JP4781897B2 - センサイベント制御装置 - Google Patents

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    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management

Description

本発明は、WebブラウザやVoiceXMLブラウザ等の様々なユーザインタフェースを使って利用される様々な業務アプリケーションプログラムにおいて、ユーザインタフェースからの入力の代わりとして、機械が読み取ったセンサデータをユーザインタフェースからの入力として業務アプリケーションプログラムに処理させ、その処理結果をユーザインタフェースに表示させるセンサデータ処理技術に関する。
インターネットの普及とWeb技術の進歩と共に、ユーザはWebブラウザを使ってインターネット上の様々な情報をWWWサーバ(World Wide Web)から取得し、利用することができるようになってきた。WWWサーバから取得されるコンテンツはHTML(Hyper Text Markup Language)という記述言語で記述され、Webブラウザはこれらの情報を解釈して情報を画面に表示する。
これらのWebシステムは、単純にサーバ上の静的なコンテンツを取得して画面に表示するだけでなく、Webブラウザからの入力データを元にサーバ側でデータベース等への情報処理を行い、その結果を元に動的にコンテンツを生成してブラウザに出力するWebアプリケーションプログラムとして進化することで、ユーザはWebブラウザからオンラインショッピング等のインターネット上の各種サービスを手軽に利用できるようになってきた。
一方、企業においては、これらのWeb技術を業務処理に適用することで、Webブラウザから業務システムを手軽に利用できるようになり、さまざまな業務システムがWeb技術を使って構築されるようになってきた。しかしながら、Webブラウザから業務システムに対してデータ入力を行うのは、あくまで人であるため、手入力による作業者負担の増加や入力ミス等の問題があった。そのため、バーコード等のデータを読み取り装置を使って読み込ませることでデータ入力の自動化を行い、出力結果をWebブラウザに表示するシステムが導入されている。近年では、RFID(Radio Frequency Identification)技術の進展により、バーコードの代わりにRFIDタグを使い、タグの内容を読み取って業務システムに通知するシステムも普及しつつある。
これらのシステムでは、RFIDタグ(もしくはバーコード)に通知先のURLを埋め込んでおき、それを読み取り装置内の読み取りプログラムで読み出して、Webブラウザに読み取ったURLの表示を指示することで業務アプリケーションプログラム側にデータ通知する方式がとられている。しかしながら、この方法では、通知先のURLが固定的にRFIDタグに埋め込まれているため、後で業務アプリケーションプログラムのURLを変更した場合、すべてのRFIDタグの中身を書き換える必要があるという問題がある。このため、実際のシステムでは、RFIDタグ(もしくはバーコード)には伝票のID等の業務データだけを書いておき、通知先に関する情報は読み取りプログラム側に登録し、読み取りプログラム側で、読み取ったデータと登録されている通知先情報とから実際のURLを生成し、WebブラウザにそのURLの表示を指示する方法がとられている。
なお、RFID等のセンサデバイスに関する開示はないが、特許文献1には、メール、Web、音声などの複数種類のメディアを利用したセッション識別子を発行し、データ送受信部がセッション識別子を含む処理要求を任意のメディアでユーザから受け取ると、メディアインタフェースが、そのセッション識別子を統一的に利用可能なデータに変換して統合管理部に渡し、統合管理部が、変換されたセッション識別子に基づいて、セッション管理を行う構成が開示されている。
特開2001−265680号公報
ここで、上記従来のRFIDの読み取りプログラムがURLを生成する方式では、読み取りプログラムに通知先の情報が埋め込まれているため、通知する業務アプリケーションプログラムが固定化されているという課題があった。このため、ユーザの業務の内容に応じてRFIDタグのデータを通知する業務アプリケーションプログラムを変えるためには、読み取りプログラム側の通知先情報を毎回登録しなおす必要があった。
また、別の課題として、読み取った情報をURLに埋め込んで業務アプリケーションプログラムに通知するためには、業務アプリケーションプログラム側で埋め込まれた情報を取り出せるように読み取りプログラムの埋め込み方法を事前に知っている必要がある。したがって、RFIDのタグを取得したい業務アプリケーションプログラムはこれらの埋め込み方法に合わせてインタフェースの修正が必要であった。
本発明は、かかる課題を解決するために、ユーザの利用中の業務アプリケーションプログラムに応じてセンサイベントデータの通知先を動的に切り替えると共に、通知先の業務アプリケーションプログラムのインタフェースに合わせてセンサイベントデータを通知するセンサイベント制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明にかかるセンサイベント制御装置は、ブラウザからの入力を含む処理要求を受け付けて処理結果をブラウザに返す業務アプリケーションプログラムに対して、センサデバイスから得られたセンサイベントデータを通知するセンサイベント制御装置であって、ブラウザにより利用されている業務アプリケーションプログラムを識別する情報と、前記ブラウザと前記業務アプリケーションプログラムとの間で送受信されるヘッダ情報とを収集し、収集データとして収集データ記憶部へ格納する情報収集部と、前記センサデバイスから得られたセンサイベントデータを受信するデータ受信部と、前記収集データ記憶部の収集データを参照し、前記ブラウザで利用中の業務アプリケーションプログラムを、前記センサイベントデータの通知先の業務アプリケーションプログラムとして決定する通知先アプリ判定部と、前記通知先の業務アプリケーションプログラムに対して予め定義された変換規則に基づいて、前記データ受信部により受信したセンサイベントデータを、前記通知先の業務アプリケーションプログラムの入力インタフェースに合致するよう変換するデータ変換部と、変換後のセンサイベントデータに、前記収集データ記憶部の前記収集データに含まれる前記ヘッダ情報を付加して生成した処理要求を、前記通知先の業務アプリケーションプログラムへ送信するアプリ呼び出し部と、前記業務アプリケーションプログラムから受け取った処理結果を前記ブラウザに送信するコンテンツ送信部とを備えることを特徴とする。
また、本発明にかかるセンサイベント制御プログラムは、ブラウザからの入力を含む処理要求を受け付けて処理結果をブラウザに返す業務アプリケーションプログラムに対して、センサデバイスから得られたセンサイベントデータを通知する処理をコンピュータに実行させるセンサイベント制御プログラムであって、ブラウザにより利用されている業務アプリケーションプログラムを識別する情報と、前記ブラウザと前記業務アプリケーションプログラムとの間で送受信されるヘッダ情報とを収集し、収集データとして収集データ記憶部へ格納する処理と、前記センサデバイスから得られたセンサイベントデータを受信する処理と、前記収集データ記憶部の収集データを参照し、前記ブラウザで利用中の業務アプリケーションプログラムを、前記センサイベントデータの通知先の業務アプリケーションプログラムとして決定する処理と、前記通知先の業務アプリケーションプログラムに対して予め定義された変換規則に基づいて、前記センサイベントデータを、前記通知先の業務アプリケーションプログラムの入力インタフェースに合致するよう変換する処理と、変換後のセンサイベントデータに、前記収集データ記憶部の前記収集データに含まれる前記ヘッダ情報を付加して生成した処理要求を、前記通知先の業務アプリケーションプログラムへ送信する処理と、前記業務アプリケーションプログラムから受け取った処理結果を前記ブラウザに送信する処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明にかかる記録媒体は、本発明にかかるセンサイベント制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、様々な業務アプリケーションプログラムでRFIDタグのデータを利用できるようになると共に、通常のWebブラウザからの手入力を前提に作られた業務アプリケーションプログラムのインタフェースを修正することなくRFIDタグのデータが利用できるようになる。
本発明にかかるセンサイベント制御装置は、ブラウザからの入力を含む処理要求を受け付けて処理結果をブラウザに返す業務アプリケーションプログラムに対して、センサデバイスから得られたセンサイベントデータを通知するセンサイベント制御装置であって、ブラウザにより利用されている業務アプリケーションプログラムを識別する情報と、前記ブラウザと前記業務アプリケーションプログラムとの間で送受信されるヘッダ情報とを収集し、収集データとして収集データ記憶部へ格納する情報収集部と、前記センサデバイスから得られたセンサイベントデータを受信するデータ受信部と、前記収集データ記憶部の収集データを参照し、前記ブラウザで利用中の業務アプリケーションプログラムを、前記センサイベントデータの通知先の業務アプリケーションプログラムとして決定する通知先アプリ判定部と、前記通知先の業務アプリケーションプログラムに対して予め定義された変換規則に基づいて、前記データ受信部により受信したセンサイベントデータを、前記通知先の業務アプリケーションプログラムの入力インタフェースに合致するよう変換するデータ変換部と、変換後のセンサイベントデータに、前記収集データ記憶部の前記収集データに含まれる前記ヘッダ情報を付加して生成した処理要求を、前記通知先の業務アプリケーションプログラムへ送信するアプリ呼び出し部と、前記業務アプリケーションプログラムから受け取った処理結果を前記ブラウザに送信するコンテンツ送信部とを備えることを特徴とする。 この構成によれば、通知先アプリ判定部が、収集データ記憶部の収集データを参照し、ブラウザで利用中の業務アプリケーションプログラムを、前記センサイベントデータの通知先の業務アプリケーションプログラムとして決定する。そして、データ変換部が、通知先の業務アプリケーションプログラムに対して予め定義された変換規則に基づいて、前記データ受信部により受信したセンサイベントデータを、前記通知先の業務アプリケーションプログラムの入力インタフェースに合致するよう変換する。さらに、アプリ呼び出し部が、変換後のセンサイベントデータに、前記収集データ記憶部の前記収集データに含まれる前記ヘッダ情報を付加して生成した処理要求を、前記通知先の業務アプリケーションプログラムへ送信する。
これにより、センサデバイス側において、センサイベントデータの通知先となる業務アプリケーションプログラムの情報を事前に登録しておかなくても、センサイベントデータの通知先の業務アプリケーションプログラムを動的に判定することが可能である。従って、様々な業務アプリケーションプログラムでセンサイベントデータを利用できるようになる。また、ブラウザからのユーザ入力(例えばキーボード等を用いた手入力)を前提に設計された業務アプリケーションプログラムのインタフェースを修正することなく、これらの業務アプリケーションプログラムにおいてセンサイベントデータを利用できるようになる。
本発明にかかるセンサイベント制御装置において、センサイベントデータに、センサデバイスを識別するセンサ識別子が付加されており、前記情報収集部は、ブラウザにより利用されている業務アプリケーションプログラムを識別する情報と、前記ブラウザと前記業務アプリケーションプログラムとの間で送受信されるヘッダ情報とを収集し、収集データとして、当該ブラウザを識別するブラウザ識別子に関連付けて前記収集データ記憶部へ格納し、ユーザが利用するブラウザとセンサデバイスとを対応付けるために、当該ブラウザのブラウザ識別子と当該センサデバイスのセンサ識別子とを対応付けて紐づけテーブルに登録する紐づけ登録部と、前記データ受信部でセンサイベントデータを受信すると、前記紐づけテーブルを参照し、受信したセンサイベントデータに付加されたセンサ識別子に対応付けられたブラウザ識別子を抽出する紐づけ判定部とを備え、前記通知先アプリ判定部は、前記収集データ記憶部において前記ブラウザ識別子に関連付けられた収集データを参照し、当該ブラウザ識別子に対応するブラウザで利用中の業務アプリケーションプログラムを、前記センサイベントデータの通知先の業務アプリケーションプログラムとして決定し、前記アプリ呼び出し部は、前記データ変換部による変換後のセンサイベントデータに、前記収集データ記憶部において前記ブラウザ識別子に関連付けられた収集データに含まれるヘッダ情報を付加して生成した処理要求を、前記通知先の業務アプリケーションプログラムへ送信することが好ましい。
この構成によれば、ブラウザとセンサデバイスとが異なる端末に設けられているような場合や、ブラウザとセンサデバイスとがそれぞれ複数設けられている場合等に、ユーザが利用するブラウザとセンサデバイスとを一意に対応付けることができる。これにより、センサイベントデータを、ユーザがブラウザで利用している業務アプリケーションプログラムへ、正しく通知することができる。
上記の好ましい構成にかかる本発明のセンサイベント制御装置において、前記紐づけ登録部は、ブラウザに対して、当該ブラウザに対応づけたいセンサデバイスのセンサ識別子をユーザに入力させる画面を表示させ、センサ識別子が入力されると、入力されたセンサ識別子と、当該ブラウザのブラウザ識別子とを対応付けて紐づけテーブルに登録することがさらに好ましい。この構成によれば、ユーザが、ブラウザに対応づけたいセンサデバイスのセンサ識別子を自ら選択して入力できるからである。あるいは、前記紐づけ登録部が、ブラウザから入力されたユーザ識別子を当該ブラウザのブラウザ識別子として用いる構成であっても良い。さらに、前記紐づけ登録部が、ユーザ識別子が記録された媒体をセンサデバイスで読み取ることにより得られた当該ユーザ識別子と、当該ユーザ識別子の読み取りを行ったセンサデバイスのセンサ識別子とを、対応付けて紐づけテーブルに登録することが好ましい。これにより、ユーザ識別子とセンサ識別子を容易に紐づけることができる。
本発明にかかるセンサイベント制御装置において、センサイベントデータに含まれるIPアドレスをセンサ識別子として抽出し、抽出したセンサ識別子と同じIPアドレスを、前記センサ識別子に対応するブラウザ識別子として決定する紐づけ判定部を備え、前記情報収集部は、ブラウザにより利用されている業務アプリケーションプログラムを識別する情報と、前記ブラウザと前記業務アプリケーションプログラムとの間で送受信されるヘッダ情報とを収集し、収集データとして、当該ブラウザのブラウザ識別子に関連付けて前記収集データ記憶部へ格納し、前記通知先アプリ判定部は、前記収集データ記憶部において前記ブラウザ識別子に関連付けられた収集データを参照し、当該ブラウザ識別子に対応するブラウザで利用中の業務アプリケーションプログラムを、前記センサイベントデータの通知先の業務アプリケーションプログラムとして決定し、前記アプリ呼び出し部は、前記データ変換部による変換後のセンサイベントデータに、前記収集データ記憶部において前記ブラウザ識別子に関連付けられた収集データに含まれるヘッダ情報を付加して生成した処理要求を、前記通知先の業務アプリケーションプログラムへ送信することが好ましい。すなわち、センサデバイスとブラウザが例えば同じ端末に存在する場合、その端末のIPアドレスをセンサ識別子およびブラウザ識別子として用いることができる。
本発明にかかるセンサイベント制御装置において、前記センサデバイスは、例えばRFIDリーダである。
以下において、本発明のより具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るセンサイベント制御部の構成を、これを含むシステム全体の構成と共に示すブロック図である。この実施形態にかかるシステムは、例えば修理工場等で用いられる作業支援システムであり、修理対象装置に取付けられているRFIDタグに記録されている型番情報等を読み取り、当該型番の修理マニュアルを表示したり、作業報告を作成したりするために用いられる。ただし、本発明は、作業支援システムに限らず、任意のシステムに適用可能である。
図1に示すように、本システムは、ユーザ端末100と、Webサーバ200とを含む。なお、図1では、説明の簡略化のために、1台ずつのユーザ端末100とWebサーバ200のみを図示したが、システムを構成するユーザ端末とWebサーバの数は任意である。また、システム上に、ユーザ端末とWebサーバの他に、例えばDNSサーバ等の任意のサーバが存在していても良い。
ユーザ端末100は、例えばパーソナルコンピュータ等によって構成され、主として、センサイベント制御部1、RFID読取部2、Webブラウザ3、およびRFIDリーダ4を備えている。センサイベント制御部1、RFID読取部2、およびWebブラウザ3は、いずれも、ユーザ端末100のCPUが、ユーザ端末100の記憶部(メモリ、ハードディスク、またはその他の記憶媒体等)に格納されたプログラムに基づいて各種データを処理することによって実現される機能的ブロックである。
センサイベント制御部1は、より詳細な機能的ブロックとして、データ受信部11、通知先アプリ判定部12、通知データ変換部13、アプリ呼び出し部14、コンテンツ送信部15、情報収集部16を備えている。これらの各部も、ユーザ端末100のCPUが所定のプログラムを実行することによって実現される。また、センサイベント制御部1は、ユーザ端末100の記憶部の一部を、収集データ記憶部17およびアプリ定義記憶部18として利用する。
RFID読取部2は、ユーザ端末100のCPUがRFID読取プログラムに従って動作することにより、RFIDリーダ4を制御してRFIDタグの中身を読み取り、読み取り結果をセンサイベント制御部1へ通知する。
Webブラウザ3は、ユーザ端末100においてユーザに対する入出力インタフェースとして機能する。すなわち、ユーザ端末100のディスプレイ(図示せず)に、各種の操作指示やデータを入力するための画面を表示すると共に、Webサーバ200から送信されるコンテンツを、前記画面に表示出力する。
Webサーバ200は、業務アプリケーションプログラムを実行する。なお、業務アプリケーションプログラムとは、HTTPリクエストを受け取って何らかのコンテンツを生成し、生成したコンテンツをHTTPレスポンスとして返す、いわゆるWebアプリケーションプログラム全般を指す。なお、図1では、業務アプリケーションプログラムの例として、修理マニュアルをブラウザに表示するためのマニュアル表示アプリ201と、修理作業の結果を報告するための作業報告アプリ202を示しているが、業務アプリケーションプログラムの種類や数はこれらにのみ限定されない。
ここで、図2に、ユーザ端末100のWebブラウザ3の表示例を示す。図2に示すように、Webブラウザ3は、ユーザ端末100のディスプレイ10に、このユーザ端末100から利用可能な業務アプリケーションプログラムのウィンドウを、切替え可能な状態で複数表示する。なお、図2は、Webブラウザ3の表示の一例に過ぎず、画面デザインやウィンドウの配置等が任意であることは言うまでもない。
図2の例では、マニュアル表示アプリ201のウィンドウ201aが、最前面に表示されている。すなわち、図2の例では、マニュアル表示アプリ201のウィンドウ201aがアクティブウィンドウであり、ユーザは、Webブラウザ3でマニュアル表示アプリ201を利用中である。この状態から、ユーザは、作業報告アプリ202のウィンドウ202aのタブをクリックすること等により、図3に示すように、利用する業務アプリケーションプログラムを、マニュアル表示アプリ201から作業報告アプリ202へ切替えることができる。
また、図2および図3に示す入力欄201b、202bのように、業務アプリケーションプログラムのウィンドウには、ユーザにデータを入力させるための入力欄が設けられていることがある。本システムでは、ユーザは、キーボード等を用いて、これらの入力欄に対して必要なデータを入力することもできるし、RFIDリーダ4を用いて修理対象装置のRFIDタグからデータを読み取らせることにより、RFIDタグのデータをこれらの入力欄に自動的に入力させることもできる。
つまり、後で詳しく説明するように、ユーザが入力欄へ自分でデータを入力して送信ボタン(図2および図3に示す201c,202c)をクリックすると、Webブラウザ3は、この入力に応じた処理要求をWebサーバ200へ送って処理結果を受け取る。一方、ユーザが、RFIDリーダ4を用いて修理対象装置のRFIDタグからデータを読み取らせた場合は、センサイベント制御部1が、RFIDタグから読み取られたデータを、どの業務アプリケーションプログラムに通知すべきかを適切に判定し、通知先として判定した業務アプリケーションプログラムへ、前記データに基づいて処理要求を生成して送信する。
以下、上記の処理を実現するためのセンサイベント制御部1の各部の機能について、さらに詳しく説明する。
図1のセンサイベント制御部1において、情報収集部16は、ユーザがWebブラウザ3で利用中の業務アプリケーションプログラムの名称と、Webブラウザ3が業務アプリケーションプログラムに対して送信する各種のHTTPのヘッダ情報とを収集し、収集データとして収集データ記憶部17へ記憶する。ヘッダ情報としては、例えば、業務アプリケーションプログラムとWebブラウザ3間でセッションを維持するためのセッションID、Webブラウザ3のブラウザ種別(UserAgentヘッダ)、Webアプリケーションがブラウザに登録したクッキー情報(Cookieヘッダ)、ブラウザが受信可能なコンテンツの属性(Acceptヘッダ、Accept−Languageヘッダ、Accept−Encoding)等がある。なお、Webブラウザ3で「利用中」の業務アプリケーションプログラムとは、ユーザ端末100のWebブラウザ3上のアクティブウィンドウで実行されている業務アプリケーションプログラムを指す。すなわち、Webブラウザ3が、マルチウィンドウに対応可能なブラウザであっても、ある時点で「利用中」の業務アプリケーションプログラムは一つのみに特定できる。
情報収集部16が、ユーザが利用中の業務アプリケーションプログラムの名称を取得するための方法としては、例えば、それぞれの業務アプリケーションプログラムの名称とそのURLとを、情報収集部16の内部の記憶部または情報収集部16がアクセス可能な記憶部(いずれも図示せず)に予め登録しておき、Webブラウザ3が要求するURLに、登録されたURLが含まれているかどうかを検出する方法などが用いられる。
図4に、Webブラウザ3がユーザ端末100のディスプレイ10において図2に示す表示を行っているときに、情報収集部16によって収集され、収集データ記憶部17に格納される収集データの一例を示す。また、図5に、Webブラウザ3上でユーザがウィンドウを切替えることにより、ユーザ端末100のディスプレイ10の表示が図3に示す状態となった場合に、情報収集部16によって収集され、収集データ記憶部17に格納される収集データの一例を示す。なお、図4および図5は、収集データの内容を分かりやすくするために、フィールド名とその値とを表形式で示したものであり、実際の収集データのフォーマットとは異なる。
図4に示すように、情報収集部16は、ユーザがWebブラウザ3で利用中の業務アプリケーションプログラムの名称と、Webブラウザ3が送信するHTTPのヘッダ情報とを収集する。また、図5に示すように、ユーザが利用中の業務アプリケーションプログラムがWebブラウザ3上で作業報告アプリ202へ切替えられると、情報収集部16により、ユーザが利用中の業務アプリケーションプログラムの名称が、収集データ記憶部17上で更新される。また、図5に示すように、作業報告アプリ202のヘッダ情報が、作業データ記憶部17に追加される。なお、図5の例では、ユーザが業務アプリケーションプログラムの切替えを行った場合に、セッションIDが変更されるものとしているが、Webブラウザ3の種類によっては、セッションIDが変更されない場合もある。
なお、業務アプリケーションプログラムの「名称」とは、人間にとって有意な名称(例えば、図4および図5に示したような「マニュアル表示アプリ」、「作業報告アプリ」等)である必要はなく、それぞれの業務アプリケーションプログラムに固有に付与された識別子(業務アプリID)等であっても良い。
RFID読取部2は、前述のとおり、RFIDリーダ4を制御して、修理対象装置に取付けられているRFIDタグ内のデータを読み取り、センサイベント制御部1のデータ受信部11へ、読み取ったデータから生成したセンサイベントデータを通知する。通知されるセンサイベントデータは、例えばXML等で記述される。
図6は、RFID読取部2にて生成されるセンサイベントデータの一例である。図6に示すセンサイベントデータは、XMLで記述されており、センサイベントが発生した日時を表すタイムスタンプ(timestamp)と、RFIDタグから読み取られたデータであることを示すデータタイプ(type="rfid")と、データ要素として、RFIDタグから読み取られたID番号(tagid)を含む。RFID読取部2は、RFIDリーダ4でRFIDタグから読み取ったID番号を、データ要素として挿入することにより、このようなセンサイベントデータを生成する。
データ受信部11は、RFID読取部2から通知されるセンサイベントデータを受信し、通知先アプリ判定部12に処理を依頼する。通知先アプリ判定部12は、データ受信部11から渡されたセンサイベントデータを通知すべき業務アプリケーションプログラムを、収集データ記憶部17の収集データに基づいて判定する。すなわち、収集データには、前述したとおり、ユーザがWebブラウザ3で利用中の業務アプリケーションプログラムの名称が含まれている。通知先アプリ判定部12は、この名称を参照することにより、ユーザがWebブラウザ3で利用中の業務アプリケーションプログラムを、センサイベントデータを通知すべき業務アプリケーションプログラムとする。これにより、ユーザがWebブラウザ3でマニュアル表示アプリ201を利用中である場合は、センサイベントデータはマニュアル表示アプリ201に通知される。また、ユーザが作業報告アプリ202を利用中である場合は、センサイベントデータは作業報告アプリ202に通知される。また、通知先アプリ判定部12は、センサイベントデータの通知先として判定された業務アプリケーションプログラムに関するヘッダ情報を、収集データ記憶部17の収集データから取得する。
通知データ変換部13は、アプリ定義記憶部18に予め登録されている変換規則に基づき、通知先の業務アプリケーションプログラムの入力インタフェースに合致するように、センサイベントデータを変換する。変換規則には、業務アプリケーションプログラムのそれぞれについて、センサイベントデータをHTTPのGETメソッドで渡すのか、あるいはPOSTメソッドで渡すのか、呼び出し先のURLは何かといったような定義と、センサイベントデータの実際の変換フォーマット等が含まれる。
センサイベントデータの変換は、例えば、変換フォーマットとしてXSL(Extensible Style sheet Language)を用意しておき、XSLT(XSL Transformations)を使って変換すること等によって実現できる。XSLTは、W3CのRecommendationから取得できる(http://www.w3.org/TR/xslt)。
図7〜図9は、アプリ定義記憶部18に記憶されている変換規則の一例である。図7の例では、本システムで利用可能な業務アプリケーションプログラムである、マニュアル表示アプリ201および作業報告アプリ202のそれぞれについて、業務アプリケーションプログラムの名称(service name)、呼び出し先のURL(target url)、コマンド(command)、センサイベントデータの変換フォーマットのXSLファイル名称(transfer xsl)等が、変換規則として定義されている。
図8は、図7においてマニュアル表示アプリ201用のセンサイベントデータの変換フォーマットとして定義されているXSLファイル(mannualservice.xsl)の内容の一例である。図9は、図7において作業報告アプリ202用のセンサイベントデータの変換フォーマットとして定義されているXSLファイル(report.xsl)の内容の一例である。
図6に示したセンサイベントデータを受信したとき、ユーザが利用中の業務アプリケーションプログラムがマニュアル表示アプリ201であった場合は、通知データ変換部13は、受信したセンサイベントデータに対して図7および図8に示した変換規則を適用することにより、図10に示すようなHTTPリクエストを生成する。すなわち、図7に示した変換規則において、マニュアル表示アプリ201へのHTTPリクエストは“GET”メソッドで渡すことが定義されているため、HTTPリクエストの冒頭に“GET”コマンドが付与される。また、図8において、name=<xsl:value−of select=“tagid”/>と記述されている変換フォーマットに、図6のセンサイベントデータにおけるtagidを適用することにより、図10に示すとおり、name=1248902というパラメータが決定される。また、通知データ変換部13は、収集データ記憶部17を参照することにより、利用中の業務アプリケーションプログラムであるマニュアル表示アプリ201のヘッダ情報(図4参照)を取得する。これにより、図10に示すように、HTTPリクエストに、User−Agent:Mozilla/4.0、Cookie:JSESSIONID=1234というヘッダ情報が付加される。
また、図6に示したセンサイベントデータを受信したとき、ユーザが利用中の業務アプリケーションプログラムが作業報告アプリ202であった場合は、通知データ変換部13は、受信したセンサイベントデータに対して図7および図9に示した変換規則を適用することにより、図11に示すようなHTTPリクエストを生成する。すなわち、図7に示した変換規則において、作業報告アプリ202へのHTTPリクエストは“POST”メソッドで渡すことが定義されているため、HTTPリクエストの冒頭に“POST”コマンドが付与される。また、図9において、id=<xsl:value−of select=“tagid”/>と記述されている変換フォーマットに、図6のセンサイベントデータにおけるtagidを適用することにより、図11に示すとおり、id=1248902というボディが生成される。また、通知データ変換部13は、収集データ記憶部17を参照することにより、利用中の業務アプリケーションプログラムである作業報告アプリ202のヘッダ情報(図5参照)を取得する。これにより、図11に示すように、HTTPリクエストに、User−Agent:Mozilla/4.0、Cookie:JSESSIONID=3567というヘッダ情報が付加される。また、図7の<add−headers>タグに、収集したヘッダ情報以外に追加したいヘッダの名前と値を登録しておくことで、図11のContent−Type:application/x−www−form−urlencodedというヘッダ情報が追加される。
なお、通知データ変換部13に、上述のようにセンサイベントデータの通知フォーマットを変換する機能だけでなく、センサイベントデータ内のデータを業務データに変換する機能を持たせてもよい。例えば、RFIDタグのID番号そのものを通知するのではなく、センサイベントデータに含まれている前記ID番号を、業務的に意味のある文字列データに変換してもよい。例えば、RFIDタグのID番号を、人間にとって有意な装置名称に変換すること等が考えられる。この場合、通知データ変換部13は、RFIDタグのID番号と業務データとを予め対応付けるための管理テーブル等を備える必要がある。
アプリ呼び出し部14は、Webサーバ200の業務アプリケーションプログラムに対して、通知データ変換部13によって変換された後のセンサイベントデータを、HTTPリクエストとして通知する。このとき、アプリ呼び出し部14は、情報収集部16によって収集データ記憶部17に収集されていたHTTPヘッダ情報を、HTTPリクエストに付加する。これにより、業務アプリケーションプログラム側では、アプリ呼び出し部14から通知されたセンサイベントデータを、Webブラウザ3から通知されたデータと同様に取り扱うことが可能となる。また、業務アプリケーションプログラムは、受け取ったデータを処理し、処理結果であるWebブラウザ3向けのコンテンツを、HTTPレスポンスとしてアプリ呼び出し部14へ返却する。アプリ呼び出し部14は、そのコンテンツを受け取り、コンテンツ送信部15を介してWebブラウザ3に送信し、ディスプレイに表示させる。
ここで、センサイベント制御部1の各部の動作について、フローチャート等を用いてさらに詳しく説明する。センサイベント制御部1は、(1)Webブラウザ3から処理要求を受け付けた場合と、(2)RFID読取部2からセンサイベントデータを受信した場合とで、互いに異なる処理を行う。図12は、上記(1)の場合、すなわち、Webブラウザ3からの処理要求を受信した場合の、センサイベント制御部1(情報収集部16)の動作を示すフローチャートである。図13は、上記(2)の場合、すなわち、RFID読取部2からセンサイベントデータを受信した場合の、センサイベント制御部1の動作を示すフローチャートである。
まず、図12を参照しながら、Webブラウザ3からの処理要求を受信した場合の、センサイベント制御部1(情報収集部16)の動作について説明する。情報収集部16は、Webブラウザ3から処理要求(リクエスト)を受け付けると(Op11)、Webブラウザ3からの処理要求から、リクエスト先の業務アプリケーションプログラムの名称を抽出し、抽出した名称を収集データ記憶部17へ登録する(Op12)。また、情報収集部16は、Webブラウザ3からのリクエストのヘッダ情報を抽出し、Op12で得られたリクエスト先業務アプリケーションプログラムの名称と共に、収集データ記憶部17へ登録する(Op13)。
次に、情報収集部16は、Webサーバ200上の、リクエスト先の業務アプリケーションプログラムに対して、実際のリクエストを行う(Op14)。そして、情報収集部16は、リクエストの結果としてWebサーバ200からコンテンツを受け取ると、受け取ったコンテンツをWebブラウザ3へ返却する(Op15)。
次に、図13を参照し、RFID読取部2からセンサイベントデータを受信した場合の、センサイベント制御部1の動作を説明する。図13に示すように、RFID読取部2からのセンサイベントデータをデータ受信部11が受信すると(Op21)、通知先アプリ判定部12が、センサイベントデータを通知すべき業務アプリケーションプログラムの判定と、ヘッダ情報の取得とを行う(Op22)。次に、通知データ変換部13が、センサイベントデータを通知すべき業務アプリケーションプログラムの入力インタフェースに合致するように、センサイベントデータを変換する(Op23)。
次に、アプリ呼び出し部14が、Op23で変換されたセンサイベントデータを、Op22において通知先として判定された業務アプリケーションプログラムへ通知する(Op24)。なお、このとき、アプリ呼び出し部14は、センサイベントデータへ、Webブラウザ3のヘッダ情報を付加して通知する。また、アプリ呼び出し部14は、前記通知へのレスポンスとして、前記業務アプリケーションプログラムからWebブラウザ用のコンテンツを受信すると、受信したコンテンツを、コンテンツ送信部15へ渡す。
コンテンツ送信部15は、アプリ呼び出し部14から受け取ったコンテンツを、Webブラウザ3へ送信する(Op25)。これにより、Webブラウザ3に、業務アプリケーションプログラムからのレスポンスが表示される。
以上のとおり、本システムによれば、RFID読取部2からセンサイベントデータを受信した場合、センサイベント制御部1が、ユーザがWebブラウザ3で利用中の業務アプリケーションプログラムがどれであるかを判定し、センサイベントデータに基づいて、利用中の業務アプリケーションプログラムへのHTTPリクエストを生成する。これにより、様々な業務アプリケーションプログラムでRFIDタグのデータを利用できるようになる。また、Webブラウザ3からのユーザ入力(キーボード等を用いた手入力)を前提に設計された業務アプリケーションプログラムのインタフェースを修正することなく、これらの業務アプリケーションプログラムにおいてRFIDタグのデータを利用できるようになる。
なお、上記の説明では、センサイベント制御部1がユーザ端末100に設けられた構成を例示した。しかし、情報収集部16は、Webブラウザ3と業務アプリケーションプログラム間の送受信データを収集する必要があるため、情報収集部16およびこれを含むセンサイベント制御部1は、Webブラウザ3と業務アプリケーションプログラムとの通信を中継するProxyサーバとして実現することが望ましい。
また、本実施形態では、センサデバイスとしてRFIDリーダを用いる例を示したが、RFIDリーダの代わりに、バーコードリーダやQRコード読取装置等のセンサデバイスを用いてもよい。また、Webブラウザの代わりに、VoiceXMLブラウザ等の他のブラウザを用いることも可能である。
[第2の実施形態]
図14は、本発明の第2の実施例形態に係るセンサイベント制御部の構成を、これを含むシステム全体の構成と共に示すブロック図である。上述の第1の実施形態では、RFID読取部2(RFIDリーダ4)と、Webブラウザ3と、センサイベント制御部1とが、一つのユーザ端末100上に配置される場合の実施形態であった。本実施形態では、RFID読取部2と、Webブラウザ3と、センサイベント制御部1とが、互いに異なるユーザ端末101,102,103上でそれぞれ動作する場合を示す。なお、図14では、RFID読取部2を備えたユーザ端末102と、Webブラウザ3を備えたユーザ端末103とをそれぞれ1台ずつのみ示したが、RFID読取部2を備えたユーザ端末102と、Webブラウザ3を備えたユーザ端末103とがそれぞれ複数存在していても良い。
本実施形態にかかるシステムは、互いに異なるユーザ端末上のRFID読取部(RFIDリーダ)とWebブラウザとの対応関係を管理するために、図14に示すように、第1の実施形態において図1に示した構成に加えて、紐づけ登録部51、紐づけテーブル52、および紐づけ判定部53を備えている。また、紐づけの対象となるRFID読取部2(RFIDリーダ4)およびWebブラウザ3を一意に識別するために、それぞれにリーダIDとブラウザIDを割り当てる。
リーダIDは、RFID4の動作制御プログラム(RFID読取部2を実現するプログラム)内に予め登録しておく。これにより、RFID読取部2は、センサイベント制御部1にセンサイベントデータを通知する際に、センサイベントデータに、このリーダIDを付加して通知する。図15に、RFID読取部2からセンサイベント制御部1へ通知されるセンサイベントデータの一例を示す。この例では、リーダIDとして、“Reader3425”が付加されている。
一方、ブラウザIDは、Webブラウザ3が情報収集部16に初回にアクセスした際に、情報収集部16から自動的に付与されてWebブラウザ3内に記憶される。そして、Webブラウザ3が、以降のHTTPリクエストに必ずブラウザIDを付加して送信することで、センサイベント制御部1の情報収集部16は、ブラウザIDを識別することができる。このように、Webブラウザ3にブラウザIDを記憶させ、HTTPリクエストにブラウザIDを付加して送信させるための方法としては、Cookieの仕組みを利用できる。
紐づけ登録部51は、ブラウザIDとリーダIDとの対応関係を表す紐づけデータを生成し、紐づけテーブル52に登録する。本実施形態では、Webブラウザ3に表示される紐づけ登録画面上でユーザがリーダIDを登録することにより、ブラウザIDとリーダIDとの紐づけが行われる。紐づけ登録画面を起動する手段をユーザに提供する方法としては、情報収集部16において、業務アプリケーションプログラムから返送されたコンテンツ内に、例えば図16に示すように、紐づけ登録画面の起動用のボタン203を埋め込むことなどが考えられる。あるいは、情報収集部16において、Webブラウザ3からの初回アクセス時に、紐づけ登録画面の起動用のボタンを埋め込んだページと、業務アプリケーションプログラム用のページとをフレーム分割して表示する方法なども考えられる。
例えば、図16に示す例では、画面に表示されたボタン203をユーザがクリックすることにより、Webブラウザ3から紐づけ登録部51へ、紐づけ登録画面の取得要求が送られ、この要求への返答として、図17に示すような紐づけ登録画面が表示される。ユーザが、この紐づけ登録画面において、リーダIDの入力欄204に所望のリーダIDを入力し、送信ボタン205をクリックすると、Webブラウザ3から紐づけ登録部51へ、紐づけ登録要求が送られる。これの要求を受けて、紐づけ登録部51は、ユーザがそのときに利用しているWebブラウザ3のブラウザIDと、入力欄204に入力されたリーダIDとを相互に関連付けて、紐づけテーブル52へ登録する。なお、図17では、ユーザが入力欄204へリーダIDを直接入力する仕様となっているが、ドロップダウンリスト等を用いて登録可能なリーダIDの一覧を表示し、その中からユーザが所望のリーダIDを選択するようにしてもよい。
ここで、上記の処理を実現するための紐づけ登録部51の動作について、図18のフローチャートを参照しながら説明する。紐づけ登録部51は、Webブラウザ3から処理要求を受け付けると(Op31)、その処理要求が紐づけ登録画面取得要求である場合、Webブラウザ3へ、紐づけ登録画面を表示するためのHTTPレスポンスを返却する(Op32)。一方、Webブラウザ3からの処理要求が紐づけ登録要求である場合は、紐づけ登録部51は、Webブラウザ3上で入力されたリーダIDとCookie情報として渡されたブラウザIDとを対応づけて、紐づけテーブル52へ登録する(Op33)。登録完了後、紐づけ登録部51は、Webブラウザ3へ登録完了画面を表示するためのHTTPレスポンスを返却する(Op34)。
図19は、図17に示したような紐づけ登録画面から紐づけ登録部51へ送信される処理要求(HTTPリクエスト)の一例を示す。ここで、Cookie:WEBID=Web001の“Web001”が、Cookie情報としてWebブラウザ3へ渡されたブラウザIDである。また、readerid=Reader3425の“Reader3425”が、入力欄204に入力されたリーダIDである。これにより、例えば図20に示すように、これらのブラウザIDとリーダIDとが関連づけられて、紐づけ登録部51へ登録される。
本実施形態の情報収集部16は、Webブラウザ3からHTTPリクエストを受け取るたびにブラウザIDを識別し、収集データ記憶部17において、図21に示すように、ブラウザID毎に収集データを管理する。すなわち、図21に示すように、本実施形態の収集データ記憶部17では、ブラウザID毎に、そのブラウザIDを有するWebブラウザ3で利用中の業務アプリケーションプログラムの名称や、ヘッダ情報が管理されている。これにより、センサイベント制御部1は、それぞれのWebブラウザ3でどの業務アプリケーションプログラムが利用されているかを識別できる。
ここで、本実施形態における情報収集部16の動作について、図22のフローチャートを参照しながら説明する。図22に示すように、情報収集部16は、Webブラウザ3から処理要求(HTTPリクエスト)を受け付けると(Op41)、そのHTTPリクエストにブラウザIDが含まれているか否かを判定する(Op42)。ブラウザIDが含まれていなければ、情報収集部16はブラウザIDを新規に生成し、生成したブラウザIDを、Webブラウザ3から送信されたブラウザIDとして用いて、以降の処理を行う(Op47)。一方、HTTPリクエスト内にブラウザIDが含まれていることを識別した場合は、情報収集部16は、Webブラウザ3からの処理要求の送信先の業務アプリケーションプログラムの名称を、Op42で識別したブラウザIDに対応する収集データとして、収集データ記憶部17に格納する(Op43)。また、情報収集部16は、Webブラウザ3からのHTTPリクエストのヘッダ情報を収集し、リクエスト先の業務アプリケーションプログラムの名称と共に、Op42で識別したブラウザIDに対応する収集データとして、収集データ記憶部17に格納する(Op44)。
次に、情報収集部16は、リクエスト先の業務アプリケーションプログラムに対して、実際のリクエストを行う(Op45)。そして、リクエストの結果として業務アプリケーションプログラムから受け取ったコンテンツに、紐づけ登録画面起動用のボタンを埋め込むと共に、ブラウザIDをCookieにセットして、Webブラウザ3へ返却する(Op46)。
以上の処理により、本実施形態の情報収集部16は、ブラウザID毎に、利用中の業務アプリケーションプログラムの名称やヘッダ情報を収集し、収集データとして管理することができる。
次に、本実施形態のセンサイベント制御部1が、RFID読取部2からセンサイベントデータを受信した場合の処理について、図23のフローチャートを参照しながら説明する。
RFID読取部2からのセンサイベントデータをデータ受信部11が受信すると(Op51)、紐づけ判定部53が、受信したセンサイベントデータからリーダIDを抽出し、紐づけテーブル52からそのリーダIDに対応するブラウザIDを取得する(Op52)。次に、通知先アプリ判定部12が、収集データ記憶部17において、Op52で取得したブラウザIDに対応する収集データを参照し、センサイベントデータを通知すべき業務アプリケーションプログラムの判定と、ヘッダ情報の取得とを行う(Op53)。次に、通知データ変換部13が、センサイベントデータを通知すべき業務アプリケーションプログラムの入力インタフェースに合致するように、センサイベントデータを変換する(Op54)。
次に、アプリ呼び出し部14が、Op54で変換されたセンサイベントデータを、Op53において通知先として判定された業務アプリケーションプログラムへ通知する(Op55)。このとき、アプリ呼び出し部14は、センサイベントデータへ、Op52で取得したブラウザIDに対応する収集データに含まれる、Webブラウザ3のヘッダ情報を付加して通知する。また、アプリ呼び出し部14は、前記通知へのレスポンスとして、前記業務アプリケーションプログラムからWebブラウザ用のコンテンツを受信すると、受信したコンテンツを、コンテンツ送信部15へ渡す。
コンテンツ送信部15は、Op55においてアプリ呼び出し部14から受け取ったコンテンツを、Op52で取得したブラウザIDに対応するWebブラウザ3へ送信する(Op56)。これにより、Webブラウザ3に、業務アプリケーションプログラムからのレスポンスが表示される。
以上の処理により、RFID読取部2およびRFIDリーダ4と、Webブラウザ3とが複数設けられている場合であっても、ユーザが、RFIDリーダ4を用いて修理対象装置のRFIDタグからデータを読み取らせた際に、センサイベント制御部1が、RFIDタグから読み取られたデータを、どの業務アプリケーションプログラムに通知すべきかを適切に判定し、通知先として判定した業務アプリケーションプログラムへ、前記データに基づいた処理要求を生成して送信することができる。
なお、本実施形態では、Webブラウザ3とセンサイベントデータとを結びつける方法として、ブラウザIDとリーダIDとの紐づけ登録をユーザが行う方法を示しているが、紐づけの方法には他に様々な方法が考えられる。
例えば、本実施形態では、ブラウザIDをWebブラウザ3ごとに生成しているが、Webブラウザ3からの初回アクセス時に情報収集部16でユーザ認証を行い、その際に用いたユーザIDをブラウザIDの代わりとして利用しても良い。また、例えば、ユーザIDが登録されたRFIDタグ(ユーザタグ)を、紐づけたい対象のRFIDリーダに読み込ませることで、紐づけ登録部51が、ユーザタグから読み出したユーザIDと、読み込みを行ったRFIDリーダのリーダIDとを互いに関連付けて、紐づけテーブル52へ登録する。ユーザタグとしては、例えば、ユーザが身分証明書や社員証等として用いるIDカード等を利用できる。センサイベント制御部1のデータ受信部11では、受信したセンサイベントデータが修理対象装置のRFIDタグであるか、ユーザIDが登録されたユーザタグであるかを判定し、ユーザタグである場合は、紐づけ登録部51を呼び出し、紐づけ登録処理を行わせることとなる。ユーザタグであるか修理対象装置のRFIDタグであるかの区別は、例えば、RFIDタグの中に、ユーザタグであるかどうかのフラグとなるデータを登録し、そのデータがあるかどうかで区別するか、あるいは、タグのID番号の範囲を基にして判定する等の方法が考えられる。
また、さらに別の紐づけ方法として、例えば、センサイベント制御部1だけが他の端末上で動作し、RFID読取部2とWebブラウザ3とが同一のユーザ端末にある場合には、次のような方法が考えられる。つまり、この場合は、RFID読取部2のIPアドレスとWebブラウザ3のIPアドレスとが同一となる。従って、リーダIDとブラウザIDとを、そのユーザ端末のIPアドレスとすれば良い。そもそも、HTTPリクエストの送信元のIPアドレスは、IPパケットデータとして必ず付加されて通知されるので、Webブラウザ3やRFID読取部2側で明示的に付加する必要は無い。この場合、情報収集部16では、まず、Webブラウザ3からのリクエストを受信した際に、Webブラウザ3のIPアドレスをブラウザIDとして利用し、ブラウザID(IPアドレス)毎に収集データを生成・管理しておき、データ受信部11ではセンサイベントデータの受信時に、その送信側IPアドレスを抽出し、紐づけ判定部53において、そのIPアドレスに対応するWebブラウザ3の収集データを取得することで、紐づけの判定が行われる。したがって、この方式では、紐づけテーブル52および紐づけ登録部51は必要ない。
以上に説明したように、本発明によれば、ユーザが利用中の業務アプリケーションプログラムを動的に判定し、その業務アプリケーションプログラムへセンサイベントデータを通知することにより、様々な業務アプリケーションプログラムでセンサイベントデータを利用することが可能となる。また、センサイベントデータを業務アプリケーションプログラムの入力インタフェースに合致するよう変換して通知することにより、既存の業務アプリケーションプログラムのインタフェースをそのまま利用することが可能である。
なお、第1の実施形態および第2の実施形態では、センサイベント制御部1をユーザ端末(コンピュータ)により実施する例を示したが、センサイベント制御部1の機能をコンピュータで実現させるためのプログラムまたはこれを記録した記録媒体も、本発明の実施の一形態である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るセンサイベント制御部の構成を、これを含むシステム全体の構成と共に示すブロック図である。 図2は、ユーザ端末におけるWebブラウザの表示例を示す説明図である。 図3は、図2の状態において、利用する業務アプリケーションプログラムを、マニュアル表示アプリから作業報告アプリへ切替えた際のWebブラウザの表示例を示す説明図である。 図4は、Webブラウザがユーザ端末のディスプレイにおいて図2に示す表示を行っているときに、収集されるデータの一例を示す。 図5は、Webブラウザがユーザ端末のディスプレイにおいて図3に示す表示を行っているときに、収集されるデータの一例を示す。 図6は、RFID読取部にて生成されるセンサイベントデータの一例を示す説明図である。 図7は、アプリ定義記憶部に記憶されている変換規則の一例を示す説明図である。 図8は、アプリ定義記憶部に記憶されている変換規則の一例を示す説明図である。 図9は、アプリ定義記憶部に記憶されている変換規則の一例を示す説明図である。 図10は、通知データ変換部で生成されるHTTPリクエストの一例を示す説明図である。 図11は、通知データ変換部で生成されるHTTPリクエストの他の例を示す説明図である。 図12は、Webブラウザからの処理要求を受信した場合の、センサイベント制御部(情報収集部)の動作を示すフローチャートである。 図13は、RFID読取部からセンサイベントデータを受信した場合の、センサイベント制御部の動作を示すフローチャートである。 図14は、本発明の第2の実施例形態に係るセンサイベント制御部の構成を、これを含むシステム全体の構成と共に示すブロック図である。 図15は、RFID読取部からセンサイベント制御部へ通知されるセンサイベントデータの一例を示す説明図である。 図16は、紐づけ登録画面の起動用のボタンが埋め込まれたページの一例を示す説明図である。 図17は、紐づけ登録画面の一例を示す説明図である。 図18は、紐づけ登録部の動作を示すフローチャートである。 図19は、図17に示したような紐づけ登録画面から紐づけ登録部へ送信される処理要求(HTTPリクエスト)の一例を示す説明図である。 図20は、紐づけ登録部へ登録されるデータの一例を示す説明図である。 図21は、第2の実施例形態に係る収集データ記憶部へ登録されるデータの一例を示す説明図である。 図22は、第2の実施例形態に係る情報収集部の動作を示すフローチャートである。 図23は、第2の実施例形態に係るセンサイベント制御部が、RFID読取部からセンサイベントデータを受信した場合の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 センサイベント制御部
2 RFID読取部
3 Webブラウザ
4 RFIDリーダ
11 データ受信部
12 通知先アプリ判定部
13 通知データ変換部
14 アプリ呼び出し部
15 コンテンツ送信部
16 情報収集部
51 紐づけ登録部
52 紐づけテーブル
53 紐づけ判定部
100、101、102、103 ユーザ端末
200 Webサーバ
201 マニュアル表示アプリ
202 作業報告アプリ

Claims (9)

  1. ブラウザからの入力を含む処理要求を受け付けて処理結果をブラウザに返す業務アプリケーションプログラムに対して、センサデバイスから得られたセンサイベントデータを通知するセンサイベント制御装置であって、
    ブラウザのアクティブウィンドウで実行されている業務アプリケーションプログラムを識別する情報と、前記ブラウザと前記業務アプリケーションプログラムとの間で送受信されるヘッダ情報とを収集し、収集データとして収集データ記憶部へ格納する情報収集部と、
    前記センサデバイスから得られたセンサイベントデータを受信するデータ受信部と、
    前記収集データ記憶部の収集データを参照し、前記ブラウザのアクティブウィンドウで実行されている業務アプリケーションプログラムを、前記センサイベントデータの通知先の業務アプリケーションプログラムとして決定する通知先アプリ判定部と、
    前記通知先の業務アプリケーションプログラムに対して予め定義された変換規則に基づいて、前記データ受信部により受信したセンサイベントデータを、前記通知先の業務アプリケーションプログラムの入力インタフェースに合致するよう変換するデータ変換部と、
    変換後のセンサイベントデータに、前記収集データ記憶部の前記収集データに含まれる前記ヘッダ情報を付加して生成した処理要求を、前記通知先の業務アプリケーションプログラムへ送信するアプリ呼び出し部と、
    前記業務アプリケーションプログラムから受け取った処理結果を前記ブラウザに送信するコンテンツ送信部とを備えることを特徴とするセンサイベント制御装置。
  2. センサイベントデータに、センサデバイスを識別するセンサデバイス識別子が付加されており、
    前記情報収集部は、ブラウザのアクティブウィンドウで実行されている業務アプリケーションプログラムを識別する情報と、前記ブラウザと前記業務アプリケーションプログラムとの間で送受信されるヘッダ情報とを収集し、収集データとして、当該ブラウザを識別するブラウザ識別子に関連付けて前記収集データ記憶部へ格納し、
    ユーザが利用するブラウザとセンサデバイスとを対応付けるために、当該ブラウザのブラウザ識別子と当該センサデバイスのセンサデバイス識別子とを対応付けて紐づけテーブルに登録する紐づけ登録部と、
    前記データ受信部でセンサイベントデータを受信すると、前記紐づけテーブルを参照し、受信したセンサイベントデータに付加されたセンサデバイス識別子に対応付けられたブラウザ識別子を抽出する紐づけ判定部とを備え、
    前記通知先アプリ判定部は、前記収集データ記憶部において前記ブラウザ識別子に関連付けられた収集データを参照し、当該ブラウザ識別子に対応するブラウザのアクティブウィンドウで実行されている業務アプリケーションプログラムを、前記センサイベントデータの通知先の業務アプリケーションプログラムとして決定し、
    前記アプリ呼び出し部は、前記データ変換部による変換後のセンサイベントデータに、前記収集データ記憶部において前記ブラウザ識別子に関連付けられた収集データに含まれるヘッダ情報を付加して生成した処理要求を、前記通知先の業務アプリケーションプログラムへ送信する、請求項1に記載のセンサイベント制御装置。
  3. 前記紐づけ登録部は、ブラウザに対して、当該ブラウザに対応づけたいセンサデバイスのセンサデバイス識別子をユーザに入力させる画面を表示させ、センサデバイス識別子が入力されると、入力されたセンサデバイス識別子と、当該ブラウザのブラウザ識別子とを対応付けて紐づけテーブルに登録する、請求項2に記載のセンサイベント制御装置。
  4. 前記紐づけ登録部は、ブラウザから入力されたユーザ識別子を当該ブラウザのブラウザ識別子として用いる、請求項2に記載のセンサイベント制御装置。
  5. 前記紐づけ登録部は、ユーザ識別子が記録された媒体をセンサデバイスで読み取ること
    により得られた当該ユーザ識別子と、当該ユーザ識別子の読み取りを行ったセンサデバイスのセンサデバイス識別子とを、対応付けて紐付けテーブルに登録する、請求項4に記載のセンサイベント制御装置。
  6. センサイベントデータに含まれるIPアドレスをセンサデバイス識別子として抽出し、抽出したセンサデバイス識別子と同じIPアドレスを、前記センサデバイス識別子に対応するブラウザ識別子として決定する紐づけ判定部を備え、
    前記情報収集部は、ブラウザのアクティブウィンドウで実行されている業務アプリケーションプログラムを識別する情報と、前記ブラウザと前記業務アプリケーションプログラムとの間で送受信されるヘッダ情報とを収集し、収集データとして、当該ブラウザのブラウザ識別子に関連付けて前記収集データ記憶部へ格納し、
    前記通知先アプリ判定部は、前記収集データ記憶部において前記ブラウザ識別子に関連付けられた収集データを参照し、当該ブラウザ識別子に対応するブラウザのアクティブウィンドウで実行されている業務アプリケーションプログラムを、前記センサイベントデータの通知先の業務アプリケーションプログラムとして決定し、
    前記アプリ呼び出し部は、前記データ変換部による変換後のセンサイベントデータに、前記収集データ記憶部において前記ブラウザ識別子に関連付けられた収集データに含まれるヘッダ情報を付加して生成した処理要求を、前記通知先の業務アプリケーションプログラムへ送信する、請求項1に記載のセンサイベント制御装置。
  7. 前記センサデバイスがRFIDリーダである、請求項1〜6のいずれか一項に記載のセンサイベント制御装置。
  8. ブラウザからの入力を含む処理要求を受け付けて処理結果をブラウザに返す業務アプリケーションプログラムに対して、センサデバイスから得られたセンサイベントデータを通知する処理をコンピュータに実行させるセンサイベント制御プログラムであって、
    ブラウザのアクティブウィンドウで実行されている業務アプリケーションプログラムを識別する情報と、前記ブラウザと前記業務アプリケーションプログラムとの間で送受信されるヘッダ情報とを収集し、収集データとして収集データ記憶部へ格納する処理と、
    前記センサデバイスから得られたセンサイベントデータを受信する処理と、
    前記収集データ記憶部の収集データを参照し、前記ブラウザのアクティブウィンドウで実行されている業務アプリケーションプログラムを、前記センサイベントデータの通知先の業務アプリケーションプログラムとして決定する処理と、
    前記通知先の業務アプリケーションプログラムに対して予め定義された変換規則に基づいて、前記センサイベントデータを、前記通知先の業務アプリケーションプログラムの入力インタフェースに合致するよう変換する処理と、
    変換後のセンサイベントデータに、前記収集データ記憶部の前記収集データに含まれる前記ヘッダ情報を付加して生成した処理要求を、前記通知先の業務アプリケーションプログラムへ送信する処理と、
    前記業務アプリケーションプログラムから受け取った処理結果を前記ブラウザに送信する処理とをコンピュータに実行させることを特徴とするセンサイベント制御プログラム。
  9. 請求項8に記載のセンサイベント制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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