JP4797002B2 - コード部材の係止構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ベース部材の外部に引き出されるコード部材を、このベース部材に係止固定するコード部材の係止構造に係り、特に、ベース部材に対するコード部材の係止固定力を格段に向上することが可能なコード部材の係止構造に関する。
従来、ベース部材に対してコード部材を係止固定するために、例えば保護ブッシュを用いるものが知られている(特許文献1)。
特許文献1におけるコード部材の係止構造では、図10及び図11に示すように、制御基板(ベース部材)101に対し、ヘッドコード(コード部材)103が保護ブッシュ105を用いて固定される。すなわち、保護ブッシュ105は、制御基板101に設けたU溝107に差し込んで固定される。U溝107における開口部両側には突起109が設けてある。これによって、保護ブッシュ105を押し込んだときに挿入口110が内側につぼまり、ヘッドコード103を入れたときに外れにくくしてある。また、保護ブッシュ105には、その挿入口110の各側に抜け止め用突起111が、中央にはヘッドコード103が一本のときでも抜け止めの機能を果たすことを狙って凸部113が、その背面側にはV溝115が、それぞれ設けられている。これによって、保護ブッシュ105それ自体に弾性を持たせるとともに、保護ブッシュ105の寸法が制御基板101のU溝107より大きくても嵌め込み得るようにしてある。特許文献1に係るコード部材の係止構造によれば、ヘッドコード103を傷つけることなく係止固定することができる。
しかしながら、かかる従来のコード部材の係止構造では、収容部材のコード挿入口が側方に向けて開口しているために、コード部材が挿入口から外れるおそれがあるという問題があった。
特開昭61−59681号公報(図1、図3及び公開公報第2頁左下欄参照)
解決しようとする問題点は、従来のコード部材の係止構造では、コード部材が挿入口から外れるおそれがあった点である。
本発明は、保護ブッシュ等の係止部材を用いてコード部材の係止固定を試みた場合であっても、コード部材が収容部材から外れることなく、ベース部材に対するコード部材の係止固定力を格段に向上することを目的として、ベース部材から外部に引き出されるコード部材を収容する収容部材と、前記コード部材に沿って当該コード部材を収容しつつ前記収容部材に挿設される挿設部材と、のうちいずれか一方を、前記ベース部材に設け、前記収容部材には、前記コード部材を内部に受け入れるための開口部と、当該開口部に対して奥部が幅広に形成された前記コード部材の挿通空間が設けられる一方、前記挿設部材には、前記収容部材に当該挿設部材を挿設したとき、前記収容部材の前記開口部から前記奥部に向かって幅広に形成され前記挿通空間内に突出する膨出部が形成されており、前記収容部材に前記挿設部材を挿設したとき、前記収容部材の奥部と、前記挿設部材の膨出部との間に形成される前記空間内に、前記コード部材を囲繞しつつ閉塞係止することで、当該コード部材を前記ベース部材に係止固定することを最も主要な特徴とする。
従来のコード部材の係止構造では、保護ブッシュ等の係止部材を用いてコード部材の係止固定を試みた場合に、収容部材のコード挿入口が側方に向けて開口していたために、コード部材が挿入口から外れるおそれがあった。
これに対し、本発明に係るコード部材の係止構造では、ベース部材から外部に引き出されるコード部材を収容する収容部材と、前記コード部材に沿って当該コード部材を収容しつつ前記収容部材に挿設される挿設部材と、のうちいずれか一方を、前記ベース部材に設け、前記収容部材には、前記コード部材を内部に受け入れるための開口部と、当該開口部に対して奥部が幅広に形成された前記コード部材の挿通空間が設けられる一方、前記挿設部材には、前記収容部材に当該挿設部材を挿設したとき、前記収容部材の前記開口部から前記奥部に向かって幅広に形成され前記挿通空間内に突出する膨出部が形成されており、前記収容部材に前記挿設部材を挿設したとき、前記収容部材の奥部と、前記挿設部材の膨出部との間に形成される前記空間内に、前記コード部材を囲繞しつつ閉塞係止することで、当該コード部材を前記ベース部材に係止固定するので、収容部材に挿設部材を、コード部材に沿って挿設するといったごく簡単な作業をもって、収容空間内にコード部材を囲繞しつつ閉塞係止固定することが可能となり、コード部材が収容部材から外れることなく、ベース部材に対するコード部材の係止固定力を格段に向上することができる。
コード部材が収容部材から外れることなく、ベース部材に対するコード部材の係止固定力を格段に向上するといった目的を、ベース部材から外部に引き出されるコード部材を収容する収容部材に、挿設部材を挿設したとき、前記収容部材の奥部と、前記挿設部材の膨出部との間に形成される前記空間内に、前記コード部材を囲繞しつつ閉塞係止することで実現した。
以下、本発明に係るコード部材の係止構造について、ベース部材として、自動車の車体側電源と、ステアリングホイールの電装系との間を電気的に接続するための回転コネクタ装置のロータハウジングを例示する一方、ベース部材に係止されるコード部材として、ロータハウジングに結合されるコネクタハウジングに接続された給電コードを例示して、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明実施例に係るコード部材の係止構造の概略を示す回転コネクタ装置の斜視図、図2は、本発明実施例に係るコード部材の係止構造の主要部を示す斜視図、図3は、本発明実施例の一構成要素である収容部材に給電コードを収容させた状態を示す斜視図、図4は、本発明実施例の一構成要素である収容部材の平面図、図5は、本発明実施例の一構成要素である挿設部材の平面図、図6は、本発明実施例の構成要素である収容部材に挿設部材を挿設した状態を示す平面図、図7は、コードが引っ張られたときの力の伝達方向を概念的に示す、図6の矢視A−A断面図、図8乃至図9は、別の実施例に係るコード部材の係止構造を示す平面図である。
図1乃至図2に示すように、回転コネクタ装置11は、自動車の車体側電源(不図示)と、ステアリングホイールの電装系(不図示)との間を電気的に接続する機能を有し、車体側に固定されるステータハウジング13と、このステータハウジング13に対して回転自在に装着される略ドーナツ形状のロータハウジング15と、を含んで構成されている。
本発明のベース部材に相当するロータハウジング15は、例えばPOM樹脂等のエンジニアリングプラスチックによって成形され、連結ピン17によってステアリングハンドル(図示せず)に連結される。ロータハウジング15には、ステアリングホイールにおける電装系ハーネス(不図示)を接続するためのコネクタハウジング21が、その上面に着脱自在に設けられている。コネクタハウジング21は、例えばPBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート:Polybutylene terephthalate)等の熱可塑性エンジニアリングプラスチックで成形される。また、ロータハウジング15には、ステアリングホイールにおける例えばハンドルヒータ用給電コード(本発明の「コード部材」に相当する。以下、「給電コード」と省略する。)19を、コネクタを介することなくロータハウジング15の外部に引き出すための収容部材23が、ロータハウジング15の上面に一体に設けられている。給電コード19における引き出し側端部には、ハンドルヒータ接続用コネクタ20が接続されている。さらに、収容部材23を介してロータハウジング15の外部に引き出された給電コード19を係止固定するために、収容部材23には、後に詳述するように、これを入れ子式に内挿するための挿設部材25が設けられる。なお、本発明実施例では、挿設部材25は、図1及び図2に示すように、コネクタハウジング21と一体に設けられている。ただし、説明の便宜上、図3以下では、挿設部材25を、コネクタハウジング21と別体であるかのように図示してある。
さて、収容部材23は、図1、図2、図3、及び図4に示すように、ロータハウジング15の上面から外部に引き出された給電コード19を、ロータハウジング15に対して係止固定する役割を果たす。収容部材23は、その外形が略立方形状とされている。収容部材23には、一対の給電コード19を各別に挿通するために、一対の独立した挿通空間27a,27bが、その内部に形成されている。挿通空間27a,27bをそれぞれ仕切るために、収容部材23は、一対の奥壁29a,29bと、一対の側壁31a,31bと、ひとつの隔壁33とによって三方が閉じ形成されていて、残りの一方が開放されて一対の開口部35a,35bが設けられている。これによって、収容部材23には、開口部35a,35bから奥壁29a,29bに向かって徐々に幅広に拡開された一対の挿通空間27a,27bが形成されている。また、収容部材23における一対の側壁31a,31bは、一対の挿通空間27a,27bとは逆に、開口部35a,35bから奥壁29a,29bに向かって徐々に幅狭に縮小形成されており、その先端部分の各々には、一対の膨出部36a,36bが構成されている。なお、一対の奥壁29a,29bと、一対の側壁31a,31bと、ひとつの隔壁33とによって囲まれる三方の壁部分は、給電コード19が接触したとしてもこれを傷付けることがないように、その角部において面取り処理がなされている。また、一対の開口部35a,35bの各寸法は、給電コード19を押し込み挿入し得ることを考慮して、給電コード19の外形寸法と同等乃至僅かに小さいサイズに形成されている。
一方、挿設部材25は、図1、図2、及び図5に示すように、上述の如く構成された収容部材23を入れ子式に内挿して、収容部材23と協働することで、ロータハウジング15の上面から外部に引き出された給電コード19を、ロータハウジング15に対して係止固定する役割を果たす。挿設部材25は、その外形が、収容部材23よりも大きい略立方形状とされている。挿設部材25には、収容部材23を内挿するための内挿空間39が、その内部に形成されている。内挿空間39を仕切るために、挿設部材25は、奥壁41と、一対の側壁43a,43bとによって三方が閉じ形成されていて、残りの一方が開放されて開口部45が設けられている。また、挿設部材25には、開口部45から奥壁41に向けて延びる一対の膨出部47a,47bが設けられている。一対の膨出部47a,47bは、開口部45から奥壁41に向かって徐々に幅広に拡開形成されている。さらに、収容部材23における一対の側壁43a,43bと一対の膨出部47a,47bとの各間には、収容部材23における一対の膨出部36a,36bを収容するための、一対の受け部48a,48bが設けられている。この一対の受け部48a,48bは、収容部材23の一対の膨出部36a,36bとは逆に、開口部45から奥壁41に向かって徐々に幅狭に縮小形成されている。一対の膨出部47a,47bにおける先端部分は、給電コード19に接触したとしてもこれを傷付けることがないように、面取り処理がなされている。なお、収容部材23における挿通空間27a,27bに、一対の膨出部47a,47bがそれぞれ嵌め込まれた状態下で、収容部材23における一対の奥壁29a,29bと、一対の膨出部47a,47bとの間に閉じ形成されるコード収容空間は、給電コード19を囲繞しつつ閉塞係止し得るように、給電コード19の外形寸法と同等乃至僅かに小さいサイズとなることを考慮して形成されている。さらに、一対の各受け部48a,48bは、これらに対して収容部材23における一対の膨出部36a,36bがそれぞれ嵌め込まれたとき、一対の膨出部36a,36bを包み込むように係止し得るサイズに形成されている。さらにまた、開口部45の寸法は、給電コード19を押し込み挿入し得ることを考慮して、給電コード19の外形寸法と同等乃至僅かに大きいサイズに形成されている。
[実施例の作用]
ロータハウジング15に対して給電コード19を係止固定するにあたっては、まず、ロータハウジング15に一体成形されている収容部材23における一対の開口部35a,35bを通して側方から、給電コード19を挿通空間27内に挿通させるとともに、給電コード19を、適宜調節した長さ分だけ引き出しておく。上記の通り、収容部材23における開口部35a,35bは、給電コード19の外形寸法と同等乃至僅かに小さいサイズに形成されているので、収容部材23に対して給電コード19を仮保持できている。次に、ロータハウジング15におけるコネクタ取付部(不図示)にコネクタハウジング21を、位置決めしつつ装着する。この装着に伴って、図2に示すように、コネクタハウジング21に一体成形されている挿設部材25に、給電コード19の引き出し部である収容部材23を、給電コード19に沿って入れ子式に内挿させる。すなわち、図6に示すように、挿設部材25における内挿空間39に、収容部材23を給電コード19に沿って入れ子式に内挿させる。
すると、図6に示すように、収容部材23における挿通空間27a,27bに、一対の膨出部47a,47bがそれぞれ嵌め込まれて、かかる嵌入状態で、収容部材23における一対の奥壁29a,29bと、一対の膨出部47a,47bとの間に閉じ形成されたコード収容空間内に、給電コード19を囲繞しつつ閉塞係止される。しかも、この閉塞係止作用は、給電コード19に沿って、収容部材23及び挿設部材25における高さ方向の寸法分だけ線状に与えられる。従って、ロータハウジング15に対して給電コード19を効果的に係止固定することができる。
また、例えば図7に示すように、給電コード19がロータハウジング15に対する引き抜き方向(図示矢印方向)に引っ張られた場合において、給電コード19は、収容部材23と挿設部材25の間に形成される挿通空間27a,27b内に閉塞係止されているため、この引き抜き力の作用方向は、点Pを作用点として図示矢印Qで示す斜め上方への向きに変換される。すると、挿通空間27a,27bからの膨出部47の離脱を阻止するくさび効果によって、ロータハウジング15に対して給電コード19を、強固に閉塞係止固定することが可能となり、きわめて優れた閉塞係止固定力を具現化することができる。
ここで、挿通空間27a,27bからの膨出部47a,47bの離脱を阻止するくさび効果とは、図6に示すように、収容部材23に挿設部材25を挿設したとき、収容部材23の挿通空間27a,27b内に、挿設部材25の膨出部47a,47bが、収容部材23の開口部35a,35bを通して図6に示すR方向に向かって離脱不能に嵌まり込むことで発揮される作用をいう。なお、図6に示すR方向とは、給電コード19を引き抜き方向に引っ張った場合に挿設部材25が収容部材23から外れようとする方向である。
[実施例の効果]
従来技術に係るコード部材の係止構造では、保護ブッシュ等の係止部材を用いてコード部材の係止固定を試みた場合に、収容部材のコード挿入口が側方に向けて開口していたために、コード部材が挿入口から外れるおそれがあった。
これに対し、本発明実施例に係るコード部材の係止構造では、収容部材23に挿設部材25を挿設させたとき、収容部材23における一対の奥壁29a,29b等と、一対の膨出部47a,47bとの間に閉じ形成されるコード収容空間内に、給電コード19を囲繞しつつ閉塞係止することで、給電コード19をロータハウジング15に係止固定するので、収容部材23に挿設部材25を挿設させるといったごく簡単な作業をもって、収容空間27a,27b内に給電コード19を囲繞しつつ閉塞係止固定することが可能となり、給電コード19が収容部材23から外れることなく、ロータハウジング15に対する給電コード19の係止固定力を格段に向上することができる。
また、本発明実施例では、収容部材23には、給電コード19を内部に受け入れるための開口部35a,35bと、開口部35a,35bに対して奥壁29a,29bに向かって徐々に幅広に形成された給電コード19の挿通空間27a,27bが設けられる一方、挿設部材25には、収容部材23に挿設部材25を挿設したとき、収容部材23の開口部35a,35bから奥壁29a,29bに向かって徐々に幅広に形成されて挿通空間27a,27b内に突出する膨出部47a,47bが設けられており、収容部材23に挿設部材25を挿設したとき、収容部材23の挿通空間27a,27b内に、挿設部材25の膨出部47a,47bが、収容部材23の開口部35a,35bを通して図6に示すR方向に向かって離脱不能に嵌まり込むことでくさび効果が発揮される。このくさび効果によって、収容部材23の奥壁29a,29bと、挿設部材25の膨出部47a,47bとの間に形成されるコード収容空間内に、給電コード19を囲繞しつつ閉塞係止することで、給電コード19をロータハウジング15に係止固定する。従って、例えば図7に示すように、給電コード19がロータハウジング15に対する引き抜き方向(図示矢印方向)に引っ張られた場合において、給電コード19は、収容部材23と挿設部材25の間に形成されるコード収容空間内に閉塞係止されているため、この引き抜き力の作用方向は、点Pを作用点として図示矢印Qで示す斜め上方への向きに変換される。すると、挿通空間27a,27bからの膨出部47の離脱を阻止する上述のくさび効果によって、ロータハウジング15に対して給電コード19を、強固に閉塞係止固定することが可能となり、きわめて優れた閉塞係止固定力を具現化することができる。
さらに、本発明実施例では、収容部材23をロータハウジング15に一体成形するとともに、挿設部材25をコネクタハウジング21と一体成形することで、各別の機能を有する別部材を一体化するようにしたので、本来的には各自二部品となるところを一部品とすることで部品点数を半減することが可能となり、部品点数削減に大きく貢献することができる。
[その他]
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うコード部材の係止構造もまた、本発明における技術的範囲の射程に包含されるものである。
すなわち、本発明に係る別の実施例として、図8に示すように、挿設部材51を挿設する収容部材53について、その給電コード19の挿通空間55を、開口部から奥壁に向かって拡開する略扇形状に形成する一方、挿設部材51における膨出部57を、前記略扇形状に嵌まり合う略相似形状に形成するとともに、その給電コード19との当接面に、給電コード19の本数(例えば2本、ただし、かかる本数はあくまで例示であり、本発明を限定する趣旨ではない。)に対応する二つの収容凹部を形成して構成したコード部材の係止構造もまた、本発明における技術的範囲の射程に包含される。
また、本発明に係るさらに別の実施例として、図9に示すように、挿設部材61を挿設する収容部材63について、一対の給電コード19が挿通される一対の挿通空間65a,65bを、それぞれ略方形状に形成する一方、挿設部材61における一対の膨出部67a,67bにおける先端部分を、前記略方形状に嵌まり合うT字形状に形成するとともに、一対の膨出部67a,67bが図9に示すR方向へと離脱するのを阻止する当接部69a,69bを、収容部材63側に設けて構成したコード部材の係止構造もまた、本発明における技術的範囲の射程に包含される。
さらに、本発明実施例において、ベース部材として、回転コネクタ装置11のロータハウジング15を例示する一方、ベース部材に係止されるコード部材として、ロータハウジング15に係止固定される給電コード19を例示して説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、ベース部材に対して、ワイヤハーネス等のコード部材を係止固定する要請のあらゆる分野において、本発明に係るコード部材の係止構造を適用することができることは言うまでもない。
本発明実施例に係るコード部材の係止構造の概略を示す回転コネクタ装置の斜視図である。 本発明実施例に係るコード部材の係止構造の主要部を示す斜視図である。 本発明実施例の一構成要素である収容部材に給電コードを収容させた状態を示す斜視図である。 本発明実施例の一構成要素である収容部材の平面図である。 本発明実施例の一構成要素である挿設部材の平面図である。 本発明実施例の構成要素である収容部材に挿設部材を挿設した状態を示す平面図である。 コードが引っ張られたときの力の伝達方向を概念的に示す図6の矢視A−A断面図である。 別の実施例に係るコード部材の係止構造を示す平面図である。 別の実施例に係るコード部材の係止構造を示す平面図である。 従来例に係るコード部材の係止構造の概略を示す斜視図である。 従来例に係るコード部材の係止構造の概略を示す側面図である。
符号の説明
11 回転コネクタ装置
13 ステータハウジング
15 ロータハウジング(ベース部材)
19 ハンドルヒータ用給電コード(コード部材)
23 収容部材
25 挿設部材
27a,27b 一対の挿通空間
36a,36b 一対の膨出部
39 内挿空間
47a,47b 一対の膨出部
48a,48b 一対の受け部

Claims (4)

  1. ベース部材から外部に引き出されるコード部材を収容する収容部材と、前記コード部材に沿って当該コード部材を収容しつつ前記収容部材に挿設される挿設部材と、のうちいずれか一方を、前記ベース部材に設け、
    前記収容部材には、前記コード部材を内部に受け入れるための開口部と、当該開口部に対して奥部が幅広に形成された前記コード部材の挿通空間が設けられる一方、
    前記挿設部材には、前記収容部材に当該挿設部材を挿設したとき、前記収容部材の前記開口部から前記奥部に向かって幅広に形成され前記挿通空間内に突出する膨出部が形成されており、
    前記収容部材に前記挿設部材を挿設したとき、前記収容部材の奥部と、前記挿設部材の膨出部との間に形成される前記空間内に、前記コード部材を囲繞しつつ閉塞係止することで、当該コード部材を前記ベース部材に係止固定する、
    ことを特徴とするコード部材の係止構造。
  2. 請求項1記載のコード部材の係止構造であって、
    前記挿設部材は、前記コード部材を内部に受け入れるための開口部を備えている、
    ことを特徴とするコード部材の係止構造。
  3. 請求項1又は2記載のコード部材の係止構造であって、
    前記ベース部材は、回転コネクタ装置のロータハウジングである、
    ことを特徴とするコード部材の係止構造。
  4. 請求項3記載のコード部材の係止構造であって、
    前記挿設部材は、前記ロータハウジングに着脱自在に取り付けられるコネクタ部材と一体に設けられる、
    ことを特徴とするコード部材の係止構造。
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