JP4779803B2 - 静電霧化装置 - Google Patents

静電霧化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4779803B2
JP4779803B2 JP2006147367A JP2006147367A JP4779803B2 JP 4779803 B2 JP4779803 B2 JP 4779803B2 JP 2006147367 A JP2006147367 A JP 2006147367A JP 2006147367 A JP2006147367 A JP 2006147367A JP 4779803 B2 JP4779803 B2 JP 4779803B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage cylinder
high voltage
discharge electrode
discharge
voltage application
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006147367A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007313459A (ja
Inventor
順二 今井
浩一 吉岡
健太郎 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2006147367A priority Critical patent/JP4779803B2/ja
Publication of JP2007313459A publication Critical patent/JP2007313459A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4779803B2 publication Critical patent/JP4779803B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)

Description

本発明は静電霧化現象により帯電微粒子水を発生させる静電霧化装置に関するものである。
例えば特許文献1には従来の静電霧化装置が開示されている。この種の静電霧化装置は図3に示すように、放電電極4と、放電電極4に対向して位置する対向電極13と、放電電極4に水を供給する供給手段とを備え、放電電極4と対向電極13との間に高電圧を印加することで放電電極4の表面に保持される水を霧化させ、該放電電極4の放電部4aで粒子径がナノメートルサイズで強いマイナスの電荷を持つ帯電微粒子水を発生させる。帯電微粒子水の粒径は3〜数十nm程度であって、人体の角質細胞の大きさである70nmよりも小さな粒径であるため、この帯電微粒子水の暴露により角質層表面の奥までも水分が十分に補給されて、高い保湿効果が得られる。また、脱臭効果や毛髪の保湿効果等の他の効果も得られるので、多様な商品に備えることで多様な効果が得られる。
また図3に示す静電霧化装置は上記水の供給手段として放電部4aで霧化される水を自動的に生成するペルチェモジュール1を備えている。ペルチェモジュール1は回路部分9を冷却部2及び放熱部3で挟持してなり、電圧を印加することで冷却部2を冷却すると共に放熱部3から放熱できるようになっている。冷却部2は放電電極4に接続してあり、これにより放電電極4を冷却して空気中の水分を基に放電電極4の表面に結露水を生成し、この結露水を放電電極4で霧化される水として利用する。
またペルチェモジュール1の回路部分9は水や湿気により短絡する恐れがあるため、水や湿気が浸入しない密閉空間Sに収納する必要がある。図3では一端が開口した有底筒状の収納筒体18内にペルチェモジュール1を収納し、該ペルチェモジュール1の冷却部2の回路部分9とは反対側の面を冷却側封止用樹脂24を介して収納筒体18の底部18aの内面に当接し、放電電極4を収納筒体18の底部18aに形成した電極挿通孔22から外部に突出してその放電部4aを収納筒体18の外部に配置し、これにより収納筒体18内の密閉空間Sにペルチェモジュール1の回路部分9を収納している。
ところで上記図3に示す静電霧化装置にあっては、放電電極4及び対向電極13間に高電圧を印加する高電圧印加板14に保持孔14aを形成し、該保持孔14aに収納筒体18から突出した放電電極4の突出基部を保持することで放電電極4を高電圧印加板14に電気的に接続している。そしてこの高電圧印加板14は収納筒体18の底部18a上に確実に位置決めされた状態で保持して高電圧印加板14と保持孔14aに挿通した放電電極4とを確実に接触させるために、収納筒体18の底部18aにぴったりと接触した状態で支持されている。しかしこの場合、ペルチェモジュール1の冷却部2の熱が収納筒体18の底部18aから高電圧印加板14を介して外部に漏れ出し、ペルチェモジュール1の冷却効率が低下してしまうという問題が生じる。
特開2006−826号公報
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、ペルチェモジュールの冷却部の熱が収納筒体の底部から高電圧印加板を介して外部に漏れ出すことを防止でき、尚且つ電圧印加板を確実に支持して、高電圧印加板と該高電圧印加板の保持孔に挿通した放電電極とを電気的に確実に接触させることができる静電霧化装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る静電霧化装置は、熱電素子7を備えた回路部分9を冷却部2及び放熱部3で挟み込んでなるペルチェモジュール1と、ペルチェモジュール1の冷却部2上に立設した放電電極4を具備し、冷却部2により放電電極4を冷却することで空気中の水分を基に放電電極4の表面に結露水を生成し、該放電電極4に高電圧を印加することで前記結露水を放電電極4の放電部4aで霧化させる静電霧化装置において、一端が開口した有底筒状の収納筒体18内に前記ペルチェモジュール1を収納し、該ペルチェモジュール1の冷却部2を収納筒体18の底部18aの内面に当接し、放電電極4を収納筒体18の底部18aに形成した電極挿通孔22から外部に突出してその放電部4aを収納筒体18の外部に配置し、保持孔14aを形成した高電圧印加板14を収納筒体18の底部18a上に配置して、該高電圧印加板14の保持孔14aで前記収納筒体18から外部に突出した放電電極4の突出基部を保持して高電圧印加板14と放電電極4とを電気的に接続し、該高電圧印加板14の一部を収納筒体18の底部18aの外面に突設した支持部31で支持し、高電圧印加板14と収納筒体18の底部18aとの間に収納筒体18の底部18aの外面に設けた断熱部材33を介装して成ることを特徴とする。このように高電圧印加板14の一部を収納筒体18から突出した支持部31で支持し、高電圧印加板14と収納筒体18の底部18aとの間に断熱部材33を介装することで、収納筒体18から突出した支持部31により高電圧印加板14を位置決めして支持でき、しかも収納筒体18内にペルチェモジュール1を水密的に収納するために冷却部2を収納筒体18の底部18aの内面に当接したものにおいて、収納筒体18の底部18aから高電圧印加板14を介して熱が漏れることを防止できる。
また、請求項2は請求項1において、前記支持部31を前記電極挿通孔22の孔縁に設けたことを特徴とする。
また、請求項3は請求項1又は請求項2において、前記断熱部材33及び前記支持部31の夫々の前記高電圧印加板14に対向する側の面を面一とし、前記高電圧印加板14の一部を前記支持部31及び前記断熱部材33で支持することを特徴とする。
また請求項4は請求項1乃至3のいずれか1項において、前記高電圧印加板14上に放電電極4の放電部4aを除く外周を囲む断熱体34を設けると共に該放電電極4の放電部4aを断熱体34の外部に露出させたことを特徴とする。この構成により、高電圧印加板14からの熱漏れを断熱体34で一層防止でき、また放電電極4の断熱体34の外部に露出した放電部4aを効率良く冷却して、放電部4a近傍に霧化させる水となる結露水を多量に生成できる。
請求項1乃至4に係る発明では、収納筒体から突出した支持部により高電圧印加板を支持できるのは勿論、加えて収納筒体内にペルチェモジュールを水密的に収納するために冷却部を収納筒体の底部の内面に当接したものにおいて、収納筒体の底部から高電圧印加板を介して熱が漏れることを防止でき、ペルチェモジュールの冷却効率を向上できる。
また請求項4に係る発明では高電圧印加板からの熱漏れを断熱体で一層防止でき、また放電電極の断熱体の外部に露出した放電部を効率良く冷却して、放電部近傍に多量の結露水を生成でき、確実に静電霧化を生じさせることができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。図1に示す静電霧化装置は、熱電素子7を備えた回路部分9を冷却部2と放熱部3とで挟持して成るペルチェモジュール1を用いたもので、冷却部2上に放電電極4を立設して冷却自在としている。
ペルチェモジュール1は、絶縁性で且つ熱伝導率の高い材料(例えばアルミナや窒化アルミニウム)から成り片面側に電気回路6を形成してある一対の平板状の回路基板5を、互いの電気回路6側が向い合うように対向させ、少なくとも1対(例えば8対)列設してあるBiTe系の熱電素子7を両回路基板5間で挟持すると共に、隣接する熱電素子7同士が両側の電気回路6で電気的に接続されるように半田付けし、入力回路線8を介して為される熱電素子7への通電によって一方の回路基板5(これが冷却側の回路基板5aとなる)から他方の回路基板5(これが放熱側の回路基板5bとなる)に向けて熱が移動するように設けている。即ち、上記ペルチェモジュール1の回路部分9は両側の電気回路6及び熱電素子7で形成されている。
ペルチェモジュール1の冷却部2は、冷却側の回路基板5aと、回路基板5aの電気回路6を設けてある側と反対側の面に熱伝導性膜16(例えば熱伝導性グリースや、熱伝導性シート、熱伝導性接着剤等)を挟んだ状態で積層してある冷却板10とで二層構造で形成されている。冷却板10としては絶縁性で且つ熱伝導率の高い耐電圧用材料(例えばアルミナや窒化アルミニウム)が用いられる。
ペルチェモジュール1の放熱部3は、放熱側の回路基板5bと、回路基板5bの電気回路6を設けてある側と反対側の面に熱伝導性膜16(例えば熱伝導性グリースや、熱伝導性シート、熱伝導性接着剤等)を挟んだ状態で積層してある放熱フィン11とで形成している。放熱フィン11としては例えばアルミニウムのような熱伝導率の高い材料が用いられる。なお同様の材料を備えた放熱板を放熱フィン11に替えて設けても良い。
放電電極4は電気伝導率及び熱伝導率の高い材料(例えばアルミニウムや銅系の合金)を用いて細長い円柱形状に形成したものであり、先端部に鋭く尖った放電部4aを形成し、放電部4aと反対側の基端部に他よりも大径の大径部4bを形成している。放電電極4の表面にはAuやNi等の表面処理が施してあっても良い。冷却部2の回路部分9を挟む側の面と反対側の面(即ち冷却板10の回路基板5aと接続される側の面とは反対側の面)には、その中央位置に接合箇所を設け、この接合箇所に放電電極4の基端面である大径部4bの片面を接着させることで放電電極4を冷却部2上に立設している。ここで用いる接着剤20は熱伝導率の高いものである。
放熱部3は平面視で冷却部2よりも大きく、放熱部3の回路部分9を挟む側の面(即ち放熱側の回路基板5bの電気回路6を設けてある側の面)の冷却部2よりも外方に突出した外周部には密閉枠17を固着している。この密閉枠17の収納筒体18と放熱部3とで囲まれる密閉空間S内に冷却部2や回路部分9が収容される構造であり、以下、この構造について詳述する。
密閉枠17は例えばLCP樹脂やPBT樹脂のような絶縁性であり且つ遮水性の高い樹脂で一体成形したものであり、一端を開口すると共に他端側を底部18aで閉塞した有底筒状の収納筒体18で主体を構成している。収納筒体18は平面視矩形状の底部18aの外周縁から下方に向けて周壁部18bを延出し、また同部からは周壁部18bとは反対側の上方に向けて囲み部19を延出している。収納筒体18の軸方向における開口18c側の端部には外方に向けて突出するフランジ部12を全周に亘って一体に設けてあり、フランジ部12の上面の収納筒体18を挟んだ両側からは一対の柱状の支持体21を一体に立設している。収納筒体18の底部18aの中央には放電電極4を挿通するための電極挿通孔22を厚み方向に貫通して設けている。なお収納筒体18と支持体21は別体であっても良い。
密閉枠17を収納筒体18の開口18c側から被せて該収納筒体18内にペルチェモジュール1の冷却部2や回路部分9を収容すると共に、収納筒体18の底部18aの電極挿通孔22に放電電極4を挿通してその先端側を収納筒体18(密閉空間S)外に突出し、放電電極4の放電部4aを収納筒体18の外部に配置する。そしてこの状態で、収納筒体18の底部18aと冷却部2の冷却板10の対向面同士を冷却側封止用樹脂24を介して当接して接着させ、且つ放熱部3の回路基板5bの外周部と同部に対向するフランジ部12を放熱側封止用樹脂25を介して当接して接着させる。これによりフランジ部12と放熱部3の間、収納筒体18の底部18aと冷却板10の間は共に封止用樹脂24、25によって完全に封止されて、収納筒体18とペルチェモジュール1の放熱部3で囲まれた密閉空間Sが形成され、この密閉空間S内にペルチェモジュール1の冷却部2や回路部分9が封止状態で収納される。従って密閉枠17の収納筒体18と放熱部3との間に形成される密閉空間S内に冷却部2と回路部分9を収容でき、放電電極4上に生成された水や湿気等が回路部分9にまで浸入して短絡を生じる等の不具合が防止されるようになっている。なお上記冷却側封止用樹脂24及び放熱側封止用樹脂25は絶縁性であり且つ遮水性の高いエポキシ樹脂等の熱硬化性接着剤にて構成され、予め所定位置に熱硬化性接着剤を挟み込んでこの状態で加熱することで硬化させるものである。
密閉枠17のフランジ部12の放熱側封止用樹脂25で接着した部分よりも外側の部分に厚み方向に貫通するねじ挿通孔27を設けてあり、各ねじ挿通孔27に挿通させた挟み込みねじ28の先端側を、放熱部3の放熱フィン11に凹設してあるねじ穴29に捻じ込むことで、挟み込みねじ28のヘッド部分を介して密閉枠17のフランジ部12を放熱部3に押し付け、且つ収納筒体18側の底部18aを冷却部2に押し付け、これにより収納筒体18の底部18aと放熱部3とで冷却部2及び回路部分9を挟持している。つまり、フランジ部12と放熱部3との対向面間に放熱側封止用樹脂25を挟み、且つ収納筒体18の底部18aと冷却部2との対向面間に冷却側封止用樹脂24を挟みながら上記挟み込みねじ28を捻じ込んでいき、両封止用樹脂24、25を強く挟持させた状態で加熱をすることで、密閉枠17の放熱側固着及び冷却側固着が高い気密信頼性で且つ短時間で行われるものである。
密閉枠17に設けてある両支持体21の先端には、電気伝導率の高い金属材料を用いてリング状に形成した対向電極13の両側を支持させている。対向電極13は放電電極4の放電部4aから所定距離を隔てた位置に支持され、一端側が放電電極4に電気的に接続される高電圧印加板14の他端側と上記対向電極13とを、高電圧印加部15を介して電気的に接続させている。これら対向電極13や高電圧印加板14、高電圧印加部15によって、放電電極4に高電圧を印加させる高電圧印加手段を形成している。
上記高電圧印加板14は金属又は導電性プラスチック製であり、一端側に被支持部14bを備えている。被支持部14bには保持孔14aを厚み方向に貫通して設けてあり、該保持孔14aは収納筒体18の底部18aから突出した放電電極4と略同径で、放電電極4の突出基部から先端に至る部分を挿通可能にしてある。
一方、収納筒体18からは上記高電圧印加板14の一部を部分的に支持する支持部31を対向電極13側に向けて突出している。支持部31は、収納筒体18の底部18aの外面に一体に設けた突起31aや、囲み部19の周方向の一部からなり、収納筒体18の底部の1乃至3箇所に設けている。図示例では収納筒体18の底部18aにおいて電極挿通孔22の孔縁の両側に突起31aを設けてあり、これら2つの突起31aは収納筒体18の周方向に離間している。また各突起31aの上面は囲み部19の上面と同レベルに位置している。
収納筒体18の囲み部19と突起31aを除く底部18a上には電極挿通孔22上も含めた全部に断熱部材33を設けている。断熱部材33は発泡樹脂等の合成樹脂やマイクロカプセルを含有する断熱性に優れた材質からなり、収納筒体18の底部18a上に接着して固定している。また断熱部材33の上面は突起31aの上面と面一となっている。なお断熱部材33は収納筒体18の囲み部19で囲まれた底部18a上に原料となる樹脂を流して充填することで形成しても良い。
収納筒体18の底部18aから突出した放電電極4は断熱部材33及び高電圧印加板14の保持孔14aを貫通して上方に突出し、その突出基部が保持孔14aの内周面で保持されて高電圧印加板14と電気的に接続されている。
この放電電極4の突出基部を保持する高電圧印加板14は囲み部19の内側に配置した被支持部14bを上記各突起31及び囲み部19の上に載置すると共に接着してあり、同時に被支持部14bの下面を断熱部材33の上面に接着している。これにより高電圧印加板14の被支持部14bは各突起31a及び囲み部19により3点以下で収納筒体18上に点状に支持されると共に断熱部材33上に支持され、収納筒体18の底部18aと高電圧印加板14との間に断熱部材33が介装されることとなる。なお高電圧印加板14の他端側は収納筒体18の囲み部19よりも外側に突出し、この位置で高電圧印加部15に電気的に接続される。
また上記高電圧印加板15の被支持部14b上には断熱部材33とは別体の断熱体34を放電電極4の放電部4aを除く外周を囲むように設けている。断熱体34は断熱部材33と同様発泡樹脂やマイクロカプセルを含有する合成樹脂等の断熱性に優れた材質からなり、中央が上方に突出した錐状をし、その下面を高電圧印加板15の被支持部14b上及び断熱部材33の上に接着して固定している。これにより高電圧印加板15の被支持部14bは断熱部材33と断熱体34で構成される断熱部分に埋め込まれた状態となる。また高電圧印加板14の保持孔14aから突出した放電電極4は断熱体34の中央を貫通して、その放電部4aを含む先端部が錘状をした断熱体34の先端から突出して外部に露出している。なお放電電極4の外周面は断熱部材33及び断熱体34との間に隙間が生じないようにぴったりと断熱部材33及び断熱体34に接触している。
上記構成から成る本例の静電霧化装置においては、収納筒体18のフランジ部12を超えて外部にまで伸びる入力回路線8を通じて熱電素子7への通電を行うことで、ペルチェモジュール1の冷却部2を介して放電電極4自体を冷却し、放電電極4の表面上に空気中の水分を基にして帯電微粒子水の基となる結露水を生成できる。ここで、高電圧印加部15によって放電電極4側がマイナス電極となって電荷が集中するように放電電極4と対向電極13との間に高電圧を印加させると、放電電極4の表面に直接生成されて保持される水を放電部4a側に引き寄せると共に放電部4aで静電霧化現象により霧化させ、ナノメータサイズの粒径で且つ高い電荷を持つ帯電微粒子水を発生させることができる。この帯電微粒子水は、リング状をなす対向電極13の中央孔13aを通過して静電霧化装置の外部へと放出される。
そして本発明では高電圧印加板14の一部を収納筒体18から突出した支持部31で部分的に支持し、且つ高電圧印加板14と収納筒体18の底部18aとの間に断熱部材33を介装したので、支持部31により高電圧印加板14を位置決めして支持できるのは勿論、加えて収納筒体18の底部18aから高電圧印加板14を介して熱が漏れることを防止できる。また本例では高電圧印加板14上に放電電極4の放電部4aを除く外周を囲む断熱体34を設けると共に該放電電極4の放電部4aを露出したので、断熱体34により高電圧印加板14からの熱漏れを一層防ぐことができ、また放電電極4の断熱体34から外部に露出した放電部4aを効率良く冷却できる。
なお本実施例では高電圧印加板14上に放電電極4の放電部4aを除く外周を囲む断熱体34を設けたが、図2に示すように断熱体34を設けず、放電電極4の高電圧印加板14の保持孔14aから突出した部分の全部を外部に露出させても良い。
本発明の実施の形態の一例の静電霧化装置の説明図である。 他例の静電霧化装置の説明図である。 従来の静電霧化装置の説明図である。
符号の説明
1 ペルチェモジュール
2 冷却部
3 放熱部
4 放電電極
4a 放電部
7 熱電素子
9 回路部分
14 高電圧印加板
14a 保持孔
18 収納筒体
18a 底部
22 電極挿通孔
31 支持部
33 断熱部材
34 断熱体

Claims (4)

  1. 熱電素子を備えた回路部分を冷却部及び放熱部で挟み込んでなるペルチェモジュールと、ペルチェモジュールの冷却部上に立設した放電電極を具備し、冷却部により放電電極を冷却することで空気中の水分を基に放電電極の表面に結露水を生成し、該放電電極に高電圧を印加することで前記結露水を放電電極の放電部で霧化させる静電霧化装置において、一端が開口した有底筒状の収納筒体内に前記ペルチェモジュールを収納し、該ペルチェモジュールの冷却部を収納筒体の底部の内面に当接し、放電電極を収納筒体の底部に形成した電極挿通孔から外部に突出してその放電部を収納筒体の外部に配置し、保持孔を形成した高電圧印加板を収納筒体の底部上に配置して、該高電圧印加板の保持孔で前記収納筒体から外部に突出した放電電極の突出基部を保持して高電圧印加板と放電電極とを電気的に接続し、該高電圧印加板の一部を収納筒体の底部の外面に突設した支持部で支持し、高電圧印加板と収納筒体の底部との間に収納筒体の底部の外面に設けた断熱部材を介装して成ることを特徴とする静電霧化装置。
  2. 前記支持部を前記電極挿通孔の孔縁に設けたことを特徴とする請求項1に記載の静電霧化装置。
  3. 前記断熱部材及び前記支持部の夫々の前記高電圧印加板に対向する側の面を面一とし、前記高電圧印加板の一部を前記支持部及び前記断熱部材で支持することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の静電霧化装置。
  4. 前記高電圧印加板上に放電電極の放電部を除く外周を囲む断熱体を設けると共に該放電電極の放電部を断熱体の外部に露出させたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の静電霧化装置。
JP2006147367A 2006-05-26 2006-05-26 静電霧化装置 Expired - Fee Related JP4779803B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006147367A JP4779803B2 (ja) 2006-05-26 2006-05-26 静電霧化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006147367A JP4779803B2 (ja) 2006-05-26 2006-05-26 静電霧化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007313459A JP2007313459A (ja) 2007-12-06
JP4779803B2 true JP4779803B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=38847804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006147367A Expired - Fee Related JP4779803B2 (ja) 2006-05-26 2006-05-26 静電霧化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4779803B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5609457B2 (ja) * 2010-03-29 2014-10-22 パナソニック株式会社 冷蔵庫
CN113300222B (zh) * 2021-06-30 2022-05-17 杭州大湛机电科技有限公司 一种纳米水离子群发生器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3952044B2 (ja) * 2004-06-21 2007-08-01 松下電工株式会社 静電霧化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007313459A (ja) 2007-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3952044B2 (ja) 静電霧化装置
JP5632634B2 (ja) 静電霧化装置及びその製造方法
JP3952052B2 (ja) 静電霧化装置
JP4449859B2 (ja) 静電霧化装置
JP3928648B2 (ja) 静電霧化装置
JP2007275800A (ja) 静電霧化装置
JP3928649B2 (ja) 静電霧化装置
JP4779778B2 (ja) 静電霧化装置
JP4779803B2 (ja) 静電霧化装置
JP4305534B2 (ja) 静電霧化装置
JP4779779B2 (ja) 静電霧化装置
JP4952294B2 (ja) 静電霧化装置
JP5342471B2 (ja) 静電霧化装置
JP4670712B2 (ja) 静電霧化装置及びその組立方法
JP2011067770A (ja) 静電霧化装置
JP4747919B2 (ja) 静電霧化装置
JP4752582B2 (ja) 静電霧化装置
JP5369021B2 (ja) 静電霧化装置
JP2013084674A (ja) 発熱電子デバイスの放熱構造
JP4872653B2 (ja) 静電霧化装置
JP5027592B2 (ja) 静電霧化装置
WO2013105356A1 (ja) 静電霧化装置
JP5027593B2 (ja) 静電霧化装置
JP5369022B2 (ja) 静電霧化装置
JP5555357B2 (ja) 静電霧化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090210

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110607

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110620

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees