JP4801167B2 - ケーブル又はワイヤを案内する装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブル又はワイヤを、壁を通して案内する装置であって、保持装置が設けられていて、該保持装置に2つ又はそれ以上のケーブルホルダが結合されており、保持装置が貫通開口を備えた取付け領域をフレーム状に取り囲んでいて、ケーブルホルダが貫通開口の領域に配置されている形式のものに関する。
このような装置はDE9211740U1に基づいて公知である。この公知の装置では、貫通開口を形成するフレーム状の保持装置が使用されている。保持装置は環状のウェブを有していて、該ウェブが貫通開口を取り囲んでいる。このウェブには、弾性的なゴム材料から成るケーブルホルダが載設可能である。
ケーブルホルダは貫通開口の部分領域を覆っている。残りの部分領域には緊締エレメントが挿入され、この緊締エレメントによって個々のケーブルホルダは、ケーブル貫通方向に対して横方向に緊締されることができる。この装置では、緊締エレメントが挿入されている部分領域は、ケーブル案内のためには使用され得ない。
緊締エレメントは、該緊締エレメントを緊締するために、装置の前後両側から接近可能でなくてはならない。従って取付け状態において、装置が取り付けられている壁は、背面側において接近可能に保たれねばならない。さらに取付け時には2つの人員が必要である。つまり一人は緊締エレメントを前側において押させ、もう一人は壁の後ろに立って、緊締エレメントを固定するために働く。
さらに、保持装置を装着するためのいわばパズル状の作業は、簡単な作業ではない。それというのはこの場合、種々異なった大きさのケーブルホルダが貫通開口の領域を、緊締エレメント領域を除いて、隙間なく覆わなくてはならないからである。しかも時として、緊締エレメントが弛緩した場合にケーブルホルダがコントロールされずに保持装置から落下することがあるので、取付けに問題の生じることがある。
ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式の装置を改良して、取付け空間にケーブルホルダを簡単にかつ分かり易く装着することができる装置を提供することである。
この課題を解決するために本発明の構成では、取付け領域がマトリックス状に少なくとも2つの取付け行と少なくとも2つの取付け列とを備えて形成されており、該取付け行と取付け列とがそれぞれ一定の格子状パターン寸法を規定しており、ケーブルホルダはその取付け行方向及び取付け列方向に延びている幅及び長さが、幅及び長さの寸法が格子状パターン寸法の整数倍に相当するように、選択されているようにした。
取付け領域がマトリックス状に分割されていることによって、ケーブルもしくはワイヤの分かり易い設置が可能になる。この場合個々のケーブルホルダは、格子状パターン寸法によって所定された領域に、任意に配置されることができる。
そして取付け領域はケーブルホルダ又は目隠し部材によって隙間なく簡単に満たされることができる。
本発明の有利な構成では、取付け列の数が2以上であり、かつ取付け行の数が2であるか、又は取付け列の数が2であり、かつ取付け行の数が2以上であり、保持装置が、貫通開口を少なくとも部分的に取り囲む支持区分を有していて、該支持区分に、ケーブルホルダの支持区分で載設されている。
高いIPシール性を可能にするために、本発明の別の構成では、ケーブルホルダが、変形不能なケーブル囲繞体を有していて、該ケーブル囲繞体が環状にシール部材によって取り囲まれていて、保持装置に保持されており、シール部材が保持装置のシール面と、単数又は複数の隣接したケーブルホルダのシール部材とに接触している。安定したケーブル囲繞体は確実に保持装置内に固定されることができる。シール部材は、規定されたシール箇所を形成する。
本発明の有利な構成では、ケーブルホルダのうちの少なくとも1つか又はケーブルホルダの少なくとも2つのグループが、それぞれ、他の残りのケーブルホルダとは無関係に独立して、ケーブルホルダに所属の結合エレメントを用いて保持装置と結合可能である。
ケーブルホルダにそれぞれ個々に配属された結合エレメントによって、使用者は所望のケーブルホルダだけを解離することができる。そして残りのケーブルホルダは固定されたままである。
これによって装置の取扱いは明瞭になり、ケーブルホルダの取付け・取外しを簡単に行うことができる。
本発明によれば、各ケーブルホルダにはそれぞれ1つの結合エレメントが配属されていても、又はケーブルホルダの1つのグループが1つの結合エレメントによって固定されることもできる。例えば各ケーブルホルダに単数又は複数のロックエレメントが配属されていても、又はケーブルホルダの1つのグループが単数又は複数のロックエレメントによって固定されるようになっていてもよい。
本発明の別の構成では、ケーブルホルダのうちの少なくとも1つか又はケーブルホルダの少なくとも2つのグループが、それぞれ、他の残りのケーブルホルダとは無関係に独立して、ケーブルホルダに所属の結合エレメントを用いて保持装置と結合可能である。
これによってケーブルホルダは常に壁の前側から解離及び固定されることができ、これによって一人での取付けが可能になる。さらにこれにより、壁の裏側における取付け状態は、ケーブル貫通部とは無関係に構成されることができる。
プラグを備えたケーブルをも自由に貫通開口を通すことができるようにするために、本発明の別の構成では、結合エレメントが貫通開口の外側に配置されている。
ケーブルホルダの確実な支持及び引張り負荷軽減を簡単に達成するために、本発明の別の構成では、ケーブルホルダがケーブル貫通方向において形状結合式に保持装置と結合されていて、ケーブル貫通方向とは逆方向において結合エレメントを用いて支持されている。
この場合に有利な構成では、ケーブルホルダが該ケーブルホルダの支持区分とは反対の側において、結合エレメントの固定部材によって上から係合されている。
また、結合エレメントがロック位置において保持装置における係止結合部を用いて固定されていると、結合エレメントを工具なしに簡単にロックすることができる。
ケーブルホルダの正確な位置決めを簡単に行いかつそれを維持するために、本発明の別の構成では、結合エレメント及び/又は保持装置が位置決め受容部を有していて、該位置決め受容部にケーブルホルダがケーブル貫通方向に対して横方向に保持されている。
ケーブルホルダの確実なシールのために本発明の有利な構成では、保持装置及び/又は結合エレメントがクランプ部材を有していて、該クランプ部材がケーブルホルダを取付けポジションにおいて、ケーブル貫通方向に対して横方向にシール作用をもって緊締している。このように構成することによって、結合エレメントとクランプ部材とにより、ロック及びシールの機能を分離することができる。
高いIPシール性を可能にするために、本発明の別の構成では、保持装置がクランプ部材を有しており、該クランプ部材がケーブル貫通方向に対して横方向に移動可能であり、クランプ部材の移動運動が取付けポジションにおいて結合エレメントを用いてロックされている。
本発明の有利な構成では、ケーブルホルダが、変形不能なケーブル囲繞体を有していて、該ケーブル囲繞体が環状にシール部材によって取り囲まれていて、保持装置に保持されており、シール部材が保持装置の環状のシール面と、単数又は複数の隣接したケーブルホルダのシール部材とに接触している。例えば単数又は複数のプラスチック射出成形品から成る安定的なケーブル囲繞体は、確実に保持装置に支持されることができる。これによりシール部材はその機能を果たすために、その特性及び構成を、ケーブル囲繞体とは無関係に構成することが可能になる。
択一的に本発明の別の構成では、ケーブルホルダがケーブル囲繞体を有しており、該ケーブル囲繞体が少なくとも1つのケーブル貫通部を取り囲んでいて、2つ又はそれ以上の相対的に移動可能な部分体を有しており、該部分体を用いてケーブル貫通部がケーブル貫通方向に対して横方向に開放可能であり、ケーブル囲繞体が保持装置に直接的に固定されている。
このように構成されていると、開放可能なケーブル囲繞体のケーブル貫通部に、既にプラグを固定されたケーブルをも挿入することができる。ケーブル囲繞体が直接的に、保持装置と結合されることによって、僅かな構成部材を備えた単純かつコンパクトな構造形式を実現することができる。
次に図面を参照しながら本発明の実施例を説明する。
図1は、ケーブル又はワイヤを、壁を通して案内する保持装置を示す側面図であり、
図2は、図1に示された保持装置を上から見た平面図であり、
図3は、図2に示された保持装置をIII−III線に沿って断面した図であり、
図4は、図1〜図3に示された保持装置を示す斜視図であり、
図5は、カバーを示す斜視図であり、
図6は、図5に示されたカバーを、図7のVI−VI線に沿って断面した図であり、
図7は、図5及び図6に示されたカバーを上から見た平面図であり、
図8は、図1〜図4に示された保持装置と、図5〜図7に示されたカバーと、ケーブルホルダと結合エレメントとを備えた装置を、図9のVIII−VIII線に沿って断面した図であり、
図9は、図8に示された装置を上から見た平面図であり、
図10は、図9に示された装置を、図9のX−X線に沿って断面した図であり、
図11は、結合エレメントを示す斜視図であり、
図12は、図11に示された結合エレメントを示す側面図であり、
図13は、図11及び図12に示された結合エレメントをグリップの側から見た図であり、
図14は、図11〜図13に示された結合エレメントを、図13のXIV−XIV線に沿って断面した図であり、
図15は、図11〜図14に示された結合エレメントを固定部材の側から見た図である。
図1〜図4には、プラスチック射出成形品として一体的に形成された保持装置10が示されている。この保持装置10は長手方向及び横方向に延びるサイド部分12,13でフレーム11を形成している。このフレーム11は貫通開口14を取り囲んでいる。この貫通開口14は、サイド部分12,13から直角に突出している支持区分15だけによって画成されている。貫通開口14の領域において保持装置10は取付け領域を形成しており、この取付け領域は、マトリックス状に2つの取付け行(Montagezeile)と4つの取付け列(Montagespalte)とから成っている。取付け領域は、後で詳しく述べるように、ケーブルホルダ30を用いて満たされることができる。この支持区分15はその前側に凹設部として形成された位置決め受容部16を有している。
これらの位置決め受容部16は、所定の格子状パターン寸法(Rastermass)で互いに間隔をおいて配置されており、この場合この格子状パターン寸法は、取付け行と取付け列とによって所定された均一な格子状パターン寸法に相当している。
図3から分かるように、サイド部分12への支持区分15の結合領域には、クランプ部材17が一体成形されている。これらのクランプ部材17はこの場合連続的にサイド部分13の間を延びていて、端部側でサイド部分13に結合されている。
これによってクランプ部材17とサイド部分13とは、貫通開口14に向けられた環状のシール面17.1,13.1を形成している。クランプ部材17はグリップエレメントが保持装置10の前面において突出している。貫通開口14とは反対側の領域においてクランプ部材17の後ろの背側には、自由空間18が形成されている。この自由空間18にはクランプ部材17が、支持区分15へのクランプ部材17の移行領域に形成された結合区分を中心にして、ばね弾性的に旋回することができる。
サイド部分13は、貫通開口14とは反対側に位置する2つの付加部10.2を有しており、両付加部10.2はボックス状に形成されている。両付加部10.2は突出した縁部10.1によって画成されていて、それぞれ2つのねじ受容部10.4によって貫通されている。
付加部10.2は側部に各1つの係止エレメント10.3を備えている。保持装置10は、例えば図3から分かるように、壁固定側を有しており、この壁固定側は、平らな接触面10.5によって形成される。この接触面10.5によって保持装置10は、シール部材を介して、壁貫通部の周りの壁に接触することができ、これにより壁貫通部と貫通開口14とは互いに整合する。
図8に示されているように、クランプ部材17の後ろにおける自由空間18には結合エレメント40を挿入することができる。結合エレメント40の構成は、図11〜15に詳しく示されている。これらの図から分かるように、結合エレメント40はウェブ43と、該ウェブ43に直角に一体成形されたグリップ41とを有している。さらにウェブ43はグリップ41とは反対の側に固定部材42を有している。この固定部材42は同様にウェブ43に対して直角に配置されている。固定部材42はその下側に切欠き44を備えており、この切欠き44の寸法は、保持装置10の支持区分15の位置決め受容部16に相当している。
ウェブ43は固定部材42とは反対側の端部に貫通部を備えており、この貫通部にウェブ43は、一体成形された係止エレメント46を有している。同様にウェブ43の自由端部の領域には、1つの成形傾斜部47と側部に突出した2つのストッパ45とが設けられている。これらのストッパ45は円筒形のピンとして形成されている。
図8に示されているように、結合エレメント40のウェブ43は、自由空間18に挿入されることができる。接触面10.5に向けられた領域において自由空間18は傾斜面によって画成されており、この傾斜面は結合エレメント40の成形傾斜部47と共働する。これにより成形傾斜部47は傾斜面に沿って滑動し、その結果ウェブ43は取付けポジションにおいてクランプ部材17の背側に接触する。同時に係止エレメントは対応する係止受容部19においてロックし、この係止受容部19は保持装置10のサイド部分12に貫通部として形成されている。
係止は簡単に行うことができ、この場合結合エレメント40はグリップ41を用いて単に自由空間18に押し込まれるだけでよい。
図8からさらに分かるように、保持装置10にはカバー20が結合されており、このカバー20は結合エレメント40を紛失しないように保持装置10に固定する。カバー20の構成は、図5〜7に詳しく示されている。図5に示されているように、カバー20は互いに対して平行に配置された2つのウェブ21を有しており、両ウェブ21はクランプ状の突出部24を備えている。ウェブ21はその長辺側の端部において、ボックス状の縁部材23と結合されている。これらの縁部材23はねじ受容部22によって貫通されている。
カバー20は保持装置10に載設されることができる。この場合枠部材23は保持装置10の付加部10.2を取り囲む。カバー20は、このカバー20が縁部10.1に当接するまで、保持装置10に被せ嵌められることができる。このポジションにおいて保持装置10の係止エレメント10.3は、カバー20の係止受容部25に係合し、その結果カバー20は紛失しないように保持される。この場合カバー20のねじ受容部22もまた、保持装置10のねじ受容部10.4に整合して配置されている。
カバー20のウェブ21は、図8に示されているように、保持装置10のサイド部分12に載置され、この場合突出部24は自由空間18を覆っている。突出部24の間の間隔は、結合エレメント40のストッパ45の間隔に合わせられている。結合エレメント40は図8に示されたロックポジションからロック解除ポジションにもたらされることができる。そのために係止エレメント46は、係止受容部19を貫いて差し込まれた適宜な工具を用いてロックをはずされ、結合エレメント40は接触面10.5とは反対の方向にグリップ41を用いて引き出される。この引出し運動は、カバー20の突出部24に当接するストッパ45を用いて制限されている。
図8からさらに分かるように、自由空間18はカバー20に向けられた領域において拡大されており、その結果結合エレメント40は引き出された状態において、グリップ41の延在方向に向かって制限されて外方に向かって旋回可能である。この場合固定部材42はケーブル貫通領域の外側に位置しているので、ケーブルホルダ30を楽に挿入することができる。
ケーブルホルダ30の構成は図8〜10に示されている。
ケーブルホルダ30は、互いに係止することができる2つのハウジング半部から成っている。ケーブルホルダ30はケーブル貫通部31を取り囲んでいる。ケーブル貫通部31の中心にはシールエレメント受容部32が設けられている。このシールエレメント受容部32には、ケーブル貫通部31に挿入されたケーブルを、シール作用をもって取り囲むシールエレメントが挿入されている。
さらにケーブルホルダ30は、ケーブルを軸方向においてシフト不能に固定する引張り負荷軽減部材を形成する。ケーブルホルダ30はその長辺側の端部に、ケーブル貫通部31を取り囲んで、付加部33を一体成形された支持区分34を形成している。付加部33はその寸法を、ホルダ10の位置決め受容部16の構成に、もしくは結合エレメント40の切欠き44に合わせられている。
ケーブルホルダ30は、横方向中心平面に対して対称的に形成されている。この横方向中心平面において、軟質弾性材料から成る環状のシールエレメント35がケーブルホルダ30を取り囲んでいる。
以下においては、ケーブルによって貫通される装置を組み立てるもしくは取り付けるための手順について記載する。
まず初めにケーブルホルダ30のハウジング半部は、既にプラグを備えていてよいケーブルを囲むように置かれて、互いに係止される。ケーブルは次いでシールされて固定される。次にケーブルは場合によってはプラグと共に貫通開口14を通される。貫通開口14は、嵩張るプラグをも導入できるほどの十分な大きさを有している。次いでケーブルホルダ30は、保持装置10における取付けマトリックスで所望のポジションにセットされる。この際にケーブルホルダ30の支持区分34は、保持装置10の支持区分34に載置される。この場合正確な位置決めは、ケーブルホルダ30の付加部33を用いて達成され、この際に付加部33は支持区分15の位置決め受容部16に係合する。次いで、所属の結合エレメント40がグリップ41を用いてロックポジションに押圧される。この際に、結合エレメント40の固定部材42に向けられた付加部33は、切欠き44に係合する。取付けポジションにおいてケーブルホルダ30はケーブル貫通方向において形状結合式(formschluessig)に固定部材42及び支持区分15に固定されている。
図9に示されたケーブルホルダ30の他に、別のケーブルホルダ30又は目隠し部材が挿入されている。
ケーブルホルダ30はこの場合すべて同じジオメトリを有していてもよいし、又は、保持装置10における複数の取付け箇所を覆うケーブルホルダ30が使用されている。ケーブルホルダ30の寸法は、図9に示されているように図平面において延在している寸法において、長手方向及び横方向において、パーツキット状に選択されている。
従って長手方向長さ及び/又は横方向長さは常に、図9に示されたケーブルホルダ30の長手方向長さ及び/又は横方向長さの整数倍に相当する。
言い換えれば、ケーブルホルダ30の寸法は常に、長手方向長さ及び/又は横方向長さが位置決め受容部16によって所定された格子状パターン寸法の整数倍に相当するように、選択されている。このようにしてケーブル貫通領域は、ケーブルホルダ30によって完全に満たされるか、又は特定箇所においてケーブル貫通部が望まれていない場合には、目隠し部材によって満たされることができる。この場合各ケーブルホルダ30(又は目隠し部材)には、少なくとも1つの結合エレメント40が配属されている。
ケーブルホルダ30もしくは目隠し部材は、保持装置10へのコンタクト領域において、保持装置10のシール面13.1;17.1において環状のシール部材35を用いてシールされている。隣接したケーブルホルダ30(目隠し部材)は、互いに接触しているシール部材35によってシールを行う。
本発明による装置は、既に述べたように、壁において壁貫通部の周りに取り付けられることができる。そのためにねじが、カバーのねじ受容部22及びそれに整合する保持装置10のねじ受容部10.4を貫通させられ、そして壁と緊締させられる。
ケーブル又はワイヤを、壁を通して案内する保持装置を示す側面図である。 図1に示された保持装置を上から見た平面図である。 図2に示された保持装置をIII−III線に沿って断面した図である。 図1〜図3に示された保持装置を示す斜視図である。 カバーを示す斜視図である。 図5に示されたカバーを、図7のVI−VI線に沿って断面した図である。 図5及び図6に示されたカバーを上から見た平面図である。 図1〜図4に示された保持装置と、図5〜図7に示されたカバーと、ケーブルホルダと結合エレメントとを備えた装置を、図9のVIII−VIII線に沿って断面した図である。 図8に示された装置を上から見た平面図である。 図9に示された装置を、図9のX−X線に沿って断面した図である。 結合エレメントを示す斜視図である。 図11に示された結合エレメントを示す側面図である。 図11及び図12に示された結合エレメントをグリップの側から見た図である。 図11〜図13に示された結合エレメントを、図13のXIV−XIV線に沿って断面した図である。 図11〜図14に示された結合エレメントを固定部材の側から見た図である。

Claims (11)

  1. ケーブル又はワイヤを、壁を通して案内する装置であって、保持装置(10)が設けられていて、該保持装置(10)に2つ又はそれ以上のケーブルホルダ(30)が結合されており、保持装置(10)が貫通開口(14)を備えた取付け領域をフレーム状に取り囲んでいて、ケーブルホルダ(30)が貫通開口(14)の領域に配置されている形式のものにおいて、
    取付け領域がマトリックス状に少なくとも2つの取付け行と少なくとも2つの取付け列とを備えて形成されており、該取付け行と取付け列とがそれぞれ一定の格子状パターン寸法を規定しており、
    ケーブルホルダ(30)はその取付け行方向及び取付け列方向に延びている幅及び長さが、幅及び長さの寸法が格子状パターン寸法の整数倍に相当するように、選択されており、
    ケーブルホルダ(30)のうちの少なくとも1つか又はケーブルホルダ(30)の少なくとも2つのグループが、それぞれ、他の残りのケーブルホルダ(30)とは無関係に独立して、ケーブルホルダ(30)に所属の結合エレメント(40)を用いて保持装置(10)と結合可能であり、
    結合エレメント(40)が貫通開口(14)の外側に配置されていることを特徴とする、ケーブル又はワイヤを案内する装置。
  2. 取付け列の数が2以上であり、かつ取付け行の数が2であるか、又は取付け列の数が2であり、かつ取付け行の数が2以上であり、
    保持装置(10)が、貫通開口(14)を少なくとも部分的に取り囲む支持区分(15)を有していて、該支持区分(15)に、ケーブルホルダ(30)の支持区分(34)で載設されている、請求項1記載の装置。
  3. ケーブルホルダ(30)が、変形不能なケーブル囲繞体を有していて、該ケーブル囲繞体が環状にシール部材(35)によって取り囲まれていて、保持装置(10)に保持されており、
    シール部材(35)が保持装置(10)のシール面(13.1,17.1)と、単数又は複数の隣接したケーブルホルダ(30)のシール部材(35)とに接触している、請求項1又は2記載の装置。
  4. 保持装置(10)が、該保持装置(10)を壁に結合可能な壁固定側を有しており、
    結合エレメント(40)がロック装置を介して保持装置(10)と解離可能に結合されており、
    結合エレメント(40)が、壁固定側とは反対の側からロックポジションに移動可能又は該ロックポジションから解離可能である、請求項1からまでのいずれか1項記載の装置。
  5. ケーブルホルダ(30)がケーブル貫通方向において形状結合式に保持装置(10)と結合されていて、ケーブル貫通方向とは逆方向において結合エレメント(40)を用いて支持されている、請求項1からまでのいずれか1項記載の装置。
  6. ケーブルホルダ(30)が該ケーブルホルダ(30)の支持区分(34)とは反対の側において、結合エレメント(40)の固定部材(42)によって上から係合されている、請求項1からまでのいずれか1項記載の装置。
  7. 結合エレメント(40)がロック位置において保持装置(10)における係止結合部を用いて固定されている、請求項1からまでのいずれか1項記載の装置。
  8. 結合エレメント(40)及び/又は保持装置(10)が位置決め受容部(16)を有していて、該位置決め受容部(16)にケーブルホルダ(30)がケーブル貫通方向に対して横方向に保持されている、請求項1からまでのいずれか1項記載の装置。
  9. 保持装置(10)及び/又は結合エレメント(40)がクランプ部材(17)を有していて、該クランプ部材(17)がケーブルホルダ(30)を取付けポジションにおいて、ケーブル貫通方向に対して横方向にシール作用をもって緊締している、請求項1からまでのいずれか1項記載の装置。
  10. 保持装置(10)がクランプ部材(17)を有しており、
    該クランプ部材(17)がケーブル貫通方向に対して横方向に移動可能であり、
    クランプ部材(17)の移動運動が取付けポジションにおいて結合エレメント(40)を用いてロックされている、請求項記載の装置。
  11. ケーブルホルダ(30)がケーブル囲繞体を有しており、該ケーブル囲繞体が少なくとも1つのケーブル貫通部(31)を取り囲んでいて、2つ又はそれ以上の相対的に移動可能な部分体を有しており、該部分体を用いてケーブル貫通部(31)がケーブル貫通方向に対して横方向に開放可能であり、
    ケーブル囲繞体が保持装置(10)に直接的に固定されている、請求項1から10までのいずれか1項記載の装置。
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