JP4801037B2 - 電子素子、及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子素子及びその製造方法に係り、さらに詳細には、バンク構造を含む有機発光素子(OLED)及びその製造方法に関する。また、本発明は、配線を備えたバンク構造の電子素子及び前記電子素子の製造において、配線を絶縁する方法に関する。さらに、本発明は、有機発光表示装置、電気泳動表示装置の薄膜トランジスタ(TFT)のゲート電極を形成する方法に関する。
従来技術によれば、フッ素化有機高分子のような絶縁物質は、直接的にパターニングする方法が容易ではなかった。本発明で絶縁物は、2.0MV/cm以上のしきい電圧を有すると理解される。したがって、フッ素化有機高分子のような絶縁物質をインクジェットプリンティングのような経済的な方法でパターニングする方法を提供するものである。
例えば、有機発光表示装置を製造するために、有機発光物質を含む液体インクは、表示装置それぞれの画素領域に形成されうる。しかし、インク濡れ(ink wetting)問題、例えばインクが隣接した画素領域にオーバーフローされることを防止して、所望のパターンを形成するためには、インクジェットプリンティング工程でバンク構造が必要である。しかし、そのようなバンク構造の製造は、一方では機械的隔壁を含む効率的な作動バンクを生成し、他方では親水性及び疎水性領域のパターンを形成するために、フォトレジスト(フォトリソグラフィ工程)の使用と、その後のフッ素化工程を必要とする。また、前記のようなバンク構造を形成するために、非常に多くの工程を必要とする。
本発明の目的は、バンク構造を有する電子素子の製造方法において、工程段階を減らし、インクジェットプリンティングのような経済的な方法を使用して、フッ素化有機高分子のような絶縁層を直接パターニングできる電子素子の製造方法を提供することである。
また、本発明の目的は、前記製造方法によって形成された電子素子を提供することである。
本発明は、便利な構造を簡単に形成し、工程段階を減らし、素子特性を向上させ、ディスプレイ構成のファクターを満たすパターニング方法を提供する。新技術によって、例えば有機発光素子のような電子素子で後続のプリンティング工程のためのアライン構造を形成できる。後続のコーティングのためのセルフアライン層としてパターニングされたフッ素化有機高分子を使用することによって、工程段階の減少という追加的な効果を得ることができる。さらに、本発明に関するパターニング方法は、ロールトゥーロール(roll to roll)と両立可能であるため、フレキシブル基板の製造に利用可能である。
本発明は、基板上に有機絶縁物からなる有機絶縁層を形成し、前記有機絶縁層上に有機溶媒を加えて前記有機絶縁層をパターニングする段階を含む電子素子の製造方法を提供する。
前記有機溶媒は、高分子及びフルオロ高分子のような有機絶縁層の表面に加える。望ましくは、前記溶媒は、インクジェットプリンティング方法によって加えうる。
加えられた有機溶媒は、有機絶縁物の一部を溶解し、有機溶媒の運動エネルギーによって溶解された有機絶縁物は、側面に流れる。以後の有機溶媒の液滴は、さらに多くの有機絶縁物を溶解できる。このように生成された高濃度の溶液は、有機絶縁層に形成された第1グルーブの外に移動するほどの十分な運動エネルギーを有する。有機溶媒は、融点が低いために非常に速く蒸発し、溶解された有機絶縁物は、生成される第1グルーブの周辺で直ちに固化される。加えた(プリントされた)有機溶媒は、(基板上の)有機絶縁物を溶解する。したがって、有機溶媒が加えられた有機絶縁層の第1領域に第1グルーブ(ホール/凹状の領域/リセス領域)が形成される。また、溶解された有機絶縁物は、溶媒が加えられた領域外の第2領域に蓄積される。したがって、前記第1領域は、有機溶媒を加えて有機絶縁層の厚さを減少させ、前記第1領域と隣接した第2領域は、溶解された有機絶縁物が蓄積されて有機絶縁層の厚さを増大させる。前記第2領域に蓄積された有機絶縁物によって突出部が形成される。
前記のように蓄積された有機絶縁物は、例えば配線を覆ったり、後続工程のためのバンクとして使われ、フッ素化絶縁物及び有機溶媒を使用して、磁気アセンブリ構造を非常に容易に形成できる。前記のようにパターニングされた構造は、以後のパターニング方法に利用されうる。
後続工程によって、有機溶媒を利用して第1領域の有機絶縁物を完全に除去することが可能であり、または一部厚さのみを除去することも可能である。または、第1領域に有機溶媒を加えて有機絶縁物の一部厚さのみを除去した後、プラズマエッチングによって第1領域の有機絶縁物を完全に除去することも可能である。前記パターニングされた有機絶縁層上に導電層をさらに形成できるが、前記導電層は、配線、ゲート電極、画素電極、キャパシタ電極として利用されうる。
詳細には、前記製造方法は、基板上に第1導電層を形成する段階をさらに含みうる。そして、第1導電層が備えられた基板上に有機絶縁層を形成し、前記有機絶縁層に有機溶媒を加えて、第1導電層が露出するようにパターニングできる。この場合、露出した第1導電層上に発光層をさらに形成できる。したがって、第1導電層は、発光素子の画素電極として利用されうる。
または、第1導電層が備えられた基板上に有機絶縁層を形成し、第1導電層が露出しないように、すなわち有機絶縁層の一部厚さのみを除去してパターニングしてもよい。そして、パターニングされた有機絶縁層上に第2導電層を形成できる。この場合、第1導電層、有機絶縁層、及び第2導電層は、キャパシタ電極と誘電体とからなるキャパシタ素子でありうる。
概して言えば、既にコーティングされた物質でいくつかの構造を形成することは、簡単で速い単一工程のパターニング方法である。前記方法は、特にフレキシブルな電子素子のために適用されうる。有機発光素子(OLED)または有機薄膜トランジスタ(OTFT)のような有機素子の回路は、多くの活性及び非活性要素からなり、経済的に製造される必要がある。本発明の新たな技術は、性能を向上させ、製造工程を短縮して、簡単な方法で多くの前記要素を生産できる。
また、本発明は、基板、前記基板上に形成され、有機絶縁物からなる有機絶縁層を含む電子素子であって、前記有機絶縁層が第1グルーブを有する第1領域と、前記第1グルーブと接するように突出部を備える第2領域とを備える電子素子を提供する。
本発明において突出部は、有機溶媒を加える前の初期有機絶縁層から突出した部分を意味する。
前記第1領域は、有機溶媒が加えられることでその厚さが減少して第1グルーブを有し、前記第1領域と隣接した第2領域は、第1領域から溶解された有機絶縁物が蓄積されて突出部を備える。この場合、第2領域は、複数の突出部を備え、複数の突出部により第2グルーブを形成できる。第1グルーブは、最初の有機絶縁層に有機溶媒を加えることによって、第1領域の有機絶縁物を完全に除去するか、または厚さを減少させることによって、第1グルーブの底面に相当する有機絶縁層の厚さは、初期有機絶縁層より小さくなる。しかし、第2グルーブは、最初有機絶縁層上に突出部により形成されることによって、第2グルーブの底面に相当する有機絶縁層の厚さは、初期有機絶縁層の厚さと同一であるかそれ以上でありうる。したがって、第2グルーブは、第1グルーブより底面に相当する有機絶縁層の厚さが厚くなる。
前記電子素子は、基板と有機絶縁層との間に第1導電層をさらに備えることができる。前記電子素子は、第1グルーブ、または第2グルーブに形成されるか、前記突出部に埋め込まれた第2導電層をさらに備えてもよい。
前記導電層は、ゲート電極、画素電極、配線、キャパシタ電極として利用されうる。
本発明の第1側面によれば、電子素子の製造方法は、有機絶縁物からなる少なくとも一つの構造層を形成できる。前記製造方法は、基板を提供する段階、前記基板上に有機絶縁物からなる連続的な有機絶縁層を形成する段階、及び前記連続的な有機絶縁層上に有機溶媒を直接加える段階を含む。有機溶媒を使用することによって、直接パターニングが可能になってバンク構造の製造工程数、特に表示装置のためのバンク構造の製造工程数を減らすことができる。前記バンク構造は、以後有機発光物質のインクジェットプリンティング工程のために使われる。望ましくは、前記連続的な有機絶縁層の複数の第1領域のそれぞれに有機溶媒を加えて、第1領域の厚さは減少し、隣接する第1領域の間に定義される複数の第2領域には、有機溶媒が加えられず、第1領域で溶解された有機絶縁物が蓄積されて厚さが増大する。望ましくは、第1領域は、有機発光表示装置の画素領域を形成し、第2領域は、有機発光表示装置の非画素領域を形成できる。したがって、複数の画素領域を含むバンク構造を、直接パターニング方法により製造できる。有機発光表示装置などを製造する間、(プリントされる)インクのための機械的な隔壁を形成することによって、インクが隣接した画素領域にオーバーフローされないようにする。
第1領域は、第2領域により隣接した第1領域から分離され、第2領域の連続的な有機絶縁層の厚さが、隣接した第1領域の連続的な有機絶縁層の厚さより厚く形成される。望ましくは、有機溶媒は、マトリックスに配列された複数の第1領域に加えられる。または、有機溶媒を互いに平行に配列された複数のライン状の第1領域に加えて、ライン状の第1領域のそれぞれが、有機発光表示装置の水平または垂直方向に延長され、各対の隣接したライン状の第1領域が互いに均一の距離を有するようにすることができる。
有機溶媒が加えられた第1領域で有機絶縁層の厚さは減少し、有機溶媒が加えられていない第2領域には、溶解された有機絶縁物が蓄積されて厚さが増大する。前記のようなバンク構造は、第2領域が第1領域の厚さより10倍以上厚い隔壁を含むことができる。望ましくは、有機溶媒を利用して第2領域のそれぞれで有機絶縁層の厚さが、隣接した第1領域で有機絶縁層の厚さより少なくとも2倍以上、さらに望ましくは、5倍以上、さらに一層望ましくは、8倍以上厚く形成される。(有機溶媒が加えられる)第1領域で有機絶縁層の正確な厚さ減少量は、次のようなパラメータ:有機絶縁層の物質、有機絶縁層の初期厚さ、第1領域に加えた有機溶媒の種類及び量、そして第1領域の表面積により調節できる。前記パラメータを調節して第1領域の有機絶縁物を完全に除去するか、または第1領域の有機絶縁層の厚さ一部を減少させることができる。前記パラメータの調節により、第1領域及び第2領域での有機絶縁層の厚さ比も制御できる。有機発光表示装置製造のためのバンク構造を形成するために、隣接した第1領域は、望ましくは10μm〜150μm、さらに望ましくは30μm〜80μmのピッチ(隣接した二つの第1領域間の中心間隔)を有するように形成される。
本発明の第2側面によれば、有機発光表示装置を製造する方法が開示される。前記製造方法は、基板を提供する段階、前記基板上に第1電極(前記第1電極は、望ましくアノード層である)を形成する段階、前記第1電極上に連続的な有機絶縁層を形成する段階、第1電極が露出するように第1領域(画素領域)の有機絶縁層に有機溶媒を加えて、有機絶縁物を完全に溶解及び除去する段階を含む。また、有機発光層が各画素領域の露出した第1電極上に形成され、第2電極が有機発光層上に形成される。また、水分及び酸素によって有機発光物質が劣化されることを防止するためにディスプレイデバイス全体が密閉されることが好ましい。有機発光物質からなる有機発光層は、インクジェットプリンティングまたはスピンコーティングにより第1電極上に形成されうる。また、フッ素化絶縁物が使われる時、第1領域(画素領域)の第1電極上にディッピングにより有機発光層を形成することが望ましい。
本発明の第3側面によれば、配線を製造する方法が開示される。前記製造方法は、基板を提供する段階、前記基板上に連続的な有機絶縁層を形成する段階、連続的な有機絶縁層上に少なくとも一つの配線を形成する段階、及び少なくとも一つの配線と隣接する少なくとも一領域に有機溶媒を加えて、前記有機溶媒が加えられた第1領域のエッジ及び/または有機溶媒が加えられていない第2領域に溶解された有機絶縁物が蓄積されることによって、前記溶解された有機絶縁物が前記配線を完全に覆って封入する段階を含む。本発明によれば、配線を非常に容易に封入できる。前記有機溶媒が加えられた第1領域と隣接している第2領域または第1領域のエッジに蓄積された有機絶縁物の量は、有機絶縁物(物質及び厚さ)及び有機溶媒(溶媒の量及び溶媒が適用される表面積)の選択により容易に調節できる。配線の封入のために、前記少なくとも一つの配線は、1μm〜200μmの幅及び0.03μm〜3μmの厚さに形成されうる。さらに望ましくは、前記少なくとも一つの配線幅は、5μm〜50μmであり、厚さは、0.1μm〜2μmでありうる。また、望ましくは、有機溶媒が加えられる有機絶縁層の第1領域は、前記少なくとも一つの配線から10μm〜50μm離隔され(さらに望ましくは、20μm〜40μm)、前記少なくとも一つの配線の長さに垂直方向に50μm〜500μm(さらに望ましくは、100μm〜300μm)延びる。また、本発明の方法によれば、同時に2以上の配線を封入できる。二つの平行した配線を封入するために、有機溶媒を配線の間の有機絶縁層領域に適用する。したがって、本発明によれば、第1方向に延長する少なくとも二つの平行した配線を連続的な有機絶縁層上に形成し、前記二つの配線の間の少なくとも一領域に有機溶媒を加えて、有機溶媒が加えられた第1領域内の有機絶縁物を溶解し、溶解された有機絶縁物が蓄積されて、前記二つの平行した配線を覆うことができる。望ましくは、前記二つの平行した配線のそれぞれは、10μm〜50μm(さらに望ましくは、20μm〜40μm)の幅、及び0.03μm〜3μm(さらに望ましくは、0.1μm〜2μm)の厚さに形成され、隣接した前記配線間の距離は、70μm〜500μm(さらに望ましくは、100μm〜400μm)に形成される。また、望ましくは、有機溶媒が加えられた有機絶縁層の第1領域は、前記二つの平行した配線のそれぞれから10μm〜50μm(さらに望ましくは、20μm〜40μm)離隔され、前記第1領域は、前記配線と垂直方向の50μm〜500μm(さらに望ましくは、100μm〜400μm)幅を有する。また、前記有機溶媒を加えることによって、有機絶縁物で覆われた配線と異なる方向に沿って延びる追加配線をさらに形成できる。さらに望ましくは、封入された配線上に形成された追加の配線は、封入された配線の方向と垂直に延長する方向を有する。
本発明によれば、“第1層は、第2層上に適用される”または“第1層は、第2層上に配置される”または“第1層は、第2層の上に形成される”または“第1層は、第2層上に形成される”は、第1層が第2層上に直接的に配置されると理解されるが、これに限定されず、第1層及び第2層の間に少なくとも一層の第3層がさらに形成されることもある。
本発明の第4側面によれば、有機溶媒を連続的な有機絶縁層上に加えて有機薄膜トランジスタを容易に製造できる方法が開示される。有機薄膜トランジスタの製造方法は、基板を提供する段階、ソース電極、半導体物質のチャンネル領域、及びドレイン電極を備える機能層を形成する段階、及び前記機能層を覆うように連続的な有機絶縁層を形成する段階を含む。そして、薄膜トランジスタのチャンネル領域上に配置されるゲート電極は、前記有機絶縁層上に形成される。そして、有機溶媒をゲート電極と隣接した有機絶縁層の第1領域に加えて、前記第1領域の有機絶縁物を溶解する。したがって、溶解された有機絶縁物は、ゲート電極を封入する。有機溶媒が加えられた有機絶縁層の第1領域は、第1グルーブを形成する。望ましくは、連続的な有機絶縁層は、0.1μm〜2μm(さらに望ましくは、0.5μm〜1.5μm)の厚さに形成し、少なくとも一つのゲート電極は、10μm〜300μmの幅及び0.3μm〜3μmの厚さに形成され、前記少なくとも一つのゲート電極と前記第1領域との距離は、10μm〜50μm(さらに望ましくは、20μm〜40μm)に形成される。
本発明の第5側面によれば、画素電極に連結された薄膜トランジスタを備える表示装置を開示する。基板上にソース電極、チャンネル領域、ドレイン電極、及び画素電極を備える機能層を形成する。前記機能層を覆うように連続的な有機絶縁層を形成する。そして、有機溶媒を画素電極の上部に対応する有機絶縁層の第1領域(第1画素)に加える。したがって、前記第1領域と隣接し、ソース電極及びドレイン電極の上部に対応する有機絶縁層の第2領域に有機絶縁物を蓄積する。前記第2領域に蓄積された有機絶縁物は、突出部を形成する。前記突出部は、第2領域の両側に隣接した第1領域に有機溶媒を加えることによって複数個形成できる。したがって、隣接した突出部により第2グルーブを形成でき、前記第2グルーブは、チャンネル領域の上部に対応する有機絶縁層の第2領域に形成しうる。そして、前記第2グルーブにゲート電極を形成する。また、第1領域の有機絶縁物が完全に除去されるように、第1領域に有機溶媒を加えることによって、第1領域は画素領域に形成できる。前記ゲート電極上にパッシベーション層を形成できる。連続的な有機絶縁層は、0.1μm〜2μm(望ましくは、0.5μm〜1.5μm)の厚さに形成され、グルーブと隣接した第1領域と前記グルーブとの距離が50μm〜500μm(望ましくは、100μm〜400μm)に形成される。
本発明の第6側面によれば、キャパシタ製造方法が開示される。前記キャパシタのキャパシタンスは、誘電体層の厚さを利用して調節できる。前記方法は、基板を提供する段階、前記基板上に第1キャパシタ電極を形成する段階、及び前記第1キャパシタ電極上に連続的な有機絶縁層を形成する段階を含む。前記有機絶縁層は、キャパシタ電極の間に介在される誘電体層として使われる。望ましくは、前記有機絶縁層は、1μm〜5μmの厚さに形成する。キャパシタの誘電体層厚さを調節するために、第1キャパシタ電極の上部に対応する有機絶縁層の第1領域(望ましくは全体)に有機溶媒を加えて、有機絶縁層の厚さを減少させる。有機絶縁層の厚さを減少させた後、前記有機絶縁層上に第2キャパシタ電極を形成する。望ましくは、第1キャパシタ電極を覆う有機絶縁層の厚さは、50nm〜1000nm(さらに望ましくは、50nm〜500nm)に調節する。望ましくは、第1キャパシタ電極及び第2キャパシタ電極は、50μm〜500μmの長さ及び50μm〜500μmの幅に形成される。
本発明の第7側面によれば、マトリックスに配列された基板上にソース電極、チャンネル領域、及びドレイン電極を備える機能層を形成する。前記機能層を覆うように連続的な有機絶縁層を形成する。前記チャンネル領域の上部に対応する有機絶縁層の第1領域に有機溶媒を加えて、有機絶縁層の厚さを減少させる。前記第1領域上にゲート電極を形成する。チャンネル領域を覆う有機絶縁層は、50nm〜1000nm(望ましくは、50nm〜500nm)の厚さに調節する。チャンネル領域のそれぞれは、5nm〜500μmの長さ及び10μm〜500μmの幅を有するように形成する。
本発明の第8側面によれば、表示装置のための画素定義層の製造方法が開示される。画素定義層の製造方法は、(望ましくはマトリックスに配列された)基板を提供する段階、前記基板上に第1電極を形成する段階、前記第1電極上に連続的な有機絶縁層を形成する段階、及び複数の画素領域のための有機絶縁層の第1領域に溶媒を加える段階を含む。したがって、前記第1領域の下部に配置された第1電極を露出し、前記第1領域(画素領域)と隣接する有機絶縁層の第2領域に溶解された有機絶縁物を蓄積して画素定義層を形成する。隣接した第1領域(画素領域)のピッチ(隣接する画素領域間の中心距離)は、10μm〜150μm(望ましくは、40μm〜100μm)である。
本発明の第9側面によれば、絶縁層内にコンタクトホール、ビアホール、スルーホールなどを製造する方法を提供する。前記製造方法は、基板を提供する段階、基板上に連続的な有機絶縁層を形成する段階、及びコンタクトホールが形成される有機絶縁層の第1領域に有機溶媒を加える段階を含む。コンタクトホールの抵抗力を低下させるために、プラズマエッチング処理を(望ましくは、マイクロ波プラズマ装置のアルゴンプラズマを利用して)行うことができる。前記プラズマ処理は、複数の(望ましくは、マトリックスに配列された)コンタクトホールを含む基板上に行われうる。前記プラズマ処理は、10秒〜120秒間行なわれる。望ましくは、電源は、20W〜100Wの範囲を有する。望ましくは、ガスは10ccm〜50ccmの範囲を有する。望ましくは、電極距離は、15mm〜75mmの範囲を有する。望ましくは、圧力は、0.01mbar〜0.1mbarを有する。望ましくは、基板温度は、常温である。
以下の説明は、前記説明された本発明に適用される。望ましくは、連続的な有機絶縁層は、完全に有機絶縁物で形成する。望ましくは、有機絶縁層は、スピンコーティング、ディップコーティング、スクリーンプリンティングまたはオフセットプリンティングにより形成する。望ましくは、有機絶縁層は、0.1μm〜3μmの厚さに形成する。望ましくは、有機絶縁層は、全体基板上に均一の厚さを有するように形成する。
望ましくは、有機絶縁物は、ポリビニルフェノール、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ(ブチルメタクリレート)、ポリ(シクロヘキシルメタクリレート)、ポリイソブチレン、及びポリプロピレンからなる群から選択される。
望ましくは、フッ素化有機高分子は、連続層用の有機絶縁物として使われる。さらに望ましくは、有機絶縁物は、ポリヘキサフルオロプロペン、フッ素化ポリパラキシレン、フルオロポリアリールエーテル、フルオロポリアルキルエーテル、フッ素化ポリアミド、フッ素化エチレン/プロピレン共重合体、ポリ−(1,2−ジ−(ジフルオロメチレン)−パーフルオロ−テトラヒドロフラン、及びポリテトラフルオロエチレンからなる群から選択される。
望ましくは、有機溶媒は、非極性溶媒である。さらに望ましくは、有機溶媒は、塩化メチレン、テトラヒドロフラン、キシレン、n−ヘキサン、トルエン及びシクロヘキサンからなる群から選択される。望ましくは、有機溶媒は、アニソール、3,4−ジメチルアニソール、1,2−ジクロロベンゼン、テトラリン、1,2,4−トリメチルベンゼン、1,2,3−トリメチルベンゼン、1,3,5−トリメチルベンゼン、メチルベンゾエート及びエチルベンゾエートからなる群から選択される。望ましくは、有機溶媒3は、パーフルオロヘプタン、パーフルオロオクタン、パーフルオロノナン、パーフルオロデカン、パーフルオロウンデカン、パーフルオロドデカン、パーフルオロデカリン、パーフルオロメチルデカリン、パーフルオロ−ジメチルエーテル、パーフルオロ−テトラヒドロフラン、パーフルオロ−メチルテトラヒドロフラン、パーフルオロ−エチルテトラヒドロフラン、パーフルオロ−ジプロピルエーテル、パーフルオロ−ジイソプロピルエーテル、パーフルオロ−エチルプロピルエーテル、パーフルオロ−2−ブチルテトラヒドロフラン、過フッ素化飽和第3アミン、ヘプタコサフルオロトリブチルアミン、及びメトキシノナフルオロブタンからなる群から選択されたものである。
本発明は、バンク構造を有する電子素子の製造工程を減らして簡素化できる。特に、本発明は、フッ素化有機高分子のような有機絶縁層を有機溶媒を利用して、バンク構造を形成するように容易にパターニングすることができる。したがって、有機発光素子のようにバンク構造を必要とする電子素子の製造において、後続するプリンティング工程のためにバンク構造を容易に形成できる。また、本発明に関する電子素子の製造方法は、ロールトゥーロール(roll to roll)と両立可能であるので、フレキシブル基板にも適用されうる。
以下、添付された図面を参照して本発明を詳細に説明する。
図1Aないし図1Dは、本発明に関する電子素子の一実施形態であって、有機発光素子の製造に使われる基板の断面図である。
図1Aは、バンク構造を有する基板の断面図を示す。図1Bは、図1Aのバンク構造の拡大図である。有機発光素子の製造工程に使われるバンク構造を有する基板は、連続的な有機絶縁層を含む。バンク構造を形成するために、画素領域を定義する有機絶縁層の第1領域4に有機溶媒(図示せず)を加える。有機溶媒(図示せず)は、画素領域に相当する有機絶縁物を溶解し、溶解された有機絶縁物は、第1領域と隣接した有機絶縁層の第2領域5に蓄積される。本実施形態において第2領域5は、非画素領域に相当する。有機溶媒の量と画素領域間の距離とによって非画素領域は、単一突出部(図1C及び図1D参照)、または二重突出部(図1A及び図1B参照)に形成できる。また、非画素領域で非常に急勾配の突出部を形成でき、前記突出部は、画素領域で連続的な有機絶縁層の厚さより10倍程度の高さを有する。また、画素領域の有機絶縁物を完全に除去するか、所定厚さに減少(及び制御)できる。
図2は、本発明に関する電子素子の製造方法の一実施形態であって、有機発光素子の製造に使われる基板の製造方法を説明するための図である。
まず、図2(a)を参照すれば、望ましくは、平坦な上部表面を有し、ガラスまたはプラスチック基板である、基板1を提供する。図2(b)を参照すれば、連続的な有機絶縁層2を基板1上に形成する。望ましくは、連続的な有機絶縁層2は、均一の厚さを有する。図1Cを参照すれば、画素領域に対応する有機絶縁層2の第1領域4に有機溶媒3を加える。有機溶媒3は、第1領域4の有機絶縁物を溶解して第1グルーブgを形成する。そして、溶解された有機絶縁物は、第1領域4のエッジ及び第1領域4と隣接した第2領域5に蓄積されて突出部Pを形成する。図2(d)を参照すれば、第1領域4の有機絶縁層2の厚さは、有機溶媒3の量により調節できる。左側第1領域4の有機絶縁層2は、厚さを減少させたものであり、有機絶縁物が完全に除去されないものである。右側第1領域4の有機絶縁層2には、相対的に多量の有機溶媒3を加えて、有機絶縁物が完全に除去されたものである。隣接した第1領域4の間に第2領域5を形成する。第2領域5は、溶解された有機絶縁物が蓄積されて複数の突出部Pを備える。したがって、第1領域4の層厚さが減少し、第2領域5の層厚は増大する。第2領域5は、隣接した突出部Pにより形成された第2グルーブgを備える。本実施形態において、第1領域4は、画素領域であり、第2領域5は、非画素領域に対応する。
図3は、本発明に関する電子素子の製造方法の他の実施形態であり、有機発光素子の製造方法を説明するための図である。
まず、図3(a)を参照すれば、基板1が提供される。図3(b)を参照すれば、第1電極6、例えばインジウムスズ酸化物(ITO)を基板1上に形成する。図3(c)を参照すれば、連続的な有機絶縁層2を第1電極6を覆うように基板1上に形成する。そして、有機絶縁層2の第1領域4に有機溶媒(図示せず)を加える。望ましくは、前記第1領域4は、マトリックスに配列された複数の画素領域に対応する。有機溶媒の量を調節して、第1電極6を露出させるように第1領域4の有機絶縁物を完全に溶解及び除去する。したがって、第1領域4は、第1グルーブgを備える。
最初に示された構成要素を除いては、明確な図面符号は全図面の全構成要素に添付されないこともある。したがって、同じハッチングを有する構成要素は、同じ機能の構成要素を示すと理解されうる。
図3(d)を参照すれば、前記第1領域4と隣接した有機絶縁層2の第2領域5は、溶解された有機絶縁物の蓄積により形成された突出部Pを備える。本実施形態において、第2領域5は、非画素領域に相当する。本発明によれば、(非画素領域内の絶縁物からなる)バンク構造のパターニングは、有機絶縁層を形成し、前記有機絶縁層の厚さを減少するか、または完全に除去しなければならない領域に溶媒を加えることによって容易に行われうる。したがって、フォトリソグラフィ工程のような費用のかかる工程を行なわなくてもよい。図3(e)を参照すれば、有機発光層7及び第2電極8を形成することによって、有機発光素子を完成できる。選択的に、正孔輸送層20を第1電極6と有機発光層7との間に形成できる。
図4は、本発明に関する電子素子の製造方法の他の実施形態であって、配線絶縁方法を説明するための図である。
有機発光素子のようなディスプレイ素子は、データ線と、ゲート線と、トランジスタ、キャパシタ、及び発光ダイオードの間の配線とを備える。望ましくは、複数の配線が交差する場合、少なくとも二つの配線間の短絡を防止するために、少なくとも一つの配線を封入しなければならない。図4(a)を参照すれば、(ディスプレイ素子用)基板1を準備する。連続的な有機絶縁層2を基板1上に形成する。図4(c)を参照すれば、少なくとも一つの配線(本実施形態では3本の配線)9を連続的な有機絶縁層2上に形成する。左側及び中央の配線9を封入するために、左側及び中央の配線9の間に相当する有機絶縁層2の第1領域に有機溶媒(図示せず)を加える。図4(d)を参照すれば、有機溶媒は、前記第1領域の有機絶縁物を溶解して第1グルーブgを形成する。そして、配線9の周辺領域に対応する領域、すなわち有機溶媒が加えられていない有機絶縁層2の第2領域は、溶解された有機絶縁物が蓄積されて突出部Pを形成する。溶解された有機絶縁物が蓄積されることによって、左側及び中央の配線9を封入できる。図4(e)を参照すれば、左側及び中央の配線9を完全に封入した後、交差する配線9をさらに形成できる。前記のような方法は、有機発光表示装置の製造に使われうる。
図5は、本発明に関する電子素子の製造方法のさらに他の実施形態であって、画素電極に連結された有機薄膜トランジスタを製造する方法を示す。
有機薄膜トランジスタ(OTFT)は、ソース電極11、半導体物質からなるチャンネル領域12、ドレイン電極13、ゲート絶縁層2、及びゲート電極15を備える。画素電極14に連結された有機薄膜トランジスタを含む構造を経済的に製造するために、図5(a)を参照すれば、基板1が提供される。図5(b)及び図5(c)を参照すれば、基板1上に複数のソース電極11、ドレイン電極13、画素電極14、及びチャンネル領域12を形成する。複数のソース電極11、チャンネル領域12、ドレイン電極13、及び画素電極14を覆うように、基板1上に連続的な有機絶縁層2を形成する。以後、図5(e)を参照すれば、ゲート電極15を、チャンネル領域12の上部に配置される有機絶縁層2上に形成する。画素電極14の上部に対応する有機絶縁層2の第1領域4に有機溶媒を加えて、画素電極14を露出させる。前記第1領域4と隣接し、ゲート電極15が配置された第2領域5に溶解された有機絶縁物を蓄積することによって、ゲート電極15を封入する。前記第2領域は、ゲート電極15が埋め込まれた突出部Pを備える。
図6及び図7は、本発明に関する電子素子の製造方法のさらに他の実施形態であって、電気泳動表示装置を製造する方法を示す。
図6を参照すれば、電気泳動表示装置は、マトリックスに配列された複数の画素を備え(図6は、単に一つの画素を示す)、各画素は、有機薄膜トランジスタを備え、有機薄膜トランジスタは、ソース電極11’、ドレイン電極13’、ソース電極11’とドレイン電極13’との間に配置されたチャンネル領域12’、及びチャンネル領域12’と絶縁されたゲート電極からなる。ゲート電極は、走査線15’と連結され、ドレイン電極13’は、データ線21と連結される。前記表示装置は、互いに横切る複数のデータ線21と複数の走査線とを備え、複数のデータ線21と複数の走査線によって画素が定義される、また、各画素は、画素電極14’を備える。図7(a)は、ソース電極11、チャンネル領域12、ドレイン電極13、及びゲート電極を備える有機薄膜トランジスタを備えた第1構造を提供する。前記第1構造は、図5で説明された方法によって形成できるか、または以後図8で説明される方法によって形成できる。また、フレキシブル基板22、活性電気泳動物質層23、及び保護接着層24を備える第2構造を提供する。図7(b)を参照すれば、前記第1構造上に前記第2構造を形成して電気泳動表示装置を製造する。したがって、電気泳動表示装置は、複数の画素を備え、各画素は、有機薄膜トランジスタと電気泳動発光素子とを備える。前記有機薄膜トランジスタは、ソース電極11、チャンネル領域12、ドレイン電極13、及びゲート電極15を備え、ソース電極11は、複数のデータ線21のうち一つと連結され、ゲート電極15は、複数のゲート線または走査線のうち一つと連結される。前記電気泳動発光素子は、画素電極14、保護接着層24、活性電気泳動物質層23、フレキシブル基板22を備える。また、前記電気泳動発光素子は、対向電極を備えうる。
図8は、本発明に関する電子素子の製造方法のさらに他の実施形態であって、有機発光表示装置を製造する方法を説明するための図である。
前記有機発光表示装置は、画素電極に連結された有機薄膜トランジスタを備える画素領域を含む。まず、図8(a)ないし図8(c)を参照すれば、基板1を提供し、各画素領域のために、ソース電極11、ドレイン電極13、半導体物質からなるチャンネル領域12、及び画素電極14を前記基板1上に形成する。以後、図8(d)を参照すれば、複数のソース電極11、チャンネル領域12、ドレイン電極13、及び画素電極14を覆うように、基板1上に連続的な有機絶縁層2を形成する。有機絶縁層2は、画素電極14の上部に対応する第1領域4と、ソース電極11、チャンネル領域12及びドレイン電極13の上部に配置された第2領域5とに区分されうる。そして、有機絶縁層2の第1領域4に有機溶媒(図示せず)を加えて、画素電極14を露出させる。したがって、第1領域4は、底面に画素電極14を露出させる第1グルーブgを備える。そして、溶解された有機絶縁物は、前記第1領域4と隣接した第2領域5に蓄積される。したがって、第2領域5に有機溶媒を加える前の初期有機絶縁層2から突出した突出部Pを備える。また、第2領域5の両側に隣接する第1領域4から溶解された有機絶縁物が蓄積されて、少なくとも2個の突出部Pを備えうる。したがって、隣接した2個の突出部Pによって第2領域5に第2グルーブgが形成される。したがって、第2領域5は、中間領域に第2グルーブgを含む二重リッジ(ridge)構造を形成する。図8(f)を参照すれば、ゲート電極15は、第2グルーブg内に形成される。図8(g)を参照すれば、ゲート電極15上にパッシベーション層17を形成する。図8(g)に示す構造は、有機発光表示装置、電気泳動表示装置などの製造工程に利用されうる。望ましくは、前述の方法は、有機発光表示装置の製造のために使われうる。
図9は、本発明に関する電子素子の製造方法のさらに他の実施形態であって、キャパシタの製造方法を説明するための図である。
一般的に、アクティブマトリックス有機発光表示装置の製造のために各画素回路は、少なくとも一つのキャパシタを備える。したがって、有機発光表示装置を形成するために、複数のキャパシタを形成しなければならない。大容量のキャパシタンスを得るために、キャパシタ電極の間に薄い誘電体層を形成する必要がある。しかし、従来の誘電体層の形成方法によれば、前記誘電体層の厚さを薄く調節することが容易ではない。本実施形態によれば、有機溶媒を使用して前記誘電体層のための有機絶縁層を所望の厚さに減少及び調節できる。図9(a)を参照すれば、第1キャパシタ電極18を含む基板1を準備する。連続的な有機絶縁層2を第1キャパシタ電極18上に形成する。連続的な有機絶縁層2の厚さを減少させるために、連続的な有機絶縁層2の第1領域4に有機溶媒を適用して、所定厚さに減少及び調節する。そして、図9(b)を参照すれば、第2キャパシタ電極19を形成してキャパシタを形成する。望ましくは、前記キャパシタは、能動マトリックス有機発光表示装置の製造のために使われうる。
図10は、本発明に関する電子素子の製造方法のさらに他の実施形態であって、薄膜トランジスタの製造方法を説明するための図である。能動マトリックス有機発光表示装置を製造するために、各画素に複数の薄膜トランジスタを形成する。前記表示装置が全体的に均一の輝度を有するために、均一の電気特性を有する複数の有機薄膜トランジスタを形成する必要がある。したがって、全体基板上に、(ゲート絶縁層により絶縁された)チャンネル領域から均一の距離を有するゲート電極を形成する必要がある。
図10(a)を参照すれば、基板1を準備し、基板1はソース電極11、半導体物質からなるチャンネル領域12、及びドレイン電極13を備える。そして、ソース電極11、半導体物質からなるチャンネル領域12、及びドレイン電極13を覆うように、基板1上に連続的な有機絶縁層2を形成する。連続的な有機絶縁層2の厚さは、1μm以上である。以後、チャンネル領域12の上部に配置された連続的な有機絶縁層2の第1領域4に有機溶媒(図示せず)を加えて、有機絶縁層2の厚さを1μm以下の所望の厚さに減少及び調節する。以後、図10(b)を参照すれば、有機絶縁層2は、有機溶媒が加えられた第1領域に第1グルーブgを備え、第1領域と隣接し、有機溶媒が適用されていない第2領域5に突出部Pを備える。ゲート電極15を第1グルーブgに形成する。望ましくは、前記有機薄膜トランジスタを製造する方法は、有機発光表示装置の製造に使われる。
図11は、本発明に関する電子素子の製造方法に関するさらに他の実施形態であって、画素定義層の製造方法を説明するための図である。
一般的に、能動マトリックス有機発光表示装置の製造時に画素定義層を形成する。本実施形態によれば、第1電極6が形成された基板1を提供する。そして、図11(a)を参照すれば、連続的な有機絶縁層2を第1電極6上に形成する。以後、有機絶縁層2の第1領域4に有機溶媒(図示せず)を加える。本実施形態による有機発光表示装置において、第1領域4は、画素領域に対応する。図11(b)を参照すれば、有機溶媒は、第1領域4の有機絶縁物を溶解して第1グルーブgを形成し、第1グルーブgの底面に第1電極6を露出させる。そして、第1領域4と隣接した第2領域5に溶解された有機絶縁物が蓄積されて、突出部Pが形成される。したがって、画素定義層を形成できる。
前記説明された画素定義層を形成する方法は、有機発光表示装置の製造のために使われうる。一般的に、有機発光表示装置は、マトリックスに配列された複数の画素領域を含み、各画素は、少なくとも一つの有機薄膜トランジスタを備える。有機薄膜トランジスタのソース電極は、データ線に連結され、有機薄膜トランジスタのゲート電極は、走査線に連結され、有機薄膜トランジスタのドレイン電極は、画素電極に連結される。各画素は、対向電極及び有機発光層をさらに備える。また、各画素は、画素定義層を備え、絶縁層に、例えば画素電極とドレイン電極とを連結するコンタクトホールを形成する必要がある。
図12は、本発明に関する電子素子の製造方法のさらに他の実施形態であって、コンタクトホールを製造する方法を説明するための図である。望ましくは、ガラスまたはプラスチックからなる基板1を準備し、連続的な有機絶縁層2を全体的に基板1上に形成する。以後、図12(c)を参照すれば、コンタクトホール/ビアホールが形成される有機絶縁層2の第1領域4に有機溶媒3を加える。したがって、有機絶縁層2の第1領域4は、有機溶媒が加えられて第1グルーブgが形成され、第1領域4と隣接した第2領域5、すなわち有機溶媒が加えられていない第2領域5には、突出部Pが形成される。図12(d)を参照すれば、コンタクトホール内に残留する有機絶縁物が完全に除去されず、コンタクトホール内に少量の有機絶縁物が残っていることもある。図12(d)を参照すれば、コンタクトホールの抵抗を減少させるために、プラズマエッチング工程(プラズマエッチング処理25)をさらに行うことができる。したがって、コンタクトホール内の有機絶縁物を完全に除去する。
本発明は、電子素子関連の技術分野に好適に用いられる。
本発明に関する電子素子の一実施形態であって、有機発光素子の製造に使われる基板の断面図である。 本発明に関する電子素子の一実施形態であって、有機発光素子の製造に使われる基板の断面図である。 本発明に関する電子素子の一実施形態であって、有機発光素子の製造に使われる基板の断面図である。 本発明に関する電子素子の一実施形態であって、有機発光素子の製造に使われる基板の断面図である。 本発明に関する電子素子の製造方法の一実施形態であって、有機発光素子の製造に使われる基板の製造方法を説明するための図である。 本発明に関する電子素子の製造方法の他の実施形態であり、有機発光素子の製造方法を説明するための図である。 本発明に関する電子素子の製造方法のさらに他の実施形態であって、配線絶縁方法を説明するための図である。 本発明に関する電子素子の製造方法のさらに他の実施形態であって、画素電極に連結された有機薄膜トランジスタの製造方法を説明するための図である。 本発明に関する電子素子の製造方法のさらに他の実施形態であって、電気泳動表示装置を製造する方法を説明するための図である。 本発明に関する電子素子の製造方法のさらに他の実施形態であって、電気泳動表示装置を製造する方法を説明するための図である。 本発明に関する電子素子の製造方法のさらに他の実施形態であって、有機発光表示装置を製造する方法を説明するための図である。 本発明に関する電子素子の製造方法のさらに他の実施形態であって、キャパシタの製造方法を説明するための図である。 本発明に関する電子素子の製造方法のさらに他の実施形態であって、薄膜トランジスタの製造方法を説明するための図である。 本発明に関する電子素子の製造方法のさらに他の実施形態であって、画素定義層の製造方法を説明するための図である。 本発明に関する電子素子の製造方法のさらに他の実施形態であって、コンタクトホールの形成方法を説明するための図である。
符号の説明
1 基板
2 連続的な有機絶縁層
3 有機溶媒
4 第1領域
5 第2領域
6 第1電極/(ITO)
7 有機発光層
8 第2電極
9 配線
11 ソース電極
12 チャンネル領域
13 ドレイン電極
14 画素電極
15 ゲート電極
17 パッシベーション層
18 第1キャパシタ電極
19 第2キャパシタ電極
20 正孔輸送層
21 データ線
22 フレキシブル基板
23 活性電気泳動物質層
24 保護接着層
25 プラズマエッチング処理

Claims (27)

  1. 基板を提供する段階と、
    前記基板上に有機絶縁物からなる有機絶縁層を形成する段階と、
    前記有機絶縁層上の第2領域上に第2導電層を形成する段階と、
    前記有機絶縁層上の第1領域に有機溶媒を加えて前記有機絶縁層をパターニングする段階と、を含み、
    前記有機絶縁膜をパターニングする段階が、前記第1領域の有機絶縁物を溶解し、前記溶解された有機絶縁物が前記第2導電層を覆うことを特徴とする電子素子の製造方法。
  2. 前記有機絶縁層をパターニングする段階は、
    前記有機絶縁層の第1領域に前記有機溶媒を加えて有機絶縁層の厚さを減少させ、前記第1領域と隣接した第2領域には、前記有機溶媒に溶解された前記第1領域の有機絶縁物が蓄積されて、有機絶縁層の厚さを増大させることを特徴とする請求項1に記載の電子素子の製造方法。
  3. 前記有機絶縁物としてフッ素化有機高分子を使用することを特徴とする請求項1に記載の電子素子の製造方法。
  4. 前記有機絶縁物として、ポリヘキサフルオロプロペン、フッ素化ポリパラキシレン、フルオロポリアリールエーテル、フルオロポリアルキルエーテル、フッ素化ポリアミド、フッ素化エチレン/プロピレン共重合体、ポリ−(1,2−ジ−(ジフルオロメチレン)−パーフルオロ−テトラヒドロフラン、及びポリテトラフルオロエチレンからなる群から選択されるいずれか一つを使用することを特徴とする請求項3に記載の電子素子の製造方法。
  5. 前記有機絶縁物として、ポリビニルフェノール、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ(ブチルメタクリレート)、ポリ(シクロヘキシルメタクリレート)、ポリイソブチレン、及びポリプロピレンからなる群から選択されたいずれか一つを使用することを特徴とする請求項1に記載の電子素子の製造方法。
  6. 前記有機溶媒として非極性溶媒を使用することを特徴とする請求項1に記載の電子素子の製造方法。
  7. 前記有機溶媒として、塩化メチレン、テトラヒドロフラン、キシレン、n−ヘキサン、トルエン、シクロヘキサン、アニソール、3,4−ジメチルアニソール、1,2−ジクロロベンゼン、テトラリン、1,2,4−トリメチルベンゼン、1,2,3−トリメチルベンゼン、1,3,5−トリメチルベンゼン、メチルベンゾエート、エチルベンゾエート、パーフルオロヘプタン、パーフルオロオクタン、パーフルオロノナン、パーフルオロデカン、パーフルオロウンデカン、パーフルオロドデカン、パーフルオロデカリン、パーフルオロメチルデカリン、パーフルオロ−ジメチルエーテル、パーフルオロ−テトラヒドロフラン、パーフルオロ−メチルテトラヒドロフラン、パーフルオロ−エチルテトラヒドロフラン、パーフルオロ−ジプロピルエーテル、パーフルオロ−ジイソプロピルエーテル、パーフルオロ−エチルプロピルエーテル、パーフルオロ−2−ブチルテトラヒドロフラン、過フッ素化飽和第3アミン、ヘプタコサフルオロトリブチルアミン、及びメトキシノナフルオロブタンからなる群から選択されたいずれか一つを使用することを特徴とする請求項6に記載の電子素子の製造方法。
  8. 前記有機絶縁層にプラズマエッチングを行う段階をさらに含む請求項1に記載の電子素子の製造方法。
  9. 前記基板上に第1導電層を形成する段階をさらに含む請求項1に記載の電子素子の製造方法。
  10. 前記第1導電層が備えられた基板上に前記有機絶縁層を形成し、
    前記有機絶縁層に前記有機溶媒を加えて、前記第1導電層が露出するように前記有機絶縁層をパターニングすることを特徴とする請求項9に記載の電子素子の製造方法。
  11. 露出した前記第1導電層上に発光層を形成する段階をさらに含む請求項10に記載の電子素子の製造方法。
  12. 前記第1導電層が備えられた基板上に前記有機絶縁層を形成し、
    前記有機絶縁層に前記有機溶媒を加えて、前記第1導電層が露出しないように前記有機絶縁層をパターニングすることを特徴とする請求項9に記載の電子素子の製造方法。
  13. 前記パターニングされた有機絶縁層上に第1導電層を形成する段階をさらに含む請求項1に記載の電子素子の製造方法。
  14. 基板と、
    前記基板上に形成され、有機絶縁物からなる有機絶縁層とを備え、
    前記有機絶縁層は、第1グルーブを有する第1領域と、前記第1グルーブと接するように突出部を備える第2領域とに区分され、
    前記有機絶縁層上で前記突出部に埋め込まれた第2導電層をさらに備える電子素子。
  15. 前記第2領域は、複数の前記突出部と、隣接した前記突出部により形成された第2グルーブとをさらに備え、
    前記第2グルーブは、前記第1グルーブよりグルーブの底面に相当する有機絶縁層の厚さが厚いことを特徴とする請求項14に記載の電子素子。
  16. 前記基板上に形成された第1導電層をさらに備える請求項14に記載の電子素子。
  17. 前記第1グルーブに形成された第1導電層をさらに備える請求項14に記載の電子素子。
  18. 前記第2グルーブに形成される第1導電層をさらに備える請求項15に記載の電子素子。
  19. 前記第1導電層は、キャパシタ電極、画素電極、対向電極、ゲート電極、及び配線のうちから選択されるいずれか一つであることを特徴とする請求項16に記載の電子素子。
  20. 前記第1導電層は、キャパシタ電極、画素電極、対向電極、ゲート電極、及び配線のうちから選択されるいずれか一つであることを特徴とする請求項17に記載の電子素子。
  21. 前記第2導電層は、キャパシタ電極、画素電極、対向電極、ゲート電極、及び配線のうちから選択されるいずれか一つであることを特徴とする請求項14に記載の電子素子。
  22. 前記第1導電層は、キャパシタ電極、画素電極、対向電極、ゲート電極、及び配線のうちから選択されるいずれか一つであることを特徴とする請求項18に記載の電子素子。
  23. 基板を提供する段階と、
    前記基板上にソース電極、チャンネル領域、ドレイン電極、及び画素電極を形成する段階と、
    前記ソース電極、チャンネル領域、ドレイン電極、及び画素電極を覆うように有機絶縁物を含む有機絶縁層を形成する段階と、
    前記チャンネル領域の上部に相当する前記有機絶縁層の第2領域上に、ゲート電極を形成する段階と、
    前記画素電極の上部に相当する前記有機絶縁層の第1領域に有機溶媒を加えて、前記第1領域の有機絶縁物を除去する段階と、を含み、
    前記第1領域の有機絶縁物を除去する段階が、前記第1領域の有機絶縁物を溶解し、前記溶解された有機絶縁物が前記ゲート電極を覆うことを特徴とする有機発光表示装置の製造方法。
  24. 前記第1領域に有機溶媒を加えて、前記画素電極が露出するように前記第1領域の有機絶縁物を除去することを特徴とする請求項23に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  25. 前記画素電極が露出するようにプラズマエッチングを行う段階をさらに含む請求項23に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  26. 前記第1領域に有機溶媒を加えて前記第1領域の有機絶縁物を溶解し、溶解された前記有機絶縁物は、前記第1領域と隣接した第2領域に蓄積され、蓄積された前記有機絶縁物上にゲート電極を形成することを特徴とする請求項23に記載の有機発光表示装置の製造方法。
  27. 基板と、
    前記基板上に形成されたソース電極、チャンネル領域、ドレイン電極、及び画素電極と、
    前記チャンネル領域を覆うように基板上に形成され、有機絶縁物からなる有機絶縁層と、を備え、
    前記有機絶縁層の第1領域は、前記画素電極を露出させる第1グルーブを備え、前記有機絶縁層の第2領域は、前記第1グルーブと接する突出部を備え、
    前記第2領域は、前記チャンネル領域の上部に配置された複数の突出部を備え、隣接した前記突出部により形成された第2グルーブをさらに備え、
    前記有機絶縁層上で前記突出部に埋め込まれたゲート電極をさらに含み、
    前記第2グルーブは、前記第1グルーブよりグルーブの底面に相当する有機絶縁層の厚さが厚いことを特徴とする有機発光表示装置。
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