JP2019144550A - ファインダー光学系及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】広視野角化、良好な諸収差の補正、及び小型化が可能であり、電子ビューファインダー等に好適なファインダー光学系、並びに、このファインダー光学系を備えた撮像装置を提供する。【解決手段】ファインダー光学系10は、表示素子1と、表示素子1のアイポイント側に表示素子1に連続して配置された回折光学素子とを含む。回折光学素子2は、第1の基材21と、第1の基材21に積層され第1の基材21と反対側の面に第1の回折光学面を有する第1の層22と、第2の基材24と、第2の基材24に積層され第2の基材24と反対側の面に第2の回折光学面を有する第2の層23とからなる。第1の回折光学面と第2の回折光学面とは密着されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ファインダー光学系、及び撮像装置に関する。
デジタルカメラ等の光学装置のファインダーには接眼光学系が搭載されている。従来の接眼光学系としては、例えば、下記特許文献1に記載の光学系が知られている。特許文献1に記載の接眼光学系は、望遠鏡、及び双眼鏡に使用可能とされており、回折光学素子を用いて構成されている。また、その他に、回折光学素子を用いて構成された接眼光学系としては、下記特許文献2及び下記特許文献3に記載の光学系が知られている。特許文献2に記載の接眼光学系は、双眼鏡、望遠鏡、及び顕微鏡に使用可能とされている。
特開2012−108296号公報 国際公開第2009/081831号公報 国際公開第2008/010560号公報
近年、デジタルカメラ等のファインダーとして、電子ビューファインダー(Electrical View Finder)が多く用いられている。電子ビューファインダーは、被写体の画像を表示する液晶パネル等の表示素子と、この表示素子に表示された画像を観察するための接眼光学系を備えている。
しかし、電子ビューファインダーにおける表示素子と接眼光学系との構成の自由度は極めて低い。ファインダー倍率のスペックアップ、すなわち広視野角化を行おうとすると、接眼光学系を構成するレンズの枚数が増加し、ファインダーユニットの小型化が困難になる。レンズ枚数を増やさずにスペックアップを実現しようとした場合には、ファインダー光学系の諸収差の補正が困難になる。
諸収差の補正という点では、特許文献1、及び特許文献2に記載の接眼光学系はともに、非点収差、及び歪曲収差の補正が、近年要求されている程度にまで十分達成されているとは言い難い。また、特許文献3に記載の接眼光学系も、球面収差、非点収差、及び歪曲収差の補正が近年要求されている程度にまで十分達成されているとは言い難い。
上記事情に鑑み、本発明は、電子ビューファインダー等に好適に使用可能であり、広視野角化を達成しながら、諸収差が良好に補正され、ファインダーユニットの小型化を図ることが可能なファインダー光学系、及びこのファインダー光学系を備えた撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のファインダー光学系は、表示素子と、表示素子のアイポイント側に表示素子に連続して配置された回折光学素子と、を含み、回折光学素子は、第1の基材と、第1の基材に積層され第1の基材と反対側の面に第1の回折光学面を有する第1の層と、第2の基材と、第2の基材に積層され第2の基材と反対側の面に第2の回折光学面を有する第2の層と、からなり、第1の層と第2の層とは対向配置され、第1の回折光学面と第2の回折光学面とは密着されている。
本発明のファインダー光学系は、回折光学素子のアイポイント側に回折光学素子に連続して配置されてアイポイント側に凸面を向けた正レンズを含むことが好ましい。
本発明のファインダー光学系は、表示素子と、回折光学素子と、回折光学素子のアイポイント側に配置された複数のレンズ群と、からなり、複数のレンズ群は、表示素子側からアイポイント側へ向かって順に、正レンズからなる第1レンズ群と、単レンズからなる第2レンズ群と、最もアイポイント側に配置されてアイポイント側に凸面を向けた正レンズを含み、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群と、からなることが好ましい。
本発明のファインダー光学系は、回折光学素子のアイポイント側に配置された複数のレンズ群を含み、回折光学素子から最もアイポイント側のレンズまでの合成焦点距離をf、表示素子のアイポイント側の反対側の面から、最もアイポイント側のレンズのアイポイント側の面までの光軸上の距離をTTLとした場合、下記条件式(1)を満足することが好ましく、下記条件式(1−1)を満足することがより好ましい。
0.1<f/TTL<1.1 (1)
0.4<f/TTL<0.8 (1−1)
本発明のファインダー光学系においては、回折光学素子は少なくとも1つの平面を有することが好ましい。
本発明のファインダー光学系においては、第1の層のd線基準でのアッベ数と第2の層のd線基準でのアッベ数との差の絶対値をΔνd、第1の層のd線に対する屈折率と第2の層のd線に対する屈折率との差の絶対値をΔNdとした場合、下記条件式(2)を満足することが好ましく、下記条件式(2−1)を満足することがより好ましい。
100<Δνd/ΔNd<850 (2)
200<Δνd/ΔNd<750 (2−1)
本発明のファインダー光学系は、回折光学素子のアイポイント側に配置された複数のレンズ群を含み、第1の回折光学面が形成されている面の焦点距離をfdoe、回折光学素子から最もアイポイント側のレンズまでの合成焦点距離をfとした場合、下記条件式(3)を満足することが好ましく、下記条件式(3−1)を満足することがより好ましい。
1<|fdoe|/f<15 (3)
2<|fdoe|/f<10 (3−1)
本発明のファインダー光学系は、回折光学素子のアイポイント側に回折光学素子に連続して配置されて少なくとも1面の非球面を有するレンズを含むことが好ましい。
本発明のファインダー光学系は、表示素子と、回折光学素子と、回折光学素子のアイポイント側に配置された複数のレンズ群と、からなり、複数のレンズ群は、表示素子側からアイポイント側へ向かって順に、正レンズからなる第1レンズ群と、アイポイント側に凸面を向けた負レンズからなる第2レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群と、からなるように構成してもよい。
本発明のファインダー光学系は、表示素子と、回折光学素子と、回折光学素子のアイポイント側に配置された4枚以下のレンズと、からなることが好ましい。
本発明のファインダー光学系は、表示素子と、回折光学素子と、回折光学素子のアイポイント側に配置された複数のレンズ群と、からなり、複数のレンズ群は、表示素子側からアイポイント側へ向かって順に、正レンズからなる第1レンズ群と、単レンズからなる第2レンズ群と、アイポイント側に凸面を向けた2枚以下の正レンズからなる第3レンズ群と、からなることが好ましい。
本発明のファインダー光学系においては、視度調整時は、回折光学素子は表示素子に対して固定されていることが好ましい。
本発明の撮像装置は、本発明のファインダー光学系を備えている。
なお、本明細書の「〜からなり」、「〜からなる」は、挙げられた構成要素以外に、実質的に屈折力を有さないレンズ、並びに、絞り、フィルタ、及びカバーガラス等のレンズ以外の光学要素、並びに、レンズフランジ、レンズバレル等が含まれていてもよいことを意図する。
なお、「レンズ群」は、複数のレンズからなる構成に限定されず、1枚のみのレンズからなる構成としてもよい。
「単レンズ」は、接合されていない1枚のレンズを意味する。ただし、複合非球面レンズ(球面レンズと、その球面レンズ上に形成された非球面形状の膜とが一体的に構成されて、全体として1つの非球面レンズとして機能するレンズ)は、接合レンズとは見なさず、1枚のレンズとして扱う。
非球面を含むレンズについて、屈折力の符号、及びレンズ面の面形状は、特に断りが無い限り近軸領域で考えることとする。なお、「正の屈折力を有するレンズ」、「正のレンズ」、及び「正レンズ」は同義である。「負の屈折力を有するレンズ」、「負のレンズ」、及び「負レンズ」は同義である。
条件式で用いている「焦点距離」は、近軸焦点距離である。条件式の値は、d線を基準とした場合の値である。本明細書に記載の「d線」、「C線」、及び「F線」は輝線であり、d線の波長は587.56nm(ナノメートル)、C線の波長は656.27nm(ナノメートル)、F線の波長は486.13nm(ナノメートル)である。
本発明によれば、電子ビューファインダー等に好適に使用可能であり、広視野角化を達成しながら、諸収差が良好に補正され、ファインダーユニットの小型化を図ることが可能なファインダー光学系、及びこのファインダー光学系を備えた撮像装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るファインダー光学系(本発明の実施例1のファインダー光学系)の構成と光束を示す断面図である。 図1のファインダー光学系が含む回折光学素子の断面の模式図である。 本発明の実施例2のファインダー光学系の構成と光束を示す断面図である。 本発明の実施例3のファインダー光学系の構成と光束を示す断面図である。 本発明の実施例4のファインダー光学系の構成と光束を示す断面図である。 本発明の実施例1のファインダー光学系の各収差図である。 本発明の実施例2のファインダー光学系の各収差図である。 本発明の実施例3のファインダー光学系の各収差図である。 本発明の実施例4のファインダー光学系の各収差図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置の背面側の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1に、本発明の一実施形態に係るファインダー光学系10の光軸Zを含む断面における構成を示す。図1に示す例は、後述の実施例1に対応している。図1では左側が表示素子側、右側がアイポイント側として図示している。なお、図1に示すアイポイントEPは大きさや形状を示すものではなく光軸方向の位置を示すものである。また、図1では、表示素子上の光軸上の点からアイポイントEPへ向かう光束、及び表示素子上の最高点からアイポイントEPへ向かう光束も合わせて示している。
ファインダー光学系10は、表示素子1と、表示素子1のアイポイント側に表示素子1に連続して配置された回折光学素子2とを含む。表示素子1としては例えば液晶パネルを用いることができる。ファインダー光学系10は、例えば、電子ビューファインダーに好適に使用可能である。
ファインダー光学系10は、一例として図1に示すように、回折光学素子2のアイポイント側に配置された複数のレンズ群を含むように構成することができる。図1に示すファインダー光学系10は、表示素子側からアイポイント側へ向かって順に連続して、表示素子1と、回折光学素子2と、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3とからなる。図1の例では、第1レンズ群G1はレンズL1の1枚のレンズからなり、第2レンズ群G2はレンズL2の1枚のレンズからなり、第3レンズ群G3はレンズL3及びレンズL4の2枚のレンズからなる。
なお、図1ではレンズL4のアイポイント側に平行平板状の光学部材PPを配置した例を示している。光学部材PPは、保護用のカバーガラス又は各種フィルタ等を想定した部材である。光学部材PPは必須の構成要素ではなく、光学部材PPを除いて構成することも可能である。
回折光学素子2は、負の分散値を有し、異常分散性が大きいため、大きな色収差補正効果が得られる素子である。回折光学素子2を用いることによって、他のレンズ群の収差補正の負担を軽減でき、他のレンズ群を光学系の全長の短縮化及び広視野角化に注力させることができる。結果として、収差補正、小型化、及び広視野角化に有利となる。
本実施形態のファインダー光学系10では、回折光学素子2が表示素子1に最も近い光学素子となるように配置する。この配置によって、以下に述べる多数の効果を奏することができる。通常、表示素子1にはカバーガラス等のカバー部材が必要となるが、上記配置によれば、回折光学素子2をカバー部材の代用とすることができ、スペースの節約となる上に、従来の構成からレンズ枚数を増加することなく、さらなる良好な色収差補正が可能となる。また、上記配置によって、回折光学素子2へ入射する光線の、光軸Zに平行な方向に対する角度を小さくすることができ、回折光学面の入射角特性の点で有利になる。さらに、アイポイント側から遠い位置に回折光学素子2を配置することによって、回折光学面の輪帯模様を見えにくくすることができる。また、アイポイント側から遠い位置に回折光学素子2を配置することによって、フレアの原因となる外光からの影響を軽減することができる。
本実施形態の回折光学素子2は、密着複層型の構造を有する。図2に、一例として、回折光学素子2の光軸Zを含む断面の模式図を示す。回折光学素子2は、表示素子側からアイポイント側へ向かって順に、第1の基材21と、第1の層22と、第2の層23と、第2の基材24と、からなる。第1の層22は第1の基材21に積層されている。第1の層22は、第1の基材21と反対側の面に第1の回折光学面22aを有する。第2の層23は第2の基材24に積層されている。第2の層23は、第2の基材24と反対側の面に第2の回折光学面23aを有する。第1の層22と第2の層23とは対向配置されている。第1の回折光学面22aと第2の回折光学面23aとには、互いに雌雄関係にある回折格子溝が形成されている。例えば、図1の例では、光軸Zを中心とした輪帯状の回折格子溝が形成されている。第1の回折光学面22aと第2の回折光学面23aとは密着されている。なお、図2では、各基材の厚み、各層の厚み、及び各回折光学面の形状は、必ずしも正確ではなく、模式的に示されている。
回折光学素子2においては、第1の基材21と第1の層22とが第1の回折素子要素を構成し、第2の基材24と第2の層23とが第2の回折素子要素を構成し、各回折光学面を界面として第1の回折素子要素と第2の回折素子要素とが密着されていると考えることができる。回折光学素子2が複数の回折素子要素を有することによって、設計波長以外での波長について回折効率を向上させることができる。また、第1の回折光学面22aと第2の回折光学面23aとを密着させることによって、外光によるフレアを低減し回折効率を向上させることができる。
なお、回折光学素子2は、少なくとも1つの平面を有することが好ましい。回折光学素子2が平面を有することによって、表示素子1への組み込みを可能にすることができ、小型化が期待できる。例えば、図1の例では、第1の基材21の両面、及び第2の基材24の両面は平面である。このように、特に第1の基材21の表示素子側の面は平面であることが好ましい。ただし、必要に応じ、第1の基材21のアイポイント側の面、及び第2の基材24の表示素子側の面の少なくとも一方は曲面としてもよい。
第1の基材21の材質は、例えばガラスとすることができる。第1の層22の材質は、例えば樹脂とすることができる。同様に、第2の基材24の材質は、例えばガラスとすることができる。第2の層23の材質は、例えば樹脂とすることができる。ただし、第1の層22と第2の層23とには、互いに異なる材質を用いる。
具体的には、第1の層22のd線基準でのアッベ数と第2の層23のd線基準でのアッベ数との差の絶対値をΔνdとし、第1の層22のd線に対する屈折率と第2の層23のd線に対する屈折率との差の絶対値をΔNdとした場合、下記条件式(2)を満足するように材質を選択することが好ましい。また、下記条件式(2−1)を満足するように材質を選択することがより好ましい。
100<Δνd/ΔNd<850 (2)
200<Δνd/ΔNd<750 (2−1)
条件式(2)を満足することによって、回折光学面のレリーフパターンの高さが高くなりすぎるのを抑制することができ、また、設計波長以外の波長についての回折効率の低下を抑制することができる。なお、条件式(2−1)を満足する構成とすれば、より良好な特性とすることができる。
第1レンズ群G1は、正の屈折力を有することが好ましい。第1レンズ群G1は、図1に示すように1枚のレンズL1からなるように構成することができる。その場合、レンズL1は、アイポイント側に凸面を向けた正レンズであることが好ましい。レンズL1のアイポイント側のレンズ面を凸形状にすることによって、歪曲収差の補正とファインダー光学系10の全長の短縮化に有利になる。
図1に示すように、レンズL1は、回折光学素子2のアイポイント側に回折光学素子2に連続して配置されるレンズである。レンズL1は、少なくとも1面の非球面を有することが好ましく、このようにした場合は、高次の非点収差、球面収差、及び歪曲収差の補正が容易になる。
第2レンズ群G2は、小型化のためには単レンズからなることが好ましい。図1の例では、第2レンズ群G2は、1枚のレンズL2からなる。第2レンズ群G2を構成するレンズL2は、アイポイント側に凸面を向けた負レンズとしてもよい。ファインダー光学系10が負レンズを含むことによって、負レンズの発散パワーによって広視野角化が容易となる。また、第2レンズ群G2を構成する負レンズのアイポイント側のレンズ面を凸形状にすることによって、球面収差の発生を抑制しつつ、光学系の全長の短縮化を図ることができる。
第3レンズ群G3は、ファインダー光学系10の全長の短縮化のために、全体として正の屈折力を有することが好ましい。第3レンズ群G3は、最もアイポイント側に配置されてアイポイント側に凸面を向けた正レンズを含むことが好ましい。最もアイポイント側のレンズを正レンズとすることによって、ファインダー光学系10の全長の短縮化に有利となる。また、最もアイポイント側のレンズのアイポイント側のレンズ面を凸形状にすることによって、球面収差の発生を抑えることができる。
また、第3レンズ群G3は、アイポイント側に凸面を向けた2枚以下の正レンズからなることが好ましい。このようにした場合は、球面収差の発生を抑制しつつ、全長の短縮化を図ることができる。
小型化のためには、回折光学素子2よりアイポイント側に配置されて、ファインダー光学系10を構成するレンズは、4枚以下であることが好ましい。良好に収差を補正しつつ、光学系の小型化を実現するためには、回折光学素子2よりアイポイント側に配置されて、ファインダー光学系10を構成するレンズは、3枚又は4枚とすることが好ましい。
図1の例のように、ファインダー光学系10が、表示素子側からアイポイント側へ向かって順に、表示素子1と、回折光学素子2と、複数のレンズ群とを含む構成において、回折光学素子2から最もアイポイント側のレンズまでの合成焦点距離をfとし、表示素子1のアイポイント側の反対側の面から、最もアイポイント側のレンズのアイポイント側の面までの光軸上の距離をTTLとした場合、下記条件式(1)を満足することが好ましい。また、下記条件式(1−1)を満足することがより好ましい。
0.1<f/TTL<1.1 (1)
0.4<f/TTL<0.8 (1−1)
条件式(1)の下限以下とならないようにすることによって、回折光学素子2から表示素子1までの距離の確保、及び視度調整幅の確保が容易となる。条件式(1)の上限以上とならないようにすることによって、軸外主光線を曲げる距離を確保でき、ハイアイポイント化に有利になる。なお、条件式(1−1)を満足する構成とすれば、より良好な特性とすることができる。
また、ファインダー光学系10が、表示素子側からアイポイント側へ向かって順に、表示素子1と、回折光学素子2と、複数のレンズとを含む構成において、第1の回折光学面22aが形成されている面の焦点距離をfdoeとし、回折光学素子2から最もアイポイント側のレンズまでの合成焦点距離をfとした場合、下記条件式(3)を満足することが好ましい。また、下記条件式(3−1)を満足することがより好ましい。なお、第1の基材21のアイポイント側の面が曲面である場合は、fdoeはこの曲面も考慮した値とする。
1<|fdoe|/f<15 (3)
2<|fdoe|/f<10 (3−1)
色収差はfdoeに対して敏感である。fdoeが変化すれば色収差も容易に変化するため、fdoeを制御することにより色収差補正を行うことができる。条件式(3)を満足することによって、fに対するfdoeの比を好適に設定することができ、倍率色収差を良好に補正することができる。なお、条件式(3−1)を満足する構成とすれば、より良好な特性とすることができる。
また、ファインダー光学系10においては、視度調整時は、回折光学素子2は表示素子1に対して固定されていることが好ましい。このようにした場合は、回折光学素子2を固定部品に組み込むことができ、装置サイズの小型化に寄与できる。また、回折光学素子2は表示素子1のカバー部材としての機能を果たすことができるため、回折光学素子2が固定されている構成とすれば、表示素子1に塵等が付着しにくくなるという効果も得ることができる。
なお、視度調整時に、回折光学素子2よりアイポイント側に配置されている全てのレンズが一体的に光軸方向に移動するように構成してもよい。あるいは、視度調整時に、回折光学素子2よりアイポイント側に配置されている複数のレンズのうちの一部のみが光軸方向に移動するように構成してもよい。あるいは、視度調整時に、回折光学素子2よりアイポイント側に配置されている複数のレンズのうち、一部のレンズと他部のレンズとが互いに異なる軌跡で光軸方向に移動するように構成してもよい。
上述した好ましい構成及び可能な構成は、任意の組合せが可能であり、要求される仕様に応じて適宜選択的に採用されることが好ましい。本実施形態によれば、電子ビューファインダー等に好適に使用可能であり、広視野角化を達成しながら、諸収差が良好に補正されて良好な光学性能を有し、ファインダーユニットの小型化を図ることが可能なファインダー光学系を実現することが可能である。なお、ここでいう「広視野角化」とは水平視界が30度以上のことを意味する。
次に、本発明のファインダー光学系の数値実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1のファインダー光学系の構成と光路の断面図は図1に示しており、その図示方法は上述したとおりであるので、ここでは重複説明を一部省略する。なお、図1では、視度が−1diopterの場合の状態を示している。
実施例1のファインダー光学系は、表示素子側からアイポイント側へ向かって順に、表示素子1と、回折光学素子2と、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3とからなる。回折光学素子2は、表示素子側からアイポイント側へ向かって順に、第1の基材21と、第1の回折光学面22aを有する第1の層22と、第2の回折光学面23aを有する第2の層23と、第2の基材24とが積層され、第1の回折光学面22aと第2の回折光学面23aとが密着された密着複層型の構造を有する。第1の基材21の両面、及び第2の基材24の両面は平面である。第1レンズ群G1は近軸領域でアイポイント側に凸面を向けたメニスカス形状の正のレンズL1からなる。第2レンズ群G2はアイポイント側に凸面を向けたメニスカス形状の負のレンズL2からなる。第3レンズ群G3は、アイポイント側に凸面を向けたメニスカス形状の正のレンズL3、及び近軸領域でアイポイント側に凸面を向けたメニスカス形状の正のレンズL4からなる。以上が実施例1のファインダー光学系の概要である。
実施例1のファインダー光学系について、基本レンズデータを表1に、諸元を表2に、非球面係数を表3に、位相差係数を表4に示す。表1において、Snの欄には表示素子側からアイポイント側に向かうに従い1つずつ番号を増加させた場合の面番号を示す。第1面と第2面は表示素子1の面である。Rの欄には各面の曲率半径を示し、Dの欄には各面とそのアイポイント側に隣接する面との光軸上の面間隔を示す。また、Ndの欄には各構成要素のd線に対する屈折率を示し、νdの欄には各構成要素のd線基準のアッベ数を示す。
表1では、表示素子側に凸面を向けた形状の面の曲率半径の符号を正、アイポイント側に凸面を向けた形状の面の曲率半径の符号を負としている。表1ではアイポイントEPに相当する面の面番号の欄には面番号と(EP)という語句を記載している。
表2に、全系の焦点距離f、水平視界、及び対角視界の値をd線基準で示す。表2には視度が−1diopterの場合の値を示す。ここで、対角視界とは、矩形状の視野における対角方向の視界である。実施例1のファインダー光学系は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2と第3レンズ群G3とを一体的に光軸方向に移動させることにより−4diopter〜+2diopterの範囲の視度調整が可能である。
表1では、非球面の面番号には*印を付しており、非球面の曲率半径の欄には近軸の曲率半径の数値を記載している。表3において、Snの欄には非球面の面番号を示し、KA及びAm(m=3、4、5、…)の欄には各非球面についての非球面係数の数値を示す。表3の非球面係数の数値の「E±n」(n:整数)は「×10±n」を意味する。KA及びAmは下式で表される非球面式における非球面係数である。
Zd=C×h/{1+(1−KA×C×h1/2}+ΣAm×h
ただし、
Zd:非球面深さ(高さhの非球面上の点から、非球面頂点が接する光軸に垂直な平面に
下ろした垂線の長さ)
h:高さ(光軸からのレンズ面までの距離)
C:近軸曲率
KA、Am:非球面係数
であり、非球面式のΣはmに関する総和を意味する。
また、表1では回折光学面の面番号には**印を付している。表4において、Snの欄には回折光学面の面番号を示し、Pk(k=2、4、6、8、10)の欄には回折光学面の位相差係数の数値を示す。表4の位相差係数の数値の「E±n」(n:整数)は「×10±n」を意味する。各レンズに施された回折光学面の形状は、下式の位相差関数Φ(h)によって決定される。Pkは下式で表される位相差関数Φ(h)における位相差係数である。
Φ(h)=ΣPk×h
ただし、
λ:波長
Pk:位相差係数
h:高さ(光軸からのレンズ面までの距離)
であり、位相差関数Φ(h)のΣはkに関する総和を意味する。
各表のデータにおいて、角度の単位としては度を用い、長さの単位としてはmm(ミリメートル)を用いているが、光学系は比例拡大又は比例縮小しても使用可能なため他の適当な単位を用いることもできる。また、以下に示す各表では所定の桁でまるめた数値を記載している。
図6に、視度が−1diopterの場合の実施例1のファインダー光学系の各収差図を示す。図6では左から順に、球面収差、非点収差、歪曲収差、及び倍率色収差を示す。球面収差図では、d線、C線、及びF線における収差をそれぞれ実線、長破線、及び短破線で示す。非点収差図では、サジタル方向のd線における収差を実線で示し、タンジェンシャル方向のd線における収差を短破線で示す。歪曲収差図ではd線における収差を実線で示す。倍率色収差図では、C線、及びF線における収差をそれぞれ長破線、及び短破線で示す。球面収差図及び非点収差図の横軸の単位のdptは、diopterを意味する。球面収差図のφは単位をmmとした場合のアイポイントの直径を意味する。すなわち、φ=8.0は、瞳の直径を8.0mmとしていることを意味する。その他の収差図のωは対角視界の半分の角度を意味する。
上記の実施例1に関する各データの記号、意味、記載方法、及び図示方法は、特に断りが無い限り以下の実施例においても同様であるので、以下では重複説明を省略する。以下に述べる実施例の各データは視度が−1diopterの場合のデータである。
[実施例2]
実施例2のファインダー光学系の構成と光路の断面図を図3に示す。実施例2のファインダー光学系は、基本的に実施例1のファインダー光学系の概要と同様の構成を有するが、第2レンズ群G2がアイポイント側に凸面を向けたメニスカス形状の正のレンズL2からなる点、及び第3レンズ群G3が近軸領域でアイポイント側に凸面を向けたメニスカス形状の正のレンズL3のみからなる点が実施例1と異なる。実施例2のファインダー光学系について、基本レンズデータを表5に、諸元を表6に、非球面係数を表7に、位相差係数を表8に、各収差図を図7に示す。実施例2のファインダー光学系は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2と第3レンズ群G3とを一体的に光軸方向に移動させることにより−4diopter〜+2diopterの範囲の視度調整が可能である。
[実施例3]
実施例3のファインダー光学系の構成と光路の断面図を図4に示す。実施例3のファインダー光学系は、実施例1のファインダー光学系の概要と同様の構成を有する。実施例3のファインダー光学系について、基本レンズデータを表9に、諸元を表10に、非球面係数を表11に、位相差係数を表12に、各収差図を図8に示す。実施例3のファインダー光学系は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2と第3レンズ群G3とを一体的に光軸方向に移動させることにより−4diopter〜+2diopterの範囲の視度調整が可能である。
[実施例4]
実施例4のファインダー光学系の構成と光路の断面図を図5に示す。実施例4のファインダー光学系は、基本的に実施例1のファインダー光学系の概要と同様の構成を有するが、第1の基材21のアイポイント側の面及び第2の基材24の表示素子側の面が曲面である点が実施例1と異なる。実施例4のファインダー光学系について、基本レンズデータを表13に、諸元を表14に、非球面係数を表15に、位相差係数を表16に、各収差図を図9に示す。実施例4のファインダー光学系は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2と第3レンズ群G3とを一体的に光軸方向に移動させることにより−4diopter〜+2diopterの範囲の視度調整が可能である。
表17に実施例1〜4のファインダー光学系の条件式(1)〜(3)の対応値を示す。実施例1〜4はd線を基準波長としている。表17にはd線基準での値を示す。
以上のデータからわかるように、実施例1〜4のファインダー光学系は、全系のレンズ枚数が3枚又は4枚という少ないレンズ枚数でありながら、水平視界が33度以上あり広視野角化が達成されており、色収差を含む諸収差が良好に補正されて高い光学性能を有しおり、ファインダー光学系の全長の短縮化が図られ小型に構成されている。
次に、本発明の実施形態に係る撮像装置について説明する。図10は、本発明の撮像装置の一実施形態に係るカメラ100の背面側の概略構成を示す斜視図である。カメラ100は、カメラボディ102の上部にファインダー101を備える。ファインダー101は、本発明の実施形態に係るファインダー光学系を有する。また、カメラ100は、カメラボディ102の背面に各種設定を行うための操作ボタン103と、変倍を行うためのズームレバー104と、画像や各種設定画面を表示するモニタ106を備え、カメラボディ102の上面にシャッターボタン105を備える。カメラ100においては、カメラボディ102の前面に配設された撮像レンズ(不図示)による被写体像が撮像素子(不図示)の撮像面に形成される。撮像面に形成された被写体像は、ファインダー101が有する表示素子(不図示)にファインダー像として表示され、使用者は、背面側からファインダー101を覗いて被写体のファインダー像を観察する。なお、図10ではカメラ100に内蔵されたファインダーの例を示したが、本発明は外付けファインダーに適用することも可能である。また、本発明の撮像装置は、図10に示す例に限定されず、例えば本発明をビデオカメラ等に適用することも可能である。
以上、実施形態及び実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態及び実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズの曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数、及び非球面係数等は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得る。
1 表示素子
2 回折光学素子
10 ファインダー光学系
21 第1の基材
22 第1の層
22a 第1の回折光学面
23 第2の層
23a 第2の回折光学面
24 第2の基材
100 カメラ
101 ファインダー
102 カメラボディ
103 操作ボタン
104 ズームレバー
105 シャッターボタン
106 モニタ
EP アイポイント
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
L1、L2、L3、L4 レンズ
PP 光学部材
Z 光軸

Claims (16)

  1. 表示素子と、
    前記表示素子のアイポイント側に前記表示素子に連続して配置された回折光学素子と、を含み、
    前記回折光学素子は、
    第1の基材と、
    前記第1の基材に積層され前記第1の基材と反対側の面に第1の回折光学面を有する第1の層と、
    第2の基材と、
    前記第2の基材に積層され前記第2の基材と反対側の面に第2の回折光学面を有する第2の層と、からなり、
    前記第1の層と前記第2の層とは対向配置され、前記第1の回折光学面と前記第2の回折光学面とは密着されているファインダー光学系。
  2. 前記回折光学素子のアイポイント側に前記回折光学素子に連続して配置され、アイポイント側に凸面を向けた正レンズを含む請求項1に記載のファインダー光学系。
  3. 前記表示素子と、
    前記回折光学素子と、
    前記回折光学素子のアイポイント側に配置された複数のレンズ群と、からなり、
    前記複数のレンズ群は、表示素子側からアイポイント側へ向かって順に、
    正レンズからなる第1レンズ群と、
    単レンズからなる第2レンズ群と、
    最もアイポイント側に配置されてアイポイント側に凸面を向けた正レンズを含み、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群と、からなる請求項1又は2に記載のファインダー光学系。
  4. 前記回折光学素子のアイポイント側に配置された複数のレンズ群を含み、
    前記回折光学素子から最もアイポイント側のレンズまでの合成焦点距離をf、
    前記表示素子のアイポイント側の反対側の面から、最もアイポイント側のレンズのアイポイント側の面までの光軸上の距離をTTLとした場合、
    0.1<f/TTL<1.1 (1)
    で表される条件式(1)を満足する請求項1から3のいずれか1項に記載のファインダー光学系。
  5. 前記回折光学素子は少なくとも1つの平面を有する請求項1から4のいずれか1項に記載のファインダー光学系。
  6. 前記第1の層のd線基準でのアッベ数と前記第2の層のd線基準でのアッベ数との差の絶対値をΔνd、
    前記第1の層のd線に対する屈折率と前記第2の層のd線に対する屈折率との差の絶対値をΔNdとした場合、
    100<Δνd/ΔNd<850 (2)
    で表される条件式(2)を満足する請求項1から5のいずれか1項に記載のファインダー光学系。
  7. 前記回折光学素子のアイポイント側に配置された複数のレンズ群を含み、
    前記第1の回折光学面が形成されている面の焦点距離をfdoe、
    前記回折光学素子から最もアイポイント側のレンズまでの合成焦点距離をfとした場合、
    1<|fdoe|/f<15 (3)
    で表される条件式(3)を満足する請求項1から6のいずれか1項に記載のファインダー光学系。
  8. 前記回折光学素子のアイポイント側に前記回折光学素子に連続して配置され、少なくとも1面の非球面を有するレンズを含む請求項1から7のいずれか1項に記載のファインダー光学系。
  9. 前記表示素子と、
    前記回折光学素子と、
    前記回折光学素子のアイポイント側に配置された複数のレンズ群と、からなり、
    前記複数のレンズ群は、表示素子側からアイポイント側へ向かって順に、
    正レンズからなる第1レンズ群と、
    アイポイント側に凸面を向けた負レンズからなる第2レンズ群と、
    全体として正の屈折力を有する第3レンズ群と、からなる請求項1から8のいずれか1項に記載のファインダー光学系。
  10. 前記表示素子と、
    前記回折光学素子と、
    前記回折光学素子のアイポイント側に配置された4枚以下のレンズと、からなる請求項1から9のいずれか1項に記載のファインダー光学系。
  11. 前記表示素子と、
    前記回折光学素子と、
    前記回折光学素子のアイポイント側に配置された複数のレンズ群と、からなり、
    前記複数のレンズ群は、表示素子側からアイポイント側へ向かって順に、
    正レンズからなる第1レンズ群と、
    単レンズからなる第2レンズ群と、
    アイポイント側に凸面を向けた2枚以下の正レンズからなる第3レンズ群と、からなる請求項1から10のいずれか1項に記載のファインダー光学系。
  12. 視度調整時は、前記回折光学素子は前記表示素子に対して固定されている請求項1から11のいずれか1項に記載のファインダー光学系。
  13. 0.4<f/TTL<0.8 (1−1)
    で表される条件式(1−1)を満足する請求項4に記載のファインダー光学系。
  14. 200<Δνd/ΔNd<750 (2−1)
    で表される条件式(2−1)を満足する請求項6に記載のファインダー光学系。
  15. 2<|fdoe|/f<10 (3−1)
    で表される条件式(3−1)を満足する請求項7に記載のファインダー光学系。
  16. 請求項1から15のいずれか1項に記載のファインダー光学系を備えた撮像装置。
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