JP4785109B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、トレンチ内壁に形成される絶縁膜がオーバーエッチングされることを防ぐ半導体装置の製造方法に関する。
従来の半導体装置において、ノーマリ・オフ型で、制御性に優れ、低オン抵抗で、スイッチング速度及び動作の信頼性を向上させ、更に微細化、高耐圧化を実現した素子構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図11及び図12を参照して、従来における半導体装置の構造の一例を示す。図11(A)は素子の斜視図であり、図11(B)は上面図である。図12(A)は図11(B)のD−D線方向の断面図であり、図12(B)は図11(B)のE−E線方向の断面図である。
先ず、図11(A)に示す如く、従来の半導体装置は、N型の半導体基板51、N型の半導体基板51上にはN型のエピタキシャル層52が形成されている。N型のエピタキシャル層52には、N型のソース領域54とトレンチ57とが互いに直交するように形成されている。そして、トレンチ57には、その内壁を被覆するように絶縁膜56、高濃度のP型多結晶シリコン(ポリシリコン)から成る固定電位絶縁電極55が形成されている。尚、固定電位絶縁電極55とソース領域54とは、例えば、アルミニウム(Al)層61(図12参照)がコンタクト領域63を介してオーミックコンタクトし、両者の電位が同電位に固定されている。また、エピタキシャル層52は主にドレイン領域53として用いられ、エピタキシャル層52の固定電位絶縁電極55に挾まれた領域をチャネル領域58と呼ぶことにする。
そして、固定電位絶縁電極55が高濃度のP型ポリシリコンであり、チャネル領域58表面に形成されるソース領域54と固定電位絶縁電極55とがAl層61を介して同電位に保たれる。そのため、チャネル領域58には、仕事関数差により、周囲の固定電位絶縁電極55より空乏層が形成される。そして、チャネル領域58には伝導電子に対するポテンシャル障壁が形成され、ソース領域54とドレイン領域53とは初めから電気的に遮断された状態となっている。
次に、図11(B)に示す如く、固定電位絶縁電極55はストライプ状をしており、その両端はP型のゲート領域59に接している。そして、ゲート領域59表面にはゲート電極Gが形成されており、ゲート領域59からドレイン領域53へ自由キャリア(正孔)を供給する。
図12(A)に示す如く、H2をチャネル厚み、L2をチャネル長と呼ぶ。つまり、チャネル厚みH2とは、チャネル領域において対向する絶縁膜56間の間隔であり、チャネル長L2とは、溝の側壁に沿って、ソース領域54の底面から固定電位絶縁電極55の底面までの距離をいう。また、基板51裏面にはAu層60が形成されている。
特開平11−40802号公報(第13−14頁、第16−第17図)
従来の半導体装置では、コンタクト領域63を形成する際に、絶縁層62をエッチングするが、この際に、エッチングレート比が近い絶縁膜56表面までオーバーエッチングされる場合もあった。そして、丸印64で示した領域のように、Al層61が、コンタクト領域63を介してソース領域54、固定電位絶縁電極55と接続するが、Al層61が絶縁膜56のオーバーエッチングされた領域にも堆積されていた。そのことで、従来の半導体装置では、オーバーエッチングされた領域に堆積されたAl層61とチャネル領域58との離間距離が、狭まって形成される領域もあった。
この配線状態で半導体装置をON動作させると、該離間距離が狭まった領域では、ゲート領域59から注入された自由キャリア(正孔)が、アルミ層61から引き抜かれ易くなる。つまり、従来の半導体装置では、ゲート−ソース領域間でリーク電流が発生し易くなり、所望の直流信号電流増幅率を得られないという問題があった。そして、更に、絶縁膜56がソース領域54の底面近傍までオーバーエッチングされた場合や、絶縁膜56がオーバーエッチングされた領域が多数存在すると、ゲート−ソース領域間がショートしてしまうという問題があった。
本発明は、トレンチ内壁に形成された絶縁膜としてシリコン窒化膜を用いることで、ゲート−ソース領域間でのリーク電流を低減し、また、ゲート−ソース領域間でのショートを防止することを目的とする。
上述した各事情に鑑みて成されたものであり、本発明の半導体装置では、ドレイン領域を構成する一導電型の半導体層と、実質、等間隔をなして互いに平行となるように、前記半導体層表面から形成された複数のトレンチと、前記トレンチの内壁には絶縁膜が形成され、前記絶縁膜を覆うように前記トレンチ内を充填する逆導電型の多結晶シリコンから成る固定電位絶縁電極と、前記トレンチ間に位置し、前記固定電位絶縁電極と同電位に保たれる一導電型のソース領域と、前記ソース領域と離間され、少なくとも前記絶縁膜とその一部を隣接するように配置されるゲート領域と、前記固定電位絶縁電極間に位置し、少なくとも前記ソース領域の下方に位置するチャネル領域とを具備し、前記絶縁膜は少なくとも前記トレンチ開口部近傍の内壁まで形成され、前記絶縁膜はシリコン窒化膜であることを特徴とする。この構造により、トレンチ内壁の絶縁膜はシリコン窒化膜により形成されることで、コンタクト領域を形成する際に、前記絶縁膜がオーバーエッチングされる領域が大幅に低減される。そして、ゲート−ソース領域間のリーク電流を抑止することができる。
また、本発明の半導体装置の製造方法では、半導体層を形成した後、前記半導体層表面から複数のトレンチを形成する工程と、前記トレンチの内壁及び前記半導体層表面にシリコン窒化膜を形成した後、前記トレンチ内及び前記シリコン窒化膜表面に多結晶シリコンを堆積する工程と、前記トレンチ内を前記多結晶シリコンで埋設された状態となるように、前記多結晶シリコンをエッチバックする工程と、前記シリコン窒化膜及び前記多結晶シリコン上面に絶縁層を形成した後、前記絶縁層を選択的に除去しコンタクト領域を形成する際に、前記シリコン窒化膜を耐エッチング膜として用いることを特徴とする。この製造方法により、絶縁層にコンタクト領域が形成される際にはシリコン窒化膜を耐エッチング膜として利用できる。その後、コンタクト領域内に露出するシリコン窒化膜を除去するが、シリコン窒化膜自体が薄膜であり、少なくともトレンチ内壁のシリコン窒化膜がオーバーエッチングされるのを大幅に低減できる。
本発明の半導体装置では、トレンチ内壁にシリコン窒化膜が形成されるが、シリコン窒化膜が、トレンチ内壁及びトレンチ開口部の半導体層表面まで形成されている。そして、トレンチ近傍に配置されているソース領域と固定電位絶縁電極とを短絡する金属配線層が、チャネル領域近傍へと入り込むことはない。この金属配線層の構造により、ゲート−ソース領域間でのリーク電流を低減し、所望の直流信号電流増幅率を得ることができる。また、ゲート−ソース領域間でのショートを防止することができる。
また、本発明の半導体装置の製造方法では、トレンチ内壁及びソース領域の表面に形成したシリコン窒化膜上面に絶縁層を形成する。そして、先ず、絶縁層にコンタクト領域を形成する際、シリコン窒化膜とシリコン窒化膜上面の絶縁層とのエッチングレート比が利用され、シリコン窒化膜がオーバーエッチングされることを大幅に低減できる。次に、コンタクト領域に露出するシリコン窒化膜を除去する際、シリコン窒化膜自体が薄膜であり、トレンチ開口部のシリコン窒化膜がオーバーエッチングされるのを大幅に低減できる。
以下に、本発明における半導体装置の一実施の形態について、図1〜図4を参照にして詳細に説明する。
図1(A)は本発明の半導体装置の構造を示す斜視図である。図1(B)は本発明の半導体装置の構造を示す上面図である。図1(A)に示す如く、N型の半導体基板1上にはN型のエピタキシャル層2が堆積されている。複数のトレンチ7が、エピタキシャル層2表面から形成されている。トレンチ7は、等間隔をなして互いに平行となるように配置されている。そして、基板1はドレイン取り出し領域として用いられ、エピタキシャル層2は、主に、ドレイン領域3として用いられる。また、トレンチ7はエピタキシャル層2表面に対して側壁がほぼ垂直にエッチングされ、その内壁には絶縁膜としてシリコン窒化膜6が形成されている。更に、トレンチ7には、P型不純物が導入された、例えば、多結晶シリコン(ポリシリコン)が堆積されている。そして、詳細は後述するが、トレンチ7内のポリシリコンは、エピタキシャル層2表面で、例えば、アルミニウム(Al)層11(図2(A)参照)等を介してソース領域4と電気的に接続されている。この構造により、トレンチ7内のP型のポリシリコンは、ソース電極Sと同電位からなる固定電位絶縁電極5として用いられる。一方、複数のトレンチ7間に位置するエピタキシャル層2はチャネル領域8として用いられる。
図1(A)及び図1(B)に示す如く、ゲート領域9はソース領域4と離間され、且つ、シリコン窒化膜6に接するエピタキシャル層2に一定の間隔を置いて複数設けられている。そして、図示の如く、1つのセルを形成する2本のゲート領域9間には、1本のソース領域4が形成されている。ソース領域4は、Y軸方向にゲート領域9とほぼ平行に位置し、それぞれのゲート領域9から等距離に配置される。一方、固定電位絶縁電極5を形成するトレンチ7は、ソース領域4及びゲート領域9と直交する方向に延在している。トレンチ7の両端はそれぞれゲート領域9とその形成領域の一部を重畳させる。そして、トレンチ7は、Y軸方向に一定間隔でゲート領域9間に形成されている。
次に、図2を参照して本発明の半導体装置の断面構造およびその動作について説明する。図2(A)は図1(B)のA−A線方向の断面図である。図2(B)は図1(B)のB−B線方向の断面図である。
図2(A)に示す如く、主に、ソース領域4の下方に位置し、トレンチ7に挟まれた領域が、チャネル領域8である。そして、チャネル領域8は、矢印H1をチャネル厚み、矢印L1をチャネル長とする。つまり、チャネル厚みH1とは、チャネル領域8において対向するシリコン窒化膜6間の間隔であり、チャネル長L1とは、トレンチ7の側壁に沿って、ソース領域4底面から固定電位絶縁電極5の底面までの距離をいう。また、ドレイン取り出し領域として用いるN型の基板1の裏面には、例えば、Au層10がオーミックコンタクトしている。そして、Au層10を介してドレイン電極Dが形成されている。
一方、エピタキシャル層2表面には、例えば、TEOS(Tetra−Ethyl−Orso−Silicate)膜、BPSG(Boron Phospho Silicate Glass)膜等から構成される絶縁層12(図2(B)参照)が形成されている。そして、この絶縁層12に設けられたコンタクト領域13(図2(B)参照)を介して、Al層11がソース領域4にオーミックコンタクトしている。また、Al層11はコンタクト領域13を介して、固定電位絶縁電極5にもオーミックコンタクトしている。この構造により、上述の如く、固定電位絶縁電極5は接地状態となり、ソース領域4と固定電位絶縁電極5とは同電位に保たれる。また、実質、ソース領域4の下方に位置するチャネル領域8も固定電位絶縁電極5と同電位に保たれる。
尚、本実施の形態の半導体装置では、チャネル領域8に形成される空乏層により主電流の導通、遮断を制御する。この動作条件を満たしていれば単位セルを構成する固定電位絶縁電極5の形状、ソース領域4の形状などは任意である。
図2(B)に示す如く、ゲート領域9上を含めエピタキシャル層2表面には絶縁層12が堆積している。そして、ゲート領域9上には、絶縁層12に設けられたコンタクト領域14を介して、Al層15から成るゲート電極Gが形成されている。
尚、図中の破線は固定電位絶縁電極5の存在を示している。そして、図示の如く、断面図、斜視図及び上面図におけるシリコン窒化膜6の角部は角張って描いてあるが、これらは模式図であり、実際には丸みを帯びていてもよい。すなわち、電界集中を抑制するためにこれら角部に丸みを持たせることは、広く一般に採用されていることである。
次に、本発明の半導体素子の動作原理を説明する。
先ず、半導体素子のOFF動作について説明する。上述したように、半導体素子の電流経路は、ドレイン取り出し領域であるN型の基板1、N型のエピタキシャル層2から成るドレイン領域3、トレンチ7間に位置するN型のチャネル領域8およびN型のソース領域4とから構成される。つまり、全ての領域がN型領域から構成されており、一見、ドレイン電極Dに正の電圧を印加し、ソース電極Sを接地した状態で動作させるとOFF動作を成すことができないようにみられる。
しかしながら、上述の如く、ソース領域4及びチャネル領域8から成るN型領域と固定電位絶縁電極5であるP型領域とはAl層11を介して接続され、同電位となっている。そのため、固定電位絶縁電極5周辺のチャネル領域8では、P型のポリシリコンとN型のエピタキシャル層2との仕事関数差により、固定電位絶縁電極5を囲むように空乏層が広がる。つまり、固定電位絶縁電極5を形成するトレンチ7間の幅、つまり、チャネル厚みH1を調整することで、両側の固定電位絶縁電極5から延びる空乏層によりチャネル領域8は埋め尽くされることとなる。詳細は後述するが、この空乏層で埋め尽くされたチャネル領域8は、擬似的なP型領域となっている。
この構造により、N型のドレイン領域3とN型のソース領域4とを擬似的なP型領域であるチャネル領域8によって、PN接合分離することができる。つまり、チャネル領域8に擬似的なP型領域を形成することで、初めから遮断状態(OFF状態)となっている。また、半導体装置がOFF時では、ドレイン電極Dには正の電圧が印加され、ソース電極Sが接地され、ゲート電極Gが接地状態であるか、又は、ゲート電極Gに負の電位が印加されている。このとき、擬似的なP型領域であるチャネル領域8とN型領域であるドレイン領域3との境界面には、逆バイアスが印加されることで紙面下方向に空乏層が形成される。そして、この空乏層の形成状態は半導体装置の耐圧特性を左右する。
ここで、図3を参照とし、上述した擬似的なP型領域について以下に説明する。図3(A)はOFF時のチャネル領域8でのエネルギーバンド図を示しており、図3(B)はOFF時のチャネル領域8に形成された空乏層を模式的に表した図である。固定電位絶縁電極5であるP型のポリシリコン領域とチャネル領域8であるN型のエピタキシャル層2領域とはシリコン窒化膜6を介して対峙している。そして、両者はエピタキシャル層2表面でAl層11を介して同電位に保たれている。そのことで、トレンチ7周辺部には、両者の仕事関数差により空乏層が形成され、さらに空乏層内にわずかに存在する少数の自由キャリア(正孔)によりP型領域となる。
具体的には、Al層11を介してP型のポリシリコン領域とN型のエピタキシャル層2領域とを同電位にすると、図3(A)に示す如くエネルギーバンド図が形成される。先ず、P型のポリシリコン領域において、シリコン窒化膜6界面では価電子帯が負の傾斜により形成されており、自由キャリア(正孔)に対してはシリコン窒化膜6の界面はポテンシャルエネルギーが高いことを示している。つまり、P型のポリシリコン領域の自由キャリア(正孔)はシリコン窒化膜6界面に存在することができず、シリコン窒化膜6から離れる方向に追いやられる。その結果、P型のポリシリコン領域のシリコン窒化膜6界面にはイオン化アクセプタから成る負電荷が取り残される状態となる。そして、P型のポリシリコン領域のシリコン窒化膜6界面にイオン化アクセプタから成る負電荷が存在する。そのことで、N型のエピタキシャル層2領域では、このイオン化アクセプタから成る負電荷と対となるイオン化ドナーから成る正電荷が必要となる。そのため、チャネル領域8はシリコン窒化膜6界面から空乏層化していくこととなる。
しかしながら、チャネル領域8の不純物濃度は1E14(/cm)程度、厚みは0.8〜1.4μm程度である。そして、チャネル領域8は、固定電位絶縁電極5から広がり出した空乏層で完全に占有されることとなる。実際には、チャネル領域8が空乏層化しただけではイオン化アクセプタと釣合うだけの正電荷を確保できないため、チャネル領域8内には少数の自由キャリア(正孔)も存在するようになる。この現象により、図示の如く、P型のポリシリコン領域内のイオン化アクセプタとN型のエピタキシャル層2内の自由キャリア(正孔)またはイオン化ドナーとが対となり電界を形成する。そして、シリコン窒化膜6界面から形成された空乏層はP型領域となり、この空乏層で満たされたチャネル領域8はP型の領域となる。
次に、半導体素子のOFF動作からON動作へと転じる状態について説明する。先ず、ゲート電極Gに接地状態から正の電圧を印加する。このとき、ゲート領域9からは自由キャリア(正孔)が導入される。上述の如く、自由キャリア(正孔)はイオン化アクセプタにひかれてシリコン窒化膜6界面に流れ込む。そして、チャネル領域8のシリコン窒化膜6界面に自由キャリア(正孔)が充填される。この動作により、P型のポリシリコン領域内のイオン化アクセプタと自由キャリア(正孔)のみで対となり電界を形成する。そして、チャネル領域8でのシリコン窒化膜6と最も遠い領域、つまり、チャネル領域8中央領域から、自由キャリア(電子)が存在するようになり、中性領域が出現する。その後、チャネル領域8の空乏層が減退し、中央領域からチャネルが開く。そして、ソース領域4からドレイン領域3へ自由キャリア(電子)が移動し、主電流が流れる。
つまり、自由キャリア(正孔)は、トレンチ7壁面を通路として瞬時にチャネル領域8へと行き渡る。そして、固定電位絶縁電極5からチャネル領域8へと広がる空乏層は後退し、チャネルが開く。更に、ゲート電極Gに所定値以上の電圧が印加されると、ゲート領域9とチャネル領域8及びドレイン領域3の形成するPN接合に順バイアスが印加される。そして、自由キャリア(正孔)が、チャネル領域8やドレイン領域3に直接注入される。その後、チャネル領域8やドレイン領域3に自由キャリア(正孔)が多く分布することで伝導度変調が起こり、主電流は低いオン抵抗で流れるようになる。
最後に、半導体素子のON時からOFF時へと転じる状態について説明する。半導体素子をターン・オフするためには、ゲート電極Gの電位を接地状態(0V)、もしくは負電位にする。ドレイン領域3及びチャネル領域8に大量に存在していた自由キャリア(正孔)は消滅するか、もしくはゲート領域9を通して素子外に排除される。そのことで、再びチャネル領域8は空乏層で満たされ、再び擬似的なP型領域となり、耐圧を維持し、主電流は止まる。
次に、図4は、図1(B)のA−A線方向の断面図に関し、固定電位絶縁電極及びその近傍領域の一実施構造を説明するための図である。
図4に示す如く、本実施の一形態としては、トレンチ7の内壁に形成されたシリコン窒化膜6が、トレンチ7の開口部16近傍のエピタキシャル層2表面にも連続して形成されている。そして、固定電位絶縁電極5を構成するポリシリコンが、トレンチ7内に堆積している。このとき、トレンチ7の開口部16では、シリコン窒化膜6は、エピタキシャル層2表面に対して露出している。また、エピタキシャル層2表面のシリコン窒化膜6も、同様に露出している。
この構造により、絶縁層12(図2(B)参照)にコンタクト領域13(図2(B)参照)を形成する際のエッチング工程において、シリコン窒化膜6が、耐エッチング膜として用いられる。そして、シリコン窒化膜6が、オーバーエッチングされる領域を大幅に低減することができる。これは、BPSG膜等の絶縁層12を除去するエッチャントに対し、絶縁層12とシリコン窒化膜6とのエッチングレート比を利用することで実現される。
具体的には、丸印17で示した領域では、絶縁層12にコンタクト領域13を形成する際に、シリコン窒化膜6も、絶縁層12を除去するエッチャントに曝される。しかしながら、この工程において、シリコン窒化膜6も多少はエッチングされるが、少なくともトレンチ7の内壁に形成されたシリコン窒化膜6は残存する。そして、Al層11が、固定電位絶縁電極5とソース領域4との間に堆積されない構造を実現している。
尚、ポリシリコンをエッチバックし、固定電位絶縁電極5を形成する際においても、ポリシリコンを除去するガスに対し、ポリシリコンとシリコン窒化膜とのエッチングレート比を利用することで、シリコン窒化膜6がオーバーエッチングされる領域を大幅に低減できる。
上述したように、ゲート領域9から注入された自由キャリア(正孔)はチャネル領域8のシリコン窒化膜6界面に充填される。しかしながら、トレンチ7の内壁に形成されたシリコン窒化膜6により、自由キャリア(正孔)がAl層11を介して引き抜かれることを低減することができる。これは、Al層11はソース領域4表面で接続しているので、チャネル領域8とAl層11との離間距離が確保され、自由キャリア(正孔)が、より確実にチャネル領域8へと供給されるからである。つまり、自由キャリア(正孔)がAl層11を介して引き抜かれることを低減することで、ゲート−ソース領域間のリーク電流を防止できる。そして、ゲート領域9から注入された自由キャリア(正孔)は、チャネル領域8に到達した後、自由キャリア(正孔)の大多数はチャネル領域8で伝導度変調に寄与することとなる。そのことで、ゲート−ソース領域間のリーク電流を低減でき、所望の直流信号電流増幅率を得ることができる。
次に、図5から図10を参照とし、本実施の形態の半導体装置の製造方法について、以下に説明する。尚、以下の説明では、図1に示した半導体装置で説明した各構成要素と同じ構成要素には同じ符番を付すこととする。
先ず、図5は、図1(B)のC−C線方向の断面図であり、ゲート領域9を構成するP型の拡散領域を形成する。N型の半導体基板1を準備し、その基板1をエピタキシャル成長装置のサセプタ上に配置する。そして、ランプ加熱によって基板1に、例えば、1200℃程度の高温を与えると共に反応管内にSiHClガスとHガスを導入する。そのことにより、基板1上にN型のエピタキシャル層2を成長させる。
そして、ゲート領域9を構成するP型の拡散領域を形成する。エピタキシャル層2表面に、公知のフォトリソグラフィ技術により、P型の拡散領域を形成する部分に開口部が設けられたシリコン酸化膜を選択マスクとして形成する。そして、P型不純物、例えば、ホウ素(B)を加速電圧50〜70keV、導入量1.0×1014〜1.0×1016/cm程度でイオン注入し、拡散する。その後、シリコン酸化膜を除去する。
次に、図6は、図1(B)のA−A線方向の断面図であり、ソース領域4を構成するN型の拡散領域を形成する。エピタキシャル層2表面に、公知のフォトリソグラフィ技術により、N型の拡散領域を形成する部分に開口部が設けられたフォトレジストを選択マスクとして形成する。そして、N型不純物、例えば、リン(P)を加速電圧110〜130keV、導入量1.0×1015〜1.0×1016/cm程度でイオン注入する。その後、フォトレジストを除去し、イオン注入した不純物を拡散する。
次に、図7は、図1(B)のA−A線方向の断面図であり、トレンチ7を形成する。先ず、エピタキシャル層2の表面にシリコン酸化膜21を全面に堆積する。次に、公知のフォトリソグラフィ技術によりトレンチ7を形成する部分に開口部22が設けられるよう選択的に、シリコン酸化膜21を除去する。そして、例えば、完全異方性のドライエッチングにより、エピタキシャル層2表面からトレンチ7を形成する。
次に、図8は、図1(B)のA−A線方向の断面図であり、トレンチ7内壁及びエピタキシャル層2表面にシリコン窒化膜6を形成し、多結晶シリコンを堆積する。先ず、シリコン酸化膜21を除去した後、トレンチ7の内壁に、膜厚を、例えば、2500Å〜3500Å程度のシリコン酸化膜を形成する。そして、形成したシリコン酸化膜を、例えば、フッ酸系のエッチャントを用いたウェットエッチングにより除去する。尚、この工程により、トレンチ7内壁に対し、トレンチ形成時のドライエッチングによるエッチングダメージを除去し、後のシリコン窒化膜6を安定して形成することができる。また、高温で熱酸化することによりトレンチ開口部16に丸みをつけ、トレンチ開口部16での電界集中を避ける効果もある。その後、再び、トレンチ7内壁及びエピタキシャル層2表面にシリコン窒化膜6を、例えば、500Å〜1500Å程度の膜厚で形成する。
そして、例えば、CVD法により、トレンチ7内部及びシリコン窒化膜6上面に、例えば、ポリシリコン23を堆積する。この工程では、ポリシリコン23を、例えば、14000Å程度の厚みを有するように、堆積する。その後、ポリシリコン23に対し、多量のP型不純物、例えば、ホウ素(B)を導入し、拡散する。
次に、図9は、図1(B)のA−A線方向の断面図であり、固定電位絶縁電極5を形成する。例えば、SF+He系のガスを用いたドライエッチングを行い、その後、HBr+HCl系のガスを用いたドライエッチングを行うことで、ポリシリコン23をエッチバックする。
このとき、先ず、上述したSF+He系のガスにより、一定時間エッチバックし、その後、HBr+HCl系のガスにより、終点検出方式のエッチバックを行う。そして、SF+He系のガスを用いたエッチバックでは、エッチング時間の短縮を目的としている。
この工程では、ポリシリコンをエッチバックする際に、シリコン窒化膜6を耐エッチング膜として用いる。つまり、HBr+HCl系のガスに対するポリシリコンとシリコン窒化膜とのエッチングレート比を利用する。そのことで、特に、ソース領域4表面がオーバーエッチングされ、あるいは、トレンチ7の側壁に形成されたシリコン窒化膜6がオーバーエッチングされることを防ぐことができる。
次に、図10は、図1(B)のA−A線方向の断面図であり、絶縁層12を形成する。シリコン窒化膜6上面に、例えば、TEOS膜、BPSG膜等を、順次、堆積し、絶縁層12を形成する。絶縁層12は、例えば、6000Å程度堆積される。
最後に、図4(B)に示すように、シリコン窒化膜6及び絶縁層12にコンタクト領域13を形成する。先ず、絶縁層12は、例えば、フッ酸系のエッチャントを用いたウェットエッチングにより除去される。このエッチング工程では、フッ酸系のエッチャントに対するTEOS膜、BPSG膜等の絶縁膜とシリコン窒化膜とのエッチングレート比を利用する。つまり、シリコン窒化膜6を耐エッチング膜として用い、絶縁層12にコンタクト領域13を形成する。
次に、コンタクト領域13から露出したシリコン窒化膜6をドライエッチングにより除去し、ソース領域4を露出させる。上述したように、シリコン窒化膜6は、その膜厚が、例えば、500Å〜1500Å程度である。そのため、トレンチ7の開口部16近傍のシリコン窒化膜の一部が、ソース領域4を露出させる際にオーバーエッチングされるが、オーバーエッチングされる領域は僅かである。つまり、シリコン窒化膜6自体が薄膜であるため、考慮されるオーバーエッチング量も少なく、トレンチ7側壁のシリコン窒化膜6が大幅に除去されることはない。
その後、コンタクト領域13にはAl層11が堆積されるが、図4(A)に示す如く、固定電位絶縁電極5とソース領域4との間にAl層11が堆積されることはない。そして、Au層10、配線層、層間絶縁層等を形成し、半導体装置が完成する。
本発明の半導体装置を説明するための(A)斜視図、(B)上面図である。 本発明の半導体装置を説明するための(A)断面図、(B)断面図である。 本発明の半導体装置を説明するための(A)エネルギーバンド図、(B)OFF時のチャネル領域を説明する図である。 本発明の半導体装置を説明するための(A)断面図、(B)斜視図である。 本発明の半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 従来の半導体装置を説明するための(A)斜視図、(B)上面図である。 従来の半導体装置を説明するための(A)断面図、(B)断面図である。
符号の説明
1、51 基板
2、52 エピタキシャル層
3、53 ドレイン領域
4、54 ソース領域
5、55 固定電位絶縁電極
6、56 シリコン窒化膜
7、57 トレンチ
8、58 チャネル領域
9、59 ゲート領域
10、60 Au層
11、15、61 Al層
12、62 絶縁層
13、14、63 コンタクト領域
16、22 開口部
17、64 丸印
21 シリコン酸化膜
23 ポリシリコン

Claims (2)

  1. ドレイン領域を構成する半導体層にゲート領域及びソース領域を形成した後、前記半導体層表面から複数のトレンチを形成する工程と、
    前記トレンチの内壁及び前記半導体層表面にシリコン窒化膜を形成した後、前記トレンチ内及び前記シリコン窒化膜表面に多結晶シリコンを堆積する工程と、
    前記シリコン窒化膜を耐エッチング膜として用い、前記シリコン窒化膜の内側の前記トレンチ内を前記多結晶シリコンで埋設された状態となるように、前記多結晶シリコンをエッチバックする工程と、
    前記シリコン窒化膜及び前記多結晶シリコン上面に絶縁層を形成し、前記シリコン窒化膜を耐エッチング膜として用い、前記絶縁層を選択的に除去しコンタクト領域を形成した後、前記コンタクト領域内の前記ソース領域が露出するように、前記コンタクト領域内の前記シリコン窒化膜を選択的に除去する工程と、
    前記コンタクト領域を埋設し、前記ソース領域と前記多結晶シリコンとを電気的に接続する金属層を形成する工程とを有し、
    前記コンタクト領域内の前記トレンチの内壁に形成された前記シリコン窒化膜は、前記トレンチ開口部近傍まで形成されることを特徴する半導体装置の製造方法。
  2. 前記多結晶シリコンをエッチバックする工程では、異なるガスを用いた2回のエッチングが行われ、前記2回目のエッチングにより終点検出を行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
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