JP4791904B2 - 投稿処理装置 - Google Patents

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この発明は、投稿データを電子的に公開する技術に関する。
近年、コンピュータの普及とネットワーク技術の進展に伴い、ネットワークを介した電子情報の交換が盛んになっている。一例として、電子掲示板システムを挙げることができる。電子掲示板システムにおいて、ユーザは、クライアント端末からサーバに投稿データを送信する。サーバは、受信した投稿データを電子掲載する。別のユーザは、電子掲載された投稿データをクライアント端末にて確認できる。電子掲示板システムは、複数者間の情報共有に有効なツールとして広く利用されている。
電子掲示板システムの一例として、ナレッジマネジメントシステム(以下、単に「KMS:Knowledge Management System」という)がある。ユーザは、自身の経験に基づいたノウハウを含む投稿データをKMSに送信する。KMSには、投稿データとして様々な内容のノウハウが集まってくることになる。ユーザは、KMSにアクセスすることで、ノウハウを提供したユーザと同じ過ちを繰り返すことなく、自身が直面する問題の解決策を事前に知ることができる。例えば、ビジネスの現場においてノウハウを共有できれば、別々の社員による同じ失敗の発生を抑制できる。あるノウハウを有する社員が別の社員に口頭でそのノウハウを伝えたとしても、情報を提供する側と受けとる側との間でその解釈が微妙に異なる場合がある。提供する側の社員が暗黙の了解と思っている事項が、受け取る側にとっては了解事項ではなく、その結果としてノウハウの伝達がうまくいかないという場面はよく見受けられることである。KMSは、こういった問題に対する有効な手法であり、KMSでノウハウを具体的に共有することにより、社内全員のノウハウに対する解釈を統一させることができる
特開2003−50778号公報
KMSにおいて、複数のユーザ間でノウハウをうまく共有するためには、投稿内容にある程度の正確性が必要である。そのため、ユーザはぞんざいな情報を投稿できず、当初からしっかりした情報を準備することが要求される。情報を投稿するユーザの負担や責任が大きいため、ユーザは情報提供を敬遠しがちになる。ユーザからの情報提供が進まなければ、有用な情報を共有化できず、KMSは形骸化してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされた発明であり、その主たる目的は、投稿データの内容が未完成な状態からでも投稿しやすく、投稿データの提供をユーザに促しやすいKMSを実現するための技術、を提供することにある。
本発明の有る態様は、クライアント端末から受信した投稿データを別のクライアントに対して電子的に公開する投稿処理装置に関する。本実施の形態において「投稿データ」とは、ユーザが投稿処理装置に送信したデータ全般をいい、文章形式のデータのみならず、画像形式や動画形式のデータ、数値、表およびグラフなどのデータも含まれる。
この装置は、多くのユーザから投稿データを受信して蓄積すると共に、あるユーザにより別のユーザの投稿データに対して送信された見解を示すデータも受信する。投稿データごとに見解を示すデータを集計し、その見解の傾向をデータベース化する。
この装置は、あるユーザAの投稿データに対して別のユーザBから見解を示すデータを受信したとき、ユーザAに対して見解を示すデータを受信した旨を通知してもよい。そして、ユーザAの投稿データに対してユーザBから所定指示を含む見解を示すデータを受け付けていた場合に、ユーザAにより投稿データが更新されたとき、ユーザBに投稿データが更新された旨を通知してもよい。更に、更新後に受信した見解を示すデータのみを集計し、ユーザAに対してその見解の傾向を通知してもよい。
また、ユーザから受信する見解を示すデータは、評価の度合いを示すデータと関心の度合いを示すデータを含んでもよい。この装置は、それぞれのデータを別々に集計してもよい。そして、集計されたそれぞれのデータの傾向をユーザに通知してもよい。
なお、本実施の形態において「通知」とは、投稿処理装置がクライアント端末に対して送信するメールなどのように、設定に応じて自動的に通知する場合に限られない。ユーザからの要求に応じて、投稿処理装置が更新の有無や見解の傾向を示すデータを適宜送信する場合も含まれる。
本発明によれば、投稿データの内容が未完成な状態からでも投稿しやすく、投稿データの提供をユーザに促しやすいKMSを実現する上で効果がある。
図1は、投稿システム10のハードウェア構成図である。
電子掲示板サーバ100は、インターネット12を介してクライアント端末200aやクライアント端末200bなどの複数の端末(以下、単に「クライアント端末200」という)と接続される。電子掲示板サーバ100は、各クライアント端末200から投稿データを受信し、電子掲載する装置である。例えば、クライアント端末200bがある投稿データを電子掲示板サーバ100に送信したとする。電子掲示板サーバ100は、投稿データのサブジェクト等、投稿データの一部をWebページとして提供する。電子掲示板サーバ100は、クライアント端末200aからこの投稿データに対する閲覧要求を受信すると、投稿データをクライアント端末200aに送信する。クライアント端末200aにてクライアント端末200bによる投稿データを確認できる。このようにして、複数のクライアント端末200間で投稿データの情報が共有される。
図2は、投稿システム10の処理概要を説明するための模式図である。
ここでは、投稿システム10のユーザは、ユーザAおよびユーザBであるとする。ユーザAは、クライアント端末200から電子掲示板サーバ100に投稿データα1を送信する。投稿データα1の内容は、具体的に理解できるほど完成された内容ではなく、ユーザAがその時思いついたことを記したメモ書き程度の内容であるとする。ユーザBは、投稿データα1を閲覧すると、投稿データの内容に対する見解データβ1を電子掲示板サーバ100に送信することにより自己の見解を表明する。見解データは、投稿データに対するユーザの評価、関心、感想、コメントなどを含む。ユーザBは、投稿データα1の主題に興味を感じたが内容には満足できなかったとする。このときユーザBは、高い関心、低い評価を設定した見解データβ1を送信する。電子掲示板サーバ100に送信された見解データβ1は、投稿システム10のユーザにより自由に閲覧される。見解データについて、図5に関連して更に詳述する。
ユーザAは、ユーザBからの見解データβ1を閲覧する。自分の投稿データに関心を持ったユーザの存在を知ると共に、その評価が芳しくないことも知る。なお、ユーザAは、見解データβ1の受信を知ることができるが、見解データβ1がユーザBにより送信されたことを知ることはできない。見解データを送信したユーザを特定できないようにすることで、悪い見解を示したユーザは悪意を持たれずに済む。いいかえれば、ユーザ間で問題が発生するのを防ぎ、投稿システム10を円滑に運営することができる。よって、見解データを送信するユーザは、投稿データを提供するユーザに遠慮することなく、より本心に近い判断ができる。一方、投稿データを提供するユーザは、閲覧するユーザの客観的な見解を知ることできる。
仮に、ユーザAは、投稿データα1の内容がメモ書き程度で完成度が低かったため、評価が低かったのではないかと考えたとする。よって、投稿データα1の内容を補完するため、より詳細な更新データα2を送信する。更新データは、投稿データの内容を補完する目的以外にも、内容全体を差し替えたり、ちょっとした内容を追記したりする目的に使用してもよい。この更新データα2により、投稿データα1は一層充実した内容になることになる。
ユーザBは、更新データα2を閲覧し、より詳細な情報を取得する。ユーザBは、より詳しい内容を知ることはできたが、自分が本当に知りたいことが書かれていないと感じたとする。ユーザBは見解データβ2として、「○○○の内容についてもっと詳しく教えて欲しい」という旨のコメントを送信する。ユーザAは、見解データβ2を閲覧し、更新データα2に不足していた内容を知る。その上で、更にどのような情報を更新データとして送信するべきかを考えることになる。
このような処理方法によれば、最初はメモ書き程度の内容で完成度の低かった投稿データが、見解データおよび更新データのやりとりを重ねていくことで、閲覧するユーザ(以下、単に「閲覧者」という)にとって有効な情報へと変化する。一方、投稿するユーザ(以下、単に「投稿者」という)にとっても、最初から完成度の高い情報を投稿する必要がないため、負担が少なくて済む。また、閲覧者による内容の評価や関心などは、投稿者に手応えややる気を感じさせることができる。
また、ユーザごとの見解データを比較することにより、価値観が近いと考えられるユーザを抽出してもよい。それにより、ユーザBが閲覧していない投稿データγを閲覧する際、電子掲示板サーバ100はユーザBと価値観が近いとして抽出されたユーザCの投稿データγに対する見解データに応じて、投稿データγの表示方法を変化させてもよい。例えば、ユーザCが、投稿データγを高く評価している場合、ユーザBの閲覧するクライアント端末200には投稿データγと共に「おすすめ」等の表示が表示される。
ユーザBは、こうした表示を考慮することで投稿データをより効率的に閲覧できる。そのため、投稿システム10のユーザは見解データを送信しようと考えやすくなる。見解データの送信は、投稿者の投稿データ更新や新たな投稿に対する意欲向上に繋がる。電子掲示板サーバ100はより多く、そしてより質の高い投稿データを収集し得る。
図3は、電子掲示板サーバ100の機能ブロック図である。
ここに示す各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現される。ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。よって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
ここでは、主として各機能ブロックの発揮すべき機能について述べ、その具体的な作用については、後述する。
電子掲示板サーバ100は、通信処理部300、データ処理部400およびデータ保持部500を含む。通信処理部300は、ユーザからの入力処理やユーザに対する情報表示のようなユーザインタフェース全般に関する処理を担当する。データ処理部400は、通信処理部300やデータ保持部500から取得されたデータを元にして各種のデータ処理を実行する。データ処理部400は、通信処理部300とデータ保持部500の間のインタフェースの役割も果たす。データ保持部500は、あらかじめ用意された各種の設定データや、通信処理部300やデータ処理部400から受け取ったデータを格納する。
通信処理部300は、投稿データ部310、見解部320、更新部330、検索コマンド受信部340、出力部350、グループID登録受信部、ユーザID登録受信部およびグループID取得受信部を含む。
投稿データ部310は、クライアント端末200と投稿データに関する通信処理を担当する。投稿データ部310は、投稿データ受信部312、閲覧要求受信部314および投稿データ送信部316を含む。投稿データ受信部312は、投稿者から投稿データを受け付ける。閲覧要求受信部314は、閲覧者から投稿データ保持部510に蓄積されている投稿データの閲覧要求を受け付ける。投稿データ送信部316は、閲覧要求のあった投稿データをクライアント端末200に送信する。
見解部320は、クライアント端末200と見解データに関する通信処理を担当する。見解部320は、見解データ受信部322、見解通知部324および見解傾向通知部326を含む。見解データ受信部322は、投稿データに対する閲覧者の見解データを受け付ける。見解通知部324は、投稿データに対して見解データが受信されたときに、その投稿データを送信した投稿者にその旨を通知する。投稿者は、投稿データに対して閲覧者からの反応があったことを知ることができ、電子掲示板サーバ100にアクセスして見解データ受信の有無を自ら確認する必要がない。受信された見解データは、見解傾向集計部410により、投稿データごとの見解の傾向が集計される。見解の傾向は、見解データに含まれる評価、関心、感想などの項目をそれぞれ集計したものである。詳細は、図5に関連して詳述する。見解傾向通知部326は、見解傾向集計部410により集計された見解の傾向を、閲覧要求に応じて投稿者に通知する。
更新部330は、クライアント端末200と更新データに関する通信処理を担当する。更新部330は、更新データ受信部332および更新通知部334を含む。更新データ受信部332は、更新データを受け付ける。更新通知部334は、更新データが受信されたときに、更新される前の投稿データに高い関心を示していた閲覧者に対してその旨を通知する。具体的には、閲覧者は、あらかじめ設定された選択肢から選ぶことにより投稿データに対する関心の度合いを簡単に示すことができる。閲覧者が示した関心の度合いは、見解データとして電子掲示板サーバ100に送信される。本実施例では、関心の度合いを3つの選択肢から選ぶことができる。そのうち最も関心が高いことを示す選択肢を選んだときに、更新通知部334は、閲覧者に更新を通知する。詳細は、図5に関連して詳述する。こうした処理によれば、閲覧者は、電子掲示板サーバ100にアクセスして、更新データ受信の有無を確認する必要が無く関心をもっている投稿データの更新状況をリアルタイムに知ることができる。
電子掲示板サーバ100は、投稿データ保持部510に蓄積された投稿データの検索機能を有する。検索コマンド受信部340は、ユーザが多数の投稿データの中から必要な投稿データを検索する際、クライアント端末200から検索条件を示すデータを含む検索コマンドを受け付ける。投稿データ保持部510には、投稿データが複数のカテゴリに分類されて蓄積されている。検索条件として、ユーザは投稿データの内容やカテゴリのタイトルに含まれる文字列をキーワードとして指定できる。検索機能について、図11に関連して詳述する。
電子掲示板サーバ100は、ユーザにより指定されたカテゴリに分類される複数の投稿データを1つのファイルに統合し、クライアント端末200に出力する機能を有する。出力部350は、クライアント端末200と投稿データの出力に関する通信処理を担当する。出力部350は、出力コマンド受信部352およびファイル送信部354を含む。出力コマンド受信部352は、クライアント端末200からユーザにより指定されたカテゴリのデータを含む出力コマンドを受け付ける。ファイル作成部430は、出力コマンドにより対象とされた投稿データを投稿データ保持部510から抽出し、それらの投稿データを1つのファイルに統合する。ファイル送信部354は、ファイル作成部430により作成されたファイルを、クライアント端末200に送信する。出力機能について、図12に関連して詳述する。
電子掲示板サーバ100は、クライアント端末200からの接続要求をユーザを識別するためのユーザIDとパスワードと共に受信する。受信したユーザIDとパスワードが登録されているデータと適合するときには、電子掲示板サーバ100は、クライアント端末200からの接続を許可する。許可されたクライアント端末から、ユーザは投稿データを送信できる。投稿データは原則、その投稿データを提供したユーザしか更新できない。しかしながら、複数のユーザにより1つの投稿データを更新する方がよい場合もある。この場合、投稿者は電子掲示板サーバ100に対して、投稿データの更新権限を投稿者以外のユーザに付与するためのグループIDの登録要求を送信する。グループID登録受信部は、クライアント端末200からグループIDの登録要求を受信する。
電子掲示板サーバ100は、受信した登録要求に基づいて、その投稿データにグループIDを設定する。今後協力してその投稿データを更新するユーザ(以下、単に「協力ユーザ」という)がグループIDを取得できるように、投稿者は、協力ユーザのユーザIDとグループIDとを対応付けて登録する旨の要求をクライアント端末200から送信する。ユーザID登録受信部は、その登録要求を受信する。協力ユーザが投稿データを更新するときには、電子掲示板サーバ100に接続した際のユーザIDに基づいて、グループIDを取得する必要がある。グループID取得受信部は、協力ユーザからグループIDの取得要求を受信する。なお、グループID登録受信部、ユーザID登録受信部およびグループID取得受信部の機能は、通信処理部300が担当する。
データ処理部400は、見解傾向集計部410、検索実行部420、ファイル作成部430および更新権限付与部を含む。
見解傾向集計部410は、クライアント端末200より受信された見解データから、投稿データごとの見解の傾向を集計する。検索実行部420は、ユーザにより入力された検索条件に対して、好適な投稿データを投稿データ保持部510から抽出する。例えば、ユーザは、社内の福利厚生について知りたいことがあるため、検索条件として「福利厚生」というキーワードを入力したとする。入力された検索条件は、検索コマンドとして検索コマンド受信部340により受信される。検索実行部420は、受信された検索コマンドから「福利厚生」というキーワードを取得し、投稿データ保持部510から該当する投稿データを抽出する。ファイル作成部430は、出力コマンド受信部352からユーザが指定するカテゴリを示すデータなどを含む出力コマンドを受け付ける。ファイル作成部430は、出力コマンドにより指定してされたカテゴリに属する複数の投稿データを統合し、1つのファイルを作成する。
複数のユーザにより1つの投稿データを更新する場合、協力ユーザは投稿データの更新権限を取得するため、クライアント端末200からグループIDの取得要求を送信する。更新権限付与部は、グループIDの取得要求が受信されたとき、協力ユーザのユーザIDがグループIDを取得可能か否かを判定する。取得可能な場合、更新権限付与部は、協力ユーザのIDをグループIDに切り換える。なお、更新権限付与部の機能は、データ処理部400が担当する。
データ保持部500は、投稿データ保持部510、更新許可ユーザ保持部520、閲覧許可ユーザ保持部530、グループID保持部および対応ID保持部を含む。投稿データ保持部510は、クライアント端末200から受信された投稿データを複数のカテゴリに分類して保持する。本実施例において、投稿データを更新可能なユーザは、原則として、その投稿データを提供した投稿者のみである。しかしながら、複数の投稿者によって1つの投稿データを更新していく方が便利な場合も有る。例えば、1つの投稿データに複数の専門分野が関わるため、それぞれの専門家がその分野の情報を提供する場合などである。複数の投稿者で更新するためには、最初に投稿データを送信した投稿者が、その投稿データに対して更新権限を付与する他のユーザを電子掲示板サーバ100に登録する必要がある。更新許可ユーザ保持部520は、更新権限が付与されたユーザをその投稿データと対応付けて登録する。更新許可ユーザ保持部520のデータ構造については、図10に関連して詳述する。
閲覧許可ユーザ保持部530は、投稿データの閲覧権限を有するユーザのデータを保持する。ユーザは、電子掲示板サーバ100を使用する際、使用を許可されるためのユーザ登録を行う。登録により、投稿データ保持部510に蓄積される投稿データの閲覧権限がユーザに付与される。電子掲示板サーバ100は、ユーザに見解データおよび更新データの受信を通知する機能を有するため、通知に必要最低限な情報をユーザに登録させる。例えば、メールアドレスなどが考えられる。通知の手段として、Webサイトの更新情報を公開するために使用されるRSS(Rich Site Summary)を使用してもよい。この場合、通知に必要な情報すら登録させる必要がないため、ユーザはより容易に投稿データの閲覧権限を取得できる。そのため、ユーザが電子掲示板サーバ100の使用を開始するための敷居が低くなり、多くのユーザにとって利用しやすいシステムとなる。
一方、ユーザ登録を容易にすることは、悪質なユーザが入り込むことを許す。例えば、あるユーザが一人で複数のユーザ登録を行ったとする。そのユーザは、それぞれのユーザに成りすまし、あたかも多数のユーザが特定の投稿データや特定のユーザを非難しているかのような状況を演出するかもしれない。本実施例では、こうした状況を防止するため、ユーザの登録期間が一定の期間を超えない場合には、閲覧権限が付与されるが、見解データの送信が禁止される。あるユーザが別のユーザを誹謗中傷しようとして多数のユーザ登録を行ったとしても、直ちに見解データの送信権を取得できないため、結果として、このような嫌がらせを防止しやすくなる。悪質なユーザの防止については、図15に関連して詳述する。
複数のユーザにより1つの投稿データを更新する場合、その投稿データを提供した投稿者は、協力ユーザに投稿データの更新権限を付与させるためのグループIDの登録要求を送信する。グループID保持部は、受信されたグループIDの登録要求に基づいて、そのグループIDと投稿データを対応付けて登録する。投稿者は、協力ユーザがグループIDを取得できるように、協力ユーザのIDとグループIDとを対応付けて登録する旨の要求をクライアント端末200から送信する。対応ID保持部は、その登録要求に基づいて、その協力ユーザのIDとグループIDとを対応付けて登録する。なお、グループID保持部および対応ID保持部の機能は、データ保持部500が担当する。
以下、投稿システム10の実際の使用例に基づきながら、本発明について説明する。
図4は、ユーザが投稿データを入力するときにクライアント端末200に表示される画面の画面図20である。
画面図20は、ある会社のユーザが社内のKMSを使用する状況を表示している。
同図の領域22は、投稿データが分類されているディレクトリを表示する。投稿データは、こうしたディレクトリによって複数のカテゴリに分類される。「●」マークが付与されているディレクトリが最も上位に位置するディレクトリ(以下、単に「上位ディレクトリ」という)であることを示す。「−」マークが付与されているディレクトリは、「●」マークが付与されたディレクトリに属するディレクトリ(以下、単に「下位ディレクトリ」という)であることを示す。領域22では、「クレームの対応」と「福利厚生」という2つの上位ディレクトリが表示されている。それぞれに下位ディレクトリが設定されており、「クレームの対応」には「愛知商事」、「京都商事」および「東京商事」の3つの下位ディレクトリが、「福利厚生」には「保養所」と「資格取得」の2つの下位ディレクトリが属する。下位ディレクトリを示す文字列には、その中に分類される投稿データの題名を領域24に表示させるためのリンク情報が付与されている。ユーザは、マウスなどの入力装置により文字列をクリックできる。
領域24には、領域22にてクリックされた下位ディレクトリの名前と、その下位ディレクトリに属する投稿データの題名が表示される。同図の領域24において「資格取得」として示されている文字列が、領域22においてクリックされた下位ディレクトリの名前を示している。同図によると、「>」マークで示された「今年度から新しく追加された資格」と「こんな資格でも補助金がもらえました!」という2つの投稿データが含まれることがわかる。本実施例では、ユーザは、投稿データを入力する際、投稿データの内容にあった下位ディレクトリを領域22から選択し、領域25にて投稿データを入力する。入力した投稿データは、選択した下位ディレクトリに分類される。
領域25は、投稿者がデータを入力するための領域である。領域25は、所感データを入力するための領域26と投稿データを入力するための領域28を含む。領域26にて、投稿者は入力した投稿データに対する率直な気持ちを示すための所感データを入力する。所感データには、領域26の「投稿者の気持ち」として「公式情報」、「意見歓迎」、「自分用メモ」、「参考レベル」、「半信半疑」および「応援求む」という6つの選択肢が用意されている。投稿者は、投稿データを送信するときに、自分の気持ちに適した選択肢を選ぶ。選ばれた選択肢を示すデータは、投稿データと対応付けてデータ保持部500に登録される。閲覧者が、その投稿データ閲覧する際に、所感データも投稿データと同時に送信され、クライアント端末200に表示される。所感データの表示については、図5に関連して詳述する。
投稿者が選択肢を選ぶことに負担を感じるようであれば、選択肢を全く選ばなくてもよい。しかしながら、投稿者がいずれかの選択肢を選ぶことにより、閲覧者は投稿データがどのような意図で書かれたのかを知ることができる。例えば、内容が不十分でメモ書き程度であっても、「投稿者の気持ち」にて「自分用メモ」を選択していれば、閲覧者はもっと情報が欲しいと思うかもしれないが、内容がぞんざいなことについて怒りを覚えることはないかもしれない。投稿者は、閲覧者が投稿データの内容に対してどの程度の知識を有するのか、投稿した文章の内容をどのように受けとるかといったことを気にしないで済む。そのため、投稿者は、投稿データを最初から完全な状態で提供する必要が無く、投稿者の負担はより軽減される。投稿者は「投稿者の気持ち」において、同時に選ぶことができる選択肢は1つに限られず、複数の選択肢を選んでもよい。同図の領域26では、「意見歓迎」と「参考レベル」が選択されている。投稿者は、入力する段階では内容に自信が無く、閲覧者からの意見を踏まえながら投稿データを充実させようと考えているのかもしれない。
領域28は、投稿者が投稿データの本文を入力する領域である。入力された最初の1行目が投稿データの題名となるが、題名を入力するために別の入力フォームを設けてもよい。領域28に入力された内容は、閲覧者がその投稿データを閲覧する際、入力時と同じ状態で見ることができる。具体的には、投稿者が改行した位置の情報についても投稿データ保持部510に登録され、閲覧者が見る際にも同じ位置で改行される。同図の領域28では、上から4行目が「特に大事なこと」という文字列のみで構成され、前後で改行されている。投稿者は、この文字列だけで1行を構成することで、この部分を強調したいのかもしれない。こうした処理により、ユーザは文章の整形についてタグなどの専門的な知識が必要とされず、多くのユーザにとって投稿システム10を使用するための敷居が低く、利用しやすいシステムとなる。
電子掲示板サーバ100は、投稿データを閲覧しやすくするためのインデント処理機能を備える。投稿者は、インデント処理させたい文字列の先頭に「*」マークを挿入し、実行ボタン30をクリックする。クライアント端末200は、インデント処理要求を示すデータ電子掲示板サーバ100に送信する。電子掲示板サーバ100は、インデント処理要求を示すデータを受け付け、インデント処理したデータをクライアント端末200に送信する。その結果、領域28では「*」マークが先頭に挿入された文字列を所定の幅だけインデント処理した投稿データが表示される。OKボタン32がクリックされると、クライアント端末200は入力された所感データと投稿データを確定し、電子掲示板サーバ100に送信する。キャンセルボタン34がクリックされると、所感データや投稿データの入力がキャンセルされる。
図5は、ユーザが投稿データを閲覧するときにクライアント端末200に表示される画面の画面図40である。
画面図40には、投稿者が図4の画面図20にて入力した投稿データを、閲覧者がクライアント端末200にて閲覧している状況が表示される。同図の領域42は、図4の領域22と同様、投稿データが分類されている上位ディレクトリと下位ディレクトリを表示する。領域42の下位ディレクトリ名に対しては、リンク情報が付与されている。ユーザが下位ディレクトリ名をクリックすると、領域44にその下位ディレクトリに属する投稿データの題名が表示される。
領域44には、領域42にて閲覧者によりクリックされた下位ディレクトリの名前と、その中に含まれる投稿データの題名が表示される。領域42には、図4の画面図20にて、投稿者により入力された投稿データの題名「英会話の勉強について」が、「資格取得」という下位ディレクトリに追加されている。投稿データの題名を示す文字列には、投稿データ内容と所感データを領域46に表示するためのリンク情報が付与されている。
領域46には、投稿者による所感データを示す領域48、投稿データによる投稿データを示す領域50、閲覧者による見解データを入力するための領域52および領域54を含む。領域48には、投稿者が入力した所感データである「投稿者の気持ち」が表示される。図4の領域26では、投稿者により選択された「参考レベル」と「意見歓迎」が示されている。閲覧者は、投稿データと所感データの双方を閲覧することにより、投稿者がどんな考えでその投稿データを提供したのかを知ることができる。仮に、投稿データが粗末な内容であったとしても、「投稿者の気持ち」として「意見歓迎」と示されていれば、閲覧者は、投稿者のやる気を感じ、知りたいことに対して進んで見解データを送信するかもしれない。一方、投稿データの内容が粗末なことに対して、怒る閲覧者が少なくなりやすい。その結果、投稿者は、最初から完全な状態の投稿データを準備する負担が軽減される。また、投稿者が閲覧者の示す見解に応じて、投稿データを更新し充実させることは、閲覧者にとって真に有益な情報を提供することになる。
領域50には、投稿者が入力した投稿データの内容が表示される。領域50では、図4の領域28にて「*」マークが挿入された文字列がインデント処理された状態で表示される。投稿者は、「*」マークを挿入するだけで、文章を整形することができるため、専門的な知識が必要とされない。強調のため故意に改行した「特に大事なこと」という文字列も入力した改行の状態がそのまま反映され、この文字列のみで1行を構成している。このような処理によれば、初心者のユーザであっても内容を見やすくできるため、投稿データを提供するために専門的な知識の習得を必要とせず、多くのユーザにとって使いやすいシステムとなる。
領域52および領域54は、投稿データに対する見解データを閲覧者が入力する領域である。領域52の見解データは、全てマウスにより入力できるように設定されている。そのため、閲覧者は、見解データの入力に対して大きな負担を感じることなく、自分の見解にあった選択肢を容易に選ぶことができる。よって、より多くのユーザから見解データを収集しやすくなり、投稿者は更新や新たな投稿への意欲が上がる。領域52には、「関心」、「評価」および「感想」の3つの項目が表示される。「関心」の項目は、「無い」、「有る」および「通知希望」の3つの選択肢が設定される。閲覧者は、投稿データの内容に対して自分が感じた見解に近い選択肢を選ぶことができる。「無い」から「通知希望」に向かうに連れて関心の度合いは高くなり、「通知希望」は関心が最も高い選択肢である。
閲覧者が「通知希望」を選択した場合には、その投稿データが更新された際に、更新通知部334は投稿データが更新された旨を閲覧者に通知する。閲覧者は、通知を希望するほど関心が高い投稿データに対して「通知希望」を選択することで、自ら電子掲示板サーバ100にアクセスすることなく投稿データの更新を知ることができる。関心の高い投稿データが更新されたことをいち早く知ることで、閲覧者も投稿データに対して見解データを入力するモチベーションが高まることになる。
「関心」に関する各項目の後ろには、閲覧者の見解傾向が分数形式にて表示される。括弧内の分数のうち、分母にあたる数値は、その項目を選択した閲覧者の総数を示す。分子にあたる数値は、分母にあたる数値のうち、最新内容の投稿データに対して、その項目を選択した閲覧者の総数を示す。これにより、投稿データに対する閲覧者の関心と最新の内容に対する閲覧者の関心を比較できる。例えば、「無い」の後ろには「1/1」が表示されている。分母にあたる数値は、「無い」を入力したユーザの総数を示す。分子にあたる数値は、その投稿データが更新された後に「無い」を入力したユーザの総数を示す。投稿データが更新されていない場合、分子にあたる数値は投稿後に「無い」を入力したユーザの総数となり、分子と分母の数値は同値となる。同図の領域50では、投稿データはまだ更新されていないため、分子と分母の数値は同じとなっている。いいかえれば、「1/1」は、関心の項目について「無い」を選択したユーザが投稿後から現在まで1人であることを示す。仮に「1/4」と表示されていれば、投稿後から現在まで4人のユーザが入力しており、そのうちの1人は投稿データ更新後に入力したユーザであることを示す。
「評価」の項目には、「+3ポイント」、「±0」および「−3ポイント」の3つの選択肢が設定される。「+3ポイント」が最も評価が高く、「±0」、「−3ポイント」の順に評価が低いことを示す。見解傾向集計部410は、投稿データごとに様々なユーザから寄せられた見解データの評価ポイントを足し合わせることで、評価についての見解の傾向を算出する。「感想」の項目には、「今後に期待」、「難しい」、「例示を希望」および「賛成」の4つの選択肢が設定される。ユーザは投稿データの内容を見た上で、自身の感想に最も近い選択肢を選ぶことができる。「感想」の項目についても「関心」の項目と同様、図示しない分数形式によって見解の傾向が示される。閲覧者は、領域52のそれぞれの項目において選択肢を選ぶことを強制されない。しかしながら、閲覧者は見解データを入力することにより、投稿データの更新通知などのメリットを享受できる。
見解の傾向は、「関心」、「評価」および「感想」の3つの項目それぞれの集計結果を表したものである。「関心」および「感想」については、それぞれの選択肢ごとに分数形式の数値によって示される。「評価」については、投稿データごとに入力されたポイントの平均値により示される。ユーザは集計された見解の傾向を閲覧しても、どのユーザがどんな見解データを送信したのかを知ることはできない。閲覧者は、悪い見解を示すことによる投稿者からの逆恨みを憂慮することなく、自分の素直な見解を入力できる。投稿者にとって、見解の傾向は、その投稿データに対して閲覧者がどう感じたのかを判断する指標となる。「関心」と「感想」の項目では更新後の入力ユーザの数を知ることができるため、更新した内容に対する閲覧者の反応を感じることができる。
同図の領域52では、関心:「通知希望」、評価:「±0」、感想:「今後に期待」および「例示を希望」が選択されている。「±0」および「例示を希望」から、この投稿データを見たユーザは、内容が乏しいことに多少なりとも不満を持っていると推測される。しかしながら、「通知希望」および「今後に期待」を選択することで、内容に関心を示し、今後の情報の充実を期待していることも予測される。
ユーザは、領域54に自由文章形式にて投稿データに対する見解を入力することもできる。ユーザは、内容に対する具体的な要望や意見を入力する。領域52では表現しきれない閲覧者の見解を投稿者に伝えることができる。投稿者も閲覧者の要望をより具体的に知ることができ、それに対応して投稿データを更新することにより、投稿データはより充実し、閲覧者は電子掲示板サーバ100から必要とする知識やノウハウを入手できる。OKボタン56がクリックされると、クライアント端末200は領域52で選択されたデータと領域54に入力されたデータを電子掲示板サーバ100に送信する。キャンセルボタン34がクリックされると、それらのデータの送信がキャンセルされる。
図6は、閲覧者による見解データに応じて投稿者が投稿データを更新するときの処理過程を示すシーケンス図である。
まず、電子掲示板サーバ100の投稿データ受信部312は、投稿者が使用するクライアント端末200(以下、「投稿用端末」という)から投稿データを受信する(S10)。閲覧要求受信部314は、閲覧者が使用するクライアント端末200(以下、「閲覧用端末」という)から、その投稿データに対する閲覧要求を受信する(S12)。投稿データ送信部316は、閲覧要求のあった投稿データを投稿データ保持部510から抽出し、閲覧用端末に送信する(S14)。閲覧者は、閲覧用端末にて見解データを入力する(S16)。閲覧用端末は、入力された見解データを送信する(S18)。見解データ受信部322は、閲覧用端末から送信された見解データを受信する。
見解通知部324は、見解データの対象である投稿データを送信した投稿用端末に見解データ受信の旨を通知する(S20)。投稿者は、見解データ受信の通知により、自ら見解データ受信の有無を確認しなくてもよい。電子掲示板サーバ100は、投稿用端末から見解データの閲覧要求を受信する(S22)。電子掲示板サーバ100は、閲覧要求のあった見解データをデータ保持部500から抽出し、投稿用端末に送信する(S24)。投稿者は、見解データを閲覧し、閲覧者の反応や要望を知る。
投稿者は、閲覧者により示された見解に対応するため、投稿データを更新するための更新データを入力する(S26)。投稿用端末は、更新データを電子掲示板サーバ100に送信する(S28)。電子掲示板サーバ100の更新データ受信部332は、更新データを受信し、投稿データの内容を更新する。更新通知部334は、更新前の投稿データに対する見解データをデータ保持部500から抽出する(S29)。更新通知部334は、抽出した見解データの中に、「関心」項目で「通知希望」を選択された見解データが含まれるかを判定する(S30)。「通知希望」が含まれる見解データが存在しないときには(S30のN)、更新通知部334は更新データの受信を通知しない。「通知希望」が含まれる見解データが存在するときには(S30のY)、更新通知部334は更新データの受信をその見解データを送信した閲覧用端末に通知する(S32)。閲覧者は、高い関心のある投稿データに対して「通知希望」を入力することにより、投稿データの更新を通知される。閲覧者は、電子掲示板サーバ100にアクセスして、自ら投稿データ更新の有無を確認する必要がない。
こうした処理によれば、閲覧者が見解データを送信することにより、送信した内容が更新内容に反映されやすくなる。具体的には、閲覧者がより詳細を知りたい部分を見解データとして送信することで、投稿者はその部分を意識した更新を行う可能性が高くなる。見解データ送信による閲覧者の利益は、閲覧者の見解データ送信を促しやすくなる。一方、投稿者は、見解データが受信されることにより、投稿データに対する反応とともに閲覧者の要望を知ることができる。閲覧者からの反応により、投稿者の投稿データ更新や新たな投稿の意欲を喚起できる。また、閲覧者からの要望により、投稿者はどのような情報が必要とされているかを知ることができる。その必要な情報を含めて更新することで、投稿者はどう更新すべきかを思い煩う必要がない。こうした投稿者と閲覧者とのやりとりによって、電子掲示板サーバ100は投稿データを収集しやすくなり、受信した投稿データの質の向上を促進する。
図7は、見解データを集計することにより得られる見解の傾向を投稿者に送信するときの処理過程を示すシーケンス図である。
まず、見解傾向集計部410は、データ保持部500に蓄積されている見解データを投稿データごとに抽出し、見解の傾向を集計する(S34)。通信処理部300は、投稿用端末から見解の傾向の閲覧要求を受信する(S36)。見解傾向通知部326は、閲覧要求のあった見解の傾向を示すデータを投稿用端末に送信する(S40)。
投稿用端末には、見解の傾向として、「関心」および「感想」項目のそれぞれの選択肢ごとに図5の領域52と同様、分数形式の数値によって表示される。例えば、「関心」項目の「有る」という選択肢について「4/4」と表示される。分母の値は、投稿後から現在までにその選択肢を入力した閲覧者の総数を示す。分子の値は、投稿データが更新された場合、更新後にその選択肢を入力した閲覧者の総数を示す。更新されていない場合には、分母の値と同じく投稿後から現在までにその選択肢を入力した閲覧者の総数となる。その場合、分子の値と分母の値は同値となる。投稿端末には、「評価」項目についての見解の傾向も表示される。「評価」項目についての見解の傾向は、閲覧者により選択されたポイントの平均が投稿データごとに集計される。例えば、「+3ポイント」を選択したユーザが3名、「±0」を選択したユーザが1名、「−3ポイント」を選択したユーザ2名だったとする。この場合、ポイントの総和は
(+3)×3/6+(±0)×1/6+(−3)×2/6=0.5
となり、「評価」項目の見解の傾向として0.5が表示されることになる。なお、「評価」項目についても、他の項目と同様、投稿後から現在までの全体の平均値と更新後の平均値が表示される。
投稿者は、見解傾向通知部326により送信された見解の傾向を閲覧し、投稿データをどう更新するべきかを考える。投稿者は、見解の傾向を閲覧することにより、閲覧者の反応や要望を知ることができる。こうした処理によれば、投稿者が閲覧者を意識することなく、自分本位で投稿データを更新することを防ぐことができる。その結果、投稿データの質が向上し、閲覧者にとって電子掲示板サーバ100は有用な情報を取得できるシステムとなる。
投稿者は、見解の傾向を参考に更新データを入力する(S42)。投稿用端末は、入力された更新データを送信し、見解データ受信部322は、その更新データを受け付ける(S44)。更新された投稿データを見たユーザは、クライアント端末200から見解データを送信する。見解データ受信部322は、更新後の投稿データに対する見解データを受信する。見解傾向集計部410は、更新後に受信した見解データを集計する(S46)。
投稿データを更新した投稿者は、更新後に見解の傾向がどう変化したかを確認するため、見解の傾向の閲覧要求をする。通信処理部300は、投稿用端末から閲覧要求を受信する(S48)。見解傾向通知部326は、見解傾向集計部410により集計された見解の傾向を示すデータを投稿用端末に送信する(S52)。投稿用端末には、「関心」、「評価」および「感想」の項目それぞれについて、投稿後から現在までの集計と更新後の集計が表示される。例えば、更新前「関心」項目の「通知希望」では「4/4」と表示されていたが、更新後は「6/10」と表示されたとする。更新前よりも多い6人の閲覧者が「関心」の項目で最も関心の高い「通知希望」を更新後に選択したことがわかる。更新した内容によって投稿データがより具体的になったことで、関心を示す閲覧者が増えたのかもしれない。
図8は、見解データを送信した閲覧者が更新された投稿データを閲覧するときの処理過程を示すシーケンス図である。
まず、電子掲示板サーバ100の投稿データ受信部312は、投稿用端末から投稿データを受信する(S54)。投稿者は、投稿データをより良いものとするため、自主的に投稿データを更新しようと考え、投稿用端末から更新データを送信する(S56)。更新データ受信部332は、その更新データを受け付ける。閲覧要求受信部314は、更新された投稿データに対する閲覧要求を受信する(S58)。投稿データ送信部316は、閲覧要求のあった投稿データを投稿データ保持部510から抽出し、閲覧用端末に送信する(S60)。閲覧者は、受信した投稿データに対して見解データを入力する(S62)。入力された見解データは、閲覧用端末から電子掲示板サーバ100に送信される(S64)。電子掲示板サーバ100の見解データ受信部322は、その見解データを受信する。
投稿者は、見解データを閲覧し、既に自主的に更新した投稿データを再度更新することを考える。投稿用端末は、投稿者により入力された更新データを送信する(S66)。投稿者は、送信した更新データに対してよりよい説明を思い付いたため、更に更新データを送信し(S68)、投稿データを更新する。こうして積極的に更新された投稿データに対して以前に見解データを送信した閲覧者は、投稿データがどのように更新されたかを確認しようと考える。閲覧要求受信部314は、更新された投稿データの閲覧要求を受信する(S70)。投稿データ送信部316は、閲覧要求のあった投稿データがその閲覧者から見解データを受信しているかを判定する(S72)。閲覧者から見解データを受信していないときには(S72のN)、最初に投稿された内容から最後に更新された内容まで全てを含んだ投稿データを閲覧用端末に送信する。見解データを送信していないユーザは、その投稿データの閲覧の有無を判断出来ないため、このような処理を実行する。
見解データを受信しているときには(S72のY)、見解データを受信した時点の投稿データの内容と今回閲覧要求をした時点での投稿データの内容との差分データを送信する(S74)。見解データを送信したユーザは、送信した時点までの投稿データの内容を閲覧していると考えられるためである。ユーザは見解データを送信することで、以前に閲覧した内容と最新の投稿データの差分だけを容易に確認できる。見解データ送信のこうしたメリットは、ユーザに見解データの送信を促す。見解データの増加は、投稿者に投稿データ更新や新たな投稿に対する意欲を与えるとともに、閲覧者の見解がより投稿者に伝わりやすいため、投稿データの質を向上させる。
投稿データが更新される場合として、様々な場合が考えられる。自主的にもしくは見解データに応じて、以前の投稿データの内容を補完する場合は、以前の投稿データを踏まえた上で新しい内容を追記していく形で更新されることになる。この場合における投稿データの差分は、新たに追記された更新データの内容となる。一方、以前の投稿データの一部を修正する場合は、以前の投稿データも含んだ状態で、該当箇所だけを置換する形で更新されることも考えられる。この場合の投稿データの差分は、置換された箇所のみを指すことになる。つまり、投稿データの差分とは、閲覧者が見解データを送信した際に閲覧した投稿データの内容を基準として、更新により新しく追加された内容のみを指す。投稿データの差分を抽出する処理に関しては、UNIX(登録商標)におけるdiffコマンドのような従来技術を使用できる。
図9は、1つの投稿データを複数の投稿者によって更新するときの処理過程を示すシーケンス図である。
まず、電子掲示板サーバ100の投稿データ受信部312は、投稿用端末から投稿データを受信する(S76)。電子掲示板サーバ100では、原則、投稿データはその投稿データを提供した投稿者しか更新できない。しかしながら、投稿データを提供した投稿者(以下、単に「第1投稿者」という)は、自分以外の投稿者(以下、単に「第2投稿者」という)を投稿データの更新作業に参加させたいと考える場合がある。例えば、投稿した内容について双方ともよく理解しているような状況が考えられる。通信処理部300は、第1投稿者から第2投稿者の登録要求を受け付ける(S78)。電子掲示板サーバ100は、登録要求に含まれる第2投稿者のデータを受け付け、そのデータを第1投稿者による投稿データと対応付けて更新許可ユーザ保持部520に登録する(S80)。この登録によって、第2投稿者は、対応付けられた投稿データの更新が可能となる。
更新データ受信部332は、第2投稿者からその投稿データに対する更新データを受信する(S82)。更新データ受信部332は、更新データを送信した第2投稿者がその投稿データの更新権限を有しているかを更新許可ユーザ保持部520に登録されているデータを参照し、判定する(S84)。第2投稿者が更新権限を有しないとき(S84のN)、通信処理部300は、更新不可の旨を示す結果通知データをクライアント端末200に送信する(S88)。更新権限を有さない悪質なユーザによって、誤った情報が追加されるのを防止するためである。第2投稿者が更新権限を有するときには(S84のY)、電子掲示板サーバ100は受信した更新データを用いて投稿データを更新し(S86)、更新した旨を示す結果通知データをクライアント端末200に送信する(S88)。第2投稿者は、投稿データの更新権限を有するため、投稿データは更新されることになる。
こうした処理によれば、複数の投稿者が更新データを提供し、投稿データを更新できる。そのため、投稿者1人当たりの負担が軽減される。また、複数人で1つの投稿データを更新するため、投稿データの提供を1人で行うよりも労力に対する心理的負担が軽減される。よって、電子掲示板サーバ100はより多くの投稿データを集めやすくなる。本実施例において、ユーザは自分が送信した投稿内容だけを更新できる。複数の投稿者によって投稿データの完成度を高めていく場合でも、各々の投稿者の責任範囲が明確となる。
また、複数のユーザが1つの投稿データを更新するためには、以下のような処理を行ってもよい。
まず、電子掲示板サーバ100の使用を希望するユーザは、クライアント端末200からユーザ登録データを送信する。通信処理部300は、クライアント端末200からユーザ登録データを受け付ける。受信したユーザ登録データに問題がない場合、通信処理部300は、登録完了の旨を示す登録結果通知データをユーザを識別するためのユーザIDとパスワードと共にクライアント端末200に送信する。電子掲示板サーバ100の使用を開始する際、ユーザはクライアント端末からユーザIDとパスワードを送信する。電子掲示板サーバ100は、受信したユーザIDとパスワードが登録されているデータと適合することを条件に、そのクライアント端末からの接続を許可する。
ユーザは、電子掲示板サーバ100に接続した後、クライアント端末200から投稿データを送信する。電子掲示板サーバ100の投稿データ受信部312は、その投稿データを受信する。投稿者は、その投稿データを投稿者以外のユーザと協力して更新することを考える。投稿者は、投稿データの更新権限を投稿者以外のユーザに付与するためのグループIDの登録要求を送信する。通信処理部300は、クライアント端末200からグループIDの登録要求を受信する。電子掲示板サーバ100は、受信した登録要求に基づいて、その投稿データにグループIDを設定する。データ保持部500は、設定されたグループIDとその投稿データを対応付けて登録する。
協力ユーザが投稿データを更新するためには、電子掲示板サーバ100に接続した際のユーザIDに基づいてグループIDを取得する必要がある。投稿者は、協力ユーザのユーザIDとグループIDとを対応付けて登録する旨の要求をクライアント端末200から送信する。協力ユーザは1人に限られないため、複数の協力ユーザのユーザIDについて登録要求を送信できる。通信処理部300は、その登録要求を受信する。データ保持部500は、受信された登録要求に基づいて、その協力ユーザのユーザIDとグループIDとを対応付けて登録する。協力ユーザは、グループIDの取得要求をクライアント端末200から送信する。通信処理部300は、その取得要求を受信する。
データ処理部400は、グループIDの取得要求が受信されたとき、データ保持部500を参照し、協力ユーザのユーザIDがグループIDを取得可能か否かを判定する。取得できないとき、通信処理部300は、グループIDの取得不可の旨を示す結果通知データをクライアント端末200に送信する。取得可能であるときには、データ処理部400は、そのグループIDが別の協力ユーザにより取得されている最中か否かを判定する。グループIDが取得されている最中のとき、通信処理部300は、グループID取得不可の旨を示す結果通知データをクライアント端末200に送信する。グループIDが取得されていないときには、データ処理部400は、協力ユーザのIDをグループIDに切り換える。協力ユーザは、投稿データの更新権限を有するグループIDに切り換わることで、更新データを送信できるようになる。
こうした処理によっても、複数の投稿者による投稿データの更新が可能であり、図9の処理と同様の効果が期待できる。更に、同時にグループIDを取得できるユーザが1人に限られるため、複数のユーザが同時に投稿データを編集することを防止できる。そのため、複数のユーザは、より円滑に投稿データを更新しやすくなる。
図10は、更新許可ユーザ保持部520のデータ構造図である。
上の行は投稿データを示し、下の行は各投稿データの更新を許可されたユーザ名を示す。電子掲示板サーバ100は、あるユーザから投稿データを受け付けると、そのユーザをその投稿データの更新許可ユーザとして、更新許可ユーザ保持部520に登録する。例えば、ユーザAは投稿データαを、ユーザDは投稿データβを、電子掲示板サーバ100に送信する。電子掲示板サーバ100は、それらの投稿データを受信した上で、ユーザAとユーザDをそれぞれの投稿データの更新許可ユーザとして更新許可ユーザ保持部520に登録する。その後、ユーザAは、別のユーザと投稿データを書き進めることを考え、その投稿データの更新許可ユーザとしてユーザCを登録する。一方、ユーザDは、その後も1人で投稿データの更新を続ける。
図10は、こうした状況を例示している。投稿データαには更新許可ユーザとして、ユーザAとユーザCが属する。投稿データβには、ユーザDのみが属する。ここでは簡単のため、ユーザが3名の場合だけについて説明している。しかしながら、実際の運用においては、1つの投稿データにより多数のユーザが登録されることも想定される。
図11は、見解データを送信したユーザが投稿データを検索するときの処理過程を示すシーケンス図である。
まず、閲覧要求受信部314は、投稿データの閲覧要求を受信する。投稿データ送信部316は、閲覧要求のあった投稿データをクライアント端末200に送信する。ユーザは、受信した投稿データに対して見解データを入力する(S90)。クライアント端末200は、入力された見解データを電子掲示板サーバ100に送信する(S92)。電子掲示板サーバ100の見解データ受信部322は、その見解データを受け付ける。
その後、ユーザは、投稿データ保持部510に蓄積されている投稿データの中から、必要な投稿データを探すことを考える。クライアント端末200は、ユーザが入力したキーワードなどを含む検索コマンドを送信する(S94)。例えば、クレームの対応に関する情報を探している場合、ユーザはキーワードとして「クレーム」や取引先の名前である「東京商事」というキーワードを入力する。投稿データをキーワードに基づいて検索する技術に関しては、Namazuなどの既知の全文検索技術を使用できる。
検索コマンド受信部340は、クライアント端末200から検索コマンドを受信する。検索実行部420は、キーワードに適合する投稿データを抽出する(S96)。検索実行部420は、検索コマンドを送信したユーザが過去に「関心:無し」とする見解を示した投稿データが存在するかを判定する(S98)。存在しないときには(S98のN)、抽出した投稿データへのリンク情報を含む索引データを検索結果としてクライアント端末200に送信する(S102)。存在するときには(S98のY)、検索実行部420は、抽出した投稿データの中から、「無し」を含む見解データの対象となった投稿データを除外する(S100)。通信処理部300は、除外されなかった投稿データについて、そのリンク情報を含む索引データを検索結果としてクライアント端末200に送信する(S102)。
こうした処理によれば、ユーザは、関心のない投稿データを検索結果から取り除くことができる。ユーザは、投稿データを閲覧した際、関心がない旨の見解を示すことで、より効率的に必要な投稿データへとたどり着ける。いいかえれば、過去に閲覧し有益でないと判断した投稿データを再度閲覧する手間を省くことができる。見解データを送信することにより、ユーザはこうしたメリットを享受できる。見解データが頻繁に送信されるようになれば、投稿者の投稿データ更新や新たな投稿に対する意欲向上にも繋がる。このような正のサイクルにより、電子掲示板サーバ100はより多く、そしてより質の高い投稿データを収集できる。
図12は、複数の投稿データを1つのファイルにまとめてクライアント端末200に出力するときの処理過程を示すシーケンス図である。
まず、閲覧要求受信部314は、閲覧要求を受信する。投稿データ送信部316は、閲覧要求対象の投稿データをクライアント端末200に送信する。ユーザは、見解データを入力する(S104)。クライアント端末200は、入力された見解データを電子掲示板サーバ100に送信する(S106)。見解データ受信部322は、その見解データを受け付ける。
ユーザは、オフラインでも投稿データを閲覧するため、あるディレクトリに分類されている投稿データをクライアント端末200に保存したいと考える。ユーザは、保存を考える下位ディレクトリを図13の領域62にて選択する。更に、ユーザは、選択したディレクトリに含まれる投稿データの中から必要な投稿データのみをクライアント端末200に保存したいと考える。電子掲示板サーバ100が提供する機能により、ユーザは過去に入力した見解データを利用して、保存したい投稿データを選定するための条件を指定できる。例えば、ユーザは、選択したディレクトリに分類されている投稿データの中から、過去に「関心:有る」を選択した投稿データのみを、クライアント端末200に出力させることができる。条件の指定については、図13と関連して詳述する。
ユーザは、クライアント端末200にて出力させたい投稿データの条件を入力する(S107)。クライアント端末200は、その条件データを含む出力コマンドを電子掲示板サーバ100に送信する(S108)。電子掲示板サーバ100の出力コマンド受信部352は、その出力コマンドを受信する。ファイル作成部430は、出力コマンドにより指定された投稿データを抽出する(S110)。ファイル作成部430は、抽出した投稿データを統合し、1つのHTMLファイルを作成する(S112)。ファイルの形式は、テキストファイル、PDFファイルなどであってもよい。ファイル送信部354は、ファイル作成部430により作成されたHTMLファイルをクライアント端末200に送信する(S114)。
こうした処理によれば、複数の投稿データが1つのファイルにまとめられるため、ユーザは必要な情報のみをファイルとして管理し、オフラインで使用できる。また、下位ディレクトリに含まれる投稿データを印刷する際、それぞれの投稿データをクライアント端末200の画面に表示させた上で、1つずつ印刷しなくて済む。更に、ユーザは、大量の投稿データの中から必要とする情報のみを選択できるため、出力されたファイルは、自分に最も適したテキストとなり得る。
図13は、出力する投稿データの条件設定画面60の画面図である。
同図の領域62には、図5の領域42と同様、投稿データが分類されているディレクトリが表示される。領域62の下位ディレクトリ名に対しては、リンク情報が付与されている。ユーザが下位ディレクトリ名をクリックすると、領域64にその下位ディレクトリに属する投稿データの題名が表示される。画面図60の領域64では、下位ディレクトリである「資格取得」に属する投稿データの題名が表示されている。ユーザは、「資格取得」に含まれる投稿データをクライアント端末200に出力させたいと推測される。
領域66および領域68では、領域64に表示された投稿データの中から、ユーザが出力を希望する投稿データの選択条件を設定する。領域66には、投稿者が投稿データに対して付与する所感データの選択肢を表示する。領域64に表示されている投稿データのうち、ユーザが領域66で選んだ選択肢を投稿者により入力された投稿データがクライアント端末200に出力される。領域68には、「関心」、「評価」および「感想」の3つの項目の選択肢を表示する。領域64に表示されている投稿データのうち、ユーザが領域68で選んだ選択肢をそのユーザによって過去に入力された投稿データがクライアント端末200に出力される。
画面図60の領域66では、「投稿者の気持ち:公式情報」が、領域68では「関心:通知希望」と「評価:+3ポイント」が選択されている。同図の領域64では、「資格取得」が表示されている。ユーザが、この条件で出力コマンドをクライアント端末200から電子掲示板サーバ100に送信すると、ファイル作成部430は、「資格取得」に含まれる投稿データを投稿データ保持部510から抽出する。ファイル作成部430は、抽出した投稿データの中から、投稿者により「投稿者の気持ち:公式情報」の所感データを付与され、かつ、出力コマンドを送信したユーザが「関心:通知希望」と「評価:+3ポイント」の見解データを入力した投稿データを選定する。ファイル作成部430は、選定した投稿データを1つのファイルに統合する。ファイル送信部354は、そのファイルをクライアント端末200に送信し、出力処理が完了する。
領域66または領域68にて条件が指定され、OKボタン70がクリックされると、ファイル作成部430は該当する投稿データを抽出し、ファイルを作成する。キャンセルボタン72がクリックされると、ファイル作成部430は投稿データの抽出を取り消す。ユーザは条件を指定することで、大量の投稿データの中から必要とする情報のみを選択できるため、出力されたファイルは、自分にとって好適なテキストとなり得る。このようにユーザは見解データを送信することにより、多大なメリットを享受できる。ユーザが見解データを送信することで、投稿者は提供した投稿データに対する反応や要望を受け取ることができる。投稿データに対する反応は、投稿データ更新や新たな投稿に対する意欲を投稿者にもたらす。投稿データに対する具体的な要望は、投稿データをどう更新すべきかのヒントを投稿者に与え、投稿者の負担を軽減する。また、ユーザからの要望に対応することで、閲覧者にとって有益な投稿データが形成される。投稿者と閲覧者のよいサイクルが完成することで、電子掲示板サーバ100における投稿データの質が向上し、より多くの閲覧者に利用されることになる。更に、投稿者の負担軽減は、より多くのユーザから投稿データを収集することを可能にする。
図14は、投稿データと共に所感データを送信するとき処理過程を示すシーケンス図である。
投稿データの提供を考えた投稿者は、クライアント端末200に投稿データを入力する(S115)。投稿者は、入力した投稿データの内容に対して、所感データを入力する(S116)。所感データは、図4の領域26に表示される選択肢によって入力されるデータである。クライアント端末200は、投稿データと所感データを電子掲示板サーバ100に送信する(S117、S118)。電子掲示板サーバ100の投稿データ受信部312は、投稿データと所感データを受け付ける。受信された投稿データは、投稿データ保持部510に登録される。受信された所感データは、その投稿データと対応付けられた上でデータ保持部500に登録される。
ある閲覧者は、所感データが付与されたその投稿データを閲覧したいと考える。閲覧要求受信部314は、クライアント端末200から、投稿データの閲覧要求を受信する(S120)。投稿データ送信部316は、閲覧要求のあった投稿データを投稿データ保持部510から抽出すると共に、その投稿データと対応付けられた所感データをデータ保持部500から抽出する。投稿データ送信部316は、抽出した投稿データと所感データをセットにしてクライアント端末200に送信する(S122、S124)。
このような処理によれば、閲覧者は所感データを確認することで、投稿データの内容をより客観的に見ることができる。投稿者が投稿データを入力する際の画面図である図4では、投稿者は「英会話の勉強について」という内容の投稿データが入力されている。投稿データの本文「今でこそ英語が得意な私ですが・・・(中略)・・・毎日英語を聞くことでした」からは、英語を常に聞くことが上達への道であることが読み取れる。しかしながら、投稿データの内容は、具体性に欠ける。毎日英語を聞くための環境をどのようにして整えたのか、その内容から知ることはできない。そのため、閲覧者によってはただの自慢話にしか感じないかもしれない。折角の投稿が、閲覧者に有益な情報とならないばかりか、閲覧者に好ましくない感情を抱かせることも考えられる。
図4の領域26では、所感データとして「意見歓迎」と「参考レベル」が選択されている。閲覧者は、この所感データを確認することで、投稿者はこの投稿に対して興味がある人を探る程度に投稿したと思うかもしれない。また、閲覧者からの意見に応じ、投稿データを更新するつもりで投稿したと感じるかもしれない。投稿者は、所感データを入力することにより、投稿の意図をより正確に閲覧者に伝えることができる。閲覧者が投稿データの内容をより理解しやすくなることで、投稿者は、閲覧者が投稿データをどう受けとめるかについて不要な不安を抱かなくて済む。ユーザが投稿をしようと考える際、そうした心理的負担を軽減させることができる。
図15は、見解データを送信する閲覧者の登録期間を判定するときの処理過程を示すシーケンス図である。
まず、電子掲示板サーバ100の使用を希望するユーザは、クライアント端末200からユーザ登録データを送信する(S126)。通信処理部300は、クライアント端末200からユーザ登録データを受け付ける。受信したユーザ登録データに問題がない場合には、ユーザ登録データは、閲覧許可ユーザ保持部530に登録される。通信処理部300は、登録完了の旨を示す登録結果通知データをクライアント端末200に送信する(S128)。ユーザは電子掲示板サーバ100に登録されることにより、投稿データ保持部510に蓄積されている全ての投稿データの閲覧権限を有する。
登録が完了したユーザは、投稿データを閲覧しようと考える。閲覧要求受信部314は、投稿データの閲覧要求を受信する(S130)。投稿データ送信部316は、閲覧要求のあった投稿データを送信する(S132)。ユーザは、クライアント端末200にて、投稿データに対する見解データを入力する(S134)。クライアント端末200は、入力した見解データを電子掲示板サーバ100に送信する(S136)。見解データ受信部322は、クライアント端末200から見解データを受信する。
見解傾向集計部410は、閲覧許可ユーザ保持部530を参照することで、見解データを送信したユーザが見解データの送信権限を有するかを判定する(S138)。判定は、ユーザが電子掲示板サーバ100に登録している期間に基づいて行われる。見解傾向集計部410は、閲覧許可ユーザ保持部530を参照し、見解データを送信したユーザが閲覧許可ユーザ保持部530に登録されていた期間を算出する。見解傾向集計部410は、ユーザの登録期間が所定の期間を超えていないときには(S138のN)、クライアント端末200から受信した見解データを破棄する。通信処理部300は、クライアント端末200に対して見解データの送信権限を有しない旨の結果通知データを送信する(S142)。ユーザの登録期間が所定の期間を超えているときには(S138のY)、見解傾向集計部410は受信した見解データを集計対象とし、見解の傾向を集計する(S140)。通信処理部300は、クライアント端末200に対して見解データが正常に処理された旨の結果通知データを送信する(S142)。
仮に、見解データの送信権限を取得するために必要な期間は、1ヶ月であるとする。ユーザは、登録後1ヶ月の間は投稿データを閲覧できるが、投稿データに対して見解データを送信できない。悪質なユーザは、特定のユーザや投稿に対して嫌がらせをするため、1人で多数のユーザ登録を行うことがある。それぞれの登録ユーザになりすまし見解データを送信することで、あたかも多くのユーザがその投稿者や投稿データを非難しているかのような状態を作る。電子掲示板サーバ100では、悪質なユーザが多数のユーザ登録を行っても、登録したばかりのユーザ登録を利用し、見解データを送信できない。そのため、悪質なユーザによる問題行動を抑止しやすくなる。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。なお本発明はこの実施の形態に限定されることなく、そのさまざまな変形例もまた、本発明の態様として有効である。例えば、見解データを見解の傾向を集計する目的以外に使用してもよい。投稿データαに対して、ユーザAとユーザBが同じ見解を示す見解データを送信したとする。ユーザAとユーザBが投稿データαに対して同じ見解を示していることから、両ユーザは価値観が近いと考えられる。投稿データβに対して、ユーザAは見解データを既に送信しているが、ユーザBは送信していない。ユーザBが投稿データβを閲覧する際、電子掲示板サーバ100は、価値観の類似が想定されるユーザAの投稿データβに対する見解に応じて、クライアント端末200の画面の表示方法を変化させる。
ユーザAが、投稿データβに対して「評価:+3ポイント」という見解データを送信した場合、ユーザBが閲覧するクライアント端末200の画面に「おすすめ」等の表示が投稿データβと共に表示される。ユーザAが、「評価:−3ポイント」という見解データを送信した場合、クライアント端末200の画面に「見なくてよい」等の表示が投稿データβと共に表示される。
投稿データβと共に表示される内容は、価値観が近いと判定されたユーザAの見解によるものであるため、ユーザBにとって有益な情報になり得る。そのため、ユーザBは、投稿データの閲覧の際、その表示を考慮することで投稿データ保持部510に蓄積された多大な投稿データをより効率的に閲覧できる。見解データをこのように処理することで、ユーザに更なるメリットを与えることができる。よって、投稿システム10では、ユーザに見解データの送信を促しやすくなる。
投稿システムのハードウェア構成図である。 投稿システムの処理概要を説明するための模式図である。 電子掲示板サーバの機能ブロック図である。 ユーザが投稿データを入力するときにクライアント端末200に表示される画面の画面図である。 ユーザが投稿データを閲覧するときにクライアント端末200に表示される画面の画面図である。 閲覧者による見解データに応じて投稿者が投稿データを更新するときの処理過程を示すシーケンス図である。 見解データを集計することにより得られる見解の傾向を投稿者に送信するときの処理過程を示すシーケンス図である。 見解データを送信した閲覧者が更新された投稿データを閲覧するときの処理過程を示すシーケンス図である。 1つの投稿データを複数の投稿者によって更新するときの処理過程を示すシーケンス図である。 更新許可ユーザ保持部のデータ構造図である。 見解データを送信したユーザが投稿データを検索するときの処理過程を示すシーケンス図である。 複数の投稿データを1つのファイルにまとめてクライアント端末に出力するときの処理過程を示すシーケンス図である。 出力する投稿データの条件設定画面の画面図である。 投稿データと共に所感データを送信するとき処理過程を示すシーケンス図である。 見解データを送信する閲覧者の登録期間を判定するときの処理過程を示すシーケンス図である。
符号の説明
10 投稿システム、 12 インターネット、 100 電子掲示板サーバ、 200 クライアント端末、 300 通信処理部、 310 投稿データ部、 312 投稿データ受信部、 314 閲覧要求受信部、 316 投稿データ送信部、 320 見解部、 322 見解データ受信部、 324 見解通知部、 326 見解傾向通知部、 330 更新部、 332 更新データ受信部、 334 更新通知部、 340 検索コマンド受信部、 350 出力部、 352 出力コマンド受信部、 354 ファイル送信部、 400 データ処理部、 410 見解傾向集計部、 420 検索実行部、 430 ファイル作成部、 500 データ保持部、 510 投稿データ保持部、 520 更新許可ユーザ保持部、 530 閲覧許可ユーザ保持部。

Claims (7)

  1. 複数のクライアント端末と通信ネットワークを介して接続され、
    前記複数のクライアント端末のうちの第1のクライアント端末から、電子的に公開するためのデータであって随時更新可能な投稿データを受信する投稿データ受信部と、
    受信された投稿データを保持するデータ保持部と、
    クライアント端末から投稿データの検索コマンドを受信する検索コマンド受信部と、
    検索コマンドが受信されたとき、前記データ保持部に保持されている投稿データ群を対象として検索処理を実行する検索実行部と、
    前記複数のクライアント端末のうちの第2のクライアント端末から、投稿データの閲覧要求を受信する閲覧要求受信部と
    覧要求が受信されたとき、前記データ保持部から取得した投稿データを第2のクライアント端末に送信する投稿データ送信部と
    2のクライアント端末から、投稿データに対する閲覧者の見解を示す見解データであって、投稿データの内容に対する閲覧者の関心の度合いを示す関心データと、投稿データの内容に対する閲覧者の評価の度合いを示す評価データと、投稿データの内容に対する閲覧者の感想を示す感想データを含む見解データを受信し、投稿データに対応付けて前記データ保持部に登録する見解データ受信部と、
    前記データ保持部から取得した見解データ群であって投稿データに対する見解データ群を集計し、集計結果を投稿データに対する見解の傾向として投稿データに対応付けて前記データ保持部に登録する見解傾向集計部と
    1のクライアント端末に前記データ保持部から取得した見解の傾向であって投稿データに対する見解の傾向を通知する見解傾向通知部と
    1のクライアント端末から、投稿データの内容を更新するための更新データを受信する更新データ受信部と
    新データが受信されたとき、前記データ保持部から更新前の投稿データに対して第1指示を含む見解データを送信していたクライアント端末を特定し、特定したクライアント端末に投稿データが更新された旨を通知する更新通知部と、を備え、
    前記投稿データ受信部は、投稿データと共に投稿データに対する投稿者の所感を示す所感データを受信し、投稿データに対応付けて前記データ保持部に登録し、
    前記投稿データ送信部は、投稿データに対する閲覧要求が受信されたとき、投稿データと共に前記データ保持部から取得した所感データであって投稿データに対する所感データを送信し、
    前記検索実行部は、投稿データ群のうち、クライアント端末による第2指示を含む見解データの対象となった投稿データを除外して検索処理を実行し、
    前記見解傾向集計部は、投稿データの更新後に受信された見解データ群を集計し、集計結果を更新後の投稿データに対する見解の傾向として投稿データに対応付けて前記データ保持部に登録し、
    前記見解傾向通知部は、第1のクライアント端末に対して更新後の投稿データに対する見解の傾向通知することを特徴とする投稿処理装置。
  2. 前記投稿データ送信部は、更新後の投稿データに対する閲覧要求が受信されたとき、前記データ保持部を参照し、閲覧要求したクライアント端末が更新前の投稿データに対して見解データを送信していた場合、前記クライアント端末に対して見解データの受信前の投稿データと受信後の投稿データの差分を送信することを特徴とする請求項1に記載の投稿処理装置。
  3. 投稿データと投稿データの更新権限を有するユーザとを対応付けて保持する更新許可ユーザ保持部を更に備え、
    前記更新データ受信部は、投稿データに対する更新データが受信されたとき、更新データの送信者が投稿データの更新権限を有するか否かを判定し、送信者が更新権限を有することを条件として、投稿データを更新することを特徴とする請求項1または2に記載の投稿処理装置。
  4. 前記投稿処理装置は、当該投稿処理装置への接続要求をユーザIDと共に受信し、ユーザIDが登録されていることを条件として要求元であるクライアント端末からの接続を許可する装置であって、
    投稿データの更新権限を投稿者以外のユーザに付与するためのグループIDの登録要求を受信するグループID登録受信部と
    稿データとグループIDを対応付けて保持するグループID保持部と
    ループIDを取得可能なユーザIDの登録要求を受信するユーザID登録受信部と
    ループIDとユーザIDを対応付けて保持する対応ID保持部と
    ループIDの取得要求を受信するグループID取得受信部と
    ループIDの取得要求が受信されたときには、前記対応ID保持部を参照し、取得要求を送信したユーザがグループIDを取得可能か否かを判定し、取得可能であることを条件として、投稿データの更新権限を付与する更新権限付与部と、を更に備え、
    前記更新権限付与部は、グループIDを既に取得しているユーザが存在するときには、ユーザがグループIDを解放するまでグループIDの取得を許可しないことを特徴とする請求項1または2に記載の投稿処理装置。
  5. 前記データ保持部は、投稿データを複数のカテゴリに分類して保持し、
    クライアント端末からカテゴリの指定を含むコマンドであって、指定されたカテゴリに分類されている投稿データの出力を指定する出力コマンドを受信する出力コマンド受信部と
    力コマンドが受信されたとき、指定された投稿データを1つのファイルに統合するファイル作成部と、
    統合されたファイルをクライアント端末に送信するファイル送信部を更に備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の投稿処理装置。
  6. 前記見解傾向集計部は、投稿データに対する見解データが受信されたとき、見解データの送信者の登録期間と所定期間とを比較することにより見解データの送信権限を有するか否かを判定し、送信者が送信権限を有することを条件として、見解データを投稿データに対する見解の傾向の集計対象とすることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の投稿処理装置。
  7. クライアント端末から見解データが受信されたとき、見解データの対象である投稿データを送信したクライアント端末に受信の旨を通知する見解通知部を更に備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の投稿処理装置。
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