JP4043712B2 - 合成樹脂製中栓付きの容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、合成樹脂製中栓付きの容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器体口頸部の内外面へ、頂板外周から垂下させた内外二重筒を水密に嵌合させると共に、頂板中央部を隆起させかつ該隆起部中心に注出孔を穿設させ、又該注出孔上面外周へ、把手付きの合成樹脂製薄片を剥離可能に熱溶着させてその注出孔を密閉した容器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記容器は、把手引上げにより薄片を剥離することで注出孔を開孔できるよう設けてあり、一たん薄片を剥離すると注出孔の再閉塞が困難とすることで、容器内容物が全く注出されていないことの保障機能を有するものであるが、上記薄片を剥離しないままで注出孔を有する中栓を容器体口頸部から外した後、該中栓をそのまま口頸部に対して再嵌合することは不可能ではなく、よって上記薄片での注出孔密閉による、いわゆるバージン性保障機能は或る程度役立つものの、完全とは云えなかった。
【0004】
本発明はその機能を高めると共に、その容器内収納物使用終了後における容器廃棄に際して、容器体が合成樹脂製中栓と異材質の場合は容器体からの中栓取外しが容易として、材質毎の分別廃棄が容易であるよう設けたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として口頸部2を起立する容器体1と、
該容器体口頸部内面へ水密に嵌合させた内筒23を頂板22外周から垂下させると共に、該頂板に穿設した注出孔24の上面外周へ、把手25付きの薄片26を接合させて注出孔24を密閉した合成樹脂製中栓21とからなり、
上記容器体口頸部の上面内周の一部から口頸部外周面一部へ連続させて凹溝4を穿設させ、かつ該凹溝内へ、上記頂板外周一部から逆L字状に突設した中栓取外し用の弾性摘み板30を嵌合させた。
【0006】
第2の手段として、上記第1の手段を有すると共に上記口頸部の上部を、第1上向き段部5を介して大内径部6に形成すると共に、中栓21の上部を、下向き段部28を介して内筒23外径よりも大外径部29として、該大外径部を上記大内径部内へ、上記第1上向き段部5へ下向き段部28を係合させて嵌合させた。
【0007】
第3の手段として上部外径を小外径部9とした口頸部2を起立する容器体1と、
上記小外径部9外面へ、頂板22外周から垂下させた外筒32を水密に嵌合させると共に、該頂板に穿設した注出孔24の上面外周へ、把手25付きの薄片26を接合させて注出孔を密閉した合成樹脂製中栓21とからなり、
上記容器体口頸部の小外径部9下方の口頸部部分外面一部に、小外径部下端から連続させて凹溝11を縦設して該凹溝内へ、中栓21下端面から垂下させた弾性摘み板30を嵌合させ、かつ該弾性摘み板両側上方の外筒部分および該外筒部分間を除く外筒部分に適宜間隙を隔てて複数の破断用線34を縦設した。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下まず図1から図3が示す第1実施形態について説明すると、1は口頸部2を起立する容器体である。該容器体は硝子製、合成樹脂製等材質は問わない。その口頸部外面にはキャップ螺合用雄ねじ3を周設させており、又口頸部上面内周の一部から口頸部外周面一部へ連続させて逆L字形状の凹溝4を穿設している。尚その口頸部の上部は第1上向き段部5を介して大内径部6に形成してもよい。
【0009】
21は上記口頸部の上端部内へ嵌合させた合成樹脂製の中栓で、該中栓は、頂板22外周から上記口頸部内面へ水密に嵌合させて内筒23を垂下すると共に、その頂板中央部を上部小径の截頭テーパ状に隆起させ、かつその隆起部中心に注出孔24を穿設し、又その注出孔上面外周へ、把手25付きの合成樹脂製薄片26を加熱溶着により剥離可能に接合させてノズル孔を密閉している。上記内筒下端外面へは口頸部の下面係合用の突条27を周設しており、又図2では中栓21上部を下向き段部28を介して大外径部29となし、その大外径部29を上記大内径部6内へ、第1上向き段部5へ下向き段部28を係合させて嵌合させている。
【0010】
又頂板22の外周一部からは逆L字形状に中栓取外し用の弾性摘み板30を突設して、既述逆L字形状の凹溝4内へ嵌合させている。
【0011】
上記構成において、容器体内収納物を注出する際は、把手25を引上げることで、注出孔24を密閉する薄片26を剥離し、容器体を傾ける等してその注出孔から注出する。
【0012】
容器体が異材質である場合は、該容器体内収納物がなくなった後、図2が示すように凹溝4内から弾性摘み板30を引出し、該摘み板を上方へ引上げることで中栓21を容器体口頸部内から抜出し、容器体と中栓とを分別して廃棄すればよい。
【0013】
上記容器体内収納物を、注出孔を開孔させることなく中栓21取外しによって口頸部上端を開口させて該開口から注出させるためには、中栓21が口頸部内面へ嵌合されていて中栓への手掛り部分がないため上記弾性摘み板30を引き上げることで中栓を外すこととなるが、このようにすると、中栓の頂板22と連続する弾性摘み板30の基端部分が限界を超えて変形されることで弾性復元が不能となり、そのため該中栓を口頸部内へ再嵌合させ、かつ弾性摘み片を凹溝4内へ無理に押し込みしても、摘み板基端の変形部分がそのまま残ることとなって、該中栓を不正に抜出したことが解ることとなる。
【0014】
図4から図7は第2実施形態を示す。
【0015】
既述第1実施形態と異なる部分についてだけ説明すると、容器体口頸部2の下端部には外向きフランジ7を付設し、又口頸部の上部を第2上向き段部8を介して小外径部9としている。その小外径部の下方外面には、係合凹溝10を周設してもよい。又小外径部の口頸部部分一部に小外径部下端と連続させて凹溝11を縦設している。
【0016】
合成樹脂製中栓21は頂板22外周部から上記容器体口頸部上部の小外径部9の内外面へ水密に嵌合させて内筒31と外筒32とからなる二重筒を垂下させており、又注出孔24上面外周部を更に隆起させて該隆起部分上面へ把手付き合成樹脂製薄片26の下面を加熱溶着により接合させている。上記外筒32の下部内面には上記係合凹溝10内へ嵌合させて係合突条33を周設させている。
【0017】
又その外筒32の下端面一部からは、上記凹溝11内へ嵌合させて弾性摘み板30を垂下させている。更にその弾性摘み板左右両側上方の外筒部分およびこれ等外筒部分間を除く外筒部分に適宜間隙を隔てて複数の肉薄とした破断用線34を縦設している。
【0018】
該実施形態にあっては、注出孔24を開放し、内容物の注出を終わった後、容器体が中栓と異材質である場合は、図7のように弾性摘み板30を凹溝11内から取出し、そのまま上方へ引上げする。すると摘み板両側上方の破断用線34,34 が切断された後、該弾性摘み板が該摘み板基端を付設する頂板部分を引上げることで容器体から中栓21を分離できるから分別して容器体および中栓を廃棄すればよい。
【0019】
把手付き薄片26を外さないままで中栓21を容器体口頸部から外そうとする場合は、上記弾性摘み板30引上げにより、又は外筒32下端面の一部押上げにより行うこととなるが、摘み片を引上げすると上記のように摘み板両側上方の破断用線が切断され、又外筒下端面一部押上げにより中栓を外そうとすると、押上げ部分両側の破断用線34,34 が切断されることで、中栓を取外したことを示す切れ目を外筒に残すこととなる。又弾性限界を超えて引上げないし押上げた場合は、第1実施形態の場合と同様、弾性復元不能な変形部分を残すこととなる。
【0020】
【発明の効果】
本発明は既述構成とするものであり、第1の手段および第3の手段の構成とすることで、容器体内収納物の不正使用を確実に防止できると共に、容器廃棄時においては弾性摘み板30を利用することで容器体から中栓21を外して分別廃棄することが容易であり、又その摘み板は凹溝11内へ嵌合させるから、別に設けるキャップ螺合時等に邪魔となることがない。
【0021】
第2の手段のようにすることで、口頸部が有する第1上向き段部5上面へ、中栓が有する下向き段部28を係合させることが出来、口頸部内面の所定位置へ中栓21を確実に嵌合させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明容器要部の斜視図である。
【図2】 図1要部の拡大半断面図である。
【図3】 容器廃棄に際して、中栓取外しのために摘み板を持ち上げた状態を示す図1容器の斜視図である。
【図4】 第2実施形態で示す、容器要部の斜視図である。
【図5】 図4要部の拡大半断面図である。
【図6】 図4容器の中栓を不正に開蓋しようとした状態を示す斜視図である。
【図7】 図4容器を、容器廃棄に際して、容器体から中栓を外すために摘み板を引上げた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
2…口頸部 4…凹溝
5…第1上向き段部 11…凹溝
21…中栓 24…注出孔
26…薄片 28…下向き段部
30…弾性摘み板 34…破断用線

Claims (1)

  1. 口頸部2を起立する容器体1と、該容器体口頸部内面へ水密に嵌合させた内筒23を頂板22外周から垂下させると共に、該頂板に穿設した注出孔24の上面外周へ、把手25付きの薄片26を接合させて注出孔24を密閉した合成樹脂製中栓21とからなり、上記口頸部の上部を、第1上向き段部5を介して大内径部6に形成すると共に、中栓21の上部を、下向き段部28を介して内筒23外径よりも大外径部29として、該大外径部を上記大内径部内へ、上記第1上向き段部5へ下向き段部28を係合させて嵌合させ、上記容器体口頸部の上面内周の一部から口頸部外周面一部へ連続させて凹溝4を穿設させ、かつ該凹溝内へ、上記頂板外周一部から逆L字状に突設した中栓取外し用の弾性摘み板30を嵌合させたことを特徴とする合成樹脂製中栓付きの容器。
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