JP4800871B2 - 画像表示装置および画像表示プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、元画像を再現した再現画像を表示する画像表示装置、およびコンピュータをそのような画像表示装置として動作させる画像表示プログラムに関する。
従来、印刷機では、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色(プロセス色)の色要素のインクが一般的に用いられ、これら複数の色要素によって色が用紙上に出力される。また、このようなプロセス色のみでは出力しきれない色を適切に出力するために、例えばレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)等といった、プロセス色以外の色(特色)の色要素のインクが用いられることもある。
このような印刷機等を使った印刷において、特色を用いた色再現を行なうか否か、また、特色を用いる場合にどのような特色を用いたら良いかの判断は、画像の編集者あるいは印刷業者等といったユーザの判断に委ねられている。確かに、多くの種類の特色を用いるほど、印刷機で適切に再現できる色の種類も増えるが、一方で、特色を用いた分だけ印刷の手間やコストが嵩むこととなる。そこで、特色の使用をなるべく抑えつつも、印刷機で画像の色を適切に再現することが求めらる。しかしながら、プロセス色のみの色要素群や、あるいはプロセス色に何らかの特色を加えた色要素群等といった様々な色要素群の中から、色の再現性、手間、およびコスト等を総合的に勘案して、印刷対象の画像に最適な色要素群を選び出すには熟練を要する。
そこで、様々なコンテンツの画像について熟練者が予め最適な色要素群を求め、各コンテンツとともに、そのコンテンツに最適な色要素群をデータベースに登録しておき、印刷時には、ユーザが、データベースに登録されているコンテンツの中から印刷対象の画像に合致していると思われるコンテンツを選ぶことで最適な色要素群を求めるという技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。例えば、肉や野菜等の生鮮食品の広告というコンテンツの画像ではR色やG色の画像部分が占める割合が多いが、特許文献1の技術によれば、そのようなコンテンツの画像に対してR色やG色の特色を用いた色要素群がユーザの判断によらず自動的に求められる。
特開2002−247403号公報
しかしながら、この特許文献1に示されている技術では、個々の画像ではなく、データベースに予め登録されているコンテンツの中からユーザが選んだコンテンツに基づいて色要素群が選ばれるので、その選ばれた色要素群が個々の画像の色再現に最適であるとは限らないという問題がある。結局、個々の画像の色再現に最適な色要素群を確実に求めるためには、やはり、色の再現性、手間、およびコスト等を総合的に勘案する熟練した技術を要するというのが現状である。そのため、このような最適な色要素群を確実に求める作業を少しでも容易なものとするために何らかの手掛かりを得ることができる技術が望まれている。
本発明は、上記事情に鑑み、個々の画像の色再現に最適な色要素群を求めるための手掛かりを得ることができる画像表示装置と、コンピュータをそのような画像表示装置として動作させる画像表示プログラムとを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の画像表示装置は、複数の基準色要素と、それら基準色要素とは異なる色要素とを含む色要素群で元画像の色を再現して再現画像を得る画像再現部と、
上記画像再現部で得られた再現画像を、その再現画像における色の再現性と上記複数の基準色要素のみによる色の再現性との相違が確認可能な形態で表示する表示部とを備えたことを特徴とする。
ここで、本発明の画像表示装置において、「上記複数の基準色要素が、CMYK4色の色要素である」という形態は典型的な形態である。
尚、本発明にいう「表示する」とは、モニタ等に表示する場合だけでなく、例えばプリンタ等で用紙上にプリントする場合も含む。
典型的にはプロセス色のCMYK4色である基準色要素とは異なる色要素を色要素群に加えるほど、例えば印刷等に要するコストや手間は上昇する。本発明の画像表示装置によれば、上記再現画像におけるその色要素群による色の再現性と上記複数の基準色要素のみによる色の再現性との相違を上記表示部による表示形態を介して確認することで、上記のようにコストや手間の上昇に繋がる色要素が色の再現性にどの程度寄与するかを把握することができる。これにより、ユーザは、個々の元画像の色再現に対して色の再現性、手間、およびコスト等を総合的に勘案して最適な色要素群を求めるに当たり、ある色要素群がどの程度コストや手間に見合った色再現を行なえるかという有用な手掛かりを得ることができる。
また、本発明の画像表示装置において、「上記表示部が、上記再現画像と、上記複数の基準色要素のみで上記元画像の色を再現して得られる基準再現画像とを並べて表示するものである」という形態は好ましい形態である。
この好ましい画像表示装置によれば、上記再現画像における再現色と、上記基準再現画像における再現色とを同一画面上で見比べることで、上記再現画像における色の再現性と上記複数の基準色要素のみによる色の再現性との相違を容易に確認することができる。
また、本発明の画像表示装置において、「上記表示部は、上記再現画像中の再現色が上記複数の基準色要素のみによる再現色とは異なっている画像部分と、その再現画像中の他の画像部分とを区別した形態でその再現画像を表示するものである」という形態や、
「上記表示部は、上記再現画像中の再現色が上記複数の基準色要素のみによる再現色とは異なっている画像部分と、その再現画像中の他の画像部分とのいずれか一方を所定の表示色で塗りつぶして、その再現画像を表示するものである」という形態も好ましい形態である。
これらの好ましい形態の画像表示装置によれば、色再現に上記基準色要素とは異なる色要素が関与しているために再現色が上記複数の基準色要素のみによる再現色とは異なっている画像部分が明示的に表示されるので、上記再現画像における色の再現性と、上記複数の基準色要素のみによる色の再現性とが相違している箇所を容易に把握することができる。
また、本発明の画像表示装置において、「上記表示部が、上記複数の基準色要素のみで表現可能な色範囲外の再現色を有する画像部分とその色範囲内の再現色を有する画像部分とを区別した形態で上記再現画像を表示するものである」という形態や、
「上記表示部が、上記複数の基準色要素のみで表現可能な色範囲外の再現色を有する画像部分とその色範囲内の再現色を有する画像部分とのいずれか一方の画像部分を所定の表示色で塗りつぶした形態で上記再現画像を表示するものである」という形態も好ましい。
これらの好ましい形態の画像表示装置によれば、上記再現画像中の、上記複数の基準色要素のみでは色が再現しきれない画像部分が明示的に表示されるので、上記再現画像における色の再現性と、上記複数の基準色要素のみによる色の再現性とが相違している箇所を容易に把握することができる。
また、上記目的を達成する本発明の画像表示プログラムは、コンピュータに組み込まれ、そのコンピュータ上で、
複数の基準色要素と、それら基準色要素とは異なる色要素とを含む色要素群で元画像の色を再現して再現画像を得る画像再現部と、
上記画像再現部で得られた再現画像を、その再現画像における再現色と上記複数の基準色要素のみによる再現色との相違が確認可能な形態で表示する表示部とを構築することを特徴とする。
本発明の画像表示プログラムによれば、上述した本発明の画像表示装置の構成要素がコンピュータによって容易に構築される。
尚、本発明の画像表示プログラムについては、ここではその基本形態のみを示すに止めるが、これは単に重複を避けるためであり、本発明の画像表示プログラムには、上記の基本形態のみではなく、前述した画像表示装置の各形態に対応する各種の形態が含まれる。
また、本発明の画像表示プログラムがコンピュータ上に構築する画像再現部などといった要素は、1つの要素が1つのプログラム部品によって構築されるものであっても良く、1つの要素が複数のプログラム部品によって構築されるものであっても良く、複数の要素が1つのプログラム部品によって構築されるものであっても良い。また、これらの要素は、そのような作用を自分自身で実行するものとして構築されても良く、あるいは、コンピュータに組み込まれている他のプログラムやプログラム部品に指示を与えて実行するものとして構築されても良い。
以上、説明したように、本発明によれば、個々の画像の色再現に最適な色要素群を求めるための手掛かりを得ることができる画像表示装置と、コンピュータをそのような画像表示装置として動作させる画像表示プログラムとを得ることができる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用される印刷システムの全体構成図である。
この図1に示す印刷システム1は、CMYK4色のプロセス色のインクの他にRGB3色の特色のインクが使用できる印刷機30を備えており、原稿画像11を元に編集された印刷用の画像を印刷機30で用紙上に印刷して印刷物31を作成するものである。
カラースキャナ10では、原稿画像11が読み取られて、その読み取られた原稿画像11を表わすRGB3色の色分解画像データが生成される。この色分解画像データはパーソナルコンピュータ100に入力される。パーソナルコンピュータ100では、ユーザによって、入力された色分解画像データに基づく電子的な集版が行なわれ、RGB3色で色が表現された印刷用の画像を表わす画像データ(以下、RGB画像データと呼ぶ)が生成される。
ここで、この図1に示す印刷システム1は、CMYK4色のプロセス色のみの色要素群と、プロセス色にRGB3色の特色を後述するように7通りに加えた7種類の色要素群との計8種類の色要素群のインクで印刷物31を作成することができる。
パーソナルコンピュータ100では、上記のようにRGB画像データが生成されると、そのRGB画像データが表わす画像(元画像)の色をプロセス色のみの色要素群で再現して得られる再現画像(プロセス再現画像)と、特色を含む色要素群で色を再現して得られる再現画像(特色再現画像)とが並べられて表示される。この表示についても上記の色要素群と併せて後述する。
そして、ユーザが、その表示内容を見て、印刷に採用する色要素群を決定する。
すると、元画像を表わすRGB画像データが、採用された色要素群で色を定義することで元画像を再現した画像データに変換される。そして、この変換済みの画像データが、いわゆるRIP(Raster Image Processor)により、網点で画像を構成した網点画像を表した網点画像データに変換される。この網点画像データへの変換は、上記の色要素群をなす複数の色要素それぞれについて行なわれ、これら各色要素に対応した各版の網点画像データが作成される。
この印刷用の網点画像データは、フィルムプリンタ20に入力され、フィルムプリンタ20では、その入力された網点画像データに対応した、各版の印刷用フィルム原版が作成される。この印刷用フィルム原版からは各版の刷版が作成され、それらの刷版が印刷機30に装着される。そして、各版の刷版にその版に対応した色のインクが塗布され、その塗布されたインクが印刷用の用紙上に転移される。その転移が、各版について行なわれて印刷物31が形成される。
図2は、図1のパーソナルコンピュータ100の外観斜視図、図3はそのハードウェア構成図である。
このパーソナルコンピュータ100は、外観構成上、本体装置110、その本体装置110からの指示に応じてモニタ120a上に画像を表示する画像表示装置120、本体装置110に、キー操作に応じた各種の情報を入力するキーボード130、および、モニタ120a上の任意の位置を指定することにより、その位置に表示された、例えばアイコンなどに応じた指示を入力するマウス140を備えている。この本体装置110は、外観上、フレキシブルディスク(以下、FDと省略する)を装填するためのFD装填口110a、およびCD−ROMを装填するためのCD−ROM装填口110bを有する。
本体装置110の内部には、図3に示すように、各種プログラムを実行するCPU111、ハードディスク装置113に格納されたプログラムが読み出されCPU111での実行のために展開される主メモリ112、各種プログラムやデータなどが保存されたハードディスク装置113、FD200をアクセスするFDドライブ114、CD−ROM210が装填され、その装填されたCD−ROM210をアクセスするCD−ROMドライブ115、図1のカラースキャナ10やフィルムプリンタ20に接続されこれらの機器とデータのやり取りを行なうI/Oインタフェース116が内蔵されており、これらの各種要素と、さらに図2にも示す画像表示装置120、キーボード130、マウス140は、バス150を介して相互に接続されている。
以上に説明したパーソナルコンピュータ100では、上述したように、RGB画像データの生成、再現画像の表示、および網点画像データの作成が行なわれる。これらの処理のうち、RGB画像データの生成および網点画像データの作成については本発明の主題ではないので、これらについての詳細な説明は省略し、以下では、このパーソナルコンピュータ100で実行される再現画像の表示に注目した説明を行なう。
本実施形態では、図2に示すCD−ROM210に、このパーソナルコンピュータ100を、再現画像の表示を行なう本発明の画像表示装置の一実施形態として動作させる、本発明の画像表示プログラムの一実施形態が記憶される。そして、そのCD−ROM210がCD−ROMドライブ115に装填されると、そのCD−ROM210に記憶されたプログラムがこのパーソナルコンピュータ100にアップロードされてハードディスク装置113に書き込まれる。これにより、パーソナルコンピュータ100は画像表示装置として動作する。
以下、この本発明の画像表示プログラムの一実施形態について説明する。
図4は、本発明の画像表示プログラムの一実施形態を示す模式図である。
この図4には、本発明の画像表示プログラムの一実施形態である画像表示プログラム300が記憶されたCD−ROM210が模式的に示されている。
この画像表示プログラム300は、コンピュータ100を本発明の画像表示装置の一実施形態として動作させるものであり、画像再現部310と、ガマット比較部320と、画像比較部330と、比較結果表示部340とを有する。この画像表示プログラム300の各要素の詳細については後述する。
図5は、本発明の画像表示装置の一実施形態を示すブロック図である。
この図5に示す、本発明の画像表示装置の一実施形態である画像表示装置400は、図4の画像表示プログラム300が図1のコンピュータ100にインストールされて実行されることによって構成されるものであり、画像再現部410と、ガマット比較部420と、画像比較部430と、比較結果表示部440とを有する。
図4の画像表示プログラム300が、図1のコンピュータ100にインストールされると、その画像表示プログラム300の画像再現部310、ガマット比較部320、画像比較部330、および比較結果表示部340は、それぞれ図5に示す画像表示装置400の画像再現部410、ガマット比較部420、画像比較部430、および比較結果表示部440を構築する。ここで、これら画像表示装置400の各要素は、コンピュータのハードウェアとそのコンピュータで実行されるOSやアプリケーションプログラムとの組合せで構成されているのに対し、図4の画像表示プログラム300の各要素は、アプリケーションプログラムのみによって構成されている。
また、この画像表示装置400における画像再現部410は、本発明の画像表示装置における画像再現部の一例に相当する。また、画像表示装置400におけるガマット比較部420、画像比較部430、および比較結果表示部440を合わせたものは、本発明の画像表示装置における表示部の一例に相当する。
以下、この図5に示す画像表示装置400の各要素を説明することによって、図4に示す画像表示プログラム300の各要素も併せて説明する。
この画像表示装置400は、図1の印刷システム1で原稿画像11に基づいて作成されたRGB画像データD1が表わす印刷用の画像(元画像)の色をCMYK4色のプロセス色のみの色要素群で再現して得られるプロセス再現画像と、プロセス色に特色を加えた色要素群で色を再現して得られる特色再現画像とを並べて表示する。そして、画像表示装置400がこのような表示を以下に説明する7種類の色要素群それぞれに対応する7種類の特色再現画像について行うことで、ユーザは、元画像の色再現に最適な色要素群をそれら7種類の色要素群の中から色の再現性、手間、およびコスト等を総合的に勘案して選ぶための後述の手掛かりを得ることができる。
ユーザが元画像の色再現に最適な色要素群を選び出すための母集団である7種類の色要素群とは、CMYK4色とR色とからなる色要素群、CMYK4色とG色とからなる色要素群、CMYK4色とB色とからなる色要素群、CMYK4色とRG2色とからなる色要素群、CMYK4色とGB2色とからなる色要素群、CMYK4色とBR2色とからなる色要素群、および、CMYK4色とRGB3色とからなる色要素群の7種類の色要素群である。
図5の画像再現部430では、プロセス再現画像と特色再現画像が求められるが、特色再現画像についてはこれら7種類の色要素群それぞれに対応する7種類の特色再現画像が求められる。
ここで、プロセス色のみの色要素群と、特色を含む7種類の色要素群との計8種類の色要素群それぞれについては、各色要素群で再現できる色の範囲(ガマット)が決まっており、一方、図1のカラースキャナ10が扱うことができるガマットも決まっている。さらに、カラースキャナ10に対応したガマットは、各色要素群に対応したガマットよりも広い。そのため、画像再現部410では、元画像の色が、各色要素群に対応したガマット内の色で再現されて、プロセス再現画像と7種類の特色再現画像とが得られる。
画像再現部410は、図1のカラースキャナ10について、そのカラースキャナ10に依存したRGB色空間と、装置に非依存のLab色空間との対応関係とを定義したスキャナプロファイル411を有しており、元画像を表わすRGB画像データD1が、まず、このスキャナプロファイル411によってその元画像を表わすLab画像データD2に変換される。
また、画像再現部410は、Lab画像データD2が表わす元画像の色を色要素群に対応したガマット内の色に変換するという色変換を上記の8種類の色要素群それぞれについて定義した8種類の色変換定義412を有している。そして、画像再現部410は、各色変換定義412を用いた色変換によって、元画像を表わすLab画像データD2を、各色要素群による再現画像を表わす8種類のL’a’b’画像データD3それぞれに変換する。これら8種類のL’a’b’画像データD3のうち、特色を含む色要素群に対応する7種類の特色再現画像を表わす7種類のL’a’b’画像データD3がガマット比較部420に渡される。また、これら7種類のL’a’b’画像データD3と、プロセス色のみの色要素群に対応するプロセス再現画像を表わすL’a’b’画像データD3とが画像比較部430に渡される。
さらに、画像再現部410は、画像表示装置120(図2参照)に依存したRGB色空間とLab色空間との対応関係とを定義したモニタプロファイル413を有しており、8種類のL’a’b’画像データD3それぞれがモニタプロファイル413を使って画像表示用のR’G’B’データD4に変換される。これら8種類のR’G’B’データD4は、比較結果表示部440に渡される。
ガマット比較部420は、プロセス色のみの色要素群についてのガマット(プロセスガマット)を与えられている。ガマット比較部420は、画像再現部410から渡された7種類のL’a’b’画像データD3それぞれが表わす特色再現画像中で、プロセスガマット外の再現色を有する画像部分を探索する。
画像比較部430は、特色再現画像中で、プロセス再現画像とは再現色が異なっている画像部分を、特色再現画像を表わすL’a’b’画像データD3とプロセス再現画像を表わすL’a’b’画像データD3とを相互に比較することで探索する。
比較結果表示部440は、画像再現部410から渡された8種類のR’G’B’データD4と、ガマット比較部420および画像比較部430それぞれにおける探索結果とに基づいて、特色再現画像とプロセス再現画像とを並べてモニタ120a上に以下に説明するように表示する。
図6は、比較結果表示部440による表示内容の一例を示す図である。
この図6に示すように比較結果表示部440は、特色再現画像表示部分441と、プロセス再現画像表示部分442とを有する表示画面を表示する。
また、この表示画面には、特色再現画像表示部分441に表示される特色再現画像を再現する色要素群がユーザによるプルダウンメニュー443aの操作を介して指定される色要素群指定部443が備えられている。指定された色要素群は色要素群指定部443の表示部分443bに表示され、その指定された色要素群に対応した特色再現画像が特色再現画像表示部分441に表示される。
また、図5に示す比較結果表示部440は、特色再現画像を、その特色再現画像中の、ガマット比較部420あるいは画像比較部430で探索された画像部分が明示的に示された形態で表示する機能を有している。図6に示す表示画面には、ガマット比較部420で探索された画像部分の明示的な表示がユーザによるラジオボタン444aの操作を介して指示されるガマット比較表示指示部444と、画像比較部430で探索された画像部分の明示的な表示がユーザによるラジオボタン445aの操作を介して指示される画像比較表示指示部445とが備えられている。
ガマット比較表示指示部444は、ガマット比較部420で探索された、プロセス色のみの色要素群のガマット外の再現色を有する画像部分を所定の表示色で塗りつぶして表示することを指示するラジオボタン444bと、逆に、ガマット内の再現色を有する画像部分を塗りつぶして表示することを指示するラジオボタン444cとを有している。ガマット比較表示指示部444では、ガマット比較部420で探索された画像部分の表示を指示する上記のラジオボタン444aがクリックされると塗りつぶしに関するラジオボタン444b,444cに対する操作が可能となる。そして、これら2つのラジオボタン444b,444cのうちユーザによってクリックされたラジオボタンに対応する画像部分が塗りつぶされた形態で特色再現画像が表示される。
また、画像比較表示指示部445は、画像比較部430で探索された、プロセス再現画像とは再現色が異なっている画像部分を、所定の表示色で塗りつぶして表示することを指示するラジオボタン445bと、逆に、プロセス再現画像と同じ再現色を有する画像部分を塗りつぶして表示することを指示するラジオボタン445cとを有している。画像比較表示指示部445では、画像比較部430で探索された画像部分の表示を指示する上記のラジオボタン445aがクリックされると塗りつぶしに関するラジオボタン445b,445cに対する操作が可能となる。そして、これら2つのラジオボタン445b,445cのうちユーザによってクリックされたラジオボタンに対応する画像部分が塗りつぶされた形態で特色再現画像が表示される。
さらに、図6に示す表示画面には、上記のような画像部分の塗りつぶしは行わず、特色再現画像をそのまま表示することがユーザによるラジオボタン446aの操作を介して指示される非塗りつぶし表示指示部446も備えられている。
この図6には、ガマット比較表示指示部444において、ガマット外の再現色を有する画像部分の塗りつぶしが指示された例が示されている。このような指示を受けて、特色再現画像表示部分441には、特色再現画像が、図中ではハッチングで示されているように、ガマット外の再現色を有する画像部分が塗りつぶされた形態で表示される。
ユーザは、このように表示された特色再現画像中の塗りつぶされた画像部分の広さから、特色が色の再現性にどの程度寄与するかを把握することができる。また、元画像中に特に高精度で再現したい色(例えば、商品カタログ中の商品の色等)がある場合、特色再現画像中の塗りつぶされた画像部分の位置から、特色がそのような所望の色の再現性にどの程度寄与するかを把握することができる。さらに、特色再現画像をプロセス再現画像と並べてそのまま表示することで、特色の使用によってどの程度色の再現性が向上するかを把握することができる。
ユーザは、個々の元画像の色再現に最適な色要素群を、上記の7種類の色要素群の中から選び出すに当たり、各色要素群についての上記のような特色再現画像の表示によって、各色要素群がどの程度コストや手間に見合った色再現を行なえるかという有用な手掛かりを得ることができる。そして、各色要素群について得られるこのような手掛かりを相互に比較して、上記の7種類の色要素群の中から印刷に最適な色要素群を選び出すことができる。
尚、上記では、本発明にいう表示部の一例として、特色再現画像とプロセス再現画像とを並べて表示すると共に、特色再現画像については、その特色再現画像中の、プロセス色のみの色要素群のガマット外の再現色を有する画像部分や、プロセス再現画像とは再現色が異なっている画像部分を他の画像部分と区別して表示する、ガマット比較部420と画像比較部430と比較結果表示部440とを合わせたものを例示したが、本発明はこれに限るものではない。本発明の表示部は、例えば、特色再現画像のみを、その特色再現画像中の、プロセス色のみの色要素群のガマット外の再現色を有する画像部分を他の画像部分と区別して表示するものであっても良く、また、例えば、特色再現画像のみを、その特色再現画像中の、プロセス再現画像とは再現色が異なっている画像部分を他の画像部分と区別して表示するもの等であっても良い。
また、上記では、本発明にいう表示部の一例として、特色再現画像中の、プロセス色のみの色要素群のガマット外の再現色を有する画像部分や、プロセス再現画像とは再現色が異なっている画像部分、あるいは、それらの画像部分以外の他の画像部分を塗りつぶして表示する比較結果表示部440を有する例を示したが、本発明はこれに限るものではない。本発明の表示部は、例えば、特色再現画像における上記のような画像部分の輪郭線を表示するものであっても良く、あるいは、上記のような画像部分にハッチングを施して表示するもの等であっても良い。
また、上記では、本発明にいう表示部の一例として、モニタ120a上に上記の特色再現画像やプロセス再現画像を表示する比較結果表示部440を有する例を示したが、本発明はこれに限るものではない。本発明の表示部は、例えば、これらの再現画像をプリンタ等で用紙上にプリントするものであっても良い。
本発明の一実施形態が適用される印刷システムの全体構成図である。 図1のパーソナルコンピュータ100の外観斜視図である。 図1のパーソナルコンピュータ100のハードウェア構成図である。 本発明の画像表示プログラムの一実施形態を示す模式図である。 本発明の画像表示装置の一実施形態を示すブロック図である。 比較結果表示部440による表示内容の一例を示す図である。
符号の説明
1 印刷システム
10 カラースキャナ
11 原稿画像
20 フィルムプリンタ
30 印刷機
31 印刷物
100 パーソナルコンピュータ
110 本体装置
110a FD装填口
110b CD−ROM装填口
111 CPU
112 主メモリ
113 ハードディスク装置
114 FDドライブ
115 CD−ROMドライブ
116 I/Oインタフェース
120 画像表示装置
120a モニタ
130 キーボード
140 マウス
150 バス
200 FD
210 CD−ROM
300 画像表示プログラム
310 画像再現部
320 ガマット比較部
330 画像比較部
340 比較結果表示部
400 画像表示装置
410 画像再現部
411 スキャナプロファイル
412 色変換定義
413 モニタプロファイル
420 ガマット比較部
430 画像比較部
440 比較結果表示部
441 特色再現画像表示部分
442 プロセス再現画像表示部分
443 色要素群指定部
443a プルダウンメニュー
443b 表示部分
444 ガマット比較表示指示部
444a,444b,444c,445a,445b,445c,446a ラジオボタン
445 画像比較表示指示部
446 非塗りつぶし表示指示部

Claims (8)

  1. 複数の基準色要素と、それら基準色要素とは異なる色要素とを含む色要素群で元画像の色を再現して再現画像を得る画像再現部と、
    前記画像再現部で得られた再現画像を、該再現画像における色の再現性と前記複数の基準色要素のみによる色の再現性との相違が確認可能な形態で表示する表示部とを備え
    前記表示部は、前記再現画像中の再現色が前記複数の基準色要素のみによる再現色とは異なっている画像部分と、該再現画像中の他の画像部分とを区別した形態で該再現画像を表示するものであることを特徴とする画像表示装置。
  2. 複数の基準色要素と、それら基準色要素とは異なる色要素とを含む色要素群で元画像の色を再現して再現画像を得る画像再現部と、
    前記画像再現部で得られた再現画像を、該再現画像における色の再現性と前記複数の基準色要素のみによる色の再現性との相違が確認可能な形態で表示する表示部とを備え、
    前記表示部が、前記複数の基準色要素のみで表現可能な色範囲外の再現色を有する画像部分と該色範囲内の再現色を有する画像部分とを区別した形態で前記再現画像を表示するものであることを特徴とする画像表示装置。
  3. 前記複数の基準色要素が、CMYK4色の色要素であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像表示装置。
  4. 前記表示部が、前記再現画像と、前記複数の基準色要素のみで前記元画像の色を再現して得られる基準再現画像とを並べて表示するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の画像表示装置。
  5. 前記表示部は、前記再現画像中の再現色が前記複数の基準色要素のみによる再現色とは異なっている画像部分と、該再現画像中の他の画像部分とのいずれか一方を所定の表示色で塗りつぶして、該再現画像を表示するものであることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  6. 前記表示部が、前記複数の基準色要素のみで表現可能な色範囲外の再現色を有する画像部分と該色範囲内の再現色を有する画像部分とのいずれか一方の画像部分を所定の表示色で塗りつぶした形態で前記再現画像を表示するものであることを特徴とする請求項記載の画像表示装置。
  7. コンピュータに組み込まれ、該コンピュータ上で、
    複数の基準色要素と、それら基準色要素とは異なる色要素とを含む色要素群で元画像の色を再現して再現画像を得る画像再現部と、
    前記画像再現部で得られた再現画像を、該再現画像における再現色と前記複数の基準色要素のみによる再現色との相違が確認可能な形態で表示する表示部とを構築する、
    前記表示部は、前記再現画像中の再現色が前記複数の基準色要素のみによる再現色とは異なっている画像部分と、該再現画像中の他の画像部分とを区別した形態で該再現画像を表示するものであることを特徴とする画像表示プログラム。
  8. コンピュータに組み込まれ、該コンピュータ上で、
    複数の基準色要素と、それら基準色要素とは異なる色要素とを含む色要素群で元画像の色を再現して再現画像を得る画像再現部と、
    前記画像再現部で得られた再現画像を、該再現画像における再現色と前記複数の基準色要素のみによる再現色との相違が確認可能な形態で表示する表示部とを構築する
    前記表示部が、前記複数の基準色要素のみで表現可能な色範囲外の再現色を有する画像部分と該色範囲内の再現色を有する画像部分とを区別した形態で前記再現画像を表示するものであることを特徴とする画像表示プログラム。
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