JP4801967B2 - 検眼装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検眼の屈折力を自覚的に検査する検眼装置に関する。
検眼窓に球面レンズ及び円柱レンズ等の光学素子を切換え配置して被検眼の屈折力を自覚的に検査する検眼装置が知られている。この種の装置における球面レンズの構成としては、度数の異なる球面レンズを2枚又は3枚の球面レンズディスクに分割配置しているものが一般的である(例えば、特許文献1参照)。また、円柱レンズの構成としては、度数の異なる球面レンズを強円柱レンズディスク及び弱円柱レンズディスクに分割配置しているものがある(例えば、特許文献2、3参照)。例えば、弱円柱レンズディスクには、開口の他、−0.25D、−0.50D、−0.75D、−1.00D、−1.25Dのように0.25Dステップで円柱レンズが配置されている。強円柱レンズディスクには、開口の他、−1.50D、−3.00D、−4.50D、−6.00D、−7.50Dのように1.50Dステップで円柱レンズが配置されている。この場合、2枚の円柱レンズディスクを回転してレンズを切換えることより、0.25Dステップで−8.75Dまでの円柱検査度数を作り出す。
特開平11−267100号公報(図4、図5) 特表平9−505209号公報 特開2004−329450号公報(図5)
ところで、従来の検眼装置における円柱検査度数は、単純に2枚の強円柱レンズディスク及び弱円柱レンズディスクに配置された円柱レンズの度数和とされていた。しかし、複数の円柱レンズを組み合わせて度数を作り出す場合、検査度数に対する眼鏡装用位置換算(例えば、眼から12mmの位置換算)の合成度数に誤差が発生する。さらに、円柱レンズと眼との間に球面レンズを配置して組み合わせると、球面レンズの度数に応じて眼鏡装用位置換算での合成度数の誤差が大きくなる場合がある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、2枚の強円柱レンズディスク及び弱円柱レンズディスクに配置された円柱レンズを組み合わせて円柱度数を作り出すときに発生する誤差を抑え、精度よく検査が行える検眼装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 度数の異なる球面レンズが分割配置された複数の球面レンズディスクと、度数の異なる円柱レンズが分割配置された強円柱レンズディスク及び弱円柱レンズディスクとを備え、検眼窓に球面レンズ及び円柱レンズを切換え配置して被検眼の屈折力を自覚的に検査する検眼装置において、検眼窓に配置するレンズの検査度数を指定する検査度数指定手段と、指定された検査度数に対する球面レンズ及び円柱レンズの組み合わせを決定する組み合わせ度数決定手段とを備え、前記弱円柱レンズディスクは、眼鏡装用位置換算での円柱度数間隔が略0.25Dで変化する−0.25D〜−1.25Dの少なくとも5枚の弱度数の円柱レンズ及び開口を持ち、前記強円柱レンズディスクは、眼鏡装用位置換算で−1.50D以上の強度数の円柱レンズを5枚以上持つと共に、少なくとも一部の円柱レンズについては隣り合う度数の間隔が1.50Dより小さな間隔となる円柱レンズ及び開口を持ち、前記組み合わせ度数決定手段は、指定された円柱検査度数に対して前記強円柱レンズディスク及び前記弱円柱レンズがそれぞれ持つ円柱レンズ(開口の場合も含む)の組み合わせが複数あるものについては、眼鏡装用位置換算での合成度数の誤差が小さい方又は合成度数の誤差が所定の許容差内に入るものを選択することを特徴とする。
(2) (1)の検眼装置において、前記強円柱レンズディスクは、眼鏡装用位置換算での度数が略−1.50Dの円柱レンズと略−6.0D以上の強度数の円柱レンズを持つと共に、その間を略1.0D又は略1.25Dの度数間隔で変化する円柱レンズを持つことを特徴とする。
(3) (2)の検眼装置において、前記強円柱レンズディスクは、さらに眼鏡装用位置換算での円柱度数が略−7.00D〜−7.50Dの円柱レンズを含む少なくとも6枚の円柱レンズを持つことを特徴とする。
(4) (1)の検眼装置において、前記弱円柱レンズディスクはさらに眼鏡装用位置換算での円柱度数が略−1.50Dの円柱レンズを持つことを特徴とする。
(5) (4)の検眼装置において、前記弱円柱レンズディスクは、さらに眼鏡装用位置換算での円柱度数が略−1.75D〜1.80Dの円柱レンズを持つことを特徴とする。
(6) (1)〜(5)の検眼装置において、前記組み合わせ度数決定手段が選択する円柱レンズとの組み合わせは、球面レンズの組み合わせによる球面度数に応じて異なることを特徴とする。
本発明によれば、円柱レンズの組み合わせにて円柱度数を作り出すときに発生する誤差を抑え、精度よく検査が行える。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る自覚式検眼装置を検者側から見た正面外観図である。1は検眼装置本体であり、検眼装置本体1は左右対称な一対のレンズ室ユニット2と、この左右のレンズ室ユニット2を支持し、両者の距離を調節する機構及び両者を輻輳する機構を持つ移動ユニット3と、を備える。左右のレンズ室ユニット2には、光学素子が切換え配置される検眼窓4が設けられている。8は検眼装置本体1に操作信号を入力するためのコントローラである。
図2は、左眼測定用のレンズ室ユニット2内に配置される光学素子切換え機構を説明する図である。10は測定光軸であり、Eは被検眼を示す。レンズ室ユニット2の筐体内には、被検眼E側から順に、強球面レンズディスク11、弱球面レンズディスク12、強円柱レンズディスク13、弱円柱レンズディスク14、第1補助レンズディスク15、第2補助レンズディスク16が配置されている。各レンズディスク11〜16は軸30を回転中心に回転可能に設けられている。各レンズディスクの外周にはギヤが形成されており、それぞれ図示なきギヤを介してモータ18a〜18fにて回転させることにより、光軸10に配置する光学素子の切換えが行われる。図2において、40aは検者側の検眼窓4に配置された保護ガラス、40bは被検眼E側の検眼窓4に配置された保護ガラスを示す。
各レンズディスク11〜16は光学素子を保持するための8〜12個の穴を持つ。本形態では、各レンズディスクのそれぞれの穴の1つは素通しの開口(0Dのレンズの場合も含む)となっている。各ディスクに配置される光学素子の構成例を図3に示す。図の上段より被検眼E側から順に配置されるディスクの種類を示す。球面レンズディスク11、12には、0.25D(ディオプタ)の検査単位度数ステップで、−19D〜+16.75Dまでの球面度数を、組み合わせにより生成するための球面レンズが分割して配置されている。強球面レンズディスク11には、−18D〜+15Dの間で3Dステップで強度数球面レンズ110が設けられている。弱球面レンズディスク12には−1D〜+1.75Dの間で0.25Dステップで弱度数球面レンズ120が設けられている。
第1補助レンズディスク15には、球面度数補正用の+0.12Dの球面レンズの他、偏光方向135°のポラライザ、偏光方向45°のポラライザ、偏光方向135°のポラライザと球面度数+0.12Dの複合レンズ、偏光方向45°のポラライザと球面度数+0.12Dの複合レンズ、マドックスレンズ(MR)、緑フィルタ(右眼用は赤フィルタ)、分散プリズム(右6△/左10△)、±0.5Dのクロスシリンダレンズ、ピンホール(PH)、遮蔽板(BL)の補助レンズ150が設けられている。第2補助レンズディスク16には、ロータリプリズム(RP)、±0.25Dおよび±0.5Dのクロスシリンダレンズ、±0.25Dのオートクロスシリンダレンズ(AXC)、球面度数補正用の−10Dおよび+10Dの球面レンズ、眼幅調整用のマークが付された素通しレンズ(PD)の補助レンズ160が設けられている。この内、ロータリプリズム、±0.25及び±0.5Dのクロスシリンダレンズ、オートクロスシリンダレンズは光軸10を中心に回転可能に設けられている。被検眼側に配置されるロータリプリズムはホルダにより回転可能に取り付けられ、そのホルダの歯車は軸30を中心に回転可能な太陽歯車162に噛み合っている。太陽歯車162はモータ18iにより回転される。もう1つのロータリプリズムもホルダにより回転可能に取り付けられ、そのホルダの歯車は軸30を中心に回転可能な太陽歯車164に噛み合っている。太陽歯車164はモータ18hにより回転される。
強円柱レンズディスク13は強度数の円柱レンズ130を5枚以上保持する。本実施形態では開口以外の穴には、−1.52D,−2.80D,−4.14D,−5.21D,−6.57D,−7.69Dの6枚の円柱レンズが配置されている。この6枚の円柱レンズは、眼鏡装用位置換算(VD=12mm)で−1.51D(略−1.50D),−2.75D(略−2.75D),−4.02D(略−4.00D),−5.02D(略−5.00D),−6.28D(略−6.25D),−7.29D(略−7.25D)の度数である。
弱円柱レンズディスク14は、弱度数の円柱レンズ140を5枚以上保持する。本実施形態では、−0.25D,−0.50D,−0.75D,−1.01D,−1.27D,−1.54D,−1.83Dの7枚の円柱レンズが配置されている。この円柱レンズは、眼鏡装用位置換算(VD=12mm)で−0.25D,−0.50D,−0.75D,−1.00D,−1.26D,−1.52D,−1.79Dの度数である。すなわち、弱度数の円柱レンズ140は、眼鏡装用位置換算での円柱度数間隔が略0.25Dで変化するように配置されている。
強円柱レンズディスク13はモータ18cにより回転され、弱円柱レンズディスク14はモータ18dにより回転される。また、円柱レンズ130および140は光軸10を中心にそれぞれ回転可能なホルダに保持されており、そのホルダの歯車は軸30を中心に回転可能な太陽歯車148と噛み合い、太陽歯車148に連結された歯車149がモータ19cにより回転されることにより、円柱レンズ130および140が同時に光軸10を中心に回転され、円柱軸が変えられる。
以上の各ディスクが保持する光学素子のレンズ径は、直径φ20mm、有効径18mmのものを使用している。被検眼Eは、この光学素子を通して、測定光軸10の前方に配置される検査視標を観察する。
検眼時には被検眼Eの角膜頂点と最も被検眼側のディスク11に保持された球面レンズ110の位置(眼鏡装用位置)との距離VDを所定の距離(例えば、VD=12mm)にする。
次に、レンズを複数枚組み合わせたときの誤差の発生について説明する。図5は、レンズを複数枚組み合わせたときの結像関係を示す図である。なお、図5では被検眼側から4枚のレンズL1,L2,L3,L4が配置されているものとしている。また、薄肉レンズの近軸計算式を用いている。各レンズに対しては、次の条件式が成り立つ。
Figure 0004801967
上記の式1、式2は各レンズごとに成立する。レンズが4枚の場合には、n=4である。fnは各レンズの焦点距離、Snは各レンズの物距離、S´nは各レンズの像距離、Anはレンズ間隔である。但し、S0=X、A1は眼鏡装用基準位置(以下、基準位置)からレンズL1までの距離とする。
各レンズ単体での使用を考えると、各レンズ単体の度数Dn(基準位置換算ディオプタ)は、検査単位(通常、0.25D)の値、もしくはその近傍で許容差に入っている必要がある。度数Dnを決定すると、次の式により、各レンズの焦点距離fnが求められる。
Figure 0004801967
最終的な基準位置換算での合成度数D0は、
Figure 0004801967
で表される。この式4で計算された基準位置換算の合成度数と実際に表示する検査度数との差を誤差とする。
ここで、球面レンズを2枚のディスクに配置し、円柱レンズを2枚のディスクに配置した4枚のレンズの組み合わせについて、最終的な基準位置換算の合成度数とその誤差を計算してみる。
まず、本発明の比較例として、図4に示す従来のレンズ構成の例について計算する。条件として、L1〜L2に球面レンズを、L3とL4に円柱レンズを配置するものとし、A1=0、A2=3mm、A3=8mm、A4=3mmとする。図4のレンズ構成においては、上より被検眼E側から順に、ディスクの種類を示す。図4では、弱球面ディスクと強円柱ディスクの間に第1補助レンズディスク(AUX1)が挿入されているため、合成度数の計算では、第1補助レンズディスクは開口を配置する。そのため、A3=8mmとなっている。
図3に対する図4の他の相違点は、強円柱レンズ130および弱円柱レンズ140の構成である。強円柱レンズは、−1.50D〜−7.50Dの範囲において1.50Dステップの等間隔で5枚構成されている。弱円柱レンズは、−0.25D〜−1.25Dの範囲において0.25Dステップの等間隔で5枚構成されている。なお、各円柱レンズの度数は、単体での度数である。
組合せにより生成される円柱度数について説明する。従来例においては、図6に示すように、検査度数(表示CYL)に対する強円柱レンズ及び弱円柱レンズの組み合わせは、各単体レンズの度数の単純な和として決定されていた。
例として、まず図7(a)に、球面度数S−10.00Dの検査度数を作り出すために、L1=−9D、L2=−1Dの球面レンズを配置した場合について、L3とL4に配置する円柱レンズの度数を順次変えて計算した結果について示す。検査度数を0.25Dステップで設定し、眼鏡装用基準位置(VD=12mm)での円柱の合成度数と円柱検査度数との誤差ΔCを折れ線グラフ171、許容差の上限を折れ線160a,許容差の下限を折れ線160bで示す。同様に、図7(b)は、球面度数S0.00Dの検査度数を作り出すために、L1=L2=0Dとした場合である。誤差ΔCを折れ線グラフ172で示す。図7(c)は、球面度数S+7.75Dの検査度数を作り出すために、L1=+6.00D、L2=+1.75Dとした場合である。誤差ΔCを折れ線グラフ173で示す。
図7の誤差ΔCの折れ線グラフ171,172,173を見ると、円柱検査度数が強くなるほど、誤差ΔCが大きくなることが分かり、球面度数によっては許容差を超える組み合わせが発生している。また、誤差ΔCの変動は、強円柱レンズと弱円柱レンズとの組替えよる周期的なノコギリ刃状の変動となっていることが分かる。また、球面度数S−10.00Dのときの折れ線グラフ171に対して、球面度数S+7.75Dのときの折れ線グラフ173は、0Dの位置を中心にして下側に振れている。球面度数S=−19D〜+16.75Dの0.25Dステップでの全てについて誤差ΔCの変動を図7のように折れ線グラフにして確認したところ、その折れ線グラフは球面レンズの組替えによる周期的な変動をとっていた。すなわち、S=−10.00Dのように、強球面レンズディスクの球面レンズと弱球面レンズS=−1.00Dを組み合わせたときに、折れ線グラフは最も上側に振れ、弱球面レンズS=−0.75D、S=−0.50D、S=−0.25D、…というように弱球面レンズを組替えて行くにしたがって下側に振れていき、S=+1.75Dのときに最も下側に振れていた。この誤差ΔCの折れ線グラフの上下の振れは、強球面レンズディスクの強球面レンズの度数を組替えることにより周期的に変化する。
ところで、光学系設計においては、レンズ厚さをゼロと見なした仮想レンズが、間隔ゼロで配置された場合、組み合わせ度数は構成されるレンズ度数の和とされる。しかしながら、複数の球面レンズと複数の円柱レンズの組み合わせにより、所定の検査単位度数ステップの球面度数もしくは円柱度数を生成する場合、レンズの配置間隔をゼロとすることは不可能である。このため、眼鏡装用基準位置での合成度数の理論値は、構成されるレンズ度数の和とのずれを生じることは避けられない。それらを考慮して、誤差ΔCを低減するためには、構成されるレンズを度数の強いものから優先的に基準位置の付近に配置することが好ましい。
そこで、図4のレンズディスク配置に対して、弱球面レンズディスクの次に強円柱レンズディスク、弱円柱レンズディスクを配置した構成とし、弱球面レンズディスクの次に強円柱レンズディスクにおけるレンズ間距離を狭めた場合を確認した。
ここで再び、球面レンズ2枚と、円柱レンズ2枚の組み合わせについて、最終的な基準位置換算の合成度数とその誤差を計算してみる。条件として、L1〜L2に球面レンズを、L3とL4に円柱レンズを配置するものとし、A1=0、A2〜A4=3mmとする。また、検査度数に対する円柱レンズの組み合わせは、上記と同じく図6とする。
図8(a),(b),(c)は、図7と同じく、球面度数球面度数S=−10.00D、S=0.00D、S=+7.75Dについて計算した誤差ΔCを折れ線グラフにした結果である。レンズ間隔を狭めた図8の場合は、図7に対して誤差ΔCの折れ線グラフの振れ中心が下側に移動したが、単純にレンズ間隔を狭めただけでは誤差ΔCを低減することはできない。
誤差ΔCを低減するために、本発明の特徴的な構成を説明する。まず、強円柱レンズ130の隣り合う度数の間隔を従来に対して狭めた構成を説明する。前述の図7、図8のように、誤差ΔCの変動は、強円柱レンズと弱円柱レンズとの組替えよる周期的なノコギリ刃状の変動となっている。従来例では、1.50Dの度数間隔の強円柱レンズに対して、−0.25D〜−1.25Dの5枚の弱円柱レンズ及び開口(0D)を組み合わせて円柱度数を作っているので、1つの強円柱レンズがカバーする範囲が広い。このために、図7,8に示す折れ線グラフにおけるノコギリ刃状の谷と山とのズレが大きくなっている。
そこで、強円柱レンズの隣り合う度数の間隔を、従来の度数間隔1.50Dよりも小さな間隔となる強円柱レンズの構成とする。隣り合う度数の間隔を細かくするほどノコギリ刃状の谷と山とのズレを小さくできるが、レンズ枚数をあまり増やさないためには略1.25D又は略1.00Dが好ましい。本実施形態のレンズ構成例では、眼鏡装用位置換算で−1.51D,−2.75D,−4.02D,−5.02D,−6.28D,−7.29Dであり、その度数間隔は、順に1.24D,1.27D,1.00D,1.26D,1.01Dとなっている。ノコギリ刃状の谷と山とのズレは、強度数になるほど大きく、弱度側では小さいので、0D〜−3.00Dまでは、略1.50Dの度数間隔でも良い。
強円柱レンズディスク130を上記のようなレンズ構成とした場合について誤差ΔCを計算した結果を説明する。弱円柱レンズディスク140の弱円柱レンズは、−1.25Dまでのものを使用する。レンズの配置条件は、図8の例と同じく、L1〜L2に球面レンズを、L3とL4に円柱レンズを配置するものとし、A1=0、A2〜A4=3mmとする。検査度数に対する円柱レンズの組み合わせを図9とし、図8の例と同じく、球面度数S=−10.00D、S=0.00D、S=+7.75Dとした場合の誤差ΔCの結果を、図10(a),(b),(c)に示す。
図10の各図を見ると、S=+7.75Dにおいて許容差から外れているものがあるが、図8の例に対して、何れも誤差ΔCが低減されていることが分かる。なお、強度数の円柱レンズ130を前述のような眼鏡装用位置基準の度数とし、0.25Dの整数倍から微調整した結果により、球面レンズの組替えによるノコギリ刃状の折れ線グラフの周期的な上下の振れの中心は、図8のときよりも誤差0に近づいた結果となっている。
図10は検査度数に対する円柱レンズの組み合わせを図9とした場合の結果であるが、強円柱レンズ130の度数間隔を従来の1.50Dよりも小さな間隔(略1.25D又は略1.00D)としたことにより、強円柱レンズ130と弱円柱レンズ140の検査度数に対する組み合わせが複数通り存在するものがある。
図11は、検査度数に対する円柱レンズの組み合わせが複数通り存在するものを抽出すると共に、球面度数S=−10.00D、S=0.00D、S=+7.75Dについて、それぞれの誤差ΔCを計算した結果である。球面度数S=−10.00Dについては、誤差ΔCは、検査度数C=−7.25D以外は左側の組み合わせの方が小さい。球面度数S=−10.00Dについては、誤差ΔCは左側の組み合わせの方が小さい。一方、球面度数S=+7.75Dについては、誤差ΔCは右側の組み合わせの方が小さい(C=−2.75は両方とも同じ)。
したがって、検査度数に対する円柱レンズの組み合わせが複数通り存在するものについて、誤差ΔCが許容差に入れば何れでも良いが、好ましくは誤差ΔCが小さくなる方を選択する。また、球面度数に応じて組み合わせを異なるものに決定すればよい。
なお、上記の実施形態での検査度数に対する円柱レンズの組み合わせは2通りのみであったが、隣り合う度数の間隔をさらに細かくすると(例えば、強円柱ディスク13に略−1.50D、略−2.00D、略−2.75Dの強円柱レンズを含む場合)、3通り以上の組み合わせが存在する場合がある。この場合においても、誤差ΔCが許容差に入るか、誤差ΔCが小さい方を選択すれば良い。
また、弱円柱レンズ140を−1.25Dまでの5枚とした場合、強円柱レンズディスク13の円柱レンズ130の度数間隔を狭くしたのみでは、まだ許容差に入らない場合がある。例えば、球面度数S=+7.75Dにおける検査度数C=−7.75Dの誤差ΔCが許容差から外れている。しかし、許容差から外れるのは円柱度数が強度になる場合であるので、円柱検査度数の検査範囲を狭めれば許容差内に入れることができる。例えば、検査範囲をC=−7.00D〜−7.50D程度までとすれば良い。検査範囲を狭める場合、強円柱レンズディスク130に−7.29D(眼鏡装用位置換算度数)の円柱レンズを配置しなければ、従来例と同じく強円柱レンズ130を5枚で構成できる。弱円柱レンズも−1.25Dまでの5枚構成とすることで、従来と同じレンズディスクを使用できる。強円柱レンズ130を5枚で構成する場合、円柱検査度数の検査範囲をできるだけ強度数まで広げるためには、−6.0D以上の円柱レンズを強円柱レンズディスク13に配置することが好ましい。
また、円柱検査度数に対する所定の許容差(図8、10等を参照)についても厳しすぎる感があるので、実用的な範囲を考慮して製造側で設定する所定の許容差を多少広げても良い。
次に、弱球面レンズディスク14側の円柱レンズの枚数を増やす構成について説明する。従来例及び強円柱レンズディスクのレンズ構成の変更では、−0.25D〜−1.25Dの5枚の弱円柱レンズ及び開口(0D)を組み合わせて円柱度数を作っているので、図10等に示す誤差ΔCの折れ線グラフにおけるノコギリ刃状の谷と山とのズレの大きな部分が残っている。上記のように強円柱レンズ130の度数間隔を小さくし、強円柱レンズ130と弱円柱レンズ140の組み合わせを適宜選ぶことにより、誤差ΔCを低減できたが、まだ誤差ΔCの大きな部分が残っている。そこで、眼鏡装用位置換算での円柱度数が略−1.25Dより強度数の補正用円柱レンズを弱円柱レンズディスク14に追加し、強円柱レンズ130との組み合わせを変えることにより誤差ΔCの大きな部分についての局所的な低減を図る。
例えば、円柱検査度数C=−6.50Dを作る場合の強円柱レンズ130と弱円柱レンズ140の組み合わせは、図9に示したように、C=−6.28DとC=−0.25Dの組み合わせである。この組み合わせによる、球面度数S=+7.75Dの場合の誤差ΔCを計算すると、ΔC=−0.12Dとなる。これに対して、弱円柱レンズディスク14に配置した弱円柱レンズC=−1.52Dと強円柱レンズディスク13に配置した強円柱レンズC=−5.02Dとを組み合わせると、その誤差ΔC=−0.05Dとなり、誤差ΔCが低減された(別の言い方をすると、誤差ΔCがプラス側にシフトした)。
同じく、円柱検査度数C=−6.75Dを作る場合を考えてみる。図9に示したC=−6.28DとC=−0.50Dの組み合わせによる、球面度数S=+7.75Dの場合の誤差ΔCを計算すると、ΔC=−0.11Dとなる。これに対して、弱円柱レンズディスク14に配置した弱円柱レンズC=−1.79Dと強円柱レンズディスク13に配置した強円柱レンズC=−5.02Dとを組み合わせると、その誤差ΔC=−0.06Dとなり、誤差ΔCが低減された(誤差ΔCがプラス側にシフトした)。
図12は、円柱検査度数C=−4.00D以上(強度側)において、弱円柱レンズディスク14に配置した円柱レンズ140の内の強度側レンズを優先して使用すると共に、これに合わせて強円柱レンズ130を組み合わせた例である。この図12の組み合わせ構成で、前述と同様に、球面度数S=−10.00D、S=0.00D、S=+7.75Dについて、それぞれの誤差ΔCを計算した結果を示したものが、図13(a),(b),(c)である。円柱レンズ140の内の強度側レンズを優先して使用した組み合わせの検査度数については、図10における誤差ΔCの折れ線グラフに対して、誤差ΔCをプラス側にシフトする結果となっている。この組み合わせを球面度数S=−19.00D〜+16.75Dについて適用し、その誤差ΔCを計算した結果、全てにおいて許容範囲を満たすことができた。
なお、図13と図10の結果を比べると、球面度数Sに応じて部分的に図10の方が誤差ΔCは小さい検査度数がある。したがって、検査度数に対する円柱レンズの組み合わせが複数通り存在するものについては、誤差ΔCが許容差に入れば何れでも良いが、好ましくは誤差ΔCが小さくなる方を選択する。また、球面度数に応じて組み合わせを異なるものに決定すればよい。
図14は、弱円柱レンズ140にC=−1.52D、C=−1.79Dを追加した構成において、検査度数に対する円柱レンズの組み合わせが複数通り存在するものを抽出すると共に、球面度数S=−10.00D、S=+7.75Dについて、それぞれの誤差ΔCを計算した結果である(S=0.00Dについては、傾向がS=−10.00Dと同じであったので略す)。球面度数S=−10.00Dについては、誤差ΔCは、左側の組み合わせ(円柱レンズ140の内の弱度側レンズを優先して使用した組み合わせ)の方が小さい。一方、球面度数S=+7.75Dについては、誤差ΔCは右側の組み合わせ(円柱レンズ140の内の強度側レンズを優先して使用した組み合わせ)の方が小さい。
以上のように、弱球面レンズディスク140に、略0.25Dステップで変化する−0.25D〜−1.25Dの5枚の弱円柱レンズに加えて、眼鏡装用位置換算での円柱度数が略−1.50D(実施形態ではC=−1.52D)を配置すると、より誤差ΔCを抑えることができる。さらに、眼鏡装用位置換算での円柱度数が略−1.75D〜1.80Dの円柱レンズ(実施形態ではC=−1.79D)を加えると、より誤差ΔCを抑えることができる。
なお、前述したように、強円柱レンズディスク13の強円柱レンズ130について、隣り合う度数の間隔をさらに細かくすると共に、弱球面レンズディスク140もレンズ枚数を増やすと、3通り以上の組み合わせが存在す場合がある。この場合においても、誤差ΔCが許容差に入るか、誤差ΔCが小さい方を選択すれば良い。この組み合わせは、図2のメモリ9に予め記憶しておけば良く、制御部100が検査度数の指示に応じて呼び出す。
実際の装置の動作について説明する。検査時、検者はコントローラ8より球面度数や円柱度数の検査度数を指示する。制御部100はコントローラ8からの検査度数の指示信号に基づいて、モータ18a〜18f、18h,18i等を駆動して光学素子を検眼窓4に配置する。円柱度数の指示がない場合は、2枚の球面レンズディスク11および12が保持する球面度数の和が指示された球面度数となるように切換える。円柱度数の指示がある場合、上記のように、指示された円柱度数と球面度数に基づいて実際に検眼窓4に切換える球面度数(2枚の球面レンズディスク11、12が保持する球面レンズ110および120)の組み合わせを決定すると共に、その球面度数に応じて強円柱レンズディスク13が持つ円柱レンズ130(開口も含む)及び弱円柱レンズディスク14が持つ円柱レンズ140(開口の場合も含む)の組み合わせを決定する。円柱検査度数に対する円柱レンズ130,140の組み合わせは、前述のように予め決めておき、メモリ9に記憶しておけば良い。制御部100はコントローラ8からの指示信号に基づいてその組み合わせ情報をメモリ9から呼び出し、球面度数および円柱度数を切換えるべく各モータの駆動を制御する。メモリ9に組み合わせ情報を記憶しておく代わりに、制御部100が組み合わせ決定のプログラムにしたがって、その都度組み合わせを決定する構成でも良い。
第2の実施形態を説明する。第2実施形態の自覚式の検眼装置は、度数の異なる円柱レンズが分割配置された強円柱レンズディスク及び弱円柱レンズディスクの内、度数ずれの大きい強度数円柱レンズを2枚構成にし、この2枚の円柱レンズ間隔を移動させて連続的な度数変化を起し、これにより度数ずれを補正する。
図15は、第2実施形態の検眼装置における光学素子の切換えの概略構成を説明する図である。図2と同様な要素は、同じ符号を付している。図2の強円柱レンズディスク130を2枚構成とするために、第1強円柱レンズディスク13aと第2強円柱レンズディスク13bにそれぞれ第1強円柱レンズ130aと第2強円柱レンズ130bを分割配置する。第2強円柱レンズディスク13bに配置された第2強円柱レンズ130bは、光軸10を中心に回転可能なホルダに保持されており、そのホルダの歯車は他のディスクと同軸に回転可能な太陽歯車201に接続されたモータにより回転され、太陽歯車148により回転される弱円柱レンズ140及び第1強円柱レンズ130aと共に同時に回転される。また、第2強円柱レンズディスク13b及び太陽歯車201は、レンズ間隔を変える移動機構200により光軸10の軸方向に移動され、2枚の強円柱レンズ130a及び130bの間隔が変えられる。
2枚の円柱レンズ130a及び130bの組み合わせによる生成円柱度数CYLは以下の式で与えられる。DCYL1およびDCYL2は円柱レンズ130a及び130bのそれぞれのディオプタ値、eは主点間距離とする。
CYL=DCYL1+DCYL2−e×DCYL1×DCYL2 …(式5)
上記の式5より、レンズ間隔変化Δeに対する生成円柱度数の変化量ΔCYLは以下の式で与えられる。
ΔCYL=−DCYL1×DCYL2×Δe …(式6)
例えば、比較例の図4のレンズ構成において、最も強い強円柱レンズは−7.50Dである。これを2枚の円柱レンズC=−3.75Dに等分割した場合を考える。C=−3.75Dの円柱レンズ2枚の間隔を変化させると、例えば、Δe=1mmあたりの円柱度数変化量ΔCYLは、
ΔCYL=−(−3.75)×(−3.75)×0.001≒−0.014
となる。2枚の円柱レンズの間隔を1mm広げると円柱度数はΔCYL=−0.014Dの変動が生じる。このように、誤差を補正したい分だけレンズ間隔変化Δeを変化させることにより、眼鏡装用位置での誤差を抑えることが可能となる。
実際の動作においては、球面度数との組み合わせに応じて変換する円柱レンズの組み合わせに対する誤差をメモリ9に予め記憶しておく。制御部100はコントローラ8からの検査度数の指示に基づき、球面の検査度数に応じて弱円柱レンズ140と強円柱レンズ130a,130bとの組み合わせを決定するとともに、メモリ9に記憶された検査度数での誤差を低減する方向に強円柱レンズ130bを移動するように、移動機構200の駆動を制御する。この第2実施形態によっても、球面レンズと組み合わせたときに発生する円柱度数の誤差の発生を抑えることができる。このため、精度よく検査を行うことができる。また、先の例の実施形態の装置と組み合わせれば、より誤差を0に近づけることができる。
自覚式検眼装置の正面外観図である。 検眼装置の光学素子切換え機構を説明する図である。 各ディスクに配置される光学素子の構成例を示す図である。 比較例の従来装置におけるレンズ構成例を示す図である。 レンズを複数枚組み合わせたときの結像関係を示す図である。 従来例における検査度数(表示CYL)に対する強円柱レンズ及び弱円柱レンズの組み合わせ例を示す図である。 従来例における円柱の合成度数と円柱検査度数との誤差を計算した結果を示す図であって、球面度数S−10.00D,S0.00D,S+7.75Dの場合を示す。 図7に対して、弱球面レンズディスクの次に強円柱レンズディスク、弱円柱レンズディスクを配置した構成で、円柱の合成度数と円柱検査度数との誤差を計算した結果を示す図である。 本発明の実施形態における検査度数に対する強円柱レンズ及び弱円柱レンズの組み合わせ例を示す図である。 図9の組み合わせにおいて、球面度数S=−10.00D、S=0.00D、S=+7.75Dとした場合の誤差の計算結果を示す図である。 検査度数に対する円柱レンズの組み合わせが複数通り存在するものについて、球面度数S=−10.00D、S=0.00D、S=+7.75Dの場合の誤差を計算した結果を示す図である。 円柱検査度数C=−4.00D以上(強度側)において、弱度数円柱レンズの内の強度側レンズを優先して使用すると共に、これに合わせて強度数円柱レンズを組み合わせた例を示す図である。 図12の組み合わせにおいて、球面度数S=−10.00D、S=0.00D、S=+7.75Dとした場合の誤差の計算結果を示す図である。 弱度数円柱レンズにC=−1.52D、C=−1.79Dを追加した構成において、検査度数に対する円柱レンズの組み合わせが複数通り存在するものを抽出すると共に、球面度数S=−10.00D、S=+7.75Dについて、それぞれの誤差を計算した結果を示す図である 第2実施形態の検眼装置における光学素子の切換えの概略構成を説明する図である。
符号の説明
1 検眼装置本体
8 コントローラ
9 メモリ
11 強球面レンズディスク
12 弱球面レンズディスク
13 強円柱レンズディスク
14 弱円柱レンズディスク
18a〜18f,18h,18i,19c モータ
100 制御部
110 強度数球面レンズ
120 弱度数球面レンズ
130 強度数の円柱レンズ
140 弱度数の円柱レンズ

Claims (6)

  1. 度数の異なる球面レンズが分割配置された複数の球面レンズディスクと、度数の異なる円柱レンズが分割配置された強円柱レンズディスク及び弱円柱レンズディスクとを備え、検眼窓に球面レンズ及び円柱レンズを切換え配置して被検眼の屈折力を自覚的に検査する検眼装置において、
    検眼窓に配置するレンズの検査度数を指定する検査度数指定手段と、指定された検査度数に対する球面レンズ及び円柱レンズの組み合わせを決定する組み合わせ度数決定手段とを備え、
    前記弱円柱レンズディスクは、眼鏡装用位置換算での円柱度数間隔が略0.25Dで変化する−0.25D〜−1.25Dの少なくとも5枚の弱度数の円柱レンズ及び開口を持ち、
    前記強円柱レンズディスクは、眼鏡装用位置換算で−1.50D以上の強度数の円柱レンズを5枚以上持つと共に、少なくとも一部の円柱レンズについては隣り合う度数の間隔が1.50Dより小さな間隔となる円柱レンズ及び開口を持ち、
    前記組み合わせ度数決定手段は、指定された円柱検査度数に対して前記強円柱レンズディスク及び前記弱円柱レンズがそれぞれ持つ円柱レンズ(開口の場合も含む)の組み合わせが複数あるものについては、眼鏡装用位置換算での合成度数の誤差が小さい方又は合成度数の誤差が所定の許容差内に入るものを選択することを特徴とする検眼装置。
  2. 請求項1の検眼装置において、前記強円柱レンズディスクは、眼鏡装用位置換算での度数が略−1.50Dの円柱レンズと略−6.0D以上の強度数の円柱レンズを持つと共に、その間を略1.0D又は略1.25Dの度数間隔で変化する円柱レンズを持つことを特徴とする検眼装置。
  3. 請求項2の検眼装置において、前記強円柱レンズディスクは、さらに眼鏡装用位置換算での円柱度数が略−7.00D〜−7.50Dの円柱レンズを含む少なくとも6枚の円柱レンズを持つことを特徴とする検眼装置。
  4. 請求項1の検眼装置において、前記弱円柱レンズディスクはさらに眼鏡装用位置換算での円柱度数が略−1.50Dの円柱レンズを持つことを特徴とする検眼装置。
  5. 請求項4の検眼装置において、前記弱円柱レンズディスクは、さらに眼鏡装用位置換算での円柱度数が略−1.75D〜1.80Dの円柱レンズを持つことを特徴とする検眼装置。
  6. 請求項1〜5の検眼装置において、前記組み合わせ度数決定手段が選択する円柱レンズとの組み合わせは、球面レンズの組み合わせによる球面度数に応じて異なることを特徴とする検眼装置。



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