JP4786028B2 - 抗アレルギー剤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒスタミン遊離抑制作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、活性酸素消去作用またはラジカル消去作用を有し、アレルギー性疾患や炎症性疾患の予防・治療に有用な植物抽出物を含有する各種薬剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎など、アレルギー反応を通じて発症するアレルギー性疾患は、子供から成人にまで及ぶ広い年代層において見られる現代病の一つとなっている。その原因となるアレルギー反応はI型からIV型に分けられる。例えば、アレルギー性鼻炎や気管支喘息に代表されるI型アレルギー(即時型アレルギー)においては、肥満細胞や好塩基球からヒスタミン、ロイコトリエン、プロスタグランジン等のケミカルメディエーターが放出され、これらケミカルメディエーターが鼻炎や喘息などの症状を伴う炎症反応を引き起こす。また、アレルギー性接触性皮膚炎に代表されるIV型アレルギー(遅延型アレルギー)においては、T細胞が放出するサイトカインが好酸球やマクロファージを活性化し集積させ、炎症反応を引き起こす。
【0003】
このようなアレルギー反応やそれに伴う炎症反応は、体内におけるヒスタミン遊離、血小板凝集、活性酸素やラジカルの発生などが原因となって生じる。
【0004】
ヒスタミン遊離は、肥満細胞内のヒスタミンが細胞外に遊離する現象で、遊離されたヒスタミンが炎症反応を引き起こす。このため、ヒスタミン遊離を阻害・抑制する物質によりアレルギー性疾患や炎症性疾患を予防・治療する試みがなされており、そのようなヒスタミン遊離抑制剤として、トラニラスト、クロモグリク酸ナトリウム、バイカリン、バイカレイン、塩酸プロメタジン等が用いられてきた。しかしながら、これらの物質はいずれも副作用があり、安全性の点で問題となっていた。
【0005】
血小板凝集は、アラキドン酸カスケードのホスホリパーゼAの活性化を招き、それにより放出されたロイコトリエンBやプロスタグランジンE等が炎症反応を引き起こす。このため、血小板の凝集を阻害・抑制する物質によりアレルギー性疾患や炎症性疾患を予防・治療する試みがなされており、そのような血小板凝集阻害物質として、アスピリン、チクロピジン、スルフィピラゾン等が用いられてきた。しかしながら、これらの物質はいずれも副作用があり、安全性の点で問題となっていた。
一方、血小板の凝集は血小板中のサイクリックAMPの濃度と関係があり、サイクリックAMPホスホジエステラーゼによってサイクリックAMPが分解されてサイクリックAMPの濃度が低下すると、血小板は凝集しやすくなる。従って、サイクリックAMPホスホジエステラーゼの作用を抑制してサイクリックAMP濃度の低下を防止すれば、血小板凝集を防止できるものと考えられる。
【0006】
活性酸素やラジカルは、体内で過剰に産生されたり、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)による消去が不十分であったりして、体内における濃度が高くなると、アレルギー性炎症を生じさせるだけでなく、様々な組織障害の原因となる。特に、皮膚は紫外線など環境因子の刺激を直接受けるため活性酸素やラジカルが発生しやすい器官であり、活性酸素やラジカルは、コラーゲン等の生体組織を分解、変性あるいは架橋したり、油脂類を酸化して細胞に障害を与える過酸化脂質を生成したりして、皮膚のしわ形成や弾力性低下等の皮膚の老化を引き起こす。このため、活性酸素消去物質やラジカル消去物質を安全性の点で有利な天然物から得る試みがなされており、ウワミズザクラのプルヌソールA、ユーカリ等のエラグ酸、大麦、黒米、黒インゲン等の穀類のフラボノイド類、茶のカテキン、ゴマのセサミン類、セージ、ローズマリー等のハーブ類に含まれるカルノソールやロズマノール等の有効性が確認されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
アレルギー反応やそれに伴う炎症反応を阻害・抑制し、アレルギー性疾患や炎症性疾患を予防・治療するには、その原因となるヒスタミン遊離、サイクリックAMPホスホジエステラーゼによるサイクリックAMPの分解、活性酸素や生体内ラジカルの発生等を阻害・抑制することが有用であると考えられる。また、活性酸素や生体内ラジカルの発生の阻害・抑制により、過酸化脂質の生成の抑制等を通じて皮膚のしわ形成や弾力性低下等の皮膚の老化を予防・治療できるものと考えられる。
【0008】
そこで、本発明は、第一に、天然物の中からヒスタミン遊離抑制作用を有するものを見出し、それを有効成分としたヒスタミン遊離抑制剤を提供することを目的とする。
また、本発明は、第二に、天然物の中からサイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用を有するものを見出し、それを有効成分としたサイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、第三に、天然物の中から活性酸素消去作用を有するものを見出し、それを有効成分とした活性酸素消去剤を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、第四に、天然物の中からラジカル消去作用を有するものを見出し、それを有効成分としたラジカル消去剤を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、第五に、天然物の中から、ヒスタミン遊離抑制作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、活性酸素消去作用またはラジカル消去作用を有するものを見出し、それを有効成分とした抗アレルギー剤を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、第六に、天然物の中から、ヒスタミン遊離抑制作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、活性酸素消去作用またはラジカル消去作用を有するものを見出し、それを有効成分とした抗炎症剤を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明により提供されるヒスタミン遊離抑制剤、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤、活性酸素消去剤、ラジカル消去剤、抗アレルギー剤および抗炎症剤は、ランタナ(Lantana camara L.)の根部からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明において、「抽出物」には、抽出処理によって抽出原料から得られる抽出液、該抽出液の希釈液もしくは濃縮液、該抽出液を乾燥して得られる乾燥物、またはこれらの粗精製物もしくは精製物のいずれもが含まれる。
【0011】
本発明においては、抽出原料として、ランタナの根部を使用する。ランタナはクマツヅラ科に属する小低木である。ランタナは、花の色が時間の経過とともに黄色から赤色に変化することから、シチヘンゲ(七変化)またはコウオウカ(紅黄花)という和名で呼ばれることもある。ランタナは、葉部に有毒物質を含むため、草食性家畜の牧場では有害な植物とされている。しかしながら、この有毒物質はランタナの根部には含まれていないので、本発明のヒスタミン遊離抑制剤、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤、活性酸素消去剤、ラジカル消去剤、抗アレルギー剤および抗炎症剤が毒性を示すことはない。
【0012】
本発明においては、抽出原料として、天日、乾燥機等によって予め乾燥し、細切り、粉砕または粗砕しておいたものを使用することが好ましく、抽出溶媒として、極性溶媒を使用することが好ましい。ランタナの根部に含まれるヒスタミン遊離抑制作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、活性酸素消去作用またはラジカル消去作用を示す成分は極性溶媒を用いた抽出処理によって、ランタナの根部から容易に抽出することができる。
【0013】
好適な極性溶媒の具体例としては、水、親水性有機溶媒等を例示することができ、これらを単独で又は2種類以上を組み合わせて使用することができる。
【0014】
本発明において抽出溶媒として使用し得る水には、純水、水道水、井戸水、湧水、淡水等の他、これらに各種処理を施したもの(例えば精製水)が含まれる。水に施す処理としては、例えば、加熱、殺菌、滅菌、ろ過、イオン交換、浸透圧の調整、緩衝化等が含まれる。従って、本発明において抽出溶媒として使用し得る水には、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等も含まれる。
【0015】
本発明において抽出溶媒として使用し得る親水性有機溶媒としては、低級脂肪族アルコール、含水の低級脂肪族アルコール等を例示することができる。低級脂肪族アルコールの具体例としては、メタノール、エタノール、プロパノール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、イソプレングリコール等を例示することができる。
【0016】
本発明において、2種以上の極性溶媒の混合液を抽出溶媒として使用する場合、その混合比は適宜調整することができる。例えば、水と低級脂肪族アルコールとの混合液を使用する場合には、水と低級脂肪族アルコールとの混合比を7:3〜2:8(重量比)とすることができる。
【0017】
本発明における抽出処理は、ランタナの根部に含まれる可溶性成分を抽出溶媒に溶出させ得る限り特に限定されず、常法に従って行なうことができる。抽出処理の際には、特殊な抽出方法を採用する必要はなく、室温ないし還流加熱下において任意の装置を使用することができる。
【0018】
抽出方法としては、抽出溶媒中に抽出原料を長時間常温で浸漬して抽出する方法や、抽出溶媒の沸点以下の温度に加熱し攪拌しながら抽出する方法、あるいは抽出溶媒の沸点付近で加熱還流下にて抽出する方法を例示することができる。この際、抽出溶媒量は、抽出原料の通常5〜15倍量(重量比)であり、抽出時間は、通常1〜3時間であり、抽出温度は、通常常温〜95℃である。
【0019】
抽出処理により可溶性成分を溶出させた後、ろ過、遠心分離等の処理を施して抽出残渣を除くことにより抽出液を得ることができる。得られた抽出液は、該抽出液の希釈液若しくは濃縮液、該抽出液の乾燥物、又はこれらの粗精製物若しくは精製物を得るために、常法に従って希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施してもよい。
【0020】
精製等の処理は、例えば、活性炭処理、吸着樹脂処理、イオン交換樹脂処理等によって行なうことができ、これらの処理は、ランタナの根部からの抽出物の生理作用(ヒスタミン遊離抑制作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、活性酸素消去作用またはラジカル消去作用)の低下を招かない範囲で行なう。
【0021】
以上のようにして得られるランタナの根部からの抽出物は、ヒスタミン遊離抑制作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、活性酸素消去作用またはラジカル消去作用を有する。これらの作用の作用機序は、現在までのところ判明していないが、ランタナの根部からの抽出物がこれらの作用を有することは後述する実施例によって裏付けられる。
【0022】
ランタナの根部からの抽出物は、そのままでもヒスタミン遊離抑制剤、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤、活性酸素消去剤、ラジカル消去剤、抗アレルギー剤または抗炎症剤として使用することができるが、常法に従って製剤化して使用することもできる。製剤化する場合、保存や取扱いを容易にするために、デキストリン、シクロデキストリン等の薬学的に許容され得るキャリアーその他任意の助剤を添加することができる。製剤化により粉剤、錠剤、液剤、カプセル剤等、任意の剤形とすることができる。
【0023】
本発明のヒスタミン遊離抑制剤、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤、活性酸素消去剤、ラジカル消去剤、抗アレルギー剤または抗炎症剤の投与量は、用法、患者の年齢、性別、疾患の程度等により適宜決定することができる。
【0024】
本発明のヒスタミン遊離抑制剤は、ヒスタミンの遊離を抑制することができる。本発明のヒスタミン遊離抑制剤によれば、I型アレルギー反応に伴う肥満細胞からのヒスタミンの遊離を抑制することができ、これによりヒスタミンによって引き起こされる炎症反応を抑制することができる。したがって、本発明のヒスタミン遊離抑制剤によれば、ヒスタミン遊離が関与するアレルギー性疾患や炎症性疾患を予防・治療することができる。
【0025】
本発明のサイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤は、サイクリックAMPホスホジエステラーゼの活性を阻害することができる。血小板の凝集は血小板中のサイクリックAMPの濃度と関係があり、サイクリックAMPホスホジエステラーゼによってサイクリックAMPが分解されてサイクリックAMPの濃度が低下すると、血小板は凝集しやすくなる。そして、血小板凝集は、アラキドン酸カスケードのホスホリパーゼAの活性化を招き、それにより放出されたロイコトリエンBやプロスタグランジンE等が炎症反応を引き起こす。したがって、本発明のサイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤によれば、サイクリックAMPホスホジエステラーゼの作用を抑制して血小板凝集を防止でき、これにより血小板凝集が関与する炎症反応を抑制することができる。また、本発明のサイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤によれば、血小板凝集が関与するアレルギー性疾患や炎症性疾患を予防・治療することができる。
【0026】
本発明の活性酸素消去剤は、活性酸素を消去することができる。ここで、「活性酸素」には、スーパーオキサイド、過酸化水素、ヒドロキシラジカル、一重項酸素等が含まれる。本発明の活性酸素消去剤は、これらの活性酸素種のうち特に過酸化水素を消去するために好適に使用することができる。活性酸素は、アレルギー性炎症を生じさせるだけでなく、生体内の膜や組織を構成する生体内分子を攻撃し、種々の炎症性疾患を誘発する。したがって、本発明の活性酸素消去剤によれば、活性酸素が関与するアレルギー性疾患や炎症性疾患を予防・治療することができる。また、活性酸素は、コラーゲン等の生体組織を分解、変性あるいは架橋したり、油脂類を酸化して細胞に障害を与える過酸化脂質を生成したりして、皮膚のしわ形成や弾力性低下等の皮膚の老化を引き起こす。したがって、本発明の活性酸素消去剤によれば、過酸化脂質の生成の抑制等を通じて、皮膚のしわ形成や弾力性低下等の皮膚の老化を防止することができる。
【0027】
本発明のラジカル消去剤は、ラジカルを消去することができる。ここで、「ラジカル」とは、不対電子を1つまたはそれ以上有する分子または原子を意味する。本発明のラジカル消去剤が消去し得るラジカルは特に限定されないが、本発明のラジカル消去剤は、スーパーオキサイド、ヒドロキシラジカル、DPPH等のラジカルを消去するために好適に使用することができる。スーパーオキサイド、ヒドロキシラジカル等の生体内ラジカルは、アレルギー性炎症を生じさせるだけでなく、生体内の膜や組織を構成する生体内分子を攻撃し、種々の炎症性疾患を誘発する。したがって、本発明のラジカル消去剤によれば、生体内ラジカルが関与するアレルギー性疾患や炎症性疾患を予防・治療することができる。また、生体内ラジカルは、皮膚の老化に関与する過酸化脂質を生成する根源であり、特に、ヒドロキシラジカルは、生体内に存在する脂質、蛋白質、核酸または糖質等と直ちに化学反応し、細胞膜の脂質の過酸化を引き起こす。したがって、本発明のラジカル消去剤によれば、生体内ラジカルによる過酸化脂質の生成の抑制等を通じて、皮膚のしわ形成や弾力性低下等の皮膚の老化を防止することができる。
【0028】
本発明の抗アレルギー剤は、アレルギー反応を阻害・抑制し、アレルギー性疾患を予防・治療することができる。本発明の抗アレルギー剤の有効成分であるランタナの根部からの抽出物は、ヒスタミン遊離抑制作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、活性酸素消去剤またはラジカル消去作用を有するので、本発明の抗アレルギー剤によれば、アレルギー性疾患の原因となるヒスタミン遊離、サイクリックAMPホスホジエステラーゼによるサイクリックAMPの分解、活性酸素や生体内ラジカルの発生等を阻害・抑制することにより、アレルギー性疾患を予防・治療することができる。
【0029】
本発明の抗炎症剤は、炎症反応を阻害・抑制し、炎症性疾患を予防・治療することができる。本発明の抗炎症剤の有効成分であるランタナの根部からの抽出物は、ヒスタミン遊離抑制作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用、活性酸素消去剤またはラジカル消去作用を有するので、本発明の抗炎症剤によれば、炎症性疾患の原因となるヒスタミン遊離、サイクリックAMPホスホジエステラーゼによるサイクリックAMPの分解、活性酸素や生体内ラジカルの過剰発生等を阻害・抑制することにより、炎症性疾患を予防・治療することができる。
【0030】
本発明のヒスタミン遊離抑制剤、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤、活性酸素消去剤、ラジカル消去剤、抗アレルギー剤および抗炎症剤は、皮膚外用剤、飲食品等に配合して使用することができる。
【0031】
「皮膚外用剤」とは、皮膚に適用される各種薬剤を意味し、例えば、化粧料、医薬部外品、医薬品、浴用剤等が含まれる。皮膚外用剤の具体例としては、肌に対するものとして、軟膏、パップ、クリーム、乳液、ローション、パック、ゼリー等を例示でき、頭皮に対するものとして、トニック、リンス、シャンプー、アストリンゼント等を例示することができる。
【0032】
飲食品の具体例としては、清涼飲料、炭酸飲料、栄養飲料、果実飲料、乳酸飲料等の飲料(これら飲料の濃縮液および調製用粉末を含む);アイスクリーム、アイスシャーベット、かき氷等の氷菓;そば、うどん、はるさめ、ぎょうざの皮、シュウマイの皮、中華麺、即席麺等の麺類;飴、キャンディー、ガム、チョコレート、スナック菓子、ビスケット、ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子等の菓子類;かまぼこ、ハム、ソーセージ等の水産・畜産加工食品;加工乳、発酵乳等の乳製品;サラダ油、天ぷら油、マーガリン、マヨネーズ、ショートニング、ホイップクリーム、ドレッシング等の油脂および油脂加工食品;ソース、たれ等の調味料;錠剤状、顆粒状等の種々の形態の健康・栄養補助食品類;その他スープ、シチュー、サラダ、惣菜、漬物、等を例示することができる。
【0033】
皮膚外用剤への配合量は、ランタナの根部からの抽出物の活性の強さや、当該抽出物を配合する皮膚外用剤の種類によって適宜調整し得るが、通常0.001〜1.0重量%である。また、飲食物への配合量は、ランタナの根部からの抽出物の摂取量が1日あたり1〜1000mgとなるように調整することが好ましい。
【0034】
以上に説明したヒスタミン遊離抑制剤、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤、活性酸素消去剤、ラジカル消去剤、抗アレルギー剤および抗炎症剤は、ヒトに対して好適に適用するものであるが、ヒト以外の動物に対して適用することもできる。
【0035】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0036】
〔製造例1〕
抽出原料として細切りしたランタナの根部の乾燥物を使用し、抽出溶媒として水、80%エタノール、エタノール、1,3−ブチレングリコールおよび50% 1,3−ブチレングリコールを使用して、以下の抽出処理を行なった。
抽出原料100gを、各抽出溶媒800mlに投入し、還流抽出器で2時間加熱抽出し、熱時ろ過した。残渣についてさらに2回同様の抽出処理を行なった。得られた抽出液を合わせて減圧下で濃縮し、さらに乾燥してランタナ抽出物を得た。各抽出溶媒を用いて得られた抽出物の収量(g)は、以下の表1に示すとおりであった。
【0037】
Figure 0004786028
【0038】
〔試験例1〕過酸化水素消去作用の試験
製造例1で得られた水抽出物(試料1)、80%エタノール抽出物(試料2)およびエタノール抽出物(試料3)について、以下の方法で過酸化水素消去作用を試験した。
【0039】
(1)過酸化水素の標準溶液(濃度1.5mM)10μLに、試料1〜3をそれぞれ含有する試料溶液10μLを加え、37℃で20分間インキュベートした後、発色試薬[DA-64(和光純薬)を10mMおよびトライトンX-100を0.5%含む0.1M PIPES緩衝液(pH 7.0)に、ペルオキシダーゼ溶液(100unit/mL,和光純薬)1mLを加え、全量を100mLに調整したもの]2.98mLを添加し、37℃で5分間インキュベートした後、波長727nmにおける吸光度を測定した。以下、この吸光度を「過酸化水素標準溶液添加、試料溶液添加時の吸光度」という。
【0040】
(2)上記(1)において、過酸化水素の標準溶液を添加しない場合についても同様にして吸光度を測定した。以下、この吸光度を「過酸化水素標準溶液無添加、試料溶液添加時の吸光度」という。
【0041】
(3)上記(1)および(2)において、試料溶液を添加せずに蒸留水を添加した場合についても同様にして吸光度を測定した。以下、これらの吸光度をそれぞれ「過酸化水素標準溶液添加、試料溶液無添加時の吸光度」および「過酸化水素標準溶液無添加、試料溶液無添加時の吸光度」という。
【0042】
(4)次式に基づいて、試料1〜3の過酸化水素消去率(%)を求めた。
【0043】
【式1】
過酸化水素消去率(%)=〔1−(C−D)/(A−B)〕×100
【0044】
なお、式中、「A」は過酸化水素標準溶液添加、試料溶液無添加時の吸光度を、「B」は過酸化水素標準溶液無添加、試料溶液無添加時の吸光度を、「C」は過酸化水素標準溶液添加、試料溶液添加時の吸光度を、「D」は過酸化水素標準溶液無添加、試料溶液添加時の吸光度を表す。
【0045】
試料溶液の終濃度を段階的に変化させて過酸化水素消去率(%)の測定を行ない、過酸化水素消去率が50%になる試料溶液の濃度(μg/mL)を内挿法により求めた。
試料1〜3の過酸化水素50%消去濃度(μg/mL)は以下の表2に示すとおりであった。
【0046】
Figure 0004786028
【0047】
表2に示す結果から、ランタナの根部からの水抽出物(試料1)、80%エタノール抽出物(試料2)およびエタノール抽出物(試料3)はいずれも過酸化水素消去作用を有することが示された。また、抽出物の濃度を変化させることにより、過酸化水素消去作用の強さを変化させることができることが示された。
【0048】
〔試験例2〕ラジカル消去作用
製造例1で得られた水抽出物(試料1)、80%エタノール抽出物(試料2)およびエタノール抽出物(試料3)について、非常に安定なラジカルであるDPPHを使用して以下の方法によりラジカル消去作用を試験した。
【0049】
(1)1.5×10-4M DPPH(1,1-Diphenyl-2-picrylhydrazyl)エタノール溶液3mLに、試料1〜3をそれぞれ含有する試料溶液3mLを加え、直ちに容器を密栓して振り混ぜた後、30分間静置した。その後、520nmにおける吸光度を測定した。以下、この吸光度を「試料溶液添加時の吸光度」という。
【0050】
(2)コントロールとして、試料溶液の代わりに試料を溶解した溶媒を用いた場合についても同様にして520nmにおける吸光度を測定した。以下、この吸光度を「コントロールの吸光度」という。
【0051】
(3)ブランクとして、エタノール3mLに試料溶液3mLを加えた後、直ちに520nmにおける吸光度を測定した。以下、この吸光度を「ブランクの吸光度」という。
【0052】
(4)次式に基づいて、試料1〜3のラジカル消去率(%)を求めた。
【0053】
【式2】
ラジカル消去率(%)=〔1−(B−C)/A〕×100
【0054】
なお、式中、「A」はコントロールの吸光度を、「B」は試料溶液添加時の吸光度を、「C」はブランクの吸光度を表す。
【0055】
試料濃度の試料濃度を段階的に変化させてラジカル消去率(%)を測定し、ラジカル消去率が50%になる試料濃度(μg/mL)を内挿法により求めた。
試料1〜3のラジカル50%消去濃度(μg/mL)は以下の表3に示すとおりであった。
【0056】
Figure 0004786028
【0057】
表3に示す結果から、ランタナの根部からの水抽出物(試料1)、80%エタノール抽出物(試料2)およびエタノール抽出物(試料3)はいずれもラジカル消去作用を有することが示された。また、これらの抽出物の中でも特に水抽出物が優れたラジカル消去作用を有することが示された。また、抽出物の濃度を変化させることにより、ラジカル消去作用の強さを変化させることができることが示された。
【0058】
〔試験例3〕ヒスタミン遊離抑制作用の試験
製造例1で得られた水抽出物(試料1)、80%エタノール抽出物(試料2)およびエタノール抽出物(試料3)について、以下の方法でヒスタミン遊離抑制作用を試験した。なお、以下の方法は、細胞内のヒスタミンが遊離されると同時にヘキソサミニダーゼも遊離されることから、ヘキソサミニダーゼ遊離を指標にヒスタミン遊離抑制作用を評価する方法である。
【0059】
(1)25mLの培養フラスコに入れた培地(15%FBS添加S-MEM培地;以下同じ)にRBL-2H3細胞 1.0×106個を播種し、37℃、5%CO2-95%airの下で4日間培養した。次いで、トリプシン処理し、遠心分離(800rpmで4分間)して細胞を集めた。得られた細胞を4.0×105cell/mLで培地に懸濁し、そこにマウスモノクローナル抗ジニトロフェニル基IgE(DNP-Specific IgE)を0.5μg/mLの濃度で添加した。この細胞浮遊液を96ウェルプレートの各ウェルに100μLずつ播種し、37℃、5%CO2-95%airの下で24時間培養した。培養終了後、各ウェル中の培地を除去し、シラガニアン緩衝液で2回洗浄した。次いで、上記緩衝液30μLと試料1〜3をそれぞれ含有する試料溶液10μLとを加え、37℃で10分間インキュベートした後、ジニトロフェニル化ウシ血清アルブミン(DNP-BSA)10μLを加え、さらに37℃で15分間インキュベートした。その後、氷冷下で上清10μLを新たな96ウェルプレートに移し替え、これに1mmol/L p-ニトロフェニル-N-アセチル-β-D-グルコサミド溶液10μLを加え、37℃で1時間インキュベートした。反応終了後、0.1mol/L Na2CO3−NaHCO3溶液250μLを加え、マイクロプレートリーダーにて650nmを対照に415nmにおける吸光度を測定した(以下、この吸光度を「吸光度A」という)。
(2)試料溶液の代わりにシラガニアン緩衝液を添加した細胞上清についても同様の処理と吸光度の測定を行なった(以下、この吸光度を「吸光度B」という)。
(3)細胞上清と0.1mol/L Na2CO3−NaHCO3溶液を同様の処理で反応させたものについても吸光度の測定を行なった(以下、この吸光度を「吸光度C」という)。
(4)DNP-BSAの代わりにシラガニアン緩衝液を加えたものについても同様の処理と吸光度の測定を行なった(以下、この吸光度を「吸光度D」という)。
(5)次式に基づいて、試料1〜3のヘキソサミニダーゼ遊離抑制率(%)を求めた。
【0060】
【式3】
ヘキソサミニダーゼ遊離抑制率(%)={1−〔(A−C−D)/(B−D)〕}×100
【0061】
なお、式中、「A」は吸光度Aを、「B」は吸光度Bを、「C」は吸光度Cを、「D」は吸光度Dを表す。
【0062】
試料溶液の試料濃度を段階的に変化させてヘキソサミニダーゼ遊離抑制率(%)を測定し、ヘキソサミニダーゼの遊離を50%阻害する試料濃度IC50(μg/mL)を内挿法により求めた。
試料1〜3のIC50(μg/mL)は以下の表4に示すとおりであった。
【0063】
Figure 0004786028
【0064】
表4に示す結果から、ランタナの根部からの水抽出物(試料1)、80%エタノール抽出物(試料2)およびエタノール抽出物(試料3)はいずれもヒスタミン遊離抑制作用を有することが示された。また、これらの抽出物の中でも特に水抽出物が優れたヒスタミン遊離抑制作用を有することが示された。また、抽出物の濃度を変化させることにより、ヒスタミン遊離抑制作用の強さを変化させることができることが示された。
【0065】
〔試験例4〕サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用の試験
製造例1で得られた水抽出物(試料1)、80%エタノール抽出物(試料2)およびエタノール抽出物(試料3)について、以下の方法でサイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用を試験した。
【0066】
(1)5mM塩化マグネシウムを含有する50mMトリス塩酸緩衝液(pH7.5)0.2mLにウシ胎児血清アルブミン溶液(2.5mg/mL)0.1mLおよびサイクリックAMPホスホジエステラーゼ溶液(0.1mg/mL)0.1mLを加え、さらに試料1〜3をそれぞれ含有する試料溶液0.05mLを加え、37℃で5分間インキュベートした。次いで、サイクリックAMP溶液(0.5mg/mL)0.05mLを加え、37℃で60分間反応させた。反応後、沸騰水上で3分間煮沸して反応を停止させ、4℃で遠心分離し、上清中の反応基質(サイクリックAMP)を高速液体クロマトグラフィーにより定量した。
【0067】
(2)試料溶液を加えずに同様の酵素反応と反応基質の定量を行ない、試料無添加時の反応基質量に対する試料添加時の反応基質量の比率より、試料1〜3のサイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害率(%)を求めた。
【0068】
(3)試料溶液の試料濃度を段階的に変化させてサイクリックAMPホスホジエステラーゼ活性阻害率(%)を測定し、サイクリックAMPホスホジエステラーゼの活性を50%阻害する試料濃度IC50(μg/mL)を内挿法により求めた。
試料1〜3のIC50(μg/mL)は以下の表5に示すとおりであった。
【0069】
Figure 0004786028
【0070】
表5に示す結果から、ランタナの根部からの水抽出物(試料1)、80%エタノール抽出物(試料2)およびエタノール抽出物(試料3)はいずれもサイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用を有することが示された。また、これらの抽出物の中でも特にエタノール抽出物が優れたサイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用を有することが示された。また、抽出物の濃度を変化させることにより、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用の強さを変化させることができることが示された。
【0071】
〔配合例1〕
下記の組成の乳液を常法により製造した。
スクワラン 5.0重量部
ホホバ油 7.0重量部
セチルアルコール 1.5重量部
グリセリンモノステアレート 2.0重量部
ポリオキシエチレン(20E.O.)セチルエーテル 3.0重量部
ポリイオキシエチレン(20E.O.)ソルビタンモノオレート 2.0重量部
1,3−ブチレングリコール 1.0重量部
グリセリン 2.0重量部
酢酸トコフェロール 0.1重量部
油溶性甘草エキス 0.5重量部
カミツレエキス 0.3重量部
緑茶エキス 0.1重量部
ランタナエタノール抽出物 1.0重量部
香料 0.1重量部
精製水 残部
【0072】
〔配合例2〕
下記の組成のパックを常法により製造した。
グリセリン 5.0重量部
プロピレングリコール 4.0重量部
ポリビニルアルコール 15.0重量部
エタノール 8.0重量部
ポリオキシエチレングリコール 1.0重量部
ヒアルロン酸 1.0重量部
アスコルビン酸マグネシウム 0.5重量部
プラセンタエキス 0.3重量部
酵母エキス 0.1重量部
ニンジンエキス 0.1重量部
ランタナ80%エタノール抽出物 1.0重量部
パラベン 0.01重量部
精製水 残部
【0073】
〔配合例3〕
下記の組成の入浴剤を常法により製造した。
炭酸水素ナトリウム 50.0重量部
無水硫酸ナトリウム 30.0重量部
チンピエキス 1.0重量部
ビワエキス 1.0重量部
アロエエキス 1.0重量部
モモエキス 1.0重量部
ランタナ水抽出物 1.0重量部
【0074】
〔配合例4〕
アルニカエキスは1,3−ブチレングリコールに溶解してから、残りの原料は直接精製水70.0重量部に投入し、以下に示す原料Aの水溶液を調製し、そこに以下に示す原料Bの混合液を加えて攪拌し、ローションを製造した。
【0075】
原料A:
アルニカエキス 0.5重量部
1,3−ブチレングリコール 4.0重量部
グリチルリチン酸ジカリウム 0.2重量部
オレイルアルコール 4.0重量部
防腐剤 適量
原料B:
ランタナエタノール抽出物 0.2重量部
ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(20EO) 1.5重量部
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(20EO) 0.5重量部
エタノール 15.0重量部
香料 適量
【0076】
〔配合例5〕
以下に示す原料Bを精製水34.0重量部に加え70℃に加熱して溶解させた後、そこに70℃に加熱した以下に示す原料Aの混合物を加え、ホモジナイザーを用いて乳化し、クリームを製造した。
【0077】
原料A:
ステアリルグリチルレチネート 0.1重量部
ビーズワックス 10.0重量部
セタノール 5.0重量部
親水ラノリン 8.0重量部
スクワラン 32.5重量部
グリセリルモノステアレート 2.0重量部
γ−オリザノール 0.05重量部
原料B:
ランタナ水抽出物 1.0重量部
ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(20EO) 2.0重量部
ポリエチレングリコール 5.0重量部
防腐剤 適量
香料 適量
【0078】
【発明の効果】
本発明によれば、ヒスタミン遊離抑制剤、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤、活性酸素消去剤、ラジカル消去剤、抗アレルギー剤および抗炎症剤が提供される。

Claims (5)

  1. ランタナ(Lantana camara L.)の根部からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とするヒスタミン遊離抑制剤。
  2. ランタナ(Lantana camara L.)の根部からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とするサイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害剤。
  3. ランタナ(Lantana camara L.)の根部からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする活性酸素消去剤。
  4. ランタナ(Lantana camara L.)の根部からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とするラジカル消去剤。
  5. ランタナ(Lantana camara L.)の根部からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする抗アレルギー剤。
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