JP4794596B2 - 物理量検出回路、物理量センサ装置 - Google Patents

物理量検出回路、物理量センサ装置 Download PDF

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Description

この発明は、外部から与えられた物理量を検知する物理量センサに用いられる物理量検出回路およびそれを備える物理量センサ装置に関し、さらに詳しくは、センサ信号と検波信号との位相関係を調整する技術に関する。
従来より、物理量(例えば、角速度や加速度など)を検出可能な物理量センサ装置は、デジタルカメラの手ぶれ検出,移動体(航空機,自動車,ロボット,船舶など)の姿勢制御,ミサイルや宇宙船の誘導などの多種多様な技術分野において利用されている。
一般的に、物理量センサ装置は、外部から与えられた物理量に応じてセンサ信号を出力する物理量センサと、検波信号(センサ信号の周波数に対応する周波数を有する信号)を用いてセンサ信号から物理量信号(物理量に対応する信号)を検波する物理量検出回路とを備える。このような物理量検出回路では、製造ばらつき(抵抗やコンデンサの拡散ばらつき等)や周辺環境の変動(例えば、温度変化など)が原因となって、センサ信号と検波信号との間に意図しない位相ずれが発生することもある。そのため、センサ信号と検波信号とが同期するようにセンサ信号と検波信号との位相関係を調整することが重要である。
そこで、特開平8−14916号公報(特許文献1)には、感温素子(所定の温度特性を有する素子)を含む位相補正回路を備えることにより、温度変化に起因する位相ずれを補正する振動ジャイロが開示されている。
特開平8−14916号公報
しかしながら、製造ばらつきにより位相補正回路の温度特性が所望の温度特性になるとは限らないので、位相調整回路における位相補正量を精密に設定することが困難であった。このように、従来ではセンサ信号と検波信号との位相関係を精密に調整できないので、検波精度を向上させることが困難であった。
そこで、この発明は、センサ信号と検波信号との位相関係を精密に調整することを目的とする。
この発明の1つの局面に従うと、物理量検出回路は、外部から与えられた物理量に応じてセンサ信号を出力する物理量センサに用いられる物理量検出回路であって、上記センサ信号の周波数に対応する周波数を有する基準クロックが供給されるとともに上記基準クロックの周波数よりも高い周波数を有する第1の動作クロックに同期して動作し、上記基準クロックの遷移エッジを上記第1の動作クロックの所定のパルス数だけ遅延させる第1の位相調整回路と、上記第1の位相調整回路によって遅延された基準クロックの遷移エッジを基準として上記センサ信号から上記物理量に対応する物理量信号を検波する検波回路とを備える。
上記物理量検出回路では、第1の動作クロックの周期を単位として基準クロックの遷移エッジの位相(すなわち、検波信号の位相)を設定できる。また、第1の動作クロックの周波数が高い程、基準クロックの遷移エッジの位相を精密に設定できる。これにより、従来よりもセンサ信号と検波信号との位相関係を精密に調整でき、検波精度を向上させることができる。
上記第1の位相調整回路は、上記第1の動作クロックに同期して上記基準クロックを順次シフトさせることにより複数の遅延クロックを生成するシフトレジスタと、上記シフトレジスタによって生成された複数の遅延クロックのうちいずれか1つを選択するセレクタとを含んでいても良い。上記検波回路は、上記セレクタによって選択された遅延クロックの遷移エッジを基準として上記センサ信号から上記物理量信号を検波しても良い。このように構成することにより、基準クロックの遷移エッジを第1の動作クロックの所定のパルス数だけ遅延させることができる。
上記検波回路は、上記センサ信号をデジタルセンサ信号に変換するアナログ/デジタル変換回路と、上記セレクタによって選択された遅延信号の遷移エッジに応答して正弦波信号に対応するデジタル検波信号を生成する検波信号生成回路と、上記アナログ/デジタル変換回路によって得られたデジタルセンサ信号に上記検波信号生成回路によって生成されたデジタル検波信号を乗算することによって上記物理量信号を検波する乗算回路とを含んでいても良い。このように物理量検出回路をデジタル化することにより、製造ばらつきや周辺環境の変動に対する耐性を強化することができる。
また、上記第1の位相調整回路は、上記基準クロックの遷移エッジに応答して上記第1の動作クロックの発生パルス数の計数を開始し、発生パルス数が所定値に到達するとタイミング信号を生成する位相調整カウンタを含んでいても良い。上記検波回路は、上記位相調整カウンタによって生成されたタイミング信号の遷移エッジを基準として上記センサ信号から上記物理量信号を検波しても良い。このように構成することにより、基準クロックの遷移エッジを第1の動作クロックの所定のパルス数だけ遅延させることができる。
上記検波回路は、上記センサ信号をデジタルセンサ信号に変換するアナログ/デジタル変換回路と、上記位相調整カウンタによって生成されたタイミング信号の遷移エッジに応答して正弦波信号に対応するデジタル検波信号を生成する検波信号生成回路と、上記アナログ/デジタル変換回路によって得られたデジタルセンサ信号に上記検波信号生成回路によって生成されたデジタル検波信号を乗算することによって上記物理量信号を検波する乗算回路とを含んでいても良い。このように物理量検出回路をデジタル化することにより、製造ばらつきや周辺環境の変動に対する耐性を強化することができる。
好ましくは、上記物理量検出回路は、上記アナログ/デジタル変換回路によって得られたデジタルセンサ信号が供給されるとともに上記基準クロックの周波数よりも高い周波数を有する第2の動作クロックに同期して動作し、上記デジタルセンサ信号を上記第2の動作クロックの所定のパルス数だけ遅延させる第2の位相調整回路をさらに備える。上記乗算回路は、上記第2の位相調整回路によって遅延されたデジタルセンサ信号に上記デジタル検波信号を乗算する。上記物理量検出回路では、センサ信号および検波信号の両方の位相を設定可能にすることにより、センサ信号の位相遅れおよび検波信号の位相遅れの両方を補正できる。
好ましくは、上記第1の動作クロックの周波数は、上記第2の動作クロックの周波数よりも低い。このように設定することにより、第1の位相調整回路の位相調整の精度は、第2の位相調整回路の位相調整の精度よりも低くなる。このように、位相調整の精度が異なる第1および第2の位相調整回路に位相調整処理を分担させることにより、位相調整処理に要する回路規模および消費電力を低減することができる。
この発明の別の局面に従うと、物理量検出回路は、外部から与えられた物理量に応じてセンサ信号を出力する物理量センサに用いられる物理量検出回路であって、上記センサ信号をデジタルセンサ信号に変換するアナログ/デジタル変換回路と、上記センサ信号の周波数に対応する周波数を有する基準クロックの遷移エッジに応答して正弦波信号に対応するデジタル検波信号を生成する検波信号生成回路と、上記アナログ/デジタル変換回路によって得られたデジタルセンサ信号が供給されるとともに上記基準クロックの周波数よりも高い周波数を有するクロックに同期して動作し、上記デジタルセンサ信号を上記クロックの所定のパルス数だけ遅延させる位相調整回路と、上記位相調整回路によって遅延されたデジタルセンサ信号に上記検波信号生成回路によって生成されたデジタル検波信号を乗算することによって上記物理量に対応する物理量信号を検波する乗算回路とを備える。
上記物理量検出回路では、基準クロックの周波数よりも高い周波数を有するクロックの周期を単位としてセンサ信号(デジタルセンサ信号)の位相を設定できる。また、そのクロックの周波数が高い程、デジタルセンサ信号の位相を精密に設定できる。これにより、従来よりもセンサ信号と検波信号との位相関係を精密に調整でき、検波精度を向上させることができる。
この発明のさらに別の局面に従うと、物理量検出方法は、外部から与えられた物理量を検知する物理量センサのセンサ信号から上記物理量に対応する物理量信号を検波する方法であって、上記センサ信号の周波数よりも高い周波数を有する動作クロックの所定のパルス数だけ上記センサ信号および上記センサ信号に対応する検波信号のうち少なくとも一方を遅延させ、少なくとも一方が遅延された上記センサ信号および上記検波信号を用いて上記物理量信号を検波する。
上記物理量検出方法では、基準クロックの周波数よりも高い周波数を有する信号の周期を単位としてセンサ信号と検波信号との位相関係を調整できる。
以上のように、センサ信号と検波信号との位相関係を精密に調整できる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
(実施形態1)
図1は、この発明の実施形態1による物理量センサ装置の構成を示す。物理量センサ装置は、物理量センサ10と、駆動回路11と、物理量検出回路12とを備える。
〔物理量センサ〕
物理量センサ10は、所定周波数を有する駆動信号Sdrvが駆動回路11から供給されるとともに、外部から与えられた物理量(例えば、角速度,加速度など)に応じてセンサ信号S10を出力する。センサ信号S10の周波数は、駆動信号Sdrvの周波数に対応する。例えば、センサ信号S10の中心周波数は、駆動信号Sdrvの周波数に相当する。なお、ここでは、物理量センサ10は、音叉型角速度センサであるものとする。
物理量センサ10は、音叉本体10aと、駆動用圧電素子Pdrvと、振動検出用圧電素子Poscと、角速度検出用圧電素子PDa,PDbとを有する。音叉本体10aは、それぞれが中央部で直角にねじられた一対の音叉片(駆動用・検出用)と、音叉片の各々の一端を連結する連結部と、回転軸となるように連結部に設けられた支持ピンとを有する。駆動用圧電素子Pdrvは、駆動回路11からの駆動信号Sdrvの周波数および振幅に応じて駆動用の音叉片を振動させる。これにより、駆動用の音叉片と検出用の音叉片とが互いに共振する。この音叉振動によって、振動検出用圧電素子Poscには、電荷が発生する(すなわち、振動信号Soscが発生する)。また、回転角速度が発生すると、角速度検出用圧電素子PDa,PDbには、回転角速度(コリオリ力)に応じた電荷が発生する(すなわち、センサ信号S10が発生する)。
〔駆動回路〕
駆動回路11は、駆動信号Sdrvを物理量センサ10に供給する。また、駆動回路11は、物理量センサ10からの振動信号Soscに応じて駆動信号Sdrvの周波数および振幅を調整する。駆動回路11では、モニタアンプ11aは、物理量センサ10からの振動信号Soscを電圧に変換し、自動利得制御増幅器(AGC)11bは、駆動アンプ11cに供給される電圧が一定値になるように、自己の増幅利得を変化させる。駆動アンプ11cは、自動利得制御増幅器11bの出力に応じて駆動信号Sdrvの周波数および振幅を制御する。このように、振動信号Soscに応じて駆動信号Sdrvが調整されることにより、物理量センサ10の最大振動振幅および振動周波数が一定に保たれる。
〔物理量検出回路〕
物理量検出回路12は、物理量センサ10からのセンサ信号S10に基づいて物理量を検出する。物理量検出回路12は、波形整形回路101と、逓倍回路102と、位相調整回路100と、入力アンプ103と、同期検波回路104と、ローパスフィルタ105と、出力アンプ106とを含む。
波形整形回路101は、駆動信号Sdrvを方形波に変換し、基準クロックCKrefとして出力する。例えば、波形整形回路101は、コンパレータやインバータによって構成される。基準クロックCKrefの周波数は、駆動信号Sdrvの周波数(すなわち、センサ信号S10の周波数)と実質的に同一である。
逓倍回路102は、基準クロックCKrefを逓倍し、基準クロックCKrefの周波数よりも高い周波数を有する動作クロックCKaを生成する。例えば、逓倍回路102はPLL(Phase Locked Loop)によって構成される。
位相調整回路100は、シフトレジスタ100Rと、セレクタ100Sとを含む。シフトレジスタ100Rは、逓倍回路102からの動作クロックCKaに同期して波形整形回路101からの基準クロックCKrefを順次シフトさせることにより、位相が所定量ずつずれたn個(nは2以上の整数)の遅延クロックCK1,CK2,・・CKnを生成する。例えば、シフトレジスタ100Rは、縦続接続された複数のフリップフロップによって構成される。セレクタ100Sは、外部制御により設定された設定値SETに応じて、遅延クロックCK1,CK2,・・・,CKnのいずれか1つを選択し、選択した遅延クロックを選択クロックSSSとして出力する。設定値SETは、位相調整回路100の遅延時間を設定するための値であり、動作クロックCKaのパルス数を示す。例えば、設定値SETが“3”に設定されると、セレクタ100Sは、第3番目の遅延クロックCK3を選択する。これにより、位相調整回路100の遅延時間は、動作クロックCKaの3パルスに対応する時間に設定される。
入力アンプ103は、物理量センサ10からのセンサ信号S10を電圧に変換し、アナログセンサ信号Ssncとして出力する。
同期検波回路104は、位相調整回路100からの選択クロックSSSを用いて入力アンプ103によって得られたアナログセンサ信号Ssncから物理量信号(物理量センサ10によって検知された物理量に対応する信号)を検波する。
ローパスフィルタ105は、ノイズ除去等のために同期検波回路104によって検波された物理量信号のうち低周波数成分のみを通過させる。出力アンプ106は、ローパスフィルタ105によって処理された物理量信号を増幅し、アナログ検出信号Sphyとして出力する。
〔動作〕
次に、図2を参照しつつ、図1に示した物理量検出回路12による動作について説明する。なお、ここでは、動作クロックCKaの周期を“t”とし、アナログセンサ信号Ssncの位相は、駆動信号Sdrvの位相(すなわち、基準クロックCKrefの位相)よりも“3t”だけ遅れているものとする。
波形整形回路101は、駆動信号Sdrvを基準クロックCKrefに変換し、逓倍回路102は、基準クロックCKrefに基づいて動作クロックCKaを生成し、シフトレジスタ100Rは、複数の遅延クロックCK1,CK2,・・・,CKn(図2では5個)を生成する。
ここで、設定値SETが「3」に設定されると、セレクタ100Sは、3番目の遅延クロックCK3を選択クロックSSSとして選択する。これにより、選択クロックSSSの位相をアナログセンサ信号Ssncの位相に一致させることができる。また、選択クロックSSSの周波数は基準クロックCKrefの周波数と同一であるので、同期検波回路104は、位相調整回路100からの選択クロックSSSをそのままアナログセンサ信号Ssncに乗算して物理量信号を検出する。
このように、同期検波回路104は、選択クロックSSSの遷移エッジを基準として物理量信号の検波を開始する。また、選択クロックSSSの遷移エッジは、基準クロックCKrefの遷移エッジよりも“3t”だけ遅延している。すなわち、位相調整回路100は、基準クロックCKrefの遷移エッジを動作クロックCKaの3パルスに対応する時間だけ遅延させる。
以上のように、動作クロックCKaの周期を単位として検波信号(選択クロックSSS)の位相を設定できる。また、動作クロックCKaの周波数が高い程、選択クロックSSSの位相を精密に設定できる。これにより、従来よりもセンサ信号S10と検波信号との位相関係を精密に調整でき、検波精度を向上させることができる。
また、位相調整回路100をデジタル回路によって構成することにより、従来よりも製造ばらつきや周辺環境の変動に対する耐性を強化することができる。すなわち、製造ばらつきや周辺環境の変動に起因する遅延時間(位相調整回路100の遅延時間)の誤差を少なくすることができる。
(実施形態1の変形例)
また、図3のように、位相調整回路100は、デジタル化された物理量検出回路にも適用可能である。図3に示した物理量検出回路12aは、入力アンプ111と、アナログ/デジタル変換器(A/D)112と、検波信号生成器113と、乗算器114と、デジタルフィルタ115と、図1に示した波形整形回路101,逓倍回路102,位相調整回路100とを含む。
入力アンプ111は、物理量センサ10からのセンサ信号S10を電圧に変換し、アナログセンサ信号Ssncとして出力する。アナログ/デジタル変換器112は、動作クロックCKaに同期してアナログセンサ信号Ssncをサンプリングし、サンプリングしたアナログ値(振幅値)をデジタル値に変換する。これにより、アナログセンサ信号Ssncは、複数のデジタル値によって構成されたデジタルセンサ信号Dsncに変換される。
検波信号生成器113は、位相調整回路100からの選択クロックSSSの遷移エッジ(ここでは、立ち上がりエッジ)に応答して、正弦波信号に対応するデジタル検波信号Ddetを生成する。デジタル検波信号Ddetは、複数の正弦波データによって構成される。複数の正弦波データは、それぞれ、所定クロック(例えば、動作クロックCKa)に同期して所定周波数の正弦波信号(例えば、駆動信号Sdrv)をサンプリングすることによって得られる複数のアナログ値(振幅値)に対応する(図4B参照)。例えば、複数の正弦波データは、正弦関数で表現される理想的な振幅値を示す。
乗算器114は、アナログ/デジタル変換器112によって得られたデジタル信号Dsncに検波信号生成器113によって生成されたデジタル検波信号Ddetを乗算する。これにより、物理量信号が検波される。デジタルフィルタ115は、動作クロックCKaに同期して動作し、ノイズ除去等のために乗算器114によって検波された物理量信号のうち低周波数成分のみをデジタル検出信号Dphyとして通過させる。
〔検波信号生成器〕
図4Aのように、検波信号生成器113は、リングカウンタ121と、データ格納部122と、データ読出部123とを含む。リングカウンタ121,データ読出部123は、動作クロックCKaに同期して動作する。リングカウンタ121は、選択クロックSSSの遷移エッジに応答してカウント値CNTのインクリメントを開始し、カウント値CNTが所定の最大値に到達するとカウント値CNTを“0”にリセットする。データ格納部122は、デジタル検波信号Ddetの元となる複数の正弦波データDATAを格納する。データ読出部123は、予め設定されたカウント値CNTと正弦波データDATAとの対応関係(図4B)に基づいて、リングカウンタ121のカウント値CNTに対応する正弦波データDATAを読み出して出力する。このようにして、正弦波データD0,D1,D2,・・・,D15を順番に出力するによって、正弦波信号に対応するデジタル検波信号Ddetが生成される。
〔動作〕
次に、図5を参照しつつ、図3に示した物理量検出回路12aによる動作について説明する。なお、ここでは、アナログセンサ信号Ssncの位相は、基準クロックCKrefの位相よりも“3t”だけ遅れているものとする。
アナログ/デジタル変換器112は、動作クロックCKaに同期してアナログセンサ信号Ssncをデジタル値P0,P1,P2,・・・・に変換する。
ここで、設定値SETが“3”に設定されると、位相調整回路100は、基準クロックCKrefを動作クロックCKaの3パルスに対応する時間“3t”だけ遅延させ、選択クロックSSSとして出力する。検波信号生成器113は、位相調整回路100からの選択クロックSSSの遷移エッジに応答して正弦波データD0,D1,D2・・・を順番に出力する。これにより、デジタル検波信号Ddetの位相をアナログセンサ信号Ssncの位相に一致させることができる。乗算器114は、アナログ/デジタル変換器112によって得られたデジタル値P0,P1,P2,・・・に検波信号生成器113からの正弦波データD0,D1,D2,・・・をそれぞれ乗算する。
このように、デジタル検波信号Ddetの位相は、選択クロックSSSの遷移エッジによって規定される。すなわち、乗算器114は、選択クロックSSSの遷移エッジを基準として物理量信号の検波を開始する。
以上のように、位相調整回路100は、デジタル化された物理量検出回路にも適用可能である。また、物理量検出回路をデジタル化することにより、製造ばらつきや周辺環境の変化に対する耐性を強化することができ、検波精度をさらに向上させることができる。
なお、基準クロックCKrefの周波数よりも高い周波数を有する別の動作クロック(動作クロックCKaとは異なる周波数を有する動作クロック)を位相調整回路100に供給しても良い。
〔検波信号生成器の変形例〕
また、図6Aのように、リングカウンタ121が基準クロックCKrefの遷移エッジに応答してカウント値CNTのインクリメントを開始するように構成しても良い。この場合、データ読出部123におけるカウント値CNTと正弦波データDATAとの対応関係は、外部制御CTRLによって設定可能である。データ読出部123は、選択クロックSSSの遷移エッジに応答して、カウント値CNTに対応する正弦波データDATAの読み出しを開始する。例えば、位相調整回路100の設定値SETが“3”に設定されると、カウント値CNTと正弦波データDATAとの対応関係は、図6Bのように設定される。このように設定することにより、検波信号生成器113は、選択クロックSSSの遷移エッジに応答して正弦波データD0,D1,D2,・・・を順番に出力することができる。
(実施形態2)
図7は、この発明の実施形態2による物理量センサ装置の構成を示す。この物理量センサ装置は、図1に示した物理量検出回路12に代えて、物理量検出回路22を備える。物理量検出回路22は、図1に示した位相調整回路100に代えて、位相調整回路200を含む。その他の構成は、図1と同様である。
位相調整回路200は、位相調整カウンタ201と、分周回路202とを含む。位相調整カウンタ201は、基準クロックCKrefの遷移エッジ(ここでは、立ち上がりエッジ)に応答して動作クロックCKaの発生パルス数の計数を開始し、そのカウント値が外部制御によって設定された設定値SETに到達するとタイミング信号TTTを出力する。例えば、位相調整カウンタ201は、複数のフリップフロップや論理演算素子によって構成される。分周回路202は、位相調整カウンタ201からのタイミング信号TTTの遷移エッジに応答して分周処理を開始する(例えば、分周回路202の出力が初期状態にリセットされる。)。そして、分周回路202は、動作クロックCKaを分周し、基準クロックCKrefの周波数と同一の周波数を有するアナログ検波信号Sdetを生成する。例えば、動作クロックCKaの周波数が基準クロックCKrefの周波数の16倍である場合、分周回路202は、動作クロックCKaの周波数の1/16に分周する。
〔動作〕
次に、図8を参照しつつ、図7に示した物理量検出回路22による動作について説明する。なお、ここでは、アナログセンサ信号Ssncの位相は、基準クロックCKrefの位相よりも“3t”だけ遅れているものとする。また、動作クロックCKaの周波数を1/16に分周するために、分周回路202を5ビットカウンタによって構成し、その5ビットカウンタの5出力のうちMSB(Most Significant Bit)に対応する出力をアナログ検波信号Sdetとして供給するものとする。
位相調整カウンタ201は、基準クロックCKrefの遷移エッジに応答して動作クロックCKaの発生パルス数の計数を開始する。ここで、設定値SETが“3”に設定されると、位相調整カウンタ201は、カウント値が“3”に到達するとタイミング信号TTTを出力する。分周回路202は、位相調整カウンタ201からのタイミング信号TTTの遷移エッジに応答して、予め設定された初期値(ここでは、8)からカウントを開始し、カウント値が最大値(ここでは、15)に到達するとカウント値を“0”にリセットする。分周回路202のMSB出力は、分周回路202のカウント値が8〜15のいずれかである場合には“1”になり、分周回路202のカウント値が0〜7のいずれかである場合には“0”になる。これにより、アナログ検波信号Sdetの位相をアナログセンサ信号Ssncの位相に一致させることができる。
このように、アナログ検波信号Sdetの位相は、タイミング信号TTTの遷移エッジによって規定される。すなわち、同期検波回路104は、タイミング信号TTTの遷移エッジを基準として物理量信号の検波を開始する。
以上のように、動作クロックCKaの周期を単位としてアナログ検波信号Sdetの位相を設定できる。また、動作クロックCKaの周波数が高い程、アナログ検波信号Sdetの位相を精密に設定できる。これにより、従来よりもセンサ信号S10と検波信号との位相関係を精密に調整でき、検波精度を向上させることができる。
また、位相調整回路200をデジタル回路によって構成することにより、従来よりも製造ばらつきや周辺環境の変化に対する耐性を強化することができる。
なお、分周回路202は、基準クロックCKrefの周波数よりも高い周波数を有する別の動作クロック(動作クロックCKaとは異なる周波数を有する動作クロック)を分周し、アナログ検波信号Sdetを生成しても良い。
(実施形態2の変形例1)
また、図9のように、位相調整カウンタ201は、デジタル化された物理量検出回路にも適用可能である。図9に示した物理量検出回路22aは、図3に示した位相調整回路100に代えて、図7に示した位相調整カウンタ201を含む。検波信号生成器113は、位相調整カウンタ201からのタイミング信号TTTの遷移エッジに応答してデジタル検波信号Ddetの生成を開始する。その他の構成は、図3と同様である。
図10のように、設定値SETが“3”に設定されると、位相調整カウンタ201は、基準クロックCKrefの遷移エッジから動作クロックCKaの3パルスに対応する時間“3t”の経過後にタイミング信号TTTを出力する。検波信号生成器113は、位相調整カウンタ201からのタイミング信号TTTの遷移エッジに応答して、正弦波データD0,D1,D2,・・・を順番に出力する。これにより、デジタル検波信号Ddetの位相をアナログセンサ信号Ssncの位相に一致させることができる。
なお、位相調整カウンタ201は、基準クロックCKrefの周波数よりも高い周波数を有する別の動作クロック(動作クロックCKaとは異なる周波数を有する動作クロック)に同期して動作しても良い。
(実施形態2の変形例2)
なお、図11のように、位相調整カウンタ201からのタイミング信号TTTの遷移エッジに応答して、別の動作クロックCKpを生成しても良い。図11に示した物理量検出回路22bは、図9に示した構成に加えて、分周回路202p(クロック生成回路)と、デシメーションフィルタ116とを備える。
分周回路202pは、位相調整カウンタ201からのタイミング信号TTTの遷移エッジに応答して分周処理を開始し、動作クロックCKaを分周し動作クロックCKaの周波数よりも低い周波数を有する動作クロックCKpを生成する。これにより、動作クロックCKpの位相をアナログセンサ信号Ssncに一致させることができる。
アナログ/デジタル変換器112,デシメーションフィルタ116,位相調整カウンタ201は、逓倍回路102からの動作クロックCKaに同期して動作する一方、検波信号生成器113,デジタルフィルタ115は、分周回路202pからの動作クロックCKpに同期して動作する。このように、デシメーションフィルタ116の前後で動作周波数が異なる。デシメーションフィルタ116は、デジタルセンサ信号Dsncにデシメーション処理(サンプリング周波数の変換やデジタル値の間引き等)を実行することにより、動作クロックCKaに対応するデジタルセンサ信号Dsncを動作クロックCKpに対応するデジタルセンサ信号Ddcに変換する。
このように構成することにより、位相調整カウンタ201の動作クロックCKaが検波信号生成器113の動作クロックCKpと異なっている場合でも、動作クロックCKaの周期を単位としてデジタル検波信号Ddetの位相を調整できる。
(実施形態3)
図12は、この発明の実施形態3による物理量センサ装置の構成を示す。この物理量センサ装置は、図3に示した物理量検出回路12aに代えて、物理量検出回路32を備える。物理量検出回路32は、図3に示した位相調整回路100に代えて、デジタルセンサ信号Dsncの位相を調整するための位相調整回路300を備える。その他の構成は、図3と同様である。
位相調整回路300は、シフトレジスタ300Rと、セレクタ300Sとを含む。シフトレジスタ300Rは、逓倍回路102からの動作クロックCKaに同期してデジタルセンサ信号Dsncを順次シフトさせることにより、位相が所定量ずつずれたm個(mは、2以上の整数)の遅延信号DD1DD2,・・・,DDmを生成する。例えば、シフトレジスタ300Rは、縦続接続された複数のフリップフロップによって構成される。セレクタ300Sは、外部制御により設定された設定値SET1に応じて遅延信号DD1DD2,・・・,DDmのいずれか1つを選択し、選択した遅延信号を遅延デジタルセンサ信号DDsncとして出力する。設定値SET1は、位相調整回路300の遅延時間を設定するための値であり、動作クロックCKaのパルス数を示す。
検波信号生成器113は、基準クロックCKrefの遷移エッジに応答してデジタル検波信号Ddetの生成を開始する。乗算器114は、位相調整回路300からの遅延デジタルセンサ信号DDsncに検波信号生成器113からのデジタル検波信号Ddetを乗算する。
〔動作〕
次に、図13を参照しつつ、図12に示した物理量検出回路32による動作について説明する。なお、ここでは、アナログセンサ信号Ssncの位相は、基準クロックCKrefの位相よりも“3t”だけ進んでいるものとする。
アナログ/デジタル変換器112は、アナログセンサ信号Ssncをデジタルセンサ信号Dsncに変換する。ここで、設定値SET1が“3”に設定されると、シフトレジスタ300Rは、3番目の遅延信号DD3を遅延デジタルセンサ信号DDsncとして選択する。すなわち、位相調整回路300は、デジタルセンサ信号Dsncを動作クロックCKaの3パルスに対応する時間“3t”だけ遅延させる。これにより、遅延デジタルセンサ信号DDsncの位相を基準クロックCKrefの位相(すなわち、デジタル検波信号Ddetの位相)に一致させることができる。
以上のように、動作クロックCKaの周期を単位としてセンサ信号(遅延デジタルセンサ信号DDsnc)の位相を設定できる。また、動作クロックCKaの周波数が高い程、遅延デジタルセンサ信号DDsncの位相を精密に設定できる。これにより、従来よりもセンサ信号と検波信号との位相関係を精密に調整できるので、検波精度を向上させることができる。
また、位相調整回路300をデジタル回路によって構成することにより、従来よりも製造ばらつきや周辺環境の変動に対する耐性を強化することができる。
なお、位相調整回路300は、基準クロックCKrefよりも高い周波数を有する別のクロック(動作クロックCKaとは異なる周波数を有するクロック)に同期して動作しても良い。
(実施形態3の変形例1)
また、図14のように、2つの位相調整回路を用いて、センサ信号(デジタルセンサ信号DDsnc)の位相および検波信号(デジタル検波信号Ddet)の位相をそれぞれ調整しても良い。図14に示した物理量検出回路32aは、図12に示した構成に加えて、分周回路311bと、デシメーションフィルタ116と、図1に示した位相調整回路100を含む。
分周回路311bは、逓倍回路102からの動作クロックCKaを分周し、動作クロックCKaの周波数よりも低い周波数を有する動作クロックCKbを生成する。アナログ/デジタル変換器112,位相調整回路300,デシメーションフィルタ116は、逓倍回路102からの動作クロックCKaに同期して動作する一方、位相調整回路100,検波信号生成器113,デジタルフィルタ115は、分周回路311bからの動作クロックCKbに同期して動作する。このように、デシメーションフィルタ116の前後で動作周波数が異なる。デシメーションフィルタ116は、動作クロックCKaに対応する遅延デジタルセンサ信号DDsncを動作クロックCKbに対応するデジタルセンサ信号Ddcに変換する。
〔動作〕
次に、図15を参照しつつ、図14に示した物理量検出回路32aによる動作について説明する。なお、ここでは、アナログセンサ信号Ssncの位相は、基準クロックCKrefの位相よりも“5t”だけ遅れているものとする。また、デシメーションフィルタ116は、遅延デジタルセンサ信号DDsncを動作クロックCKbの周波数(動作クロックCKaの周波数の1/2)に対応させるために、遅延デジタルセンサ信号DDsncからデジタル値を1つおきに間引くものとする。
位相調整回路300の設定値SET1が“”に設定されると、位相調整回路300は、デジタルセンサ信号Dsncを動作クロックCKaの1パルスに対応する時間“t“だけ遅延させる。これにより、基準クロックCKrefと遅延デジタルセンサ信号DDsncとの位相差は“6t”になる。また、基準クロックCKrefとデシメーションフィルタ116によって得られたデジタルセンサ信号Ddcとの位相差も“6t”になる。
一方、位相調整回路100の設定値SETが“3”に設定されると、位相調整回路100は、基準クロックCKrefを動作クロックCKbの3パルスに対応する時間“6t”だけ遅延させて、選択クロックSSSとして出力する。これにより、基準クロックCKrefとデジタル検波信号Ddetとの位相差は“6t”になるので、デジタルセンサ信号Ddcの位相とデジタル検波信号Ddetの位相とを互いに一致させることができる。
以上のように、センサ信号(遅延デジタルセンサ信号DDsnc)および検波信号(デジタル検波信号Ddet)の両方の位相を設定可能にすることにより、センサ信号の位相遅れおよび検波信号の位相遅れの両方を補正できる。
また、動作クロックCKbは動作クロックCKaよりも周波数が低いので、位相調整回路100の位相調整の精度は、位相調整回路300の位相調整の精度よりも低い。このように、位相調整の精度がそれぞれ異なる位相調整回路100,300に位相調整処理を分担させることにより、位相調整処理に要する回路規模および消費電力を低減することができる。例えば、動作クロックCKaの周期“t”を単位として最大遅延時間を“16t”に設定できるように構成する場合、図3に示した物理量検出回路12aでは位相調整回路100に16個のフリップフロップを設ける必要があるが、図14に示した物理量検出回路32aでは位相調整回路100,300にフリップフロップを4個ずつ設ければ良い。
(実施形態3の変形例2)
また、図16に示した物理量検出回路32bのように、図14に示した位相調整回路100を図7に示した位相調整カウンタ201に置き換えても良い。位相調整カウンタ201は、動作クロックCKaよりも周波数が低い動作クロックCKbに同期して動作する。このように構成した場合も、図14の場合と同様の効果を得ることができる。
(実施形態3の変形例3)
さらに、図17のように、3つの位相調整回路を用いて、アナログ/デジタル変換器112のサンプリングクロックCKspの位相,センサ信号(遅延デジタルセンサ信号DDsnc)の位相,検波信号(デジタル検波信号Ddet)の位相をそれぞれ調整しても良い。図17に示した物理量検出回路32cは、図14に示した構成に加えて、分周回路311a,位相調整回路100aを含む。
逓倍回路102は、基準クロックCKrefを逓倍し、逓倍クロックCKxを生成する。分周回路311aは、逓倍回路102からの逓倍クロックCKxを分周し、アナログ/デジタル変換器112に要求されるサンプリング周波数を同一の周波数を有する動作クロックCKaを生成する。分周回路311bは、分周回路311aからの動作クロックCKaを分周し、動作クロックCKbを生成する。
位相調整回路100aは、位相調整回路100と同様の構成である。位相調整回路100aのシフトレジスタは、逓倍クロックCKxに同期して動作クロックCKaを順次シフトさせることにより、位相が所定量ずつずれた複数の遅延クロックを生成する。位相調整回路100aのセレクタは、外部制御により設定された設定値SET2に応じてシフトレジスタによって生成された複数の遅延クロックのいずれか1つを選択し、選択した遅延クロックをサンプリングクロックCKspとして出力する。設定値SET2は、位相調整回路100aの遅延時間を設定するための値であり、逓倍クロックCKxのパルス数を示す。
〔動作〕
次に、図18を参照しつつ、図17に示した物理量検出回路32cによる動作について説明する。なお、ここでは、逓倍クロックCKxの周期を“t”とし、アナログセンサ信号Ssncの位相は、基準クロックCKrefの位相よりも“11t”だけ遅れているものとする。また、動作クロックCKa(サンプリングクロックCKsp)の周波数,動作クロックCKbの周波数は、それぞれ、逓倍クロックCKxの周波数の“1/4”,“1/8”であるものとする。
動作クロックCKa(位相調整される前のサンプリングクロック)の遷移エッジは、アナログセンサ信号Ssncの所望サンプリングポイントSP0,SP1,SP2,・・・・(例えば、正弦波データD0,D1,D2,・・・に対応するポイント)に一致していない。ここで、位相調整回路100aの設定値SET2が“3”に設定されると、位相調整回路100aは、動作クロックCKaを逓倍クロックCKxの3パルスに対応する時間“3t”だけ遅延させてサンプリングクロックCKspとして出力する。これにより、サンプリングクロックCKspの遷移エッジを所望サンプリングポイントSP1,SP2,・・・・にそれぞれ一致させることができる。
また、位相調整回路300の設定値SET1を“1”に設定すると、位相調整回路300は、デジタルセンサ信号Dsncを動作クロックCKaの1パルスに対応する時間“4t”だけ遅延させ、遅延デジタルセンサ信号DDsncとして出力する。ここでは、動作クロックCKaはサンプリングクロックCKspに対して位相が“t”だけずれているので、基準クロックCKrefと遅延デジタルセンサ信号DDsncとの位相差は“16t(=3t+8t+t+4t)”になる。また、基準クロックCKrefとデシメーションフィルタ105からのデジタルセンサ信号Ddcとの位相差も“16t”になる。
さらに、位相調整回路100の設定値SETを“2”に設定すると、位相調整回路100は、基準クロックCKrefを動作クロックCKbの2パルスに対応する時間“16t”だけ遅延させ、選択クロックSSSとして出力する。これにより、基準クロックCKrefとデジタル検波信号Ddetとの位相差は“16t”になる。
以上のように、逓倍クロックCKxの周期を単位としてアナログ/デジタル変換器112のサンプリングクロックCKspの位相を設定することができる。また、サンプリングクロックCKspの位相を調整することにより、サンプリングポイント(サンプリングクロックCKspの遷移エッジの位置)を移動させることができ、その結果、デジタルセンサ信号Dsncの位相を変更することができる。これにより、アナログ/デジタル変換器112のサンプリング周波数の増大を抑制しつつ位相調整の精度を向上させることができる。また、サンプリングクロックの遷移エッジを所望サンプリングポイントSP0,SP1,SP2,・・・・に一致させる(または近づける)ことができ、アナログ/デジタル変換の精度を向上させることができる。
なお、分周回路311bは、位相調整回路100aからのサンプリングクロックCKspを分周して動作クロックCKbを生成しても良い。
(実施形態3の変形例4)
また、図19のように、位相調整カウンタを用いて、アナログ/デジタル変換器112のサンプリングクロックCKspの位相を調整しても良い。図19に示した物理量検出回路32dは、図17に示した位相調整回路100aに代えて、位相調整カウンタ201a,分周回路202aを含む。その他の構成は、図17と同様である。
位相調整カウンタ201aは、基準クロックCKrefの遷移エッジに応答して逓倍クロックCKxの発生パルス数の計数を開始し、そのカウント値が外部制御によって設定された設定値SET2に到達するとタイミング信号STRを出力する。分周回路202aは、位相調整カウンタ201aからのタイミング信号STRの遷移エッジに応答して分周処理を開始し、逓倍回路102からの逓倍クロックCKxを分周して所定のサンプリング周波数を有するサンプリングクロックCKspを生成する。
また、図17,図19に示した位相調整回路100を図7に示した位相調整カウンタ201に置き換えた場合も同様の効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
なお、以上の各実施形態における物理センサ10は、音叉型に限らず、円柱型,正三角柱型,正四角柱型,リング型や、その他の形状であっても良い。また、図20のように、物理量センサ10は、静電容量式加速度センサであっても良い。物理量センサ10は、固定部10bと、可動部10cと、可動電極Pma,Pmbと、検出電極Pfa,Pfbと、差動増幅器10dとを有する。可動部10cは、加速度に応じて変位するように固定部10bに連結される。可動電極Pma,Pmbは、可動部10cに配置される。検出電極Pfa,Pfbは、それぞれ、可動電極Pma,Pmbに対向するように、固定部10bに配置される。すなわち、可動電極Pma,検出電極Pfaによって容量素子Caが構成され、可動電極Pmb,検出電極Pfbによって容量素子Cbが構成される。また、容量素子Ca,Cbには、それぞれ、発振回路11dからの駆動信号Sdrvが供給される。差動増幅器10dは、検出電極Pfa,Pfbのそれぞれに発生する電荷量の差に対応するセンサ信号S10を出力する。加速度が発生すると、可動部10cの変位に起因して容量素子Caの静電容量および容量素子Cbの静電容量のうち一方が増加し他方が減少する。これにより、検出電極Pfa,Pfbのそれぞれにおける電荷量に差が生じ、この差に対応するセンサ信号S10が出力される。
また、以上の各実施形態において設定値SET,SET1,SET2は変更可能な値として説明したが、設定値SET,SET1,SET2は固定値であっても良い。
この発明は、センサ信号と検波信号との位相関係を精密に調整できるので、移動体,携帯電話,デジタルカメラ,ゲーム機などに用いられる物理量センサ(例えば、音叉型角速度センサや静電容量式加速度センサなど)に好適である。
この発明の実施形態1による物理量センサ装置の構成を示すブロック図。 図1に示した物理量検出回路による動作について説明するためのタイミングチャート。 図1に示した物理量検出回路の変形例を示すブロック図。 (A)図3に示した検波信号生成器の構成例を示すブロック図。(B)図4Aの検波信号生成器におけるカウント値と正弦波データとの対応関係を示す図。 図3に示した物理量検出回路による動作について説明するためのタイミングチャート。 (A)図3に示した検波信号生成器の別の構成例を示すブロック図。(B)図6Aの検波信号生成器におけるカウント値と正弦波データとの対応関係を示す図。 この発明の実施形態2による物理量センサ装置の構成を示すブロック図。 図7に示した物理量検出回路による動作について説明するためのタイミングチャート。 図7に示した物理量検出回路の変形例1を示すブロック図。 図9に示した物理量検出回路による動作について説明するためのタイミングチャート。 図7に示した物理量検出回路の変形例2を示すブロック図。 この発明の実施形態3による物理量センサ装置の構成を示すブロック図。 図12に示した物理量検出回路による動作について説明するためのタイミングチャート。 図12に示した物理量検出回路の変形例1を示すブロック図。 図14に示した物理量検出回路による動作について説明するためのタイミングチャート。 図12に示した物理量検出回路の変形例2を示すブロック図。 図12に示した物理量検出回路の変形例3を示すブロック図。 図17に示した物理量検出回路による動作について説明するためのタイミングチャート。 12に示した物理量検出回路の変形例4を示すブロック図。 物理量センサの変形例について説明するためのブロック図。
符号の説明
10 物理量センサ
11 駆動回路
12,12a,22,22a,22b,32,32a〜32d 物理量検出回路
101 波形整形回路
102 逓倍回路
103 入力アンプ
104 同期検波回路
105 ローパスフィルタ
106 出力アンプ
100,200,300,100a 位相調整回路
100R,300R シフトレジスタ
100S,300S セレクタ
111 入力アンプ
112 アナログ/デジタル変換器
113 デジタル信号生成器
114 乗算器
115 デジタルフィルタ
116 デシメーションフィルタ
121 リングカウンタ
122 データ格納部
123 データ読出部
201,201a 位相調整カウンタ
202,202p,311a,311b 分周回路

Claims (9)

  1. 外部から与えられた物理量に応じてセンサ信号を出力する物理量センサに用いられる物理量検出回路であって、
    前記センサ信号の周波数に対応する周波数を有する基準クロックが供給されるとともに前記基準クロックの周波数よりも高い周波数を有する第1の動作クロックに同期して動作し、前記基準クロックの遷移エッジを前記第1の動作クロックの所定のパルス数だけ遅延させる第1の位相調整回路と、
    前記第1の位相調整回路によって遅延された基準クロックの遷移エッジを基準として前記センサ信号から前記物理量に対応する物理量信号を検波する検波回路とを備え
    前記第1の位相調整回路は、
    前記第1の動作クロックに同期して前記基準クロックを順次シフトさせることにより複数の遅延クロックを生成するシフトレジスタと、
    前記シフトレジスタによって生成された複数の遅延クロックのうちいずれか1つを選択するセレクタとを含み、
    前記検波回路は、
    前記センサ信号をデジタルセンサ信号に変換するアナログ/デジタル変換回路と、
    前記セレクタによって選択された遅延クロックの遷移エッジに応答して正弦波信号に対応するデジタル検波信号を生成する検波信号生成回路と、
    前記アナログ/デジタル変換回路によって得られたデジタルセンサ信号に前記検波信号生成回路によって生成されたデジタル検波信号を乗算することによって前記物理量信号を検波する乗算回路とを含む
    ことを特徴とする物理量検出回路。
  2. 外部から与えられた物理量に応じてセンサ信号を出力する物理量センサに用いられる物理量検出回路であって、
    前記センサ信号の周波数に対応する周波数を有する基準クロックが供給されるとともに前記基準クロックの周波数よりも高い周波数を有する第1の動作クロックに同期して動作し、前記基準クロックの遷移エッジを前記第1の動作クロックの所定のパルス数だけ遅延させる第1の位相調整回路と、
    前記第1の位相調整回路によって遅延された基準クロックの遷移エッジを基準として前記センサ信号から前記物理量に対応する物理量信号を検波する検波回路とを備え、
    前記第1の位相調整回路は、
    前記基準クロックの遷移エッジに応答して前記第1の動作クロックの発生パルス数の計数を開始し、発生パルス数が所定値に到達するとタイミング信号を生成する位相調整カウンタを含み、
    前記検波回路は、
    前記センサ信号をデジタルセンサ信号に変換するアナログ/デジタル変換回路と、
    前記位相調整カウンタによって生成されたタイミング信号の遷移エッジに応答して正弦波信号に対応するデジタル検波信号を生成する検波信号生成回路と、
    前記アナログ/デジタル変換回路によって得られたデジタルセンサ信号に前記検波信号生成回路によって生成されたデジタル検波信号を乗算することによって前記物理量信号を検波する乗算回路とを含む
    ことを特徴とする物理量検出回路。
  3. 請求項において、
    前記第1の位相調整回路は、
    前記位相調整カウンタによって生成されたタイミング信号の遷移エッジに応答して前記検波信号生成回路の動作クロックを生成するクロック生成回路をさらに含む
    ことを特徴とする物理量検出回路。
  4. 請求項1,2,3のいずれか1項において、
    前記アナログ/デジタル変換回路によって得られたデジタルセンサ信号が供給されるとともに前記基準クロックの周波数よりも高い周波数を有する第2の動作クロックに同期して動作し、前記デジタルセンサ信号を前記第2の動作クロックの所定のパルス数だけ遅延させる第2の位相調整回路をさらに備え、
    前記乗算回路は、前記第2の位相調整回路によって遅延されたデジタルセンサ信号に前記デジタル検波信号を乗算する
    ことを特徴とする物理量検出回路。
  5. 請求項において、
    前記第1の動作クロックの周波数は、前記第2の動作クロックの周波数よりも低い
    ことを特徴とする物理量検出回路。
  6. 請求項4または5において、
    前記第2の位相調整回路における遅延時間を定める第2の動作クロックのパルス数は、変更可能である
    ことを特徴とする物理量検出回路。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、
    前記第1の位相調整回路における遅延時間を定める第1の動作クロックのパルス数は、変更可能である
    ことを特徴とする物理量検出回路。
  8. 外部から与えられた物理量に応じてセンサ信号を出力する物理量センサに用いられる物理量検出回路であって、
    前記センサ信号をデジタルセンサ信号に変換するアナログ/デジタル変換回路と、
    前記センサ信号の周波数に対応する周波数を有する基準クロックの遷移エッジに応答して正弦波信号に対応するデジタル検波信号を生成する検波信号生成回路と、
    前記アナログ/デジタル変換回路によって得られたデジタルセンサ信号が供給されるとともに前記基準クロックの周波数よりも高い周波数を有する動作クロックに同期して動作し、前記デジタルセンサ信号を前記動作クロックの所定のパルス数だけ遅延させる位相調整回路と、
    前記位相調整回路によって遅延されたデジタルセンサ信号に前記検波信号生成回路によって生成されたデジタル検波信号を乗算することによって前記物理量に対応する物理量信号を検波する乗算回路とを備える
    ことを特徴とする物理量検出回路。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の物理量検出回路と、
    前記物理量センサと、
    所定周波数を有する駆動信号を前記物理量センサに供給する駆動回路とを備え、
    前記センサ信号の周波数および前記基準クロックの周波数は、前記駆動信号の周波数に対応する
    ことを特徴とする物理量センサ装置。
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