JP4799354B2 - 車両用スイッチ装置 - Google Patents
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Description
請求項1記載の発明に係る車両用スイッチ装置(以下、適宜「請求項1の装置」という)は、ケース内部を有するスイッチケースと、当該スイッチケースに設
けた枢軸と、当該枢軸を中心として中立位置両側の第1又は第2揺動位置まで往復揺動可能、かつ、中立位置にあるときに当該ケース内部に復帰可能に後退可能な操作アームと、当該スイッチケースに対して当該操作アームの後退復帰方向と略同方向に復帰可能に後退可能となるように当該ケース内部に並列配置した一対の摺動部材と、当該操作アームと当該摺動部材各々との間に形成したカム機構と、当該摺動部材各々を復帰方向に付勢するための一対の付勢部材と、当該摺動部材各々が第1後退位置まで後退させられることによって閉鎖され、復帰によって開放される第1スイッチ及び第2スイッチと、を含めて構成してあり、当該カム機構が、当該操作アームを第1揺動位置又は第2揺動位置まで揺動させることによって対応する摺動部材を対応する付勢部材の付勢力に抗しながら当該第1後退位置まで復帰可能に後退させられるように構成してあり、さらに、当該操作アームを後退させることによって当該摺動部材両者を当該付勢部材両者の付勢力に抗しながら当該第1後退位置よりも浅い第2後退位置まで後退可能に構成してあり、当該摺動部材両者が当該第2後退位置まで後退させられることによって閉鎖され、復帰によって開放される第3スイッチを設けてある。
なお、本願において「車両」とは、主として自動二輪車や原動機付自転車のことを意味するが、車輪数や原動機の種類や有無に関わらず、たとえば、モータ補助のついた自転車、倉庫などで使用されるフォークリフト、さらには、お年寄りなどが使用する電動車椅子等のウインカーを必要とするもの全てが含まれる。枢軸は、スイッチケースに直接固定(スイッチケースと一体に構成する場合を含む)してもよいし、何らかの部材を介して間接固定してもよい。付勢部材は、コイルスプリング(つる巻きバネ)によって構成するのが小型化を図る上で好ましいが、コイルスプリング以外の部材、たとえば、板バネやエラストマー材を採用することを妨げるものではない。さらに、「第1」と「第2」と記載したが、これは、第1又は第2のうち何れかを特定する趣旨ではなく単に両者を区別するためだけの記載である。したがって、上記「第1」と「第2」を入れ替えたとしても入れ替え前の構成と異なる点はない。
請求項2記載の発明に係る車両用スイッチ装置(以下、適宜「請求項2の装置」という)には、好ましい態様として、請求項1の装置の基本構成に若干の改良を加えてある。すなわち、前記枢軸が、前記スイッチケースの代わりに前記操作アームに設けてあり、当該スイッチケースが、当該操作アームを、中立位置両側の第1揺動位置又は第2揺動位置まで往復揺動可能、かつ、中立位置にあるときに当該ケース内部に復帰可能に後退可能となるように保持可能に構成してある。請求項1の装置は、枢軸に対して操作アームが往復揺動可能及び後退復帰可能に構成してあるのに対し、請求項2の装置は、操作アームと枢軸が一体となってスイッチケースに対し往復揺動可能及び後退復帰可能に構成してある点で両者が異なっている。
請求項3記載の発明に係る車両用スイッチ装置(以下、適宜「請求項3の装置」という)には、請求項1又は2の装置の基本構成を備えさせてあり、好ましい態様として、前記摺動部材各々には、並列配置したときに前記操作アームに向かって開口するV字類似形状を形成可能なテーパカム面を形成してあり、当該操作アームには、当該テーパカム面と接触可能に構成した接触子を設けてあり、当該テーパカム面及び当該接触子によって前記カム機構を構成してある。つまり、テーパカム面を操作アームから見ると、一方のテーパカム面と他方のテーパカム面とにより挟まれた領域が、枢軸から遠のくに従って狭くなっている。なお、テーパカム面は、必ずしも平面である必要はなく、曲面等であってもよい。
請求項4記載の発明に係る車両用スイッチ装置(以下、適宜「請求項4の装置」という)には、請求項1又は3の装置の基本構成を備えさせてあり、好ましい態様として、前記操作アームには、前記枢軸を貫通させるための長孔を形成してあり、当該長孔が、当該操作アームが当該枢軸に対して後退復帰方向に移動可能に形成してあり、かつ、前記摺動部材両者が前記第2後退位置を超えて後退不能となるように当該操作アームの後退移動量を規制可能に構成してある。
請求項5記載の発明に係る車両用スイッチ装置(以下、適宜「請求項5の装置」という)には、請求項1の装置の基本構成を備えさせてあり、好ましい態様として、左折用ウインカー及び右折用ウインカーを少なくとも制御するために点灯制御ユニットと電気的接続可能に構成してある。ここで、当該点灯制御ユニットが、前記第1スイッチの閉鎖が当該左折用ウインカー点灯の、前記第2スイッチの閉鎖が当該右折用ウインカー点灯の、それぞれ契機となるように構成してある。なお、本願において「点灯制御ユニット」とは、車両用スイッチ装置が操作されたときに、主としてウインカーを点灯消灯等の制御を行うためのユニットのことをいう。ウインカーの点灯消灯以外の機能(たとえば、駐車を示すハザード機能)を受け持つこともある。車両用スイッチ装置に組み込まれる場合と、別体として構成される場合とがある。
請求項6記載の発明に係る車両用スイッチ装置(以下、適宜「請求項6の装置」という)には、好ましい態様として、請求項1乃至4何れかの装置の基本構成を備えさせた上で、左折用ウインカー及び右折用ウインカーを少なくとも制御するために点灯制御ユニットと電気的接続可能に構成してある。ここで、当該点灯制御ユニットが、前記第1スイッチの閉鎖が当該左折用ウインカー点灯の、前記第2スイッチの閉鎖が当該右折用ウインカー点灯の、それぞれ契機となるように、かつ、前記第3スイッチの閉鎖が点灯中の左折用ウインカー又は右折用ウインカーの点灯制御をキャンセル可能に構成してある。
請求項7記載の発明に係る車両用スイッチ装置(以下、適宜「請求項7の装置」という)は、点灯制御ユニットと電気的に接続して右折用ウインカー及び左折用ウインカーを少なくとも制御するための車両用スイッチ装置である。請求項8の装置は、ケース内部を有するスイッチケースと、当該スイッチケースに設けた枢軸と、当該枢軸を中心として中立位置両側の左折用又は右折用揺動位置まで往復揺動可能、かつ、中立位置にあるときに当該ケース内部に復帰可能に後退可能な操作アームと、当該スイッチケースに対して当該操作アームの後退復帰方向と略同方向に復帰可能に後退可能となるように当該ケース内部に並列配置した一対の摺動部材と、当該操作アームと当該摺動部材各々との間に形成したカム機構と、当該摺動部材各々を復帰方向に付勢するための一対の付勢部材と、当該摺動部材各々が第1後退位置まで後退させられることによって閉鎖され、復帰によって開放される左折用スイッチ及び右折用スイッチと、当該両摺動部材が当該第1後退位置よりも浅い第2後退位置まで後退させられることによって閉鎖され、復帰によって開放されるキャンセルスイッチと、を含めて構成してある。ここで、当該カム機構が、当該操作アームを左折用揺動位置又は右折用揺動位置まで揺動させることによって対応する摺動部材を対応する付勢部材の付勢力に抗しながら当該第1後退位置まで復帰可能に後退させ、かつ、中立位置にある当該操作アームを後退させることによって当該摺動部材両者を当該付勢部材両者の付勢力に抗しながら当該第2後退位置まで後退させられるように構成してある。
図1乃至3を参照しながら、スイッチ装置の外観構造について説明する。図1は、スイッチ装置の正面図である。図2は、図1に示すスイッチ装置のX−X断面図である。図3は、図2に示すスイッチ装置のY−Y断面図である。符号1は、自動二輪車のハンドルHに取り付けたスイッチ装置を示している。スイッチ装置1は、図20に示すように、点灯制御ユニット81と電気的に接続してあり、ウインカーの点灯消灯等を司る点灯制御ユニット81を制御するための装置である。スイッチ装置1は、合成樹脂性の取付ケース3によって外観構成してあり、取付ケース3に形成した取付孔3hに貫通させたハンドルHにネジ固定してある。取付対象となるハンドルHは、車体の右でも左でもよい。なお、点灯制御ユニット81については後述する。
取付ケース3の内部には、スイッチケース5を固定してある。スイッチケース5には、枢軸5a、一対の摺動部材21L,21R、付勢部材として機能する一対のコイルバネ13L,13R、左折用スイッチ(第1スイッチ)41L、右折用スイッチ(第2スイッチ)41R、及び、キャンセルスイッチ(第3スイッチ)51を、各部材の機能を果たし得る態様で形成又は保持させてある。さらに、操作アーム9から見たスイッチケース5の背面側には、スイッチケース5を閉鎖するための背面カバー6を取り外しできるように取り付けてある。スイッチケース5の上記以外の部材として操作アーム9があるが、操作アーム9の一部は取付ケース3内に位置し、取付ケース3に形成した開口部3a(図2参照)の外部に突き出させてある。突き出させたのは、取付ケース3の外部から操作アーム9を操作できるようにするためである。以下、取付ケース3の内部に収納させた各部材について説明する。なお、取付ケース3、スイッチケース5、その他の部材は、操作者から見たときの状態、すなわち、操作アーム9から見たときの状態を正面とする。
スイッチケース5は、上述したように取付ケース3の内部に設置可能に構成してある。スイッチケース5の形態は制限されるものではないことが基本ではあるが、上述した各部材を内蔵したり設置したりするために必要な部位や形状等(たとえば、部材を固定したり収納したりするのに必要な凹凸)を形成した上で可及的に小さく形成することが好ましい。スイッチ装置1全体の小型化を図るためである。スイッチケース5が有すべき部位については、以下に述べる各部材の説明と併せて述べる。スイッチケース5は合成樹脂によって構成した。合成樹脂で構成すれば、上記有すべき部位や形状等を含む複雑な形状を容易に成形可能であり、絶縁性を確保できるためスイッチ等の電気部品を直接設置可能であるからである。
図4及び16を参照しながら、枢軸の構造について説明する。枢軸5aは、スイッチケース5の取付ケース3の開口部3aに近い部位から下方へ突き出すように一体成形してある(図2参照)。枢軸5aは、操作アーム9の長孔9h(後述)を貫通して操作アーム9の後述する往復揺動及び後退復帰を可能とする円柱状に形成してある。符号7は、ボルト本体7aと、ボルト本体7aの一端に位置するヘッド部7bからなる固定ボルトを示している。固定ボルト7は、操作アーム9を枢軸5aに固定するための部材であり、ボルト本体7aの開放端は枢軸5aの下端面にねじ込めるように構成してある。固定ボルト7のヘッド部7bと操作アーム9との間には、座金7cを介在させてある。座金7cは、ヘッド部7bが長孔9hから抜けて操作アーム9を落下させないようにする機能と、ヘッド部7bと操作アーム9との間の摩擦を軽減する機能と、を有している。なお、枢軸は、図19に符号5´aで示すように、操作アーム9´と一体に形成することもできる。長孔9´hに枢軸5´aを貫通させることによって、操作アーム9´を往復揺動可能、かつ、復帰可能に後退可能な状態で図外のスイッチケースに設置することができる。
図4乃至12を主として参照しながら、摺動部材の構造について説明する。図4は、取付ケース3を省略したスイッチ装置の分解斜視図である。図5及び6は、摺動部材の拡大斜視図である。図7は、スイッチ装置の左側面図であり、図8は、図7に示すスイッチ装置のN―N断面図である。図9は、スイッチ装置の右側面図であり、図10は、図9に示すスイッチ装置のE−E断面図である。図11は、図9に示すスイッチ装置のI−I断面図である。図12は、スイッチ装置の正面図(操作レバーのノブ側から見た図)である。前述したように摺動部材には、摺動部材21Rと摺動部材21Lとがある。摺動部材21Rは右折用、摺動部材21Lは左折用であり、両者は左右対称となる以外は共通の構造を有している。このため、以下の説明は、左折用の摺動部材21Lについて行い、右折用の摺動部材21Rについては必要な場合にだけ行うことにする。その場合において、「21L」と「21R」とのように、番号同一で「L」と「R」のみが異なるものについては、Lに係るものが左折用でRに係るものが右折用を示すものとする。
図2乃至図12を参照しながら、スイッチケース5と摺動部材21Lとの関係について説明する。スイッチケース5には、天板5cの幅方向略中央からケース内部15内に垂下する縦隔壁71を設けてある(図10、11参照)。縦隔壁71は、たとえば図13(a)に示すように、背面カバー6に形成した縦溝6g(図4参照)に嵌め込んであり、これによって、両者間の連結強度と防水性とを高めてある。縦隔壁71は、その両面に断面略矩形の摺動ブロック72L及び摺動ブロック72Rを一体に形成してある。縦隔壁71は、ケース内部15に受け入れた摺動部材21Lと摺動部材21Rとの間に介在しつつ摺動ブロック72L及び摺動ブロック72Rを介して摺動部材21L及び21Rを摺動可能に保持する機能を有している。すなわち、摺動部21aLは、摺動溝21gLの中に受け入れた摺動ブロック72Lによって支持され、摺動ブロック72Lに対して復帰可能に後退できるようになっている。後退方向は、たとえば、図10において紙面表から裏方向であり、復帰方向はその逆方向である。摺動部21aLの摺動復帰は、そのまま摺動部材21L全体の摺動復帰である。上記作用は、摺動部材21Rについても同じであり、摺動部材21Rは摺動部材21Lから独立して後退復帰可能に構成してある。摺動部材21L(カム部21bL)と背面カバー6との間には、付勢部材であるコイルバネ13Lを配してある。カム部21bLは、たとえば、図15(a)に示すように、テーパカム面21tLを含めた逆さU字の左半分に類似した断面形状を有していて、その頂部から折り返し方向(コイルバネの縮む方向)に支持突起21pLを備えている。支持突起21pLは、コイルバネ13Lの一端側中空部にこれを差し込み、他端側中空部に背面カバー6から突き出る支持突起6pL(図4を併せて参照)を差し込むことによってこのコイルバネ13Lを伸縮自在に支持するためのものである。コイルバネ13Lは、摺動部材21Lが後退させられたときに縮み、後退から開放されたときにその復帰力(付勢力)によって摺動部材21Lを元の位置に復帰させる機能を有している。
図2乃至5を参照しながら、操作アームの構造について説明する。操作アーム9は、細長い板状のアーム本体9aと、アーム本体9aの途中を幅広に構成したフランジ部9bと、アーム本体9aの操作端側に固定したノブ9cと、アーム本体9aの作用端9d側に固定したカムピン11と、から概略構成してある。アーム本体9aの一部とノブ9cは、図2及び3に示すように、外部から操作可能となるように取付ケース3(スイッチケース5)に取り付ける。フランジ部9bには、前述した長孔9hを貫通形成してある。長孔9hは、操作アーム9を揺動させるときの中心となる枢軸5aを貫通させるための孔である。長孔9hは、操作アーム9の長さ方向(後退復帰方向)に長く形成してあり、これが、枢軸5aに対する操作アーム9の後退復帰を許容する。さらに、長孔9h周縁は、操作アーム9の後退復帰量、ひいては、摺動部材の後退復帰量を規制する機能も併せ持つ。アーム本体9aの作用端9dは、操作アーム9を揺動させたときにテーパカム面21tL,21tRと接触しないように先細りさせてある。先細りさせた作用端9dの先端近傍から、上述したカムピン11を下方向に突き出させてある。以上の構成を備える操作アーム9は、スイッチケース5に設けた枢軸5aの周りを往復揺動可能、かつ、長孔9hが許容する範囲でケース内部15内に復帰可能に後退するようになっている。なお、上記した往復揺動及び後退復帰については、常にコイルバネ13L,13Rの付勢力が作用している。付勢力の作用については、後述する本実施形態の作用効果の欄で詳述する。なお、図16に示すように、フランジ部9bの三角突起5pL(前述した摺動部材の構造の欄参照)と対向する部位には、顎部9pLを形成してある。顎部9pLは、中立位置にあるときは当接しないが操作アーム9が左折用揺動位置(左折用スイッチ41Lを閉鎖できる位置)にあるときに角突起5pLの当接斜面5´pLと当接可能な当接斜面9´pLを有している。当接斜面9´pLが当接斜面5´pLとは、両者が当接することによって、操作アーム9を左折用揺動位置を超えて揺動するのを阻止する(換言すれば、左折用揺動位置を決定する)とともに、揺動した操作アーム9をスイッチケース5内に後退することを併せて阻止する機能を有している。詳細な説明は省略するが、操作アーム9が右折用揺動位置(右折用スイッチ41Rを閉鎖できる位置)にあるときの三角突起5pR(当接斜面5´pR)及び顎部9pR(9´pR)についても、上記同様の機能を有している。
図5及び図13乃至18を参照しながら、カム機構の構造及び揺動時における作用効果について説明する。図13乃至16は、図12に示すスイッチ装置のA−A、B−B、C−C及びD−D断面図であって、それぞれの操作アームを中立位置(a)から左折用揺動位置(b)まで揺動させた状態を示すものである。図17は、図12に示すスイッチ装置のA−A(a)及びB−B(b)断面図、図18は、同じくC−C(c)及びD−D(d)断面図であって、それぞれ操作アームを後退させた状態(キャンセル状態)を示す図である。なお、以下の説明において図13乃至16を引用する場合は、逐次図面番号を表示せずに、適宜「中立位置」「揺動位置」という。
図20を参照しながら、点灯制御ユニットの構造及び機能について説明する。図20は、スイッチ装置やウインカー等を接続した点灯制御ユニットの概略構成図である。点灯制御ユニット81は、上述したスイッチ装置1と電気的接続可能に構成してある。可能であればスイッチ装置1の内部に組み込んでもよいし、外部に設置してもよい。点灯制御ユニット81には、ワンチップマイコンによって構成した制御部83と、車両の右左折を検知するためのステアリングセンサー(stearing sensor)85を備えている。制御部83は、スイッチ装置1の左折用スイッチ41L,右折用スイッチ41R及びキャンセルスイッチ51の開閉によって、車両の左折用ウインカーWL及び右折用ウインカーWRの点灯消灯を制御するようにプログラムしてある。ステアリングセンサーの変わりにバンクアングルセンサーやタイマー等を使用することも可能である。
3 取付ケース
3a 開口部
3h 取付孔
5 スイッチケース
5a,5´a 枢軸
5c 天板
5pL,5pR 三角突起
5´pL,5´pR 当接斜面
5wL,5wR 側壁
6 背面カバー
6g 縦溝
6pL,6pR 支持突起
7 固定ボルト
7a ボルト本体
7b ヘッド部
7c 座金
9,9´ 操作アーム
9a アーム本体
9c ノブ
9b フランジ部
9d 作用端
9h,9´h 長孔
11 カムピン
13L,13R コイルバネ(付勢部材)
15 ケース内部
21L,21R 摺動部材
21aL,21aR 摺動部
21bL,21bR カム部
21dL,21dL 凹部
21gL,21gR 摺動溝
21jL,21jR 背面板
21pL,21pR 支持突起
21sL,21sR 第1スイッチ保持部
21cL 第2スイッチ保持部
21tL,21tR テーパカム面
31 カム機構
41L 左折用スイッチ(第1スイッチ)
41R 右折用スイッチ(第2スイッチ)
41mL,41mR 可動スイッチ片
41fL,41fR 固定スイッチ片
51 キャンセルスイッチ(第3スイッチ)
51mL,51mR 可動スイッチ片
51e 共通スイッチ片
51fL,51fR 固定スイッチ片
71 縦隔壁
72L,72R 摺動ブロック
81 点灯制御ユニット
101 従来装置
102 ノブ
103 支軸
104 揺動板
105 揺動尾部
H ハンドル
Claims (7)
- ケース内部を有するスイッチケースと、
当該スイッチケースに設けた枢軸と、
当該枢軸を中心として中立位置両側の第1又は第2揺動位置まで往復揺動可能、かつ、中立位置にあるときに当該ケース内部に復帰可能に後退可能な操作アームと、
当該スイッチケースに対して当該操作アームの後退復帰方向と略同方向に復帰可能に後退可能となるように当該ケース内部に並列配置した一対の摺動部材と、
当該操作アームと当該摺動部材各々との間に形成したカム機構と、
当該摺動部材各々を復帰方向に付勢するための一対の付勢部材と、
当該摺動部材各々が第1後退位置まで後退させられることによって閉鎖され、復帰によって開放される第1スイッチ及び第2スイッチと、を含めて構成してあり、
当該カム機構が、当該操作アームを第1揺動位置又は第2揺動位置まで揺動させることによって対応する摺動部材を対応する付勢部材の付勢力に抗しながら当該第1後退位置まで復帰可能に後退させられるように構成してあり、さらに、
当該操作アームを後退させることによって当該摺動部材両者を当該付勢部材両者の付勢力に抗しながら当該第1後退位置よりも浅い第2後退位置まで後退可能に構成してあり、
当該摺動部材両者が当該第2後退位置まで後退させられることによって閉鎖され、復帰によって開放される第3スイッチを設けてある
ことを特徴とする車両用スイッチ装置。 - 前記枢軸が、前記スイッチケースの代わりに前記操作アームに設けてあり、
当該スイッチケースが、当該操作アームを、中立位置両側の第1揺動位置又は第2揺動位置まで往復揺動可能、かつ、中立位置にあるときに当該ケース内部に復帰可能に後退可能となるように保持可能に構成してある
ことを特徴とする請求項1記載の車両用スイッチ装置。 - 前記摺動部材各々には、並列配置したときに前記操作アームに向かって開口するV字類似形状を形成可能なテーパカム面を形成してあり、
当該操作アームには、当該テーパカム面と接触可能に構成した接触子を設けてあり、
当該テーパカム面及び当該接触子によって前記カム機構を構成してある
ことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用スイッチ装置。 - 前記操作アームには、前記枢軸を貫通させるための長孔を形成してあり、
当該長孔が、当該操作アームが当該枢軸に対して後退復帰方向に移動可能に形成してあり、かつ、前記摺動部材両者が前記第2後退位置を超えて後退不能となるように当該操作アームの後退移動量を規制可能に構成してある
ことを特徴とする請求項1又は3記載の車両用スイッチ装置。 - 左折用ウインカー及び右折用ウインカーを少なくとも制御するために点灯制御ユニットと電気的接続可能に構成してあり、
当該点灯制御ユニットが、前記第1スイッチの閉鎖が当該左折用ウインカー点灯の、前記第2スイッチの閉鎖が当該右折用ウインカー点灯の、それぞれ契機となるように構成してある
ことを特徴とする請求項1記載の車両用スイッチ装置。 - 左折用ウインカー及び右折用ウインカーを少なくとも制御するために点灯制御ユニットと電気的接続可能に構成してあり、
当該点灯制御ユニットが、前記第1スイッチの閉鎖が当該左折用ウインカー点灯の、前記第2スイッチの閉鎖が当該右折用ウインカー点灯の、それぞれ契機となるように、かつ、前記第3スイッチの閉鎖が点灯中の左折用ウインカー又は右折用ウインカーの点灯制御をキャンセル可能に構成してある
ことを特徴とする請求項1乃至4何れか記載の車両用スイッチ装置。 - 点灯制御ユニットと電気的に接続して右折用ウインカー及び左折用ウインカーを少なくとも制御するための車両用スイッチ装置であって、
ケース内部を有するスイッチケースと、
当該スイッチケースに設けた枢軸と、
当該枢軸を中心として中立位置両側の左折用又は右折用揺動位置まで往復揺動可能、かつ、中立位置にあるときに当該ケース内部に復帰可能に後退可能な操作アームと、
当該スイッチケースに対して当該操作アームの後退復帰方向と略同方向に復帰可能に後退可能となるように当該ケース内部に並列配置した一対の摺動部材と、
当該操作アームと当該摺動部材各々との間に形成したカム機構と、
当該摺動部材各々を復帰方向に付勢するための一対の付勢部材と、
当該摺動部材各々が第1後退位置まで後退させられることによって閉鎖され、復帰によって開放される左折用スイッチ及び右折用スイッチと、
当該両摺動部材が当該第1後退位置よりも浅い第2後退位置まで後退させられることによって閉鎖され、復帰によって開放されるキャンセルスイッチと、を含めて構成してあり、
当該カム機構が、当該操作アームを右折用揺動位置又は左折用揺動位置まで揺動させることによって対応する摺動部材を対応する付勢部材の付勢力に抗しながら当該第1後退位置まで復帰可能に後退させ、かつ、中立位置にある当該操作アームを後退させることによって当該摺動部材両者を当該付勢部材両者の付勢力に抗しながら当該第2後退位置まで後退させられるように構成してある
ことを特徴とする車両用スイッチ装置。
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