JP4785235B2 - 合成樹脂製キャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、牛乳瓶などの容器口部に装着される合成樹脂製キャップに関するものであり、更に述べれば、キャップの天板に、空気逃がし孔形成用の弱化部を有する合成樹脂製キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、牛乳瓶等の容器口部に装着される合成樹脂製のキャップは、天板を有する外筒と、容器口部の係合部に圧接される係止凸条と、該天板に垂設されたシール筒と、を備えている。
消費者は、容器内容物を使用したり保存したるする場合、自らキャップを容器から取り外し、又、容器に装着する。
そして、冬場等に、容器の内容物を摂取する際には、該内容物が冷たくなっているため、容器を湯せんにかけたりする場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
容器の口部には、通常、キャップと内容物との間に隙間があり、その隙間に空気が入り込んでいる。そこで、この状態で前述のように容器を湯せんすると、容器内の空気が温められてその体積が大幅に増大し、キャップに強い押し上げ力を与えることになる。
その結果、容器の内圧がキャップの容器への嵌着力を上回る時に、キャップが容器口部から外れることがある。
【0004】
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、容器を温める際に、容器内空気が膨張することによって、キャップが容器口部から外れないようにすることを目的とする。
【0006】
この発明は、天板を有する外筒の内側に形成され、容器口部の係合部に圧接される係止凸条と、該天板内側に垂設されたシール筒と、を備えた合成樹脂製キャップにおいて;前記シール筒より内側に位置する前記天板に、弱化部を備えた窪み部が凹設され、該窪み部内に空気逃し孔形成用突起が立設されており、前記空気逃し孔形成用突起の高さが窪み部の深さよりも低くなるように形成され、容器に打栓装着可能であることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
【0008】
本発明者らは、前記課題を解決するには、容器を温める直前に、キャップの一部を破断して、容器内の空気が外部に漏出できるようにすれば良いことに気が付いた。
そして、これを達成するために、前記シール筒より内側に位置する天板に、指等で簡単に破断できる強度の弱化部を形成することにした。
この弱化部の態様は、例えば裂切り易い薄肉部、ミシン目等により、親指の頭部大の円弧状、直線状、又は、放射形状に空気逃がし孔を形成する。
【0009】
又、該弱化部の別の態様としては、シール筒より内側に位置するキャップ天板に、弱化部を備えた窪み部を凹設し、該窪み部内に空気逃し孔形成用突起を立設してもよい。
上記第2の態様においては、前記空気逃し孔形成用突起を囲むように前記窪み部を設け、かつ、該突起の高さは、該窪み部の深さ以下に形成することが好ましい。
このように形成すれば、該突起の頂部は天板の上面以内に含まれ、該上面から突出することがないので、打栓時に該突起が破壊されるのを防止できる。
【0010】
【実施例】
本発明の第1実施例を、図1〜図5により説明する。
容器3の口部3aには、キャップCが嵌着されている。このキャップCは、合成樹脂、例えば、ポリエチレンにより形成され、前記口部3外周に圧接する外筒2の内側2aには、環状の係止凸条5が設けれている。この凸条5は、キャップC打栓の際に、前記容器口部3aの係合部4に圧接係合され、両者の嵌着力はFである。
又、6は天板1の内側1aに垂設されたシール筒であり、このシール筒6と外筒2とにより、前記口部3aを挟持している。
【0011】
このシール筒6より内側に位置する天板1の上面1bには、空気逃がし孔形成用の弱化部7が形成されている。この弱化部7は、例えば、裂切り易い薄肉部、ミシン目、又は、これらの組み合わせ等で形成され、その形状は、図2〜図4に示す如く、使用者の親指の頭部大の円弧状、直線状、又は、放射形状等が選択される。
【0012】
又、前記天板内側1aと、図示しない容器内容物Lとの間には、隙間Sが介在しており、自然内圧P0を有する空気Aが存在している。
【0013】
次に、本実施例の作動につき説明する。
キャップCを容器口部3に嵌着させたまま、該容器3を温める際には、予め、天板1の上面1bに形成された弱化部7の(親)指をあてがって下方に押圧する。そうすると、該弱化部7は、指で容易に破断できる強度に形成されているため、付け根部7aを残して圧壊され、該圧壊された天板が空気逃がし孔8として、前記隙間Sを容器外部と連通させる。
【0014】
この状態で、容器3を湯せん等の方法によって温める。この温めによって、図示しない容器内容物Lと、前記空気Aと、は夫々熱エネルギーを得てその体積が増大する。特に、気体は固体・液体に比べて分子間結合が弱いため、熱エネルギーによる体積増大率が大きい。
従って、空気Aは前記容器3内の隙間Sの容積Vを超えて体積が増大し、内圧P1(P1>P0)でキャップCを押し上げ力F1で押圧する。
【0015】
しかし、該キャップCの天板1には、前述したように、前記空気逃がし孔8が形成されており、該空気逃がし孔8によって、隙間Sは容器外部と連通している。従って、該隙間S内の前記空気Aは、該孔8より容器外へ噴き出し、前記容器内圧P1はP0近くまで減圧される。
これにより、前記押し上げ力F1は、キャップCと容器口部3aとの前記嵌着力Fを超えることはないので、従来のように、キャップCが容器口部3aから外れることはない。
【0016】
この発明の第2実施例を図6により説明する。
この実施例と第1実施例との相違点は、次の通りである。
(1)シール筒6より内側に位置する天板1に、弱化部7を備えた窪み部9が凹設され、
(2)該窪み部9内に空気逃し孔形成用突起10が立設されていること。
【0017】
この実施例では、窪み部9内に形成された空気逃し孔形成用突起10の頂部10aを指等で倒し、該窪み部9の弱化部7を破断することによって、空気逃がし孔を形成する。
該空気逃し孔形成用突起10の付け根部10bには、弱化部7が形成されることによって、天板1が薄肉11となっている。従って、該突起10の頂部10aを指等で倒すと同時に該弱化部7が破断されて、空気逃がし孔が形成され、隙間Sと外気とが連通する。
【0018】
そして、前記突起10の高さHを窪み部9の深さDよりも低く形成することによって、キャップCを打栓する際に、該突起10がキャップ供給機に引っかかったり、または、破壊されたりするのを防止できる。
【0019】
又、空気逃し孔形成用突起10の形状として、例えば図6に示す如く、その頂部10aから付け根部10bにかけて小径となるようにしてもよい。このように形成すると、該頂部10aの面積が大きいので、倒し力を加え易くなるばかりか、該付け根部10bに応力がかかり易くなるので、容易に前記弱化部7を破断できる。
【0020】
この発明の第3実施例を図7により説明する。
この実施例と第2実施例との相違点は、次の通りである。
(1)弱化部7として、例えば図7に示す如く、空気逃し孔形成用突起10の周囲に環状のスコア12を採用され、
(2)空気逃し孔形成用突起20が円柱形状であること。
上記スコア12は、図7において天板内側1aに形成されているが、天板上面1bに形成してもよいことは勿論である。
【0021】
【発明の効果】
この発明は、キャップ天板に弱化部が設けられているので、容器を温める際は、予め、キャップ天板の一部を破断して、容器内の空気が外部へ漏出できる孔を形成することができる。
従って、容器内空気は熱せられても、該孔から外部へ放出されるので、容器内圧がキャップの容器への嵌着力を上回ることがなく、キャップが容器口部から外れることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す上面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す他の上面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す他の上面図である。
【図5】本発明の第1実施例を示す図で、弱化部を破断した後のキャップ斜面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す図で、図1に対応した図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す図で、図1に対応した図である。
【符号の説明】
1 天板
1a 天板内側
2 外筒
2a 外筒内側
3 容器
3a 口部
4 係合部
5 係止凸条
6 シール筒
7 弱化部
8 空気逃がし孔
9 窪み部
10 空気逃し孔形成用突起
10b 付け根部
12 環状スコア
20 空気逃し孔形成用突起
C キャップ

Claims (3)

  1. 天板を有する外筒の内側に形成され、容器口部の係合部に圧接される係止凸条と、該天板内側に垂設されたシール筒と、を備えた合成樹脂製キャップにおいて;
    前記シール筒より内側に位置する前記天板に、弱化部を備えた窪み部が凹設され、該窪み部内に空気逃し孔形成用突起が立設されており、
    前記空気逃し孔形成用突起の高さが窪み部の深さよりも低くなるように形成され、
    容器に打栓装着可能であることを特徴とする合成樹脂製キャップ。
  2. 弱化部が、空気逃し孔形成用突起の周囲を囲むように形成された環状スコアであることを特徴とする請求項記載の合成樹脂製キャップ。
  3. 空気逃し孔形成用突起は、その頂部から付け根にかけて小径になるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製キャップ。
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