JP4778987B2 - 制御システム、リソグラフィ投影装置、支持構造体を制御する方法、およびコンピュータプログラム製品 - Google Patents

制御システム、リソグラフィ投影装置、支持構造体を制御する方法、およびコンピュータプログラム製品 Download PDF

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Description

[0001] 本発明は、リソグラフィ装置内の支持構造体を制御する制御システム、リソグラフィ投影装置、リソグラフィ装置内の支持構造体を制御する方法、およびコンピュータプログラム製品に関する。
[0002] リソグラフィ装置は、基板上、通常、基板のターゲット部分上に所望のパターンを与える機械装置である。リソグラフィ装置は、たとえば、集積回路(IC)の製造において使用することができる。その事例では、パターニングデバイス(あるいは、マスクまたはレチクルと呼ばれる)を使用して、ICの個々の層上に形成される回路パターンが生成されてもよい。このパターンは、基板(たとえば、シリコンウェ−ハ)上の(たとえば、ダイの一部、1つのダイ、またはいくつかのダイを含む)ターゲット部分上に転写されることができる。パターンの転写は、通常、基板上に設けられる放射感応性材料(レジスト)層上への結像による。一般に、単一基板は、連続してパターニングされる隣接ターゲット部分のネットワークを含むであろう。知られているリソグラフィ装置は、各ターゲット部分が、全パターンをターゲット部分に一度に露光することによって照射される、いわゆるステッパ、および、各ターゲット部分が、所与の方向(「スキャニング」方向)に放射ビームを通るパターンをスキャンし、一方、基板を、この方向と平行または反平行に同期してスキャンすることによって照射される、いわゆるスキャナを含む。パターンを基板上にインプリントすることによって、パターニングデバイスからのパターンを基板に転写することも可能である。
[0003] 集積回路ならびに液晶ディスプレイパネルの生産の場合に、マイクロリソグラフィにおける最も難しい要件の1つは、互いに対する構造の位置決めである。たとえば、サブ100nmリソグラフィは、最高3m/sの速度において、6自由度(DOF)で、1nm程度の、動的精度および機械間整合を有する基板位置決めおよびマスク位置決めステージを要求する。
[0004] こうした厳しい位置決め要件を達成するための広く使用されている手法は、微動位置決めモジュールが、その上で縦続接続される粗動位置決めモジュール(たとえば、X−Yテーブルまたはガントリテーブル)に、ステージ位置決めアーキテクチャを細分することである。粗動位置決めモジュールは、マイクロメートルの精度を有する。微動位置決めモジュールは、粗動位置決めモジュールの残留エラーを最後の数ナノメートルまで補正することができる。粗動位置決めモジュールは、広い作動範囲をカバーするが、微動位置決めモジュールは、非常に制限された移動範囲に対処する必要があるだけである。こうしたナノ位置決めのための一般に使用されるアクチュエータは、圧電アクチュエータまたはボイスコイルタイプ電磁アクチュエータを含む。微動モジュールでの位置決めは、通常、6DOFで行われるが、広い範囲の運動は、3DOF以上については、めったに必要とされず、そのため、粗動モジュールの設計がかなり容易になる。
[0005] 粗動位置決めに必要とされるマイクロメートル精度は、光学式または磁気式インクリメンタルエンコーダなどの、比較的簡単な位置センサを使用して、容易に達成されることができる。これらは、1DOFの測定を有する単一軸デバイス、または、ごく最近では、Schaffel等, "Integrated electro-dynamic multicoordinate drives", Proc. ASPE Annual Meeting, California, USA, 1996, p.456-461)によって記載されたデバイスなどの複数(最高3)DOFデバイスであることができる。同様なエンコーダ、たとえばDr. J. Heidenhain GmbHによって製造された位置測定システムType PP281Rもまた、市販されている。
[0006] 微動位置決めモジュールの末端における、マスクおよび基板テーブルについての位置測定は、一方で、ナノメートル精度と安定性を持った状態で、6DOFでサブナノメートル解像度まで実施されなければならない。これは、一般に、付加的なキャリブレーション機能(たとえば、基板テーブル上での干渉計ミラー平坦度のキャリブレーション)用の冗長軸を有する、6DOF全ての変位を測定する多軸干渉計を使用して達成される。
[0007] 干渉計の代替物として、光学エンコーダを、おそらく干渉計と組み合わせて、使用することが知られている。こうした光学エンコーダは、たとえばUS2004/0263846A1に開示され、その文書は参照により本明細書に組み込まれる。US2006/0227309では、光学エンコーダは1つまたは複数のグリッドプレート上のグリッドパターンを使用して、グリッドパターンに対するその位置が求められる。光学エンコーダは、基板テーブル上に搭載され、一方、グリッドプレートは、リソグラフィ装置のフレーム上に搭載される。その結果、基板テーブルが、グリッドプレートに対してどこにあるかがわかる。
[0008] 単位時間当たりに製造されるパターンの数を同じに維持しながら、または、その数をさらに増加させながら、コンポーネント密度が高いデバイスを作るために、より一層小さなパターンを結像させたいという思いが引き続きある状態では、リソグラフィ装置内での多数のタスクが、高速に実施される必要がある。その結果、基板テーブルの加速および減速が、同様に増加し、振動をもたらす可能性がある。上記振動により、アライメントがより難しくなる。アライメントシステムとグリッドプレートが、たとえリソグラフィ装置内で同じフレームに結合されても、両者の相対的な位置安定性は、基板テーブルに対して基板のアライメントを所望の精度レベルで実施するのに不十分になる。
[0009] 本発明は、リソグラフィ装置内の支持構造体を制御する制御システムを提供する。
[0009] 制御システムは、第1測定システムと、第2測定システムと、コントローラとを備える。第1測定システムは、支持構造体によって支持される対象物の位置を、第1座標系で測定するように構成される。第2測定システムは、支持構造体の位置を、第2座標系で測定するように構成される。第1測定システムは、第2座標系内で仮定位置を有する。コントローラは、
・第2測定システムによる測定に基づいて支持構造体の位置を制御し、
・対象物の測定位置を、第2座標系の支持構造体の変換位置に変換し、
・変換位置に基づいて支持構造体を位置決めするように構成される。
コントローラは、さらに、第2座標系における第1測定システムの仮定位置と実際位置との差を示す位置エラー信号を受け取るように構成される。コントローラは、さらに、位置エラー信号に依存して支持構造体および/または空間像の位置を制御するように構成される。
[0010] 本発明の実施形態は、位置エラー信号に依存して支持構造体を位置決めするコントローラに関する。本発明の実施形態は、空間像に対して支持構造体を位置決めするコントローラに関する。支持構造体は、空間像およびさらなる対象物(MA)を含む群のメンバに対して位置決めされることができる。空間像は、リソグラフィ装置のイルミネーション相におけるマスクイメージを含む。本発明は、オーバーレイエラーを改善することに関する。
[0011] さらなる対象物は、第1対象物がそれに対して位置決めされるべき、システム内の別の対象物であることができる。本発明によるエラー補正は、制御システムが、それについての位置を制御する対象物の2つのうちの一方を補正することによって達成されることができる。ある実施形態では、第1座標系内の対象物は、基板である。さらなる対象物は、パターニングデバイスであることができる。パターニングデバイスは、イルミネーション中に空間像を有するであろう。制御システムは、空間像に対する基板の相対的な位置を制御可能であることがある。
[0012] 位置エラー信号に依存して支持構造体を位置決めするように構成されたコントローラを有することが好ましい。
[0013] ある実施形態では2つの測定システムの少なくとも一方が、別の実施形態では第2測定システムが、第2座標系が結合される基準構造を備える。
[0014] さらに、例示的な実施形態では、本発明は、上述した制御システムを備えるリソグラフィ投影装置を提供する。
[0015] さらに、例示的な実施形態では、本発明は、リソグラフィ装置内の支持構造体を制御する方法を提供し、方法は、
・対象物を支持する支持構造体に対して対象物を設けるステップと、
・第1測定システムを使用して、第1座標系において対象物の位置を測定するステップと、
・第2座標系において支持構造体の位置を測定するステップであって、第1測定システムが第2座標系内で仮定位置を有する、測定するステップと、
・対象物の測定位置を、第2座標系の支持構造体の変換位置に変換するステップと、
・支持構造体の測定位置、支持構造体の変換位置、および第2座標系における第1測定システムの仮定位置と実際位置との差を示す位置エラー信号に依存して、支持構造体および/またはエリアルイメージの第1位置決めを実施するステップとを含む。
[0016] 本発明の別の例示的な実施形態は、機械読取可能媒体で具体化されるコンピュータプログラムを提供する。コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、リソグラフィ装置内の支持構造体を制御する方法を実施するための命令でエンコードされる。方法は、
・対象物を支持する支持構造体に対して対象物を設けるステップと、
・第1測定システムを用いて、第1座標系において対象物の位置を測定するステップと、
・第2座標系において支持構造体の位置を測定するステップであって、第1測定システムが第2座標系内で仮定位置を有する、測定するステップと、
・対象物の測定位置を、第2座標系の支持構造体の変換位置に変換するステップと、
・支持構造体の測定位置、支持構造体の変換位置、および第2座標系における第1測定システムの仮定位置と実際位置との差を示す位置エラー信号に依存して、前記支持構造体および/またはエリアルイメージの第1位置決めを実施するステップとを含む。
[0017] 本発明の実施形態は、ここで、添付略図を参照して例としてだけ述べられるであろう。図では、対応する参照シンボルは、対応する部品を示す。
[0026] 図1は、本発明の一実施形態によるリソグラフィ装置を概略的に示す。装置は、
・放射ビームB(たとえば、UV放射またはEUV放射)を調節するように構成されたイルミネーションシステム(イルミネータ)ILと、
・パターニングデバイス(たとえば、マスク)MAを支持するように構築され、一定のパラメータに従ってパターニングデバイスMAを正確に位置決めするように構成された第1ポジショナPMに接続された支持構造体(たとえば、マスクテーブル)MTと、
・基板(たとえば、レジストコートウェーハ)Wを保持するように構築され、一定のパラメータに従って基板Wを正確に位置決めするように構成された第2ポジショナPWに接続された基板テーブル(たとえば、ウェーハテーブル)WTと、
・パターニングデバイスMAによって放射ビームBに与えられたパターンを、基板Wのターゲット部分C(たとえば、1つまたは複数のダイを含む)上に投影するように構成された投影システム(たとえば、屈折投影レンズ系)PSとを備える。
[0027] イルミネーションシステムILは、放射を誘導し、成形し、制御するための、屈折式、反射式、磁気式、電磁気式、静電式、または他のタイプの光学コンポーネント、あるいは、それらの任意の組合せなどの種々のタイプの光学コンポーネントを含んでもよい。
[0028] 支持構造体MTは、パターニングデバイスMAを支持する、すなわち、その重量を支える。支持構造体は、パターニングデバイスMAの向き、リソグラフィ装置の設計、および、たとえば、パターニングデバイスMAが真空環境で保持されるか否かなどの他の条件に依存して、パターニングデバイスMAを保持する。支持構造体MTは、パターニングデバイスMAを保持するために、機械式、真空式、静電式、または、他のクランプ式技法を使用することができる。支持構造体MTは、たとえば、必要に応じて、固定されるかまたは可動であってよい、フレームまたはテーブルであってよい。支持構造体MTは、パターニングデバイスMAが、たとえば、投影システムPSに対して所望の位置にあることを確実にしてもよい。本明細書における、用語「レチクル」または「マスク」のいずれの使用も、より一般的な用語「パターニングデバイス」と同意語であると考えられてもよい。
[0029] 本明細書で使用される用語「パターニングデバイス」は、基板Wのターゲット部分にパターンを作成するためなどで、放射ビームに、断面のパターンを与えるのに使用することができる任意のデバイスのことを指しているものと、幅広く解釈されるべきである。たとえば、パターンが位相シフトフィーチャ、またはいわゆるアシストフィーチャを含む場合、放射ビームBに与えられるパターンは、基板Wのターゲット部分Cの所望のパターンに正確に対応しない場合があることが留意されるべきである。一般に、放射ビームBに与えられるパターンは、集積回路などの、ターゲット部分Cにおいて作成されるデバイスの特定の機能層に相当するであろう。パターニングデバイスは、プログラマブルパターニングデバイスであることができる。
[0030] パターニングデバイスMAは、透過式であってもよく、または、反射式であってもよい。パターニングデバイスMAの例は、マスク、プログラマブルミラーアレイ、およびプログラマブルLCDパネルを含む。マスクは、リソグラフィにおいてよく知られており、バイナリ、レベンソン型(alternating)位相シフト、および減衰型(attenuated)位相シフトなどのマスクタイプ、ならびに、種々のハイブリッドマスクタイプを含む。プログラマブルミラーアレイの例は、小さなミラーのマトリクス機構を使用し、ミラーはそれぞれ、入ってくる放射ビームを異なる方向へ反射するために個々に傾斜することができる。傾斜したミラーは、ミラーマトリクスによって反射される放射ビームにパターンを与える。
[0031] 本明細書で使用される「投影システム」という用語は、使用される露光放射にとって、あるいは、液浸液の使用または真空の使用などの、他の因子にとって適切である、屈折式、反射式、反射屈折式、磁気式、電磁式、および静電式光学系、または、それらの任意の組合せを含む、任意のタイプの投影システムを包含するものと、幅広く解釈されるべきである。本明細書における「投影レンズ」という用語のいずれの使用も、「投影システム」というより一般的な用語と同意語であると考えられてもよい。
[0032] 本明細書で示すように、装置は、透過タイプ(たとえば、透過マスクを使用する)である。あるいは、装置は反射タイプ(たとえば、先に参照したタイプのプログラマブルミラーアレイを使用するか、または、反射式マスクを使用する)であってよい。
[0033] リソグラフィ装置は、2つ(デュアルステージ)以上の基板テーブル(および/または2つ以上のマスクテーブル)を有するタイプであってよい。こうした「マルチステージ」機械装置では、付加的なテーブルが並列に使用されるか、または、1つまたは複数の他のテーブルが露光のために使用される間に、準備ステップが、1つまたは複数のテーブル上で実行されてもよい。
[0034] リソグラフィ装置はまた、投影システムPSと基板Wとの間の空間を充填するために、基板Wの少なくとも一部分が、比較的高い屈折率を有する液体、たとえば、水によって覆われることができるタイプであってもよい。液浸液は、たとえば、マスクと投影システムPSとの間で、リソグラフィ装置内の他に空間に適用されてもよい。投影システムの開口数を増加するための液浸技法は、当技術分野でよく知られている。本明細書で使用される「液浸」という用語は、基板などの構造が、液体に浸らねばならないことを意味するのではなく、むしろ、露光中に、投影システムと基板との間に液体があることを意味するだけである。
[0035] 図1を参照すると、イルミネータILは、放射源SOからの放射ビームBを受け取る。たとえば、放射源SOがエキシマレーザであるとき、放射源SOおよびリソグラフィ装置は、別々の実体であってもよい。こうした場合、放射源SOは、リソグラフィ装置の一部を形成するとは考えられず、放射ビームBは、たとえば、適した誘導ミラーおよび/またはビームエキスパンダを備えるビームデリバリシステムBDを使用して、放射源SOからイルミネータILへ通される。他の場合では、たとえば、放射源SOが水銀ランプであるとき、放射源SOは、リソグラフィ装置と一体の部分であってよい。放射源SOおよびイルミネータILは、必要である場合、ビームデリバリシステムBDと共に、放射システムと呼ばれてもよい。
[0036] イルミネータILは、放射ビームBの角度強度分布を調整するためのアジャスタADを備えてもよい。一般に、イルミネータILの瞳面内の、少なくとも外側および/または内側半径範囲(一般に、それぞれ、σ−outerおよびσ−innerと呼ぶ)の強度分布を調整することができる。さらに、イルミネータILは、インテグレータINおよびコンデンサCOなどの種々の他のコンポーネントを備えてもよい。イルミネータILは、放射ビームBの断面において所望の均一性および強度分布を有するように、放射ビームBを調節するのに使用されてもよい。
[0037] 放射ビームBは、支持構造体(たとえば、マスクテーブルMT)上に保持される、パターニングデバイス(たとえば、マスクMA)上に入射し、パターニングデバイスによってパターニングされる。マスクMAを横切って、放射ビームBは投影システムPSを通過し、投影システムPSは基板Wのターゲット部分C上にビームBを収束させる。第2ポジショナPWおよび位置センサIF(たとえば、干渉計デバイス、リニアエンコーダまたは容量センサ)を使用して、基板テーブルWTは、たとえば、放射ビームBの経路内で異なるターゲット部分Cを位置決めするために、正確に移動することができる。同様に、第1ポジショナPMおよび別の位置センサ(図1には明示的には示さず)を使用して、たとえば、マスクライブラリから機械的に取出した後か、または、スキャン中に、放射ビームBの経路に対してマスクMAを正確に位置決めすることができる。一般に、マスクテーブルMTの移動は、第1ポジショナPMの一部を形成する、ロングストロークモジュール(粗動位置決め)とショートストロークモジュール(微動位置決め)を使用して実現されてもよい。同様に、基板テーブルWTの移動は、第2ポジショナPWの一部を形成する、ロングストロークモジュールとショートストロークモジュールを使用して実現されてもよい。ステッパの場合(スキャナと対照的に)、マスクテーブルMTは、ショートストロークアクチュエータだけに接続されるか、または、固定されてもよい。マスクMAおよび基板Wは、マスクアライメントマークM1、M2、および、基板アライメントマークP1、P2を使用して位置合わせされてもよい。示される基板アライメントマークP1、P2は、専用のターゲット部分を占めるが、ターゲット部分どうしの間の空間内に位置してもよい(これらは、けがき線アライメントマークとして知られる)。同様に、2つ以上のダイがマスクMA上に設けられる状況では、マスクアライメントマークM1、M2は、ダイの間に位置してもよい。
[0038] 本発明は、リソグラフィ装置の可動エレメントの1つを位置決めすることに関する。好ましくは、支持テーブルMT、WTは、コントローラを使用して位置決めされる。本発明による位置決めは、装置のフレームに対して、あるいは、可能エレメントまたは非材料エレメントに対して支持テーブルを位置決めすることを含む。非材料エレメントは、空間像であることができる。空間像は、イルミネーション中における基板上のパターニングデバイスのイメージである。
[0039] 示す装置を、以下のモードの少なくとも1つのモードで使用することができるであろう。
[0040] 1.ステップモードでは、マスクテーブルMTおよび基板テーブルWTは、放射ビームBに与えられる全体のパターンが、ターゲット部分C上に1度で投影される間、実質的に静止したままにされる(すなわち、単一静的露光)。基板テーブルWTは、その後、異なるターゲット部分Cを露光できるようにXおよび/またはY方向にシフトされる。ステップモードでは、露光フィールドの最大サイズは、単一静的露光で結像されるターゲット部分Cのサイズを制限する。
[0041] 2.スキャンモードでは、マスクテーブルMTおよび基板テーブルWTは、放射ビームBに与えられるパターンが、ターゲット部分C上に投影される間、同期してスキャンされる(すなわち、単一動的露光)。マスクテーブルMTに対する基板テーブルWTの速度および方向は、投影システムPSの拡大率(縮小率)および画像反転特性によって決められてもよい。スキャンモードでは、露光フィールドの最大サイズは、単一動的露光におけるターゲット部分の(スキャンしない方向の)幅を制限し、一方、スキャニング運動の長さは、ターゲット部分の(スキャニング方向の)高さを決める。
[0042] 3.別のモードでは、プログラマブルパターニングデバイスを保持するマスクテーブルMTは、実質的に静止したままにされ、基板テーブルWTは、放射ビームBに与えられるパターンが、ターゲット部分C上に投影される間、移動する、または、スキャンされる。このモードでは、一般に、パルス放射源が使用され、プログラマブルパターニングデバイスは、基板テーブルWTのそれぞれの移動後か、または、スチャン中における連続放射パルスの間に、必要に応じて更新される。この動作モードは、先に参照したタイプのプログラマブルミラーアレイなどの、プログラマブルパターニングデバイスを利用するマスク無しリソグラフィに容易に適用されることができる。
[0043] 上述した使用モードに関する組合せ、および/または、変形、あるいは、全く異なる使用モードが使用されてもよい。本発明は、最新式システムを使用して普通なら可能であるよりも高い精度で、基板のアライメントが基板テーブルに対して行われることができるように、測定システムにおいて具現化されることができる。
[0044] 図2は、3共面自由度で、基板テーブル2の位置を正確に測定するように設計された変位測定システム1を概略的に示す。3共面自由度とは、たとえば、第1方向の位置、すなわちx位置、第2方向の位置、すなわちy位置、および第1方向と第2方向の両方に垂直な軸を中心とする回転、すなわちz軸Rzを中心とする回転に関連する位置であり、z軸は、図2に示すx軸およびy軸に垂直な軸である。
[0045] 図示する実施形態では、変位測定システム1は、リソグラフィ装置上に搭載される4つの隣接するグリッドプレート3を備える。それぞれのグリッドプレート3は、必要とされる精度を得るのに十分に高い解像度を有するグリッドを備える。図示する実施形態では、4つのグリッドプレート3は、グリッドプレート3の物理的寸法が制限されるために使用される。しかし、異なる数または形状のグリッドプレートを備える他の配置構成が同様に使用されてもよいことが理解されなければならない。たとえば、生産するのに費用がかかるが、作動エリアのサイズの単一グリッドプレートが使用されてもよい。
[0046] グリッドプレート3は、別個のフレーム、すなわちいわゆるメトロロジーフレーム上または投影システムPSの一部であるレンズ上に搭載されてもよい。グリッドプレート3は、第1方向および第2方向、すなわちx方向およびy方向に広がる平面内に配置される実質的に平坦なプレートである。グリッドプレート3は、それぞれのグリッドプレート3の少なくとも1つの辺が、別のグリッドプレート3の辺に隣接するように位置決めされる。同様に、グリッドプレート3は、測定システム1が、基板テーブル2の位置を測定することが連続して可能であるように、基板テーブル2の全ての必要とされるロケーションを実質的に覆う。
[0047] 図示する実施形態では、基板テーブル2は、グリッドプレート3の下に配置される。基板テーブル2上には、2つのxセンサ4、5および2つのyセンサ6、7が配置される。センサ4、5、6、7は、各グリッドプレート3上のグリッドに対する基板テーブル2の位置を測定するように配置される。xセンサ4、5は、x方向における基板テーブル2の位置を測定するために配置される。yセンサ6、7は、y方向における基板テーブル2の位置を測定するために配置される。2つのxセンサ4、5および2つのyセンサ6、7の1つの対から得られる情報(x,x;x,y;y,xまたはy,y)を使用して、z軸を中心とする回転、すなわちx−y平面内の回転が決定されてもよい。2つのxセンサ4、5および2つのyセンサ6、7のうちの3つを用いて、高精度(ナノメートルまたはサブナノメートル解像度)で、3共面自由度(x,y,Rz)で基板テーブル2の位置を連続して測定することが可能である。一般に、基板テーブル2がリソグラフィ装置の通常の使用中に現れる可能性がある、リソグラフィ装置内の考えられる全てのロケーションにおいて、基板テーブル2の位置を決定することができることが望ましい。これらの考えられるロケーションは、露光エリア、露光エリアの方への、また、露光エリアから遠方への移動のための搬送エリア、アライメントおよびレベリングエリア、および基板交換エリアを含んでもよい。
[0048] xセンサおよびyセンサはそれぞれ、その文書が参照により組み込まれる米国出願US2004/0263846A1に記載されるように設計されることができる。
[0049] 4つのセンサ4、5、6、7の配置構成および4つのグリッドプレート3の隣接配置構成の組合せは、1つのグリッドプレート3から別のグリッドプレート3へのセンサの引継ぎを可能にする。センサ引継ぎ中に、すなわち第1グリッドプレート3と最初に連携する第1センサが第2グリッドプレート3と連携することになる位置の方に移動するとき、第2センサは、連続測定を確保するための信号を提供することができる。その後、第1センサが第2グリッドプレート3の範囲内に入ると、おそらくは再初期化後に、第1センサは基板テーブル2の位置を表す信号を再び提供することができる。
[0050] 上述したように、2つのxセンサ4、5および2つのyセンサ6、7のうちの3つは、3共面自由度で基板テーブル2の位置を決定することを可能にする。したがって、1つの冗長センサが存在する。冗長センサは、たとえばグリッドプレート3の範囲外にあるため、他のセンサの1つが使用できなくなるか、または、グリッドプレート3の損傷エリアによって、そのロケーションのセンサが測定することができなくなる場合に使用されることができる。
[0051] x方向またはy方向の位置を表す信号をそれぞれが適切に決定することができる3つのセンサのセットを選択的に使用することによって、連続制御を得ることができる。それぞれのxセンサおよびyセンサの選択は、セレクションデバイスによって実施されてもよい。それぞれのグリッドプレート3のセレクション/チョイスは、基板テーブル2の位置に依存する。4つ全てのセンサ4、5、6、7が信号を送出するとき、冗長センサによって発生された信号は、キャリブレーションのために使用されることができる。
[0052] 図3は、本発明の第1の実施形態による制御システムの一部の断面図を概略的に示す。本発明の第1の実施形態では、制御システムは、第1測定システムを支持するフレーム11を備える。第1の実施形態では、第1測定システムは、第1座標系において基板18の位置を測定するように配置されたアライメントモジュールまたはアライメントシステム19を備える。アライメントシステム19の考えられる測定結果は、基板18が位置(a,b,c)になることであり、添え字は、座標が第1座標系内にあることを示す。マークが中性軸のロケーションで検出されると、アライメントシステム19は、マークの整列位置として0,0を示す。
[0053] 制御システムは、基板18を支持するように配置された基板テーブル12を制御するように配置される。制御システムは、第2測定システム(13,14,15,16)を使用して基板テーブル12の位置を制御する。第2測定システム(13,14,15,16)は、第2座標系において基板テーブル12の位置を測定する。第2測定システム(13,14,15,16)は、フレーム11によって支持されたグリッドプレート13を含む。基板テーブル12は、グリッドプレート13の下に移動可能に位置決めされる。基板テーブル12の位置は、第2座標系におけるグリッドプレート13に対する基板テーブル12の位置を以降で説明することになる方法で時間の関数として測定することによって、制御される。アライメントシステム19は、第2座標系内で仮定位置(k,l,m)を有する。仮定位置は、キャリブレーションか、設計か、または基準測定によって決定され、制御システムに記憶されるか、またはその他の方法で制御システムに利用可能にされる。
[0054] グリッドプレート13は、第2座標系が結合される基準構造の実施形態である。こうしたグリッドプレート13は、リソグラフィ装置内の大きな対象物であり、したがってかなりの重量を有する。グリッドプレートは、リソグラフィ装置の主フレームに接続されるが、少なくともナノメートルドメインの場合、不安定な位置を有する可能性がある。本発明の実施形態は、こうした作用を克服し、また、フレームまたはパターニングデバイスまたはパターニングデバイスの空間像などの別の対象物に対する基板および/または基板テーブルの位置決めを改善することを目標とする。
[0055] 基板テーブル12が第2測定システム(13,14,15,16)の制御下にあるため、基板18の位置を測定するときの基板テーブル12の位置はわかっており、この場合(x,y,z)であり、添え字は座標が第2座標系内にあることを示す。
[0056] 制御システムは、第1座標系に関してアライメントシステム19によって測定された基板18の位置(a,b,c)を、第2座標系における基板テーブル12の位置に変換するコントローラ(図示せず)を備える。第2座標系における基板18の位置は、第2座標系におけるアライメントシステム19の仮定位置(k,l,m)および第1座標系における基板18の測定位置(a,b,c)に依存して決定される。コントローラは、これを、基板18の位置が測定されたときの基板テーブル12の位置(x,y,z)に結合する。この変換後、基板18は、基板テーブル12を位置決めすることによって位置決めされることができる。
[0057] 基板テーブル12の位置は、グリッドプレート13に対して測定される。基板テーブル12に面するグリッドプレート13の表面側に、グリッド14が設けられる。基板テーブル12上に、センサ15、16が配置される。センサ15、16は、図2を参照して説明したxセンサ4、5またはyセンサ6,7と同様のxセンサまたはyセンサであってよい。そのため、xセンサは、x方向における基板テーブル12の位置を測定するために配置され、一方、yセンサは、y方向における基板テーブルの位置を測定するために配置される。センサ15、16は、グリッドプレート13上のグリッド14に対して基板テーブル12の位置を測定するために配置される。
[0058] ある実施形態では、第2測定システム13、14、15、16は、インクリメンタル位置測定システムである。インクリメンタル位置測定システムは、絶対位置測定を提供するのではなく、第1位置から第2位置への変位中に検出されるインクリメントの数を計数することによって、第1位置と第2位置との間で移動した距離に関する情報を提供する。この実施形態では、グリッドプレート13上のグリッド14は、周期的構造、たとえば周期pを有する格子を備える。最終位置は、インクリメント内の位置、すなわち基板テーブル12が、最後の通路の全インクリメントに関してどこまで移動したか(「位相(phase)」とも呼ばれる0〜1の値をもたらす)、を調べることによって決定される。こうしたインクリメンタル位置測定システムに関するさらなる詳細は、その文書が参照により組み込まれる米国出願2007/0052976に見出されることができる。
[0059] 上述したインクリメンタル位置システムは、いわゆるゼロ化のための基準システムと組合せて使用されてもよい。こうした基準システムはまた、基準フレーム11に接続されてもよい。基準システムは、インクリメンタル位置測定が、そこから実施されることができる基礎を提供するために、基準位置またはゼロ位置を提供する。さらに、こうした組合せは、絶対位置決定を可能にする。とにかく、基板テーブル12の位置が、インクリメンタル位置システムによってインクリメントを計数することによって測定され、ある実施形態では、第2測定システム13、14、15、16は、インクリメントがそこから計数される開始位置が求められると、絶対位置の計算を可能にする。上述した基準システムの実施形態は、その文書が参照により組み込まれる米国出願2004/0211921により詳細に記載される。
[0060] 制御システムは、さらに、変位測定モジュールである位置エラーセンサ25を備える。位置エラーセンサ25は、アライメントシステム19とグリッドプレート13との間の相対位置を時間の関数として決定するために配置される。位置エラーセンサ25は、例示的な実施形態では、2つの部分、図3に示す第1センサ部分27および第2センサ部分29を備える。例示的な実施形態では、2つのセンサ部分27、29はそれぞれ、検出信号発生および受信ユニットおよび反射エレメントを示す。検出信号発生および受信ユニット27は、反射エレメント29の方向に検出信号を発生し、反射エレメント29からの反射後に、反射された検出信号の少なくとも一部分を検出するように配置される。検出信号が、検出信号発生および受信ユニット27から反射エレメント29まで移動し戻るのにかかる時間は、両者間の相対位置の尺度になる。検出信号発生および受信ユニット27は、グリッドプレート13に結合し、したがって、グリッドプレート13と共に移動する。反射エレメント29は、アライメントシステム19に結合し、したがって、アライメントシステム19と共に移動する。したがって、アライメントシステム19と、グリッドプレート13との間の相対位置は、位置エラーセンサ25によって測定されることができる。
[0061] あるいは、位置エラーセンサ25の第1センサ部分27および第2センサ部分29はそれぞれ、検出信号源および検出信号ディテクタを表してもよい。検出信号源は、たとえば、グリッドプレート13に接続され、検出信号ディテクタの方向に検出信号を提供するように配置されることができる。検出信号ディテクタは、アライメントシステム19に接続され、検出信号源によって発生された検出信号の少なくとも一部分を検出するように配置されることができる。グリッドプレート13に対する検出信号源の位置およびアライメントシステム19に対する検出信号ディテクタの位置がわかっている場合、検出信号が、検出信号源から検出信号ディテクタまで移動するのにかかる時間は、アライメントシステム19とグリッドプレート13との間の相対位置の尺度である。
[0062] 当業者によって理解されるように、本発明の実施形態では、上述したセンサ25の実施形態と異なるタイプのセンサが使用されてもよい。あるいは、位置エラーセンサ25は、2つの部分27および29を備える容量センサまたは2つの部分27および29を備えるエンコーダタイプセンサであってよい。
[0063] センサ25は、コントローラ(図示せず)と通信するように配置されてもよい。コントローラは、アライメントシステム19とグリッドプレート13との間の相対位置を経時的に計算するように配置されたプロセッサを備えてもよい。
[0064] 当業者によって理解されるように、x方向およびy方向のグリッド14、すなわち2次元グリッドを有するグリッドプレート13を参照することによって、制御システムが説明されるとしても、単一方向のグリッド14を備える構造を有する制御システムを提供することも可能である。その場合、制御システムは、1次元で位置を監視するように配置される。
[0065] 図4は、本発明の第2の実施形態による制御システムの一部の断面図を概略的に示す。制御システムのこの実施形態では、位置エラーセンサ25の第1センサ部分31(図3ではセンサ部分27で示される)は、アライメントシステム19に接続され、センサ25の第2センサ部分33(図3ではセンサ部分29で示される)は、グリッドプレート13に接続される。位置エラーセンサ25は、この実施形態では、図3を参照して示し説明した第1の実施形態の位置エラーセンサ25の実施形態と同様な方法で動作する。
[0066] 図5は、本発明のさらなる実施形態による制御システムの一部の断面図を概略的に示す。制御システムは、2つのサブシステム、すなわち第1サブシステムおよび第2サブシステムを備える。第1サブシステム、たとえば図4に概略的に示される第2の実施形態のサブシステムは、グリッドプレート43aおよび第1アライメントシステム49を備える。第1アライメントシステム49は、図5で、参照数字50として指定される点線で示される中性軸を有する。第1アライメントシステム49およびグリッドプレート43aは、フレーム11に接続される。第1サブシステムは、グリッドプレート43aの下で移動するように配置された基板テーブル12上に位置する基板18の位置を決定するために配置される。基板テーブル12に面するグリッドプレート43aの表面側には、グリッド44aが設けられる。同様に、先に述べたように、基板テーブル12は、グリッドプレート43a上のグリッド44aに対する基板テーブル12の位置を測定するために配置されたセンサ15,16を備えてもよい。
[0067] 第1サブシステムはさらに、第1位置エラーセンサ45、たとえば図4に概略的に示される位置エラーセンサ25を備える。第1位置エラーセンサ45は、第1アライメントシステム49とグリッドプレート43aとの間の相対位置を時間の関数として決定するように配置される。第1位置エラーセンサ45は、たとえば、それぞれ図3および4に関して先に述べた第1センサ部分27、31および第2センサ部分29、33と同様の2つの部分を備えてもよい。
[0068] さらなるサブシステムと呼ばれてもよい第2サブシステムは、投影システムPSと共に配置される、図5に概略的に示す実施形態とほぼ同様に、グリッドプレート43bおよび第2アライメントシステム59を備える。第2アライメントシステム59は、図5で、参照数字60として指定される点線で示される中性軸を有する。第2アライメントシステム59およびグリッドプレート43bは、共にフレーム11に接続される。第2サブシステムは、基板テーブル12上に位置する基板18の位置を決定するために配置されるが、この場合、グリッドプレート43bの下の移動に関してである。グリッドプレート43bは、ちょうどグリッドプレート43aのように、グリッドプレート43b上のグリッド44bに対する基板テーブル12の位置が基板テーブル12上に設けられたセンサ15,16によって決定され得るように、グリッド44bを備えてもよい。
[0069] 第2サブシステムはさらに、第2位置エラーセンサ55を備える。第2位置エラーセンサ55は、第2アライメントシステム59とグリッドプレート43bとの間の相対位置を決定し、したがってまたこの実施形態では、投影システムPSとグリッドプレート43bとの間の相対位置を時間の関数として決定するように配置される。第2位置エラーセンサ55はまた、たとえば、それぞれ図3および4で述べた第1の実施形態および第2の実施形態に関して先に述べた第1センサ部分27、31および第2センサ部分29、33と同様の2つの部分を備えてもよい。
[0070] 制御システムのある実施形態では、第1位置エラーセンサ45は、図3に示す位置エラーセンサ25と同様のセンサである。すなわち、その第1センサ部分は、グリッド構造、たとえばグリッドプレート43bに接続される。この実施形態では、第2位置エラーセンサ55は、一方、図4に示す位置エラーセンサ25と同様のセンサである。すなわち、センサの第1センサ部分は、投影システムPSに接続される。
[0071] 第1位置エラーセンサ45は、たとえば、コントローラ(図示せず)を介して第2位置エラーセンサ55と通信するように配置されてもよい。上述した通信の形態および内容に関するさらなる詳細は、図6を参照して説明されるであろう。
[0072] 当業者によって理解されるように、それぞれグリッド44a、44bを有するグリッドプレート43a、43bを参照することによって、第1および第2サブシステムが説明されるとしても、両方のサブシステムが、単一方向の単一グリッドを備える構造を備えることも可能である。その場合、制御システムは、1次元で位置を監視するように配置される。
[0073] 図3〜5におけるX方向、Y方向への参照は、本発明の実施形態において、基板テーブル12が、第1方向、たとえばX方向に移動して、X方向において、アライメントシステム19、49、59の1つを用いて基板テーブル12上に設けられた基板18のアライメント位置が取得され、一方、基板テーブル12のX位置が、第1エンコーダタイプセンサ、すなわちこの場合xセンサであるセンサ15、16によって、グリッドプレート13、43a、43bの1つに対して監視されることを表現することを意味することが理解されなければならない。同様に、基板テーブル12が、第2方向、たとえばY方向に移動して、Y方向において、アライメントシステム19、49、59の1つを用いて基板テーブル12上に設けられた基板18のアライメント位置が取得され、一方、基板テーブル12のY位置が、第2エンコーダタイプセンサ、すなわちこの場合yセンサであるセンサ15、16によって、グリッドプレート13、43a、43bの1つに対して監視される。X方向は、Y方向に垂直であってよい。
[0074] 同様に、位置エラーセンサ25、45、55は、2つのセンサエレメント、すなわち第1方向、たとえばX方向において、各アライメントシステム19、49、59と各グリッドプレート13、43a、43bとの間の相対位置を、時間の関数として測定するように配置されたセンサエレメント、および、第2方向、たとえばY方向において、各アライメントシステム19、49、59と各グリッドプレート13、43a、43bとの間の相対位置を、時間の関数として測定するように配置されたセンサエレメントを備えてもよい。それぞれのセンサエレメントは、そのとき、先に述べたように、第1センサ部分と第2センサ部分を備えてもよい。
[0075] 先に述べたように、本発明の実施形態では、単一方向、たとえばX方向だけ、またはY方向だけの測定値だけが測定される。こうした場合、センサ25、45、55は、単一方向だけの測定のために配置されてもよい。
[0076] 単位時間当たりに製造されるパターンの数を同じに維持しながら、または、その数をさらに増加させながら、コンポーネント密度が高いデバイスを作るために、より一層小さなパターンを結像させたいという思いが引き続きある状態では、リソグラフィ装置内での多数のタスクが、高速に実施される必要がある。その結果、基板テーブル12の加速および減速が、同様に増加し、グリッドプレート振動をもたらす可能性がある。通常、グリッドプレート(複数可)13、43a、43bの振動は、水平振動、すなわち少なくとも1つのグリッド14、44a、44bを備える構造、たとえばグリッドプレート13、43a、43bの表面を有する平面内の振動の場合、100〜300Hz、特に160〜180Hzであり、垂直振動、すなわち少なくとも1つのグリッド13、43a、43bを備える構造、たとえばグリッドプレート13、43a、43bの表面に垂直な振動の場合、250〜300Hzである。
[0077] 代替の実施形態では、位置エラーセンサ25は、フレーム11に対する、グリッドプレート13それによりグリッド14の位置を測定する。フレーム11に対する第1アライメントシステム19の位置は、固定であると仮定される。この実施形態では、位置エラーセンサ25は、第1測定システム(たとえば、アライメントシステム19を含む)と第2測定システム(たとえば、グリッドプレート13およびグリッド14を含む)との間の相対距離の変動成分だけを測定する。あるいは、フレーム11に対する第1測定システム(アライメントシステム19を含む)の位置は、位置エラーセンサ25によって測定されることができ、フレーム11に対する、グリッドプレート13それによりグリッド14の位置は、固定であると仮定される。
[0078] 図6は、図5に概略的に示すさらなる実施形態の制御システムを使用して位置制御を改善する方法のフロー図を概略的に示す。制御システムの1つまたは複数のエレメントは、コントローラ61と通信することをイネーブルされる。コントローラ61は、プロセッサ63およびメモリ65を備えてもよい。プロセッサ63およびメモリ65の考えられる実施形態に関するさらなる詳細は、先の図からのラベルを使用して、図7を参照して説明されるであろう。
[0079] コントローラ61は、位置エラーセンサ、たとえば第1位置エラーセンサ45および第2位置エラーセンサ55によって実施される1回または複数回の測定に基づいて、いくつかの制御パラメータを修正するように配置される。
[0080] 第1位置エラーセンサ45が使用される場合、第1アライメントシステム49とグリッドプレート43aとの間の、時間の関数としての相対位置に関連する測定データは、アクション71にて、コントローラ61に転送される。同様に、第2位置エラーセンサ55が使用される場合、第2アライメントシステム59とグリッドプレート43bとの間の時間の関数としての相対位置に関連する測定データは、アクション73にて、コントローラ61に転送される。コントローラ61は、1つまたは複数の位置エラーセンサ45、55からの測定データを、以降で述べられることになる異なる方法で使用してもよい。コントローラ61が位置エラー信号を使用してもよい異なる方法は、本開示を検討することによって容易に明らかになる種々の方法で組合されてもよい。
[0081] ある実施形態では、コントローラ61は、第1測定システム(たとえば、アライメントシステム19、49を含む)と第2測定システム(たとえば、グリッドプレート13、43a、43bを含む)との間の相対運動を減衰させるために使用される位置エラーセンサ25による測定値を使用する。先に説明したように、第1測定システム(たとえば、アライメントシステム19、49を含む)は、第2測定システム(たとえば、グリッドプレート13、43a、43bを含む)に結合する第2座標系内で仮定位置を有する。この実施形態では、位置エラーセンサ25からの位置エラー信号は、アクチュエータ(図示せず)に供給され、第1測定システム(たとえば、アライメントシステム19、49を含む)および/または第2測定システム(たとえば、グリッドプレート13、43a、43bを含む)が仮定相対位置に駆動される。この方法は、第1測定システムと第2測定システムの相対位置が直接測定されるとき、また、第1測定システムと第2測定システムの一方が固定であると仮定され、かつ、フレームに対する他の測定システムの位置が測定されるときも、適用されることができる。そのため、アクチュエータは、第1測定システムと第2測定システムの相対運動を減衰させる。
[0082] ある実施形態では、制御システムは、第2座標系において、第1測定システム(たとえばアライメントシステム19、49を含む)と基板テーブル12のターゲット相対位置を受け取るように配置される。その意図は、第1測定システムと基板テーブル12が、そのターゲット相対位置内にある間に基板18の位置を測定することである。それにより、第2座標系における第1測定システムの仮定位置についての説明が与えられる。ターゲット相対位置は、第2座標系内にあり、かつ、第1測定システム(たとえば、アライメントシステム19、49を含む)の実際位置は、その仮定位置の周りで変わるため、第1測定システムによる実際の測定値は、エラーを含む。この実施形態では、コントローラ61は、位置エラーセンサ25からの信号を使用して、第1測定システムを用いて基板18の位置を測定するときの、位置エラー信号およびターゲット相対位置に依存して支持構造体の位置を制御する。より具体的には、コントローラ61は、支持構造体12の位置を調整して、第2座標系における第1測定システムの実際位置と仮定位置との間の偏差が補償される。あるいは、第1測定システムの位置は、第1測定システムの実際位置と仮定位置との間の偏差を、たとえば減衰システムによって補償するように制御される。どの測定システムが振動するか、または、両方の測定システムが振動するかどうかは、重要ではない。各測定システムに結合する座標系の相対位置が制御される。
[0083] 図は、基板テーブル12に関して本発明を示すが、基板テーブル12は、本発明と組合せて使用される支持構造体のある実施形態に過ぎない。ある実施形態では、第2座標系内で仮定位置を有する支持構造体は、パターニングデバイスMAを支持するレチクルステージである。ある実施形態では、第2測定システムは、パターニングデバイスを保持する支持構造体MTの位置を測定するように配置される。その意図は、第1測定システムと支持構造体MTがターゲット相対位置にある間に、パターニングデバイスの位置を測定することである。それにより、第2座標系における第1測定システムの仮定位置についての説明が与えられる。ターゲット相対位置は、第2座標系内にあり、かつ、第1測定システム(たとえば、パターニングデバイスアライメントシステムを含む)の実際位置は、その仮定位置の周りで変わるため、第1測定システムによる実際の測定値は、エラーを含む。同様に、この実施形態では、位置エラーセンサを使用して、エラー信号を測定することができる。コントローラ61は、位置エラーセンサからの信号を使用して、第1測定システムを用いてパターニングデバイスの位置を測定するときの、位置エラー信号およびターゲット相対位置に依存して支持構造体MTの位置を制御することができる。より具体的には、コントローラ61は、支持構造体MTの位置を調整して、第2座標系における第1測定システムの実際位置と仮定位置との間の偏差を補償する。あるいは、第1測定システムの位置は、第1測定システムの実際位置と仮定位置との間の偏差を、たとえば減衰システムによって補償するように制御される。どの測定システムが振動するか、または、両方の測定システムが振動するかどうかは、重要ではない。各測定システムに結合する座標系の相対位置が制御される。
[0084] なおさらなる実施形態では、基板テーブル18の位置が、第2測定システムを使用して測定されている間に、基板テーブル18上の基板Wの位置を測定する第1測定システムの仮定位置を補正するための受け取ったエラー信号に従って、または、依存して、コントローラ61は、パターニングデバイスMAの支持構造体MTの位置を補正するように配置される。こうした補正は、イルミネーション中などの、パターニングデバイスと基板18の組合せが重要であるときに有利である。パターニングデバイスは、基板上でパターンの空間像を提供するであろう。実際に、エラー信号は、基板テーブル18について測定されるが、空間像の位置は、この実施形態に従って適合される。空間像の位置は、エラー信号に従ってパターニングデバイスについて支持構造体を位置決めすることによって適合される。本発明による補正が無い状態では、空間像は、基板テーブルによって保持される基板の仮定位置に依存して位置決めされるであろう。しかし、基板に対する空間像の位置は、エラーセンサからの受け取ったエラー信号に依存して、パターニングデバイスの支持構造体MTを位置決めすることによって補正されることができる。
[0085] なお別の実施形態では、支持構造体MTの位置が、第2測定システムを使用して測定されている間に、支持構造体MTにおいて保持されるパターニングデバイスMAの位置を測定する第1測定システムの仮定位置の補正のための受け取ったエラー信号に従って、コントローラ61は、基板テーブル18の位置を補正するように配置される。
[0086] なおさらなる実施形態では、2つのエラー信号が、基板テーブル18を位置決めする測定システムおよび支持構造体MTを位置決めする測定システムなどの、2つの独立した第1測定システムから受け取られる。コントローラは、受け取った信号から合成エラーを計算することが可能であり、計算したエラー合成信号を使用して、2つの支持構造体18、MTの一方の位置決めを補正することができる。
[0087] ある実施形態では、コントローラ61は、
・第1測定システム(たとえば、アライメントシステム19、49を含む)によって測定された基板の位置、
・第2座標系における第1測定システムの仮定位置、および、
・第2座標系における支持構造体(たとえば、基板テーブル12)の位置
を使用して、第1座標系における基板18の位置を、第2座標系における基板テーブル12の変換位置に変換するように配置され、位置エラー信号に依存して変換位置を補正するようにも配置される。これは、図3に示す例示的な実施形態に関して先に説明されている。
[0088] あるいは、図3を使用して述べた第1の実施形態の場合と同様に、変換位置は、後で補正されない。代わりに、第2座標系(たとえば、グリッドプレート13、43aを含むことができる第2測定システムに結合した)における第1測定システム(たとえば、アライメントシステム19、49を含む)の実際位置を使用して、基板18の位置が第2座標系における基板テーブル12の変換位置に変換される。第2座標系における第1測定システムの実際位置は、位置エラーセンサ25からの位置エラー信号を用いて仮定位置を補正することによって得られる。
[0089] コントローラ61が、位置エラー信号を使用してもよい異なる方法は、実際には、パターン化された放射ビームBによって形成されたイメージによって基板18を照射するために、基板テーブル12を位置決めすることを伴ってもよい。変換位置を使用することによって、基板18は、良好なオーバーレイを得ることができるように、ビームB内でパターンに対して位置決めされる。別法として、または、付加的に、第1測定システムは、基板テーブル12と別の方向に面する基板18の表面の位置を測定するレベルセンサを備え、制御システムは、焦点、すなわち、先鋭なイメージが形成されるパターン化ビームBの位置に、表面を厳密にもたらすことが可能である。
[0090] 先の実施形態では、異なるセンサ、たとえばセンサ45、55のサンプリングモーメント、およびアライメントシステム49、59は、本発明の測定配置構成の実施形態において、適合する、すなわち同期するか、または、計算される必要がある場合がある。
[0091] 本明細書全体を通して使用されるコントローラ61のプロセッサ63は、図7に示すコンピュータアセンブリ100で実施されることができることが理解されるべきである。コンピュータアセンブリ100は、本発明によるアセンブリの実施形態におけるコントローラ61の形態の専用コンピュータであってよく、または、別法として、リソグラフィ投影装置を制御する中央コンピュータであってよい。プロセッサ63に接続されたメモリ65は、ハードディスク111、読取専用メモリ(ROM)112、電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EEPROM)113、およびランダムアクセスメモリ(RAM)114などの、いくつかのメモリコンポーネントを備えてもよい。上述したメモリコンポーネント全てが存在する必要があるわけではない。さらに、上述したメモリコンポーネントは、物理的に、プロセッサ63に、または互いに非常に接近して位置することは必須ではない。メモリコンポーネントは、離れて位置してもよい。
[0092] プロセッサ63はまた、ある種のユーザインタフェース、たとえばキーボード115またはマウス116に接続されてもよい。当業者に知られているタッチスクリーン、トラックボール、音声変換器、または他のインタフェースが使用されてもよい。
[0093] プロセッサ63は、フロッピー(登録商標)ディスク118またはCDROM119のようなデータキャリアからデータを読み取るか、または、ある状況下ではデータキャリアにデータを記憶するように配置された読取ユニット117に接続されてもよい。当業者に知られているDVDまたは他のデータキャリアが使用されてもよい。
[0094] プロセッサ63はまた、出力データを用紙上にプリントするプリンタ120、ならびに、ディスプレイ121、たとえば、モニタまたはLCD(液晶ディスプレイ)あるいは当業者に知られている任意の他のタイプのディスプレイに接続されてもよい。
[0095] プロセッサ63は、入力/出力(I/O)の責任を負う送信機/受信機123によって、通信ネットワーク122、たとえば、公衆交換電話網(PSTN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)などに接続されてもよい。プロセッサ63は、通信ネットワーク122を介して他の通信システムと通信するように配置されてもよい。本発明のある実施形態では、外部コンピュータ(図示せず)、たとえば、オペレータのパーソナルコンピュータは、通信ネットワーク122を介してプロセッサ63にログインすることができる。
[0096] プロセッサ63は、独立システムとして、または、それぞれの処理ユニットが、大きなプログラムのサブタスクを実行するように配置される、並列に動作する多数の処理ユニットとして実施されてもよい。処理ユニットはまた、いくつかのサブ処理ユニットを有する1つまたは複数の主処理ユニットに分割されてもよい。プロセッサ63のいくつかの処理ユニットは、他の処理ユニットから離れて位置し、通信ネットワーク122を介して通信してもよい。
[0097] コンピュータアセンブリ100は、コンピュータプログラム製品とも呼ばれるコンピュータ実行可能コードを含むコンピュータ読取可能媒体をロードするために配置されてもよい。これは、コンピュータ読取可能媒体上のコンピュータ実行可能コードがロードされると、コンピュータアセンブリ100が、リソグラフィ装置内の基板テーブル12のような支持構造体を制御する上述の方法の実施形態を実行することを可能にしてもよい。
[0098] 本発明の実施形態では、位置エラーセンサ25、第1位置エラーセンサ45、または第2位置エラーセンサ55の測定精度は、温度依存性を低減することによって高められる。これは、たとえば、位置エラーセンサ25の第1センサ部分27を、低い熱膨張係数、たとえば、0.1×10−6−1未満または2×10−8−1未満の値を有する部材上に搭載することによって行われることができる。部材は、たとえば、(Schott Glass, Hattenbergstraβe 10 55120, Mainz, Germanyによって製造された)Zerodur(商標)ガラスセラミックで作られる。部材の機能は、第1センサ部分27と第2センサ部分29との間の距離を低減し、温度に依存しない第1センサ部分27についての位置を提供することである。
[0099] ある実施形態では、第1センサ部分27はレーザおよびディテクタを備え、第2センサ部分29はミラーを備え、検出信号は、ガスを通して第1センサ部分27と第2センサ部分29との間を移動する。同時に、第1センサ部分27および第2センサ部分29は、先に説明したように、検出信号が、第1センサ部分27から第2センサ部分29まで移動し戻るのにかかる時間に依存するパラメータを測定する干渉計として動作する。この時間は光屈折率に依存し、光反射率は次にガスの温度に依存する。第1センサ部分27と第2センサ部分29との間の距離が大きければ大きいほど、時間に対する温度の絶対的な影響が大きくなる。距離を低減することは、絶対時間に対する温度の影響を低減する。部材は、依然として膨張を受け、それにより、(第1センサ部分27が部材上に搭載されるため)第1センサ部分27と第2センサ部分29との間の経路長に影響を及ぼす可能性があるが、この影響は、適切に低い熱膨張係数を有する材料で部材を作ることによって、温度が時間に及ぼす可能性がある影響に比べてずっと小さくなることが理解されるであろう。
[0100] 第2センサ部分29を搭載するさらなる部材を有すること、第1センサ部分27用ではなく、第2センサ部分29用の部材だけを有することなど、他の実施形態も可能であることもまた理解されるであろう。同様に、位置エラーセンサ25は、第1センサ部分27と第2センサ部分29の変位を決定することができるべきであり、そのため、光学エンコーダシステムを備えてもよく、あるいは、先に説明したように、第1または第2センサ部分27、29として検出信号源を、他のセンサ部分として検出信号ディテクタを一般に備えてもよい。同様に、位置エラーセンサ25は、低い熱膨張係数を有する材料を共に含む、部材とさらなる部材との間の距離を測定する第3センサ部分(図示せず)を有してもよく、第3センサ部分は、たとえば、フレーム11上、あるいはさらに、リソグラフィ装置の別の部分またはさらなるフレーム上に搭載されることによって、部材およびさらなる部材から離れて位置する。
[0101] 先に述べたように、第2座標系において基板テーブル12の位置を測定するように配置された第2測定システムは、ある開始位置、すなわち上述した基準システムによって決定された基準位置またはゼロ位置から始動し、開始位置から実際位置へ向かう経路に沿ってインクリメントを計数するインクリメンタル位置測定システムであってよい。米国特許出願2007/0052976により詳細に説明される位相捕捉技法を使用することによって、基板テーブル12は、第2座標系におけるその位置を知ることに関して精度を失うことなく移動することができる。
[0102] しかし、基板テーブル12の上述した開始位置は、リソグラフィ装置内にドリフトがある場合、十分に規定されない場合がある。結果として、第2測定システムによって実施される位置測定が、不正確になる可能性がある。これは、半インクリメントより大きいオフセットが存在するときに、特にそうである。
[0103] 第2測定システムが不正確な結果を提供し得る別の状況は、グリッドプレート上のグリッドの周期的構造の周期性が、たとえば温度変動の結果としての膨張または収縮によって変化してしまった状況である。
[0104] こうした場合、1つの測定サブシステムから別の測定サブシステムへ切換える間に、たとえば、図5では、グリッド44aを有するグリッドプレート43aに対する第2測定サブシステムによる測定位置から、グリッド44bを有するグリッドプレート43bに対する第2測定サブシステムによる測定位置へ移動する間に位置決めするときにエラーを起こすリスクが存在する。
[0105] ドリフトは、制御システム内の温度変動の結果として発生する可能性がある。しかし、ドリフトは、温度関連だけでない場合がある。ドリフトはまた、材料の弛緩または外力による変形によって引き起こされる場合がある。
[0106] 本発明の実施形態では、それぞれ、グリッド14、44a、44bを備えるグリッドプレート13、43a、43bは、熱中性点が、グリッド14、44a、44bによって形成される平面内に規定されることができるように、メジャーフレーム11に接続されてもよい。空間内の仮想点である熱中性点は、熱変動に応答して影響を及ぼされないままになる。すなわち、熱中性点は、メジャーフレーム11の膨張および/または収縮によって影響を受けない。熱中性点は、図3および4で概略的に示すように、アライメントシステムの中性軸、すなわち、アライメントシステム19の中性軸20に一致してもよい。複数の実施形態では、2つ以上の熱中性点が存在してもよい。やはり、これらの熱中性点は、アライメントシステムの中性軸に一致してもよい。たとえば、図5に概略的に示す実施形態が使用される場合、第1熱中性点は、第1アライメントシステム49の中性軸50に一致してもよく、第2熱中性点は、第1アライメントシステム59の中性軸60に一致してもよい。あるいは、この実施形態の場合、第2熱中性点は、投影システムPSの光学軸に一致してもよい。
[0107] ある実施形態では、熱中性位置を得るために、グリッドプレート13、43a、43bは、接続部21として、ある数、特に3つの板ばねによってメジャーフレーム11に接続される。こうした実施形態を有する、参照数字83で指定されるグリッドプレートの平面図が、図8に概略的に示される。この実施形態では、3つの板ばね81a、81b、81cが使用される。板ばね81a、81b、81cは、参照数字85で指定される熱中性点の周りの単一平面内で、互いに対して120°の角度でグリッドプレート83上に位置決めされる。先に述べたように、熱中性点は、空間内の仮想点である。その結果、たとえば、アライメントシステムまたは同様なものを位置決めするために、グリッドプレート83内に開口が設けられる場合、熱中性点は、実際には、グリッドプレート83が全く存在しない位置にある場合がある。この状況は、図8で概略的に示され、その場合、点線円87が、グリッドプレート83内の開口であると考えられる。
[0108] 複数の実施形態では、グリッドプレート13、43a、43bは、低い熱膨張係数、たとえば、0.110−6−1未満または210−8−1未満の値を有する材料で作られる。グリッドプレート13、43a、43bは、たとえば、(Schott Glass, Hattenbergstraβe 10 55120, Mainz, Germany)によって製造された)Zerodur(商標)ガラスセラミックを含んでもよい。
[0109] 複数の実施形態では、メジャーフレーム11は、高い熱伝導率、たとえば、150Wm−1−1より大きい有する材料を含む。メジャーフレーム11は、たとえば、アルミニウムで作られてもよい。メジャーフレーム11は、ある実施形態では、メジャーフレームの外縁に位置する複数の温度センサに接続されてもよい。メジャーフレーム11に対して複数の温度センサを適切に位置決めすることによって、メジャーフレーム11がそこから作られる材料の、温度変動に対する振舞いがわかっているとき、温度変動に応答した、メジャーフレーム11の形状およびサイズに対する振舞いの予測が可能になる。こうして開発されたモデルを使用して、複数の温度センサによって得られる温度測定値に応答して、メジャーフレーム11の形状およびサイズが決定されてもよい。図3および図4を見てわかるように、アライメントシステム19は、メジャーフレーム11に接続されてもよい。その結果、メジャーフレーム11が、形状および/またはサイズを変える場合、アライメントシステム19の位置も変わる可能性がある。ここで、上述したモデルを使用して、メジャーフレームの形状および/またはサイズの変化の結果としてのアライメントシステム19の位置の変化によって得られる測定エラーが補償されてもよい。別法として、または、付加的に、モデルを使用して、上述した測定エラーを補償するために、基板テーブルの軌跡が修正されてもよい。
[0110] 図3、4、および5を見てわかるように、多数のエレメントが、メジャーフレーム11に接続されてもよい。図5に概略的に示す、第1アライメントシステム49および第2アライメントシステム59を有する実施形態では、それぞれ、互いに対するアライメントシステム49、59の中性軸50、60の移動は、先に述べたモデルを使用することによって監視されることができる。図6を参照して説明したコントローラ61のようなコントローラに通信可能に接続される場合、基板テーブル12の移動は、第1アライメントシステム49の中性軸50と第2アライメントシステム59の中性軸60との間の相互距離の上記変動を補償されることができる。
[0111] リソグラフィ装置では、その後設けられる多数の基板上にパターンを露光する手順が続く。開始点への基板テーブル12の移動と、アライメントシステム49とのアライメントに適した位置へのその後の移動と、第2アライメントシステム59によって整列した位置における露光のプロセスは、基板サイクルと呼ばれる。基板がその後設けられるため、プロセスは繰り返し続く。温度によって引き起こされない、たとえば材料の弛緩による、または外力の結果としての変形によるドリフトは、一般にゆっくりである。熱中性点に対して開始点を監視することによって、こうした温度に関連しないドリフトは補償される可能性がある。温度に関連しないドリフトは、一般にゆっくりである。すなわち、半インクリメントを超えるドリフトを得るのに、多数の基板サイクルがかかる。その結果、ある実施形態では、上記監視において、多数の基板サイクルから得られる測定値が平均化されて、ノイズレベルに関する性能が改善されてもよい。
[0112] 本明細書では、ICの製造におけるリソグラフィ装置の使用が特に参照される場合があるが、本明細書で述べるリソグラフィ装置は、集積光学システム、磁気ドメインメモリ用の誘導および検出パタ−ン、フラットパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッドなどの製造などの他の用途を有してもよい。こうした代替の用途において、本明細書における、用語「ウェーハ」または「ダイ」のいずれの使用も、より一般的な用語「基板」または「ターゲット部分」と、それぞれ同意語であると考えてもよいことが理解されるであろう。本明細書で参照される基板は、露光の前または後で、たとえば、トラック(通常、レジスト層を基板に与え、露光されたレジストを現像するツール)、メトロロジーツール、および/または、インスペクションツールにおいて処理されてもよい。適用可能である場合、本明細書における開示を、こうした、また、他の基板処理ツールに適用してもよい。さらに、基板は、たとえば、多層ICを作るために、2回以上処理されてもよいため、本明細書で使用される「基板」という用語は、処理された複数の層を既に含む基板のことを指してもよい。
[0113] 光リソグラフィにおける本発明の実施形態の使用に対する特定の言及が先に行われたかもしれないが、本発明は、他の用途、たとえばインプリントリソグラフィにおいて使用されてもよく、また、状況が許す場合、光リソグラフィに限定されないことが理解されるであろう。インプリントリソグラフィでは、パターニングデバイスのトポグラフィは、基板上に作られるパターンを規定する。パターニングデバイスのトポグラフィは、基板に供給されるレジスト層内にプレスされてもよく、その後、レジストは、電磁放射、熱、圧力、またはその組合せを与えることによって硬化する。パターニングデバイスは、レジストから移動し、レジストが硬化した後、レジスト内にパターンが残る。
[0114] 本明細書で使用される「放射」および「ビ−ム」という用語は、紫外(UV)放射(たとえば、365、355、248、193、157、もしくは126nmの、またはそれらの近辺の波長を有する)、および、極端紫外(EUV)放射(たとえば、5〜20nmの範囲の波長を有する)、ならびに、イオンビームまたは電子ビームなどの粒子ビームを含む、全てのタイプの電磁放射を包含する。
[0115] 状況が許す場合、「レンズ」という用語は、屈折式、反射式、磁気式、電磁式、および静電式光学コンポーネントを含む種々のタイプの光学コンポーネントの任意の1つ、または、その組合せを指してもよい。
[0116] 本発明の特定の実施形態を先に述べたが、本発明は、述べた以外の方法で実施されてもよいことが理解されるであろう。たとえば、本発明は、先に開示した方法を記述する機械読取可能命令の1つまたは複数のシーケンスを含むコンピュータプログラム、または、こうしたコンピュータプログラムを内部に記憶しているデータ記憶媒体(たとえば、半導体メモリ、磁気ディスク、または、光ディスク)の形態をとってもよい。
[0117] 先の説明は、例示することを意図し、制限することを意図しない。そのため、添付特許請求項の範囲から逸脱することなく、述べられる本発明に対して変更を行ってもよいことが、当業者には明らかになるであろう。
[0018]本発明の実施形態によるリソグラフィ装置を示す図である。 [0019]従来技術の変位測定システムを概略的に示す図である。 [0020]本発明の第1の実施形態による、制御システムの一部の略断面図である。 [0021]本発明の第2の実施形態による、制御システムの一部の略断面図である。 [0022]本発明の実施形態による、制御システムの一部の略断面図である。 [0023]本発明の実施形態による、支持構造体を制御する方法の略フロー図である。 [0024]本発明の実施形態による、制御システムによって使用されることができるコンピュータアセンブリの実施形態を概略的に示す図である。 [0025]メジャーフレームに接続されたグリッドプレートの略平面図である。

Claims (41)

  1. リソグラフィ装置内の支持構造体(2,12,MT)を制御する制御システムであって、
    前記支持構造体によって支持される対象物(W,18,MA)の位置を、第1座標系で測定するように配置された第1測定システム(19,49)と、
    前記支持構造体の位置を、第2座標系で測定するように配置された第2測定システムであって、前記第1測定システムが前記第2座標系内で仮定位置を有する、第2測定システム(1,3,13,14,15,16,43a,44a)と、
    前記第1測定システム(19,49)と前記第2測定システム(1,3,13,14,15,16,43a,44a)との相対位置を測定するための位置エラーセンサ(25,45)と、
    前記第2測定システムによる測定に基づいて前記支持構造体の位置を制御し、前記対象物の測定位置を、前記第2座標系の前記支持構造体の変換位置に変換し、前記変換位置に基づいて前記支持構造体を位置決めするように構成されたコントローラ(61)と、を備え、
    前記コントローラは、前記第2座標系における前記第1測定システム(19,49)の仮定位置と実際位置との差を示す位置エラー信号を前記位置エラーセンサ(25,45)から受け取り、前記位置エラー信号に依存して、前記支持構造体および/または空間像の位置を制御する、制御システム。
  2. 前記コントローラは、前記位置エラー信号に依存して、基板(18)について前記支持構造体(2,12)を位置決めする、請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記コントローラは、前記位置エラー信号に依存して、パターニングデバイス(MA)について支持構造体(MT)を位置決めする、請求項1に記載の制御システム。
  4. 前記コントローラは、前記位置エラー信号に依存して、さらなる支持構造体(MT)を位置決めすることによって、前記支持構造体(2,12)の相対位置を制御する、請求項1に記載の制御システム。
  5. 前記第2測定システム(1,3,13,14,15,16,43a,44a)は、前記第2座標系が結合される基準構造(3,14,44a)を備える、請求項1ないし4のいずれかに記載の制御システム。
  6. 前記コントローラ(61)は、前記位置エラー信号を使用して、前記第1測定システム(19,49)と前記基準構造(3,14,44a)との間の相対運動を減衰させる、請求項5に記載の制御システム。
  7. 前記基準構造は、0.1×10−6−1および2×10−8−1の少なくとも一方より小さい熱膨張係数を有する材料を含む、請求項5または6に記載の制御システム。
  8. 前記基準構造は、グリットプレート(14)を備える、請求項5、6、または7に記載の制御システム。
  9. 前記第2測定システムは、エンコーダタイプのセンサ(15,16)を備える請求項1〜8のいずれかに記載の制御システム。
  10. 前記第2測定システムは、インクリメンタル位置測定システムである、請求項8または9に記載の制御システム。
  11. 前記制御システムは、前記インクリメンタル位置測定システムによって実施される測定用の開始位置を提供する基準システムをさらに備える、請求項9に記載の制御システム。
  12. 前記コントローラ(61)は、前記第1測定システムと前記支持構造体(2,12,MT)の標的相対位置を受け取り、また、前記第1測定システム(19,49)を使用して前記対象物(W,18,MA)の位置を測定するときに、前記位置エラー信号および前記標的相対位置に依存して、前記支持構造体の位置を制御する、請求項1ないし11のいずれかに記載の制御システム。
  13. 前記コントローラ(61)は、
    前記第1測定システム(19,49)によって測定された前記対象物の位置、
    前記第2座標系における前記第1測定システムの仮定位置、および、
    前記第2座標系における前記支持構造体の位置
    に基づいて、前記第1座標系における前記対象物(W,18,MA)の位置を、前記第2座標系における前記支持構造体(2,12,MT)の変換位置に変換し、
    前記コントローラはさらに、前記位置エラー信号に依存して前記変換位置を補正する、請求項1ないし12のいずれかに記載の制御システム。
  14. 前記コントローラ(61)は、前記仮定位置および前記位置エラー信号を使用して、前記第2座標系における前記第1測定システム(19,49)の実際の位置を決定し、また、前記第1測定システムの前記実際の位置および前記対象物(W,18)の前記測定位置に依存して、前記変換位置を決定する、請求項1ないし13のいずれかに記載の制御システム。
  15. 前記第2測定システム(1,3,13,14,15,16,43a,44a)は、前記第2座標系が結合される基準構造(3,14,44a)を備え、前記第1測定システムおよび前記基準構造は、フレーム(11)によって支持される、請求項1ないし14のいずれかに記載の制御システム。
  16. 前記基準構造は、熱中性点が前記基準構造の平面内に形成されるように、複数の接続部(21)を用いて前記フレーム(11)によって支持される、請求項15に記載の制御システム。
  17. 前記接続部(21)は板ばねである、請求項16に記載の制御システム。
  18. 接続部(21)の数は3に等しく、接続部(21)は、前記熱中性点の周りの単一平面内で、互いに対して120°の角度で位置決めされる、請求項16または17に記載の制御システム。
  19. 前記フレーム(11)は、150Wm−1−1より大きい熱伝導率を有する材料を含む、請求項16〜18のいずれかに記載の制御システム。
  20. 前記位置エラーセンサ(24,25)は、前記第1測定システム(19,49)に接続する第1センサ部分(27,29,31,33)と前記第2測定システム(1,3,13,14,15,16,43a,44a)に接続する第2センサ部分(27,29,31,33)との間の相対位置を測定するように配置される、請求項1ないし19のいずれかに記載の制御システム。
  21. 前記位置エラーセンサ(24,25)は、前記第1センサ部分(27,29,31,33)と前記第2センサ部分(27,29,31,33)との間の相対位置を直接測定するように配置される、請求項20に記載の制御システム。
  22. 前記第2センサ部分は、前記フレーム(11)に接続される、請求項16および21に記載の制御システム。
  23. 前記コントローラ(61)は、前記位置エラー信号によって測定された距離の変動を減衰させる減衰システムを備える、請求項6および22に記載の制御システム。
  24. 前記第1センサ部分と前記第2センサ部分の少なくとも一方は、0.1×10−6−1より小さい熱膨張係数を有する材料を含む、請求項20ないし23のいずれかに記載の制御システム。
  25. 前記第1センサ部分と前記第2センサ部分の少なくとも一方は、2×10−8−1より小さい熱膨張係数を有する材料を含む、請求項20ないし23のいずれかに記載の制御システム。
  26. 前記位置エラーセンサは干渉計を備える、請求項20ないし25のいずれかに記載の制御システム。
  27. 前記位置エラーセンサはエンコーダシステムを備える、請求項20ないし25のいずれかに記載の制御システム。
  28. 前記位置エラー信号は、少なくとも2次元で、前記第2座標系における前記第1測定システムの仮定位置と実際の位置との差を示す、請求項1ないし27のいずれかに記載の制御システム。
  29. 前記第1測定システムは、アライメントセンサを備える、請求項1ないし28のいずれかに記載の制御システム。
  30. 前記第1測定システムは、レベルセンサを備える、請求項1ないし29のいずれかに記載の制御システム。
  31. 請求項1ないし30のいずれかに記載の制御システムを備えるリソグラフィ投影装置。
  32. フレームを備えており、前記測定システムの一方が前記フレームに固定される、請求項31に記載のリソグラフィ投影装置。
  33. 前記第2測定システム(1,3,13,14,15,16,43a,44a)は、前記第2座標系が結合される基準構造(3,14,44a)を備え、前記基準構造は前記フレームに固定される、請求項32に記載のリソグラフィ投影装置。
  34. 投影システム(PS)をさらに備え、前記コントローラ(61)は、
    前記第2座標系における、マスク(MA)用のさらなる支持構造体(MT)などのさらなる対象物または空間像の仮定位置と実際位置との差を示すさらなる位置エラー信号を受け取り、
    前記さらなる位置エラー信号に依存して、前記基板(W)用の前記支持構造体(2,12)、前記マスク(MA)用の前記支持構造体(MT)、または両方の支持構造体(2,12,MT)を位置決めする、請求項31ないし33のいずれかに記載のリソグラフィ投影装置。
  35. リソグラフィ装置内の支持構造体を制御する方法であって、
    対象物(W,18,MA)を支持する支持構造体(2,12,MT)に対して前記対象物を設けるステップと、
    第1測定システム(19,49)を使用して、第1座標系において前記対象物の位置を測定するステップと、
    第2座標系において前記支持構造体の位置を測定するステップであって、前記第1測定システムは前記第2座標系内で仮定位置を有する、測定するステップと、
    前記対象物の前記測定位置を、前記第2座標系の前記支持構造体の変換位置に変換するステップと、
    前記第1測定システム(19,49)と第2測定システム(1,3,13,14,15,16,43a,44a)との相対位置を測定するための位置エラーセンサ(25,45)から、前記第2座標系における前記第1測定システムの仮定位置と実際位置との差を示す位置エラー信号を受け取るステップと、
    前記支持構造体の前記測定位置、前記支持構造体の前記変換位置、および、前記位置エラー信号に依存して、前記支持構造体(2,12,MT)の第1位置決めを実施するステップと、を含む方法。
  36. 前記第1位置決めは、空間像およびさらなる対象物(MA)を含む群のメンバに対して前記支持構造体(2,12,MT)の相対的な第1位置決めを含む、請求項35に記載の方法。
  37. 前記第1位置決めは、前記測定された支持構造体(2,12,MT)に対して別の支持構造体(MT,2,12)を位置決めすることによって実施される、請求項36に記載の方法。
  38. 前記第1位置決めは、前記第2座標系における投影システム(PS)のイメージ面の位置にも依存するように実施される、請求項35ないし37のいずれかに記載の方法。
  39. プロセッサによって実行されるとリソグラフィ装置内の支持構造体を制御する方法を実施するための命令でエンコードされている、機械読取可能媒体に具体化されたコンピュータプログラムであって、前記方法は、
    対象物を支持する支持構造体に対して前記対象物を設けるステップと、
    第1測定システム(19,49)を用いて、第1座標系において前記対象物の位置を測定するステップと、
    第2座標系において前記支持構造体の位置を測定するステップであって、前記第1測定システムは前記第2座標系内で仮定位置を有する、測定するステップと、
    前記対象物の前記測定位置を、前記第2座標系の前記支持構造体の変換位置に変換するステップと、
    前記第1測定システム(19,49)と第2測定システム(1,3,13,14,15,16,43a,44a)との相対位置を測定するための位置エラーセンサ(25,45)から、前記第2座標系における前記第1測定システムの仮定位置と実際位置との差を示す位置エラー信号を受け取るステップと、
    前記支持構造体の前記測定位置、前記支持構造体の前記変換位置、および前記位置エラー信号に依存して、前記支持構造体の第1位置決めを実施するステップとを含む、コンピュータプログラム。
  40. 前記第1位置決めは、空間像およびさらなる対象物(MA)を含む群のメンバに対して前記支持構造体(2,12,MT)の相対的な第1位置決めを含む、請求項39に記載のコンピュータプログラム。
  41. 前記命令は、プロセッサによって実行されると、前記第1位置決めが前記第2座標系における投影システムのイメージ面の位置にさらに依存するように実施されるように、エンコードされる、請求項39または40に記載のコンピュータプログラム。
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