JP4798603B2 - 燃料タンクの口金取付方法 - Google Patents

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この発明は、加工工数を削減した燃料タンクの口金取付方法に関する。
上下分割されたアッパーパネルとロアパネルを上下に重ね合わせて中空部を形成するとともに、アッパーパネルの上部へ給油用の口金を一体化した燃料タンクは公知である。この口金はアッパーパネルに対して溶接により取付けられていた。
また、2部材の結合方法として、第1の板材の第1フランジと第2の板材の第2フランジを重ね、第2フランジの端部を第1フランジの周囲へ略U字状に折り曲げてカシメることにより予備曲げするようにしたヘミング結合部を形成するヘミング加工が公知である。
このヘミング加工における予備曲げは、まず第2フランジの端部を直角に屈曲させて曲げ端部を形成し、この曲げ端部をカム等により第1フランジ上へ側面方向から曲げて斜めに倒す第1工程と、さらに第1フランジと略直交方向からパンチを移動させて曲げ端部を第1フランジ上へ重ねる第2工程を必要とする(特許文献1参照)。
さらに、予備曲げ部の結合を強固にしたりシールを確実にするため、曲げ端部の内側へ接着剤を塗布してから曲げ端部を折り曲げるようにすることも公知である(特許文献2参照)。
特開2000−051958号公報 特開平06−305329号公報
ところで、燃料タンクの口金は液密並びに気密に取付けられる必要があるため、溶接により取付けられていたが、この場合には溶接後に溶接部の表面を塗装しなければならず、それだけ工数が多くなるため、塗装を省略して工数削減することが望まれている。
また、溶接によらずカシメにより結合することも考えられるが、この場合には気密及び液密を達成するため、カシメ部に接着剤を充填する必要があるが、カシメに先立って正確に必要量だけ充填することは困難であり、実際は若干の余剰分が出るように充填するが、この余剰分が予備曲げ時にはみ出すことがある。このはみ出しは製品の外観を損うため、予備曲げ後に拭き取り等により除去しなければならず、やはり多くの手間を要することになり、このようなはみ出しが生じない加工方法の実現も望まれている。
そこで本願発明は、これらの要請の実現を目的とする。
上記課題を解決するため、燃料タンクの口金取付方法に係る請求項1の発明は、上下分割されたアッパーパネルとロアパネルを上下に重ね合わせて中空部を形成するとともに、アッパーパネルの上部へ給油用の口金を一体化した燃料タンクにおける口金取付方法において、
前記アッパーパネルの上部に第1フランジを立設し、この第1フランジの内側へ密に嵌合するように前記口金の上端部に第2フランジを設け、さらにこの第2フランジの先端を鋭角断面に屈曲させて、屈曲部と、その先端側の曲げ端部と、この曲げ端部に対面する部分であるフランジ基部とを形成するフランジ形成工程と、
前記フランジ基部の前記曲げ端部に対面する表面に接着剤を塗布する接着剤塗布工程と、
この第2フランジの外側へ前記第1フランジを嵌合し、その先端部を前記フランジ基部表面へ摺接させながら前記屈曲部側へ移動させることにより、前記接着剤を塗り延ばし、その後、第1フランジの先端を前記屈曲部から離して移動停止させることにより、前記接着剤の余剰分を、前記第1フランジの先端と前記屈曲部との間へ前記曲げ端部と非接触になるように押し出す口金挿入工程と、
前記曲げ端部を前記第1フランジ上へ折り曲げて密に重ねるとともに、前記屈曲部をアール状にした折り曲げ部とし、前記接着剤の余剰分を、前記第1フランジの先端と前記折り曲げ部との形成された接着剤溜まり内へ収容する予備曲げ工程と、を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は上記請求項1の前記予備曲げ工程において、先端に傾斜角を設けたパンチを前記第1フランジに対して平行に移動させることにより、前記曲げ端部を1回のパンチで折り曲げ完了させる。
請求項3の発明は上記請求項1の前記予備曲げ工程において前記アッパーパネルと口金がそれぞれカラー鋼板からなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、接着剤塗布工程において、第2フランジの先端側を鋭角に屈曲させて曲げ端部とし、第2フランジにおけるフランジ基部表面の屈曲部から離れた位置に接着剤を塗布する。このとき曲げ端部に対面する屈曲部内側のフランジ基部表面へ接着剤を充填することにより、曲げ端部側へ接着剤を塗布しないようにすることできる。
続いて、口金挿入工程において、第1フランジをフランジ基部表面へ摺接させながら屈曲部側へ移動させると、第1フランジとフランジ基部表面の間へ接着剤を塗り延ばしながら曲げ端部内側へ第1フランジを入れることができる。また、第1フランジの周囲部分先端を屈曲部から適当に離して移動停止させると、接着剤の余剰分を、第1フランジの周囲部分先端面と屈曲部との間へ曲げ端部と非接触になるように押し出すことができる。しかも、アッパーパネルの第1フランジは口金の第2フランジと摺接するようになっているので、両フランジを合わせるとき、上記塗りのばしを実現できる。
その後、曲げ端部を第1フランジ上へ折り曲げて密に重ねると、余剰分は曲げ端部側へ付着していないため、外部へはみ出すことなく、第1フランジの周囲部分先端面と屈曲部がアール状になった折り曲げ部との形成された接着剤溜まり内へ収容される。
しかも、接着剤溜まりの容量を十分に大きくしておくことにより、予備曲げ時における接着剤のはみ出しがなくなり、予備曲げ後の清掃工程が不要になるので、外観を良好にできるとともに、加工工数を削減でき、生産性を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、曲げ端部を鋭角に屈曲させるとともに、先端を傾斜させたパンチを第1フランジに向かって垂直に移動させることにより、曲げ端部を1回のパンチで折り曲げ完了させることができ、生産性を向上させることができる。
請求項3の発明によれば、アッパーパネルと口金がそれぞれカラー鋼板からなるので、カシメが終了すると溶接による表面荒れ等が生じないので、カシメ部分をそのまま外観部とすることができ、その後の塗装を省略できるので、燃料タンクの製造における工数を削減でき、量産性を向上させることができる。しかも、接着剤のはみ出しがないから、前記したようにカシメ後の表面清掃等が必要なくなることも協奏して、カシメ後の表面加工を極力省略した生産が可能になる。
以下、車両用燃料タンクの製造に関する実施例を説明する。
図1は本実施例方法により製造される燃料タンク1を一部破断して示す図である。燃料タンク1は金属製であり、金属のアッパーパネル2とロアーパネル3が各周囲に一体形成されたフランジ4でカシメにより一体化されている。アッパーパネル2の上部に部分的に隆起部2aが設けられ、この内側へ挿入された給油口用の口金5の上端部がヘミング結合部6により結合一体化されている。ヘミング結合もカシメの一種である。
口金5は筒状部材であって、上部側が太径部7をなし、中間部の段部8を介して細径の下側筒部9に連続する。下側筒部9の底部には開口9aが設けられている。満タン時には開口9aの近傍に燃料Fの液面が接近する。アッパーパネル2、ロアーパネル3及び口金5はいずれもカラー鋼板からなる。
図2はヘミング結合部6の拡大断面図である。ヘミング結合部6は、アッパーパネル2の隆起部2aに連続する第1フランジ10と、口金5の第2フランジ12とで構成される。第2フランジ12の先端側は、第1フランジ10の先端部11を略U字状断面をなして巻いた曲げ端部13で挟持したものである。14は第2フランジ12の折り曲げ部であり、曲げ端部13とフランジ基部15の屈曲部である。フランジ基部15は、第2フランジ12の一部で曲げ端部13と対向する部分である。
第2フランジ12における曲げ端部13の内側に接着剤溜まり部16が設けられている。接着剤溜まり部16は、曲げ端部13、折り曲げ部14及びフランジ基部15並びに第1フランジ10の先端部11との間に形成される空間であり、ここに接着剤17の余剰分18が収容されている。
接着剤17は、塗布時が粘性流体であって、第1フランジ10と第2フランジ12のフランジ基部15との間を強固に接着するとともに、内容物である燃料の漏れをシールするとともに、気化燃料ガスも気密にシールする。接着剤17は熱硬化性樹脂等公知の種々のものを適宜使用できる。
図3は口金5のヘミング結合部6におけるヘミング加工工程を模式的に示す。
Aは接着剤塗布工程であり、予めフランジ形成工程にて第1フランジ及び第2フランジを形成するとともに、第2フランジ12の先端側を折り曲げ部14の前段階である屈曲部19から鋭角θに屈曲させて曲げ端部13を形成し、この内側へ接着剤17を塗布シリンダー20から塗布する。接着剤17はバラツキを考慮して必要量よりも若干多めの基準塗布量となっている。また、接着剤17は曲げ端部13の先端を通してフランジ基部15上へ塗布し、曲げ端部13側へ塗布しないようにする。
なお、この段階では、フランジ基部15はまだ曲げられず、太径部7と断面で一直線状になっている。
Bは口金挿入工程であり、口金5を上下反転させ、曲げ端部13の内側となる鋭角の空間内へ、ロアーパネル3の第1フランジ10が挿入される。このとき第1フランジ10はまだ曲げられず断面で直線状をなし、その内径は太径部7の外径と略等しい。このため、第1フランジ10はフランジ基部15上を摺接しながら屈曲部19へ向かって移動され、接着剤17を第1フランジ10とフランジ基部15の間に塗り延ばす。やがて、先端部11が屈曲部19から所定距離だけ離れた位置で移動停止すると、接着剤17の余剰分18が先端部11から屈曲部19の間へ押し出される。
Cは従来のカシメ方法を採用した場合に想定される一次口金曲げ工程であり、本願発明では不採用の工程である。この従来方法では、A工程において曲げ端部13は直角に折り曲げられており(仮想線で示す13A)、B工程においてカム等の適宜一次曲げ手段21にて、鋭角θよりも遙かに小さい角度まで折り曲げられる(仮想線で示す13B)。本実施例ではこのような一次口金曲げ工程を省略できるので、工数を削減できる。
Dは予備曲げ工程であり、隆起部2aを下型22で支持し、段部8を別の下型23で支持するとともに、第2フランジ12におけるフランジ基部15の内側を上型24で抑え、第1フランジ10と平行に下降する予備曲げパンチ25により曲げ端部13を折り曲げる。予備曲げパンチ25の先端には斜面26が形成されており、この斜面26により曲げ端部13を第1フランジ10の上へ重なるように次第に折り曲げ、同時に屈曲部19をアール状の折り曲げ部14に変化させて予備曲げを完成させる。このとき、余剰分18は接着剤溜まり部16内へ収容されて、曲げ端部13の先端から第1フランジ10の上へはみ出すことがない。
Eはプリヘミング工程である。この工程では、プリヘミング用パンチ27により予備曲げされた部分を略45°程度外方へ曲げる。
Fはヘミング工程である。プリヘミング工程で斜めに倒された部分を、先端が平坦面をなすヘミング用パンチ28によりヘミング結合部6を水平に折り曲げて隆起部2aの表面へ重ねてヘミング加工を完了させる。
以下、予備曲げ工程についてさらに詳細に説明する。図4は予備曲げパンチ25による1回のパンチで予備曲げを完了できるようにするための傾斜面26における傾斜角度設定方法を説明する。傾斜面26の傾斜角度βは、曲げ端部13の鋭角θの余角αとの関係で表1のように設定される。表1は1回だけのパンチによる予備曲げを可能とするための角度範囲を実験により求めたものであり、α+β=C(一定)なる関係がある。
ここでC=50°とすることが実験から最も好ましいことが明らかになった。α・βはいずれも予備曲げパンチ25の移動軸線に対する角度であり、それぞれ10°以上40°以下の範囲が好ましい。なお、この実験では、板厚0.7mmの軟鋼板材を用い、予備曲げパンチ25を5〜10tでパンチすることにより行った。
図5は、接着剤溜まり部16の形成に関する寸法関係を示す図である。第1及び第2フランジ10、12の各板厚をT、折り曲げ部14の半径をRとすれば、先端部11と折り曲げ部14の最も離れた位置との間隔Lを、L=R+γとなるように設定する。γは接着剤の塗布量に応じて決定される正の数値である。
なお、折り曲げ部14は曲げ端部13を第1フランジ10の上へ折り曲げて重ねることにより、R=1/2T程度のアール状に曲がる。したがって、
L=1/2T+γ
ともなる。
図6は、接着剤溜まり部16と接着剤塗布量との関係を示す図である。予備曲げ前の段階において、フランジ基部15の先端における屈曲部19を点a、フランジ基部15に接する先端部11の下端をb、先端部11の上端をcとし、余剰分18の断面積S1に等しい面積の仮想円をGとする。もし、予備曲げ時に曲げ端部13がアール状に曲がらず、点aから直線的に倒れれば、三角形abcの面積S2が余剰分18の断面積S1より大きいとき(S2>S1)、余剰分18が接着剤溜まり部16内へ収容されてはみ出しが生じない。
しかし、実際は予備曲げ時に折り曲げ部14がアール状に曲がるから、
S1<2×S2+1/2πR・R
=2aT+1/8πT・T
=1/8T(16a+πT)
なる関係を満たせば、余剰分18のはみ出しを防ぐに十分な容積の接着剤溜まり部16を形成できる。
なお、予備曲げに当たって、余剰分18が曲げ端部13側へ付着しないようにする必要がある。このためには、曲げ端部13と平行な仮想円Gの接線Hを引いたとき、この接線Hと曲げ端部13との間に間隙dを形成するようにL(図5)並びにθ(α)を設定する。これにより、余剰分18が付着しない状態で曲げ端部13に折り曲げることができるため、余剰分18をはみ出させることなく接着剤溜まり部16内へ収容できる。
次に、本実施例の作用を説明する。曲げ端部13を屈曲部19にて鋭角θに屈曲させて、フランジ基部15側へ接着剤17を塗布したので、第1フランジ10の先端部11をフランジ基部15に摺接させながら鋭角部内へ挿入することになり、このとき第1フランジ10にて接着剤17を塗り延ばすことができる。しかも、アッパーパネル2の第1フランジ10は口金5の第2フランジ12の太径部7及びフランジ基部15と摺接するようになっているので、両フランジを合わせるとき、上記塗りのばしを実現できる。また、先端部11を屈曲部19から所定距離Lだけ離すことにより、予備曲げ開始前段階で余剰分18を曲げ端部13の内側へ非接触にしておくことができる。
そこで、曲げ端部13を第1フランジ7の上へ折り曲げると、曲げ端部13、折り曲げ部14、フランジ基部15及び先端部11の間に十分な容積の接着剤溜まり部16を形成でき、この中に余剰分18を全て収容できるため、予備曲げ時における余剰分18のはみ出しを防止できる。しかも、余剰分18を予め曲げ端部13側へ付着させないようにしておくことによっても外部へのはみ出しを防止できる。
このため、予備曲げ時における接着剤の余剰分18がはみ出さなくなり、予備曲げ後の清掃工程が不要になるので、外観を良好にできるとともに、アッパーパネル2及び口金5がカラー鋼板からなるため、ヘミング結合部6を形成すれば、ヘミング結合部6をそのまま外観部とすることができ、その後の塗装等の表面加工を施す必要がないので、燃料タンク1の製造における加工工数を削減できる。
しかも、アッパーパネル2と口金5がそれぞれカラー鋼板からなるので、ヘミング結合部が終了すると、ヘミング結合部6には溶接時のような表面荒れ等が生じないので、ヘミング結合部6をそのまま外観部とすることができ、その後の塗装を省略できる。したがって、接着剤のはみ出しがなく前記したようにカシメ後の表面清掃等が必要なくなることも協奏して、カシメ後の表面加工を極力省略した生産が可能になる。ので、燃料タンクの製造における工数を削減でき、量産性を向上させることができる。
また、曲げ端部13を予め鋭角に屈曲させるとともに、先端を傾斜させた予備曲げパンチ25を第1フランジ10と平行に移動させることにより、曲げ端部13を1回のパンチで折り曲げ完了させることができ、図3に示す従来の一次口金曲げ工程Cを省略できるので、生産性を向上させることができる。
しかも、鋭角θの余角αと予備曲げパンチ17の傾斜角βとの関係を、
α+β=C(=50°)なる関係にすることで、これらの角度設定が容易になる。
本願発明の対象となる燃料タンクを一部破断して示す図 そのヘミング結合部における断面図 ヘミング加工工程を示す図 予備曲げパンチの傾斜角と曲げ端部の角度関係を示す図 接着剤溜まり部の設定方法を示す図 同上図
符号の説明
2:アッパーパネル(第2の板材)、3:ロアーパネル、5:口金(第1の板材)、6:ヘミング結合部、10:第1フランジ、12::第2フランジ、13:曲げ端部、14:折り曲げ部、15:フランジ基部、16:接着剤溜まり部、17:接着剤、18:余剰部、19:屈曲部、25;予備パンチ、26:傾斜面

Claims (3)

  1. 上下分割されたアッパーパネル(2)とロアパネル(3)を上下に重ね合わせて中空部を形成するとともに、アッパーパネル(2)の上部へ給油用の口金(5)を一体化した燃料タンク(1)における口金取付方法において、
    前記アッパーパネル(2)の上部に第1フランジ(10)を立設し、この第1フランジ(10)の内側へ密に嵌合するように前記口金(5)の上端部に第2フランジ(12)を設け、さらにこの第2フランジの先端を鋭角断面に屈曲させて、屈曲部(19)と、その先端側の曲げ端部(13)と、この曲げ端部(13)に対面する部分であるフランジ基部(15)とを形成するフランジ形成工程と、
    前記フランジ基部(15)の前記曲げ端部(13)に対面する表面に接着剤(17)を塗布する接着剤塗布工程と、
    この第2フランジ(12)の外側へ前記第1フランジ(10)を嵌合し、その先端部(11)を前記フランジ基部(15)表面へ摺接させながら前記屈曲部(19)側へ移動させることにより、前記接着剤を塗り延ばし、その後、第1フランジ(10)の先端部(11)を前記屈曲部(19)から離して移動停止させることにより、前記接着剤(17)の余剰分(18)を、前記第1フランジ(10)の先端部(11)と前記屈曲部(19)との間へ前記曲げ端部(13)と非接触になるように押し出す口金挿入工程と、
    前記曲げ端部(13)を前記第1フランジ(10)上へ折り曲げて密に重ねるとともに、前記屈曲部(19)をアール状にした折り曲げ部(14)とし、前記接着剤の余剰分(18)を、前記第1フランジ(10)の先端部(11)と前記折り曲げ部(14)との形成された接着剤溜まり部(16)内へ収容する予備曲げ工程と、を備えたことを特徴とする燃料タンクの口金取付方法。
  2. 前記予備曲げ工程において、先端に傾斜角を設けたパンチ(25)を前記第1フランジ(10)に対して平行に移動させることにより、前記曲げ端部(13)を1回のパンチで折り曲げ完了させることを特徴とする請求項1に記載した燃料タンクの口金取付方法。
  3. 前記アッパーパネル(2)と口金(5)がそれぞれカラー鋼板からなることを特徴とする請求項1に記載した燃料タンクの口金取付方法。
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