JP5682226B2 - 受信装置及び方法、復調装置及び方法、並びにプログラム - Google Patents

受信装置及び方法、復調装置及び方法、並びにプログラム Download PDF

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    • H04B17/30Monitoring; Testing of propagation channels
    • H04B17/309Measuring or estimating channel quality parameters
    • H04B17/336Signal-to-interference ratio [SIR] or carrier-to-interference ratio [CIR]

Description

本発明は、受信装置及び方法、復調装置及び方法、並びにプログラムに関し、特に、伝搬路によるSNRの推定精度を向上させることができるようにした受信装置及び方法、復調装置及び方法、並びにプログラムに関する。
図1に示すように、放送局などの送信装置2から送信される地上デジタル放送の信号は、伝搬路3を介して受信装置1により受信される。地上デジタル放送等では、データ(信号)のデジタル変調方式として、例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)(直交周波数分割多重)などが採用されている。
伝搬路3は、送信装置2から送信された信号に対して、雑音などの影響を与える。一般的に、このような伝搬路3が信号に与える影響は、SNR(SN比:Signal to Noise Ratio)により表される。
受信装置1においては、送信装置2から伝搬路3を介して送信されてくる信号から得られる、伝搬路3による伝搬路SNRを推定することが行われる。以下、推定される伝搬路SNRを、推定SNRと称して説明する。
図2は、理想的な伝搬路SNRと推定SNRとの関係を示す図である。
図2においては、図中垂直方向の軸により表される推定SNRが破線により示され、図中水平方向の軸により表される伝搬路SNRが実線により示されている。図2に示すように、推定SNR(破線)と伝搬路SNR(実線)との関係であるが、SNRの値が大きいほど、推定SNRの値が伝搬路SNRの値と近くなる一方、SNRの値が小さいほど、推定SNRの値が伝搬路SNRの値から乖離してしまう。
ここで、このような乖離が起こる理由について、図3を参照して説明する。
伝搬路3を介して送信されてくる信号に含まれる、既知ではないデータ信号から推定SNRを求める場合、データ信号のコンスタレーションに対する硬判定結果を利用するのが一般的である。すなわち、伝搬路SNRが低くならない場合、図3aのパターンAで示すように、IQ平面におけるコンスタレーションは、送信点と推定送信点が一致し、理想的な推定SNRが求められる。この場合、実線で示したSとNにより正しい推定SNRが求められる。
一方、図3bのパターンBで示すように、伝搬路SNRが低い場合には、硬判定結果が隣のシンボルと間違ってしまい、送信点と推定送信点とが一致せず、誤った推定SNRが求められてしまう。この場合、破線で示したSとNにより正しい推定SNRが求められるのであるが、実際には、実線で示したS'とN'により誤った推定SNRが求められてしまう。
また、SNRを算出する方法としては、ベースバンド信号の複素相関計算により得られる複素相関信号に基づいて、SNRを算出するOFDM復調装置が開示されている(例えば特許文献1参照)。
特開2007−208748号公報
上述したように、既知ではないデータ信号から推定SNRを求める場合、SNRの値が低くなるほど、送信点と推定送信点とが一致せずに、誤った推定SNRが求められ、推定SNRの値が伝搬路SNRの値と乖離してしまうのが一般的である。
この推定SNRは、受信装置の各部に提供されて所定の処理に用いられるだけでなく、例えば、ユーザに対して、伝搬路SNRに関する情報を通知する場合などにも用いられるため、推定SNRを精度よく求めたいという要求があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、伝搬路によるSNRの推定精度を向上させることができるようにするものである。
本発明の第1の側面の受信装置は、伝搬路を介して送信されてくる、所定の規格で規定された所定の方式で変調された信号を受信する受信手段と、受信信号を復調する復調手段と、復調後の前記受信信号に含まれるデータ信号から得られる、前記伝搬路によるSNR(Signal to Noise Ratio)を推定する推定手段と、前記受信信号から得られる送信パラメータごとに対応付けられた、前記推定SNRの補正に用いられる補正パラメータを取得する取得手段と、取得された前記補正パラメータを用いた所定の演算を行って、前記推定SNRの値を、前記伝搬路の伝搬路SNRの値に近似させることで、推定された推定SNRを補正する補正手段とを備え、前記補正パラメータには、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における前記推定SNRの傾きの補正量を示す第1の変数と、前記推定SNRの切片の補正量を示す第2の変数と、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における補正上限値を定める第3の変数が含まれており、前記補正手段は、前記第3の変数により示される前記補正上限値以下となる前記推定SNRに対してのみ、前記第1の変数と前記第2の変数を用いた前記所定の演算を行う
前記補正手段は、デシベル値となる推定SNRと前記第1の変数とを乗算して得られる値に、前記第2の変数を加算する第1の演算を行って、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとが比例の関係となるように、前記推定SNRを補正する。
前記補正手段は、真値となる推定SNRを前記第1の変数でべき乗して得られる値に、前記第2の変数を乗算する第2の演算を行って、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとが比例の関係となるように、前記推定SNRを補正する。
前記送信パラメータには、コンスタレーション又はPN(Pseudo Noise)長に関する情報が含まれており、前記推定手段は、前記データ信号のコンスタレーションに対する硬判定結果から、前記推定SNRを推定する。
本発明の第1の側面の受信方法は、受信装置が、伝搬路を介して送信されてくる、所定の規格で規定された所定の方式で変調された信号を受信し、受信信号を復調し、復調後の前記受信信号に含まれるデータ信号から得られる、前記伝搬路によるSNR(Signal to Noise Ratio)を推定し、前記受信信号から得られる送信パラメータごとに対応付けられた、前記推定SNRの補正に用いられる補正パラメータを取得し、取得された前記補正パラメータを用いた所定の演算を行って、前記推定SNRの値を、前記伝搬路の伝搬路SNRの値に近似させることで、推定された推定SNRを補正するステップを含み、前記補正パラメータには、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における前記推定SNRの傾きの補正量を示す第1の変数と、前記推定SNRの切片の補正量を示す第2の変数と、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における補正上限値を定める第3の変数が含まれており、前記第3の変数により示される前記補正上限値以下となる前記推定SNRに対してのみ、前記第1の変数と前記第2の変数を用いた前記所定の演算を行うステップをさらに含む
本発明の第1の側面のプログラムは、伝搬路を介して送信されてくる、所定の規格で規定された所定の方式で変調された信号を受信する受信手段と、受信信号を復調する復調手段と、復調後の前記受信信号に含まれるデータ信号から得られる、前記伝搬路によるSNR(Signal to Noise Ratio)を推定する推定手段と、前記受信信号から得られる送信パラメータごとに対応付けられた、前記推定SNRの補正に用いられる補正パラメータを取得する取得手段と、
取得された前記補正パラメータを用いた所定の演算を行って、前記推定SNRの値を、前記伝搬路の伝搬路SNRの値に近似させることで、推定された推定SNRを補正する補正手段とを備え、前記補正パラメータには、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における前記推定SNRの傾きの補正量を示す第1の変数と、前記推定SNRの切片の補正量を示す第2の変数と、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における補正上限値を定める第3の変数が含まれており、前記補正手段は、前記第3の変数により示される前記補正上限値以下となる前記推定SNRに対してのみ、前記第1の変数と前記第2の変数を用いた前記所定の演算を行う受信装置として、コンピュータを機能させる。
本発明の第1の側面の受信装置及び方法、並びにプログラムにおいては、伝搬路を介して送信されてくる、所定の規格で規定された所定の方式で変調された信号が受信され、受信信号が復調され、復調後の受信信号に含まれるデータ信号から得られる、伝搬路によるSNR(Signal to Noise Ratio)が推定され、受信信号から得られる送信パラメータごとに対応付けられた、推定SNRの補正に用いられる補正パラメータが取得され、取得された補正パラメータを用いた所定の演算を行って、推定SNRの値を、伝搬路の伝搬路SNRの値に近似させることで、推定された推定SNRが補正される。また、補正パラメータには、伝搬路SNRと推定SNRとの対数軸上における推定SNRの傾きの補正量を示す第1の変数と、推定SNRの切片の補正量を示す第2の変数と、伝搬路SNRと推定SNRとの対数軸上における補正上限値を定める第3の変数が含まれており、第3の変数により示される補正上限値以下となる推定SNRに対してのみ、第1の変数と第2の変数を用いた所定の演算が行われる。
本発明の第2の側面の復調装置は、伝搬路を介して送信されてくる、所定の規格で規定された所定の方式で変調された受信信号を復調する復調手段と、復調後の前記受信信号に含まれるデータ信号から得られる、前記伝搬路によるSNR(Signal to Noise Ratio)を推定する推定手段と、前記受信信号から得られる送信パラメータごとに対応付けられた、前記推定SNRの補正に用いられる補正パラメータを取得する取得手段と、取得された前記補正パラメータを用いた所定の演算を行って、前記推定SNRの値を、前記伝搬路の伝搬路SNRの値に近似させることで、推定された推定SNRを補正する補正手段とを備え、前記補正パラメータには、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における前記推定SNRの傾きの補正量を示す第1の変数と、前記推定SNRの切片の補正量を示す第2の変数と、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における補正上限値を定める第3の変数が含まれており、前記補正手段は、前記第3の変数により示される前記補正上限値以下となる前記推定SNRに対してのみ、前記第1の変数と前記第2の変数を用いた前記所定の演算を行う
前記補正手段は、デシベル値となる推定SNRと前記第1の変数とを乗算して得られる値に、前記第2の変数を加算する第1の演算を行って、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとが比例の関係となるように、前記推定SNRを補正する。
前記補正手段は、真値となる推定SNRを前記第1の変数でべき乗して得られる値に、前記第2の変数を乗算する第2の演算を行って、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとが比例の関係となるように、前記推定SNRを補正する。
前記送信パラメータには、コンスタレーション又はPN(Pseudo Noise)長に関する情報が含まれており、前記推定手段は、前記データ信号のコンスタレーションに対する硬判定結果から、前記推定SNRを推定する。
本発明の第2の側面の復調方法は、復調装置が、伝搬路を介して送信されてくる、所定の規格で規定された所定の方式で変調された受信信号を復調し、復調後の前記受信信号に含まれるデータ信号から得られる、前記伝搬路によるSNR(Signal to Noise Ratio)を推定し、前記受信信号から得られる送信パラメータごとに対応付けられた、前記推定SNRの補正に用いられる補正パラメータを取得し、取得された前記補正パラメータを用いた所定の演算を行って、前記推定SNRの値を、前記伝搬路の伝搬路SNRの値に近似させることで、推定された推定SNRを補正するステップを含み、前記補正パラメータには、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における前記推定SNRの傾きの補正量を示す第1の変数と、前記推定SNRの切片の補正量を示す第2の変数と、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における補正上限値を定める第3の変数が含まれており、前記第3の変数により示される前記補正上限値以下となる前記推定SNRに対してのみ、前記第1の変数と前記第2の変数を用いた前記所定の演算を行うステップをさらに含む。
本発明の第2の側面のプログラムは、伝搬路を介して送信されてくる、所定の規格で規定された所定の方式で変調された受信信号を復調する復調手段と、復調後の前記受信信号に含まれるデータ信号から得られる、前記伝搬路によるSNR(Signal to Noise Ratio)を推定する推定手段と、前記受信信号から得られる送信パラメータごとに対応付けられた、前記推定SNRの補正に用いられる補正パラメータを取得する取得手段と、取得された前記補正パラメータを用いた所定の演算を行って、前記推定SNRの値を、前記伝搬路の伝搬路SNRの値に近似させることで、推定された推定SNRを補正する補正手段とを備え、前記補正パラメータには、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における前記推定SNRの傾きの補正量を示す第1の変数と、前記推定SNRの切片の補正量を示す第2の変数と、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における補正上限値を定める第3の変数が含まれており、前記補正手段は、前記第3の変数により示される前記補正上限値以下となる前記推定SNRに対してのみ、前記第1の変数と前記第2の変数を用いた前記所定の演算を行う復調装置として、コンピュータを機能させる。
本発明の第2の側面の復調装置及び方法、並びにプログラムにおいては、伝搬路を介して送信されてくる、所定の規格で規定された所定の方式で変調された受信信号が復調され、復調後の受信信号に含まれるデータ信号から得られる、伝搬路によるSNR(Signal to Noise Ratio)が推定され、受信信号から得られる送信パラメータごとに対応付けられた、推定SNRの補正に用いられる補正パラメータが取得され、取得された補正パラメータを用いた所定の演算を行って、推定SNRの値を、伝搬路の伝搬路SNRの値に近似させることで、推定された推定SNRが補正される。また、補正パラメータには、伝搬路SNRと推定SNRとの対数軸上における推定SNRの傾きの補正量を示す第1の変数と、推定SNRの切片の補正量を示す第2の変数と、伝搬路SNRと推定SNRとの対数軸上における補正上限値を定める第3の変数が含まれており、第3の変数により示される補正上限値以下となる推定SNRに対してのみ、第1の変数と第2の変数を用いた所定の演算が行われる。
本発明によれば、伝搬路によるSNRの推定精度を向上させることができる。
伝搬路SNRの概要を示す図である。 伝搬路SNRと推定SNRとの関係を示す図である。 データ信号のコンスタレーションに対する硬判定結果を示す図である。 本発明を適用した受信装置の一実施の形態の構成を示す図である。 コントローラと復調部の詳細な構成を示す図である。 推定SNR関連処理を示すフローチャートである。 推定SNR補正処理を示すフローチャートである。 推定SNR補正の詳細を示す図である。 伝搬路SNRと補正後SNRとの関係を示す図である。 コンピュータのハードウェアの構成例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
[受信装置の構成]
図4は、本発明を適用した受信装置の一実施の形態の構成を示す図である。
図4の受信装置1は、図1の受信装置1に相当するものであり、例えば、地上デジタル放送の所定の規格に対応した受信装置である。受信装置1は、アンテナ11、チューナ12、復調部13、誤り訂正部14、デコーダ15、及び出力部16から構成される。また、受信装置1には、受信装置1の各部の動作を制御するコントローラ10が含まれる。
アンテナ11は、放送局などの送信装置2から伝搬路3を介して送信されてくる伝送されてくるRF信号を受信し、チューナ12に供給する。
チューナ12は、アンテナ11により受信されたRF信号を周波数変換する。RF信号に対して周波数変換を施すことで得られたIF信号は、復調部13に供給される。
復調部13は、チューナ12から供給される信号に対してA/D変換を施した後、同期処理や等化処理等の所定の復調処理を行い、その結果得られるデータを、誤り訂正部14に供給する。
また、復調部13は、復調後の受信信号に含まれるデータ信号から得られる伝搬路3によるSNRを推定する。復調部13はまた、受信信号から得られる送信パラメータを取得する。復調部13は、推定SNRと送信パラメータをコントローラ10に供給する。
なお、送信パラメータは、例えば、所定の規格のフレームを構成するヘッダ部とボディ部のうち、ボディ部のシステム情報(SI:System Information)に挿入されている。
コントローラ10には、復調部13から、推定SNRと送信パラメータが供給される。コントローラ10は、送信パラメータに応じて、推定SNRを補正する。以下、補正された推定SNRを、補正後SNRと称して説明する。コントローラ10は、推定SNRを補正して得られた補正後SNRを、補正後SNRを用いた所定の処理を実行する受信装置1の各部に供給する。
なお、コントローラ10と復調部13の詳細な構成については後述する。
誤り訂正部14は、復調部13から供給されるデータに対して、所定の誤り訂正処理を施し、その結果得られる符号化データを、デコーダ15に供給する。
なお、送信装置2(図1)においては、例えば、番組としての画像や音声などのデータが、MPEG(Moving Picture Experts Group)エンコードされ、そのMPEGエンコードデータが含まれるパケットで構成される送信信号が送信される。また、送信装置2においては、伝搬路3上で生じる誤りに対する対策として、データが、RS(Reed Solomon)符号などの符号に符号化される。したがって、誤り訂正部14においては、誤り訂正処理として、その符号を復号する処理などが行われる。
デコーダ15は、誤り訂正部14から供給される符号化データを、例えばMPEGデコードし、その結果得られる画像や音声のデータを、出力部16に供給する。
出力部16は、表示装置やスピーカなどで構成される。表示装置は、デコーダ15から供給される画像データに対応して画像を表示し、スピーカは、音声データに対応して音声を出力する。
以上のようにして、受信装置1は構成される。
[コントローラと復調部の詳細な構成]
次に、図5を参照して、図4の受信装置1を構成する各部のうちの、コントローラ10と復調部13の詳細な構成を説明する。
図5に示すように、復調部13は、復調処理を行う復調部41の他に、SNR推定部42及び送信パラメータ取得部43を含むようにして構成される。
SNR推定部42は、復調部13により復調される受信信号に含まれるデータ信号から得られる推定SNRを推定し、コントローラ10に供給する。
この推定SNRの推定方法としては、上述した図3で述べたように、データ信号のコンスタレーションに対する硬判定結果を用いることによって、推定SNRが推定される。したがって、伝送路SNRが低くならない場合には、送信点と推定送信点が一致して理想的な推定SNRが求められる一方、伝送路SNRが低い場合には、送信点と推定送信点とが一致せず、誤った推定SNRが求められることは、上述したとおりである。
送信パラメータ取得部43は、チューナ12から供給される信号に対して等化処理を施して得られた信号から、システム情報に対応する信号を抜き出して、その信号を復号することにより、送信パラメータの情報を得る。送信パラメータ取得部43は、取得した送信パラメータをコントローラ10に供給する。
なお、送信パラメータとしては、例えば、コンスタレーションが取得される。ここで、コンスタレーションとは、PSK(Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)等のデジタル直交変調方式における同相チャネル(Iチャネル)と直交チャネル(Qチャネル)の位相又は振幅の組み合わせを示す信号点の配置を定めたものであり、通常はIQ平面によって表現されるものである。したがって、送信パラメータとして、例えば、4QAM,4QAM-NR,16QAM,32QAM,64QAMなどのコンスタレーションが取得されることになる。
また、送信パラメータは、コンスタレーション以外であってもよく、例えば、PN(擬似雑音符号:Pseudo Noise)長などの復調部13による復調処理により得られる他のパラメータが取得されるようにしてもよい。
コントローラ10は、推定SNR補正部21及び補正パラメータ記憶部22を含むようにして構成される。
補正パラメータ記憶部22は、推定SNRの補正に用いられる補正パラメータを、送信パラメータごとに対応付けて記憶する。この送信パラメータは、上述したように、例えば、コンスタレーションやPN長などであって、補正パラメータ記憶部22には、コンスタレーションなどに対応して補正パラメータが記憶されている。
推定SNR補正部21は、補正後SNR演算部31及び補正パラメータ取得部32から構成される。
推定SNR補正部21において、補正後SNR演算部31には、SNR推定部42から推定SNRが供給され、補正パラメータ取得部32には、送信パラメータ取得部43から送信パラメータが供給される。
補正パラメータ取得部32は、送信パラメータ取得部43から供給される送信パラメータに応じて、補正パラメータ記憶部22に送信パラメータごとに対応付けて記憶されている補正パラメータを取得し、補正後SNR演算部31に供給する。
補正後SNR演算部31は、補正パラメータ取得部32から供給される補正パラメータを所定の演算式に適用し、その演算式を用いた演算を行うことで、推定SNRから補正後SNRを演算する。補正後SNR演算部31は、演算により得られた補正後SNRを、補正後SNRを用いた所定の処理を行う受信装置1の各部に供給する。
以上のようにして、コントローラ10と復調部13は構成される。
[推定SNR関連処理]
次に、図6のフローチャートを参照して、受信装置1において実行される、推定SNRを用いた推定SNR関連処理について説明する。
伝搬路3を介して送信装置2から地上デジタル放送の信号が送信されると、受信装置1においては、その信号が、アンテナ11を介してチューナ12により受信される(ステップS11)。チューナ12は、受信信号を周波数変換して、復調部13に供給する。
復調部13において、SNR推定部42は、復調部41により復調される受信信号に含まれるデータ信号のコンスタレーションに対する硬判定結果から、推定SNRを推定する(ステップS12)。また、送信パラメータ取得部43は、受信信号に対して等化処理を施して得られた信号から、システム情報に対応する信号を抜き出して、その信号を復号することにより、送信パラメータを取得する(ステップS13)。
ステップS14において、推定SNR補正部21は、送信パラメータ取得部43により取得された送信パラメータに応じて、SNR推定部42により推定された推定SNRを補正する推定SNR補正処理を実行する。
ここで、図7のフローチャートを参照して、推定SNR補正部21により実行される、推定SNR補正処理の詳細について説明する。
推定SNR補正部21において、補正後SNR演算部31は、SNR推定部42からの推定SNRを取得し、補正パラメータ取得部32は、送信パラメータ取得部43からの送信パラメータを取得する(ステップS31)。
ステップS32において、補正パラメータ取得部32は、補正パラメータ記憶部22から、送信パラメータ取得部43からの送信パラメータに対応する補正パラメータを取得する。
補正後SNR演算部31は、取得した推定SNRのうち、対象となる推定SNRの値と、補正パラメータ取得部32により取得された補正パラメータに含まれる補正上限値(後述する補正上限値)とを比較して(ステップS33)、対象となる推定SNRの値が補正上限値以下となるか否かを判定する(ステップS34)。
ステップS34において、対象となる推定SNRの値が補正上限値以下となると判定された場合、処理は、ステップS35に進む。ステップS35において、補正後SNR演算部31は、補正パラメータ取得部32により取得された補正パラメータ(後述する傾き補正量と切片補正量)を適用した所定の演算式を用いた演算を行うことで、対象となる推定SNRの値についての補正後SNRを演算する。
その後、処理は、ステップS33に戻り、次の対象の推定SNRの値について、その値が補正上限値以下となる場合には(ステップS34の「Yes」)、補正後SNR演算部31によって、補正パラメータを適用した所定の演算式を用いた演算が行われ、対象となる推定SNRの値についての補正後SNRが演算される。すなわち、ステップS33乃至S35が繰り返されることで、補正上限値以下となる推定SNRの値については、補正パラメータに基づいた補正後SNRが演算されることになる。
そして、ステップS34において、対象となる推定SNRの値が補正上限値を超えると判定された場合、処理は、ステップS36に進む。ステップS36において、補正後SNR演算部31は、補正後SNRとして、補正上限値以下となる範囲の推定SNRの値については演算された補正後SNR(ステップS35で演算された補正後SNR)を出力し、補正上限値を超える範囲の推定SNRの値についてはSNR推定部42により推定された推定SNRをそのまま出力する。
ここで、図8及び図9を参照して、推定SNR補正部21により実行される、推定SNR補正処理の具体例について説明する。
図8は、推定SNR補正部21により実行される、推定SNR補正処理の前後の推定SNRの値を対数軸上で表したグラフである。図中左側の図8aには、伝搬路SNRと推定SNR(補正処理前の推定SNR)との関係が示され、図中右側の図8bには、伝搬路SNRと補正後SNR(補正処理後の推定SNR)との関係が示されている。
図8aに示すように、破線で表された推定SNRと、実線で表された伝搬路SNR(理想的なSNR)との関係であるが、SNRの値が低い場合には、推定SNRが伝搬路SNRと乖離してしまうことは上述したとおりである。
ここで、推定SNRの値に注目すれば、推定SNRが伝搬路SNRと乖離するのは、SNRの値が低い場合に限られるため、その範囲を補正上限値により定めて、補正上限値以下となる範囲の推定SNRを、傾きと切片を持つ一次方程式として捉える。そして、この一次方程式について、上述した乖離がなくなるような切片と傾きを補正量として与えると、図8bに示すように、破線で表された推定SNR、すなわち、補正後SNRが、実線で表された伝搬路SNRに、ほぼ重なることになる。
このように、推定SNRの切片と傾きを、補正後SNRが、伝搬路SNRと比例の関係となるように補正すれば、推定SNRの精度を向上させることができる。
具体的には、例えば、次の補正方法1,2によって、推定SNRを補正することで、その補正後SNRと伝搬路SNRとを比例の関係にすることができる。
[補正方法1]
補正方法1としては、対数軸上での推定SNRの切片と傾きを変化させて、伝搬路SNRと補正後SNRが比例するように、推定SNRのデシベル値を補正する方法がある。この場合、補正後SNRは、下記の演算式(1)により求められる。
Figure 0005682226
x'[dB]:補正後SNR
x[dB]:推定SNR
a:傾き補正量
n:切片補正量
m[dB]:補正上限値(補正上限SNR)
以上のように、補正方法1では、コンスタレーションやPN長等の送信パラメータに対応付けられる補正パラメータとして、傾き補正量a,切片補正量n,及び補正上限値mの3つのパラメータが与えられる。そして、補正上限値m以下となるデシベル値の推定SNR(x)と、傾き補正量aとを乗算して得られる値に、切片補正量nを加算する演算を行うことで、補正後SNR(x')が求められる。このようにして求められた、補正後SNR(x')は、伝搬路SNRと比例関係を有するものとなる。また、補正上限値mを超える範囲の推定SNR(x)の値については、推定SNR(x)の値が伝搬路SNRの値から乖離することはないので、推定SNR(x)の値をそのまま用いることになる。
[補正方法2]
補正方法2としては、対数軸上での推定SNRの切片と傾きを変化させて、伝搬路SNRと補正後SNRが比例するように、推定SNRの真値を補正する方法がある。この場合、補正後のSNRは、下記の演算式(2)により求められる。
Figure 0005682226
X':補正後SNR
X:推定SNR
A:傾き補正量
N:切片補正量
M:補正上限値(補正上限SNR)
以上のように、補正方法2では、コンスタレーションやPN長等の送信パラメータに対応付けられる補正パラメータとして、傾き補正量A,切片補正量N,補正上限値Mの3つのパラメータが与えられる。そして、補正上限値M以下となる真値の推定SNR(X)を、傾き補正量Aでべき乗して得られる値に、切片補正量Nを乗算する演算を行うことで、補正後SNR(X')が求められる。このようにして求められた、補正後SNR(X')は、伝搬路SNRと比例関係を有するものとなる。また、補正上限値Mを超える範囲の推定SNR(X)の値については、推定SNR(X)の値が伝搬路SNRの値から乖離することはないので、推定SNR(X)の値をそのまま用いることになる。
なお、補正方法1,2は、補正後SNRと伝搬路SNRが比例関係になるように補正する方法の一例であり、他の補正方法を用いてもよい。また、補正方法1と、補正方法2を比べた場合、補正方法1は、乗算と加算の演算であって演算量を少なくできるので、補正方法1を採用することで、より回路規模を縮小することができる。
また、補正方法1,2ともに、補正する範囲を補正上限値により定めることで、推定SNRの値が伝搬路SNRの値から乖離するという現象が発生する、SNRの値が小さい範囲に対してのみ、補正処理を施すこととなり、補正の必要がない範囲には補正をしないため、補正処理の演算量を少なくして、処理時間を短縮することができる。
図9は、伝搬路SNRと、推定SNR及び補正後SNRとの関係を示す図である。
図9において、図中垂直方向の軸により表される推定SNR(図中のバツ印)と補正後SNR(図中のマル印)が破線により示され、図中の水平方向の軸により表される伝搬路SNRが実線により示されている。SNRの値が小さいほど、推定SNRの値が伝搬路SNRの値から乖離してしまうことは、上述したとおりであるが、推定SNRを補正することで得られた補正後SNRでは、SNRの値が小さい場合でも、SNRの間の隔たりがなくなり、補正後SNRが、理想的な伝送路SNRに近づいていることが、図9からも明らかである。
以上のようにして、推定SNR補正部21においては、データ信号のコンスタレーションに対する硬判定結果から推定SNRが推定された場合、コンスタレーション等の送信パラメータに対応付けられた補正パラメータ(傾き補正量,切片補正量,補正上限値)が取得される。そして、推定SNR補正部21では、補正上限値以下となる範囲の推定SNRの値に対してのみ、傾き補正量と切片補正量を適用した所定の演算式(演算式(1),(2))による演算が行われ、推定SNRの値を伝搬路SNRの値に近似した補正後SNRが演算される。
図7のフローチャートに戻り、補正後SNR演算部31によって、補正後SNRが、復調部13又はその他の補正後SNRを用いた所定の処理を行う後段の処理部(不図示)に出力されると(ステップS36)、処理は、図6のフローチャートに戻る。そして、ステップS15以降の処理が実行される。
ステップS15において、復調部13や後段の処理部(不図示)は、補正後SNRを用いた所定の処理を実行して、図6の推定SNR関連処理は、終了する。例えば、後段の処理部(不図示)は、補正後SNRを出力部16に供給して、ディスプレイに表示させる。
以上のように、補正後SNR演算部31によって、推定SNRに対して推定SNR補正処理を施すことで、高精度な推定SNRを取得できるので、例えば、推定SNRの推定結果を、受信装置1の内部で用いる場合には、より精度の高い推定SNRを用いた推定SNR関連処理を行うことができる。また、受信装置1を使用するユーザに対しては、高精度な推定SNRの推定結果を提示することが可能となる。
なお、上述した本実施の形態においては、推定SNRを補正する処理を行う推定SNR補正部21及び補正パラメータ記憶部22がコントローラ10の一部であるとして説明したが、推定SNR補正部21及び補正パラメータ記憶部22を、復調部13の一部であるとして捉えてもよい。すなわち、上述した本実施の形態の復調部13は、復調部13に、推定SNRを補正する処理を行う推定SNR補正部21及び補正パラメータ記憶部22を加えた復調装置(復調LSI)として構成することもできる。この復調装置は、誤り訂正部14の他、A/D変換部(不図示)などを含む構成であってもよい。
また、本実施の形態の地上デジタル放送の規格としては、例えば、DTMB(Digital Terrestrial Multimedia Broadcast)等の規格が採用される。
[本発明を適用したコンピュータの説明]
ところで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、又は、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータ等に、プログラム記録媒体からインストールされる。
図10は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータの構成の例を示す図である。
このコンピュータ100において、CPU(Central Processing Unit)101,ROM(Read Only Memory)102,RAM(Random Access Memory)103は、バス104により相互に接続されている。
バス104には、さらに、入出力インタフェース105が接続されている。入出力インタフェース105には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部106、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部107、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部108、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部109、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブルメディア111を駆動するドライブ110が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータ100では、CPU101が、例えば、記憶部108に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース105及びバス104を介して、RAM103にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
なお、コンピュータが実行するプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1 受信装置, 10 コントローラ, 11 アンテナ, 12 チューナ, 13 復調部, 14 誤り訂正部, 15 デコーダ, 16 出力部, 21 推定SNR補正部, 22 補正パラメータ記憶部, 31 補正後SNR演算部, 32 補正パラメータ取得部, 41 復調部, 42 SNR推定部, 43 送信パラメータ取得部, 100 コンピュータ, 101 CPU

Claims (12)

  1. 伝搬路を介して送信されてくる、所定の規格で規定された所定の方式で変調された信号を受信する受信手段と、
    受信信号を復調する復調手段と、
    復調後の前記受信信号に含まれるデータ信号から得られる、前記伝搬路によるSNR(Signal to Noise Ratio)を推定する推定手段と、
    前記受信信号から得られる送信パラメータごとに対応付けられた、前記推定SNRの補正に用いられる補正パラメータを取得する取得手段と、
    取得された前記補正パラメータを用いた所定の演算を行って、前記推定SNRの値を、前記伝搬路の伝搬路SNRの値に近似させることで、推定された推定SNRを補正する補正手段と
    を備え
    前記補正パラメータには、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における前記推定SNRの傾きの補正量を示す第1の変数と、前記推定SNRの切片の補正量を示す第2の変数と、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における補正上限値を定める第3の変数が含まれており、
    前記補正手段は、前記第3の変数により示される前記補正上限値以下となる前記推定SNRに対してのみ、前記第1の変数と前記第2の変数を用いた前記所定の演算を行う
    受信装置。
  2. 前記補正手段は、デシベル値となる推定SNRと前記第1の変数とを乗算して得られる値に、前記第2の変数を加算する第1の演算を行って、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとが比例の関係となるように、前記推定SNRを補正する
    請求項に記載の受信装置。
  3. 前記補正手段は、真値となる推定SNRを前記第1の変数でべき乗して得られる値に、前記第2の変数を乗算する第2の演算を行って、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとが比例の関係となるように、前記推定SNRを補正する
    請求項に記載の受信装置。
  4. 前記送信パラメータには、コンスタレーション又はPN(Pseudo Noise)長に関する情報が含まれており、
    前記推定手段は、前記データ信号のコンスタレーションに対する硬判定結果から、前記推定SNRを推定する
    請求項1に記載の受信装置。
  5. 受信装置が、
    伝搬路を介して送信されてくる、所定の規格で規定された所定の方式で変調された信号を受信し、
    受信信号を復調し、
    復調後の前記受信信号に含まれるデータ信号から得られる、前記伝搬路によるSNR(Signal to Noise Ratio)を推定し、
    前記受信信号から得られる送信パラメータごとに対応付けられた、前記推定SNRの補正に用いられる補正パラメータを取得し、
    取得された前記補正パラメータを用いた所定の演算を行って、前記推定SNRの値を、前記伝搬路の伝搬路SNRの値に近似させることで、推定された推定SNRを補正する
    ステップを含み、
    前記補正パラメータには、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における前記推定SNRの傾きの補正量を示す第1の変数と、前記推定SNRの切片の補正量を示す第2の変数と、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における補正上限値を定める第3の変数が含まれており、
    前記第3の変数により示される前記補正上限値以下となる前記推定SNRに対してのみ、前記第1の変数と前記第2の変数を用いた前記所定の演算を行うステップをさらに含む
    受信方法。
  6. 伝搬路を介して送信されてくる、所定の規格で規定された所定の方式で変調された信号を受信する受信手段と、
    受信信号を復調する復調手段と、
    復調後の前記受信信号に含まれるデータ信号から得られる、前記伝搬路によるSNR(Signal to Noise Ratio)を推定する推定手段と、
    前記受信信号から得られる送信パラメータごとに対応付けられた、前記推定SNRの補正に用いられる補正パラメータを取得する取得手段と、
    取得された前記補正パラメータを用いた所定の演算を行って、前記推定SNRの値を、前記伝搬路の伝搬路SNRの値に近似させることで、推定された推定SNRを補正する補正手段と
    を備え、
    前記補正パラメータには、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における前記推定SNRの傾きの補正量を示す第1の変数と、前記推定SNRの切片の補正量を示す第2の変数と、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における補正上限値を定める第3の変数が含まれており、
    前記補正手段は、前記第3の変数により示される前記補正上限値以下となる前記推定SNRに対してのみ、前記第1の変数と前記第2の変数を用いた前記所定の演算を行う
    受信装置として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
  7. 伝搬路を介して送信されてくる、所定の規格で規定された所定の方式で変調された受信信号を復調する復調手段と、
    復調後の前記受信信号に含まれるデータ信号から得られる、前記伝搬路によるSNR(Signal to Noise Ratio)を推定する推定手段と、
    前記受信信号から得られる送信パラメータごとに対応付けられた、前記推定SNRの補正に用いられる補正パラメータを取得する取得手段と、
    取得された前記補正パラメータを用いた所定の演算を行って、前記推定SNRの値を、前記伝搬路の伝搬路SNRの値に近似させることで、推定された推定SNRを補正する補正手段と
    を備え
    前記補正パラメータには、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における前記推定SNRの傾きの補正量を示す第1の変数と、前記推定SNRの切片の補正量を示す第2の変数と、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における補正上限値を定める第3の変数が含まれており、
    前記補正手段は、前記第3の変数により示される前記補正上限値以下となる前記推定SNRに対してのみ、前記第1の変数と前記第2の変数を用いた前記所定の演算を行う
    復調装置。
  8. 前記補正手段は、デシベル値となる推定SNRと前記第1の変数とを乗算して得られる値に、前記第2の変数を加算する第1の演算を行って、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとが比例の関係となるように、前記推定SNRを補正する
    請求項に記載の復調装置。
  9. 前記補正手段は、真値となる推定SNRを前記第1の変数でべき乗して得られる値に、前記第2の変数を乗算する第2の演算を行って、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとが比例の関係となるように、前記推定SNRを補正する
    請求項に記載の復調装置。
  10. 前記送信パラメータには、コンスタレーション又はPN(Pseudo Noise)長に関する情報が含まれており、
    前記推定手段は、前記データ信号のコンスタレーションに対する硬判定結果から、前記推定SNRを推定する
    請求項に記載の復調装置。
  11. 復調装置が、
    伝搬路を介して送信されてくる、所定の規格で規定された所定の方式で変調された受信信号を復調し、
    復調後の前記受信信号に含まれるデータ信号から得られる、前記伝搬路によるSNR(Signal to Noise Ratio)を推定し、
    前記受信信号から得られる送信パラメータごとに対応付けられた、前記推定SNRの補正に用いられる補正パラメータを取得し、
    取得された前記補正パラメータを用いた所定の演算を行って、前記推定SNRの値を、前記伝搬路の伝搬路SNRの値に近似させることで、推定された推定SNRを補正する
    ステップを含み、
    前記補正パラメータには、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における前記推定SNRの傾きの補正量を示す第1の変数と、前記推定SNRの切片の補正量を示す第2の変数と、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における補正上限値を定める第3の変数が含まれており、
    前記第3の変数により示される前記補正上限値以下となる前記推定SNRに対してのみ、前記第1の変数と前記第2の変数を用いた前記所定の演算を行うステップをさらに含む
    復調方法。
  12. 伝搬路を介して送信されてくる、所定の規格で規定された所定の方式で変調された受信信号を復調する復調手段と、
    復調後の前記受信信号に含まれるデータ信号から得られる、前記伝搬路によるSNR(Signal to Noise Ratio)を推定する推定手段と、
    前記受信信号から得られる送信パラメータごとに対応付けられた、前記推定SNRの補正に用いられる補正パラメータを取得する取得手段と、
    取得された前記補正パラメータを用いた所定の演算を行って、前記推定SNRの値を、前記伝搬路の伝搬路SNRの値に近似させることで、推定された推定SNRを補正する補正手段と
    を備え、
    前記補正パラメータには、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における前記推定SNRの傾きの補正量を示す第1の変数と、前記推定SNRの切片の補正量を示す第2の変数と、前記伝搬路SNRと前記推定SNRとの対数軸上における補正上限値を定める第3の変数が含まれており、
    前記補正手段は、前記第3の変数により示される前記補正上限値以下となる前記推定SNRに対してのみ、前記第1の変数と前記第2の変数を用いた前記所定の演算を行う
    復調装置として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
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