JP4792240B2 - ポリウレタン発泡体からなる止水材 - Google Patents

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Description

本発明は、ポリウレタン発泡体からなる止水材及びその製造方法に関する。特に、難燃性を有するポリウレタン発泡体からなる止水材及びその製造方法に関する。
ポリウレタン発泡体は、機械的特性(引張強さ・伸び)に優れ、高復元性を特徴とする可とう性の発泡体である。この発泡体原料として撥水性の高いものを使用する事により止水性を発現するので、発泡止水材(発泡シーリング材)として使用出来る。発泡止水材として用いられるポリウレタン発泡体の組成及びその製造方法については、下記特許文献1及び特許文献2に開示されており、このようなポリウレタン発泡体は、ブロック状又はシート状に製造され、その用途に応じて、粘着テープ加工、所望形状に整えるスリット加工、スライス加工、打抜き加工等の二次加工が施される。このポリウレタン発泡体は、止水性が高く且つ加工が容易であり、自動車のカーエアコン、冷蔵庫、プレハブ住宅、ユニットバス等の各種製品の止水用途に使用されている。
従来、ポリウレタン発泡止水材は、疎水性樹脂から得られるものであり、その性質上難燃性の低い材料である。したがって、高い難燃性が必要な用途では、ポリウレタン発泡体に難燃剤を添加する必要がある。この傾向は、発泡度が高いほど(ポリウレタン発泡体の密度が低いほど)顕著であり、高発泡体では難燃剤の添加量を多くする必要がある。
特開平3−68677号公報 特開昭55―104330号公報 特開平5−98150号公報 特開平6−330022号公報 特開2001―2749号公報 特開2004―137499号公報 特開平11−1612号公報 特開2005−29617号公報 特開平11−29701号公報 特開2002−146179号公報 特開平11−241070号公報
そこで、従来、ポリウレタン発泡体に難燃性を付与するために、種々の難燃剤を使用することが提案されている。
例えば、ポリウレタン発泡体の難燃化に、臭素系難燃剤や塩素系難燃剤が一般的に用いられてきた。しかしながら、これらの含ハロゲン系難燃剤は、燃焼時にハロゲンガスが発生するため、環境、安全の観点で問題があった。また、ポリウレタン発泡体の難燃化に、酸化アンチモン系難燃剤を用いることも提案されているが、この酸化アンチモン系難燃剤の使用にも、環境、安全の観点で問題があった。
また、ポリウレタン発泡体の難燃化に、水酸化アルミニウムや水酸化マグネシウムなどの無機系難燃剤を用いることが提案されているが、これらの無機系難燃剤は、難燃効果が低く、添加量を増やしても効果が小さいという問題があった。また、これらの無機系難燃剤は、耐水性に劣るため、ポリウレタン発泡体からなる止水材に用いるのは好ましくない。
そして、ポリウレタン発泡体の難燃化に、窒素系難燃剤であるメラミンを用いることが上記の特許文献3に開示されている。しかしながら、メラミンなどの窒素系難燃剤にも、難燃効果が低く、添加量を増やしても効果が小さいという問題があった。
さらに、ポリウレタン発泡体の難燃化に、赤リン系難燃剤を用いることが提案されている。しかしながら、赤リン系難燃剤は、自然発火を起こすなど危険性が高く、扱いに注意を要するものが多い上、水分と反応して有毒なホスフィンガスを発生させるという問題があった。
さらに、ポリウレタン発泡体の難燃化に、常温で液状のハロゲン含有リン酸エステルを用いることが上記の特許文献4〜7に開示されている。この常温で液状のハロゲン含有リン酸エステルは、ハロゲンとリンとの相乗効果により、少量の添加でポリウレタン発泡体に高い難燃性を付与することができる。しかしながら、この常温で液状のハロゲン含有リン酸エステルは、燃焼時にハロゲンガスが発生するため、環境、安全の観点で問題があった。そこで、ポリウレタン発泡体の難燃化に、常温で液状の非ハロゲン系リン酸エステルを用いることが上記の特許文献8〜11に開示されている。しかし、この常温で液状の非ハロゲン系リン酸エステルは、難燃効果が低いため、添加量を多くする必要があり、その結果、ポリウレタン発泡体の止水性を低下させてしまうという問題があった。
これに対し、ポリウレタン発泡体の難燃化に、水酸基を含有するリン酸エステルを用いれば、止水性の低下が小さくて済む。しかし、この反応によりウレタン樹脂に固定化されるリン酸エステルの使用には、ポリウレタン発泡体の圧縮残留歪の大幅な低下を引き起こすという問題があった。
本発明は、上述の問題を鑑みてなされたものであり、止水性の低下を招くことなく、難燃性の付与されたポリウレタン発泡体からなる止水材を提供することを目的とする。
本発明によると、ポリオール、有機イソシアナート及び助剤が添加されて反応硬化して得られる可とう性ポリウレタン発泡体において、常温で固体のリン酸エステルを含有し、リン元素含有率が0.5%以上2%以下であることを特徴とする可とう性ポリウレタン発泡体からなる止水材が提供される。
前記可とう性ポリウレタン発泡体は、自己スキンを有するポリウレタン発泡シート材であってもよい。
本発明のポリウレタン発泡体からなる止水材及びその製造方法においては、ポリオール、有機イソシアナート及び助剤が添加されて反応硬化して得られるポリウレタン発泡体であって、疎水性の高い原料を用い、常温で固体のリン酸エステルを配合することで、止水性の低下を招くことなく、難燃性の付与を実現するものである。
本発明のポリウレタン発泡体からなる止水材及びその製造方法によると、難燃剤として常温で固体のリン酸エステルを用いることにより、止水性の低下を招くことなく、優れた難燃性を発現できるという効果を奏する。
次に、本発明のポリウレタン発泡体及びその製造方法について詳細に説明する。
本発明のポリウレタン発泡体及びその製造方法に用いる硬化性組成物は、後述するポリオールと公知の多官能性有機イソシアナート、整泡剤、硬化触媒、発泡剤、架橋剤、着色剤、樹脂改質剤、難燃剤、紫外線吸収剤、耐久性改良剤等の添加剤を本発明の目的を損なわない範囲で添加することができるが、特にこれらに限定するものではない。
本発明に用いるポリオールは、一般にウレタン樹脂で使用されるものであるが、特に限定されるものではない。
本発明に用いるポリエーテルポリオールとしては、プロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン等の低分子量ポリオールを開始剤として用い、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、テトラヒドロフラン等のオキシラン化合物を付加重合させたものを用いてもよい。これらのポリエーテルポリオールは、疎水性の高い原材料である。
また、本発明に用いるポリエステルポリオールとしては、酸成分として、ダイマー酸、アジピン酸等とグリコール成分のエチレングリコール、ジエチレングリコール、ブチレングリコール、1,6−ヘキサングリコール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール等を重合させたエステル化物を用いてもよい。これらのポリエステルポリオールは、疎水性の高い原材料である。
また、本発明に用いる他のポリオールとしては、ひまし油及びひまし油変性物、ポリブタジエン系ポリオール及びその水添化物、ポリイソプレン系ポリオール及びその水添化物等を用いてもよい。これらのポリオールは、疎水性の高い原材料である。
上述の種々のポリオールは、それら単独又はそれらの混合物として用いられ得るものである。これらのポリオールは、後述の多官能性イソシアナートと予め反応させた水酸基末端プレポリマー又はイソシアナート基末端プレポリマーとして使用されることが考えられるが、これらに限定されるものではない。
また、本発明に用いる多官能性イソシアナートとしては、分子中にイソシアナート基が2個以上含有する芳香族イソシアナート及び脂肪族イソシアナート又はそれらの変性物を用いてもよい。具体的には、トルエンジイソシアナート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアナート(MDI)、イソホロンジイソシアナート(IPDAI)、ヘキサメチレンジイソシアナート(HDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアナート(TMXDI)等、及びこれらの混合物等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明に用いられる常温で固体のリン酸エステルとしては、例えば、大八化学工業株式会社製の脂肪族リン酸エステル(SH−800(商品名DAIGUARD−800)、リン元素含有率16.0%、融点127℃)、同社製の芳香族リン酸エステル(商品名PX−200、リン元素含有率9.0%、融点95℃、以下同じ)などを用いることができる。なお、前記芳香族リン酸エステル(PX−200)の構造は、下記式(I)に示すとおりである。
Figure 0004792240
上述の常温で固体のリン酸エステルは、それら単独又はそれらの混合物として用いられ得るものである。
本発明に用いられ得る整泡剤としては、有機シリコーン整泡剤や界面活性剤等及びこれらの混合物が挙げられる。多官能性イソシアナートと反応する水酸基・アミノ基等の活性基を有するシリコーン整泡剤を用いることが特に好ましい。このシリコーン整泡剤を用いると、吸水率が低下し、止水材の止水性能が向上する。また、界面活性剤では、ジエチルアミノオレエート、ソルビタンモノステアレート、グリセリンモノオレエート、ビニルピロリドン、フッ素系、有機化合物系等、およびこれらの混合物が挙げられるが、これに限定されるものではない。これらの有機シリコーン整泡剤や界面活性剤等の整泡剤は、疎水性の高い原材料としての機能を発揮する。
また、本発明に用いられ得る発泡剤としては、水、常圧で気体の窒素ガス、炭酸ガス及び空気等の不活性ガス、モノフッ化トリ塩化メタンやジ塩化メタン等のハロゲン化アルカン、ブタンやペンタン等の低沸点アルカン、分解窒素ガス等を発生するアゾビスイソブチルニトリル等及びこれらの混合物が挙げられるが、これに限定されるものではない。
また、その他添加剤としては、触媒、架橋剤、着色剤、樹脂改質剤、紫外線吸収剤、耐久性改良剤等を必要に応じて任意に使用することができる。
本発明のポリウレタン発泡体及びその製造方法には、上述の様々な諸原料を用いることができ、従来から知られているワンショット法、部分プレポリマー法、プレポリマー法等を用いることができる。本発明のポリウレタン発泡体の製品は、モールド成形、スラブ状発泡やシート状発泡にて連続的に製造され得る。
なお、止水材としてのポリウレタン発泡体は、一般的に、発泡倍率が10〜40倍、10mm厚みにおける通気度が20cm/cm・sec以下、50%圧縮残留歪が20%以下、50%圧縮硬さが2.5〜70kPaの範囲で調整されたものが用いられるので、本発明のポリウレタン発泡体は前述の諸原料を使用し、これらの条件に適合するように任意に調整される。
次に、本発明のポリウレタン発泡体及びその製造方法について、実施例と比較例を参照しながら説明する。
ここでは、本発明のポリウレタン発泡体を製造するにあたり、以下の2つのポリオール(以下「ポリオールA」、「ポリオールB」という。)を用いた。但し、これらのポリオールは一例に過ぎず、本発明のポリウレタン発泡体の製造は、これらのポリオールに限定されるわけではない。
ポリオールA:グリセリンベースのポリエーテルポリオール(グリセリンにプロピレンオキシドを付加重合させたもの、平均官能基数3、平均分子量3000、水酸基価56mgKOH/g)
ポリオールB:ダイマー酸とジエチレングリコール(DEG)を反応させたダイマー酸ポリエステルポリオール(平均分子量1500、水酸基価75mgKOH/g)
なお、本発明のポリウレタン発泡体を製造するにあたり、ブランクである比較例1、6及び7を除き、各実施例及び各比較例では、下記表1に示す6つのリン酸エステルを用いた。
Figure 0004792240
また、上記表1中の6つのリン酸エステルのうち、常温で固体の2つのリン酸エステルについては、篩の開口距離による粒度の選別を実施し、その粒度レベルを下記表2に示すとおりとした。
Figure 0004792240
次に、本発明を実施例及び比較例により具体的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるわけではない。各実施例において、「部」および「%」は重量基準としている。また、ポリウレタン発泡体の硬化性組成物は、後述する疎水性ポリオールと従来公知の多官能性イソシアナート、整泡剤、硬化触媒、発泡剤、架橋剤、着色剤、樹脂改質剤、難燃剤、紫外線吸収剤、耐久性改良剤等の添加剤を本発明の目的を損なわない範囲で添加することができるが、特にこれらに限定するものではない。
ここで、先ず、実施例及び比較例において行ったポリウレタン発泡体の物性の測定方法を下記表3に示す。
Figure 0004792240
上記表3に示した止水性の測定においては、図1に示すU字止水試験1を用いた。止水性の測定においては、図1に示す厚み10mm×幅15mmのU字型試験片3を使用する。スペーサーを介し、2枚の表面が平滑なアクリル板2aおよび2bによって、U字型試験片3の厚みが50%に圧縮されるように圧縮した後、U字試験片3に所定水位になるように静かに注水し、24時間後に漏水なき水位を求め、止水性とした。
本実施例1においては、エーテルタイプのポリオールを用いて、スラブ状発泡によりポリウレタン発泡体を作製した。すなわち、まず、ポリオールA(グリセリンにプロピレンオキシドを付加重合させたポリエーテルポリオール、平均官能基数3、平均分子量3000、水酸基価56mgKOH/g)100部と石油樹脂10部、粒度300〜500μmの常温で固体のリン酸エステル(SH−800(商品名DAIGUARD−800)、大八化学工業株式会社製、脂肪族リン酸エステル、融点127℃、以下同じ)、水酸基を有するシリコーン整泡剤1.0部、錫触媒0.3部、水2.0部を樹脂カップに入れ、ミキサーにて均一に攪拌した。前記リン酸エステルは、得られるポリウレタン発泡体におけるリン元素含有率(リン比率)が、0.5、1.0、1.5、2.0、2.5、3.0%になるように添加した。前記攪拌後にトルエンジイソシアナート(商品名T−65、日本ポリウレタン工業社製、以下同じ)をNCO/OH比1.10となる様に添加し、ミキサーにて素早く攪拌した後、剥離処理した工程紙で作製した箱状容器に流し入れ、反応させた。得られたブロック状のポリウレタン発泡体は、一週間後に性能評価した。実施例1の諸条件と物性とをまとめたものを下記表4に示す。下記表4に示すとおり、得られたポリウレタン発泡体は、低通気、低吸水率、低圧縮残留歪(高復元性)を有し、止水性の高いものとなった。特に、ポリウレタン発泡体におけるリン比率が2%以下においては、より高い止水性を示した。また、リン酸エステル(SH−800)の添加量を増やす程、燃焼性は低下した。すなわち、ポリウレタン発泡体におけるリン比率が2%以下において、より高い止水性を維持したままで、難燃性を向上させることができた。なお、下記表4において、難燃性のレベルは、上記表3に示した燃焼性の測定において、燃焼距離が20mm未満の場合を◎、燃焼距離が20mm以上で燃焼速度がリン酸エステルを添加しなかった場合より遅くなった場合を○、リン酸エステルを添加しなかった場合の燃焼速度のレベルを×とした。これは、後述の各実施例及び各比較例における下記表5〜15においても同様である。
Figure 0004792240
リン酸エステル(SH−800)に代えて粒度300〜500μmの常温で固体のリン酸エステル(商品名PX−200、大八化学工業株式会社製、芳香族リン酸エステル、融点95℃、以下同じ)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、ブロック状のポリウレタン発泡体を得た。実施例2の諸条件と物性とをまとめたものを下記表5に示す。下記表5に示すとおり、得られたポリウレタン発泡体は、低通気、低吸水率、低圧縮残留歪(高復元性)を有し、止水性の高いものとなった。特に、ポリウレタン発泡体におけるリン比率が2%以下においては、より高い止水性を示した。また、リン酸エステル(PX−200)の添加量を増やす程、燃焼性は低下した。すなわち、ポリウレタン発泡体におけるリン比率が2%以下において、より高い止水性を維持したままで、難燃性を向上させることができた。
Figure 0004792240
本実施例3においては、エステルタイプのポリオールを用いて、スラブ状発泡によりポリウレタン発泡体を作製した。すなわち、まず、ポリオールB(ダイマー酸とDEGを反応させたダイマー酸ポリエステルポリオール、平均分子量1500、水酸基価75mgKOH/g)と、粒度300〜500μmの常温で固体のリン酸エステル(SH−800)、水酸基を有するシリコーン整泡剤1.0部、錫触媒0.35部、水2.0部を樹脂カップに入れ、ミキサーにて均一に攪拌した。前記リン酸エステル(SH−800)は、得られるポリウレタン発泡体におけるリン比率が、0.5、1.0、1.5、2.0、2.5、3.0%になるように添加した。前記攪拌後にトルエンジイソシアナート(T−65)をNCO/OH比1.05となる様に添加し、ミキサーにて素早く攪拌した後、剥離処理した工程紙で作製した箱状容器に流し入れ、反応させた。得られたブロック状のポリウレタン発泡体は、一週間後に性能評価した。実施例3の諸条件と物性とをまとめたものを下記表6に示す。下記表6に示すとおり、得られたポリウレタン発泡体は、低通気、低吸水率、低圧縮残留歪(高復元性)を有し、止水性の高いものとなった。特に、ポリウレタン発泡体におけるリン比率が2%以下においては、より高い止水性、復元性を示した。また、リン酸エステル(SH−800)の添加量を増やす程、燃焼性は低下した。すなわち、ポリウレタン発泡体におけるリン比率が2%以下において、より高い止水性を維持したままで、難燃性を向上させることができた。なお、ポリウレタン発泡体におけるリン比率が2.5%以上において、圧縮残留歪が高くなり、復元性の低下が見られたことから、本発明のポリウレタン発泡体において、そのリン元素含有率が2%以下であることがより好ましいことが分かった。
Figure 0004792240
粒度300〜500μmのリン酸エステル(SH−800)に代えて粒度500〜800μmのリン酸エステル(SH−800)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、ブロック状のポリウレタン発泡体を得た。なお、本実施例4においては、前記リン酸エステル(SH−800)は、得られるポリウレタン発泡体におけるリン比率が、0.5%になるように添加した。実施例4の諸条件と物性とをまとめたものを下記表7に示す。下記表7に示すとおり、得られたポリウレタン発泡体は、低通気、低吸水率、低圧縮残留歪(高復元性)を有し、止水性の高いものとなった。難燃性は、粒度300〜500μmのリン酸エステル(SH−800)を用いた実施例1と比べるとやや劣る結果となった。
粒度300〜500μmのリン酸エステル(SH−800)に代えて粒度106〜300μmのリン酸エステル(SH−800)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、ブロック状のポリウレタン発泡体を得た。なお、本実施例5においては、前記リン酸エステル(SH−800)は、得られるポリウレタン発泡体におけるリン比率が、0.5%になるように添加した。実施例5の諸条件と物性とをまとめたものを下記表7に示す。下記表7に示すとおり、得られたポリウレタン発泡体は、低通気、低吸水率、低圧縮残留歪(高復元性)を有し、止水性の高いものとなった。また、粒度300〜500μmのリン酸エステル(SH−800)を用いた実施例1と比較して、さらに難燃性が向上した。
粒度300〜500μmのリン酸エステル(SH−800)に代えて粒度106μm以下のリン酸エステル(SH−800)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、ブロック状のポリウレタン発泡体を得た。なお、本実施例6においては、前記リン酸エステル(SH−800)は、得られるポリウレタン発泡体におけるリン比率が、0.5%になるように添加した。実施例6の諸条件と物性とをまとめたものを下記表7に示す。下記表7に示すとおり、得られたポリウレタン発泡体は、低通気、低吸水率、低圧縮残留歪(高復元性)を有し、止水性の高いものとなった。また、粒度300〜500μmのリン酸エステル(SH−800)を用いた実施例1と比較して、さらに難燃性が向上した。
Figure 0004792240
本実施例7においては、エーテルタイプのポリオールを用いて、シート状発泡によりポリウレタン発泡体を作製した。すなわち、まず、ポリオールA(グリセリンにプロピレンオキシドを付加重合させたポリエーテルポリオール、平均官能基数3、平均分子量3000、水酸基価56mgKOH/g)100部と石油樹脂15部、粒度300〜500μmの常温で固体のリン酸エステル(SH−800)、水酸基を有するシリコーン整泡剤1.0部、錫触媒0.4部、水3.2部を樹脂カップに入れ、ミキサーにて均一に攪拌した。前記リン酸エステル(SH−800)は、得られるポリウレタン発泡体におけるリン比率が、1.0、1.5、2.0%になるように添加した。前記攪拌後にトルエンジイソシアナート(T−65)をNCO/OH比1.05となる様に添加し、ミキサーにて素早く攪拌した後、剥離処理した工程紙上に均一に塗布した。その上から剥離処理した工程紙を空気が入らない様に被せ、これを、70℃のオーブンに5分入れ、加熱し、ついで、110℃のオーブンに5分入れ、加熱した。オーブンから取り出し工程紙を剥がして、シート状のポリウレタン発泡体を得た。物性測定は、一週間後に開始した。実施例7の諸条件と物性とをまとめたものを下記表8に示す。下記表8に示すとおり、得られたポリウレタン発泡体は、低通気、低吸水率、低圧縮残留歪(高復元性)を有し、止水性の高いものとなった。また、リン酸エステル(SH−800)の添加量を増やす程、燃焼性は低下した。すなわち、ポリウレタン発泡体におけるリン比率が2%以下において、高い止水性を維持したままで、難燃性を向上させることができた。
Figure 0004792240
(比較例1)
本比較例1においては、常温で固体のリン酸エステル(SH−800)を添加しない以外は実施例1と同様の条件でブロック状のポリウレタン発泡体を得た。比較例1の諸条件と物性とをまとめたものを下記表9に示す。下記表9に示すとおり、得られたポリウレタン発泡体は、低通気、低吸水率、低圧縮残留歪(高復元性)を有し、止水性の高いものとなった。しかし、燃焼性が高く、燃焼速度97mm/minで燃えた。
Figure 0004792240
(比較例2)
本比較例2においては、常温で固体のリン酸エステル(SH−800)に代えて常温で液状のリン酸エステル(商品名CR−504L、大八化学工業株式会社製、塩素含有脂肪族リン酸エステル、以下同じ)を用いたこと以外は、実施例1と同様の条件でブロック状のポリウレタン発泡体を得た。比較例2の諸条件と物性とをまとめたものを下記表10に示す。下記表10に示すとおり、得られたポリウレタン発泡体は、復元性、難燃性には優れるが、通気性、吸水率が高く、止水性の非常に低いものとなった。
Figure 0004792240
(比較例3)
本比較例3においては、常温で固体のリン酸エステル(SH−800)に代えて常温で液状のリン酸エステル(SH−882(商品名DAIGUARD−882)、大八化学工業株式会社製、脂肪族リン酸エステル、以下同じ)を用いたこと以外は、実施例1と同様の条件でブロック状のポリウレタン発泡体を得た。比較例3の諸条件と物性とをまとめたものを下記表11に示す。下記表11に示すとおり、得られたポリウレタン発泡体は、復元性、難燃性には優れるが、通気性、吸水率が高く、止水性の低いものとなった。
Figure 0004792240
(比較例4)
本比較例4においては、常温で固体のリン酸エステル(SH−800)に代えて常温で液状のリン酸エステル(商品名TCP、大八化学工業株式会社製、芳香族リン酸エステル、以下同じ)を用いたこと以外は、実施例1と同様の条件でブロック状のポリウレタン発泡体を得た。比較例4の諸条件と物性とをまとめたものを下記表12に示す。下記表12に示すとおり、得られたポリウレタン発泡体は、復元性、難燃性には優れるが、通気性、吸水率が高く、止水性の低いものとなった。
Figure 0004792240
(比較例5)
本比較例5においては、常温で固体のリン酸エステル(SH−800)に代えて常温で液状のリン酸エステル(商品名DAIGUARD−610、大八化学工業株式会社製、水酸基含有芳香族リン酸エステル及び脂肪族リン酸エステルの混合物、以下同じ)を用いたこと以外は、実施例1と同様の条件でブロック状のポリウレタン発泡体を得た。比較例5の諸条件と物性とをまとめたものを下記表13に示す。下記表13に示すとおり、得られたポリウレタン発泡体は、低通気性となり、難燃性にも優れていた。しかし、ポリウレタン発泡体におけるリン比率が高くなる程、吸水率は増加し、止水性は低下した。また、ポリウレタン発泡体におけるリン比率が2.5%以上となると圧縮残留歪が高くなり、復元性が急激に悪化した。
Figure 0004792240
(比較例6)
本比較例6においては、常温で固体のリン酸エステル(SH−800)を添加しない以外は実施例3と同様の条件でブロック状のポリウレタン発泡体を得た。比較例6の諸条件と物性とをまとめたものを下記表14に示す。下記表14に示すとおり、得られたポリウレタン発泡体は、低通気、低吸水率、低圧縮残留歪(高復元性)を有し、止水性の高いものとなった。しかし、燃焼性が高く、燃焼速度73mm/minで燃えた。
Figure 0004792240
(比較例7)
本比較例7においては、常温で固体のリン酸エステル(SH−800)を添加しない以外は実施例7と同様の条件でシート状のポリウレタン発泡体を得た。比較例7の諸条件と物性とをまとめたものを下記表15に示す。下記表15に示すとおり、得られたポリウレタン発泡体は、低通気、低吸水率、低圧縮残留歪(高復元性)を有し、止水性の高いものとなった。しかし、燃焼性が高く、燃焼速度104mm/minで燃えた。
Figure 0004792240
ここで、上記各実施例及び各比較例の結果から、リン酸エステルの種類別に、スラブ状発泡により作製したポリウレタン発泡体におけるリン比率と密度の関係についてまとめたものを下記表16に示す。なお、下記表16において、常温で固体のリン酸エステルのうち、SH−800については、エーテルタイプのポリオールを用いた場合を左から2列目に、エステルタイプのポリオールを用いた場合を最も右側の列に示した。また、表16中の数値の単位は、kg/mである。
Figure 0004792240
次に、上記各実施例及び各比較例の結果から、リン酸エステルの種類別に、スラブ状発泡により作製したポリウレタン発泡体におけるリン比率と通気度の関係についてまとめたものを下記表17に示す。なお、下記表17において、常温で固体のリン酸エステルのうち、SH−800については、エーテルタイプのポリオールを用いた場合を左から2列目に、エステルタイプのポリオールを用いた場合を最も右側の列に示した。また、表17中の数値の単位は、cm/cm・secである。
Figure 0004792240
上記表17の結果に基づき、ポリウレタン発泡体におけるリン比率を横軸に、ポリウレタン発泡体の通気度を縦軸にしてプロットしたものを、図2に示す。
図2に示すとおり、常温で液状のリン酸エステルのうち、CR−504L、SH−882及びTCPを用いた場合には、通気度が2.5cm/cm・secを超える高通気のポリウレタン発泡体となったのに対し、常温で固体のリン酸エステル(SH−800及びPX−200)を用いた場合には、ポリウレタン発泡体の通気度が2.5cm/cm・secを超えることがなく、低通気のポリウレタン発泡体が得られたことが分かる。なお、常温で液状のリン酸エステルのうち、DAIGUARD−610を用いた場合にも、低通気のポリウレタン発泡体が得られたが、DAIGUARD−610を用いた場合には、圧縮残留歪、吸水率の増大及び止水性の低下が見られる。
次に、上記各実施例及び各比較例の結果から、リン酸エステルの種類別に、スラブ状発泡により作製したポリウレタン発泡体におけるリン比率と圧縮硬さの関係についてまとめたものを下記表18に示す。なお、下記表18において、常温で固体のリン酸エステルのうち、SH−800については、エーテルタイプのポリオールを用いた場合を左から2列目に、エステルタイプのポリオールを用いた場合を最も右側の列に示した。また、表18中の数値の単位は、kPaである。
Figure 0004792240
次に、上記各実施例及び各比較例の結果から、リン酸エステルの種類別に、スラブ状発泡により作製したポリウレタン発泡体におけるリン比率と圧縮残留歪の関係についてまとめたものを下記表19に示す。なお、下記表19において、常温で固体のリン酸エステル(SH−800)については、エーテルタイプのポリオールを用いた場合を左から2列目に、エステルタイプのポリオールを用いた場合を最も右側の列に示した。また、表19中の数値の単位は、%である。
Figure 0004792240
上記表19の結果に基づき、ポリウレタン発泡体におけるリン比率を横軸に、ポリウレタン発泡体の圧縮残留歪を縦軸にしてプロットしたものを、図3に示す。
図3に示すとおり、いずれのリン酸エステルを用いた場合でも、ポリウレタン発泡体におけるリン比率が2%以下では、20%以下の低い圧縮残留歪を示した。また、常温で液体のリン酸エステルのうち、DAIGUARD−610を用いた場合においては、ポリウレタン発泡体におけるリン比率が2.5%以上となると圧縮残留歪が高くなり、復元性が急激に悪化した。なお、常温で固体のリン酸エステルのうち、SH−800を用い、且つ、エステルタイプのポリオールを用いた場合において、ポリウレタン発泡体におけるリン比率が2.5%以上になると圧縮残留歪が高くなり、復元性の低下が見られたことから、本発明のポリウレタン発泡体において、そのリン元素含有率が2%以下であることがより好ましいことが分かった。
次に、上記各実施例及び各比較例の結果から、リン酸エステルの種類別に、スラブ状発泡により作製したポリウレタン発泡体におけるリン比率と燃焼距離の関係についてまとめたものを下記表20に示す。なお、下記表20において、常温で固体のリン酸エステルのうち、SH−800については、エーテルタイプのポリオールを用いた場合を左から2列目に、エステルタイプのポリオールを用いた場合を最も右側の列に示した。また、表20中の数値の単位は、mmである。
Figure 0004792240
上記表20の結果に基づき、ポリウレタン発泡体におけるリン比率を横軸に、ポリウレタン発泡体の燃焼距離を縦軸にしてプロットしたものを、図4に示す。
図4に示すとおり、いずれのリン酸エステルを用いた場合でも、その添加により燃焼距離が短くなることが分かった。なお、常温で固体のリン酸エステルを用いた場合のうち、PX−200を用いた場合のポリウレタン発泡体におけるリン比率が0.5%及び1.0%の場合と、常温で液状のリン酸エステルのうち、TCP及びDAIGUARD−610を用いた場合のポリウレタン発泡体におけるリン比率が0.5%の場合において、燃焼距離が100mmとなっているが、これらの場合においても、リン酸エステルを添加しなかった場合よりは燃焼速度が遅くなっており、燃焼性は低下している。
次に、上記各実施例及び各比較例の結果から、リン酸エステルの種類別に、スラブ状発泡により作製したポリウレタン発泡体におけるリン比率と吸水率の関係についてまとめたものを下記表21に示す。なお、下記表21において、常温で固体のリン酸エステルのうち、SH−800については、エーテルタイプのポリオールを用いた場合を左から2列目に、エステルタイプのポリオールを用いた場合を最も右側の列に示した。また、表21中の数値の単位は、vol%である。
Figure 0004792240
次に、上記各実施例及び各比較例の結果から、リン酸エステルの種類別に、スラブ状発泡により作製したポリウレタン発泡体におけるリン比率と止水性の関係についてまとめたものを下記表22に示す。なお、下記表22において、常温で固体のリン酸エステルのうち、SH−800については、エーテルタイプのポリオールを用いた場合を左から2列目に、エステルタイプのポリオールを用いた場合を最も右側の列に示した。また、表22中の数値の単位は、cmAqである。
Figure 0004792240
上記表22の結果に基づき、ポリウレタン発泡体におけるリン比率を横軸に、ポリウレタン発泡体の止水性を縦軸にしてプロットしたものを、図5に示す。
図5に示すとおり、常温で固体のリン酸エステル(SH−800及びPX−200)を用いた場合の方が、常温で液状のリン酸エステル(CR−504L、SH−882、TCP及びDAIGUARD−610)を用いた場合より、ポリウレタン発泡体の止水性が高くなる傾向が見られ、常温で固体のリン酸エステルを用いた場合の方が止水性を維持できることが分かった。
以上の結果から、本発明のポリウレタン発泡体においては、常温で固体のリン酸エステルを添加することにより、止水性の低下を招くことなく、難燃化出来ることが分かった。
なお、実施例1及び実施例4〜6の結果より、常温で固体のリン酸エステルの粒度が小さくなる程、難燃性が向上することが分かった。これより、本発明のポリウレタン発泡体においては、含有する常温で固体のリン酸エステルの粒度がより小さいことが好ましいことが分かった。
また、実施例1において、ポリウレタン発泡体におけるリン比率が2.5%以上になると止水性が若干低下したこと、実施例3において、ポリウレタン発泡体におけるリン比率が3.0%になると止水性が若干低下したこと、及び同じく実施例3において、ポリウレタン発泡体におけるリン比率が2.5%以上になると圧縮残留歪が高くなり、復元性の低下が見られたことから、本発明のポリウレタン発泡体において、そのリン元素含有率が2%以下であることがより好ましいことが分かった。
以上説明したとおり、本発明のポリウレタン発泡体及びその製造方法においては、常温で固体のリン酸エステルを添加することによって、止水性の低下を招くことなく、難燃化できる。よって、本発明のポリウレタン発泡体は、自動車のカーエアコン、冷蔵庫、プレハブ住宅、ユニットバス等の各種製品の止水用途に好適に用いることができる。
U字止水試験の概略構成図である。 リン酸エステルの種類別に、ポリウレタン発泡体の通気度と、ポリウレタン発泡体におけるリン比率とをプロットしたグラフである。 リン酸エステルの種類別に、ポリウレタン発泡体の圧縮残留歪と、ポリウレタン発泡体におけるリン比率とをプロットしたグラフである。 リン酸エステルの種類別に、ポリウレタン発泡体の燃焼距離と、ポリウレタン発泡体におけるリン比率とをプロットしたグラフである。 リン酸エステルの種類別に、ポリウレタン発泡体の止水性と、ポリウレタン発泡体におけるリン比率とをプロットしたグラフである。
符号の説明
1 U字止水試験
3 U字試験片
2a、2b アクリル板

Claims (2)

  1. ポリオール、有機イソシアナート及び助剤が添加されて反応硬化して得られる可とう性ポリウレタン発泡体において、前記可とう性ポリウレタン発泡体は、常温で固体のリン酸エステルを含有し、リン元素含有率が0.5%以上2%以下であることを特徴とする可とう性ポリウレタン発泡体からなる止水材。
  2. 前記可とう性ポリウレタン発泡体は、自己スキンを有するポリウレタン発泡シート材であることを特徴とする請求項1に記載の可とう性ポリウレタン発泡体からなる止水材。
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