JP2002529488A - パーマネントヘア加工のための薬剤及び方法 - Google Patents

パーマネントヘア加工のための薬剤及び方法

Info

Publication number
JP2002529488A
JP2002529488A JP2000581999A JP2000581999A JP2002529488A JP 2002529488 A JP2002529488 A JP 2002529488A JP 2000581999 A JP2000581999 A JP 2000581999A JP 2000581999 A JP2000581999 A JP 2000581999A JP 2002529488 A JP2002529488 A JP 2002529488A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
agent
water
component
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000581999A
Other languages
English (en)
Inventor
ダンネッケル,ベアーテ
ラオシェル,ディルク
シュライベル,ビルギト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Deutschland GmbH
Original Assignee
Wella GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=7887836&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2002529488(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Wella GmbH filed Critical Wella GmbH
Publication of JP2002529488A publication Critical patent/JP2002529488A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/67Vitamins
    • A61K8/676Ascorbic acid, i.e. vitamin C
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/04Preparations for permanent waving or straightening the hair
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/10Preparations for permanently dyeing the hair
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/20Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of the composition as a whole
    • A61K2800/30Characterized by the absence of a particular group of ingredients
    • A61K2800/31Anhydrous
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/80Process related aspects concerning the preparation of the cosmetic composition or the storage or application thereof
    • A61K2800/88Two- or multipart kits

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 多成分の形態である酸化毛髪処理用の薬剤であって、一成分が、デヒドロアスコルビン酸、その誘導体又は塩又はこの混合物を、粉末、粒状物又はタブレット又はマイクロカプセルとして、又は懸濁液として、水を含まないか、あるいは10重量%以下の水と共に含有しており、しかも、更に別の成分が、水性、アルコール性又は水‐アルコール性の調合物の形態であることを特徴とする。更に、パーマネントヘア加工のための方法で、毛髪を所望の形とする前及び/又は後に、当該毛髪をケラチン還元性の加工剤を用いて処理し、その後、濯ぎを行い、その後、固定剤を用いて酸化後処理し、更に濯ぎを行うものにおいて、固定剤として前記薬剤を使用することを特徴とするものも請求されている。このようにして処理した毛髪は、一様で、耐久性のある変形性を有しており、色が淡くなることがなく、未処理の自然のままの人間の毛髪に匹敵するシステイン酸含量を有している。更に、ここに記載した固定剤を用いた酸化の場合には、不快なメルカプタン臭が発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケラチン繊維を還元的に改変させる際の酸化後処理(oxidativen Nach
behandlung) 、特にパーマネントヘア加工を行うための多成分の形態である薬剤
で、当該薬剤中に、デヒドロアスコルビン酸、その誘導体又は塩が、水を含まず
に、好ましくは固体状で存在しているものに関する。
【0002】
【従来の技術】
ケラチン繊維を還元的に改変させる際、先ず最初に毛髪を、毛髪ケラチンのジス
ルフィド結合を開裂させる作用のある加工剤を用いて処理し、その後、毛髪を所
望の形にする。この場合において、加工剤としては、一般に、ケラチン還元性の
メルカプト化合物(例えばメルカプトカルボン酸の塩又はエステルなど)が使用
される。引き続いて、この毛髪を、水又は適当な中間処理剤にて濯ぎを行う。そ
の後、還元した毛髪繊維を、固定剤を用いて酸化的に後処理する。この際、毛髪
ケラチンの内部のジスルフィド結合が閉じ、これにより、毛髪加工のパーマネン
ト安定性、特にウェーブ又は滑らかさが決定される。
【0003】 過酸化水素、過酸化塩類又は臭素酸塩を主剤とする固定剤の場合には、毛髪ケラ
チンのジスルフィド‐及びチオール基の一部が、硫黄の更に高い酸化段階、特に
システイン酸にまで酸化される。このために、毛髪ケラチンが不可逆的に損傷を
受けることになる。過酸化物を含有した固定剤の場合には、この他に、毛髪の色
素(メラニン)が部分的に破壊され、このことによって、毛髪の色が淡くなるこ
と(Aufhellung)がもたらされる。
【0004】 このような欠点を解決するものとしての、ジスルフィドを主剤とした種々の固定
剤が知られている。 JP‐OS 04‐112818号からは、リボフラビンとグルタチオン(酸化
剤として)を主剤とするパーマネントウェーブ用の固定剤が公知である。 EP‐OS 0448185号には、ケラチン材料を処理するための方法が開示
されており、この方法おいては、一般式Z‐R‐S‐S‐R‐Z(Z=水溶性の
基、特にアミノ‐;R=少なくとも2個の炭素原子を有する2価の残基、特にC 2 〜C10)のジスルフィドが、還元的に得たスルフヒドリル基の再酸化のために
使用される。好ましいジスルフィドは、シスタミンとグルタチオンジスルフィド
である。
【0005】 ジスルフィドを含有した固定剤には、固定段階において、不快な臭いを有したチ
オール類が生じるという欠点がある。
【0006】 ヘアコンディショニング剤において、酸性のpH値に調整するためのデヒドロア
スコルビン酸を使用することが、JP‐OS 52‐128239号から公知で
ある。デヒドロアスコルビン酸は、水溶液中では不安定であり、数時間以内に崩
壊してしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、パーマネントヘア加工において生じる、漂白作用、システイン
酸生成及びメルカプタン臭いに関する欠点を回避し、これによって毛髪構造を損
傷させないことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
驚くべきことに、パーマネントヘア加工において予め還元的に処理された毛髪の
酸化後処理を実施するための、請求項1に記載の薬剤により、前述の課題が非常
に優れた方法で解決されることが見い出された。
【0009】 特に、この固定剤は、使用する直前(10秒〜20分)に2成分を混合すること
により得られ、この際、成分1が、デヒドロアスコルビン酸、その誘導体又は塩
又はその混合物を、粉末、粒状物又はタブレット又はマイクロカプセル化された
ものとして、又は懸濁液として、水を含まないか、あるいは10重量%以下の水
と共に含有しており、しかも、成分2が、水性、アルコール性又は水‐アルコー
ル性の調合物の形態になっている。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の薬剤として適しているものは、デヒドロアスコルビン酸の他に、特に、
その誘導体であるデヒドロイソアスコルビン酸、ビス‐デヒドロアスコルビン酸
、ビス‐デヒドロイソアスコルビン酸、並びにその塩類(例えばアルカリ‐及び
アルカリ土類金属塩など)、及びこれらの混合物である。特に適しているものは
、デヒドロアスコルビン酸又はビス‐デヒドロアスコルビン酸又はこれらの混合
物である。
【0011】 使用の準備ができた上記固定剤は、上記のデヒドロアスコルビン酸、その誘導体
又はその塩類又はその混合物を、0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜10
重量%、特に好ましくは1〜5重量%含有する。
【0012】 特に好ましいものは、デヒドロアスコルビン酸又はビス‐デヒドロアスコルビン
酸又はその混合物を、1〜5重量%含有した固定剤である。
【0013】 場合によっては、この固定剤は、更に追加して通常の酸化剤、例えば過酸化水素
、過酸化物塩、又は臭素酸塩などを含有しても良く、この際、これらは、液体で
ある場合には、上記の液体成分中に含有される。
【0014】 使用の準備ができた上記固定剤のpH値は、1.5〜10の範囲内であり、2〜
8が好ましく、2.5〜7.5が特に好ましい。このpH値の調整は、例えば、
アンモニア、水酸化アルカリ、炭酸アルカリ、炭酸水素アルカリ、クエン酸塩緩
衝剤、リン酸及びその塩類、クエン酸塩及びその塩類、及び特にアスコルビン酸
及びその塩類などの、通常のアルカリ化剤及び緩衝物質を用いて行われる。
【0015】 この使用の準備ができた固定剤は、水溶液又はエマルジョンの形態であっても、
水性ベースの濃厚化された形態、特にクリーム、ゲル又はペーストの形態であっ
ても良い。デヒドロアスコルビン酸、その誘導体又は塩類又はその混合物は、水
溶液中又は水‐アルコール溶液中に使用されていることが好ましい。
【0016】 デヒドロアスコルビン酸、その誘導体又はその塩類又はその混合物の他に、この
使用の準備ができた固定剤は、毛髪化粧用調合物において一般的であるような添
加物(K.シュラーデル、化粧品の原料及び調合物、第2版、Huethig-出版、ハ
イデルベルク、1989年)を更に含有しても良い。更に、好ましい膨潤‐及び浸透
剤(例えば尿素、2‐ピロリドン、1‐メチル‐2‐ピロリドン及びジプロピレ
ングリコールモノメチルエーテル)、並びに過酸化物安定剤(例えば芳香族性ス
ルホン酸類、塩酸、硫酸、リン酸、ピロ‐又はポリリン酸、強酸の酸性塩、アス
コルビン酸、シュウ酸、マロン酸、安息香酸、サリチル酸、クエン酸、タンニン
酸、パラホルムアルデヒド、4‐アセトアミド‐フェノール、フェノール、チモ
ール又はα‐ビサボロールなど)が添加される。
【0017】 更に、上記の固定剤中には、アニオン性、カチオン性及び両性又は混種イオン性
の界面活性剤から成るグループからの湿潤剤及び乳化剤が含有されても良い。好
ましい界面活性剤は特に、 a)アニオン性界面活性剤、例えばアルキルスルホネート、アルキルスルフェー
ト及びアルキルエーテルスルフェートのアルカリ‐、アルカリ土類‐、アンモニ
ウム‐又はアルカノールアミン塩、例えば、ナトリウムラウリルアルコールジグ
リコールエーテルスルフェート、12〜18個、好ましくは12〜14個の炭素
原子を有するアルキルスルフェートの、ナトリウム‐又はトリエタノールアミン
塩、ラウリル‐又はテトラデシルエーテルスルフェートの、ナトリウム‐又はト
リエタノールアミン塩、アルカノールアミドのスルホスクシン半エステルのジナ
トリウム塩、石鹸及びポリエーテルカルボン酸など; b)非イオン性界面活性剤、例えば12〜18個の炭素原子を有するオキシエチ
ル化された脂肪アルコール類、例えば、脂肪アルコール1モル当たり40モル以
下のエチレンオキシドにてオキシエチル化された、ラウリル‐、テトラデシル‐
、セチル‐及びステアリルアルコールが単独であるか又は混合物になっているも
の、オキシエチル化されたラノリンアルコール、オキシエチル化されたラノリン
、アルキル残基中に8〜30個の炭素原子を有し、かつ分子中に1〜10個のエ
チレンオキシド単位を有した、オキシエチル化されたアルキルフェノール、脂肪
酸アルカノールアミド並びに、オキシエチル化されたソルビタン脂肪酸エステル
など; c)カチオン性界面活性剤、例えばジラウリルジメチルアンモニウムクロリド、
アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩の塩化物又は臭化物、アルキルトリメ
チルアンモニウム塩、例えば、セチルトリメチルアンモニウムクロリド又は‐ブ
ロミド、テトラデシルトリメチルアンモニウムクロリド又は‐ブロミド、アルキ
ルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリド又は‐ブロミド、ジアルキル
ジメチルアンモニウムクロリド又は‐ブロミド、アルキルピリジニウム塩、例え
ばラウリル‐又はセチルピリジニウムクロリド、アルキルアミドエチルトリメチ
ルアンモニウムエーテルスルフェート、アミンオキシド(例えばアルキルジメチ
ルアミンオキシド又はアルキルアミノエチルジメチルアミンオキシド)などのカ
チオン特性を有する化合物など;及び d)両性又は混種イオン性の界面活性剤、例えばイミダゾール類のカルボキシル
誘導体、12〜18個の炭素原子を有する、N‐アルキル‐及びN‐アルキルア
ミドベタイン、N‐アルキルスルホベタイン、N‐アルキルアミノプロピオネー
ト、アルキルジメチルカルボキシメチルアンモニウム塩、並びに脂肪酸アルキル
アミドベタイン(例えば脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタインなど
) である。
【0018】 もちろん、前記の固定剤は、このような薬剤において一般なあらゆる添加物、例
えばカオリン、ベントナイト、脂肪酸、高級脂肪アルコール、澱粉、ポリアクリ
ル酸及びその誘導体、セルロース誘導体、アルギン酸塩、ワセリン又はパラフィ
ン油などの濃厚化剤(Verdickungsmittel) 、更に染料、混濁剤(例えばポリエチ
レングリコールエステルなど)、又はアルコール類(例えばエタノール、プロパ
ノール及びイソプロパノールなど)、溶液媒体、緩衝物質、芳香油、毛髪調整成
分又は毛髪理髪成分(例えばラノリン誘導体、コレステリン、パントテン酸、タ
ンパク質誘導体及び‐加水分解物、ベタイン、プロビタミン及びビタミン並びに
植物抽出物など)を含有することができる。
【0019】 上記の化粧用調合物の構成成分は、使用の準備ができた固定剤を製造するのに、
このような目的において通常の量にて添加される。例えば湿潤剤と乳化剤は、使
用の準備ができた固定剤に対して0.2〜30重量%の濃度で、アルコール類は
1〜80重量%の濃度で、毛髪調整成分又は毛髪理髪成分は0.1〜10重量%
の濃度で、濃厚化剤は0.1〜25重量%の濃度で添加される。
【0020】 固形の添加物及び、デヒドロアスコルビン酸との親和性のある添加物は、成分1
中にデヒドロアスコルビン酸と共に含有されても良く、一方、残りの添加物は、
液体状の成分2の中に含有される。
【0021】 使用の準備ができた固定剤の使用温度は、10℃〜60℃の範囲内であり、20
℃〜55℃が好ましく、30℃〜50℃が特に好ましい。この作用時間は、1〜
45分であり、3〜25分が好ましく、5〜15分が特に好ましい。
【0022】 成分1中にデヒドロアスコルビン酸を主剤とする本発明の固定剤は、水を含んで
いないことが好ましい。この場合において、水を含んでいないとは、水の痕跡が
全て排除されていることを意味するものではない。使用される原料中に含まれる
結晶水又は湿気の痕跡は、成分1に対して、総量で最大10重量%、好ましくは
4重量%、特に好ましくは1重量%を越えないものでなければならない。
【0023】 デヒドロアスコルビン酸、その誘導体又はその塩又はその混合物は、成分1中に
単独で、あるいは、水を含まない媒体中にある、化粧品において一般的に添加さ
れる添加物との混合物として、好ましくは微粉末を含まない粉末、粒状物として
、又はタブレットとして使用される。水性又は水‐アルコール性溶液であること
が好ましい成分2が適当な媒体の中に添加される場合、0.1〜20重量%、好
ましくは0.5〜10重量%、特に好ましくは1〜5重量%のデヒドロアスコル
ビン酸、その誘導体又は塩又はその混合物を含有する、使用の準備ができた固定
剤が調製される。
【0024】 本発明の更に別の対象は、パーマネントヘア加工のための方法であって、毛髪を
所望の形とする前及び/又は後に、当該毛髪をケラチン還元性の加工剤を用いて
処理し、濯ぎを行い、その後、固定剤を用いて酸化後処理し、濯ぎを行い、引き
続き、カールさせ、その後、乾燥させる方法において、酸化後処理のために、前
記の固定剤を使用することを特徴とするものである。この際の濯ぎは、水を用い
て行うことが好ましい。
【0025】 本発明の方法の特別な実施態様にあっては、まず最初に毛髪をケラチン還元性の
加工剤を用いて処理し、この加工剤を一定時間作用させた後に濯ぎ落とし、引き
続いて当該毛髪を、酸化剤としてデヒドロアスコルビン酸、その誘導体又は塩を
主剤とする前記固定剤を用いて処理(予備固定(vorfixiert))し、その後、過酸
化水素又は臭素酸塩を主剤とする固定剤を用いて後処理(後固定(nachfixiert)
)する。後固定用の固定剤は、このような薬剤において一般的であるように、低
濃度の酸化剤を含有することが特に好ましく、過酸化水素の濃度は僅か0.1〜
1重量%であることが好ましく、臭素酸塩の濃度は僅か1〜5重量%であること
が好ましい。
【0026】 本発明の方法の場合、毛髪を洗浄し、タオルで拭き、場合によっては、少量のケ
ラチン還元性の加工剤を用いて予め湿らせておき、一つ一つの束に分けて、カー
ラーに巻き付ける。この際、カーラーの直径は、要望される毛髪のパーマネント
ウェーブ又は生ずる縮れに応じて、約5〜13mmか、あるいは約15〜35m
mのいずれかである。巻き付けられた毛髪上には、引き続いてパーマネントヘア
加工を行うのに充分な量の加工剤を塗布する。パーマネントヘア加工を行うのに
必要な前記加工剤の総量は、一般的には約80〜120gである。
【0027】 本発明の方法において使用可能な加工剤は、通常のケラチン還元化合物を含有し
、例えば、特定のメルカプト化合物、特にチオグリコール酸、チオグリセリン、
システイン、システアミン並びに、メルカプトカルボン酸類の塩又はエステルで
ある。このような加工剤は、このような薬剤において通常の量にてケラチン還元
化合物を含有し、例えば、チオグリコール‐又はチオ乳酸のアンモニウム塩を約
2〜12重量%の量にて含有する。この加工剤のpH値は、一般的には7〜11
であり、この際、pH値の調整は、アンモニア、モノエタノールアミン、炭酸ア
ンモニウム又は炭酸水素アンモニウムを用いて行うことが好ましい。酸性(例え
ばpH=6.5〜6.9)に調整された加工剤の場合には、メルカプトカルボン
酸類のエステル(例えばモノチオグリコール酸グリコールエステル又は‐グリセ
リンエステルなど)を約2〜25重量%の濃度で使用することが好ましい。
【0028】 更に、上記の加工剤は、このような薬剤において通常のあらゆる添加物、例えば
膨潤‐浸透物質、濃厚化剤、湿潤剤及び乳化剤、アルコール類、溶液媒体、安定
剤、着色物質、芳香油、並びに毛髪調整又は毛髪理髪成分を含有することができ
る。上記の添加物は、このような目的において通常の量にて使用され、例えば湿
潤剤と乳化剤は、上記の加工剤中に約0.2〜30重量%の濃度で含有させるこ
とができ、一方、濃厚化剤は約0.1〜25重量%の量にて含有させることがで
きる。
【0029】 本発明の方法にて使用される前記加工剤は、水溶液又はエマルジョンの形態であ
っても、水性ベースの濃厚化された形態(特にクリーム、ゲル又はペースト)又
はエアゾール泡の形態であっても良い。
【0030】 パーマネントヘア加工のための充分な作用時間は、毛髪の性質、加工薬剤のpH
値及び変形効果に応じて、並びに使用温度に依存して、約5〜45分間(熱の作
用のある場合には5〜30分間で、熱の作用のない場合は20〜45分間)であ
り、このような作用時間の後に、毛髪を水で濯ぎ、その後、約50g〜350g
、好ましくは約80g〜200gの前記の使用の準備ができた固定剤を用いて酸
化的に後処理する。
【0031】 上記固定剤を、1〜45分間、好ましくは3〜25分間、特に好ましくは5〜1
5分間、作用させた後、カーラーを取り外し、解いた毛髪を、必要な場合には、
もう一度、上記固定剤を用いて酸化後処理する。その後、この毛髪を、好ましく
は水で濯ぎ、カールさせ、乾燥させる。
【0032】 このようにして処理した毛髪は、このようなパーマネントウェーブ処理を繰り返
すことで、一様で、より一層耐久性のある変形性を有している。過酸化物を用い
て固定化された毛髪と、明らかに確認可能な赤色と黄色への色変化(Farbverschi
ebung)(明度(Aufhellungsgrad) )を有した毛髪との違いにおいて、本発明を用
いることによる固定は、未処理の毛髪束の場合において重大な意義がある。この
他、このようにして処理した毛髪のシステイン酸含有量は、過酸化物と臭素酸塩
を主剤とする固定剤を用いて処理した毛髪の含有量よりも明らかに小さい。更に
、ここに記載した固定剤を用いた酸化の場合には、不快なメルカプタン臭が発生
しない。
【0033】 比較試験 過酸化物と臭素酸塩に対してデヒドロアスコルビン酸を使用した場合の毛髪損傷
の比較 本発明の薬剤を用いて達成される非常に優れた結果を、以下に記載される比較試
験によって具体的に説明する。
【0034】 調合したばかりのデヒドロアスコルビン酸溶液、通常の過酸化水素固定剤、及び
通常の臭素酸塩固定剤を用いて処理した測定用毛髪束で、3回及び6回処理して
パーマネントウェーブされたものについての、シスチン及びシステイン酸に関す
る測定値(μモル/g)並びに、引っ張り力(束引っ張り強度(Buendelzugfesti
gkeiten)〔N〕)を比較した。
【0035】 未処理で、しかも予め損傷を受けていない、中央ヨーロッパ人の毛髪から成る測
定用毛髪束(正確に16.5cmの長さを有した100本の毛髪からそれぞれ成
るもの)2〜3つずつを湿らせて、規格統一されたスパイラルカーラー(内径:
3mm)上に巻き付け、空調室(温度20℃;湿度:65%)中でコンディショ
ニングした後、市販されているウェーブ液(チオグリコール酸含量:10重量%
;pH=8.2)を用いて処理する。ウェーブ液の塗布量は、1:1.2の比率
(1gの毛髪:1.2mlのウェーブ液)となるように算出した。約1gの毛髪
上に1.2mlという量は、頭部に平均重量約30gの頭髪を有した婦人の頭に
対して、50mlの量のウェーブ液に相当するものである。作用時間としては1
5分間を選択した。還元剤の作用温度は50℃とした。チオグリコール酸を主剤
とするウェーブ液は、水で充分に濯ぎ落とした(2〜3分間)。引き続いて、こ
の測定用毛髪束のそれぞれを、それぞれ使用の準備ができた固定剤を用いて効果
的に湿らせた。このような工程を3回又は6回繰り返し、その際、これら束をそ
れぞれ6時間処理した後に水浴中に吊るした。
【0036】 固定剤としては、以下の溶液を使用した。 過酸化水素を主剤とする2.4%水溶液(リン酸を用いてpH=2.5に調整)
、12%の臭素酸ナトリウム水溶液(リン酸ナトリウムを用いてpH=6.4に
調整)及び、調合したばかりの2.5%デヒドロアスコルビン酸ナトリウム水溶
液(苛性ソーダ液を用いてpH=5.6に調整)。
【0037】 上記の固定剤を、濯ぎ固定剤(Spuelfixierung)として塗布した。この固定剤の量
は、30gの頭髪につき約80〜100mlに相当する。
【0038】 過酸化水素及び臭素酸塩を主剤とする通常の固定剤に対する、本発明の固定剤の
利点は、アミノ酸分析によって決定されるμモル/gで示したシスチン‐及びシ
ステイン酸値並びに、束引っ張り強度の測定から明らかとなる。この束引っ張り
強度は、毛髪保護についての尺度として用いられ、個々の毛髪束について測定し
た。
【0039】 個々の毛髪引き裂きについては、パーマネントウェーブをかけた測定用毛髪束を
使用した。上記の毛髪束から、それぞれ20本の毛髪を取り出し、小型の予め準
備された金属ケース中でプレスして押し潰す。引き続いて、この毛髪の直径を測
定し、試験プレートを有した引張‐/伸張測定装置(Zug-/Dehnungsmessgeraet)
にて引き裂き性を測定する。
【0040】 一覧表:3つの毛髪束からのシスチン‐、システイン酸含量の平均値、及び、2
0本の毛髪から成る毛束引っ張り強度
【0041】
【表1】
【0042】 上記の一覧表から明らかなように、全ての固定剤の場合において、3回パーマネ
ントウェーブを行った毛髪についてのシスチンの含量は、6回パーマネントウェ
ーブを行った毛髪よりも高くなっている。このことは、毛髪ケラチンの繰り返さ
れた還元から明らかである。過酸化物を用いて固定化した毛髪の場合、3回処理
後のシステイン酸含量は、3回処理後の臭素酸塩固定化の場合と同様に高くなっ
ている。デヒドロアスコルビン酸を用いて固定化した毛髪のシステイン酸値(毛
髪の酸化的損傷についての尺度)が、ほぼブラインド値(パーマネントウェーブ
を行っていない束:システイン酸含量:41μモル/g)に相当することは注目
すべきことである。その結果として、デヒドロアスコルビン酸を使用した場合に
は、酸化的損傷は一切生じることはない。デヒドロアスコルビン酸を用いて固定
化した毛髪束の束引っ張り強度は、3回及び6回処理後においてもほぼ同等であ
り、これにより、デヒドロアスコルビン酸を含み、繰り返し使用した場合にあっ
ても毛髪損傷の増加を示さない酸化剤が提供される。
【0043】 以下の実施例は、本発明の方法を詳細に説明するために示されている。 これらの実施例においては、毛髪はそれぞれ、以下の方法により還元的に前処理
した。
【0044】 未処理で、しかも予め損傷を受けていない、平均的な茶色の中央ヨーロッパ人の
毛髪から成る測定用毛髪束(正確に16.5cmの長さを有した100本の毛髪
からそれぞれ成るもの)3〜4つずつを湿らせて、規格統一されたスパイラルカ
ーラー(内径:3mm)上に巻き付け、空調室(温度20℃;湿度:65%)中
でコンディショニングした後、市販されているウェーブ液(チオグリコール酸含
量:10重量%;pH=8.2)を用いて処理する。ウェーブ液の塗布量は、1
:1.2の比率(1gの毛髪:1.2mlのウェーブ液)となるように算出した
。約1gの毛髪上に1.2mlという量は、頭部に平均重量約30gの頭髪を有
した婦人の頭に対して、50mlの量のウェーブ液に相当するものである。作用
時間としては15分間を選択した。還元剤の作用温度は50℃とした。
【0045】 実施例1 上記の作用時間の終了後、余剰のウェーブ液を水で濯ぎ落とし、その後、上記固
定液をスポンジを用いて塗布する。この固定液は、成分2の中に成分1を溶解さ
せることによって、使用する2分前に製造する。
【0046】 成分1 ビス‐デヒドロアスコルビン酸、水を含まない粉末 5.00g 成分2 ナトリウムラウリルアルコールジグリコールエーテル スルフェート 3.75g 水 91.25g
【0047】 上記の使用の準備ができた固定剤のpH値を、25%アンモニア水溶液を用いて
3.5に調整する。 上記の毛髪を22℃で30分間固定させ、引き続いて、水で濯ぎを行う。その後
、カーラーを取り外して、この毛髪を生ぬるい水で洗い濯ぐ。最後に、この毛髪
をカールさせ、その後、乾燥させる。 このようにして処理した毛髪は、良好な一般的状態を示し、色が淡くなることは
なく、不快なメルカプタン臭を含んでいない。
【0048】 実施例2 実施例1と同様にして、使用する1分前に以下の成分1及び2から調製した固定
液を用いて、前記の毛髪を処理する。
【0049】 成分1 デヒドロアスコルビン酸、水を含まない粉末 5.0g 成分2 エトキシル化された脂肪アルコールスルフェート 0.5g 香油 0.2g pH=6.0となるまでのクエン酸塩緩衝剤 添加して100.00gとなる水
【0050】 このようにして処理した毛髪は、良好な変形性及び耐久性を示し、色が淡くなる
ことはなく、不快なメルカプタン臭を含んでいない。
【0051】 実施例3 使用する3分前に以下の成分1及び2から調製した固定液を用いて、実施例1と
同様にして、前記の毛髪を処理する。
【0052】 成分1 デヒドロアスコルビン酸、水を含まない粉末 2.5g 成分2 ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジメチル スルフェートで75%まで第四級化したもの 1.0g 脂肪酸アミドプロピル‐ジメチルアミノ酢酸ベタイン 0.6g ラウリルジメチルアミノキシド 0.5g クエン酸塩緩衝剤 0.5g pH=5.6となるまでの水酸化ナトリウム 添加して100.00gとなる水
【0053】 このようにして処理した毛髪は、良好な状態であり、色が淡くなることはなく、
不快なメルカプタン臭を含んでいない。
【0054】 実施例4 チオグリコール酸を主剤とする加工剤を用いて、前記毛髪を処理するのに続いて
、当該毛髪を水で濯ぎ、使用する直前に以下の成分1及び2から調製された使用
の準備ができた固定剤を、スポンジを用いて塗布する。
【0055】 成分1 ビス‐デヒドロアスコルビン酸、タブレットであるもの 3.0g 成分2 ヒマシ油、40モルのエチレンオキシドで オキシエチル化されたもの 0.30g オクチルフェノール、20モルのエチレンオキシドで オキシエチル化されたもの 0.30g α‐ビサボロール 0.10g 添加して100gとなる水
【0056】 上記の成分1と2を、使用する5分前に一緒にかき混ぜ、このようにして得られ
た混合物を、4リットルの水で希釈する。 チオグリコール酸を主剤とする加工剤を用いて、前記毛髪を処理するのに続いて
、当該毛髪を水で濯ぐ。その後、この毛髪を、前記の使用の準備ができた固定剤
を用いて、ポンプ装置を使用して5分間、濯ぎを行う。カーラーを取り外した後
、毛髪を水で濯ぎ、カールさせ、その後、乾燥させる。これにより、うまくウェ
ーブのかかった毛髪が得られる。
【0057】 実施例5 毛髪の還元は、前記のようにして行う。水で濯ぎを行った後、毛髪を、以下のよ
うにして固定する。 以下の調合物は、過酸化水素を主剤とする固定剤と組み合わせて、「事前‐及び
急速固定剤(Vor- und Schnellfixierung) 」として適している。
【0058】 事前固定剤(Vorfixiermittel) 成分1 デヒドロアスコルビン酸、粉末 1.50g 成分2 ノノイルフェノールポリグリコールエーテル 1.00g カチオン性ポリマー(CTFA:ポリクアテルニウム‐10) 0.10g 香料 0.20g 5.0にpH‐調整するためのクエン酸塩緩衝剤 添加して100gとなる水
【0059】 上記成分1を、50℃に加熱した成分2の中に、使用する30秒前に溶解させる
【0060】 最終固定は、以下の調合物を用いて行う。 過酸化水素 0.90g フェナセチン 0.02g 香料 0.10g ナトリウムラウリルエーテルスルフェート 2.00g 3.5にpH‐調整するためのリン酸 添加して100gとなる水
【0061】 チオグリコール酸を主剤とする加工剤を用いて、前記毛髪を処理するのに続いて
、当該毛髪を水で濯ぎ、その後、この毛髪を、前記の事前固定剤を用いて、10
分間処理する(スポンジ塗布)。引き続いて、上記の最終固定剤を塗布し、5分
間作用させる。カーラーを取り外した後、毛髪を水で濯ぎ、カールさせ、乾燥さ
せる。
【0062】 このようにして処理した毛髪は、うまく縮れており、色が淡くなることはなく、
不快なメルカプタン臭を含んでいない。
【0063】 実施例6 成分1 ビス‐デヒドロアスコルビン酸、水を含まない粉末 4.0g 成分2 香油 0.1g 水 96.0g
【0064】 成分1を、成分2の中に、使用する20秒前に溶解させる。この使用の準備がで
きた調合物のpH値は、2.2である。この使用の準備ができた調合物の温度は
、45℃に調整した。
【0065】 チオグリコール酸を主剤とする加工剤を用いて、前記毛髪を処理するのに続いて
、当該毛髪を水で濯ぎ、その後、この毛髪を、前記の固定剤を用いて、温度コン
トローラを有したポンプ装置を使用して、45℃で10分間、濯ぎを行う。カー
ラーを取り外した後、毛髪を水で濯ぎ、カールさせ、乾燥させる。
【0066】 このようにして処理した毛髪は、色が淡くなることはなく、不快なメルカプタン
臭を含んでいない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AU,AZ,BB,BG,BR,BY,CA, CN,CZ,EE,GE,HU,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT ,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,RO,RU,SD,SG,SI,SK,T J,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN ,ZA (72)発明者 シュライベル,ビルギト ドイツ連邦共和国、デー‐64678 リンデ ンフェルス、アム コルムバッハ 27 Fターム(参考) 4C083 AA12 AB10 AB41 AC30 AC56 AC71 AC77 AC78 AD09 AD53 AD64 BB34 CC34 EE29

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多成分の形態である酸化毛髪処理用の薬剤であって、一成分が、
    デヒドロアスコルビン酸、その誘導体又は塩又はその混合物を、粉末、粒状物又
    はタブレット又はマイクロカプセル化されたものとして、又は懸濁液として、水
    を含まないか、あるいは10重量%以下の水と共に含有しており、しかも、更に
    別の成分が、水性、アルコール性又は水‐アルコール性の調合物の形態であるこ
    とを特徴とする酸化毛髪処理用薬剤。
  2. 【請求項2】 使用する直前(10秒〜20分)に2成分を混合することにより
    得られ、この際、前記成分1が、デヒドロアスコルビン酸、その誘導体又は塩又
    はその混合物を、粉末、粒状物又はタブレット又はマイクロカプセル化されたも
    のとして、又は懸濁液として、水を含まないか、あるいは10重量%以下の水と
    共に含有しており、しかも、前記成分2が、水性、アルコール性又は水‐アルコ
    ール性の調合物の形態であることを特徴とする請求項1に記載の薬剤。
  3. 【請求項3】 前記のデヒドロアスコルビン酸の誘導体として、ビス‐デヒドロ
    アスコルビン酸が使用されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤
  4. 【請求項4】 前記のデヒドロアスコルビン酸、その誘導体又は塩又はその混合
    物が、使用の準備ができた薬剤中に、1〜5重量%の量にて含有されていること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の薬剤。
  5. 【請求項5】 前記の使用の準備ができた薬剤が、2.5〜7.5のpH値を有
    していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の薬剤。
  6. 【請求項6】 パーマネントヘア加工のための方法であって、毛髪を所望の形と
    する前及び/又は後に、当該毛髪をケラチン還元性の加工剤を用いて処理し、そ
    の後、濯ぎを行い、その後、固定剤を用いて酸化後処理し、更に濯ぎを行うもの
    において、固定剤として、前記請求項1〜5のいずれか1項に記載の薬剤を使用
    することを特徴とするパーマネントヘア加工方法。
  7. 【請求項7】 前記固定剤を、30℃〜50℃の温度にて使用することを特徴と
    する請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 パーマネントヘア加工のための方法であって、まず最初に毛髪を
    ケラチン還元性の加工剤を用いて処理し、前記加工剤を一定時間作用させた後に
    濯ぎ落とし、引き続いて当該毛髪を、酸化剤としてデヒドロアスコルビン酸、そ
    の誘導体又は塩を主剤とする固定剤を用いて処理(予備固定)し、その後、過酸
    化水素又は臭素酸塩を主剤とする固定剤を用いて後処理(後固定)することを特
    徴とするパーマネントヘア加工方法。
  9. 【請求項9】 過酸化水素又は臭素酸塩を主剤とする後固定用の前記固定剤が、
    0.1〜1重量%の過酸化水素か、1〜5重量%の臭素酸塩のいずれかを含有す
    ることを特徴とする請求項8に記載の方法。
JP2000581999A 1998-11-14 1999-11-11 パーマネントヘア加工のための薬剤及び方法 Pending JP2002529488A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19852611A DE19852611C1 (de) 1998-11-14 1998-11-14 Verwendung von Dehydroascorbinsäure in Fixiermitteln sowie Mittel und Verfahren zur dauerhaften Haarverformung
DE19852611.3 1998-11-14
PCT/EP1999/008669 WO2000028951A1 (de) 1998-11-14 1999-11-11 Mittel und verfahren zur dauerhaften haarverformung

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002529488A true JP2002529488A (ja) 2002-09-10

Family

ID=7887836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000581999A Pending JP2002529488A (ja) 1998-11-14 1999-11-11 パーマネントヘア加工のための薬剤及び方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6506373B1 (ja)
EP (1) EP1047374B1 (ja)
JP (1) JP2002529488A (ja)
AT (1) ATE350006T1 (ja)
AU (1) AU1552500A (ja)
BR (1) BR9906919A (ja)
DE (2) DE19852611C1 (ja)
WO (1) WO2000028951A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007108460A1 (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Cosmebrain Corporation パーマネントウェーブ保持形成剤、及び、それを用いたパーマネントウェーブ保持形成方法
JP2010222316A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Mandom Corp 毛髪処理剤

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2831809B1 (fr) * 2001-11-08 2004-07-23 Oreal Composition oxydante pour le traitement des fibres keratiniques comprenant une silicone aminee particuliere
FR2831804B1 (fr) * 2001-11-08 2004-07-30 Oreal Procede de deformation permanente des cheveux mettant en oeuvre des silicones aminees particulieres
FR2831811B1 (fr) * 2001-11-08 2004-07-23 Oreal Utilisation de silicones aminees particulieres en post traitement de colorations directes ou d'oxydation de fibres keratiniques
FR2831813B1 (fr) * 2001-11-08 2004-10-01 Oreal Utilisation de silicones aminees particulieres en pre-traitement de colorations directes ou d'oxydation de fibres keratiniques
FR2831805B1 (fr) * 2001-11-08 2004-08-06 Oreal Procede de deformation permanente des cheveux mettant en oeuvres des silicones aminees particulieres
FR2831817B1 (fr) * 2001-11-08 2003-12-19 Oreal Composition reductrice pour le traitement des fibres keratiniques comprenant une silicone aminee particuliere
FR2831815B1 (fr) * 2001-11-08 2004-08-06 Oreal Composition reductrice pour le traitement des fibres keratiniques comprenant une silicone aminee particuliere
FR2831814B1 (fr) * 2001-11-08 2004-09-10 Oreal Utilisations de silicones aminees particulieres en pre- ou post-traitement de decolorations de fibres keratiniques
FR2831802B1 (fr) * 2001-11-08 2004-10-15 Oreal Compositions cosmetiques contenant une silicone aminee et un agent epaississant et leurs utilisations
FR2831818B1 (fr) * 2001-11-08 2004-07-16 Oreal Composition oxydante pour le traitement des fibres keratiniques comprenant une silicone aminee particuliere
AU2002301803B2 (en) * 2001-11-08 2004-09-09 L'oreal Cosmetic compositions containing an aminosilicone and a conditioner, and uses thereof
FR2831808B1 (fr) * 2001-11-08 2003-12-19 Oreal Composition de teinture pour fibres keratiniques comprenant une silicone aminee particuliere
FR2831803B1 (fr) * 2001-11-08 2004-07-30 Oreal Compositions cosmetiques contenant une silicone aminee et un agent epaississant et leurs utilisations
US20070092471A1 (en) * 2003-10-24 2007-04-26 Thorsten Cassier Composition for the oxidative treatment of hair or skin fixative compostion and method for permanent deformation of hair
US20050136085A1 (en) * 2003-12-19 2005-06-23 David Bellamy Panthenol and natural organic extracts for reducing skin irritation
EP1605244A1 (en) * 2004-06-09 2005-12-14 Boon, Mathilde Elisabeth Fixative composition
US20080038206A1 (en) * 2006-06-20 2008-02-14 Karin Steinbrecht Product release system for atomizing compositions containing hair-keratin-reducing or oxidative active ingredients
FR2918561B1 (fr) * 2007-07-09 2009-10-09 Oreal Utilisation pour la coloration de la peau de l'acide dehydroascorbique ou des derives polymeres ; procedes de soin et/ou de maquillage.
WO2009052536A2 (en) * 2007-10-19 2009-04-23 Maria Domenica Laughland A neutralising composition for hair
FR2950247B1 (fr) * 2009-09-23 2012-02-17 Horizzon Innovations Technologies Utilisation de l'acide ascorbique pour deformer des fibres keratiniques
FR3010305B1 (fr) * 2013-09-11 2017-03-17 Takara Belmont Corp Procede de traitement pour permanente.

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2780579A (en) 1953-07-23 1957-02-05 Turner Hall Corp Composition and method for permanent waving of hair on the human head
DE1492094A1 (de) * 1965-05-29 1969-12-18 Herbert Pliefke Mittel und Verfahren zur dauerhaften AEnderung der Haarwuchsrichtung und dauerhaften Haarverformung sowie fuer die sogenannten Dauerwellen
DE2213671A1 (de) 1972-03-21 1973-10-04 Cosmital Sa Verfahren und mittel zur dauerverformung von haaren.
JPS52128239A (en) 1976-04-15 1977-10-27 Matsushita Electric Works Ltd Hair conditioning lotion composition
DE3243959A1 (de) * 1982-02-06 1983-08-18 Merck Patent Gmbh, 6100 Darmstadt Geruchsstabilisierung von thioglykolat-loesungen
ES2042749T3 (es) 1987-07-16 1993-12-16 Unilever Nv Producto para el tratamiento del cabello.
US5051252A (en) * 1990-08-03 1991-09-24 Shiseido Co. Ltd. Oxidizing mixtures for hair care use
JP2851398B2 (ja) 1990-08-31 1999-01-27 三井化学株式会社 コールドウェーブ第▲ii▼剤及びそれを用いるコールドウェーブ処理方法
FR2753093B1 (fr) * 1996-09-06 1998-10-16 Oreal Composition de teinture d'oxydation pour fibres keratiniques comprenant un polymere amphiphile anionique
US6428580B2 (en) * 1997-08-20 2002-08-06 L'oreal Use of ascorbic acid in permanent waving and hair coloring compositions
DE19745354A1 (de) * 1997-10-14 1999-04-15 Henkel Kgaa Mittel zum Färben von keratinhaltigen Fasern mit einem Gehalt an Dehydroascorbinsäure

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007108460A1 (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Cosmebrain Corporation パーマネントウェーブ保持形成剤、及び、それを用いたパーマネントウェーブ保持形成方法
JP2010222316A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Mandom Corp 毛髪処理剤

Also Published As

Publication number Publication date
AU1552500A (en) 2000-06-05
WO2000028951A1 (de) 2000-05-25
EP1047374B1 (de) 2007-01-03
BR9906919A (pt) 2000-10-10
DE59914124D1 (de) 2007-02-15
EP1047374A1 (de) 2000-11-02
ATE350006T1 (de) 2007-01-15
US6506373B1 (en) 2003-01-14
DE19852611C1 (de) 2000-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002529488A (ja) パーマネントヘア加工のための薬剤及び方法
KR101787310B1 (ko) 케라틴 처리 제형 및 방법
CA1268421A (en) Peroxide-containing conditioning shampoo
EP2561855B1 (en) Method for chemically modifying the internal region of a hair shaft
JP3590628B2 (ja) ケラチン繊維の強化および構造改善に対するクレアチン、クレアチニンおよび/あるいはこれらの誘導体を含有する薬剤の使用
JP2592852B2 (ja) 毛髪のパーマネント方法
JP5301584B2 (ja) 毛髪処理剤
JP2008520604A (ja) カチオン性セルロース誘導体を用いた毛髪のパーマネント成形方法
JP2781156B2 (ja) ケラチン物質のパーマネント形成の処理方法
JPH0539211A (ja) 人毛用還元剤及び人毛用化粧料
JP2001518889A (ja) 水性のスキンケアおよびヘアケア製剤
JPH01502982A (ja) 毛髪のパーマネント加工ないしは除毛用の薬剤
CA2015397A1 (en) Hair treatment composition
US20070092471A1 (en) Composition for the oxidative treatment of hair or skin fixative compostion and method for permanent deformation of hair
JPH06502872A (ja) 毛髪のパーマネント加工用固定剤および方法
JPH11510825A (ja) 毛髪のパーマネント加工剤および加工法
CA2328997A1 (en) Hair shaping agents
CN112236126B (zh) 一种头发处理方法
JP3261690B2 (ja) パーマネントウェーブ剤第1剤
JPH10337211A (ja) 還元工程のpH値を最初は高く、後に低くした毛髪のパーマネント加工法
CN114514011A (zh) 毛发处理方法
JP4510279B2 (ja) 毛髪処理剤組成物及びその使用方法
JPH0471885B2 (ja)
EP0721772B1 (de) Verwendung eines Mittels und Verfahren zur dauerhaften Haarverformung
JP3958896B2 (ja) パーマネントウェーブ用第2剤組成物及びその施術方法