JP4796927B2 - クロック信号出力回路 - Google Patents
クロック信号出力回路 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4796927B2 JP4796927B2 JP2006259461A JP2006259461A JP4796927B2 JP 4796927 B2 JP4796927 B2 JP 4796927B2 JP 2006259461 A JP2006259461 A JP 2006259461A JP 2006259461 A JP2006259461 A JP 2006259461A JP 4796927 B2 JP4796927 B2 JP 4796927B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transistor
- circuit
- voltage
- terminal
- gate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 61
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 25
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 66
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 64
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 9
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 4
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 4
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 3
- NAWXUBYGYWOOIX-SFHVURJKSA-N (2s)-2-[[4-[2-(2,4-diaminoquinazolin-6-yl)ethyl]benzoyl]amino]-4-methylidenepentanedioic acid Chemical compound C1=CC2=NC(N)=NC(N)=C2C=C1CCC1=CC=C(C(=O)N[C@@H](CC(=C)C(O)=O)C(O)=O)C=C1 NAWXUBYGYWOOIX-SFHVURJKSA-N 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K3/00—Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
- H03K3/02—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
- H03K3/353—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
- H03K3/354—Astable circuits
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K3/00—Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
- H03K3/02—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
- H03K3/027—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of logic circuits, with internal or external positive feedback
- H03K3/03—Astable circuits
- H03K3/0315—Ring oscillators
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K5/00—Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
- H03K2005/00013—Delay, i.e. output pulse is delayed after input pulse and pulse length of output pulse is dependent on pulse length of input pulse
- H03K2005/00078—Fixed delay
- H03K2005/0013—Avoiding variations of delay due to power supply
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K5/00—Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
- H03K2005/00013—Delay, i.e. output pulse is delayed after input pulse and pulse length of output pulse is dependent on pulse length of input pulse
- H03K2005/00078—Fixed delay
- H03K2005/00143—Avoiding variations of delay due to temperature
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K5/00—Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
- H03K2005/00013—Delay, i.e. output pulse is delayed after input pulse and pulse length of output pulse is dependent on pulse length of input pulse
- H03K2005/0015—Layout of the delay element
- H03K2005/00163—Layout of the delay element using bipolar transistors
- H03K2005/00169—Layout of the delay element using bipolar transistors using current mirrors
Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
- Manipulation Of Pulses (AREA)
Description
クロック信号を発振するリングオシレータと称される発振回路が知られている。図3(a)に、発振周波数を安定させるように改良された従来のリングオシレータ回路30(クロック信号出力回路の一例)を示す。このリングオシレータ回路30は、特許文献1に開示されている。リングオシレータ回路30は、直流電源12の正極に接続する第1端子6と、直流電源12の負極に接続する第2端子7と、クロック信号を出力する第3端子8を備えている。第1端子6と第2端子7の間には、第1トランジスタ1aと第2トランジスタ1bが直列に接続されている第1トランジスタ対1と、第1トランジスタ2aと第2トランジスタ2bが直列に接続されている第2トランジスタ対2と、第1トランジスタ3aと第2トランジスタ3bが直列に接続されている第3トランジスタ対3が接続されている。第1トランジスタ対1と第2トランジスタ対2と第3トランジスタ対3は、第1端子6と第2端子7の間に並列に奇数段(図3の場合には3段)にわたって接続されている。第1トランジスタ対1と第2トランジスタ対2と第3トランジスタ対3の並列回路では、第1トランジスタと第2トランジスタの中間点が次段の第2トランジスタのゲートに接続されており、最終段の第1トランジスタ3aと第2トランジスタ3bの中間点3dが初段の第2トランジスタ1bのゲートに接続されている。すなわち、第1トランジスタ1aと第2トランジスタ1bの中間点1dが第2トランジスタ2bのゲートに接続されており、第1トランジスタ2aと第2トランジスタ2bの中間点2dが第2トランジスタ3bのゲートに接続されており、第1トランジスタ3aと第2トランジスタ3bの中間点3dが第2トランジスタ1bのゲートに接続されている。第2トランジスタ1bのゲートと第2端子7の間にコンデンサ1cが挿入されており、第2トランジスタ2bのゲートと第2端子7の間にコンデンサ2cが挿入されており、第2トランジスタ3bのゲートと第2端子7の間にコンデンサ3cが挿入されている。第3端子8は、第1トランジスタ3aと第2トランジスタ3bの中間点3eに接続されている。
各段に用いられている第1トランジスタ1a,2a,3aは、p型トランジスタであり、相互に同一仕様である。各段に用いられている第2トランジスタ1b,2b,3bは、n型トランジスタであり、相互に同一仕様である。各段に用いられているコンデンサ1c,2c,3cは相互に同一仕様である。
このリングオシレータ回路30は、直流電源12の電源電圧の変動に抗して、第1トランジスタ1a,2a,3aを流れる電流値IPを一定に維持する定電流回路29を備えている。定電流回路29は、ゲートとドレインが接続された追加の第1トランジスタ6aと定電流電源20が直列に接続された回路を備えている。追加の第1トランジスタ6aと定電流電源20の中間点が、第1トランジスタ1a,2a,3aのゲートに接続されている。
図3(b)と図3(c)に示すように、リングオシレータ回路30は、追加の第1トランジスタ6aのゲートにゲートオン電圧が入力されている間、第3端子8に所定周波数でオン・オフの反転を繰返すクロック信号を出力する。
タイミングt0でコンデンサ1cの電圧がトランジスタ1bの閾値電圧VTに等しくなると、トランジスタ1bがターンオンする。この結果、コンデンサ2cは放電し、タイミングt0からtf時間後に、トランジスタ2bはターンオフする。トランジスタ2bがターンオフすると、コンデンサ3cが充電を開始する。
タイミングt1でコンデンサ3cの電圧がトランジスタ3bの閾値電圧VTに等しくなると、トランジスタ3bがターンオンする。この結果、コンデンサ1cは放電し、タイミングt1からtf時間後に、トランジスタ1bはターンオフする。トランジスタ1bがターンオフすると、コンデンサ2cが充電を開始する。
タイミングt2でコンデンサ2cの電圧がトランジスタ2bの閾値電圧VTに等しくなると、トランジスタ2bがターンオンする。この結果、コンデンサ3cは放電し、タイミングt2からtf時間後に、トランジスタ3bはターンオフする。トランジスタ3bがターンオフすると、コンデンサ1cが充電を開始する。
タイミングt3でコンデンサ1cの電圧がトランジスタ1bの閾値電圧VTに等しくなると、トランジスタ1bがターンオンする。この結果、コンデンサ2cは放電し、タイミングt3からtf時間後に、トランジスタ2bはターンオフする。トランジスタ2bがターンオフすると、コンデンサ3cが充電を開始する。この事象は、タイミングt0における事象に等しい。
リングオシレータ回路30によると、トランジスタ1bは、タイミングt0でターンオンし、t1+tfでターンオフする動作を繰返し、トランジスタ2bは、タイミングt2でターンオンし、t3+tfでターンオフする動作を繰返し、トランジスタ3bは、タイミングt1でターンオンし、t2+tfでターンオフする動作を繰返す。
しかしながら、カーブ21a、21b、21cが傾斜していることからわかるように、環境温度が変動すると発振周波数が大きく変動してしまう。
本発明では、電源電圧の変動のみならず、環境温度の変動にも抗して、発振周波数を一定に維持できる回路を実現する。
リングオシレータ回路の発振周波数をfで表すと、図4で説明したパラメータに関して次の式(1)、(2)、(3)が得られる。
数式(1)、(2)、(3)において、tr>>tfと仮定すると、次の式(4)が得られる。
しかしながら、式(4)に示す通り、リングオシレータ回路の発振周波数は、第2トランジスタ1b,2b,3bの閾値電圧VTによっても変化する。第2トランジスタ1b,2b,3bの閾値電圧VTは、環境温度が変動すると変化する。この結果、図3に示した従来のリングオシレータ回路30では、発振周波数が環境温度の変動に追従して変化してしまう。
本発明者の研究によって、第2トランジスタ1b,2b,3bの閾値電圧VTが環境温度の変動に追従して変化するという事象を補償すれば、発振周波数が環境温度の変動に追従して変化する事象を抑制できるという知見が得られた。本発明では、その知見を活用する。
並列回路では、第1トランジスタと第2トランジスタの中間点が次段の第2トランジスタのゲートに接続されており、最終段の第1トランジスタと第2トランジスタの中間点が初段の第2トランジスタのゲートに接続されている。さらに各段の第2トランジスタのゲートと第2端子の間にコンデンサが挿入されている。一つのトランジスタ対の第1トランジスタと第2トランジスタの中間点が第3端子に接続されている。各段の第1トランジスタは相互に同一仕様であり、各段の第2トランジスタは相互に同一仕様であり、各段のコンデンサは相互に同一仕様である。
ここで、「第2トランジスタがターンオンする時の第2トランジスタのゲート・ソース間電圧」とは、第2トランジスタの閾値電圧であって、その閾値電圧が環境温度の変動によって変化するときはその変化した後の閾値電圧のことをいう。以下、「第2トランジスタがターンオンする時の第2トランジスタのゲート・ソース間電圧」を「第2トランジスタの閾値電圧VT」と表記することがある。ここでいう閾値電圧VTは、環境温度の変動分を加味した広義の意味で解釈されるべきである。したがって、「第2トランジスタの閾値電圧VT」は、環境温度が異なれば異なる値を示す。
これを(4)式に導入すると、下記式(6)が得られる。
この場合、第2トランジスタがターンオンするときの第2トランジスタのゲート・ソース間電圧を取り出すことができる。
第2トランジスタの閾値電圧の2分の1の電圧を利用して第1トランジスタに印加するゲート電圧を生成すると、第2トランジスタのソース・ドレイン間の電圧の変化に起因する第1トランジスタのソース・ドレイン間の電圧の変化の影響をも低減することができ、直流電源の電圧変動に抗したクロック信号を出力することができる。
上記の回路では、追加トランジスタ対の第1トランジスタに流れる電流が、追加トランジスタ対の第2トランジスタと電圧変換回路に分流することを防止できる。追加トランジスタ対の第2トランジスタのゲート電圧が小さくなる現象を補償することができる。
上記の回路では、直列回路の抵抗に、第2トランジスタの閾値電圧に比例する電流が流れる。並列回路を構成する各段の第1トランジスタのゲートに、オペアンプから出力される電圧が印加される。並列回路を構成する各段の第1トランジスタにおいて、その第1トランジスタがオンしたときに、第2トランジスタがターンオンするときの第2トランジスタのゲート・ソース間電圧に比例する電流が第1トランジスタに流れる関係を得ることができる。
(実施形態1)電流制御回路に用いる抵抗は可変抵抗であり、その抵抗値を増減調整することによって、発振周波数を調整することができる。直流電源の高圧側にp型トランジスタのソースが接続されており、p型トランジスタのドレインにn型トランジスタのドレインが接続されており、n型トランジスタのソースが直流電源の低圧側に接続されている。また、p型トランジスタのゲートに電流制御回路が接続されている。
(実施形態2)電流制御回路を備えており、直流電源の高圧側にp型トランジスタのソースが接続されており、p型トランジスタのドレインにn型トランジスタのドレインが接続されており、n型トランジスタのソースが直流電源の低圧側に接続されている。また、n型トランジスタのゲートに電流制御回路が接続されている。
(実施形態3)電流制御回路を備えており、直流電源の高圧側にpnpトランジスタのエミッタが接続されており、pnpトランジスタのコレクタにnpnトランジスタのコレクタが接続されており、npnトランジスタのエミッタが直流電源の低圧側に接続されている。
(実施形態4)閾値電圧生成回路は、第1端子と第2端子の間に第1トランジスタとダイオードが直列に接続されている。
(実施形態5)追加トランジスタ対の第1トランジスタと第2トランジスタの中間点と、電圧変換回路の入力端子の間に、ボルテージフォロア回路が接続されている。
(参考例1)
図1に示すリングオシレータ回路10は、直流電源12の正極に接続する第1端子6と、直流電源12の負極に接続する第2端子7と、クロック信号を出力する第3端子8を備えている。
第1端子6と第2端子7の間には、第1トランジスタ1aと第2トランジスタ1bが直列に接続されている第1トランジスタ対1と、第1トランジスタ2aと第2トランジスタ2bが直列に接続されている第2トランジスタ対2と、第1トランジスタ3aと第2トランジスタ3bが直列に接続されている第3トランジスタ対3が接続されている。
第1トランジスタ対1と第2トランジスタ対2と第3トランジスタ対3は、第1端子6と第2端子7の間に並列に奇数段(図1の場合には3段)にわたって接続されている。第1トランジスタ対1と第2トランジスタ対2と第3トランジスタ対3の並列回路では、第1トランジスタと第2トランジスタの中間点が次段の第2トランジスタのゲートに接続されており、最終段の第1トランジスタ3aと第2トランジスタ3bの中間点3dが初段の第2トランジスタ1bのゲートに接続されている。すなわち、第1トランジスタ1aと第2トランジスタ1bの中間点1dが第2トランジスタ2bのゲートに接続されており、第1トランジスタ2aと第2トランジスタ2bの中間点2dが第2トランジスタ3bのゲートに接続されており、第1トランジスタ3aと第2トランジスタ3bの中間点3dが第2トランジスタ1bのゲートに接続されている。
第2トランジスタ1bのゲートと第2端子7の間にコンデンサ1cが挿入されており、第2トランジスタ2bのゲートと第2端子7の間にコンデンサ2cが挿入されており、第2トランジスタ3bのゲートと第2端子7の間にコンデンサ3cが挿入されている。
第3端子8は、第1トランジスタ3aと第2トランジスタ3bの中間点3eに接続されている。第3端子8は、中間点1d、2dに接続してもよい。
各段に用いられている第1トランジスタ1a,2a,3aは、p型のMOSFETであり、相互に同一仕様である。各段に用いられている第2トランジスタ1b,2b,3bは、n型のMOSFETであり、相互に同一仕様である。各段に用いられているコンデンサ1c,2c,3cは相互に同一仕様である。
電流制御回路26は、閾値電圧生成回路27と、バイアス電圧生成回路28を備えている。閾値電圧生成回路27は、第1端子6と第2端子7の間に第1トランジスタ5aと第2トランジスタ5bが直列に接続されているとともに、第2トランジスタ5bのドレインとゲートが5fで接続されている追加トランジスタ対を備えている。バイアス電圧生成回路28は、第1端子6と第2端子7の間に接続されている第1トランジスタ4aと可変抵抗16の直列回路と、オペアンプ24を備えている。オペアンプ24の反転入力端子24aは、追加トランジスタ対の第1トランジスタ5aと第2トランジスタ5bの中間点に接続している。オペアンプ24の非反転入力端子24bは、直列回路の第1トランジスタ4aと可変抵抗16の中間点に接続している。オペアンプ24の出力端子は、全ての第1トランジスタ1a,2a,3a,4a,5aのゲートに接続されている。
なお、可変抵抗16の抵抗値を調整することによって、環境温度や電源電圧の変動に抗して維持する発振周波数を、自在に増減調整することができる。
追加トランジスタ対と直列回路に用いられている第1トランジスタ4a、5aは、p型のMOSFETである。追加トランジスタ対に用いられている第2トランジスタ5bは、n型のMOSFETである。
オペアンプ24の反転入力端子24aと非反転入力端子24bは、バーチャルショートによって電位差がゼロになるように調整される。したがって、第1トランジスタ4aと抵抗16の中間点4dの電圧は、オペアンプ24の反転入力端子24aの電圧、即ち第2トランジスタ5bの閾値電圧VTと同電位に調整される。この結果、抵抗16には、第2トランジスタ5bの閾値電圧VTに比例する電流が流れる。このため、第1トランジスタ4aのゲートには、第2トランジスタ5bの閾値電圧VTに比例する電流が流れるだけのゲート電圧が印加される。また、第1トランジスタ4aのソースと第1トランジスタ1aのソースが接続されており、第1トランジスタ4aのゲートと第1トランジスタ1aのゲートが接続されていることから、第1トランジスタ1aを流れる電流は、追加の第1トランジスタ4aを流れる電流に比例する電流が流れる。このとき、第1トランジスタ1aを流れる電流と追加の第1トランジスタ4aを流れる電流の電流比は、第1トランジスタ1aと追加の第1トランジスタ4aのトランジスタサイズの比になる。同様に、第1トランジスタ4aのソースと第1トランジスタ2aのソースが接続されており、第1トランジスタ4aのゲートと第1トランジスタ2aのゲートが接続されていることから、第1トランジスタ2aを流れる電流は、追加の第1トランジスタ4aを流れる電流に比例する電流が流れる。さらに、第1トランジスタ4aのソースと第1トランジスタ3aのソースが接続されており、第1トランジスタ4aのゲートと第1トランジスタ3aのゲートが接続されていることから、第1トランジスタ3aを流れる電流は、追加の第1トランジスタ4aを流れる電流に比例する電流が流れる。これによって、トランジスタ対1,2,3の各々に流れる電流IPと、閾値電圧VTの間には比例関係が成立する。
上記の電流制御回路26によって、各々の第2トランジスタ1b,2b,3bがターンオンする時の各々の第2トランジスタ1b,2b,3bのゲート・ソース間電圧に比例する電流を、各々の第1トランジスタ1a,2a,3aのドレインに流すことができる。
タイミングt0でコンデンサ1cの電圧がトランジスタ1bの閾値電圧VTに等しくなると、トランジスタ1bがターンオンする。この結果、コンデンサ2cは放電し、タイミングt0からtf時間後に、トランジスタ2bはターンオフする。トランジスタ2bがターンオフすると、コンデンサ3cが充電を開始する。
タイミングt1でコンデンサ3cの電圧がトランジスタ3bの閾値電圧VTに等しくなると、トランジスタ3bがターンオンする。この結果、コンデンサ1cは放電し、タイミングt1からtf時間後に、トランジスタ1bはターンオフする。トランジスタ1bがターンオフすると、コンデンサ2cが充電を開始する。
タイミングt2でコンデンサ2cの電圧がトランジスタ2bの閾値電圧VTに等しくなると、トランジスタ2bがターンオンする。この結果、コンデンサ3cは放電し、タイミングt2からtf時間後に、トランジスタ3bはターンオフする。トランジスタ3bがターンオフすると、コンデンサ1cが充電を開始する。
タイミングt3でコンデンサ1cの電圧がトランジスタ1bの閾値電圧VTに等しくなると、トランジスタ1bがターンオンする。この結果、コンデンサ2cは放電し、タイミングt3からtf時間後に、トランジスタ2bはターンオフする。トランジスタ2bがターンオフすると、コンデンサ3cが充電を開始する。この事象は、タイミングt0における事象に等しい。
リングオシレータ回路10によると、トランジスタ1bは、タイミングt0でターンオンし、t1+tfでターンオフする動作を繰返し、トランジスタ2bは、タイミングt2でターンオンし、t3+tfでターンオフする動作を繰返し、トランジスタ3bは、タイミングt1でターンオンし、t2+tfでターンオフする動作を繰返す。
これを(4)式に導入すると、下記式(6)が得られる。
トランジスタ対1,2,3の各々に流れる電流IPが発振周波数fに及ぼす影響と、第2トランジスタの閾値電圧VTが発振周波数fに及ぼす影響が打ち消しあい、発振周波数fは一定に維持される。
本参考例のクロック信号出力回路によると、電源電圧が変動しても、環境温度が変動しても、発振周波数の変化が顕著に抑制される。
カーブ22a、22b、22cは、図1に示す本参考例のリングオシレータ回路10の発振周波数と温度の関係を示し、カーブ22aは直流電源12の電圧が3.6ボルトである場合を示し、カーブ22bは直流電源12の電圧が3.3ボルトである場合を示し、カーブ22cは直流電源12の電圧が3.0ボルトである場合を示している。図1に示す本参考例のリングオシレータ回路10では、電源電圧の変動のみならず、環境温度の変動にも抗して、発振周波数がほぼ一定である。少なくとも、発振周波数の変化が顕著に抑制されている。
図5に示すリングオシレータ回路110は参考例1の変形例であり、正の電源電圧を基準にクロック信号を発生するクロック信号出力回路である。
第1端子6と第2端子7の間には、第1トランジスタ101aと第2トランジスタ101bが直列に接続されている第1トランジスタ対101と、第1トランジスタ102aと第2トランジスタ102bが直列に接続されている第2トランジスタ対102と、第1トランジスタ103aと第2トランジスタ103bが直列に接続されている第3トランジスタ対103が接続されている。
第1トランジスタ対101と第2トランジスタ対102と第3トランジスタ対103は、第1端子6と第2端子7の間に並列に奇数段(図5の場合には3段)にわたって接続されている。第1トランジスタ対101と第2トランジスタ対102と第3トランジスタ対103の並列回路では、第1トランジスタと第2トランジスタの中間点が次段の第2トランジスタのゲートに接続されており、最終段の第1トランジスタ103aと第2トランジスタ103bの中間点103dが初段の第2トランジスタ101bのゲートに接続されている。すなわち、第1トランジスタ101aと第2トランジスタ101bの中間点101dが第2トランジスタ102bのゲートに接続されており、第1トランジスタ102aと第2トランジスタ102bの中間点102dが第2トランジスタ103bのゲートに接続されており、第1トランジスタ103aと第2トランジスタ103bの中間点103dが第2トランジスタ101bのゲートに接続されている。
第2トランジスタ101bのゲートと第1端子6の間にコンデンサ101cが挿入されており、第2トランジスタ102bのゲートと第1端子6の間にコンデンサ102cが挿入されており、第2トランジスタ103bのゲートと第1端子6の間にコンデンサ10cが挿入されている。
第3端子8は、第1トランジスタ103aと第2トランジスタ103bの中間点103eに接続されている。第3端子8は、中間点101d、102dに接続してもよい。
各段に用いられている第1トランジスタ101a,102a,103aは、n型のMOSFETであり、相互に同一仕様である。各段に用いられている第2トランジスタ101b,102b,103bは、p型のMOSFETであり、相互に同一仕様である。各段に用いられているコンデンサ101c,102c,103cは相互に同一仕様である。
電流制御回路126は、閾値電圧生成回路127と、バイアス電圧生成回路128を備えている。閾値電圧生成回路127は、第1端子6と第2端子7の間に第1トランジスタ105aと第2トランジスタ105bが直列に接続されているとともに、第2トランジスタ105bのドレインとゲートが105fで接続されている追加トランジスタ対を備えている。バイアス電圧生成回路128は、第1端子6と第2端子7の間に接続されている第1トランジスタ104aと可変抵抗116の直列回路とオペアンプ124を備えている。オペアンプ124の反転入力端子124aは、追加トランジスタ対の第1トランジスタ105aと第2トランジスタ105bの中間点に接続している。オペアンプ124の非反転入力端子124bは、直列回路の第1トランジスタ104aと可変抵抗116の中間点に接続している。オペアンプ124の出力端子は、全ての第1トランジスタ101a,102a,103a,104a,105aのゲートに接続している。
なお、可変抵抗116の抵抗値を調整することによって、環境温度や電源電圧の変動に抗して維持する発振周波数を、自在に増減調整することができる。
追加トランジスタ対と直列回路に用いられている第1トランジスタ104a、105aは、n型のMOSFETである。追加トランジスタ対に用いられている第2トランジスタ105bは、p型のMOSFETである。
図6に示すリングオシレータ回路210は参考例1の変形例であり、負の電源電圧を基準にクロック信号を発生するクロック信号出力回路である。本クロック信号出力回路は、pnpトランジスタと、npnトランジスタが直列に接続されているトランジスタ対の奇数個が、並列に接続されているリングオシレータ回路であり、npnトランジスタがターンオンするベース・エミッタ間電圧に比例する電流をpnpトランジスタに流すだけの電圧をpnpトランジスタのベースに印加する回路が付加されている。この場合も、上述した実施例1と同様の作用効果によって、電源電圧の変動のみならず、環境温度の変動にも抗して、発振周波数が顕著に抑制される。
図7に示すリングオシレータ回路310は参考例1の変形例であり、負の電源電圧を基準にクロック信号を発生するクロック信号出力回路である。本クロック信号出力回路は、pnpトランジスタと、npnトランジスタが直列に接続されているトランジスタ対の奇数個が、並列に接続されているリングオシレータ回路であり、npnトランジスタがターンオンするベース・エミッタ間電圧に比例する電流をpnpトランジスタに流すだけの電圧をpnpトランジスタのベースに印加する回路が付加されている。本実施例では、閾値電圧生成回路はpnpトランジスタとダイオードが直列に接続されている。この場合も、ダイオード111の閾値電圧と、各npnトランジスタの閾値電圧が等しい場合、上述した実施例1と同様の作用効果によって、電源電圧の変動のみならず、環境温度の変動にも抗して、発振周波数が顕著に抑制される。
図8に示すリングオシレータ回路410は実施例1であり、負の電源電圧を基準にクロック信号を発生するクロック信号出力回路である。リングオシレータ回路10と実質的に同一の構成には同じ参照番号を付し、重複説明を省略する。
閾値電圧生成回路27は、電圧変換回路33(具体的には分圧回路)を備えていることを特徴としている。電圧変換回路33は、閾値電圧生成回路27の第1トランジスタ5aと第2トランジスタ5bの中間点と第2端子7の間に接続されている。電圧変換回路33は、直列接続された第1抵抗30と第2抵抗32を有している。第1抵抗30の抵抗値と第2抵抗32の抵抗値は等しい。第1抵抗30と第2抵抗32の中間点は、オペアンプ24の反転入力端子24aに接続されている。
電圧変換回路33は、第2トランジスタ5bの閾値電圧VTを分圧し、その分圧電圧をオペアンプ24の反転入力端子24aに出力している。第1抵抗30の抵抗値と第2抵抗32の抵抗値は等しいので、第2トランジスタ5bの閾値電圧VTは2分の1に分圧されて、その第2トランジスタ5bの2分の1の閾値電圧VTが、オペアンプ24の反転入力端子24aに入力されている。
第1トランジスタ1a,2a,3aを流れる電流が増減を繰返していても、その増減幅が環境温度の変動や直流電源12の電源電圧の変動に抗して一定であれば、発振周波数に影響を与えることはない。しかし実際には、第1トランジスタ1a,2a,3aを流れる電流の増減幅は、直流電源12の電圧値の大きさによって異なっている。この結果、直流電源12の電圧値が異なると、第1トランジスタ1a,2a,3aを流れる電流の増減幅が異なる。したがって、第1トランジスタ1a,2a,3aを流れる電流の平均電流が異なる。第1トランジスタ1a,2a,3aを流れる電流の平均電流が異なると、並列回路のコンデンサ1c,2c,3cに電荷が蓄積する速度が異なるので、発振周波数が変動してしまう。具体的には、第2トランジスタ1b,2b,3bのゲート電圧は、図4に示すように、0〜VHボルトの範囲で増減を繰返す。このうち、発振周波数の影響を与えるのは、第2トランジスタ1b,2b,3bのゲート電圧が0〜閾値電圧VTボルトまで変動している間に第1トランジスタ1a,2a,3aを流れる電流である。この期間に第1トランジスタ1a,2a,3aを流れる平均電流が異なると、並列回路のコンデンサ1c,2c,3cに電荷が蓄積する速度が異なるので、発振周波数が変動してしまう。この現象を、図10を用いてより詳細に説明する。
一方、実施例1のリングオシレータ回路410では、第1トランジスタ1a,2a,3aのドレイン電圧がVT/2ボルトのときに、直流電源12の電源電圧の変動が補償された電流が第1トランジスタ1a,2a,3aに流れることができる。この場合でも、第1トランジスタ1a,2a,3aのドレイン電圧が0ボルトからVTボルトまで変化すると、第1トランジスタ1a,2a,3aを流れる電流は変動する。しかし、ドレイン電圧がVT/2ボルトのときに直流電源12の電源電圧の変動が補償された電流が第1トランジスタ1a,2a,3aに流れるように設定されていると、直流電源12の電源電圧に変動があったとしても、平均電流42a、42bはほぼ一致する。したがって、リングオシレータ回路410では、直流電源12の電源電圧の変動に抗して、発振周波数を安定させることができる。
上記したように、第1トランジスタ1a,2a,3aのドレイン電圧は0ボルトからVTボルトまで変化する。すなわち、第1トランジスタ1a,2a,3aのドレイン電圧の平均値はVT/2になる。
上記式(4)より、リングオシレータ10の発振周波数fは、式(10)で表すことができる。
図12から明らかなように、第1トランジスタ1a,2a,3aのドレイン電圧が1/2VTボルトのときは、環境温度が変化しても、第1トランジスタ1a,2a,3aに流れる電流と第1トランジスタ4aに流れる電流が一致する。第1トランジスタ1a,2a,3aのドレイン電圧が0ボルトからVTボルトまで変化する間に第1トランジスタ1a,2a,3aに流れる電流の平均は、第1トランジスタ4aに流れる電流とほとんど差がみられない。第1トランジスタ1a,2a,3aのドレイン電圧が0ボルトからVTボルトまで変化するときに第1トランジスタ1a,2a,3aに流れる電流は略直線的に変化するからである。環境温度が変化しても、第1トランジスタ1a,2a,3aに流れる電流の平均と、第1トランジスタ4aに流れる電流の差は、顕著に抑制される。すなわち、環境温度が変化しても第2トランジスタ1b,2b,3bのゲートがオンするタイミングは一定になる。すなわち、リングオシレータ回路410では、環境温度が変化しても、発振周波数を顕著に安定させることができる。
図13から明らかなように、リングオシレータ回路10は、環境温度が変化すると、発振周波数が変化していることがわかる。この現象は、電源電圧12の変化によって程度の差が見られるが、共通の事象である。リングオシレータ回路410は、環境温度が変化しても、発振周波数はほぼ一定である。この現象は、電源電圧12の変化によらず、共通の事象である。また、リングオシレータ回路10は、電源電圧12が変化すると、発振周波数が変化している。この現象は、特に環境温度が高いときに顕著に見られる。リングオシレータ回路410は、リングオシレータ回路10と比較して、電源電圧12の変動に抗して発振周波数の変化が顕著に抑制されている。
図9に示すリングオシレータ回路510は、リングオシレータ回路410の変形例であり、負の電源電圧を基準にクロック信号を発生するクロック信号出力回路である。リングオシレータ回路410と実質的に同一の構成には同じ参照番号を付し、重複説明を省略する。
第1トランジスタ5aと第2トランジスタ5bの中間点と電圧変換回路33の間に、追加オペアンプ34が接続されている。追加オペアンプ34の非反転入力端子34bが、追加トランジスタ対の第1トランジスタ5aと第2トランジスタ5bの中間点に接続されている。追加オペアンプ34の反転入力端子34aが、追加オペアンプ34の出力端子に接続されている。追加オペアンプ34の出力端子が、電圧変換回路33に接続されている。すなわち、追加オペアンプ34は、ボルテージフォロアとして機能する。追加オペアンプ34が付加されていることによって、第2トランジスタ5bの閾値電圧VTを電圧変換回路33にそのまま出力することができる。追加オペアンプ34が接続されていないリングオシレータ回路410では、第1トランジスタ5aに流れる電流が、第2トランジスタ5bと電圧変換回路33に分流してしまう。オペアンプ24に入力される電圧が第2トランジスタ5bの閾値電圧VTの1/2よりも小さくなる。第1トランジスタ1a,2a,3aのドレイン電圧がVT/2ボルトのときに、直流電源12の電源電圧の変動が補償された電流が第1トランジスタ1a,2a,3aに流れることができなくなる。この現象は、第1トランジスタ5aに流れる電流が小さくなるほど顕著になる。
実施例1では、参考例1に示している負の電源電圧を基準にしたリングオシレータ回路に電圧変換回路を付加している。しかしながら、参考例2に示している正の電源電圧を基準にしたリングオシレータ回路に電圧変換回路を付加することもできる。その場合、閾値電圧生成回路の第1トランジスタと第2トランジスタの中間点と、第1端子の間に電圧変換回路を接続し、電圧変換回路の抵抗の中間点をオペアンプの非反転入力端子に接続すればよい。実施例2も同様にして、負の電源電圧を基準としたリングオシレータ回路にすることができる。
実施例1では、第1抵抗と第2抵抗の抵抗値が等しい場合について説明した。しかしながら、第1抵抗と第2抵抗の抵抗値は等しくなくてもよい。すなわち、追加トランジスタ対の第2トランジスタの閾値電圧をn分の1(n>1)に分圧できればよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1a:第1トランジスタ対の第1トランジスタ
1b:第1トランジスタ対の第2トランジスタ
1c:第2トランジスタと端子間に設置されたコンデンサ
1d:第1トランジスタ対の第1トランジスタと第2トランジスタの中間点
2:第2トランジスタ対
2a:第2トランジスタ対の第1トランジスタ
2b:第2トランジスタ対の第2トランジスタ
2c:第2トランジスタと端子間に設置されたコンデンサ
2d:第2トランジスタ対の第1トランジスタと第2トランジスタの中間点
3:第3トランジスタ対
3a:第3トランジスタ対の第1トランジスタ
3b:第3トランジスタ対の第2トランジスタ
3c:第2トランジスタと端子間に設置されたコンデンサ
3d:第3トランジスタ対の第1トランジスタと第2トランジスタの中間点
4a:抵抗と直列回路を構成する第1トランジスタ
4d:第1トランジスタと抵抗の中間点
5a:追加トランジスタ対の第1トランジスタ
5b:追加トランジスタ対の第2トランジスタ
5f:第2トランジスタのドレインとゲートの接続する配線
6:第1端子
6a:定電流電源と直列回路を構成する第1トランジスタ
7:第2端子
8:第3端子
10:参考例1のリングオシレータ回路
12:直流電源
16:可変抵抗
20:定電流電源
24,34:オペアンプ
24a,34a:オペアンプ反転入力端子
24b,34b:オペアンプの非反転入力端子
26:電流制御回路
27:閾値電圧生成回路
28:バイアス電圧生成回路
29:定電流回路
30:従来のリングオシレータ回路
33:電圧変換回路
110,210,310,410,510:実施例のリングオシレータ回路
111:参考例4のダイオード
Claims (8)
- クロック信号を出力する回路であり、
直流電源の一方の極性に接続する第1端子と、
直流電源の他方の極性に接続する第2端子と、
クロック信号を出力する第3端子と、
第1トランジスタと第2トランジスタが直列に接続されているトランジスタ対が、第1端子と第2端子の間において、並列に奇数段にわたって接続されている並列回路と、
各段の第1トランジスタのゲートに接続されており、ゲートにオン電圧を印加したときに第1トランジスタを流れる電流を制御する電流制御回路を備えており、
前記並列回路では、
第1トランジスタと第2トランジスタの中間点が次段の第2トランジスタのゲートに接続されており、最終段の第1トランジスタと第2トランジスタの中間点が初段の第2トランジスタのゲートに接続されており、
各段の第2トランジスタのゲートと第2端子の間にコンデンサが挿入されており、
一つのトランジスタ対の第1トランジスタと第2トランジスタの中間点が第3端子に接続されており、
各段の第1トランジスタは相互に同一仕様であり、
各段の第2トランジスタは相互に同一仕様であり、
各段のコンデンサは相互に同一仕様であり、
前記電流制御回路は、
第1端子と第2端子の間に接続されている追加のトランジスタ対と、その追加のトランジスタ対を構成する第1トランジスタと第2トランジスタの中間点の電圧を2分の1に降圧する電圧変換回路を備えている閾値電圧生成回路と、
各段の第1トランジスタのゲートに印加する電圧を出力するバイアス電圧生成回路を備えており、
前記の追加のトランジスタ対を構成する第2トランジスタのドレインとゲートが接続されており、
前記のバイアス電圧生成回路は、第1端子と第2端子の間に接続されているトランジスタと抵抗の直列回路を備えており、その直列回路のトランジスタと抵抗の中間点の電位が前記電圧変換回路で2分の1に降圧された前記電圧に維持され、その直列回路のトランジスタのゲートが前記各段の第1トランジスタのゲートに接続されてその直列回路のトランジスタと前記各段の第1トランジスタがカレントミラー回路を構成していることを特徴とする回路。 - 前記電圧変換回路が、抵抗値が等しい2個の抵抗が直列に接続された回路を備えていることを特徴とする請求項1の回路。
- 前記閾値電圧生成回路は、
前記の追加トランジスタ対と前記電圧変換回路の間に接続されている追加オペアンプを備えており、
追加オペアンプの非反転入力端子が、追加トランジスタ対の第1トランジスタと第2トランジスタの中間点に接続されており、
追加オペアンプの反転入力端子が、追加オペアンプの出力端子に接続されており、
追加オペアンプの出力端子が、前記電圧変換回路に接続されていることを特徴とする請求項1又は2の回路。 - 前記バイアス電圧生成回路が、
前記直列回路のトランジスタと抵抗の中間点が非反転入力端子に接続されており、前記閾値電圧生成回路の出力電圧が反転入力端子に接続されており、出力端子が各段の第1トランジスタのゲートに接続されているオペアンプを備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの1項に記載の回路。 - 第1端子は直流電源の高圧側に接続され、
第2端子は直流電源の低圧側に接続され、
第1トランジスタはp型トランジスタであり、第2トランジスタはn型トランジスタであり、
第1端子にp型トランジスタのソースが接続されており、p型トランジスタのドレインにn型トランジスタのドレインが接続されており、n型トランジスタのソースが第2端子に接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの1項に記載の回路。 - 第1端子は直流電源の低圧側に接続され、
第2端子は直流電源の高圧側に接続され、
第1トランジスタはn型トランジスタであり、第2トランジスタはp型トランジスタであり、
第1端子にn型トランジスタのソースが接続されており、n型トランジスタのドレインにp型トランジスタのドレインが接続されており、p型トランジスタのソースが第2端子に接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの1項に記載の回路。 - p型トランジスタとn型トランジスタが直列に接続されているトランジスタ対の奇数個が、並列に接続されているリングオシレータ回路であり、
n型トランジスタがターンオンする時のゲート・ソース間電圧に比例する電流がp型トランジスタに流れるだけのゲート電圧を、p型トランジスタのゲートに印加する回路が付加されていることを特徴とする請求項5の回路。 - p型トランジスタとn型トランジスタが直列に接続されているトランジスタ対の奇数個が、並列に接続されているリングオシレータ回路であり、
p型トランジスタがターンオンする時のゲート・ソース間電圧に比例する電流がn型トランジスタに流れるだけのゲート電圧を、n型トランジスタのゲートの印加する回路が付加されていることを特徴とする請求項6の回路。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006259461A JP4796927B2 (ja) | 2005-11-28 | 2006-09-25 | クロック信号出力回路 |
US11/604,198 US7560998B2 (en) | 2005-11-28 | 2006-11-27 | Clock signal output circuit |
EP06024662A EP1791256B1 (en) | 2005-11-28 | 2006-11-28 | Clock signal output circuit |
DE602006018243T DE602006018243D1 (de) | 2005-11-28 | 2006-11-28 | Taktsignalausgangsschaltung |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005342416 | 2005-11-28 | ||
JP2005342416 | 2005-11-28 | ||
JP2006259461A JP4796927B2 (ja) | 2005-11-28 | 2006-09-25 | クロック信号出力回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007174621A JP2007174621A (ja) | 2007-07-05 |
JP4796927B2 true JP4796927B2 (ja) | 2011-10-19 |
Family
ID=37781852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006259461A Active JP4796927B2 (ja) | 2005-11-28 | 2006-09-25 | クロック信号出力回路 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7560998B2 (ja) |
EP (1) | EP1791256B1 (ja) |
JP (1) | JP4796927B2 (ja) |
DE (1) | DE602006018243D1 (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW200800959A (en) * | 2005-06-10 | 2008-01-01 | Wyeth Corp | Piperazine-piperidine antagonists and agonists of the 5-HT1a receptor |
CL2007003410A1 (es) * | 2006-11-28 | 2008-04-11 | Wyeth Corp | Compuestos derivados de 5-fluoro-8-{4-[4-(6-metoxiquinolin-8-il)piperazin-1-il]piperidin-1-il}quinolina; procedimiento de preparacion; compuestos intermediarios; procedimiento de preparacion; composicion farmaceutica; y uso en el tratamiento de trast |
JP2009055178A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Seiko Epson Corp | 集積回路装置 |
JP4797075B2 (ja) * | 2009-02-12 | 2011-10-19 | 株式会社豊田中央研究所 | 静電容量式センサ装置 |
JP2012119941A (ja) * | 2010-12-01 | 2012-06-21 | Toyota Central R&D Labs Inc | 反転電圧出力回路 |
JP5882606B2 (ja) * | 2011-06-14 | 2016-03-09 | ラピスセミコンダクタ株式会社 | 発振回路 |
US8604884B2 (en) * | 2011-06-30 | 2013-12-10 | Silicon Laboratories Inc. | VCO insensitive to power supply ripple |
TWI505640B (zh) * | 2011-11-04 | 2015-10-21 | Sitronix Technology Corp | Oscillating device |
US8868962B2 (en) * | 2012-02-08 | 2014-10-21 | Arm Limited | Monitoring circuit and method |
EP2634919A1 (en) * | 2012-02-29 | 2013-09-04 | Nxp B.V. | Level shifter, oscillator circuit using the same and method |
JP6083503B2 (ja) * | 2012-10-05 | 2017-02-22 | セイコーNpc株式会社 | 温度周波数変換回路及び温度補償型発振回路 |
US20140232480A1 (en) * | 2013-02-19 | 2014-08-21 | Issc Technologies Corp. | Clock apparatus |
CN103595402B (zh) * | 2013-11-18 | 2017-05-24 | 四川和芯微电子股份有限公司 | 高精度振荡器 |
US10554199B2 (en) * | 2017-09-28 | 2020-02-04 | Hall Labs Llc | Multi-stage oscillator with current voltage converters |
IT201800001115A1 (it) * | 2018-01-16 | 2019-07-16 | St Microelectronics Srl | Un circuito oscillatore, e relativo circuito integrato |
US10812056B1 (en) | 2019-12-20 | 2020-10-20 | Qualcomm Incorporated | Method of generating precise and PVT-stable time delay or frequency using CMOS circuits |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4547749A (en) | 1983-12-29 | 1985-10-15 | Motorola, Inc. | Voltage and temperature compensated FET ring oscillator |
NL8701316A (nl) * | 1987-06-05 | 1989-01-02 | Philips Nv | Oscillatorschakeling, omvattende een oscillator met een cmos-poort. |
NL8701831A (nl) * | 1987-08-04 | 1989-03-01 | Philips Nv | Oscillator met frekwentiestabilisatiemiddelen. |
US5028888A (en) * | 1989-11-15 | 1991-07-02 | Level One Communication, Inc. | Multistage current-controlled oscillator |
JPH06169237A (ja) | 1991-09-13 | 1994-06-14 | Mitsubishi Electric Corp | リングオシレータ回路 |
JP3399616B2 (ja) * | 1994-01-31 | 2003-04-21 | 富士通株式会社 | オシレータ回路、そのオシレータ回路を用いたセルフリフレッシュ用オシレータ及び基板バイアス回路 |
JP3308393B2 (ja) * | 1994-06-24 | 2002-07-29 | キンセキ株式会社 | 電圧制御発振器 |
JP4167407B2 (ja) * | 2001-07-06 | 2008-10-15 | 大日本スクリーン製造株式会社 | ラスタライズ処理時間推定システムおよび方法 |
JP2003198333A (ja) | 2001-12-28 | 2003-07-11 | Asahi Kasei Microsystems Kk | 発振器 |
JP2003283305A (ja) * | 2002-03-27 | 2003-10-03 | Toshiba Corp | 温度補償付発振回路 |
US6809603B1 (en) * | 2003-04-29 | 2004-10-26 | Ememory Technology Inc. | Ring oscillator having a stable output signal without influence of MOS devices |
US7154352B2 (en) * | 2003-11-05 | 2006-12-26 | Mstar Semiconductor, Inc. | Clock generator and related biasing circuit |
-
2006
- 2006-09-25 JP JP2006259461A patent/JP4796927B2/ja active Active
- 2006-11-27 US US11/604,198 patent/US7560998B2/en active Active
- 2006-11-28 DE DE602006018243T patent/DE602006018243D1/de active Active
- 2006-11-28 EP EP06024662A patent/EP1791256B1/en not_active Not-in-force
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1791256A1 (en) | 2007-05-30 |
DE602006018243D1 (de) | 2010-12-30 |
EP1791256B1 (en) | 2010-11-17 |
US20070146072A1 (en) | 2007-06-28 |
JP2007174621A (ja) | 2007-07-05 |
US7560998B2 (en) | 2009-07-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4796927B2 (ja) | クロック信号出力回路 | |
US9785176B2 (en) | Small-circuit-scale reference voltage generating circuit | |
US6605993B2 (en) | Operational amplifier circuit | |
KR100945436B1 (ko) | 슬롭 보상 회로 및 스위칭 레귤레이터 | |
US20180351509A1 (en) | Semiconductor device and control method of semiconductor device | |
US8102217B2 (en) | Oscillator having feedback path which is capable of supplying reduced voltage potential to oscillation circuit | |
JPH11154833A (ja) | 電圧電流変換回路 | |
JPH09106316A (ja) | 基準電流発生回路 | |
JP2005018783A (ja) | 一定の基準電流を発生させるための電流源 | |
JP4351535B2 (ja) | 改良差動インバータ | |
US20190324482A1 (en) | Voltage to current converter | |
JP5120154B2 (ja) | 信号形成回路 | |
TW504904B (en) | Voltage controlled oscillator and PLL circuit using the voltage controlled oscillator | |
JP2002176340A (ja) | 遅延回路及び電圧制御発振回路 | |
US20060071836A1 (en) | Digital to analog converter | |
JPH07113862B2 (ja) | 基準電圧発生回路 | |
US20080136539A1 (en) | Voltage Controlled Oscillation Circuit | |
US20030132806A1 (en) | Voltage controlled oscillator with reference current generator | |
JP2005352715A (ja) | 定電圧電源回路 | |
JP3607319B2 (ja) | 発振回路 | |
JP5520192B2 (ja) | 電圧電流変換回路 | |
CN114553193B (zh) | 对电源电压和温度不敏感的时钟产生电路及设备 | |
JP2011071787A (ja) | 演算増幅器 | |
JP3055501B2 (ja) | 差動増幅器及び差動増幅器を用いた電圧制御発振器 | |
JP2010041449A (ja) | 発振回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070222 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080401 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100604 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100713 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100810 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100928 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110405 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110606 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20110607 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20110629 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110726 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110801 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4796927 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |