JP4800779B2 - 精製緑茶抽出物の製造法 - Google Patents

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Description

本発明は緑茶抽出物から、非重合体カテキン類を高濃度含有し、かつ容器詰飲料製造時に濁りの生じない精製緑茶抽出物を製造する方法に関する。
カテキン類はコレステロール上昇抑制作用やα−アミラーゼ活性阻害作用などを有することが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。カテキン類のこのような生理効果を発現させるには、成人一日あたり4〜5杯のお茶を飲むことが必要である。このため、より簡便に大量のカテキン類を摂取できるよう、飲料にカテキン類を高濃度に配合する技術が望まれている。
一方、緑茶抽出物を配合した容器詰飲料においては、長期保存後に濁りやオリが発生するという問題があり、その防止手段として紅茶抽出液に有機酸、ビタミンC、レモン果汁などの酸味料を添加してpHを2.5〜5.0に調整した後、遠心分離して紅茶抽出液中のティークリームを除去する方法(特許文献1)、及び緑茶抽出液にアスコルビン酸を添加し、冷却して遠心分離後、珪藻土でろ過する方法(特許文献2)が報告されている。しかしながら、これらの手段によっては、非重合体カテキンを高濃度に含有する緑茶抽出物においては、容器詰飲料調製時の濁りの生成抑制効果は十分でなかった。
特開昭51−26253号公報 特開平4−311348号公報
本発明の目的は、高い非重合体カテキン類濃度を有し、かつ容器詰飲料調製時に濁りの生じない精製緑茶抽出物の製造法を提供することにある。
本発明者は、容器詰飲料調製時の濁りの発生原因について種々検討したところ、当該濁りが緑茶抽出物中に含まれる脂質成分にあることを見出した。ここで脂質成分とは、緑茶葉に元来含有されるものであり、例えばレシチンに代表されるリン脂質、モノガラクトシルジグリセリド(MGDG)、ジガラクトシルジグリセリド(DGDG)に代表される糖脂質がその主成分である(茶業技術研究53号.P82-87.1977-12)。そして更に検討したと
ころ、当該濁りの原因物質は、緑茶抽出物を水又は有機溶媒水溶液に溶解し、これに有機酸及びその塩を一定量添加すれば、不溶物が生成・凝集するため、これを除去すれば、高濃度の非重合体カテキン類を有し、かつ容器詰飲料を調製した際に濁りの生じない精製緑茶抽出物が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、緑茶抽出物を水又は有機溶媒水溶液に溶解し、有機酸及びその塩を緑茶抽出物の固形分100質量部に対して1〜50質量部添加し、生成する不溶物を除去することを特徴とする、抽出物の固形分に対して非重合体カテキン類を25〜90質量%含有する精製緑茶抽出物の製造法を提供するものである。
本発明方法により得られた精製緑茶抽出物を用いれば、容器詰飲料調製時に濁りが生じないため、非重合体カテキン類を高濃度に含有するスポーツ飲料、アイソトニック飲料等として特に有用である。
本発明で用いる緑茶抽出物は、非重合体カテキン類を1種以上含有するものである。非重合体カテキン類とは、カテキン、ガロカテキン、カテキンガレート、ガロカテキンガレート等の非エピ体カテキン類及びエピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレート等のエピ体カテキン類をあわせての総称である。
本発明におけるガレート体率とは、カテキンガレートとガロカテキンガレートとエピカテキンガレートとエピガロカテキンガレート4種の質量和が8種からなる非重合体カテキン類の質量和に対する100分率の値である。
このような非重合体カテキン類を含有する緑茶抽出物としては、緑茶の茶葉から得られた抽出液を乾燥又は濃縮したものなどが挙げられる。
ここで使用する茶葉は、より具体的には、Camellia属、例えばC. sinensis、C. assamica、及びやぶきた種、又はそれらの雑種等から得られる茶葉から製茶された茶葉が挙げられる。製茶された茶葉には、煎茶、番茶、玉露、てん茶、釜炒り茶等の緑茶類がある。
茶葉から緑茶抽出物を得る為の抽出方法は、攪拌抽出等の方法により行うことができる。また、煮沸脱気や窒素ガス等の不活性ガスを通気して溶存酸素を除去しつつ、いわゆる非酸化的雰囲気下で抽出する方法を併用してもよい。このようにして得られた抽出液を乾燥し、本発明に使用する緑茶抽出物を得る。緑茶抽出物の形態としては、液体、スラリー、半固体、固体の状態が挙げられる。エタノール中での分散性の観点から、スラリー、半固体、固体の状態が好ましい。
本発明に使用する緑茶抽出物には茶葉から抽出した抽出液を乾燥して使用するかわりに、茶抽出物の濃縮物を用いても、茶葉からの抽出液の乾燥物と茶抽出物の濃縮物とを併用しても良い。
ここで、茶抽出物の濃縮物とは、茶葉から熱水又は水溶性有機溶媒により抽出された抽出物を濃縮したものであり、例えば、特開昭59−219384号公報、特開平4−20589号公報、特開平5−260907号公報、特開平5−306279号公報等に記載されている方法により調製したものをいう。
具体的には、緑茶抽出物として、市販の東京フードテクノ社製「ポリフェノン」、伊藤園社製「テアフラン」、太陽化学社製「サンフェノン」などの粗カテキン製剤を用いることもできる。
緑茶抽出物として、緑茶抽出物をタンナーゼ処理した抽出物を用いると苦みや渋みが顕著に低減された精製緑茶抽出物が得られることから、特に好ましい。ここで使用されるタンナーゼは、非重合体カテキン類を分解する活性を有するものであればよい。具体的には、アスペルギルス属、ペニシリウム属、リゾプス属などのタンナーゼ生産菌を培養して得られるタンナーゼが使用できる。このうち、アスペルギルス オリーゼ由来のものが特に好ましい。緑茶抽出液に粉末状又は溶液状のタンナーゼを、25Unit/L〜500Unit/L、好ましくは50Unit/L〜150Unit/Lの濃度になるように添加する。かかるタンナーゼの添加量は、固形分1mgに換算すると、0.1Unit以上、好ましくは0.2Unit以上である。ここで1Unitは、30℃の水中においてタンニン酸に含まれるエステル結合を1マイクロモル加水分解する酵素量で定義される。その後、5℃〜50℃、望ましくは10℃〜40℃に10〜70質量%のガレート体率に達するまでの間保持する。
その後、できるだけ速やかに45℃〜95℃、好ましくは75℃〜95℃まで昇温し、タンナーゼを失活させることにより反応を停止する。当該タンナーゼの失活処理により、その後のガレート体率の低下が防止でき、目的とするガレート体率の緑茶抽出物が得られる。
本発明のタンナーゼ処理においては、得られる緑茶抽出物の非重合体カテキン類中のガレート体率は苦味低減及び外観の面から10〜70質量%、好ましくは30〜60質量%の範囲に制御される。すなわち、本発明で実施されるタンナーゼ処理は、従来の重合体カテキン類に含まれるすべてのガレート体を加水分解する処理方法とは異なり、タンナーゼ処理時のガレート体率を制御する。タンナーゼ処理によるガレート体率の制御は処理時の緑茶抽出液のpH挙動によって反応の終点を決定することが好ましい。当該pHは3〜6、特に3.5〜5.5が好ましい。これにより緑茶抽出液中のガレート体量を任意の範囲で維持するタンナーゼ処理した緑茶抽出物を得ることができる。また、タンナーゼ処理後のタンナーゼ失活処理により、その後のガレート体率の低下が防止できる。
本発明で使用する緑茶抽出物としては、乾燥質量で、非重合体カテキン類を25〜90質量%、更に30〜90質量%、更にまた35〜90質量%含有する茶抽出物の濃縮物を用いるのが、好ましい。
更に、本発明においては、本発明の処理に先立って、緑茶抽出物を有機溶媒と水の混合溶液中で活性炭及び酸性白土又は活性白土と接触させて得られた緑茶抽出物を用いるのが好ましい。このような緑茶抽出物を用いれば、非重合体カテキン類濃度が高く、カフェイン含量が低く、かつ容器詰飲料調製時に濁りが生じない精製緑茶抽出物が得られる。
緑茶抽出物を有機溶媒と水の混合溶液中で活性炭及び酸性白土又は活性白土と接触させる前処理の具体的な方法を以下に示す。
前処理の緑茶抽出物の製造に用いられる有機溶媒と水の混合溶液としては、カテキン類の抽出効率及びカフェイン除去率の点から、有機溶媒と水の質量比を90/10〜99/1、更に91/9〜97/3、更に91/9〜95/5、特に92/8〜95/5の範囲に調整するのが好ましい。
前処理の用いる有機溶媒としては、エタノール、メタノール、アセトン、酢酸エチル等が挙げられる。これらのうち、エタノール、メタノール、アセトンの親水性有機溶媒が好ましく、特に食品への使用を考慮すると、エタノールが好ましい。
前処理における緑茶抽出物を有機溶媒と水の混合溶液に分散する方法は特に制限されず、緑茶抽出物を最終的に処理する際の有機溶媒と水の質量比が90/10〜99/1の範囲になっていれば良い。
緑茶抽出物の前処理においては、有機溶媒と水の混合溶液100質量部に対して、緑茶抽出物10〜40質量部、特に10〜30質量部添加して処理するのが、緑茶抽出物を効率良く処理できるので好ましい。
前処理における水又は有機溶媒の必要量の添加時間は10〜30分程度の時間でゆっくり滴下するのが好ましい。また、カテキン類の抽出効率を上げるために攪拌状態で滴下するのが好ましい。水の滴下終了後は10〜120分程度の熟成時間を設けると更に好ましい。
これらの処理は、10〜60℃で行うことができ、特に10〜50℃、更に10〜40℃で行うのが好ましい。
前処理で用いる活性炭としては、一般に工業レベルで使用されているものであれば特に制限されず、例えば、ZN−50(北越炭素社製)、クラレコールGLC、クラレコールPK−D、クラレコールPW−D(クラレケミカル社製)、白鷲AW50、白鷲A、白鷲M、白鷲C(武田薬品工業社製)などの市販品を用いることができる。
活性炭の細孔容積は0.01〜0.8mL/gが好ましく、特に0.1〜0.7mL/gが好ましい。また、比表面積は800〜1300m2/g、特に900〜1200m2/gの範囲のものが好ましい。なお、これらの物性値は窒素吸着法に基づく値である。
活性炭は、有機溶媒と水の混合溶液100質量部に対して0.5〜5質量部、特に0.5〜3質量部添加するのが好ましい。活性炭の添加量が少なすぎると、カフェイン除去効率が悪くなり、また多すぎるとろ過工程におけるケーク抵抗が大きくなり好ましくない。
前処理で用いる酸性白土又は活性白土は、ともに一般的な化学成分として、SiO2、Al23、Fe23、CaO、MgO等を含有するものであるが、SiO2/Al23比が3〜12、特に4〜9であるのが好ましい。またFe23を2〜5質量%、CaOを0〜1.5質量%、MgOを1〜7質量%含有する組成のものが好ましい。
活性白土は天然に産出する酸性白土(モンモリロナイト系粘土)を硫酸などの鉱酸で処理したものであり、大きい比表面積と吸着能を有する多孔質構造をもった化合物である。酸性白土を更に、酸処理することにより比表面積が変化し、脱色能の改良及び物性が変化することが知られている。
酸性白土又は活性白土の比表面積は、酸処理の程度等により異なるが、50〜350m2/gであるのが好ましく、pH(5%サスペンジョン)は2.5〜8、特に3.6〜7のものが好ましい。例えば、酸性白土としては、ミズカエース#600(水澤化学社製)等の市販品を用いることができる。
酸性白土又は活性白土は、有機溶媒と水の混合溶液100質量部に対して2.5〜25質量部、特に2.5〜15質量部添加するのが好ましい。酸性白土又は活性白土の添加量が少なすぎると、カフェイン除去効率が悪くなり、また多すぎるとろ過工程におけるケーク抵抗が大きくなり好ましくない。
また、活性炭と、酸性白土又は活性白土の割合は、質量比で活性炭1に対して1〜10が良く、活性炭:酸性白土又は活性白土=1:1〜1:6であるのが好ましい。
前処理における緑茶抽出物は、前記有機溶媒と水の混合溶液に分散した状態で、活性炭及び酸性白土又は活性白土に接触すればよく、これらの成分の添加順序は問わない。例えば(1)有機溶媒と水の混合溶液に緑茶抽出物を添加し、活性炭接触、次いで酸性白土又は活性白土接触する方法、(2)有機溶媒と水の混合溶液に緑茶抽出物を添加し、酸性白土又は活性白土接触、次いで活性炭接触する方法、(3)有機溶媒と水の混合溶液に酸性白土又は活性白土を添加し、これに緑茶抽出物を添加し、次いで活性炭を添加する方法、(4)有機溶媒と水との混合溶液に活性炭を添加し、これに緑茶抽出物を添加し、次いで酸性白土又は活性白土を添加する方法等が挙げられる。
これらの各成分添加と次の成分添加との間には濾過を行うのが好ましい。また緑茶抽出物は、2回以上に分割して添加もよく、その間に濾過を行ってもよい。
前処理における緑茶抽出物の分散液と活性炭及び酸性白土又は活性白土との接触処理は、バッチ式、カラムによる連続処理等のいずれの方法で行っても良い。一般には、粉末状の活性炭等を添加、攪拌し、カフェインを選択的に吸着後、ろ過操作によりカフェインを除去した濾液を得る方法、あるいは顆粒状の活性炭等を充填したカラムを用いて連続処理によりカフェインを選択的に吸着する方法が採用される。
活性炭及び酸性白土又は活性白土と接触させた後の緑茶抽出物の分散液は、系中から有機溶媒を取り除くべく減圧蒸留などの方法を用いて留去される。また塩類による処理前の緑茶抽出物は液状でも固体状でもいずれでも良いが、固体状態を調製する場合には凍結乾燥やスプレードライなどの方法によって粉末化しても良い。
本発明においては、緑茶抽出物又は前記緑茶抽出物を水又は有機溶媒水溶液に溶解する。本発明で用いる有機溶媒としては、エタノール、メタノール、アセトン、酢酸エチル等が挙げられる。これらのうち、エタノール、メタノール、アセトンの親水性有機溶媒が好ましく、特に食品への使用を考慮すると、エタノールが好ましい。
用いる有機溶媒水溶液の濃度は、エタノール40重量%以下、更に30重量%以下、特に20重量%以下が好ましい。このうち、水を用いるのが特に好ましい。
本発明においては、水又は有機溶媒水溶液100質量部に対して、緑茶抽出物10〜40質量部、特に10〜30質量部添加して処理するのが、濁り抑制効果の点で好ましい。
本発明においては、次いで有機酸及びその塩を緑茶抽出物の固形分100質量部に対して1〜50質量部添加する。ここで用いられる有機酸及びその塩としては、ヒドロキシカルボン酸アルカリ金属塩が好ましい。ヒドロキシカルボン酸アルカリ金属塩としては、グルコン酸、クエン酸等のアルカリ金属塩が挙げられ、このうちグルコン酸アルカリ金属塩が特に好ましい。アルカリ金属塩としてはナトリウム塩、カリウム塩等が挙げられる。
有機酸及びその塩の添加量は、緑茶抽出物から濁り原因成分を除去する効果の点から、緑茶抽出物の固形分100質量部に対し1〜50質量部であり、更に3〜40質量部、特に5〜30質量部が好ましい。有機酸及びその塩は、固体のまま添加してもよいが、水又は有機溶媒の溶液として添加してもよい。実際の操作を考慮した場合、緑茶抽出物に固体あるいは粉体を直接投入するよりも、あらかじめ有機酸及びその塩を溶液として調整した後、この溶液を添加するほうが濃度調整が容易になるという点で好ましい。ここで用いる有機溶媒は前記と同じものが好ましい。すなわち、エタノール、メタノール、アセトン、酢酸エチル等が挙げられるが、これらのうちエタノール、メタノール、アセトンの親水性有機溶媒が好ましく、特に食品への使用を考慮するとエタノールが好ましい。添加温度は0〜30℃、特に5〜15℃が好ましい。上記操作を具体的に示せば、例えば、ジャケット付きの攪拌槽に水又は有機溶媒を仕込み、次に緑茶抽出物の固体あるいは濃縮液を添加する。攪拌槽のジャケットには冷水あるいは不凍液からなるブライン等を供給し、希望の温度となるよう調整する。更に、有機酸及びその塩を固形物のまま添加して溶解させるか、あらかじめ少量の水又は有機溶媒で溶解させて溶液の状態で添加する。この時、攪拌槽への投入順序は変えてもよい。
不溶物を効率良く析出させ、かつ、カテキン類の安定性の観点から、pH2.0〜7.0、好ましくは、3.0〜6.0、更に好ましくは、3.5〜7.0で行うのがよい。
有機酸及びその塩を添加すると不溶物が凝集するので、当該不溶物を除去する。不溶物の除去手段としては濾過、遠心分離、膜分離等が挙げられる。濾過手段としては、特に制限されないが、吸引濾過、加圧濾過、遠心濾過のいずれでも実施可能であり、収率の観点から特に遠心濾過が好ましい。また、濾過の際には濾過速度を向上させるため、濾過助剤をプレコート法あるいはボディフィード法で使用することが好ましい。プレコート法にて濾過する場合は、あらかじめ少量の水又は有機溶媒中に濾過助剤を添加・分散させ、このスラリーを濾過することでプレコート層を形成させる。次に塩を添加することで不溶物が凝集した状態の緑茶抽出物の溶液を、プレコート層を付加した濾過装置で濾過する。ボディフィード法にて濾過する場合は、塩を添加することで不溶物が凝集した状態の緑茶抽出物の水又は溶媒溶液に濾過助剤を添加・分散させ、このスラリーを濾過装置で濾過する。また、プレコートとボディフィードの両方を併用してもかまわない。遠心濾過を実施する場合、プレコート及びボディフィードに使用する濾過助剤は特に限定されないが、例えば珪藻土系濾過助剤,パーライト系濾過助剤,セルロース系濾過助剤またアスベスト系濾過助剤、なかでも珪藻土系あるいはセルロース系濾過助剤が濾過速度と濾液清澄度の点から好ましい。また、遠心濾過機の形式は、例えば回分式,連続式また縦型円筒式,横型円筒式のいずれでもよく、処理効率の点からは連続式ものが好ましい。遠心分離をする場合、使用する分離機の形式は特に限定されないが、分離板型,円筒型,デカンター型のいずれでも実施可能であり、分離効率の観点から特に分離板型遠心分離機が好ましい。分離板型遠心分離機を使用する場合は、固形物を連続排出できるタイプまた間欠排出できるタイプのどちらでも使用可能であるが、収率の点から間欠排出できるタイプが好ましい。更に、運転条件については不溶物の性状にもよるが、1000〜15000Gの遠心力で操作することが好ましい。また、確実に不溶物の除去をする為に、低温〜常温条件で実施することが好ましく、好ましくは0〜30℃、更に好ましくは5〜15℃で行えば効果的である。
不溶物を除去した精製緑茶抽出物は、必要により系中から有機溶媒を取り除くべく減圧蒸留などの方法を用いて留去される。また処理後の緑茶抽出物は液状でも固体状でもいずれでも良いが、固体状態を調製する場合には凍結乾燥やスプレードライなどの方法によって粉末化しても良い。濃縮する場合の条件は、例えば溶媒がエタノールの場合は、精製物の熱履歴による品質劣化を防ぐという観点から、真空度1〜100kPa,温度30〜100℃が好ましい。また、例えばスプレードライを行う場合は、溶媒と水が留去できる条件であれば特に限定されないが、例えば溶媒がエタノールの場合は、温度100〜200℃が好ましい。
本発明により得られる精製緑茶抽出物は、含有する非重合体カテキン類の組成が塩類による処理前と本質的に変化していないのが好ましい。塩類による処理前後の有機溶媒と水の混合溶液中の非重合体カテキン類の収率は70質量%以上が好ましく、特に80質量%以上が好ましい。
本発明によって得られる精製緑茶抽出物は、非重合体カテキン類を25〜90質量%、更に30〜90質量%、更に35〜90質量%、更にまた40〜70質量%含有するのが好ましい。また、精製緑茶抽出物の固形分中で、非重合体カテキン類を40〜90質量%、更に50〜90質量%、更にまた60〜90質量%含有するのが好ましい。
緑茶抽出物を用いて、本発明による処理によって得られる精製緑茶抽出物中のカフェイ
ン濃度は、非重合体カテキン類に対して、非重合体カテキン類/カフェイン(質量比)=25〜200、更に30〜150、特に30〜100であるのが好ましい。
また、本発明により得られる精製緑茶抽出物中のカテキンガレート、エピカテキンガレート、ガロカテキンガレート及びエピガロカテキンガレートからなるガレート体の全非重合体カテキン類中での割合は、10〜70質量%、特に30〜60質量%であるのが、非重合体カテキン類の生理効果の有効性及び苦味低減の点で好ましい。
得られた精製緑茶抽出物は、原料緑茶抽出物中の非重合体カテキン類以外の夾雑物質(アミノ酸、有機酸、糖類)が除去され、高い非重合体カテキン類濃度を維持しており、かつ色相がよく、更に緑茶の風味がほとんどない。従って、精製緑茶抽出物を配合した容器詰飲料は、特にスポーツ飲料、アイソトニック飲料等の非茶系飲料として有用である。
本発明の容器詰飲料中には、水に溶解状態にある(A)非重合体カテキン類を、好ましくは0.03〜1.0質量%含有し、より好ましくは0.04〜0.5質量%、更に好ましくは0.06〜0.4質量%、更に好ましくは0.07〜0.4質量%、特に好ましくは0.08〜0.3質量%、殊更好ましくは0.09〜0.3質量%、もっとも好ましくは0.1〜0.3質量%含有する。非重合体カテキン類含量がこの範囲にあると、多量の非重合カテキン類を容易に取り易く、飲料調製直後の色調の点からも好ましい。当該非重合体カテキン類の濃度は、緑茶抽出物の配合量によって調整することができる。
また、蓄積体脂肪燃焼促進、食事性脂肪燃焼促進及び肝臓β酸化遺伝子発現促進の効果を出すための成人一日当りの摂取量としては、非重合体カテキン類として300mg以上、好ましくは450mg以上、更に好ましくは500mg以上がよい。
したがって本発明の容器詰飲料においても成人一日当りの摂取量を確保する意味からも、本発明の容器詰飲料1本当り300mg以上、好ましくは450mg以上、更に好ましくは500mg以上の配合量があるものが良い。
本発明の容器詰飲料における非重合体カテキン類とカフェインとの含有質量比は25〜200、更に30〜150、特に30〜100が好ましい。また、ガロ体比率及びガレート体比率は、前記精製緑茶抽出物の範囲と同様が好ましい。
本発明の容器詰飲料は、苦渋味抑制剤を配合すると飲用しやすくなり好ましい。用いる苦渋味抑制剤は特に限定はないが、サイクロデキストリンが好ましい。サイクロデキストリンとしては、α−、β−、γ−サイクロデキストリン及び分岐α−、β−、γ−サイクロデキストリンが使用できる。サイクロデキストリンは飲料中に0.005〜0.5質量%、好ましくは0.01〜0.3質量%含有するのがよい。本発明の容器詰飲料には、酸化防止剤、香料、各種エステル類、有機酸類、有機酸塩類、無機酸類、無機酸塩類、無機塩類、色素類、乳化剤、保存料、調味料、甘味料、酸味料、ガム、乳化剤、油、ビタミン、アミノ酸、果汁エキス類、野菜エキス類、花蜜エキス類、pH調整剤、品質安定剤などの添加剤を単独、あるいは併用して配合できる。
本発明の容器詰飲料に使用される容器は、一般の飲料と同様にポリエチレンテレフタレートを主成分とする成形容器(いわゆるPETボトル)、金属缶、金属箔やプラスチックフィルムと複合された紙容器、瓶などの通常の形態で提供することができる。ここでいう容器詰飲料とは希釈せずに飲用できるものをいう。
本発明の容器詰飲料は、例えば、金属缶のように容器に充填後、加熱殺菌できる場合にあっては食品衛生法に定められた殺菌条件で製造されるが、PETボトル、紙容器のようにレトルト殺菌できないものについては、あらかじめ上記と同等の殺菌条件、例えばプレート式熱交換器などで高温短時間殺菌後、一定の温度迄冷却して容器に充填する等の方法が採用される。また無菌下で、充填された容器に別の成分を配合して充填してもよい。更に、酸性下で加熱殺菌後、無菌下でpHを中性に戻すことや、中性下で加熱殺菌後、無菌下でpHを酸性に戻すなどの操作も可能である。
カテキン類の測定
精製緑茶抽出物を蒸留水で希釈し、フィルター(0.8μm)でろ過後、島津製作所社
製、高速液体クロマトグラフ(型式SCL−10AVP)を用い、オクタデシル基導入液体クロマトグラフ用パックドカラム L−カラムTM ODS(4.6mmφ×250mm:財団法人 化学物質評価研究機構製)を装着し、カラム温度35℃で、A液及びB液を用いたグラジエント法により行った。移動相A液は酢酸を0.1mol/L含有の蒸留水溶液、B液は酢酸を0.1mol/L含有のアセトニトリル溶液とし、試料注入量は20μL、UV検出器波長は280nmの条件で行った。
カフェインの測定
(分析機器)
HPLC(日立製作所社製)装置を使用。
プロッター:D−2500,ディティクター:L−4200
ポンプ:L−7100,オートサンプラー:L−7200
カラム:lnertsil ODS-2、内径2.1mm×長さ250mm
(分析条件)
サンプル注入量:10μL,流量:1.0mL/min
紫外線吸光光度計検出波長:280nm
溶離液A:0.1M酢酸水溶液,溶離液B:0.1M酢酸アセトニトリル溶液
濃度勾配条件(体積%)
時間 溶離液A 溶離液B
0分 97% 3%
5分 97% 3%
37分 80% 20%
43分 80% 20%
43.5分 0% 100%
48.5分 0% 100%
49分 97% 3%
62分 97% 3%
(カフェインのリテンションタイム)
カフェイン:27.2分
ここで求めたエリア%から標準物質により質量%を求めた。
濁度測定
濁度を2100P型(ハック社製)にて測定し、ここで得られた値[単位:NTU]を以って、分離清澄性の指標とした。
色相評価
(分析機器)
UV MINI1240(島津製作所社製)装置を使用。
分光光度計で450nmの吸光度における値を測定した。測定においては、精製緑茶抽出物をカテキン濃度100mg%になるようにイオン交換水で希釈し、そのサンプルを用いて吸光度を測定し、色相の指標とした。
安定性の目視評価
精製緑茶抽出物をカテキン濃度100mg%になるようにイオン交換水で希釈し、50mLバイアル瓶に入っている評価サンプルをイルミネーター上で内容物の状態を観察し、目視判定した。
表1に示すように緑茶抽出物を水又は有機溶媒水溶液に溶解しつつ、これに有機酸及びその塩を一定量添加し、不溶物を除去することにより、容器詰飲料を調製した際に色相や濁りの生じない精製緑茶抽出物を製造できる。
(実施例1)
*1:精製緑茶抽出物A
緑茶抽出物 (ポリフェノンHG、東京フードテクノ社製)200gを常温、250rpm攪拌条件下の95%エタノール水溶液800g中に分散させ、酸性白土ミズカエース#600(水澤化学社製)100gを投入後、約10分間攪拌を続けた。その後、2号濾紙で濾過した。その後、活性炭20gを添加し再び2号濾紙で濾過した。次に0.2μmメンブランフィルターによって再濾過を行った。最後にイオン交換水200gを濾過液に添加して、40℃、0.0272kg/cm2でエタノールを留去し、イオン交換水でカテキン類濃度を調整してカフェイン低減緑茶抽出物を得た。
塩類による処理前の非重合体カテキン類は22質量%含有
塩類による処理前の非重合体カテキン類/カフェイン質量比=33.0
塩類による処理前のガレート体率51質量%
この操作によって得たカフェイン低減緑茶抽出物100gにグルコン酸カリウム4gを添加し、不溶分と接触させ、5℃まで冷却した。冷却後、遠心分離で不溶物の除去を行い所望の製品を得た。
(実施例2)
*2:精製緑茶抽出物B
緑茶抽出物 (ポリフェノンHG、東京フードテクノ社製)200gを常温、250rpm攪拌条件下の95%エタノール水溶液800g中に分散させ、酸性白土ミズカエース#600(水澤化学社製)100gを投入後、約10分間攪拌を続けた。その後、2号濾紙で濾過した。その後、活性炭20gを添加し再び2号濾紙で濾過した。次に0.2μmメンブランフィルターによって再濾過を行った。最後にイオン交換水200gを濾過液に添加して、40℃、0.0272kg/cm2でエタノールを留去し、イオン交換水でカテキン類濃度を調整してカフェイン低減緑茶抽出物を得た。
塩類による処理前の非重合体カテキン類は22質量%含有
塩類による処理前の非重合体カテキン類/カフェイン質量比=33.0
塩類による処理前のガレート体率51質量%
この操作によって得たカフェイン低減緑茶抽出物100gにクエン酸3ナトリウム15.6gを添加し、不溶分と接触させ、10℃まで冷却した。冷却後、遠心分離で不溶物の除去を行い所望の製品を得た。
(比較例1)
精製緑茶抽出物C
緑茶抽出物 (ポリフェノンHG、東京フードテクノ社製)200gを常温、250rpm攪拌条件下の95%エタノール水溶液800g中に分散させ、酸性白土ミズカエース#600(水澤化学社製)100gを投入後、約10分間攪拌を続けた。その後、2号濾紙で濾過した。その後、活性炭20gを添加し再び2号濾紙で濾過した。次に0.2μmメンブランフィルターによって再濾過を行った。最後にイオン交換水200gを濾過液に添加して、40℃、0.0272kg/cm2でエタノールを留去し、イオン交換水でカテキン類濃度を調整してカフェイン低減緑茶抽出物を得た。
塩類による処理前の非重合体カテキン類は22質量%含有
塩類による処理前の非重合体カテキン類/カフェイン質量比=33.0
塩類による処理前のガレート体率51質量%
この操作によって得たカフェイン低減緑茶抽出物100gに塩化マグネシウム0.15gを添加し、不溶分と接触させ、5℃まで冷却した。冷却後、遠心分離で固液分離の操作を行い製品を得た。
(比較例2)
精製緑茶抽出物D
緑茶抽出物 (ポリフェノンHG、東京フードテクノ社製)200gを常温、250rpm攪拌条件下の95%エタノール水溶液800g中に分散させ、酸性白土ミズカエース#600(水澤化学社製)100gを投入後、約10分間攪拌を続けた。その後、2号濾紙で濾過した。その後、活性炭20gを添加し再び2号濾紙で濾過した。次に0.2μmメンブランフィルターによって再濾過を行った。最後にイオン交換水200gを濾過液に添加して、40℃、0.0272kg/cm2でエタノールを留去し、イオン交換水でカテキン類濃度を調整してカフェイン低減緑茶抽出物を得た。
塩類による処理前の非重合体カテキン類は22質量%含有
塩類による処理前の非重合体カテキン類/カフェイン質量比=33.0
塩類による処理前のガレート体率51質量%
この操作によって得たカフェイン低減緑茶抽出物100gにクエン酸10gを添加し、不溶分と接触させ、25℃で混合した。混合後、遠心分離で固液分離の操作を行い製品を得た。
<実施例1〜2及び比較例1〜2の容器詰飲料の製造法>
表1に示した精製緑茶抽出物を配合し、イオン交換水でメスアップし調合液を調製した。食品衛生法に基づく殺菌工程、ならびにホットパック充填を行い、容器詰飲料とした。
加熱保存試験(55℃、2週間)後に、目視判定した。
表2の結果から明らかなように、本発明により緑茶抽出物を処理することにより、カフェインを選択的に除去した本発明品を使用することにより、おりの発生がない容器詰飲料を得ることができる。
(実施例3)
(1)緑茶葉6000gに84℃の熱水90kgを添加し、60分間抽出したのち、2号濾紙による濾過を行い、「緑茶抽出液」66kg(pH5.4)を得た。(緑茶抽出液の非重合体カテキン類濃度= 0.9質量%、緑茶抽出液のガレート体率=52.2質量%)
この緑茶抽出液を温度25℃に設定し、タンナーゼ(キッコーマン社製タンナーゼKTFH)を緑茶抽出液に対して200ppmとなる濃度で添加し、130分間保持し、ガレート体率40.2質量%になったところで、90℃に溶液を加熱して、酵素を失活させ、反応を止めた(pH4.9)。この反応液を逆浸透膜(日東電工製NTR−759HR)を用いてBrix濃度25まで濃縮処理を行い、液体の「タンナーゼ処理した緑茶抽出物の濃縮物」8kgを得た。得られた緑茶抽出物は非重合体カテキン類含有量6.9質量%、ガレート体率40.1質量%、固形分濃度2質量%に溶解した水溶液のpH=5.0であった。
(2)また、得られた濃縮液4.5kgを噴霧乾燥して粉末状の「タンナーゼ処理した緑茶抽出物」400gを得た。得られた緑茶抽出物は非重合体カテキン類含有量33.2質量%、ガレート体率40.1質量%、固形分濃度2質量%に溶解した時の水溶液のpH=5.0であった。
(3)得られた緑茶抽出物を用いて、実施例2と同様の精製処理を行い、濁りが全く見られず、色相もよく、かつ苦味の低減された精製緑茶抽出物を得た。
処理後の非重合体カテキン類の含有量=20.2質量%
処理後の固形分中における非重合体カテキン類濃度=66質量%
処理後の濁度=1.2
処理後の非重合体カテキン類/カフェイン質量比=33.0
処理後のガレート体率=39.3質量%
(4)得られた精製緑茶抽出物を用いて、本発明飲料1と同様にして容器詰飲料を得た。この飲料は長期に保存しても外観の変化がなく、かつ苦味が低減されていた。

Claims (4)

  1. 有機溶媒と水の質量比が91/9〜97/3の混合溶液中で活性炭と、酸性白土又は活性白土と接触処理した緑茶抽出物を、水又は有機溶媒水溶液に溶解し、ヒドロキシカルボン酸アルカリ金属塩を有機酸及びその塩を緑茶抽出物の固形分100質量部に対して1〜50質量部添加し、生成する不溶物を除去する、抽出物の固形分に対して非重合体カテキン類を25〜90質量%含有する精製緑茶抽出物の製造法。
  2. 有機溶媒がエタノールである請求項1記載の製造法。
  3. 緑茶抽出物溶液にヒドロキシカルボン酸アルカリ金属塩を添加する操作、及び不溶物の除去操作を0〜30℃で行う請求項1又は2記載の製造法。
  4. 緑茶抽出物が、緑茶抽出物をタンナーゼ処理して得られるものである請求項1〜3のいずれか1項記載の製造法。
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