JP4785298B2 - 予測電気料金計算サーバコンピュータ - Google Patents

予測電気料金計算サーバコンピュータ Download PDF

Info

Publication number
JP4785298B2
JP4785298B2 JP2001248301A JP2001248301A JP4785298B2 JP 4785298 B2 JP4785298 B2 JP 4785298B2 JP 2001248301 A JP2001248301 A JP 2001248301A JP 2001248301 A JP2001248301 A JP 2001248301A JP 4785298 B2 JP4785298 B2 JP 4785298B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electricity
server computer
storage device
function
meter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001248301A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003061263A (ja
Inventor
敦也 片岡
由美 宮脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shikoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Shikoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shikoku Electric Power Co Inc filed Critical Shikoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2001248301A priority Critical patent/JP4785298B2/ja
Publication of JP2003061263A publication Critical patent/JP2003061263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4785298B2 publication Critical patent/JP4785298B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【0001】
【産業の属する技術分野】
本発明は、電力量計の指示数を読み取って使用量および電気料金の計算を行い、また各需要家の使用実績にもとづいた予測電気料金を算出して、需要家に通知することができるサーバコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】
予測計算に関しては、需要家が検針日から次回検針日までのある時点で次回検針日までの電気使用量または電気料金を予測したい場合は、システムで対応するものがないことから、前回検針日から当日までに使用した電気使用量をもとに検針期間の日数や前年同月値などの情報を勘案しながら、適用される電気料金をベースに手計算で求める方法がある。
【0003】
リアルタイム料金計算に関しては、電力量計の検針日以外の日に需要家が前回検針日から現時点までの電気使用量または電気料金を知るためには、当該時点の電力量計の指示数を読み取って電気使用量を求めたうえで料金計算を行うか、あるいは電気使用量や電気料金のめやすを計算して表示する専用の装置で確認する方法がある。
【0004】
予測計算・比較警告に関しては、需要家が電気の省エネルギーに取り組んだ成果を電気使用量または電気料金で知りたい場合は、電気事業者が検針日において示す検針結果のお知らせで確認する方法がある。また、需要家が省エネルギーのために設定した目標の電気使用量や電気料金と、現在までの電気の使用実績との関係を知るためには、手計算で求めた電気の使用実績と目標値を比較する方法や、電気の使用実績のめやすと目標値を表示する専用の装置で確認する方法がある。
【0005】
(特許文献1)特開平11−237414号公報
(特許文献2)特開2001−197662号公報
【発明が解決しようとする課題】
予測計算に関し、これまでの方法は、手計算によるわずらわしさがあった。
本発明は、サーバコンピュータが電力量計の仮想機器を読み込んで電気の使用量を時間帯別に収録し、その使用実績から電気の消費傾向をつかみ、より精度が高くかつ検針期間に応じた電気使用量の予測ならびに電気料金の計算とデータの提供を課題とする。
【0006】
リアルタイム料金計算に関し、これまでの方法は、需要家が電気料金を計算する場合は、料金制度や適用単価を把握したうえに、手計算にある程度の時間を要し手間がかかる。 電気の家庭用契約メニューの場合、電気料金を算定する期間(検針期間)は、通常30日程度であるが、暦の1日から月末日までに相当していないことが通例である。一方、電気使用量や電気料金のめやすを計算する装置にはこの検針期間の概念がなく、暦の1日から月末日までの1ヶ月を計量の単位として取り扱うため、電気料金の請求額とは食い違いが生じる問題があった。
その他に同装置は、▲1▼電流測定装置を分電盤に取り付けるため工事が必要、▲2▼適用すべき料金単価の正確な値を持っていない、▲3▼同装置の導入には費用負担を要するなどの問題があった。
本発明は、需要家の要求に応じ電力量計の仮想機器を読み込んで指示数を得て、電気料金の計算とデータの提供を課題とする。
【0007】
予測計算・比較警告に関し、検針は通常1ヶ月に1回であるため、需要家は検針期間中には省エネルギーの取り組み成果を具体的なデータで確認する方法がない問題があった。
また、電気使用量や電気料金のめやすを計算する装置を用いて、省エネルギー目標値と使用実績を比較する方法では、使用実績が目標値を上回った場合には需要家は目標達成のために対策を講じることができない問題があった。
本発明は、サーバコンピュータが当初需要家が設定した目標の電気料金と前記予測電気料金との比較を毎日行い、需要家が省エネルギーの対策を講じられるよう予測電気料金が目標の電気料金を上回る場合に警告を表示したり、警報音を鳴らすことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電力量計と同じ情報を持つ分身としてJava(登録商標)言語で記述されたソフトウエアオブジェクトである仮想機器を読み込むことによって電気料金の計算ができるサーバを要旨としている。すなわち、本発明のサーバコンピュータは、各需要家宅に配設される電力量計と、外部のセンター装置と、各需要家宅内にある、入力機能および/または音声出力機能を有した表示機能付電気機器とともに一つのシステムを構成する各需要家宅に配設されるサーバコンピュータであって、それに対して外部のセンター装置がWANを介してソフトウエアの配信、および/または、指令の送受信、および/または、情報の送受信をする形で、それと電力量計とは無線および/または有線通信を介して、また、それと表示機能付電気機器とは無線および/または有線通信を介して接続されたシステムを構成し、電力量計と同じ情報を持つ分身として記述されたソフトウエアオブジェクトである、電力量計との通信に使われる複数の通信プロトコルをその中に隠蔽した仮想機器を呼び寄せ、読み込み、記憶装置に保持した電気料金および/または検針に係るデータを参照することによって電気料金を計算する機能を含むことを特徴とするものである。
【0009】
電力量計の仮想機器を読み込み、記憶装置に保持したデータを参照することによって電気消費傾向を推量して電気料金を予測算出することを特徴としており、その場合、本発明は、電力量計の仮想機器を所定の時刻に読み込んで電力量計の指示数を得て時間帯別の使用量を記憶装置に保持すること、および適用すべき電気料金制度や料金単価を記憶装置に保持すること、および使用実績から時間帯ごとの電気の消費傾向を推量することによって電気料金の請求単位に相当する期間の電気料金の予測額を計算することができ、および電気料金目標額の設定と電気料金予測額との比較を行うことができるサーバコンピュータである。
【0010】
また、本発明は、システムを構成するセンター装置から指令のある都度、または需要家から任意の要求がある都度、電力量計の仮想機器を読み込んで電力量計の現在の指示数を得ること、および適用すべき電気料金制度や料金単価を記憶装置に保持することによって、前回検針日から現在までの電気料金を計算することができるサーバコンピュータである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を請求項ごとに説明する。
(請求項1)
図1は、各需要家宅のハードウエア構成と外部のセンター装置の構成を示すシステム構成図の例である。
〈ハードウエア構成〉
本発明の請求項1における需要家宅においては、表示機能付電気機器は、サーバコンピュータと通信するためのインターフェース3を備えており、電気の供給を受けるために電源プラグをコンセントに接続することで、分電盤11を介して電灯線5で電力量計6と結ばれる。
電力量計6は通信機能付きの仕様であり、入出力装置9と通信するためのシリアル2線式カレントループインターフェース7を内蔵している。ここからの通信線はシリアル2線式カレントループインターフェース8を内蔵した情報の入出力装置9に接続され、電灯線5を介してサーバコンピュータ2と通信することができる。なお、シリアル2線式カレントループインターフェース8を内蔵した情報の入出力装置9を電力量計6内部に備えることも可能である。
サーバコンピュータは、CPU10、記憶装置、外部通信装置12とで構成されており、電源の供給を受けるために電灯線5に接続されている。なお、サーバコンピュータの接続位置に制限はなく、電力量計6と分電盤11の間に接続することも可能であり、また、サーバコンピュータを電力量計6内部に備えること、すなわち電力量計6と一体化させる構成も可能である。CPU10は、リアルタイムオペレーティングシステムおよびJava(登録商標)実行環境などのシステムや電気料金計算などのアプリケーションを実行・制御するための中央演算装置である。記憶装置は不揮発性メモリなどで構成されており、収集した電気料金に係るデータやプログラムを保持することができる。外部通信装置12は、たとえばPHSなどの外部通信装置を指すものである。
センター装置13は、例えば電力量計6の検針を指示するデータを作成するホストコンピュータ14と、サーバコンピュータとの通信を行うためのPHSなどの外部通信装置15で構成されており、サーバコンピュータ2とはWAN16を介して接続することができる。
【0012】
〈仮想機器〉
電力量計、表示機能付電気機器(これらを以下、単に「機器」という場合がある。)の状態情報を得るために必要となるインターフェースには、
マイクロコンピュータ(例えば、東芝製ニューロンチップ)が装備されていることを要する。このマイクロコンピュータは接続された機器を需要家宅内で特定できる固有のサブネット/ノードアドレスを持ち、機器を制御可能にするNeuronC言語で記述された制御プログラムと、例えば、電灯線などの制御系通信網を介してサーバコンピュータとデータ通信可能なプロトコルを有する制御系通信プログラムなどを持つ。この制御系通信プログラムは外部からの要求を受けて、マイクロコンピュータが持つ機器の状態情報を示すネットワーク変数を書き込みおよび読み込む機能を有する。
サーバコンピュータは、情報系通信網と制御系通信網を接続するゲートウェイ機能を有し、機器管理情報として、仮想機器生成時に使用するクラスが特定できる機器のVMクラス番号、マイクロコンピュータの持つサブネット/ノードアドレスが特定できる性格を持つリアルIDを持つサーバプログラムと、仮想機器からマイクロコンピュータへの要求に呼応するドライバプログラム(例えば、ECHELON社製LonTalkインターフェースドライバ)と、例えば電気料金計算などのアプリケーションプログラムが存在する。
【0013】
仮想機器はJava(登録商標)言語で記述されたソフトウエアオブジェクトであって、機器の状態情報を変数として持つ部分、およびアプリケーションプログラムとマイクロコンピュータが持つ機器の状態情報ならびに機器の状態情報を変数として持つ部分とを対応させるメソッドで構成される。
図2により電力量計の仮想機器を使って指示数を得る方法を説明する。
電力量計の指示数を得る場合には、アプリケーションプログラム101がまず、VMクラス番号102とリアルID103を指定して電力量計の仮想機器104を生成する。次にアプリケーションプログラム101が仮想機器104に対し指示数取得のメソッド105を指定すると、仮想機器104はマイクロコンピュータ901が持つ指示数の格納されたネットワーク変数902を特定できるセレクタNo903を指定し、サーバコンピュータの持つリアルID103と、メソッド105に呼応するドライバプログラムよって電力量計に接続された入出力装置のマイクロコンピュータ901に対して、マイクロコンピュータ901との通信手段であるLonTalkプロトコル20(ECHELON社製)を使用して通信し、指示数を得る。アプリケーションプログラム101は仮想機器104に書き込まれた指示数を読み込んで指示数を得ることができる。
一旦、生成された仮想機器104はアプリケーションプログラム101を用いて削除しない限り常駐しており、アプリケーションプログラム101はこの仮想機器104に対する2回目以降の指示数取得などの要求においては仮想機器を生成する必要はなくなる。
【0014】
サーバコンピュータは、電力量計の仮想機器を必要がある都度読み込むことによって指示数を得ることができるため、記憶装置に保持した電気料金に関するデータを参照して、電気の使用実態に則した電気料金の計算ができる。
【0015】
(請求項2)
請求項2は予測計算に関する。本発明の請求項2における機能について説明する。
〈予測のための時間帯区分〉
予測のために用いる電気使用量は、たとえば1日を深夜、朝、昼、夜の4つの時間帯に区分してサーバコンピュータの記憶装置に蓄積する。各時間帯を、深夜が0時から6時まで(以下、時間帯区分1と言う場合がある。)、朝が6時から10時まで(以下、時間帯区分2と言う場合がある。)、昼が10時から18時まで(以下、時間帯区分3と言う場合がある。)、夜が18時から24時まで(以下、時間帯区分4と言う場合がある。)とする。サーバコンピュータは各時間帯の開始時、および終了時の電力量計の指示数を得て、各時間帯の電気使用量を蓄積する。
電気使用量を時間帯に区分して蓄積するのは、一般に生活する人は、毎日同じ時間帯に同じ家電機器を使用することが多いという想定にもとづくものであり、この時間帯ごとの使用量実績から月間の使用量を予測することで、単に使用量の全日累計値による予測を上回る精度で電気使用量を予測することが期待できる。また、時間帯区分は任意に細分化して設定できるため、需要家は生活パターンに合わせた時間帯区分の指定が可能である。
【0016】
〈予測の期間〉
現在の電気料金制度は、料金の計算単位を1ヵ月ごとと定めており、料金計算の根拠となる使用量を確定させる検針行為は、必然的に毎月1回行われることとなる。
検針日は通常、一定の地域単位に基準となる日が定められるが、休日などの関係で、基準となる日が前後する場合がある。
予測のために行う電力量計の指示数計測は、検針日の0時から開始し、次の検針日前日の18時に終了するまでのほぼ1ヶ月間で、実際の検針期間に相当するものである。電気使用量の予測は、この計測した電気使用量の実績の積み上げ、および当該月分の検針期間の日数にもとづいて計算する。予測計算した電気使用量は、1ヶ月分として計算する電気料金の計算に用いる。なお、検針日前日の18時から24時までの電気使用量を夜の時間帯として蓄積しないのは、夜の時間帯終了時点が翌月分計測の開始時点となり、この時間帯相当分の電気使用量を用いた予測を行う機会がないためである。
【0017】
〈時間帯ごとの電気使用量の蓄積〉
サーバコンピュータのスケジューラは、各時間帯の終了時刻(6時、10時、18時、24時)にアプリケーションプログラム(以下、「プログラム」と言う。)に対して起動要求し、プログラムが動作を開始する。
プログラムの動作について、図(フローチャート)7〜11によって説明する。
・記憶装置に保持した前回検針日、次回検針日、時間帯区分4終了時刻を取得し(S1)、
・現在日時を取得し(S2)、
・現在日時と、前回検針日または次回検針日の時間帯区分4終了時刻を比較し(S3)、
・同じであれば時間帯区分1〜時間帯区分4の累積使用量と累積回数を初期化し(S4)、違っていれば、何もせずに次の処理へ行き、
・記憶装置に保持してある、前時間帯区分終了時刻の指示数(たとえば、現在時刻が18時の場合、前時間帯区分終了時刻の指示数は、10時に取得した指示数になる)、当時間帯区分の累積使用量(たとえば、現在時刻が18時の場合、当時間帯区分は時間帯区分3になる)、当時間帯区分の累積回数を取得し(S5)、
・電力量計の仮想機器を読み込み(S6)、
・電力量計の仮想機器から、現在の指示数を取得し(S7)、
・現在の指示数から前時間帯区分終了時刻の指示数を減算して当時間帯使用量を計算し(S8)、
・当時間帯区分の累積使用量に当時間帯使用量を加算し(S9)、
・当時間帯区分の累積回数に1を加算し(S10)、
・現在の指示数を前時間帯区分終了時刻の指示数に上書きし、また算出した当時間帯区分の累積使用量と当時間帯区分の累積回数を記憶装置に保持し(S11)、
終了する。
【0018】
〈電気使用量の予測〉
プログラムは、需要家が表示機能付電気機器に対して所定のボタンを押すなどの操作をすることで照会要求したとき、または予め設定された時刻に達してスケジューラから起動要求されたときに電気使用量、および電気料金の予測計算を実行する。予め設定された時刻は、検針日を除く毎日8時、12時、18時の1日3回である。
・記憶装置に保持した前回検針日、次回検針日、支払種別、時間帯区分1〜時間帯区分4の累積使用量、時間帯区分1〜時間帯区分4の累積回数、燃調単価(最低)、燃調単価(低圧)を取得し(S12)、
・時間帯区分1の累積使用量を時間帯区分1の累積回数で除算して時間帯区分1の1日当りの使用量を計算し(S13)、
・時間帯区分2の累積使用量を時間帯区分2の累積回数で除算して時間帯区分2の1日当りの使用量を計算し(S14)、
・時間帯区分3の累積使用量を時間帯区分3の累積回数で除算して時間帯区分3の1日当りの使用量を計算し(S15)、
・時間帯区分4の累積使用量を時間帯区分4の累積回数で除算して時間帯区分4の1日当りの使用量を計算し(S16)、
・時間帯区分1の1日当りの使用量と時間帯区分2の1日当りの使用量と時間帯区分3の1日当りの使用量と時間帯区分4の1日当りの使用量を加算して1日当りの使用量を計算し(S17)、
・次回検針日から前回検針日を減算して予測期間の日数を計算し(S18)、
・1日当りの使用量と予測期間の日数を乗算して予測使用量を計算する(S19)。
【0019】
〈電気料金の計算〉
電気料金の計算は、一般住宅用の契約メニューでは契約口数が最も多い「従量電灯A」契約で説明する。
従量電灯A契約の電気料金は、使用量の増加に伴って適用される料金単価も増加する逓増料金制による単価設定がなされており、最低料金と電力量料金に区分される。
使用量が0キロワット時から11キロワット時までのものに一律に最低料金が適用され、それをこえる使用量について、電力量料金が適用される。
電力量料金は、
・使用量が11キロワット時をこえ120キロワット時までの1キロワット時につき適用される第1段および、
・使用量が120キロワット時をこえ300キロワット時までの1キロワット時につき適用される第2段および、
・使用量が300キロワット時をこえる1キロワット時につき適用される第3段の3段階で構成される。
この他、四半期ごとの原油価格や為替レートによって変動する燃料費調整単価(以下、「燃調単価」という場合がある。)の加減算および、口座振替割引額の減算を行ったものが早収料金である。なお、早収料金は、電気料金が一定の期間に支払われる場合の呼称でもあり、この期間を越えて支払われる場合は、これに遅収料金が加算される。
・予測使用量が12未満か比較し(S20)、
・条件が成立するならS28へ分岐し、条件が成立しないのであれば次の処理へ行き、
・予測使用量が12以上120以下か比較し(S21)、
・条件が成立するなら、予測使用量から11を減算した結果に電力料金単価1を乗算して電力量料金第1段を計算し(S22)、S28へ分岐し、条件が成立しないのであれば、次の処理へ行き、
・120から11を減算した結果に電力料金単価1を乗算して電力量料金第1段を計算し(S23)、
・予測使用量が121以上300以下か比較し(S24)、
・条件が成立するなら、予測使用量から120を減算した結果に電力料金単価2を乗算して電力量料金第2段を計算し(S25)、S28へ分岐し、条件が成立しないのであれば、次の処理へ行き、
・300から120を減算した結果に電力料金単価2を乗算して電力量料金第2段を計算し(S26)、
・予測使用量から300を減算した結果に電力料金単価3を乗算して電力量料金第3段を計算し(S27)、
・電力量料金第1段と電力量料金第2段と電力量料金第3段を加算して段別料金を計算し(S28)、
・予測使用量が11以下か比較し(S29)、
・条件が成立するなら、燃調単価(最低)を燃料費調整額とし(S30)、条件が成立しないのであれば、予測使用量から11を減算した結果に燃調単価(低圧)を乗算し、その結果に燃調単価(最低)を加算して燃料費調整額を計算し(S31)、
・支払種別が口座振替か比較し(S32)、
・条件が成立するなら、口座振替割引額を50にし(S33)、条件が成立しないのであれば、口座振替割引額を0にし(S34)、
・最低料金単価と段別料金と燃料費調整額を加算した結果から口座振替割引額を減算し、小数点以下を切捨てして早収料金を計算し(S35)、
・早収料金に0.05(税率)を乗算し、小数点以下を切捨てして消費税相当額を計算し(S36)、
・早収料金と消費税相当額を加算して予測電気料金を計算し(S37)、
終了する。
上記電気料金計算で使用する単価のうち、最低料金単価、電力料金単価1、電力料金単価2、電力料金単価3は、プログラム本体に記述する。
【0020】
〈別の予測方法〉
別の予測方法として、前年同月以降の時間帯別使用量を記憶装置に保持しておき、需要家から照会要求がなされる都度、当年当月に蓄積した時間帯別使用量と、蓄積した当年当月の期間に相当する前年同月の時間帯別使用量を対比して対前年増減率を計算し、前年同月の月間電気使用量に対前年増減率を乗じて予測の電気使用量を求める方法もあり、プログラムの条件とすることが可能である。
【0021】
(請求項3)
請求項3は自動検針に関する。本発明の請求項3における機能について説明する。
センター装置からの指令は、主に毎月定例的に実施される電力量計の検針指令を指すものであるが、料金改定や需要家固有の異動、たとえば、電気供給契約の廃止に伴う精算のための検針指令が送信されることもある。センター装置からの情報は、サーバコンピュータが電気使用量や電気料金を計算するうえで必要となる情報、および検針結果を表示機能付電気機器に出力する際に必要となる情報である。この情報の事例を図6に示す。
請求項3の実施例について、図3と図(フローチャート)12によって説明する。
ここでの説明は、毎月定例的に実施される検針の事例であり、電気使用量および電気料金の計算は、記憶装置に保持した電気料金および/または検針に係るデータのうち、前回指示数と燃料費調整単価と支払種別を使用したものである。
・電力会社23は、所定の検針スケジュールに合わせて、検針の対象となる需要家の前回指示数や燃料費調整単価など当該月の検針に必要なデータ(以下、「検針準備データ」という。)をホストコンピュータ14で作成する。
・電力会社23は、検針準備データをセンター装置22へ送信する。
・センター装置22では、受信した検針準備データを一旦コンピュータ17に保管し、検針日当日にPHS網24を介して、需要家宅21のサーバコンピュータ1に接続して、検針準備データを送信する。
・サーバコンピュータ1は、受信した検針準備データを記憶装置4に保存する。
・サーバコンピュータ1は、検針準備データから検針を行うことを判断し、記憶装置4に保持してある検針を行うプログラム(以下、「プログラム」という。)をCPU10に呼び出し、起動する。
【0022】
プログラムは、
・記憶装置に保持してある、前回指示数、支払種別、燃調単価(最低)、燃調単価(低圧)を取得し(T1)、
・電力量計の仮想機器を読み込み(T2)、
・電力量計の仮想機器から現在の指示数を取得し(T3)、
・現在の指示数から前回指示数を減算して現在使用量を計算し(T4)、
現在使用量を使って電気料金を計算する。
電気料金の計算については、請求項2における電気料金の計算の説明での「予測使用量」を「現在使用量」に、「予測電気料金」を「現在電気料金」に置き換えると同じであるため説明を省略する。
電気料金の計算のあと、
・現在の指示数、現在使用量、現在電気料金を記憶装置に保存し(T5)、
終了する。
【0023】
以上、検針が終了すると、サーバコンピュータ1は現在の指示数、現在使用量、現在電気料金(以下、現在の指示数、現在使用量、現在電気料金を総称して「検針結果データ」という場合がある。)を、PHS網24を
介してセンター装置22に送信する。センター装置22では、受信した検針結果データを一旦コンピュータ17に保管し、電力会社23は、この検針結果データを回収して、以降の口座振替依頼機械処理へと連係することができる。
また、プログラムは電気料金に盛り込むべき需要家固有の情報をセンター装置から送信される情報として受け取り、電気料金の計算に加味することも可能である。この需要家固有の情報とは、たとえば、電気料金が一定の期間に支払われなかった場合に翌月の電気料金を割り増しするための遅収情報や、配電線工事による停電が電気料金の割引の対象となる場合の停電割引情報などが考えられる。
【0024】
(請求項4)
請求項4はリアルタイム料金計算に関する。本発明の請求項4における機能について説明する。
プログラムは、需要家が表示機能付電気機器に対して所定のボタンを押すなどの操作をすることで照会要求したとき、または予め設定された時刻に達してスケジューラから起動要求されたときに動作を開始し、電気使用量および電気料金の計算を実行する。予め設定された時刻は、検針日を除く毎日0時、12時の1日2回である。
ここで計算された電気使用量は、必ずしも1ヶ月に満たない期間の使用量であるが、1ヶ月分の使用量とみなして電気料金の計算を行う。
プログラムの動作について、図(フローチャート)13によって説明する。
【0025】
〈電気使用量の計算〉
・記憶装置に保持してある、前回指示数、口座振替契約などの支払種別、燃調単価(最低)、燃調単価(低圧)を取得し(Y1)、
・電力量計の仮想機器を読み込み(Y2)、
・電力量計の仮想機器から現在の指示数を取得し(Y3)、
・現在の指示数から前回指示数を減算して現在使用量を計算し(Y4)、
現在使用量を使った電気料金の計算へと続き、電気料金を計算した後、終了する。
電気料金の計算については、請求項2における電気料金の計算の説明での「予測使用量」を「現在使用量」に、「予測電気料金」を「現在電気料金」に置き換えると同じであるため説明を省略する。
【0026】
《請求項5:表示機能》
請求項5は表示機能に関する。請求項5の実施例について、図4によって説明する。
入力機能および/または音声出力機能を有した表示機能付電気機器(以下、表示機能付電気機器という)2は、電気の供給を受けるために分電盤11を介して、電灯線と接続されており、使用した電力量は電力量計で計量される。
表示機能付電気機器2は、HTMLを表示することができ、表示画面部202として液晶画面、入力部204として上下矢印ボタンおよび決定ボタンおよび戻るボタン、ブザー部205としてスピーカーを内蔵し、電灯線を介してサーバコンピュータ1とデータ通信可能なマイクロコンピュータ201(例えば、東芝製ニューロンチップ)を内蔵し、また、表示画面部202は、マイクロコンピュータ201とデータの送受信ができ、マイクロコンピュータ201から液晶画面への表示要求を受け取り液晶画面に表示を行う液晶画面描画機能、マイクロコンピュータ201から送信されたHTMLを解析するHTML解析機能、HTMLなどの表示データを保存するデータ保存機能、需要家が入力部204から入力した情報を受け取ることができる機能を持つプログラム部分203を有する。また、マイクロコンピュータ201には、表示画面部202へ表示要求やHTMLを送信する機能、サーバコンピュータ1から受信した音量や発生時間などの情報をもとに、ブザー部205のスピーカーから音を出す機能を持つプログラムを有する。
HTMLについてはテンプレートのようなものを想定し、HTMLの変動しない部分、(例えば、タイトルやテーブルの罫線)をセンター装置22からサーバコンピュータ1へあらかじめ送信しておく。サーバコンピュータ1は、需要家から要求されて作成が必要となった時に、HTMLの変動する部分(例えば、当月の電気使用量や電気料金)をHTMLの変動しない部分に埋め込み、液晶画面に表示するHTMLを作成する方法を取る。サーバコンピュータ1には、HTMLの変動しない部分と変動する部分を結合し、表示可能なHTMLを作成する機能、HTMLを表示機能付電気機器2に送信する機能、表示機能付電気機器2に表示要求を送信する機能を有するプログラム(以下、「HTML作成プログラム」という。)が存在する。
・センター装置22は、PHS網24を介して需要家宅21のサーバコンピュータ1に接続し、HTMLの変動しない部分を送信する。
・サーバコンピュータ1は、受信したHTMLの変動しない部分を記憶装置4に保存する。
・HTML作成プログラムは、需要家から電気使用量などの情報を液晶画面へ表示して欲しいという要求があった場合、表示要求に該当するデータ(HTMLの変動しない部分と変動する部分)を記憶装置4から抽出し、表示可能なHTMLを作成する。
・HTML作成プログラムは、表示機能付電気機器2の仮想機器を読み込み、仮想機器に対してHTMLを送信し、表示要求を出す。
・仮想機器と同じ情報を持つ表示機能付電気機器2のマイクロコンピュータ201は、受信したHTMLと表示要求を表示画面部202のプログラム部分203に受け渡す。
・表示画面部202のプログラム部分203は、受取ったHTMLをHTML解析機能を用いて解析し、液晶画面描画機能を用いて、液晶画面にHTMLを表示する。また、必要であれば、データ保存機能を用いてHTMLを保存することもできる。
【0027】
(請求項6)
請求項6は目標値の設定と比較・警告に関する。請求項6の実施例について図4〜5および図(フローチャート)14によって説明する。
表示機能付電気機器2は請求項5で説明したものと同じであり、目標電気料金の設定や電気料金などを計算するときに用いる電気料金および/または検針に係るデータは記憶装置4に保存されており、予測の電気料金の計算に使用するプログラムは、電力会社の料金制度にもとづいたプログラムを使用する。
目標電気料金と電気料金の予測の比較処理は、毎日定められた時間(例えば、8時、12時、18時)に、サーバコンピュータ1のスケジューラからの起動要求で、実行を開始する。
予測した電気料金が目標電気料金を上回ると想定した場合の需要家への通知には、表示機能付電気機器2の表示画面部202に文字を出力する警告と、ブザー部205から音を発生させる警報がある。それぞれの出力時期の条件は、警告は無条件であり、警報は需要家が設定した警報を発する期日以降である。
目標電気料金および警報を発するタイミングの需要家による設定、目標電気料金と比較する電気料金の予測の計算は、暦(毎月1日〜月末日)ではなく、検針のスケジュールを基準にしたものとする。例えば、前回検針日が5月10日で、次回検針日が6月10日である場合、需要家は5月10日から6月9日の期間について目標電気料金、警報を発するタイミングを設定し、サーバコンピュータ1は5月10日から6月9日の期間の電気料金を予測する。
設定する目標電気料金は、前年同月の電気料金の実績を基準に、削減したい金額を指定して設定する。例えば、前年同月の電気料金が8000円で、今月は7500円にしたいときは、マイナス500円を指定することで目標電気料金は7500円に設定される。前年同月の電気料金を基準に用いるのは、電気使用量に最も影響すると思われる光熱機器(例えば、エアコン)の稼動要因となる気温や湿度は、目標電気料金を設定する月(以下、「設定月」という。)にとっては前年同月が近い値にあると思われ、需要家宅の家電機器が増えたり、長期の旅行に出かけてほとんど家に居なかったといったことがない限り、前年同月の電気使用量が設定月の電気使用量に最も近いのではないかと推測されるためである。
警報を発するタイミングは、予測した電気料金が目標電気料金を上回る場合の警報開始日のことで、需要家はこの開始日を前回検針日からの経過日数で設定する。たとえば、前回検針日から15日経過以降に警報を発生させたいときは、15日を設定する。
目標電気料金や警報を発するタイミングの設定は、HTMLの表示が可能で、上下矢印ボタンなどの入力部104もある表示機能付電気機器2を用いて行うが、需要家が設定した最新の設定値を記憶装置に保存しておくことにより、例えば、毎月同じ設定値を希望するならば、設定は最初の1回のみでよい。
【0028】
・需要家は、表示機能付電気機器2に対し、例えば、上矢印ボタンを押すなどして目標電気料金と警報を発するタイミングの設定要求を行う。
・表示機能付電気機器2は、表示機能付電気機器2に保存している、HTMLで記述された目標電気料金と警報を発するタイミングを設定する画面(図5参照。以下、「設定画面」という。)を表示する。
・需要家は、上下矢印ボタンを操作して、希望する設定値のラジオボタンへカーソルを移動させ、決定ボタンを押すことにより目標電気料金と警報を発するタイミングの設定値を確定し、設定画面の設定完了ボタンへカーソルを移動させ、決定ボタンを押すことにより、設定を完了する。
・表示機能付電気機器2は、入力された設定値をサーバコンピュータ1へ送信する。
・サーバコンピュータ1は受信した設定値を、最新の設定値として記憶装置4に保存する。
【0029】
サーバコンピュータ1は、定められた時刻に達すると、記憶装置4に保持してある目標電気料金と電気料金の予測の比較を行うプログラム(以下、「プログラム」という。)をCPU10に呼び出し、プログラムを起動させる。定められた時刻とは、検針日を除く毎日8時、12時、18時である。
【0030】
プログラムは、
・記憶装置に保持してある、前回検針日、次回検針日、時間帯区分1〜時間帯区分4の累積使用量、時間帯区分1〜時間帯区分4の累積回数、支払種別、燃調単価(最低)、燃調単価(低圧)、目標電気料金、警報を発するタイミングを取得し(K1)、
【0031】
〈電気使用量予測・電気料金計算〉
電気使用量の予測と電気料金の計算を行う。
電気使用量の予測と電気料金の計算は、請求項2における処理と同じであるので説明を省略する。
【0032】
〈比較と警告・警報の発生〉
・計算で求めた予測電気料金が目標電気料金以上か比較し(K2)、
・条件が成立するなら次の処理へ行き、条件が成立しないのであれば、終了し、
・表示機能付電気機器2の仮想機器を読み込み(K3)、
・表示機能付電気機器2の仮想機器に対して、警告画面の表示要求を行い(K4)、
・現在日時が警報を発するタイミングと同じか比較し(K5)、
・条件が成立するなら次の処理へ行き、条件が成立しないのであれば、終了し、
・表示機能付電気機器2の仮想機器に対して、警報の発生要求を行い(K6)、終了する。
【0033】
(請求項7)
請求項7はソフトウエアなどの変更に関する。図3によって、本発明の実施例のうち、電力会社の定めた電気料金制度に変更があった場合について説明する。
電気料金に関して、電力会社23が定めた電気料金制度に変更があった場合は、需要家宅21のサーバコンピュータ1の記憶装置4に保持すべき電気料金計算プログラムや電気料金予測プログラムを含むソフトウエアを更新する必要がある。
センター装置22は、電力会社23から送信された、電気料金制度の変更にもとづいて作成されたソフトウエア(以下、「新ソフトウエア」と言う。)をPHS網24を介して需要家宅21のサーバコンピュータ1に送信することができる。新ソフトウエアを需要家宅21のサーバコンピュータ1のPHS12が受信し、記憶装置4がすでに保持していたソフトウエア(以下、「旧ソフトウエア」と言う。)に上書きして記憶装置4に保持するため、記憶装置4の旧ソフトウエアは削除され、新ソフトウエアのみが残ることとなる。これ以降、CPU10で電気料金の計算を行う場合は、この新ソフトウエアが記憶装置4から呼び出されて起動することとなる。
この新ソフトウエアには、電気料金制度の変更の実効日が検針日以外の場合、かつ、その実効日を含む期間の料金計算をサーバコンピュータ1が行う場合に、旧制度下の料金と新制度下の料金をそれぞれ計算しうる機能を併せ持つことも可能である。この場合の新ソフトウエアには旧ソフトウエアおよび電気料金制度の変更の実効日データが含まれることとなるため、電気料金の計算を行う都度、計算期間に前記実効日が含まれているか否かを判断して、新旧料金別に計算して合算することが可能となる。
一方、電気料金制度の変更の実効日が検針日の場合は、計算期間はすべて電気料金制度の変更後として扱われるため、新ソフトウエアに旧ソフトウエアを含む必要性はない。
また、需要家の希望などにより電気の契約メニューが変更された場合は、変更後の契約メニューに相当するソフトウエアを同様の方法でサーバコンピュータ1に送信して、動作させることができる。この場合、電気料金の請求単位は契約メニュー毎となるため、変更後の契約メニューに相当するソフトウエアには変更前の契約メニューに相当するソフトウエアを含む必要はない。
【0034】
(請求項8)
請求項8はサーバコンピュータからセンター装置へのデータ送信に関する。図3によって、電力会社23からセンター装置22に対して検針を行った結果のデータ(以下、「検針結果データ」という。)の回収要求がなされた場合について説明する。
検針結果データは、記憶装置4に保持されていることとする。
センター装置22から検針結果データの回収要求を受信したサーバコンピュータ1は、サーバコンピュータ1の記憶装置4に保持している検針結果データを取り出し、PHS網24を介してセンター装置22に送信することができる。センター装置22が受信した検針結果データは、電力会社23が回収するまでの間、センター装置22の記憶装置18に保持する。
【0035】
【実施例】
本願発明の詳細を実施例で説明する。本願発明はこれら実施例によって何ら限定されるものではない。
【0036】
実施例1
《分散型料金計算システム》
現在、電気料金に関する電力会社の機械処理の流れをおおまかに分類すると、
・検針準備データの作成
・検針結果データの回収
・検針結果データにもとづく料金計算
・口座振替または請求書発行への連係
・会計・統計処理
・収入管理
などがあり、さらに
新設、設備の増加・減少、転入・転出、停電の割引などの情報を管理するお客さま情報管理システムが上記機械処理と密接に関係している。
【0037】
本発明のサーバコンピュータは上記機械処理のうち、検針だけでなく料金計算および金融機関への口座振替依頼、請求書発行なども行うことができるサーバコンピュータである。
【0038】
図15によって、本発明の実施例のうち、分散型料金計算システムについて説明する。
(1)まず、検針準備データが電力会社から送信されたあと、
(2)サーバコンピュータは検針準備データにもとづく検針と
(3)検針結果にもとづく電気料金の計算を行い、
(4)検針結果、電気料金計算結果を電力会社に送信し、(印紙税法、電源開発促進税法、統計処理上で必要、場合によってはホスト計算結果との照合で必要とする)
(5)指定の金融機関に計算した電気料金を通知して振替を依頼し、
(6)金融機関からの振替結果の通知を受信してその結果を表示機能付電気機器に表示させるとともに、必要に応じて無線または有線で接続されたプリンターに当該内容を出力する。
(7)金融機関は、口座振替結果をサーバコンピュータに通知するとともに、電力会社にも通知する。(電力会社への通知は収入管理と会計処理のため)
(8)金融機関から口座振替不能の通知を受けたサーバコンピュータは、金融機関に対する再度または再々度の振替を依頼するとともに、需要家に対しては指定口座への入金など、対応を促す通知を表示機能付電気機器に表示させる。
(9)サーバコンピュータは、支払期限日と金融機関からの振替結果の通知にもとづいて支払いの督促または電気の供給停止通告を表示機能付電気機器に表示させる。
(10)需要家の支払い方法が口座振替ではない場合は、サーバコンピュータは金融機関への振替依頼は行わず、電気料金振込伝票をプリンターに出力する。
(11)需要家が金融機関などへ振込票を持参して支払いした場合、入金情報は金融機関などから電力会社へ連絡される。
(12)電力会社は、金融機関などからの口座振替、振込票による支払い結果の通知を受けて収入管理を行う。(振替手数料事務のためにも通知は必要)
(13)電力会社は、電気料金支払いの遅滞による加算料金情報を次回検針準備データに連係する。
【0039】
サーバコンピュータの機能で以上のことが可能となるため、従来電力会社のホストコンピュータで行っていた、すべての需要家を対象にした大量の一括処理を各需要家に配設されたサーバコンピュータ単位に処理させる分散処理が実現できる。
したがって、検針後すみやかな口座振替の依頼、または振込票の発行が可能となり、電気料金の支払い対応期間を長く確保することができる。
また、電力会社は、需要家単位の分散処理が可能になることで地域ごとに検針日を設定する「定例日制」の考え方から開放され、例えばすべての需要家の検針を毎月1日に実施することも可能である。
【0040】
【発明の効果】
本発明のサーバコンピュータを各需要家宅に配設することによって、電力会社のホストコンピュータで行っていた電気料金の計算など大量の一括処理を、サーバコンピュータ単位に処理させる分散処理が実現できる。分散処理の実現によって、需要家は電気料金の支払い対応期間を従来よりも長く確保することができる。一方、電力会社ではホストコンピュータで一括処理させていた稼働相当部分を他の業務処理に充当させたり、ホストコンピュータの規模を縮小できるなどのメリットがある。
サーバコンピュータの電気料金を計算する機能によって、需要家は検針日以外の日において、居ながらにして現時点までの電気料金や、電気料金の予測額を確認することができる。
また、目標電気料金と予測電気料金との料金比較とそれに連なる警報出力をリアルタイムに行うことから、省エネルギーに取り組む需要家の要望に応えるとともに、省エネルギー意識を喚起させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】需要家宅およびセンター装置のハードウエア構成と、サーバコンピュータとセンター装置がWANを介して接続されているシステム構成の概略図である。
【図2】電力量計の仮想機器生成例を説明するための、サーバコンピュータおよび入出力装置のプログラム説明図である。
【図3】需要家宅およびセンター装置および電力会社のハードウエア構成と、サーバコンピュータとセンター装置がPHS網を介して接続されているシステム構成の概略図である。
【図4】電灯線を介してサーバコンピュータと接続された表示機能付電気機器の動作方法を説明するための、表示機能付電気機器およびサーバコンピュータおよびセンター装置のハードウエア構成を示す概略図である。
【図5】需要家が目標電気料金および警告を発するタイミングを入力する、表示機能付電気機器の目標設定画面である。
【図6】サーバコンピュータの記憶装置に保持するデータの一覧表である。
【図7】電力量計の指示数を予め設定された時間帯区分毎の時刻に取得して、時間帯毎の電気使用量を記憶装置に保持する処理のフロー図である。
【図8】電気使用量および電気料金を予測計算する処理のフロー図である。
【図9】電気使用量を予測計算する処理のフロー図である。
【図10】電気料金を計算する処理のフロー図である。
【図11】図10のつづきのフロー図である。
【図12】サーバコンピュータが、センター装置からの指令および情報を受信して定例検針を行う際の処理のフロー図である。
【図13】サーバコンピュータが、需要家から要求されたときや予め設定されたタイミングに電気料金を計算する処理のフロー図である。
【図14】サーバコンピュータが、予測した電気料金が目標電気料金を上回ると想定したときに、表示機能付電気機器に警報や警告を発生させる処理のフロー図である。
【図15】実施例の分散型料金計算システムにおける、お客さまおよび金融機関および電力会社間のデータのやり取り、および処理の概略を示す説明図である。
【符号の説明】
1 サーバコンピュータ
2 表示機能付電気機器
3 インターフェース
4 記憶装置
5 電灯線
6 電力量計
7 (シリアル2線式カレントループ)インターフェース
8 (シリアル2線式カレントループ)インターフェース
9 入出力装置
10 CPU
11 分電盤
12 外部通信装置(PHS)
13 センター装置
14 ホストコンピュータ
15 外部通信装置
16 WAN
17 コンピュータ
18 記憶装置
19 PHS
20 LonTalkプロトコル
21 需要家宅
22 センター装置
23 電力会社
24 PHS網
31 水道メータ
32 ガスメータ
33 その他家電機器
34 インターフェース
101 アプリケーションプログラム
102 VMクラス番号
103 リアルID
104 仮想機器
105 メソッド
201 マイクロコンピュータ
202 表示画面部
203 プログラム部分
204 入力部
205 ブザー部
901 マイクロコンピュータ
902 ネットワーク変数
903 セレクタNo

Claims (8)

  1. 各需要家宅に配設され、電灯線を含む制御系通信網を介して通信するための手段を有した電力量計と、外部のセンター装置と、各需要家宅に配設され、入力機能および制御系通信網を介して通信するための手段を有した表示機能付電気機器とともに一つのシステムを構成する各需要家宅に配設されるサーバコンピュータであって、
    上記のサーバコンピュータが、外部のセンター装置WANを介して通信するための外部通信装置と、電力量計および表示機能付電気機器と制御系通信網を介して通信するための手段と、収集した電気料金に関するデータを保持する記憶装置を備え、電力量計と同じ情報を持つ分身として記述されたソフトウエアオブジェクトであり、かつ、電力量計との通信に使われる複数の通信プロトコルをその中に隠蔽した仮想機器を用いて電力量計の指示数を取得し、記憶装置に保持した電気料金に関するデータを参照て電気料金を計算する機能を含むことを特徴とするサーバコンピュータ。
  2. 上記のサーバコンピュータが、需要家宅の、電力量計の指示数を予め設定された時間帯区分毎の時刻に取得して、時間帯毎の電気使用量を記憶装置に保持し、需要家が要求したとき、または予め設定されたタイミングで、前回の検針日から次回の検針日までの期間の電気使用量および電気料金を、記憶装置に保持した電気料金に関するデータを参照して需要家の電気消費傾向を推量し、予測算出する機能を含むことを特徴とする請求項1のサーバコンピュータ。
  3. 上記のサーバコンピュータが、外部のセンター装置からの指令および情報を受信することによって、需要家宅の電力量計の指示数を取得し、ならびに記憶装置に保持した電気料金に関するデータを参照して前回の検針日から指令時までの期間の電気使用量および電気料金を計算し、これらの値を記憶装置保持する機能を含むことを特徴とする請求項1または2のサーバコンピュータ。
  4. 上記のサーバコンピュータが、需要家が要求したとき、または予め設定されたタイミングで、電力量計の指示数を取得し、ならびに記憶装置に保持した電気料金に関するデータを参照して前回の検針日から要求時までの期間の電気使用量および電気料金を計算する機能を含むことを特徴とする請求項1、2または3のサーバコンピュータ。
  5. 上記のサーバコンピュータ、表示機能付電気機器の仮想機器を用いて、表示機能付電気機器に対して記憶装置に保持した、需要家宅の過去の電気料金に関するデータや、予測または計算した電気使用量および電気料金の結果を表示させる機能を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかのサーバコンピュータ。
  6. 上記のサーバコンピュータが、表示機能付電気機器に需要家が入力した、目標電気料金と警報または警告を発するタイミングに係る設定値を記憶装置に保持し、予測した電気料金が目標電気料金を上回ると想定するときに、表示機能付電気機器の仮想機器を用いて表示機能付電気機器に警報または警告を発生させる機能を含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかのサーバコンピュータ。
  7. 上記のサーバコンピュータが、電気料金計算プログラムまたは電気料金予測プログラムを含ソフトウエア、外部のセンター装置から受信して記憶装置に保持させ、当該ソフトウエアにより電気料金または予測電気料金を計算する機能を含むことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかのサーバコンピュータ。
  8. 上記のサーバコンピュータが、記憶装置に常駐するソフトウエアを動作させて得られる電気使用量または電気料金を外部のセンター装置に送信する機能を含むことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかのサーバコンピュータ。
JP2001248301A 2001-08-17 2001-08-17 予測電気料金計算サーバコンピュータ Expired - Fee Related JP4785298B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001248301A JP4785298B2 (ja) 2001-08-17 2001-08-17 予測電気料金計算サーバコンピュータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001248301A JP4785298B2 (ja) 2001-08-17 2001-08-17 予測電気料金計算サーバコンピュータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003061263A JP2003061263A (ja) 2003-02-28
JP4785298B2 true JP4785298B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=19077487

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001248301A Expired - Fee Related JP4785298B2 (ja) 2001-08-17 2001-08-17 予測電気料金計算サーバコンピュータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4785298B2 (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030072531A (ko) * 2002-03-04 2003-09-15 엘지산전 주식회사 사용요금 확인이 가능한 전자식 전력량계
JP4480406B2 (ja) * 2004-01-27 2010-06-16 大阪瓦斯株式会社 割引料金課金システム及び方法
JP2005316843A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Masaharu Inoue 電気料金通知システム、電気料金通知方法、およびその方法をコンピュータに行わせるプログラム
US8127297B2 (en) 2007-10-31 2012-02-28 International Business Machines Corporation Smart virtual objects of a virtual universe independently select display quality adjustment settings to conserve energy consumption of resources supporting the virtual universe
US8214750B2 (en) 2007-10-31 2012-07-03 International Business Machines Corporation Collapsing areas of a region in a virtual universe to conserve computing resources
US8013861B2 (en) 2007-10-31 2011-09-06 International Business Machines Corporation Reducing a display quality of an area in a virtual universe to conserve computing resources
US8127235B2 (en) 2007-11-30 2012-02-28 International Business Machines Corporation Automatic increasing of capacity of a virtual space in a virtual world
JP2009211414A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Chugoku Electric Power Co Inc:The 管理支援システムおよび管理支援方法
US7996164B2 (en) 2008-05-06 2011-08-09 International Business Machines Corporation Managing energy usage by devices associated with a virtual universe resource conservation region
US8199145B2 (en) 2008-05-06 2012-06-12 International Business Machines Corporation Managing use limitations in a virtual universe resource conservation region
US7873485B2 (en) 2008-05-08 2011-01-18 International Business Machines Corporation Indicating physical site energy usage through a virtual environment
US9268385B2 (en) 2008-08-20 2016-02-23 International Business Machines Corporation Introducing selective energy efficiency in a virtual environment
JP5233863B2 (ja) * 2009-06-22 2013-07-10 富士通株式会社 電力管理システム及び電力管理方法
JP5416576B2 (ja) * 2009-12-25 2014-02-12 パナソニック株式会社 電気料金体系選択システム
US8996184B2 (en) 2010-05-13 2015-03-31 Lsis Co., Ltd. Apparatus and method for energy management
KR101181649B1 (ko) * 2010-05-20 2012-09-10 엘에스산전 주식회사 데이터 수집 장치, 데이터 수집 시스템 및 데이터 수집 방법
US10796346B2 (en) * 2012-06-27 2020-10-06 Opower, Inc. Method and system for unusual usage reporting
JP5814956B2 (ja) * 2013-01-31 2015-11-17 日本瓦斯株式会社 ガス管理システム
JP2014222396A (ja) * 2013-05-13 2014-11-27 パナソニック株式会社 管理装置、機器管理方法、管理システム
JP6075223B2 (ja) * 2013-06-20 2017-02-08 三菱電機株式会社 電力デマンド制御装置
WO2015194149A1 (ja) * 2014-06-17 2015-12-23 パナソニック株式会社 電力管理装置、電力管理システム
JP6545654B2 (ja) * 2016-12-09 2019-07-17 東京瓦斯株式会社 通知システム、通知方法
KR102454326B1 (ko) * 2020-12-15 2022-10-14 한국전력공사 디지털 계기에 대한 계시별 구분계량 방법 및 이를 수행하는 계기용 게이트웨이

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11237414A (ja) * 1998-02-19 1999-08-31 Shinsedai Kk 電力監視情報端末
JPH11250137A (ja) * 1998-03-03 1999-09-17 Osaka Gas Co Ltd 料金制御検針装置
JP2001197662A (ja) * 1999-10-25 2001-07-19 Soshiodaiya Systems Kk 電力量計算装置、電力量計算方法および電力量情報の処理システム
JP4080661B2 (ja) * 2000-02-15 2008-04-23 三菱電機株式会社 エージェントサービス提供システム
JP2002297832A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Fujitsu Ltd 情報処理装置、料金提示用プログラムおよび料金提示方法
JP4926330B2 (ja) * 2001-03-30 2012-05-09 富士通株式会社 コンサルティング用情報処理装置およびデータ処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003061263A (ja) 2003-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4785298B2 (ja) 予測電気料金計算サーバコンピュータ
US20030009301A1 (en) Integrated utility meter-reading, billing, payment and usage management system
JP2012069105A (ja) 動的時変エネルギー料金制を支援するエネルギー計量システム、エネルギー計量方法及び電力量計
JP2003315134A (ja) ガスメータ情報システムおよび資源使用量情報システムならびにそれらに用いられる付加機能ユニット
JP2009199351A (ja) 省エネルギーサポートシステムおよびその方法
JP2006244063A (ja) 需給契約支援システム
JP3984043B2 (ja) 定額電力供給方法および定額電力供給サービスシステム
US20080154802A1 (en) Utility product usage internet access
JP2005070959A (ja) 電力需要情報処理システム
JP2001356025A (ja) プリペイド方式の検針メータ、プリペイド検針システム及びプリペイド検針方法
JP2002312431A (ja) 遠隔検針業務支援システム
JP5936592B2 (ja) 広告配信サーバ及び広告配信システム
JP2016151991A (ja) 電力供給管理システムおよび電力供給管理方法
JP4778187B2 (ja) 電力量計量システム、電子式電力量計、使用電力量表示端末
JP4641825B2 (ja) 割引料金利用促進システム
JP3922936B2 (ja) 電気機器の状態情報収集システム
JP2005241318A (ja) テーブルドリブン方式による託送料金管理システム
JP5422334B2 (ja) 電力供給管理システム、電力供給管理方法、および電力供給管理プログラム
JP2010501930A (ja) ユーティリティ販売のシステム及び方法
JP4480254B2 (ja) 自動検針システムを用いた顧客サービス提供方法
JP2004094637A (ja) 需給契約支援システム
JP2003256966A (ja) 電力の利用情報提供システム
KR102502818B1 (ko) 전력수급 최적화 장치 및 그 방법
JP2003143758A (ja) 電力供給サービスおよび電力供給システム
JP2004013781A (ja) ガス料金管理装置及びその方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080813

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110706

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4785298

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100819

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees