JP4782722B2 - 高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機 - Google Patents

高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機 Download PDF

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本発明は、高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機に関し、例えば、工場の部品、商品、食品等の小物、又は機械洗浄、車輌洗浄等の大物の品物の洗浄として利用される高温洗浄、又は高温処理等に発生する高温蒸気、又は、その際に発生する汚染蒸気を、効率的に処理する高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機に関する。
近時、公害と工場・生活環境維持、又は高温蒸気の有効利用の見地から、この種の高温蒸気、又は汚染蒸気を、効率的に処理する高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機、又はこれに関連する構造に関し、種々の工夫と、発明がされている。これに鑑み、本発明は、先行文献を基に、従来技術を、以下に説明する。
前記公害と工場・生活環境維持等に関するものとして、特開2000−202230号公報の「蒸気回収フード」がある(文献(1)とする)。この発明は、円錐形状のフード本体の外周面に、冷却水用の耐圧ホースを捲装し、またフード本体の上端部の外周面に電気ヒータを取付けた構造であり、フード本体で凝縮した蒸気を、電気ヒータを介して乾燥し、この乾燥空気を、フード本体に連設したダクトに吸込む構造とする。この構造により、ダクトのカビ、細菌の発生を防止することを特徴とする。また特開2003−239759号公報の「蒸気回収装置およびこれを備えてなるガスタービン装置」がある(文献(2)とする)。この発明は、過熱蒸気をガスタービンに動作流体の構成部材として供給する排熱回収用ボイラに供給される排熱回収用液を用いて、排熱回収用ボイラからの排出流体中の蒸気を飽和温度以下にする冷却手段と、冷却手段の下流側に位置し、この冷却手段により飽和温度以下にされる蒸気を回収する回収手段を備えた構成であり、この冷却手段には、水噴霧冷却装置、回収手段はファン、並びに衝突壁、アレスタを備えた構造としたガスタービンから排出蒸気を回収する蒸気回収装置である。従って、熱の廃棄及び/又は熱損失を抑えることで、熱効率の向上と、排熱回収用水の損失量を低減し、また排出流体から汚れ物質を除去し排出流体を浄化して環境に配慮したことを特徴とする。
次に、前述の公害と工場・生活環境維持等に関連する他の先行文献としては、例えば、特開平10−337252号公報の「飲料供給装置における蒸気抜き構造」がある(文献(3)とする)。この発明は、自販機において、貯湯タンクに、蒸気抜き管と冷却パイプを順に連設し、この冷却パイプをファンで冷却する構造であり、冷却パイプで凝縮した結露温水を、貯湯タンクに戻して再利用するとともに、通気ダクトの内面等に発生した結露水を、機内の受け皿に滴下する構造である。従って、結露水が機内に滴下することを回避することを特徴とする。
特開2000−202230号公報 特開2003−239759号公報 特開平10−337252号公報
以上で開示した文献(1)〜文献(3)は、高温蒸気、又は汚染蒸気を、結露水とし、排出又は再利用を図ることを意図し、装置の一環に組込み設備する構造であり、この高温蒸気、又は汚染蒸気を、個別に処理し、例えば、公害発生や、工場・職場・生活環境を害することなく、又は商品・部品の劣化を発生することなく、大気中に霧散(拡散)することを意図した装置ではない。また装置の一環として組込まれる構造であることから、この高温蒸気、又は汚染蒸気を、処理し、大気中に拡散するには、構造的に十分とは考えられない。
請求項1の発明は、高温蒸気、又は汚染蒸気を、モータで駆動する回転円板、羽根車を介し、降温及び/又は清浄化し、例えば、公害発生や、工場・職場・生活環境を害することなく、又は商品・部品の劣化を発生することなく、霧散するか、又は大気中に霧散可能とすること、また、高温蒸気、又は汚染蒸気を、内外壁を備えたケーシングと、二回の回転手段を利用し、確実に、降温及び/又は清浄化し、同様に霧散するか、又は大気中に霧散可能とすること等を意図する。
請求項1は、高温蒸気、又は汚染蒸気用の吸込口を設けた筒状のケーシングを、環状の二重構造とし、この二重構造の内壁面の後方に、第二処理した高温蒸気、又は汚染蒸気を排出する排気口を開設するとともに、この二重構造の外壁面の前方に、最終処理した常温の霧化蒸気を機外に排気する多数個の排気孔を開設し
このケーシングの内壁面内に、回転円板と、ベルマウス、並びに羽根車を吸込み側から順次配設するとともに、この羽根車を、前記内壁面に配備した一枚又は数枚の穴開き環状板で囲繞する構成とし、
前記回転円板、羽根車を、前記ケーシングの後方に配備した駆動部の回転軸に固止し、
さらに前記回転円板の吸込み側に、冷水管の先端開口を配備する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機である。
請求項2の発明は、高温蒸気、又は汚染蒸気を、モータで駆動する回転円板、羽根車を介し、降温及び/又は清浄化(オイルレス化)し、例えば、公害発生や、工場・職場・生活環境を害することなく、又は商品・部品の劣化を発生することなく、霧散するか、又は大気中に霧散可能とすること、また、高温蒸気、又は汚染蒸気を、内外壁を備えたケーシングと、二回の回転手段を利用し、確実に、降温及び/又は清浄化(オイルレス化)し、同様に霧散するか、又は大気中に霧散可能とすること等を意図する。
請求項2は、高温蒸気、又は汚染蒸気用の吸込口を設けた筒状のケーシングを、環状の二重構造とし、この二重構造の内壁面の後方に、第二処理した高温蒸気、又は汚染蒸気を排出する排気口を開設するとともに、この二重構造の外壁面の前方に、最終処理した常温の霧化蒸気を機外に排気する多数個の排気孔を開設し
このケーシングの内壁面内を、第一処理室と、第二処理室に区画し、
この第一処理室に回転円板と、ベルマウスを吸込み側から順次配設し、
また第二処理室に羽根車を配備するとともに、この第二処理室に、少なくとも二枚の穴開き環状板を配備し、この環状板で前記羽根車を囲繞する構成とし、
前記回転円板、羽根車を、前記ケーシングの後方に配備した駆動部の回転軸に固止し、
さらに前記回転円板の吸込み側に、前記冷水管の先端開口を配備する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機である。
請求項3の発明は、高温蒸気、又は汚染蒸気を、モータで駆動する回転円板、羽根車を介し、降温及び/又は清浄化(略100%オイルレス化)し、例えば、公害発生や、工場・職場・生活環境を害することなく、又は商品・部品の劣化を発生することなく、霧散するか、又は大気中に霧散可能とすること、また、高温蒸気、又は汚染蒸気を、内外壁を備えたケーシングと、二回の回転手段を利用し、確実に、降温及び/又は清浄化(略100%オイルレス化)し、同様に霧散するか、又は大気中に霧散可能とすること等を意図する。
請求項3は、高温蒸気、又は汚染蒸気用の吸込口を設けた筒状のケーシングを、環状の二重構造とし、この二重構造の内壁面の後方に、第二処理した高温蒸気、又は汚染蒸気を排出する排気口を開設するとともに、この二重構造の外壁面の前方に、最終処理した常温の霧化蒸気を機外に排気する多数個の排気孔を開設し
このケーシングの内壁面内を、第一処理室と、第二処理室に区画し、
この第一処理室に回転円板と、ベルマウス、並びにパンチング板を吸込み側から順次配設し、
また第二処理室に羽根車を配備するとともに、この第二処理室に、少なくとも二枚の穴開き環状板を配備し、この環状板で前記羽根車を囲繞する構成とし、
前記回転円板、パンチング板、並びに羽根車を、前記ケーシングの後方に配備した駆動部の回転軸に固止し、
さらに前記回転円板の吸込み側に、前記冷水管の先端開口を配備する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機である。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の目的の達成と、また高温蒸気、又は汚染蒸気の確実な供給と、その霧散化を可能とすることを意図する。
請求項4は、請求項1〜請求項3に記載の高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機であって、
前記内壁面の下側に、冷水管を配備し、この冷水管の先端開口を、前記回転円板の吸込み側に開口する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機である。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項3の目的の達成と、また高温蒸気、又は汚染蒸気に含有する異物を確実に、装置外に排出することを意図する。
請求項5は、請求項1〜請求項3に記載の高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機であって、
前記内壁面の下側に、オイル、汚物等の異物抜きのドレン管を配備する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機である。
請求項6の発明は、請求項1〜請求項3の目的の達成と、また第一処理した高温蒸気、又は汚染蒸気を、確実に第二処理室に供給し、この第二処理室を介して、霧散化することを意図する。
請求項6は、請求項1〜請求項3に記載の高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機であって、
前記ケーシングの内壁面内を、第一処理室と、第二処理室に区画した区画板に、開口と、ベルマウスを配設し、このベルマウスの後方に、前記羽根車を配設する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機である。
請求項7の発明は、請求項1〜請求項3の目的の達成と、また第二処理した高温蒸気、又は汚染蒸気の滞留時間を確保し、確実な降温と、無臭化、又は霧散化することを意図する。
請求項7は、請求項1〜請求項3に記載の高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機であって、
前記穴開き環状板と、前記内壁面との間に、滞留空間部を環状に配設する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機である。
請求項8の発明は、請求項1〜請求項3の目的の達成と、また処理済みの高温蒸気、又は汚染蒸気の確実な、排気と、装置の小型化と、吸込み量の確保を図ることを意図する。
請求項8は、請求項1〜請求項3に記載の高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機であって、
前記排気孔は、複数の細孔の集合体とし、排気口と、略同じ面積を確保する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機である。
請求項9の発明は、請求項3の目的の達成と、また高温蒸気、又は汚染蒸気を、複数枚のパンチング板を介して、速やかに霧散化することを意図する。
請求項9は、請求項3に記載の高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機であって、
前記パンチング板を、複数枚にする構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機である。
請求項1の発明は、高温蒸気、又は汚染蒸気用の吸込口を設けた筒状のケーシングを、環状の二重構造とし、二重構造の内壁面の後方に、第二処理した高温蒸気、又は汚染蒸気を排出する排気口を開設するとともに、二重構造の外壁面の前方に、最終処理した常温の霧化蒸気を機外に排気する多数個の排気孔を開設し
ケーシングの内壁面内に、回転円板と、ベルマウス、並びに羽根車を吸込み側から順次配設するとともに、羽根車を、内壁面に配備した一枚又は数枚の穴開き環状板で囲繞する構成とし、
回転円板、羽根車を、ケーシングの後方に配備した駆動部の回転軸に固止し、
さらに回転円板の吸込み側に、冷水管の先端開口を配備する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機である。
従って、請求項1の発明は、高温蒸気、又は汚染蒸気を、モータで駆動する回転円板、羽根車を介し、降温及び/又は清浄化し、例えば、公害発生や、工場・職場・生活環境を害することなく、又は商品・部品の劣化を発生することなく、霧散するか、又は大気中への霧散が可能となること、また、高温蒸気、又は汚染蒸気を、内外壁を備えたケーシングと、二回の回転手段を利用し、確実に、降温及び/又は清浄化し、同様に霧散するか、又は大気中への霧散が可能となること等の特徴を有する。
請求項2の発明は、高温蒸気、又は汚染蒸気用の吸込口を設けた筒状のケーシングを、環状の二重構造とし、二重構造の内壁面の後方に、第二処理した高温蒸気、又は汚染蒸気を排出する排気口を開設するとともに、二重構造の外壁面の前方に、最終処理した常温の霧化蒸気を機外に排気する多数個の排気孔を開設し
ケーシングの内壁面内を、第一処理室と、第二処理室に区画し、
第一処理室に回転円板と、ベルマウスを吸込み側から順次配設し、
また第二処理室に羽根車を配備するとともに、第二処理室に、少なくとも二枚の穴開き環状板を配備し、環状板で羽根車を囲繞する構成とし、
回転円板、羽根車を、ケーシングの後方に配備した駆動部の回転軸に固止し、
さらに回転円板の吸込み側に、冷水管の先端開口を配備する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機である。
従って、請求項2は、高温蒸気、又は汚染蒸気を、モータで駆動する回転円板、羽根車を介し、降温及び/又は清浄化(オイルレス化)し、例えば、公害発生とか、工場・職場・生活環境を害することなく、又は商品・部品の劣化を発生することなく、霧散するか、又は大気中への霧散が可能となること、また、高温蒸気、又は汚染蒸気を、内外壁を備えたケーシングと、二回の回転手段を利用し、確実に、降温及び/又は清浄化(オイルレス化)し、同様に霧散するか、又は大気中への霧散が可能となること等の特徴を有する。
請求項3の発明は、高温蒸気、又は汚染蒸気用の吸込口を設けた筒状のケーシングを、環状の二重構造とし、二重構造の内壁面の後方に、第二処理した高温蒸気、又は汚染蒸気を排出する排気口を開設するとともに、二重構造の外壁面の前方に、最終処理した常温の霧化蒸気を機外に排気する多数個の排気孔を開設し
ケーシングの内壁面内を、第一処理室と、第二処理室に区画し、
第一処理室に回転円板と、ベルマウス、並びにパンチング板を吸込み側から順次配設し、
また第二処理室に羽根車を配備するとともに、第二処理室に、少なくとも二枚の穴開き環状板を配備し、この環状板で羽根車を囲繞する構成とし、
回転円板、パンチング板、並びに羽根車を、ケーシングの後方に配備した駆動部の回転軸に固止し、
さらに回転円板の吸込み側に、冷水管の先端開口を配備する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機である。
従って、請求項3は、高温蒸気、又は汚染蒸気を、モータで駆動する回転円板、羽根車を介し、降温及び/又は清浄化(略100%オイルレス化)し、例えば、公害発生や、工場・職場・生活環境を害することなく、又は商品・部品の劣化を発生することなく、霧散するか、又は大気中への霧散が可能となること、また、高温蒸気、又は汚染蒸気を、内外壁を備えたケーシングと、二回の回転手段を利用し、確実に、降温及び/又は清浄化(略100%オイルレス化)し、同様に霧散するか、又は大気中への霧散が可能となること等の特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3に記載の高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機であって、
内壁面の下側に、冷水管を配備し、冷水管の先端開口を、回転円板の吸込み側に開口する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機である。
従って、請求項4は、請求項1〜請求項3の目的の達成と、また高温蒸気、又は汚染蒸気の確実な供給と、その霧散化が可能となること等の特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項3に記載の高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機であって、
内壁面の下側に、オイル、汚物等の異物抜きのドレン管を配備する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機である。
従って、請求項5は、請求項1〜請求項3の目的の達成と、また高温蒸気、又は汚染蒸気に含有する異物を確実に、装置外への排出が可能となること等の特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1〜請求項3に記載の高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機であって、
ケーシングの内壁面内を、第一処理室と、第二処理室に区画した区画板に、開口と、ベルマウスを配設し、ベルマウスの後方に、羽根車を配設する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機である。
従って、請求項6は、請求項1〜請求項3の目的の達成と、また第一処理した高温蒸気、又は汚染蒸気を、確実に第二処理室に供給し、この第二処理室を介して、霧散化が可能となること等の特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1〜請求項3に記載の高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機であって、
穴開き環状板と、内壁面との間に、滞留空間部を環状に配設する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機である。
従って、請求項7は、請求項1〜請求項3の目的の達成と、また第二処理した高温蒸気、又は汚染蒸気の滞留時間を確保し、確実な降温と、無臭化、又は霧散化が図れること等の特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項1〜請求項3に記載の高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機であって、
排気孔は、複数の細孔の集合体とし、排気口と、略同じ面積を確保する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機である。
従って、請求項8は、請求項1〜請求項3の目的の達成と、また処理済みの高温蒸気、又は汚染蒸気の確実な排気と、装置の小型化と、吸込み量の確保が図れること等の特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項3に記載の高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機であって、
パンチング板を、複数枚にする構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機である。
従って、請求項9は、請求項3の目的の達成と、また高温蒸気、又は汚染蒸気を、複数枚のパンチング板を介して、速やかに霧散化できること等の特徴を有する。
以下、本発明の実施の態様(形態)を説明する。
図面の説明をすると、図1は全体の断面図、図2は平面図、図3は背面図である。
図中1はケーシングで、このケーシング1は、環状(角筒、多角筒も可能である)の二重構造とし、その内壁面1aの排出側1−1(後方)排気口2を、またその外壁面1bの吸込み側1−2(前方)に排気孔3を開設する。さらに、このケーシング1には、高温蒸気、又は汚染蒸気を吸込む吸込口4を開設する。尚、前記排気口2と、排気孔3の関係を説明すると、この排気口2からは、後述する機構を介して処理され、処理済みの常温で、かつ霧散化された蒸気が排気されるが、この常温で、かつ霧散化された蒸気をストレートに、大気中に霧散することなく、さらに略完全に処理するために、この内壁面1aと外壁面1bとで滞留空間部6を形成し、処理済みの常温で、かつ霧散化された蒸気に、周回方向の動きを付与する。この一例では、排気口2の直上に排気孔3を開設せず、図2で示すように、位相をずらすようにして開設する。しかし、この位相をずらす手段は一例であり、内壁面1aと外壁面1bとの間に、間仕切りや、迂回路、又はパンチング板(メッシュ板)等の迂回手段を、配備(配設)することも可能である。図示の例では、ケーシング1を、環状とすることで、後述する機構の収まりがよく、製造が容易であり、又は効率的な処理が可能となり重宝する。そして、この排気孔3は、細孔を複数個とし、図2に示した配置構造が望ましい。
そして、このケーシング1の内壁面1a内を、第一処理室100と、第二処理室101に支持部材11の一部を構成する区画板12で区画し、この第一処理室100に回転円板8と、ベルマウス9、並びにパンチング板10(メッシュ板)を吸込み側1−2から順次配設する。この配置は、図1の断面図で示されており、ベルマウス9、並びにパンチング板10は、支持部材11を介して、この内壁面1aに固止されている。尚、回転円板8は、後述するモータの出力軸に固止されている。また図示しないが、ベルマウス9、並びにパンチング板10を回転し、効率的な霧化と、異物分離を図ることも可能である。またパンチング板10の枚数は、任意である。
また第二処理室101にベルマウス20(通路部材)と、羽根車21を配備するとともに、この第二処理室101に、一枚、又は数枚の穴開き環状板22(パンチング板、メッシュ板)を配備し、この環状板22で羽根車21を囲繞する。そして、第一処理室100と第二処理室101とは、ベルマウス20を介して連通する構造であり、第一処理室100で処理した高温蒸気、又は汚染蒸気(一次処理した高温蒸気、又は汚染蒸気)を、確実に第二処理室101に送込む構造とする。この第二処理室101では、羽根車21を介して、一次処理した高温蒸気、又は汚染蒸気を拡散し、環状板22に衝止させることで、一層の霧化を図る。従って、この羽根車21と環状板22との間には、僅かな隙間を有する。またこの環状板22を複数枚とし、この複数枚の環状板22間に隙間を形成する。
以上で説明した回転円板8、羽根車21は、ケーシング1の排出側1−1に設けたモータ30の出力軸31に固止されており、この出力軸31の回転で、回転する構造である。
また冷水管32は、前記滞留空間部6を利用して配備され、回転円板8の中心部に開口320する構造であり、吸込口4より吸込まれた高温蒸気、又は汚染蒸気に直接噴霧又は噴射される構造である。この噴射された高温蒸気、又は汚染蒸気は、回転円板8の高速回転で、拡散されて、羽根車21の吸込み力で誘導されるが、具体的には、この回転円板8の周辺端円部を経由し、この周辺端円部より、ベルマウス9に向って移送される。
図中35はモータ架台、36はドレン管、102はケーシング1の底板をそれぞれ示している。
尚、図中に示した矢印「イ」〜「へ」は、各状態の蒸気の流れを示しており、「イ」は、吸込んだ高温蒸気、又は汚染蒸気を、「ロ」は、ベルマウス9を流れる第一処理した高温蒸気、又は汚染蒸気を、「ハ」は、ベルマウス20を流れる第一処理した後の高温蒸気、又は汚染蒸気を、「ニ」は、第二処理した後の高温蒸気、又は汚染蒸気を、羽根車21を介して拡散した状態を、さらに「ホ」は、第二処理した高温蒸気、又は汚染蒸気を、「へ」は、最終処理した常温の霧化蒸気を排出する状態を、それぞれ示している。
図1は全体の断面図 図2は平面図 図3は背面図
1 ケーシング
1a 内壁面
1b 外壁面
1−1 排出側
1−2 吸込み側
100 第一処理室
101 第二処理室
102 底板
2 排気口
3 排気孔
4 吸込口
6 滞留空間部
8 回転円板
9 ベルマウス
10 パンチング板
11 支持部材
12 区画板
20 ベルマウス
21 羽根車
22 環状板
30 モータ
31 出力軸
32 冷水管
320 開口
35 モータ架台
36 ドレン管

Claims (9)

  1. 高温蒸気、又は汚染蒸気用の吸込口を設けた筒状のケーシングを、環状の二重構造とし、この二重構造の内壁面の後方に、第二処理した高温蒸気、又は汚染蒸気を排出する排気口を開設するとともに、この二重構造の外壁面の前方に、最終処理した常温の霧化蒸気を機外に排気する多数個の排気孔を開設し
    このケーシングの内壁面内に、回転円板と、ベルマウス、並びに羽根車を吸込み側から順次配設するとともに、この羽根車を、前記内壁面に配備した一枚又は数枚の穴開き環状板で囲繞する構成とし、
    前記回転円板、羽根車を、前記ケーシングの後方に配備した駆動部の回転軸に固止し、
    さらに前記回転円板の吸込み側に、冷水管の先端開口を配備する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機
  2. 高温蒸気、又は汚染蒸気用の吸込口を設けた筒状のケーシングを、環状の二重構造とし、この二重構造の内壁面の後方に、第二処理した高温蒸気、又は汚染蒸気を排出する排気口を開設するとともに、この二重構造の外壁面の前方に、最終処理した常温の霧化蒸気を機外に排気する多数個の排気孔を開設し
    このケーシングの内壁面内を、第一処理室と、第二処理室に区画し、
    この第一処理室に回転円板と、ベルマウスを吸込み側から順次配設し、
    また第二処理室に羽根車を配備するとともに、この第二処理室に、少なくとも二枚の穴開き環状板を配備し、この環状板で前記羽根車を囲繞する構成とし、
    前記回転円板、羽根車を、前記ケーシングの後方に配備した駆動部の回転軸に固止し、
    さらに前記回転円板の吸込み側に、前記冷水管の先端開口を配備する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機
  3. 高温蒸気、又は汚染蒸気用の吸込口を設けた筒状のケーシングを、環状の二重構造とし、この二重構造の内壁面の後方に、第二処理した高温蒸気、又は汚染蒸気を排出する排気口を開設するとともに、この二重構造の外壁面の前方に、最終処理した常温の霧化蒸気を機外に排気する多数個の排気孔を開設し
    このケーシングの内壁面内を、第一処理室と、第二処理室に区画し、
    この第一処理室に回転円板と、ベルマウス、並びにパンチング板を吸込み側から順次配設し、
    また第二処理室に羽根車を配備するとともに、この第二処理室に、少なくとも二枚の穴開き環状板を配備し、この環状板で前記羽根車を囲繞する構成とし、
    前記回転円板、パンチング板、並びに羽根車を、前記ケーシングの後方に配備した駆動部の回転軸に固止し、
    さらに前記回転円板の吸込み側に、前記冷水管の先端開口を配備する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機
  4. 請求項1〜請求項3に記載の高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機であって、
    前記内壁面の下側に、冷水管を配備し、この冷水管の先端開口を、前記回転円板の吸込み側に開口する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機
  5. 請求項1〜請求項3に記載の高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機であって、
    前記内壁面の下側に、オイル、汚物等の異物抜きのドレン管を配備する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機
  6. 請求項1〜請求項3に記載の高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機であって、
    前記ケーシングの内壁面内を、第一処理室と、第二処理室に区画した区画板に、開口と、ベルマウスを配設し、このベルマウスの後方に、前記羽根車を配設する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機
  7. 請求項1〜請求項3に記載の高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機であって、
    前記外壁面と、この前記内壁面との間に、滞留空間部を環状に配設する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機
  8. 請求項1〜請求項3に記載の高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機であって、
    前記排気孔は、複数の細孔の集合体とし、排気口と、略同じ面積を確保する構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機
  9. 請求項3に記載の高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機であって、
    前記パンチング板を、複数枚にする構成とした高温蒸気、又は汚染蒸気の処理機
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