JP4802428B2 - 誘導電動機の制御方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、可変電圧可変周波数インバータを介して駆動される誘導電動機の軸トルク演算値を求め、この演算値に基づいて該電動機の内部発生損失をより少なくするための誘導電動機の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は、可変電圧可変周波数を介して駆動される誘導電動機の制御方法の従来例を示す回路構成図である。
【0003】
図9において、1は後述の制御装置10からの各相の電圧指令vU *,vV *,vW *(交流量)それぞれをPWM演算して内蔵するインバータ主回路を形成するそれぞれの半導体スイッチへのオン,オフ駆動信号に変換し、これらのオン,オフ駆動信号に基づき前記インバータ主回路から三相の交流電圧を発生するインバータ、2はインバータ1から給電される誘導電動機、10はインバータ1を介した誘導電動機2を可変速制御する制御装置である。
【0004】
この制御装置10には磁束指令演算手段11と、乗算演算手段12と、積分演算手段13と、電圧指令発生手段14とを備えている。
【0005】
図9に示した制御装置10において、磁束指令演算手段11は外部から指令される誘導電動機2の一次角周波数指令値ω1 *を誘導電動機2の二次磁束基準値φ2 *に変換する動作を行うが、図示の如く一次角周波数指令値ω1 *が誘導電動機2の定格角周波数までは一定値の二次磁束基準値φ2 *を出力し、該定格角周波数を越えると、一次角周波数指令値ω1 *に反比例した二次磁束基準値φ2 *を出力する。乗算演算手段12では二次磁束基準値φ2 *を二次磁束指令値とし、この二次磁束指令値と一次角周波数指令値ω1 *とを乗算演算して得られる誘導電動機2の一次電圧指令値V1 *を出力する。従って、一次電圧指令値V1 *は一次角周波数指令値ω1 *が前記定格角周波数までは一次角周波数指令値ω1 *にほぼ比例して増大し、前記定格角周波数を越えた領域では一次電圧指令値V1 *がほぼ一定値となる。
また、電圧指令発生手段14は一次電圧指令値V1 *に対応した振幅とし、一次角周波数指令値ω1 *を積分演算手段13での時間積分演算で得られる角度指令値θ*に基づいた三相の電圧指令vU *,vV *,vW *それぞれに変換演算する動作を行っている。
【0006】
上述のインバータ1と制御装置10とによる誘導電動機2の制御方法は、一般に、V/fインバータ駆動方式と称される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記V/fインバータ駆動方式を誘導電動機の効率の面から見ると、次のような問題点を有している。すなわち、誘導電動機が出力する軸トルクの大きさに関わらず該電動機に上述の所定の二次磁束を確立させるため、常に比較的大きな励磁電流が流れる。これは前記電動機の銅損(抵抗損)や鉄損を大きめに発生させる。しかるに、前記軸トルクが定格値に対して小さなときは必ずしも十分なる励磁電流が必要でなく、前記V/fインバータ駆動方式では、この状態の誘導電動機に不必要な損失を発生し該電動機の効率を低下させるので、近年の省エネルギーの要請に対して十分ではなかった。
【0008】
また上記問題点に対する前記V/fインバータ駆動方式での対応策としては、例えば、予め誘導電動機で駆動される負荷機器の特性を測定し、この特性に合わせるべく先述の二次磁束基準値(二次磁束指令値)をその都度調整し、この調整した二次磁束指令値に基づく前記電動機の一次電圧を可変電圧可変周波数インバータから供給していた。しかしながら、上記対応策では前記負荷機器の特性を測定する等、汎用性を欠くという問題点があった。
【0009】
この発明の課題は上記問題点を解決し、前記V/fインバータ駆動方式を基本としつつ誘導電動機の負荷機器の特性を測定することなく、該電動機の内部発生損失をより少なくするための誘導電動機の制御方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この第1の発明は、可変電圧可変周波数インバータを介して駆動される誘導電動機の制御方法において、
前記電動機の一次周波数指令値に基づく該電動機の二次磁束基準値と、前記電動機の軸トルク演算値に対応した補正係数とを乗算演算した値に基づく該電動機の二次磁束指令値を求め、この二次磁束指令値と、前記一次周波数指令値とに基づいた前記電動機の一次電圧を前記インバータから供給することを特徴とする。
【0011】
第2の発明は前記第1の発明の誘導電動機の制御方法において、
前記軸トルク演算値を導出する際に、前記一次周波数指令値と、前記一次電圧又はこの一次電圧を発生させるための前記インバータへの一次電圧指令値と、前記電動機の一次電流と、該電動機の電気定数としての一次抵抗値とを用いたことを特徴とする。
【0012】
第3の発明は前記第1の発明の誘導電動機の制御方法において、
前記軸トルク演算値を導出する際に、前記一次周波数指令値と、前記一次電圧又はこの一次電圧を発生させるための前記インバータへの一次電圧指令値と、前記電動機の一次電流と、該電動機の電気定数としての励磁インダクタンス,漏れインダクタンスとを用いたことを特徴とする。
【0013】
第4の発明は前記第1〜第3の発明の誘導電動機の制御方法において、前記補正係数は、前記軸トルク演算値の平方根に基づく値にしたことを特徴とする。
【0014】
第5の発明は前記第1〜第3の発明の誘導電動機の制御方法において、前記補正係数は、前記軸トルク演算値の平方根に基づく値と、前記電動機が無負荷のときの二次磁束との和の値にしたことを特徴とする。
【0015】
第6の発明は前記第1〜第3の発明の誘導電動機の制御方法において、前記補正係数は、前記軸トルク演算値と、前記電動機の無負荷トルクとの和の平方根に基づく値にしたことを特徴とする。
【0016】
第7の発明は前記第1〜第3の発明の誘導電動機の制御方法において、前記補正係数は、前記軸トルク演算値の平方根に基づく値と、前記電動機が無負荷のときの二次磁束に基づく値との和の値に比例した値にしたことを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、可変電圧可変周波数インバータに駆動される誘導電動機の一次電圧,一次電流,電気定数等から該電動機の軸トルクの演算値を求め、この演算値の平方根に基づいて前記誘導電動機の内部発生損失をより少なくする該電動機の二次磁束指令値を導出できるので、前記電動機の負荷機器の特性を測定することなく、該電動機の省エネルギー運転の要請に答えることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の第1の実施の形態を示す誘導電動機の制御装置の回路構成図であり、図9に示した従来例回路と同一機能を有するものには同一符号を付して、ここではその説明を省略する。
【0019】
すなわち図1に示した制御装置20には、磁束指令演算手段11,乗算演算手段12,積分演算手段13,電圧指令発生手段14の他に、トルク演算手段21と、補正係数演算手段22〜25のいずれかと、乗算演算手段26と、指令値制限手段27とが付加されている。また、インバータ1と誘導電動機2の経路に電流検出器3が挿設されている。
【0020】
この制御装置20の動作を、図2に示す誘導電動機のT形等価回路図を参照しつつ、以下に説明をする。
【0021】
トルク演算手段21では誘導電動機2の一次電圧指令値V1 *と一次周波数指令値ω1 *と、電流検出器3の検出値iDETとを入力し、誘導電動機2の軸トルクは一次磁束ベクトルと一次電流ベクトルとの外積で表せることから、軸トルク演算値τEを求めるために、一次電圧指令値V1 *と検出値iDETとをそれぞれベクトル回転させて、直交したd−q軸成分V1d,V1qとI1d,I1qとに分解し、誘導電動機2の軸トルク演算値τEとして、下記式(1)の演算を行っている。
【0022】
【数1】
Figure 0004802428
次に、補正係数演算手段22〜補正係数演算手段25それぞれでは、第1の演算として、下記式(2)〜式(6)に従った演算を行っている。
【0023】
誘導電動機2の内部発生損失Wは、下記式(2)と表すことができる。
【0024】
【数2】
Figure 0004802428
上記式(2)に、誘導電動機の軸トルクτと二次磁束φ2とを用い、τ=φ2・ITおよびφ2=Lm・IMなる関係を代入すると、前記式(2)は下記式(3)と表すことができる。
【0025】
【数3】
Figure 0004802428
上記式(3)で示される誘導電動機2の内部発生損失Wを最小にするために、先ず、前記式(3)を二次磁束φ2で微分すると、下記式(4)となる。
【0026】
【数4】
Figure 0004802428
上記式(4)が0のときに誘導電動機2の内部発生損失Wが最小になり、このときの誘導電動機2の二次磁束φ2は、下記式(5)で表すことができる。
【0027】
【数5】
Figure 0004802428
上記式(5)から明らかなように、誘導電動機2の二次磁束φ2は軸トルクτの平方根に比例するように調整すればよい。従って、補正値演算手段22〜25それぞれは、下記式(6)に示す値K1を求めている。
【0028】
【数6】
Figure 0004802428
また、補正値演算手段22では、第2の演算として、トルク演算手段21からの軸トルク演算値τEと前記K1とから、下記式(7)に示す補正係数Φ1を出力している。
【0029】
【数7】
Figure 0004802428
乗算演算手段26では、磁束指令値演算手段11の出力である二次磁束基準値φ2 *が先述の一定値出力のときを1.0とし、この値と補正値演算手段22からの補正係数Φ1との乗算演算値(=式(7))を出力している。
【0030】
指令値制限手段27では、予め誘導電動機2が定格軸トルクτRのときの先述の軸トルク演算値τE(=τER)に対応する二次磁束指令値を上限値φ2Rと設定し、誘導電動機2が無負荷損に相当するトルクτ0のとき(このときτE=0)の二次磁束指令値を下限値φ2Nと設定し、前述の乗算演算手段26の出力が上限値φ2Rを越えているときにはこの上限値φ2Rに制限した値、また、前記出力が下限値φ2Nに満たないときにはこの下限値φ2Nに制限した値を誘導電動機2の二次磁束指令値φ2 **として出力している。
【0031】
すなわち、補正係数演算手段22を用いた制御装置20において、誘導電動機2の一次周波数指令値ω1 *が一定値の状態で誘導電動機2の軸トルクが0から定格τRまで変化したときの二次磁束指令値φ2 **は図3のように変化し、誘導電動機2の内部発生損失をより少なくすることができる。なお、図3における破線の曲線はτEの平方根に対応する特性曲線である。
【0032】
また、補正値演算手段23では、第2の演算として、トルク演算手段21からの軸トルク演算値τEと前記K1と先述の下限値φ2Nとから、下記式(8)に示す補正係数Φ1を出力している。
【0033】
【数8】
Figure 0004802428
すなわち、補正係数演算手段23を用いた制御装置20において、誘導電動機2の一次周波数指令値ω1 *が一定値の状態で誘導電動機2の軸トルクが0から定格τRまで変化したときの二次磁束指令値φ2 **は図4のように変化し、特に小さい軸トルク状態での誘導電動機2の内部発生損失をより少なくすることができる。なお、図4における破線の曲線はτEの平方根に対応する特性曲線である。
【0034】
また、補正値演算手段24では、第2の演算として、トルク演算手段21からの軸トルク演算値τEと前記K1と先述の誘導電動機2が無負荷損に相当するトルクτ0とから、下記式(9)に示す補正係数Φ1を出力している。
【0035】
【数9】
Figure 0004802428
すなわち、補正係数演算手段24を用いた制御装置20において、誘導電動機2の一次周波数指令値ω1 *が一定値の状態で誘導電動機2の軸トルクが0から定格τRまで変化したときの二次磁束指令値φ2 **は図5のように変化し、誘導電動機2の内部発生損失をより少なくすることができる。なお、図5における破線の曲線はτEの平方根に対応する特性曲線である。
【0036】
また、補正値演算手段25では、第2の演算として、トルク演算手段21からの軸トルク演算値τEと前記K1と先述の定格軸トルクτRおよび下限値φ2Nとから、下記式(10)に示す補正係数Φ1を出力している。
【0037】
【数10】
Figure 0004802428
すなわち、補正係数演算手段25を用いた制御装置20において、誘導電動機2の一次周波数指令値ω1 *が一定値の状態で誘導電動機2の軸トルクが0から定格τRまで変化したときの二次磁束指令値φ2 **は図6のように変化し、誘導電動機2の内部発生損失をより少なくすることができる。このときの破線の曲線はτEの平方根に対応する特性曲線である。
【0038】
図7は、この発明の第2の実施の形態を示す誘導電動機の制御装置の回路構成図であり、図1に示した第1の実施の形態回路と同一機能を有するものには同一符号を付して、ここではその説明を省略する。
【0039】
すなわち図7に示した制御装置30には、トルク演算手段21と補正係数演算手段22〜25のいずれかに代えて、トルク演算手段31と補正係数演算手段32とを備えている。
【0040】
この制御装置30の動作を、図8に示す誘導電動機のT形等価回路図を参照しつつ、以下に説明をする。なお、この等価回路は、後述の如く演算を簡単にするために、誘導電動機の鉄損を無視(図2におけるRCを削除)している。
【0041】
図8において、誘導電動機の無効電力Qは該電動機の一次角周波数をω1とすると、下記式(11)で表される。
【0042】
【数11】
Figure 0004802428
また、誘導電動機の二次磁束φ2は、下記式(12)で表される。
【0043】
【数12】
Figure 0004802428
上記式(1),式(2)から二次磁束φ2は下記式(13)となる。
【0044】
【数13】
Figure 0004802428
また、図8において、一次電流I1とトルク電流ITと励磁電流IMには下記式(14)の関係がある。
【0045】
【数14】
Figure 0004802428
前記式(12),式(13)から励磁電流IMは下記式(15)で表される。
【0046】
【数15】
Figure 0004802428
上記式(14),式(15)からトルク電流ITは下記式(16)で表される。
【0047】
【数16】
Figure 0004802428
すなわちトルク演算手段31では前記ω1 *とV1 *とiDETとをそれぞれ入力し、実効値I1およびI1dを求め、前記Qと等価なV1 *・I1dを演算し、これらの値と、誘導電動機2の電気定数としての励磁インダクタンスLmと漏れインダクタンスLσとを前記式(15)及び式(16)に当てはめ、誘導電動機2の軸トルク演算値τEとして、τE=Lm・IT・IMを求め、出力している。
【0048】
次に、補正係数演算手段32では、第1の演算として、下記式(17)〜式(21)に従った演算を行っている。
【0049】
誘導電動機2の内部発生損失Wは、下記式(17)と表すことができる。
【0050】
【数17】
Figure 0004802428
上記式(17)に、誘導電動機の軸トルクτと二次磁束φ2とを用い、τ=φ2・ITおよびφ2=Lm・IMなる関係を代入すると、前記式(17)は下記式(18)と表すことができる。
【0051】
【数18】
Figure 0004802428
上記式(18)で示される誘導電動機2の内部発生損失Wを最小にするために、先ず、前記式(18)を二次磁束φ2で微分すると、下記式(19)となる。
【0052】
【数19】
Figure 0004802428
上記式(19)が0のときに誘導電動機2の内部発生損失Wが最小になり、このときの誘導電動機2の二次磁束φ2は、下記式(20)で表すことができる。
【0053】
【数20】
Figure 0004802428
上記式(20)から明らかなように、誘導電動機2の二次磁束φ2は軸トルクτの平方根に比例するように調整すればよい。従って、補正値演算手段32は、下記式(21)に示す値K2を求めている。
【0054】
【数21】
Figure 0004802428
また、補正値演算手段32では、第2の演算として、トルク演算手段31からの軸トルク演算値τEと前記K2とから、下記式(22)に示す補正係数Φ1を出力している。
【0055】
【数22】
Figure 0004802428
すなわち、制御装置30において、誘導電動機2の一次周波数指令値ω1 *が一定値の状態で誘導電動機2の軸トルクが0から定格τRまでのいずれの軸トルクで動作するときにも、比較的簡単な前記第2の演算で、誘導電動機2の内部発生損失をより少なくすることができる。
【0056】
なお、図1及び図7に示したこの発明の実施形態回路では,インバータ1の出力電圧指令値を用いた回路構成であるが、インバータ1の出力電圧を検出して誘導電動機2を制御してもよい。
【0057】
【発明の効果】
この発明によれば、可変電圧可変周波数インバータに駆動される誘導電動機の一次電圧,一次電流,電気定数等から該電動機の軸トルクの演算値を求め、この演算値の平方根に基づいて前記誘導電動機の内部発生損失をより少なくする該電動機の二次磁束指令値を導出できるので、前述のV/fインバータ駆動方式を基本としつつ誘導電動機の負荷機器の特性を測定することなく、該電動機の省エネルギー運転の要請に答えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施の形態を示す誘導電動機の制御装置の回路構成図
【図2】 図1の動作を説明するための誘導電動機の等価回路図
【図3】 図1の動作を説明するための特性曲線図
【図4】 図1の動作を説明するための特性曲線図
【図5】 図1の動作を説明するための特性曲線図
【図6】 図1の動作を説明するための特性曲線図
【図7】 この発明の第2の実施の形態を示す誘導電動機の制御装置の回路構成図
【図8】 図7の動作を説明するための誘導電動機の等価回路図
【図9】 従来例を示す誘導電動機の制御装置の回路構成図
【符号の説明】
1…インバータ、2…誘導電動機、3・電流検出器、10…制御装置、11…磁束指令演算手段、12…乗算演算手段、13…積分演算手段、14…電圧指令発生手段、20…制御装置、21…トルク演算手段、22〜25…補正係数演算手段、26…乗算演算手段、27…指令値制限手段、30…制御装置、31…トルク演算手段、32…補正係数演算手段。

Claims (7)

  1. 可変電圧可変周波数インバータを介して駆動される誘導電動機の制御方法において、
    前記電動機の一次周波数指令値に基づく該電動機の二次磁束基準値と、前記電動機の軸トルク演算値に対応した補正係数とを乗算演算した値に基づく該電動機の二次磁束指令値を求め、
    この二次磁束指令値と、前記一次周波数指令値とに基づいた前記電動機の一次電圧を前記インバータから供給することを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  2. 請求項1に記載の誘導電動機の制御方法において、
    前記軸トルク演算値を導出する際に、前記一次周波数指令値と、前記一次電圧又はこの一次電圧を発生させるための前記インバータへの一次電圧指令値と、前記電動機の一次電流と、該電動機の電気定数としての一次抵抗値とを用いたことを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  3. 請求項1に記載の誘導電動機の制御方法において、
    前記軸トルク演算値を導出する際に、前記一次周波数指令値と、前記一次電圧又はこの一次電圧を発生させるための前記インバータへの一次電圧指令値と、前記電動機の一次電流と、該電動機の電気定数としての励磁インダクタンス,漏れインダクタンスとを用いたことを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の誘導電動機の制御方法において、
    前記補正係数は、前記軸トルク演算値の平方根に基づく値にしたことを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の誘導電動機の制御方法において、
    前記補正係数は、前記軸トルク演算値の平方根に基づく値と、前記電動機が無負荷のときの二次磁束との和の値にしたことを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  6. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の誘導電動機の制御方法において、
    前記補正係数は、前記軸トルク演算値と、前記電動機の無負荷トルクとの和の平方根に基づく値にしたことを特徴とする誘導電動機の制御方法。
  7. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の誘導電動機の制御方法において、
    前記補正係数は、前記軸トルク演算値の平方根に基づく値と、前記電動機が無負荷のときの二次磁束に基づく値との和の値にしたことを特徴とする誘導電動機の制御方法
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