JP4788655B2 - 複合組付装置 - Google Patents
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Description
この問題を改善すべく、円盤状部品の組付と、スナップリングの組付とを同じ治具を用いてほぼ同時に行うことが考えられる。
したがって、組付時間を短縮して、円盤状部品とスナップリングとを安定して組み付けるためには、更なる工夫が必要とされる。
該複合組付装置は、メイン駆動源と、
該メイン駆動源によって上記円盤状部品の組付方向に移動可能なメインベース部と、
該メインベース部に対して固定された固定ホルダーと、
上記メインベース部に対して上記組付方向に相対的にスライド可能な状態で支持されたスライドベース部と、
該スライドベース部に対して相対的にスライド可能に支持され、上記ケースに係合して、該ケースに対する上記円盤状部品及び上記スナップリングの径方向の位置決めを行う位置決め部と、
上記スライドベース部に支持され、上記円盤状部品を保持可能である部品保持部と、
チャックロッドを介して、上記固定ホルダー及び上記スライドベース部に対して相対的にスライド可能に支持され、上記部品保持部に保持する上記円盤状部品を押出可能であると共に上記スナップリングの外周をチャック可能である押出チャック部と、
上記固定ホルダーに支持され、上記押出チャック部によってチャックした状態の上記スナップリングを押出可能なプッシャー部と、
上記メインベース部に設けた当接部によって押されて、上記スライドベース部及び上記位置決め部に対して上記組付方向に相対的にスライド可能であるカム係合スライド部と、
上記スライドベース部又は上記位置決め部に回動可能に配設され、一端部が上記カム係合スライド部に当接可能である一方、他端部が上記押出チャック部の上記チャックロッドの後端部分に当接可能である係合カムとを有しており、
上記部品保持部に上記円盤状部品を保持すると共に、上記押出チャック部に上記スナップリングを保持した状態で、上記メイン駆動源を動作させて上記メインベース部を上記組付方向に前進させることによって、上記位置決め部を上記ケースに係合させる位置決め動作と、
上記メイン駆動源の動作を継続して上記メインベース部をさらに上記組付方向に前進させることによって、上記スナップリングを保持した状態の上記押出チャック部が上記位置決め部に対して相対的に前進して、上記押出チャック部の先端部によって上記部品保持部から上記円盤状部品を押し出して該円盤状部品を上記ケースにおける組付穴に組み付ける部品組付動作と、
上記メイン駆動源の動作を継続して上記メインベース部をさらに上記組付方向に前進させることによって、該メインベース部に設けた当接部によって押されて上記カム係合スライド部が上記位置決め部に対して相対的に前進し、上記カム係合スライド部が上記係合カムの一端部に当接して該係合カムを回動させると共に、該係合カムの他端部が上記押出チャック部の上記チャックロッドの後端部分に当接して、該押出チャック部が上記位置決め部に対して相対的に後退して、該押出チャック部の先端部を上記リング用溝への上記スナップリングのガイド位置に位置させるガイド準備動作と、
上記メイン駆動源の動作を継続して上記メインベース部をさらに上記組付方向に前進させることによって、上記カム係合スライド部が上記係合カムを回動させることなく該係合カムの一端部に対して摺動して、上記押出チャック部の先端部が上記ガイド位置に維持されると共に、上記プッシャー部が上記押出チャック部に対して相対的に前進して、該プッシャー部の先端部によって上記スナップリングを上記押出チャック部から押し出して上記リング用溝へ嵌め込むリング嵌込動作とを連続して行うよう構成したことを特徴とする複合組付装置にある(請求項1)。
具体的には、本発明の複合組付装置は、メイン駆動源によるメインベース部の組付方向への1回の前進動作によって、固定ホルダー、スライドベース部、位置決め部、部品保持部、押出チャック部、プッシャー部、カム係合スライド部及び係合カムを、逐次必要なタイミングで動かして、ケースの組付穴へ円盤状部品の組付を行った後、円盤状部品の組付位置に隣接するリング用溝へスナップリングを嵌め込むよう構成してある。
まず、複合組付装置において、部品保持部に円盤状部品を保持すると共に、押出チャック部にスナップリングを保持する。そして、位置決め動作として、メイン駆動源を動作させてメインベース部を組付方向に前進させ、位置決め部をケースに係合させる。このとき、メインベース部に所定の状態で配設された固定ホルダー、スライドベース部、部品保持部、押出チャック部、プッシャー部、カム係合スライド部及び係合カムも組付方向へ前進する。また、位置決め部は、一旦ケースに係合した後は、その後の部品組付動作、ガイド準備動作及びリング嵌込動作を行う間において、ケースに係合した状態が維持される。
そして、押出チャック部の先端部が部品保持部に保持された円盤状部品に当接し、スライドベース部及び部品保持部の位置が維持される一方、押出チャック部がスライドベース部に対して相対的に前進して、押出チャック部の先端部によって部品保持部から円盤状部品が押し出される。こうして、円盤状部品がケースにおける組付穴に組み付けられる。
そして、カム係合スライド部が、スライドベース部又は位置決め部に回動可能に配設した係合カムの一端部に当接し、この係合カムを回動させる。このとき、係合カムの他端部が押出チャック部のチャックロッドの後端部分(チャックロッドの後端部又は後端部に設けたブロック等)に当接し、押出チャック部が位置決め部に対して相対的に後退する。こうして、押出チャック部の先端部を、スナップリングをリング用溝へ嵌め込むときのガイド位置に位置させる。
そのため、1台の複合組付装置によって迅速に各組付を行うことができ、組付に要する時間を短くすることができる。
また、プッシャー部の先端部によってスナップリングをリング用溝へ嵌め込むときには、押出チャック部の先端部によって、スナップリングを安定してリング用溝へ導くことができる。これにより、スナップリングを安定してリング用溝へ嵌め込む(組み付ける)ことができる。
本発明において、上記メインベース部には、補助駆動源が配設してあり、該補助駆動源の可動部には、プッシャーロッドが配設してあり、上記固定ホルダーには、一端部を上記プッシャーロッドに係合させると共に他端部を上記プッシャー部に係合させた回動リンクが、周方向の複数箇所に回動可能に配設してあり、上記複合組付装置は、上記リング嵌込動作を行った後には、上記補助駆動源を動作させて上記プッシャーロッドを介して上記回動リンクを一方向へ回動させることによって、上記プッシャー部の先端部を上記リング用溝に嵌め込んだ上記スナップリングの内周面よりも内周側の位置へ移動させ、次いで、上記メイン駆動源を動作させて上記メインベース部をさらに上記組付方向に前進させることによって、上記固定ホルダーを介して上記プッシャー部の先端部を、上記リング用溝に嵌め込んだ上記スナップリングの内周面に対向する位置へ前進させ、次いで、上記補助駆動源を再び動作させて上記プッシャーロッドを介して上記回動リンクを上記一方向とは反対側方向へ回動させることによって、上記プッシャー部の先端部を上記スナップリングの内周面に当接するまで移動させ、当該プッシャー部の先端部が外周側へ移動した量に基づいて、上記リング用溝に上記スナップリングが嵌まり込んだことを検査する検査動作を行うよう構成することが好ましい(請求項2)。
この場合には、プッシャー部の先端部によって、スナップリングをリング用溝へ押さえ付けることができ、スナップリングの未嵌まりがあるときでも、このスナップリングをリング用溝へ完全に嵌め込むことができる。これにより、スナップリングの組付不良が生じることをより確実に防止することができる。
また、上記部品組付動作においては、部品保持部の回転は停止して、ワンウェイクラッチの外周を、自動変速機のケースにおける組付穴へ嵌入すると共に、ワンウェイクラッチの内周に、自動変速機のケース内に既に組み付けられた軸状部品を嵌入することができる。
この場合には、自動変速機のケースに対して、ピストン又は積層プレート部材を安定して組み付けることができる。
また、特に、上記複合組付装置は、FF用自動変速機のケースに比べて、奥行きが大きく円盤状部品及びスナップリングの組付が行い難いFR用自動変速機のケースに対して、効果を発揮することができる。
この場合には、メイン駆動源によってメインベース部が組付方向に前進する際の推力が、押出チャック部の先端部から円盤状部品に直接作用しないようにすることができる。そして、弾性部材(スプリング等とすることができる。)の反発力によって、適切な荷重で円盤状部品を押し出すことができる。
本例の複合組付装置1は、図1〜図3に示すごとく、ケース8における組付穴81へ円盤状部品86を組み付け、この円盤状部品86の組付位置に隣接して組付穴81の周方向Cに形成したリング用溝82へ、C字形状を有するスナップリング87を嵌め込むよう構成してある。複合組付装置1は、以下のメイン駆動源12、メインベース部2、固定ホルダー22、スライドベース部3、位置決め部41、部品保持部5、押出チャック部6、プッシャー部7、カム係合スライド部42及び係合カム43を有している。
すなわち、複合組付装置1は、まず、図1、図2、図11に示すごとく、部品保持部5に円盤状部品86を保持すると共に、押出チャック部6にスナップリング87を保持した状態で、図3に示すごとく、メイン駆動源12を動作させてメインベース部2を組付方向Lに前進させることによって、位置決め部41をケース8に係合させる位置決め動作を行う。
図3、図4に示すごとく、本例のケース8は、FR用自動変速機のケース8であり、本例の円盤状部品86は、リング形状を有するワンウェイクラッチ86である。このワンウェイクラッチ86は、リング状の本体部861の内周部にリング状の回転規制部862を有しており、この回転規制部862の内周に挿通配置した軸状部品852が一方向に回転するときは、本体部861に対して回転規制部862が固定されて、軸状部品852の回転を不能にする一方、軸状部品852が逆方向に回転するときには、本体部861に対して回転規制部862が空転して、軸状部品852の回転を可能にするよう構成されている。
複合組付装置1の架台11には、ケース8を載置して保持するための保持台16が設けてある。ケース8は、パレット89に載置した状態で位置決めを行って保持台16に保持される。保持台16は、ケース(FR用自動変速機のケース)8の開口部802を鉛直方向上方に向けて、ケース8を保持するよう構成してある。
図1、図2に示すごとく、本例のスライドベース部3は、円筒形状に形成してあり、その内部に、円柱形状の部品保持部5を回転可能に配設してなる。また、スライドベース部3は、大径部32の下方に小径部33を形成してなり、大径部32の周方向Cの複数箇所に設けた挿通穴内に上記固定ロッド221を挿通させると共に、小径部33を固定ホルダー22の中心穴222内に挿通させている。
複合組付装置1において、FR用自動変速機のケース8の組付穴81に、ワンウェイクラッチ(円盤状部品)86及びスナップリング87を組み付けるに際しては、まず、図1、図2に示すごとく、部品保持部5にワンウェイクラッチ86を保持すると共に、押出チャック部6にスナップリング87を保持する。
そして、図3、図4に示すごとく、部品保持部5の保持先端部51が、FR用自動変速機のケース8内に既に組み付けた遊星歯車機構のキャリヤにおける軸部851のリング部材852(軸状部品)に係合すると共に、押出チャック部6の先端部が部品保持部5に保持されたワンウェイクラッチ86の本体部861の外周部に当接する。
そして、ワンウェイクラッチ86の本体部861の外周が、FR用自動変速機のケース8の組付穴81における複数の深さ方向溝83内に嵌入されると共に、ワンウェイクラッチ86の回転規制部862の内周に、FR用自動変速機のケース8内に既に組み付けられた軸部851のリング部材852が嵌入される。こうして、ワンウェイクラッチ86がFR用自動変速機のケース8における組付穴81に組み付けられる。
そして、カム係合スライド部42が、スライドベース部3又は位置決め部41に回動可能に配設した複数の係合カム43の一端部431に当接し、各係合カム43を回動させる。このとき、係合カム43の他端部432が押出チャック部6のチャックロッド61の後端部に設けたブロック612に当接し、押出チャック部6が位置決め部41に対して相対的に後退(上昇)する。こうして、押出チャック部6の先端部を、スナップリング87をリング用溝82へ嵌め込むときのガイド位置(リング用溝82に対する開口側の端面に対向する位置)に位置させる。
なお、プッシャー部7の各プッシャー分割部72の先端部の外周側への移動量は、種々の移動量測定手段によって測定することができる。
より具体的には、複数のプッシャーロッド71を後退(上昇)させたときには、各プッシャーロッド71の先端部(前端部)に設けた各スライドブロック711を介して、各回動リンク73の一端部731が引かれて、各回動リンク73が反対側方向へ若干回動し、各回動リンク73の他端部732によって各プッシャー分割部72が外周側に若干スライドする。
なお、上記検査動作と押圧動作とは、1つの動作としてまとめて行うことができる。
そのため、1台の複合組付装置1によって迅速に各組付を行うことができ、組付に要する時間を短くすることができる。
また、プッシャー部7の各プッシャー分割部72の先端部によってスナップリング87をリング用溝82へ嵌め込むときには、押出チャック部6の先端部によって、スナップリング87を安定してリング用溝82へ導くことができる。これにより、スナップリング87を安定してリング用溝82へ嵌め込む(組み付ける)ことができる。
また、特に、本例の複合組付装置1は、FF用自動変速機のケースに比べて、奥行きが大きく(深さが深く)ワンウェイクラッチ86及びスナップリング87の組付が行い難いFR用自動変速機のケース8に対して、効果を発揮することができる。
12 メイン駆動源
2 メインベース部
21 当接ロッド
22 固定ホルダー
221 固定ロッド
3 スライドベース部
31 スライドロッド
41 位置決め部
42 カム係合スライド部
43 係合カム
5 部品保持部
50 回転駆動源
6 押出チャック部
61 チャックロッド
613 圧縮スプリング(弾性部材)
7 プッシャー部
70 補助駆動源
701 可動プレート
71 プッシャーロッド
73 回動リンク
8 FR用自動変速機のケース
81 組付穴
82 リング用溝
84 段差穴部
85 遊星歯車機構
851 軸部
852 リング部材(軸状部品)
86 ワンウェイクラッチ(円盤状部品)
87 スナップリング
L 組付方向
Claims (7)
- ケースにおける組付穴へ円盤状部品を組み付け、該円盤状部品の組付位置に隣接して上記組付穴の周方向に形成したリング用溝へ、C字形状を有するスナップリングを嵌め込むよう構成した複合組付装置であって、
該複合組付装置は、メイン駆動源と、
該メイン駆動源によって上記円盤状部品の組付方向に移動可能なメインベース部と、
該メインベース部に対して固定された固定ホルダーと、
上記メインベース部に対して上記組付方向に相対的にスライド可能な状態で支持されたスライドベース部と、
該スライドベース部に対して相対的にスライド可能に支持され、上記ケースに係合して、該ケースに対する上記円盤状部品及び上記スナップリングの径方向の位置決めを行う位置決め部と、
上記スライドベース部に支持され、上記円盤状部品を保持可能である部品保持部と、
チャックロッドを介して、上記固定ホルダー及び上記スライドベース部に対して相対的にスライド可能に支持され、上記部品保持部に保持する上記円盤状部品を押出可能であると共に上記スナップリングの外周をチャック可能である押出チャック部と、
上記固定ホルダーに支持され、上記押出チャック部によってチャックした状態の上記スナップリングを押出可能なプッシャー部と、
上記メインベース部に設けた当接部によって押されて、上記スライドベース部及び上記位置決め部に対して上記組付方向に相対的にスライド可能であるカム係合スライド部と、
上記スライドベース部又は上記位置決め部に回動可能に配設され、一端部が上記カム係合スライド部に当接可能である一方、他端部が上記押出チャック部の上記チャックロッドの後端部分に当接可能である係合カムとを有しており、
上記部品保持部に上記円盤状部品を保持すると共に、上記押出チャック部に上記スナップリングを保持した状態で、上記メイン駆動源を動作させて上記メインベース部を上記組付方向に前進させることによって、上記位置決め部を上記ケースに係合させる位置決め動作と、
上記メイン駆動源の動作を継続して上記メインベース部をさらに上記組付方向に前進させることによって、上記スナップリングを保持した状態の上記押出チャック部が上記位置決め部に対して相対的に前進して、上記押出チャック部の先端部によって上記部品保持部から上記円盤状部品を押し出して該円盤状部品を上記ケースにおける組付穴に組み付ける部品組付動作と、
上記メイン駆動源の動作を継続して上記メインベース部をさらに上記組付方向に前進させることによって、該メインベース部に設けた当接部によって押されて上記カム係合スライド部が上記位置決め部に対して相対的に前進し、上記カム係合スライド部が上記係合カムの一端部に当接して該係合カムを回動させると共に、該係合カムの他端部が上記押出チャック部の上記チャックロッドの後端部分に当接して、該押出チャック部が上記位置決め部に対して相対的に後退して、該押出チャック部の先端部を上記リング用溝への上記スナップリングのガイド位置に位置させるガイド準備動作と、
上記メイン駆動源の動作を継続して上記メインベース部をさらに上記組付方向に前進させることによって、上記カム係合スライド部が上記係合カムを回動させることなく該係合カムの一端部に対して摺動して、上記押出チャック部の先端部が上記ガイド位置に維持されると共に、上記プッシャー部が上記押出チャック部に対して相対的に前進して、該プッシャー部の先端部によって上記スナップリングを上記押出チャック部から押し出して上記リング用溝へ嵌め込むリング嵌込動作とを連続して行うよう構成したことを特徴とする複合組付装置。 - 請求項1において、上記メインベース部には、補助駆動源が配設してあり、該補助駆動源の可動部には、プッシャーロッドが配設してあり、
上記固定ホルダーには、一端部を上記プッシャーロッドに係合させると共に他端部を上記プッシャー部に係合させた回動リンクが、周方向の複数箇所に回動可能に配設してあり、
上記リング嵌込動作を行った後には、上記補助駆動源を動作させて上記プッシャーロッドを介して上記回動リンクを一方向へ回動させることによって、上記プッシャー部の先端部を上記リング用溝に嵌め込んだ上記スナップリングの内周面よりも内周側の位置へ移動させ、次いで、上記メイン駆動源を動作させて上記メインベース部をさらに上記組付方向に前進させることによって、上記固定ホルダーを介して上記プッシャー部の先端部を、上記リング用溝に嵌め込んだ上記スナップリングの内周面に対向する位置へ前進させ、次いで、上記補助駆動源を再び動作させて上記プッシャーロッドを介して上記回動リンクを上記一方向とは反対側方向へ回動させることによって、上記プッシャー部の先端部を上記スナップリングの内周面に当接するまで移動させ、当該プッシャー部の先端部が外周側へ移動した量に基づいて、上記リング用溝に上記スナップリングが嵌まり込んだことを検査する検査動作を行うよう構成したことを特徴とする複合組付装置。 - 請求項2において、上記検査動作において、上記プッシャー部の先端部を上記スナップリングの内周面に当接するまで移動させる際には、当該プッシャー部の先端部によって上記リング用溝に嵌め込んだ上記スナップリングの内周面を押圧する押圧動作を行うよう構成したことを特徴とする複合組付装置。
- 請求項1〜3のいずれか一項において、上記スライドベース部は、複数のスライドロッドを介して上記メインベース部に垂下状態で支持してあり、
上記位置決め部は、上記スライドベース部の外周側に垂下状態で支持してあり、
上記カム係合スライド部は、上記位置決め部の外周側に、上記組付方向の後退側へ付勢部材を介して付勢されると共に垂下状態で支持してあり、
上記係合カムは、上記位置決め部に対して周方向の複数箇所に回動可能に配設してあると共に、その上記一端部が上記位置決め部の外周面から突出したときには、その上記他端部が上記位置決め部内に収納され、一方、その上記他端部が上記位置決め部の内周面から突出したときには、その上記一端部が上記位置決め部内に収納されるよう回動可能であることを特徴とする複合組付装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項において、上記ケースは、自動変速機のケースであり、上記円盤状部品は、リング形状を有するワンウェイクラッチであり、該ワンウェイクラッチは、その内周に挿通配置した軸状部品が一方向に回転するときはその回転力を伝達する一方、上記軸状部品が逆方向に回転するときには空転するよう構成してあり、
上記部品保持部は、上記スライドベース部に対して回転可能な状態で支持されており、上記スライドベース部に配設した回転駆動源による回転力を受けて回転可能であり、
上記回転駆動源によって上記部品保持部を上記ワンウェイクラッチが空転する方向へ回転させながら、当該部品保持部を当該ワンウェイクラッチの内周に挿入して、当該部品保持部に当該ワンウェイクラッチを保持させるよう構成してあることを特徴とする複合組付装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項において、上記ケースは、自動変速機のケースであり、上記円盤状部品は、リング形状を有するピストン又は積層プレート部材であることを特徴とする複合組付装置。
- 請求項1〜6のいずれか一項において、上記固定ホルダーと上記押出チャック部との間には、弾性部材が配置してあり、
上記部品組付動作においては、上記押出チャック部は、上記弾性部材の反発力を受けて上記部品保持部から上記円盤状部品を押し出すよう構成してあることを特徴とする複合組付装置。
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