JP4779498B2 - 画素数変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は画素数変換装置に係り、特に入力された画像信号の画素数を変換して出力する画素数変換装置に関する。
記録再生装置において、ハイビジョン信号などの高解像度の画像信号を標準解像度の画像信号に変換して記録する記録時や、再生した画像信号の解像度を変換して別の解像度の画像信号として出力するなどの再生時において、画素数変換処理(スケーリング処理)を行う場合、従来は記録時、再生時でそれぞれ専用に画素数変換装置(スケーリング回路)を設けて、それぞれ独立して画素数変換処理を実現する方法か、又は1つの画素数変換装置(スケーリング回路)を記録再生時に共有して、画素数変換処理を実現する方法がある。
ここで、画素数変換は、例えば、入力された変換前の画像データのサンプリング周波数が変換後の所望のサンプリング周波数になるように変換前の画像データにゼロ内挿を行い、そのゼロ内挿後の画像データに対してローパスフィルタを用いて、希望する画素数の変換後の画像データを得る。従って、上記のローパスフィルタの特性は、変換前と変換後のサンプリング周波数(画素数)により決定され、複数の変換比に対応する場合には複数の特性のローパスフィルタが必要であり、回路規模が大規模になり、また変換前後の画素数に適合した複雑な制御が必要である。
そこで、上記の問題を解決するため、任意の自然数個の入力画像データの水平方向及び垂直方向に対する平均値を算出し、平均値の画像データを水平方向及び垂直方向に補間処理すると共に、その補間処理のために人間の目の感度が輝度信号と色差信号とで異なることを利用した特性のフィルタを用いることで回路規模を削減するようにした画素数変換装置が従来提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−13947号公報
しかるに、記録時、再生時にそれぞれ専用に画素数変換装置を設ける場合は、画素数変換装置が2つ必要になり、また、それぞれに専用のメモリが必要になるので回路規模が大きくなってしまうという課題がある。
また、1つの画素数変換装置を記録時と再生時とで共用する場合には、メモリから画像データを読み出し、画素数変換後に変換後の画像データをメモリに書き戻す必要があり、メモリのアクセス頻度が増大するという課題がある。
更に、特許文献1記載の従来の画素数変換装置では、画素数変換装置自体の回路規模は縮小できるものの、記録時、再生時共に画素数変換装置が必要となるので、回路規模の縮小効果はそれほど大きくない。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、入力と出力でそれぞれ専用のメモリ等の記憶手段を持つ必要を無くすことにより、回路規模とメモリ個数の増大を抑制し、また、メモリへのアクセス頻度を低減して様々な画素数変換を行うことが可能な画素数変換装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、第1の発明は、外部から入力された入力画像信号である第1の画像信号、又は本装置内の記憶手段から読み出した画像信号である第2の画像信号の水平方向における画素数の変換を行うことにより、画像サイズの拡大又は縮小を行う画素数変換装置であって、
第1又は第2の画像信号の水平方向画素数を変換するための変換用クロックを生成するクロック生成手段と、第1又は第2の画像信号の水平方向画素数を、変換用クロックを用いて任意の画素数に変換して出力する水平画素数変換手段と、を有し、
クロック生成手段は、
第1の画像信号拡大時には、画素数変換前の第1の画像信号の周波数のN倍(Nは自然数)の周波数の第1の変換用クロックを生成し、第1の画像信号縮小時には、画素数変換前の第1の画像信号の周波数と同一周波数の第2の変換用クロックを生成し、第2の画像信号拡大時には、第2の画像信号を画素数変換した信号における周波数として予め設定されている周波数と同一周波数の第3の変換用クロックを生成し、第2の画像信号縮小時には、第2の画像信号を画素数変換した信号における周波数として予め設定されている周波数のM倍(Mは自然数)の周波数の第4の変換用クロックを生成する、クロック生成手段であり、
水平画素数変換手段は、
第1の画像信号拡大時には、第1の変換用クロックを用いて、第1の画像信号を1〜Nまでの任意の倍率の画像サイズに拡大する水平画素数変換を行い、第1の画像信号縮小時には、第2の変換用クロックを用いて、第1の画像信号を1以下の任意の倍率の画像サイズに縮小する水平画素数変換を行い、第2の画像信号拡大時には、第3の変換用クロックを用いて、第2の画像信号を第3の変換用クロックによって拡大可能な最大の倍率を上限とする任意の倍率の画像サイズに拡大する水平画素数変換を行い、第2の画像信号縮小時には、第4の変換用クロックを用いて、第2の画像信号を1〜1/Mまでの任意の倍率の画像サイズに縮小する水平画素数変換を行う、水平画像数変換手段であることを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第2の発明は、外部から入力された入力画像信号である第1の画像信号、又は本装置内の記憶手段から読み出した画像信号である第2の画像信号の水平ライン数にあたる垂直方向における画素数の変換を行うことにより、画像サイズの拡大又は縮小を行う画素数変換装置であって、
第1又は第2の画像信号の垂直方向画素数を変換するための変換用クロックを生成するクロック生成手段と、第1又は第2の画像信号の垂直方向画素数を、変換用クロックを用いて任意の水平ライン数に変換して出力する垂直画素数変換手段とを有し、
クロック生成手段は、
第1の画像信号拡大時には、画素数変換前の第1の画像信号の周波数のN倍(Nは自然数)の周波数の第1の変換用クロックを生成し、第1の画像信号縮小時には、画素数変換前の第1の画像信号の周波数と同一周波数の第2の変換用クロックを生成し、第2の画像信号拡大時には、第2の画像信号を画素数変換した信号における周波数として予め設定されている周波数と同一周波数の第3の変換用クロックを生成し、第2の画像信号縮小時には、第2の画像信号を画素数変換した信号における周波数として予め設定されている周波数のM倍(Mは自然数)の周波数の第4の変換用クロックを生成する、クロック生成手段であり、
垂直画素数変換手段は、
第1の画像信号拡大時には、第1の変換用クロックを用いて、第1の画像信号を1〜Nまでの任意の倍率の画像サイズに拡大する垂直画素数変換を行い、第1の画像信号縮小時には、第2の変換用クロックを用いて、第1の画像信号を1以下の任意の倍率の画像サイズに縮小する垂直画素数変換を行い、第2の画像信号拡大時には、第3の変換用クロックを用いて、第2の画像信号を第3の変換用クロックによって拡大可能な最大の倍率を上限とする任意の倍率の画像サイズに拡大する垂直画素数変換を行い、第2の画像信号縮小時には、第4の変換用クロックを用いて、第2の画像信号を1〜1/Mまでの任意の倍率の画像サイズに縮小する垂直画素数変換を行う、垂直画像数変換手段であることを特徴とする。
上記の第1の発明及び第2の発明では、第1の画像信号の拡大時及び縮小時、第2の画像信号の拡大時及び縮小時のいずれの場合も、同一回路で水平画素数変換や垂直画素数変換ができる。
また、上記の目的を達成するため、第3の発明は、外部から入力された入力画像信号である第1の画像信号、又は本装置内の記憶手段から読み出した画像信号である第2の画像信号の水平方向における画素数の変換と、第1又は第2の画像信号の水平ライン数にあたる垂直方向における画素数の変換とを行うことにより、画像サイズの拡大又は縮小を行う画素数変換装置であって、
第1又は第2の画像信号の水平方向画素数を変換するための水平画素数変換用クロックを生成する第1のクロック生成手段と、第1又は第2の画像信号の水平方向画素数を、水平画素数変換用クロックを用いて任意の画素数に変換して出力する水平画素数変換手段とを備えた水平画素数変換部と、
第1又は第2の画像信号の垂直方向画素数を変換するための垂直画素数変換用クロックを生成する第2のクロック生成手段と、第1又は第2の画像信号の垂直方向画素数を、垂直画素数変換用クロックを用いて任意の水平ライン数に変換して出力する垂直画素数変換手段とを備えた垂直画素数変換部と、
第1の画像信号の拡大時又は縮小時には、第1の画像信号を垂直画素数変換部及び水平画素数変換部の一方に供給し、その一方の画素数変換部から出力された画素数変換後の第1の画像信号を垂直画素数変換部及び水平画素数変換部の他方に供給し、その他方の画素数変換部から出力された画素数変換後の第1の画像信号を記憶手段へ供給する信号選択を行い、第2の画像信号の拡大時又は縮小時には、第2の画像信号を垂直画素数変換部及び水平画素数変換部の一方に供給し、その一方の画素数変換部から出力された画素数変換後の第2の画像信号を垂直画素数変換部及び水平画素数変換部の他方に供給し、その他方の画素数変換部から出力された画素数変換後の第2の画像信号を外部へ出力する信号選択を行う信号選択部と、を有し、
第1のクロック生成手段は、
第1の画像信号拡大時には、画素数変換前の第1の画像信号の周波数のN1倍(N1は自然数)の周波数の第1の変換用クロックを生成し、第1の画像信号縮小時には、画素数変換前の第1の画像信号の周波数と同一周波数の第2の変換用クロックを生成し、第2の画像信号拡大時には、第2の画像信号を画素数変換した信号における周波数として予め設定されている周波数と同一周波数の第3の変換用クロックを生成し、第2の画像信号縮小時には、第2の画像信号を画素数変換した信号における周波数として予め設定されている周波数のM1倍(M1は自然数)の周波数の第4の変換用クロックを生成する、クロック生成手段であり、
水平画素数変換手段は、
第1の画像信号拡大時には、第1の変換用クロックを用いて、第1の画像信号を1〜Nまでの任意の倍率の画像サイズに拡大する水平画素数変換を行い、第1の画像信号縮小時には、第2の変換用クロックを用いて、第1の画像信号を1以下の任意の倍率の画像サイズに縮小する水平画素数変換を行い、第2の画像信号拡大時には、第3の変換用クロックを用いて、第2の画像信号を第3の変換用クロックによって拡大可能な最大の倍率を上限とする任意の倍率の画像サイズに拡大する水平画素数変換を行い、
第2の画像信号縮小時には、第4の変換用クロックを用いて、第2の画像信号を1〜1/M1までの任意の倍率の画像サイズに縮小する水平画素数変換を行う、水平画像数変換手段であり、
第2のクロック生成手段は、
第1の画像信号拡大時には、画素数変換前の第1の画像信号の周波数のN2倍(N2は自然数)の周波数の第5の変換用クロックを生成し、第1の画像信号縮小時には、画素数変換前の第1の画像信号の周波数と同一周波数の第6の変換用クロックを生成し、第2の画像信号拡大時には、第2の画像信号を画素数変換した信号における周波数として予め設定されている周波数と同一周波数の第7の変換用クロックを生成し、第2の画像信号縮小時には、第2の画像信号を画素数変換した信号における周波数として予め設定されている周波数のM2倍(M2は自然数)の周波数の第8の変換用クロックを生成する、クロック生成手段であり、
垂直画素数変換手段は、
第1の画像信号拡大時には、第5の変換用クロックを用いて、第1の画像信号を1〜N2までの任意の倍率の画像サイズに拡大する垂直画素数変換を行い、第1の画像信号縮小時には、第6の変換用クロックを用いて、第1の画像信号を1以下の任意の倍率の画像サイズに縮小する垂直画素数変換を行い、第2の画像信号拡大時には、第7の変換用クロックを用いて、第2の画像信号を第7の変換用クロックによって拡大可能な最大の倍率を上限とする任意の倍率の画像サイズに拡大する垂直画素数変換を行い、第2の画像信号縮小時には、第8の変換用クロックを用いて、第2の画像信号を1〜1/M2までの任意の倍率の画像サイズに縮小する垂直画素数変換を行う、垂直画像数変換手段であることを特徴とする。
この発明では、記憶手段から読み出した出力画像信号である第2の画像信号の拡大時及び縮小時のいずれの場合も、水平画素数変換時及び垂直画素数変換時の少なくともどちらか一方で画素数変換し、その画素数変換後の第2の画像信号を外部へ出力することができ、記憶手段に対するアクセス回数は1回で済む。
ここで、水平画素数変換装置は、後述する図6に示すように、上記の第1又は第2の画像信号の連続する画素を、各画素毎に複数個の画素単位でそれぞれ一時保持する画素一時保持手段(20)と、画素一時保持手段に保持される第1又は第2の画像信号の画素に対応した画素番号を示すカウンタ値を出力する第1のカウント手段(15)と、読出し画素番号更新信号入力毎に、所望の拡大率又は縮小率に応じて外部から予め設定されたNa/Nb(ただし、Naは変換前の入力画像信号の有効画素数、Nbは変換後の有効画素数)を加算する動作を行い、その加算値の整数部分の値を、画素一時保持手段に保持されている複数個の画素のうち、読み出すべき画素に対応した画素番号を指定する読出し画素番号として発生する読出し画素番号発生手段(16)と、画素一時保持手段に保持されている複数個の画素のうち、読出し画素番号発生手段から出力された読出し画素番号と、それに続く予め定めた数の画素番号にそれぞれ対応した複数の画素を選択する画素選択手段(19,21)と、第1のカウント手段のカウンタ値と、読み出し画素番号発生手段から出力された読み出し画素番号とを比較し、その比較結果に応じて読出し画素番号を更新するための読出し画素番号更新信号又は記憶手段から第2の画像信号を読み出すための読み出し要求を発生する比較手段(18)と、第1の画像信号の拡大時に第1の画像信号の入力周波数のN倍(Nは自然数)の周波数の第1の変換用クロックを巡回カウントして、所定の第1のカウンタ値のときに第1のカウント手段のカウンタ値を更新する第2のカウント手段(11,13)と、外部に接続された回路からの出力データ要求があるときは、第2の画像信号の縮小時に第2の画像信号を変換して出力する際の出力周波数のM倍(Mは自然数)の周波数の第2の変換用クロックを巡回カウントして、所定の第2のカウンタ値のときに読み出し画素番号発生手段が発生する読出し画素番号を更新する第3のカウント手段(12,14)とを有する構成である。
この水平画素数変換装置では、第1の画像信号拡大時は、画素一時保持手段にイネーブル信号が入力されて画素一時保持手段に第1の画像信号を複数個の画素単位で一時保持するときに、第2のカウント手段が第1の変換用クロックを巡回カウントして、所定の第1のカウンタ値のときに第1のカウント手段のカウンタ値を更新すると共に、第1のカウント手段から画素一時保持手段に保持される第1の画像信号の画素に対応した画素番号を示すカウンタ値を出力させ、そのカウンタ値が、読み出し画素番号と予め設定した第1の所定値とを加算した値以上となった時に、読み出し画素番号発生手段により発生する読出し画素番号を更新するための読出し画素番号更新信号を比較手段が発生し、画素選択手段により読出し画素番号と、それに続く予め定めた数の画素番号にそれぞれ対応した複数の画素を画素一時保持手段から選択して、この選択したそれぞれの画素を第1の画像信号の水平方向の画素数がNb/Na倍に拡大された画像信号を生成するために用い、
第1の画像信号縮小時は、画素一時保持手段にイネーブル信号が入力されて画素一時保持手段に第1の画像信号を複数個の画素単位で一時保持するときに、第1の画像信号の入力周波数と同一周波数の第3の変換用クロックを第1のカウント手段によりカウントさせて、画素一時保持手段に保持される第1の画像信号の画素に対応した画素番号を示すカウンタ値を出力させ、そのカウンタ値が、読み出し画素番号と予め設定した第1の所定値とを加算した値以上となった時に、読み出し画素番号発生手段により発生する読出し画素番号を更新するための読出し画素番号更新信号を比較手段が発生し、画素選択手段により読出し画素番号と、それに続く予め定めた数の画素番号にそれぞれ対応した複数の画素を画素一時保持手段から選択して、この選択したそれぞれの画素を第1の画像信号の水平方向の画素数がNb/Na倍に縮小された画像信号を生成するために用い、
第2の画像信号縮小時は、記憶手段から読み出し要求に応じて読み出された第2の画像信号を複数個の画素単位で画素一時保持手段に一時保持すると共に、読み出し要求入力時に第1のカウント手段により第2の変換用クロックをカウントさせて、画素一時保持手段に保持される第2の画像信号の画素に対応した画素番号を示すカウンタ値を出力させ、比較手段から、第1のカウント手段のカウンタ値が、読み出し画素番号と予め設定した第2の所定値とを加算した値よりも大である比較結果が出力されるまで、読出し要求を発生して記憶手段から第2の画像信号の読出しを続けさせ、かつ、第1のカウント手段に第2の変換用クロックをカウントさせ、出力データ要求があるときに、第2の変換用クロックを巡回カウントする第3のカウント手段が所定の第2のカウンタ値となった時に第3のカウント手段の出力により読出し画素番号を更新し、画素選択手段により読出し画素番号と、それに続く予め定めた数の画素番号にそれぞれ対応した複数の画素を画素一時保持手段から選択して、この選択したそれぞれの画素を第2の画像信号の水平方向の画素数がNb/Na倍に縮小された画像信号を生成するために用い、
第2の画像信号拡大時は、記憶手段から読み出し要求に応じて読み出された第2の画像信号を複数個の画素単位で画素一時保持手段に一時保持すると共に、読み出し要求入力時に第1のカウント手段により第2の画像信号を変換して出力する際の出力周波数と同一周波数の第4の変換用クロックをカウントさせて、画素一時保持手段に保持される第2の画像信号の画素に対応した画素番号を示すカウンタ値を出力させ、比較手段から、第1のカウント手段のカウンタ値が、読み出し画素番号と予め設定した第2の所定値を加算した値よりも大である比較結果が出力されるまで、読出し要求を発生して記憶手段から第2の画像信号の読出しを続けさせ、かつ、第1のカウント手段に第4の変換用クロックをカウントさせ、出力データ要求がある度に読み出し画素番号発生手段から発生される読出し画素番号を更新し、画素選択手段により読出し画素番号と、それに続く予め定めた数の画素番号にそれぞれ対応した複数の画素を画素一時保持手段から選択して、この選択したそれぞれの画素を第2の画像信号の水平方向の画素数がNb/Na倍に拡大された画像信号を生成するために用いる。
また、垂直画素数変換装置は、後述する図12に示すように、上記の第1又は第2の画像信号を、各ライン毎に、かつ、複数ライン単位でそれぞれ一時保持する画像一時保持手段(35)と、画像一時保持手段に第1又は第2の画像信号の1ライン分の信号が保持されたと判断された時に信号を出力する第4のカウント手段(36)と、第1の画像信号の垂直画素数変換時には第1の画像信号の水平同期信号をカウントし、第2の画像信号の垂直画素数変換時には第4のカウント手段から出力された信号をカウントして、画像一時保持手段に保持される第1又は第2の画像信号のラインの信号に対応したライン番号を示すカウンタ値を出力する第5のカウント手段(39)と、更新信号入力毎に、所望の拡大率又は縮小率に応じて外部から予め設定されたNc/Nd(ただし、Ncは変換前の入力画像信号の有効走査線数、Ndは変換後の有効走査線数)を加算する動作を行い、その加算値の整数部分の値を、画像一時保持手段に保持されている複数ラインの画像信号のうち、読み出すべきラインに対応したライン番号を指定する読出しライン番号として発生する読出しライン番号発生手段(43)と、画像一時保持手段に保持されている複数ラインの画像信号のうち、読出しライン番号発生手段から出力された読出しライン番号と、それに続く予め定めた数のライン番号にそれぞれ対応した複数ラインの画像信号を選択する画像選択手段(44,45)と、第5のカウント手段のカウンタ値と、読み出しライン番号発生手段から出力された読み出しライン番号とを比較し、その比較結果に応じて、画像一時保持手段に保持されている第1の画像信号の読出しを開始させる出力イネーブル信号、又は記憶手段から第2の画像信号を読み出すための読み出し要求を発生する比較手段(40)と、少なくとも比較手段から出力イネーブル信号が出力された時に、後述する第5〜第8の変換用クロックをカウントして画像一時保持手段から第1又は第2の画像信号の1ライン分の信号が出力されたと判断された時に更新信号を出力し、読み出しライン番号発生手段が発生する読出しライン番号を更新させる第6のカウント手段(42)と、画像一時保持手段に第1の画像信号又は第2の画像信号を一時保持させる入力イネーブル信号が入力されるときは、第1の画像信号の拡大時に第1の画像信号の入力周波数のN1倍(N1は自然数)の周波数の第5の変換用クロックを巡回カウントして、所定の第1のカウンタ値のときに第4のカウント手段のカウンタ値を更新する第7のカウント手段(31,33)と、外部に接続された回路からの出力データ要求があるときは、第2の画像信号の縮小時に第2の画像信号を変換して出力する際の出力周波数のM1倍(M1は自然数)の周波数の第6の変換用クロックを巡回カウントして、所定の第2のカウンタ値のときに第6のカウント手段のカウンタ値を更新する第8のカウント手段(32,34)とを有する構成である。
この垂直画素数変換装置では、第1の画像信号拡大時は、画像一時保持手段に入力イネーブル信号が入力されて、画像一時保持手段に第1の画像信号を複数ライン単位で一時保持するときに、第7のカウント手段が第5の変換用クロックを巡回カウントして、所定の第1のカウンタ値のときに第4のカウント手段のカウンタ値を更新して入力イネーブル信号を更新すると共に、比較手段により第1の画像信号の水平同期信号をカウントする第5のカウント手段のカウンタ値と、読み出しライン番号発生手段から出力された読み出しライン番号とを比較し、第5のカウント手段のカウンタ値が、読み出しライン番号と予め設定した第1の所定値とを加算した値以上となった比較結果が得られた時に、比較手段が画像一時保持手段に保持されている第1の画像信号の読出しを開始させる出力イネーブル信号を出力して、第6のカウント手段により第5の変換用クロックをカウントさせ、そのカウント値が画像一時保持手段から第1の画像信号の1ライン分の信号が出力されたと判断される値の時に第6のカウント手段から更新信号を出力させて読み出しライン番号発生手段が発生する読出しライン番号を更新し、画像選択手段により、読出しライン番号と、それに続く予め定めた数のライン番号にそれぞれ対応した複数ラインの画像信号を画像一時保持手段から選択して、この選択したそれぞれの画素を第1の画像信号の垂直方向の画素数がNd/Nc倍に拡大された画像信号を生成するために用い、
第1の画像信号縮小時は、画像一時保持手段に入力イネーブル信号が入力されて、画像一時保持手段に第1の画像信号を複数ライン単位で一時保持するときに、入力イネーブル信号により第4のカウント手段のカウンタ値を更新して入力イネーブル信号を更新すると共に、比較手段により第1の画像信号の水平同期信号をカウントする第5のカウント手段のカウンタ値と、読み出しライン番号発生手段から出力された読み出しライン番号とを比較し、第5のカウント手段のカウンタ値が、読み出しライン番号と予め設定した第1の所定値とを加算した値以上となった比較結果が得られた時に、比較手段が画像一時保持手段に保持されている第1の画像信号の読出しを開始させる出力イネーブル信号を出力して、第6のカウント手段により第1の画像信号の入力周波数と同一周波数の第7の変換用クロックをカウントさせ、そのカウント値が画像一時保持手段から第1の画像信号の1ライン分の信号が出力されたと判断される値の時に第6のカウント手段から更新信号を出力させて読み出しライン番号発生手段が発生する読出しライン番号を更新し、画像選択手段により、読出しライン番号と、それに続く予め定めた数のライン番号にそれぞれ対応した複数ラインの画像信号を画像一時保持手段から選択して、この選択したそれぞれの画素を第1の画像信号の垂直方向の画素数がNd/Nc倍に縮小された画像信号を生成するために用い、
第2の画像信号縮小時は、記憶手段から読み出し要求に応じて読み出された第2の画像信号を複数ライン単位で画像一時保持手段に一時保持すると共に、読み出し要求入力時に第4のカウント手段及び第5のカウント手段のカウント動作を行って、第5のカウント手段から画像一時保持手段に保持される第2の画像信号のラインの信号に対応したライン番号を示すカウンタ値を出力させ、比較手段から、第5のカウント手段のカウンタ値が、読み出しライン番号と予め設定した第2の所定値とを加算した値よりも小となった時に、読出し要求を発生して記憶手段から第2の画像信号の読出しを行わせ、かつ、第4のカウント手段に第6の変換用クロックをカウントさせ、出力データ要求があるときに第6の変換用クロックを巡回カウントする第8のカウント手段が所定の第2のカウンタ値となった時に第6のカウント手段のカウンタ値を更新し、第6のカウント手段のカウント値が画像一時保持手段から第2の画像信号の1ライン分の信号が出力されたと判断される値の時に第6のカウント手段から更新信号を出力させて読み出しライン番号発生手段が発生する読出しライン番号を更新し、画像選択手段により、読出しライン番号と、それに続く予め定めた数のライン番号にそれぞれ対応した複数ラインの画像信号を画像一時保持手段から選択して、この選択したそれぞれの画素を第2の画像信号の垂直方向の画素数がNd/Nc倍に縮小された画像信号を生成するために用い、
第2の画像信号の拡大時は、記憶手段から読み出し要求に応じて読み出された第2の画像信号を複数ライン単位で画像一時保持手段に一時保持すると共に、読み出し要求入力時に第4のカウント手段及び第5のカウント手段のカウント動作を行って、第5のカウント手段から画像一時保持手段に保持される第2の画像信号のラインの信号に対応したライン番号を示すカウンタ値を出力させ、比較手段から、第5のカウント手段のカウンタ値が、読み出しライン番号と予め設定した第2の所定値とを加算した値よりも小となった時に、読出し要求を発生して記憶手段から第2の画像信号の読出しを行わせ、かつ、第4のカウント手段に第2の画像信号を変換して出力する際の出力周波数と同一周波数の第8の変換用クロックをカウントさせ、出力データ要求がある度に第6のカウント手段のカウンタ値を更新し、第6のカウント手段のカウント値が画像一時保持手段から第2の画像信号の1ライン分の信号が出力されたと判断される値の時に第6のカウント手段から更新信号を出力させて読み出しライン番号発生手段が発生する読出しライン番号を更新し、画像選択手段により、読出しライン番号と、それに続く予め定めた数のライン番号にそれぞれ対応した複数ラインの画像信号を画像一時保持手段から選択して、この選択したそれぞれの画素を第2の画像信号の垂直方向の画素数がNd/Nc倍に拡大された画像信号を生成するために用いる。
本発明によれば、外部から入力された画像信号の拡大時及び縮小時、記憶手段から読み出した画像信号の拡大時及び縮小時のいずれの場合も、同一回路で水平画素数変換や垂直画素数変換ができるため、回路規模を小さくでき、よって、外部から入力された画像信号を拡大又は縮小して記録媒体に記録したり、記録媒体から再生した画像信号を一旦記憶手段に記憶し、その記憶手段から読み出した再生画像信号を拡大又は縮小するような記録再生装置に適用した場合に、記録用と再生用の画素数変換装置を共用できるので、特に有効である。
また、本発明によれば、記憶手段から読み出した出力画像信号である第2の画像信号の拡大時及び縮小時のいずれの場合も、水平画素数変換時及び垂直画素数変換時の少なくともどちらか一方で画素数変換し、その画素数変換後の第2の画像信号を外部へ出力することができ、記憶手段に対するアクセス回数は1回で済むため、従来に比べて記憶手段へのアクセス頻度を低減でき、また様々な画素数変換を行うことができる。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる画素数変換装置の一実施の形態の全体構成のブロック図を示す。同図において、画像入力部1より入力された画像信号(通常は動画像信号)は、信号選択部2を経由して垂直画素数変換部(Vスケーラ)3に供給されて垂直方向の画素数が変換された後、信号選択部2を経由して水平画素数変換部(Hスケーラ)4に供給され、ここで水平方向の画素数が変換される。
これにより、水平画素数変換部4からは垂直方向及び水平方向の両方向について画素数が変換された画像信号が取り出され、メモリ6に供給されて書き込まれた後、記録再生装置等7に供給されて記録される。
また、上記の場合とは異なり、画像入力部1より入力された画像信号は、信号選択部2を経由して直接メモリ6に書き込まれた後、記録再生装置等7に供給されて記録されることもある。
記録再生装置等7から再生された画像データは、メモリ6により一旦書き込まれた後、信号選択部2を経由して垂直画素数変換部3に供給されて垂直方向の画素数が変換された後、信号選択部2を経由して水平画素数変換部4に供給され、ここで水平方向の画素数が変換される。
これにより、水平画素数変換部4からは垂直方向及び水平方向の両方向について画素数が変換された画像信号が取り出され、信号選択部2を再び経由して画像出力部5から出力される。画像出力部5から出力された画素数変換後画像信号は、図示しないテレビモニタ等に出力されて表示される。また、記録再生装置等7は、テープ、ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に画像信号を記録し再生する装置であるが、MPEG(Moving Picture Experts Group)等の画像圧縮回路が含まれる場合もある。
次に、入力画像信号を画素数変換してメモリに書き込む場合、及びメモリ読み出し画像信号を画素数変換して出力する場合の各例について説明する。画素数変換は、拡大(画素数増加)のための画素数変換と、縮小(画素数減少)のための画素数変換とがある。
(1)入力画像信号を拡大してメモリに書き込む場合
図2はこの場合の画素数変換装置のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。図2において、画像入力部1から水平画素数Hがn個、垂直画素数Vがm個の画像信号がクロック周波数fで入力されて、信号選択部2を経由して垂直画素数変換部3に供給され、垂直画素数Vのみがa’倍(a’は1より大なる数)のma’とされる。このとき、入力画像信号は垂直画素数変換部3の変換処理速度に関係なく順次に入力され、また、垂直画素数変換部3において出力画素数>入力画素数とする必要があるので、クロック生成回路8により、入力画像信号のクロック周波数fをa倍(aはa’より大なる自然数)して生成された周波数f・aのクロックを、データ処理及びデータ出力のために用いる。
垂直画素数変換部3から出力された画像信号は、図2に示すように、信号選択部2を経由して水平画素数変換部4に供給され、ここで水平画素数Hのみがb’倍(b’は1より大なる数)のnb’に変換される。このとき、入力される垂直画素数変換後の画像信号は水平画素数変換部4の変換処理速度に関係なく順次に入力され、また、水平画素数変換部4において出力画素数>入力画素数とする必要があるので、クロック生成回路8により、水平画素数変換部4の入力画像信号のクロック周波数faをb倍して生成された周波数f・a・bのクロックを、データ処理及びデータ出力のために用いる。ただし、bはb’より大きな自然数である。
このようにして、水平画素数変換部4からは水平画素数Hがnb’個で、垂直画素数Vがma’個である画像信号が取り出され、図2の信号選択部2を経由してメモリ6に供給されて書き込まれる。以上の動作をまとめると、表1のようになる。
Figure 0004779498
これにより、本実施の形態によれば、入力信号の拡大時には、拡大倍率に応じた周波数のクロックを用いなくても、入力信号のクロック周波数の2倍の周波数のクロックを用いた場合は、1倍より大で2倍以下の任意の値(整数に限らない)の拡大ができる。
(2)入力画像信号を縮小してメモリに書き込む場合
図3はこの場合の画素数変換装置のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。図3において、画像入力部1から水平画素数Hがn個、垂直画素数Vがm個の画像信号がクロック周波数fで入力されて、信号選択部2を経由してまず、水平画素数変換部4に供給され、ここで、水平画素数Hのみがn/d’個(d’は1より大なる数)とされる。このとき、水平画素数変換部4では、縮小により出力画素数<入力画素数となるので、水平画素数変換部4のクロックとしては入力画像信号の周波数fのクロックがそのまま使用できる。又は、クロック生成回路10により周波数は同一であるが、クロックの位相等を変更した新たなクロックを生成して用いてもよい。
上記の水平画素数変換部4から出力された水平画素数変換後画像信号は、信号選択部2を経由して垂直画素数変換部3に供給され、ここで垂直画素数Vのみがm/c’個(c’は1より大なる数)とされる。このとき、垂直画素数変換部3では、縮小により出力画素数<入力画素数となるので、垂直画素数変換部3のクロックとしては入力画像信号の周波数fのクロックがそのまま使用できる。又は、クロック生成回路10により周波数は同一であるが、クロックの位相等を変更した新たなクロックを生成して用いてもよい。
このようにして、垂直画素数変換部3からは水平画素数Hがn/d’個で、垂直画素数Vがm/c’個である画像信号が取り出され、図2の信号選択部2を経由してメモリ6に供給されて書き込まれる。以上の動作をまとめると、表2のようになる。
Figure 0004779498
これにより、本実施の形態によれば、入力信号の縮小時には、縮小倍率に応じた周波数のクロックを用いなくても、入力信号のクロック周波数と同じ周波数のクロックを用いて、任意の倍率(整数に限らない)の縮小ができる。
(3)メモリ読み出し画像信号を拡大して出力する場合
図4はこの場合の画素数変換装置のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。図4において、メモリ6には記録再生装置7から再生された、水平画素数Hがn個で、垂直画素数Vがm個の画像信号が記憶されており、この画像信号を垂直方向にa’倍、水平方向にb’倍に拡大し、周波数fのクロックで出力する場合について説明する。
この場合、メモリ6から読み出された画像信号は、信号選択部2を経由して垂直画素数変換部3に供給され、ここで垂直画素数Vのみがa’倍のm・a’とされる。この読出し信号拡大時は、この画素数変換装置の外部に接続された外部回路からの出力データ要求を待って、画素数変換装置から拡大処理された画像信号を出力するため、出力画像信号のクロック周波数を基準として、入力画像信号の拡大処理のためのクロック周波数を決定する必要がある。そこで、垂直画素数変換部3においては、出力画素数>入力画素数となるので、周波数fのクロックで読み出す場合は、垂直画素数変換部3では読み出し画像信号の周波数fのクロックが入力クロックとしてそのまま使用できる。又は、クロック生成回路11により周波数は同一であるが、クロックの位相等を変更した新たなクロックを生成して用いてもよい。
垂直画素数変換部3から出力された垂直画素数変換後画像信号は、信号選択部2を経由して図4の水平画素数変換部4に供給され、ここで水平画素数Hのみがb’倍のn・b’とされる。ここで、水平画素数変換部4においても、外部回路からの出力データ要求を待って、画素数変換装置から拡大処理された画像信号を出力するため、出力画像信号のクロック周波数を基準として、入力画像信号の拡大処理のためのクロック周波数が決定され、また、拡大時は出力画素数>入力画素数であるので、出力画像信号の周波数fのクロックが水平画素数変換部4の入力クロック周波数としてそのまま使用できる。又は、クロック生成回路11により周波数は同一であるが、クロックの位相等を変更した新たなクロックを生成して用いてもよい。
このようにして、水平画素数変換部4からは水平画素数Hがn・b’個、垂直画素数Vがm・a’個の拡大された画像信号が、周波数fのクロックで取り出され、図4の信号選択部2を経由して画像出力部5から出力される。以上の動作をまとめると、表3のようになる。
Figure 0004779498
これにより、本実施の形態によれば、出力信号の拡大時には、拡大倍率に応じた周波数のクロックを用いなくても、読み出し又は出力信号のクロック周波数と同一周波数のクロックを用いて、任意の倍率(整数に限らない)の拡大ができる。
(4)メモリ読み出し画像信号を縮小して出力する場合
図5はこの場合の画素数変換装置のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。図5において、メモリ6には記録再生装置7から再生された、又は画像入力部1から信号選択部2を経由して直接供給された、水平画素数Hがn個で、垂直画素数Vがm個の画像信号が記憶されており、この画像信号を垂直方向に1/c’倍(c’は1より大なる数)、水平方向に1/d’倍(d’は1より大なる数)に縮小し、周波数fのクロックで出力する場合について説明する。
この場合、メモリ6から読み出された画像信号は、信号選択部2を経由して図5の水平画素数変換部4にまず供給され、ここで水平画素数Hのみが1/d’倍されてn/d’とされる。ここで、読出し信号縮小時は、この画素数変換装置の外部に接続された外部回路からの出力データ要求を待って、画素数変換装置から縮小処理された画像信号を出力するため、出力画像信号のクロック周波数を基準として、入力画像信号の縮小処理のためのクロック周波数を決定する必要がある。そこで、この読み出し信号縮小時は、水平画素数変換部4において、入力画素数は出力画素数のd’倍なので、水平画素数変換部4の出力画像信号のクロック周波数をf・cとすると、そのd倍(dはd’より大なる自然数)の周波数f・c・dのクロックが水平画素数変換部4の動作クロックとして、データ処理、データ出力のために必要となる。
水平画素数変換部4から出力された変換後の画像信号は、図5に示すように信号選択部2を経由して垂直画素数変換部3に供給され、ここで垂直画素数Vのみが1/c’倍されてm/c’とされる。このとき、垂直画素数変換部3において縮小時は、入力画素数は出力画素数のc’倍なので、垂直画素数変換部3では、垂直画素数変換後の出力画像信号のクロック周波数fをc(cはc’より大なる自然数)倍した周波数のクロックf・cが、垂直画素数変換のデータ処理及びデータ出力のための入力クロック(内部の動作クロック)として必要となる。そのため、クロック生成回路9により、上記の周波数f・c・dのクロックと周波数f・cのクロックが生成される。
これにより、垂直画素数変換部3から出力された画素数変換後の画像信号は、図5に示すように、信号選択部2を経由して画像出力部5に供給されこれより出力される。このようにして、垂直画素数変換部3からは水平画素数Hがn/d’個、垂直画素数Vがm/c’個に縮小された画像信号が、周波数fのクロックで取り出され、図5の信号選択部2を経由して画像出力部5から出力される。以上の動作をまとめると、表4のようになる。
Figure 0004779498
これにより、本実施の形態によれば、出力信号の縮小時には、縮小倍率に応じた周波数のクロックを用いなくても、出力信号の2倍の周波数のクロックを用いた場合は、1倍より小で1/2以上の任意の値の縮小ができる。
なお、上記のように、垂直画素数変換部3と水平画素数変換部4の動作順序は、拡大の場合は垂直画素数変換→水平画素数変換、縮小の場合は水平画素数変換→垂直画素数変換の順序で行うと有利となる。垂直画素数変換と水平画素数変換の順序は基本的にはどちらが先でも構わないが、上記の実施の形態の順序で画素数変換を行うと、後述する垂直画素数変換部3内部のラインメモリの必要サイズを小さくできるからである。
すなわち、拡大の時に最初に水平画素数変換を行うと、1ラインの水平画素数が入力時よりも増加するために、ラインメモリを必要とする垂直画素数変換の際に、大きなサイズのラインメモリが必要となってしまうからであり、また、縮小の時は最初に水平画素数変換をして、1ラインの水平画素数を入力時よりも少なくすることにより、続いて行う垂直画素数変換の際に用いるラインメモリのサイズを小さくできるからである。
このように、本実施の形態によれば、メモリ読み出し画像信号を、拡大して出力する場合、及びメモリ読出し画像信号を縮小して出力する場合のいずれの場合も、メモリ6から読み出した画像信号に対して垂直画素数変換部3及び水平画素数変換部4の一方で画素数変換処理した画像信号を、直接他方の画素数変換部に供給して画素数変換した後、外部へ出力することができるため、メモリ6のアクセス回数は1回で済む。
これに対し、従来はメモリから読み出した画像信号を垂直画素数変換部及び水平画素数変換部のうちの一方で画素数を変換した後メモリに書き戻した後、再びメモリから垂直画素数又は水平画素数変換後の画像信号を読み出して、垂直画素数変換部及び水平画素数変換部の他方で画素数を変換した後メモリに再度書き戻すことにより、メモリに垂直画素数と水平画素数の両方が変換された画像信号を記憶させるため、メモリのアクセス回数は4回必要となる。これに比べて、本実施の形態では上記のようにメモリのアクセス回数は1回で済むので、メモリのアクセス回数を従来に比べて大幅に低減することができる。
次に、本発明の画素数変換装置を構成する各部の構成及び動作について更に詳細に説明する。図6は本発明の画素数変換装置の要部をなす図1の水平画素数変換部4の一実施の形態の回路系統図を示す。この水平画素数変換部4の動作について、(i)入力信号拡大時、(ii)入力信号縮小時、(iii)出力信号縮小時、(iv)出力信号拡大時のそれぞれについて順番に説明する。なお、「入力信号」とは、図1の画像入力部1から入力された画像信号のことであり、「出力信号」とは、図1のメモリ6から読み出された画像信号のことである。
まず、入力信号拡大時の動作について、図8のタイミングチャートと併せ参照して説明する。図6において、入力画像信号の図8(B)に示す水平同期信号hsyncにより、又は自己同期可能なカウンタにて生成された水平同期信号と同等の信号により、定倍カウンタ11及び12、入力データ数カウンタ15、読み出し画素番号発生回路16がリセットされる。なお、図8(B)及び後述する各図において、「?T」は、図8(A)等に示すクロックclkの整数倍の周期であるが、その整数倍の値は特に規定しないことを示す。このリセットによって、定倍カウンタ11のカウンタ値、入力データ数カウンタ15のカウンタ値、読み出し画素番号発生回路16の読み出し画素番号は、それぞれ図8(E)、(F)、(G)に示すように”0”となる。なお、この入力信号拡大時には定倍カウンタ12は使用しない。また、スイッチSW1及びSW2は端子イ側に接続される。
ここで、入力信号拡大時には、表1に示したように、水平画素数変換部4では、入力画像信号のクロック周波数よりも高いクロック周波数での動作を必要とする。そこで、入力イネーブル信号が定倍カウンタ11に供給され、図8(C)に示すハイレベル期間は定倍カウンタ11のカウンタ値を同図(A)に示す入力画像信号のクロック周波数の自然数倍のクロック周波数のクロック入力毎に、同図(E)に示すようにカウントアップし、また、イネーブル信号発生器17から複数個並列に設けられたD型フリップフロップ(以下、DFFと記す)20のうち、イネーブル信号weが入力されるDFF20に、入力画像信号(画像データ)dinが図8(D)に模式的に示すように、画素毎に順番に記憶される。
DFF20はここでは5個以上設けられており、画像データを画素単位で巡回的に記憶する。従って、例えば、DFF20が5個あるものとすると、1番目の画像データD0は1番目のDFF20に記憶され、2番目の画像データD1は2番目のDFF20に記憶され、3番目の画像データD2は3番目のDFF20に記憶され、4番目の画像データD3は4番目のDFF20に記憶され、5番目の画像データD4は5番目のDFF20に記憶され、6番目の画像データD5は1番目のDFF20に記憶され、以下同様の動作が巡回的に繰り返される。
また、定倍カウンタ11及び12は、カウンタ値”0”から”n−1”までを巡回カウントする(ここでは、n=3としている)。この定倍カウンタ11のカウンタ値が”n−1”(すなわち、ここでは”2”)で、かつ、入力イネーブル信号がハイレベル(論理”1”)のとき、AND回路13からスイッチSW1を介して入力データ数カウンタ15に論理”1”の信号が印加され、入力データ数カウンタ15は図8(F)に示すようにカウントアップする。この入力データ数カウンタ15の出力カウンタ値は、イネーブル信号発生器17に供給されてイネーブル信号weを発生して、複数個あるDFF20のうち、画像データを記憶すべき順番の一つのDFFにのみ論理”1”のイネーブル信号を供給させる一方、コンパレータ18に供給される。
読み出し画素番号発生回路16は、後段の補間フィルタ22に供給される画像信号の選択に用いられる回路で、例えば図7に示す回路構成とされている。同図中、図6と同一構成部分には同一符号を付してある。図7において、読み出し画素番号発生回路16は、第1のカウンタcntA、第2のカウンタcntB、中央処理装置(CPU)24、レジスタ25及び26、セレクタ27から構成されている。また、図7に示すDFF20’は図6に示した複数のDFF20に相当し、ここでは8個のDFF(すなわち、8画素分のDFF)が並列に設けられた構成であり、このうち5個のDFFの出力画像データが、後述するようにセレクタ21により選択される。なお、図7では図6に示した演算回路19の図示を便宜上省略している。
係数RAM28は補間フィルタ22内に設けられた5つの乗算器に1対1に対応して設けられた5つのランダム・アクセス・メモリ(RAM)から構成されており、読み出し画素番号発生回路16内のセレクタ27から出力される切換信号に基づき、補間フィルタ22内に設けられた対応する乗算器に乗算係数を切換出力する。また、補間フィルタ22は、セレクタ21から供給される5画素分の画像データと係数RAM28から供給される乗算係数とを別々に乗算し、得られた5つの乗算結果を加算する加算器とで構成されている。なお、係数RAM28の図示は図6では補間フィルタ22内に設けられているものとしている。
読み出し画素番号発生回路16内のcntA及びcntBは共に入力水平同期信号hsyncでクリア(0リセット)され、また、読み出し画素番号更新信号に基づき、1画素出力毎にcntAはレジスタ26に記憶されたNa/Nbの整数部分を計数し、cntBはレジスタ25に記憶されたNa/Nbの小数部分を計数する(ただし、Naは変換前の入力画像信号の有効画素数、Nbは変換後の有効画素数)。すなわち、1画素出力毎にcntBはNa/Nbの小数部分を前回の出力に加算し、その値をセレクタ27を介して係数RAM28のアドレスの下位8ビットとして出力して乗算係数を決定する。一方、cntAは、1画素出力毎にNa/Nbの整数部分とcntBのキャリー信号とを加算し、その加算値を変換に使用する画素番号として図示しない演算回路(図6の演算回路19に相当)を介してセレクタ21に供給する一方、図6のコンパレータ18に供給する。
再び図6に戻って説明するに、コンパレータ18は入力データ数カウンタ15のカウンタ値と、読み出し画素番号発生回路16の出力画素番号とを比較し、入力データ数カウンタ15のカウンタ値が、読み出し画素番号発生回路16の出力画素番号に所定値α(図8の例では5)を加算した値以上となると、出力信号を論理”1”とする。ここで、上記の所定値αは、1つの出力画素データを生成するために使用する入力画素データの数に相当し、入力データ数カウンタ15のカウンタ値が、上記の画素番号よりα以上となるとα個のDFF20に出力画素データを生成するために必要な入力画素データが蓄えられたと判断する。
コンパレータ18の出力信号は、図8(J)に示す後段の回路に対する出力イネーブル信号として出力される一方、スイッチSW2を介して読み出し画素番号発生回路16に図8(H)に示す読み出し画素番号更新信号として入力され、読み出し画素番号発生回路16が発生する読出し画素番号を1つインクリメントする。図8(G)は読み出し画素番号発生回路16の出力画素番号を示し、ここでは3/4(=Na/Nb)ずつカウントしたときの整数部分の値を示している。
読み出し画素番号発生回路16から出力された図8(G)に示す読み出し画素番号は演算回路19に供給され、ここで所定のモジュロ演算が施された後、セレクタ21に読み出し画素番号として供給される。これにより、セレクタ21は読み出し画素番号に対応して、図8(I)に示すように、最初は5つの画素の画像データD0〜D4を並列に出力し、続いて、同じ5つの画素の画像データD0〜D4を並列に出力し、続いて、5つの画素の画像データD1〜D5を出力し、以後、同様にして連続する5つの画素の画像データを順次出力する。
セレクタ21から出力された5つの画素の画像データは、補間フィルタ22に供給され、ここで5つの画素の画像データに対して所定の補間処理を行って1つの画素の画像データに変換された後、出力される。ここでは、図8(I)に示すように、5つの画素の画像データから補間処理された1つの画素データが2回繰り返し生成されて出力されており、水平方向の画素数の拡大が行われる。図8のタイミングチャートでは、出力される4画素データ内に同一の構成からなる1画素データが含まれており、4/3倍の拡大が行われる。
ただし、図8(I)に示したように、5つの画素の画像データD0〜D4が1クロック期間出力された後、続く1クロック期間で同じ5つの画素の画像データD0〜D4が出力されているが、補間フィルタ22内に設けられた乗算器の乗算係数が異なる値に切り換えられるので、異なる補間特性が施されて出力される。
次に、入力信号を縮小する場合の図6の水平画素数変換部4の動作について、図9のタイミングチャートを併せ参照して説明する。図6において、図9(A)に示すクロックに同期した、入力画像信号の同図(B)に示す水平同期信号hsyncにより、又は自己同期可能なカウンタにて生成された水平同期信号と同等の信号により、定倍カウンタ11及び12、入力データ数カウンタ15、読み出し画素番号発生回路16がリセットされる。このリセットによって、入力データ数カウンタ15のカウンタ値、読み出し画素番号発生回路16の読み出し画素番号は、それぞれ図9(E)、(F)に示すように”0”となる。
ここで、入力信号縮小時には、表2に示したように、水平画素数変換部4では、クロック周波数は入力画像信号と同じクロック周波数で画素数変換処理を行う。そこで、その後、定倍カウンタ11及び12は常にカウンタ値”1”を出力するようにセットされ、カウンタとして使用されないようにされるが、AND回路13、14の一方の入力端子に”1”を入力して常にゲート「開」状態とする。
続いて、図9(A)に示すクロックに同期した同図(C)に示す入力イネーブル信号がAND回路13及びスイッチSW1を介して入力データ数カウンタ15に供給されて、入力データ数カウンタ15のカウンタ値が同図(E)に示すように変化すると共に、データがDFF20に入力されて同図(D)に示すように書き込まれる。入力データ数カウンタ15のカウントが進み、図9(E)に示すようにカウンタ値が”5”になると、コンパレータ18により読み出し画素番号発生回路16からの読み出し番号(このとき、同図(F)に示すように”0”)よりも所定値以上大であるという条件を満足するため、コンパレータ18から同図(I)に示すように論理”1”の出力イネーブル信号が出力される。
以下、定倍カウンタ11及び12を使用しない点を除いて、上記の入力信号拡大時と同様の動作が行われ、DFF20に書き込まれた入力データは、図9(H)に示すようにセレクタ21により5つの画素の画像データずつ選択されて補間フィルタ22に供給される、ここで5つの画素の画像データに対して所定の補間処理を行って1つの画素の画像データに変換された後、出力される。
ここでは、図9(H)に示すように、補間フィルタ22は、最初は5つの画素の画像データD0〜D4から1画素データを生成し、次に5つの画素の画像データD1〜D5から1画素データを生成し、以下、同様の動作が行われるが、4番目の出力画素データは5つの画素データD3〜D7から生成されるのではなく間引かれ、次の5つの画素データD4〜D8から生成されており、水平方向の画素数の縮小が行われる。図9(F)に示す読み出し画素番号は、一例として1.4(=Na/Nb)ずつ加算したときの整数部分の値を示しており、この場合、1/1.4倍の水平方向の画素数の縮小が行われる。なお、図9(G)は読み出し画素番号発生回路16に入力される読み出し画素番号更新信号であり、出力イネーブル信号と同じ波形の信号である。
次に、図6に示す水平画素数変換部4の出力信号縮小時の動作について、図10のタイミングチャートと併せ参照して説明する。出力信号縮小時は、図1のメモリ6の読み出し画像信号を縮小して出力するか、メモリ6の読み出し画像信号を縮小してメモリ6に書き戻す場合であり、図6において、入力画像信号の図10(B)に示す水平同期信号hsyncにより、又は自己同期可能なカウンタにて生成された水平同期信号と同等の信号により、定倍カウンタ11及び12、入力データ数カウンタ15、読み出し画素番号発生回路16がリセットされる。このリセットによって、定倍カウンタ12のカウンタ値、入力データ数カウンタ15のカウンタ値、読み出し画素番号発生回路16の出力読み出し画素番号は、それぞれ図10(J)、(D)、(G)に示すように”0”となる。また、スイッチSW1及びSW2は端子ロ側に接続される。
ここで、出力信号縮小時には、表4に示したように、水平画素数変換部4は、出力データのクロック周波数より高い周波数のクロックで画素数変換処理を行う。コンパレータ18は入力データ数カウンタ15と読み出し画素番号発生回路16の出力読み出し画素番号とを比較し、入力データ数カウンタ値が、読み出し画素番号+β(図10の例ではβ=8)より大なる値となるまで、図10(C)に示すように論理”1”の読み出し要求を出し続ける。ここで、上記のβは、セレクタ21の入力側に設けられた出力信号である画素データを記憶する図6のDFF20(図7の20’)の個数、すなわち記憶できる入力画素データ数に対応し、入力データ数カウンタ15のカウンタ値が、上記の画素番号よりβ以上となると、すべてのDFF20(20’)に出力画素データを生成するために必要な出力信号である画素データが蓄えられたと判断する。
コンパレータ18から出力された論理”1”の読み出し要求は、スイッチSW1を介して入力データ数カウンタ15にイネーブル信号として印加され、入力データ数カウンタ15は図10(A)に示す出力データのクロック周波数の自然数倍のクロックをカウントし、その入力データ数カウンタ値は同図(D)に示すように暫時増加していく。
また、イネーブル信号発生器17から出力されるイネーブル信号が読出し要求から?T遅れて図10(E)に示すように論理”1”となり、DFF20には図10(F)に示すように、入力画像データが1画素ずつ順次格納されていく。DFF20に格納された画像データは、読み出し画素番号発生回路16から演算回路19を介してセレクタ21に入力される値でセレクタ21により5つのDFF20の画像データが選択され、補間フィルタ22に供給されて補間処理される。ここでは、補間フィルタ22は、図10(K)に示すように、5つの画素の画素データから1画素分の画像データを生成し、画素数が縮小された画像データを出力する。
一方、出力側に接続された回路から図10(I)に示すように出力データ要求信号が入力されると、出力データ要求信号は定倍カウンタ12にイネーブル信号として供給され、これにより定倍カウンタ12はクロックをカウントし、図10(J)に示すように0〜n−1を巡回カウントする(図10ではn=3としている)。
この定倍カウンタ12のカウンタ値がn−1の値(図10の例では”2”)で、かつ、出力データ要求信号が論理”1”のとき、AND回路14からスイッチSW2を経由して読み出し画素番号発生回路16に供給される読み出し画素番号更新信号が、図10(H)に示すように論理”1”となり、読み出し画素番号発生回路16から出力される読み出し画素番号が図10(G)に示すように更新される。図10(G)に示す読み出し画素番号は、一例として5/4(=Na/Nb)ずつ加算したときの整数部分の値を示しており、この場合、4/5倍の水平方向の画素数の縮小が行われる。
次に、図6に示す水平画素数変換部4の出力信号拡大時の動作について、図11のタイミングチャートと併せ参照して説明する。出力信号拡大時は、表3に示したように、水平画素数変換部4では、クロック周波数は入力画像信号と同じクロック周波数で画素数変換処理を行うため、定倍カウンタ11及び12は常にカウンタ値”1”を出力するようにセットされ、カウンタとして使用されないようにされるが、AND回路13、14の一方の入力端子に”1”を入力して常にゲート「開」状態とする。それ以外は、図10のタイミングチャートと共に説明した出力信号縮小時と同様の動作が行われ、補間フィルタ22からは図11(I)に示すように、同じ画素データが2回繰り返して出力される期間があり、水平方向の画素数が拡大された画像データが出力される。
なお、図11(A)はクロック、同図(B)は水平同期信号hsync、同図(C)はコンパレータ18から出力される読み出し要求信号、同図(D)は入力データ数カウンタ15のカウンタ値、同図(E)はDFF20に入力される入力イネーブル信号、同図(F)はDFF20に1画素ずつ格納される画像データ、同図(G)は読み出し画素番号発生回路16から出力される読み出し画素番号、同図(H)はAND回路14及び定倍カウンタ12に供給される出力データ要求信号を示す。ここでは、図11(G)に示す読み出し画素番号は、一例として3/4(=Na/Nb)ずつ加算したときの整数部分の値を示しており、この場合、4/3倍の水平方向の画素数の拡大が行われる。
次に、本発明の画素数変換装置の他の要部をなす図1の垂直画素数変換部3の構成及び動作について詳細に説明する。図12は垂直画素数変換部3の一実施の形態の回路系統図を示す。この垂直画素数変換部3の動作について、(i)入力信号拡大時、(ii)入力信号縮小時、(iii)出力信号縮小時、(iv)出力信号拡大時のそれぞれについて順番に説明する。なお、前述したように入力信号とは画像入力部1から入力された画像信号であり、出力信号とはメモリ6から読み出された画像信号である。
まず、垂直画素数変換部3の入力信号拡大時の動作について、図14のタイミングチャートと併せ参照して説明する。なお、図14において、(A)〜(G)と(H)〜(M)とは図示の便宜上、時間軸を異ならせて図示している。図12において、入力画像信号の図14(A)に示す垂直同期信号vsyncと水平同期信号hsyncのうち、垂直同期信号vsyncにより、入力ライン数カウンタ39と読出しライン番号発生回路43とがそれぞれクリアされて、図14(C)、(E)に示すようにそれらのカウンタ値及び出力読出しライン番号が”0”とされる。また、スイッチSW3〜SW5は端子ハ側に接続される。
続いて、図14(A)及び(I)に示す水平同期信号hsync又は自己同期可能なカウンタにて生成された水平同期信号と同等の信号により、定倍カウンタ31及び32、入力データ数カウンタ36、出力データ数カウンタ42がそれぞれリセットされて、それらのカウンタ値が”0”とされる。なお、この入力信号拡大時には定倍カウンタ32は使用されない。一方、入力信号拡大時には、表1に示したように、垂直画素数変換部3では、クロック周波数は入力画像信号より高いクロック周波数を必要とし、その高いクロック周波数を用いて画像を取り込むため、定倍カウンタ31が用いられる。
続いて、入力イネーブル信号がAND回路33の一方の入力端子と定倍カウンタ31に供給され、図14(B)及び(J)に示すハイレベル期間は定倍カウンタ31のカウンタ値を同図(H)に示すクロック入力毎に、同図(L)に示すように巡回カウントさせる。ここで、上記の巡回カウンタ値は、0〜n−1であり、図14(L)の例ではn=2としており、定倍カウンタ31は「0」と「1」のカウンタ値を交互に出力する。
一方、入力イネーブル信号が論理”1”で、かつ、定倍カウンタ31のカウンタ値がn−1(ここでは、「1」)のときにAND回路33からスイッチSW3を介して入力データ数カウンタ36に論理”1”のイネーブル信号が入力され、その入力データ数カウンタ36を図14(H)に示すクロックclkのカウント可能状態として、クロック入力毎にカウントアップさせ、その入力データ数カウンタ36のカウンタ値がラインメモリ書込みイネーブル信号発生器37に供給される。
また、入力ライン数カウンタ39はスイッチSW5を介して入力される水平同期信号hsyncをカウントしており、そのカウンタ値はラインメモリ書込みイネーブル信号発生器37とコンパレータ40に供給される。ラインメモリ書込みイネーブル信号発生器37は、上記のカウンタ36及び39の各値に基づいて、図14(M)に示すようなイネーブル信号weを発生して複数個あるラインメモリ35を順番に書込み可能状態とする。
これにより、入力信号である画像データは、複数個並列に設けられているラインメモリ35のうち、イネーブル信号weにより指定された図14(D)に示すライン番号の一つのラインメモリに、1ライン分ずつ格納される。ここでは、ラインメモリ35は一例として6個設けられており、ラインメモリ35は図14(D)に模式的に示すように、順番に、かつ、巡回的に指定される。
一方、コンパレータ40は、入力ライン数カウンタ39のカウンタ値と、読出しライン番号発生回路43から出力される読出しライン番号とを比較し、上記カウンタ値が読出しライン番号に所定値γを加算した値以上であるという条件を満足した時に、出力イネーブル信号を出力する。上記の所定値γは、1ライン分の画像データを出力するときに用いられる画像データを出力するラインメモリ35の数に対応しており、ここでは例えば”4”である。この出力イネーブル信号は、スイッチSW4を介して出力データ数カウンタ42に供給されて、これをカウントアップする。出力データ数カウンタ42のカウンタ値は、1ライン内の画素データ数を表しており、読出しライン番号発生回路43にイネーブル信号として供給される。
ここで、読出しライン番号発生回路43は例えば図13に示す回路構成とされている。同図中、図12と同一構成部分には同一符号を付してある。図13において、読み出しライン番号発生回路43は、第1のカウンタcntC、第2のカウンタcntD、中央処理装置(CPU)52、レジスタ53及び54から構成されている。また、ラインメモリ及びセレクタ51は、図12の複数個あるラインメモリ35とセレクタ45と演算回路44とからなる回路部を示す。
補間フィルタ46は、一例として4つの乗算器と、それら乗算器の各乗算結果を加算する加算器とから構成されており、ラインメモリ及びセレクタ51から出力された画像データに対して所定の補間処理を施して出力する。係数RAM55は補間フィルタ46内に設けられた4つの乗算器に1対1に対応して設けられた4つのシンクロナス・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)から構成されており、補間フィルタ46内に設けられた対応する乗算器に乗算係数を切換出力する。また、補間フィルタ46は、ラインメモリ及びセレクタ51から供給される4ライン分の画像データと係数RAM55から供給される乗算係数とを別々に乗算し、得られた4つの乗算結果を加算する加算器とで構成されている。係数RAM55の図示は図12では補間フィルタ46内に設けられているものとしている。
CPU52は、レジスタ53にNc/Ndの小数点以上の値を設定し、かつ、レジスタ54にNc/Ndの小数点以下の値を設定する。ここで、Ncは変換前の入力画像信号の有効走査線数、Ndは変換後の画像信号の有効走査線数を示す。また、CPU52は、係数RAM55を構成する4個のSRAMに、予め各ラインに乗ずる係数を書き込んでいる。
カウンタcntC及びcntDはそれぞれ垂直同期信号vsyncにより0リセットされる。その後、図12の出力データ数カウンタ42のカウンタ値がイネーブル信号として入力される毎に、図13のカウンタcntCは、レジスタ53からのNc/Ndの小数点以上の値(整数部分)とcntDのキャリー出力とを加算して、変換に使用するライン番号を示すカウンタ値を発生してラインメモリ及びセレクタ51と図示しないコンパレータ40へ出力する。cntCのカウンタ値は、読出しライン番号として出力される。
また、カウンタcntDは、レジスタ54からのNc/Ndの小数点以下の値と前回の出力とを加算して、補間フィルタ46で使用する係数を発生して係数RAM55へ出力する。カウンタcntDの出力カウンタ値は、係数RAM55を構成する各SRAMのアドレスの下位8ビットとして入力される。
再び図12に戻って説明するに、読出しライン番号発生回路43から出力された読出しライン番号は、演算回路44でモジュロ6の演算を行われて、複数個(ここでは6個)あるラインメモリ35のうち読出しを選択する4個のラインメモリを指定する、図14(F)に示す読出しラインメモリ番号としてセレクタ45に入力される。セレクタ45は、上記の読出しラインメモリ番号に従い、6個のラインメモリ35のうち、図14(G)に示すように指定された4個のラインメモリ35の各々から1ライン分の画像データをそれぞれ選択して補間フィルタ46に供給する。
補間フィルタ46は4ライン分の画像データに対して、図13に示した構成の回路により補間処理を行って1ライン分の画像データを生成して出力する。ここでは、図14(G)に示すように、最初の1水平期間では読出しライン番号0〜3の4つのラインメモリ35から出力された4ライン分の画像データから第1ラインの画像データを生成し、2番目の1水平期間では読出しライン番号1〜4の4つのラインメモリ35から出力された4ライン分の画像データから第2ラインの画像データを生成し、3番目と4番目の1水平期間では読出しライン番号2〜5の4つのラインメモリ35から出力された4ライン分の画像データから第3ラインと第4ラインの画像データを生成し、以下同様の動作を繰り返す。
なお、上記の第3ラインの画像データと、第4ラインの画像データとは、共にライン番号2〜5の4つのラインメモリ35から出力された4ライン分の画像データから生成されるが、第3ラインと第4ラインとでは補間フィルタ46の乗算係数が異なるので、異なる補間処理が施される。このようにして、図14(E)に示すように読み出しライン番号は、一例として3/4(=Nc/Nd)ずつ加算されたときの整数部分を示し、3水平期間あたり4ライン分の画像データが生成され、垂直方向の画素数が4/3倍に拡大された画像データが補間フィルタ46から出力される。
次に、図12に示す垂直画素数変換部3の入力信号縮小時の動作について、図15のタイミングチャートと併せ参照して説明する。入力信号縮小時は、表2に示したように、垂直画素数変換部3ではクロック周波数は入力信号と同じクロック周波数が用いられるため、図12の定倍カウンタ31及び32は常に論理”1”を出力するようにセットされ、カウンタとして使用されないようにされ、AND回路33、34の一方の入力端子に”1”を入力して常にゲート「開」状態とする。それ以外は、上記の入力信号拡大時と同じ動作を行い、補間フィルタ46からは図15(H)に示すように、垂直方向の画素数が縮小された画像データが出力される。
なお、図15(A)は垂直同期信号vsync、同図(B)は水平同期信号hsync、同図(C)は入力イネーブル(enable)信号、同図(D)は入力ライン数カウンタ39のカウンタ値、同図(E)はラインメモリ35に供給されるイネーブル信号により指定された書込みラインメモリ番号、同図(F)は読み出しライン番号発生回路43から出力される読み出しライン番号、同図(G)は演算回路44から出力される読出しラインメモリ番号を示す。ここでは、図15(F)に示す読み出しライン番号は、一例として5/3(=Nc/Nd)ずつ加算したときの整数部分の値を示しており、この場合、3/5倍の垂直方向の画素数の縮小が行われる。
次に、図12の垂直画素数変換部3の出力信号縮小時の動作について、図16のタイミングチャートと併せ参照して説明する。なお、図16(A)〜(I)と同図(J)〜(P)とは図示の便宜上、時間軸を異ならせて図示してある。出力信号縮小時は、図1のメモリ6の読み出し画像信号を縮小して出力するか、メモリ6の読み出し画像信号を縮小してメモリ6に書き戻す場合である。
まず、図12において、入力画像信号の図16(A)に示す垂直同期信号vsyncにより、入力ライン数カウンタ39と読出しライン番号発生回路43とがそれぞれクリアされて、図16(D)、(F)に示すようにそれらのカウンタ値及び出力読出しライン番号が”0”とされる。また、スイッチSW3〜SW5は端子ニ側に接続される。
続いて、図16(B)及び(K)に示す水平同期信号hsync又は自己同期可能なカウンタにて生成された水平同期信号と同等の信号により、定倍カウンタ31及び32、入力データ数カウンタ36、出力データ数カウンタ42がそれぞれリセットされて、それらのカウンタ値が”0”とされる。なお、この出力信号縮小時には定倍カウンタ31は使用されない。これに対し、出力信号縮小時には表4に示したように垂直画素数変換部3で必要となる、出力データのクロック周波数より高いクロック周波数のクロックを定倍カウンタ32に入力して使用する。
一方、図16(C)に示すように垂直同期信号入力と同時に、論理”1”の読出し要求信号がコンパレータ40から出力され、図12のスイッチSW3を介して入力データ数カウンタ36にイネーブル信号として入力され、その入力データ数カウンタ36を図16(J)に示すクロックclkのカウント可能状態としてカウントアップさせ、その入力データ数カウンタ36のカウンタ値がラインメモリ書込みイネーブル信号発生器37に供給されると共に、スイッチSW5を介して入力ライン数カウンタ39に供給され、図16(D)に示すようにカウントさせる。
ラインメモリ書込みイネーブル信号発生器37は、上記のカウンタ36及び39の各値に基づいて、イネーブル信号weを発生して複数個あるラインメモリ35を順番に書込み可能状態とする。ここでは、ラインメモリ35は一例として6個設けられており、書込みラインメモリ番号は図16(D)に示すように、0〜5が順番に、かつ、巡回的に指定される。
一方、コンパレータ40は、入力ライン数カウンタ39のカウンタ値と、読出しライン番号発生回路43から出力される読出しライン番号とを比較し、入力ライン数カウンタ39のカウンタ値が、読出しライン番号に所定値δ(ここでは”5”)を加算した値以下の時には、図16(C)に示すように論理”1”の読出し要求信号を出力し、上記の条件を満たさない時には、読出し要求信号の論理を”0”とする。ここで、入力ライン数カウンタ39のカウンタ値が、読み出しライン番号に上記の所定値δを加算した値以下となった時には、ラインメモリ35のうち、入力ライン数カウンタ39のカウンタ値に対応するラインメモリ番号のラインメモリの蓄積画像データの使用が終り、次の画像データ書込み可能状態となったことを示すので、上記のように読み出し要求信号を出力する。
読出し要求により、メモリ6から読み出された画像データは、複数個並列に設けられているラインメモリ35のうち、イネーブル信号weにより指定された図16(E)に示す書き込みラインメモリ番号に対応した一つのラインメモリに、1ライン分ずつ格納される。
その後、出力側に接続された回路(図示せず)からの出力データ要求信号が、図16(H)及び(L)に示すように入力され、定倍カウンタ32にイネーブル信号として供給されて、これをクロック計数可能状態とすると共に、AND回路34の一方の入力端子に供給される。定倍カウンタ32は、図16(J)に示すクロックをカウントし、同図(M)に示すように、0〜n−1(図16の例ではn=2)で巡回するカウンタ値を出力する。
この定倍カウンタ32のカウンタ値がn−1(ここでは、”2”)で、かつ、出力データ要求信号の論理値が”1”のときには、AND回路34からスイッチSW4を介して出力データ数カウンタ42のイネーブル端子に入力される信号の論理値が”1”となり、出力データ数カウンタ42から図16(N)に示すように、論理値”1”のラインメモリ読出しデータ更新信号が出力される。
上記のラインメモリ読出しデータ更新信号は、読出しライン番号発生回路43のイネーブル信号として入力され、読出しライン番号発生回路43から出力される読み出しラインメモリ番号を図16(F)に示すように更新させる。この読出しラインメモリ番号は、演算回路44に供給されて、例えばモジュロ6の演算を施されて図16(F)に示す読出しラインメモリ番号とされた後、セレクタ45に供給される。
セレクタ45は6個あるラインメモリ35から出力される画像データのうち、上記の読出しラインメモリ番号を先頭とする全部で4つのラインメモリ番号に対応した4つのラインメモリから各々1ライン分の画像データを読み出して、補間フィルタ46に供給する。なお、上記の読出しラインメモリ番号を先頭とする全部で4つのラインメモリ番号とは、演算回路44から出力される読出しラインメモリ番号が「1」であるときには、「1」〜「4」であり、上記読出しラインメモリ番号が「3」であるときには、「3」〜「6」である。
また、ラインメモリ35から図16(O)に示すように読出しデータが出力され、セレクタ45は出力データ要求に応じてこれを同図(P)に示すように出力する。補間フィルタ46は、セレクタ45から入力される図16(I)、(P)に示す全部で4ライン分の画像データに対して所定の補間処理を行って、1ライン分の画像データを生成して出力する。
ここで、図16(I)に示すように、補間処理により得られる3ライン目の出力画像データは、第2ラインから第5ラインの入力画像データに基づくものではなく、第3ラインから第6ラインの入力画像データに基づくものであり、第2ラインから第5ラインの入力画像データに基づく画像データの出力が間引かれ、同様に、第5ラインから第8ラインの入力画像データに基づく画像データの出力等が間引かれており、垂直方向画素数が縮小された画像データが補間フィルタ46から出力される。図16(F)に示す読み出しライン番号は、一例として3/2(=Nc/Nd)ずつ加算したときの整数部分の値を示しており、この場合、2/3倍の垂直方向の画素数の縮小が行われる。
次に、図12の垂直画素数変換部3の出力信号拡大時の動作について、図17のタイミングチャートと併せ参照して説明する。この出力信号拡大時は、表3に示したように、クロック周波数は出力信号と同じクロック周波数を用いるために、図12の定倍カウンタ31及び32は常に論理”1”を出力するようにセットされ、カウンタとして使用されないようにされ、AND回路33、34の一方の入力端子に”1”を入力して常にゲート「開」状態とする。それ以外は、上記の出力信号縮小時と同じ動作を行う。
これにより、補間フィルタ46からは図17(I)に示すように、5ライン目と6ライン目の出力画像データは、4ライン目の出力画像データと同じ、第3ラインから第6ラインの4ライン分の入力画像データに基づいて、補間フィルタ46による補間処理により生成された画像データが出力されるため、垂直方向の画素数が拡大された画像データが出力される。ここでは、図17(F)に示す読み出しライン番号発生回路43から出力される読み出し画素番号は、一例として3/4(=Nc/Nd)ずつ加算したときの整数部分の値を示しており、この場合、4/3倍の垂直方向の画素数の拡大が行われる。なお、4ライン目から6ライン目の出力画像データは、上記のように同じ4ラインの入力画像データに基づいて補間処理により生成された画像データであるが、4ラインの入力画像データに対する補間フィルタ46内での乗算係数が4ライン目から6ライン目のそれぞれにおいて異なるため、異なる補間フィルタ特性が付与されて出力される。
なお、図17(A)は垂直同期信号vsync、同図(B)は水平同期信号hsync、同図(C)はコンパレータ40から出力される読出し要求信号、同図(D)は入力ライン数カウンタ39のカウンタ値、同図(E)はラインメモリ35に供給されるイネーブル信号により指定された書込みラインメモリ番号、同図(G)は演算回路44から出力される読出しラインメモリ番号、同図(H)は出力データ要求信号を示す。
このように、本実施の形態によれば、垂直画素数変換部3は図12に示す回路構成により、また水平画素数変換部4は図6に示す回路構成により、(i)入力信号拡大時、(ii)入力信号縮小時、(iii)出力信号縮小時、(iv)出力信号拡大時のそれぞれを行うことができるため、回路規模とメモリ個数の増大を抑制することができる。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、垂直方向と水平方向の両方向の画素数変換を行うように説明したが、どちらか一方だけの画素数変換も可能であることは勿論である。また、垂直画素数変換部3及び水平画素数変換部4の動作をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムも包含するものである。この場合、プログラムは、記録媒体に記録されていてコンピュータに取り込まれてもよいし、通信ネットワークを介してコンピュータに配信して取り込まれてもよいし、予めコンピュータの専用ハードウェアに取り込まれていてもよい。
本発明の画素数変換装置の一実施の形態の全体構成を示すブロック図である。 図1の画素数変換装置において、入力画像信号を拡大してメモリに書き込む場合の説明図である。 図1の画素数変換装置において、入力画像信号を縮小してメモリに書き込む場合の説明図である。 図1の画素数変換装置において、メモリ読出し画像信号を拡大して出力する場合の説明図である。 図1の画素数変換装置において、メモリ読出し画像信号を縮小して出力する場合の説明図である。 図1中の水平画素数変換部の一実施の形態の回路系統図である。 図6中の要部の一実施の形態の回路図である。 図6の入力信号拡大時の動作説明用タイミングチャートである。 図6の入力信号縮小時の動作説明用タイミングチャートである。 図6の出力信号縮小時の動作説明用タイミングチャートである。 図6の出力信号拡大時の動作説明用タイミングチャートである。 図1中の垂直画素数変換部の一実施の形態の回路系統図である。 図12中の要部の一実施の形態の回路図である。 図12の入力信号拡大時の動作説明用タイミングチャートである。 図12の入力信号縮小時の動作説明用タイミングチャートである。 図12の出力信号縮小時の動作説明用タイミングチャートである。 図12の出力信号拡大時の動作説明用タイミングチャートである。
符号の説明
1 画像入力部
2 信号選択部
3 垂直画素数変換部(Vスケーラ)
4 水平画素数変換部(Hスケーラ)
5 画像出力部
6 メモリ
7 記録再生装置等
8、9、10、11 クロック生成回路
11、12、31、32 定倍カウンタ
15、36 入力データ数カウンタ
16 読出し画素番号発生回路
17 イネーブル信号発生器
18、40 コンパレータ
19、44 演算回路
20、20’ D型フリップフロップ(DFF)
21、45 セレクタ
22、46 補間フィルタ
24、52 中央処理装置(CPU)
28、55 係数RAM
35 ラインメモリ
37 ラインメモリ書込みイネーブル信号発生器
39 入力ライン数カウンタ
42 出力データ数カウンタ
43 読出しライン番号発生回路
51 ラインメモリ及びセレクタ
cntA、cntB、cntC、cntD カウンタ


Claims (3)

  1. 外部から入力された入力画像信号である第1の画像信号、又は本装置内の記憶手段から読み出した画像信号である第2の画像信号の水平方向における画素数の変換を行うことにより、画像サイズの拡大又は縮小を行う画素数変換装置であって、
    前記第1又は第2の画像信号の水平方向画素数を変換するための変換用クロックを生成するクロック生成手段と、
    前記第1又は第2の画像信号の水平方向画素数を、前記変換用クロックを用いて任意の画素数に変換して出力する水平画素数変換手段と
    を有し、
    前記クロック生成手段は、
    前記第1の画像信号拡大時には、画素数変換前の前記第1の画像信号の周波数のN倍(Nは自然数)の周波数の第1の変換用クロックを生成し、
    前記第1の画像信号縮小時には、画素数変換前の前記第1の画像信号の周波数と同一周波数の第2の変換用クロックを生成し、
    前記第2の画像信号拡大時には、前記第2の画像信号を画素数変換した信号における周波数として予め設定されている周波数と同一周波数の第3の変換用クロックを生成し、
    前記第2の画像信号縮小時には、前記第2の画像信号を画素数変換した信号における周波数として予め設定されている周波数のM倍(Mは自然数)の周波数の第4の変換用クロックを生成する、
    クロック生成手段であり、
    前記水平画素数変換手段は、
    前記第1の画像信号拡大時には、前記第1の変換用クロックを用いて、前記第1の画像信号を1〜Nまでの任意の倍率の画像サイズに拡大する水平画素数変換を行い、
    前記第1の画像信号縮小時には、前記第2の変換用クロックを用いて、前記第1の画像信号を1以下の任意の倍率の画像サイズに縮小する水平画素数変換を行い、
    前記第2の画像信号拡大時には、前記第3の変換用クロックを用いて、前記第2の画像信号を前記第3の変換用クロックによって拡大可能な最大の倍率を上限とする任意の倍率の画像サイズに拡大する水平画素数変換を行い、
    前記第2の画像信号縮小時には、前記第4の変換用クロックを用いて、前記第2の画像信号を1〜1/Mまでの任意の倍率の画像サイズに縮小する水平画素数変換を行う、
    水平画像数変換手段である
    ことを特徴とする画素数変換装置。
  2. 外部から入力された入力画像信号である第1の画像信号、又は本装置内の記憶手段から読み出した画像信号である第2の画像信号の水平ライン数にあたる垂直方向における画素数の変換を行うことにより、画像サイズの拡大又は縮小を行う画素数変換装置であって、 前記第1又は第2の画像信号の垂直方向画素数を変換するための変換用クロックを生成するクロック生成手段と、
    前記第1又は第2の画像信号の垂直方向画素数を、前記変換用クロックを用いて任意の水平ライン数に変換して出力する垂直画素数変換手段と
    を有し、
    前記クロック生成手段は、
    前記第1の画像信号拡大時には、画素数変換前の前記第1の画像信号の周波数のN倍(Nは自然数)の周波数の第1の変換用クロックを生成し、
    前記第1の画像信号縮小時には、画素数変換前の前記第1の画像信号の周波数と同一周波数の第2の変換用クロックを生成し、
    前記第2の画像信号拡大時には、前記第2の画像信号を画素数変換した信号における周波数として予め設定されている周波数と同一周波数の第3の変換用クロックを生成し、
    前記第2の画像信号縮小時には、前記第2の画像信号を画素数変換した信号における周波数として予め設定されている周波数のM倍(Mは自然数)の周波数の第4の変換用クロックを生成する、
    クロック生成手段であり、
    前記垂直画素数変換手段は、
    前記第1の画像信号拡大時には、前記第1の変換用クロックを用いて、前記第1の画像信号を1〜Nまでの任意の倍率の画像サイズに拡大する垂直画素数変換を行い、
    前記第1の画像信号縮小時には、前記第2の変換用クロックを用いて、前記第1の画像信号を1以下の任意の倍率の画像サイズに縮小する垂直画素数変換を行い、
    前記第2の画像信号拡大時には、前記第3の変換用クロックを用いて、前記第2の画像信号を前記第3の変換用クロックによって拡大可能な最大の倍率を上限とする任意の倍率の画像サイズに拡大する垂直画素数変換を行い、
    前記第2の画像信号縮小時には、前記第4の変換用クロックを用いて、前記第2の画像信号を1〜1/Mまでの任意の倍率の画像サイズに縮小する垂直画素数変換を行う、
    垂直画像数変換手段である
    ことを特徴とする画素数変換装置。
  3. 外部から入力された入力画像信号である第1の画像信号、又は本装置内の記憶手段から読み出した画像信号である第2の画像信号の水平方向における画素数の変換と、前記第1又は第2の画像信号の水平ライン数にあたる垂直方向における画素数の変換とを行うことにより、画像サイズの拡大又は縮小を行う画素数変換装置であって、
    前記第1又は第2の画像信号の水平方向画素数を変換するための水平画素数変換用クロックを生成する第1のクロック生成手段と、前記第1又は第2の画像信号の水平方向画素数を、前記水平画素数変換用クロックを用いて任意の画素数に変換して出力する水平画素数変換手段とを備えた水平画素数変換部と、
    前記第1又は第2の画像信号の垂直方向画素数を変換するための垂直画素数変換用クロックを生成する第2のクロック生成手段と、前記第1又は第2の画像信号の垂直方向画素数を、前記垂直画素数変換用クロックを用いて任意の水平ライン数に変換して出力する垂直画素数変換手段とを備えた垂直画素数変換部と、
    前記第1の画像信号の拡大時又は縮小時には、前記第1の画像信号を前記垂直画素数変換部及び前記水平画素数変換部の一方に供給し、その一方の画素数変換部から出力された画素数変換後の第1の画像信号を前記垂直画素数変換部及び前記水平画素数変換部の他方に供給し、その他方の画素数変換部から出力された画素数変換後の第1の画像信号を前記記憶手段へ供給する信号選択を行い、前記第2の画像信号の拡大時又は縮小時には、前記第2の画像信号を前記垂直画素数変換部及び前記水平画素数変換部の一方に供給し、その一方の画素数変換部から出力された画素数変換後の第2の画像信号を前記垂直画素数変換部及び前記水平画素数変換部の他方に供給し、その他方の画素数変換部から出力された画素数変換後の第2の画像信号を外部へ出力する信号選択を行う信号選択部と
    を有し、
    前記第1のクロック生成手段は、
    前記第1の画像信号拡大時には、画素数変換前の前記第1の画像信号の周波数のN1倍(N1は自然数)の周波数の第1の変換用クロックを生成し、
    前記第1の画像信号縮小時には、画素数変換前の前記第1の画像信号の周波数と同一周波数の第2の変換用クロックを生成し、
    前記第2の画像信号拡大時には、前記第2の画像信号を画素数変換した信号における周波数として予め設定されている周波数と同一周波数の第3の変換用クロックを生成し、
    前記第2の画像信号縮小時には、前記第2の画像信号を画素数変換した信号における周波数として予め設定されている周波数のM1倍(M1は自然数)の周波数の第4の変換用クロックを生成する、クロック生成手段であり、
    前記水平画素数変換手段は、
    前記第1の画像信号拡大時には、前記第1の変換用クロックを用いて、前記第1の画像信号を1〜N1までの任意の倍率の画像サイズに拡大する水平画素数変換を行い、
    前記第1の画像信号縮小時には、前記第2の変換用クロックを用いて、前記第1の画像信号を1以下の任意の倍率の画像サイズに縮小する水平画素数変換を行い、
    前記第2の画像信号拡大時には、前記第3の変換用クロックを用いて、前記第2の画像信号を前記第3の変換用クロックによって拡大可能な最大の倍率を上限とする任意の倍率の画像サイズに拡大する水平画素数変換を行い、
    前記第2の画像信号縮小時には、前記第4の変換用クロックを用いて、前記第2の画像信号を1〜1/M1までの任意の倍率の画像サイズに縮小する水平画素数変換を行う、水平画像数変換手段であり、
    前記第2のクロック生成手段は、
    前記第1の画像信号拡大時には、画素数変換前の前記第1の画像信号の周波数のN2倍(N2は自然数)の周波数の第5の変換用クロックを生成し、
    前記第1の画像信号縮小時には、画素数変換前の前記第1の画像信号の周波数と同一周波数の第6の変換用クロックを生成し、
    前記第2の画像信号拡大時には、前記第2の画像信号を画素数変換した信号における周波数として予め設定されている周波数と同一周波数の第7の変換用クロックを生成し、
    前記第2の画像信号縮小時には、前記第2の画像信号を画素数変換した信号における周波数として予め設定されている周波数のM2倍(M2は自然数)の周波数の第8の変換用クロックを生成する、クロック生成手段であり、
    前記垂直画素数変換手段は、
    前記第1の画像信号拡大時には、前記第5の変換用クロックを用いて、前記第1の画像信号を1〜N2までの任意の倍率の画像サイズに拡大する垂直画素数変換を行い、
    前記第1の画像信号縮小時には、前記第6の変換用クロックを用いて、前記第1の画像信号を1以下の任意の倍率の画像サイズに縮小する垂直画素数変換を行い、
    前記第2の画像信号拡大時には、前記第7の変換用クロックを用いて、前記第2の画像信号を前記第7の変換用クロックによって拡大可能な最大の倍率を上限とする任意の倍率の画像サイズに拡大する垂直画素数変換を行い、
    前記第2の画像信号縮小時には、前記第8の変換用クロックを用いて、前記第2の画像信号を1〜1/M2までの任意の倍率の画像サイズに縮小する垂直画素数変換を行う、垂直画像数変換手段である
    ことを特徴とする画素数変換装置。
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