JP5046898B2 - プロテクタの固定構造 - Google Patents

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本発明は、ワイヤーハーネスを収容するプロテクタを車体パネルに固定するためのプロテクタの固定構造に関するものである。
一般に、この種のプロテクタを車体に固定する場合、プロテクタに設けたブラケットをボルトで車体パネルに固定したり、プロテクタに突設したアンカークリップを車体パネルに形成した係止孔に差し込んで固定したり、プロテクタに設けたフックを車体パネルに形成した係止孔に差し込んで係合させたりして固定している。
図6は特許文献1に開示された従来のプロテクタの固定構造を示すものである。
このプロテクタ101は、3枚の外壁111、112、113を有する断面コ字状のもので、1つの外壁111の外面に、車体パネル150の係止孔155に挿入される3つのロック突起115を有している。3つのロック突起115のうち、両端のロック突起115のフック115aの向きと、中央のロック突起115のフック115aの向きは逆になっており、車体パネル150の係止孔155の一端側の孔縁と他端側の孔縁に反対向きのフック115aが係合することにより、3つのロック突起115が抜け止めされて、プロテクタ101が車体パネル150に固定されるようになっている。
特開平10−257629号公報
ところで、車両には多数のワイヤーハーネスが使用されており、車両の解体時にリサイクルのため、ワイヤーハーネスを容易に取り外せるようにしたいという要望がある。
ワイヤーハーネスの取り外しの際には、例えば、ワイヤーハーネスを車体に固定しているプロテクタごと車体から外さなくてはならないが、上述のプロテクタの場合、プロテクタ101のロック突起115が車体パネル150から容易に外れないために、ロック突起115を破損させながら、強い力でワイヤーハーネスWを引き上げなくてはならず、容易にワイヤーハーネスWを取り外すことが困難であった。
本発明は、上記事情を考慮し、通常の取付時においては作用しない方向の小さい力を加えるだけで、容易に車体から取り外すことのできるプロテクタの固定構造を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、ワイヤーハーネスを収容するプロテクタを車体パネルに固定するためのプロテクタの固定構造において、前記プロテクタの外壁に、互いに離間した一対の係合突部を設けると共に、これら両係合突部の側面に、同一平面内に位置すると共に、前記両係合突部の中間点を中心として該係合突部を回転させた際に、共に回転方向の前側を向いて開口するスリットを形成し、一方、前記車体パネルに、前記両係合突部を車体パネルと直交する方向からそれぞれ挿入可能な一対の係止孔を設けると共に、各係止孔の孔縁に、前記係合突部を回転させた際に前記スリットの嵌まる係止壁を確保し、前記係止壁と前記スリットの内側壁との対向面の一方及び他方に、互いに嵌まり合う凸部と凹部をそれぞれ設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のプロテクタの固定構造であって、前記ワイヤーハーネスの長手方向と直交する前記プロテクタの幅方向の両側部に、一対のアームを外側に張り出させて設け、それらアームの先端下面に前記係合突部を設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のプロテクタの固定構造であって、前記係止孔を、前記係合突部を回転させる際にガイドをなすように、前記両係合突部の中間点を中心とした円弧状に形成したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、プロテクタの固定時には、プロテクタに設けた一対の係合突部を、車体パネルの一対の係止孔に垂直方向から差し込んで、プロテクタをロック方向に回転させる。そうすると、係合突部の回転に応じて、係合突部の側面に設けたスリットが、車体パネルの係止孔の孔縁の係止壁に嵌まると共に、凹部と凸部が嵌り合うことで、スリットの抜け防止が行われる。従って、この状態で、プロテクタを係合突部によって車体パネルに確実に固定することができる。
一方、この固定状態からプロテクタを外すには、プロテクタを反対方向に回転させる。そうすると、係合突部の回転に応じてスリットが係合壁から外れるので、その状態で、係合突部を係止孔から抜くことにより、プロテクタを車体パネルから簡単に取り外すことができる。このように、プロテクタを取り外す際には、プロテクタをある方向に回転させながら引き上げるだけよいので、小さい力で簡単に取り外しを行うことができる。
請求項2の発明によれば、プロテクタの幅方向に張り出したアームの先端下面に係合突部を設けたので、係合突部の回転半径を大きくとることができ、小さな回転角度で、スリットと係合壁の係合代(重なり面積)を大きくとることができ、プロテクタを持ち上げる方向に対する係合力を高めることができる。
請求項3の発明によれば、係止孔を円弧状に形成して係合突部をガイドするようにしたので、スムーズな操作で、係合突部を係止孔に係合させたり係合を解除したりすることができる。また、プロテクタと車体パネルの位置決めを確実且つ容易に行うことができるようになる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1(a)は実施形態のプロテクタの正面図、図1(b)は車体パネルの平面図、図2は車体パネルに対してプロテクタを取り付ける場合の初期の状態を示す斜視図、図3はプロテクタの係合突部を車体パネルの係止孔に上から挿入した状態を示す斜視図、図4は図3の状態からプロテクタをロック方向に回転させてロックした状態を示す斜視図、図5(a)はロック時の平面図、図5(b)は図5(a)のVb−VB矢視断面図である。
図1、図2に示すように、このワイヤーハーネス用プロテクタ1は、共に樹脂成形品よりなるプロテクタ本体10と蓋体20とからなるもので、車体パネル50に取り付け固定されるものとして構成されている。プロテクタ本体10は、底壁11と左右両側壁12を有し、上面が開口し、内部にワイヤーハーネスWを収容可能な断面略U字状のものであり、蓋体20は、プロテクタ本体10の上面開口を塞ぐものである。蓋体20の左右両側部とプロテクタ本体10の左右両側壁12の上端には、蓋体20をプロテクタ本体10に固定するためのロック部13、23が設けられている。
また、プロテクタ本体10の長手方向(ワイヤーハーネスWの配索方向)の中央部における左右両側壁12の下端には、プロテクタ1の左右幅方向に張り出した一対のアーム15、15が設けられ、各アーム15の先端下面に係合突部16が設けられている。係合突部16の側面には、同一平面内に位置すると共に、両係合突部16の中間点を中心として係合突部16をロック方向に回転させた際に、共に回転方向の前側を向いて開口するスリット17が形成されている。
一方、車体パネル50には、係合突部16を車体パネル50と直交する方向からそれぞれ挿入可能な一対の係止孔51、51が設けられており、各係止孔51の孔縁には、プロテクタ1を回転させて係合突部16を回転させた際にスリット17の嵌まる係止壁51aが確保されている。この場合、係止孔51は、係合突部16を回転させる際にガイドをなすように、両係合突部16の中間点を中心とした円弧状に形成されている。
また、図5(b)に示すように、係止壁51aとスリット17の内側壁との対向面の一方及び他方には、互いに嵌まり合う凸部18と凹部52が設けられている。
次に作用を説明する。
プロテクタ1を車体パネル50に固定する場合は、図2の矢印Aで示すように、プロテクタ1に設けた一対の係合突部16、16を、車体パネル50の一対の係止孔51、51に垂直方向から挿入する。図3、図4に示すように、係合突部16を係止孔51に挿入したら、プロテクタ1をロック方向(図4中矢印B方向)に回転させる。そうすると、図5に示すように、係合突部16の回転に応じて、係合突部16の側面に設けたスリット17が、車体パネル50の係止孔51の孔縁の係止壁51aに嵌まると共に、凹部52と凸部18が嵌り合うことで、スリット17の抜け防止が行われる。従って、この状態で、プロテクタ1を係合突部16によって車体パネル50に確実に固定することができる。
また、本実施形態の固定構造の場合、プロテクタ1の幅方向に張り出したアーム15の先端下面に係合突部16を設けているので、係合突部16の回転半径を大きくとることができ、小さな回転角度で、スリット17と係止壁51aの係合代(重なり面積)を大きくとることができ、プロテクタ1を持ち上げる方向に対する係合力を高めることができる。
また、係止孔51を円弧状に形成して係合突部16をガイドするようにしているので、スムーズな操作で、係合突部16を係止孔51に係合させたり係合を解除したりすることができる。また、プロテクタ1と車体パネル50の位置決めを確実且つ容易に行うことができるようになる。
一方、この固定状態からプロテクタ1を車体パネル50から外すには、プロテクタ1を反対方向に回転させる。そうすると、係合突部16の回転に応じてスリット17が係止壁51aから外れるので、その状態で、係合突部16を係止孔51から抜くことにより、プロテクタ1を車体パネル50から簡単に取り外すことができる。
このように、プロテクタ1を取り外す際には、プロテクタ1をある方向に回転させながら引き上げるだけよいので、小さい力で簡単に取り外しを行うことができる。
(a)は実施形態のプロテクタの正面図、(b)は車体パネルの平面図である。 前記車体パネルに対してプロテクタを取り付ける場合の初期の状態を示す斜視図である。 前記プロテクタの係合突部を車体パネルの係止孔に上から挿入した状態を示す斜視図である。 図3の状態からプロテクタをロック方向に回転させてロックした状態を示す斜視図である。 (a)はプロテクタを車体パネルに固定した状態を示す平面図、(b)は(a)のVb−VB矢視断面図である。 従来のプロテクタの斜視図である。
符号の説明
W ワイヤーハーネス
1 プロテクタ
15 アーム
16 係合突部
17 スリット
18 凸部
50 車体パネル
51 係止孔
51a 係止壁
52 凹部

Claims (3)

  1. ワイヤーハーネスを収容するプロテクタを車体パネルに固定するためのプロテクタの固定構造において、
    前記プロテクタの外壁に、互いに離間した一対の係合突部を設けると共に、これら両係合突部の側面に、同一平面内に位置すると共に、前記両係合突部の中間点を中心として該係合突部を回転させた際に、共に回転方向の前側を向いて開口するスリットを形成し、一方、前記車体パネルに、前記両係合突部を車体パネルと直交する方向からそれぞれ挿入可能な一対の係止孔を設けると共に、各係止孔の孔縁に、前記係合突部を回転させた際に前記スリットの嵌まる係止壁を確保し、前記係止壁と前記スリットの内側壁との対向面の一方及び他方に、互いに嵌まり合う凸部と凹部をそれぞれ設けたことを特徴とするプロテクタの固定構造。
  2. 請求項1に記載のプロテクタの固定構造であって、
    前記ワイヤーハーネスの長手方向と直交する前記プロテクタの幅方向の両側部に、一対のアームを外側に張り出させて設け、それらアームの先端下面に前記係合突部を設けたことを特徴とするプロテクタの固定構造。
  3. 請求項1または2に記載のプロテクタの固定構造であって、
    前記係止孔を、前記係合突部を回転させる際にガイドをなすように、前記両係合突部の中間点を中心とした円弧状に形成したことを特徴とするプロテクタの固定構造。
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