JP4798511B2 - NOx浄化装置の診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気通路に設けられた選択還元型NOx触媒に、還元剤を添加してNOxを浄化するNOx浄化装置の診断装置に関する。
一般に、ディーゼル機関等の内燃機関の排気系に配置される排気浄化装置として、排気ガスに含まれるNOx(窒素酸化物)を浄化するためのNOx触媒を含むものが知られている。このNOx触媒としては様々なタイプのものが知られているが、その中で、還元剤の添加によりNOxを連続的に還元除去する選択還元型NOx触媒が公知である。還元剤としては尿素が知られており、通常は尿素水溶液(尿素水)がNOx触媒上流側の排気ガス中に噴射供給される。排気ガスやNOx触媒からの受熱により尿素からアンモニアが発生され、このアンモニアによりNOx触媒上でNOxが還元される。この選択還元型NOx触媒の使用に当たっては、触媒に供給する還元剤の量を適切な量に制御する必要がある。このため、NOx触媒の下流側にNOxセンサを設け、このNOxセンサを用いて検出された排気ガス中のNOx濃度等に応じて還元剤の量を制御する手法が採用される。
ところで、例えば自動車に搭載された内燃機関の場合、排気ガスが悪化した状態での走行を未然に防止するため、車載状態(オンボード)で触媒等の異常を検出することが各国法規等からも要請されている。例えば、特許文献1に、還元剤供給装置の診断装置が開示されている。この装置は、内燃機関の排気系に配置された還元剤供給装置の還元剤添加弁の先端の温度に基づいて、還元剤供給装置の異常を診断する診断手段を備え、この診断手段は、所定量の還元剤を供給させるべく還元剤供給装置を制御した時にその温度の低下量から実際の還元剤供給量を求め、該実際の還元剤供給量と前記所定量との差が一定値以上であれば前記還元剤供給装置が異常であると診断する。
特開2007−64112号公報
上記特許文献1に記載の装置では、添加弁に還元剤以外の水等の液体が付着することで添加弁先端部の温度が変動する際、還元剤供給装置の異常を適切に診断するのが困難になる。また、添加弁の噴孔が複数ある場合には、その幾つかが詰まっても噴射された還元剤の供給総量が概ね同じである限りは、その噴射方向がどのようなものであっても、添加弁先端部の温度は概ね同じである。したがって上記特許文献1に記載の装置で還元剤供給装置の添加弁の診断をするのには限界がある。
そこで、本発明はかかる点に鑑みて創案されたものであり、その目的は、車載状態などで、選択還元型NOx触媒への還元剤供給用の添加弁を適切に診断することにある。
上記目的を達成するため、本発明のNOx浄化装置の診断装置は、内燃機関の排気通路に設けられた選択還元型NOx触媒と、該NOx触媒に還元剤として尿素水またはアンモニアを選択的に添加するために前記NOx触媒上流側の排気通路に臨む添加弁を含んで構成された還元剤供給手段とを備えたNOx浄化装置の診断装置において、前記NOx触媒上流側かつ前記添加弁下流側の排気通路に設けられた温度センサと、該温度センサを用いて検出された温度に基づいて、前記添加弁の状態を判断する添加弁状態判断手段とを備えたことを特徴とする。
かかる構成によれば、NOx触媒上流側かつ添加弁下流側の排気通路に設けられた温度センサを用いて検出された温度に基づいて、添加弁の状態が判断される。その温度センサを用いて検出される温度は、添加弁から供給された還元剤の影響を受けて変動する。この温度の変動幅は、正常時であれば、制御目標の還元剤量と相関関係にある。それ故、添加弁からの還元剤供給が適切に行われているか否か、すなわち添加弁の状態を、その温度に基づいて判断することが可能になる。したがって、選択還元型NOx触媒への還元剤供給用の添加弁を適切に診断することが可能になる。
好ましくは、前記添加弁状態判断手段は、前記還元剤供給手段により還元剤が供給されたことによる、前記NOx触媒上流側の排気通路の温度低下量を導出する温度低下量導出手段と、該温度低下量導出手段により導出された前記NOx触媒上流側の排気通路の温度低下量が、前記還元剤供給手段における制御目標の還元剤量と相関関係のある所定温度範囲の温度でないとき、前記添加弁に異常があると判断する異常判断手段とを備えている。こうすることで、適切に添加弁に異常があるか否かを判断することが可能になる。
そして、前記温度センサの検出先端部が該温度センサの中で鉛直方向上方側に位置するように、前記温度センサは設けられているとよい。こうすることで、温度センサにかかった還元剤は、その自重により、鉛直方向下方に向けて流れることが可能になる。したがって、ふりかかった還元剤を原料として温度センサの検出先端部にデポジットが形成されて、その感度が悪化するということを、抑制することが可能になる。
また、上述のNOx浄化装置の診断装置は、前記NOx触媒上流側の排気ガスの温度測定条件が満たされているか否かを判定する温度測定条件判定手段と、該温度測定条件判定手段により肯定判定されたとき、前記還元剤供給手段から供給される還元剤量を、当量比1相当量を超える量まで増量させる増量手段と、該増量手段により前記還元剤量が増量されたことにより所定量の還元剤あるいはアンモニアが前記NOx触媒に付着あるいは吸着されているか否かを判定する吸着等判定手段と、該吸着等判定手段により肯定判定されたとき、前記還元剤供給手段に還元剤の供給を停止させる還元剤供給停止手段と、該還元剤供給停止手段により前記還元剤供給手段による還元剤の供給が停止されているとき、前記温度センサを用いて前記NOx触媒上流側の排気ガスの温度を検出する排気ガス温度検出手段とをさらに備えているとよい。こうすることで、前記温度センサを用いて、NOx触媒上流側の排気ガスの温度の検出と添加弁の診断との両方を行うことができる。さらに、所定量の還元剤あるいはアンモニアが前記NOx触媒に付着あるいは吸着されたとき還元剤供給手段に還元剤の供給を停止させるので、こうして還元剤の供給が停止されたとき、排気エミッションが悪化することを防ぐことが可能になる。
本発明によれば、選択還元型NOx触媒への還元剤供給用の添加弁を適切に診断することができるという、優れた効果が発揮される。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の実施形態に係るNOx浄化装置の診断装置を適用した内燃機関の概略的なシステム図である。図中、10は、自動車用の圧縮着火式内燃機関すなわちディーゼル機関であり、12は吸気ポートに連通されている吸気マニフォルド、14は排気ポートに連通されている排気マニフォルド、16は燃焼室である。ここでは、不図示の燃料タンクから高圧ポンプ18に供給された燃料が、高圧ポンプ18によりコモンレール20に圧送されて高圧状態で蓄圧され、このコモンレール20内の高圧燃料がインジェクタ22から燃焼室16内に直接噴射供給される。内燃機関10からの排気ガスは、排気行程で排気弁が開弁されることで燃焼室16から排出され、排気マニフォルド14からターボチャージャ24を経た後にその下流の排気通路26に流され、後述のように浄化処理された後、大気に排出される。なお、ディーゼル機関の形態としてはこのようなコモンレール式燃料噴射装置を備えたものに限らない。またEGR装置などの他の排気浄化デバイスを含むことも任意である。
他方、エアクリーナ28から吸気通路30内に導入された吸入空気は、エアフローメータ32、ターボチャージャ24、インタークーラ34、スロットルバルブ36、吸気マニフォルド12、吸気弁を順に通過して燃焼室16に至る。エアフローメータ32は吸入空気量を検出するためのセンサであり、具体的には吸入空気の流量に応じた信号を出力する。スロットルバルブ36には電子制御式のものが採用されている。
排気通路26には、上流側から順に、排気ガス中の未燃成分(特にHC)を酸化して浄化する酸化触媒40と、排気ガス中の粒子状物質(PM)を捕集して燃焼除去するDPR(Diesel Particulate Reduction)触媒42と、排気ガス中のNOxを還元して浄化するNOx触媒能を有する触媒としての選択還元型NOx触媒(SCR: Selective Catalytic Reduction)44とが直列に設けられている。
そして、NOx触媒44とDPR触媒42との間、すなわちDPR触媒42下流側かつNOx触媒44上流側の排気通路26mに、NOx触媒44にアンモニアを選択的に添加可能にすべく、還元剤としての尿素を供給するための添加弁46が設けられている。尿素は尿素水の形で使用され、添加弁46から下流側のNOx触媒44に向かって排気通路26内に噴射供給される。添加弁46には、これに尿素水を供給するための供給機48が接続され、供給機48には尿素水を貯留するタンク50が接続される。なお、ここでは、添加弁46、供給機48、タンク50を含んで還元剤供給装置52が構成されている。また、供給機48は、ここではポンプである。なお、ここでは添加弁46から供給された尿素は直接的にNOx触媒44に添加されるが、添加尿素を適切に満遍なくNOx触媒44に供給するべく添加尿素を分散させて広範囲に方向付ける分散板などがNOx触媒44の入口部あるいはその近傍に設けられてもよい。
選択還元型NOx触媒44は、Si、O、Alを主成分とすると共にFeイオンを含むゼオライトから構成されている。NOx触媒44は、その触媒温度が活性温度域(NOx浄化温度域)にあり、かつ、上記還元剤供給装置52から尿素が供給されているときにNOxを還元浄化する。上記の如く尿素は尿素水として供給され、排気通路26の熱で加水分解および熱分解される。この結果、アンモニアが生成される。すなわち、尿素(尿素水)がNOx触媒44に向けて添加されると、NOx触媒44上でアンモニアが生成される。このアンモニアがNOx触媒44上でNOxと反応して、NOxが還元される。なお、NOx触媒44としては、アルミナからなる基材の表面にバナジウム触媒(V)を担持させたもの等が他に使用され得る。
なお、ディーゼルパティキュレートフィルタ(Diesel Particulate Filter;DPF)の一種であるDPR触媒42は、フィルタ構造であると共に表面に貴金属を有する。つまり、DPR触媒42は、フィルタで捕集したPMを、貴金属の触媒作用を利用して連続的に酸化(燃焼)させる連続再生式の触媒である。
本実施形態の内燃機関10の排気通路26には、上流側から順に、酸化触媒40、DPR触媒42およびNOx触媒44が配列されているが、配列順序はこれに限られない。また、DPFとしてDPR触媒42が設けられることに限られず、他のタイプのDPFが使用可能である。具体的には、DPFは、フィルタ構造体としてのみ構成され、内燃機関の連続作動時間が所定時間を越えた時期あるいはDPF前後の差圧が所定値以上になった時期に、例えば燃料噴射時期を遅らせて後燃えを生じさせることで、捕集した粒子状物質が酸化燃焼されて再生が図られるものであっても良い。ただし、このようなDPFの所定時期での再生は、DPR触媒42に対しても適用され得る。なお、酸化触媒40およびDPR触媒42の少なくとも一方を省略することも可能である。さらに、NOx触媒44から下流側に流出した(漏れた)アンモニアを酸化して浄化するべく、酸化触媒40の有無に関わらず、酸化触媒がNOx触媒44の下流側に設けられるとよい。
また、還元剤供給装置52を備えた内燃機関10全体の制御を司る制御手段としての電子制御ユニット(ECU)60が設けられる。ECU60は、CPU、ROM、RAM、入出力ポート、および記憶装置等を含むものである。ECU60は、各種センサ類を用いて得られた検出値等に基づいて、所望の内燃機関制御が実行されるように、インジェクタ22、高圧ポンプ18、スロットルバルブ36等を制御すると共に、還元剤供給量や還元剤供給時期を制御すべく、還元剤供給装置52の添加弁46および供給機48を制御する。
ECU60に接続されるセンサ類としては、前述のエアフローメータ32の他、NOx触媒44下流側に設けられたNOxセンサすなわち触媒後NOxセンサ62、NOx触媒44上流側とその下流側とにそれぞれ設けられた2つの温度センサすなわち触媒前排気温センサ64および触媒後排気温センサ66が含まれる。触媒後NOxセンサ62は、その設置位置における排気ガスのNOx濃度すなわち触媒後NOx濃度に応じた信号をECU60に出力する。触媒前排気温センサ64および触媒後排気温センサ66は、それら設置位置における排気ガスつまり排気通路の温度に応じた信号をECU60に出力する。図1から明らかなように、触媒前排気温センサ64は、排気通路26の内、DPR触媒42の下流側かつNOx触媒44の上流側の排気通路26mに設置される。ただし、触媒前排気温センサ64は、排気通路26mの内でも、添加弁46下流側の位置に設けられていて、添加弁46から添加供給された還元剤の一部は直接的に触媒前排気温センサ64の検出先端部64tにかかるように設計されている。なお、触媒前排気温センサ64は、添加弁46から供給された還元剤の影響を受けて検出温度が変動する位置であれば直接的に還元剤がふりかかるような位置に設けられなくてもよく、逆に、添加弁46から供給された還元剤の全てが直接的にかかるような位置に設けられてもよい。
また他のセンサ類として、クランク角センサ70、アクセル開度センサ72および内燃機関スイッチ74がECU60に接続されている。クランク角センサ70はクランク角の回転時にクランクパルス信号をECU60に出力し、ECU60はそのクランクパルス信号に基づき内燃機関10のクランク角を検出すると共に、内燃機関10の回転速度を計算する。アクセル開度センサ72は、ユーザによって操作されるアクセルペダルの開度(アクセル開度)に応じた信号をECU60に出力する。内燃機関スイッチ74はユーザによって機関始動時にオン、機関停止時にオフされる。
なお、還元剤供給装置52を含む還元剤供給手段は、還元剤供給装置52の作動を制御する役割を担うECU60の一部と還元剤供給装置52とを含んで構成される。添加弁46の状態を判断する添加弁状態判断手段は、ECU60の一部を含んで構成される。また、NOx触媒44上流側の排気ガスの温度測定条件が満たされているか否かを判定する温度測定条件判定手段は、ECU60の一部を含んで構成される。また、還元剤供給装置52から供給される還元剤量を増量させる増量手段は、ECU60の一部を含んで構成される。NOx触媒のアンモニア吸着等を判定する吸着等判定手段は、ECU60の一部を含んで構成される。還元剤供給停止手段も、同様に、ECU60の一部を含んで構成される。排気ガス温度検出手段は、ECU60の一部を含んで構成される。
NOx触媒44の温度は、ここでは推定することで求められる。具体的には、ECU60が、触媒前排気温センサ64および触媒後排気温センサ66からの出力信号に基づいてそれぞれ検出された触媒前排気温および触媒後排気温に基づき、NOx触媒温度を推定する。なお推定方法はこのような例に限られない。NOx触媒44の温度は、NOx触媒44に埋設した温度センサを用いて直接的に検出することとしてもよい。
NOx触媒44に向けた還元剤供給量などは、触媒後NOxセンサ62を用いて検出される触媒後NOx濃度(あるいはこのNOx濃度と関係のあるNOx量)に基づき制御される。具体的には、触媒後NOx濃度が常にゼロになるように添加弁46からの尿素供給量が制御される。この場合、触媒後NOx濃度のみに基づいて尿素供給量を設定してもよく、あるいは、機関運転状態(例えば機関回転速度とアクセル開度)に基づく基本尿素供給量を、触媒後NOxセンサ62からの出力信号に基づいて検出された触媒後NOx濃度に基づきフィードバック補正してもよい。こうして、制御上、添加弁46から供給されて添加されることが望まれる還元剤の量を、本明細書において、制御目標の還元剤量と称し得る。NOx触媒44はアンモニアがあるときのみNOxを還元可能なので、通常、尿素は常時供給される。また、内燃機関10から排出されるNOxを還元するのに必要な最小限の量しか尿素が供給されないよう、制御が行われる。過剰に尿素を添加するとアンモニアがNOx触媒44の下流に流出されてしまい(いわゆるアンモニアスリップ)、異臭等の原因となるからである。
ここで、内燃機関10から排出されるNOxの全量を還元するのに必要なアンモニアの最小量に相当する還元剤量ここでは尿素量をA、実際に供給された尿素量をBとすると、これらの比B/Aは当量比と称される。これは還元剤としてアンモニアを用いた場合にも同様に適用できる概念である。当量比ができるだけ1に近づくように尿素供給制御が実行されてはいるものの、実際には内燃機関10の運転状態が時々刻々と変化することから、実際の当量比は必ずしも1とならない。当量比が1より小さい場合、尿素供給量が不足しており、触媒下流側にNOxが排出されるので、これを触媒後NOxセンサ62を用いて検知して尿素供給量を増量するようにしている。なお当量比が1より大きい場合、すなわち還元剤量が当量比1相当量を超える量のときには、尿素供給量が過剰となる。還元剤量が当量比1相当量を超える量のときには、余剰分の尿素あるいはアンモニアはNOx触媒44に付着するあるいは吸着されることもあり、この場合、還元剤の供給を停止しても、付着あるいは吸着された尿素あるいはアンモニアにより暫くの間はNOxを還元できる。
機関暖機時、NOx触媒44が内燃機関10からの排気熱で昇温されるのに対し、触媒後NOxセンサ62は内蔵ヒータの加熱により比較的早く昇温する。したがって、通常は、NOx触媒44よりも早く触媒後NOxセンサ62が活性化する。ECU60は、触媒後NOxセンサ62のインピーダンスを検知すると共に、このインピーダンスが、触媒後NOxセンサ62の活性温度に対応する所定値になるように、ヒータを制御する。
以下、本実施形態での添加弁46の診断について説明する。添加弁46の診断は、触媒前排気温センサ64からの出力信号に基づいて検出される、NOx触媒44上流側の排気通路26mの温度に基づいて診断される。
ところで、上述の如く、触媒前排気温センサ64は、NOx触媒44の温度を求めることにも使用される。しかしながら、NOx触媒44の温度測定と、添加弁46の診断とを同時に行うことはできない。そこで、ここでは、NOx触媒44の温度を導出するときを除いて、触媒前排気温センサ64は、添加弁46の診断に用いられる。
まず、NOx触媒44上流側の排気通路の温度の導出およびNOx触媒44の温度の導出に関して図2のフローチャートに基づいて説明する。図2のフローチャートは、およそ20ms毎に繰り返されるものである。
最初のステップS201では、添加フラグがONであるか否かが判定される。添加フラグは、初期状態ではリセットされているため、ここでは否定判定される。
ステップS201で否定判定されると、ステップS203へ進み、触媒前排気温センサ64からの出力信号に基づいてNOx触媒44上流側の排気通路すなわち排気ガスの温度が検出される(測定される)(図2中、排気温度測定)。これにより、別途、触媒後排気温センサ66からの出力信号に基づいて検出された排気ガスの温度を併せて用いることで、上述の如く、NOx触媒44の温度が推定される。
ステップS203の次のステップS205では、NOx触媒44の温度が所定温度以上か否かが判定される。ここでは、NOx触媒44の温度として、ステップS203で検出されたNOx触媒44上流側の排気通路の温度に基づいて推定されたNOx触媒44の温度が用いられる。また、ここでは、所定温度として、NOx触媒44の活性温度域の下限値が設定されていて、これは例えば200℃である。それ故、例えば機関始動時、特に機関冷間始動時には、NOx触媒44の温度が低いので、ステップS205では否定判定される。なお、NOx触媒44の温度が活性温度域にあるか否かの判定としてステップS205での判定が行われるが、ステップS205での判定として機関始動時か否か、あるいは冷間始動時か否かの判定が行われてもよい。また、冷間始動時か否かの判定用に、図1には記していないが、内燃機関10の冷却水温を求めるための水温センサが設けられ得る。
ステップS205で否定判定されると、ステップS207で添加フラグがOFFにされて、該ルーチンは終了する。他方、ステップS205で肯定判定されると、ステップS209で添加フラグがONにされ、該ルーチンは終了する。
ステップS209で添加フラグがONにされるときは、NOx触媒44の温度が活性温度域の温度であるときであるので、ステップS209に至って以降、添加フラグがOFFにされない限りは原則として、上述の還元剤供給制御により、概ね当量比1相当量の還元剤がNOx触媒44に添加弁46から供給される。これにより、添加弁46から供給された還元剤は触媒前排気温センサ64にふりかかりつつ、NOx触媒44に供給される。したがって、添加フラグがONにされているときは、原則としては、NOx触媒44の温度を温度センサ64、66を用いて求めることができないので、この場合には、それは機関運転状態に基づいて推定される。そして、このように推定されたNOx触媒44の温度に基づいて、還元剤供給制御における還元剤の供給量すなわち制御目標の還元剤量は補正され得る。なお、還元剤の添加が実行されているときには、NOx触媒44の温度は如何なる手段および方法によっても導出されなくてもよい。これは、NOxセンサ62からの出力信号に基づいて検出されるNOx濃度に基づいて、還元剤供給制御を基本的には行うことができるからである。しかしながら、還元剤供給制御をNOx触媒44の温度を考慮して行った方が、より適切に還元剤供給制御は行われ得る。NOx触媒44の温度に応じて、NOx触媒44のNOx浄化能およびアンモニア吸着能が変化するからである。
ステップS209で添加フラグがONにされて、以降のルーチンのステップS201で肯定判定されるようになると、ステップS211で排気ガスの温度測定実行用の温度測定条件が満たされているか否か(図2中、排気温度測定条件成立か否か)の判定が行われる。本実施形態では、温度測定条件として、ステップS209に至ってからの時間が所定時間を越えることが課されている。この条件は、NOx触媒44上流側の排気通路の温度が最後に測定されて還元剤供給が開始あるいは再開されてからの時間が所定時間を越えたことに相当する。この時間を継続して測定するべく、ECU60はタイマ装置を内蔵している。なお、このタイマ装置は、計測継続、終了、再開等が可能なものである。機関始動後、初めてステップS209に至ったときにはタイマ装置によって計測される時間はリセットされているので、例えば内燃機関10の始動から間もないときにはステップS211で否定判定される。
ステップS211で否定判定されると、ステップS213で測定フラグがOFFにされて、該ルーチンは終了する。なお、測定フラグは、初期状態ではOFFにされているので、OFF状態に保たれることになる。なお、測定フラグが後述するようにONにされた後、ステップS213に至ることで再度OFFにされることで、ステップS209に至ったときからの計測時間はリセットされて、再度、継続して測定される。
他方、ステップS211で肯定判定されると、次ぐステップS215で測定フラグがOFFか否かが判定される。機関始動時などでは測定フラグがOFFにされているので、肯定判定される。そして、ステップS215で肯定判定されると、次ぐステップS217で還元剤供給量が基本増量分、増量される。したがって、当量比1相当量を超える量まで制御目標の還元剤量は増量され、その量の還元剤が供給されるようになる。
次ぐ、ステップS219では、供給量増大時間が所定増量時間以上になったか否かが判定される。この供給量増大時間は、文字通り、制御目標の還元剤量を多くしている時間であり、ここではこの時間としてステップS215で肯定判定されてからの時間が採用される。ただし、この時間はECU60が内蔵するタイマ装置によって計測される。これに対してステップS219での判定基準となる所定増量時間は、所定量の尿素水あるいはアンモニアがNOx触媒44に付着するあるいは吸着されるのに十分な時間であり、予め実験により定められてROMに記憶されている。つまり、ステップS219での判定は、所定量の還元剤あるいはアンモニアがNOx触媒44に付着あるいは吸着されているか否かの判定に相当する。ステップS219で否定判定されると、該ルーチンは終了する。
他方、ステップS219で肯定判定されるようになると、ステップS221で測定フラグがONにされる。測定フラグがONにされると、添加フラグがONにされているので行われていた還元剤の供給添加の全てが停止される。これが、添加フラグがONにされているときに還元剤供給が行われない例外である。これにより、触媒前排気温センサ64には還元剤がかからなくなる。そして、次ぐステップS223で触媒前排気温センサ64からの出力信号に基づいて排気ガスの温度が検出される。そして、該ルーチンは終了される。これにより、NOx触媒44の温度を適切に推定することが可能になる。このように導出されたNOx触媒44の温度に基づいて、機関運転状態に基づくNOx触媒44の温度推定も補正あるいは修正され、この後測定フラグがOFFにされたときの制御目標の還元剤量も修正される。
以後のルーチンのステップS211で否定判定されるようになると、ステップS213で測定フラグがOFFにされて、還元剤添加が再開される。
なお、ここでは、例えば、ステップS209に至ってからなどの還元剤供給時間が30分経過するごとに、NOx触媒44上流側の排気ガスの温度測定条件が成立し、そこから30秒間、その温度測定条件が満たされているとされる。そして、例えば、排気ガスの温度測定条件が成立してから20秒間がステップS219での所定時間としてセットされる。なお、これらの時間は、機関運転状態等やNOx触媒44の温度に基づいて可変とされ得る。
このように、ここでは、NOx触媒44の温度が活性温度域の温度であるとき、基本的には還元剤供給が行われ、その途中途中で還元剤供給が停止されて、NOx触媒44の温度の測定が行われる。したがって、NOx触媒44に適切な量の還元剤を概ね継続して供給することが可能になる。そして、上記の如く、還元剤供給が停止される前に、当量比1相当量を超える量まで増量された量の還元剤が供給され、所定量の余剰分の還元剤等がNOx触媒44に吸着等保持される。したがって、還元剤供給が停止されているとき、還元剤不足が生じず、余剰分のその吸着等された還元剤やアンモニアを用いて、適切にNOxの還元浄化を図ることが可能になる。
なお、NOx触媒44上流側の排気ガスの温度測定を行うために、その前に、還元剤量を多くするが、このときの余剰アンモニアが適切にNOx触媒44に吸着されるように、ステップS211での排気ガスの温度測定条件に、NOx触媒44の温度がアンモニア吸着可能温度域であることを加えるのが好ましい。ただし、上記の如く構成されたNOx触媒は、図3に示すような、特性を有する。図3では、横軸にNOx触媒44の温度をとり、これに対して曲線αでNOx触媒44のNOx浄化能が、また曲線βでNOx触媒44のアンモニア吸着能が概念的に表されている。図3の温度域Iがアンモニア吸着可能温度域であり、温度域IIが活性温度域すなわちNOx浄化温度域である。すなわち、ステップS205での所定温度は、図3における温度T1に相当する。
なお、上記ステップS211での、排気ガスの温度測定実行用の温度測定条件として、種々の異なる条件が課され得る。たとえば、DPFにおいてPM再生を図る時期を判断するための条件が、その条件にされ得る。この場合、具体的には、内燃機関の連続作動時間が所定時間を越えたか否か、あるいはDPF前後の差圧が所定値以上になったか否かが、ステップS211で判定される。
次に、添加弁46の診断に関して図4のフローチャートに基づいて説明する。ただし、本実施形態では、添加弁46の診断は、還元剤が供給されているときに行われる。なお、図4のフローチャートは、およそ20ms毎に繰り返されるものである。
最初のステップS401では、添加フラグがONかつ測定フラグがOFFであるか否かが判定される。添加フラグや測定フラグのON−OFFの切り換えに関しては既に述べたので、ここでの説明は省略される。なお、ステップS401で肯定判定されるときには、還元剤供給が行われている。
ステップS401で否定判定されると、該ルーチンは終了する。他方、ステップS401で肯定判定されると、ステップS403で温度低下量が導出される。この温度低下量は、還元剤供給装置52から還元剤が供給されたことによる、NOx触媒44上流側の排気通路の温度低下量であり、機関運転状態に基づいて導出されるNOx触媒44上流側の排気通路すなわち排気ガスの温度から、触媒前排気温センサ64からの出力信号に基づいて検出された排気通路の温度を差し引くことで求められる。機関運転状態に基づく排気ガスの温度の導出つまり推定は、吸入空気量、アクセル開度、エンジン回転速度などの1つまたは幾つかに基づいて、予め実験により求められてROMに記憶されているデータを検索することで行われる。なお、温度低下量とは、触媒前排気温センサ64に還元剤がかかることで、その気化熱に起因して、排気通路すなわち排気ガスの温度として検出されるべき値が下がった量である。したがって、この温度低下量は、触媒前排気温センサ64にかかった還元剤量すなわち還元剤供給装置52からの供給還元剤量と相関関係がある。
ステップS403で温度低下量が導出されると、次ぐステップS405でその温度低下量がLow基準値未満か否かが判定される。そして、ここで肯定判定されると、ステップS407で、還元剤供給量が不足しているとして、運転席のフロントパネル等に設けられた警告ランプ(不図示)が点灯される。他方、ステップS405で否定判定されると、ステップS409で温度低下量がHigh基準値を超えているか否かが判定される。そして、ここで肯定判定されると、ステップS411で還元剤供給量が過剰であるとして、警告ランプが点灯される。
すなわち、ステップS405およびステップS409の両判定は添加弁46の状態を判断する判定であり、具体的にはそれに異常があるか否かの判定に相当する。ステップS403で導出された温度低下量が所定温度範囲、すなわちLow基準値以上High基準値以下の温度範囲内の温度でないとき、添加弁46に異常があると判断される。なお、所定温度範囲は、還元剤供給装置52における制御目標の還元剤量と相関関係のある温度範囲である。それ故、この所定温度範囲は、固定でもよいが好ましくは変動され、添加されることが望まれる還元剤の量すなわち制御目標の還元剤量と同様に、その時々で機関運転状態などに基づいてデータを検索するなどして、導出および設定され得る。
例えば、添加弁46からの実際の還元剤の供給量が当量比1相当量からかけ離れている場合には、ステップS405、S409のいずれかで肯定判定される。また、添加弁46が複数の噴孔を有して構成され、それらの幾つかが詰まった結果、還元剤の供給方向(噴射方向)が偏っている場合にも、触媒前排気温センサ64にかかる還元剤量が当量比1相当量と関連性の低い量になるので、このような場合にも、ステップS405、S409のいずれかで肯定判定される。したがって、添加弁46に何らかの異常があることを適切に知ることが可能になるので、添加弁46の診断を適切に行うことが可能になる。
また、上記の如く、本実施形態では、触媒前排気温センサ64の検出部すなわち検出先端部64tが鉛直方向上方側に位置するように、触媒前排気温センサ64は排気通路26mに設けられた。これによって、還元剤の供給を停止したときに、触媒前排気温センサ64にそれまでにふりかかった還元剤は自重により鉛直方向下方側に向けて流れることができるので、そのときに触媒前排気温センサ64で適切にNOx触媒44上流側の排気通路の温度を測定することが可能になる。したがって、ここでは、触媒前排気温センサ64の検出部を鉛直方向下方側に向けて排気通路に設けることは好ましくないが、これが鉛直方向上方側に向けて設けられるのであれば、傾いて、例えば上流側、下流側あるいは横側に傾いて設けられてもよい。なお、このように、触媒前排気温センサ64の検出部が鉛直方向上方に向けられていて、触媒前排気温センサ64に付着した還元剤がその自重により適切に検出部から離れる方向に流れる結果、触媒前排気温センサ64の感度を良好に維持することが可能になる。
以上、本発明を上記実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されない。上記実施形態では、触媒前排気温センサ64を、NOx触媒44の温度測定および添加弁46の異常診断の両方に用いたが、これら両方のために共通の温度センサが用いられなくてもよい。例えば、添加弁46下流側かつNOx触媒44上流側の排気通路に添加弁診断用の温度センサを設け、他方、NOx触媒温度測定用に添加弁46上流側かつDPR触媒42下流側の排気通路に触媒前排気温センサを設けると共にNOx触媒下流側の排気通路に触媒後排気温センサを設けることにしてもよい。あるいは、添加弁下流側かつNOx触媒44上流側の排気通路に添加弁診断用の温度センサを設け、他方、NOx触媒温度測定用にNOx触媒44に直接的に1つの温度センサを設けてもよい。
また、上記実施形態では、NOx触媒44上流側の排気通路の温度測定と、添加弁46の診断とを関連付けたが、全く関連付けられなくてもよい。例えば、添加弁46の診断のみが上記触媒前温度センサ64の如き温度センサを用いて行われる実施形態を本発明は許容する。
また、本発明は圧縮着火式内燃機関以外の内燃機関にも適用可能であり、例えば火花点火式内燃機関、特に直噴リーンバーンガソリン内燃機関にも適用可能である。
本発明の実施形態は前述の実施形態やその変形例のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本発明に含まれる。したがって本発明は、限定的に解釈されるべきではなく、本発明の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
実施形態を適用した内燃機関の概略的なシステム図である。 実施形態の温度測定実施用のフローチャートである。 実施形態のNOx触媒のNOx浄化能およびアンモニア吸着能の各々の変化を、NOx触媒の温度に対して概念的に表したグラフである。 実施形態の添加弁診断用のフローチャートである。
符号の説明
10 ディーゼル機関
12 吸気マニフォルド
14 排気マニフォルド
16 燃焼室
18 高圧ポンプ
20 コモンレール
22 インジェクタ
24 ターボチャージャ
26 排気通路
28 エアクリーナ
30 吸気通路
32 エアフローメータ
34 インタークーラ
36 スロットルバルブ
40 酸化触媒
42 DPR触媒
44 選択還元型NOx触媒(NOx触媒)
46 添加弁
48 供給機
50 タンク
52 還元剤供給装置
62 (触媒後)NOxセンサ
64 触媒前排気温センサ
66 触媒後排気温センサ

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられた選択還元型NOx触媒と、該NOx触媒に還元剤として尿素水またはアンモニアを選択的に添加するために前記NOx触媒上流側の排気通路に臨む添加弁を含んで構成された還元剤供給手段とを備えたNOx浄化装置の診断装置において、
    前記NOx触媒上流側かつ前記添加弁下流側の排気通路に設けられた温度センサと、
    該温度センサを用いて検出された温度に基づいて、前記添加弁の状態を判断する添加弁状態判断手段と
    を備え
    前記添加弁状態判断手段は、
    前記還元剤供給手段により還元剤が供給されたことによる、前記NOx触媒上流側の排気通路の温度低下量を導出する温度低下量導出手段と、
    該温度低下量導出手段により導出された前記NOx触媒上流側の排気通路の温度低下量が、前記還元剤供給手段における制御目標の還元剤量と相関関係のある所定温度範囲の温度でないとき、前記添加弁に異常があると判断する異常判断手段と
    を備えている
    ことを特徴とするNOx浄化装置の診断装置。
  2. 前記温度センサの検出先端部が該温度センサの中で鉛直方向上方側に位置するように、前記温度センサは設けられていることを特徴とする請求項に記載のNOx浄化装置の診断装置。
  3. 前記NOx触媒上流側の排気ガスの温度測定条件が満たされているか否かを判定する温度測定条件判定手段と、
    該温度測定条件判定手段により肯定判定されたとき、前記還元剤供給手段から供給される還元剤量を、当量比1相当量を超える量まで増量させる増量手段と、
    該増量手段により前記還元剤量が増量されたことにより所定量の還元剤あるいはアンモニアが前記NOx触媒に付着あるいは吸着されているか否かを判定する吸着等判定手段と、
    該吸着等判定手段により肯定判定されたとき、前記還元剤供給手段に還元剤の供給を停止させる還元剤供給停止手段と、
    該還元剤供給停止手段により前記還元剤供給手段による還元剤の供給が停止されているとき、前記温度センサを用いて前記NOx触媒上流側の排気ガスの温度を検出する排気ガス温度検出手段と
    をさらに備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のNOx浄化装置の診断装置。
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