JP4794501B2 - 液体封入式防振支持装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の防振支持装置を自動車用のエンジンマウントAに適用した参考例を示し、このエンジンマウントAは、図示しない自動車のパワープラントと車体との間に介在されて、そのパワープラントの荷重を支えるとともに、当該パワープラントからの振動を吸収し或いは減衰させて、車体側への振動の伝達を抑制するものである。
次に、本発明の特徴部分として、前記エンジンマウントAにおけるオリフィス盤4の構造について詳細に説明する。この参考例1では、上述したように液室Fを受圧室f1及び平衡室f2に仕切る仕切部材としてオリフィス盤4を用いており、これは、図2や図3に拡大して示すように、本体部材40(以下、オリフィス盤本体40ともいう)と蓋部材41とを組合せて、全体としては比較的厚肉の円盤状に構成したものである。
前記第1突条部42aは、この参考例では可動板42の外周縁に沿って形成されていて、図3のようにマウント軸線Z(同図には示さず)に沿って上方から透視すると、収容室天井面r2に開口する連通孔41b,41b,…の全てを取り囲んでいる。また、第1突条部42aの突出高さは、それよりも内周寄りに位置する第2、第3突条部42b,42cや突起部42d,42d,…に比べて低くなされている。
上述の如き構造のオリフィス盤4を備えたエンジンマウントAにおいては、まず、例えば変速時のガクガク振動等のような比較的低周波で振幅の大きな振動が入力して、連結金具1とハウジング2とが比較的大きく相対変位するときには、ゴム弾性体3の変形に伴い受圧室f1の容積が比較的大きく変化し、これによる液圧の変動によって当該受圧室f1と平衡室f2との間のオリフィス通路Pを液体が流動するようになる。これにより、エンジンマウントAへの入力振動が良好に吸収、減衰される。
図6は、本発明の実施形態1に係る可動板42の構成を示す。この実施形態1は、図示の可動板42における第1突条部のみが参考例1と異なっており、それ以外の構成は同じなので、以下、同一部材には同一の符号を付してその説明は省略する。
図8は、本発明の実施形態2に係る可動板42の構成を示し、この実施形態2も前記実施形態1と同様に第1突条部を除いて参考例1のものと同じ構成なので、以下、同一部材には同一の符号を付してその説明は省略する。
尚、本発明の構成は前記の実施形態1及び2に限定されることなく、その他の種々の構成をも包含する。例えば、前記実施形態1及び2では、いずれも可動板42の上下両面に突条部42a〜cや突出部42d,42d,…を形成しているが、これに限ることはなく、それらは少なくとも平衡室f2側の区画壁である蓋部材41と対向する面(上面)に形成すればよい。
F 液室
f1 受圧室
f2 平衡室
R 収容室
P オリフィス通路
1 連結金具(支持部材)
2 ハウジング(取付部材)
3 ゴム弾性体
4 オリフィス盤(仕切部材)
40 本体部材
40a 底板部(受圧室側の区画壁)
40e 連通孔
41 蓋部材(平衡室側の区画壁)
41b 連通孔
42 可動板
42a 第1突条部
42c 第2突条部
42d 突起部
42f 幅狭の部位と幅広の部位とを有する第1突条部
42g ジグザグ形状の第1突条部
Claims (4)
- 被支持体に取り付けられる取付部材と、これをゴム弾性体を介して支持する支持部材と、そのゴム弾性体の変形に伴い容積が変化するように前記両部材間に形成された液室と、この液室を受圧室及び平衡室に仕切る仕切部材と、それら受圧室及び平衡室を連通するオリフィス通路と、を備え、
前記仕切部材の内部に形成した収容室にゴム製可動板を収容するとともに、その収容室を前記受圧室及び平衡室のそれぞれに連通させる連通孔を形成して、前記可動板の移動により受圧室乃至平衡室の液圧変動を吸収するようにした液体封入式の防振支持装置において、
前記仕切部材は、中間に前記収容室を区画するよう受圧室側及び平衡室側に各々配設された一対の区画壁を有し、該各区画壁に前記連通孔が形成され、
前記可動板の少なくとも平衡室側の面には、対向する区画壁面に当接した際に該区画壁の連通孔の全周を囲むよう外周寄りの部位を周回する環状の第1突条部が形成されるとともに、この第1突条部が前記区画壁面に当接する際の衝撃を緩和する緩衝手段が設けられ、
可動板には、第1突条部よりも内周寄りの部位に、該第1突条部よりも突出高さの高い突出部が形成され、この突出部が区画壁面に先に当接することによって前記第1突条部への衝撃を緩和するように構成され、
可動板の内周寄りの突出部は、区画壁面に当接したときに連通孔に跨るように配置された環状の第2突条部を含み、
区画壁面には、連通孔の形成されていない環状の領域が設けられ、
可動板の内周寄りの突出部は、前記環状領域に対応するよう、周方向に間欠的に形成された突起部を含み、
可動板の外周寄りの部位を周回する第1突条部には、相対的に幅狭の部位と幅広の部位とが周方向に交互に形成されており、区画壁面に当接したときに前記幅狭の部位が相対的に大きく変形されることで、第1突条部全体が周方向に波打つように変形することを特徴とする液体封入式防振支持装置。 - 第1突条部における相対的に幅広の部位には、突出する先端側に相対的に幅狭の部分が形成されている、請求項1の液体封入式防振支持装置。
- 第1突条部は、周方向の部位によって径方向に位置の異なるジグザグ形状とされており、相対的に内周寄りの部位が外周寄りの部位よりも先に区画壁に当接することによって、衝撃を分散させるように構成されている、請求項1又は2のいずれかの液体封入式防振支持装置。
- 被支持体に取り付けられる取付部材と、これをゴム弾性体を介して支持する支持部材と、そのゴム弾性体の変形に伴い容積が変化するように前記両部材間に形成された液室と、この液室を受圧室及び平衡室に仕切る仕切部材と、それら受圧室及び平衡室を連通するオリフィス通路と、を備え、
前記仕切部材の内部に形成した収容室にゴム製可動板を収容するとともに、その収容室を前記受圧室及び平衡室のそれぞれに連通させる連通孔を形成して、前記可動板の移動により受圧室乃至平衡室の液圧変動を吸収するようにした液体封入式の防振支持装置において、
前記仕切部材は、中間に前記収容室を区画するよう受圧室側及び平衡室側に各々配設された一対の区画壁を有し、該各区画壁に前記連通孔が形成され、
前記可動板の少なくとも平衡室側の面には、対向する区画壁面に当接した際に該区画壁の連通孔の全周を囲むよう外周寄りの部位を周回する環状の第1突条部が形成されるとともに、この第1突条部が前記区画壁面に当接する際の衝撃を緩和する緩衝手段が設けられ、
可動板には、第1突条部よりも内周寄りの部位に、該第1突条部よりも突出高さの高い突出部が形成され、この突出部が区画壁面に先に当接することによって前記第1突条部への衝撃を緩和するように構成され、
可動板の内周寄りの突出部は、区画壁面に当接したときに連通孔に跨るように配置された環状の第2突条部を含み、
区画壁面には、連通孔の形成されていない環状の領域が設けられ、
可動板の内周寄りの突出部は、前記環状領域に対応するよう、周方向に間欠的に形成された突起部を含み、
第1突条部は、周方向の部位によって径方向に位置の異なるジグザグ形状とされており、相対的に内周寄りの部位が外周寄りの部位よりも先に区画壁に当接することによって、衝撃を分散させるように構成されていることを特徴とする液体封入式防振支持装置。
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