JP4752582B2 - 静電霧化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静電霧化現象により帯電微粒子水を発生させる静電霧化装置に関するものである。
従来から、放電電極に水を供給するとともに該放電電極に高電圧を印加することで、放電電極に保持される水を霧化させ、ナノメータサイズを含む粒径で高い電荷を持つ帯電微粒子水を発生させる静電霧化装置が知られている。帯電微粒子水の粒径は3〜数十nm程度であって、人体の角質細胞の大きさである70nmよりも小さな粒径であるため、この帯電微粒子水の暴露により角質層表面の奥までも水分が十分に補給されて、高い保湿効果が得られるようになっている。また、脱臭効果や毛髪の保湿効果等の他の効果も得られるので、多様な商品に備えることで多様な効果が得られるものである。
上記放電電極への水供給手段としては、熱電素子から成る回路部分を冷却側伝熱部及び放熱側伝熱部で挟持して成るペルチェモジュールを備えることが、水供給の手間を不要とするために好適である。特許文献1には図5に示すように、ペルチェモジュール1の冷却側伝熱部2に放電電極4を立設させ、該放電電極4をペルチェモジュール1により冷却させることで空気中の水分を基にして放電電極4上に水を生成させる構成の静電霧化装置が開示されている。
上記静電霧化装置にあっては、ペルチェモジュール1の回路部分9への水分の浸入を防止する必要がある。そこで、開口を有するキャップ型の密閉枠体17が備えてあり、この密閉枠体17に貫設してある貫通穴22に放電電極4を挿通させた状態で上記密閉枠体17内にペルチェモジュール1の冷却側伝熱部2及び回路部分9を収容するとともに、該密閉枠体17と冷却側伝熱部2とを固着させ(以下、これを「冷却側固着」という)、更に該密閉枠体17のフランジ状を成す開口縁部分と放熱側伝熱部3とを固着させる(以下、これを「放熱側固着」という)ことで、密閉枠体17と放熱側伝熱部3とで囲まれる密閉空間S内にペルチェモジュール1の回路部分9を密閉させてある。
ここで、上記密閉枠体17の冷却側固着及び放熱側固着においては、高い気密信頼性で行われることや、短時間で固着が完了することが要求される。この要求を満たすためには、接着強度や接着信頼性が高くしかも短時間で硬化可能な熱硬化性接着剤を用いることが望ましいのだが、その場合、構造や使用環境によっては、密閉枠体17内に密閉される空気が硬化時の加熱で膨張し、結果的に接着部分の破裂やピンホールを生じて密閉性が損なわれてしまう場合が起こり得るといった問題が生じる。
特開2006−826号公報
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、熱硬化性接着剤を用いて密閉枠体の冷却側固着及び放熱側固着を行い、これにより上記固着を高い気密信頼性で且つ短時間で行うとともに、密閉枠体内に存在する空気が上記固着時に熱膨張して接着部分の破裂やピンホールを生じるといった事態を確実に防止することのできる静電霧化装置を提供することを、課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明を、熱電素子7から成る回路部分9を冷却側伝熱部2及び放熱側伝熱部3で挟持して成るペルチェモジュール1と、該ペルチェモジュール1の冷却側伝熱部2上に立設される放電電極4と、放電電極4に高電圧を印加する高電圧印加手段と、キャップ型の密閉枠体17とを具備し、上記密閉枠体17に貫設してある貫通穴22に放電電極4を挿通させた状態で密閉枠体17内に冷却側伝熱部2及び回路部分9を収容するとともに密閉枠体17と冷却側伝熱部2とを冷却側接着部24を介して固着させ、且つ密閉枠体17と放熱側伝熱部3とを放熱側接着部25を介して固着させることで、密閉枠体17と放熱側伝熱部3とで囲まれる密閉空間S内にペルチェモジュール1の回路部分9を密閉して成る静電霧化装置であって、上記冷却側接着部24及び上記放熱側接着部25を熱硬化性接着剤にて形成し、上記密閉枠体17には空気抜き穴23を設けるとともに、冷却側接着部24及び放熱側接着部25の硬化後に空気抜き穴23を封止する封止接着部26をUV硬化性接着剤にて形成してあるものとする。
上記構成の静電霧化装置とすることで、密閉枠体17と冷却側伝熱部2の固着、及び密閉枠体17と放熱側伝熱部3との固着は、熱硬化性接着剤を用いた高い気密信頼性で且つ短時間で行うことができる。そして、この固着時の加熱により密閉枠体17内の空気は膨張するものの、密閉枠体17には空気抜き穴23を設けてあるので該膨張により接着部分の破裂やピンホールを生じるといった事態は防止される。この空気抜き穴23は、上記硬化後に封止接着部26により封止されて密閉空間Sを形成するのだが、該封止接着部26UV硬化性接着剤を用いて形成するので、これを硬化させる際に密閉枠体17内の空気が膨張することはない。
そして、この静電霧化装置にあっては、上記密閉枠体17の空気抜き穴23の周囲部分に、筒型を成す仕切り壁30を延設してあることが好適である。この仕切り壁30により、上記冷却側接着部24や上記放熱側接着部25が空気抜き穴23内に流入することを防止することができ、各接着部24,25の塗布量や接着代がばらついていても空気抜き穴23が詰まることが防止される。また、空気抜き穴23を封止接着部26で封止する構成のものにあっては、封止接着部26が空気抜き穴23内から流出することが防止される。
本発明は、熱硬化性接着剤を用いて密閉枠体の冷却側固着及び放熱側固着を行い、これにより上記固着を高い気密信頼性で且つ短時間で行うとともに、密閉枠体内に存在する空気が上記固着時に熱膨張して接着部分の破裂やピンホールを生じるといった事態を確実に防止することができるという効果を奏する。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。図1には、本発明の実施形態における一例の静電霧化装置を示している。本例の静電霧化装置は、熱電素子7から成る回路部分9を冷却側伝熱部2と放熱側伝熱部3とで挟持して成るペルチェモジュール1を用いたもので、上記冷却側伝熱部2上に放電電極4を立設して冷却自在としている。
上記ペルチェモジュール1にあっては、絶縁性であり且つ熱伝導率の高い材料(例えばアルミナや窒化アルミニウム)から成りその片面側に電気回路6を形成してある一対の平板状の回路基板5を、互いの電気回路6側が向い合うように対向させ、少なくとも1対(例えば8対)列設してあるBiTe系の熱電素子7を両回路基板5間で挟持するとともに、隣接する熱電素子7同士が両側の電気回路6で電気的に接続されるように半田付けし、ペルチェ入力回路線8を介して為される熱電素子7への通電によって一方の回路基板5(これが冷却側の回路基板5aとなる)から他方の回路基板5(これが放熱側の回路基板5bとなる)に向けて熱が移動するように設けている。即ち、上記ペルチェモジュール1の回路部分9は、両側の電気回路6及び熱電素子7で形成されたものである。
上記ペルチェモジュール1の冷却側伝熱部2は、冷却側の回路基板5aと、この回路基板5aの電気回路6を設けてある側と逆側の面に熱伝導性膜(例えば熱伝導性グリースや、熱伝導性シート、熱伝導性接着剤等)を挟んだ状態で積層させてある冷却板10との二層構造で形成されている。上記冷却板10は、絶縁性であり且つ熱伝導率の高い耐電圧用材料(例えばアルミナや窒化アルミニウム)を用いたものである。
また上記ペルチェモジュール1の放熱側伝熱部3は、放熱側の回路基板5bと、この回路基板5bの電気回路6を設けてある側と逆側の面に熱伝導性膜(例えば熱伝導性グリースや、熱伝導性シート、熱伝導性接着剤等)を挟んだ状態で積層させてある放熱板11との二層構造で形成されている。上記放熱板11は、熱伝導率の高い材料(例えばアルミニウム)を用いたものである。同様の材料を用いて放熱板11をフィン状に(即ち放熱フィンとして)形成してあっても構わない。
上記放電電極4は、電気伝導率及び熱伝導率の高い材料(例えばアルミニウムや銅系の合金)を用いて細長い円柱形状に形成したものである。放電電極4の表面にはAuやNi等の表面処理が施してあってもよい。冷却側伝熱部2の回路部分9を挟む側の面と逆側の面(即ち冷却板10の回路基板5aと接続される側の面とは逆側の面)には、その中央位置に接合箇所を設けており、この接合箇所に放電電極4の基端部を位置決めして接着させることで、放電電極4を冷却側伝熱部2に立設させている。ここで用いる接着剤は熱伝導率の高いものである。
上記放熱側伝熱部3の平面視における縦横寸法は、上記冷却側伝熱部2の縦横寸法よりも充分大きく設けており、放熱側伝熱部3の回路部分9を挟む側の面(即ち放熱側の回路基板5bの電気回路6を設けてある側の面)の、回路部分9を囲む周縁部分には、キャップ型の密閉枠体17を固着させてある。この密閉枠体17と放熱側伝熱部3とで囲まれる密閉空間S内に、冷却側伝熱部2や回路部分9が収容される構造である。以下、この構造について詳述する。
上記密閉枠体17は、平面視矩形状である底壁18aの周縁から図中下方に向けて側周壁18bを延設して成るキャップ型の収容部18と、この収容部18の底壁18aの周縁から側周壁18bとは反対方向に延設される囲み部19と、上記の開口を有するキャップ状の収容部18の開口縁全周から外方に延設されるフランジ部20と、このフランジ部20上面から側周壁18bと平行に突設される左右一対の柱状の支持体21とを、絶縁性であり且つ遮水性の高い材料(例えばLCP樹脂やPBT樹脂)で一体成型した部材である。上記収容部18の底壁18aの中央部分には放電電極4挿通用の貫通穴22が貫設してあり、更にこの底壁18aの周縁側部分には、上記貫通穴22とは別に空気抜き穴23を貫設してある。
そして、上記密閉枠体17の収容部18を開口側から被せて該収容部18内に冷却側伝熱部2や回路部分9を収容するとともに、底壁18aの貫通穴22に放電電極4を挿通させてその先端側を収容部18外に突出させる。この状態で、密閉枠体17の収容部18の底壁18aと冷却側伝熱部2(即ち冷却板10)の対向面同士を冷却側接着部24を介して固着させ、且つ密閉枠体17のフランジ部20と放熱側伝熱部3(即ち放熱側の回路基板5b)の対向面同士を放熱側接着部25を介して固着させると同時に、貫通穴22を完全に封止させる。なお上記冷却側接着部24及び上記放熱側接着部25は、絶縁性であり且つ遮水性の高い熱硬化性接着剤(例えばエポキシ樹脂等)にて形成する。
本例にあっては上記密閉枠体17のフランジ部20に複数のねじ挿通穴27を貫設してあり、各ねじ挿通穴27に挿通させた挟み込みねじ28の先端側を、放熱側伝熱部3に凹設してあるねじ孔29に捻じ込んでいくことで、挟み込みねじ28のヘッド部分を介して密閉枠体17のフランジ部20を放熱側伝熱部3に押し付け、且つ収容部18側の底壁18aを冷却側伝熱部2に押し付けるようになっている。つまり、フランジ部20と放熱側伝熱部3との対向面間に放熱側接着部25を挟み、且つ収容部18の底壁18aと冷却側伝熱部2との対向面間に冷却側接着部24を挟みながら上記挟み込みねじ28を捻じ込んでいき、両接着部24,25を強く挟持させた状態で加熱をすることで、密閉枠体17の冷却側固着及び放熱側固着が高い気密信頼性で且つ短時間で行われるものである。
ここで、上記加熱により密閉枠体17内の空気は膨張するものの、既述の如く収容部18には密閉空間Sと連通する空気抜き穴23が設けてあって、膨張した空気は外部に流出するようになっているため、該膨張に起因する接着部分の破裂やピンホールを生じることはない。この空気抜き穴23は、上記加熱が終了した後に注入形成される封止接着部26により封止され、これにより冷却側伝熱部2や回路部分9が密閉空間S内に確実に封止されることとなる。上記封止接着部26は、絶縁性であり且つ遮水性の高い常温硬化性接着剤、又はUV硬化性接着剤にて形成するので、これを硬化させる際に密閉枠体17内の空気が熱膨張を生じることはない。
上記密閉枠体17に設けてある両支持体21の先端には、電気伝導率の高い金属材料を用いてリング状に形成した対向電極13を支持させる。上記対向電極13は放電電極4の先端から所定距離を隔てた位置に支持されるものであり、一端側が放電電極4に電気的に接続される金属又は導電性プラスチック製の高電圧リード14の他端側と上記対向電極13とを、高電圧印加部15を介して電気的に接続させている。即ち本例にあっては、これら対向電極13や高電圧リード14、高電圧印加部15によって、放電電極4に高電圧を印加させる高電圧印加手段を形成している。
上記構成から成る本例の静電霧化装置においては、密閉枠体17のフランジ部20を超えて外部にまで伸びるペルチェ入力回路線8を通じて熱電素子7への通電を行うことで、ペルチェモジュール1の冷却側伝熱部2を介して放電電極4自体を冷却し、放電電極4の表面上に空気中の水分を基にして水を生成させることができる。ここで、高電圧印加部15によって放電電極4側がマイナス電極となって電荷が集中するように放電電極4と対向電極13との間に高電圧を印加させると、放電電極4上に直接生成されて保持される水を先端側に引き寄せるとともに先端部分で静電霧化現象により霧化させ、ナノメータサイズを含む粒径であり且つ高い電荷を持つ帯電微粒子水を発生させることができる。この帯電微粒子水は、リング状をなす対向電極13の中央穴を通過して静電霧化装置の外部へと放出されるものである。
加えて、本例の静電霧化装置にあっては上記の如く、開口を有するキャップ型の密閉枠体17を備え、この密閉枠体17と放熱側伝熱部3との間に形成される密閉空間S内に冷却側伝熱部2と回路部分9を収容してあるので、例えば放電電極4上に生成された水が回路部分9にまで浸入して短絡を生じる等の不具合は防止されるようになっている。
そして、この密閉枠体17を冷却側伝熱部2に固着させるために用いる冷却側接着部24と、この密閉枠体17を放熱側伝熱部3に固着させるために用いる放熱側接着部25とは、共に熱硬化性接着剤にて形成するので、密閉枠体17の各固着は高い気密信頼性で且つ短時間で行うことができる。
しかも、上記熱硬化性接着剤を硬化させる際に密閉枠体17内の空気は加熱により膨張するものの、密閉枠体17には空気抜き穴23を設けてあるので該膨張により接着部分の破裂やピンホールを生じるといった事態は防止される。この空気抜き穴23は、上記加熱終了後に注入形成される封止接着部26により封止されるのだが、該封止接着部26は常温硬化性接着剤又はUV硬化性接着剤を用いて形成するので、これを硬化させる際に密閉枠体17内の空気が膨張することはない。
なお、密閉枠体17を固着させる際の空気膨張を防止するためには、加熱を必要としない常温硬化接着剤やUV硬化接着剤を用いて上記冷却側接着部24や上記放熱側接着部25を形成するといった方法も考えられるが、常温硬化接着剤を用いようとする場合には硬化に時間がかかるといった問題があり、またUV硬化接着剤を用いようとする場合には、密閉枠体17で隠れる部分にある冷却側接着部24や放熱側接着部25に紫外線を当てることが非常に困難であるといった問題がある。
図2には、上記密閉枠体17の収容部18の底壁18aにおいて空気抜き穴23を囲む周囲部分に、筒型の仕切り壁30を延設した場合について示している。
図2(a)に示すように密閉枠体17内に向けて延設される仕切り壁30(以下、これを「仕切り壁30a」とする)は、底壁18aの上記周囲部分から側周壁18bが延設される方向(即ち図中下方)に向けて延設されたものであり、封止接着部26が密閉枠体17内に流出して広がることを防止するようになっている。ここで、密閉枠体17を固着させるための冷却側接着部24や放熱側接着部25を成す熱硬化性接着剤は、硬化時に温度を上げると軟化して流動し易くなる性質があり、流出した熱硬化性接着剤が空気抜き穴23内に流入して詰まれば空気抜きが不能となってしまう。これに対して上記仕切り壁30aは、密閉枠体17を固着させる際には熱硬化性接着剤が空気抜き穴23内に流入することを防止する役割を果たすようになっている。
また図2(b)には、密閉枠体17外に向けて延設される仕切り壁30(以下、これを「仕切り壁30b」とする)を設けた場合を示している。上記仕切り壁30bは、底壁18aの上記周囲部分から側周壁18bが延設される方向と逆方向(即ち図中上方)に向けて延設されたものであり、封止接着部26が密閉枠体17の外側に流出して広がることを防止するようになっている。図2(c)は、内側と外側の両方に仕切り壁30a,30bを延設した場合である。
次に、本発明の実施形態における他例の静電霧化装置について図3、図4に基づいて説明する。なお他例の構成のうち上記した一例の構成と同様の構成については同一符号を付して詳しい説明を省略し、特徴的な構成についてのみ異符合を付して以下に詳述する。
他例の静電霧化装置にあっては、熱硬化性接着剤から成る冷却側接着部24や放熱側接着部25が硬化した後に空気抜き穴23を封止する手段として、図4に示すように外部からヒータ50を当てて溶着される溶着部40を設けてある。
上記溶着部40は、密閉枠体17の収容部18の底壁18a外面において空気抜き穴23を囲む部分から延設される筒型の部分であって、溶着部40の突先に形成される開口縁部40aにヒータ50先端の傾斜面を押し当てることで、該開口縁部40aがその開口を塞ぐように溶着され、これにより空気抜き穴23が封止されるようになっている。また上記ヒータ50先端を押し当てる以外に、上記溶着部40にレーザを照射してレーザ溶着により封止させても構わない。
他例の静電霧化装置においても、熱硬化性接着剤から成る冷却側接着部24及び放熱側接着部25を硬化させる際の加熱により密閉枠体17内の空気は熱膨張するものの、密閉枠体17に設けてある空気抜き穴23によって接着部分の破裂やピンホールが生じることは防止される。上記空気抜き穴23は、上記加熱終了後に溶着される溶着部40によって封止され、この封止によって密閉空間Sが形成されることとなる。ここで、ヒータ50が押し当てられて加熱される部分は溶着部40に限定され、且つ溶着は短時間で完了するので、封止の際に密閉枠体17内の空気が熱膨張することは防止される。
一例の静電霧化装置と比較すれば、他例においては一例のように封止接着部26を塗布する工程やこれを硬化させる工程が不要であるから短時間で封止可能であるとう利点や、また封止信頼性も高いという利点がある。
なお図示はしていないが、他例においても密閉枠体17の空気抜き穴23の周囲部分に、一例と同様の仕切り壁30aを延設してあってもよい。これにより冷却側接着部24及び又は放熱側接着部25が空気抜き穴23内に流入することを防止することができる。
本発明の実施形態における一例の静電霧化装置の説明図である。 (a)〜(c)は同上の静電霧化装置の密閉枠体に仕切り壁を設けた場合を示す説明図である。 本発明の実施形態における他例の静電霧化装置の説明図である。 は同上の静電霧化装置の溶着方法を示す説明図である。 従来の静電霧化装置の説明図である。
符号の説明
1 ペルチェモジュール
2 冷却側伝熱部
3 放熱側伝熱部
4 放電電極
7 熱電素子
9 回路部分
17 密閉枠体
22 貫通穴
23 空気抜き穴
24 冷却側接着部
25 放熱側接着部
26 封止接着部
30 仕切り壁
40 溶着部
S 密閉空間

Claims (2)

  1. 熱電素子から成る回路部分を冷却側伝熱部及び放熱側伝熱部で挟持して成るペルチェモジュールと、該ペルチェモジュールの冷却側伝熱部上に立設される放電電極と、放電電極に高電圧を印加する高電圧印加手段と、キャップ型の密閉枠体とを具備し、上記密閉枠体に貫設してある貫通穴に放電電極を挿通させた状態で密閉枠体内に冷却側伝熱部及び回路部分を収容するとともに密閉枠体と冷却側伝熱部とを冷却側接着部を介して固着させ、且つ密閉枠体と放熱側伝熱部とを放熱側接着部を介して固着させることで、密閉枠体と放熱側伝熱部とで囲まれる密閉空間内にペルチェモジュールの回路部分を密閉して成る静電霧化装置であって、上記冷却側接着部及び上記放熱側接着部を熱硬化性接着剤にて形成し、上記密閉枠体には空気抜き穴を設けるとともに、冷却側接着部及び放熱側接着部の硬化後に空気抜き穴を封止する封止接着部をUV硬化性接着剤にて形成してあることを特徴とする静電霧化装置。
  2. 上記密閉枠体の空気抜き穴の周囲部分に、筒状を成す仕切り壁を延設して成ることを特徴とする請求項1に記載の静電霧化装置。
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