JP4795897B2 - パネル体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はパネル体の製造方法に係り、特に前面ガラス基板と背面ガラス基板とを封着することにより製造されるプラズマディスプレイ用パネル等のパネル体の製造方法に関する。
薄型大画面テレビのディスプレイとして、自発光型・直視型ディスプレイであるプラズマディスプレイ(Plasma Display Panel:以下、「PDP」と称する)は、前面ガラス基板と背面ガラス基板とからなる2枚のガラス基板をシール材により封着し、内部に放電ガスを封入することにより形成される。この前面ガラス基板には、放電させるための表示電極上に透明誘電体とMgO保護層が形成され、背面ガラス基板には、赤・緑・青の蛍光体を分離するストライプ状の隔壁(リブ)に蛍光体が順に塗布される。このような面放電反射型ストライプ構造のPDPが、量産型のカラーPDP用パネルとして市販されている。
ここで、参考文献1等に開示されたPDP用パネルの製造方法の一例を、図7のフローチャートに示す。
図7(A)で示す前面ガラス基板の製造プロセスは、まず、前面ガラス基板を受け入れると(A−1)、前面ガラス基板に透明電極である表示電極を形成する(A−2)。次に、表示電極上に細いバス電極を形成する(A−3)。バス電極には銀ペーストが用いられ、印刷やフォトリソグラフィープロセスを用いることにより形成される。次いで、表示電極及びバス電極上に、透明なガラス誘電体層を形成する(A−4)。更に、前面ガラス基板を250℃程度に加熱して、誘電体層上にMgO保護層を真空蒸着方法により形成する(A−5)。これによって、PDP用の前面ガラス基板が製造される。
図7(B)で示す背面ガラス基板の製造プロセスは、まず、背面ガラス基板を受け入れると(B−1)、背面ガラス基板に、ストライプ状のアドレス電極を形成し(B−2)、その上に隔壁を形成する(B−3)。蛍光体層形成の工程では、赤、緑、青のペーストをスクリーン印刷によって順に塗布するとともに乾燥し、その後、空気中で焼成することにより形成される(B−4)。そして、最後に背面ガラス基板の縁部に封着用シール材であるフリットガラス(封着温度が400〜500℃のガラスペースト)を塗布し、400℃付近の温度で脱バインダを行い、シール部を形成する(B−5)。これによって、PDP用の背面ガラス基板が製造される。なお、フリットガラスは、前面ガラス基板に塗布してもよく、双方のガラス基板に塗布してもよい。
図7(C)に示すガラス基板の組み立て、ガス封入プロセスは、まず、背面ガラス基板と前面ガラス基板とを、表示電極とアドレス電極とが対向して交差するように重ね合わせることにより、隔壁で仕切られた放電空間を有するパネル体に組み立てる(C−1)。次に、このパネル体全体を加熱炉にて450℃程度に加熱することにより、前記フリットガラスを軟化流動させ、この軟化流動したフリットガラスによって背面ガラス基板と前面ガラス基板とを封着する。同時に背面ガラス基板上に開けた孔にあらかじめセットしたチップ管がフリットガラスによって接続される。この後、チップ管から放電空間内部の空気をバキュームしながら、350℃程度の雰囲気で約6時間、パネル体を焼成し、その後、放電空間に放電ガスを封入する(C−2)。この後、このパネル体を所定時間エージングし(C−3)、モジュール組立工程、及びセット組立に移行する(C−4)。以上が従来のPDPの組立工程である。
ところで、参考文献1に記載された従来の封着方法においては、加熱炉を450℃程度まで昇温させるために約4時間、パネル体の加熱に約1時間、そして、パネル体の徐冷に約4時間かかるため、封着に略一日を費やし、非常に時間がかかるという欠点があった。
これに対しPDPの封着技術ではないが、レーザ光によりフリットガラスが塗布されたシール部を封着温度まで局所加熱して、表示素子のガラス基板とガラスキャップとを封着する技術が特許文献1に記載されている。この技術を利用すればレーザ光によりフリットガラスを極めて短時間で所定の温度まで昇温し、封着できることが予想される。
一方、従来のPDPは、表示電極とアドレス電極を駆動回路に接続するため、図8の如く前面ガラス基板1と背面ガラス基板2の各々の両端部に幅10〜15mm程度の電極端子代1A、2Aが形成されている。このPDP構成で、電極端子代1A、2Aの内側に位置するフリット部3にレーザ光を照射して加熱封着しようとすると、レーザ照射部の温度が上昇するに従い、レーザ照射部と非照射部との温度差が次第に大きくなることから、前面ガラス基板1および背面ガラス基板2の面内に生じる熱応力が次第に大きくなる。特に、図9の如く、引張の熱応力がガラスエッジ部分4に集中するので、そこを起点にして前面ガラス基板1または背面ガラス基板2の熱割れが発生するという不具合が生じる。
特許文献2では、応力集中に起因する前記熱割れを防止するために、すなわち、レーザ照射時に発生する熱応力を小さくするために、平面型画像形成装置などに用いられるガラス外囲器全体を高温(270〜340℃)に予熱した後、封着温度が410℃のフリットガラスにレーザ光を照射する技術が開示されている。
最新プラズマディスプレイ製造技術 プレスジャーナル編 特開2003−123966号公報 特開2000−149783号公報
しかしながら、平面型画像形成装置などに用いられるガラス外囲器全体を高温に予熱する前記特許文献2の封着方法は、ガラス外囲器全体を270〜340℃まで予熱する時間に長時間を費やすことが予想され、ガラス外囲器に熱割れは発生しにくくなるものの生産効率を画期的に上げることができないという欠点があった。また、従来技術よりは電力などのパワーは削減できるもののさらに削減することが要求されていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、2枚のガラス基板の封着工程に費やす時間を短縮し、パネル体の生産効率を上げることができるパネル体の製造方法を提供することを目的とする。また、消費電力を下げることを目的とする。
発明は、前記目的を達成するために、第1のガラス基板と第2のガラス基板との間の周縁部にシール材を塗布してパネル組立体を用意し、該シール材を加熱手段により封着温度まで局所加熱して軟化流動させることにより、第1のガラス基板と第2のガラス基板とを封着してパネル体を製造するパネル体の製造方法において、前記パネル組立体は、前記シール材による封着前に所定の予熱温度まで加熱され、該パネル組立体の予熱温度は、前記シール材の封着温度よりも低温に設定されるとともに、前記パネル組立体の予熱温度とシール材の封着温度との温度差が200℃以上250℃以下に設定され、前記パネル体は、フラットパネルディスプレイ用パネル体であり、前記フラットパネルディスプレイ用パネル体の前記第1のガラス基板及び第2のガラス基板に形成される電極端子代の幅は、11mm以下であることを特徴としている。
発明によれば、シール材を加熱手段によって封着温度まで局所加熱することによりシール材を軟化流動して2枚のガラス基板を封着する。局所的に熱エネルギを集中できることから封着工程の時間を短縮できる。そして、本発明は、加熱手段による熱応力発生に起因するガラス基板の熱割れを防止するために、前記シール材による封着前にパネル体を所定の予熱温度まで加熱する。その予熱温度は、シール材の封着温度よりも低温であり、その温度差を150℃以上250℃以下に設定した。例えば、シール材の封着温度が450℃の場合には、予熱温度を200〜300℃に設定した。これにより、本発明は、フリットガラスの封着温度(410℃)とパネル体の予熱温度(270〜340℃)との差が70〜140℃である特許文献3の封着方法と比較して、2枚のガラス基板の封着工程に費やす時間を短縮でき、これによって、パネル体の生産効率を上げることができる。また、予熱に用いる電力負荷が少なくなり、消費電力をさらに下げることができる。予熱温度は200〜300℃であることがより好ましい。
発明は、前記加熱手段はレーザであり、前記シール材は、前記レーザのレーザ光を吸収可能なフリットガラスであり、該フリットガラスの封着温度は380〜550℃であることを特徴としている。
発明によれば、フリットガラスに吸収される波長のレーザ光を、封着温度が380〜550℃で黒色又は灰色のフリットガラスが塗布されたフリット部に照射してフリット部のみ加熱し、2枚のガラス基板を封着する。加熱手段としてレーザを使用することにより、局所的にエネルギを集中できることから封着工程を短縮できる。
発明によれば、PDP(Plasma Display Panel)、FED(Field Emission Display)、SED(Surface-Conduction Electron-emitter Display)、等のフラットパネルディスプレイ用パネル体に適用できる。
発明によれば、電力端子代の幅を小さくすると、エッジ部にかかる熱応力が小さくなり、熱割れが起こりにくくなることを実験により見出した。したがって、レーザ照射封着においては、電力端子代を小さくすることが好ましく、例えば実質的に電力端子代を無くすことにより、フラットパネルディスプレイ用パネル体が割れ難くなり歩留りの向上と予熱温度を大幅に下げることができる。なお、実質的に電力端子代を無くす場合は表示電極およびアドレス電極と駆動回路の接続を例えばガラス基板のエッジ部で行なうことが挙げられる。
ガラスエッジ部にかかる引張応力がシミュレーションで得られた値で概ね40MPaを超えた際に、ガラスエッジ部を起点として熱割れが発生することが実験より実証されており、この実証結果に基づいてフリットガラスの封着温度と予熱温度の温度差が例えば150℃の場合には、電極端子代の幅を7mm超に設定するとガラスエッジ部を起点として熱割れが発生し、前記温度差が例えば250℃の場合には、電極端子代の幅を8mm超に設定すると熱割れが発生する。すなわち、予熱温度と電極端子代の幅寸法とは相関関係にあり、電極端子代の幅寸法を小さくするに従って、予熱温度を低く設定でき、工程時間の短縮と消費電力削減が可能になる。
発明は、前記フラットパネルディスプレイ用パネル体は、プラズマディスプレイ用パネル体であり、前記パネル組立体の第1のガラス基板の予熱は、前記第1のガラス基板へMgO保護層を形成する際に加熱された第1のガラス基板の保有熱を利用することを特徴としている。
発明によれば、PDPの場合、第1のガラス基板に透明なガラス誘電体層を形成し、その上にMgO保護層を成膜するが、その成膜に必要とする高温状態(約200〜300℃)を維持しつつフリット部にレーザ照射を行う。これによって、MgO成膜時の保有熱をPDPのパネル体の予熱に利用できるので、省エネ化を図ることができる。さらに、好ましくは、第2のガラス基板も塗布したフリットガラスの脱バインダ工程で得られた熱をPDP用パネル体の予熱に利用する。
本発明に係るパネル体の製造方法によれば、シール材を加熱手段によって封着温度まで局所加熱することによりシール材を軟化流動して2枚のガラス基板を封着するので、局所的に熱エネルギを集中できることから封着工程時間を短縮できる。そして、本発明は、加熱手段による熱応力発生に起因するガラス基板の熱割れを防止するために、前記シール材による封着前にパネル体を所定の予熱温度まで加熱する。その予熱温度は、シール材の封着温度よりも低温であり、その温度差を150℃以上250℃以下に設定したので、2枚のガラス基板の封着工程に費やす時間を短縮でき、これによって、パネル体の生産効率を上げることができる。また、直前の工程で得られた熱をそのまま利用することにより、さらに封着工程に費やす時間を短縮でき、大幅な省エネにも寄与する。
以下、添付図面に従って本発明に係るパネル体の製造方法の好ましい実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態のパネル体であるPDP10の組立構造を示す要部拡大断面図、図2はPDP10の封着装置50を示した構造図、図3はPDP10の製造プロセスを示したフローチャートである。以下、図1、図2を参照しながら図3のフローチャートについて説明する。
図3のフローチャートで示した(A`)プロセスは、前面ガラス基板(第1のガラス基板)12の製造プロセス、(B`)プロセスは背面ガラス基板(第2のガラス基板)14の製造プロセス、(C`)プロセスは、前面ガラス基板12と背面ガラス基板14の組み立て、及びガス封入等の終段のプロセスをそれぞれ示している。
図3(A`)で示す前面ガラス基板12の製造プロセスは、まず、前面ガラス基板12を受け入れ(A`−1)、前面ガラス基板12に例えば酸化インジウム−スズ(ITO)を蒸着により成膜し、フォトリソグラフィープロセスを用いてストライプ状の表示電極16を形成する(A`−2)。次に、この表示電極16は抵抗が高いことから電圧降下を防ぐため、表示電極16上に細いバス電極18を形成する(A`−3)。バス電極18には銀ペーストが用いられ、印刷やフォトリソグラフィープロセスを用いることによりバス電極18が形成される。次いで、表示電極16およびバス電極18上に、印刷やシートラミネートにより、低融点ガラス粉末ペーストを塗布し、その後、600℃程度に加熱して、透明なガラス誘電体層20を形成する(A`−4)。更に、真空槽内において200〜250℃程度に加熱し、誘電体層20上にMgO保護層30を真空蒸着方法で形成する(A`−5)。これによって、PDP10用の前面ガラス基板12が製造される。
次に、図3(B`)で示す背面ガラス基板14の製造プロセスは、まず、背面ガラス基板14を受け入れ(B`−1)、背面ガラス基板14に、銀ペーストをスクリーン印刷し,その後焼成することによりストライプ状のアドレス電極22を形成し(B`−2)、アドレス電極22の一部を覆うように、隔壁24を形成する(B`−3)。すなわち、低融点ガラス粒子にバインダと溶剤とを加えたリブペーストをスクリーン印刷法により所定のピッチで繰り返し塗布することにより隔壁24を形成する。蛍光体層26の形成工程では、赤、緑、青の蛍光体をそれぞれ別に含むペーストをスクリーン印刷によって順に隔壁に塗布するとともに乾燥し、その後、空気中で焼成することにより蛍光体層26を形成する(B`−4)。そして、最後に背面ガラス基板14の縁部に封着用シールである黒色又は灰色のフリットガラス28(図2参照)を塗布し、400℃付近の温度で脱バインダを行い、シール部を形成する(B`−5)。これによって、PDP10用の背面ガラス基板14が製造される。
なお、フリットガラス28は、前面ガラス基板12に塗布してもよく、双方のガラス基板12、14に塗布してもよい。また、フリットガラス28は、封着温度380〜550℃、特には400〜500℃が好ましく、焼成後の熱膨張係数60〜90×10−7/℃の特性を有することが好ましい。この材料の構成としては、レーザ光を吸収可能な1)PbO−B系、PbO−ZnO−B系、PbO−B−ZnO−SiO系ガラス粉末に、チタン酸鉛、チタン酸鉛固溶体、ジルコン、ケイ酸ジルコニウム、ウィレマイト、コージエライト、酸化スズ、β-ユークリプタイト等のフィラー材料を適量混合したもの、2)Bi−B系ガラス粉末にジルコン、コージエライト、チタン酸アルミニウム、ウィレマイト等のフィラー材料を適量混合したもの、3)SnO−P系ガラス粉末にシリカガラス、コージエライト、リン酸ジルコニウム系、酸化スズ等のフィラー材料を適量混合したものを挙げることができる。これを周知のバインダを含む溶剤(ビークル)に混練したペーストにして塗布される。
また、前面ガラス基板12及び背面ガラス基板14は、高歪点ガラスやソーダライムガラスが用いられ、その熱膨張係数は65〜95×10−7/℃であることが好ましい。特に高歪点ガラスを用いると、PDPの製造工程で起こる恐れのある熱変形や熱収縮が小さくなるのでより好ましい。
次に、図3(C`)に示すガラス基板の組み立て、ガス封入プロセスは、MgO保護層形成工程で250℃程度に加熱した前面ガラス基板12と別の加熱手段によって250℃程度に加熱した背面ガラス基板14をチャンバ52内に持ち込み、この背面ガラス基板14とを、表示電極(透明電極)16とアドレス電極22とが対向して交差するように重ね合わせることにより、隔壁24で仕切られた放電空間32を有するパネル体34を組み立てる(C`−1)。このパネル体34は、フリットガラス28の封着温度が450℃の場合、チャンバ52内のヒータ36により200〜250℃に維持もしくは300℃まで加熱(予熱)される。すなわち、この後に実施されるレーザ発振器38を用いた封着時において、パネル体34のエッジ部にかかる熱応力を減少させる温度にまで予熱されている。そして、パネル体34が200〜250℃に維持もしくは300℃に加熱されていることを熱電対40によって検出した後、チャンバ52の透明窓46から、パネル体34のフリット部(フリットガラス28が塗布された部分)に沿って、レーザ発振器38からレーザ光42をスキャン照射してフリット部を封着温度である450℃程度に局所加熱する。これにより、フリットガラス28が軟化流動し、背面ガラス基板14と前面ガラス基板12とが軟化流動したフリットガラス28によって封着される(C`−2)。
なお、好ましくは前述の封着前にチャンバ52内をネオンガスとキセノンガスとを混合した所定の圧力の放電ガスを満たしておけば、放電空間32にもネオンガスと前記放電ガスが封入される(C`−2)。この後、このパネル体34を所定時間エージングし(C`−3)、モジュール組立工程、及びセット組立に移行する(C`−4)。以上の工程を経ることによって、実施の形態のPDP10が組み立てられる。なお、図2の封着装置50において、符号44は、パネル体34が載置される支持台である。
レーザ発振器38としては、Nd:YAGレーザ(発振波長λ=1064nm)のほか、ガラスには比較的透過するが黒色又は灰色のフリットガラス28には吸収される波長のものであればよく、ガリウムヒ素系半導体レーザ、ガリウムヒ素アルミニウム系半導体レーザ、LD励起固体レーザ、ファイバーレーザ、炭酸ガスレーザ等の何れのレーザでも使用可能である。
組み立てられたPDP10は、表示電極16とアドレス電極22が交差するところに、赤、緑、青の各色を発光するセルが形成される。そして、PDP10のパネル駆動回路(不図示)を介して接続された駆動回路(不図示)によって、表示電極16の走査電極とアドレス電極22との間にアドレス放電パルスを印加し、発光させようとするセルに壁電荷を蓄積する。その後、表示電極16の走査電極と維持電極との間に維持放電パルスを印加することによって、壁電荷が蓄積されたセルで維持放電を行う。そして、セルの放電に伴って紫外線を発光し、蛍光体層26で可視光に変換する。このようにしてセルを点灯させることにより、PDP10にカラー画像が表示される。
図4は、レーザによってフリットが封着される封着温度である450℃まで局所加熱した際の前面ガラス基板と背面ガラス基板における電極端子代とガラスエッジ部にかかる熱応力の関係を、シミュレーションにより求めた表及びグラフである。
ここで、前面ガラス基板及び背面ガラス基板は、板厚2.8mm(高歪点ガラス:熱膨張係数83×10−7 /℃、歪点570℃、商品名:PD200、旭硝子社製)であり、また、予熱温度から封着温度到達までの昇温時間は3分とした。また、パネル体34のサンプルとしては、予熱温度が100℃、150℃、200℃、250℃、300℃、350℃のものを用いた。図4のグラフにおいて、縦軸はガラスエッジ部にかかる熱応力(MPa)であり、横軸はパネル体34の電極端子代の幅寸法(mm)である。なお、縦軸においてプラスが引張応力でマイナスが圧縮応力を表している。一方で、前記シミュレーションで求められたガラスエッジ部にかかる引張応力値が概ね40MPaを超える電極端子代の幅寸法と予熱温度の条件でレーザ加熱すると、レーザ照射中にガラスエッジ部を起点として熱割れが発生することが実験で実証されている。
この実証結果と図4に示すシミュレーション結果に基づいて電極端子代の幅寸法と予熱温度の関係を検証する。
図4のグラフにおいて、予熱温度が100℃のパネル体34の場合は、予熱温度が低いことから電極端子代の幅寸法を約6mm以下に設定することによりガラスエッジを起点とした熱割れを防止できることが分かる。また、予熱温度が150℃のパネル体34の場合は、これも予熱温度が低いことから電極端子代の幅寸法を約7mm以下に設定することによりガラスエッジを起点とした熱割れを防止できることが分かる。更に、予熱温度が200℃のパネル体34の場合は、電極端子代の幅寸法を約8.5mm以下に設定することによりガラスエッジを起点とした熱割れを防止できることが分かる。そして、予熱温度が250℃のパネル体34の場合は、電極端子代の幅寸法を約10.5mm以下に設定することによりガラスエッジを起点とした熱割れを防止できることが分かる。また、予熱温度が300℃のパネル体34の場合は、電極端子代の幅寸法を約14mm以下に設定することによりガラスエッジを起点とした熱割れを防止できることが分かる。最後に、予熱温度が350℃のPDP10の場合は、パネル体34が高温に予熱されるため、電極端子代の幅寸法を約30mm以上設定してもガラスエッジを起点とした熱割れは本質的には発生しない。
しかし、パネル体34の予熱温度を高く設定すると、予熱に費やす熱エネルギが増大するとともに、予熱に費やす時間も長時間となることから好ましくない。
そこで、実施の形態の図2に示した封着装置50では、前面ガラス基板12に成膜されるMgO保護層の成膜の際の高温状態(約200〜250℃)を維持し、必要によっては加熱し、フリットガラス28にレーザを照射している。すなわち、MgO成膜時に前面ガラス基板12が加熱された熱(保有熱)をパネル体34の予熱に利用している。このことから、予熱温度を200〜300℃に設定することが、パネル体34の予熱に費やす熱エネルギを削減する観点から好ましく、さらに200〜250℃であることがより好ましい。
図5は、シミュレーションにより、ガラスエッジ部の引張応力が40MPaとなる電極端子代の幅寸法(mm)と、フリットガラス28の封着温度と予熱温度の温度差(ΔT)との関係を示した表及びグラフである。ここで、前面ガラス基板及び背面ガラス基板は、板厚2.8mmの同上のPD200とし、また、予熱温度から封着温度到達までの昇温時間は3分とした。フリットガラス28は、封着温度を450℃とし、パネル体のフリットガラス28に相当する部分が封着温度に加熱されるとした。また、パネル体34のサンプルとしては、予熱温度が100℃、150℃、200℃、250℃、300℃のものを用いた。
パネル体34の予熱温度は、前述したように熱エネルギ削減の観点から200〜300℃が好ましいので、フリットガラス28の封着温度と予熱温度の温度差(ΔT)は150〜250℃となり、図5に示した表、及びデータ値より近似した多項式(40MPaかかる電極代をyとすると、y=0.00019ΔT−0.1347ΔT+30.183)のグラフから、電極端子代の幅寸法(B:図6参照)は、温度差ΔTが150℃の場合には14.4mm以下に設定することが好ましく、温度差ΔTが250℃の場合には8.4mm以下に設定することが好ましいことが分かる。
さらにパネル体34の予熱温度は、200〜250℃がより好ましいので、フリットガラス28の封着温度と予熱温度の温度差(ΔT)は200〜250℃となり、図5に示した表、及びデータ値より近似した多項式(40MPaかかる電極代をyとすると、y=0.00019ΔT2−0.1347ΔT+30.183)のグラフから、電極端子代の幅寸法(B:図6参照)は、温度差ΔTが200℃の場合には10.4mm以下に設定することが好ましく、温度差ΔTが250℃の場合には8.4mm以下に設定することが好ましいことが分かる。
図6は実施例において、PDPパネル体と見立てて封着試験を行った際の試作パネル体61の平面図である。サイズが76mm×90mmで厚みが2.8mmの背面ガラス基板に見立てたガラス基板63(同上のPD200)上に外周寸法が75mm×75mm、幅5mm、高さ0.3mmになるようにフリットガラス28(商品名:LS−0206、焼成後熱膨張係数72×10−7/℃、日本電気硝子社製)を塗布し、400℃で脱バインダを行った。その後、図2の封着装置50に設置し、サイズが76mm×90mmで厚みが2.8mmの前面ガラス基板に見たてたガラス基板62(同上のPD200)を重ね合わせた。なお、この構成における電極端子代に見立てた幅Bは7.5mmである。また、フリットガラス28の封着温度は450℃である。ガラス基板62,63をヒータにて250℃に維持した後、Nd:YAGレーザ発振器(発振波長λ=1064nm)により、出力90Wのレーザ光を、ガラス基板を通して62,63の1辺あたり6分間照射した。予熱温度を250℃、電極端子代に見立てた幅Bを7.5mmとした結果、レーザ光で封着温度まで局所加熱してもガラス基板62,63は割れることなく、フリットガラス28が軟化流動し、極めて短時間で封着できた。
一方、サイズが76mm×100mmで厚みが2.8mmの背面ガラス基板に見立てたガラス基板63(同上のPD200)上に外周寸法が75mm×75mm、幅5mm、高さ0.3mmになるようにフリットガラス28(同上のLS−0206)を塗布し、400℃で脱バインダを行った。その後、図2の封着装置50に設置し、サイズが76mm×100mmで厚みが2.8mmの前面ガラス基板に見立てたガラス基板62(同上のPD200)を重ね合わせた。なお、この構成における電極端子代に見立てた幅Bは12.5mmである。また、フリットガラスの封着温度は450℃である。ガラス基板62,63をヒータにて250℃に維持した後、Nd:YAGレーザ発振器(発振波長λ=1064nm)により、出力90Wのレーザ光を1辺あたり6分間照射を試みた。しかしながら、予熱温度を250℃、電極端子代に見立てた幅Bを12.5mmとした結果、レーザ光を照射中、約1分30秒経過時にレーザ照射方向に沿って前面ガラス基板に見立てたガラス基板62で熱割れが起こり、封着することができなかった。この熱割れによる破壊起点を調べると前面ガラス基板に見立てたガラス基板62のエッジ部であった。
以上説明したように、フリットガラス28の封着温度との温度差が150℃以上250℃以下となるように、パネル体34の予熱温度を設定したので、その温度差が70〜140℃である特許文献3の封着方法と比較して、前面ガラス基板12と背面ガラス基板14の封着工程に費やす時間を短縮でき、これによって、PDP10の生産効率を上げることができる。
また、電力端子代の幅を小さくすると、ガラスエッジ部にかかる熱応力が小さくなり、割れ難くなるため、レーザ照射封着においては、電力端子代を小さくすることが好ましく、例えば実質的に電力端子代を無くすことにより、PDP10が割れ難くなり歩留りが向上し、また、予熱温度を大幅に下げることができる。
本発明の方法は、PDPのみでなく、FED、SED等のフラットパネルディスプレイにも適用できる。FED、SEDは、CRTと同様に電子を蛍光体に衝突させて発光させる自発光型で、ブラウン管の電子銃に相当する電子放出部を画素の数だけ設けた構造である。このためFED、SEDは、高輝度、高精細に加え、高い動画追従性、高コントラスト、高階調等の特徴を有し、高画質と低消費電力を実現できる。
本発明に係るパネル体の製造方法により製造されたPDPの要部拡大断面図 PDPの封着装置の構造を示した説明図 PDPの製造方法を示したフローチャート 前面ガラス基板と背面ガラス基板の電極端子代とエッジ部応力の関係をシミュレーションにより求めた表及びグラフ ガラスエッジ部の引張応力が40MPaとなる電極端子代の幅寸法と、フリットガラスの封着温度と予熱温度の温度差との関係をシミュレーションにより示した表及びグラフ 実施例において、PDPパネル体と見立てて封着試験を行った際の試作パネル体の平面図 従来のPDPの製造方法を示したフローチャート PDPの前面ガラス基板と背面ガラス基板とを重ね合わせた状態を示す平面図 レーザ封着によりエッジ部から熱割れが発生することを説明したPDPの平面図
符号の説明
1…前面ガラス基板、2…背面ガラス基板、1A,2A…電極端子代、3…フリット部、4…ガラスエッジ部分、10…PDP、12…前面ガラス基板、14…背面ガラス基板、16…表示電極、18…バス電極、20…ガラス誘電体層、22…アドレス電極、24…隔壁、26…蛍光体層、28…フリットガラス、30…MgO保護層、32…放電空間、34…パネル体、36…ヒータ、38…レーザ発振器、40…熱電対、42…レーザ光、44…支持台、46…透明窓、50…封着装置、52…チャンバ、61…試作パネル体、62…前面ガラス基板に見立てたガラス基板、63…背面ガラス基板に見立てたガラス基板、64…フリットペースト

Claims (3)

  1. 第1のガラス基板と第2のガラス基板との間の周縁部にシール材を塗布してパネル組立体を用意し、該シール材を加熱手段により封着温度まで局所加熱して軟化流動させることにより、第1のガラス基板と第2のガラス基板とを封着してパネル体を製造するパネル体の製造方法において、
    前記パネル組立体は、前記シール材による封着前に所定の予熱温度まで加熱され、
    該パネル組立体の予熱温度は、前記シール材の封着温度よりも低温に設定されるとともに、前記パネル組立体の予熱温度とシール材の封着温度との温度差が200℃以上250℃以下に設定され
    前記パネル体は、フラットパネルディスプレイ用パネル体であり、
    前記フラットパネルディスプレイ用パネル体の前記第1のガラス基板及び第2のガラス基板に形成される電極端子代の幅は、11mm以下であることを特徴とするパネル体の製造方法。
  2. 前記フラットパネルディスプレイ用パネル体は、プラズマディスプレイ用パネル体であり、前記パネル組立体の第1のガラス基板の予熱は、前記第1のガラス基板へMgO保護層を形成する際に加熱された第1のガラス基板の保有熱を利用することを特徴とする請求項1に記載のパネル体の製造方法。
  3. 前記加熱手段はレーザであり、前記シール材は、前記レーザのレーザ光を吸収可能なフリットガラスであり、該フリットガラスの封着温度は380〜550℃であることを特徴とする請求項1又は2に記載のパネル体の製造方法。
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