JP4785205B2 - 自己造形性パーマ剤と脱ロッド及び脱バンド型パーマ方法 - Google Patents

自己造形性パーマ剤と脱ロッド及び脱バンド型パーマ方法 Download PDF

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Description

本発明は自己造形性パーマ剤と脱ロッド及び脱バンド型パーマ方法に関し、更に詳しくは、毛髪のシスチン内のジスルフィド結合を還元させるために使用する還元剤と、自然に造形してヘアスタイルを固定化させる造形促進剤を含有する還元造成物(a)と、前記造形促進剤と結合して造形化を誘導する造形組成物(b)、そして前記造形促進剤の活性を解除させる軟化組成物(c)を含めて構成される自己造形性パーマ剤、及びパーマ用ロッドやゴムバンドなどのカーリング器具を着用した状態で毛髪成形を行っていた既存のパーマ方法の短所を改善することのでき、自然に造形化する特性を有するため、毛髪カーリング器具を除去した状態でも短時間でウェーブを成形することができる脱ロッド及び脱バンド型パーマ方法に関する。
パーマ剤は長期間ヘアスタイルを維持させるために使用される組成物中の一つである。通常パーマ剤は毛髪に適用され、シスチン内のジスルフィド結合を還元させる還元剤と、還元剤の使用後、所望する形態に毛髪を再成形し、ヘアスタイルを固定するためにジスルフィド結合を酸化させる酸化剤とから構成される。
パーマ剤を構成する還元剤としては、チオール、硫化物、二硫化物などの物質を使用している。より具体的に例示すると、システイン及びその誘導体、システアミン及びその誘導体、チオ乳酸、チオグリコール酸及びそのエステルまたはアルカリ塩、チオグリコール酸グリセリンからなる群の中から選択される。特に、前記還元剤の中でもチオグリコール酸アルカリ塩が効果的であり、パーマ剤の中に最も一般的に含まれる還元剤成分中の一つである。
パーマ剤と係る従来技術を見ると、下記のような技術が公示されている。
毛髪の損傷を防止するために使用される数種類の成分を維持するためにポリビニルアルコールでカプセル化して使用したケラチン繊維毛髪処理剤[大韓民国公開特許第2001−0033091号]が開示されており、毛髪にパーマをかける機能を同時に持つようにするために、ムース、スプレー、ジェル、及び釉薬(glaze)などのヘアスタイリング剤のセット機能を持つパーマ剤成分にポリビニルピロリドン、界面活性剤、増粘剤などの別の成分を混合する製造方法[大韓民国特許登録第0167487号]が開示されている。
更に、還元性1剤及び酸化性2剤で、安定な物質内に栄養物質が含まれたビーズを分散させることで、毛髪損傷及び頭皮への刺激が少なく、熱の使用に影響を受けず、持続性が向上されたパーマ剤及びストレート剤とこれらの製造方法[大韓民国特許登録第0405955号]が公知されており、また、セラミド、システイン及びリン脂質を含むパーマ用組成物とこれらをシャンプー、トリートメント、酸化剤、リンス、キューティクル調整剤と調合することでパーマセットを適用する方法[大韓民国公開特許第2002−0021141号]が公知されている。その他にも、セラミドが含有されたシャンプーで洗髪する過程、セラミドを含有するトリートメント剤を毛髪に供給する過程、パーマ用組成物を使用して毛髪を成形する工程、酸化剤で処理をする工程を含むパーマ方法について公知されている。そして、ケラチン線維の還元反応と永久的酸化反応に化学的に適当した製剤として2個の水性製剤及びリンスのうち1種類以上の物質を使用する多重システムを選択することを公知すると共に、オイル成分とアルコール成分を限定し、コンディショニング剤を含有することを特徴とする方法[大韓民国公開特許第2002−0021392号]が開示されている。更に、毛髪を永久的に再成形するためのケラチンの処理方法において、粉末形態の固体組成物と液対組成物を含有する安定した還元剤[大韓民国特許登録第0411960号]として既存に使用されている還元剤は時間が過ぎると不安定になり、機能が落ちてしまうため、システイン、システアミンなどを混合して還元剤の安定性、効果を維持させ、または固体支持体としてはシリカ、粘土、炭水化物、及び有機重合体の中から選択使用する内容が開示されている。
このようなパーマ剤を利用した一般的なパーマ方法は下記段階を含めて構成される。
第1段階では、還元剤を含有した還元組成物を使用してケラチン(シスチン)のジスルフィド結合を破壊する。
第2段階では、パーマ用ロッドなどのカーリング器具もしくは別の手段を使用してジスルフィド結合が破壊された毛髪を張力により毛髪をセットする。
第3段階では、前記成形された毛髪に中和剤と言える酸化組成物を加え、破壊されたジスルフィド結合を再構成結合することで所望する形態に毛髪を維持させる。
前記パーマ方法によって毛髪にカールを形成したり、ストレートにしたり、カールを取り除いたり、またはゆるやかなウェーブを付与することができる。前記の方法では毛髪を望む形態に固定させる目的でパーマ用ロッドとゴムバンドなどの毛髪成形器具を使用したり、還元組成物や酸化組成物から水分の蒸発を防ぐためにビニルキャップが使用される。
しかし、このような一般的なパーマ方法は、下記のような短所を有する。
第1に、毛髪を引っ張り無理に成形することで髪の毛が抜けたり頭皮に赤い斑点ができるという致命的な影響を与えるだけでなく、シスチンのジスルフィド結合の長さが長くなり、毛髪の引張強度が低下して毛髪が簡単に切れてしまい毛髪損傷を招くことになる。
第2に、毛髪成形器具を使用することで、成形器具の重量により毛髪が押されてロッドの跡が残り、また、前記パーマ用ロッドがゴムバンドで固定されるため毛髪部分にゴムバンドの跡が残り、その結果、毛髪が切れたり毛髪損傷が生じることがあり、所望する形態にウェーブを成形することができなくなる。
第3に、パーマ用ロッド及びゴムバンドのような毛髪成形器具による強制的なパーマでは人工的なカールが形成され、自然なウェーブを調節することができない。
第4に、毛髪成形に少なくとも40分以上の時間が所要し、パーマ剤による毛髪損傷がより深刻となり、また成形器具を着用した状態で40分以上、退屈で苦痛な時間を過ごさなければならない。
第5に、ロッドを使用しなければウェーブを形成することができない。
前述したパーマ剤及びパーマ方法は80年間使用されているものであり、前記のような問題点にも関わらず、未だにこれを代替することのできる技術が開発されていない。一部改良された製品として、ストレート剤に界面活性剤などを使用してストレートパーマをかける製品があるが、このような方法も既存技術と大きく変わらない。従って、現在開発されたパーマ剤はパーマ用ロッドやゴムバンドのような成形器具を必須的に使用することでしか所望するスタイルに毛髪を固定することができない。
一方、日本特許公開第2000−191478号には、多糖類を含有する一液と、前記多糖類と反応してゲル化させる金属塩類を含有する二液とから構成される造形料が公開されている。しかし、前記した従来技術は、多糖類のゲル化反応による被膜形成により毛髪を一時的に成形したり、または毛髪に装飾物を付着する技術が公開されているだけである。即ち、日本特許公開第2000−191478号には、スタイリング時またはシャンプー時に落ちてしまうウェーブセットや、一時的な再成形を誘導するスタイリング製品が公開されているのみであり、本発明のパーマ剤処理により毛髪に付与されたヘアスタイルが数週間にわたり持続し、水またはシャンプーによる洗髪をしてもウェーブが変化しないという特徴を有するパーマ剤とは明らかに区分される。
大韓民国公開特許第2001−0033091号 大韓民国特許登録第0167487号 大韓民国特許登録第0405955号 大韓民国公開特許第2002−0021141号 大韓民国公開特許第2002−0021392号 大韓民国特許登録第0411960号 日本特許公開第2000−191478号
本発明の発明者は前述した問題点を解決するために、現在のパーマ剤及びパーマ方法を改善した新規パーマ剤及びパーマ方法を開発しようと努力を行った。
即ち、本発明は自然に造形しながら毛髪を成形し、軟化剤の添加により造形を解除する物理化学的特性を有する造形促進剤を、還元剤の数種の成分と混合させ、成形器具を除去した状態でも所望するヘアスタイルへの成形が可能となる新概念のパーマ技術を開発することで本発明を完成するに至った。
従って、本発明の目的は、自然に造形化する特性を有するため、毛髪成形器具なしでも所望する通りの毛髪を短時間で成形することのできる自己造形性パーマ剤を提供することである。
また、本発明の別の目的は、毛髪成形器具なしでも短時間で毛髪にウェーブを成形させる、脱ロッド及び脱バンド型パーマ方法を提供することである。
本発明は、(a)還元剤と造形促進剤を含有する還元組成物、(b)前記造形促進剤と反応して造形化を誘導する造形組成物、及び(c)前記造形促進剤の造形化を解除させる軟化組成物とから構成される自己造形性パーマ剤を提供する。
また、本発明は下記段階を含めて構成される脱ロッド及び脱バンド型パーマ方法を提供する。
(1)還元剤と造形促進剤を含有する還元組成物を毛髪に塗布する段階、
(2)前記還元組成物が塗布された毛髪をカールする段階、
(3)前記カールされた毛髪に前記造形促進剤と反応した後、造形化を誘導する造形組成物を塗布して毛髪を造形化させる段階、
(4)前記造形化された毛髪に軟化組成物を塗布して造形化を停止させる段階、及び
(5)前記軟化組成物が塗布された毛髪を洗浄する段階。
このような本発明を更に詳しく説明すると下記の通りである。
本発明は一定の弾力性と硬度を有する造形物に造形化される特性を有し、また、造形物の化学的結合を解離させる成分を添加することにより造形化が解除される特性を有する造形促進剤を主要成分として使用し、パーマ剤に自己造形する特性が付与された点に最も大きな技術的特長がある。これにより本発明のパーマ剤は別途の毛髪成形器具を使用せずとも短時間で所望する形態のウェーブに成形することが可能である。
一方、本発明で使用する造形促進剤は毛髪に栄養を与えることのできる生体親和的有機物質であり、IPN(Interpenetrating Polymer Network)内部構造を有する有機/無機複合膜を形成する特性を有する物質を選択して使用することができる。有機/無機複合体を形成する造形化反応は基本的に発熱反応により行われるため、別途に熱を与えなくとも自己発生された熱により毛髪成形を促進させて毛髪成形時間を短縮させる効果を得ることができる。
また、本発明は造形促進剤と反応する反応性物質を添加することで、IPN内部構造内の気孔サイズ調節と合わせてパーマ剤の粘度を調節することも本発明の技術的特徴である。IPN内部構造は造形促進剤の反応により造形化する過程で形成され、気孔を含有し、この気孔を移送通路として固体及び液体を移送する。本発明では造形促進剤に反応性物質を追加で添加することで気孔サイズを調節し、還元剤及び栄養分などを毛髪まで迅速に供給し、パーマ時間を短縮させて毛髪の損傷可能性を減らし、また、栄養分の円滑な供給により毛髪を潤沢にする効果を得ることができる。一方、反応性物質の種類及び含量によりパーマ剤の粘度調節が可能であり、本発明では別途の成形器具を使用しなくても毛髪成形が可能となるようにする粘度調節剤として反応性物質を添加することもできる。
更に、本発明は毛髪内のシスチンのジスルフィド結合を解離するための還元反応と、また、ジスルフィド結合を復元するための酸化反応を促進させる還元触媒及び酸化触媒として、ナノ金属成分を追加で含有させることも本発明のまた別の技術的特徴である。金属はその粒子サイズに応じて物理化学的特性が異なることが知られており、これは粒子内部の原子数と表面上の原子数の比が変化するためである。そこで、本発明ではパーマ剤に含有される金属触媒をナノサイズの粉末状または液状で使用し、金属粒子サイズの調節によってより向上された触媒活性を得ることができることはもちろん、ナノ金属触媒本然の特性により毛髪に容易に栄養を供給するという効果を得ることができる。
好ましくは、本発明のナノ金属触媒の一形態として、‘金属コロイド’形態で使用され、前記金属コロイドは溶液の中にナノサイズの金属微粒子が分散されて製造された溶液の一形態である。金属コロイドは一般的に知られている製造方法にて製造し、本発明では下記のような方法で製造することができる。金属コロイドを製造する第1の方法は、金属前駆体溶液と還元剤溶液を各々製造して混合し、常温もしくは溶媒の沸点の範囲内で攪拌して製造する方法である。金属コロイドを製造する第2の方法は、金属前駆体溶液に塩酸水溶液を添加して常温もしくは溶媒の沸点の範囲内で攪拌して製造する方法である。製造された前記金属コロイド粒子のサイズは温度及び攪拌速度により変わり得る。金属粒子のサイズは数〜数百ナノメーターが好ましく、より好ましくは10〜100ナノメーターである。高周波発生器、超音波振動子、ノズル噴霧器などを適切に使用し、前記ナノサイズの金属粒子が均一に分散されたコロイド溶液を製造することも可能である。金属コロイド製造に使用される前駆体は金属の硝酸塩、酢酸塩、塩酸塩または酸化物を使用することができる。溶媒は金属前駆体を溶解させることのできる溶媒を使用することができ、金属前駆体に応じて選択される。溶媒として好ましくは、水、炭素数1〜10のアルコール類、ケトン類、アルデヒド類、酸類などの中から選択された単独または混合物を使用することが可能である。還元剤はグルコース、ヒドラジン、水素化ホウ素化合物、ジメチルアミンボラン、クエン酸塩などの中から選択して使用することが可能である。この時必要に応じて、溶液を容易に分散させたり金属前駆体の還元を助けるために分散安定剤、還元安定剤などを選択して添加することができる。分散安定剤は当業界で通常に使用されている陰イオン系、陽イオン系、または非イオン系の界面活性剤が使用され、非イオン系界面活性剤であるポリビニルピロリドンが好ましい。還元安定剤も当業界で通常的に使用されるエチレングリコール、グリシン、デキストロースなどを使用することができ、特にデキストロースが好ましい。
また、本発明のパーマ剤を毛髪に塗布して製造された造形物はIPN内部構造を有する薄い硬い膜として、外気から還元剤を遮断する役割を果たす。従って、既存のパーマ方法において還元組成物を塗布した後、ビニールキャップを被せ、還元組成物の乾燥を防止するが、本発明のパーマ剤はビニールキャップを被せる必要がない。しかし、保温及び完璧な外気遮断を目的としてビニールキャップを着用させることもできる。また、IPN内部構造を有する造形物膜は充分な気孔を含んでいるため、この気孔を通して還元剤及びヘアトリートメント剤を毛髪まで持続的に伝達させることで、還元力を向上させ、短時間でも毛髪成形が可能である。特に、造形物膜は一定範囲の粘度、接着力及び硬度を有しており、毛髪成形が簡単であり、長時間ヘアスタイルの維持も可能で、別途の毛髪成形器具がなくとも毛髪成形が可能となる。
本発明のパーマ剤は還元組成物(a)、造形組成物(b)及び軟化組成物(c)とから構成された三液型パーマ剤、または酸化剤を含む酸化組成物を追加して含めて構成された四液型パーマ剤でも良い。即ち、還元剤と造形促進剤が含まれた還元組成物(a)、造形促進剤と反応して有機/無機複合膜を形成する造形組成物(b)、造形反応を解除させる軟化組成物(c)が必須組成物として含まれたパーマ剤は、全て本発明の権利範囲に含まれる。
次に、本発明によるパーマ剤を構成する各成分と、その使用成分が適用される原理を中心に詳しく説明する。
還元組成物(a)は還元剤と造形促進剤を必須成分として含有させて製造される。
前記還元組成物の必須成分として、還元剤は従来使用されてきた物質を使用することができる。好ましくは、スルフィド基、ジスルフィド基、チオール基、シアン基、チオシアン基、水酸基、スルフィド基、ジスルフィド基及び重炭酸塩基の中から選択された官能基を含有する還元剤を使用し、更に詳しくは、チオグリコール酸またはその塩、チオグリコール酸エステル、チオ乳酸、チオ乳酸エステル、システイン、システアミン、チオシアン、スルフィド及びこれらの誘導体の中から選択された単独または混合物を使用することができる。前記誘導体としては前記成分の塩酸塩、臭酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、硫酸塩などのような化粧用として使用可能な塩を使用することができる。前記還元剤は1〜25重量%の範囲で還元組成物(a)に含有させることができ、還元剤の含量が1重量%未満の場合、毛髪のシスチンのジスルフィド結合に対する還元が適切に行われず、25重量%を超過する場合、毛髪の損傷を招くという問題が発生する。特に、還元組成物(a)に還元剤は2〜20重量%の範囲で含有されていることが好ましい。
本発明による還元組成物(a)を構成する別の必須成分として造形促進剤を含有する。造形促進剤は一定な弾力性と硬度を有する有機/無機複合膜に造形化され、本発明ではこのような造形促進剤は毛髪IPNにウェーブを固定させることで、毛髪成形器具の使用を排除させる効果を得られる。また、造形促進後に生成された造形物はネットワーク構造のコーティング膜を毛髪表面に形成し、外気からパーマ剤を遮断する膜として適用され、還元組成物の蒸発を防ぎ、また、ネットワーク構造に存在する気孔を通して簡単に気体や液体が浸透するため、ネットワーク構造物内の空洞を通して酸素気体、還元剤、ヘアトリートメント剤などが毛髪まで短時間でそして持続的に伝達され、その結果、造形促進剤は毛髪成形時間を大きく短縮させ、毛髪損傷を防止し、更に毛髪に栄養分を供給する効果を得ることができる。
還元組成物(a)中に含有させた造形促進剤としては、一定な弾力性と硬度を有する造形物を生成させる物質であれば適用が可能である。また、造形促進剤は、パーマ剤の成分の中でも特に還元剤による影響がないため化学的に安定な物質であり、またパーマ効果を阻害しない物質であれば更に好ましい。このような造形促進剤としては、アルギン、アルギン酸、アルギン酸塩(alginate)、アルギン酸塩(alginic acid salt)及びそれらの誘導体の中から選択された単独または混合物が使用される。この時、前記誘導体としては1価または多価ヒドロキシ基、アルデヒド基、カルボン酸基、カルボキシレート基及びケトン基などの中から選択された少なくとも1種の官能基を含むことができる。前記造形促進剤は還元組成物(a)の中に0.1〜15重量%の範囲で含有され、造形促進剤の含量が1重量%未満の場合、パーマ剤自体に造形特性を付与することができなくなり、15重量%を超過すると、造形化を行う時間が減少するため、望むスタイルに毛髪を造形する前に固まってしまうという問題が発生する。より好ましくは、本発明の還元組成物(a)中に造形促進剤を0.5〜10重量%の範囲で含有させる。
また、本発明の還元組成物(a)の中には、造形促進剤と反応する官能基を含む反応性物質を追加して添加することができる。即ち、アルギン、アルギン酸、アルギン酸塩(alginate)またはアルギン酸塩(alginic acid salt)及びそれらの誘導体のような造形促進剤と反応させることのできる、ヒドロキシ基(−OH)、カルボン酸基(−COOH)、カルボキシルエステル基(−COOR)、ケトン基(−CO)及びアルデヒド基(−COH)の中から選択された少なくとも1種の官能基を有する反応性物質を追加して添加することができる。還元組成物(a)に添加された反応性物質は、造形物のネットワーク構造内の気孔サイズを調節し、気体または液体の浸透速度を調節することができ、また、粘度調節剤として毛髪成形が容易となるようにし、また、成形された状態で毛髪を固定することを助ける。前記反応性物質としては分子量が50〜10,000の範囲の物質を使用することが好ましい。造形物のネットワーク構造内の気孔サイズを調節する、還元組成物(a)中の反応性物質としては、具体的にグリコール、ポリアルキレングリコール、ポリビニルアルコールを含むポリオール類、キチンまたはキチン誘導体、キトサンまたはキトサン誘導体、マレイン酸、アミノプロピル−ケイ酸、ポリ−L−リシン、セルロース、セルロース塩またはその誘導体、アジピン酸、ゼラチン、ペクチン、アルギニンまたはその重合体、グルコン酸、ラクトン、カゼイン酸ナトリウム、酢酸ビニル、澱粉またはその誘導体、エラスチン、アクリルアミド、アクリルアミド重合体またはその誘導体、ジェランガム、カルボポル(carbopol)、グルタルアルデヒド、及びアクリレート重合体の中から選択される。好ましくは、ポリアルキレングリコール、キトサン及びマレイン酸の中から選択して単独または混合物にて使用する。前記反応性物質は還元組成物(a)中に0〜5重量%の範囲で含有され、反応性物質の含量が5重量%を超過して含有されると、促進剤の含量が相対的に少ないため、粘度調節、及び効率的な毛髪造形が難しくなる。より好ましくは、還元組成物(a)中に反応性物質を0.01〜3重量%の範囲で含有させる。
添付図面の図1は、造形促進剤としてアルギンを使用し、反応性物質としてプロピレングリコールを使用してこの二つを反応させて生成された造形物の赤外線(IR)分光スペクトルの結果である。図1によると、1600〜1700cm−1の領域でアルギンとプロピレングリコールが反応して共役エステル結合(conjugated ester bond)に相当するピークが形成され、反応前のアルギンのカルボニル基(C=O)の結合エネルギーと比較し、反応後の結合エネルギーは低いことを確認することができ、これはプロピレングリコールのオキシド基の結合エネルギー変化に起因するものと判断される。アルギンとプロピレングリコールの反応により形成された共役エステル結合を化学式で表すと下記の通りである。
Figure 0004785205
また、本発明の還元組成物(a)には還元触媒を追加で添加することができる。
本発明での還元触媒として金、白金、パラジウム、ロジウム、水素化物、水酸化物、シュウ酸及びアスコルビン酸の中から選択される金属またはこれらの金属化合物を単独または混合物にて使用することができ、前記金属及び金属化合物は還元触媒としてナノサイズの粉末状または液状で使用することができる。前記ナノ金属の還元触媒を還元組成物に含有させることで、反応を強化させてジスルフィド結合を素早く切断し、毛髪の損傷を最大限抑制してパーマ時間を大きく短縮させる効果を得る。また、本発明の還元組成物(a)の中には還元触媒として前記金属または金属化合物以外にも水素化物、水酸化物、シュウ酸、アスコルビン酸などの還元触媒を追加で添加することができる。前記還元触媒は還元組成物(a)の中に0〜5重量%の範囲で含有させることができ、還元触媒を5重量%を超過して使用しても触媒活性は増加しないため経済的ではない。より好ましくは、還元組成物(a)中に還元触媒を0.0001〜5重量%の範囲で含有させる。
通常使用する際にこれらの還元特性を害さない場合、本発明の還元組成物に、重合体、アミノ酸、アルカリ化剤、グリコール類、キレート化合物、界面活性剤及び各種処理剤を添加することができる。前記アミノ酸としては、グアニン、加水分解ケラチン(PPT)などの中から選択され、前記アルカリ化剤はモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、2−メチル−2−アミノ−1−プロパノール、1,3−プロパンジアミン、アンモニウムと、アルカリ金属炭酸塩、重炭酸塩、炭酸グアニジンのような有機カーボネートまたはアルカリ金属水酸化物などの中から選択し、単独または混合物にて使用することができる。前記界面活性剤としてはパーマ用還元組成物として通常的に使用される物質を使用することができるが、陰イオン系、陽イオン系または非イオン系の界面活性剤を全て使用することができ、具体的に例を挙げると、アルキルアンモニア塩、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、スルホン酸アルキル、四価アンモニウム塩、アルキルベタイン、オキシエチレンアルキルフェノール、脂肪酸アルカノールアミド、オキシエチレン脂肪酸エステル及びヒドロキシプロピルエーテル系の中から選択される非イオン性界面活性剤である。その他の処理剤としては、揮発性または非揮発性であり、線形または環形ケイ素またはその混合物、ポリジメチルシロキサン、四価ポリオルガノシロキサン、ジメチコーンコポリオールのようなポリジメチルシロキサン−ポリオキシアルキル共重合体、ステアロキシ−(ステアロキシジメチコン)末端基を含有したポリジメチルシロキサン、ポリジメチルシロキサンジアルキルアンモニウムアセテート共重合体またはポリジメチルシロキサンポリアルキルベタイン共重合体、メルカプトまたはメルカプトアルキル基で改質されたポリシロキサンまたはステアロキシトリメチルシランのようなシランなどがある。また、還元剤の効能を強化させたり造形促進剤の硬化を助けるためにワックスと膨潤剤及び透過剤などを使用することができ、具体的に例を挙げると、ジメチルイソソルビトール、尿素及びその誘導体、ピロリドン、n−アルキルピロリドン、チアモルホリンと、プロピレングリコールモノメチルエーテルまたはジプロピレングリコールモノメチルエーテルのようなアルキレングリコールまたはジアルキレングリコールのアルキルエーテルと、1,2−プロパンジオールのような炭素数3〜6のアルカンジオール、2−イミダゾリジノン、脂肪アルコール、ラノリン誘導体、セラミド、特にグリコセラミド及び擬似セラミドなどのような化合物、パントテン酸のような活性成分、脱毛防止剤、ふけ防止剤、懸濁剤、金属イオン阻害剤、不透明化剤、着色剤、サンスクリーン剤、芳香剤及び保存剤などのような通常のパーマ剤にて還元剤として使用される多様な成分を使用することができ、その他にもアミノ酸、ポリペプチド、セラミド、ミネラル及びケラチンなどを選択して使用することができる。以上説明した添加剤は一般的なパーマ剤に含まれる還元組成物に使用されてきた成分として、当業者ならば容易に任意に選択して使用することができる成分である。前記した添加剤は本発明の還元組成物(a)中に0〜70重量%の範囲で含有させることができ、添加剤の含量が70重量%を超過する場合、相対的に還元剤及び造形促進剤の含量が減少し、本発明が目的とする自己造形性パーマ剤を製造することができないという問題が発生する。より好ましくは、本発明の還元組成物(a)中に、添加剤は0.01〜60重量%の範囲で含有させる。
本発明の還元組成物(a)は還元剤が含まれた商用パーマ1剤に造形促進剤を添加して製造することも可能である。本発明で使用されるパーマ1剤は毛髪の主成分であるケラチン(シスチン)の化学結合を切断するプロセッシングソリューションであり、還元剤または還元性物質が含まれて構成される。
前記商用パーマ1剤の用量は還元剤の含量によってその使用量が決定され、還元組成物(a)に10〜98.9重量%の範囲でパーマ1剤を添加することができる。万一、商用パーマ1剤の使用量が10重量%未満の場合、還元剤の含量低下により毛髪のジスルフィド結合を破壊することができなくなり、パーマ1剤の使用量が98.9重量%を超過する場合、相対的に造形促進剤の含量が低くなり造形化効果を得ることができなくなる。好ましくは、還元組成物(a)の中にパーマ1剤は50〜98重量%の範囲で添加する。
本発明の還元組成物(a)は以上説明した各成分を脱イオン水に混合し、ゲルまたはゾル形態に製造する。還元組成物(a)はpH4〜11の範囲に調節し、pH4未満もしくはpH11を超過すると、毛髪のジスルフィド結合が破壊されず、毛髪が損傷し、造形が適切に行われないという問題がある。より好ましくは、本発明の還元組成物はpH5.5〜9.5範囲に調節して製造する。
本発明による還元組成物(a)を構成する各成分の含量比は次の通りである。還元剤2〜20重量%(好ましくは2〜20重量%);造形促進剤0.1〜15重量%(好ましくは0.5〜10重量%);反応性物質0〜5重量%(好ましくは0.01〜3重量%);還元触媒0〜5重量%(好ましくは0.0001〜5重量%);その他添加剤0〜70重量%(好ましくは0.01〜60重量%);脱イオン水1〜98.9重量%(好ましくは30〜90重量%)を含有して構成される。
また、本発明による還元組成物(a)において、還元剤とその他添加剤を商用パーマ1剤に代替することも可能であり、この時、下記のようなの組成比で構成される。パーマ1剤10〜98.9重量%(好ましくは50〜98重量%);造形促進剤0.1〜15重量%(好ましくは0.5〜10重量%);反応性物質0〜5重量%(好ましくは0.01〜3重量%);還元触媒0〜5重量%(好ましくは0.0001〜5重量%);脱イオン水1〜89.9重量%(好ましくは1〜70重量%)を含有して構成される。
また、還元組成物(a)の構成において、造形促進剤と反応性物質が1:0.01〜1重量比の範囲の場合、本発明が目的とする自己造形性パーマ剤を製造することができ、前記含量比を維持できない場合、目的とする自己造形性パーマ剤は製造することができなくなる。特に、反応性物質を前記した範囲内で必須成分として含有させ、パーマ剤の粘度、接着力及び硬度などの物性を所望する範囲内でより容易に調節することも可能である。
また、本発明において、毛髪を自己造形し、短時間でウェーブを造形するためには還元組成物(a)の粘度調節が重要である。自己造形性パーマ剤を製造するためには、還元組成物(a)の粘度を約6,000〜60,000cP、更に好ましくは10,000〜50,000cPの粘度範囲を維持する。このような還元組成物(a)の粘度調節は主に造形促進剤と反応性物質及びこれらの含量比により可能である。添付図面図2は造形促進剤であるアルギンと、反応性物質であるプロピレングリコールの重量比による粘度変化を測定してグラフに表したものであり、アルギンとプロピレングリコールの重量比が1:0〜5の範囲である時、本発明が目的とする粘度を有する還元組成物(a)を得ることができることが確認された。
本発明のパーマ剤を構成する第2の組成物として含まれる造形組成物(b)は、前記還元組成物(a)中に含まれる造形促進剤と結合して造形化を誘導する。
造形組成物(b)は造形促進剤と反応して造形化を誘導し、二価金属元素を必須組成成分として含有する。本発明において、二価金属元素は金属、金属化合物、それらの水溶性塩などの中から選択され、M2+イオンを生成することのできる形態ならば全て適用が可能である。例えば、造形促進剤の造形化を誘導する金属元素として1価または3価金属元素を使用することもできるが、ウラン(U6+)、セシウム(Cs)、ルビジウム(Rb)及び鉄(III)(Fe3+)に代表されるM、M3+及びM6+金属は還元組成物の還元力を減少させて毛髪の成形が適切に行われず、毛髪を傷つけるため造形組成物として適合しない。従って、本発明では造形促進剤の造形化を誘導する成分としてマグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、バリウム(Ba)、亜鉛(Zn)、ストロンチウム(Sr)及び鉄(II)(Fe)などに代表される二価金属元素を造形化を誘導する造形促進剤の効果的な成分として選択することができ、このような金属元素の使用も本発明の技術的特徴となり得る。好ましくは、二価金属として水酸化マグネシウム、塩化バリウム、塩化ストロンチウム、水酸化カルシウム、塩化カルシウム、酢酸カルシウム、塩化マグネシウムなどの中から選択され、これらから誘導された化合物の中から選択して単独または混合して使用することができる。前記二価金属元素は、本発明の造形組成物(b)の中に0.1〜25重量%の範囲で含有させることができ、その含量が0.1重量%未満の場合、造形促進剤は毛髪を造形するのに充分な効果を示すことができず、25重量%を超過する場合、下記で実施される軟化が容易に行われず、還元力減少をもたらす。好ましくは、前記二価金属は本発明の造形組成物(b)の中に1〜20重量%の範囲で含有させる。
本発明の造形組成物(b)の中には還元補助剤、浸透剤、湿潤剤、膨潤剤、硬化補助剤、界面活性剤、アルカリ化剤、酸性化剤、グリコール類、キレート化合物などをはじめとする、通常、パーマ剤に使用されてきたその他物質を追加で添加することができ、その他にもアミノ酸、ポリペプチド、セラミド、ミネラル、ケラチンなどの毛髪栄養成分を添加することができる。前記還元補助剤としては鉄系化合物、アルコール、グリコール、グリコールエステル、ウレア及びピロリドンの中から選択され、単独または混合して使用することができる。その他にも硬化剤の浸透を助ける浸透剤、湿潤剤を使用することができ、造形化を促進させるために硬化補助剤を使用することができる。以上説明した添加剤は一般的なパーマ剤に含まれる成分として、当業者ならば容易に任意に選択して使用することができる成分である。前記添加剤は0〜30重量%の範囲で造形組成物(b)に添加することができ、30重量%が超過する場合、相対的に二価金属元素の含量が減少し、本発明が目的とする自己造形性パーマ剤を製造することができない。より好ましくは本発明の造形組成物(b)に添加剤を0.01〜20重量%の範囲で含有させる。
本発明の造形組成物(b)は以上説明した各成分を脱イオン水に混合させて製造することができる。造形組成物(b)はpH2〜12の範囲に調節されるが、pH2未満もしくはpH12を超過すると還元力減少をもたらす。より好ましくは、造形組成物(b)はpH5〜11の範囲に調節される。
本発明による造形組成物(b)を構成する各使用成分の含量比は下記の通りである。二価金属元素0.1〜25重量%(好ましくは1〜20重量%);通常の添加剤0〜30重量%(好ましくは0.01〜20重量%);脱イオン水60〜99.9重量%(好ましくは70〜98重量%)を含有して構成される。
更に、本発明の造形組成物(b)の構成において、二価金属元素は還元組成物(a)の中に含有された造形促進剤1重量部を基準として、0.0001〜5重量部の範囲で添加するようにし、その使用量が0.0001重量部未満の場合、毛髪造形が充分に行われず、5重量部を超過すると、下記で実施される毛髪の軟化が容易に行われず、還元力減少をもたらす。より好ましくは造形促進剤1重量部を基準として二価金属元素は0.01〜0.5重量部の範囲で添加する。
本発明のパーマ剤を構成する第3の組成物として含まれる軟化組成物(c)は、造形化を解除して毛髪を滑らかにし、毛髪を永久的に再成形するために必須組成物として軟化剤を含有して構成される。
前記還元組成物(a)と造形組成物(b)の反応にて形成された造形物はpHの調節、または前記二価金属との化学結合を代替することのできるイオンまたは化合物の添加により、その化学結合が解離され造形物を解除させる。本発明では、造形物を解除させる軟化剤として、有機酸、無機酸または/及びこれらの酸塩及び鉱物類の中から選択して使用することができ、具体的に、有機酸はシュウ酸、、琥珀酸、酢酸の中から選択し、無機酸は硝酸、硫酸、炭酸、重炭酸、塩酸、リン酸の中から選択し、鉱物類は黄土、イライト、石英斑岩、ベントナイト及びモンモリロナイトの中から選択して使用することができる。前記酸塩はナトリウム(Na)、カリウム(K)を含むアルカリ金属塩、そしてマグネシウム(Mg2+)、カルシウム(Ca2+)を含むアルカリ土類金属塩の中から選択される。前記軟化剤は軟化組成物(c)の中に0.1〜25重量%の範囲で含有され、軟化剤の含量が0.1重量%未満の場合、造形物が解除されないという問題があり、25重量%を超過する場合、毛髪を損傷させる問題が発生する。好ましくは軟化組成物(c)の中に軟化剤を1〜20重量%の範囲で含有させる。
また、本発明の軟化組成物(c)は酸化剤を追加で含有させることができる。酸化剤は過酸化水素溶液、過酸化尿素のようなパラクサイド類、アルカリ金属含有ブロメートのようなブロメート類及び過塩(peroxy salts)の中から選択して単独または混合物を使用することができる。前記酸化剤は軟化組成物(c)の中に0〜25重量%の範囲で含有させることができ、酸化剤の含量が25重量%を超過する場合、毛髪を損傷させる問題が発生する。より好ましくは本発明の軟化組成物(c)に酸化剤を1〜20重量%の範囲で含有させる。
また、本発明の軟化組成物(c)は酸化触媒を追加で含有させることができる。酸化触媒は毛髪内へ軟化組成物を浸透させる手助けをし、還元組成物(a)により切断されたジスルフィド結合の酸化を促進させ、再結合を誘導する。酸化触媒としては鉄、亜鉛、銅、コバルト、ジルコニウム、バナジウム、マンガン、チタンの中から選択される金属または金属化合物を単独または混合して使用する。好ましくは、金属または金属化合物はナノサイズの粉末または液状に製造して使用することで触媒活性を向上させる。このような酸化触媒は具体的に酸化鉄、酸化亜鉛、酸化銅、酸化コバルト、酸化ジルコニウム、酸化バナジウム、酸化マンガン及び酸化チタンの中から選択された金属酸化物である。前記酸化触媒は前記軟化組成物(c)を0〜5重量%の範囲で使用し、酸化触媒の含量が5重量%を超過しても触媒活性がこれ以上向上されないため経済的な面で好ましくない。より好ましくは、軟化組成物(c)に酸化触媒を0.0001〜5重量%の範囲で含有させる。
さらに、パーマ剤の軟化組成物(c)において、アルカリ化剤、酸化化剤、金属イオン阻害剤、不透明化剤、アミノ酸類、ケラチン、シリコン、ワックス、重合体、膨潤剤、透過剤、脂肪アルコール、ラノリン誘導体、セラミド、グリコール類、コラーゲン、活性成分、脱毛防止剤、ふけ防止剤、懸濁剤、着色剤、サンスクリーン剤及び保存剤などのような数種の処理剤を単独または混合して添加することができる。また、毛髪に栄養分を供給するためにタンパク質、アミノ酸などを含めることができ、シャンプー及びリンス機能を付与するために界面活性剤を添加することもできる。以上説明した添加剤は一般的なパーマ剤に含まれる成分であり、当業者であれば容易に任意に選択して使用することができる。前記添加剤は軟化組成物(c)の中に0〜30重量%の範囲で含有させることができ、添加剤の含量が30重量%を超過する場合、相対的に軟化剤及び酸化剤の含量が減少し、毛髪の軟化及び酸化ができないという問題が発生する。より好ましくは本発明の軟化組成物(c)の中に添加剤は0.01〜20重量%の範囲で含有させる。
本発明の軟化組成物(c)は以上説明した各使用成分を脱イオン水に混合して製造する。前記軟化組成物(c)はpH2〜9の範囲で調節して製造されるが、pH2未満もしくはpH9を超過する場合、毛髪が損傷する恐れがある。より好ましくは軟化組成物(c)をpH3〜8の範囲で調節して製造する。
本発明による軟化組成物(c)を構成する各使用成分の含量比は下記の通りである。軟化剤0.1〜25重量%(好ましくは1〜20重量%);酸化剤0〜25重量%(好ましくは1〜20重量%);還元触媒0〜5重量%(好ましくは0.0001〜5重量%);その他添加剤0〜30重量%(好ましくは0.01〜20重量%);脱イオン水50〜99.9重量%(好ましくは70〜98重量%)を含有して構成される。
また、本発明の軟化組成物(c)の構成において、軟化剤を造形化促進剤1重量部を基準として0.1〜50重量部(好ましくは1〜10重量部)の範囲で添加し、軟化剤の使用量が0.1重量部未満の場合、毛髪の軟化が適切に行われず、50重量部を超過して使用すると経済的ではない。
前記酸化剤は軟化剤1重量部を基準として0.1〜10重量部(好ましくは0.5〜2重量部)の範囲で使用するが、酸化剤の使用量が0.1重量部未満の場合、酸化力が減少し、10重量部を超過して使用すると経済的損失と毛髪の過酸化が増加するという問題がある。
以上、還元組成物(a)、造形組成物(b)及び軟化組成物(c)とから構成された本発明の三液形パーマ剤の組成及び各使用成分の役割に対して詳しく説明した。
本発明は前述した軟化組成物(c)から分離し酸化剤、及び酸化組成物(d)を製造し、四液形パーマ剤も提供する。即ち、本発明による四液形パーマ剤は還元組成物(a)、造形組成物(b)、軟化組成物(c)及び酸化組成物(d)とから構成される。
本発明の四液形パーマ剤において、酸化剤は酸化組成物(d)の製造において必須成分として含有され、必要に応じて酸化触媒を使用することができ、これと合わせて軟化組成物(c)の製造においても必要に応じて酸化剤または酸化剤と酸化触媒を含有させることもできる。
本発明による四液形パーマ剤において、酸化組成物(d)の必須成分として含有される酸化剤は、前記軟化組成物(c)で言及した過酸化水素溶液、過酸化尿素のようなパラクサイド類物、アルカリ金属含有ブロメートのようなブロメート類または過塩の中から選択されて単独または混合して使用することができる。前記酸化剤は酸化組成物(d)の中に0.1〜25重量%の範囲で含有させることができ、酸化剤の含量が0.1重量%未満の場合、酸化が適切に行われず、25重量%を超過すると、毛髪を損傷させる傾向がある。より好ましくは、酸化組成物(d)中に酸化剤を1〜20重量%の範囲で含有させる。
特に、酸化組成物(d)に含有することができる酸化触媒は前記軟化組成物(c)で言及したように、鉄、亜鉛、銅、コバルト、ジルコニウム、バナジウム、マンガン、チタンの中から選択され、単独または混合して使用することができ、好ましくは、前記金属または金属化合物をナノサイズの粉末または液状に製造することで触媒活性を向上させる。前記酸化触媒は酸化組成物(d)の中に0〜5重量%の範囲で含有させることができ、酸化触媒の含量が5重量%を超過して使用しても触媒活性が経済的な面でこれ以上向上されず、より好ましくは酸化組成物(d)の中に酸化触媒0.0001〜5重量%の範囲で含有させる。
更に、パーマ剤の酸化組成物は、アルカリ化剤、酸化化剤、金属イオン阻害剤、不透明化剤、アミノ酸類、ケラチン、シリコン、ワックス、重合体、膨潤剤、透過剤、脂肪アルコール、ラノリン誘導体、セラミド、グリコール類、セルロース系、活性成分、脱毛防止剤、ふけ防止剤、懸濁剤、着色剤、サンスクリーン剤及び保存剤などのような数種の処理剤を含有することができ、単独または混合して使用することができる。酸化剤として過酸化水素を使用する場合は、フェナセチン、アセトアニリン、モノナトリウムリン酸塩及びリン酸三ナトリウム、または8−硫酸オキシキノリンを添加して反応を安定化させることが好ましい。以上説明した添加剤は一般的なパーマ剤に含まれる成分であり、当業者であれば容易に任意に選択して使用することができる。前述した添加剤は本発明の酸化組成物(d)の中に0〜30重量%の範囲で含有させることができ、添加剤の含量が30重量%を超過する場合、相対的に酸化剤及び酸化触媒の含量が減少し、酸化力を減少させる。より好ましくは、本発明の酸化組成物(d)の中に添加剤を0.01〜20重量%の範囲で含有させる。
本発明の酸化組成物(d)は以上説明した各使用成分を脱イオン水に混合して製造する。酸化組成物(d)はpH2〜7の範囲に調節して製造されるが、pH2未満やpH7を超過する場合、酸化力が減少するか、または非常に強く、成形された毛髪を維持することが難しくなる。より好ましくは酸化組成物(d)はpH3〜6の範囲で調節して製造する。
本発明による酸化組成物(d)を構成する各使用成分の含量比は下記の通りである。酸化剤0.1〜25重量%(好ましくは1〜20重量%);酸化触媒0〜5重量%(好ましくは0.0001〜5重量%);従来の添加剤0〜30重量%(好ましくは0.01〜20重量%);脱イオン水60〜99.9重量%(好ましくは70〜98重量%)を含有して構成される。
前記三液形パーマ剤の製造にて説明したように、四液形パーマ剤を製造する際にも、酸化剤の含量は軟化剤組成物(c)の中に含まれた軟化剤1重量部を基準にして0.1〜10重量部(好ましくは0.5〜2重量部)の範囲で使用することができ、酸化剤の使用量が0.1重量部未満の場合、酸化力が減少し、10重量部を超過すると経済的な問題と毛髪の過酸化反応が起きるという問題が生じる。
一方、本発明は脱ロッド及び脱バンド型パーマ方法を提供することにも目的があるため、本発明のパーマ方法は毛髪成形器具を除去した状態で半永久的に成形が可能なパーマ方法である。
本発明によるパーマ方法は下記のような段階を含めて構成される(三液形パーマ方法)。(1)還元剤と造形促進剤を含有する還元組成物を毛髪に塗布する段階;(2)前記還元組成物が塗布された毛髪を成形する段階;(3)前記成形された毛髪に前記造形促進剤と反応して造形化を誘導する造形組成物を塗布する段階;(4)前記造形された毛髪に軟化組成物を塗布して造形化を解除させる段階;(5)前記軟化組成物が塗布された毛髪を洗浄する段階。
また、本発明によるパーマ方法は下記のような段階を含めて構成される(四液形パーマ方法)。(1)還元剤と造形促進剤を含有する還元組成物を毛髪に塗布する段階;(2)前記還元組成物が塗布された毛髪を成形する段階;(3)前記成形された毛髪に前記造形促進剤と結合して造形化を誘導する造形組成物を塗布する段階;(4)前記造形化された毛髪に酸化組成物を塗布した後、前記酸化された毛髪に軟化組成物を塗布して造形化を解除させる段階;(5)前記軟化組成物が塗布された毛髪を洗浄する段階。
即ち、本発明によるパーマ方法をより詳しく説明すると、(1)造形促進剤が含有された還元組成物を毛髪に均等に塗布する段階、(2)手または毛髪成形器具を使用して所望するスタイルに毛髪を成形する段階、(3)毛髪に造形組成物を塗布して造形化を誘導し、毛髪成形器具を取り外した状態で数時間維持させて造形する段階、(4)毛髪に軟化組成物を塗布して造形化を解除させる段階、(5)毛髪を洗浄する段階とが基本過程として含まれる、三液形パーマ剤を使用したパーマ方法を基本とする。
前記した三液形パーマ剤を使用したパーマ方法を行う際は、選択的に酸化剤及び酸化触媒を添加することもでき、この時、軟化組成物に酸化剤及び酸化触媒の両方を添加することができる。
四液形パーマ剤を使用するパーマ方法においては、酸化組成物(d)を塗布する段階が必須過程として含まれる。即ち、毛髪に酸化組成物(d)を塗布した後に、造形化を解除させる段階が含まれる。
本発明のパーマ方法を行う際、(2)毛髪を成形する過程では還元組成物が一定粘度及び接着力を有しているため、手を使用して望むスタイルに毛髪を成形することが可能である。必要に応じて、毛髪成形器具を使用して適切に成形することができ、成形された毛髪に造形組成物(b)を塗布すると本発明のパーマ剤が弾力性及び硬度を持つようになるため、成形器具を除去した状態で一定時間維持することもできる。
本発明のパーマ剤を構成する還元組成物と造形組成物を使用する場合には、熱処理をせずに常温で施しても所望するスタイルのカールは充分に行われる。また、前記した還元組成物を塗布した毛髪は30〜60℃まで、またはすすいだ後、180〜200℃まで熱処理を行うことができるが、このような熱処理により選択的に最終カールの程度を調節することができ、パーマに所要する時間を最小化することもできる。実際に、このような操作は毛髪乾燥フード、ヘアドライヤー、赤外線放出器または従来の過熱装置を使用して行うことができる。
本発明によるパーマ方法によると、熱処理を行わない場合、パーマ剤と毛髪の接触時間は毛髪状態によって多少差はあるが約1〜40分であり、好ましくは2〜20分である。
結論的に、本発明によるパーマ方法が既存のパーマ方法と明らかに区別される特徴を要約すると下記の通りである。
第1に、手によっても使用者が所望するスタイルに毛髪成形が可能である点。
第2に、パーマロッド、ゴムバンドなどの毛髪成形器具を取り外した状態で毛髪成形が可能である点。
第3に、パーマ剤の乾燥防止及び外気の接触を防止するための遮断膜が自然に形成される点。
第4に、パーマ時間が短い点。
以下、本発明は下記実施例に基づいて更に詳しく説明するが、本発明がこれに限定されるわけではない。
[製造例]ナノ金属触媒の製造
(製造例1)コロイド型金ナノ粒子の製造
10%HAuCl・HO1mLと水79mLを混合して溶液Aを製造した。別の容器に1%クエン酸ナトリウム4mL、1%タンニン酸0.1mL及び水20mLを混合して溶液Bを製造した。溶液Aを60℃まで加熱しながら溶液Bを素早く添加し、反応が完了したら冷却及び遠心分離し、コロイド形態の金ナノ粒子(平均粒径10nm)を得た。
(製造例2)コロイド型白金ナノ粒子の製造
PtCl・HO1mLと水79mLを混合して溶液Aを製造した。別の容器に1%クエン酸ナトリウム4mL、1%タンニン酸0.1mL及び水20mLを混合して溶液Bを製造した。溶液Aを60℃まで加熱しながら溶液Bを素早く添加し、反応が完了したら冷却及び遠心分離し、コロイド形態の白金ナノ粒子(平均粒径10nm)を得た。
(製造例3)コロイド型ロジウムナノ粒子の製造
10%RhCl・HO1mLと水79mLを混合して溶液Aを製造した。別の容器に1%クエン酸ナトリウム4mL、1%タンニン酸0.1mL及び水20mLを混合して溶液Bを製造した。溶液Aを60℃まで加熱しながら溶液Bを素早く添加し、反応が完了したら冷却及び遠心分離し、コロイド形態のロジウムナノ粒子(平均粒径10nm)を得た。
(製造例4)コロイド型二酸化チタンナノ粒子の製造
チタンイソプロポキシド1mLとエタノール99mLを混合した溶液に35%塩酸水溶液2mLを添加した後、攪拌して60℃まで加熱し、反応が完了したら冷却してコロイド形態の二酸化チタンナノ粒子(平均粒径10nm)を得た。
(製造例5)コロイド型酸化亜鉛ナノ粒子の製造
塩化亜鉛1mLとエタノール99mLを混合した溶液に35%塩酸水溶液2mLを添加した後、攪拌して60℃まで加熱し、反応が完了したら冷却してコロイド形態の酸化亜鉛ナノ粒子(平均粒径10nm)を得た。
(製造例6)コロイド型酸化バナジウムナノ粒子の製造
メタバナジン酸アンモニウム1mLとエタノール99mLを混合した溶液に35%塩酸水溶液2mLを添加した後、攪拌して60℃まで加熱し、反応が完了したら冷却してコロイド形態の酸化バナジウムナノ粒子(平均粒径10nm)を得た。
パーマ剤の製造
(実施例1)
還元組成物:50%チオグリコール酸アンモニウム10.0g、28%アンモニウム水3.0g、塩化ステリモニウム(sterimonium chloride)0.1g、プロピレングリコール5.0g、香料0.5g、アルギン3.0g、1%金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、ポリビニルアルコール0.1g、色素(オレンジII)0.1g、EDTA0.2g及び脱イオン水77.9gを混合し、チオグリコール酸アンモニウムとアンモニア等は最後に添加してpH9.3に調節した。
造形組成物:28%アンモニア水1.0g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20モル)0.2g、塩化カルシウム5.0g、プロピレングリコール0.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水93gを均等に混合してpH10.7に調節した。
酸化組成物:臭素酸ナトリウム5.0gと脱イオン水95gを均等に混合した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.0g、リン酸ナトリウム0.3g、リン酸カリウム0.4g、加水分解ケラチン0.1g、クエン酸1.0g、クエン酸ナトリウム1.0g、1%酸化亜鉛ナノ粒子(平均粒径10nm)0.2g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水95.9gを均等に混合してpH4.1に調節した。
還元組成物を毛髪に塗った後、毛髪成形器具や手でカールを作り、造形組成物を毛髪に加えた。その後、成形器具や手を取除き、還元組成物と反応するように約15分間維持させた。還元反応が完了した後、酸化組成物と軟化組成物を順に毛髪に加え、約15分間反応させて造形された毛髪を解除し、酸化反応を完了させる。その後、毛髪をきれいに洗浄した後、毛髪栄養物にて処理を行いパーマを完成させた。
前述した組成物を使用した施術により、毛髪はロッドの重さにより押し付けられたり、ゴムバンドにより跡が残ったりしないため、自然な雰囲気を演出することができ、丈夫で張力のある状態に維持させることができる。
また、添付図面の図3には前記実施例1にて製造された還元組成物(a)に対するH−NMR(500MHz)分析スペクトルを添付し、65ppm付近でアルギンに該当するピークを発見した。
(実施例2)
還元組成物:50%チオグリコール酸アンモニウム10.0g、50%モノエタノールアミンチオグリコール酸塩0.1g、28%アンモニア水3.0g、塩化ステリモニウム0.1g、プロピレングリコール5.0g、香料0.5g、アルギン3.0g、1%白金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、色素(オレンジII)0.1g、EDTA 0.2g及び脱イオン水77.9gを混合し、チオグリコール酸アンモニウムとアンモニアなどを最後に添加してpH9.3に調節した。
造形組成物:モノエタノールアミン0.1%、28%アンモニア水0.9g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20モル)0.2g、硫酸カルシウム5.0g、プロピレングリコール0.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水93.0gを均等に混合してpH10.7に調節した。
酸化組成物:35%過酸化水素5.07g、フェナセチン1.0gと脱イオン水93.93gを均等に混合した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.0g、リン酸ナトリウム0.3g、リン酸カリウム0.4g、加水分解ケラチン0.1g、クエン酸1.0g、クエン酸ナトリウム1.0g、1%二酸化チタンナノ粒子平均(10nm)0.2g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水95.9gを均等に混合してpH5に調節した。
前記実施例1と同様の方法で製造し、直接毛髪に施術した後、一般的な方法(ロッド、ゴムバンド、ビニールキャップなどの使用)で製造した場合のように毛髪はロッドの重さにより押し付けられたり、ゴムバンドにより跡が残ったりしないが、自然な雰囲気を演出することができ、丈夫で張力のある状態に維持させることができる。
また、添付図面の図4には前記実施例にて製造された還元組成物と造形組成物を混合し、塗布された基盤に対するSEM写真を添付し、SEM写真でもネットワーク構造を確認することができ、このネットワーク構造物内の気孔を通して酸素気体、毛髪栄養成分、還元剤などの成分が毛髪まで浸透が可能であると判断される。
(実施例3)
還元組成物:50%チオグリコール酸アンモニウム0.3g、塩酸システイン8.0g、N−アセチルシステイン0.01g、モノエタノールアミン2.0g、塩化ステリモニウム0.1g、ポリエチレングリコール5.0g、アルギン3.0g、1%白金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、キトサン(アルドリッチ社製造、1%溶液、粘度20〜200cps)0.1g、香料0.1g、EDTA0.2g及び脱イオン水81.09gを混合してpH9.3に調節した。
造形組成物:28%アンモニア水1.0g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20M)0.2g、塩化カルシウム5.0g、プロピレングリコール2.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水91.0gを混合してpH10.7に調節した。
酸化組成物:臭素酸ナトリウム5.0gと脱イオン水95.0を均等に混合した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.0g、リン酸ナトリウム0.3g、リン酸カリウム0.4g、加水分解ケラチン0.1g、クエン酸1.0g、クエン酸ナトリウム1.0g、1%二酸化チタンナノ粒子(平均粒径10nm)0.2g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水95.9gを均等に混合してpH4.1に調節した。
前記実施例1と同様の方法で製造して毛髪に施術し、丈夫で張力のあるカールが作られ、ロッドの重さにより押し付けられたり、ゴムバンドにより跡が残ったりすることがないため自然な雰囲気を演出することができた。
(実施例4)
還元組成物:50%チオグリコール酸アンモニウム0.3g、システイン遊離塩基5.0g、モノエタノールアミン2.0g、塩化ステリモニウム0.1g、ポリエチレングリコール5.0g、アルギン3.0g、1%白金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、ポリ−L−リシン3.1g、香料0.1g、EDTA0.2g及び脱イオン水81.1gを混合してpH9.3に調節した。
造形組成物:イソプロピルアミン0.1g、28%アンモニア水0.9g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20M)0.2g、塩化バリウム5.0g、プロピレングリコール2.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水91.0gを混合してpH10.7に調節した。
酸化組成物:35%過酸化水素5.07g、フェナセチン1.0gと脱イオン水93.93gを均等に混合した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.0g、リン酸ナトリウム0.3g、リン酸カリウム0.4g、加水分解ケラチン0.1g、クエン酸1.0g、クエン酸ナトリウム1.0g、1%二酸化チタンナノ粒子(平均粒径10nm)0.2g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水95.9gを均等に混合してpH4.1に調節した。
前記実施例1と同様の方法で製造して直接毛髪に施術し、丈夫で張力のあるカールが作られ、ロッドの重さにより押し付けられたり、ゴムバンドにより跡が残ったりすることがないため自然な雰囲気を演出することができた。
(実施例5)
還元組成物:商用パーマ1剤(pH9.3、Terra Cosmetics製造のCUME、塩酸システイン含有)91.4g、アルギン2.0g、1%白金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、酢酸セルロース1.5g及び脱イオン水5.0gを混合してpH9.3に調節した。
造形組成物:28%アンモニア水1.0g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20M)0.2g、塩化ストロンチウム5.0g、プロピレングリコール2.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水91.0gを混合してpH10.7に調節した。
酸化組成物:臭素酸ナトリウム5.0gと脱イオン水95.0gを均等に混合した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.0g、リン酸ナトリウム0.3g、リン酸カリウム0.4g、加水分解ケラチン0.1g、クエン酸1.0g、クエン酸ナトリウム1.0g、1%酸化バナジウムナノ粒子(平均粒径10nm)0.2g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水95.9gの各々の成分を均等に混合してpH4.1に調節した。
商用パーマ1剤(pH9.3)に造形促進剤を添加して還元組成物を使用した場合でも、実施例1及び2と同様な結果を得ることができた。従って、還元剤の代りに商用パーマ1剤を使用することができることが確認できた。
(実施例6)
還元組成物:商用パーマ1剤(pH9.3、Terra Cosmetics製造のCUME、塩酸システイン含有)91.3g、アルギン2.0g、1%白金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、ブチレングリコール0.5g、コラーゲン1.6g及び脱イオン水5.0gを混合してpH9.3に調節した。
造形組成物:メチルエタノールアミン0.1g、28%アンモニア水0.9g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20M)0.2g、酢酸カルシウム5.0g、プロピレングリコール0.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水93.0gを均等に混合してpH10.7に調節した。
酸化組成物:35%過酸化水素5.07g、フェナセチン1.0gと脱イオン水93.93gを均等に混合した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.0g、リン酸ナトリウム0.3g、リン酸カリウム0.4g、加水分解ケラチン0.1g、クエン酸1.0g、クエン酸ナトリウム1.0g、1%酸化亜鉛ナノ粒子(平均粒径10nm)0.2g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水95.9gの各々の成分を均等に混合してpH4.1に調節した。
前記実施例5及び6のように、商用パーマ1剤(pH9.3)に造形促進剤を添加して還元組成物を製造した場合でも、実施例1〜4と同様な結果を得ることができた。従って、還元組成物の還元剤と添加剤の代りに商用パーマ1剤を使用する場合でも本発明によるパーマ剤の別の成分と結合し、パーマ効果が良いことが確認できた。
(実施例7)
還元組成物:商用パーマ1剤(pH6.5、Iljin Cosmetics製造のAROKOS、塩酸システインとチオグリコール酸アンモニウム含有)86.9g、アルギン3.0g、1%金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、ラクトン3.0g、EDTA0.1g及び脱イオン水6.9gを混合してpH9.3に調節した。
造形組成物:28%アンモニア水0.9g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20M)0.2g、硝酸カルシウム5.0g、プロピレングリコール0.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水93.0gを均等に混合してpH10.7に調節した。
酸化組成物:臭素酸ナトリウム5.0gと脱イオン水95.0gを均等に混合して使用した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.0g、リン酸ナトリウム0.3g、リン酸カリウム0.4g、加水分解ケラチン0.1g、クエン酸1.0g、クエン酸ナトリウム1.0g、1%酸化亜鉛ナノ粒子(平均粒径10nm)0.2g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水95.9gを均等に混合してpH4.1に調節した。
商用パーマ1剤(pH6.5)に造形促進剤を添加して還元組成物を製造した場合でも、実施例1及び2と同様な結果を得ることができた。従って、還元組成物の還元剤と添加剤の代りに商用パーマ1剤を使用する場合でも本発明によるパーマ剤の別の成分と結合し、パーマ効果が良いことが確認できた。
(実施例8)
還元組成物:商用パーマ1剤(pH6.5、Iljin Cosmetics製造のAROKOS、塩酸システインとチオグリコール酸アンモニウム含有)86.9g、アルギン3.0g、1%白金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、カゼイン酸ナトリウム1.0g、EDTA0.1g及び脱イオン水8.9gを混合し、pH6.5に調節した。
造形組成物:28%アンモニア水0.9g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20M)0.2g、塩化カルシウム5.0g、プロピレングリコール0.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水93.0gを均等に混合してpH10.7に調節した。
酸化組成物:35%過酸化水素5.07g、フェナセチン1.0gと脱イオン水93.93gを均等に混合した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.0g、リン酸ナトリウム0.3g、リン酸カリウム0.4g、加水分解ケラチン0.1g、クエン酸1.0g、クエン酸ナトリウム1.0g、1%酸化亜鉛ナノ粒子平均(10nm)0.2g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水95.9gを均等に混合してpH4.1に調節した。
前記実施例7及び8のように、商用パーマ1剤(pH6.5)に造形促進剤を添加して還元組成物を製造した場合でも、実施例1〜4と同様な結果を得ることができた。従って、還元組成物の還元剤と添加剤の代りに商用パーマ1剤を使用する場合でも本発明によるパーマ剤の別の成分と結合し、パーマ効果が良いことが確認できた。
(実施例9)
還元組成物:商用パーマ1剤(pH9.6、Beebongfine製造のSCHIMER、主成分としてチオグリコール酸含有)86.9g、アルギン3.0g、1%金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、プロピレングリコール4.0g、アルギニン1.0g、EDTA0.1g及び脱イオン水4.9gを混合してpH9.6に調節した。
造形組成物:28%アンモニア水1.0g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20M)0.2g、塩化カルシウム5.0g、プロピレングリコール0.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水93.0gを均等に混合してpH10.7に調節した。
酸化組成物:臭素酸ナトリウム5.0gと脱イオン水95.0gを均等に混合した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.0g、リン酸ナトリウム0.3g、リン酸カリウム0.4g、加水分解ケラチン0.1g、クエン酸1.0g、クエン酸ナトリウム1.0g、1%二酸化チタンナノ粒子(平均粒径10nm)0.2g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水95.9gを均等に混合してpH4.1に調節した。
市販の熱器具パーマ1剤(pH9.6)に造形促進剤を添加して毛髪に塗布して洗浄した後、成形された毛髪を固定し、270℃で熱処理した場合でも、実施例1及び2と同様な結果を得ることができた。従って、還元組成物の還元剤と添加剤の代りに商用パーマ1剤を使用する場合でも本発明によるパーマ剤の別の成分と結合し、パーマ効果が良いことが確認できた。
(実施例10)
還元組成物:商用パーマ1剤(pH9.3、Beebongfine製造のSCHIMER、主成分としてチオグリコール酸含有)86.9g、アルギン3.0g、1%金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、プロピレングリコール4.0g、アジピン酸1.0g、EDTA0.1g及び脱イオン水5.0gを混合してpH9.6に調節した。
造形組成物:28%アンモニア水1.0g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20M)0.2g、塩化カルシウム4.9g、塩化マグネシウム0.1g、プロピレングリコール0.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水93.0gを均等に混合してpH10.7に調節した。
酸化組成物:35%過酸化水素5.07g、フェナセチン1.0gと脱イオン水93.93gを均等に混合した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.0g、リン酸ナトリウム0.3g、リン酸カリウム0.4g、加水分解ケラチン0.1g、クエン酸1.0g、クエン酸ナトリウム1.0g、1%酸化亜鉛ナノ粒子(平均粒径10nm)0.2g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水95.9gを均等に混合してpH4.1に調節した。
前記実施例9のように市販の熱器具パーマ1剤(pH9.6)に造形促進剤を添加して毛髪に塗布して洗浄した後、成形された毛髪を固定し、200℃で熱処理した場合でも、実施例1〜4と同様な結果を得ることができた。従って、還元組成物の還元剤と添加剤の代りに商用パーマ1剤を使用する場合でも本発明によるパーマ剤の別の成分と結合し、パーマ効果が良いことが確認できた。
(実施例11)
還元組成物:商用パーマ1剤(pH9.6、Academy製造のEVESCHE、主成分として塩酸システインとチオグリコール酸含有)82.1g、アルギン3.0g、1%金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、プロピレングリコール4.0g、グルコン酸1.0g、安定化剤4.9g及び脱イオン水4.9gを混合してpH9.6に調節した。
造形組成物:28%アンモニア水1.0g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20M)0.2g、塩化カルシウム4.9g、プロピレングリコール0.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水93.0gを均等に混合してpH10.7に調節した。
酸化組成物:臭素酸ナトリウム5.0gと脱イオン水93.03gを均等に混合した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.0g、リン酸ナトリウム0.3g、リン酸カリウム0.4g、加水分解ケラチン0.1g、クエン酸1.0g、クエン酸ナトリウム1.0g、1%酸化亜鉛ナノ粒子(平均粒径10nm)0.2g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水95.9gを均等に混合してpH4.1に調節した。
市販の熱器具パーマ1剤(pH9.6)に造形促進剤を添加して毛髪に塗布して洗浄した後、成形された毛髪を固定して200℃で熱処理した場合でも、実施例1及び2と同様な結果を得ることができた。従って、還元組成物の還元剤と添加剤の代りに商用パーマ1剤を使用する場合でも本発明によるパーマ剤の別の成分と結合し、パーマ効果が良いことが確認できた。
(実施例12)
還元組成物:商用パーマ1剤(pH9.3、Academy製造のEVESCHE、主要成分として塩酸システインとチオグリコール酸含有)82.1g、アルギン3.0g、1%白金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、プロピレングリコール4.0g、グルタルアルデヒド1.0g、安定化剤4.9g及び脱イオン水4.9gを混合してpH9.6に調節した。
造形組成物:28%アンモニア水1.0g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20M)0.2g、塩化カルシウム5.0g、プロピレングリコール0.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水93.0gを均等に混合してpH10.7に調節した。
酸化組成物:35%過酸化水素5.07g、フェナセチン1.0gと脱イオン水93.03gを均等に混合した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.0g、リン酸ナトリウム0.3g、リン酸カリウム0.4g、加水分解ケラチン0.1g、クエン酸1.0g、クエン酸ナトリウム1.0g、1%酸化亜鉛ナノ粒子(平均粒径10nm)0.2g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水95.9gを均等に混合してpH4.1に調節した。
前記実施例11のように市販の熱器具パーマ1剤(pH9.6)に造形促進剤を添加して毛髪に塗布して洗浄した後、成形された毛髪を固定して200℃で熱処理した場合でも、実施例1〜4と同様な結果を得ることができた。従って、還元組成物の還元剤と添加剤の代りに商用パーマ1剤を使用する場合でも本発明によるパーマ剤の別の成分と結合し、パーマ効果が良いことが確認できた。
(実施例13)
還元組成物:商用パーマ1剤(pH6.5、Iljin Cosmetics製造のAROKOS、塩酸システインとチオグリコール酸アンモニウム含有)86.9g、アルギン3.0g、1%金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、ブチレングリコール3.0g、澱粉2.0g、EDTA0.1g及び脱イオン水5.0gを混合してpH6.5に調節した。
造形組成物:28%アンモニア水1.0g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20M)0.2g、塩化カルシウム4.9g、プロピレングリコール0.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水93.0gを均等に混合してpH10.7に調節した。
酸化組成物:臭素酸ナトリウム5.0gと脱イオン水93.03gを均等に混合した。
軟化組成物:クエン酸2.0g、クエン酸ナトリウム3.0g、ベントナイト3.0g、石英斑岩3.0g、炭酸ナトリウム1.0g及び脱イオン水88.0gを均等に混合してpH4.1に調節した。
前記実施例1及び2と同様な結果を得ることができた。従って、還元組成物の還元剤と添加剤の代りに商用パーマ1剤を使用する場合でも本発明によるパーマ剤の別の成分と結合し、パーマ効果が良いことが確認できた。
(実施例14)
還元組成物:商用パーマ1剤(pH9.3、Iljin Cosmetics製造のAROKOS、塩酸システインとチオグリコール酸アンモニウム含有)86.9g、アルギン3.0g、1%白金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、ブチレングリコール5.0g、EDTA0.1g及び脱イオン水5.0gを混合してpH6.5に調節した。
造形組成物:28%アンモニア水1.0g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20M)0.2g、塩化カルシウム5.0g、プロピレングリコール0.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水93.0gを均等に混合してpH10.7に調節した。
酸化組成物:35%過酸化水素5.07gフェナセチン1.0gと脱イオン水93.03gを均等に混合した。
軟化組成物:クエン酸2.0g、クエン酸ナトリウム3.0g、ベントナイト3.0g、石英斑岩3.0g、炭酸ナトリウム1.0g及び脱イオン水88.0gを均等に混合してpH4.1に調節した。
前記実施例1〜4と同様な結果を得ることができた。従って、還元組成物の還元剤と添加剤の代りに商用パーマ1剤を使用する場合でも本発明によるパーマ剤の別の成分と結合し、パーマ効果が良いことが確認できた。
(実施例15)
還元組成物:チオシアン酸カリウム0.5g、モノエタノールアミン適量、グリセリン3.0g、1%金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、プロピレングリコール1.0g、アルギン3.0g、ガム1.5g、エタノール3.0g及び脱イオン水87.9gを混合してpH9.7に調節した。
造形組成物:28%アンモニア水1.0g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20M)0.2g、塩化カルシウム5.0g、プロピレングリコール0.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水93.0gを均等に混合してpH10.7に調節した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.0g、リン酸ナトリウム0.3g、リン酸カリウム0.4g、加水分解ケラチン0.1g、クエン酸1.0g、クエン酸ナトリウム1.0g、1%酸化亜鉛ナノ粒子(平均粒径10nm)0.2g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水95.9gを均等に混合してpH4.1に調節した。
以上、還元組成物中に含まれる還元剤として還元及び酸化が順に行われることで知られているチオシアン酸カリウムを使用して三液形パーマ剤を製造し、前記実施例1及び2のような四液形パーマ剤と同等な結果を得ることができた。従って、酸化組成物の使用を除去した酸液形パーマ剤の使用でも充分なパーマ効果を得ることができることが確認できた。
(実施例16)
還元組成物:硫酸ナトリウム2.0g、モノエタノールアミン適量、グリセリン3.0g、1%金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、プロピレングリコール2.5g、アルギン3.0g、エタノール3.0g及び脱イオン水86.4gを混合してpH9.0に調節した。
造形組成物:28%アンモニア水1.0g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20M)0.2g、塩化カルシウム5.0g、プロピレングリコール0.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水93.0gを均等に混合してpH10.7に調節した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.0g、リン酸ナトリウム0.3g、リン酸カリウム0.4g、加水分解ケラチン0.1g、クエン酸1.0g、クエン酸ナトリウム1.0g、1%酸化亜鉛ナノ粒子(平均粒径10nm)0.2g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水95.9gの各々の成分を均等に混合してpH4.1に調節した。
前記実施例15のように、還元組成物中に含まれる還元剤として還元及び酸化が順に行われることで知られている硫酸ナトリウムを使用して三液形パーマ剤を製造し、前記実施例1〜4のような四液形パーマ剤と同様な結果を得ることができた。従って、酸化組成物の使用を除去した三液形パーマ剤の使用でも充分なパーマ効果を得ることができることが確認できた。
(実施例17)
還元組成物:商用パーマ液(pH9.75、Kolmar Korea製造HAYANBI、主成分としてグリコール酸モノエタノールアミン含有)96.7g、1%金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、プロピレングリコール1.0g、アルギン3.0g及びEDTA0.1gを混合し、pH9.75に調節した。
造形組成物:28%アンモニア水1.0g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20M)0.2g、塩化カルシウム5.0g、ブチレングリコール0.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水93.0gを均等に混合してpH10.7に調節した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.0g、リン酸ナトリウム0.3g、リン酸カリウム0.4g、加水分解ケラチン0.1g、クエン酸1.0g、クエン酸ナトリウム1.0g、1%酸化亜鉛ナノ粒子(平均粒径10nm)0.2g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水95.9gを均等に混合してpH4.1に調節した。
以上、還元及び酸化が行われることで知られている商用パーマ1剤に造形促進剤を添加して使用する場合でも、前記実施例1〜4と同様の結果を得ることができた。従って、商用パーマ1剤のみでも充分に効果的なパーマを得ることができ、また、酸化組成物の使用を排除しても充分なパーマ効果を得ることができることが分かった。
(実施例18)
還元組成物:50%チオグリコール酸アンモニウム10.0g、28%アンモニア水3.0g、塩化ステリモニウム0.1g、プロピレングリコール4.0g、香料0.5g、アルギン3.0g、ペクチン1.0g、ポリビニルアルコール0.1g、色素(オレンジII)0.1g、EDTA 0.2g及び脱イオン水87.9gを混合し、最後にチオグリコール酸アンモニアとアンモニアなどを添加してpH9.3に調節した。
造形組成物:28%アンモニア水1.0g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20M)0.2g、硝酸亜鉛5.0g、DL−塩酸システイン0.05g、チオグリコール酸モノエタノールアミン0.05g、プロピレングリコール0.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水92.9gを均等に混合してpH9.8に調節した。
酸化組成物:35%過酸化水素5.07g、フェナセチン1.0gと脱イオン水93.03gを均等に混合して使用した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.0g、リン酸ナトリウム0.3g、リン酸カリウム0.4g、加水分解ケラチン0.1g、クエン酸1.0g、クエン酸ナトリウム1.0g、1%酸化チタンナノ粒子(平均粒径10nm)0.2g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水95.9gを均等に混合してpH4.1に調節した。
以上、造形組成物に還元力を増加させるためにシステインとチオグリコール酸塩を少量添加することで、還元力を向上させることができることが分かる。
(実施例19)
還元組成物:50%チオグリコール酸アンモニウム1.5g、50%チオグリコール酸モノエタノールアミン0.5g、塩酸システイン8.5g、モノエタノールアミン8.5g、ポリエチレングリコール0.5g、アルギン2.0g、加水分解ケラチン0.5g、コラーゲン0.5g、プロピレングリコール1.0g、ヘキサジカノール2.0g、ステアリン酸0.5g、グリセリン1.0g、EDTA0.4g、塩化セチルアンモニウム1.0g、ソルビタン1.5g、スクアレン0.1g及び脱イオン水70.0gを混合し、pH9.3に調節した。
造形組成物:グリセリン1.0g、乳酸カルシウム2.0g、酢酸カルシウム1.0g、加水分解ケラチン0.5g、コラーゲン0.5g及び脱イオン水94.5gの各々成分を均等に混合してpH8.5に調節した。
酸化組成物:38%過酸化水素5.0g、フェナセチン0.1g、クエン酸0.5gと脱イオン水94.4gを均等に混合した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.0g、加水分解ケラチン0.2g、クエン酸0.5g、クエン酸ナトリウム2.0g、クエン酸カリウム0.5g、酸化チタンナノ粒子(平均粒径10nm)0.1g、脱イオン水95.7gを均等に混合してpH5.0に調節した。
以上、軟化組成物に無機酸塩と少量の触媒を添加することで、造形化と酸化が容易に行われることが分かる。
(実施例20)
還元組成物:50%チオグリコール酸アンモニウム10.0g、28%アンモニア水3.0g、塩化ステリモニウム0.1g、プロピレングリコール5.0g、香料0.5g、アルギン3.0g、1%リジウムナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、ポリビニルアルコール0.1g、色素(オレンジII)0.1g、EDTA 0.2g及び脱イオン水77.9gを混合し、チオグリコール酸アンモニウムとアンモニアなどは最後に混合してpH9.3に調節した。
造形組成物:28%アンモニア水1.0g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20M)0.2g、塩化カルシウム5.0g、プロピレングリコール0.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水93.0gを均等に混合してpH10.7に調節した。
酸化組成物:臭素酸ナトリウム5.0gと脱イオン水95.0gを均等に混合した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.0g、リン酸ナトリウム0.3g、リン酸カリウム0.4g、加水分解ケラチン0.1g、クエン酸1.0g、塩化アンモニウム1.0g、二酸化チタン0.001g、1%酸化チタンナノ粒子(平均粒径10nm)0.2g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水95.899gを均等に混合してpH4.1に調節した。
軟化組成物に無機酸塩と少量の触媒を添加することで、造形化と酸化が円滑に行われることが分かる。
(実施例21)
還元組成物:50%チオグリコール酸アンモニウム10.0g、28%アンモニア水3.0g、塩化ステリモニウム0.1g、プロピレングリコール4.0g、香料0.5g、アルギン3.0g、1%金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、ポリビニルアルコール0.1g、色素(オレンジII)0.1g、EDTA 0.2g及び脱イオン水77.9gを混合し、チオグリコール酸アンモニアとアンモニアなどは最後に添加してpH9.3に調節した。
造形組成物:モノエタノールアミン2.0g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20M)0.2g、塩化カルシウム5.0g、プロピレングリコール0.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水92.0gを均等に混合してpH10.0に調節した。
酸化組成物:臭素酸ナトリウム5.0g、二酸化チタン0.001gと脱イオン水94.999gを均等に混合した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.0g、リン酸ナトリウム0.3g、リン酸カリウム0.4g、加水分解ケラチン0.1g、クエン酸1.0g、クエン酸ナトリウム1.0g、1%酸化亜鉛ナノ粒子(平均粒径10nm)0.2g、色素(オレンジII)0.1gと脱イオン水95.9gを均等に混合してpH4.1に調節した。
以上、酸化組成物に酸化触媒を添加することで、酸化力が向上することが分かる。
(実施例22)
還元組成物:50%チオグリコール酸アンモニウム10.0g、モノエタノールアミン9.0g、非イオン界面活性剤3.0g、コラーゲン2.0g、EDTA0.2g、コカミドプリピルベタイン1.0g、香料0.5g、アルギン1.0g、ブチレングリコール0.1g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水75.1gを混合し、チオグリコール酸アンモニウムとアンモニアなどは最後に添加してpH9.6に調節した。
造形組成物:28%アンモニア水1.0g、香料0.2g、オレイルアルコール(エチレンオキシド20M)0.2g、塩化カルシウム5.0g、プロピレングリコール0.5g、シュウ酸0.1g及び脱イオン水93.0gを均等に混合してpH10.7に調節した。
酸化組成物:臭素酸ナトリウム5.0g、二酸化チタン0.001gと脱イオン水95.0gを均等に混合した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.0g、リン酸ナトリウム0.3g、リン酸カリウム0.4g、加水分解ケラチン0.1g、クエン酸1.0g、クエン酸ナトリウム1.0g、1%酸化チタンナノ粒子(平均粒径10nm)0.2g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水95.9gを均等に混合してpH4.1に調節した。
チオグリコール酸アンモニウムとモノエタノールアミンなどを主成分とする還元組成物を利用して還元力を増加させることができ、還元されにくい毛髪やストレートパーマ剤として活用することができる。
(実施例23)
還元組成物:50%チオグリコール酸アンモニウム10.0g、塩酸システイン8.0g、N−酢酸システイン1.0g、硫酸ナトリウム5.0g、28%アンモニア水4.0g、モノエタノールアミン2.0g、水素ナトリウム2.0g、キトサン1.0g、コカミドプロピルベタイン0.5g、ブチレングリコール2.0g、プロピレングリコール3.0g、香料0.5g、アルギン2.0g、1%金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.6g、ポリビニルアルコール0.2g、色素(オレンジII)0.1g、EDTA 0.1g及び脱イオン水58.0gを混合し、チオグリコール酸アンモニウムとアンモニアなどは最終的に添加してpH9.5に調節した。
造形組成物:塩化カルシウム1.0g、脱イオン水99.0gを均等に混合してpH10.7に調節した。
軟化組成物:加水分解ケラチン0.5g、クエン酸2.0g、クエン酸カルシウム1.0g、1%酸化チタンナノ粒子(平均粒径10nm)0.2g、炭酸ナトリウム0.5g、臭素酸ナトリウム22.0g、セラミド3.0g、プロピレングリコール2.5g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水68.0gを均等に混合してpH4.3に調節した。
軟化組成物に酸化剤を添加することで、酸化力を増加させることができることが分かる。
(実施例24)
還元組成物:N−メルカプト酢酸テトラメチル12.0g、炭酸水素アンモニウム2.0g、28%アンモニア水0.4g、香料0.5g、アルギン1.0g、1%ロジウムナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、EDTA0.1g及び脱イオン水75.1gを混合し、アンモニアを最終的に混合してpH9.3に調節した。
造形組成物:酢酸カルシウム2.5g、硫酸カルシウム7.5g、塩化マグネシウム11.5g、28%アンモニア水0.5g、オレイルアルコール3.0g、シュウ酸0.5g、及び脱イオン水74.5gを均等に混合してpH9.5に調節した。
軟化組成物:リン酸ナトリウム2.0g、リン酸カリウム1.0g、クエン酸1.0g、クエン酸ナトリウム2.0g、クエン酸カリウム5.0g、1%酸化鉄ナノ粒子(平均粒径10nm)0.5g、ベントナイト3.0g、石英斑岩2.5g、炭酸ナトリウム3.5g、臭素酸ナトリウム1.0g及び脱イオン水95.9gを均等に混合してpH4.5に調節した。
(実施例25)
還元組成物:50%チオグリコール酸アンモニウム12.0g、塩酸システイン1.0g、重亜硫酸ナトリウム0.5g、28%アンモニア水1.0g、モノエタノールアミン3.0g、グリセリン2.0g、プロピレングリコール3.0g、コラーゲン1.0g、香料0.5g、アルギニン0.5g、アルギン3.0g、1%金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)3.1g、色素(オレンジII)0.1g、EDTA 0.1g及び脱イオン水68.9gを混合し、チオグリコール酸アンモニウムとアンモニアなどは最終的に混合してpH9.5に調節した。
造形組成物:塩化カルシウム2.5g、28%アンモニア水1.0g、DL−リン酸塩システイン3.0g、チオグリコール酸塩モノエタノールアミン2.0g、イソプロピルアミン0.5g、モノエタノールアミン0.5g、メチルエタノールアミン0.1g、オレイルアルコール2.0g、プロピレングリコール10.0g、ブチレングリコール4.5g、グリセリン2.0g、加水分解ケラチン5.0g、コラーゲン2.0g、シュウ酸0.4g、香料0.5g及び脱イオン水62.0gを均等に混合してpH11.0に調節した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン2.0g、リン酸ナトリウム1.0g、加水分解ケラチン0.5g、クエン酸ナトリウム2.0g、クエン酸カリウム2.0g、1%酸化チタンナノ粒子(平均粒径10nm)4.5g、1%バナジウムナノ粒子(平均粒径10nm)0.5g、炭酸ナトリウム2.5g、石英斑岩0.5g、ベントナイト3.0g、臭素酸ナトリウム0.5g、セラミド3.0g、グリセリン3.0g、プロピレングリコール10.0g、コラーゲン5.0g及び脱イオン水64.0gを均等に混合してpH4.8に調節した。
(実施例26)
還元組成物:50%チオグリコール酸アンモニウム8.0g、アジピン酸5.3g、モノエタノールアミン3.5g、非イオン界面活性剤4.5g、ポリエチレングリコール7.0g、ソルビタン2.5g、スクアレン4.7g、グリセリン8.5g、エタノール5.8g、ブチレングリコール6.0g、プロピレングリコール22.0g、コラーゲン3.0g、香料0.5g、アルギン11.0g、1%白金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.1g、色素(オレンジII)0.1g及び脱イオン水75.1gを混合し、チオグリコールアンモニウムとアンモニアなどは最終的に混合してpH10.5に調節した。
造形組成物:硝酸亜鉛0.5g、硫酸カルシウム2.5g、塩化ストロンチウム1.5g、28%アンモニア水1.5g、DL−塩酸塩システイン2.0g、モノエタノールアミン0.5g、オレイルアルコール2.5g、プロピレングリコール5.0g、コラーゲン1.5g、シュウ酸0.1g、香料0.1g及び脱イオン水81.7gを均等に混合してpH10.0に調節した。
酸化組成物:臭素酸ナトリウム22.0g、二酸化チタン4.0g、セラミド8.9g、フェナセチン0.1g、脱イオン水65.0gを均等に混合した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン2.5g、リン酸ナトリウム1.0g、加水分解ケラチン0.8g、クエン酸ナトリウム3.0g、クエン酸カリウム1.0g、1%酸化チタンナノ粒子(平均粒径10nm)0.5g、炭酸ナトリウム2.5g、石英斑岩1.5g、ベントナイト3.0g、臭素酸ナトリウム8.0g、セラミド1.0g、プロピレングリコール1.5g、色素(オレンジII)0.2g及び脱イオン水84.5gを均等に混合してpH4.8に調節した。
(実施例27)
還元組成物:50%チオグリコール酸アンモニウム8.0g、塩酸システイン1.0g、28%アンモニア水1.0g、モノエタノールアミン2.0g、ラウリル硫酸ナトリウム3.0g、コカミドプロピルベタイン0.5g、ソルビタン0.5g、ペクチン0.5g、グルタルアルデヒド0.5g、ポリ−L−リシン0.3g、アルギニン0.7g、商用パーマ1剤(pH6.5、Iljin Cosmetics製造AROKOS、塩酸システインとチオグリコール酸アンモニウム含有)18.0g、脱イオン水56.5gを混合し、チオグリコールアンモニウムとアンモニアなどは最終的に混合してpH9.8に調節した。
造形組成物:酢酸カルシウム6.0g、硝酸カルシウム3.0g、乳酸カルシウム1.5g、28%アンモニア水0.5g、チオグリコール酸塩モノエタノールアミン1.5g、メチルエタノールアミン0.1g、オレイルアルコール4.0g、プロピレングリコール0.5g、ブチレングリコール0.4g、加水分解ケラチン2.0g、コラーゲン1.0g、シュウ酸0.2g、香料0.3g及び脱イオン水79.5gを均等に混合してpH10.5に調節した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン0.5g、リン酸カリウム0.5g、加水分解ケラチン0.5g、クエン酸1.5g、クエン酸ナトリウム2.0g、1%酸化チタンナノ粒子(平均粒径10nm)2.0g、ベントナイト3.0g、臭素酸ナトリウム8.0g、セラミド3.5g、グリセリン2.0g、色素(オレンジII)0.2g及び脱イオン水78.3gを均等に混合してpH3.8に調節した。
(実施例28)
還元組成物:アルギン0.5g、1%金ナノ粒子溶液(平均粒径10nm)0.5g、商用パーマ1剤(pH9.3、Terra Cosmetics製造CUME、塩酸システイン含有)98.0g及び脱イオン水1.0gを混合してpH9.4に調節した。
造形組成物:硝酸亜鉛2.0g、硝酸カルシウム1.0g、イソプロピルアミン0.5g、プロピレングリコール3.0g、ブチレングリコール1.0g、グリセリン0.5g及び脱イオン水93.0gを混合してpH8.0に調節した。
酸化組成物:35%過酸化水素8.0g、二酸化チタン0.5g、セラミド3.5g、シリコンエモルジョン3.0g、グリセリン10.0g、加水分解ケラチン5.0g、ポリクオタリウム−102.0gと脱イオン水71.0gを均等に混合して使用した。
軟化組成物:シリコンエモルジョン1.5g、リン酸ナトリウム0.5g、リン酸カリウム1.5g、加水分解ケラチン0.5g、クエン酸2.0g、クエン酸カリウム0.5g、1%酸化チタンナノ粒子(平均粒径10nm)2.0g、炭酸ナトリウム92.5g及び脱イオン水89.0gを均等に混合してpH3.8に調節した。
以上、本発明のパーマ剤は別途の成形器具を使用せずに手でねじったり、手と櫛を使用して成形することができる。また、毛髪に還元組成物を塗布した後、成形器具を使用して成形した後、毛髪成形器具を取除いても組成物が有する自然に所望するスタイルに毛髪を成形することができる。
その他にも、本発明によるパーマ剤はパーマ用ロッドやバンドを使用しなくても毛髪を成形することができ、特に、毛髪と頭皮が垂直になるように一定時間立てて造形し、補助器具と櫛を使用して引っ張りながらウェーブを広げるため、多様なヘアスタイルを表現することができる。
即ち、本発明のパーマ方法において、ゴムバンドを使用したり、数時間成形器具を着用した状態で毛髪の成形をが行わないため、使用者が全く不快感を感じない。
[実験例]パーマ剤の物性評価
前記実施例1〜28で製造されたパーマ剤に対しては下記のような方法で毛髪を形成した。即ち、長さ20cm、重量15gの未処理毛30本を1束にし、前記還元組成物に2分間浸漬した後、直径14mmのロッドに巻き、造形組成物を3mL噴射した。10分後に酸化組成物を10分間、2度ほど3mL噴射して洗浄、自然乾燥をして成形した。
そして、下記テスト条項に対する評価結果を下記表1に整理して表した。下記表1に表した評価結果は下記基準により記号化をして表した。
1)カール力
◎:カール直径20mm未満の場合
○:カール直径20mm以上25mm未満の場合
△:カール直径25mm以上30mm未満の場合
×:カール直径30mm以上の場合
2)カール均一性
◎:毛髪の始めと終わりのカールにおいて、直径の誤差範囲が4mm未満の場合
○:毛髪の始めと終わりのカールにおいて、直径の誤差範囲が4mm以上8mm未満の場合
△:毛髪の始めと終わりのカールにおいて、直径の誤差範囲が8mm以上12mm未満の場合
×: 毛髪の始めと終わりのカールにおいて、直径の誤差範囲が12mm以上の場合
3)ボリューム感、つや(光沢)、健康度、保湿測定
毛髪のボリューム感、つや、健康度、及び保湿は美容技術者20名が官能評価した結果であり、
◎:15名以上の美容技術者が優れていると評価した場合
○:10名以上15名未満の美容技術者が優れていると評価した場合
△:5名以上10名未満の美容技術者が優れていると評価した場合
×:5名未満の美容技術者が優れていると評価した場合
Figure 0004785205
産業上利用可能性
前述した通り、本発明は新規の自己造形性パーマ剤及び、パーマ用ロッドやゴムバンドなどの成形器具を着用する必要のあった既存の方法を改善した、脱ロッド及び脱バンド型パーマ方法に関する。
また、本発明のパーマ剤にて使用する造形促進剤を酸性パーマ剤、アルカリ性パーマ剤、中和が必要なパーマ剤、熱器具用パーマ剤、セッティング用パーマ剤、ストレートパーマ剤などの商用パーマ剤に適用しても同様な毛髪再成形効果を有し、このような本発明のパーマ剤を使用してパーマを行う場合、毛髪造形が丈夫で、毛髪に張力が付与されることを確認することができる。
また、本発明のパーマ剤にて使用する造形促進剤は安定な物質であり、毛髪に栄養を供給する別の成分との配合が可能であり、使用者の要求を満足させる成分比のパーマ剤を製造することができる。
更に、本発明のパーマ方法において、パーマ用ロッドやゴムバンドのような毛髪成形器具を一定時間着用し続けないため、被施術者が全く不快な気分にならず、施術者も簡単に施術することができる。
造形促進剤としてアルギン2重量%を使用し、反応性物質としてプロピレングリコール3重量%を使用してこれらを含有させて二価金属元素と反応させて生成された造形物の赤外線(IR)分光スペクトルのデータである。 造形促進剤であるアルギンと反応性物質であるプロピレングリコールの混合重量比による粘度変化を表したグラフである。 本発明の実施例1にて製造された還元組成物に対するH−NMR(500MHz)分析スペクトルである。 本発明の実施例2にて製造された還元組成物と造形組成物を混合した後、基盤に塗布して得られた塗膜に対するSEM写真である。

Claims (46)

  1. (a)還元剤と造形促進剤と反応性物質と還元触媒とを含有する還元組成物、
    (b)前記造形促進剤と反応して造形化を誘導する造形組成物、及び
    (c)前記造形促進剤の造形化を解除させる軟化組成物
    を包含し、
    前記造形促進剤はアルギン、アルギン酸、アルギン酸塩及びそれらの誘導体の中から選択され、前記誘導体は、ヒドロキシ基、アルデヒド基、カルボン酸基、カルボキシレート基及びケトン基から選択される一種以上の官能基を含有し、
    前記反応性物質は、グリコールであり
    前記還元触媒は、金、白金、パラジウム及びロジウムの中から選択される金属または金属化合物が、ナノサイズで含有されたコロイド型の還元触媒であり、
    前記造形組成物はマグネシウム、カルシウム、バリウム、亜鉛、ストロンチウム及び鉄から選択される二価金属の水溶性塩の中から選択される二価金属成分を包含し、
    前記軟化組成物は硝酸、硫酸、炭酸、重炭酸、塩酸、リン酸、クエン酸、シュウ酸、コハク酸、酢酸の中から選択される酸成分を含有することを特徴とする自己造形性パーマ剤。
  2. (d)酸化剤を含有する酸化組成物をさらに含有することを特徴とする、請求項1記載の自己造形性パーマ剤。
  3. 前記還元組成物(a)はpH4〜11の範囲であることを特徴とする、請求項1または2記載のパーマ剤。
  4. 前記還元剤はスルフィド基、ジスルフィド基、チオール基、シアン基、チオシアン基、水酸基、スルフィド基、ジスルフィド基及び重炭酸塩基の中から選択された官能基を有することを特徴とする、請求項1または2記載のパーマ剤。
  5. 前記還元剤はチオグリコール酸またはその塩、チオグリコール酸エステル、チオ乳酸、チオ乳酸エステル、システイン、システアミン、チオシアン、スルフィド及びこれらの誘導体の中から選択されることを特徴とする、請求項4記載のパーマ剤。
  6. 前記還元組成物(a)は前記還元剤と前記造形促進剤を1:0.01〜1重量比で含有することを特徴とする、請求項1または2記載のパーマ剤。
  7. 前記還元組成物(a)の粘度が6,000〜60,000cPの範囲であることを特徴とする、請求項1または2記載のパーマ剤。
  8. 前記還元組成物(a)は前記造形促進剤と前記反応性物質を1:0.1〜5重量比にて含有することを特徴とする、請求項1または2記載のパーマ剤。
  9. 前記造形組成物(b)はpH2〜12の範囲であることを特徴とする、請求項1または2記載のパーマ剤。
  10. 前記二価金属成分を還元組成物(a)の中に含有される造形促進剤1重量部を基準として0.0001〜5重量部の範囲で含有することを特徴とする、請求項1または2記載のパーマ剤。
  11. 前記軟化組成物(c)はpH2〜9の範囲であることを特徴とする、請求項1または2記載のパーマ剤。
  12. 前記酸成分は還元組成物(a)の中に含有される造形促進剤1重量部を基準として0.1〜50重量部の範囲で含有することを特徴とする、請求項1または2記載のパーマ剤。
  13. 前記軟化組成物(c)はパラクサイド類、ブロメート類及び過塩(peroxysalts)の中から選択された酸化剤と、鉄、亜鉛、銅、コバルト、ジルコニウム、バナジウム、マンガン及びチタンの中から選択された酸化触媒を追加で含有することを特徴とする、請求項1記載のパーマ剤。
  14. 前記酸化組成物(d)はpH2〜7の範囲であることを特徴とする、請求項2記載のパーマ剤。
  15. 前記酸化剤はパラクサイド類、ブロメート類及び過塩の中から選択された酸化剤であることを特徴とする、請求項2記載のパーマ剤。
  16. 前記酸化組成物(d)は鉄、亜鉛、銅、コバルト、ジルコニウム、バナジウム、マンガン及びチタンの中から選択された酸化触媒を含有することを特徴とする、請求項2記載のパーマ剤。
  17. 前記酸化剤は軟化組成物(c)の中に含有される前記酸成分1重量部を基準として0.1〜10重量部の範囲で含有することを特徴とする、請求項13または15記載のパーマ剤。
  18. 前記酸化触媒は金属または金属化合物がナノサイズで含有された粉末または液状であることを特徴とする、請求項13または16記載のパーマ剤。
  19. 前記還元組成物(a)は、前記還元剤1〜25重量%と前記造形促進剤0.1〜15重量%を含有することを特徴とする、請求項1または2記載のパーマ剤。
  20. 前記還元組成物(a)は、前記還元剤2〜20重量%、前記造形促進剤0.1〜15重量%、前記反応性物質0.01〜3重量%、前記還元触媒0.0001〜5重量%、添加剤0.01〜60重量%及び脱イオン水30〜90重量%とから構成されることを特徴とする、請求項19記載のパーマ剤。
  21. 前記造形組成物(b)は前記二価金属成分を0.1〜25重量%含有することを特徴とする、請求項1または2記載のパーマ剤。
  22. 前記造形組成物(b)は、前記二価金属成分1〜20重量%、添加剤0.01〜20重量%及び脱イオン水70〜98重量%とから構成されることを特徴とする、請求項21記載のパーマ剤。
  23. 前記軟化組成物(c)は前記酸成分を0.1〜25重量%含有されていることを特徴とする、請求項1または2記載のパーマ剤。
  24. 前記軟化組成物(c)は、前記酸成分1〜20重量%、酸化剤1〜20重量%、酸化触媒0.0001〜5重量%、添加剤0.01〜20重量%及び脱イオン水70〜98重量%とから構成されることを特徴とする、請求項23記載のパーマ剤。
  25. 前記酸化組成物(d)は前記酸化剤を0.1〜25重量%含有することを特徴とする、請求項2記載のパーマ剤。
  26. 前記酸化組成物(d)は、前記酸化剤1〜20重量%、酸化触媒0.0001〜5重量%、添加剤0.01〜20重量%及び脱イオン水70〜98重量%とから構成されることを特徴とする、請求項23記載のパーマ剤。
  27. (1)還元剤と造形促進剤と反応性物質と還元触媒とを含有する還元組成物を毛髪に塗布する段階、
    (2)前記還元組成物が塗布された毛髪を造形させる段階、
    (3)前記造形された毛髪に造形促進剤と反応して造形化を誘導する造形組成物を塗布する段階、
    (4)前記造形された毛髪に軟化組成物を塗布して造形化を解除させる段階、及び
    (5)前記軟化組成物が塗布された毛髪を洗浄する段階を包含し、
    前記造形促進剤はアルギン、アルギン酸、アルギン酸塩及びそれらの誘導体の中から選択され、前記誘導体は、ヒドロキシ基、アルデヒド基、カルボン酸基、カルボキシレート基及びケトン基から選択される一種以上の官能基を含有し、
    前記反応性物質は、グリコールであり
    前記還元触媒は、金、白金、パラジウム及びロジウムの中から選択される金属または金属化合物が、ナノサイズで含有されたコロイド型の還元触媒であり、
    前記造形組成物はマグネシウム、カルシウム、バリウム、亜鉛、ストロンチウム及び鉄から選択される二価金属の水溶性塩の中から選択される二価金属成分を包含し、
    前記軟化組成物は硝酸、硫酸、炭酸、重炭酸、塩酸、リン酸、クエン酸、シュウ酸、コハク酸、酢酸の中から選択される酸成分を含有することを特徴とすることを特徴とする脱ロッド及び脱バンド型パーマ方法。
  28. 前記(5)において軟化組成物を塗布する前に前記造形化された毛髮にパラクサイド類、ブロメート類及び過塩の中から選択される酸化剤を含有する酸化組成物を塗布することを特徴とする、請求項27記載の脱ロッド及び脱バンド型パーマ方法。
  29. 前記還元組成物は前記還元剤1〜25重量%及び前記造形促進剤0.1〜15重量%を含有することを特徴とする、請求項27または28記載のパーマ方法。
  30. 前記還元組成物は前記還元剤1〜25重量%及び前記造形促進剤0.1〜15重量%を含有し、前記造形組成物は前記二価金属成分0.1〜25重量%を含有し、前記軟化組成物は前記酸成分0.1〜25重量%を含有することを特徴とする、請求項27記載のパーマ方法。
  31. 前記還元組成物は前記還元剤1〜25重量%及び前記造形促進剤0.1〜15重量%を含有し、前記造形組成物は前記二価金属成分0.1〜25重量%を含有し、前記軟化組成物は前記酸成分0.1〜25重量%を含有し、前記酸化組成物は前記酸化剤0.1〜25重量%を含有することを特徴とする、請求項28記載のパーマ方法。
  32. 前記パーマ剤と毛髪の接触時間は1〜40分であることを特徴とする、請求項27または28記載のパーマ方法。
  33. 前記毛髪造形段階(2)は、手または成形器具を使用して毛髪を成形することを特徴とする、請求項27または28記載のパーマ方法。
  34. 前記成形器具は造形組成物を塗布した後に毛髪から除去することを特徴とする、請求項33記載のパーマ方法。
  35. 前記還元組成物はpH4〜11の範囲であることを特徴とする、請求項27または28記載のパーマ方法。
  36. 前記還元剤はスルフィド基、ジスルフィド基、チオール基、シアン基、チオシアン基、水酸基、スルフィド基及びジスルフィド基の中から選択された官能基を有する還元剤であることを特徴とする、請求項27または28記載のパーマ方法。
  37. 前記還元組成物は前記還元剤及び前記造形促進剤を1:0.01〜1重量比で含有していることを特徴とする、請求項27または28記載のパーマ方法。
  38. 前記還元組成物の粘度が6,000〜60,000cPの範囲であることを特徴とする、請求項27または28記載のパーマ方法。
  39. 前記造形組成物はpH2〜12の範囲であることを特徴とする、請求項27または28記載のパーマ方法。
  40. 前記造形組成物を前記二価金属成分の塗布量が、前記造形促進剤1重量部を基準として0.0001〜5重量部の範囲となるように毛髪に塗布することを特徴とする、請求項27または28記載のパーマ方法。
  41. 前記軟化組成物はpH2〜9の範囲であることを特徴とする、請求項27または28記載のパーマ方法。
  42. 前記軟化組成物はパラクサイド類、ブロメート類及び過塩の中から選択された酸化剤と、鉄、亜鉛、銅、コバルト、ジルコニウム、バナジウム、マンガン及びチタンの中から選択された酸化触媒を追加で含有することを特徴とする、請求項27記載のパーマ方法。
  43. 前記酸化組成物は鉄、亜鉛、銅、コバルト、ジクロニウム、バナジウム、マンガン及びチタンの中から選択された酸化触媒を含有することを特徴とする、請求項28記載のパーマ方法。
  44. 前記酸化剤は前記軟化組成物の中に含有された前記酸成分1重量部を基準として0.1〜10重量部の範囲で含有することを特徴とする、請求項28または42記載のパーマ方法。
  45. 前記酸化触媒は金属または金属化合物がナノサイズで含有された粉末または液状であることを特徴とする、請求項42または43記載のパーマ方法。
  46. 前記毛髪造形段階(2)において30〜60℃の熱を加えてやることを特徴とする、請求項27または28記載のパーマ方法。
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