JP4782781B2 - 無線受信機におけるsir推定 - Google Patents

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Description

本発明は概して無線ネットワークにおける信号処理に関し、特には無線受信機における信号対干渉比(SIR)の推定に関する。
無線ネットワーク内の受信機は通常、受信機の評価及び/又は所定のネットワークレベルパラメータを見積もるために、送信電力、データレート等のパフォーマンスパラメータを算出している。スペクトラム拡散方式を採用したネットワークにおける無線受信機にとって、特別な関心のある1つのパフォーマンスパラメータは、受信信号に関する信号対干渉比(SIR)である。従来の受信機は一般に、受信信号に関するSIRを算出し、この算出したSIRを用いて、ネットワークレベルパラメータをその時点におけるチャネル状態に適合させている。例えば、算出されたSIRは、移動機の送信電力、データ伝送速度、移動機スケジューリング等を制御するために使用されうる。
現在のチャネル状態へのネットワーク適合の精度は、SIR推定結果を生成するために必要な時間のみならず、SIR推定結果の精度にも依存する。現在、スペクトラム拡散方式を採用したネットワークにおいて、SIRを推定するための方法には様々なものがある。例えば、受信機は、SIRの推定にチップサンプルと逆拡散シンボルの組み合わせを用いうる。この方法はタイムリーに正確なSIR推定結果を与えうるが、チップサンプルと逆拡散値の両方へアクセスするという複雑な受信機アーキテクチャが必要となる。
また、別の受信機は、SIRの推定に、RAKE受信機出力によって与えられるシンボル推定を用いうる。しかし、RAKE出力シンボルは、かなり前に受信したシンボルに対応するので、得られるSIRは現状の受信機パフォーマンス及びチャネル状態には対応しない。従って、この方法によれば、受信機アーキテクチャはずっと簡単で済む反面、リアルタイム動作(電力制御、レートアダプテーション等)には不十分なSIR推定結果しか得られない。
さらに別の受信機は、RAKE受信機の各フィンガーについてのフィンガーSIRを生成するため、逆拡散シンボル(パイロット又はデータ)を用いうる。フィンガーSIRを加算することにより得られるSIR推定結果は、リアルタイム動作に利用できるであろう。しかし、逆拡散シンボルは一般にかなりの量のノイズを含んでいるので、得られるSIR推定結果にもバイアスがかかっていることが多い。従来のネットワークは、現在のSIR推定結果からバイアスの推定結果を差し引いて、このバイアスを除去することができる。しかし、バイアス推定処理はバイアスを過推定しうる。その結果、バイアス除去のための減算結果が負となることがあり得る。その場合、SIR推定結果もまた不正確となる。
欧州公開特許第 EP 1 239 615 A号公報
本発明は信号対干渉比(SIR)の初期推定結果からバイアスを除去する方法及び装置について説明する。例示的な実施形態において、無線受信機のSIR推定器内のSIRプロセッサは、初期SIR計算器、平均SIR計算器及びバイアス除去器を備える。初期SIR計算器は、無線受信機が受信した信号に基づいて初期SIRを算出する。また、平均SIR計算器は平均SIRを算出する。平均SIRを用い、バイアス除去器は初期SIRからバイアスを除去する。
例示的な実施形態において、SIR推定器は、ベースバンド信号r(t)から逆拡散値を得る。SIR推定器は逆拡散値を用いてチャネル推定値及びノイズ統計値を生成し、SIR計算器はこれらの値を用いて初期及び平均SIR推定値を算出する。
さらに、本発明の例示的な実施形態によれば、バイアス除去器は平均SIR及びオフセットパラメータに基づいて倍率を生成する。なお、オフセットパラメータは、無線受信機によって処理される逆拡散値の計数(count)によって得られる。この実施形態において、バイアス除去器は倍率を生成するコンバータと、初期SIRに倍率を乗じて初期SIRからバイアスを除去する乗算器とを備える。
図1は、スペクトラム拡散方式を採用した例示的な無線通信ネットワーク10を示す。無線通信ネットワーク10は、少なくとも1つの基地局12、少なくとも1つの移動機20、そして1つ又はもっと多いかもしれない干渉物体18を含んでいる。なお、本明細書において、”移動機”という語は、マルチラインディスプレイを有しても有していなくても良いセルラ無線電話機、セルラ無線電話機にデータ処理機能、ファクシミリ機能及びデータ通信機能を合体したものであってよいパーソナル通信システム(PCS)端末、無線電話機、ポケットベル、インターネット/イントラネットアクセス、ウェブブラウザ、オーガナイザ、カレンダー、及び/又はGPS受信機を含みうる携帯情報端末(PDA)及び、無線電話送受信機を含む、従来のラップトップ及び/又はパームトップ受信機又は他の電気機器を含みうる。移動機はまた、「拡散的コンピューティング(pervasive computing)」装置とも呼ばれうる。
基地局12は、移動機20と、1つ又は複数のシンボルを用いてスペクトラム拡散信号を送信/受信するための1つ又は複数のアンテナ14を含む。送信信号は通常、トラフィック信号及びパイロット信号を含む。干渉物体18のような、物体は、送信されたシンボルの複数の「反響」又は遅延バージョンが、何度も移動機20に到達する原因となる。受信機16は移動機20で複数のシンボルイメージを処理する。同様に、移動機20は1つ又は複数のアンテナ22を介して、複数の経路によって基地局12へシンボルを送信しうる。基地局12において受信機16は多重受信されたシンボルイメージを処理する。
図2は、基地局12及び/又は移動機20用の例示的な受信機16を示す図である。受信機16は受信信号のシンボルを受信及び処理し、受信シンボル推定値を生成する。例示的な受信機16は受信機フロントエンド26、ベースバンドプロセッサ30及び付加プロセッサ28を含む。受信機フロントエンド26は通常、フィルタ、ミクサ及び/又は、アナログディジタル変換器のような変換回路を含み、受信信号に対応する、ディジタル化されたベースバンド信号サンプルr(t)列を生成する。ベースバンドプロセッサ30は、ベースバンド信号r(t)を復調し、受信した信号に対応するシンボル推定S^(m)を生成する。シンボル推定値S^(m)は必要に応じて付加プロセッサ28でさらに処理される。例えば、付加プロセッサ28は、情報ビット値をベースバンドプロセッサ30によって供給されるシンボル推定値に基づいて判別するターボデコーダ(図示せず)を含みうる。これらの情報ビット値はその後音声、画像等に変換されうる。
図2に示すように、ベースバンドプロセッサ30は、ベースバンド信号r(t)からSIRを推定する信号対干渉比(SIR)推定器32を含みうる。図3は、SIR推定器32aを示し、SIR推定器32aは逆拡散部34、チャネル推定器36、絶対値二乗(magnituide squared)計算器38、ノイズ電力推定器40、ディバイダ42及び累算器44を含む。逆拡散部34は受信信号を逆拡散し、逆拡散シンボル又は逆拡散値のベクトルyを生成する。逆拡散シンボルのベクトルyの各要素は、マルチパスチャネルの異なる信号パスに関する異なる時間オフセットに対応する。逆拡散シンボルのベクトルyの各要素に基づいて、チャネル推定器36はチャネル推定値のベクトルcを生成する。絶対値二乗計算器38は、チャネル推定値のベクトルcの各要素に基づいて、信号電力推定値のベクトルS^を生成する。さらに、ノイズ電力推定器40は、逆拡散シンボルy及びチャネル推定値cに基づいて、ノイズ電力推定値のベクトルN^を生成する。ディバイダ42は、信号電力推定値のベクトルS^の各要素を、ノイズ電力推定値のベクトルN^の対応する要素で除し、初期フィンガーSIR推定値のベクトルSIRinitを生成する。初期フィンガーSIR推定値のベクトルSIRinitの要素は、累算器44で累算され、ベースバンド信号r(t)に対応する最終SIR推定値SIRfinalを生成する。図3のSIR推定器32aはリアルタイム動作に適したSIRfinalを生成するが、SIRfinalの生成に用いられる、ノイズの多いチャネル推定によるバイアスへの対処は行っていない。
SIR推定値に付随するバイアスを削減するための一方法は、SIR推定値の生成に用いられるチャネル推定値cに存在するノイズを削減することである。ドップラー拡散が少ない場合、これはチャネル推定値cをある期間にわたって平滑化することによって達成される。しかし、正確なSIR推定値に依存する、時間に厳しいネットワーク動作は、チャンネル推定値cの平滑化に要する時間を待つことができないことが良くある。従って、この方法は時間に厳しい動作については役に立たない。
バイアスを削減する別の方法は、初期SIR推定値を生成し、初期SIR推定値からバイアスを除去することである。「受信信号の訂正及び干渉推定」というタイトルを有するWO01/65717は、初期SIR推定値からバイアスを除去するのに利用可能なSIR推定器32を記載している。この公報を参照により本明細書に組み入れる。図4は、このSIR推定器32aを示している。本実施形態において、SIR推定器32aは、信号電力推定器46、信号結合器48、ノイズ電力推定器50、ノイズ結合器52及びディバイダ54を含んでいる。信号電力推定器46及びノイズ電力推定器50はそれぞれ、ベースバンド信号r(t)から、信号電力推定値S^及びノイズ電力推定値N^を直接生成する。しかし、図3のSIR推定器32aとは異なり、図4のSIR推定器32aは、信号結合器48において信号電力推定値S^から信号バイアスの推定値を減算することにより信号バイアスを除去し、修正信号電力推定値S'^を生成する。同様に、ノイズ結合器52は、ノイズ電力推定値N^からノイズバイアスの推定値を減算し、修正ノイズ電力推定値N'^を生成する。ディバイダ54は修正信号電力推定値S'^を修正ノイズ電力推定値N'^で除算し、ベースバンド信号r(t)に対応する最終SIR推定値(SIRfinal)を生成する。本実施形態ではバイアスに対処したが、本実施形態は信号又はノイズバイアス項の過推定によるエラーを起こしやすく、負のSIRfinalが得られることがある。
図5は、本発明に係る例示的なSIR推定器32bを示すブロック図である。SIR推定器32bは、これまでのSIR推定方法に起因した減算誤差を生成することなしにバイアスに対処する最終SIR推定値(SIRfinal )を提供する。SIR推定器32bは、逆拡散部34、チャネル推定器36、ノイズ統計値推定器56及びSIRプロセッサ100を備える。逆拡散部34はベースバンド信号r(t)を逆拡散し、逆拡散シンボルのベクトルyを生成する。本技術分野に属する当業者が理解するように、逆拡散シンボルのベクトルの各要素は、マルチパスチャネルの異なる信号パスに関する異なるタイミングオフセットに対応する。逆拡散シンボルに基づいて、チャネル推定器36は周知な任意な手段に従って、チャネル推定値のベクトルcを生成する。例えば、チャネル推定値ベクトルcは、以下の式に従って得ることができる。
Figure 0004782781
ここで、Kは受信機16によって処理されるパイロットシンボルの数を表す。b(i)はi番目のシンボル期間に対する既知のパイロットシンボルを表す。b*(i)はb(i)の複素共役を表す。さらに、y(i)はi番目のシンボル期間に対する、異なる経路遅延からの逆拡散シンボル又は逆拡散値のベクトルを表す。
逆拡散値yはチャネル推定値cとともに、ノイズ統計値推定器56へ供給される。ノイズ統計値推定器56は、異なる経路遅延からの逆拡散シンボルy間のノイズ統計値を推定する。ノイズ統計値は、逆拡散シンボルについてのノイズ間の二次統計値又は相関値のような、逆拡散シンボルのノイズ成分を表す任意の統計値であってよい。本技術分野に属する当業者は、”共分散”が、”相互相関”の平均値0となる特別な場合であることを理解するであろう。従って、本明細書における”相関”及び”共分散”という語が、それらを明確に区別していない限り、交換可能なものとして理解されるべきである。
例示的な実施形態において、ノイズ統計値推定器56は、以下の式2A又は2Bのいずれかによって、逆拡散シンボルyについての障害間の相関行列Mを推定する。
Figure 0004782781
ここで、上付きの”H”は共役転置を示す。ここではノイズ相関行列RNと示すノイズ統計値行列は、例えば、RNをMと等しく設定することによって得ることができる。あるいは、ノイズ相関行列RNは、過去のMの値を指数関数フィルタ(exponential filter)を用いて平滑化した後、RNを平滑化したMと等しく設定することによって得ることができる。なお、MとRNはエルミート対称(Hermitian symmetric)なので、これら行列の上側又は下側の三角形部分のみを算出すれば良く、計算の複雑さを大幅に単純化することが可能であることが理解されよう。
本技術分野に属する当業者は、本発明が上述したノイズ統計値算出方法に限定されないことを理解するであろう。実際、ノイズ相関行列RNは、本技術分野において周知のいかなる手段によっても算出することが可能である。例示的な方法は、2004年3月29日に出願された、米国特許出願第10/811699号、「スペクトラム拡散システムにおける障害相関推定」や、2004年3月12日に出願された、米国特許出願第10/800167号、「汎用RAKE受信機におけるパラメータ推定方法及び装置」に開示されている。これらを引用することにより、その内容を本明細書に組み入れる。
SIRプロセッサ100は、以下に説明するように、チャネル推定値c及びノイズ相関行列RNからSIRfinalを得る。一部ネットワーク動作に対するSIR推定値は時間に厳しいため、チャネル推定値cはSIR推定のための短期間データを用いて形成することのできる値を参照することが理解されよう。そのため、SIR推定用チャネル推定値cは、時間にそれほど厳しくない復調器に対して算出されるチャネル推定とは異なりうる。その結果、ベースバンドプロセッサ30内の復調器(図示せず)は、例えば長期データに基づく、異なるチャネル推定値を生成する別のチャネル推定器を用いうる。本発明は復調器と異なるチャネル推定値を用いるSIRプロセッサ100を説明するが、本技術分野に属する当業者は、受信機の構成を簡単にするため、SIRプロセッサ100と復調器とが、1つのチャネル推定器が与えるチャネル推定値を共用しうることを理解するであろう。
図6は、本発明に係るSIRプロセッサ100の例示的な実施形態を示す図である。図6のSIRプロセッサ100は、分散的なチャネル干渉及び/又は受信機フロントエンド26におけるフィルタによって生じうる逆拡散シンボルyについてのノイズが相関を有するものと仮定している。SIRプロセッサ100は、初期SIR計算器102、平均SIR計算器104及びバイアス除去器106を備えている。初期SIR計算器102は、チャネル推定値c及びノイズ相関行列RNに基づいて初期SIR推定値(SIRinit)を得るために、重み計算器108、信号電力推定器110、ノイズ電力推定器116及びディバイダ120を含んでいる。
そのため、重み計算器108は、任意の既知の方法に従い、チャネル推定値cに基づいて重み係数wのベクトルを算出する。例えば、受信機16が従前(traditional)のRAKE受信機を含んでいる場合、重み係数wは式3に従って近似されうる。
Figure 0004782781
しかし、受信機が汎用RAKE(G-RAKE)受信機を含んでいる場合、重み計算器108は、以下に示すように、重み係数wの算出にチャネル推定値cとノイズ相関行列RNの両方を用いる。
Figure 0004782781
(G-RAKE受信機についてさらなる情報が必要であれば、G. Bottomley, T. Ottosson, 及び Y. -P. E. Wang等による”干渉抑制のための汎用RAKE受信機”,IEEE Journal Selected Areas Communications, 18: 1536-1545,2000年8月を参照されたい) あるいは、重み係数wは、2003年9月26日に出願された、米国特許出願第10/672127号、「RAKE受信機に重み生成機能を組み合わせる方法及び装置」に記載されるような他の方法によっても算出されうる。この方法によれば、重い計数wは、以下の式に従って算出することができる。
Figure 0004782781
ここで、Fはチャネル及びノイズ統計値に依存する。いずれにしても、チャネル推定値と同様、重み係数wはSIR推定のための短期間データを用いて形成することのできる値を参照することが理解されよう。そのため、SIR推定用重み係数wは、時間にそれほど厳しくない復調器に対して算出される重み係数とは異なりうる。その結果、本発明のSIRプロセッサ100は、復調器が使用する重み係数とことなる重み係数wを得ることのできる重み計算器108を含む。しかし、本技術分野に属する当業者は、受信機の構成を簡単にするため、SIR推定器32bと復調器とが、1つの重み計算器が与える重み係数を共用しうることを理解するであろう。
算出された重み係数wに基づき、初期SIR計算器102はSIRinitの算出に用いられる信号及びノイズ電力推定値を算出する。より具体的には、信号電力推定器110が、本技術分野で周知な任意の方法により、チャネル推定値c及び重み係数wに基づいて送信号電力の推定値S^を生成する。図6Aは、例示的な信号電力推定器110を示す図である。信号電力推定器110は内積計算器112と絶対値二乗計算器114を含んでいる。絶対値二乗計算器114は、式6に示すように、内積計算器112が与えるチャネル推定値cと重み係数wの内積の大きさ(magnitude)を二乗し、信号電力推定値S^を生成する。
Figure 0004782781
ノイズ電力推定器116が、本技術分野で周知な任意の方法により、ノイズ相関行列RN及び重み係数wに基づいて、総ノイズ電力の推定値N^を生成する。図6Bに示すように、例示的なノイズ電力推定器116は二次(quadratic)計算器118を備え、式7に従って、ノイズ相関行列RN及び重み係数wからノイズ電力推定値N^を得ることができる。
Figure 0004782781
ディバイダ120は信号電力推定値S^を、ノイズ電力推定値N^で割り、初期SIR推定値SIRinitを生成する。バイアス除去器106は、平均SIR計算器104が生成する平均SIR推定値(SIR ̄)を用い、SIRinitからバイアスを除去してSIRinitの精度を向上させる。好ましい実施形態において、バイアス除去器106は、初期SIR推定値SIRinitに平均SIR推定値SIR ̄から得られる倍率fを乗じるための乗算器を有する。SIRinitに平均SIRに基づく倍率fを乗じることにより、バイアス除去器106は初期SIR推定値SIRinitからバイアスを除去し、最終SIR推定値SIRfinalを生成する。
図6Cは、図6のSIRプロセッサ100用の例示的な平均SIR計算器104を示す図である。平均SIR計算器104は信号統計値推定器122、信号二次(quadratic)計算器124、ノイズ二次計算器126及びディバイダ128を含む。図6Cは平均信号及びノイズ電力をそれぞれ算出する別個の二次計算器124,126を示しているが、本技術分野に属する当業者は、これら二次計算器124,126を、平均信号及びノイズ電力の両方を算出する1つの二次計算器にまとめうることを理解するであろう。
信号統計値推定器122は、信号相関行列Qを、チャネル推定値c及びノイズ相関行列RNに基づいて算出する。例示的な信号統計値推定器122を図6Dに示す。信号統計値推定器122は、外積計算器132、平滑フィルタ134、乗算器136及び結合器138を備える。平滑フィルタ134は、外積計算器132が与えるチャネル推定値cの外積をある期間にわたって平滑化し、式8に示すチャネル推定相関行列Pを生成する。
Figure 0004782781
ここで、E{}は期待値である。Pはハミルトニアン対称なので、チャネル推定相関行列の上側又は下側の三角形のみを算出すれば良く、本発明の計算の複雑性を大幅に簡単化することができる。
チャネル推定値cは推定誤差によるノイズを含むので、チャネル推定相関行列Pはバイアスされた信号相関行列Qを表している。そのため、バイアスを除去するため、信号統計値推定器122は、式9に示すように、乗算器136が与える変倍されたノイズ相関行列を結合器138で減算し、信号相関行列Qを生成する。
Figure 0004782781
ここで、βは、チャネル推定値のベクトルcの推定に用いられる逆拡散シンボルの数(K)に依存する。Kはまた、パイロット及びトラフィックデータ間の相対電力又はエネルギーレベルを含みうる。Kが多ければ、あるいは、演算を単純化したければ、QをPと等しく設定することができる。
信号統計値推定器122は信号二次計算器124に信号相関行列Qを与え、信号二次計算器124は以下の式10に従って平均信号電力S ̄を算出する。
Figure 0004782781
同様に、ノイズ二次計算器126は、ノイズ相関行列RNを用い、式11に従って平均ノイズ電力N ̄を算出する。
Figure 0004782781
ディバイダ128は、平均信号電力S ̄を平均ノイズ電力N ̄で割って平均SIR(SIR ̄)を生成する。
図6Eは図6のSIRプロセッサ100用の例示的なバイアス除去器106を示す図である。バイアス除去器106はコンバータ130及び乗算器131を含む。コンバータ130は、平均SIR計算器104の出力によって与えられる平均SIR推定値SIR ̄から、下式のように倍率fを得る。
Figure 0004782781
ここで、αは、チャネル推定値のベクトルcの推定に用いられる(K)個の逆拡散シンボルから得られるオフセットパラメータを表す。Kはまた、パイロット及びトラフィックデータ間の相対電力又はエネルギーレベルを含みうる。好ましい実施形態において、オフセットパラメータαはα=1/Kによって算出されうる。乗算器131は、コンバータ130が与える倍率fを用いて初期SIR推定値SIRinitを変倍することにより、初期SIR推定値SIRinitからバイアスを除去し、最終SIR推定値SIRfinalを生成する
図7は、例示的なSIRプロセッサ100の別の実施形態を示す図である。図6のSIRプロセッサ100と同様、図7のSIRプロセッサ100は、初期SIR計算器150、バイアス除去器154及び平均SIR計算器156を備える。本実施形態においては、重み係数が式4によって算出されるG-RAKE受信機が使用されるものと仮定する。従って、初期SIR計算器150は、下式に従って初期SIR推定値SIRinitを算出するため、逆二次(inverse quadratic)計算器152を用いることができる。
Figure 0004782781
注:本技術分野に属する当業者は、上述の計算を単純化する多くの方法を認識するであろう。例えば、ガウス−ザイデル(Gauss-Seidel)法を用いてRN -1cを先に求めても良い。
第1の実施形態と同様、バイアス除去器154は平均SIR計算器156が与える平均SIR推定値SIR ̄を用い、SIRinitからバイアスを除去する。図7Aは、図7のSIRプロセッサ100用の例示的な平均SIR計算器156を示す図である。平均SIR計算器156は、上述した信号相関行列Qを生成する信号統計値推定器158を備える。平均SIR計算器156は、信号相関行列Qとノイズ相関行列RNとを用い、下式に従って平均SIR推定値SIR ̄を算出する平均SIRプロセッサ160をさらに備える。
Figure 0004782781
ここで、Tr{}はRN -1とQの積のトレースである。行列のトレースは様々な方法のいずれかによって算出することができる。例えば、RN -1とQとの積のトレースを算出する1方法は、積の列(column)を以下の式を解くことによって得ることである。
Figure 0004782781
ここで、qはQの列である。式15は、例えばガウス−ザイデル法又はガウス−ジョーダン反復法を用いて解くことができる。
式15を解く別の方法であって、RN -1とQとの積のトレースを近似する方法は、ノイズ相関行列RNと信号相関行列Qとが対角(diagonal)であると仮定することである。これは、RN及びQの非対角要素を無視するか、非対角要素を0に設定することの少なくとも一方によって達成することができる。いずれの場合も、平均SIR推定値SIR ̄は遅延経路SIR値の合計として近似することができる。ここで、遅延経路SIR値は、式16に示すように、Q(遅延経路信号電力)の対角要素を、RN(遅延経路ノイズ電力)の対角要素で除すことによって得られる。
Figure 0004782781
ここで、Jは受信機で処理される遅延経路の数を表す。非対角要素は無視(又は0に設定)されるので、Qの非対角要素は計算する必要が無く、処理時間を節約することができる。このSIR推定方法は、ベースバンドプロセッサが従前のRAKE受信機を含み、異なる逆拡散シンボルに現れるノイズの相関性がない場合に特に効果的である。なお、ノイズ相関行列RNが対角であるという仮定により、SIRinitの算出も簡単になることが理解されよう。この結果、式13は遅延経路SIR値の合計によって近似することができ、各フィンガーが自身の平均信号及びノイズ電力を有する。
N -1とQとの積のトレースを近似するさらに別の方法は、ノイズ相関行列RNが対角であると仮定するとともに、受信機によって処理される各遅延経路に関するノイズが定常ノイズ、即ち同一のノイズ電力Nを有すると仮定することである。この結果、ノイズ相関行列RNの対角要素が等しくなる。従って、SIR ̄は下式に従って算出可能である。
Figure 0004782781
ここで、Jは受信機で処理されるフィンガー又は遅延経路の数を表す。なお、ノイズ相関行列RNが対角であるという仮定により、SIRinitの算出も簡単になることが理解されよう。この結果、式13はフィンガー信号電力値をノイズ電力Nで除した値の合計に簡単化することができる。
SIR ̄が算出されると、バイアス除去器154は平均SIR推定値SIR ̄を用い、初期SIR推定値SIRinitからバイアスを除去する。例示的な実施形態において、バイアス除去器154はSIR ̄から得られる倍率をSIRinitに乗じる乗算器を備える。この実施形態において、バイアス除去器154はSIR ̄に基づく倍率fを、図6Eのコンバータ130において下式に従って算出することができる。
Figure 0004782781
ここで、αはα=J/Kにより算出できるオフセットパラメータであり、Jは受信機によって処理される遅延経路の数、Kはチャネル推定値cの算出に用いられるシンボル数をそれぞれ表す。
図8は、SIRプロセッサ100のさらに別の例示的な実施形態を示す図である。本実施形態は、結合重み(combining weights)を形成する際、ノイズの多いチャネルの推定に対処するために用いられるG-RAKEの拡張であるジョイントスケーリングの近似形を用いる。上述の実施形態と同様、図8のSIRプロセッサ100もまた、初期SIR計算器170、平均SIR計算器180、バイアス除去器190を含んでいる。しかし、本実施形態において初期SIR計算器170はSIRinitを算出する前にチャネル推定値cの精度を向上させる。
そのため、初期SIR計算器170はチャネル推定プロセッサ174及び逆二次計算器172を備える。図8Aに示すチャネル推定プロセッサ174は、チャネル推定行列計算器176及び行列乗算器178を含む。チャネル推定行列計算器176は、チャネル推定行列Aを下式に従って算出する。
Figure 0004782781
ここで、Kはチャネル推定値cの算出に用いられる逆拡散シンボルの数を表し、さらにパイロット及びトラフィックデータ間の電力レベル差の影響を含みうる。図19に示すように、チャネル推定行列Aは信号統計値Q及びノイズ統計値RNに依存するので、チャネル推定行列AはMMSE(最小平均二乗誤差)チャネル推定の形式を与える。
チャネル推定プロセッサ174は行列乗算器178においてチャネル推定値cにチャネル推定行列Aを適用し、修正チャネル推定c~を生成して元のチャネル推定値cの精度を向上させる。そして、初期SIR計算器170は式20に示すように、修正チャネル推定値c~を用いて逆二次計算器172で初期SIR推定値SIRinitを算出する。
Figure 0004782781
式20に示すように、図8の実施形態は図7の実施形態と類似している。主な違いは、修正チャネル推定値c~を生成するチャネル推定行列Aによるチャネル推定値cの修正である。
さらに、チャネル推定行列Aは平均SIR推定値SIR ̄も修正する。図8Bは、図8のSIRプロセッサ100用の例示的な平均SIR計算器180を示す図である。図7Aの平均SIR計算器156と同様、図8Bの平均SIR計算器180は、信号統計値推定器182を備える。加えて、平均SIR計算器180は、行列二乗(matrix squared)計算器184と、図7Aの平均SIRプロセッサ160を置換える修正平均SIRプロセッサ186とを含んでいる。図8Bの実施形態において、修正平均SIRプロセッサ186は2つの平均SIR推定値、SIR1 ̄及びSIR2 ̄を算出する。第1の平均SIR推定値SIR1 ̄は式14と等しい式21に従って算出される。
Figure 0004782781
第2のSIR推定値SIR2 ̄は、信号相関行列Q及びノイズ相関行列RNに加え、行列二乗計算器184が与えるチャネル推定行列Aの二乗結果とから、式22に示されるようにして得られる。
Figure 0004782781
式22に示すように、SIR2 ̄は本質的にチャネル推定行列Aに依存する削減因子(scaling down factor)を有し、この因子はチャネル推定値cにおけるノイズに直感的に(intuitively)対処する。
図8Cは、図8のSIRプロセッサ100用の例示的なバイアス除去器190を示す図である。バイアス除去器190は、SIR1 ̄及びSIR2 ̄を用いてSIRinitからバイアスを除去する。バイアス除去器190は、コンバータ188と乗算器189を含む。平均SIR計算器180が与えるSIR1 ̄及びSIR2 ̄を用い、コンバータ188は倍率fを下式に従って得る。
Figure 0004782781
ここで、αはα=(1/K)Tr{AHA}によって計算することができる。一部の実施形態においては、SIR1 ̄及びSIR2 ̄に係る計算を簡単化する必要があるかもしれない。その場合、AHAを単位行列(identity matrix)で近似し、SIR1 ̄及びSIR2 ̄を図7を参照して上述した方法に従って算出することができる。いずれにせよ、乗算器189は、コンバータ188が与える倍率fを用いて初期SIR推定値SIRinitを変倍することにより、SIRinitからバイアスを除去し、最終SIR推定値SIRfinalを生成する。
以上、最終SIR推定値SIRfinalを算出するために初期SIR推定値SIRinitからバイアスを除去するための方法及び装置を説明した。図9は、本発明を実施するための例示的な方法を示す図である。本発明によれば、SIRプロセッサ100は初期SIR推定値SIRinitを受信信号に基づいて算出する(ブロック200)。さらに、SIRプロセッサ100は、受信信号に基づいて平均SIR推定値SIR ̄を生成する(ブロック210)。平均SIR推定値SIR ̄を用い、SIRプロセッサ100は初期SIR推定値SIRinitからバイアスを除去し、最終SIR推定値SIRfinalを生成する(ブロック220)。
様々な個別構成要素を有する本発明のSIRプロセッサ100を示したが、本技術分野に属する当業者は、これら構成要素の2つ又は3つ以上を、同じ機能を有する1つの回路にまとめうることを理解するであろう。さらに、本技術分野に属する当業者は、これら回路の1つ又は複数が、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートウェイ(FPGA)等を含む、ハードウェア及び/又はソフトウェア(ファームウェア、ソフトウェア、マイクロコード等を含む)によって実現可能であることも理解するであろう。本発明を実施するためのソフトウェア又はコードは、既知のコンピュータ読み取り可能媒体のいずれにも格納されうる。
図6〜8及び上述の説明に示したように、倍率fは、ベースバンド信号r(t)から得られる平均SIR推定値SIR ̄から得ることができる。その結果、本発明のSIRプロセッサ100は、SIRinitに現れるノイズを、平均SIR推定値SIR ̄を用いて除去する。SIR ̄の算出方法をいくつか説明したが、本発明は上述した方法に限定されない。例えば、SIR ̄は過去の最終SIR値を平滑化することによって近似されても良い。さらに、電力制御ループにおいて用いられる目標SIR、公称(nominal)SIR又は最悪(worst case)SIRを、SIRとして規定することができ、倍率fの算出に用いることもまた理解されるよう。
上述の方法及び装置は比較的瞬時にSIRfinalを算出することができるので、得られる最終SIR推定値SIRfinalを、電力制御やレートアダプテーションのようなリアルタイム動作に用いることができる。さらに、従来の手法と異なり、初期SIR推定値SIRinitに倍率fを乗じてバイアスを除去することにより、本発明は負の最終SIR推定値SIRfinalの問題を回避することができる。予備試験によれば、標準的なRAKE受信機について、本発明の情報アプローチは従来の減算アプローチと比較して、最終SIR推定値の精度を20%向上しうることが示されている。2003年9月2日出願の米国特許出願第10/653679号、”DS−CDMA RAKE受信機におけるフィンガー配置方法及び装置”に記載されるような、フィンガー配置のためのグリッドアプローチを用いる受信機では、ずっと大きな(40%−70%)の精度向上が示される。このように、時間に厳しい動作のための精度良い最終SIR推定値を提供するための、改良された方法及び装置が本発明によって開示される。
実時間処理のための最終SIR推定値SIRfinalを算出することについて上述したが、本技術分野に属する当業者は、最終SIR推定値を長期SIRの測定にも用いうることを理解するであろう。例えば、1つ又は複数のフレームに渡って算出した最終SIR推定値を平均して長期SIR推定値を生成することが可能である。この長期SIR推定値は、長期品質指標として基地局又は他のネットワークエンティティに与えられうる。さらに、一旦長期SIR推定値が算出されたならば、SIRプロセッサ100がこの長期SIR推定値を倍率fの算出に使用する平均SIR推定値として用いることも可能である。
これまで、ベースバンド信号r(t)から得られる逆拡散シンボルyに関して本発明を説明した。本技術分野に属する当業者は、これら逆拡散シンボルがパイロットシンボル、データシンボル及び/又は、パイロットシンボルの連続した列として取り扱われるパイロットチャネルに基づきうることを理解するであろう。さらに、シンボルの数及び/又はシンボルの形式を、現状のチャネル状況に基づいて選択的に変更することも可能である。例えば、チャネルがどれくらい急速に変化しているかを調べるため、ドップラー拡散推定器を用いることができる。チャネルが急速に変化しているのであれば、例えば1つのタイムスロットからのシンボルのみを使用するようにしても良い。チャネルの変化が緩やかであれば、複数の過去のスロットからのシンボルを使用することができる。緩やかに変化するチャネルについては、チャネル推定器36及び/又はノイズ統計値推定器56が古いスロットからの寄与を指数的に重み付けしたり、電力制御による送信電力の変化について、各スロットを補償したりすることの1つ以上を行っても良い。
上述の無線ネットワークは、1つの送信及び/又は受信アンテナに関して説明したが、本発明はこのようなものに限定されず、複数の送信及び/又は受信アンテナを用いるネットワークにも適用可能である。この場合、スペクトル拡散受信機のフィンガーは、所定の複数のアンテナからの所定の経路に割り当てされる。従って、逆拡散シンボル、チャネル推定値等のベクトル量は、依然としてベクトルにまとめることができる。しかし、複数の送信/受信アンテナを用いるシステムにおいては、ベクトルの要素が経路とアンテナインデックスの両方を有する。例えば、2つの受信アンテナがある場合、各アンテナが2つの異なる経路から信号を受信し、従ってベクトル量の長さは4となり、行列は4×4のサイズとなる。さらに、スクランブルされた異なる拡散符号が異なる送信アンテナを用いて送信されるような、複数の送信アンテナを有するシステムについては、ノイズ及びフェージング項の相関がないものと仮定するのが通常は合理的であろう。その結果、SIRプロセッサ100は、各送信信号について初期SIR推定値を個別に生成し、個々の初期SIR推定値を合計して全体的な初期SIR推定値SIRinitを得るであろう。このシナリオでは、バイアス除去は合計の前又は後のいずれかに行いうる。本発明は送信ダイバーシチシステムとともに用いることが可能であることが理解されよう。
もちろん、本発明は、発明の本質的な特徴を逸脱することなく、かつここで具体的に説明した方法以外の方法によって実施することが可能である。上述の実施形態はあらゆる点において例示として解釈されるべきであり、限定的なものと解釈すべきではない。また、添付の特許請求の範囲の意味及びその等価範囲に含まれるいかなる変更も、特許請求の範囲に包含されることが意図されている。
例示的な無線ネットワークを示す図である。 図1の無線ネットワークにおける例示的な無線受信機を示す図である。 SIR推定器を示すブロック図である。 別のSIR推定器を示すブロック図である。 本発明に係る例示的なSIR推定器を示すブロック図である。 図5のSIR推定器のための例示的なSIRプロセッサを示すブロック図である。 図6のSIRプロセッサのための例示的な信号電力推定器を示すブロック図である。 図6のSIRプロセッサのための例示的なノイズ電力推定器を示すブロック図である。 図6のSIR推定器のための例示的な平均SIR計算器を示すブロック図である。 図6Cの平均SIR計算器のための例示的な信号統計値推定器を示すブロック図である。 図6のSIR推定器のための例示的なバイアス除去器を示すブロック図である。 図5のSIR推定器のための別の例示的なSIRプロセッサを示すブロック図である。 図7のSIRプロセッサのための例示的な平均SIR計算器を示すブロック図である。 図5のSIR推定器のための別の例示的なSIRプロセッサを示すブロック図である。 図8のSIRプロセッサのための例示的なチャンネル推定プロセッサを示すブロック図である。 図8のSIRプロセッサのための例示的な平均SIR計算器を示すブロック図である。 図8のSIRプロセッサのための例示的なバイアス除去器を示すブロック図である。 本発明の方法についての例示的なフローチャートである。

Claims (34)

  1. 無線受信機が生成する初期信号対干渉比からバイアスを除去する方法であって、
    前記無線受信機によって受信された信号に基づいて、前記初期信号対干渉比を算出するステップと、
    平均信号対干渉比を生成するステップと、前記初期信号対干渉比から前記バイアスを除去するために、前記平均信号対干渉比を用いるステップとを有することを特徴とする方法。
  2. 前記平均信号対干渉比を生成するステップが、前記平均信号対干渉比を、前記受信された信号から得られるチャネル推定値及びノイズ統計値に基づいて算出するステップを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記初期信号対干渉比から前記バイアスを除去するために前記平均信号対干渉比を用いるステップが、
    前記平均信号対干渉比に基づいて倍率を生成するステップと、
    前記バイアスを除去するために前記初期信号対干渉比に前記倍率を乗じるステップとを有することを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 前記平均信号対干渉比に基づいて倍率を生成するステップが、前記平均信号対干渉比をオフセットパラメータによって修正するステップを含むことを特徴とする請求項記載の方法。
  5. 前記平均信号対干渉比を生成するステップが、
    前記チャネル推定値に基づいて信号相関行列を算出するステップと、
    前記平均信号対干渉比を、前記信号相関行列に基づいて算出するステップとを含むことを特徴とする請求項記載の方法。
  6. 前記平均信号対干渉比に基づいて倍率を生成するステップが、前記倍率を、以下の式に従って生成するステップを含むことを特徴とする請求項記載の方法。
    Figure 0004782781
    ここで、SIR ̄は前記平均信号対干渉比を表し、αは前記オフセットパラメータを表す。
  7. 前記オフセットパラメータが、前記無線受信機が前記チャネル推定値を生成するために処理する逆拡散値の数と、前記無線受信機が処理するマルチパスチャネルの経路数の少なくとも1つから得られることを特徴とする請求項記載の方法。
  8. 前記平均信号対干渉比を、前記信号相関行列及び前記ノイズ統計値に基づいて算出するステップが、
    前記チャネル推定値に基づいて重み係数を算出するステップと、
    前記信号相関行列及び前記重み係数に基づいて平均信号電力を算出するステップと、前記ノイズ統計値及び前記重み係数に基づいて平均ノイズ電力を算出するステップと、
    前記平均信号電力及び前記平均ノイズ電力に基づいて、前記平均信号対干渉比を算出するステップとを有することを特徴とする請求項記載の方法。
  9. 前記平均信号対干渉比に基づいて倍率を生成するステップが、前記倍率を、以下の式に従って生成するステップを含むことを特徴とする請求項記載の方法。
    Figure 0004782781
    ここで、SIR ̄は前記平均信号対干渉比を表し、αは前記オフセットパラメータを表す。
  10. 前記オフセットパラメータが、前記無線受信機が前記チャネル推定値を生成するために処理する逆拡散値の数と、前記無線受信機が処理するマルチパスチャネルの経路数の少なくとも1つから得られることを特徴とする請求項記載の方法。
  11. 前記ノイズ統計値及び前記信号相関行列に基づいてチャネル推定行列を算出するステップと、
    前記チャネル推定行列に基づいて別の平均信号対干渉比を算出するステップとをさらに有し、
    前記平均信号対干渉比に基づいて前記倍率を生成するステップが、両方の平均信号対干渉比を処理して前記倍率を算出するステップを有することを特徴とする請求項記載の方法。
  12. 前記両方の平均信号対干渉比を処理して前記倍率を生成するステップが、前記倍率を、以下の式に従って生成するステップを含むことを特徴とする請求項11記載の方法。
    Figure 0004782781
    ここで、SIR1 ̄は前記平均信号対干渉比を表し、SIR2 ̄は前記別の平均信号対干渉比を表し、αは前記オフセットパラメータを表す。
  13. 前記オフセットパラメータが、前記チャネル推定行列と、前記無線受信機が前記チャネル推定値を生成するために処理する逆拡散値の数の少なくとも1つから得られることを特徴とする請求項12記載の方法。
  14. 前記受信された信号に基づいて初期信号対干渉比を算出するステップが、前記受信された信号から得られるチャネル推定値及びノイズ統計値に基づいて前記初期信号対干渉比を算出するステップを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  15. 前記チャネル推定値及び前記ノイズ統計値に基づいて前記初期信号対干渉比を算出するステップが、
    前記チャネル推定値に基づいて重み係数を算出するステップと、
    前記重み係数に基づいて信号電力推定値を生成するステップと、
    前記重み係数に基づいてノイズ電力推定値を生成するステップと、
    前記生成された信号及びノイズ電力推定値に基づいて前記初期信号対干渉比を算出するステップとを含むことを特徴とする請求項14記載の方法。
  16. 前記チャネル推定値及び前記ノイズ統計値に基づいて前記初期信号対干渉比を算出するステップが、前記チャネル推定値及び前記ノイズ統計値を逆二次計算器で結合して前記初期信号対干渉比を算出するステップを有することを特徴とする請求項14記載の方法。
  17. 前記チャネル推定値に基づいて信号相関行列を算出するステップと、
    前記信号相関行列及び前記ノイズ統計値に基づいてチャネル推定行列を算出するステップと、
    前記チャネル推定行列に基づいて修正チャネル推定値を算出するステップとをさらに有し、
    前記チャンネル推定値と前記ノイズ統計値を前記逆二次計算器で結合するステップが、前記修正チャネル推定値及び前記ノイズ統計値を前記逆二次計算器で結合して前記初期信号対干渉比を算出するステップを有することを特徴とする請求項16記載の方法。
  18. 初期信号対干渉比からバイアスを除去するための、無線受信機における信号対干渉比プロセッサであって、
    前記無線受信機によって受信された信号に基づいて前記初期信号対干渉比を算出する初期信号対干渉比計算器と、
    平均信号対干渉比を生成する平均信号対干渉比計算器と、
    前記平均信号対干渉比を用いて、前記初期信号対干渉比から前記バイアスを除去するバイアス除去器とを有することを特徴とする信号対干渉比プロセッサ。
  19. 前記平均信号対干渉比計算器が、前記平均信号対干渉比を、前記受信された信号から得られるチャネル推定値及びノイズ統計値に基づいて生成することを特徴とする請求項18記載の信号対干渉比プロセッサ。
  20. 前記バイアス除去器が、
    前記平均信号対干渉比に基づいて倍率を生成するコンバータと、
    前記倍率を前記初期信号対干渉比に乗じて前記バイアスを除去する乗算器とを有することを特徴とする請求項19記載の信号対干渉比プロセッサ。
  21. 前記コンバータが、前記平均信号対干渉比をオフセットパラメータによって修正することにより前記倍率を生成することを特徴とする請求項20記載の信号対干渉比プロセッサ。
  22. 前記平均信号対干渉比計算器が、
    前記チャネル推定値に基づいて信号相関行列を推定する信号統計値推定器と、
    前記信号相関行列及び前記ノイズ統計値とに基づいて、前記平均信号対干渉比を算出する平均信号対干渉比推定器とを有することを特徴とする請求項21記載の信号対干渉比プロセッサ。
  23. 前記オフセットパラメータが、前記無線受信機が処理する逆拡散値の数と、前記無線受信機が処理するマルチパスチャネルの遅延経路数の少なくとも1つから得られることを特徴とする請求項22記載の信号対干渉比プロセッサ。
  24. 前記平均信号対干渉比推定器が、前記チャネル推定値に基づいて平均信号電力を算出するとともに、前記ノイズ統計値に基づいて平均ノイズ電力を算出する少なくとも1つの二次計算器を有することを特徴とする請求項22記載の信号対干渉比プロセッサ。
  25. 前記オフセットパラメータが、前記無線受信機が処理する逆拡散値の数と、前記無線受信機が処理するマルチパスチャネルの経路数の少なくとも1つから得られることを特徴とする請求項24記載の信号対干渉比プロセッサ。
  26. 前記平均信号対干渉比推定器が、前記信号相関行列及び前記ノイズ統計値から得られるチャネル推定行列を二乗する行列乗算器をさらに有し、前記平均信号対干渉比推定器が、前記二乗されたチャネル推定行列に基づいて別の平均信号対干渉比を推定することを特徴とする請求項22記載の信号対干渉比プロセッサ。
  27. 前記初期信号対干渉比計算器が、前記初期信号対干渉比を、前記受信された信号から得られるチャネル推定値及びノイズ統計値に基づいて算出することを特徴とする請求項18記載の信号対干渉比プロセッサ。
  28. 前記初期信号対干渉比計算器が、
    前記チャネル推定値に基づいて重み係数を算出する重み計算器と、
    前記重み係数に基づいて信号電力推定値及びノイズ電力推定値を生成する1つ又は複数の電力推定器と、
    前記信号電力推定値及び前記ノイズ電力推定値から前記初期信号対干渉比を得る結合器を有することを特徴とする請求項27記載の信号対干渉比プロセッサ。
  29. 前記初期信号対干渉比計算器が、前記初期信号対干渉比を前記チャネル推定値及び前記ノイズ統計値に基づいて算出する逆二次計算器を有することを特徴とする請求項27記載の信号対干渉比プロセッサ。
  30. 前記初期信号対干渉比計算器が、前記チャネル推定値に基づいて修正チャネル推定値を算出するチャネル推定プロセッサをさらに有し、前記逆二次計算器は、前記修正チャネル推定値及び前記ノイズ統計値に基づいて前記初期信号対干渉比を生成することを特徴とする請求項29記載の信号対干渉比プロセッサ。
  31. 前記チャネル推定プロセッサが、
    前記ノイズ統計値に基づいてチャネル推定行列を算出するチャネル推定行列計算器と、
    前記チャネル推定値及び前記チャネル推定行列に基づいて前記修正チャネル推定値を生成する乗算器とを有することを特徴とする請求項30記載の信号対干渉比プロセッサ。
  32. 前記無線受信機が、移動機及び基地局の少なくとも一方に配置されることを特徴とする請求項18記載の信号対干渉比プロセッサ。
  33. 信号対干渉比推定値からバイアスを除去するための命令セットを格納する、無線通信装置に格納されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記命令セットが、
    前記無線通信装置によって受信された信号に基づいて初期信号対干渉比を算出するための命令と、
    平均信号対干渉比を生成するための命令と、
    前記バイアスを前記初期信号対干渉比から除去するために前記平均信号対干渉比を用いるための命令とを含むことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  34. 前記無線通信装置が移動機又は基地局を含むことを特徴とする請求項33記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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