挿入ガイド15の曲面部15dに沿いながら回転し、かつ、他方の端部13hが、ピニオン挿入ガイド14の曲面部14dに沿いながら回転する。そして、曲面部14dおよび曲面部15dは楕円弧であり、軸C方向から軸B方向に向けて徐々に内径が狭められるようになっているため、ダミーシャフト13は回転するにつれて、徐々に両側の端部13g・13hが曲面部14d、曲面部15dおよびデフケース2の内面によって押圧されるため、バネ部材13kのバネ力に抗して短縮しながら回転していく。
そして、正規の支承位置である軸B上までダミーシャフト13を回転すると、ダミーシャフト13の両端部13g・13hがシャフト孔2c・2dに嵌りこむ。これにより、両側の端部13g・13hの押圧が解除されて、バネ部材13kのバネ力によってシャフト孔2c・2d内でダミーシャフト13が定常長さに復元して伸長する。
このようにして、ダミーシャフト13の端部13g・13hが曲面部14d、曲面部15dおよびデフケース2の内面に常に当接しながら回転するためピニオンギアワッシャ10・11の脱落を許すような隙間を生じることがない。これにより、ピニオンギアワッシャ10・11がダミーシャフト13の回転(回し入れ)時に脱落してしまうことが防止できる。
また、ダミーシャフト13に形成する二面幅(即ち、直線部13d・13d)と、ピニオンギアワッシャ10・11に形成する二面幅(即ち、直線部10cおよび11c)が合致した状態を維持しながらピニオンギアワッシャ10・11を正規の支承位置まで回し入れることができるため、ダミーシャフト13の回転(回し入れ)時にピニオンギアワッシャ10・11の位相がずれることが防止できる。
(ピニオンシャフト置換工程)
図18に示す如く、ピニオンギア8・9およびピニオンギアワッシャ10・11を正規の支承位置である軸B上まで回し入れた後に、ダミーシャフト13を除去し回収するととも、正規のピニオンシャフト12を挿入するようにしている。
このとき、シリンダ34bによってピニオンシャフト12を押圧し、ピニオンシャフト12をシャフト孔2c・2d内に押し入れれば、ダミーシャフト13がピニオンシャフト12により押圧されて排除される。またこのとき、ピニオンシャフト12が、ダミーシャフト13に代わってピニオンギア8・9およびピニオンギアワッシャ10・11に貫装される。
しかしながら、ピニオンシャフト12を介して伝達されるシリンダ34bによる押圧力に任せて自由にダミーシャフト13を押し出すと、ダミーシャフト13が押し出される際にダミーシャフト13自身の軸回りに回転してしまう場合がある。このようにダミーシャフト13が軸回りに回転してしまうと、ピニオンギアワッシャ10・11もそれに伴って回転してしまうため、せっかく正規の支承位置に正しい位相を保持した状態で回し入れることができても、ダミーシャフト13を排除する際にピニオンギアワッシャ10・11の位相がずれてしまう。ピニオンギアワッシャ10・11の位相がずれてしまうと、ピニオンギアワッシャ10・11の位置を修正しなければピニオンシャフト12を挿通することが困難になり、この場合ダミーシャフト13とピニオンシャフト12の置換に手間取ってしまい、思うようにデフ1の組立作業効率が改善されない。
そこで図18および図19に示す如く、本発明に係るデフ1の組立方法では、ダミーシャフト13を回収する際に案内ガイド35bによってダミーシャフト13を係止しながら押し出すようにしている。
さらに詳述すると、ダミーシャフト13の端部13hにはV字溝状のスリット13eを形成している。また、案内ガイド35bの先端部35dは楔状に形成されている。
このように本発明では、ダミーシャフト13のスリット13eと案内ガイド35bの先端部35dによってダミーシャフト第二係止機構37を構成している。そして、スリット13eと先端部35dを係合することよりダミーシャフト13がダミーシャフト13自身の軸回りに回転することを規制している。
そして、スリット13eと先端部35dを係合した状態で、シリンダ34bの押出しにリンクして、案内ガイド35bを後退しながらピニオンシャフト12とダミーシャフト13の置換を行うことにより、ダミーシャフト13がダミーシャフト13自身の軸回りに回転することなく、デフケース2から抜き取られ、ホルダー35aに収容される。
このようにダミーシャフト13の回転を規制することにより、ピニオンギアワッシャ10・11の位相が保持されるため、ピニオンシャフト12をスムーズに挿入することが可能となり、デフ1の組立作業効率を改善することができる。
即ち、本発明においては、前記ダミーシャフトの軸方向へ摺動可能に構成する案内ガイド35bを、ダミーシャフト13の端面(端部13h)に形成する凹部たるスリット13eに係合することによりダミーシャフト第二係止機構37を構成しており、ダミーシャフト13を押し出す際に、ダミーシャフト13の移動方向である前側に案内ガイド35bが配置され、案内ガイド35bの先端部35dがダミーシャフト13のスリット13eに係合した状態で、ダミーシャフト13をシャフト孔2c・2dから押し出すようにしている。
これにより、ダミーシャフト13が押し出されて移動する際に、簡易な機構であるダミーシャフト第二係止機構37により、ダミーシャフト13自身の軸回りに回転することを防止するとともに、ピニオンギアワッシャ10・11の位相がずれてしまうことも防止するようにしている。
つまり、本発明に係るデフの組立方法においては、ダミーシャフト13を用いて、仮組みしたデフ部品を正規の支承位置まで回し入れる際と、ダミーシャフト13を回収するためにシャフト孔2c・2dからダミーシャフト13を押し出す際において、ダミーシャフト13がダミーシャフト13自身の軸回りに回転してダミーシャフト13の位相がずれることを防止することにより、ピニオンギアワッシャ10・11の位相がずれることを防止するようにしている。
ピニオンギアワッシャ10・11の位相が正しく保持されていれば、ピニオンシャフト12を容易かつ確実に(即ち、失敗することなく)シャフト孔2c・2dに挿入することができるため、デフ1の組立時間を短縮することが可能となる。
そして、図1中に示すピン孔20にピン21を挿入し、ピニオンシャフト12をデフケース2に一体的に固定し、デフ1の組立作業を完了するようにしている。
即ち、本発明に係るデフの組立方法およびデフ組立装置は、一対のサイドギア4・5と、一対のサイドギア4・5に付設する一対のサイドギアワッシャ6・7と、一対のサイドギア4・5に係合する一対のピニオンギア8・9と、一対のピニオンギア8・9に付設する一対のピニオンギアワッシャ10・11と、前記一対のピニオンギア8・9及び一対のピニオンギアワッシャ10・11に嵌挿するピニオンシャフト12とからなり、前記ピニオンギアワッシャ10・11のシャフト孔10a・11aの内側に形成する凸部たる直線部10c・11cと、前記ピニオンシャフト12に形成する凹部たる直線部12b・12bを係合して、前記ピニオンシャフト12と前記ピニオンギアワッシャ10・11を相対回転不能に構成するデフ部品3と、該デフ部品3を被装するデフケース2と、からなるデフ1の組立方法および組立装置において、前記デフケース2のサイドギア挿入部2a・2bに一対のサイドギア4・5及び一対のサイドギアワッシャ6・7を配置しつつ、サイドギア保持具32・33(チャック32a・33a)により前記一対のサイドギア4・5および一対のサイドギアワッシャ6・7を保持するサイドギア挿入工程と、その後、一対のピニオンギア8・9およびピニオンギアワッシャ10・11に伸縮式のダミーシャフト13を嵌挿して仮組みし、一対のサイドギア4・5に仮組みした一対のピニオンギア8・9および一対のピニオンギアワッシャ10・11を係合するピニオンギア挿入工程と、その後、仮組みした一対のピニオンギア8・9および一対のピニオンギアワッシャ10・11をピニオンギア8・9の支承部たるシャフト孔2c・2dまで回し入れるデフ部品回し入れ工程と、その後、ピニオンシャフト12を前記シャフト孔2c・2dに押し込んで、ダミーシャフト13を排除するとともにピニオンシャフト12を配置するピニオンシャフト置換工程と、からなるデフの組立方法および組立装置であって、前記デフ部品回し入れ工程において、ダミーシャフト第一係止機構36により、ダミーシャフト13の軸回りへの回転を抑止し、かつ、ピニオンシャフト置換工程において、ダミーシャフト第二係止機構37により、ダミーシャフト13の軸回りへの回転を抑止する構成としている。
このような構成とすることにより、仮組みしたデフ部品3をデフケース2内部の支承位置に回し入れる際に、ダミーシャフト13がダミーシャフト13自身の軸回りに回転することを防止しつつ、ピニオンシャフト12をシャフト孔2c・2dに押し入れることによりダミーシャフト13を押し出してダミーシャフト13とピニオンシャフト12を置換する際に、ダミーシャフト13がダミーシャフト13自身の軸回りに回転することを防止し、ピニオンギアワッシャ10・11の位相を確実に保持することができるのである。
本発明の一実施例に係るデフの全体的な構成を示す組立斜視図。 (a)本発明の一実施例に係るピニオンギアワッシャを示す正面および側面図、(b)本発明の一実施例に係るピニオンシャフトを示す側面および底面図。 本発明の一実施例に係るデフ組立装置の全体構成を示す平面図。 デフケース位置決め工程におけるデフ組立状態を示す側面図。 本発明の一実施例に係るピニオン挿入ガイドへのピニオンギア載置状態を示す正面図。 本発明の一実施例に係るピニオン挿入ガイドへのダミーシャフト挿入状態を示す正面図。 (a)本発明の一実施例に係るダミーシャフトの全体的な構成を示す正面および底面図、(b)本発明の一実施例に係るダミーシャフトの全体的な構成を示す側面および底面図。 準備工程におけるデフ組立状態を示す正面図。 サイドギア挿入工程におけるデフ組立状態を示す正面図(その1)。 同じくサイドギア挿入工程におけるデフ組立状態を示す正面図(その2)。 ピニオンギア挿入工程におけるデフ組立状態を示す正面図(その1)。 同じくピニオンギア挿入工程におけるデフ組立状態を示す正面図(その2)。 ダミーシャフト挿入工程におけるデフ組立状態を示す正面図(その1)。 同じくダミーシャフト挿入工程におけるデフ組立状態を示す正面図(その2)。 同じくダミーシャフト挿入工程におけるデフ組立状態を示す正面図(その3)。 デフ部品回し入れ工程におけるデフ組立状態を示す正面図。 デフ部品回し入れ工程におけるダミーシャフトの挙動を示す側面図。 ピニオンシャフト置換工程におけるデフ組立状態を示す側面図(その1)。 同じくピニオンシャフト置換工程におけるデフ組立状態を示す側面図(その2)。
1 デフ
2 デフケース
2a サイドギア挿入部
2b サイドギア挿入部
2c シャフト孔
2d シャフト孔
3 デフ部品
4 サイドギア
5 サイドギア
6 サイドギアワッシャ
7 サイドギアワッシャ
8 ピニオンギア
9 ピニオンギア
10 ピニオンギアワッシャ
11 ピニオンギアワッシャ
12 ピニオンシャフト
13 ダミーシャフト
32 サイドギア保持具
32a チャック
33 サイドギア保持具
33a チャック
36 ダミーシャフト第一係止機構
37 ダミーシャフト第二係止機構

Claims (6)

  1. 一対のサイドギアと、
    前記一対のサイドギアに付設する一対のサイドギアワッシャと、
    前記一対のサイドギアに係合する一対のピニオンギアと、
    前記一対のピニオンギアに付設する一対のピニオンギアワッシャと、
    前記一対のピニオンギア及び一対のピニオンギアワッシャに嵌挿するピニオンシャフトとからなり、
    前記ピニオンギアワッシャのシャフト孔内側に形成する凸部と、
    前記ピニオンシャフトに形成される凹部を係合して、
    前記ピニオンシャフトと前記ピニオンギアワッシャを相対回転不能に構成するデフ部品と、
    該デフ部品を被装するデフケースと、
    からなるデフの組立方法において、
    前記デフケースのサイドギア挿入部に前記一対のサイドギア及び一対のサイドギアワッシャを配置しつつ、サイドギア保持具により前記一対のサイドギアおよび一対のサイドギアワッシャを保持するサイドギア挿入工程と、
    その後、前記一対のピニオンギアおよびピニオンギアワッシャに伸縮式のダミーシャフトを嵌挿して仮組みし、仮組みした前記一対のピニオンギアおよび一対のピニオンギアワッシャを前記一対のサイドギアに係合するピニオンギア挿入工程と、
    その後、仮組みした前記一対のピニオンギアおよび一対のピニオンギアワッシャを前記デフケースのピニオンギア支承部まで回し入れるデフ部品回し入れ工程と、
    その後、前記ピニオンシャフトを前記ピニオンギア支承部に押し込んで、前記ダミーシャフトを排除するとともに前記ピニオンシャフトを配置するピニオンシャフト置換工程とを備え、
    前記デフ部品回し入れ工程において、
    前記サイドギア保持具に備えられ、前記ダミーシャフトの軸方向と略直交する方向へ摺動可能に構成されるガイドピンを、前記ダミーシャフトの外周面に形成される凹部であるガイド溝に係合させて、
    前記ダミーシャフトの軸回りへの回転を規制する、
    ことを特徴とするデフの組立方法。
  2. 一対のサイドギアと、
    前記一対のサイドギアに付設する一対のサイドギアワッシャと、
    前記一対のサイドギアに係合する一対のピニオンギアと、
    前記一対のピニオンギアに付設する一対のピニオンギアワッシャと、
    前記一対のピニオンギア及び一対のピニオンギアワッシャに嵌挿するピニオンシャフトとからなり、
    前記ピニオンギアワッシャのシャフト孔内側に形成する凸部と、
    前記ピニオンシャフトに形成される凹部を係合して、
    前記ピニオンシャフトと前記ピニオンギアワッシャを相対回転不能に構成するデフ部品と、
    該デフ部品を被装するデフケースと、
    からなるデフの組立方法において、
    前記デフケースのサイドギア挿入部に前記一対のサイドギア及び一対のサイドギアワッシャを配置しつつ、サイドギア保持具により前記一対のサイドギアおよび一対のサイドギアワッシャを保持するサイドギア挿入工程と、
    その後、前記一対のピニオンギアおよびピニオンギアワッシャに伸縮式のダミーシャフトを嵌挿して仮組みし、仮組みした前記一対のピニオンギアおよび一対のピニオンギアワッシャを前記一対のサイドギアに係合するピニオンギア挿入工程と、
    その後、仮組みした前記一対のピニオンギアおよび一対のピニオンギアワッシャを前記デフケースのピニオンギア支承部まで回し入れるデフ部品回し入れ工程と、
    その後、前記ピニオンシャフトを前記ピニオンギア支承部に押し込んで、前記ダミーシャフトを排除するとともに前記ピニオンシャフトを配置するピニオンシャフト置換工程とを備え、
    前記ピニオンシャフト置換工程において、
    排除された前記ダミーシャフトを収容する案内ガイド装置に備えられ、前記ダミーシャフトの軸方向へ摺動可能に構成される案内ガイドにおける先端部を、前記ダミーシャフトの端部に形成される凹部であるスリットに係合させて、
    前記ダミーシャフトの軸回りへの回転を規制する、
    ことを特徴とするデフの組立方法。
  3. 一対のサイドギアと、
    前記一対のサイドギアに付設する一対のサイドギアワッシャと、
    前記一対のサイドギアに係合する一対のピニオンギアと、
    前記一対のピニオンギアに付設する一対のピニオンギアワッシャと、
    前記一対のピニオンギア及び一対のピニオンギアワッシャに嵌挿するピニオンシャフトとからなり、
    前記ピニオンギアワッシャのシャフト孔内側に形成する凸部と、
    前記ピニオンシャフトに形成される凹部を係合して、
    前記ピニオンシャフトと前記ピニオンギアワッシャを相対回転不能に構成するデフ部品と、
    該デフ部品を被装するデフケースと、
    からなるデフの組立方法において、
    前記デフケースのサイドギア挿入部に前記一対のサイドギア及び一対のサイドギアワッシャを配置しつつ、サイドギア保持具により前記一対のサイドギアおよび一対のサイドギアワッシャを保持するサイドギア挿入工程と、
    その後、前記一対のピニオンギアおよびピニオンギアワッシャに伸縮式のダミーシャフトを嵌挿して仮組みし、仮組みした前記一対のピニオンギアおよび一対のピニオンギアワッシャを前記一対のサイドギアに係合するピニオンギア挿入工程と、
    その後、仮組みした前記一対のピニオンギアおよび一対のピニオンギアワッシャを前記デフケースのピニオンギア支承部まで回し入れるデフ部品回し入れ工程と、
    その後、前記ピニオンシャフトを前記ピニオンギア支承部に押し込んで、前記ダミーシャフトを排除するとともに前記ピニオンシャフトを配置するピニオンシャフト置換工程とを備え、
    前記デフ部品回し入れ工程において、
    前記サイドギア保持具に備えられ、前記ダミーシャフトの軸方向と略直交する方向へ摺動可能に構成されるガイドピンを、前記ダミーシャフトの外周面に形成される凹部であるガイド溝に係合させて、
    前記ダミーシャフトの軸回りへの回転を規制し、かつ、
    前記ピニオンシャフト置換工程において、
    排除された前記ダミーシャフトを収容する案内ガイド装置に備えられ、前記ダミーシャフトの軸方向へ摺動可能に構成される案内ガイドにおける先端部を、前記ダミーシャフトの端部に形成される凹部であるスリットに係合させて、
    前記ダミーシャフトの軸回りへの回転を規制する、
    ことを特徴とするデフの組立方法。
  4. 一対のサイドギアと、
    前記一対のサイドギアに付設する一対のサイドギアワッシャと、
    前記一対のサイドギアに係合する一対のピニオンギアと、
    前記一対のピニオンギアに付設する一対のピニオンギアワッシャと、
    前記一対のピニオンギア及び一対のピニオンギアワッシャに嵌挿するピニオンシャフトとからなり、
    前記ピニオンギアワッシャのシャフト孔内側に形成する凸部と、
    前記ピニオンシャフトに形成される凹部を係合して、
    前記ピニオンシャフトと前記ピニオンギアワッシャを相対回転不能に構成するデフ部品と、
    該デフ部品を被装するデフケースと、
    からなるデフの組立装置であって、
    前記各デフ部品を構成する各部材の搬送および組み付けを行う搬送手段と、
    前記搬送手段により前記デフケースのサイドギア挿入部に配置した前記一対のサイドギアおよび一対のサイドギアワッシャを保持する一対のサイドギア保持具と、
    前記一対のピニオンギアおよびピニオンギアワッシャに伸縮式のダミーシャフトを嵌挿するピニオン挿入ガイドと、
    前記ダミーシャフトの貫装部に前記ピニオンシャフトを押し込んでダミーシャフトを排除するピニオンシャフト押し込み装置と、
    排除した前記ダミーシャフトを収容する案内ガイド装置とを備え、
    前記サイドギア保持具に備えられ、前記ダミーシャフトの軸方向と略直交する方向へ摺動可能に構成されるガイドピンを、前記ダミーシャフトの外周面に形成される凹部であるガイド溝に係合させて、
    仮組みした前記一対のピニオンギアおよび一対のピニオンギアワッシャを前記デフケースのピニオンギア支承部まで回し入れる際に、前記ダミーシャフトの軸回りへの回転を規制する、ダミーシャフト第一係止機構を構成する、
    ことを特徴とするデフの組立装置。
  5. 一対のサイドギアと、
    前記一対のサイドギアに付設する一対のサイドギアワッシャと、
    前記一対のサイドギアに係合する一対のピニオンギアと、
    前記一対のピニオンギアに付設する一対のピニオンギアワッシャと、
    前記一対のピニオンギア及び一対のピニオンギアワッシャに嵌挿するピニオンシャフトとからなり、
    前記ピニオンギアワッシャのシャフト孔内側に形成する凸部と、
    前記ピニオンシャフトに形成される凹部を係合して、
    前記ピニオンシャフトと前記ピニオンギアワッシャを相対回転不能に構成するデフ部品と、
    該デフ部品を被装するデフケースと、
    からなるデフの組立装置であって、
    前記各デフ部品を構成する各部材の搬送および組み付けを行う搬送手段と、
    前記搬送手段により前記デフケースのサイドギア挿入部に配置した前記一対のサイドギアおよび一対のサイドギアワッシャを保持する一対のサイドギア保持具と、
    前記一対のピニオンギアおよびピニオンギアワッシャに伸縮式のダミーシャフトを嵌挿するピニオン挿入ガイドと、
    前記ダミーシャフトの貫装部に前記ピニオンシャフトを押し込んでダミーシャフトを排除するピニオンシャフト押し込み装置と、
    排除した前記ダミーシャフトを収容する案内ガイド装置とを備え、
    前記案内ガイド装置に備えられ、前記ダミーシャフトの軸方向へ摺動可能に構成される案内ガイドにおける先端部を、前記ダミーシャフトの端部に形成される凹部であるスリットに係合させて、
    仮組みした前記一対のピニオンギアおよび一対のピニオンギアワッシャからダミーシャフトを排除する際に、前記ダミーシャフトの軸回りへの回転を規制する、ダミーシャフト第二係止機構を構成する、
    ことを特徴とするデフの組立装置。
  6. 一対のサイドギアと、
    前記一対のサイドギアに付設する一対のサイドギアワッシャと、
    前記一対のサイドギアに係合する一対のピニオンギアと、
    前記一対のピニオンギアに付設する一対のピニオンギアワッシャと、
    前記一対のピニオンギア及び一対のピニオンギアワッシャに嵌挿するピニオンシャフトとからなり、
    前記ピニオンギアワッシャのシャフト孔内側に形成する凸部と、
    前記ピニオンシャフトに形成される凹部を係合して、
    前記ピニオンシャフトと前記ピニオンギアワッシャを相対回転不能に構成するデフ部品と、
    該デフ部品を被装するデフケースと、
    からなるデフの組立装置であって、
    前記各デフ部品を構成する各部材の搬送および組み付けを行う搬送手段と、
    前記搬送手段により前記デフケースのサイドギア挿入部に配置した前記一対のサイドギアおよび一対のサイドギアワッシャを保持する一対のサイドギア保持具と、
    前記一対のピニオンギアおよびピニオンギアワッシャに伸縮式のダミーシャフトを嵌挿するピニオン挿入ガイドと、
    前記ダミーシャフトの貫装部に前記ピニオンシャフトを押し込んでダミーシャフトを排除するピニオンシャフト押し込み装置と、
    排除した前記ダミーシャフトを収容する案内ガイド装置とを備え、
    前記サイドギア保持具に備えられ、前記ダミーシャフトの軸方向と略直交する方向へ摺動可能に構成されるガイドピンを、前記ダミーシャフトの外周面に形成される凹部であるガイド溝に係合させて、
    仮組みした前記一対のピニオンギアおよび一対のピニオンギアワッシャを前記デフケースのピニオンギア支承部まで回し入れる際に、前記ダミーシャフトの軸回りへの回転を規制する、ダミーシャフト第一係止機構を構成し、かつ、
    前記案内ガイド装置に備えられ、前記ダミーシャフトの軸方向へ摺動可能に構成される案内ガイドにおける先端部を、前記ダミーシャフトの端部に形成される凹部であるスリットに係合させて、
    仮組みした前記一対のピニオンギアおよび一対のピニオンギアワッシャからダミーシャフトを排除する際に、前記ダミーシャフトの軸回りへの回転を規制する、ダミーシャフト第二係止機構を構成する、
    ことを特徴とするデフの組立装置。
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