JP4778666B2 - 電気モータの制御方法、電気モータの制御システムおよび電気モータ - Google Patents
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Description
(技術分野)
この発明は、電気モータのための、特にブラシレスDCタイプの永久磁石モータのためのデジタル制御方法による電気モータ制御システムに関し、また、デジタル制御システムを備えた電気モータに関する。
【0002】
(背景技術)
ブラシレスDCタイプの永久磁石モータは、その位置に関する情報なしで動作してもよく、それにより、誘導電動機のように動作する。しかしながら、最大のトルクおよび効率を達成するために、相電流は誘起された電圧と同期しなくてはならない。これは、モータに物理的に接続されたセンサー、例えばホール・タイプの光センサーなどによって、あるいは誘起された電圧および/または電流を監視(観測)することによって行うことができる。接続されたセンサーは、モータの設計に余分な要素を追加するという欠点を持ち、最終コストをかなり増加させる。さらに、モータに課せられる空間的制限および環境自体が、これらのタイプのセンサーの使用を不可能にする場合がある。そのため、ほとんど場合で、電圧および/又は電流の監視装置を用いるのが最善の選択となっている。
【0003】
電圧および/または電流の監視装置を用いた制御技術の例は、SCHWARZらによるブラジル特許のPl 9904253、WRIGHTによる特許米国 4,162,435、LERDMANによる米国特許 4,169,990、GEEらによる米国特許 4,743,815、VUKOSAVICによる米国特許 4,912,378、PLUNKETTによる米国特許 4,928,043、DUNFIELDによる米国特許 5,028,852、およびSOODによる米国特許 5,420,492、さらに、1991年のSATOSHI、1998年のSHOUSE、1998年のERTUGRULおよぴ1999年のBOLOGNANIの各出版物に見ることができる。
【0004】
(発明の開示)
(発明が解決しようとする技術的課題)
WRIGHTでは、転流の瞬間を決定するために積分技術を使用する。エネルギーの供給を受けていない巻線について積分することで磁束を得て、その磁束は基準値と比較される。積分値が基準値を超過した場合、転流が実行され、また、積分値はその初期値に戻る。この技術の不利な点は、それを実装するために大規模なハードウェアが必要とされるということにある。この解決方法は微細処理では実施できない。
【0005】
LERDMANでは、WRIGHTの中で示されたものに似ている技術を使用する。エネルギーの供給を受けていない巻線について積分され、基準値と比較される。この技術の不利な点も、大規模なハードウェアが必要とされるということにある。この解決方法は微細処理では実施できない。
【0006】
SCHWARZでは、電圧コンパレーター、コンデンサーおよび抵抗器によって形成された回路網によって構成された電圧値監視装置を用いた技術を使用する。この監視装置により相電圧を取得し、システムが平衡しているならば、これが仮想的な中性点(誘起電圧が0)を形成する。次いで、この0は各位相と比較され、現在の位置変更の瞬間に対して30°の進みを有する信号を生成する。次いで、位置変更(転流)の正確な瞬間に達するために、この進みはコンデンサーの回路網によって補償される。この解決方法は微細処理で実施できるが、多くの外部部品を要求する。
【0007】
GEEでは、0の誘起電圧(0交差)を検知する技術を採用し、ここでは、DCラインの電圧値の半分を0とみなしている。エネルギーの供給を受けていない巻線における電圧が0と比較される。転流の瞬間から30°のときに常に0に到達する。このように、転流の瞬間を決定するための検知の後に、遅れが残る。抵抗器、コンデンサーおよびコンパレーターによって形成されるサイクルが、検知プロセスにおいて使用される。モータ速度制御は変調されない。代わりに、バスの電圧を制御するSCRが使用された。この解決方法は微細処理で実施できる。この技術の欠点は電圧コンパレーターを使用する必要があることである。別の欠点は、モータの固定子における溝の数が減少していることであり(例えば、6個の溝+4極の回転子、9個の溝+6極の回転子)、0交差は平坦な領域を持ち、このことが、0が生じるべき正確な瞬間を決定することを困難にする。
【0008】
SATOSHIでも、0検出法を採用する。この場合、2つのダイオードが検知のために使用される。各相にそれぞれ1つのダイオードが接続される。1つの相がエネルギーの供給を受けていない時、ダイオードの電流がモニターされる。ダイオードの電流が消滅する瞬間、あるいは電流がダイオードを通じて循環し始めた瞬間が、0の電圧を表わす。
【0009】
VUKOSAVICでは、モータの第3高調波電圧が、各相の電圧の合計によって達成される。次いで、転流の瞬間が、第3高調波の位相角の関数として決定される。ここで有利な点は、モータの電圧を変調する場合においても第3高調波の信号にひずみが生じないということである。欠点はモータの星形結線の中性点にアクセスする必要があることである。この解決方法は微細処理で実施できる。しかし、別の欠点はマイクロプロセッサーの外部で大規模なハードウェアが要求されることである。
【0010】
PLUNIETTでは、ちょうどWRIGHTとLERDMANのように、エネルギーの供給を受けていない相電圧が積分される。この積分値(それは磁束を表わす)は0ポイント(Null Point)と呼ばれる基準値と比較される。このポイントは電圧信号の境界を定める(電圧0)。例えば、エネルギーの供給を受けていない相が(バス電圧に向けて)増加中である場合、0ポイントの左の電圧値は負であるとみなされ、右側では正になるとみなされる。この場合、電圧を積分する処理が始められた時、電圧は、0ポイントにおいて負の最大値に達するまで、負に増大し始める。0ポイントの後に、積分の値が減少し始め、その積分値が0に達した時に、転流の瞬間が起きる。この解決方法は微細処理では実施できない。ここでの欠点は、大規模なハードウエアを必要とすることである。
【0011】
DUNFIELDでは、高周波信号がエネルギーの供給を受けていない相に注入され、これによって生じるピークが測定される。測定値に基づいて、転流の瞬間を決定する。
【0012】
SOODでは、以上に引用したものとは全く異なる方法を使用する。ここでは、各相における電圧を準備する必要がない。情報として、DCバスの中で循環する電流のみを使用する。モータは最初に電圧印加により始動される。次いで、読み取られた電流の波形に従って、転流の瞬間が調整される。電流形式を解析するためにマイクロプロセッサーが使用される。
【0013】
市場では、モータの制御のために設計されたいくつかのマイクロプロセッサーもあり、これらは、転流の瞬間を決定するために意図された周辺装置である。例として、STMicroelectronicsのマイクロコントローラST72141、および東芝のマイクロコントローラTMP88PH47、TMP88PH48、TMP88PH49を使用可能である。これらのマイクロコントローラはすべて、転流の瞬間の決定のために0を検知する方法を利用する。
【0014】
東芝のマイクロコントローラでは、DCバスの電圧の値の半分が0とみなされる。しかし、これは、検知を支援するための外部コンパレーター、抵抗およびコンデンサーを必要とする
【0015】
STMicroelectronicsのマイクロコントローラでは、ディジタル回路の基準自体が0にされる。エネルギーの供給を受けていない相の電圧は、インバーターのすべてのスイッチが開いているときに読み取られる必要があるので、これは各相が変調されることを常に必要とする。検知を支援するために、3つの抵抗器および3つのコンデンサーだけが必要になる。
【0016】
ここに提案する技術では、モータの3つの相の電圧がサンプリングされ、数学的に処理され、所定のパラメータ、すなわちモータの速度に比例し、かつ、このモータを構成する形態に依存しないパラメータに対して合計され、そして互いに比較される。この比較の結果は、各相の転流の瞬間を決定する。転流の瞬間は、ソフトウェアによって前述のパラメーターを単に変更することにより、進めたり、遅延させたりすることが可能である。位置の制御および検知の全体の部分は、単に、デジタル信号プロセッサによって、または、アナログ-デジタル(A/D)変換器に関連付けられたマイクロコントローラのアッセンブリとして定義される等価な回路によって実行される。この発明の制御システムおよび方法は、回転子の位置を決定するための、また、モータをその巻線に印加された電流と電圧の間の正確な角度を用いて動作させようとするためのアナログ回路を排除し、ソフトウェアに挿入されるパラメーターによりこの角度を制御できるようにすることを目的とする。
【0017】
この発明の別の目的は、非常に高いパワーのときに回転子の位置の検出を可能にすることであり、最後の転流の瞬間から30°の電気的角度の後に、つまり、動作中ではない相の電圧が0交差する瞬間の後に、消磁が終了する状況下であっても、回転子の位置の検出を可能にすることである。
【0018】
本発明の方法およびシステムは、広範囲の回転を包含し、最大の回転の2%(この値よりも下では、メーターの入口の電圧が非常に低い。)から完全なトルクを可能にすることも目的とする。本発明のシステムおよび方法は、各相の電圧の変調、例えばPWM(パルス幅変調)を必ずしも必要とすることなく、1つのデジタル信号プロセッサと、モータの各相の電圧を読み取るための第1のレートのRCフィルタを備える3つの抵抗分圧器とのみを使用することも目的とする。
【0019】
提案する方法およびシステムの別の目的は、異なった構成のモータが採用された時に見られる、120°より短い水平区間(level)を有する台形形状の誘起電圧を許容することである。
【0020】
提案する方法およびシステムの別の目的は、100%のサイクル比を備えたモータの各相のPWM変調を許容することである。
【0021】
提案する方法およびシステムの別の目的は、モータの巻線に対する電圧印加および電流印加の両方を用いた制御技術で動作することである。
【0022】
(その解決方法)
この発明の目的の1つは、以下の、N相の永久磁石電気モータを制御する方法によって達成される。前記電気モータは、マイクロコントローラと、前記マイクロコントローラに関連付けられた1組の電圧メータと、電圧源に接続され、かつ前記マイクロコントローラに関連付けられた1組のスイッチとを備え、前記マイクロコントローラは、少なくとも1対のスイッチを選択的に動作させ、前記モータの少なくとも2相に電圧を印加する。前記方法は、前記マイクロコントローラが、前記1組のメータにより、モータの各相での供給電圧に対応する電圧の信号を読み取り、そして、前記マイクロコントローラが、各相の電圧を互いに比較し、かつ、予め設定されたパラメータと比較し、前記電圧が予め設定された関係を満たすとすぐに、少なくとも1対の新たなスイッチを動作させる。
【0023】
この発明の別の目的は、以下の、N相の永久磁石電気モータを制御するシステムによって達成される。前記システムは、マイクロコントローラと、電圧源に接続され、かつ前記マイクロコントローラに関連付けられた1組のスイッチとを備え、前記マイクロコントローラは、少なくとも1対のスイッチを選択的に動作させ、前記モータの少なくとも2相に電圧を印加する。前記システムは、前記マイクロコントローラに関連付けられた1組の電圧メータを備え、前記1組のメータは、モータの各相の給電入力部に接続される。前記マイクロコントローラは、電圧間の予め設定された関係を内部のメモリ内に備え、そして、メータによって測定された値を予め設定された前記関係と比較して、前記1組のメータにより測定された電圧の関数として、少なくとも1対のスイッチをさらに動作させる。
【0024】
この発明の更に別の目的は、相電流を誘起電圧に同期できるシステムを備える、N相の永久磁石電気モータによって達成される。前記電気モータは、マイクロコントローラと、電圧源に接続され、かつ前記マイクロコントローラに関連付けられた1組のスイッチとを備え、前記マイクロコントローラは、少なくとも1対のスイッチを選択的に動作させ、前記マイクロコントローラに関連付けられた少なくとも1組の電圧メータに電圧を印加し、前記1組のメータは、モータの各相の給電入力部に接続される。前記マイクロコントローラは、電圧間の予め設定された関係を内部のメモリ内に備え、そして、メータによって測定された値を予め設定された前記関係と比較して、前記1組のメータにより測定された電圧の関数として、少なくとも1対のスイッチをさらに動作させる。
【0025】
この発明の目的の1つは、以下の、N相の永久磁石電気モータの回転子の位置を制御する方法によって達成される。前記モータは、マイクロコントローラにより選択的に転換される1組のスイッチにより給電される。前記方法は、H(r)と呼ばれるパラメータであって、前記モータの構造上の係数に比例し、前記モータの回転に比例し、電圧メータのスケール係数に比例し、モータのスイッチの最大の組み合わせに転換する瞬間を決定するために各相を比較する処理における調整係数として使用されるパラメータを使用することを含む。
【0026】
この発明の別の目的は、以下の、N相の永久磁石電気モータを制御する方法によって達成される。前記モータは、マイクロコントローラにより選択的に転換される1組のスイッチにより給電される。前記方法は、モータの各相の電圧変調、例えばPWMタイプにより生じる歪みを除去するためのデジタルフィルタリング技術を使用することを含む。前記フィルタリング技術は、変調周波数に同期された、測定された電圧の最新のk個のサンプルの算術平均よりなる。サンプリングレートは、変調周波数の整数k倍に等しい。
【0027】
(発明を実施するための最良の形態)
以下この発明を、図面の中で表わされた実施例を参照してより詳しく述べる。
図1の(a)は、インバーターの基本的な構造を示し、(b)は、ブラシレスDCタイプの永久磁石の3相4極モータを動作させた時に、台形波形で存在する理想的な波形形状を示す。正常に機能している時、制御回路は、電圧および/又は電流の監視回路の入力を解析し、そして、検出された位置に基づき、スイッチSW 1 〜SW 6 を図1に示す順序で動作させる。電流の監視回路によって過電流が通知された場合には、スイッチのすべてが、システムの保護のために、開にされる。
【0028】
図7を参照すると、この発明の制御システムは、全体的には、マイクロコントローラ10と、各相の電圧F N に対応するメーターD N の電圧f N を読み取るための少なくとも3つの入力部が設けられたA/D変換器とによって実施される。明らかに、マイクロコントローラ10は、マイクロコントローラと同じ特性を有して所定の周辺装置と関連付けられた等価なデバイスによって置き換えられてもよく、あるいはデジタル信号プロセッサによって置き換えられてもよい。
【0029】
図2は、ブラシレス DCタイプの3相4極永久磁石モータに対して誘起される、台形の電圧および120°の電気的角度にわたる水平区間(level)を有する、理想的なオーバーラップした波形形状を示す。本明細書において、「水平区間」は、誘起電圧が、より高い値(正の水平区間)または、より低い値(負の水平区間)に留まり、近似的に一定である電気的角度と定義される。図2によれば、60°の電気的角度をステップ幅(位置)としたときの相電圧間の関係は、次の表の通りである。
【0030】
[表1]
モータの誘起電圧間の関係
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
位置1 ←→ E A ≧ E C > E B
位置2 ←→ E A > E B ≧ E C
位置3 ←→ E B ≧ E A > E C
位置4 ←→ E B > E C ≧ E A
位置5 ←→ E C ≧ E B > E A
位置6 ←→ E C > E A ≧ E B
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0031】
このように、各位置は、モータの各相の誘起電圧間において適切に定義された(well-defined)関係を示していることがわかる。例えば、実際の位置が位置1である場合、相Cの誘起電圧(E C )が相Bの誘起電圧(E B )(図2を参照)と等しくなり、これが相Aの誘起電圧(E A )より低くなった時に、位置2が開始されることになる。同様に、相Bの誘起電圧(E B )が相Aの誘起電圧(E A )と等しくなり、これが相Cの誘起電圧(E C )より高くなった時に、位置3が開始されることになる。
【0032】
図3および図7を参照すると、回路の接地GNDに対し、モータの共通点の電圧V COMMON を持つ電圧V A 、V B およびV C を見ることができる。
V A = E A + V COMMON (1)
V B = E B + V COMMON (2)
V C = E C + V COMMON (3)
【0033】
120°の電気的角度にわたる水平区間を有する台形電圧の場合、モータの共通点の電圧V COMMON は、バス電圧の値の半分である。
V COMMON = V BUS /2 (4)
【0034】
したがって、電圧V A 、V B およびV C は、バス電圧V BUS と接地GNDの間で対称的に設定される。モータの速度の変化が、バス電圧V BUS を直接変えることにより、すなわち、PWM変調なしで行われる場合であって、かつ、モータが無負荷で動作する場合、図3の中で例示されたように、これらの電圧は、バス電圧V BUS と等しい正の水平区間の値、および接地GNDと等しい負の水平区間の値を持つ。電圧V A とV B およびV C の間の関係は、表1で示された誘起電圧E A 、E B 、E C の間の関係と等しいことが、この図から理解することができる。従って、次の表に書き換えることができる。
【0035】
[表2]
モータの各相の電圧V N 間の関係
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
位置1 ←→ V A ≧ V C > V B
位置2 ←→ V A > V B ≧ V C
位置3 ←→ V B ≧ V A > V C
位置4 ←→ V B > V C ≧ V A
位置5 ←→ V C ≧ V B > V A
位置6 ←→ V C > V A ≧ V B
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0036】
実際のシステムでは、120°の電気的角度にわたる水平区間を有する誘起電圧を用いることは、モータの設計および製作を大きく制限する。したがって、図4に関しては、一般的な電圧波形(120°の電気的角度より短い水平区間)を検討する。この場合、表2に示された各位置の誘起電圧間の関係は、そのまま当てはまる。しかしながら、120°の電気的角度にわたる水平区間の場合、転流の瞬間に2つの相に一致が生じることによって特徴づけられるが、この一致は、最大値(正の水平区間)あるいは最小値(負の水平区間)のいずれかで両方の相で生じる。他方、120°の電気的角度より短い水平区間の場合、任意の2つの相の間の一致(転流の瞬間)は、正または負の水平区間からの差電圧2Hを有して常に起きる。
【0037】
図5では、120°の電気的角度より短い水平区間の場合の電圧V A 、V B 、およびV C を見ることができる。表2の関係は、この状況でも、そのまま当てはまる。モータの共通点の電圧V COMMON がもはや、バス電圧の半分V BUS /2に固定されたままではないことに注意する。短縮された水平区間は、この値V BUS /2のまわりに振幅Hのリップルを引き起こす。モータの共通点の電圧V COMMON におけるこのひずみは、波形V N を、誘起電圧E N の波形とは相違させる。この場合、誘起電圧E N の場合でのように、電圧V N のうちの2つにおける一致(転流の瞬間)が、正または負の水平区間からの差H(2Hではない)を有して常に生じる。
【0038】
モータ動作させるために、N個の誘起電圧E N に同時かつ直接のアクセスを行うことはできない。したがって、表1の関係の直接の利用は不可能である。さらに、これらの電圧を読み取るために、モータの共通点にアクセスすることが必要となるが、このことにより、検知回路およびモータの制作費が高価になる。
【0039】
接地GNDに関する電圧V N にさえも、モータの巻線のインダクタンスL N および抵抗R N (図7を参照)に起因して、同時にアクセスすることができない。したがって、表2の関係も直接に適用できない。この発明で用いられる検知個所は、モータの各相F N の給電入力部である(図7参照)。これらの入力を用いた検知方法を理解するために、図6を参照する。この図は、モータの誘起電圧の水平区間が120°の電気的角度より短い時に得られた、入力部における波形F N を例示する。ここで、無負荷で動作し、かつバス電圧V BUS を変調しない場合のモータを考察する。例として、位置2から位置3への転流を解析する。
【0040】
位置2でモータが動作中である時、スイッチSW 1 は入力F A をバス電圧V BUS に接続し、スイッチSW 6 は、入力F C を接地GNDに接続する。入力F B は開にされる。そのため、この巻線の抵抗R B およびインダクタンスL B に流れる電流は存在せず、そして、この入力電圧の値として、電圧V B を得る。要約すると、位置2では、
F A = V BUS
F B = V B
F C = O (GND)
を得る。
【0041】
電圧V B が電圧V A と等しい場合、位置3への転流の瞬間が生じることになる。しかしながら、図6を見ると、転流の瞬間では、V A がV BUS −Hと等しいことがわかる(ここで、モータが事実上、無負荷であるとみなしている)。このように、位置2から位置3への転流の瞬間に満足される次の関係を示すことができる。
転流2→3: F B ≧ F A − H > F C
位置3では次式に従う。
F A = V A
F B = V BUS
F C = O (GND)
【0042】
電圧V A が電圧V C と等しい場合、位置4への転流の瞬間が生じることになる。図6を見ると、転流の瞬間に、V C =GND+Hが成り立つことがわかる(ここで、モータが事実上、無負荷であるとみなしている)。したがって、位置3から位置4への転流の瞬間に、満足されるべき次式を示すことができる。
転流3→4: F B > F C + H ≧ F A
【0043】
他の転流に対して同じ考察を拡張すると、次表が得られる。
[表3]
転流の瞬間における電圧F N 間の関係
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
転流6→1 ←→ F A ≧ F C −H > F B
転流1→2 ←→ F A > F B +H ≧ F C
転流2→3 ←→ F B ≧ F A −H > F C
転流3→4 ←→ F B > F C +H ≧ F A
転流4→5 ←→ F C ≧ F B −H > F A
転流5→6 ←→ F C > F A +H ≧ F B
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0044】
表2および表3を比較すると、違いとして、電圧F N により電圧V N が置き換えられ、さらにパラメーターHが含まれていることがわかる。モータの回転が変わると、誘起電圧の振幅は比例して変わり、また、その結果、パラメーターHの変化が生じる。したがって、一旦、回転r o に対してパラメータHが得られると(H(r o ))、任意の回転rに対するその値を、次式により示すことができる。
H(r)=(r/r o )・H(r o ) (5)
【0045】
任意のモータに対するパラメーターHの取得は、以下のように非常に簡単に行われる。
a) スイッチSW 2N をすべてオフの状態にして、モータに回転r o を与える。
b) 誘起電圧E N を読み取る。この状況下では、巻線の抵抗R N およびインダクタンスL N に電流が流れないので、この読み取りが可能である。
c) 誘起電圧E P のピーク値と、2つの相における減少した電圧モジュールが互いに等しくなるときの電圧に電圧に相当する電圧E*(図4参照)との間の差の半分として、パラメータH(r o )を読み取る。
H(r o ) = (E P - E*)/2 (6)
d) 式(5)を用いて任意の回転 r に対するH(r)を得る。
【0046】
これまでは、すべて、無負荷状態のモータを検討してきた。モータが正常に機能している場合には、巻線中の電流が誘起電圧E N を生じさせ、その結果、電圧V N は同じ回転rのときに振幅を減少させる。このように、電圧V N の最大の振幅はバス電圧(V BUS )より低い。また、それらの最小の振幅は接地GNDより高い。したがって、H(r)の値は、この電圧の変化を補償するために増加させられるべきである。この増加は電流の値に比例させるべきである。制御アルゴリズムにおいて電流の値を利用したくない場合、電流の変化を補償するために、上述したステップdにおいてパラメータH(r)を得る際に、定数の係数 K i >1による乗数値を付加することができる。次式が得られる。
H(r) = (r/r o )・H(r)・K i (7)
【0047】
このように、モータが無負荷で動作している時は、正確な転流の瞬間に関して、少し進んだ転流の瞬間が常に得られることになる。モータの電流が増加すると、転流の瞬間が遅延する。K i の値は、最大の電流の状態でモータの良好な機能を保証するために、実験的に調整されてもよい。提案する初期値として、K i =1.3を使用してもよい。
【0048】
K i が1未満の値に調整された場合、H(r)の値は減少し、従って、転流の瞬間が遅延することになる。したがって、この定数は、電流の増加を補償するために使用されることに加えて、転流の瞬間に進みおよび遅延を与えるために使用できる。
【0049】
検出アルゴリズムのために、図7の中で示された取得システムのスケール係数を考慮する必要がある。メーターD N は、次式により与えられるスケール係数K D を示す。
K D = R 1 /(R 1 + R 2 ) (8)
このように、A/D変換器30の入力部で、次式により与えられる電圧f N が接続される。
f N = K D ・F N (9)
【0050】
パラメーターH(r)も係数K D によって考慮されるべきである。
表3にスケール係数K D を付加し、HをH(r)で置換することにより、制御アルゴリズムにおいて使用される次表が得られる。
[表4]
位置検出のためにマイクロコントローラによりテストされる関係
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
転流6→1 ←→ f a ≧ f c − K D ・H(r) > f b
転流1→2 ←→ f a > f b + K D ・H(r) ≧ f c
転流2→3 ←→ f b ≧ f a − K D ・H(r) > f c
転流3→4 ←→ f b > f c + K D ・H(r) ≧ f a
転流4→5 ←→ f c ≧ f b − K D ・H(r) > f a
転流5→6 ←→ f c > f a + K D ・H(r) ≧ f b
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0051】
最後の応用例では、モータの回転の変化は、電圧V BUS (図4を参照)を直接変えることにより、あるいはスイッチSW 1 、SW 2 、...SW 6 によってモータに印加される電圧を変調することによって行われてもよい。
例えば、スイッチSW 1 、SW 3 およびSW 5 によって変調が行われる場合、相Aの電圧(他の相の電圧も同様)は、図8に示した波形を持つ。
【0052】
D N (図4を参照)にあるフィルタR 1 Cは、この相における電圧変化を緩和する。このように、図6の中で示された f a に似た波形を得る。
ここで、表4に従って各相において観測された電圧間の比較を行うために、f a 、f b およびf c にある変調を完全にフィルタ処理する必要がある。この目的のために、各変調期間(T)の電圧の平均を計算する。電圧f N の測定のために使用されたサンプリング周波数は、変調周波数Fと同期する必要がある。
【0053】
各変調期間において、各相から等間隔のk個の値をサンプリングする。すなわち、サンプリング周波数は次式によって与えられる。
F S =k・F (10)
【0054】
サンプル数kで割られたこれらk個の値の合計は、変調期間Tにわたる電圧の近似的な平均値を示す。この演算は電圧f N のサンプリング毎に行われ、従って、電圧f N のサンプリングのサイクル毎に、つまり、モータの各相の電圧の変調期間PWMに対してk倍の頻度で、f N-AVERAGE の平均値を取得できるようになる。
【0055】
平均値を利用可能にするために完全な期間Tを待たなくてもすむように、次の手順を採用する。各サンプリング期間T S (=1/F S )で、サンプル値を先のサンプルk−1に加算し、そして、その結果をkで割る。より簡単に言えば、f N-AVERAGE の値の決定のために提案した技術は、最後のk個のサンプルの算術平均(相加平均)から成る。
【0056】
この技術は比較的低いスイッチング周波数のPWMの場合であっても、モータの正確な転流の瞬間を決定する際に最適な分解能をもたらす。
【0057】
例として、図9は、図8で示したグラフの一部の詳細拡大図を表わす。この例において、1変調期間に5個のサンプル(k=5)がある場合を考察している。変調期間nの5番目のサンプルの後で、次の平均値が得られる。
f a-AVERAGE 5 (n)
=[ f a5 (n)+f a4 (n)+f a3 (n)+f a2 (n)+f a1 (n) ]/5 (11)
変調期間n+1に入ると、f a-AVERAGE の最大値は次式で与えられる。
f a-AVERAGE 1 (n+1)
=[f a1 (n+1)+f a5 (n)+f a4 (n)+f a3 (n)+f a2 (n)]/5 (12)
従って、
f a-AVERAGE 2 (n+1)
=[f a2 (n+1)+f a1 (n+1)+f a5 (n)+f a4 (n)+f a3 (n)]/5 (13)
【0058】
このように、すべてのサンプリング期間T S において、利用可能な値を持つ。
フィルタR 1 Cのカット周波数は、Nyquistの法則に従えば、サンプリング周波数の半分より小さい必要がある(F c <F S /2)ことに注意することは重要である。良好な評価のために、サンプリング周波数の1/4以下を用いることができる。サンプリング周波数については、良好な平均値を持つために、4・Fまたはそれ以上を用いることができる。従って次式が提案される。
F S ≦ 4・F (14)
F c ≦ 2・F S (15)
【0059】
図8では、点線のラインは、提案した技術で得られた平均値f a-AVERAGE を示す。図8の中のf a-AVERAGE の波形は図6(モータの相の電圧に対してPWM変調が行われていない場合)の中のF A と同じであることに注意する。
提案した技術では、各相の電圧に対するPWM変調の効果は、実際の平均値と計算値との間で大きな不都合をもたらすことなく、実質的に完全にフィルタ処理され、その結果、モータの転流の瞬間を決定するために表4に示された関係、または平均値(表5参照)を使用できるようになるということがわかる。
【0060】
[表5]
アルゴリズムで使用された比較の最終的な表
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
転流6→1 ←→ f a-AVERAGE ≧ f c-AVERAGE − K D ・H(R) > f b-AVERAGE
転流1→2 ←→ f a-AVERAGE > f b-AVERAGE + K D ・H(R) ≧ f c-AVERAGE
転流2→3 ←→ f b-AVERAGE ≧ f a-AVERAGE − K D ・H(R) > f c-AVERAGE
転流3→4 ←→ f b-AVERAGE > f c-AVERAGE + K D ・H(R) ≧ f a-AVERAGE
転流4→5 ←→ f c-AVERAGE ≧ f b-AVERAGE − K D ・H(R) > f a-AVERAGE
転流5→6 ←→ f c-AVERAGE > f a-AVERAGE + K D ・H(R) ≧ f b-AVERAGE
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0061】
モータの各相における誘起電圧を観測するために、提案したフィルタ処理の技術を使用することの特長は、モータの各相に印加された電圧の変調期間PWM毎に、k回のローター位置をモニターできることである。したがって、低い変調周波数(例えば、1KHz、あるいはそれ以下)を用いる場合でさえ、ローターの位置および転流の適切な瞬間を検出する際に良好な分解能を達成することができる。
【0062】
例として、図10(a)を考察する。この図は、ブラシレス DCタイプの6溝、4極永久磁石モータを制御する際に達成された実験の結果を示す。F=1.2KHz、F c =3.3KHz、F S =16・F=19.2KHzであるとする。その回転は1500rpmである。図10(b)は、PWMの2サイクルの拡大図であり、また、f a のサンプリングの瞬間も図示されている。先に述べたように、変調周波数は低いが、ここに提案した数学的なフィルタ処理の技術によって、期間T毎に16回の位置の変化をモニターすることができる。このように、これは、位置を検出する際に優れた分解能を持つ。図10(a)の中で示された信号の振幅が異なるスケールであってもよく、図10(a)では定性的な参照としてのみ示していることに注意することは重要である。
【0063】
図10を参照すると、転流5→6の後、および転流2→3の後の電圧欠落時に、相Aの電圧ピークが観測された。この電圧ピークはその相の消磁期となっている。消磁は、決められた相での電流の印加期間の終了後に、即ち、位置xから次の位置x+1への転流後に、その相の循環電流を停止させるために必要となる期間である。消磁は、モータの端子において観測される電圧の波形にひずみを引き起こす。このひずみが位置の検出に影響するのを防ぐために、各転流後に所定の遅延期間T D が設けられ、その期間では電圧F N の間の転流は実行されない。誘起電圧の0を検知する従来の方法と比較したこの発明の方法の1つの利点は、0を検知する方法では、正確に30°の電気的角度の後に生じる0を検出できないので、消磁期間が30°の電気的角度を超過できないことである。この発明の方法では、検出においていかなる問題を引き起こすこともなく、消磁が30°の電気的角度を超えることができ、この目的のために、遅延期間T D を便利なように十分に調整することができる。
【0064】
フィルタR 1 Cと、平均値の数学的な計算処理との双方が、その結果に遅延を引き起こすということに注意することは重要である。しかしながら、この遅延は、それが短く、影響がほとんどなくても、単にパラメーターH(r)を調整することにより補償可能である。
【0065】
PWM変調が100%である場合、電圧V BUS は連続的になり、また、サンプリングを実行することは必要ではなくなる。この特定の場合には、単に各相の電圧を観測し、これらの値を表4に従って比較することにより位置を検出できる。サンプリングが100%未満である状況でのサンプリングレートは、モータの最大の回転において良好な分解能が保証されるように適切にされる必要がある。この回転では、モータの電気的な周波数は次式に示される。
F EL =n・p/60 =4500・2/60=150Hz (16)
ここで、
n =モータの回転数(rpm)
p = 対になった極の対の個数
【0066】
個々の電気的な期間が6つの異なる位置を示すので、このモータの位置に対する最小の期間(T POS MINIMUM )が得られる。
T POS MINIMUM =1/6・150Hz= 1.11 ms (17)
【0067】
したがって、最大回転で良好な分解能を維持するために用いられる良好な値は、1つの位置当たり10個のサンプルである。従って、サンプリング周波数に対して次の値を得るもとができる。
F S = 10 /T POS MINIMUM = 9.09kHz (18)
【0068】
明らかに、この発明の目的は、永久磁石モータの構成に似たモータおよび任意の極数および相数のモータに適用可能である。
【0069】
好ましい具体化を述べたが、この発明の範囲は、他の可能な変形および可能な等価な物を含み、特許請求の範囲の内容によってのみ制限されることに理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 120°の電気的角度にわたる水平区間を有する台形電圧により、永久磁石のブラシレスDCタイプの4極3相モータを動作させるためのシステムのブロック図(a)と、各部のタイミングチャートを示した図(b)
【図2】 理想的なブラシレスDCタイプの永久磁石モータにおける、台形形状および120°の電気的角度にわたる水平区間を有する各相の誘起電圧(E N )と、共通点の電圧(V COMMON )とのオーバーラップを示す図
【図3】 誘起電圧(E N )が120°の電気的角度にわたる水平区間を有する台形形状の場合の、図1および図7のモータの電圧V N および共通点の電圧(V COMMON )のオーバーラップを示す図
【図4】 ブラシレスDCタイプのモータにおける、台形形状および120°の電気的角度より短い水平区間を有する各相の誘起電圧(E N )と、共通点の電圧(V COMMON )とのオーバーラップとを示し、また、パラメータH(r)の取得を示す図
【図5】 誘起電圧(V N )が120°の電気的角度より短い水平区間を有する台形形状の場合の、図1および図7の電圧V N および共通点の電圧(V COMMON )のオーバーラップを示す図
【図6】 各位置に対するスイッチSW 2N のコマンド信号、モータの各相における入力部の電圧(F N )を示し、かつ、位置2から位置3への転流および位置3から位置4への転流を示す図
【図7】 この発明に使用されるシステムであり、整流ユニット(40)、整流フィルタ(50)、電位V BUS と接地GNDとの間に接続された1組のスイッチSW 2N 、永久磁石のDCタイプの電気モータ(20)、1組の電圧メータ D N 、デジタル信号プロセッサ(10)+(30)により形成されたシステムの図
【図8】 スイッチSW 2N のコマンド信号、モータの相のうちの1つに対する電圧F N 、サンプリングされる電圧f N 、モータの対応する巻き線の電圧V N および、PWM動作が使用された時のサンプリングの数学的処理の結果f N-AVERAGE を示し、更に、この発明のシステムによる電圧f N のサンプリングの瞬間を示す図
【図9】 モータの各相の電圧にPWM変調が適用されたシステムに関して、電圧f N のサンプルの数学的処理の結果f N-AVERAGE と、モータの相のうちの1つにおける電圧F N のサンプリングの瞬間とを詳細に示した図
【図10】 集中巻きされた6溝の固定子を備えた3相4極モータの実験的な波形形状の図(a)と、相Aのサンプリングの瞬間およびサンプルの数学的処理により得られた平均値を示した図(b)
【符号の説明】
SW:スイッチ
10:マイクロコントローラ
20:モータ
D N :メータ
F N :相
Claims (16)
- n相(F N )の電気モータを制御するための方法であって、
前記電気モータは、マイクロコントローラと、前記マイクロコントローラに関連付けられた1組の電圧計(D N )と、バス電圧(V BUS )に接続され、かつ、前記マイクロコントローラに関連付けられた1組のスイッチ(SW 2N )とを備え、前記マイクロコントローラは、前記スイッチのうちの少なくとも1対のスイッチ(SW 2N )を選択的に動作させて、前記電気モータの少なくとも2つの相(F N )に前記バス電圧(V BUS )を印加し、
前記方法は、
前記マイクロコントローラが、前記1組の電圧計(D N )により、前記電気モータの前記n相(F N )において給電電圧に対応する電圧(f N )の信号を読み取るステップと、
期間(T)内で均等に割り当てられたサンプリング期間(T S )を用いて、前記電圧(f N )の信号の値から平均値(f N-AVERAGE )を得るステップと、
前記マイクロコントローラが、前記n相(F N )における前記給電電圧に対応する前記電圧(f N )を所定の第1のパラメータと比較し、前記電圧(f N )が前記所定のパラメータに達すると、前記スイッチ(SW 2N )を動作させるステップを含み、
前記電圧(f N )の比較は、各電圧計(D N )でサンプリングされた電圧値(f N )の平均値(f N-AVERAGE )を、他の各電圧計(D N )でサンプリングされた電圧値の平均値(f N-AVERAGE )と比較するステップを含み、前記n相(F N )のうちの1つの相の平均値(f N-AVERAGE )に、前記電気モータの回転数に比例する第2のパラメータH(r)が加算されるか、または、前記n相(F N )のうちの1つの相の平均値(f N-AVERAGE )から前記第2のパラメータH(r)が減算されることを特徴とする方法。 - 電圧(f N )を読み取るステップの前に、前記電圧の値がA/Dコンバータにより変換される請求項1記載の方法。
- 前記1組のスイッチ(SW 2N )は、第1から第6のスイッチ(SW 1 からSW 6 )を含み、前記1組の電圧計(D N )は第1から第3の電圧計(D A からD C )を含み、前記電圧(f N )の比較は、
第1の電圧計(D A )の電圧の第1の平均値(f a-AVERAGE )が、前記第2のパラメータ(H(r))を減じた、第3の電圧計(D C )の電圧の第3の平均値(f c-AVERAGE )を上回るか、等しくなった時であり、かつ、前記第2のパラメータ(H(r))を減じた、第3の電圧計(D C )の電圧の第3の平均値(f c-AVERAGE )が、第2の電圧計(D B )の電圧の第2の平均値(f b-AVERAGE )を上回った時に、第1と第4のスイッチ(SW 1 およびSW 4 )の第1の組合せが動作され、
第1の電圧計(D A )の電圧の第1の平均値(f a-AVERAGE )が、前記第2のパラメータ(H(r))を加算した、第2の電圧計(D B )の電圧の第2の平均値(f b-AVERAGE )を上回わった時であり、かつ、前記第2のパラメータ(H(r))を加算した、第2の電圧計(D B )の電圧の第2の平均値(f b-AVERAGE )が、第3の電圧計(D C )の電圧の第3の平均値(f c-AVERAGE )を上回るか、等しくなった時に、第1と第6のスイッチ(SW 1 およびSW 6 )の第2の組合せが動作され、
第2の電圧計(D B )の電圧の第2の平均値(f b-AVERAGE )が、前記第2のパラメータ(H(r))を減じた、第1の電圧計(D A )の電圧の第1の平均値(f a-AVERAGE )を上回るか、等しくなった時であり、かつ、前記第2のパラメータ(H(r))を減じた、第1の電圧計(D A )の電圧の第1の平均値(f a-AVERAGE )が、第3の電圧計(D C )の電圧の第3の平均値(f c-AVERAGE )を上回った時に、第3と第6のスイッチ(SW 3 およびSW 6 )の第3の組合せが動作され、
第2の電圧計(D B )の電圧の第2の平均値(f b-AVERAGE )が、前記第2のパラメータ(H(r))を加算した、第3の電圧計(D C )の電圧の第3の平均値(f c-AVERAGE )を上回わった時であり、かつ、前記第2のパラメータ(H(r))を加算した、第3の電圧計(D C )の電圧の第3の平均値(f c-AVERAGE )が、第1の電圧計(D A )の電圧の第1の平均値(f a-AVERAG E )を上回るか、等しくなった時に、第2と第3のスイッチ(SW 2 およびSW 3 )の第4の組合せが動作され、
第3の電圧計(D C )の電圧の平均値(f c-AVERAGE )が、前記第2のパラメータ(H(r))を減じた、第2の電圧計(D B )の電圧の第2の平均値(f b-AVERAGE )を上回るか、等しくなった時であり、かつ、前記第2のパラメータ(H(r))を減じた、第2の電圧計(D B )の電圧の第2の平均値(f b-AVERAGE )が、第1の電圧計(D A )の電圧の第1の平均値(f a-AVERAGE )を上回った時に、第2と第5のスイッチ(SW 2 およびSW 5 )の第5の組合せが動作され、
第3の電圧計(D C )の電圧の平均値(f c-AVERAGE )が、前記第2のパラメータ(H(r))を加算した、第1の電圧計(D A )の電圧の第1の平均値(f a-AVERAGE )を上回わった時であり、かつ、前記第2のパラメータ(H(r))を加算した、第1の電圧計(D A )の電圧の平均値(f a-AVERAGE )が、第2の電圧計(D B )の電圧の第2の平均値(f b-AVERAGE )を上回るか、等しくなった時に、第4と第5のスイッチ(SW 4 およびSW 5 )の第6の組合せが動作される請求項1または2記載の方法。 - 第1から第6のスイッチ(SW 1 〜SW 6 )の前記複数の組合せが動作される時、前記第2のパラメータ(H(r))は、第2のパラメータ(H(r))にスケール係数(K D )を乗じた結果である請求項3記載の方法。
- 各電圧計(D N )でサンプリングされた電圧値の平均値(f N-AVERAGE )を、他の各電圧計(D N )でサンプリングされた電圧値の平均値(f N-AVERAGE )と比較するステップは、前記電圧計(D N )において、電圧(f N )の各サンプリングサイクル(T S )にて実行される請求項4に記載の方法。
- 前記電気モータ(F N )の各相の電圧に対応する電圧計(D N )での電圧(f N )のサンプリングは、時間Tの期間内にk回実行される請求項5に記載の方法。
- 前記時間Tの期間は、PWM変調が適用された時、前記電気モータの各相のPWM変調の期間に等しい請求項6に記載の方法。
- 前記電気モータの各相の電圧(f N )の各電圧計(D N )にてサンプリングされた電圧の平均値(f N-AVERAGE )は、最後のk個のサンプルの算術平均により計算される請求項7に記載の方法。
- 回転数(r o )で測定されたパラメータ値(H(r o ))は、前記電気モータの所定の回転にて、1つの相において観測された誘起電圧(E P )の最大値と、他の2つの相の誘起電圧(E N )が互いに等しくなるときに当該他の2つの相で観測された電圧(E*)との差の半分の結果である請求項8に記載の方法。
- 1つの相の電圧計(D N )にてサンプリングされた電圧の平均値(f N-AVERAGE )に対して加算または減算される前記第2のパラメータ(H(r))は、所与の回転数(r)と前記回転数(r o )との比に、前記回転数(r o )にて測定された値(H(r o ))と、調整定数(K i )とを乗じたものに等しい請求項9に記載の方法。
- 新しい組合せのスイッチ(SW 2N )の動作の瞬間で位相をずらさないように、前記第2のパラメータ(H(r))の使用は前記回転数(r)に比例する請求項10記載の方法。
- N相の電気モータを制御するためのシステムにおいて、
前記システムは、メモリを備えたマイクロコントローラと、バス電圧(V BUS )に接続され、前記マイクロコントローラに関連付けられた1組のスイッチ(SW 2N )とを備え、前記マイクロコントローラは、前記1組のスイッチのうちの少なくとも1対のスイッチ(SW 2N )を選択的に動作させ、前記電気モータの少なくとも2つの相(F N )に前記バス電圧(V BUS )を印加するように構成され、
当該システムは、前記マイクロコントローラに関連付けられた1組の電圧計(D N )を備え、前記1組の電圧計(D N )は、前記電気モータの前記複数の相(F N )の給電部に接続され、
前記マイクロコントローラは、前記メモリに格納された、複数の電圧(f N )間の予め確立された関係を有し、そして、前記1組の電圧計(D N )により測定された値を、前記1組の電圧計(D N )により測定された複数の前記電圧(f N )の前記関係と比較し、
前記マイクロコントローラは、各電圧計(D N )でサンプリングされた電圧値(f N )の平均値(f N-AVERAGE )を、他の各電圧計(D N )でサンプリングされた電圧値の平均値(f N-AVERAGE )と比較し、N相のうちの1つの相の平均値(f N-AVERAGE )に、前記電気モータの回転数に比例するパラメータH(r)が加算されるか、または、N相のうちの1つの相の平均値(f N-AVERAGE )から前記パラメータH(r)が減算されることを特徴とするシステム。 - 前記1組の電圧計(D N )により読み取られた信号を変換するために、前記マイクロコントローラに関連付けられたA/Dコンバータを備える請求項12記載のシステム。
- 前記1組の電圧計(D N )は、前記電圧(f N )と前記相(F N )における給電電圧との関係のスケール係数(K D )を示すRCフィルタを形成できるように、キャパシタに関連付けられた抵抗分圧器を備える請求項12または13に記載のシステム。
- 前記マイクロコントローラは、変調周波数PWMのk倍の高いサンプリング周波数(T S )により、前記電圧(f N )の値を読み取る請求項14記載のシステム。
- マイクロコントローラと、バス電圧(V BUS )に接続され、前記マイクロコントローラに関連付けられた1組のスイッチ(SW 2N )とを備え、相電流を誘起電圧に同期できるシステムを備えるN相の電気モータにおいて、
前記マイクロコントローラは、前記1組のスイッチ(SW 2N )のうちの少なくとも1対のスイッチ(SW 2N )を選択的に動作させて前記電気モータの少なくとも2つの相に前記バス電圧(V BUS )を印加し、
前記電気モータは、前記マイクロコントローラに関連付けられた1組の電圧計(D N )を備え、前記1組の電圧計(D N )は、前記電気モータの複数の相(F N )の給電部に接続され、
前記マイクロコントローラは、メモリに格納された、複数の電圧(f N )間の予め確立された関係を有し、そして、前記電圧計(D N )により測定された値を、前記関係と比較して、前記1組の電圧計(D N )により測定された複数の電圧(f N )の関係の関数として、前記1組のスイッチのうちの1つ以上のスイッチ(SW 2N )を動作させ、
前記マイクロコントローラは、各電圧計(D N )でサンプリングされた電圧値(f N )の平均値(f N-AVERAGE )を、他の各電圧計(D N )でサンプリングされた電圧値の平均値(f N-AVERAGE )と比較し、N相のうちの1つの相の平均値(f N-AVERAGE )に、前記電気モータの回転数に比例するパラメータH(r)が加算されるか、または、N相のうちの1つの相の平均値(f N-AVERAGE )から前記パラメータH(r)が減算されることを特徴とする電気モータ。
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