JP4800025B2 - 車両の荷重状態推定方法およびタイヤ空気圧低下警報方法 - Google Patents

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Description

本発明は、走行中の車両の荷重状態を推定する方法および該方法を利用したタイヤ空気圧低下警報方法に関する。
従来、走行中の車両の荷重を検出する方法としては、荷重センサを備えて積載荷重を測定し、その積載荷重に応じて荷重感度を補正して4輪減圧を検出する方法がある(特許文献1)。また、サスペンジョンのストローク量や、車高の変化を計測し、換算する方法が一般に知られている。しかしながらこの方法では付加的な測定装置が必要となり、特殊なサスペンジョン機構(たとえばエアサス)の車両では実現が可能であるが、一般的な車両では実現が難しい。そこで、車両に特別な荷重センサを設けずに、車両の積載状態を判定する方法が提案されている。しかしながら、これらの方法では、車両積載状態の判定のために煩雑な計算プログラムが必要とされていた。また、タイヤの動荷重半径の減少が荷重によるものなのか、内圧の低下によるものなのかを明確に判別できなかったり、タイヤの内圧が低下した際に荷重の検知が保証できないという問題もあった。
ところで、車両の絶対速度とタイヤの回転角速度との関係から走行中の車両の動荷重半径を算出する方法が提案されている。この方法は、走行状態を限定し、そのときの動荷重半径測定値の有効値を選び出し、その平均値を走行中の動荷重半径とし、その動荷重半径が基準値より小さくなったとき、内圧低下を警報するものである。また、路面μや荷重による動荷重半径測定値の影響を考慮し、それらの影響の可能性がある場合は、内圧低下の警報と並行して、路面あるいは荷重の影響がある旨の注意を促す方法も提案されている。しかしながら、ユーザーにとっては、内圧が低下している場合と、荷重が大きい場合とを区別して警報されるほうが好ましい。なお、付加的な装置により荷重の増加を検知する手段としては、荷重計の装着や、車高の変化量を測定するなどで実現は可能であるが、コストアップとなってしまうという問題があった。
特開平8−145654号公報
本発明は、付加的な装置を用いることなく、車両の内圧が低下している場合と、荷重が大きい場合とを区別して判定する方法、および該判定方法を用いたタイヤ空気圧低下警報方法を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、車両に装着された車輪の動荷重半径を用いた車両の荷重状態推定方法であって、走行中の車両において、特定の速度範囲における車輪の動荷重半径を測定または算出し、蓄積する工程、および蓄積された車輪の動荷重半径の平均値を求め、該平均値からの車輪の動荷重半径のデータのバラツキの大きさを算出し、該バラツキの大きさから車両の荷重状態を推定する工程を含む車両の荷重状態推定方法に関する。
前記車輪の動荷重半径の平均値が、GPSを用いて取得した情報から算出された車両速度および車輪の回転情報から得られた車輪速から算出されることが好ましい。
本発明は、車両に装着された車輪の動荷重半径を用いた車両の荷重状態推定装置であって、走行中の車両において、特定の速度範囲における車輪の動荷重半径を測定または算出し、蓄積する手段、および蓄積された車輪の動荷重半径の平均値を求め、該平均値からの車輪の動荷重半径のデータのバラツキの大きさを算出し、該バラツキの大きさから車両の荷重状態を推定する手段を含む車両の荷重状態推定装置に関する。
本発明は、コンピュータに、走行中の車両において、特定の速度範囲における車輪の動荷重半径を測定または算出し、蓄積する手順、および蓄積された車輪の動荷重半径の平均値を求め、該平均値からの車輪の動荷重半径のデータのバラツキの大きさを算出し、該バラツキの大きさから車両の荷重状態を推定する手順を実行させて車両の荷重状態を推定するためのプログラムに関する。
また、本発明は、車両に装着された車輪の動荷重半径を用いたタイヤ空気圧低下警報方法であって、走行中の車両において、特定の速度範囲における車輪の動荷重半径を測定または算出し、蓄積する工程、蓄積された車輪の動荷重半径の平均値を求め、該平均値を基準値と比較する工程、および該平均値が基準値より小さい場合において、該平均値からの車輪の動荷重半径のデータのバラツキの大きさを算出し、該バラツキの大きさからタイヤの内圧の低下を判定する工程を含むタイヤ空気圧低下警報方法に関する。
本発明は、車両に装着された車輪の動荷重半径を用いたタイヤ空気圧低下警報装置であって、走行中の車両において、特定の速度範囲における車輪の動荷重半径を測定または算出し、蓄積する手段、蓄積された車輪の動荷重半径の平均値を求め、該平均値を基準値と比較する手段、および該平均値が基準値より小さい場合において、該平均値からの車輪の動荷重半径のデータのバラツキの大きさを算出し、該バラツキの大きさからタイヤの内圧の低下を判定する手段を含むタイヤ空気圧低下警報装置に関する。
本発明は、コンピュータに、走行中の車両において、特定の速度範囲における車輪の動荷重半径を測定または算出し、蓄積する手順、蓄積された車輪の動荷重半径の平均値を求め、該平均値を基準値と比較する手順、および該平均値が基準値より小さい場合において、該平均値からの車輪の動荷重半径のデータのバラツキの大きさを算出し、該バラツキの大きさからタイヤの内圧の低下を判定する手順を実行させて車両のタイヤ空気圧低下を警報するためのプログラムに関する。
本発明によると、車輪の動荷重半径の測定値のバラツキの大きさに着目することにより、付加的な装置を用いることなく、車両の内圧が低下している場合と荷重が大きい場合とを区別して判定することができる。また、該判定方法を用いてタイヤ空気圧の低下を精度よく警報することが可能となる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の車両の荷重状態推定方法および装置、ならびに車両の荷重状態を推定するためのプログラム、さらには該荷重状態推定方法を利用したタイヤ空気圧低下判定方法について説明する。
図1および2は、本発明の車両の荷重状態推定装置の一実施の形態を示すブロック図である。
図1に示されるように、本発明の一実施の形態にかかわる車両の荷重状態推定装置において、4輪車両に備えられた4つのタイヤFL、FR、RLおよびRRの車輪速回転情報を検出するため、各タイヤにそれぞれ関連して設けられた通常の車輪速検出手段1を備えられている。前記車輪速検出手段1としては、電磁ピックアップなどを用いて回転パルスを発生させてパルスの数から車輪速回転情報を測定する車輪速センサまたはダイナモのように回転を利用して発電を行ない、この電圧からタイヤ速回転情報を測定するものを含む角速度センサなどを用いることができる。
前記車輪速検出手段1では、タイヤの回転数に対応したパルス信号(以下、車輪速パルスという)が出力される。またCPU2bでは、車輪速検出手段1から出力された車輪速パルスに基づき、所定のサンプリング周期ΔT(sec)、たとえばΔT=0.05秒ごとに各タイヤの回転角速度が算出される。
前記車輪速検出手段1の出力はABSなどのコンピュータである制御ユニット2に与えられる。この制御ユニット2には、車両速度検出装置としてGPS装置3が接続されている。また、車両が荷重状態にあるか否かをドライバーに知らせる荷重状態表示器4、たとえば液晶表示素子、プラズマ表示素子またはCRTなどから構成された表示手段が接続されている。
制御ユニット2は、図2に示されるように、外部装置との信号の受け渡しに必要なI/Oインターフェイス2aと、演算処理の中枢として機能するCPU2bと、該CPU2bの制御動作プログラムが格納されたROM2cと、前記CPU2bが制御動作を行なう際にデータなどが一時的に書き込まれたり、その書き込まれたデータなどが読み出されるRAM2dとから構成されている。
前記車両速度は、たとえばGPS速度計を利用することにより得られる。カーナビゲーションの普及によりGPS装置が多くの車両に取り付けられるようになった。このことでGPS装置による測位技術も向上し、現在では速度を算出することに特化した装置(英国Race Logic社製、GPS式速度計VBOX)も販売されている。このGPS情報を用いた速度計による算出速度を前記車両速度として利用することができる。
走行中の車両の動荷重半径(R)は、その車両の絶対速度(V)とタイヤの回転角速度(ω)との関係から算出する(V=R・ω)ことができる。
タイヤの動荷重半径(R)は内圧が低下するにしたがって減少することが知られており、このことを利用してタイヤの内圧低下をタイヤの動荷重半径(R)の減少から検出することができる。しかしながら、タイヤの動荷重半径(R)は荷重の増加によっても減少する。ここで、タイヤの回転角速度(ω)の測定値のバラツキに着目し、タイヤ回転角速度(ω)は、路面の凹凸のみでなく荷重の大きさによってそのバラツキの大きさが変わることを発見した。本発明は、動荷重半径の測定値が基準値より小さくなったと判断したとき、その原因が荷重によるものなのか、内圧が低下したためなのかを、その測定値のバラツキの大きさから判断するものである。
すなわち、荷重が大きい状態では、路面入力に対し車両の変動量が小さくなるため、角速度のバラツキも小さくなる傾向があることがわかった。この性質を利用し、動荷重半径が小さくなったと判断された場合、そのときの動荷重半径測定値のバラツキの大きさが通常積載状態に比べ小さくなっている場合は、荷重の影響による動荷重半径の減少と判断し、荷重の増加と判定する。なお、動荷重半径測定値のバラツキの大きさが通常積載状態とほぼ同様、または一定の基準値より大きい場合は、荷重の増加とは判定されず、タイヤ空気圧低下と判定される。
ここに説明した技術的事項に基づいて、タイヤの動荷重半径を算出し、車両の荷重状態を推定するための計算プログラムの一実施の形態を、図3のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS1、S2で車輪の回転速度検出装置の出力信号に基づいて各車輪の回転速度を取得(算出)する。
ステップS3、S4で、GPS情報に基づく車両の走行速度を取得する。
ステップS5で、各車輪の回転速度と車両のGPS速度から各車輪の動荷重半径を算出する。
ステップS6では、各種の走行条件において、動荷重半径、GPS速度、時刻などの組み合わせを取得してデータベース化し、かつデータベースの初期化を行なう。
ステップS7では、特定の速度域にある場合の動荷重半径の平均値とバラツキを算出する。
ステップS8では、前記動荷重半径の平均値を、動荷重半径減少判定のための基準値と比較し、該基準値より大きい場合はタイヤ空気圧の低下および車両の荷重増加のいずれも生じていないとして、荷重増加の判定を行なわず、再測定のルーチンに戻す。前記動荷重半径の平均値が該基準値より小さいと判定された場合は、ステップS9において、前記動荷重半径の平均値のバラツキの指標である標準偏差σを荷重判定基準値と比較し、該基準値より小さい場合は、ステップS10にて荷重増加判定を行なう。
次に、本発明にかかわる計算プログラムの別の実施の形態を図4のフローチャートに基づいて説明する。本実施の形態によれば、車両における荷重増加と内圧低下を区別して判定することができる。
ステップS1、S2で車輪の回転速度検出装置の出力信号に基づいて各車輪の回転速度を取得(算出)する。
ステップS3、S4で、GPS情報に基づく車両の走行速度を取得する。
ステップS5で、車輪の回転速度の算出時刻とGPS速度の算出時刻のいずれか一方について、他方と同時刻での数値を内挿計算し、互いに同時刻での数値を算出して同期化を行なう。
ステップS6で、各車輪の回転速度とのGPS速度から各車輪の動荷重半径を算出する。
ステップS7、S8、S9で、GPS位置情報の時間変化率を算出し、これに基づいて坂路の上昇、下降速度、ハンドリングによる右旋、左旋角速度などの走行条件に関する数値を算出する。加速度、減速度については、ステップS4、S9のどちらで算出してもよい。
ステップS10では、各種の走行条件において、動荷重半径、GPS速度、位置情報変化率などの組み合わせを取得してデータベース化し、かつデータベースの初期化を行なう。このデータベースには、各種の判定基準値もともにデータベースする。
ステップS11では、走行条件が、定速度走行、平坦路走行、直線走行などの条件を満たすかどうかをそれぞれの判定基準値と比較し、実際の走行中に得られたデータがタイヤ内圧検出に適したデータであるかどうかの判定を行ない、不適切なデータである場合はタイヤ内圧検出用のデータとして使わずに排除し、再測定のルーチンに戻す。動荷重半径の変化率についても基準値と比較し、不安定な走行条件や路面状態が検出される場合は、タイヤ内圧検出用データから排除する。
ステップ12では、前記動荷重半径の平均値を、動荷重半径減少判定のための基準値と比較し、該基準値より大きい場合はタイヤ空気圧の低下および車両の荷重増加のいずれも生じていないとして、荷重増加の判定を行なわず、再測定のルーチンに戻す。前記動荷重半径の平均値が該基準値より小さいと判定された場合は、ステップS13において、GPS速度に応じて速度毎にデータベース化された動荷重半径の初期値と動荷重半径の測定値との差(d)を算出する。
ステップ14では、ステップ13で算出された差(d)を基準値と比較し、差(d)が基準値よりも小さければ再測定ルーチンに戻す。差(d)が基準値よりも大きければ、ステップ15にて、動荷重半径の前輪平均値と後輪平均値とを比較し、前輪と後輪との差が小さい場合には、ステップS16でタイヤ空気圧低下の警報を行なう。差(d)が基準値よりも大きい場合には、ステップS17において、前記動荷重半径の平均値のバラツキの指標である標準偏差σを荷重判定基準値と比較し、該基準値より小さい場合は、ステップS18にて荷重増加警報を行ない、該基準値より小さい場合にはステップS19で低μ路警報を行なう。
図5は、動荷重半径の測定(算出)の精度を向上させるために測定値の平均値を用いる方法、および平均値の算出に採用するデータを選別するために統計的手法を用いる場合の計算プログラムのフローチャートである。
ステップS1〜S11までは、図4のフローチャートと同等の計算過程を示している。
ステップS12では、動荷重半径の測定値をGPS速度の階層に応じて層別(分類)する。
ステップS13では、ステップS12で層別された動荷重半径の測定値を速度階層毎にN個(例えば300個)ずつ蓄積する。
ステップS14では、ステップS13でN個ずつ蓄積した各GPS速度階層毎の動荷重半径データのばらつきを母分散判定し、分散値(σ2)が基準値より小さい場合に有効データとする。
ステップS15では、ステップS14で有効とされたデータに基づいて動荷重半径の平均値を算出する。
ステップS16では、ステップS15で算出した動荷重半径の平均値を初期値と比較し、差が小さいときは、再測定のルーチンに戻す。差が大きいときは、ステップ17にて、動荷重半径の前輪平均値と後輪平均値とを比較し、前輪と後輪との差が小さい場合には、ステップS18でタイヤ空気圧低下の警報を行なう。差(d)が基準値よりも大きい場合には、ステップS19において、前記動荷重半径の平均値のバラツキの指標である標準偏差σを荷重判定基準値と比較し、該基準値より小さい場合は、ステップS20にて荷重増加警報を行ない、該基準値より大きい場合にはステップS21で低μ路警報を行なう。
実施例1
タイヤの回転角速度を検知するために、ABS制御に用いる回転速度情報を用い、回転角速度に換算した。また、車両の絶対速度を得るためにGPS速度計(Race Logic社製)を取り付け、シリアルデータとして直接PCに出力されるようにした。これら2つの情報を50msec毎にデジタルデータとして同期してPCに取り込めるようにした。
以下に示すテスト条件によりテスト走行を行い、タイヤ回転角速度および車両速度の2つの情報から動荷重半径を50msec毎に算出した。測定結果を図6〜9に示す。なお、図9(a)〜(c)は、それぞれ図6〜8のデータをヒストグラムを用いて表したものであり、横軸は車輪の動荷重半径、縦軸は度数を示す。
<テスト条件>
車両:FF車
タイヤ:185/70R14 SP200
路面:平坦アスファルト路(住友ゴム工業(株)、岡山テストコース内)、40km/h付近の直線走行状態のみ検出
走行条件:(1)基準内圧で1名乗車
(2)4輪とも25%減圧し、1名乗車
(3)基準内圧で4名乗車+トランクに1kN積載
測定データは次のとおりであった(蓄積データ数:N=298(約300個))。なお、測定値のバラツキの違いを検出するため代表値としてσを算出した。
動荷重半径平均値(mm) σ(mm)
(a)基準内圧で1名乗車 301.01(100%) 0.488
(b)4輪とも25%減圧し、1名乗車 300.18(99.72%) 0.497
(c)基準内圧で4名乗車 300.36(99.78%) 0.384
+トランクに1kN積載
動荷重半径減少判定基準を正常値の99.8%以下とすると、(b)も(c)も動荷重半径減少と判断される。ここで(b)は内圧の低下により動荷重半径が減少しており、(c)は荷重の増加により動荷重半径が減少している。
荷重増加判定基準をσ<0.4とすると、(b)はσ>0.4なので荷重増加とは判定されず、(c)はσ<0.4なので荷重増加と判定できる。
本発明の路面状態推定装置の一実施の形態を示すブロック図である。 図1の路面状態推定装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明にかかわる車両の荷重状態を検知するための計算プログラムの一実施の形態を示すフローチャートである。 本発明にかかわる車両の荷重状態を検知するための計算プログラムの別の実施の形態を示すフローチャートである。 動荷重半径の測定(算出)の精度を向上させるために測定値の平均値を用いる方法、および平均値の算出に採用するデータを選別するために統計的手法を用いる場合の計算プログラムのフローチャートである。 基準内圧で1名乗車の場合における車輪の動荷重半径の測定値の分布を示すグラフである。 4輪とも25%減圧した場合における車輪の動荷重半径の測定値の分布を示すグラフである。 基準内圧で4名乗車の場合における車輪の動荷重半径の測定値の分布を示すグラフである。 (a)図6のグラフに対応するヒストグラムを示す。(b)図7のグラフに対応するヒストグラムを示す。(c)図8のグラフに対応するヒストグラムを示す。
符号の説明
1 車輪速検出手段
2 制御ユニット
3 GPS装置
3a GPSアンテナ
4 荷重状態表示器

Claims (7)

  1. 車両に装着された車輪の動荷重半径を用いた車両の荷重状態推定方法であって、
    走行中の車両において、特定の速度範囲における車輪の動荷重半径を測定または算出し、蓄積する工程、
    蓄積された車輪の動荷重半径の平均値を求め、該平均値を基準値と比較する工程、および
    該平均値が基準値より小さい場合において、該平均値からの車輪の動荷重半径のデータのバラツキの大きさを算出し、該バラツキの大きさから車両の荷重状態を推定する工程
    を含む車両の荷重状態推定方法。
  2. 前記車輪の動荷重半径の平均値が、GPSを用いて取得した情報から算出された車両速度および車輪の回転情報から得られた車輪速から算出される請求項1記載の車両の荷重状態推定方法。
  3. 車両に装着された車輪の動荷重半径を用いた車両の荷重状態推定装置であって、
    走行中の車両において、特定の速度範囲における車輪の動荷重半径を測定または算出し、蓄積する手段、
    蓄積された車輪の動荷重半径の平均値を求め、該平均値を基準値と比較する手段、および
    該平均値が基準値より小さい場合において、該平均値からの車輪の動荷重半径のデータのバラツキの大きさを算出し、該バラツキの大きさから車両の荷重状態を推定する手段
    を含む車両の荷重状態推定装置。
  4. コンピュータに、
    走行中の車両において、特定の速度範囲における車輪の動荷重半径を測定または算出し、蓄積する手順、
    蓄積された車輪の動荷重半径の平均値を求め、該平均値を基準値と比較する手順、および
    該平均値が基準値より小さい場合において、該平均値からの車輪の動荷重半径のデータのバラツキの大きさを算出し、該バラツキの大きさから車両の荷重状態を推定する手順
    を実行させて車両の荷重状態を推定するためのプログラム。
  5. 車両に装着された車輪の動荷重半径を用いたタイヤ空気圧低下警報方法であって、
    走行中の車両において、特定の速度範囲における車輪の動荷重半径を測定または算出し、蓄積する工程、
    蓄積された車輪の動荷重半径の平均値を求め、該平均値を基準値と比較する工程、および
    該平均値が基準値より小さい場合において、該平均値からの車輪の動荷重半径のデータのバラツキの大きさを算出し、該バラツキの大きさからタイヤの内圧の低下を判定する工程
    を含むタイヤ空気圧低下警報方法。
  6. 車両に装着された車輪の動荷重半径を用いたタイヤ空気圧低下警報装置であって、
    走行中の車両において、特定の速度範囲における車輪の動荷重半径を測定または算出し、蓄積する手段、
    蓄積された車輪の動荷重半径の平均値を求め、該平均値を基準値と比較する手段、および
    該平均値が基準値より小さい場合において、該平均値からの車輪の動荷重半径のデータのバラツキの大きさを算出し、該バラツキの大きさからタイヤの内圧の低下を判定する手段
    を含むタイヤ空気圧低下警報装置。
  7. コンピュータに、
    走行中の車両において、特定の速度範囲における車輪の動荷重半径を測定または算出し、蓄積する手順、
    蓄積された車輪の動荷重半径の平均値を求め、該平均値を基準値と比較する手順、および
    該平均値が基準値より小さい場合において、該平均値からの車輪の動荷重半径のデータのバラツキの大きさを算出し、該バラツキの大きさからタイヤの内圧の低下を判定する手順
    を実行させて車両のタイヤ空気圧低下を警報するためのプログラム。
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