JP4788032B2 - ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物および成形体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、低ガス性、特に連続成形時の金型デポジット、冷熱性、低ソリ性が均衡して優れるポリフェニレンスルフィド樹脂組成物および成形体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ポリフェニレンスルフィド樹脂(以下PPS樹脂と略す。)は優れた耐熱性、剛性、寸法安定性、および難燃性などエンジニアプラスチックとしては好適な性質を有していることから、射出成形用を中心として各種電気・電子部品、機械部品および自動車部品などに広く使用されている。
【0003】
しかしながら、PPS樹脂は他のエンジニアリングプラスチックに比べ、靱性に劣る。又、金属をインサートして使用される用途などにおいて、低温と高温の繰り返しによる冷熱サイクル、あるいはサーマルショックに対して脆く、冷熱性に劣るという問題がある。
【0004】
このような現状から、PPS樹脂の衝撃性向上を目的にこれまでにいくつかのオレフィン系樹脂の検討がなされている。例えば、特昭開58−154757号公報にエポキシ基含有オレフィン系重合体としてα−オレフィンとα,β−不飽和酸のグリシジルエステルからなるオレフィン系共重合体を配合してなる組成物が、特開昭60−120753号公報にシリコーンゴム、エチレン−アクリルゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、ポリ(ブチルアクリレート)ゴムを配合してなる組成物が、特開昭59−113055号公報に熱可塑性エラストマを配合してなる組成物が、特開昭58−27740号公報に変性ブロック共重合体を配合してなる組成物が、特開昭56−118456号公報にブロック共重合体を配合してなる組成物が、特開昭56−118449号公報にブロック共重合体を配合してなる組成物が開示されているが、これらは、耐衝撃性向上の検討が記載されているのみであって、冷熱性の改良については全く言及されていない。又、この特性を改良するために、ゴム成分等を多く配合すると射出成形時に発生するガスが増加し、金型デポジットが悪化するという欠点があった。すなわちこれらの組成物は、ガス、金型デポジット、冷熱性とのバランスが十分といえるものではなかった。
【0005】
一方目的は異なるが、特開平2−251568号公報には、ポリアリーレンスルフィドにガラスフレークを使用することにより、低ソリ性に優れた電子部品が開示されており、実施例には、さらに、酸変性水添スチレンブタジエンエラストマーを配合してなる組成物が開示されているが、酸変性水添スチレンブタジエンエラストマーは低ガスに劣り十分といえるものではなかった。また、特開平2−292362号公報にガラスフレークを配合してなる組成物が開示されているが、これも上記同様冷熱性とガスのバランスについては全く言及されていない。さらに、特許第2751402号公報に変性ポリ(4−メチル−1−ペンテン)樹脂、ガラスフレーク、ガラス繊維を配合してなる組成物(ガラスフレーク/ガラス繊維=92.3/7.7重量%)が開示されているが、この組成物のガラスフレークとガラス繊維の比率の場合、強度が低く、冷熱性が十分といえるものではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる問題点に鑑み、低ガス性、特に連続成形時の金型デポジット、冷熱性、低ソリ性が均衡して優れるポリフェニレンスルフィド樹脂組成物および成形体を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、ガラスフレーク、ガラスフレーク以外の無機充填材、オレフィン系樹脂含有PPS樹脂組成物において、ガラスフレークとガラスフレーク以外の無機充填材を一定範囲内の比率にすることにより、上記問題点が解決されることを見出し、本発明に想達した。
【0008】
すなわち本発明は、
(1)(A)ポリフェニレンスルフィド樹脂100重量部に対し、(B)無機充填材40〜300重量部および(C1)エポキシ基、酸無水物基、アイオノマーから選ばれる少なくとも1種の官能基を含有するオレフィン系重合体を含む(C)オレフィン系樹脂2.5〜40重量部を配合してなるポリフェニレンスルフィド樹脂組成物であって、上記(B)成分が(B1)ガラスフレークおよび(B2)ガラスフレーク以外の無機充填材であって、(B1)成分および(B2)成分の合計に対する(B1)成分の割合が10〜70重量%、(B2)成分の割合が30〜90重量%である金属インサート部品用ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物。
(2)上記(1)記載のポリフェニレンスルフィド樹脂組成物の灰分が30〜65%である上記(1)記載の金属インサート部品用ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物。
(3)(B2)ガラスフレーク以外の無機充填材がガラス繊維である上記(1)〜(2)いずれか記載の金属インサート部品用ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物。
(4)(C)オレフィン系樹脂が(C1)エポキシ基、酸無水物基、アイオノマーから選ばれる少なくとも1種の官能基を含有するオレフィン系重合体および(C2)エポキシ基、酸無水物基、アイオノマーの官能基を含有しないオレフィン系重合体である上記(1)〜(3)いずれか記載の金属インサート部品用ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物。
(5)上記(1)〜(4)いずれか記載の金属インサート部品用ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物を用いて製造された金属をインサートして使用される成形体。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明で用いるポリフェニレンスルフィド樹脂(以下PPS樹脂と略す。)とは、下記構造式(I)で示される繰り返し単位を有する重合体であり、
【0010】
【化1】
Figure 0004788032
【0011】
耐熱性の点から、好ましくは上記構造式で示される繰り返し単位含む重合体を70モル%以上、より好ましくは90モル%以上含む重合体である。またPPSはその繰り返し単位の30モル%以下程度が、下記の構造を有する繰り返し単位等で構成されていてもよい。
【0012】
【化2】
Figure 0004788032
【0013】
本発明で用いられるPPSの溶融粘度は、溶融混練が可能であれば特に制限はないが、320℃、せん断速度1000sec-1の条件下の測定値として5〜2,000Pa・s、さらに好ましくは10〜200Pa・sであるのがよい。
【0014】
かかる特性を満たすPPSは、特公昭45−3368号公報で代表される製造方法により得られる比較的分子量の小さな重合体を得る方法、或いは特公昭52−12240号公報や特開昭61−7332号公報に記載される比較的分子量の大きな重合体を得る方法などの公知の方法によって製造できる。
【0015】
上記により得られたPPS樹脂は、そのまま使用してもよく、また空気中加熱による架橋/高分子量化、窒素などの不活性ガス雰囲気下或は減圧下での熱処理、また、有機溶媒、熱水、酸水溶液などによる洗浄を施した上で使用することも可能である。
【0016】
有機溶媒で洗浄する場合、用いる有機溶媒としてはPPSを分解する作用を有しないものであれば特に制限はなく、例えば、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアルデヒド、ジメチルアセトアミド、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、ヘキサメチルホスホラスアミド、ピペラジノン類などの含窒素極性溶媒、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホン、スルホランなどのスルホキシド・スルホン系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、アセトフェノンなどのケトン系溶媒、ジメチルエ−テル、ジプロピルエ−テル、ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエ−テル系溶媒、クロロホルム、塩化メチレン、トリクロロエチレン、2塩化エチレン、パ−クロルエチレン、モノクロルエタン、ジクロルエタン、テトラクロルエタン、パ−クロルエタン、クロルベンゼンなどのハロゲン系溶媒、メタノ−ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、ブタノ−ル、ペンタノ−ル、エチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、フェノ−ル、クレゾ−ル、ポリエチレングリコ−ル、ポリプロピレングリコ−ルなどのアルコ−ル・フェノ−ル系溶媒、及びベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶媒などが挙げられる。
【0017】
洗浄温度についても特に制限はなく、通常、常温〜300℃程度が選択される。酸水溶液で洗浄する場合、用いる酸としてはPPSを分解する作用を有しないものであれば特に制限はなく、例えば、酢酸、塩酸、硫酸、リン酸、珪酸、炭酸及びプロピル酸などが挙げられる。また、酸無水物基、エポキシ基、イソシアネ−ト基などの官能基含有化合物による活性化などの種々の処理を施した上で使用することも可能である。
【0018】
本発明で用いる(B)無機充填材における(B1)ガラスフレークとしては、通常、厚さ1〜10μm、粒径は数平均で10〜4000μm、SiO2を45〜75重量%含有している無アルカリガラス(Eガラス)、含アルガリガラス(Cガラス)のものを使用することができる。また、PPS樹脂組成物および成形体中の上記(B1)の粒径は数平均で5〜500μm、特に、10〜200μであることが、冷熱性、低ソリ性を得る上で好ましい。なお、上記(B1)の数平均粒径はPPS樹脂組成物および成形体を700℃で2時間焼成した後、得られる残存粉体を電子顕微鏡にて観察し、任意の1000個について最も長い部位を測定し数平均したものである。
【0019】
かかる(B1)ガラスフレークをイソシアネート系化合物、有機シラン系化合物、有機チタネート系化合物、有機ボラン系化合物、エポキシ化合物などのカップリング剤で予備処理して使用することは耐熱性、機械強度、冷熱性を高める上でより好ましい。
【0020】
(B1)ガラスフレークのカップリング剤付着量は、ガラスフレーク100重量部に対して、0.2〜1.0重量%であることが好ましい。なお、ガラスフレークのカップリング剤付着量はガラスフレーク5gを110℃で1時間予備乾燥する。ガラスフレークの重量を測定し、625℃の雰囲気で15分処理後、再度ガラスフレークの重量を測定する。625℃の処理による重量の減量を、処理前のガラスフレークの重量を徐してパーセント表示したものである。
【0021】
本発明で用いる(B)無機充填材における(B2)ガラスフレーク以外の無機充填材としては、ガラスフレーク以外は特に制限はなく、繊維状であっても非繊維状であってもよい。かかる繊維状および/または非繊維状充填材は、ガラス繊維、ガラスミルドファイバー、炭素繊維、ワラステナイト繊維、チタン酸カリウムウィスカー、炭酸カルシウムウィスカー、酸化亜鉛ウィスカー、硼酸アルミニウムウィスカー、アルミナ繊維、炭化珪素繊維、セラミック繊維、アスベスト繊維、石コウ繊維、金属繊維などの繊維状充填材、ワラステナイト、ゼオライト、セリサイト、カオリン、マイカ、クレー、パイロフィライト、ベントナイト、アスベスト、タルク、アルミナシリケートなどの珪酸塩、アルミナ、酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化鉄などの金属化合物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイトなどの炭酸塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウムなどの硫酸塩、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウムなどの水酸化物、ガラスビーズ、セラミックビーズ、窒化ホウ素、炭化珪素、カーボンブラック、金属粉末およびシリカなどの非繊維状充填材が挙げられ、これらは中空であってもよく、さらにはこれら充填材を2種以上併用することも可能である。
【0022】
かかる(B2)ガラスフレーク以外の無機充填材をイソシアネート系化合物、有機シラン系化合物、有機チタネート系化合物、有機ボラン系化合物、エポキシ化合物などのカップリング剤で予備処理して使用することも可能である。
【0023】
特に、ガラス繊維、ガラスビーズ、炭酸カルシウム、タルクを用いることは、低ガス性、冷熱性、低ソリ性のバランスを得る上で好ましい。
【0024】
上記(B)無機充填材の配合量は(A)PPS樹脂100重量部に対して、40〜300重量部、好ましくは65〜260重量部、より好ましくは80〜200重量部である。配合量が少な過ぎるあるいは配合量が多過ぎると機械的強度、冷熱性が不十分となる傾向にある。
【0025】
上記(B)無機充填材における(B1)ガラスフレークおよび(B2)ガラスフレーク以外の無機充填材の割合は、(B1)成分および(B2)成分の合計に対する(B1)成分の割合10〜70重量%、(B2)成分の割合が30〜90重量%であり、強度、冷熱性、低ソリ性のバランスを得る上で(B1)成分が15〜65重量%、(B2)成分が35〜85重量%であることが好ましく、(B1)成分が20〜60重量%、(B2)成分が40〜80重量%であることがより好ましい。(B)無機充填材における(B1)ガラスフレークの割合が多すぎると強度が低く、冷熱性が不十分の傾向であり、少なすぎるとソリ、冷熱性が不十分の傾向となり好ましくない。
【0026】
本発明で用いる(C)オレフィン系樹脂とは、オレフィンを(共)重合した重合体であり、具体的には、オレフィン系(共)重合体、およびそれらにエポキシ基、酸無水物基、アイオノマーなどの官能基を有する単量体成分(以下、官能基含有成分と略す。)を導入して得られるオレフィン系(共)重合体(変性オレフィン系(共)重合体)などが挙げられる。
【0027】
本発明においてオレフィン系樹脂は1種または2種以上で使用することも可能である。
【0028】
オレフィン系重合体としては、エチレン、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチルペンテン−1、イソブチレンなどのα−オレフィン単独または2種以上を重合して得られる重合体、α−オレフィンとアクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチルなどのα,β−不飽和酸およびそのアルキルエステルとの共重合体などが挙げられる。
【0029】
オレフィン系重合体の好適な具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/プロピレン共重合体、エチレン/ブテン−1共重合体、エチレン/アクリル酸メチル共重合体、エチレン/アクリル酸エチル共重合体、エチレン/アクリル酸ブチル共重合体、エチレン/メタクリル酸メチル共重合体、エチレン/メタクリル酸エチル共重合体、エチレン/メタクリル酸ブチル共重合体などが挙げられる。
【0030】
変性オレフィン系(共)重合体にエポキシ基、酸無水物基、アイオノマーなどの官能基を有する単量体成分を導入するための官能基含有成分の例としては、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸、エンドビシクロ−(2,2,1)−5−ヘプテン−2,3−ジカルボン酸、エンドビシクロ−(2,2,1)−5−ヘプテン−2,3−ジカルボン酸無水物などの酸無水物基を含有する単量体、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、エタクリル酸グリシジル、イタコン酸グリシジル、シトラコン酸グリシジルなどのエポキシ基を含有する単量体、カルボン酸金属錯体などのアイオノマーを含有する単量体が挙げられる。
【0031】
これら官能基含有成分を導入する方法は特に制限なく、共重合せしめたり、オレフィン重合体にラジカル開始剤を用いてグラフト導入するなどの方法を用いることができる。官能基含有成分の導入量は変性オレフィン重合体全体に対して0.001〜40モル%、好ましくは0.01〜35モル%の範囲内であるのが適当である。
【0032】
本発明で特に有用なオレフィン重合体にエポキシ基、酸無水物基、アイオノマーなどの官能基を有する単量体成分を導入して得られるオレフィン(共)重合体の具体例としては、エチレン/プロピレン−g−メタクリル酸グリシジル共重合体(”g”はグラフトを表す、以下同じ)、エチレン/ブテン−1−g−メタクリル酸グリシジル共重合体、エチレン/アクリル酸グリシジル共重合体、エチレン/メタクリル酸グリシジル共重合体、エチレン/アクリル酸メチル/メタクリル酸グリシジル共重合体、エチレン/メタクリル酸メチル/メタクリル酸グリシジル共重合体、エチレン/プロピレン−g−無水マレイン酸共重合体、エチレン/ブテン−1−g−無水マレイン酸共重合体、エチレン/アクリル酸メチル−g−無水マレイン酸共重合体、エチレン/アクリル酸エチル−g−無水マレイン酸共重合体、エチレン/メタクリル酸メチル−g−無水マレイン酸共重合体、エチレン/メタクリル酸エチル−g−無水マレイン酸共重合体、エチレン/メタクリル酸共重合体の亜鉛錯体、エチレン/メタクリル酸共重合体のマグネシウム錯体、エチレン/メタクリル酸共重合体のナトリウム錯体などを挙げることができる。
【0033】
好ましいものとしては、エチレン/メタクリル酸グリシジル共重合体、エチレン/アクリル酸メチル/メタクリル酸グリシジル共重合体、エチレン/メタクリル酸メチル/メタクリル酸グリシジル共重合体、エチレン/ブテン−1−g−無水マレイン酸共重合体、エチレン/アクリル酸エチル−g−無水マレイン酸共重合体などが挙げられる。
【0034】
とりわけ好ましいものとしては、エチレン/メタクリル酸グリシジル共重合体、エチレン/アクリル酸メチル/メタクリル酸グリシジル共重合体、エチレン/メタクリル酸メチル/メタクリル酸グリシジル共重合体などが挙げられる。
【0035】
上記(C)オレフィン系樹脂の配合量は(A)PPS樹脂100重量部に対して、2.5〜40重量部、好ましくは4〜30重量部、より好ましくは5〜20重量部である。配合量が少な過ぎると冷熱性が不十分の傾向にあり、配合量が多過ぎると流動性、低ガス性、連続成形時の金型デポジット、冷熱性が不十分となる傾向にある。
【0036】
さらに、本発明のPPS樹脂組成物には本発明の効果を損なわない範囲において、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリアセタール樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリサルフォン樹脂、ポリアリルサルフォン樹脂、ポリケトン樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアリレート樹脂、液晶ポリマー、ポリエーテルサルフォン樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、ポリチオエーテルケトン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、四フッ化ポリエチレン樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂、ポリアミドエラストマ、ポリエステルエラストマ等の熱可塑性樹脂、イソシアネート系化合物、有機シラン系化合物、有機チタネート系化合物、有機ボラン系化合物、エポキシ化合物などのカップリング剤、ポリアルキレンオキサイドオリゴマ系化合物、チオエーテル系化合物、エステル系化合物、有機リン系化合物などの可塑剤、タルク、カオリン、有機リン化合物、ポリエーテルエーテルケトンなどの結晶核剤、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、モンタン酸ワックス類、ステアリン酸リチウム、ステアリン酸アルミ等の金属石鹸、エチレンジアミン・ステアリン酸・セバシン酸重宿合物、シリコーン系化合物などの離型剤、次亜リン酸塩などの着色防止剤、酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線防止剤、着色剤、難燃剤、発泡剤などの通常の添加剤を配合することができる。
【0037】
本発明において有機シランなどのカップリング剤を配合することは、冷熱性をさらに高める上で好ましい。
【0038】
上記有機シランの配合量は(A)PPS樹脂100重量部に対して、0.1〜3重量部であり、好ましくは0.5〜2.5重量部である。
【0039】
本発明で用いられるPPS組成物の調製方法は特に制限はないが、原料の混合物を単軸あるいは2軸の押出機、バンバリ−ミキサ−、ニ−ダ−、ミキシングロ−ルなど通常公知の溶融混合機に供給して280〜380℃の温度で混練する方法などを例として挙げることができる。また、原料の混合順序にも特に制限はなく、全ての原材料を配合後上記の方法により溶融混練する方法、一部の原材料を配合後上記の方法により溶融混練し、さらに残りの原材料を配合し溶融混練する方法、あるいは一部の原材料を配合後単軸あるいは二軸の押出機により溶融混練中にサイドフィーダーを用いて残りの原材料を混合する方法など、いずれの方法を用いてもよい。また、少量添加剤成分については、他の成分を上記の方法などで混練しペレット化した後、成形前に添加して成形に供することももちろん可能である。
【0040】
本発明のPPS樹脂組成物は、通常、灰分30〜65%となるように調整されるのが好ましい。なかでも灰分は40〜63%であることがより好ましく、45〜61%であることがさらに好ましい。
【0041】
なお、灰分は樹脂組成物のペレット1gをルツボに入れ、ガスバーナーで燃焼後、700℃の電気炉で2時間灰化後、灰化後の重量をガスバーナー処理前のペレットの重量で徐してパーセント表示したのが灰分である。
【0042】
本発明により得られたPPS樹脂組成物は、射出成形、押出成形、圧縮成形、吹込成形、射出圧縮成形など各種公知の成形法により成形することが可能であり、なかでも射出成形により成形することが好ましい。
【0043】
本発明により得られたPPS樹脂組成物は、低ガス性、特に連続成形時の金型デポジット、冷熱性、低ソリ性のバランスに優れた樹脂組成物であり、かかる特性を生かしてコネクター、コイルをはじめとする電気電子部品用途、センサー、LED、ランプソケット、抵抗器、リレーケース、小型スイッチ、コイルボビン、コンデンサー、バリコンケース、光ピックアップ、発振子、各種端子板、変成器、プラグ、プリント基板、チューナー、スピーカー、マイクロフォン、ヘッドフォン、小型モーター、磁気ヘッドベース、パワーモジュール、半導体、液晶、FDDキャリッジ、FDDシャーシ、モーターブラッシュホルダー、パラボナアンテナ、コンピューター関連部品等に代表されるその他電子部品;発電機、電動機、変圧器、変流器、電圧調整器、整流器、インバーター、継電器、電力用接点、開閉器、遮断機、ナイフスイッチ、他極ロッド、電気部品キャビネットなどの電気機器部品用途、VTR部品、テレビ部品、アイロン、ヘアードライヤー、炊飯器部品、電子レンジ部品、音響部品、オーディオ・レーザーディスク・コンパクトディスク等の音声機器部品、照明部品、冷蔵庫部品、エアコン部品、タイプライター部品、ワードプロセッサー部品等に代表される家庭、事務電気製品部品;オフィスコンピューター関連部品、電話器関連部品、ファクシミリ関連部品、複写機関連部品、洗浄用冶具、モーター部品、ライター、タイプライターなどに代表される機械関係部品;顕微鏡、双眼鏡、カメラ、時計等に代表される光学機器、精密機械関連部品;オルタネーターターミナル、オルタネータコネクタ、ICレギレータケース、ライトディヤー用ポテンシオメーターベース、排気ガスバルブ等の各種バルブ、燃料関係・排気系・吸気系各種パイプ、エアーインテークノズルスノーケル、インテークマニホールド、燃料ポンプ、エンジン冷却水ジョイント、キャブレターメインボディ、キャブレタースペーサー、排気ガスセンサー、冷却水センサー、油温センサー、ブレーキパットウェアーセンサー、スロットルポジションセンサー、クランクシャフトポジションセンサー、エアーフローメーター、ブレーキパッド摩耗センサー、エアコン用サーモスタットベース、暖房温風フローコントロールバルブ、ラジエーターモーター用ブラッシュホルダー、ウォーターホンプインペラー、タービンベイン、ワイパーモーター関係部品、デュストリビューター、スタータースイッチ、スターターリレー、トランスミッション用ワイヤーハーネス、ウィンドウォッシャーノズル、エアコンパネルスイッチ基板、燃料関係電磁気弁用コイル、ヒューズ用コネクター、ホーンターミナル、電装部品絶縁板、ステップモーターローター、ランプソケット、ランプリフレクター、ランプハウジング、ブレーキピストン、ソレノイドボビン、エンジンオイルフィルター、点火装置ケース等の自動車・車両関連部品等々、各種用途に有用できる。
【0044】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
【0045】
実施例および比較例の中で述べられる灰分、金型デポジット、冷熱性、ソリは次の方法に従った。
【0046】
[灰分の測定]
樹脂組成物のペレット1gをルツボに入れ、ガスバーナーで燃焼後、700℃の電気炉で2時間灰化後、灰化後の重量をガスバーナー処理前のペレットの重量で徐してパーセント表示したのが灰分である。
【0047】
[連続成形時の金型デポジットの評価]
シリンダ温度320℃、金型温度130℃、金型充填最終部のガスベントのクリアランス10μmの条件で1000ショット連続成形後、金型ガスベントを目視にて観察した。評価は金型充填最終部のガスベントのクリアランス10μmのところにデポジットが認められないものを優、金型充填最終部のガスベントのクリアランス10μmのところにデポジットが認められるものを不可とした。
【0048】
[冷熱性の評価]
シリンダー温度320℃、金型温度130℃の条件で金属ブロックをインサート成形した、図1に示す金属インサートテストピースを用いた。これを130℃×1hrで処理後、−40℃×1hrで処理することを1サイクルとして、冷熱サイクル処理し、10サイクル毎に目視によりクラック発生有無を確認した。クラック発生が認められた冷熱サイクル処理数を耐冷熱性とした。数値が高いほど冷熱性に優れていることになる。
【0049】
図1(a)は金属インサートテストピースの上面図であり図1(b)はその側面図である。
【0050】
48.6×48.6×28.6mmのインサート金属を射出成形にて、樹脂で被覆する(インサート成形)。得られたテストピースは50×50×30mmの直方体であり、モールド肉厚は0.7±0.3mmである。
【0051】
[ソリの評価]
シリンダー温度320℃、金型温度130℃の条件で35×35×25mm、肉厚1.5mmの箱型形状の試験片を成形し、ミツトヨ(株)製3次元寸法測定機で内ソリ量を測定した。数値が低いほどソリが優れていることになる。
【0052】
[参考例1(PPSの製造)]
PPS−1の製造
攪拌機付きオートクレーブに硫化ナトリウム9水塩6.005kg(25モル)、酢酸ナトリウム0.205kg(2.5モル)およびNMP5kgを仕込み、窒素を通じながら徐々に205℃まで昇温し、水3.6リットルを留出した。次に反応容器を180℃に冷却後、1,4−ジクロロベンゼン3.719kg(25.3モル)ならびにNMP3.7kgを加えて、窒素下に密閉し、270℃まで昇温後、270℃で2.5時間反応した。冷却後、反応生成物を温水で5回洗浄し、次に100℃に加熱されNMP10kg中に投入して、約1時間攪拌し続けたのち、濾過し、さらに熱湯で数回洗浄した。これを90℃に加熱されたpH4の酢酸水溶液25リットル中に投入し、約1時間攪拌し続けたのち、濾過し、濾過のpHが7になるまで約90℃のイオン交換水で洗浄後、80℃で24時間減圧乾燥して、MFR600(g/10min)のPPS−1を得た。
【0053】
PPS−2の製造
攪拌機付きオートクレーブに水硫化ナトリウム水溶液4.67kg(水硫化ナトリウム25モル)、50%水酸化ナトリウム2.00kg(水酸化ナトリウム25モル)ならびにN−メチル−2−ピロリドン(以下NMPと略す。)8kgを仕込み、撹拌しながら徐々に205℃まで昇温し、水3.8kgを含む留出水4.1リットルを除去した。残留混合物に1,4−ジクロロベンゼン3.75kg(25.5モル)ならびにNMP2kgを加えて、230℃で1時間、更に260℃で30分加熱した。反応生成物を温水で5回洗浄し、80℃で24時間減圧乾燥して、MFR2000(g/10min)のPPS−2を得た。
【0054】
PPS−3の製造
上記同様にして重合を行い、230℃で16時間加熱処理して、MFR550(g/10min)のPPS−3を得た。
【0055】
[実施例および比較例で用いた配合材]
(A)PPS樹脂:PPS−1、PPS−2、PPS−3
(B1)ガラスフレーク:無アルカリガラス、厚さ5μm、数平均粒径600μm、カップリング剤付着量0.4重量%。日本板硝子(株)製 REFG−111。
【0056】
(B2)ガラスフレーク以外の無機充填材
ガラス繊維:無アルカリガラス、繊維径10μm、カップリング剤付着量0.4重量%。日本電気硝子(株)製 T−747GH。
ガラスビーズ:東芝バロティーニ(株) EGB731B2。
炭酸カルシウム:白石工業(株)製 P−10。
タルク:林化成(株)製 PK−S
(C)オレフィン系樹脂
オレフィン−1:エチレン/グリシジルメタクリレート=88/12(重量%)共重合体(住友化学工業製:BF−E)。
オレフィン−2:エチレン/ブテン−1=82/18(重量%)共重合体(三井化学製:タフマーA4085)。
有機シラン化合物:2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン
ジエン系エラストマ:スチレン/ブタジエン=30/70(重量%)(旭化成工業製:タフプレン200)。
【0057】
実施例1〜9
前述のようにして用意したPPS、ガラスフレーク、ガラスフレーク以外の無機充填材、オレフィン系樹脂、有機シランを表1に示す割合でドライブレンドした後、320℃の押出条件に設定したスクリュー式押出機により溶融混練後ペレタイズした。得られたペレットを乾燥後、射出成形機を用いて、シリンダー温度320℃、金型温度130℃の条件で射出成形することにより、所定の特性評価用試験片を得た。得られた試験片およびペレットについて、前述した方法で灰分、金型デポジット性、冷熱性、ソリを測定した。その結果を表1に示す。
【0058】
ここで得られた樹脂組成物および成形体は、低ガス性、特に金型デポジット、冷熱性、ソリのバランスに優れ、実用価値の高いものであった。
【0059】
比較例1
実施例1と同様にして、表1に示す割合でドライブレンド、溶融混練、ペレタイズ、成形、評価を行った。その結果を表1に示す。
【0060】
ガラスフレークとガラスフレーク以外の無機充填材の配合割合が本発明範囲外の場合、冷熱性が低いものであった。
【0061】
比較例2
オレフィン系樹脂を用いないこと以外は実施例1と同様にして、表1に示す割合でドライブレンド、溶融混練、ペレタイズ、成形、評価を行った。その結果を表1に示す。
【0062】
オレフィン系樹脂を用いない組成物は、冷熱性が十分でなく、実用レベルではなかった。
【0063】
比較例3
オレフィン系樹脂を用いないこと以外は実施例1と同様にして、表1に示す割合でドライブレンド、溶融混練、ペレタイズ、成形、評価を行った。その結果を表1に示す。
【0064】
オレフィン系樹脂の配合量が多すぎると、金型デポジットが多く、実用レベルではなかった。
【0065】
比較例4
ガラスフレークを用いないこと以外は実施例1と同様にして、表1に示す割合でドライブレンド、溶融混練、ペレタイズ、成形、評価を行った。その結果を表1に示す。
【0066】
ガラスフレークを用いない組成物は、冷熱性が低く、ソリが大きいものであった。
【0067】
比較例5
ジエン系樹脂を用いたこと以外は実施例1と同様にして、表1に示す割合でドライブレンド、溶融混練、ペレタイズ、成形、評価を行った。その結果を表1に示す。
【0068】
ジエン系樹脂を用いた場合、金型デポジットが多く、実用レベルではなかった。
【0069】
比較例6
ガラスフレークのかわりにタルクを用いた以外は実施例1と同様にして、表1に示す割合でドライブレンド、溶融混練、ペレタイズ、成形、評価を行った。その結果を表1に示す。
【0070】
ガラスフレークのかわりにタルクを用いた組成物は、冷熱性が低く、ソリが大きいものであった。
【0071】
【表1】
Figure 0004788032
【0072】
【発明の効果】
本発明のPPS樹脂は低ガス性、特に金型デポジット、冷熱性、低ソリ性が均衡して優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は金属インサートテストピースの上面図であり、図1(b)はその側面図である。
【符号の説明】
1.インサート金属
2.ゲート
3.金属インサートテストピース

Claims (5)

  1. (A)ポリフェニレンスルフィド樹脂100重量部に対し、(B)無機充填材40〜300重量部および(C1)エポキシ基、酸無水物基、アイオノマーから選ばれる少なくとも1種の官能基を含有するオレフィン系重合体を含む(C)オレフィン系樹脂2.5〜40重量部を配合してなるポリフェニレンスルフィド樹脂組成物であって、上記(B)成分が(B1)ガラスフレークおよび(B2)ガラスフレーク以外の無機充填材であって、(B1)成分および(B2)成分の合計に対する(B1)成分の割合が10〜70重量%、(B2)成分の割合が30〜90重量%である金属インサート部品用ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物。
  2. 請求項1記載のポリフェニレンスルフィド樹脂組成物の灰分が30〜65%である請求項1記載の金属インサート部品用ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物。
  3. (B2)ガラスフレーク以外の無機充填材がガラス繊維である請求項1〜2いずれか記載の金属インサート部品用ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物。
  4. (C)オレフィン系樹脂が(C1)エポキシ基、酸無水物基、アイオノマーから選ばれる少なくとも1種の官能基を含有するオレフィン系重合体および(C2)エポキシ基、酸無水物基、アイオノマーの官能基を含有しないオレフィン系重合体である請求項1〜3いずれか記載の金属インサート部品用ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物。
  5. 請求項1〜4いずれか記載の金属インサート部品用ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物を用いて製造された金属をインサートして使用される成形体。
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