JP4789045B2 - ノイズ吸収具 - Google Patents

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本発明は、ノイズ電流を吸収するために電線に装着されるノイズ吸収具の技術分野に属する。
電線を挿通させるための挿通孔が両端間を貫通して形成された筒状の磁性体と、その磁性体を収容するケースとで構成されるノイズ吸収具であり、ケースは、それぞれが磁性体の外周面に沿う周壁と磁性体の端面に沿う一対の端壁とで形成される凹所を備えた一対の収容殻と、それら一対の収容殻を対面状に接合させる閉鎖状態と互いが離れる開放状態とに可変に連結するヒンジ部と、ケースに収容した磁性体の軸方向の位置を規定する位置決め手段とが設けられ、閉鎖状態になると両方の凹所にて磁性体を収容するための内室を形成し、挿通孔に挿通した電線を通すための挿通開口を接合された端壁間に形成するノイズ吸収具が知られている(一例として特開平3−181106号公報)。
特開平3−181106号公報
ノイズ吸収具にあっては複数本の電線を同じ磁性体の挿通孔に通すことがあるが、特許文献1に開示されている構成であると、それら複数本の電線を区分けすることはできなかった。そのため、挿通孔内の電線間でクロストークが生じる等の不具合があった。
請求項1記載のノイズ吸収具は、
電線を挿通させるための挿通孔が両端間を貫通して形成された筒状の磁性体と、前記磁性体を収容するケースとで構成されるノイズ吸収具であり、
前記ケースは、
それぞれが前記磁性体の外周面に沿う周壁と前記磁性体の端面に沿う一対の端壁とで形成される凹所を備えた一対の収容殻と、前記一対の収容殻を対面状に接合させる閉鎖状態と互いが離れる開放状態とに可変に連結するヒンジ部と、前記収容した前記磁性体の軸方向の位置を規定する位置決め手段とが設けられ、
前記閉鎖状態になると両方の前記凹所にて前記磁性体を収容するための内室を形成し、前記挿通孔に挿通した電線を通すための挿通開口を接合された端壁間に形成する
ノイズ吸収具において、
前記内室に収容された前記磁性体の端面と前記端壁との間には間隙が形成され、
前記一対の収容殻を構成する前記周壁それぞれには、前記間隙に連通する穴が、前記磁性体の周方向に沿って並ぶように2箇所に設けられている
ことを特徴とする。
請求項1のノイズ吸収具は、対をなす収容殻を閉鎖状態にして形成される内室に収容された磁性体の端面と収容殻の端壁との間には間隙が形成され、収容殻の周壁には、この間隙に連通する穴が設けられているので、紐状ないし帯状の締め具を穴の1つから間隙を経由して他の穴の1つへ通すことができる。このように穴から穴へ通した締め具にて何本かの電線をくくることができる。
なお、「間隙」と「穴」とは穴の内側(間隙側)には紐状ないし帯状の締め具を穴に通すときに障害になる部材等が無く(締め具を穴に通すときに屈曲させる等でかわさねばならない障害は無く)、例えば挿通孔を延長した柱状の空間内に締め具の先端が接触する位置まで、いわゆる「ストレート」に締め具を通すことが可能であるのが望ましい。但し、「穴」の全開口範囲でこのようになっている必要はなく、開口の一部の範囲(いうまでもなく締め具を通し得る範囲)でこのようになっていればよい。
請求項1のノイズ吸収具は、上記の構成であるので、以下のような効果が得られる。
まず、同じ挿通孔に通されている複数本の電線をノイズ吸収具の内部で区分けすることができる。この区分けにより、電線同士の距離を離すことができ、それによってクロストークを防止できる。
次に、上記のようにくくって、電線を挿通孔の内面近くに引き寄せることができる。電線が磁性体に接近しているほど、特には接触していればインピーダンス特性が向上するので、ノイズ除去効果が良好になる。
あるいは、穴から穴へ通した締め具にてケースを外周から締め付けることで、閉鎖状態にした収容殻が開放状態になるのを防止できる。つまり、磁性体の脱落を防止できる。
また、請求項1記載のノイズ吸収具において、前記磁性体は、筒状体を軸方向に沿って2分割したものに相当する2つの半割体からなり、それら半割体を接合させることで前記筒状となって前記挿通孔が形成される構成の場合、締め具にてケースを外周から締め付けることで、半割体同士の接圧を高めることができる。これにより、インピーダンス特性が向上するからノイズ除去効果も良好になる。また、接圧を確保することができ、インピーダンス特性が安定する。
さらに、穴から穴へ通した締め具にて、ケースすなわちノイズ吸収具を筐体などに固定することができる。
そして、締め具に識別用の目印を付ければ、又は同目印付きの締め具を用いれば、これにてくくった電線の種類を識別できる。
磁性体を2つの半割体で構成する技術自体は公知であるが、この構成であると、半割体を接合させる前に電線の周りに締め具を回すことができるので、くくる作業を行いやすい。
請求項2記載のノイズ吸収具は、
請求項1記載のノイズ吸収具において、
前記磁性体の端部には係止凹部が設けられており、
前記ケースには、前記係止凹部を係止して前記磁性体を拘束する係止突起が設けられている
ことを特徴とする。
請求項2記載のように係止突起のための係止凹部を磁性体の端部に設けると、その余の部分については凹部を設けて磁性体の断面積を減少させる必要がなく、ノイズ除去効果も良好になる。
また請求項2記載のノイズ吸収具は
前記係止突起は、基部のみが前記周壁に連設され、他の部分は前記周壁からも前記端壁からも分離された弾性片に設けられている
ことを特徴とする。
係止突起が設けられる弾性片を端壁に連接すると、磁性体の端面と収容殻の端壁との間に形成される間隙を弾性片が横断することになるので、締め具の通過や締め付けを阻害するおそれがある。しかし、前記係止突起は、基部のみが前記周壁に連設され、他の部分は前記周壁からも前記端壁からも分離された弾性片に設けられている構成とすれば、上記の不都合を回避できる。
また請求項2記載のノイズ吸収具は
前記係止突起は、前記磁性体の周方向に沿うスリットにより前記周壁から分離される弾性片に設けられている
ことを特徴とするので、実質は周壁の一部を弾性片としたのと同様である。よって、弾性片を周壁とは別に設けるよりも構造を単純化できる。また、この構成であると、係止突起の突出方向が周壁の中心軸側を向くので、半割体を収容殻に押し込んで係止突起に係止させる作業が行いやすい。
請求項3に記載のノイズ吸収具は、
請求項2に記載のノイズ吸収具において、
前記係止凹部は、前記磁性体の両端に設けられており、
前記弾性片は、前記挿通孔の貫通する方向に沿って対をなすように、前記磁性体の両端に設けられた前記係止凹部の間隔よりも僅かに短い間隔で設けられている
ことを特徴とする。
次に、本発明の実施例等により発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は下記の実施例等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
[実施例]
図1、図2に示すように、本実施例のノイズ吸収具1は、磁性体であるフェライトコアと、これを収容する合成樹脂製のケース7とで構成される。
フェライトコアは、筒状体を軸方向に沿って2分割したものに相当する2つの半割体3からなる。それら半割体3を接合させることで図2(a)に示すように筒状となり、両半割体3に設けられた溝部4aが合体することで挿通孔4が中心部に形成される。この挿通孔4は筒状となったフェライトコアの両端間を貫通しており、ノイズ吸収の対象となる電線がここに挿通させられる。
また、各半割体3の端部には段差状の係止凹部5が設けられており、この係止凹部5は、ケース7に収容した半割体3がケース7から脱落するのを防ぎ、またケース7内での半割体3(フェライトコア)の軸方向の位置を規定するために用いられる。
ケース7は一対の収容殻8、9と、これらを連結するヒンジ部10とを備えている。
収容殻8、9は、半割体3の外周面に沿う周壁12と、半割体3の各端面に沿う一対の弧状の端壁13とを備えてなり、それら周壁12と端壁13とで形成される凹所14に半割体3を収容している。
但し、半割体3(フェライトコア)の軸方向長さは一対の端壁13間の距離よりも小さく、また半割体3が両端壁13のほぼ中央に配されることから、半割体3の端面3aと端壁13との間には間隙15が形成されている。
収容殻8のヒンジ部10とは反対側の側部には、略長方形の窓穴を有する弾性係止片16が設けられている。一方、収容殻9には、弾性係止片16に対応する突起部17が設けられている。
ヒンジ部10を弾性変形させて収容殻8、9を対面状に接合させると、弾性係止片16が突起部17の上斜面17aとの接触によって外側に弾性変形し、弾性係止片16の窓穴が上斜面17aを越えると弾性復帰して窓穴の長辺16aが突起部17の下面17bに係止する。これによって、収容殻8、9の閉鎖状態が維持される。この閉鎖状態になると、図2(a)に示すように収容殻8、9の凹所14にて内室18が形成され、この内部に2つの半割体3すなわちフェライトコアが収容される。また、収容殻8の端壁13と収容殻9の端壁13とが対向状に接合し合い、それぞれに設けられている半円状の凹み19aが合体して挿通開口19を形成する。これらの挿通開口19は、挿通孔4に挿通させた電線の通路となる。
なお、指やマイナスドライバのような工具で弾性係止片16に力を加えれば長辺16aと下面17bとの係止を解除することができ、そうすれば収容殻8、9を互いが離れる開放状態(図1に示す状態)にできる。
収容殻8、9には、周壁12と端壁13とが不連続の部分があり、その部分に弾性片21が配されている。弾性片21は基部が周壁12に連設されているものの、側部については周壁12との間にスリット22が、端壁13との間にはスリット23が設けられており、これらのスリット22、23にて周壁12からも、端壁13からも切り離された状態になっている。従って、弾性片21は、収容殻8、9の内側に傾く弾性変形、同外側に傾く弾性変形、端壁13側に傾く弾性変形、これと逆に傾く弾性変形が可能である。
弾性片21の先端部には、周壁12の内側に凸の係止突起24が設けられている。
弾性片21は図1に示すとおり、各収容殻8、9に4本ずつ設けられているが、収容殻8、9の側部に沿って対をなす弾性片21同士の間隔は、半割体3の係止凹部5間の間隔よりも僅かに短い。このため、弾性片21は端壁13側に傾いて弾性変形しており、その反発力にて係止突起24で半割体3を挟みつけている。これにより、半割体3の軸方向の位置がずれるのを防いでいる。すなわち、半割体3の軸方向の位置を規定するための位置決め手段として機能している。
また、係止突起24は係止凹部5を係止することで、半割体3が収容殻8、9の凹所14から脱落するのを防ぐ機能も果たしている。
なお、係止突起24の半割体3が脱落するのを防ぐ機能には、収容殻8、9の底部に設けられた弾性圧迫片25も関係している。
すなわち、半割体3を凹所14に収容していない状態(収容殻8、9が空の状態)では、弾性圧迫片25の先端と係止突起24との間隔は、半割体3の背面3b(弾性圧迫片25に接触する面)と係止凹部5との間隔よりも小さく、半割体3を凹所14に収容すると半割体3の背面3bによって押圧されて弾性圧迫片25が弾性変形する。この弾性圧迫片25の弾性変形に伴う反発力で半割体3(係止凹部5)が、弾性圧迫片25と係止突起24とに挟持される。よって、半割体3が凹所14内でがたつくことはない。
一方、半割体3を凹所14に収容した収容殻8、9を閉鎖状態にすると、図2(a)に示すとおり、2つの半割体3が接合されてフェライトコアを形成するが、両方の半割体3の背面3b間の距離が、それぞれに接している弾性圧迫片25間の距離よりも大きいため、弾性圧迫片25が半割体3の背面3bによって更に押圧されて弾性変形を増す。また、係止凹部5が係止突起24から離れるが、弾性圧迫片25の弾性変形に伴う反発力は半割体3同士の接合を強める働きをするので、フェライトコア(半割体3)がたつくことはない。
また、周壁12と端壁13とのコーナー部には、上面26aが内側に傾斜した案内リブ26が設けられている。向かい合った端壁13の案内リブ26間の距離は半割体3の軸方向長さをわずかに上回っており、半割体3を収容殻8、9に押し込んで係止突起24に係止させる作業時に、半割体3を適正な位置に案内する機能がある。
上述したように、半割体3を凹所14に収容すると半割体3の端面3aと端壁13との間には間隙15が形成されるが、周壁12には間隙15に連通する穴27が設けられている。詳しくは、穴27は、弾性片21の基部との連接部に隣接して、各弾性片21と対をなすごとく、収容殻8、9それぞれに4箇所ずつ開設されている。また、図2(b)に良好に示されるように、各穴27は、係止突起24の下面(係止凹部5に接触する面)に対向するように設けられている。
このように、周壁12には間隙15に連通する穴27が設けられているので、紐状ないし帯状の締め具を穴27の1つから間隙15を経由して他の穴27へ通すことができる。
例えば収容殻8の穴27の1つから間隙15を経由して、同じ間隙15に連通している他の穴27へ通すことができる。これは収容殻9についても同様である。或いは、収容殻8の穴27の1つから間隙15に通し、収容殻8、9を閉鎖状態にしたときにこれと連通する収容殻9の間隙15に開口している穴27の1つへと、つまり収容殻8の間隙15と
収容殻9の間隙15とを経由して通すこともできる。
そして、このように穴27から穴27へ通した締め具にて、挿通孔4に挿通させた電線の何本かをくくることができるので、以下のような効果が得られる。
まず、同じ挿通孔4に通されている電線の何本かを締め具にてくくり、引き寄せるように締めると挿通孔4の内部で偏らせることができる。また、残りの電線(全て又は一部)も他の締め具にて同様にできる。更に、残余の電線があれば、それらも同様にできる。つまり、複数本の締め具を用いて複数本の電線を複数組みに区分けすることができる。このように区分けした電線の組みを互いの距離が離れるように挿通孔4の内部で偏らせることで、異なる組みの電線間でのクロストークを防止できる。
また、上記のようにくくって、電線を挿通孔4の内面近くに引き寄せることができる。電線がフェライトコアに接近しているほど、特には接触していればインピーダンス特性が向上するので、ノイズ除去効果が良好になる。
あるいは、穴27から穴27へ通した締め具にてケース7を外周から締め付けることで、閉鎖状態にした収容殻8、9が開放状態になるのを防止できる。つまり、フェライトコアの脱落を防止できる。
実施例ではフェライトコアが2つの半割体3からなり、それら半割体3を接合させることで挿通孔4が形成される構成であるから、締め具にてケース7を外周から締め付けることで、半割体3同士の接圧を高めることができる。これにより、インピーダンス特性が向上するからノイズ除去効果も良好になる。また、接圧を確保することができ、インピーダンス特性が安定する。また、半割体3を接合させる前に電線の周りに締め具を回すことができるので、くくる作業を行いやすい。
さらに、穴27から穴27へ通した締め具にて、ケース7すなわちノイズ吸収具1を筐体などに固定することができる。
そして、締め具に識別用の目印を付ければ、又は同目印付きの締め具を用いれば、これにてくくった電線の種類を識別できる。
また、本実施例のノイズ吸収具1は、半割体3の端部に係止凹部5が設けられており、ケース7(収容殻8、9)に設けられている係止突起24にて係止凹部5を係止して半割体3を拘束する構成であり、係止凹部5を半割体3の端部に設けると、その余の部分については凹部を設けて半割体3(フェライトコア)の断面積を減少させる必要がなく、ノイズ除去効果も良好になる。
その係止突起24を設けた弾性片21は、基部のみが周壁12に連設され、他の部分は22スリットにより周壁12から分離され、またスリット23により端壁13からも分離されていて、周壁12の一部を弾性片21としたと見ることができる。よって、弾性片21を周壁12とは別に設けるよりも構造を単純化できる。また、弾性片21が間隙15に進入する量は小さく、締め具の通過や締め付けを阻害するおそれはない。
しかも、係止突起24の突出方向が周壁12の中心軸側を向くので、半割体3を収容殻8、9に押し込んで係止突起24に係止させる作業が行いやすい。
実施例のノイズ吸収具の背面図(a)、平面図(b)、左側面図(c)、正面図(d)、右側面図(e)、底面図(f)。 実施例のノイズ吸収具の軸方向断面図(a)及び図1に示すA−A断面図(b)
符号の説明
1・・・ノイズ吸収具、
3・・・半割体、
3a・・・端面、
4・・・挿通孔、
5・・・係止凹部、
7・・・ケース、
8、9・・・収容殻、
10・・・ヒンジ部、
12・・・周壁、
13・・・端壁、
14・・・凹所、
15・・・間隙、
18・・・内室、
19・・・挿通開口、
21・・・弾性片、
22、23・・・スリット、
24・・・係止突起、
27・・・穴。

Claims (3)

  1. 電線を挿通させるための挿通孔が両端間を貫通して形成された筒状の磁性体と、前記磁性体を収容するケースとで構成されるノイズ吸収具であり、
    前記ケースは、
    それぞれが前記磁性体の外周面に沿う周壁と前記磁性体の端面に沿う一対の端壁とで形成される凹所を備えた一対の収容殻と、前記一対の収容殻を対面状に接合させる閉鎖状態と互いが離れる開放状態とに可変に連結するヒンジ部と、前記収容した前記磁性体の軸方向の位置を規定する位置決め手段とが設けられ、
    前記閉鎖状態になると両方の前記凹所にて前記磁性体を収容するための内室を形成し、前記挿通孔に挿通した電線を通すための挿通開口を接合された端壁間に形成する
    ノイズ吸収具において、
    前記内室に収容された前記磁性体の端面と前記端壁との間には間隙が形成され、
    前記一対の収容殻を構成する前記周壁それぞれには、前記間隙に連通する穴が、前記磁性体の周方向に沿って並ぶように2箇所に設けられている
    ことを特徴とするノイズ吸収具。
  2. 請求項1記載のノイズ吸収具において、
    前記磁性体の端部には係止凹部が設けられており、
    前記ケースには、前記係止凹部を係止して前記磁性体を拘束する係止突起が設けられており、
    前記係止突起は、基部のみが前記周壁に連設され、他の部分は前記周壁からも前記端壁からも分離された弾性片に設けられており、
    前記弾性片は、前記磁性体の周方向に沿うスリットにより前記周壁から分離されている
    ことを特徴とするノイズ吸収具。
  3. 請求項2に記載のノイズ吸収具において、
    前記係止凹部は、前記磁性体の両端に設けられており、
    前記弾性片は、前記挿通孔の貫通する方向に沿って対をなすように、前記磁性体の両端に設けられた前記係止凹部の間隔よりも僅かに短い間隔で設けられている
    ことを特徴とするノイズ吸収具。
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