JP4792159B2 - グリホサートとトリアゾリノン除草剤の組合せ - Google Patents

グリホサートとトリアゾリノン除草剤の組合せ Download PDF

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Description

【0001】
発明の分野
本発明は、広範な雑草の出芽後防除に使用される除草剤の組合せに関する。また本発明は、そのような組合せを調製する方法および使用する方法にも関する。
【0002】
関連技術の説明
N−(ホスホノメチル)グリシンは、その一般名グリホサートでも知られており、望ましくない植物の成長および増殖を制御するために使用される、広く使用されている広範な出芽後除草剤である。その酸の形、およびその様々な塩の形では、グリホサートは農業、工業、および住宅市場において雑草を防除するために非常に有効であり、商業的に重要である。一般に、このグリホサートは標的植物の茎葉に塗布され、その後、葉面組織によって吸収され、植物全体に移行する。N−(ホスホノメチル)グリシンは、ほとんど全ての植物には一般的であるが動物には無い重要な生化学的経路を非拮抗的にブロックする。この生化学的経路の性質が理由で、植物がN−(ホスホノメチル)グリシンで処理されたという外観上の病徴は、処理後2週間以上経過するまで現れない可能性がある。
【0003】
様々な形のN−(ホスホノメチル)グリシンが、商業的に有用であることが見出された。N−(ホスホノメチル)グリシンは、その酸の形で、または塩の形で販売され、使用される。雑草を防除するためにしばしば使用されるN−(ホスホノメチル)グリシン塩には、N−(ホスホノメチル)グリシンのモノ(イソプロピルアンモニウム)塩、N−(ホスホノメチル)グリシンのモノアンモニウム塩、N−(ホスホノメチル)グリシンのモノナトリウム塩、およびN−(ホスホノメチル)グリシンのモノトリメチルスルホニウム塩が含まれる。しかし、雑草を防除するのに有用なN−(ホスホノメチル)グリシン塩の範囲は非常に広い(参照により本明細書に組み込まれたJ.E.Franz他の、Glyphosate:A Unique Global Herbicide、ACS Monograph 189、American Chemical Society、Washington、D.C.、1997、pp.27〜64)。
【0004】
界面活性剤がN−(ホスホノメチル)グリシンの除草作用に及ぼす影響について、非常に多くの研究がなされてきた。Franz他、pp.155〜161には(参照により本明細書に組み込まれた)、多くの異なる界面活性剤および異なるクラスの界面活性剤がN−(ホスホノメチル)グリシンの活性に及ぼす影響について、詳細に記載されている。N−(ホスホノメチル)グリシンは、液体、水溶性顆粒、および水和剤を含んで様々な方法で配合されてきた。
【0005】
プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害(PPO)除草剤は、葉緑体中でプロトポルフィリノゲーンオキシダーゼを阻害することによって植物に影響を及ぼすことが知られており、それによって、光合成およびその他のプロセスに損害を与える。この損害によって、植物に、組織壊死の初期症状が生じる。トリアゾリノンなどのいくつかのPPO除草剤(例えば、参照により本明細書に組み込まれた米国特許第5,217,520号を参照)は、広葉雑草の良好な防除をもたらすが、イネ科草を防除する際の効力が小さい。
【0006】
日本国特許出願公開平10−45516(参照により本明細書に組み込む)は、N−(ホスホノメチル)グリシンと、カルフェントラゾンと呼ばれるPPO除草剤を含む組成物について記述している。カルフェントラゾンは、主に広葉雑草の出芽後防除に有用な高融点固体カルボン酸である(参照により本明細書に組み込んだ米国特許第5,217,520)。
【0007】
発明の概要
標的植物による迅速な吸収、植物処理の初期の外観上の病徴、および広範な雑草種の防除を可能にする、N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩とトリアゾリノン除草剤の組合せを有することが有利と考えられる。
【0008】
N−(ホスホノメチル)グリシンと、トリアゾリノンなどのPPO除草剤の組合せは、少なくとも2つの理由で有用である。第1に、N−(ホスホノメチル)グリシンは広範な除草剤なので、トリアゾリノンを補うことができ、その組合せは、トリアゾリノン除草剤が単独で防除することができる範囲よりも広い範囲の雑草種を防除することができる。第2に、トリアゾリノンによって引き起こされた初期症状は、所与の植物がこの組合せで処理されたかどうかを示す、初期マーカとしての役割をすることができる。
【0009】
次に、N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩とトリアゾリノン除草剤の組合せについて述べる。本発明のいくつかの実施形態の1つでは、(a)N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩と、(b)トリアゾリノン除草剤またはトリアゾリノン除草剤の塩またはトリアゾリノン除草剤の互変異性体であって、特にトリアゾリノン酸エステル除草剤およびトリアゾリノンスルホンアミド除草剤を有するものとの組合せを提供する。本明細書で使用する「塩」という用語は、分子内塩、すなわち双性イオンを含むことを意味する。本発明の好ましい実施形態は、N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩と、カルフェントラゾンエチルの組合せを提供する。本発明の他の実施形態は、N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩と、スルフェントラゾンの組合せを提供する。
【0010】
その他の実施形態では、本発明は、N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩、トリアゾリン除草剤、および界面活性剤を含む配合物を提供する。本発明の好ましい実施形態は、トリアゾリノン酸エステル除草剤およびN−(ホスホノメチル)グリシンを含み、トリアゾリノン酸エステル除草剤が、アルコキシル化アセチレンジオール界面活性剤およびポリオキシアルキレンアルキルエーテル界面活性剤を含む混合物中に分散された、除草剤組成物を提供する。本発明の他の好ましい実施形態は、トリアゾリノンスルホンアミド除草剤およびN−(ホスホノメチル)グリシンを含み、トリアゾリノン酸エステル除草剤が、アルコキシル化アセチレンジオール界面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル界面活性剤、アルコキシル化有機シリコーン界面活性剤、およびリン酸溶媒を含む混合物中に分散された、除草組成物を提供する。
【0011】
また本発明は、除草剤組成物を調製するための方法も提供し、この方法は、
(i)アルコキシル化アセチレンジオール界面活性剤と、
(ii)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル界面活性剤
を含む混合物中に、トリアゾリノン除草剤を分散させることによって分散液を調製すること、および
分散液N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩と合わせてドウを形成することを含む。
【0012】
本発明の好ましい実施形態は、トリアゾリノン除草剤が分散された混合物が、溶媒および/またはアルコキシル化有機シリコーン界面活性剤をさらに含む、そのような方法を提供する。
【0013】
好ましい一実施形態では、本発明は、N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩、およびトリアゾリノン除草剤を含む組成物であって、N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩が水性相に実質上溶解し、トリアゾリノン除草剤が疎水性相に実質上溶解する組成物を提供する。疎水性相は、水性相に分散されてエマルジョンを形成することが好ましい。また本発明は、N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩と、トリアゾリノン除草剤を含む組成物を調製する方法であって、トリアゾリノン除草剤を含む疎水性溶液を準備すること、N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩を含む水性溶液を準備すること、およびこの疎水性溶液を水性溶液に分散させてエマルジョンを形成することを含む方法を提供する。
【0014】
また本発明は、植物を処理する方法を提供することも対象とし、この方法は、植物の茎葉と、N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩およびトリアゾリノン酸エステル除草剤を含んだ生物学的に有効な量の組成物とを接触させることを含む。また本発明は、植物を処理する方法であって、植物の葉茎と、N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩およびトリアゾリノンスルホンアミド除草剤を含んだ生物学的に有効な量の組成物とを接触させることを含む方法も提供する。
【0015】
本発明の他の実施形態は、本質的にN−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩とトリアゾリノン除草剤からなる組合せを提示する。
【0016】
本発明を適用できる別の範囲は、以下に提供される詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、以下の詳細な説明および実施例は、本発明の好ましい実施形態を示すものであるが、本発明の精神および範囲内での様々な変更および修正がこの詳細な説明から当業者に明らかにされることになるので、単なる例示として与えられたと理解されるべきである。
【0017】
好ましい実施形態の詳細な説明
以下の詳細な説明は、当業者が本発明を実施する際の助けになるように提供される。たとえそうであっても、当業者なら本発明の発見の精神および範囲から逸脱することなく本明細書で論じられている実施形態を修正し、かつ変形させることができるので、この詳細な説明は、本発明を過度に限定するものと解釈するべきではない。
【0018】
本明細書で引用されている各参考文献の内容は、これらの主な参考文献の中で引用されている参考文献の内容も含めてその全体を参照により本明細書に組み込む。
a.定義
読者が本発明の詳細な説明を理解するのを助けるために、以下の定義を提供する。
【0019】
「グリホサート」は、酸の形のN−(ホスホノメチル)グリシン(CAS登録番号1071−83−6)、またはN−(ホスホノメチル)グリシン塩またはN−(ホスホノメチル)グリシンの双性イオンを意味する。
【0020】
「カルフェントラゾン」は、2−ジクロロ−5−(4−(ジフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−3−メチル−5−オキソ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4−フルオロベンゼンプロピオン酸、CAS登録番号128621−72−7、またはその塩を意味する。
【0021】
「カルフェントラゾンエチル」は、2−ジクロロ−5−(4−(ジフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−3−メチル−5−オキソ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4−フルオロベンゼンプロピオン酸エチル、CAS登録番号128639−02−1を意味する。
【0022】
「スルフェントラゾン」は、N−(2,4−ジクロロ−5−(4−(ジフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−3−メチル−5−オキソ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)メタンスルホンアミド、CAS登録番号122836−35−5を意味する。
【0023】
「低級アルキル」は、1個から約10個の炭素原子を有するアルキル基を意味する。
【0024】
「リン酸溶媒」は、溶媒として使用することができる、リン酸の芳香族エステルまたは脂肪族エステルを意味する。リン酸溶媒の例には、トリキシルエニルリン酸エステルおよび2−エチルヘキシルジフェニルリン酸エステルが含まれる。
【0025】
「酸当量」または「a.e.」は、塩として存在する化合物の、酸の形の当量モルまたは重量を意味する。例えば、モノ(イソプロピルアンモニウム)N−(ホスホノメチル)グリシン塩の10重量%溶液は、酸の形のN−(ホスホノメチル)グリシンが7.4重量%a.e.と表すことができる。
【0026】
「生物学的に有効な量」は、植物の成長に対する除草剤の観察し得る影響を生み出すのに必要な量を意味し、これには植物壊死、植物死滅、成長阻害、繁殖阻害、増殖の阻害と、植物の除去、殺処分、あるいは他の方法でその発生および活動を減少させることの影響も含む。
【0027】
「サスポエマルジョン」は、液体連続相に分散された液体粒子および固体粒子の両方を含有する液体懸濁液を意味する。
【0028】
「組合せ」という用語は、除草剤の組合せの有益な作用がもたらされる方式で、各薬剤を順次塗布することを包含することを意図し、さらにこの用語は、これらの活性な薬剤が固定された比である単一の噴霧混合物や処理などでこれらの薬剤を実質的に同時に存在させまたは塗布する、これらの薬剤の組合せまたは同時投与を含むことを意図する。
b.詳細
本発明に従い、次にN−(ホスホノメチル)グリシン(グリホサート)酸またはその塩とトリアゾリノン除草剤を含む組合せを開示する。
【0029】
本発明では、N−(ホスホノメチル)グリシン(式(I))をその酸の形で、または塩の形で、双性イオンも含めて存在させることができることを企図する。N−(ホスホノメチル)グリシンが塩の形で存在する場合、水溶性塩として存在させることが好ましい。本発明に有用なN−(ホスホノメチル)グリシンのいくつかの塩が米国特許第3,799,758号に記載されており、これを参照により本明細書に組み込む。本発明に有用なN−(ホスホノメチル)グリシンの追加の塩が米国特許第4,405,531号に記載されており、これを参照により本明細書に組み込む。
【0030】
【化8】
Figure 0004792159
【0031】
たとえばN−(ホスホノメチル)グリシンは、アルカリ金属塩として本発明で使用することができる。このようなアルカリ金属塩には、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム、およびルビジウムの塩を含めることができる。N−(ホスホノメチル)グリシンは、アルカリ土類金属塩として本発明の組成物中に存在させることもできる。このようなアルカリ土類金属塩には、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、およびバリウムの塩を含めることができる。N−(ホスホノメチル)グリシンは、例えばモノナトリウム塩、ジナトリウム塩、トリナトリウム塩や、モノカリウム塩、ジカリウム塩、トリカリウム塩などの、一塩、二塩、三塩として使用することができる。
【0032】
N−(ホスホノメチル)グリシンは、本発明の組成物中で有機アンモニウム塩としてさらに使用することができる。このような有機アンモニウム塩には脂肪族または芳香族のアンモニウム塩を含めることができ、第一級アンモニウム塩、第二級アンモニウム塩、第三級アンモニウム塩、または第四級アンモニウム塩を含めることができる。このような有機アンモニウム塩の代表的な例には、メチルアンモニウム、エチルアンモニウム、n−プロピルアンモニウム、イソプロピルアンモニウム、n−ブチルアンモニウム、イソブチルアンモニウム、ドデシルアンモニウム、ジメチルアンモニウム、エチルメチルアンモニウム、ジエチルアンモニウム、トリメチルアンモニウム、ジメチルスチリルアンモニウム、ジブチルジメチルアンモニウム、テトラメチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウム、アニリニウム、ピリジニウム、モルホリニウム、2−ヒドロキシエチルアンモニウム、ジ(ヒドロキシエチル)アンモニウム、N−エトキシル化獣脂アンモニウム、およびアリルアンモニウムの塩と、これらの組合せが含まれるが、これらに限定されない。有機アンモニウム塩は、たとえばモノ(イソプロピルアンモニウム)塩、ジ(イソプロピル)アンモニウム塩、トリ(イソプロピルアンモニウム)塩などの、一塩、二塩、または三塩でよい。
【0033】
さらに、N−(ホスホノメチル)グリシンは、モノアンモニウム塩、ジアンモニウム塩、トリアンモニウム塩など無機陽イオンの塩として、本発明の組合せの中で使用することができる。あるいは、N−(ホスホノメチル)グリシンは、モノ(トリメチルスルホニウム)塩、ジ(トリメチルスルホニウム)塩、トリ(トリメチルスルホニウム)塩などのスルホニウム塩として存在させることができる。
【0034】
本発明の組成物では、N−(ホスホノメチル)グリシンを塩基で中和して、米国特許第4,405,531号に記載されている塩を形成することができる。N−(ホスホノメチル)グリシンと塩基とのモル比は、広い範囲で変えることができる。例えば、N−(ホスホノメチル)グリシンと塩基は、1:1のモル比にすることができる。塩基がイソプロピルアミンであるとき、N−(ホスホノメチル)グリシンとイソプロピルアミンのモル比が1:1であると、N−(ホスホノメチル)グリシンのモノ(イソプロピルアンモニウム)塩が形成される。1:1.5のモル比が使用されるとき、その結果、セスキ(イソプロピルアンモニウム)塩になり、1:2のモル比ではジ(イソプロピルアンモニウム)塩になり、1:3のモル比ではトリ(イソプロピルアンモニウム)塩になる。塩基は、N−(ホスホノメチル)グリシンと塩基のモル比が1:3を大きく超えた状態で存在させることもできる。
【0035】
本発明に有用ないくつかのトリアゾリノン除草剤は、一般に米国特許第5,125,958号に記載されており、これを参照により本明細書に組み込む。本発明に有用な追加のトリアゾリノン除草剤は、一般に米国特許第5,217,520号に記載されており、これを参照により本明細書に組み込む。本発明に有用な他のトリアゾリノン除草剤は、一般に米国特許第4,818,275号に記載されており、これを参照により本明細書に組み込む。トリアゾリノン除草剤は、式(II)で示す構造またはその互変異性体を有することができ、
【0036】
【化9】
Figure 0004792159
上式で、Rはハロアルキルであり、
はハロゲンまたは低級アルキルであり、
は−CHCHClOまたは−NHSOであり、
はアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、シクロアルキル、ベンジル、クロロベンジル、アルキルベンジル、またはハロアルキルであり、
はアルキル、ハロアルキル、ジアルキルアミノ、カルボキシメチル、ヒドロキシ、またはアリールであり、
Xは水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、またはニトロであり、
Yは水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロ低級アルキルスルフィニル、またはハロ低級アルコキシである。
【0037】
は、ジフルオロメチルが好ましい。Rは、好ましくは低級アルキルであり、より好ましくはCから約Cアルキルであり、さらに好ましくはメチルである。Rはアルキルまたはアルコキシが好ましく、Rはアルキルがより好ましく、RはCから約Cアルキルがなお好ましく、Rはエチルがさらに好ましい。Rは、好ましくはアルキルであり、より好ましくはCから約Cアルキルであり、Rはメチルがなお好ましい。Xはハロゲンが好ましく、Xはフルオロまたはクロロがより好ましい。Yはハロゲンが好ましく、Yはクロロがより好ましい。Rが−CHCHClOであるとき、トリアゾリノン除草剤はトリアゾリノン酸エステル除草剤である。特に好ましいトリアゾリノン除草剤は、カルフェントラゾンエチル(式(III))である。
【0038】
【化10】
Figure 0004792159
【0039】
が−NHSOのとき、トリアゾリノン除草剤はトリアゾリノンスルホンアミド除草剤である。特に好ましい別のトリアゾリノン除草剤はスルフェントラゾン(式(IV))である。
【0040】
【化11】
Figure 0004792159
【0041】
本発明の組合せには、さらにその他の成分を含むことができる。たとえばこの組合せにはさらに、1種または複数の界面活性剤または乳化剤を含むことができる。本発明に有用な界面活性剤または乳化剤には、限定はしないが、エトキシル化アルキルアミン、エトキシル化アルキルポリアミン、アルキルポリグルコシド、アルコキシル化アセチレン性ジオール、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、有機ケイ素化合物、エトキシル化アルコール、エトキシル化ガーベットアルコール、アルキルフェノールエトキシレート、硫酸化ポリオキシアルキレンアルキルフェノール、アルコールサルフェート、ポリオキシアルキレンアルコールサルフェート、リン酸モノアルコール、リン酸ジアルコール、リン酸モノ(ポリオキシアルキレンアルコール)、リン酸ジ(ポリオキシアルキレンアルコール)、リン酸モノ(ポリオキシアルキレンアルキルフェノール)、リン酸ジ(ポリオキシアルキレンアルキルフェノール)、ポリオキシアルキレンアルキルフェノールカルボン酸エステル、リン酸ジ(ポリオキシアルキレンアルキルフェノール)、ポリオキシアルキレンアルキルフェノールカルボン酸エステル、ポリオキシアルキレンアルコールカルボン酸エステル、フッ素化界面活性剤、N−アルコキシル化アルキルポリアルコキシアミン界面活性剤(すなわち、エーテルアミン界面活性剤)、アルキルスルホン酸塩、アルキルフェニルスルホネート、アルキル硫酸塩、アルキルフェノールサルフェート、アルキルベタイン界面活性剤、アルキルカルボン酸塩(ペラルゴン酸などの脂肪酸および脂肪酸塩)、エトキシル化アルキルアミド、4級アルキルアミン、およびこれらの組合せを含む。好ましい界面活性剤には、エトキシル化アルキルアミン、エトキシル化アルキルポリアミン、アルキルポリグルコシド、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、エトキシル化アルコール、エトキシル化ガーベットアルコール、リン酸モノアルコール、リン酸ジアルコール、リン酸モノ(ポリオキシアルキレンアルコール)、リン酸ジ(ポリオキシアルキレンアルコール)、リン酸モノ(ポリオキシアルキレンアルキルフェノール)、リン酸ジ(ポリオキシアルキルフェノール)、エーテルアミン界面活性剤、アルキルベタイン界面活性剤、4級アルキルアミン、およびこれらの組合せが含まれる。さらにより好ましい界面活性剤には、エトキシル化アルキルアミン界面活性剤、アルキルポリグルコシド界面活性剤、エーテルアミン界面活性剤、4級アルキルアミン界面活性剤、およびこれらの組合せが含まれる。タローアミンエトキシレートなどのエトキシル化アルキルアミン界面活性剤は特に好ましい。
【0042】
アルコキシル化アセチレン性ジオール界面活性剤およびポリオキシアルキレンアルキルエーテル界面活性剤はまた、本発明の組合せに好ましい。好ましいアルコキシル化アセチレン性ジオールには、ポリエトキシル化アセチレン性ジオールが含まれ、より好ましいポリエトキシル化テトラメチルデシンジオールが含まれ、さらにより好ましくはPEG−10テトラメチルデシンジオールが含まれる。PEG−10テトラメチルデシンジオールはSurfynol465の登録商標でAir Products and Chemicals、Inc.(Allentown、ペンシルバニア、米国)から市販されている。好ましいポリオキシアルキレンアルキルエーテルには、ポリエトキシエチレン−ポリオキシプロピレンアルキルエーテルが含まれ、より好ましくは第一工業製薬(東京、日本)製のEpan U−108または竹本油脂株式会社(愛知、日本)製のNewkalgen 4016EHBなどのポリエトキシエチレン−ポリオキシプロピレン−2−エチルヘキシルエーテルが含まれる。一般的には、ポリエトキシエチレンポリオキシプロピレン−2−エチルヘキシルエーテル界面活性剤には、界面活性剤1モル当たり約5から約30、好ましくは約10から約25、より好ましくは約10から約20モルのエチレンオキシドが含まれる。また、ポリエトキシエチレンポリオキシプロピレン−2−エチルヘキシルエーテル界面活性剤には、界面活性剤1モル当たり約5から約30、好ましくは約10から約25、より好ましくは約10から約20モルのプロピレンオキシドが含まれる。特に好ましいポリエトキシエチレンポリオキシプロピレン−2−エチルヘキシルエーテル界面活性剤には、界面活性剤1モル当たり約15モルのエチレンオキシドおよび約15モルのプロピレンオキシドが含まれる。
【0043】
本発明の組合せにはまた、溶媒が含まれる。この溶媒には、芳香族溶媒などの有機溶媒が含まれる。有用な芳香族溶媒には、ベンゼン、トルエン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、メシチレン、ナフタレン、ビス(a−メチルベンジル)キシレン、フェニルキシリルエタン、およびこれらの組合せが含まれる。他の有用な溶媒には、クロロベンゼンまたはオルト−ジクロロベンゼンなどの置換芳香族溶媒が含まれる。別法として、溶媒はパラフィン油などの脂肪族溶媒を含むことができる。さらに別の方法として、溶媒はリン酸エステル溶媒、好ましくはリン酸トリアリールまたはリン酸アルキルジアリールを含むことができる。特に有用なリン酸エステル溶媒には、リン酸トリキシレニルおよびリン酸2−エチルヘキシルジフェニルが含まれる。芳香族、脂肪族およびリン酸エステル溶媒の組合せもまた、本発明に首尾良く使用することができる。本発明に首尾良く使用することのできる他の溶媒には、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ポリビニルピロリドン、4−ブチロールアセトン、および脂肪酸エステルが含まれる。
【0044】
無機担体または有機担体を、本発明の組合せに含むことができる。有用な無機担体の例には、(ベントナイト、モンモリナイト、またはアタパルジャイトなどの)粘土、シリカ、アルミナ、硫酸アンモニウム、および珪藻土が含まれる。有用な有機担体の例には、セルロール、ポリエチレングリコール、パラフィン、およびオレイン酸メチルまたはステアリン酸トリデシルなどの脂肪酸エステルが含まれる。
【0045】
本発明では、トリアゾリノン除草剤に対するN−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩の酸当量重量比は、制御の求められている雑草種に応じて、および所望する結果に応じて変化することができる。トリアゾリノン除草剤に対するN−(ホスホノメチル)グリシンa.e.の一般的な重量比は、約1:1から約100:1、好ましくは約2:1から約75:1、より好ましくは約5:1から約50:1、さらにより好ましくは約10:1から約40:1の範囲であることができる。
【0046】
本発明の組合せは、様々な方法で配合することができる。たとえば、水和性粉末、水分散性顆粒、錠剤、ブリケット、水中油型エマルジョン、油中水型エマルジョン、水分散剤、油分散剤、水をベースとする流動剤(flowable)、サスポエマルジョン、またはその他を含む組成物であることができる。
【0047】
たとえば、水和剤組成物は、N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩、トリアゾリノン除草剤、前記のような界面活性剤、および任意に前記のような固形担体を含むことができる。この水和剤組成物はさらに、固結防止剤、消泡剤、崩壊剤、結合剤、展着剤などのその他の不活性成分、またはその他の物質を含むことができる。水和剤を調製する1方法は、カルフェントラゾン−エチルまたはサルフェントラゾンなどのトリアゾリノン除草剤約5から約85重量部をタローアミンエトキシレートなどの界面活性剤約1から約30重量部と混合することを含む。シリカまたは硫酸アンモニウムなどの不活性担体(約5から約85重量部)を、たとえば高剪断混合機で、粉末N−(ホスホノメチル)グリシンまたはN−(ホスホノメチル)グリシンモノアンモニウム塩などのN−(ホスホノメチル)グリシンの粉末固形塩約5から約85重量部の酸当量と混合することができる。その後界面活性剤/トリアゾリノン除草剤混合物を、高剪断下で粉末混合物に添加して、水和剤とすることができる。その他の不活性成分を任意に添加することができる。
【0048】
本発明の組合せはまた、水分散型顆粒配合物または水溶性顆粒配合物を含む組成物の形態をとることができる。たとえば、カルフェントラゾン−エチルまたはサルフェントラゾンなどのトリアゾリノン除草剤約1から約85重量部(好ましくは約1から約70重量部、より好ましくは約2から約50重量部、およびさらに好ましくは約2から約30重量部)を、アルコキシル化アセチレン性ジオール界面活性剤またはポリオキシアルキレンアルキルエーテル界面活性剤などの界面活性剤約1から約30重量部(好ましくは約1から約20重量部、およびより好ましくは約1から約10重量部)と混合することによって、トリアゾリノン除草剤分散物を調製することができる。任意にトリアゾリノン除草剤分散物は、リン酸エステル溶媒または芳香族溶媒などの溶媒を含むことができる。このトリアゾリノン除草剤分散物は、たとえば捏和することによって、粉末N−(ホスホノメチル)グリシンまたは得られた混合物を餅状にするN−(ホスホノメチル)グリシンアンモニウム塩などのN−(ホスホノメチル)グリシンの粉末固形塩の約5から約85重量部の酸当量(好ましくは約10から約70重量部、より好ましくは約10から約60重量部、さらに好ましくは約20から45重量部)と混合することができる。硫酸アンモニウム、アルコキシル化有機ケイ素化合物界面活性剤などの展着剤、消泡剤、押し出し成形剤、結合剤、またはシリカなどの無機担体などの他の不活性成分を任意に添加することができる。このドウは任意に、たとえば押し出しまたは鋳造によって成形することができ、乾燥して分散性顆粒配合物を形成することができる。
【0049】
本発明の好ましい実施形態では、固形除草剤組成物には、N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩、トリアゾリノン除草剤、アルコキシル化アセチレン性ジオール界面活性剤、およびポリオキシアルキレンエーテル界面活性剤が含まれる。
【0050】
たとえば、トリアゾリノン除草剤は、アルコキシル化アセチレン性ジオール界面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル界面活性剤、アルコキシル化有機ケイ素化合物界面活性剤、およびリン酸エステル溶媒などの溶媒を含む混合物に分散することができる。これらの成分はさらに、N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩と混合してドウを形成することができる。N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩とトリアゾリノン除草剤との重量比は、広範囲に変化させることができる。一般に、酸当量として表されるN−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩とトリアゾリノン除草剤との重量比は、約1:1から約100:1、好ましくは約2:1から約75:1、より好ましくは約5:1から約50:1、さらに好ましくは約10:1から約40:1の範囲にすることができる。好ましいトリアゾリノン除草剤はカルフェントラゾン−エチルまたはサルフェントラゾンである。任意に、トリアゾリノン除草剤が分散している混合物はさらに、芳香族溶媒または脂肪族溶媒などの第2の溶媒を含む。固形除草剤組成物はさらに任意に、シリカ、アルミナ、粘土、硫酸アンモニウム、またはセルロースなどの担体を含むことができる。好ましい担体は硫酸アンモニウムである。この組成物はまた、亜硫酸ナトリウムなどの亜硝酸塩捕捉剤を含むことができる。この固形除草組成物は、たとえば水和剤または水分散性顆粒として調製することができる。
【0051】
この固形除草剤組成物は、
(i)トリアゾリノン除草剤、
(ii)アルコキシル化アセチレン性ジオール界面活性剤、および
(iii)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル界面活性剤を含む混合物をもたらす第1の段階、およびN−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩(好ましくは水溶性塩)をこの混合物と一緒にしてドウを形成する第2の段階によって調製することができる。この一緒にする段階は、たとえば捏和機またはパン造粒機などの便利な混合機で実施することができる。アルコキシル化アセチレン性ジオール界面活性剤は、本発明の組成物で広範囲の濃度で使用することができる。一般に、アルコキシル化アセチレン性ジオール界面活性剤は、約1重量%から約15重量%、好ましくは約1重量%から約10重量%、より好ましくは約2重量%から約8重量%の濃度で存在させる。好ましいアルコキシル化アセチレン性ジオールは、エトキシル化アセチレン性ジオールである。エトキシル化アセチレン性ジオールのエトキシル化の程度は、大きく変化させることができ、一般に界面活性剤1モル当たりエチレンオキシド約1モルから約50モル、好ましくは界面活性剤1モル当たりエチレンオキシド約3モルから約30モル、より好ましくは界面活性剤1モル当たりエチレンオキシド約5モルから約20モルである。好ましくはこのアルコキシル化アセチレン性ジオールは、エトキシル化テトラメチルデシンジオール界面活性剤である。本発明に特に有用なエトキシル化テトラメチルデシンジオール界面活性剤は、Air Products and Chemicals、Inc.(Allentown、ペンシルバニア、米国)製のSurfynol 465である。
【0052】
本発明に有用なポリオキシアルキレンアルキルエーテル界面活性剤はまた、広範囲の濃度で組成物中に存在させることができる。一般にポリオキシアルキレンアルキルエーテル界面活性剤は、約1重量%から約15重量%、好ましくは約2重量%から約10重量%、さらに好ましくは約2重量%から約8重量%の濃度で存在させる。好ましいポリオキシアルキレンアルキルエーテル界面活性剤は、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン−2−エチルヘキシルエーテル界面活性剤である。
【0053】
任意に、トリアゾリノン除草剤の分散物はさらに溶媒を含むことができる。この溶媒の濃度は広範囲で変化させることができる。たとえば、この溶媒は約10重量%まで、好ましくは約7重量%まで、さらに好ましくは約5重量%までの濃度で存在させることができる。この溶媒は、たとえば、芳香族溶媒、ポリオキシル化トリアルキルフェニルエーテル溶媒、脂肪族溶媒、リン酸エステル溶媒、ポリアリールアルキル溶媒、またはジメチルホルムアミド、4−ブチロラクトン、またはN−メチルピロリドンなどの溶媒であることができる。芳香族溶媒の例には、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、およびこれらの混合物などのC溶媒が含まれる。本発明に有用なその他の芳香族溶媒には、フェニルキシリルエタンまたはビス(a−メチルベンジル)キシレンが含まれる。リン酸エステル溶媒の例には、リン酸トリキシレニルおよびリン酸2−エチルヘキシルジフェニルが含まれる。また任意に、トリアゾリノン除草剤の分散物にはさらに、Silwet L−77(OSi Specialties,Inc.製、Danbury、コネチカット、米国)などのアルコキシル化有機ケイ素化合物界面活性剤が含まれる。このアルコキシル化有機ケイ素化合物界面活性剤を入れる場合、広範囲の濃度、一般には約10重量%まで、好ましくは約7重量%まで、さらに好ましくは約5重量%までで組成物に入れることができる。担体を本発明の組成物に使用する場合、一般に担体は85重量%まで、好ましくは約80重量%まで、さらに好ましくは約70重量%までの濃度で存在させることができる。ドウは任意に(たとえば、押し出し、鋳造、またはpan造粒によって)成形した後に、乾燥することができる。トリアゾリノン分散物とN−(ホスホノメチル)グリシンを一緒にする第2の段階はさらに、担体または亜硫酸ナトリウムなどの亜硫酸捕捉剤を一緒にすることを含むことができる。
【0054】
別法として本発明の組成物はエマルジョンなどの分散物として調製することができる。たとえば、この組成物は、N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩、および式(V)、
【0055】
【化12】
Figure 0004792159
の構造またはそれらの互変異性体を有するトリアゾリノン除草剤を含むことができ、
式中、Rはハロアルキルで、
は、ハロゲンおよび低級アルキルから成る群から選択され、
は、−CHCHClCOおよび−NHSOからなる群から選択され、
は、H、アルキル、アルコキシカルボニルアルキル、シクロアルキル、ベンジル、クロロベンジル、アルキルベンジル、およびハロアルキルベンジルからなる群から選択され、
は、アルキル、ハロアルキル、ジアルキルアミノ、カルボキシメチル、ヒドロキシ、およびアリールからなる群から選択され、
Xは、水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、およびニトロからなる群から選択され、および
Yは、水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロ低級アルキルスルフィニル、およびハロ低級アルコキシから成る群から選択されており、N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩は実質的に水層に溶解し、トリアゾリノン除草剤は実質的に疎水性層に溶解する。
【0056】
たとえば、疎水性層はトリアゾリノン除草剤、および任意に界面活性剤、およびまた任意に溶媒を含んで調製することができる。水性層は、水、N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩、および任意に界面活性剤を含んで調製することができる。疎水性層および水性層は、剪断下で一緒にし、それによってエマルジョン組成物を生成することができる。このエマルジョンは水中油型エマルジョンであることができ、または油中水型エマルジョンであることができる。このエマルジョンは水中油型エマルジョンであることが好ましい。
【0057】
エマルジョン組成物におけるN−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩とトリアゾリノン除草剤との比は、広範囲に変化させることができる。一般的に、トリアゾリノン除草剤に基づく酸当量で表したN−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩の比は、約1:1から約100:1、好ましくは約2:1から約75:1、さらに好ましくは約5:1から約50:1、さらに好ましくは10:1から約40:1の範囲である。
【0058】
さらなる例によって、本発明のエマルジョン組成物では、トリアゾリノン除草剤(約0.5から約85重量部、好ましくは約1から約70重量部、さらに好ましくは約2から約50重量部、さらに好ましくは約2から約30重量部)および、任意に乳化剤(約0.5から約15重量部)を溶媒(約10から約95重量部、好ましくは約20から約95重量部)を含む液体に分散させて疎水性溶液を形成することができる。たとえば、この溶媒は芳香族溶媒、置換芳香族溶媒、脂肪族溶媒、リン酸エステル溶媒、ジメチルホルムアミド、4−ブチロラクトン、またはN−メチルピロリドンを含むことができる。たとえば、好ましい乳化剤には、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、または非イオン性界面活性剤を含むことができる。好ましい乳化剤には陰イオン性界面活性剤が含まれる。たとえば、陰イオン性界面活性剤には、リン酸エステル、アルコールエーテル硫酸塩、アルキルアリールエーテル硫酸塩、スルホン酸アルキルアリール、カルボン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、またはスルホコハク酸塩が含まれる。好ましい界面活性剤は、アルキルベンゼンスルホン酸塩などのアルキルアリールスルホン酸塩である。特に本発明に有用な陰イオン界面活性剤には、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムなどのアルキルベンゼンスルホン酸塩が含まれる。乳化剤にはまた、非イオン性界面活性剤が含まれる。たとえば、非イオン性界面活性剤には、アルコールエーテル、アルコキシル化アルキルフェノール樹脂、アルコキシル化植物油、アルキルフェノールエーテル、ブロック共重合体、脂肪酸アルコキシレート、ソルビトールアルコキシレート、ソルビタンアルコキシレート、ソルビトールエステル、またはソルビタンエステルを含むことができる。好ましい実施形態では、乳化剤はまた、陰イオン界面活性剤および非イオン界面活性剤の混合物などの乳化剤の混合物を含むことができる。
【0059】
モノ(イソプロピルアンモニウム)N−(ホスホノメチル)グリシンまたはモノ(2−ヒドロキシエチルアンモニウム)N−(ホスホノメチル)グリシンなどのN−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩(約20から約95重量部の水において約5から約85重量部、好ましくは約10から約70重量部、より好ましくは約10から約60重量部、さらに好ましくは約20から約45重量部のN−(ホスホノメチル)グリシン酸当量)、および任意に、界面活性剤(約0.5から約15重量部)を含む水性溶液を別に調製することができる。有用な界面活性剤は様々な化学的性質を有することができる。たとえば、界面活性剤は、エトキシル化アルキルアミン、エトキシル化アルキルポリアミン、アルキルポリグルコシド、アルコキシル化アセチレン性ジオール、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、有機ケイ素化合物、エトキシル化アルコール、エトキシル化ガーベットアルコール、アルキルフェノールエトキシレート、硫酸化ポリオキシアルキレンアルキルフェノール、アルコールサルフェート、ポリオキシアルキレンアルコールサルフェート、リン酸モノアルコール、リン酸ジアルコール、リン酸モノ(ポリオキシアルキレンアルコール)、リン酸ジ(ポリオキシアルキレンアルコール)、リン酸モノ(ポリオキシアルキレンアルキルフェノール)、リン酸ジ(ポリオキシアルキレンアルキルフェノール)、ポリオキシアルキレンアルキルフェノールカルボン酸エステル、ポリオキシアルキレンアルコールカルボン酸エステル、フッ素化界面活性剤、N−アルコキシル化アルキルポリアルコキシアミン界面活性剤(すなわちエーテルアミン界面活性剤)、アルキルスルホン酸塩、アルキルフェニルスルホネート、アルキル硫酸塩、アルキルフェノールサルフェート、アルキルベタイン界面活性剤、アルキルカルボン酸塩(ペラルゴン酸などの脂肪酸および脂肪酸塩)、エトキシル化アルキルアミド、4級アルキルアミン、およびこれらの組合せを含む。好ましい界面活性剤には、エトキシル化アルキルアミン、エトキシル化アルキルポリアミン、アルキルポリグルコシド、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、エトキシル化アルコール、エトキシル化ガーベットアルコール、リン酸モノアルコール、リン酸ジアルコール、リン酸モノ(ポリオキシアルキレンアルコール)、リン酸ジ(ポリオキシアルキレンアルコール)、リン酸モノ(ポリオキシアルキレンアルキルフェノール)、リン酸ジ(ポリオキシアルキレンアルキルフェノール)、エーテルアミン界面活性剤、アルキルベタイン界面活性剤、4級アルキルアミン、およびこれらの組合せが含まれる。さらに好ましい界面活性剤には、エトキシル化アルキルアミン界面活性剤、アルキルポリグルコシド界面活性剤、エーテルアミン界面活性剤、4級アルキルアミン界面活性剤、およびこれらの組合せが含まれる。タローアミンエトキシレートなどのエトキシル化アルキルアミン界面活性剤が特に好ましい。エトキシル化アルキルアミン界面活性剤は、一般的に約10から約30個の炭素原子、好ましくは約10から約25個の炭素原子、より好ましくは約10から約20個の炭素原子を含むアルキル基を有することができる。エトキシル化アルキルアミン界面活性剤は一般的に、界面活性活性剤1モル当たり約1から約30モルのエチレンオキシド、好ましくは界面活性剤1モル当たり約5から約25モルのエチレンオキシド、より好ましくは界面活性剤1モル当たり約10から約20モルのエチレンオキシドの範囲の平均エトキシル化度を有することができる。別の特に好ましい界面活性剤は、エーテルアミン界面活性剤である。好ましいエーテルアミン界面活性剤は、本明細書で参考として援用した米国特許第5750468号に記載されている。本発明に特に有用なエーテルアミン界面活性剤には、化学構造、
【0060】
【化13】
Figure 0004792159
を有する界面活性剤が含まれ、
式中、Rは約Cから約C22アルキル、アリール、およびアルキルアリールから成る群から選択された部分であり、mは約1から約10の平均数であり、Rは1から約4個の炭素原子を有するアルキレンであり、RおよびR10は独立して約1から約4個の炭素原子を有するアルキレン基であり、xおよびyはxとyの合計が約2から約60の範囲であるような平均数である。好ましいRは、約Cから約C18アルキルである。Rは、好ましくはエチレン、1、3−プロパンジイル、またはイソプロピレンであり、より好ましくはRはエチレンまたはイソプロピレンである。RおよびR10は両方ともエチレンであることが好ましい。mは約1から約5であることが好ましい。xとyの合計は約2から約20であることが好ましい。本発明に有用な別のエーテルアミン界面活性剤は、エーテルアミンN−オキシド界面活性剤である。さらに別の有用なエーテルアミンは、N原子がCから約Cのアルキル基で4級化されているものである。
【0061】
前記のように調製された疎水性溶液を、好ましくは高剪断下で(たとえばワーリングブレンダまたはロトステータミキサを使用して)水溶液に添加して、エマルジョンを生成することができる。このエマルジョンの安定化を助けるために、キサンタンガムなどのエマルジョン安定化剤をエマルジョンまたはエマルジョンの層に添加することができる。エマルジョンの安定化を助ける別の方法として、シリカ、コロイド状シリカ、薫蒸シリカ、アルミナ、コロイド状アルミナ、または薫蒸アルミナなどの乾燥または予備膨潤エマルジョン安定化剤(約0.25から約15重量部、好ましくは約0.5から約10重量部、より好ましくは約1から約5重量部の固形安定化剤)を任意に、組成物調整中に1種または複数の溶液に添加することができる。有用な薫蒸シリカは、Aerosil 200などのAerosil薫蒸シリカ(Degussa Corp.製、Ridgefield Park、ニュージャージー、米国)である。安定化剤は、疎水性層、水性層、または疎水性層および水性層の両方に添加することができる。任意に、エマルジョン配合物は、展着剤、(たとえばシリコーン界面活性剤)、凍結防止剤(たとえば、エチレングリコールまたはプロピレングリコール)、消泡剤(たとえばエトキシル化シリコーンなどのシリコーン消泡剤)または亜硫酸ナトリウムなどの他の成分を含むことができる。エマルジョンはさらに、1、2−ベンズイソチアゾリン−3−オンなどのbiostatを含むことができる。消泡剤を使用する場合、好ましいのはMazu DF100S(PPG Industries/Specialty Chemicals製、Gurnee、イリノイ、米国)である。エマルジョン配合物はまた、アルコキシル化シリコーン展着剤などの展着剤を含むことができる。好ましい展着剤は、Silwet L−77(Union Carbide製)などのエトキシル化シリコーンである。
【0062】
本発明の好ましい実施形態では、組成物は(a)N−(ホスホノメチル)グリシン)のモノ(イソプロピルアンモニウム)塩、エトキシル化アルキルアミン界面活性剤、亜硫酸ナトリウム、プロピレングリコール、および水を含む水性層、および(b)カルフェントラゾン−エチル、芳香族溶媒、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、非イオン性界面活性剤、およびシリコーン消泡剤を含む疎水性層を含むエマルジョンであり、この疎水性層が、水性層に分散してエマルジョンを形成している。
【0063】
本発明の組成物はまた、たとえば植物の葉に適用するために適した希釈水性混合物として調製することができる。1つの実施形態では、前記のような固形除草剤組成物(約0.5から約20重量部)は水(約80から約99.5重量部)に分散させて希釈水性混合物を形成することができる。別の実施形態では、前記のエマルジョン配合物(約0.5から約20重量部)は、水(約20から約99.5重量部)に分散させて希釈水性混合物を形成することができる。
【0064】
希釈した水性混合物を調製する別法は、トリアゾリノン除草剤の濃縮配合物を調製し、別にN−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩の濃縮配合物を調製する。次いで、濃縮トリアゾリノン除草剤配合物およびN−(ホスホノメチル)グリシン配合物は、水あるいは別の担体または希釈剤と一緒に混合することができる。この用途に有用なトリアゾリノン除草剤配合物は、たとえば(カルフェントラゾン−エチルまたはサルフェントラゾンなど)トリアゾリノン、溶媒、および界面活性剤を含むことができる。
【0065】
以下の配合物の特定の例は、本発明の範囲および用途を読者が理解するために記載する。
【0066】
別の実施形態では、本発明は、植物の葉をN−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩、およびカルフェントラゾン−エチルまたはサルフェントラゾンを含む式(II)によって包含されるトリアゾリノン除草剤を含む生物学的有効量の組成物と接触させることを含む植物を処理する方法を提供する。本発明の組成物は、所望する生物学的効果をもたらすのに十分な割合で植物に適用するべきである。これらの適用割合は通常、処理する単位面積あたりの除草剤の量、たとえばヘクタール当たりの活性成分または酸当量のグラム(g/ha)として表される。何が「所望する効果」をもたらすかは、基準および除草剤の特定の種類を研究、開発、販売する人の実施によって変化する。たとえば、生長抑制または死滅率によって測定されるような植物種を85%制御するための単位面積当たりに適用する除草剤の量は、しばしば市販の有効率を定義するために使用される。
【0067】
植物種の制御は、本発明によって高められることのできる生物学的効果の1つである。本発明では「制御」とは、植物生育への除草効果が観察可能に測定されることを意味し、この効果は1種または複数の植物ネクローシス、植物死、生育抑制、生殖抑制、繁殖の抑制、および剥離、破壊、または植物の発生および活性を減じるその他のものを含むことができる。
【0068】
本明細書で述べた除草剤として有効なデータは、処理していない1組の対照植物に対する植物種制御のパーセントとして「抑制パーセント」で表している。抑制および制御の測定は、当業者に公知の標準的方法を反映しており、このような観察を行い記録することを特に熟知した技術者によって作成された、未処理の植物の比較による植物死滅率および生育抑制の視覚的評価を含む。1人の技術者が、実験または試験中の抑制パーセントの評価を全て行う。
【0069】
本発明の組成物について生物学的に有効である適用割合の選択は、本発明の組成物中の各除草剤のヘクタール当たりのグラムの適用割合を含めて、本開示の技術分野の当業者が行うことができる。適用割合を決定するためには、それぞれの植物の状態、天候、および生育状態を考慮することが含まれる。
【0070】
本発明の組成物は、たとえば液体噴霧として植物に適用することができる。1つの実施形態では、この組成物は、液体または水に分散させて植物の葉に適用することができる固形組成物として調製することができる。別法として、本組合せは、たとえば小滴制御アプリケータを使用して植物の葉に直接適用できる濃縮液体として調製することができる。さらに別法として、この組合せは、植物の葉に適用できる希釈液体として直接調製することができる。通常の適用方法には、噴霧および塗布が含まれる。
【0071】
本発明の組合せは、世界中の様々な植物を制御するために使用することができる。この組合せは、除草剤としての有効量で植物に適用することができ、多種多様な植物種において1種または複数の植物種を効果的に制御することができる。表1には本発明の組合せによって制御することのできる種を含む通常の植物種のいくつかの例を挙げるが、限定するものではない。
【0072】
【表1】
Figure 0004792159
【0073】
表2は、本発明が制御することができるいくつかの重要な植物種を示している。このリストは限定するためのものではなく、本開示の当業者は多数の追加的種が本発明によって制御されることができるということを理解するであろう。
【0074】
【表2】
Figure 0004792159
【0075】
【表3】
Figure 0004792159
【0076】
c.詳細な方法
本発明の組成物の調製に使用し、および本発明の方法を実施するための出発原料は、知られているか、または当業者に知られている従来法により、または技術的に記載されている工程に類似の方法で調製することができる。
【0077】
一般に、本発明の工程方法は次のように実施することができる。
【0078】
実施例1.水溶性顆粒
a.カルフェントラゾン−エチル溶液の調製
2リットルの容器に、62.5gの工業用カルフェントラゾン−エチル、385gのポリオキシエチレンポリオキシプロピレン−2−エチルヘキシルエーテル(界面活性剤1モルにつき約15モルのエチレンオキシドと約15モルのプロピレンオキシドを含んで成るニューカルゲン(Newkalgen)4016EHB,日本国愛知県蒲郡、竹本油脂社から市販)、220.5gのシルウェット(Silwet)L−77(有機ケイ素系界面活性剤、米国コネチカット州ダンベリー、OSiスペシャリティーズ社より市販)、166gのサーフィノール(Surfynol)465(アルコキシル化アセチレンジオール系界面活性剤、米国ペンシルバニア州アレンタウン、エアプロダクツ社より市販)および166gのリン酸トリキシレニルを充填する。この容器を水浴中で緩やかに加熱する。混合物を約80℃で約30分間、攪拌する。
【0079】
b.顆粒剤の調製
混練機中で、カルフェントラゾン−エチル溶液と1280gの86重量%(酸当量)N−(ホスホノメチル)グリシンモノアンモニウム塩および2720gの硫酸アンモニウムとを混合する。この混合物に、室温で約10分かけて150gの水を混ぜる。この混合物を約30分間混練して、押出しできるドウにする。このドウを1mmの孔を有する網を通して側方(放射)押出しにかける。生じた顆粒は、電気扇風機を用いて70℃で1時間乾燥する。最終顆粒の組成は、次のとおりである。
【0080】
【表4】
Figure 0004792159
【0081】
実施例2.水溶性顆粒
a.カルフェントラゾン−エチル溶液の調製
2リットルの容器に、103.5gの工業用カルフェントラゾン−エチル、332.5gのポリオキシエチレンポリオキシプロピレン−2−エチルヘキシルエーテル(界面活性剤1モルにつき約15モルのエチレンオキシドと約15モルのプロピレンオキシドを含んで成るニューカルゲン4016EHB)、47.5gのシルウェットL−77、379gのサーフィノール465、190gのリン酸トリキシレニル、24gのフェニルキシリルエタン、21.5gのビス(a−メチルベンジル)キシレンおよび2gのキシレン溶媒基剤を充填する。この容器を水浴中で緩やかに加熱する。混合物を約80℃で約30分間、攪拌する。
【0082】
b.顆粒剤の調製
混練機中で、カルフェントラゾン−エチル溶液と2100gの86重量%(酸当量)N−(ホスホノメチル)グリシンモノアンモニウム塩および1800gの硫酸アンモニウムとを混合する。この混合物に、室温で約10分かけて150gの水を混ぜる。この混合物を約30分間混練して、押出しできるドウにする。このドウを1mmの孔を有する網を通して側方(放射)押出しにかける。生じた顆粒は、電気扇風機を用いて70℃で1時間乾燥する。最終顆粒の組成は、次のとおりである。
【0083】
【表5】
Figure 0004792159
【0084】
実施例3.水溶性顆粒
a.カルフェントラゾン−エチル溶液の調製
2リットルの容器に、62.5gの工業用カルフェントラゾン−エチル、385gのポリオキシエチレンポリオキシプロピレン−2−エチルヘキシルエーテル(界面活性剤1モルにつき約15モルのエチレンオキシドと約15モルのプロピレンオキシドを含んで成るニューカルゲン4016EHB)、220.5gのシルウェットL−77、166gのサーフィノール465および166gのリン酸トリキシレニルを充填する。この容器を水浴中で緩やかに加熱する。混合物を約80℃で約30分間、攪拌する。
【0085】
b.顆粒剤の調製
混練機中で、カルフェントラゾン−エチル溶液と2100gの86重量%(酸当量)N−(ホスホノメチル)グリシンモノアンモニウム塩および1900gの硫酸アンモニウムとを混合する。この混合物に、室温で約10分かけて150gの水を混ぜる。この混合物を約30分間混練して、押出しできるドウにする。このドウを1mmの孔を有する網を通して側方(放射)押出しにかける。生じた顆粒は、電気扇風機を用いて70℃で1時間乾燥する。最終顆粒の組成は、次のとおりである。
【0086】
【表6】
Figure 0004792159
【0087】
実施例4.水溶性顆粒
a.カルフェントラゾン−エチル溶液の調製
2リットルの容器に、62.5gの工業用カルフェントラゾン−エチル、385gのポリオキシエチレンポリオキシプロピレン−2−エチルヘキシルエーテル(界面活性剤1モルにつき約15モルのエチレンオキシドと約15モルのプロピレンオキシドを含んで成るニューカルゲン4016EHB)、220.5gのシルウェットL−77、166gのサーフィノール465および166gのリン酸トリキシレニルを充填する。この容器を水浴中で緩やかに加熱する。混合物を約80℃で約30分間、攪拌する。
【0088】
b.顆粒剤の調製
混練機中で、カルフェントラゾン−エチル溶液と4000gの86重量%(酸当量)N−(ホスホノメチル)グリシンモノアンモニウム塩とを混合する。この混合物に、室温で約10分かけて150gの水を混ぜる。この混合物を約30分間混練して、押出しできるドウにする。このドウを1mmの孔を有する網を通して側方(放射)押出しにかける。生じた顆粒は、電気扇風機を用いて70℃で1時間乾燥する。最終顆粒の組成は、次のとおりである。
【0089】
【表7】
Figure 0004792159
【0090】
実施例5.水溶性顆粒
a.カルフェントラゾン−エチル溶液の調製
2リットルの容器に、101gの工業用カルフェントラゾン−エチル、330gのポリオキシエチレンポリオキシプロピレン−2−エチルヘキシルエーテル(界面活性剤1モルにつき約15モルのエチレンオキシドと約15モルのプロピレンオキシドを含んで成るニューカルゲン4016EHB)、47.5gのシルウェットL−77、375gのサーフィノール465、47.5gのキシレン溶媒混合基剤および190gのリン酸2−エチルヘキシルジフェニルを充填する。この容器を水浴中で緩やかに加熱する。混合物を約80℃で約30分間、攪拌する。
【0091】
b.顆粒剤の調製
混練機中で、カルフェントラゾン−エチル溶液と2117.5gの86重量%(酸当量)N−(ホスホノメチル)グリシンモノアンモニウム塩および1766.5gの硫酸アンモニウムとを混合する。この混合物に、室温で約10分かけて150gの水を混ぜる。この混合物を約30分間混練して、押出しできるドウにする。このドウを1mmの孔を有する網を通して側方(放射)押出しにかける。生じた顆粒は、電気扇風機を用いて70℃で1時間乾燥する。最終顆粒の組成は、次のとおりである。
【0092】
【表8】
Figure 0004792159
【0093】
実施例6.水溶性顆粒
a.カルフェントラゾン−エチル溶液の調製
4リットルの容器に、64gの工業用カルフェントラゾン−エチル、560gのポリオキシエチレンポリオキシプロピレン−2−エチルヘキシルエーテル(界面活性剤1モルにつき約15モルのエチレンオキシドと約15モルのプロピレンオキシドを含んで成るニューカルゲン4016EHB)、40gのイーパン(Epan)U−108(ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンエーテル系非イオン界面活性剤、日本国東京都、第一工業製薬株式会社より市販)、40gのシルウェットL−77、320gのサーフィノール465、40gのソルポール(Sorpol)7537(日本国東京都、東邦化学産業より市販の溶媒)、および240gのリン酸2−エチルヘキシルジフェニル(米国ミズーリ州セントルイス、モンサント社より市販)を充填する。この容器を水浴中で緩やかに加熱する。混合物を約80℃で約30分間、攪拌する。
【0094】
b.顆粒剤の調製
混練機中で、カルフェントラゾン−エチル溶液と2176gの94重量%(酸当量)N−(ホスホノメチル)グリシンモノアンモニウム塩、4216gの硫酸アンモニウムおよび24gのエマル(Emul)10粉末(ラウリル硫酸ナトリウム、日本国東京都、花王株式会社より市販)とを混合する。この混合物に、室温で約10分かけて250gの水を混ぜる。この混合物を約30分間混練して、押出しできるドウにする。このドウを1mmの孔を有する網を通して側方(放射)押出しにかける。生じた顆粒は、電気扇風機を用いて70℃で1時間乾燥する。最終顆粒の組成は、次のとおりである。
【0095】
【表9】
Figure 0004792159
【0096】
実施例7.水溶性顆粒
a.カルフェントラゾン−エチル溶液の調製
20mLのビーカーに、1.25gの工業用カルフェントラゾン−エチル、5.0gのポリオキシエチレンポリオキシプロピレン−2−エチルヘキシルエーテル(界面活性剤1モルにつき約15モルのエチレンオキシドと約15モルのプロピレンオキシドを含んで成るニューカルゲン4016EHB)および3.0gのサーフィノール465(アルコキシル化アセチレンジオール系界面活性剤、米国ペンシルバニア州アレンタウン、エアプロダクツ社より市販)を充填した。この容器を水浴中で緩やかに加熱した。混合物を約80℃で約10分間、手動で攪拌した。
【0097】
b.顆粒剤の調製
乳鉢中で、カルフェントラゾン−エチル溶液と25.6gの86重量%(酸当量)N−(ホスホノメチル)グリシンモノアンモニウム塩、および65.15gの硫酸アンモニウムとを混合した。この混合物に、室温で約5分かけて7.0gの水を手動で混ぜた。この混合物を約10分間手動で混練して、押出しできるドウにした。このドウを1mmの孔を有する網を通して側方(放射)押出しにかけた。生じた顆粒は、電気扇風機を用いて70℃で1時間乾燥した。最終顆粒の組成は、次のとおりであった。
【0098】
【表10】
Figure 0004792159
【0099】
実施例8.水溶性顆粒
a.カルフェントラゾン−エチル溶液の調製
20mLのビーカーに、1.25gの工業用カルフェントラゾン−エチル、5.0gのポリオキシエチレンポリオキシプロピレン−2−エチルヘキシルエーテル(界面活性剤1モルにつき約15モルのエチレンオキシドと約15モルのプロピレンオキシドを含んで成るニューカルゲン4016EHB)、0.5gのシルウェットL−77,3.0gのサーフィノール465、および1.0gのタケモト98122TX(日本国竹本油脂社のポリオキシエチレン(4モル)−2,4,6−トリスチリルフェニルエーテル)を充填した。このビーカーを水浴中で緩やかに加熱した。混合物を約80℃で約5分間、手動で攪拌した。
【0100】
b.顆粒剤の調製
乳鉢中で、カルフェントラゾン−エチル溶液と25.6gの86重量%(酸当量)N−(ホスホノメチル)グリシンモノアンモニウム塩、および63.65gの硫酸アンモニウムとを混合した。この混合物に、室温で約5分かけて7.0gの水を手動で混ぜた。この混合物を約5分間手動で混練して、押出しできるドウにした。このドウを1mmの孔を有する網を通して側方(放射)押出しにかけた。生じた顆粒は、電気扇風機を用いて70℃で1時間乾燥した。最終顆粒の組成は、次のとおりであった。
【0101】
【表11】
Figure 0004792159
【0102】
実施例9.水溶性顆粒
a.カルフェントラゾン−エチル溶液の調製
20mLのビーカーに、1.25gの工業用カルフェントラゾン−エチル、5.0gのポリオキシエチレンポリオキシプロピレン−2−エチルヘキシルエーテル(界面活性剤1モルにつき約15モルのエチレンオキシドと約15モルのプロピレンオキシドを含んで成るニューカルゲン4016EHB)、3.0gのサーフィノール465、および1.0gのアルキルベンゼン誘導体の溶媒を充填した。このビーカーを水浴中で緩やかに加熱した。混合物を約80℃で約5分間、手動で攪拌した。
【0103】
b.顆粒剤の調製
乳鉢中で、カルフェントラゾン−エチル溶液と25.6gの86重量%(酸当量)N−(ホスホノメチル)グリシンモノアンモニウム塩および64.15gの硫酸アンモニウムとを混合した。この混合物に、室温で約5分かけて7.0gの水を手動で混ぜた。この混合物を約5分間手動で混練して、押出しできるドウにした。このドウを1mmの孔を有する網を通して側方(放射)押出しにかけた。生じた顆粒は、電気扇風機を用いて70℃で1時間乾燥した。最終顆粒の組成は、次のとおりであった。
【0104】
【表12】
Figure 0004792159
【0105】
実施例10.乳剤
a.カルフェントラゾン−エチルの予備混合
2.92gの95%カルフェントラゾン−エチルを6.00gアロマティック200溶媒(引火点が93℃以上のC芳香族混合溶媒、米国テキサス州ヒューストン、エクソン社販売)に加える。この混合物に2.00gのアーマル(Armul)1496HF(米国ニュージャージー州パースアンボイ、ウィトコ社より市販の界面活性剤混合物)と2.00gのアーマル1505HF(ウィトコ社より市販の界面活性剤混合物)とを加える。均一になるまで攪拌する。
【0106】
b.モノ(イソプロピルアンモニウム)N−(ホスホノメチル)グリシンの予備混合
26.36gの脱イオン水に、モノ(イソプロピルアンモニウム)N−(ホスホノメチル)グリシン(米国ミズーリ州セントルイス、モンサント社より市販)の45.72%a.e.水溶液42.52gを加える。この混合溶液に10.00gのエトミーン(Ethomeen)T/25(エトキシル化タロワミン(tallowamine)、米国イリノイ州シカゴ、アクゾ化学社より市販)、0.10gの亜硫酸ナトリウム、2.00gのプロピレングリコール、0.10gのシリコーン消泡剤(サグ(Sag)30など、米国コネチカット州ダンベリー、OSiスペシャリティーズ社より市販)を加える。均一になるまで混合する。
【0107】
c.キサンタンガムの予備混合
5.82gの脱イオン水に、0.06gのケルザン(Kelzan)S(キサンタンガム、米国カリフォルニア州サンディエゴ、ケルコ社より市販)および0.12gのプロキセル(Proxel)GXL(1,2―ベンツイソチアゾリン−3−オン溶液、米国デラウェア州ウィルミントン、ICIアメリカズ社よりbiostatとして市販)を加える。例えば、混合機中で混合するか、またはロトステーター(rotostator)ミキサーを用いて均一になるまで混合する。
【0108】
d.乳剤
モノ(イソプロピルアンモニウム)N−(ホスホノメチル)グリシン予備混合物を高剪断下攪拌し、それにカルフェントラゾン−エチル予備混合物を徐々に加える。約5分間混合を続ける。次いで、この攪拌された混合物に、キサンタンガム予備混合物を加える。均一になる迄緩やかに攪拌を続ける。生成した混合物が、モノ(イソプロピルアンモニウム)N−(ホスホノメチル)グリシンおよびカルフェントラゾン−エチルの乳剤である。この乳剤の最終組成は、次のとおりである。
【0109】
【表13】
Figure 0004792159
【0110】
実施例11.乳剤製剤
a.カルフェントラゾン−エチル予備混合剤
95%カルフェントラゾン−エチル2.45gをAromatic200溶剤(Exxon Corp.,Houston,Texas,U.S.A.によって市販されている、93℃以上の引火点を持つC芳香族溶剤ブレンド)25.00gに加える。この混合物にArmul 1496/1505HF(Witco Corp.,Perth Amboy,New Jersey,U.S.A.から市販されている、スルホン酸ドデシルベンゼンカルシウム/非イオン性界面活性剤ブレンド)5.00gを加える。さらにこの混合物にMazu 100DS(PPG Industries/Specialty Chemicals,Gurnee,Illinois,U.S.A.から市販されているシリコーン消泡剤)0.1gを加える。次にAerosil 200燻蒸シリカ(Degussa Corp.,Ridgefield Park,New Jersey,U.S.A.から市販されている)2.00gを加える。高い剪断下で(例えばWaringブレンダーにおいて)均一になるまで混合する。
【0111】
b.モノ(イソプロピルアンモニウム)N−(ホスホノメチル)グリシン予備混合剤
脱イオン水18.30gにモノ(イソプロピルアンモニウム)N−(ホスホノメチル)グリシン(Monsanto Company,St.Louis,Missouri,U.S.A.から市販されている)の45.72%a.e.水溶液36.05gを加える。この混合物にEthomeen T/25(Akzo Chemicals,Inc.,Chicago,Illinois,U.S.A.から市販されている、獣脂アミン15モルエトキシレート)10.00g、亜硫酸ナトリウム0.10g、及びプロピレングリコール1.00gを加える。均一になるまで混合する。
【0112】
c.乳剤
モノ(イソプロピルアンモニウム)N−(ホスホノメチル)グリシン予備混合剤を高剪断下に(例えばWaringブレンダーにおいて)撹拌し、そこにカルフェントラゾン−エチル予備混合物をゆっくり加える。約5分間混合を続ける。均一になるまで静かに混合を続ける。得られた混合物がモノ(イソプロピルアンモニウム)N−(ホスホノメチル)グリシンとカルフェントラゾン−エチルの乳剤製剤である。乳剤の最終組成物は次の通りである:
【0113】
【表14】
Figure 0004792159
【0114】
実施例12.乳剤製剤
a.カルフェントラゾン−エチル予備混合剤
95%カルフェントラゾン−エチル2.45gをAromatic200溶剤(Exxon Corp.,Houston,Texas,U.S.A.によって市販されている、93℃以上の引火点を持つC芳香族溶剤ブレンド)25.00gに加える。この混合物にArmul 1496/1505HF(Witco Corp.,Perth Amboy,New Jersey,U.S.A.から市販されている、スルホン酸ドデシルベンゼンカルシウム/非イオン性界面活性剤ブレンド)5.00gを加える。さらにこの混合物にMazu 100DS(PPG Industries/Specialty Chemicals,Gurnee,Illinois,U.S.A.から市販されているシリコーン消泡剤)0.1gを加える。次にAerosil 200燻蒸シリカ(Degussa Corp.,Ridgefield Park,New Jersey,U.S.A.)2.00gを加える。高い剪断下で(例えばWaringブレンダーにおいて)均一になるまで混合する。
【0115】
b.モノ(イソプロピルアンモニウム)N−(ホスホノメチル)グリシン予備混合剤
脱イオン水18.30gにモノ(イソプロピルアンモニウム)N−(ホスホノメチル)グリシン(Monsanto Company,St.Louis,Missouri,U.S.A.から市販されている)の45.72%a.e.水溶液36.05gを加える。この混合物にSurfonic AGM 550(Huntsman Corp.,Houston,Texas,U.S.A.から市販されている、エーテルアミン界面活性剤)10.00g、亜硫酸ナトリウム0.10g、及びプロピレングリコール1.00gを加える。均一になるまで混合する。
【0116】
c.乳剤
モノ(イソプロピルアンモニウム)N−(ホスホノメチル)グリシン予備混合剤を高剪断下に(例えばWaringブレンダーにおいて)撹拌し、そこにカルフェントラゾン−エチル予備混合物をゆっくり加える。約5分間混合を続ける。均一になるまで静かに混合を続ける。得られた混合物がモノ(イソプロピルアンモニウム)N−(ホスホノメチル)グリシンとカルフェントラゾン−エチルの乳剤製剤である。乳剤の最終組成物は次の通りである:
【0117】
【表15】
Figure 0004792159
【0118】
実施例13.カルフェントラゾン−エチル濃縮乳剤
Aromatic 200/4−ブチロラクトン溶剤の4:1混合物にカルフェントラゾン−エチル0.94g、Armul 1496HF 5.00g、及びArmul 1505HF 5.00gを加える。混合物を均一になるまで混合する。
【0119】
実施例14.生物学的圃場試験
Roundup Ultra(登録商標)除草剤(Monsanto Companyによって市販されている、約360g a.e./リットルのモノ(イソプロピルアンモニウム)N−(ホスホノメチル)グリシンを含有する除草剤の商品名)及び/あるいは実施例8で調製したカルフェントラゾン−エチル濃縮乳剤を水に混合することにより、N−(ホスホノメチル)グリシン及び/あるいはカルフェントラゾン−エチル噴霧組成物を調製した。約3.1m×7.5mと測定される圃場試験区で春と夏の間植物を生育させ、試験期間を通じて植物は環境光と環境温度下で生育させた。試験区は米国西部、中西部及び南部に位置した。噴霧組成物の施用は、11001、110015、あるいは11002FLATTAPRノズルを用いて1ヘクタール当り約93.4リットル(10ガロン/エーカー)の噴霧量を供給するように目盛り定めしたバックパック噴霧器を使用して実施した。実験デザインは、3つの反復試験区による任意配列完全ブロック法であった。生産面積について推奨される割合で適切な量の肥料も施用した。処置していない植物と比較した各々の処置の有効性の視覚測定であるパーセント抑制評価は、0から100%までの範囲とした。0%の抑制は無効を示し、100%の抑制はすべての植物が完全に枯死したことを示す。
【0120】
検討した各々の植物種について、表3から8に示す割合でN−(ホスホノメチル)グリシン、カルフェントラゾン−エチル、あるいはN−(ホスホノメチル)グリシンとカルフェントラゾン−エチルの混合物を含む組成物で処置を行った。処置後(DAT)3、7(又は8)及び21日目にパーセント抑制を測定した。N−(ホスホノメチル)グリシン及び/あるいはカルフェントラゾン−エチルの様々な製剤で処置した6つの植物種の駆除に関して、各処置のすべての区画について平均した結果を表3から22に示す。
【0121】
【表16】
Figure 0004792159
【0122】
【表17】
Figure 0004792159
【0123】
【表18】
Figure 0004792159
【0124】
【表19】
Figure 0004792159
【0125】
【表20】
Figure 0004792159
【0126】
【表21】
Figure 0004792159
【0127】
【表22】
Figure 0004792159
【0128】
【表23】
Figure 0004792159
【0129】
【表24】
Figure 0004792159
【0130】
【表25】
Figure 0004792159
【0131】
【表26】
Figure 0004792159
【0132】
【表27】
Figure 0004792159
【0133】
【表28】
Figure 0004792159
【0134】
【表29】
Figure 0004792159
【0135】
【表30】
Figure 0004792159
【0136】
【表31】
Figure 0004792159
【0137】
【表32】
Figure 0004792159
【0138】
【表33】
Figure 0004792159
【0139】
【表34】
Figure 0004792159
【0140】
【表35】
Figure 0004792159
【0141】
ここに含まれる実施例は、上記の実施例で使用したものの代わりに本発明の一般的に又は特定して述べた成分及び/あるいは操作条件を使用して実施することができる。
【0142】
ここで述べた発明が様々な方法で変化させうることは明白である。そのようなバリエーションは本発明の精神と範囲からの逸脱とみなすべきではなく、そのような変更及び等価物はすべて、当業者には明らかなように、下記の特許請求の範囲内に含まれることが意図されている。

Claims (18)

  1. N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩と、
    Figure 0004792159
    の構造を有するトリアゾリノン除草剤またはその互変異性体とを含み、前記N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩が、実質的に水性の相に溶解し、前記トリアゾリノン除草剤が実質的に疎水性の相に溶解する除草組成物。
  2. 前記トリアゾリノン除草剤と等価な酸として表されるN−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩の重量比が1:1ないし100:1である請求項1記載の組成物。
  3. 前記トリアゾリノン除草剤と等価な酸として表されるN−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩の重量比が5:1ないし50:1である請求項2記載の組成物。
  4. 前記疎水性の相が水性の相に分散されてエマルジョンを形成する請求項1記載の組成物。
  5. 前記疎水性の相がさらに乳化剤を含む請求項4記載の組成物。
  6. 前記乳化剤がアニオン性界面活性剤を含む請求項5記載の組成物。
  7. 前記乳化剤がアルキルベンゼンスルホン酸塩を含む請求項6記載の組成物。
  8. 前記乳化剤がさらに非イオン性界面活性剤を含む請求項6記載の組成物。
  9. 前記疎水性の相がさらに乳化安定剤を含む請求項4記載の組成物。
  10. 前記疎水性の相がさらに消泡剤を含む請求項4記載の組成物。
  11. 前記水性の相がさらに界面活性剤を含む請求項4記載の組成物。
  12. 前記界面活性剤が、エトキシル化アルキルアミン、エトキシル化アルキルポリアミン、アルキルポリグルコシド、アルコキシル化アセチレニックジオール、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、有機シリコーン、エトキシル化アルコール、エトキシル化ゲルベアルコール、アルキルフェノールエトキシレート、硫酸化ポリオキシアルキレンアルキルフェノール、アルコール硫酸エステル、ポリオキシアルキレンアルコール硫酸エステル、モノアルコールリン酸エステル、ジアルコールリン酸エステル、モノ(ポリオキシアルキレンアルコール)リン酸エステル、ジ(ポリオキシアルキレンアルコール)リン酸エステル、モノ(ポリオキシアルキレンアルキルフェノール)リン酸エステル、ジ(ポリオキシアルキレンアルキルフェノール)リン酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノールカルボン酸エステル、ポリオキシアルキレンアルコールカルボン酸エステル、フッ素化界面活性剤、エーテルアミン界面活性剤、アルキルスルホネート、アルキルフェニルスルホネ−ト、硫酸アルキル、アルキルフェノール硫酸エステル、アルキルベタイン界面活性剤、カルボン酸アルキル、エトキシル化アルキルアミド、四級アルキルアミンおよびこれらの組み合わせから成る群から選択される化合物を含む請求項11記載の組成物。
  13. 前記界面活性剤が、エトキシル化アルキルアミンを含む請求項12記載の組成物。
  14. 前記界面活性剤が、エーテルアミン界面活性剤であることを特徴とする請求項12記載の組成物。
  15. 前記水性の相がN−(ホスホノメチル)グリシンの塩を含む請求項4記載の組成物。
  16. 前記水性の相がN−(ホスホノメチル)グリシンのモノ(イソプロピルアンモニウム)塩、エトキシル化アルキルアミン界面活性剤、亜硫酸ナトリウム、プロピレングリコールおよび水を含み、疎水性の相がカルフェントラゾン−エチル、芳香族系溶剤、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、非イオン性界面活性剤、およびシリコーン消泡剤を含み、疎水性の相が水性の相に分散されてエマルジョンを形成する請求項4記載の組成物。
  17. 草組成物を製造する方法であって、前記方法が:(a)トリアゾリノン除草剤を含む疎水性溶液を作ること、(b)N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩を含む水溶液を作ること、(c)疎水性の溶液を水溶液に分散させてエマルジョンを形成させることを含み、前記トリアゾリノン除草剤が、
    Figure 0004792159
    またはその互変異性体の構造を有することを特徴とする除草組成物の製造方法。
  18. 植物を処理する方法であって、前記方法が、植物の葉を、N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩と、トリアゾリノン除草剤を含む組成物の生物学的有効量と接触させることを含み、前記トリアゾリノン除草剤が、
    Figure 0004792159
    またはその互変異性体の構造を有し、前記N−(ホスホノメチル)グリシンまたはその塩が実質的に水性の相に溶解し、前記トリアゾリノン除草剤が実質的に疎水性の相に溶解し、疎水性の相が水性の相に分散されてエマルジョンを形成することを特徴とする植物の処理法。
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