JP4793523B2 - 作業車のトランスミッション - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業車のトランスミッションに関し、特にデフロック機構付きのトランスミッションについてコンパクト化を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のデフロック機能つきのトランスミッションは、デフロック操作軸は車軸と平行に支持され、該デフロック操作軸に固定されたフォークに前記デフロックスライダを係合させ、デフロック操作軸の摺動移動とともにデフロックスライダを摺動させて、左右車軸の差動連結状態及び直結状態の切換えを行わせていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の構成では、デフロックスライダを係合させるフォークが大きなものとなりがちで、トランスミッションのコンパクト化の障害となっていた。また、デフロックスライダの摺動操作のために、トランスミッションのハウジング内でそのような大きなフォークを軸方向へ十分な距離だけ往復摺動可能なスペースを確保することも必要となり、これも装置のコンパクト化が図りにくい一因となっていたのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
請求項1においては、ミッションケース(31)と一方のアクスルハウジング(18)との接合空間部に、左右車軸(8・8)を差動連結状態、もしくは直結状態に切換え可能なデフロックスライダ(57)と、該車軸(8)上に取り付けられた摩擦板(26)を制動するプレッシャープレート(60)とを、略同心させて配置し、該ミッションケース(31)の外側壁に形成したアクスルハウジング(18)に対する接合フランジ部(31Ra)の内方側に、前記プレッシャープレート(60)を軸方向摺動自在に案内支持するガイド部(31Rb)を、外側へ円筒状に延出させ、該ガイド部(31Rb)内に前記デフロックスライダ(57)を配置させる一方、前記ガイド部(31Rb)の周壁を部分的に切除して、前記デフロックスライダ(57)の操作アーム(64)を前記切除部分(71)から挿通させたものである。
【0006】
請求項2においては、請求項1に記載の作業車のトランスミッションにおいて、前記プレッシャープレート(60)は前記ガイド部(31Rb)の周壁の外周面に沿って回転自在となるよう構成し、更に該プレッシャープレート(60)は、前記アクスルハウジング(18)に支持されたブレーキ操作軸(24)によって回転させることができるよう構成するとともに、前記プレッシャープレート(60)の回転角度に応じた推力を付与するカム体である鋼球(69)を、前記ガイド部(31Rb)の前記周壁の周囲に保持させてあるものである。
【0007】
請求項3においては、請求項2に記載の作業車のトランスミッションにおいて、前記プレッシャープレート(60)の回転軸線を通る仮想平面に対して前記デフロックスライダ(57)の操作アーム(64)の回転軸線を一方側へオフセットさせて配置するとともに、その反対側には前記ブレーキ操作軸(24)を前記車軸(8)と平行させて配置してあるものである。
【0008】
請求項4においては、請求項1に記載のトランスミッションにおいて、前記ミッションケース(31)の左右一側から外方へ突出する入力軸(5)上にはベルト式自動変速装置を構成する従動プーリ(36)が配設されるとともに、前記デフロックスライダ(57)は、このミッションケース(31)の左右他側寄りに配置してあるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
【0010】
図1は本発明のトランスミッションを有する運搬車について全体的な構成を示した側面図である。
【0011】
まず、本発明を適用した実施例である運搬車の概略構成を、図1を参照して説明する。即ちこの運搬車1は、前後方向に機体フレーム10を配し、運転席2の後下方において機体フレーム10上にエンジン3を載置している。エンジン3はそのクランク軸6が水平となるよう配置されている。該エンジン3の後方位置において本発明のトランスミッション4を、後述のアクスルハウジング18・18を介して前記機体フレーム10に支持している。機体フレーム10は、機体前後方向に沿う細長い二枚の平板を機体左右平行に配置し、かつ後端で相互に連結して、平面視「コ」字状に構成してあり、左右の前記平板の間にトランスミッション4のミッションケース31が位置するように、アクスルハウジング18・18を機体フレーム10に固定している。また、トランスミッション4とエンジン3の上方には、荷台を搭載するための荷台フレーム10aを配設し、機体フレーム10に支持させてある。
【0012】
該トランスミッション4の左右一側側方に入力軸5を突出し、該入力軸5はエンジン3のクランク軸6と、ベルト式自動変速装置(以下「CVT」)7を介して連結している。また、トランスミッション4左右両側方には左右一対の後車軸8・8を突出し、該後車軸8・8の外端には駆動輪である後輪9・9を固定している。また、機体前方には図外のフロントアクスルケースを支持し、該フロントアクスルケースには、左右一対の前車軸11・11や、該前車軸11・11を差動的に連結する図略の差動装置を収納している。該前車軸11・11の外端には前輪12・12を取り付けており、該前輪12・12は運転席前方に突設したステアリングハンドル13にて操舵可能とされている。
【0013】
機体の前後進を切り換えるための前後進切換レバー19がステアリングハンドル13の側部位置に配置されている。また、アクセルペダル21が運転席前方に配置され、該アクセルペダル21は上記エンジン3における燃料噴射量を調節する図外のスロットルバルブに連係されて、上記アクセルペダル21の踏込み量に応じて該スロットルバルブの開度を変更して燃料噴射量を調節することにより、エンジン3の回転数を増減できるように構成している。そして、該エンジン3のクランク軸6からCVT7を経由して入力軸5からミッションケース31内に入力されたエンジン3の動力は、ミッションケース31内に配設された伝動経路を経由し、最終的には後車軸8・8を介して後輪9・9に伝達されて、運搬車1を駆動させるように構成している。また、上記ミッションケース31には上記後車軸8・8を制動するためのブレーキ装置22・22が設けられ、該ブレーキ装置22・22の各々はアクスルハウジング18・18の左右両側の側外壁に枢支したブレーキコントロールレバー23・23にて操作可能に構成されており、該ブレーキコントロールレバー23・23は、アクセルペダル21近傍に配置される図略の単一のブレーキペダルに連係され、このブレーキペダルを踏み込むことにより左右の後車軸8・8が同時に制動される。
【0014】
次に、上記の構成の運搬車1に設けられる上記トランスミッション4内部の構成について、図2以降を参照しながら説明する。図2はトランスミッションの背面断面展開図、図3はアクスルハウジングを取り外した状態を示した斜視図である。図4は主にクラッチフォークシャフト及び逆転ギアの構成を示した背面断面展開図、図5はガイド部の切除部分にデフシフトアームが挿通されている様子を示した側面断面図、図6は主に前後進切換操作軸の構成を示した側面断面図である。図7は右側ハウジングの斜視図、図8はプレッシャープレートの斜視図、図9はブレーキ操作軸の構成を示す平面断面展開図である。図10は変速軸部分へ潤滑油を導く構成を示した背面断面図である。
【0015】
図2に示すように、このトランスミッション4のハウジングであるミッションケース31は、左側ハウジング31Lと右側ハウジング31Rとを垂直で平坦な周囲の接合面にて接合して構成され、接合された内部の区画に、上記左右一対の後車軸8・8や、この左右の後車軸8・8を差動的に結合する差動装置32や、上述のデフロックレバーに連動して該差動装置32をロックするためのデフロック装置33や、上述の前後進切換レバー19の操作に連動して進行方向の切換えを行う前後進切換機構35等を配置してある。また図2や図3に示すように、左右の両ハウジング31L・31Rの各々の外側壁には、外側方に向けて筒状の接合フランジ部31La・31Raが形成され延出されて、その端面を垂直かつ平坦な接合面として、該接合面に前記アクスルハウジング18・18を取り付けている。
【0016】
図1・図2に示すように、ミッションケース31の上下方向中途位置には上述の入力軸5が左右方向に横支されて、該入力軸5の一側をミッションケース31一側側面より外方に突出させて、該突出部分の端部に割りプーリー構造を成す従動プーリー36を設置しており、この従動プーリー36をもって上述のCVT7の出力側を構成している。このCVT7は通例の如く、エンジン3の回転数の上昇に伴って自動的に小減速比側へ無段にシフトするように構成されている。ただし、本実施例のようなベルト式のものに限らず、無段に自動変速することができればよく、例えば油圧ポンプ・モータを用いた静油圧式の無段変速装置等に置き換えても差し支えない。
【0017】
図2や図4に示すように、前記入力軸5には回転数を取り出すためのガバナ25が取り付けられ、該入力軸5の回転数を検出してそれに応じてエンジンの燃料噴射量を調節することによって、燃料噴射量と回転速度との間に常に一定の関係を保つようにしている。右側ハウジング31Rにはガバナ出力軸61が図3や図5に示すように垂直支持され、該ガバナ出力軸61のハウジング内部側の端部にはガバナ25からの出力を受け入れる入力アーム62が固設される。ガバナ出力軸61の他端は上方へ延出させハウジング外方へ突出させて、該突出部分には図示せぬ出力アームを固設して、適宜のリンク機構を介して前記エンジンのスロットルバルブへ連係させている。
【0018】
前記入力軸5は上述の前後進切換機構35の原動側を成すものであって、図2に示すように、該入力軸5には前進側歯車38及び後進側歯車39を一体的に刻設している。そして、該入力軸5と平行に変速軸41が配置され、該変速軸41には前進従動ギア42及び後進従動ギア44が相対回転自在に遊嵌される。そして、前進従動ギア42は入力軸5上の前進側歯車38に噛合される一方、後進従動ギア44はハウジング内に遊転自在に支持される逆転ギア45(図4に図示)に噛合されて、該逆転ギア45は入力軸5上の後進側歯車39と噛合される。
【0019】
前記逆転ギア45は図4に示すように、ハウジング内部において前記入力軸5に平行に支持された支軸37に遊嵌されて配置される。この支軸37の一端は左側ハウジング31Lに支持する一方、図4・図6・図7に示すように、右側ハウジング31Rの左側ハウジング31Lとの接合面を一部部位においてハウジング内方に膨出させ、該膨出部分には支持板30を固設して、該支持板30に欠設した円孔に前記支軸37の他端を嵌入させて支持している。このような構成とすることで、前記支軸37を両持ち支持とすることでガタの発生を低減でき、また、支軸37をハウジング31L・31Rの左右幅全域にわたって支架させる必要がないからコンパクトであり、空いたスペースに他の機構(本実施例では前記ガバナ出力軸61や前記入力アーム62)を配置することができる。
【0020】
図2や図4に示すように、変速軸41の前進従動ギア42と後進従動ギア44との間の位置において、クラッチスライダ47が相対回転不能かつ軸方向摺動自在に設けられる。このクラッチスライダ47は軸方向に摺動変位されることにより、前進従動ギア42・後進従動ギア44のいずれか一に係合して、正方向又は逆方向の回転を選択的に変速軸41に対し付与できるようにしており、又はクラッチスライダ47が上記いずれのギア42・44にも係合しない中立位置とすることもできるように構成している。
【0021】
前記ハウジング内部には図4に示すように、クラッチフォークシャフト48が直線的に摺動可能に支持され、前記クラッチスライダ47は、このクラッチフォークシャフト48の中途部に固設したアーム49に係合されている。また、図3や図6に示すように、右側ハウジング31Rの上部には前後進切換操作軸50が垂直支持されている。該前後進切換操作軸50のハウジング内部側の端部にはアーム46が植設され、該アーム46の先端は図4・図6の如く、前記クラッチフォークシャフト48の中途部に形成した溝に係合されている。前記前後進切換操作軸50のハウジング外部突出部分においては図示せぬ副変速コントロールレバーが固設され、これが運転席側方の前記前後進切換レバー19に連係されている。これにより、該前後進切換レバー19を傾動操作することでクラッチスライダ47を前進位置、後進位置、あるいは中立位置となるよう摺動操作することができる。
【0022】
図4に示すように、前記クラッチフォークシャフト48には、その操作位置を保持するためのデテント機構66が設けられる。このデテント機構は、前記三つの操作位置(前進位置、後進位置、中立位置)に対応して前記クラッチフォークシャフト48上に三つ並べて形成された溝48aと、該溝に係合し得るようバネ付勢されたデテントボール67とによりなる。また、前記クラッチフォークシャフト48には、その中立位置を検出するためのスイッチ68が設けられる。該スイッチ68はエンジンのセルモータ駆動回路に電気的に接続され、前記クラッチフォークシャフト48が中立位置にあるときにのみエンジンの始動が可能となるようにしている。
【0023】
図2に示すように、前記変速軸41の一端側寄りの部位には出力ギア51が刻設されて、上述の差動装置32に変速軸41の回転を伝達するように構成している。以下、この差動装置32について説明する。即ち、この差動装置32は通例の如き構成であって、後車軸8・8と同一回転軸心を有するようミッションケース31内に支持された中空のデフケース52と、該デフケース52に固設され上記変速軸41の出力ギア51と噛合される入力ギア53と、該デフケース52内において後車軸8・8と直交配置されデフケース52と一体的に回転するピニオン軸54と、該ピニオン軸54の両端に回転自在に配置されるベベルギアであるピニオン55・55と、上記後車軸8・8のミッションケース31中央側の端部に固定され該ピニオン55・55に噛合されるベベルギアであるデフサイドギア56・56により構成されている。
【0024】
また、該差動装置32をロックするためのデフロック装置33は、デフケース52から入力ギア53を挟んだ反対側においてデフロックスライダ57を車軸8に軸方向摺動自在に設置し、該デフロックスライダ57の前記入力ギア53に対向する面にロック爪58を形設するとともに、前記入力ギア53のボス部には、前記ロック爪58に係脱可能な係合爪59を形設してなる。この構成でデフロックスライダ57を摺動操作することにより、そのロック爪58が入力ギア53の係合爪59に係合してデフケース52と後車軸8・8が一体的に連結される「直結状態」と、ロック爪58と係合爪59との係合が解除され前記差動装置32が左右車軸8・8を差動的に連結する「差動連結状態」とに、切り換えることができる。
【0025】
右側ハウジング31Rには図3や図5に示すようにデフ操作軸63が上下方向に支持され、回転自在とされている。ハウジング内部に延出される該デフ操作軸63の端部にはデフシフトアーム64が固定され、該デフシフトアーム64の先端が前記デフロックスライダ57に係合されるようになっている。ハウジング外部に突出されるデフ操作軸63の先端にはデフロックコントロールアーム65が固定されて、該デフロックコントロールアーム65はリンク機構等を介して上述のデフロックレバーに連係されており、該デフロックレバーの傾動操作により上記差動装置32のロック又はロック解除の操作を行えるように構成している。
【0026】
また、後車軸8・8上に配設される前記ブレーキ装置22・22は摩擦式のディスクブレーキ装置とされて、上述のブレーキペダルにてブレーキコントロールレバー23を回動操作することにより、プレッシャープレート60が摩擦板群26を圧接して後車軸8・8に制動力を付与できるように構成している。
【0027】
具体的なディスクブレーキ装置22・22の構成を説明する。図2に示すように、右側のハウジング31Rの外側壁は前記入力ギア53のボス部をベアリングを介して支持し、左側のハウジング31Lの外側壁は前記デフケース52のボス部をベアリングを介して支持している。この両ハウジング31L・31Rの外側壁は前述のとおり左右外側へ筒状に延出させて、接合フランジ部31La・31Raとしている。この接合フランジ部31La・31Raはアクスルハウジング18を接合させるためのものであって、その内部に空間を形成している。なお、本明細書においてはこの空間を「接合空間部」と称する。
【0028】
この接合空間部において、更に前記ハウジング31L・31Rの外側壁を左右外側へ円筒状に延出させ、ガイド部31Lb・31Rbとしている。該ガイド部31Lb・31Rbの外周面には、それぞれプレッシャープレート60・60が嵌合され、回転摺動自在かつ軸方向摺動自在となるよう案内支持されている。このプレッシャープレート60は図8に示すように略リング状かつ板状に構成され、その内径は前記ガイド部31Lb・31Rbの外径と一致させるとともに、外周縁には二つの突起60a・60aを形設してある。なお、右側ハウジング31Rのガイド部31Rbの内部においては、前記デフロックスライダ57が配置されている。
【0029】
図2・図3・図5・図9に示すように、左右の前記プレッシャープレート60・60の上方近傍にはそれぞれブレーキ操作軸24・24が車軸8と平行に配置され、回転自在に支持されている。ブレーキ操作軸24は、その一端を左右のハウジング31L・31Rの側壁に設けたボス部73・73に嵌合させるとともに、他端側はアクスルハウジング18の側壁に支持させながら左右外側へ突出されて、この突出部分に前記ブレーキコントロールレバー23を固定してある。該ブレーキ操作軸24は例えば図5に示すように、前記プレッシャープレート60の二つの突起60a・60aのうち一つに臨む部分に半月状のカムを形設した形状としてある。この構成で、ブレーキコントロールレバー23を回動操作してブレーキ操作軸24が回転した場合は、カムが前記突起60aを押動して前記プレッシャープレート60を前記ガイド部31Lb・31Rbの外周面に沿って回転させるように構成している。
【0030】
図2に示すように、左側ハウジング31Lの外側壁には前記ガイド部31Lbの外側位置において半球状の窪みを周方向等間隔に複数形成してあり、図2・図5に示すように、右側ハウジング31Rの前記ガイド部31Rbの外周面には複数のカム体保持部70を周方向等間隔に突出形成し、該カム体保持部70の各々に半球状の窪みを形成してある。この窪みの位置に対応させて前記プレッシャープレート60の一側の側面にも、窪み60bを図8に示す如く周方向等間隔に形成している。この窪み60bは周方向中央部を最も深くし、周方向端部に向かうにつれて浅くなるような略菱形の形状としてある。この上で、左右のハウジング31L・31Rの前記半球状の窪みの各々にカム体たる鋼球69を保持させ、該鋼球69に前記窪み60bが係合するように前記プレッシャープレート60を前記ガイド部31Lb・31Rbの外周面に嵌合させて配置している。その上で、プレッシャープレート60の窪み60bを形設した側と反対側の面と、前記アクスルハウジング18の内壁面との間に、前記摩擦板群26を配置している。この摩擦板群26は、前記後車軸8・8に係止され取り付けられる第一の摩擦板と、前記アクスルハウジング18の内壁に係止される第二の摩擦板とを、相互に複数積層させて構成したものである。この構成で、前述のブレーキコントロールレバー23の操作によりプレッシャープレート60がガイド部31Lb・31Rbの外周面に沿って摺動回転すると、前記鋼球69のカム作用が働くプレッシャープレートはその回転角度に応じた推力を与えられて左右外側へ摺動し、摩擦板群26を圧接して後車軸8・8を摩擦制動する。
【0031】
ここで、左右のハウジング31L・31R各々のガイド部31Lb・31Rbのうち、ガイド部31Rbの方を左右幅広に形成してあり、前記デフロックスライダ57の外径をこのガイド部31Rbの内径よりも小さく、従って、前記プレッシャープレート60の内径よりも小さくして、ガイド部31Rbの内側に配置するとともに、前記デフロックスライダ57を前記プレッシャープレート60に対して車軸8の長手方向でオーバーラップさせてある。以上の構成とすることで、前記プレッシャープレート60とデフロックスライダ57は前記接合空間部に配置されることとなる。また、前記ガイド部31Lb・31Rbは、車軸8の回転軸心と軸線を略一致させた円筒状に構成しており、この結果、前記プレッシャープレート60の回転軸線と、車軸8上の前記デフロックスライダ57の軸線とは、略一致する関係にある。従って、前記接合空間部の内部にデフロックスライダ57とプレッシャープレート60とを収まりよくコンパクトに配置できる構成となり、装置のコンパクト化に寄与できる。
【0032】
図2や図5に示すように、前記デフロックスライダ57は、右側ハウジング31Rの前記ガイド部31Rbの内部に配置されている。図3や図5に示すように、該ガイド部31Rbはその周壁の一部を切除した開口部71を有する構成としており、該開口部71(切除部分)から前記デフシフトアーム64を挿通して、その先端を前記デフロックスライダ57に係合させることとしている。そして図5に示すように、該デフシフトアーム64を植設させる前記デフ操作軸63は、前記プレッシャープレート60の回転軸心を含んだ仮想平面Pから一方側にオフセットさせた構成とし、該回転軸心と前記デフシフトアーム64の軸線(デフシフトアーム64の回転軸線)とは、交わらない「ねじれ」の位置関係にあるようにしている。
【0033】
これにより、デフ操作軸63の回転及びデフシフトアーム64の回転を介してデフロックスライダ57を摺動操作することができることとなり、デフロックスライダ57の操作のためのスペースとしては、ハウジング内部においてデフシフトアーム64の回転に必要な小さいスペースのみを確保すればよいこととなる。即ち、デフシフトフォークを嵌合させて該デフシフトフォークとともにデフロックスライダを軸方向摺動移動させるような構成は、デフシフトフォークを平行移動させるための大きなスペースが必要となってトランスミッションのコンパクト化の障害となっていたが、前記構成とすることで以上のような問題が回避されるのである。
【0034】
本実施例では更に、前記仮想平面Pを挟んで前記デフ操作軸63の反対側の位置に、前記ブレーキ操作軸24を配置している。このレイアウトにより、デフロック操作系とブレーキ操作系とが互いに干渉することなく収まりよく配置され、コンパクトな構成となる。
【0035】
図2に示すように、右側ハウジング31Rにおける接合フランジ部31Raとガイド部31Rbとは、内部に前記デフロックスライダ57を配置する関係上、左側ハウジング31Lにおけるそれらよりも若干幅広に形成してある。そして図3や図5に示すように、このような幅広とした接合フランジ部31Raに、前記中立検出スイッチ68や、デフ操作軸63や、空気を抜くためのブリーザキャップ72を配置して、トランスミッションのコンパクト化を図るための合理的なレイアウトとしている。
【0036】
なお本実施例においては、前記アクスルハウジング18・18は、後車軸8の軸線を含む仮想鉛直平面に対して前後対称となるよう構成し、左右のアクスルハウジング18・18に共通のものを使用できるようにして、部品の製造コストの低減を図っている。該アクスルハウジング18の側壁部分に形設される孔についても、前記仮想鉛直平面に対して前後対称な位置に一つずつ設けられるものとしている。従って、該アクスルハウジング18を左右に配置したときに、各々のアクスルハウジング18・18において前側の孔には前記ブレーキ操作軸24を支持し、後側の孔にはキャップ86(図3)にて閉鎖させることによって、左右のブレーキ操作軸24・24を同一軸線上に配置させることができ、左右のブレーキ系の構成が対称となる合理的な配置とすることができる。更には前記プレッシャープレート60についても、図8に示す如く二つの突起60a・60aを対称状に設けた形状としているが、これも左右のプレッシャープレート60・60に共通のものを使用できるようにするためのものである。これにより部品の種類の低減を図ることができる。
【0037】
次に、前記トランスミッションの潤滑のための構成を説明する。前記ハウジング31L・31R内には潤滑油が所定の量だけ注入され、その油面の高さは図6に符号OLで示されている。この状態でトランスミッションが駆動され入力ギア53等が図6の太線矢印に示される方向に回転すると、斜上方にある入力軸5や変速軸41へオイルが跳ね掛けられて潤滑される。図6や図10に示すように、右側ハウジング31Rの天井面からは側面視「V」字状(樋状)の壁部75が延出形成され、該壁部75の内底部に臨む前記右側ハウジング31Rの内壁には水平方向の油導入孔76が穿設されている。該油導入孔76は前記右側ハウジング31Rの壁部に上下方向に形設された連絡孔77に連通され、該連絡孔77は、前記変速軸41の一端を支持する前記右側ハウジング31Rのボス部内部に形設された溝78に接続されている。この構成において、前記入力ギア53により跳ね上げられた潤滑油の一部は前記「V」字状の壁部75上に至り、油導入孔76から連絡孔77を伝って溝78へ導かれて、前記変速軸41を支持するベアリングを潤滑し、あるいは一部の油は、変速軸41内に軸方向に穿設されている供給油路(図4に示す符号87)を通って、前記従動ギア42・44の軸受面やクラッチスライダ47の係合部等を潤滑する。
【0038】
なお、図6や図10に示すように、このミッションケース内に油を充填するための注油口82は前記「V」字状の壁部75の直上方に設けられている。従って、注油栓74を取り外して前記注油口82から潤滑油を流し込むときは、潤滑油はすべて前記「V」字状の壁部75上にいったん落ちるので、その一部は確実に油導入孔76・連絡孔77を介して前記溝78へと至って、前記変速軸41を支持するベアリング等を潤滑することとなる。この構成により、トランスミッション製造時においては、前記変速軸41を支持するベアリングや、前記従動ギア42・44やクラッチスライダ47等に予め潤滑油を塗布しておかなくても、組立て後に前記注油口82から注油することでこれら部品群が確実に潤滑されることとなるから、組立て時の製造工数を低減することができる。
【0039】
右側ハウジング31Rの外側壁の下部に図5の如く空けられている孔81は油を流通させるためのものであり、ハウジング31L・31Rの内部空間にある油と、右側のアクスルハウジング18の内部空間にある油とは、この孔81を介して行き来することができる。更に、右側ハウジング31Rの外側壁の上側には二つの孔79・80が穿設されており、これは、ハウジング31L・31Rの内部空間と、右側のアクスルハウジング18の内部空間とで、空気を相互流通させるためのものである。従って、右側のアクスルハウジング18内部にある空気を、前記ブリーザキャップ72を通じて抜くことができる。なお、図示は省略するが、左側ハウジング31Lの外側壁においてもまったく同様に孔が設けられており、左側のアクスルハウジング18内の空間と、油あるいは空気の相互流通が可能な構成となっている。
【0040】
図5に示すように前記ブリーザキャップ72は右側ハウジング31Rの天井面に設けられており、ブリーザキャップ72を取り付ける取付口83とハウジング31L・31R内部の空間とは、壁部84によって区画されるとともに、該壁部84に形成した小径の孔85を通じて連通するようにしている。この構成により、ハウジング31L・31R内部の空気は前記孔85を通じてブリーザキャップ72から外部と流通できる一方で、ハウジング31L・31R内部にある潤滑油が撹拌さたり飛び散ったりしても、潤滑油の飛沫はブリーザキャップ72に至る前に前記壁部84に当たって落ちることとなるので、ブリーザキャップ72から油が漏れ出ることが回避される。
【0041】
以上に本発明の実施例を説明したが、本発明の技術的範囲はこれらの実施例に限定されるものではなく、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる本発明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶものである。
【0042】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
即ち、請求項1に示す如く、ミッションケースと一方のアクスルハウジングとの接合空間部に、左右車軸を差動連結状態、もしくは直結状態に切換え可能なデフロックスライダと、車軸上に取り付けられた摩擦板を制動するプレッシャープレートとを、略同心させて配置したので、
前記接合空間部の内部にデフロックスライダとプレッシャープレートとを車軸の長手方向で収まりよく配置できる構成となり、装置のコンパクト化に寄与できる。
【0043】
また、ミッションケースの外側壁に形成したアクスルハウジングに対する接合フランジ部の内方側に、前記プレッシャープレートを軸方向摺動自在に案内支持するガイド部を設け、外側へ円筒状に延出させ、該ガイド部内に前記デフロックスライダを配置させる一方、前記ガイド部の周壁を部分的に切除して、前記デフロックスライダの操作アームを前記切除部分から挿通させてあるので、
ガイド部にプレッシャープレートを案内支持させ、その内部にデフロックスライダを配置させることで、両者がガイド部の内外に振り分け配置されることとなって、収まりよい配置となる。
また、周壁を部分的に切除してその部分に操作アームを挿通させることで、ガイド部内部にあるデフロックスライダをガイド部の外側から摺動操作する構成が容易に達成できる。
【0044】
請求項2に示す如く、前記プレッシャープレートは前記ガイド部の周壁の外周面に沿って回転自在となるよう構成し、更に該プレッシャープレートは、前記アクスルハウジングに支持されたブレーキ操作軸によって回転させることができるよう構成するとともに、前記プレッシャープレートの回転角度に応じた推力を付与するカム体を前記ガイド部の外端面に保持させてあるので、
プレッシャープレートがガイド部の周壁の外周面に案内されながら回転することとなるので、プレッシャープレートの軸合わせのための特別な構成を不要とできる。
また、カム体がガイド部の前記周壁の周囲に保持されていることから、プレッシャープレートが回転しながら軸方向に摺動して摩擦板を圧接するコンパクトな構成を提供できる。
【0045】
請求項3に示す如く、前記プレッシャープレートの回転軸線を通る仮想平面に対して前記デフロックスライダの操作アームの回転軸線を一方側へオフセットさせて配置するとともに、その反対側には前記ブレーキ操作軸を前記車軸と平行させて配置してあるので、
デフロック操作系とブレーキ操作系とが互いに干渉することなく振り分けられながら収まりよく配置される結果、コンパクトな構成を提供できる。
【0046】
請求項4に示す如く、前記ミッションケースの左右一側から外方へ突出する入力軸上にはベルト式自動変速装置を構成する従動プーリが配設されるとともに、前記デフロックスライダは、このミッションケースの左右他側寄りに配置してあるので、
デフロックスライダの操作系を、ベルト式自動変速装置に対して干渉しない位置に配置できるので、トランスミッションのコンパクト化に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のトランスミッションを有する運搬車について全体的な構成を示した側面図。
【図2】 トランスミッションの背面断面展開図。
【図3】 アクスルハウジングを取り外した状態を示した斜視図。
【図4】 主にクラッチフォークシャフト及び逆転ギアの構成を示した背面断面展開図。
【図5】 ガイド部の切除部分にデフシフトアームが挿通されている様子を示した側面断面図。
【図6】 主に前後進切換操作軸の構成を示した側面断面図。
【図7】 右側ハウジングの斜視図。
【図8】 プレッシャープレートの斜視図。
【図9】 ブレーキ操作軸の構成を示す平面断面展開図。
【図10】 変速軸部分へ潤滑油を導く構成を示した背面断面図。
【符号の説明】
8・8 車軸
18 アクスルハウジング
26 摩擦板(群)
31L・31R ミッションケース
57 デフロックスライダ
60 プレッシャープレート
Claims (4)
- ミッションケース(31)と一方のアクスルハウジング(18)との接合空間部に、左右車軸(8・8)を差動連結状態、もしくは直結状態に切換え可能なデフロックスライダ(57)と、該車軸(8)上に取り付けられた摩擦板(26)を制動するプレッシャープレート(60)とを、略同心させて配置し、該ミッションケース(31)の外側壁に形成したアクスルハウジング(18)に対する接合フランジ部(31Ra)の内方側に、前記プレッシャープレート(60)を軸方向摺動自在に案内支持するガイド部(31Rb)を、外側へ円筒状に延出させ、該ガイド部(31Rb)内に前記デフロックスライダ(57)を配置させる一方、前記ガイド部(31Rb)の周壁を部分的に切除して、前記デフロックスライダ(57)の操作アーム(64)を前記切除部分(71)から挿通させたことを特徴とする作業車のトランスミッション。
- 前記プレッシャープレート(60)は前記ガイド部(31Rb)の周壁の外周面に沿って回転自在となるよう構成し、更に該プレッシャープレート(60)は、前記アクスルハウジング(18)に支持されたブレーキ操作軸(24)によって回転させることができるよう構成するとともに、前記プレッシャープレート(60)の回転角度に応じた推力を付与するカム体である鋼球(69)を、前記ガイド部(31Rb)の前記周壁の周囲に保持させてある、請求項1に記載の作業車のトランスミッション。
- 前記プレッシャープレート(60)の回転軸線を通る仮想平面に対して前記デフロックスライダ(57)の操作アーム(64)の回転軸線を一方側へオフセットさせて配置するとともに、その反対側には前記ブレーキ操作軸(24)を前記車軸(8)と平行させて配置してある、請求項2に記載の作業車のトランスミッション。
- 前記ミッションケース(31)の左右一側から外方へ突出する入力軸(5)上にはベルト式自動変速装置を構成する従動プーリ(36)が配設されるとともに、前記デフロックスライダ(57)は、このミッションケース(31)の左右他側寄りに配置してある、請求項1に記載のトランスミッション。
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