JP4783913B2 - ファイル、綴じ具、及び邪魔部材 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙類を綴込可能なファイル、ファイルに設けられる綴じ具、及びファイルを構成するファイル本体又は綴じ具に設けられる邪魔部材に関するものである。
従来より、企業や官公庁等において、用紙類に印刷した各種情報を不特定多数の部外者に公開する場合、冊子ではなくファイルに綴じた状態で閲覧できるようにすることがある。
このような用途に供するファイルとして、ファイル本体と、このファイル本体に設けた綴じ具とを具備し、綴じ具に設けた手動操作部に加えられる操作力を利用して前記綴じ具が綴込状態から用紙類を挿脱可能な開放状態に移行し得るように構成したものが考えられている(例えば特許文献1参照)。
特開2000−118181号(図1等参照)
ところで、特許文献1記載のものは、各種情報を閲覧する者である閲覧者が手動操作部に操作力を加えると、綴じ具が前記綴込状態から前記開放状態に移行する。すなわち、各種情報を印刷した用紙類を閲覧者が容易に取り外すことが可能であり、閲覧者により用紙類が外部へ持ち出されるおそれが十分に起こり得るものである。このように、従来のファイル又は綴じ具は、誰でも簡単に手動操作部にアクセスすることができ、その手動操作部に対して操作力を付与することが可能であるため、保存性に劣り、部外者への閲覧用としては適さないものである。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、閲覧者によって用紙類が故意に取り外されることを不可能又は困難にすべく構成したファイル、綴じ具、及び邪魔部材を提供することにある。
すなわち、本発明のファイルは、ファイル本体と、このファイル本体に設けた綴じ具とを具備し、手動操作部に加えられる操作力を利用して綴じ具が綴込状態から用紙類を挿脱可能な開放状態に移行し得るように構成されたものであって、前記ファイル本体又は前記綴じ具に前記手動操作部に対して手動操作が及ぶのを制限する邪魔部材を設けたものである
ここで、「手動操作部に対して手動操作が及ぶのを制限する」とは、「手動操作部に対して手動操作が及ぶのを完全に規制する」こと、及び「手動操作部にアクセスし難くする」ことを含む意味であり、換言すれば、直感的に想起し得る通常の手動操作によって手動操作部に操作力を加えることが不可能な状態にするということである。また、邪魔部材が設けられる対象は、ファイル本体又は綴じ具の何れであってもよい。
このようなものであれば、邪魔部材によって手動操作部に対して手動操作が及ぶのを制限するため、手動操作部に対して操作力を加えることができず、綴じ具の綴込状態から開放状態への移行を規制し、綴じ具を利用して綴じられた用紙類が閲覧者によって簡単に抜き取られるという事態を防止することができ、部外者への閲覧用として好適に用いられるファイルとなる。
また、本発明の綴じ具は、手動操作部を備えてなり、その手動操作部に加えられる操作力を利用して綴込状態から用紙類を装脱可能な開放状態に移行し得るように構成され、前記手動操作部に対して手動操作が及ぶのを制限する邪魔部材を具備してなる。
このようなものであっても、邪魔部材により手動操作部に対して手動操作が及ぶことを制限するため、上述と同様の効果を奏する綴じ具となる。なお、邪魔部材は、綴じ具に用紙類を綴じた後に綴じ具に適宜の手段で取り付ける、いわゆる「後付け」タイプ、または予め最初(製造時、出荷時又は販売時等)から綴じ具に設けられているタイプの何れであってもよい。
本発明の邪魔部材は、手動操作部を備えてなり、この手動操作部に加えられる操作力を利用して綴込状態から用紙類を装脱可能な開放状態に移行し得るように構成された綴じ具に装着して用いられる邪魔部材であって、前記綴じ具の構成部材に装着されるベースと、前記綴じ具の前記手動操作部を隠蔽する隠蔽部とを具備している。
このような邪魔部材を綴じ具に装着することにより、ベースを綴じ具の構成部材に装着した状態において隠蔽部が手動操作部を隠蔽するため、手動操作部にアクセスすることが不可能又は困難な状態となり、手動操作部に対して手動操作を行うことができず、その結果、綴じ具の綴込状態から開放状態への移行を規制することができ、閲覧者によって用紙類が簡単に抜き取られるという事態を防止することができる。
特に邪魔部材を綴じ具に装着するにあたり、綴じ具が、基部と、当該基部の両側縁に対向した状態で取り付けられる一対の綴じ部と、基部に設けられた手動操作部とを具備しているものである場合、本発明はベースを綴じ部の外側から装着することを特徴とする。このようなものとすれば基部に設けられた手動操作部を有効に隠蔽し得るものとすることができる。そして斯かる構成を採用した場合、ベースの中央下端部に前記隠蔽部を設けているものとすれば、好適に手動操作部を隠蔽することが可能となる。さらに、綴じ部が開口を有している場合には、当該開口から挿入して手動操作部の上方を隠蔽し得るように前記隠蔽部を構成すれば、綴じ部の内側上方からの手動操作部へのアクセスを好適に抑止することが可能となる。
一方邪魔部材を綴じ具に装着するにあたり、綴じ具が、基部と、当該基部の両側縁に対向した状態で取り付けられる一対の綴じ部と、当該綴じ部に設けられた手動操作部とを具備しているものである場合であっても、本発明はベースを綴じ部の外側から装着し得ることを特徴とする。このように構成すれば、綴じ部に設けられた手動操作部を好適に隠蔽し得るものとすることができる。斯かる構成を採用した場合の具体的な構成として、ベースの上端中央部に隠蔽部を設けたものを挙げることができる。
特に本発明は、前記隠蔽部に、手動操作に替えて手動操作部を操作するための操作具を挿入するための挿入口を設けていることを特徴とする。このように構成すれば、閲覧者が閲覧時に通常所持してない操作具によってのみ手動操作部に対して手動操作を行うことができ、閲覧者による手動操作部への操作を規制しつつ、用紙類を管理する者は挿入口に操作具を挿入することにより随時綴じ具を開放状態にして用紙類の挿脱を行うことができ、邪魔部材の装着後において再度用紙類の挿脱を行うことができ、実用性に優れたものとなる。
ここで、挿入口を設けた場合、第三者などによって容易に綴じ具を開放状態とされてしまう事が考えられるが、前記操作具が挿入された痕跡を残し得る残跡部を設けることにより、操作具による挿入した跡が残ることとなり、意図しない着脱の有無を容易に確認することができる。また、残跡部を設けることによって使用者以外の者の操作を抑止することができる。
操作具を挿入した跡を残跡部に残すための具体的な構成として、前記挿入口に薄膜を設けたものを挙げることができる。また、他の具体的な構成として、残跡部を、挿入口の内面から立ち上がる起立片として、操作具の挿入によってこの起立片が折れるか或いは変形することによって容易に挿入跡を確認し得る態様を挙げることができる。
また勿論、隠蔽部を、前記綴じ具の前記手動操作部を一方向からではなく、複数方向から隠蔽し得るものとすることにより、使用者による通常の操作を抑止するのみならず、綴じ具から用紙類を抜き取ろうとする意図的な動作に対しても抑止することが可能となる。
一方、前記隠蔽部を前記ベースに、前記綴じ具の前記手動操作部を隠蔽する隠蔽位置と前記手動操作部を手動操作可能に開放する開放位置との間で作動させ得るように支持させている邪魔部材であれば、閲覧時には隠蔽部を隠蔽位置に位置付けておくことで、閲覧者による用紙類の抜き取りを防止することができるとともに、用紙類を挿脱する場合には隠蔽部を開放位置に位置付けることにより、手動操作部に対して手動操作を及ぼすことができ、実用性及び操作性に優れたものとなる。
また本発明は、邪魔部材が前記綴じ具に着脱可能に装着されるものであることを特徴とする。このようなものであれば、ファイル又は綴じ具の廃棄時には当該綴じ具から取り外して異なるファイルの綴じ具に装着することが可能であり、邪魔部材自体が破損するまで繰り返し利用することができる。
綴じ具に容易に取り付けることができる邪魔部材の具体的な構成として、
前記ベースの端部に前記綴じ具の構成部材に係り得る係合部を設け、当該係合部を支点として前記ベースを回動させることにより前記綴じ具に装着し得るものととすれば係合部によって好適に位置決めを行いながら邪魔部材を確実に装着することができる。
また、綴じ具に確実に取り付ける態様としてスライド動作させるための案内部を設けたものとすれば、容易な操作で且つ確実に邪魔部材を取り付け得るものとなる。そしてスライドさせて取り付ける態様を採用した場合、ベースに、前記綴じ具の構成部材が有している段差を利用することによって、当該段差に当接してスライド方向に対する反対方向への移動を禁止する抜け止め部を形成すれば、邪魔部材の確実な取り付け状態を実現することができる。そして、邪魔部材の強度を効果的に向上させるために本発明はベースの周縁部にリブを設けた構成とすることを特徴としている
また、上述したよな邪魔部材を樹脂によって構成することにより、安価且つ十分な強度が得られるのみならず、樹脂素材が一般に有している弾性変形並びに弾性反発を利用した種々の取り付け態様を実現することが可能となり、様々な形状、構造の綴じ具に対してそれぞれ好適に取り付ける邪魔部材を構成することができる。
以上説明したように本発明によれば、手動操作部に対する手動操作を規制し得る邪魔部材によって手動操作部へのアクセスを完全に規制又は困難なものとし、綴じ具の綴込状態から開放状態への移行を規制して、綴じ具に綴じられた用紙類が閲覧者によって不用意に抜き取られるという不具合を防止することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係るファイル1は、図1〜図3等に示すように、ファイル本体2と、このファイル本体2に設けた綴じ具3とを具備し、綴じ具3に設けた手動操作部512に加えられる操作力を利用して綴じ具3が綴込状態から用紙類を挿脱可能な開放状態に移行し得るように構成されたものである。なお、本実施形態では、外側係止部材41と内側係止部材42とからなる綴じ具係止部4を介して綴じ具3をファイル本体2に着脱可能に取り付けている。
ファイル本体2は、背表紙21と、この背表紙21の両側縁に連続して設けた表表紙22及び裏表紙23とを備えるものであり、これら各部21、22、23を適度な剛性を有する1枚のボール紙により形成している。ここで、「適度な剛性」とは、背表紙21が綴じ具3の固定に耐え得る程度の剛性を有するとともに、各部21、22、23が容易に折れ曲がらない程度の剛性を意味する。背表紙21には、その厚み方向に貫通してなる取付孔21aを利用して外側係止部材41を取り付けている。
綴じ具3は、基部5と、この基部5の両側縁にそれぞれ対向した状態で着脱可能に取り付けられる一対の綴じ部6a、6bとを具備するものである。
基部5は、例えば金属素材からなり、主として綴じ部6a、6bを保持する機能を発揮する厚肉部51と、この厚肉部51の長手方向両端部に配され主としてファイル本体2への取付に利用される薄肉部52とを備えてなる。厚肉部51は、内方する弾性部材(図示省略)を利用して綴じ部6a、6bを着脱可能に係合保持する保持部511と、この保持部511と綴じ部6a、6bとの係合状態を解除する場合に手動で操作可能な手動操作部512とを備えるものである。また、薄肉部52には、取付孔21aと重合する位置に、前記取付孔21aと連通する連通孔52aを形成している。
綴じ部6a、6bは、一方の綴じ部6aがその対向面部61から突設した一対の綴じ杆62を備え、他方の綴じ部6bがその対向面部61から突設した綴じパイプ63を備えるものであって、綴じパイプ63に図示しない用紙類の綴じ孔を差し込み、この状態の綴じパイプ63にそれぞれ綴じ杆62を嵌入することによって、用紙類を一対の対向面部61間に綴じ込むものである。各綴じ部6a、6bは、基部5の保持部511に係合保持させた場合に前記手動操作部512と干渉することを防止するため、その対向面部61の長手方向中央部に、手動操作部512側に開口してなる開口部64を形成している。また、各綴じ部6a、6bはメッキ加工が施されており、各対向面部61の長手方向両側端近傍部位に、メッキ加工時に綴じ部6a、6bを保持するための一対の保持孔65を形成している。本実施形態において、各保持孔65は、綴じ部6a、6bの対向面部61の厚み方向に貫通した丸孔である。
このような構成を有する綴じ具3は、前記手動操作部512を対向面部61の外側面側から他方の手動操作部512に向かって押し込む操作力が付与されることにより、基部5の保持部511と綴じ部6a、6bとの係合状態が解除され、綴込状態から用紙類を挿脱可能な開放状態に移行し得るように構成されている。
綴じ具係止部4は、背表紙21の外側に取り付けられる外側係止部材41と、背表紙21の内側に取り付けられる内側係止部材42とから構成されており、外側係止部材41に設けた係止爪41aを、背表紙21の取付孔21a及び基部5の連通孔52aに挿入し、内側係止部材42に形成した係止爪用孔42a(具体的には係止爪用孔42a内に設けた係止爪41aに係合可能な係合爪)に係合させることにより、綴じ具3をファイル本体2に着脱可能に取り付けるものである。
しかして、綴じ具3に、手動操作部512に対して手動操作が及ぶことを制限する邪魔部材7を設けている。
邪魔部材7は、図4(同図は邪魔部材7を相互に異なる角度から示す全体斜視図である)等に示すように、例えば合成樹脂素材からなり、綴じ具3の綴じ部6a、6bに装着されるものである。邪魔部材7は、綴じ部6a、6bの対向面部61の外形寸法より若干大きい外形寸法を有する概略矩形薄板状をなすベース71と、ベース71の内側面部から突設し且つ綴じ部6a、6bの対向面部61に形成した保持孔65に係合可能な係合突起部72とを具備したものであり、本実施形態ではこれらベース71及び係合突起部72を一体に形成している。係合突起部72は、基端部がベース71に接続された基体部72aと、基体部72aの先端部側に設けられたストッパ部72bとを有し、突出方向に沿って形成した一又は複数のスリットにより、ストッパ部72bが弾性変形し得るようにしている。
次に、このような邪魔部材7を綴じ具3に装着する方法及び作用を説明する。
邪魔部材7を綴じ具3に装着するには、綴じ部6a、6bの対向面部61の外側面側に邪魔部材7を位置付け、綴じ部6a、6bの保持孔65に邪魔部材7の係合突起部72を挿入させることにより行う。本実施形態では、保持孔65の径寸法を係合突起部72の基体部72aの径寸法より大きく且つストッパ部72bの最大径寸法よりも小さく設定しており、係合突起部72に形成したスリットによりストッパ部72bを弾性変形させながら保持孔65に挿入し、保持孔65を通過した時点でストッパ部72bが弾性復帰して保持孔65に係合する。この際、綴じ部6a、6bに形成した保持孔65が、邪魔部材7を装着するための「装着部」として機能する。以上の手順により、邪魔部材7が綴じ部6a、6bの対向面部61の外側面側に抜落不能に装着され、この装着状態において、綴じ具3の基部5に設けた手動操作部512の外側面側が邪魔部材7に覆われ、手動操作部512に対して前記操作力(手動操作部512を対向面部61の外側面側から他方の手動操作部512に向かって押し込む操作力)を付与することができない。邪魔部材7のベース71のうち、手動操作部512に重合し得る部位(図4においてパターンを付して示す部位)が、手動操作部512を隠蔽する本発明の「隠蔽部73」として機能する。つまり、本実施形態に係る邪魔部材7は、ベース71の一部が隠蔽部73として機能するものである。
このように、本実施形態に係るファイル1は、邪魔部材7を綴じ具3の手動操作部512を隠蔽するように綴じ具3に装着しているため、手動操作部512に対して綴じ具3の綴込状態から開放状態への移行させるための操作力を加えることができず、綴じ具3が綴込状態から開放状態へ移行することを規制し、綴じ具3を利用して綴じられた用紙類が簡単に抜き取られるという不具合が生じ得ない。その結果、例えば企業や官公庁等において閲覧可能な用紙類をこのようなファイル1の綴じ具3に綴じた後、綴じ具3に邪魔部材7を装着するという簡単な作業により、閲覧者による用紙類の外部への持ち出しを防止することができ、保全性に優れたものとなる。
特に、綴じ具3が手動操作部512を備えたものであるため、この手動操作部512を金属素材から形成している場合には、廃棄時に、手動操作部512を綴じ具3に設けたままの状態で、この綴じ具3と、ボール紙からなるファイル本体2とを簡単に分別廃棄することができ、好適である。なお、本実施形態では、綴じ具係止部4を利用することにより、ファイル本体2と綴じ具3との着脱作業を容易に行うことができる。
さらに、綴じ具3に邪魔部材7を装着するための装着部たる保持孔65を形成しているため、この保持孔65を利用して邪魔部材7を綴じ具3に簡単且つ的確に装着することができる。しかも、本実施形態では、綴じ部6a、6bのメッキ加工のために形成した保持孔65を装着部として機能させているため、専用の装着部を別途形成する態様と比較して、構造の簡素化及び工程数の削減を有効に図ることができる。
また、邪魔部材7が、手動操作部512を隠蔽する隠蔽部73を有するため、閲覧者が行い得る手動操作部512への手動操作を確実に防止することができる。
なお、邪魔部材7として、以下に示す各変形例に係る邪魔部材A7、B7、C7、D7、E7、F7を適用してもよい。なお、各変形例に係るファイル1及び綴じ具3は、前記実施形態に係るファイル1及び綴じ具3を適用しており、特に断りがない限り前記実施形態におけるファイル1及び綴じ具3の各構成部材にそれぞれ対応する構成部材には同一の符号を付すとともに、邪魔部材7は、特に断りがない限り前記実施形態における邪魔部材7の各部位に略対応する部位にそれぞれ頭文字のみ異ならせた符号(A、B、C、D、E、F、G、H、I)を付している。
〈第1変形例〉
第1変形例に係る邪魔部材A7は、図5及び図6(図5は邪魔部材A7を相互に異なる角度から示す全体斜視図であり、図6は邪魔部材A7を綴じ具3に装着したファイル1の要部拡大斜視図である)に示すように、前記実施形態に係る邪魔部材7と略同様の構造を有しているが、隠蔽部A73に、邪魔部材A7を綴じ具3に装着した状態において手動操作部512に連通する挿入口A74を形成している点で異なる。
この挿入口A74は、少なくとも先端部が棒状又は尖状をなす操作具が挿入可能な形状をなすものである。
しかして、このような邪魔部材A7を綴じ具3に装着した状態において、挿入口A74に操作具の先端部を挿入することにより、操作具の先端部が手動操作部512に当接し、さらに挿入し続けることにより手動操作部512に、手動操作の場合と同様の操作力(手動操作部512を対向面部61の外側面側から他方の手動操作部512に向かって押し込む操作力)を付与することができる。その結果、綴込状態にある綴じ具3を開放状態に移行することが可能となり、用紙類の挿脱を行うことができる。
このように、邪魔部材A7に、手動操作に替えて手動操作部512を操作するための操作具を挿入するための挿入口A74を設けることにより、用紙類の管理者は、邪魔部材7を綴じ具3に装着した後であっても挿入口A74に操作具を挿入することにより、綴じ具3を開放状態にして再度用紙類の挿脱作業を行うことでき、使い勝手に優れたものとなる一方、前記操作具を閲覧時に有しない閲覧者による綴じ具3の綴込状態から開放状態への移行操作を防止することができる。しかも、挿入口A74を綴じ具3に設けるという単純な加工を施すのみでよいため、挿入口A74を設けることによる邪魔部材7自体のコストアップを有効に抑えることができる。
なお、挿入口の形状は、特に限定されず、略円形の他、横長或いは縦長に延びた楕円形状やスリット状、略十字形状等であってもよく、マイナスドライバやプラスドライバ等各種操作具(特にその先端部)が挿入し得る形状であればどのような形状であっても構わない。操作具として、上記ドライバ等の工具の他、例えば先端部形状が特殊な専用の操作具を適用してもよく、その場合、挿入口の形状も当該専用の操作具が挿入可能な形状とすればよい。また、綴じ具3を構成する一対の綴じ部6a、6bにそれぞれ邪魔部材A7を装着する態様において、何れか一方の邪魔部材A7のみが挿入口を有するものであり、他方の邪魔部材A7が挿入口を有さない(すなわち前記実施態様に係る邪魔部材7に相当)ものであってもよい。
〈第2変形例〉
第2変形例に係る邪魔部材B7は、図7及び図8(図7(a)、(b)は、隠蔽部B73を隠蔽位置(B7c)又は開放位置(B7d)に位置付けた邪魔部材B7を相互に異なる角度から示す全体斜視図であり、図8は邪魔部材B7を綴じ具3に装着したファイル1の要部拡大斜視図である)に示すように、ベースB71と隠蔽部B73とをそれぞれ別体の部材から構成している点で上述した各邪魔部材7、A7とは異なる。
具体的に、この邪魔部材B7は、ベースB71と、このベースB71に保持され且つ綴じ具3の手動操作部512を隠蔽する隠蔽位置(B7c)(図7(a)参照)と手動操作部512を手動操作可能に開放する開放位置(B7d)(図7(b)参照)との間で移動可能な隠蔽部B73(図7においてパターンを付して示す部位)とを一体的に備えたものである。
ベースB71は、綴じ部6a、6bの対向面部61の外側面側を被覆し得る形状をなし、綴じ部6a、6bに装着した状態において手動操作部512を表出させ得る窓部B75と、隠蔽部73の基端部B73aを回動可能に保持する隠蔽部保持孔B76とを有する。なお、このベースB71にも前記実施形態と同様に係合突起部B72を設けるとともに、外縁部に他の部位より内方に膨出し、装着状態において綴じ部6a、6bの外縁部を被覆し得る外縁被覆部B77を設けている。
隠蔽部B73は、ベースB71の隠蔽部保持孔B76に保持される基端部B73aと、前記窓部B75を閉止し得る隠蔽部本体73bと一体に有するものである。基端部B73aは他の部位より外方に膨出し且つその外側面部に隠蔽部73を隠蔽位置(B6c)と開放位置(B6d)との間で移動させる操作を行うための操作部B73cを設けている。本変形例では、直線状に延びる一の凹溝により操作部B73cを構成している。隠蔽部本体73bは、窓部B75の開口寸法より若干大きい寸法を有している。
このような邪魔部材B7を、その係合突起部B72を綴じ部6a、6bの装着部たる保持孔65に挿入することにより、綴じ部6a、6bの外縁部をベースB71の外縁被覆部B77によって被覆した状態で綴じ具3に装着する。なお、この装着状態において、隠蔽部B73の隠蔽位置(B7c)と開放位置(B7d)との間の移動を許容し得るように、隠蔽部B73と綴じ部6a、6bの対向面部61とが相互に圧接しないように設定している。そして、ベースB71の隠蔽部保持孔B76から表出する隠蔽部B73の操作部B73cに、例えばマイナスドライバ等の操作具を嵌入して所定方向に回す操作力を付与することにより、隠蔽部B73を、隠蔽部本体B73bによって窓部B75を閉止し綴じ具3の手動操作部512を隠蔽する前記隠蔽位置(B7c)と、窓部B75を開放し手動操作部512を表出させ得る前記開放位置(B7d)との間で回動させることができる。
このように、第2変形例に係る邪魔部材B7は、隠蔽部B73を手動操作部512を隠蔽する隠蔽位置(B7c)と手動操作可能に開放する開放位置(B7d)との間で作動させ得るようにベース71に支持させているため、閲覧時には、隠蔽部73を隠蔽位置(B7c)に位置付けておくことにより、操作部B73cを操作するための操作具を閲覧時に有しない閲覧者による手動操作部512へのアクセスを禁止し、綴じ具3の開放状態への移行を防止することができる。また、用紙類の管理者が用紙類を挿脱するには、隠蔽部B73の操作部B73cを利用して隠蔽部B73を隠蔽位置(B7c)から開放位置(B7d)へ移動させるという操作を経ることにより、手動操作部512に対して手動操作することが可能となり、使い勝手に優れたものとなる。
なお、隠蔽部は、前記隠蔽位置と前記開放位置との間を移動し得るものであればよく、ベースの長手方向又は短寸方向に沿ってスライド移動させることにより、前記隠蔽位置又は前記開放位置を取るように設定してもよい。また、操作部は、閲覧者が通常所持していないであろう工具又は専用の操作具により操作可能なものであることが望ましく、隠蔽部の隠蔽部本体に操作部を形成しても構わない。
〈第3変形例〉
第3変形例に係る邪魔部材C7は、図9及び図10(図9(a)、(b)は、隠蔽部C73を隠蔽位置(C7c)又は開放位置(C7d)に位置付けた邪魔部材C7を相互に異なる角度から示す全体斜視図であり、図10は邪魔部材C7を綴じ具3に装着したファイル1の要部拡大斜視図である)に示すように、第2変形例に係る邪魔部材B7と比較して、隠蔽部C73が前記隠蔽位置(C7c)と前記開放位置(C7d)との間で作動する点で同様であり、ベースC71と隠蔽部C73とを一体に形成している点、及び隠蔽部C73を隠蔽位置(C7c)と開放位置(C7d)との間で移動させる操作態様の点で異なる。
具体的に、第3変形例に係る邪魔部材C7は、ベースC71の所定部位に、装着状態において手動操作部512側にのみ切り欠いてなる一対の切込みC74をベース71の長手方向に所定距離離間させて形成し、これら一対の切込みC74に囲まれた部位によって手動操作部512を隠蔽するようにしている。つまり、ベース71のうち、これら一対の切込みC74に囲まれた部位が本発明の「隠蔽部C73」として機能する。邪魔部材C7に、隠蔽部C73を隠蔽位置(C7c)(図9(a)参照)と開放位置(C7d)(図9(b)参照)との間で移動させる操作をするための操作部C75を設けている。本変形例では、ベースC71の外側面部に形成され長手方向に沿って延びる第1溝部C75aと、隠蔽部C73の内側面部に形成された第2溝部C75bと、前記切込みC74とにより操作部C75を構成している。第1溝部C75aは、隠蔽部C73を挟む位置に対にして形成され、各第1溝部C75aの一端部を前記切込みC74に連通させている。また、第2溝部C75bは、各第1溝部C75aを結ぶ仮想直線状に形成され、両端部を切込みC74に連通させている。
このような邪魔部材C7を、その係合突起部C72を綴じ部6a、6bの装着部たる保持孔65に挿入することにより綴じ具3に装着した状態において、隠蔽部C73が手動操作部512を隠蔽する隠蔽位置(C7c)を取る。一方、隠蔽部73を隠蔽位置(C7c)から手動操作可能に開放する開放位置(C7d)へ移行させるには、先端部が棒状又は尖状をなす工具又は専用の操作具を第1溝部C75aから切込みC74を介して隠蔽部C73の内側面部に形成した第2溝部C75bに挿入し、次いで前記工具又は専用の操作具を用いて隠蔽部C73を綴じ具3から離間する方向に操作力を付与することにより行う。この操作によって、隠蔽部C73とベースC71との接続部位がヒンジ部として機能し、隠蔽部C73がヒンジ部を中心に綴じ具3から離間する方向に回動して開放位置(C7d)を取り、一対の切込みC74間に手動操作部512が表出し、この手動操作部512に前記操作力(手動操作部512を対向面部61の外側面側から他方の手動操作部512に向かって押し込む操作力)を付与することにより、綴じ具3を綴込状態から開放状態に移行させることができる。そして、前記工具又は専用の操作具を用いて付与される隠蔽部C73を綴じ具3から離間する方向への操作力を停止した場合(工具又は専用の操作具を抜き取る場合も含む)、ヒンジ部の弾性復帰力により、隠蔽部C73が隠蔽位置(C7c)に復帰する。
このように、第3変形例に係る邪魔部材C7は、第2変形例と略同様に、隠蔽部C73を手動操作部512を隠蔽する隠蔽位置(C7c)と手動操作可能に開放する開放位置(C7d)との間で作動させ得るようにベースC71に支持させているため、上述した効果を得ることができるとともに、邪魔部材C7がベースC71と隠蔽部C73とを一体成形品であるため、製作工程の簡素化及びコストの削減を図ることができる。また、前記工具又は専用の操作具を用いて隠蔽部C73を綴じ具3から離間する方向に操作力が付与されない限り、隠蔽部C73が隠蔽位置(C7c)を取るため、より保全性に優れたものとなる。
なお、第3変形例に示す邪魔部材C7は、操作部C75を構成する第1溝部C75aを、隠蔽部C73を挟む位置に対にして形成し、邪魔部材C7の長手方向に沿った両方向から工具又は専用の操作具を隠蔽部C73の内側面側に挿入可能に構成しているが、これに限らず、第1溝部C75aを隠蔽部C73を挟んでなるベースC71の何れか一方側にのみ形成し、邪魔部材C7の長手方向に沿った一方向からのみ工具又は専用の操作具を隠蔽部C73の内側面側に挿入し得るようにしてもよい。また、操作部C75を、マイナスドライバが挿入可能な挿入溝(ベース又は隠蔽部の何れか一方、或いは両方に形成する態様含む)を用いて構成してもよく、或いは隠蔽部C73への挿入を可能ならしめる切込みC74のみによって構成してもよい。
〈第4変形例〉
第4変形例に係る邪魔部材D7は、図11〜図13(図11は邪魔部材D7の全体斜視図であり、図12は邪魔部材D7を綴じ具3に装着したファイル1の要部拡大斜視図であり、図13は、図12におけるx−x線断面を模式的に示す作用説明図である)に示すように、ベースD71が、綴じ具3に装着した状態において、綴じ部6a、6bの対向面部61の外側面側に位置する第1ベース部D74と、対向面部61の内側面側に位置する第2ベース部D75と、これら第1ベース部D74と第2ベース部D75とを接続するヒンジ部D76とを具備してなり、本変形例では、例えば合成樹脂素材からなる一体成型品としている。この邪魔部材D7は、ヒンジ部D76を利用して第1ベース部D74と第2ベース部D75とを重合するように折り畳んだ状態で綴じ部6a、6bに装着されるものであり、折畳状態において第1ベース部D74と第2ベース部D75とを相互に係合させる係合手段と、この係合状態を解除する係合解除手段とを具備している。係合手段は、後述するように、第1ベース部D74に設けた第1係合部と、第2ベース部D75に設けられ第1係合部に係合可能な第2係合部とを用いて構成される。
第1ベース部D74は、綴じ部6a、6bの対向面部61の外側面側及び手動操作部512を被覆し得るものであり、前記折畳状態において第2ベース部D75側に突出し前記第1係合部として機能する一対の突部D74aを第1ベース部D74の長手方向に沿って所定距離離間させて設けるとともに、突部D74a間に第1ベース部D74の厚み方向に貫通し前記係合解除手段として機能する貫通部D74bを形成している。各突部D74aは、略球状の先端部を有する。第1ベース部D74のうち、装着状態において手動操作部512を被覆し得る部位(図11においてパターンを付して示す部位)が本発明の「隠蔽部D73」に相当する。
第2ベース部D75は、対向面部61の内側面側を被覆し得るものであり、前記折畳状態において前記突部D74aに係合可能な第2係合部として機能する凹部D75aを設けている。すなわち、前記係合手段を、突部D74aと凹部D75aとを用いて構成している。本変形例では、第2ベース部D75に、前記折畳状態において第1ベース部D74側に膨出する膨出部D75bを設け、この膨出部D75bに、前記凹部D75aを形成している。
このような邪魔部材D7を綴じ具3に装着するには、対向面部61の内側面側に第2ベース部D75を位置付けるとともに、ヒンジ部D76を利用して折畳状態とし、対向面部61の外側面側に第1ベースD71を位置付けることにより行う。この際、第2ベース部D75の膨出部D75bを綴じ部6a、6bに設けた開口部64に挿入し、膨出部D75b及び凹部D75aを対向面部61の外側面側に表出させ、この凹部D75aに突部D74aを挿入して弾性係合させることにより、良好な装着状態を維持できる(図13(a)参照)。なお、本変形例では、第2ベース部D75の膨出部D75bに、装着状態において綴じ部6a、6bの開口部64の縁部に弾性係合し得る係合凸部D75cを設け、より良好な装着状態を維持し得るようにしている。この装着状態において、第1ベース部D74の隠蔽部D73により手動操作部512が隠蔽され、閲覧者による手動操作部512へのアクセスが規制される。
一方、この邪魔部材D7は、管理者が再度用紙類の挿脱を行えるように、突部D74a(第1係合部)と凹部D75a(第2係合部)との係合状態を解除できるように構成されている。突部D74aと凹部D75aとの係合状態を解除するには、マイナスドライバ等の工具又は専用の操作具を第1ベース部D74の貫通部D74bに挿入し、第2ベース部D75の膨出部D75bを第2ベース部D75側に向かって押し込む操作力を付与することにより行う。これにより、第2ベース部D75がヒンジ部D76を中心に綴じ部6a、6bの対向面部61から離間する方向に移動し、突部D74aと凹部D75aとの係合状態が解除される(図13(b)参照)。以上の手順により突部D74aと凹部D75aとの係合状態を解除し、邪魔部材D7を綴じ部6a、6bから取り外すか、或いはヒンジ部D76を利用して第1ベース部D74を綴じ部6a、6bから離間する方向に移動させる(図13(c)参照、)ことによって、手動操作部512を表出させ、この手動操作部512に対して手動操作(手動操作部512を対向面部61の外側面側から他方の手動操作部512に向かって押し込む操作力を付与する操作)を行うことができる。
このように、本変形例に係る邪魔部材D7は、折畳状態において手動操作部512を隠蔽部D73によって隠蔽することができるとともに、突部D74aと凹部D75aとを用いてなる係合手段により良好な装着状態を実現することができるとともに、係合解除手段として機能する貫通部74bを設けることにより、邪魔部材D7を一旦綴じ具3に装着した後であっても再度用紙類の挿脱を行うことが可能となる。このように、邪魔部材D7が綴じ具3に着脱可能に取り付けられるため、綴じ具3に取外不能又は取外が困難な状態で装着される前記実施形態及び各変形例に係る各邪魔部材7、A7、B7、C7と比較して、ファイル1又は綴じ具3の廃棄時には当該綴じ具3から取り外して異なるファイル1の綴じ具3に装着することができ、再利用することができる点で優位である。加えて、係合解除手段(貫通部74b)が、閲覧者が閲覧時に通常有し得ない工具又は専用の操作具によってのみ係合解除操作を行えるようにしてるため、閲覧者により用紙類が簡単に取り外されるという不具合も生じない。また、係合解除手段として貫通部74bを採用しているため、構造簡素化に資する。
〈第5変形例〉
第5変形例に係る邪魔部材E7は、図14〜図16(図14は邪魔部材E7の全体斜視図であり、図15は邪魔部材E7を綴じ具3に装着したファイル1の要部拡大斜視図であり、図16は、図15におけるy−y線断面を模式的に示す作用説明図である)に示すように、第4変形例に係る邪魔部材D7と比較して、ベースE71が、第1ベース部E74、第2ベース部E75及びヒンジ部E76を具備してなり、ヒンジ部E76を利用して第1ベース部E74と第2ベース部E75とを重合するように折り畳んだ状態で綴じ部6a、6bに装着されるものであり、折畳状態において第1ベース部E74と第2ベース部E75とを相互に係合させる係合手段と、この係合状態を解除する係合解除手段とを設けている点は同様であるが、係合手段及び係合解除手段の具体的な形態が異なる。
第1ベース部E74に設けた第1係合部は、折畳状態において第2ベース部E75側に突出し且つ第1ベース部E74の長手方向に沿って延びる一対の第1突条部E74aを用いて構成している。これら一対の第1突条部E74aは、第1ベース部E74の短寸方向に所定距離離間されており、各第1突条部E74aの先端部を、他方の第1突条部E74aに近寄る方向に突出させている。また、第1突条部E74a間に、第1ベース部E74の厚み方向に貫通し前記係合解除手段として機能する貫通部E74bを形成している。第1ベース部E74のうち、装着状態において手動操作部512を被覆し得る部位(図14においてパターンを付して示す部位)が本発明の「隠蔽部E73」に相当する。
第2ベース部E75に設けた第2係合部は、折畳状態において第1ベース部E74の第1突条部E74a間に挿入して係合し得る第2突条部E75aを用いて構成している。この第2突条部E75は、その先端部を前記一対の第1突条部E74aの先端部間に嵌入し得るように他の部位より膨出させている。このように、第1突条部E74a及び第2突条部E75aにより係合手段を構成している。なお、本変形例における第1ベース部E74及び第2ベース部E75の長手寸法を第4変形例における第1ベース部D74及び第2ベース部D75の長手寸法より大きく設定しているとともに、装着状態において、綴じ部6a、6bの綴じ杆62又は綴じパイプ63と第2ベース部E75とが相互に干渉しないように、第2ベース部E75の両側縁部を切り欠いている。
このような邪魔部材E7を綴じ具3に装着するには、綴じ部6a、6bの対向面部61の外側面側に第1ベース部E74を位置付けるとともに、ヒンジ部E76を利用して折畳状態とし、対向面部61の内側面側に第2ベース部E75を位置付けることにより行う。この際、第1ベース部E74の第1突条部E74aを綴じ部6a、6bに設けた開口部64に挿入し、これら第1突条部E74aを対向面部61の内側面側に表出させ、第1突条部E74a間に第2突条部E75aを挿入して先端部同士を弾性係合させることにより、良好な装着状態を維持できる(図16(a)参照)。
一方、第1突条部E74aと第2突条部E75aとの係合状態を解除するには、マイナスドライバ等の工具又は専用の操作具を第1ベース部E74の貫通部E74bに挿入し、第2ベース部E75の第2突条部E75aを第2ベース部E75側に向かって押し込む操作力を付与することにより行う。これにより、第2ベース部E75がヒンジ部E76を中心に綴じ部6a、6bから離間する方向に移動し、第1突条部E74aと第2突条部E75aとの係合状態が解除される(図16(b)参照)。以上の手順により第1突条部E74aと第2突条部E75aとの係合状態を解除し、邪魔部材E7を綴じ部6a、6bから取り外すか、ヒンジ部E76を利用して第1ベース部E74を綴じ部6a、6bから離間する方向に移動させる(図16(c)参照)ことによって、手動操作部512を表出させ、この手動操作部512に対して手動操作(手動操作部512を対向面部61の外側面側から他方の手動操作部512に向かって押し込む操作力を付与する操作)を行うことができる。
このような邪魔部材E7は、前記変形例5に係る邪魔部材D7と略同様の効果を得ることができる
〈第6変形例〉
第6変形例に係る邪魔部材F7は、図17〜図19(図17は邪魔部材F7の全体斜視図であり、図18は邪魔部材F7を綴じ具3に装着したファイル1の要部拡大斜視図であり、図19は、図17におけるz−z線断面を模式的に示す作用説明図である)第4、第5変形例に係る邪魔部材D7、E7と比較して、ベースF71が、第1ベース部F74、第2ベース部F75及びヒンジ部F76を具備してなり、ヒンジ部F76を利用して第1ベース部F74と第2ベース部F75とを重合するように折り畳んだ状態で綴じ部6a、6bに装着されるものであり、折畳状態において第1ベース部F74と第2ベース部F75とを相互に係合させる係合手段と、この係合状態を解除する係合解除手段とを設けている点は同様であるが、係合手段及び係合解除手段の具体的な形態が異なる。
第1ベース部F74に設けた第1係合部は、折畳状態において第2ベース部F75側に突出し且つ第1ベース部F74の短寸方向に沿って延びる一対の第1突条部F74aを用いて構成している。これら一対の第1突条部F74aは、第1ベース部F74の長手方向に所定距離離間されており、各第1突条部F74aの先端部を、他方の第1突条部F74aに近寄る方向に突出させている。また、第1ベース部F74の内側面部に他の部位より窪ませてなり係合解除手段として機能する窪み部F74bを形成している。窪み部F74bは、第1ベース部F74の長手方向両側縁近傍部位に形成され、縁部に向かって漸次窪み寸法を大きくしてなるテーパ状をなす。第1ベース部F74のうち、装着状態において手動操作部512を被覆し得る部位(図1F7においてパターンを付して示す部位)が本発明の「隠蔽部F73」に相当する。
第2ベース部F75に設けた第2係合部は、折畳状態において第1ベース部F74の第1突条部F74a間に位置付けられ且つ各突条部F74aとそれぞれ当接又は近接する一対の第2突条部F75aを用いて構成している。各第2突条部F75aの先端部を、他方の第2突条部F75aから離間する方向に突出させ、前記第1突条部F74aの先端部とそれぞれ係合するようにしている。このように、第1突条部F74a及び第2突条部F75aにより係合手段を構成している。
このような邪魔部材F7を綴じ具3に装着するには、綴じ部6a、6bの対向面部61の外側面側に第1ベース部F74を位置付けるとともに、ヒンジ部F76を利用して折畳状態とし、対向面部61の内側面側に第2ベースF71を位置付けることにより行う。この際、第1ベース部F74の第1突条部F74aを綴じ部6a、6bに設けた開口部64に挿入し、これら第1突条部F74aを対向面部61の内側面側に表出させ、第1突条部F74a間に第2突条部F75aを挿入して先端部同士をそれぞれ弾性係合させることにより、良好な装着状態を維持できる(図19参照)。
一方、第1突条部F74aと第2突条部F75aとの係合状態を解除するには、マイナスドライバ等の工具又は専用の操作具を第1ベース部F74の窪み部F74bに挿入し、工具又は専用の操作具を用いて第1ベース部F74を綴じ部6a、6bから離間させるように綴じ部6a、6bを押す操作力を付与することにより行う。これにより、第1ベース部F74が綴じ部6a、6bから離間する方向に移動し、第1係合爪F74bと第2係合爪F75bとの係合が解除される。以上の手順により第1係合爪F74bと第2係合爪F75bとの係合状態を解除し、邪魔部材F7を綴じ部6a、6bから取り外すか、ヒンジ部F76を利用して第1ベース部F74を綴じ部6a、6bから離間する方向に移動させることによって、手動操作部512を表出させ、この手動操作部512に対して手動操作を行うことができる。
このような邪魔部材F7であっても、前記変形例5、6に係る邪魔部材D7、E7と略同様の効果を得ることができる。
〈第7変形例〉
第7変形例に係る邪魔部材G7は、図20、図21及び図22(図20は邪魔部材G7を相互に異なる角度から示す全体斜視図であり、図21は邪魔部材G7を綴じ具3に装着したファイル1の要部拡大斜視図であり、図22は邪魔部材G7を綴じ具3に取り付ける態様を示す動作説明図である)に示すように、上述した第一変形例に係る邪魔部材A7と略同様の構造を有している。すなわち、基部5と、当該基部5の両側縁に対向した状態で取り付けられる一対の綴じ部6a、6bとを具備している綴じ具3に対し、一対のベースG71を綴じ部6a、6bの外側からそれぞれ装着して確実に取り付けている点、ベースG71の中央下端部に隠蔽部G73を設けて手動操作部512を有効に隠蔽し得ている点、そして合成樹脂による一体成形により形成している点において共通している。一方、ベースG71の上縁並びに両側縁に綴じ部6a、6bを覆うように起立するリブG76を形成している点、及び、ベースの上端、具体的にはベースの上縁部に形成したリブG76から下方に向けて、綴じ部6a、6bの上端に係り合う係合部G75を突出させて形成している点、そして隠蔽部G73として、上記実施形態と同様に手動操作部512を側方から隠蔽し得る側方隠蔽部G731と、綴じ部6a、6bの外側から綴じ部6a、6bに設けられた開口部64に嵌入して手動操作部512の上方を隠蔽し得る上方隠蔽部G732とを具備し、複数方向から手動操作部512を隠蔽しているといった3つの点で上記実施形態に係る邪魔部材A7とは異なるものとなっている。
リブG76は、図20に示すように、ベースG71の下縁を除く上縁並びに両側縁からベースG71と同じ樹脂の肉厚か或いはやや肉厚を薄くして立ち上がらせ、その立ち上がり寸法を綴じ部6a、6bの厚み寸法に略等しく設定している。
係合部G75は、図20に示すように、ベースG71の上縁に設けたリブG76から下方に向けて若干寸法突出させて設けている。そして上述の通りリブG76の立ち上がり寸法を綴じ部6a、6bの厚み寸法に略等しく設定しているため、邪魔部材G7を取り付けた状態においてベースG71と係合部G75とが綴じ部6a、6bを挟み込んだ状態を構成する(図22(c))。
上方隠蔽部G732は、図20に示すように、ベースG71の下端よりもやや上方から所定寸法した板状の部分である。そして図21に示すように、この上方隠蔽部G732は邪魔部材G7を装着した状態において基部5のやや上方に位置するように設定している。
そして、図22に示すように、邪魔部材G7を綴じ具3に装着する際には、同図(a)に示すようにまず係合部G75を綴じ部6a、6bの上縁に引っ掛けてから、同図(b)に示すように係合部G75を軸として邪魔部材G7自体を回動させ、そして同図(c)に示すようにベースG71から突出させた係合突起部G72を綴じ部6a、6bに形成された保持孔65に挿入する。
このように同変形例に係る邪魔部材G7は、係合部G75を支点として邪魔部材G7自体を回動させることにより綴じ具3に装着する構成として、綴じ具3に対する位置決めを容易に行いながら確実に装着し得るものとなっている。
〈第8変形例〉
第8変形例に係る邪魔部材H7は、図23、図24及び図25(図23は邪魔部材H7を相互に異なる角度から示す全体斜視図であり、図24は邪魔部材H7を綴じ具3に装着したファイル1の要部拡大斜視図であり、図25は邪魔部材H7を綴じ具に取り付ける態様を示す動作説明図である)に示すように、上述した第一変形例に係る邪魔部材A7と略同様の構成を有している。一方、前記第7変形例に係るリブG76と同様のリブH76並びに係合部H75を形成している点、及び、案内部H77を形成している点、そして抜け止め部H78を形成している点で上記実施形態に係る邪魔部材A7とは異なる。
リブH76並びに係合部H75の形状については、第7変形例に係るリブG76並びに係合部G75と略同様の構成並びに形状であるため、詳細な説明は省略する。
案内部H77は、図23に示すように、ベースH71の両側縁から起立させたリブH76からそれぞれ対向するように突出させて形成している。そして、図24に示すように、上述の係合部H75同様に、リブH76の起立寸法が綴じ部6a、6bの厚み寸法に略等しいために、当該案内部H77とベースH71とによって綴じ部6a、6bを挟み込み得るようになっている。
抜け止め部H78は、図23に示すように、ベースH71中央やや下方よりにおいて前記リブH76と略同寸法或いは若干大きく起立させた板状の部分であって、その起立箇所は綴じ部6a、6bに設けた開口部64の位置に対応したものとなっている。そして、抜け止め部H78の先端には上方に向けて若干寸法突出する返り片H781が形成されている。また下面側には補強のための補助リブを形成している。
そして、図25(a)に示すように、邪魔部材H7を綴じ具3に装着する際には、同図(a)に示すように、綴じ部6a、6bに沿って起立させた状態で当該綴じ部6a、6bの略上方から邪魔部材H7を下降させていくと、同図(b)に示すように、案内部H77とベースH71との間に綴じ部6a、6bを挟み込んだ状態で且つ抜け止め部H78の起立端が綴じ部6a、6bに当接した状態となる。この状態においてベースH71は弾性変形によって撓んだ状態となり同図(b)ではその状態を模式的に示している。そして同図(c)に示すように、邪魔部材H7を更に下降させて抜け止め部H78が開口部64の位置に至ったときに、弾性反発力によって抜け止め部H78が開口部64の内側へ入り込んで装着が完了する。このとき係合部H75とベースH71とによって綴じ部6a、6bの上端を挟み込むとともに、抜け止め部H78が開口部64に接しつつ返り片H781が綴じ部6a、6bを乗り越えた状態となるため、係合部H75、案内部H77及び抜け止め部H78の返り片H781によって邪魔部材H7の厚み方向の移動が確実に禁止された状態となっている。また、係合部H75と抜け止め部H78とによって邪魔部材H7は上下方向の移動も禁止されるので、綴じ部6a、6bに対して移動不能な状態となり、隠蔽部H73が確実に手動操作部512の側方に固定される。
このように邪魔部材H7は、案内部H77を設けていることにより、位置決めを行いやすいスライド移動によって好適に綴じ具3に装着し得るものとなっている。加えて抜け止め部H78を設けることにより、邪魔部材H7の上下方向の移動、特に綴じ部6a、6bからの抜脱が有効に禁止され、邪魔部材H7が確実に移動不能に装着された状態を構成することができる。
さらに邪魔部材H7は上記実施形態並びに各変形例と同じく、合成樹脂による一体成形品であるため、図25のようにスライド動作をさせる際には、案内部H77とベースH71とによって綴じ部6a、6bを好適に挟み込みながら抜け止め部H78が開口部64に至っていない時には樹脂特有の弾性変形によって抜け止め部H78を好適に逃がしながらスライドさせることができる。また、抜け止め部H78が開口部64に至れば弾性反発力により抜け止め部H78が確実に開口部64に入り込み、逆方向へのスライド動作を容易には行い得ない状態とすることができる。言い換えれば、係合部H75と抜け止め部H78とによって上下方向の位置決めを確実に行い得るものとなっている。
なお邪魔部材H7を綴じ具3から取り外す際には、抜け止め部H78をやや強い力で下方に押し下げて返り片H781を開口部64から逃がしながら抜け止め部H78を横方向へ移動させてベースH71を撓ませることによって開口部64と抜け止め部H78との関わり合いを解除し、その状態で邪魔部材H7自体を上方へ移動させれば案内部H77によって綴じ部6a、6bに沿って上方へ移動することとなり、邪魔部材H7を取り外すことができる。
また、本変形例に係る邪魔部材H7は、第一変形例に係る挿入口A74と同様に挿入口H74を具備したものとなっている。
ここで、図26、図27、図28、図29及び図30に示すように、挿入口H74に対して操作具が挿入された痕跡を残し得る残跡部H79を設けることができる。以下、残跡部H79に係る態様について同図を参照して説明する。
図26(a)及び図26(b)は、図25に対応した形状を有した挿入口H74を示している。一方図26(c)及び図26(d)は、挿入口H74に、残跡部H79として内面H74aの外方よりの位置に薄膜H791を設けた態様を示している。
斯かる残跡部H79を設けることにより、手動操作部512に向けて操作具を挿入口を通すと薄膜H791が破られる。このように、操作具を通した痕跡を容易に残すことができる。或いは、事前に薄膜を破損する構成であることを認識させることにより、意図しない操作具の挿入を未然に防ぐという効果を資するものとなっている。また勿論上述の薄膜H791のように挿入口の前面に亘って形成される必要はなく例えば一部のみに薄膜を形成した態様を採用しても良い。
次に、残跡部H79を設ける他の態様について説明する。具体的には、図27、図28、図29、及び図30に示す残跡部H79は、挿入口H74の内面H74aに、起立片H792、H793、H794並びにH795を設けたものである。
具体的には、図27に示す残跡部H79は、内面H74aから起立片H792を掛け渡したものである。詳細には内面H74aから起立する起立部H792aと起立部H792aの中央部分を若干幅広に形成しつつベースH71の外方に向けて隆起させた隆起部H792bとによって起立片H792を構成し、この隆起部H792bにおける外方に向いた面を操作具に対して優先的に当接し得る当接領域H792cとしている。この隆起部H792bを設けることによって、操作具が隆起部H792bの箇所に確実に当接した状態で起立片H792を破壊し易くしたものとなる。また、図28に示す残跡部H79のように、内面H74aから起立片H793を起立させるのみで残跡部H79を構成し、起立片H793における中央部分を若干幅広に形成した当接領域H793cとしたものであってもよい。
次に、図29に示す残跡部H79のように、内面H74aの所定の一箇所から起立片H794を起立させたものであってもよい。同図に示す起立片H794は起立部H794aと、当該起立部H794aの幅広く形成された先端に位置付けた隆起部H794bとによって構成されている。そして上記同様に、隆起部H794bにおける外方に向いた面を操作具に対して優先的に当接し得る当接領域H794cとしている。一方、図30に示すように、内面H74aの一箇所から棒状の起立片H795のみを起立させ、起立片H795における先端部分を当接領域H795cとした構成であってもよい。これらのようなものであれば、操作具が挿入され当接領域H794c、H795cに当接した際に、起立片H794、H795が好適に折れることによって、その痕跡を確実に残すことができる。
〈第9変形例〉
第9変形例に係る邪魔部材I7は、図31及び図32に示すように、前記実施形態に係る邪魔部材H7とほぼ同様の構成を有するものであるが、この邪魔部材H7は、一方の綴じ部K61に手動操作部K612を設けた綴じ具K3に適用し得るものである。
綴じ具K3は、ファイル本体2に対して綴じ具係止部K4を介して好適に装着されたものである。
詳述すると、この綴じ具K3は基部K5と綴じ桿K62を支持する一対の綴じ部K61、K63とによって主に構成されている。そして同変形例では、一対の綴じ部K61、K63のうち一方の綴じ部K61からのみ綴じ桿K62を取り外して用紙類の差し替え等の操作を行うことができる構成としている。言い換えれば、一方の綴じ部K61の上部にのみ手動操作部K612を設けている。
一方の綴じ部K61について具体的に説明すると、図31に示すように、基部K5の端部において枢支された外綴じ板K61aと、綴じ桿K62を支持し当該綴じ桿K62ごと外綴じ板K61aに対して離間させ得る内綴じ板K61bとを有している。そして外綴じ板K61aの中央上端部に手動操作部K612を設け、当該手動操作部K612を例えば外側へ傾倒させる等の操作をすることにより、外綴じ板K61aと内綴じ板K61bとの係り合いを解除し得るように構成している。そして、綴じ桿K62を内綴じ板K61bごと取り外した状態において、用紙類を差し替え得る構成としている。なお基部K5と外綴じ板K61aとの枢着部分付近には構造上、段差K51aが形成されている。
しかして本変形例に係る邪魔部材I7は、上述の通り前記変形例に係る邪魔部材H7と略同様の構成、すなわち、一方の綴じ部K61の外側から装着する構成を有している点、案内部I77を有している点、抜け止め部I78を有している点については邪魔部材H7と同様である。
しかし、綴じ具K3に装着すべく寸法等が適宜設定されている点、同じく綴じ具K3に装着すべく係合部H75並びに抜け止め部H78を都合2箇所に設けている点は異なっている。
そして特に、本変形例に係る邪魔部材I7は手動操作部K612を綴じ部K6側に配置しているため、ベースの上端中央部に隠蔽部I73が配置される点、加えて、抜け止め部I78が段差K51aに対して係り合うという点において邪魔部材H7とは基本的に構成が異なっている。
そして図32に示すように、邪魔部材I7を綴じ具K3に装着した状態において、係合部I75及び案内部I77がベースI71とともに一方の綴じ部K61を好適に挟み込んだ状態を構成するとともに、抜け止め部I78が段差K51aに係り合うことにより、厚み方向にも上下方向にも移動し得ない装着状態を実現することができる。
このように、本変形例に係る邪魔部材I7は一方の綴じ部K61に手動操作部K612を設けた綴じ具K3に対しても有効に適用することができる。
なお、本変形例に示した綴じ具K3は一方の綴じ部K61側にのみ手動操作部K612を設けたものである。しかしながら、当該邪魔部材I7の構成を採用することによって、例えば起立する一対の綴じ部の両方に手動操作部を備えた綴じ具に対しても有効に適用することができる。
そして、本発明は、以上に詳述した実施形態及び各変形例に限られるものではない。
また、前記実施形態及び第1、2変形例において、綴じ具をメッキ加工するために綴じ具に形成した保持孔を、邪魔部材を装着するための装着部として活用する態様を示したが、綴じ具に設けた専用の係合孔又は引っ掛け部等を装着部として用いても構わない。或いは、綴じ具に、例えばフェライト磁石やネオジウム磁石等の磁性体(好ましくは強磁性材料)や吸盤を装着部として用いてもよく、その場合、邪魔部材にも磁性体又は吸盤を設ければよい。
一方、綴じ具が装着部を具備したものではなく、接着剤等により邪魔部材を綴じ具に装着するようにしても構わない。
さらに、前記実施形態及び各変形例に係る綴じ具は、邪魔部材を後付けできるものであったが、製造時や出荷時に予め邪魔部材を一体又は一体的に具備してなる綴じ具であってもよい。
また、綴じ具として、前記実施形態において示したいわゆるパイプ式ファイルの他、綴込状態において綴じ杆が略O字状或いは略D字状をなすリングファイルやDリングファイルを適用しても構わない。そして、邪魔部材を、各綴じ具の手動操作部への手動操作を制限し得る部位(各綴じ具の構成部材)に装着するようにすればよい。
また、邪魔部材が金属素材から形成されたものであれば、この邪魔部材を金属製の綴じ具に装着するようにすれば、廃棄時に、邪魔部材を綴じ具に装着したまま廃棄することができ、邪魔部材が合成樹脂素材から形成されたものである場合と比較して、分別廃棄の便に資する。
また、手動操作部がファイル本体に設けられたものであってもよく、その場合、この手動操作部を隠蔽し得る位置に邪魔部材を設ければよい。


その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係るファイルの全体斜視図。 同実施形態に係るファイルの分解斜視図。 同実施形態に係るファイルの平面図。 同実施形態に係る邪魔部材を異なる角度で示す全体斜視図。 本発明の第1変形例に係る邪魔部材を図4に対応させて示す図。 同変形例に係る邪魔部材を設けたファイルの要部拡大斜視図。 本発明の第2変形例に係る邪魔部材を図4に対応させて示す図。 同変形例に係る邪魔部材を設けたファイルの要部拡大斜視図。 本発明の第3変形例に係る邪魔部材を図4に対応させて示す図。 同変形例に係る邪魔部材を設けたファイルの要部拡大斜視図。 本発明の第4変形例に係る邪魔部材の全体斜視図。 同変形例に係る邪魔部材を設けたファイルの要部拡大斜視図。 図12におけるx−x線断面を模式的に示した邪魔部材の作用説明図。 本発明の第5変形例に係る邪魔部材の全体斜視図。 同変形例に係る邪魔部材を設けたファイルの要部拡大斜視図。 図15におけるy−y線断面を模式的に示した邪魔部材の作用説明図。 本発明の第6変形例に係る邪魔部材の全体斜視図。 同変形例に係る邪魔部材を設けたファイルの要部拡大斜視図。 図18におけるz−z線断面を模式的に示した邪魔部材の作用説明図。 本発明の第7変形例に係る邪魔部材の全体斜視図。 同変形例に係る邪魔部材を設けたファイルの要部拡大斜視図。 同変形例に係る邪魔部材の作用説明図。 本発明の第8変形例に係る邪魔部材の全体斜視図。 同変形例に係る邪魔部材を設けたファイルの要部拡大斜視図。 同変形例に係る邪魔部材の作用説明図。 同変形例に係る邪魔部材に設けた挿入口を示す要部説明図。 同変形例に係る邪魔部材に設けた挿入口を示す要部説明図。 同変形例に係る邪魔部材に設けた挿入口を示す要部説明図。 同変形例に係る邪魔部材に設けた挿入口を示す要部説明図。 同変形例に係る邪魔部材に設けた挿入口を示す要部説明図。 本発明の第9変形例に係る邪魔部材の全体斜視図。 同変形例に係る邪魔部材を設けたファイルの要部拡大斜視図。
符号の説明
1…ファイル
2…ファイル本体
3、K3…綴じ具
512、K612…手動操作部
64、65…装着部(開口部、保持孔)
7、A7、B7、C7、D7、E7、F7、G7、H7、I7…邪魔部材
71、A71、B71、C71、D71、E71、F71、G71、H71、I71…ベース
73、A73、B73、C73、D73、E73、F73、G73、H73、I73…隠蔽部
A74、G74、H74…挿入口
G75、H75、I75…係合部
G76、H76、I76…リブ
G77、I77…案内部
G78、I78…抜け止め部
H79…残跡部
H791…薄膜
H792、H793、H794、H795…起立片
(B7c)、(C7c)…隠蔽位置
(B7d)、(C7d)…開放位置

Claims (28)

  1. 手動操作部を備えてなり、当該手動操作部に加えられる操作力を利用して綴込状態から用紙類を装脱可能な開放状態に移行し得るように構成された綴じ具に装着して用いられる邪魔部材であって、前記綴じ具の構成部材に装着されるベースと、前記綴じ具の前記手動操作部を隠蔽する隠蔽部とを具備し、
    前記綴じ具が、基部と、当該基部の両側縁に対向した状態で取り付けられる一対の綴じ部とを具備し前記基部に手動操作部を有しているものであって、
    前記ベースを、前記綴じ部の外側から装着するものとしていることを特徴とする邪魔部材
  2. 前記ベースの中央下端部に前記隠蔽部を設けている請求項1記載の邪魔部材
  3. 前記隠蔽部を、前記綴じ部の外側から当該綴じ部に設けられた開口に嵌入して前記手動操作部の上方を隠蔽し得るように構成している請求項2記載の邪魔部材
  4. 前記隠蔽部に、手動操作に替えて前記手動操作部を操作するための操作具を挿入するための挿入口を設けている請求項1、2又は3記載の邪魔部材
  5. 前記挿入口に、前記操作具が挿入された痕跡を残し得る残跡部を設けている請求項4記載の邪魔部材。
  6. 前記残跡部を、前記挿入口に設けられた薄膜としている請求項5記載の邪魔部材。
  7. 前記残跡部を、前記挿入口の内側へ起立させた起立片としている請求項5又は6記載の邪魔部材。
  8. 前記隠蔽部を、前記綴じ具の前記手動操作部を複数方向から隠蔽し得るものとしている請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の邪魔部材。
  9. 前記隠蔽部を前記ベースに、前記綴じ具の前記手動操作部を隠蔽する隠蔽位置と前記手動操作部を手動操作可能に開放する開放位置との間で作動させ得るように支持させている請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の邪魔部材。
  10. 前記綴じ具に着脱可能に装着される請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の邪魔部材。
  11. 前記ベースの端部に前記綴じ具の構成部材に係り得る係合部を設け、当該係合部を支点として前記ベースを回動させることにより前記綴じ具に装着し得るものとしている請求項10記載の邪魔部材。
  12. 前記ベースに、前記綴じ具の構成部材に対してスライドさせて装着するための案内部を設けている請求項10記載の邪魔部材。
  13. 前記ベースに、前記綴じ具の構成部材が有している段差に当接し前記スライド方向に対する反対方向への移動を禁止し得る抜け止め部を形成している請求項12記載の邪魔部材。
  14. 前記ベースの周縁部にリブを設けている請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12又は13記載の邪魔部材。
  15. 樹脂によって構成している請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13又は14記載の邪魔部材。
  16. 手動操作部を備えてなり、当該手動操作部に加えられる操作力を利用して綴込状態から用紙類を装脱可能な開放状態に移行し得るように構成された綴じ具に装着して用いられる邪魔部材であって、前記綴じ具の構成部材に装着されるベースと、前記綴じ具の前記手動操作部を隠蔽する隠蔽部とを具備し、
    前記綴じ具が、基部と、当該基部の両側縁に対向した状態で取り付けられる一対の綴じ部とを具備し前記綴じ部に手動操作部を有しているものであって、
    前記ベースを、前記綴じ部の外側から装着するものとしていることを特徴とする邪魔部材。
  17. 前記ベースの上端中央部に前記隠蔽部を設けている請求項18記載の邪魔部材。
  18. 手動操作部を備えてなり、当該手動操作部に加えられる操作力を利用して綴込状態から用紙類を装脱可能な開放状態に移行し得るように構成された綴じ具に装着して用いられる邪魔部材であって、前記綴じ具の構成部材に装着されるベースと、前記綴じ具の前記手動操作部を隠蔽する隠蔽部とを具備し、
    前記隠蔽部に、手動操作に替えて前記手動操作部を操作するための操作具を挿入するための挿入口を設けていることを特徴とする邪魔部材。
  19. 手動操作部を備えてなり、当該手動操作部に加えられる操作力を利用して綴込状態から用紙類を装脱可能な開放状態に移行し得るように構成された綴じ具に装着して用いられる邪魔部材であって、前記綴じ具の構成部材に装着されるベースと、前記綴じ具の前記手動操作部を隠蔽する隠蔽部とを具備し、
    前記隠蔽部を、前記綴じ具の前記手動操作部を複数方向から隠蔽し得るものとしていることを特徴としている邪魔部材。
  20. 手動操作部を備えてなり、当該手動操作部に加えられる操作力を利用して綴込状態から用紙類を装脱可能な開放状態に移行し得るように構成された綴じ具に装着して用いられる邪魔部材であって、前記綴じ具の構成部材に装着されるベースと、前記綴じ具の前記手動操作部を隠蔽する隠蔽部とを具備し、
    前記綴じ具に着脱可能に装着されることを特徴とする邪魔部材。
  21. 手動操作部を備えてなり、当該手動操作部に加えられる操作力を利用して綴込状態から用紙類を装脱可能な開放状態に移行し得るように構成された綴じ具に装着して用いられる邪魔部材であって、前記綴じ具の構成部材に装着されるベースと、前記綴じ具の前記手動操作部を隠蔽する隠蔽部とを具備し、
    前記ベースの周縁部にリブを設けていることを特徴とする邪魔部材。
  22. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20又は21記載の邪魔部材を備えたファイルであって、
    ファイル本体と、当該ファイル本体に設けた綴じ具とを具備し、手動操作部に加えられる操作力を利用して前記綴じ具が綴込状態から用紙類を挿脱可能な開放状態に移行し得るように構成され、前記邪魔部材が、前記ファイル本体又は前記綴じ具に前記手動操作部に対して手動操作が及ぶのを制限することを特徴とするファイル
  23. 基部と、当該基部の両側縁に対向した状態で取り付けられる一対の綴じ部とを具備し前記基部に手動操作部を備えてなり、その手動操作部に加えられる操作力を利用して綴込状態から用紙類を装脱可能な開放状態に移行し得るように構成され、前記手動操作部に対して手動操作が及ぶのを制限する邪魔部材を具備してなる綴じ具であって、
    前記邪魔部材が、前記綴じ部に装着されるベースと、前記手動操作部を隠蔽する隠蔽部とを具備し、前記ベースを、前記綴じ部の外側から装着してなることを特徴とする綴じ具。
  24. 基部と、当該基部の両側縁に対向した状態で取り付けられる一対の綴じ部とを具備し前記綴じ部に手動操作部を備えてなり、その手動操作部に加えられる操作力を利用して綴込状態から用紙類を装脱可能な開放状態に移行し得るように構成され、前記手動操作部に対して手動操作が及ぶのを制限する邪魔部材を具備してなる綴じ具であって、
    前記邪魔部材が、前記綴じ部に装着されるベースと、前記手動操作部を隠蔽する隠蔽部とを具備し、
    前記ベースを、前記綴じ部の外側から装着してなることを特徴とする綴じ具。
  25. 手動操作部を備えてなり、その手動操作部に加えられる操作力を利用して綴込状態から用紙類を装脱可能な開放状態に移行し得るように構成され、前記手動操作部に対して手動操作が及ぶのを制限する邪魔部材を具備してなる綴じ具であって、
    前記邪魔部材が、前記手動操作部への手動操作を制限し得る部位に装着されるベースと、前記手動操作部を隠蔽する隠蔽部とを具備し、
    前記隠蔽部に、手動操作に替えて前記手動操作部を操作するための操作具を挿入するための挿入口を設けていることを特徴とする綴じ具。
  26. 手動操作部を備えてなり、その手動操作部に加えられる操作力を利用して綴込状態から用紙類を装脱可能な開放状態に移行し得るように構成され、前記手動操作部に対して手動操作が及ぶのを制限する邪魔部材を具備してなる綴じ具であって、
    前記邪魔部材が、前記手動操作部への手動操作を制限し得る部位に装着されるベースと、前記手動操作部を隠蔽する隠蔽部とを具備し、
    前記隠蔽部を、前記手動操作部を複数方向から隠蔽し得るものとしていることを特徴とする綴じ具。
  27. 手動操作部を備えてなり、その手動操作部に加えられる操作力を利用して綴込状態から用紙類を装脱可能な開放状態に移行し得るように構成され、前記手動操作部に対して手動操作が及ぶのを制限する邪魔部材を具備してなる綴じ具であって、
    前記邪魔部材が、前記手動操作部への手動操作を制限し得る部位に装着されるベースと、前記手動操作部を隠蔽する隠蔽部とを具備し、
    着脱可能に装着されることを特徴とする綴じ具。
  28. 手動操作部を備えてなり、その手動操作部に加えられる操作力を利用して綴込状態から用紙類を装脱可能な開放状態に移行し得るように構成され、前記手動操作部に対して手動操作が及ぶのを制限する邪魔部材を具備してなる綴じ具であって、
    前記邪魔部材が、前記手動操作部への手動操作を制限し得る部位に装着されるベースと、前記手動操作部を隠蔽する隠蔽部とを具備し、
    前記ベースの周縁部にリブを設けていることを特徴とする綴じ具。
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