JP4778171B2 - 通信型ナビゲーション装置およびサーバ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信型ナビゲーション装置の技術分野に属し、特にルート案内やルート探索に伴って行われる地図データの取得に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ナビゲーション装置においては、地図データはCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)又はDVD−ROM(DVD-Read Only Memory)などの地図データ記録媒体に記憶されているものが使用されていた。即ち、ナビゲーション装置は、CD−ROMやDVD−ROMなどの地図データ記録媒体のドライブユニットを備え、車両の移動に応じて車両の現在位置付近の地図データを地図データ記録媒体から読み出し、車両の運転席付近に取り付けられた液晶モニタなどに表示していた。
【0003】
しかし、地図データの供給源をそのような記録媒体とすると、地図データの更新が頻繁に行えないという問題が生じる。地図データは、高速道路などの新たな道路網の整備などに応じて更新される。また、ナビゲーション装置において使用される地図データには、道路データの他に、付近の施設や店舗(例えば、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド)などの情報が含められている。最近では、比較的頻繁に新しい店舗ができたり、古い店舗が無くなったりする傾向があるので、常に最新の情報を得ようとすれば、頻繁に地図データ記録媒体を買い換える必要があり、これはユーザにとっては負担となる。また、地図データ記録媒体は、例えば半年、1年といったある周期毎に新版が発売されるので、たとえ毎回最新のものを購入したとしても現実の店舗の更新などには追いつけないことが多い。
【0004】
また、最近ではナビゲーション装置の高機能化に伴って、地図データに含められる道路データ以外の付随的データのデータが増加、複雑化する傾向もあり、例えば高度な経路探索や経路誘導を行うためにナビゲーション装置に高速処理が可能なマイクロプロセッサを搭載する必要が出てくる。これは、装置規模やコストの増大を招く。
【0005】
このような問題を解決するために、最近では通信型ナビゲーションシステムが提案されている。この通信型ナビゲーションシステムでは、車両に搭載されたナビゲーション装置と通信ネットワーク上のサービスセンタとの間で双方向の無線通信を利用し、サービスセンタから車両上のナビゲーション装置へ地図データを送信する。ナビゲーション装置は、受信した地図データを例えばハードディスクなどの記憶媒体上に記憶し、その地図データを使用して地図表示や経路案内などを行う。このような通信型ナビゲーション装置の例は、特開平7−262495号公報、特開平10−96644号公報などに記載されている。
【0006】
このような通信型ナビゲーションシステムによれば、サービスセンタ側の地図データベースを更新すれば、ユーザは通信により常にその最新の地図データを取得し、利用することが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ナビゲーション装置の有用な機能としてルート探索が知られている。ルート探索は、ユーザが指定した目的地までの走行ルートを計算して提示する機能であり、走行ルートの計算は基本的に地図データを利用して行われる。ルート探索により得られた走行ルートに従って走行するためには、ナビゲーション装置側に、走行ルートを含む地図データが必要である。
【0008】
しかし、通信型ナビゲーション装置では、地図データは基本的にサービスセンタから通信により取得される。よって、目的地までの走行ルートを含む全ての地図データと対になる道路データを通信により取得するとなれば、相当な通信費が必要となる場合があり、ルート探索を行う様々な状況に応じて、必要な地図データのみを効率的に取得することが要求される。
【0009】
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであり、通信型ナビゲーション装置において、ルート探索時に、効率的に地図データを取得する手法を提供することを課題とする。
【0010】
本発明の1つの観点では、通信型ナビゲーション装置と通信手段を介して通信可能に構成されたサーバ装置において、前記通信型ナビゲーション装置からルート探索要求を受信し、ルート探索を実行して探索ルートのルート情報を作成する探索手段と、前記ルート情報に基づいて、前記探索ルートに従って走行するために必要なメッシュデータのレイヤを選択するレイヤ選択手段と、選択されたレイヤのレイヤデータ及び前記ルート情報を前記通信型ナビゲーション装置へ送信する送信手段と、を備え、前記レイヤ選択手段は、前記探索ルートを含むメッシュについては、前記探索ルートを含まないメッシュよりも多くのレイヤを選択する
【0011】
上記のサーバ装置は、通信型ナビゲーション装置からのルート探索要求を受信し、ルート探索を行ってルート情報を作成する。次に、探索ルートに従って走行するために必要なメッシュを特定し、そのメッシュについて必要なレイヤを選択し、それらのレイヤのレイヤデータを取得する。レイヤ選択手段は、前記探索ルートを含むメッシュについては、前記探索ルートを含まないメッシュよりも多くのレイヤを選択する。そして、上記レイヤデータと作成されたルート情報とを、ルート探索要求を行った通信型ナビゲーション装置へ送信する。通信型ナビゲーション装置では、受信したルート情報とレイヤデータを使用してルート案内を実行する。この際、地図データを構成するメッシュデータは複数のレイヤ毎のレイヤデータの集合として構成されているので、必要なレイヤのみを選択して通信によりナビゲーション装置へ送信することにより、ユーザはルート案内に必要な地図データを効率的に取得することができる。
【0012】
本発明の他の観点では、通信型ナビゲーション装置と通信手段を介して通信可能に構成されたサーバ装置において、前記通信型ナビゲーション装置からルート探索要求を受信し、ルート探索を実行して探索ルートのルート情報を作成する探索手段と、前記ルート情報に基づいて、前記探索ルートに従って走行するために必要なメッシュデータのレイヤを選択するレイヤ選択手段と、選択されたレイヤのレイヤデータの識別情報及び更新情報、並びに前記ルート情報を前記通信型ナビゲーション装置へ送信する送信手段と、を備え、前記レイヤ選択手段は、前記探索ルートを含むメッシュについては、前記探索ルートを含まないメッシュよりも多くのレイヤを選択する
【0013】
上記のサーバ装置は、通信型ナビゲーション装置からのルート探索要求を受信し、ルート探索を行ってルート情報を作成する。次に、探索ルートに沿って走行するために必要なメッシュを特定し、そのメッシュについて必要なレイヤを選択する。レイヤ選択手段は、前記探索ルートを含むメッシュについては、前記探索ルートを含まないメッシュよりも多くのレイヤを選択する。そして、それらのレイヤのレイヤデータの識別情報及び更新情報を取得して、ルート情報とともにルート探索要求を行った通信型ナビゲーション装置へ送信する。通信型ナビゲーション装置側では、受信したレイヤデータの識別情報及び更新情報を利用して、必要なレイヤデータをサーバ装置へ要求することができる。そして、受信したルート情報とレイヤデータを使用してルート案内を実行する。この際、地図データを構成するメッシュデータは複数のレイヤ毎のレイヤデータの集合として構成されているので、必要なレイヤのみを選択してサーバ装置へ要求することにより、ユーザはルート案内に必要な地図データを効率的に取得することができる。
【0014】
本発明のさらに他の観点では、サーバ装置と通信手段を介して通信可能に構成された通信型ナビゲーション装置であって、前記サーバ装置は、前記通信型ナビゲーション装置からルート探索要求を受信し、ルート探索を実行して探索ルートのルート情報を作成して前記通信型ナビゲーション装置へ送信する送信手段を備え、前記通信型ナビゲーション装置は、前記サーバ装置から送信されたルート情報に基づいて、前記探索ルートに従って走行するために必要なメッシュデータのレイヤを選択するレイヤ選択手段と、選択されたレイヤのレイヤデータを前記サーバ装置へ要求する要求手段と、を備え、前記レイヤ選択手段は、前記探索ルートを含むメッシュについては、前記探索ルートを含まないメッシュよりも多くのレイヤを選択する
【0015】
上記の通信型ナビゲーション装置は、サーバ装置へルート探索要求を送信する。サーバ装置側でルート探索が行われてルート情報が送信されると、ナビゲーション装置はこれを受信し、探索ルートに沿って走行するために必要なメッシュを特定し、そのメッシュについて必要なレイヤを選択する。レイヤ選択手段は、前記探索ルートを含むメッシュについては、前記探索ルートを含まないメッシュよりも多くのレイヤを選択する。そして、それらのレイヤのレイヤデータをサーバ装置へ要求し、受信したルート情報とレイヤデータを使用してルート案内を実行する。この際、地図データを構成するメッシュデータは複数のレイヤ毎のレイヤデータの集合として構成されているので、必要なレイヤのみを選択してサーバ装置へ要求することにより、ユーザはルート案内に必要な地図データを効率的に取得することができる。
【0016】
上記のサーバ装置又は通信型ナビゲーション装置の一態様では、前記レイヤ選択手段は、前記探索ルートを含むメッシュについては全てのレイヤを選択し、前記探索ルートを含まないメッシュについては一部のレイヤのみを選択する。好適な例では、一部のレイヤは、高速道路及び主要道路のみを含むレイヤである。
【0017】
この態様によれば、実際に車両が走行するルート付近の地図データは詳しく表示することができ、その周囲の地図データは主要道路などの大まかなレベルで表示することとして通信費を節約することができる。
【0020】
上記のサーバ装置又は通信型ナビゲーション装置の他の一態様では、前記レイヤ選択手段は、前記ルート探索要求において高速道路又は有料道路を使用しないという探索条件が含まれている場合には、高速道路又は有料道路のみを含むレイヤを選択しない。
【0021】
この態様によれば、ルート探索において使用しないレイヤを取得しないこととして通信費を節約することができる。
【0022】
上記のサーバ装置又は通信型ナビゲーション装置のさらに他の一態様では、前記レイヤ選択手段は、前記ルート探索要求において、ルート探索の目的が指定されている場合には、当該目的毎に予め決定されたレイヤのみを選択する。
【0023】
この態様によれば、例えばドライブ目的の場合などにはロゴマークなども取得して多種の情報を提供し、配送業務などの使用の場合には道路データと注記データのみを取得して通信費を節約するなど、目的に応じて適切なレイヤのみを取得することができる。
【0024】
上記のサーバ装置又は通信型ナビゲーション装置のさらに他の一態様では、前記レイヤ選択手段は、前記ルート探索要求において特定のレイヤを使用しないという探索条件が含まれている場合には、当該レイヤを選択しない。
【0025】
この態様によれば、ユーザがルート探索時に設定した条件に従って必要なレイヤのみを取得するので、無駄な通信費を省くことができる。
【0028】
上記のサーバ装置又は通信型ナビゲーション装置のさらに他の一態様では、前記レイヤ選択手段は、前記ルート探索要求において地図データ取得に必要な通信料の上限値が指定されている場合には、各レイヤに対して予め設定されている通信料の合計が前記上限値を超えない範囲で前記レイヤを選択する。
【0029】
この態様によれば、ユーザが指定した範囲内でのみ通信が行われるので、予想外の多大な通信費がかかることを防止することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、以下の説明は、本発明を車両用の通信型ナビゲーション装置(以下、単に「ナビゲーション装置」という。)に適用した例を示す。
【0031】
[1]ナビゲーション装置
図1に、本発明の実施形態にかかるナビゲーション装置の利用状況を模式的に示す。図1において、ナビゲーション装置7は車両5に搭載されている。ナビゲーション装置7は、複数の衛星4からの電波を受信することにより、自車位置を測位する。また、ナビゲーション装置7は通信機能を利用してサービスセンタ6に接続し、地図データをダウンロードして内部の地図データ記憶ユニットに記憶する。ナビゲーション装置7は、車両の進行に伴って、サービスセンタ6から必要な地図データを取得することにより、ルート探索やルート案内などの機能を実行することができる。
【0032】
サービスセンタ6は、サーバ101と、地図データベース(以下、「DB」と記す。)104とを備える。地図DB104は地図データを記憶している。また、ルート探索用の道路データも記憶している。サーバ101は、ナビゲーション装置7からのリクエストに応じて、必要な地図データを地図DB104から取得し、ナビゲーション装置7へ送信する。
【0033】
図2に、ナビゲーション装置7の構成を示す。図2に示すように、ナビゲーション装置7は、自立測位装置10、GPS受信器18、システムコントローラ20、CD−ROMドライブ31、DVD−ROMドライブ32、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、通信装置38、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60を備えて構成されている。
【0034】
自立測位装置10は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13を含んで構成されている。加速度センサ11は、例えば圧電素子からなり、車両の加速度を検出し、加速度データを出力する。角速度センサ12は、例えば振動ジャイロからなり、車両の方向変換時における車両の角速度を検出し、角速度データ及び相対方位データを出力する。
【0035】
距離センサ13は、車両の車輪の回転に伴って発生されているパルス信号なる車速パルスを計測する。
【0036】
GPS受信器18は、緯度及び経度情報等から車両の絶対的な位置を検出するために用いられるべき複数のGPS衛星からの測位用のデータを含む下り回線データを搬送する電波19を受信する部分である。
【0037】
システムコントローラ20は、インタフェース21、CPU(Central Processing Unit)22、ROM(Read Only Memory)23及びRAM(Random Access Memory)24を含んでおり、ナビゲーション装置7全体の制御を行うように構成されている。
【0038】
インタフェース21は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13並びにGPS受信器18とのインタフェース動作を行う。そして、これらから、車速パルスの他、加速度データ、相対方位データ、角速度データ、GPS測位データ、絶対方位データ等をシステムコントローラ20に入力する。CPU22は、システムコントローラ20全体を制御する。ROM23は、システムコントローラ20を制御する制御プログラム等が格納された図示しない不揮発性メモリ等を有する。RAM24は、入力装置60を介して使用者により予め設定された経路データ等の各種データを読み出し可能に格納したり、CPU22に対してワーキングエリアを提供したりする。
【0039】
システムコントローラ20、CD−ROMドライブ31、DVD−ROMドライブ32、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60は、バスライン30を介して相互に接続されている。
【0040】
CD−ROMドライブ31及びDVD−ROMドライブ32は、システムコントローラ20の制御の下、CD33及びDVD34から夫々、音楽データ、映像データなどのコンテンツデータ及び後述の各処理に対応する制御プログラムを読み出し、出力する。なお、CD−ROMドライブ31及びDVD−ROMドライブ32は、いずれか一方だけ設けてもよいし、CD及びDVDコンパチブルのドライブを設けてもよい。
【0041】
また、本発明においては、地図データは、原則としては後述するプリインストールによるもの及び通信によりサービスセンタ6から取得されたものを使用するが、CD−ROM33及びDVD−ROM34に記憶された地図データを読み出して使用することも可能なように構成されている。特に、一般的な地図データ以外の、特殊な企画もののディスク(例えば、ゴルフ場マップ、スキー場マップ、観光地の周遊プランガイドなど)を使用する際には、CD−ROMドライブ31又はDVD−ROMドライブ32を好適に利用することができる。
【0042】
データ記憶ユニット36は、主として地図データを記憶するユニットである。なお、地図データは、後述するプリインストール処理により取得されるとともに、車両の走行中に必要に応じてサービスセンタ6から取得されてデータ記憶ユニット36に記憶される。なお、データ記憶ユニット36は、必要に応じて、CD−ROMドライブ31或いはDVD−ROMドライブ32から読み込まれた音声データや映像データ、及び前述の企画もののディスクの地図データなどを格納することもできる。
【0043】
通信装置38は、例えば携帯電話からなり、モデム等を構成する通信用インタフェース37を介して、サービスセンタ6から地図データをダウンロード可能に構成されている。
【0044】
表示ユニット40は、システムコントローラ20の制御の下、各種表示データを表示する。表示ユニット40は、バスライン30を介してCPU22から送られる制御データに基づいて表示ユニット40全体の制御を行うグラフィックコントローラ41と、VRAM(Video RAM )等のメモリからなり即時表示可能な画像情報を一時的に記憶するバッファメモリ42と、グラフィックコントローラ41から出力される画像データに基づいて、液晶、CRT(Cathode Ray Tube)等のディスプレイ44を表示制御する表示制御部43と、ディスプレイ44とを備えて構成されている。ディスプレイ44は、例えば対角5〜10インチ程度の液晶表示装置等からなり、車内のフロントパネル付近に装着される。
【0045】
音声出力ユニット50は、システムコントローラ20の制御の下、CD−ROMドライブ31又はDVD−ROM32、若しくはRAM24等からバスライン30を介して送られる音声デジタルデータのD/A(Digital to Analog)変換を行うD/Aコンバータ51と、D/Aコンバータ51から出力される音声アナログ信号を増幅する増幅器(AMP)52と、増幅された音声アナログ信号を音声に変換して車内に出力するスピーカ53とを備えて構成されている。
【0046】
入力装置60は、各種コマンドやデータを入力するための、キー、スイッチ、ボタン、リモコン、音声入力装置等から構成されている。入力装置60は、車内に搭載された当該車載用電子システムの本体のフロントパネルやディスプレイ44の周囲に配置される。
【0047】
[2]プリインストールシステム
次に、以下に地図データのプリインストールを行うシステムについて説明する。本発明の通信型ナビゲーション装置7では、原則として地図データは通信によりサービスセンタ6から取得されるが、装置の導入時などにおいては、比較的多量のデータを用意する必要があり、これを全て通信により行うとすれば、ユーザの通信費用の負担が大きくなる。よって、ナビゲーション装置7の導入時には、例えば自宅付近など、比較的頻繁に使用するであろう地域の地図データをナビゲーション装置7のデータ記憶ユニット36内に予め記憶させておき(この処理を「プリインストール」と呼ぶ。)、その後は必要に応じて、サービスセンタ6に接続して、必要な地図データを取得するという効率的な方法を採用する。これにより、ナビゲーション装置7の使用開始時に、多量の地図データを通信によりダウンロードする必要がなくなる。
【0048】
図3に、プリインストール処理を実行するためのシステムの構成を概略的に示す。図3に示すように、販売店8とサービスセンタ6とが通信ネットワーク103を介して接続されている。販売店8は、ナビゲーションシステムの販売店であり、例えばカーディーラーやカー用品店などである。
【0049】
サービスセンタ6のサーバ101は、販売店8からのリクエストに応じて、必要な地図データを地図DB104から取得し、通信ネットワーク103を通じて販売店8へ送信する。
【0050】
販売店8には、通信ネットワーク103に接続したプリインストール端末102が設置されている。プリインストール端末102は、ユーザのナビゲーション装置7にプリインストールすべき地図データのリクエストをサービスセンタ6に送信し、対応する地図データを受信して、内部のメモリなどに一時的に記憶する。そして、その地図データをナビゲーション装置7のデータ記憶ユニット36へ記憶させる。
【0051】
プリインストール端末102からナビゲーション装置7のデータ記憶ユニット36へ地図データを記憶させる方法はいくつかある。1つの方法は、プリインストール端末102が地図データをDVD−RAM、半導体メモリ、カード型記憶媒体などの記憶メディアに一時的に記憶し、それをナビゲーション装置7のドライブ装置に挿入してデータ記憶ユニット36に記憶する方法である。
【0052】
また、データ記憶ユニット36が半導体メモリやハードディスクなどの着脱可能な媒体により構成される場合には、プリインストール端末102からそのような媒体に地図データを記憶した後、その媒体をユーザに提供することもできる。ユーザは、その媒体を自己のナビゲーション装置7に装着するだけで、地図データのプリインストールが完了することになる。なお、この方法によれば、プリインストール用地図データが記憶された記憶媒体をユーザに郵送などの手段により提供することとして、ユーザがプリインストールのために販売店8に訪れる必要をなくすことも可能となる
そのほかに、ナビゲーション装置7の通信機能を利用してプリインストール端末102と例えば赤外線などにより無線通信し、又はデータ線を接続してデータ通信することにより、地図データをデータ記憶ユニット36に記憶させることができる。
【0053】
[3]地図データ
次に、地図データについて説明する。本発明においては、ナビゲーション装置7の通常の地図表示モード又は案内モードなどにおいてメッシュデータが使用される。
【0054】
(1)メッシュデータ
地図データは、所定の地理上の地域を所定の面積の複数の区画に区切った単位で作成される。この単位を、「メッシュ」と呼び、1つのメッシュに対応する地図データを「メッシュデータ」と呼ぶ。よって、地図データはメッシュデータの集合である。
【0055】
図4に、海沿いのある地域の地図を複数のメッシュに区分した状態を概略的に示す。図4において、線111は海岸線を示しており、その右側が水域(海)、左側は陸である。図4の左上の地域は山となっている。また、線110は道路を示している。
【0056】
この地域は、地図データとしては格子状に規定された複数のメッシュMに区画されている。図4においては、各メッシュMの内部にその識別番号(M11〜M55)が示されている。メッシュデータは、図4に示すメッシュ毎に用意されている。図4中のx及びy座標は、それぞれ経度及び緯度に対応する。
【0057】
また、図4に示す地図は、ある特定の縮尺のものであり、メッシュデータは複数の縮尺毎に作成される。日本地図は複数の縮尺のものが作成されているが、各縮尺毎に地図を複数のメッシュに区画し、メッシュデータが用意されている。
【0058】
図5に、メッシュデータの内容を示す。本発明のナビゲーション装置7が使用するメッシュデータは、7つのレイヤ(データ層)により構成され、各レイヤ毎に独立に処理が可能に構成されている。即ち、1つのメッシュについて、7つのレイヤの全てを取得して利用するのみならず、任意のいくつかのレイヤを選択して取得し、使用することが可能である。
【0059】
このうち、第1レイヤ〜第4レイヤは道路データであり、具体的には地図上の道路を示すベクトルデータである。第1レイヤは都市間高速道路のデータであり、例えば東名高速、中央高速など、都市間を接続する主要な高速道路のデータを含んでいる。第2レイヤは主要道路及び高速道路のデータであり、国道や主要な県道、首都高速道路などのある都市内高速道路などのデータを含んでいる。第3レイヤは一般道のデータであり、国道や県道に付随する道路のデータを含んでいる。また、第4レイヤは細街路のデータであり、細街路とは第3レイヤの一般道より規模の小さい道路を指す。
【0060】
第5レイヤは注記データを含む。注記データとは、地図中に表示される文字、記号、マークなどに対応するデータであり、文字データ及び施設の地図標識を含む。ナビゲーション装置により表示された地図中には、地名、住所、交差点名、駅名などが文字により表示されるが、文字データはこれらの文字のデータである。また、地図上には、例えば学校、病院、郵便局などの施設が地図記号として表示される場合があり、これらが施設の地図標識を示すデータに含まれる。
【0061】
第6レイヤは背景データを含む。背景データとは、地図として表示される領域中の、道路以外を示すデータである。ナビゲーション装置7に表示される地図では、道路の他にその付近の状態が図示される。例えば、道路沿いに池があれば、池を示す画像が表示されるし、都会の地図であれば、地理上の区画が表示される。これらが背景データとして含まれている。
【0062】
第7レイヤは、ロゴマークのデータを含む。ロゴマークとは、例えばコンビニエンスストア、ガソリンスタンドなどの店舗を示すマークである。
【0063】
このように、メッシュデータは、基本的には7つのレイヤについての独立したデータ(以下、「レイヤデータ」とも呼ぶ。)の集合として構成される。
【0064】
但し、メッシュが対応する地域によっては、各データが存在しない場合がある。例えば、都市間高速道路が通過していない地域のメッシュデータには、第1レイヤは含まれていない。また、例えば、図4に示すメッシュM55などは完全に海の領域であり、道路、施設、店舗などは存在しない。よって、メッシュM55のメッシュデータには、第1〜第4レイヤの道路データ、第5レイヤの注記データ、及び第7レイヤのロゴマークデータなどは含まれず、第6レイヤの背景データのみが含まれる。メッシュM55の場合、地図表示としては海であることを示す青色で全領域が表示されるので、そのための背景データのみが含まれることになる。
【0065】
このことから理解されるように、各メッシュデータのデータ量はメッシュ毎に異なる。例えば、図4のメッシュM43やM34などは、複数の道路が交わり、さらに海岸線が含まれているので、メッシュデータに含まれるデータ量は大きくなる。一方、完全に海の領域であるメッシュM55や、完全に山の地域である(道路が存在しない)メッシュM11などは、メッシュデータのデータ量は少ない。
【0066】
また、1つのメッシュに対応するメッシュデータにおいても、レイヤ毎にデータ量は異なる。例えば、1つのメッシュ内に含まれる都市間高速道路などはそれほど多くはないので、一般的には第1レイヤなどはそれほどデータ量は大きくない。一方、建物が密集している市街地などでは、一般道や細街路などの数が多いので、1つのメッシュに対応する第3レイヤや第4レイヤのデータ量が大きい場合がある。基本的には、道路データについては、1つのメッシュに含まれる道路の数が多いほど、データ量は大きくなる。また、店舗などが密集する繁華街などでは、注記データを含む第5レイヤやロゴマークを含む第7レイヤなどのデータ量が大きくなる。
【0067】
レイヤデータについては、各々が有する平均的データ量をある程度統計的に特定することができる。例えば、第1レイヤの平均的なデータ量はどの程度であり、第4レイヤの平均的なデータ量はどの程度であるという数値を、ある程度統計的に把握することが可能であり、これを後述するように、効率的な地図取得に利用することができる。
【0068】
このように、地図データは縮尺毎に複数のメッシュデータとして作成されており、1つのメッシュデータは、複数のレイヤデータの集合として構成されているので、ナビゲーション装置7がサービスセンタ6から地図データを取得する処理も、メッシュデータのレイヤデータ単位で行われることになる。つまり、必要なメッシュデータのレイヤデータをサービスセンタ6から受信して、ナビゲーション装置7のデータ記憶ユニット36内に記憶することにより、ナビゲーション装置7内に必要な地図データが蓄積されていくのである。
【0069】
(2)地図DB内のデータ構造
図6に、サービスセンタ6内の地図DB104に格納されている地図データのデータ構造を概念的に示す。上述のように、地図データは、特定の縮尺毎に用意されたメッシュデータの集合であり、さらにメッシュデータは複数のレイヤデータの集合である。なお、以下の説明では、「メッシュデータ」とは1つのメッシュに対応するデータ全体を指し、「レイヤデータ」とはメッシュデータを構成する特定のレイヤのデータを指すものとする。
【0070】
各メッシュデータには、メッシュの識別番号であるメッシュコード(M11、M12、..)が付与される。また、各レイヤデータは、レイヤの番号を加えたメッシュコードとして表現される。つまり、メッシュコードM11−1は、メッシュM11の第1レイヤのデータを示し、メッシュコードM11−2は、メッシュM11の第2レイヤのデータを示す。そして、1つのレイヤデータは、地図データの実体部分であるデータファイルと、各レイヤデータの属性情報である縮尺情報及び更新情報とにより構成されている。
【0071】
メッシュデータは縮尺毎に用意されており、よって各レイヤデータにはそのメッシュの縮尺情報が対応付けされている。また、更新情報は、そのレイヤデータが古いか新しいかを判別するための情報であり、本例ではメッシュデータの更新日を示している。前述のように、地図データはレイヤデータ単位で処理が可能であるので、あるメッシュのあるレイヤデータのみが更新されれば、そのレイヤデータのみが新しい更新日を有することになる。なお、更新日以外に、例えば地図のバージョン情報などの他の情報を更新情報として利用することもできる。各レイヤデータの更新情報を比較することにより、レイヤデータの更新を行うことができる。
【0072】
(3)データ記憶ユニット内の構成
図7に、ナビゲーション装置7内のデータ記憶ユニット36の構成を模式的に示す。データ記憶ユニット36は、地図データの記憶に関する構成要素としては、プリインストールデータ記憶ユニット70、キャッシュメモリユニット71及びメッシュコード記憶ユニット72を備える。
【0073】
プリインストールデータ記憶ユニット70は、前述のプリインストールされた地図データを記憶するユニットである。なお、プリインストールデータ記憶ユニット70には、デフォルトデータとして、例えば日本全国版などの広域表示用の地図データを記憶しておくことができる。この広域表示用の地図データは、通常のルート案内時などに使用されるメッシュデータと比べるとかなり粗い地図データであるが、ハイウェイモードなどに必要とされるようなある程度のレベルの情報は含めることができる。
【0074】
また、キャッシュメモリユニット71は、プリインストール後に、必要に応じてナビゲーション装置7が通信によりサービスセンタ6から取得した地図データを記憶するユニットである。なお、データ記憶ユニット36にはデータ容量上の制限があるので、サービスセンタ6から順次取得したメッシュデータによりキャッシュメモリユニット71が一杯になった場合には、例えば古いメッシュデータ又は使用頻度の低いメッシュデータから順に消去されて、新たな記憶スペースが確保される。
【0075】
また、メッシュコード記憶ユニット72は、メッシュデータの取得や更新に関連して必要なメッシュコードを一時的に記憶しておくユニットである。
【0076】
なお、データ記憶ユニット36は、前述のように、地図データ以外の音楽データなどを記憶することもできるが、その部分は本発明とは直接関係しないので、図示を省略する。
【0077】
[4]地図データ取得処理
次に、本発明による地図データ取得処理について説明する。以下に述べる地図データ更新処理は、ナビゲーション装置7を使用するユーザがルート探索を実行した際に、探索により得られた走行ルートに関連する最新の地図データ(メッシュデータ又はレイヤデータ)を取得するものである。なお、ルート探索処理は、基本的に、サービスセンタ6内のサーバ101が実行することになる。また、ルート探索処理自体は、既知の処理であるので、その詳細な説明は省略する。
【0078】
また、以下の説明の前提として、ユーザが使用するナビゲーション装置7のプリインストールデータ記憶ユニット70には既に所定の範囲の地図データがプリインストールされており、さらにその後のナビゲーション装置7の使用の結果、ある程度の地域の地図データがキャッシュメモリユニット71内に蓄積されているものとする。
【0079】
(1)第1実施形態
まず、本発明による地図データ取得処理の第1実施形態について説明する。第1実施形態は、ルート探索を行う場合において、ユーザがある条件などを指定してルート探索を指示すると、探索により得られたルート(以下、「探索ルート」と呼ぶ。)について、その条件に応じて適切なメッシュデータ又はレイヤデータがサーバ101からナビゲーション装置7へ提供されるというものである。
【0080】
本発明においては、前述のようにメッシュデータが複数のレイヤにより構成され、各レイヤのレイヤデータ毎に処理が可能である。よって、探索ルートに従ってルート案内を提供する際に、ナビゲーション装置7が必要なレイヤのデータのみを通信によりサーバ101から取得するようにすれば、地図データの取得を効率化し、地図データの取得のために要する通信コストを減少させることができる。
【0081】
図8は、第1実施形態によるデータ取得処理の処理フロー図である。図8において、まず、ナビゲーション装置7のユーザは、入力装置60を操作してルート探索機能を呼び出し、ルート探索の出発地及び目的地を指定し、さらに必要に応じてルート探索の条件などを指定し(ステップS1)、ルート探索要求を行う(ステップS2)。なお、一般的には、ルート探索の出発地は、そのナビゲーション装置7を搭載している車両などの現在位置に自動設定される場合が多く、その場合にはユーザは目的地のみを指定することとなる。
【0082】
サーバ101は、ルート探索要求に含まれる出発地及び目的地の情報に基づいて、地図DB104中の道路データなどを利用してルート探索を行う。ここで、サーバ101は、後述する様々な手法に従い、複数のレイヤデータの集合として構成されているメッシュデータの特徴を利用して、探索ルートに関するメッシュデータ及びレイヤデータを効率的に取得する。そして、探索により得られたルート情報に基づいて、探索ルートを走行するのに必要なメッシュを特定し、必要なメッシュデータ又はレイヤデータを地図DB104から取得する(ステップS3)。次に、サーバ101は、そうして取得されたメッシュデータやレイヤデータを、ルート探索により得られたルート情報とともにナビゲーション装置7へ送信する(ステップS4)。
【0083】
ナビゲーション装置7は、ルート情報、メッシュデータ及びレイヤデータを受信し、それらに基づいてルート案内を実行する(ステップS5)。
【0084】
次に、探索ルートに関するメッシュデータ及びレイヤデータを効率的に取得するいくつかの方法について順に説明する。
【0085】
第1の方法は、探索ルートが含まれているメッシュについては全てのレイヤを含むメッシュデータを取得し、探索ルートが含まれているメッシュに隣接するメッシュは、例えば第2レイヤまでの少し粗い道路データのみを取得する方法である。
【0086】
図9にその一例を模式的に示す。図9において、各メッシュ内に示した数値(<1〜2>、<1〜7>など)はどのレイヤのレイヤデータを取得するかを示している。図示のように、探索ルート127が含まれているメッシュについては第1レイヤから第7レイヤの全レイヤのレイヤデータが取得される。これに対し、探索ルートは含まれていないが、探索ルートが含まれているメッシュの周りのメッシュは、例えば第1及び第2レイヤのみ、即ち高速道路及び主要道のみのデータが取得される。
【0087】
探索ルートに従ってルート案内が行われる場合、車両が走行する道路の付近においてはユーザは都市間高速道路や主要道のみならず、一般道や、場合によっては細街路なども参照したい場合がある。また、走行している道路に沿って施設や店舗などがあれば、それらも有効な案内情報となる。よって、探索ルートが含まれているメッシュについては、全てのレイヤのデータを取得することが好ましい。
【0088】
一方、探索ルートが含まれているメッシュではなく、それに隣接するメッシュは、ルート案内において便宜上表示されるが、そのメッシュに対応する地域を走行するわけではないので、主要道などの大体のデータがあれば足りる。よって、周辺のメッシュにおいては、例えば第1及び第2レイヤのみのレイヤデータを取得するようにし、地図データの取得のために要する通信コストを抑えることができる。
【0089】
第2の方法は、ルート探索の目的地から所定範囲内のメッシュについては全てのレイヤのデータを取得し、それ以外のメッシュについては例えば第1及び第2のレイヤのみというように粗く地図データを取得する方法である。
【0090】
ルート探索においてユーザが指定した目的地付近は、ユーザが最も関心を有する地域であり、目的地に迅速かつ確実に到着できるように、第3及び第4レイヤなどの詳細なレベルの道路データや、第5レイヤの注記データ、第7レイヤのロゴマークなど全てを使用してルート案内を実行することが好ましい。一方、目的地付近に到達する前の段階は、通常は比較的大きな道路(例えば高速道路や主要道路)などを走行することが多いので、第4レイヤの細街路データなどはあまり必要ではない。よって、目的地から所定範囲外では、比較的大きな道路の道路データのみを取得し、小さい道路の道路データや注記データ、ロゴマークなどを必要に応じて省略することにより、取得すべきレイヤデータを減らすことができる。
【0091】
なお、この応用として、目的地のみならず、出発地及び/又は経由地(ルートの進行中に方向転換などを行う交差点など)の周辺の所定範囲内も全レイヤのメッシュデータを取得するようにすることができる。経由地などはルートの進行上重要な地点であるので、詳細な地図データを表示してルート案内を行うことが好ましいからである。
【0092】
第3の方法は、ユーザがルート探索時の条件として高速道路・有料道路を使用しないことを指定した場合には、そのような使用しない道路が含まれるレイヤ(例えば第1レイヤ)は取得しないこととするものである。これによっても、通信により取得するデータを減らすことができる。
【0093】
第4の方法は、ルート探索時にユーザが探索ルートに必要な地図データの取得に要する通信料を指定する場合である。例えば、ルート探索に伴って必要な地図データを取得するために必要な通信料についてユーザがある上限を指定した場合には、その通信料を超えない範囲で必要な地図データを取得することになる。よって、上記の第1の方法又は第2の方法に従って、出発点付近又は目的地付近から順にメッシュデータを取得していき、通信料が指定された料金に至った時点でデータの取得を停止する。
【0094】
前述のように、1枚のメッシュに対応する各レイヤのレイヤデータのおよそのデータ量は統計的に把握することができるので、第1〜第7の各レイヤについて、1枚のメッシュに対応するレイヤデータを取得するために必要となる通信料はおよそ計算することができる。よって、第1又は第2の方法などに従って順にレイヤデータを取得していき、指定された通信料に至った時点でデータの取得を終了するのである。
【0095】
第5の方法は、ルート探索時にユーザに必要なレイヤを指定させ、ユーザが指定したレイヤのデータのみを取得する方法である。ユーザによっては、例えばあまり細い道を通りたくないので細街路についてのデータ(第4レイヤ)は不要であるとか、ロゴマーク(第7レイヤ)は不要であるなどの個別の要求が存在する。よって、ユーザがルート探索時に、必要なレイヤ又は不要なレイヤを指定し、必要とされたレイヤのみのデータを探索ルートに沿って取得すれば、余計なレイヤのデータを取得することがないので、通信コストを節約することができる。
【0096】
第6の方法は、走行する目的などを考慮して必要なレイヤのみを取得する方法である。ルート探索時にユーザに走行の目的などを指定させ、例えば旅行やドライブの場合は背景データ(第6レイヤ)やロゴマーク(第7レイヤ)などを取得するが、配送業務などのための走行の場合はそれらのレイヤを不要とし、道路データ(第1〜第4レイヤ)と注記データ(第5レイヤ)のみを取得するなど、目的に応じて不要なレイヤを取得しないようにすることができる。
【0097】
第7の方法は、探索ルートが高速道路を含む場合には、ルート案内において高速道路上はハイウェイモードを利用することとし、高速道路上では高速道路を含むレイヤ(第1及び第2レイヤ)のみのレイヤデータを取得する方法である。
【0098】
なお、ハイウェイモードとは、ナビゲーション装置7を搭載した車両が高速道路(又は所定の有料道路など)を走行している際に利用可能な表示モードであり、地図データは表示されず、車両が走行している高速道路上のインターチェンジ、サービスエリア、パーキングエリアなどの情報のみが簡潔に表示される。
【0099】
ハイウェイモードを利用しているときでも、車両が確かにその高速道路上を走っているか、また、高速道路上のどの位置を走っているか、などを検出するために、高速道路の道路データやインターチェンジ、サービスエリアの位置情報など一定のデータは必要となる。しかし、高速道路を走っている間は、一般道や細街路の道路データ、一般道に沿って存在する店舗の情報、ロゴマークなどは必要ではない。よって、ハイウェイモードを実行するために最低限必要な高速道路の道路データを含むレイヤ(例えば第1及び第2レイヤ)のみを取得することとして、通信コストを低下させることができる。
【0100】
以上のように、本発明では、メッシュデータが複数のレイヤにより構成され、レイヤ単位でデータの取得が可能であるので、ルート探索時に、様々な状況に応じて必要なレイヤのデータのみを取得することとして、通信コストの節約を図ることができる。
【0101】
(2)第2実施形態
次に、本発明の地図データ取得処理の第2実施形態について図10を参照して説明する。上述の第1実施形態では、ユーザからのルート探索要求に応じてサーバ101がルート探索を行った後、探索ルートに従って取得すべきメッシュデータ又はレイヤデータをサーバ101側で決定した(図8のステップS3)。これに対し、第2実施形態では、探索ルートに従って取得すべきメッシュデータ又はレイヤデータをナビゲーション装置7が決定する。
【0102】
図10に第2実施形態の地図データ取得処理のフロー図を示す。図10において、ユーザがナビゲーション装置7を操作してルート探索機能を呼び出し、出発地及び目的地、並びに必要に応じて探索条件を指定し(ステップS11)、ルート探索要求をサーバ101へ送信する(ステップS12)。
【0103】
サーバ101は、ルート探索要求に含まれる出発地及び目的地の情報に基づいて、地図DB104中の地図データなどを利用してルート探索を行ってルート情報を作成し(ステップS13)、ナビゲーション装置7へ送信する(ステップS14)。
【0104】
ナビゲーション装置7は、ルート情報を受け取り、探索ルートに従ってルート案内を実行するために必要なメッシュデータ又はレイヤデータを決定する(ステップS15)。ここで、ナビゲーション装置7は、上述の第1〜第7の方法のいずれか又は組み合わせを使用して取得すべきメッシュデータ又はレイヤデータを決定し、サーバ101へ要求する(ステップS16)。
【0105】
サーバ101は、要求されたメッシュデータ又はレイヤデータを地図DB104から取得し(ステップS17)、ナビゲーション装置7へ送信する(ステップS18)。ナビゲーション装置7は、メッシュデータ及びレイヤデータを受信し、それらと先に受信したルート情報とに基づいてルート案内を実行する(ステップS19)。
【0106】
このように、第2実施形態では、探索ルートに従って走行するために必要なメッシュデータ又はレイヤデータを、ルート情報に基づいてナビゲーション装置7が決定し、それらをサーバ101へ要求する。
【0107】
なお、第2実施形態において、ステップS16〜S18の処理は、一度に行うのではなく、ルート案内に従って走行している間に個別に行うことができる。その場合には、ステップS15で特定されたメッシュデータ又はレイヤデータのメッシュコードをメッシュコード記憶ユニット72へ一時的に記憶しておく。そして、ルート案内中にメッシュコード記憶ユニット72を参照し、メッシュデータ又はレイヤデータが必要になった時点で個別にメッシュコードを指定してサーバ101へメッシュデータ又はレイヤデータを要求して、順次必要なメッシュデータ又はレイヤデータを取得すればよい。
【0108】
(3)第3実施形態
上記の第1及び第2の実施形態では、探索ルートに従って必要なメッシュデータ又はレイヤデータを全てサーバ101から取得することとしているが、必要なメッシュデータ又はレイヤデータのうちのいくつかが既にナビゲーション装置7のデータ記憶ユニット36内に取得済みである場合も考えられる。その場合は、ナビゲーション装置7は、必要なメッシュ又はレイヤデータのうち、データ記憶ユニット36内に無いもののみを取得することになる。また、必要なメッシュ又はレイヤデータがデータ記憶ユニット36内に存在する場合でも、それが古いデータである場合には、最新のデータに更新する必要がある。第3実施形態は、そのような場合の地図データ取得・更新処理についてのものである。
【0109】
以下、本発明の第3実施形態による地図データ取得・更新処理について、図11及び図12を参照して説明する。図11は、第3実施形態の地図データ取得・更新処理における処理フロー図であり、図12は図11のステップS25の処理を示すフローチャートである。
【0110】
まず、ナビゲーション装置7のユーザは、入力装置60を操作してルート探索機能を呼び出し、ルート探索の出発地及び目的地を指定して(ステップS21)、ルート探索要求を行う(ステップS22)。
【0111】
サーバ101は、ルート探索要求に含まれる出発地及び目的地の情報に基づいて、地図DB104中の道路データなどを利用してルート探索を行う。そして、探索により得られたルート情報に基づいて、探索ルートを走行するのに必要なメッシュデータ又はレイヤデータを特定する。この処理は、前述の第1〜第7のいずれかの方法又はその組み合わせにより行われる。そして、特定されたメッシュデータ又はレイヤデータのメッシュコード及び更新情報を地図DB104から取得する(ステップS23)。なお、第1実施形態とは異なり、ここではメッシュコードと更新情報のみを取得し、メッシュデータ又はレイヤデータ自体は取得しない。
【0112】
次に、サーバ101は、そうして用意されたルート情報並びに必要なメッシュデータ又はレイヤデータのメッシュコード及び更新情報をナビゲーション装置7へ送信する(ステップS24)。
【0113】
ナビゲーション装置7は、ルート情報、必要なメッシュデータ又はレイヤデータのメッシュコード及び更新情報を受信し、データ記憶ユニット36内のプリインストールデータ記憶ユニット70及びキャッシュメモリユニット71に既に記憶されているメッシュデータ及びレイヤデータと比較することにより記憶情報のチェックを行う(ステップS25)。
【0114】
記憶情報のチェック方法を図12に示す。図12において、まず、ナビゲーション装置7は、受信したメッシュコードに対応するメッシュデータ又はレイヤデータが既にデータ記憶ユニット36内に存在するか否かを判定する(ステップS30)。そして、受信したメッシュコード中に、未だデータ記憶ユニット36内に記憶されていないメッシュコードが含まれていた場合は(ステップS30;No)、そのメッシュコードを図7に示すメッシュコード記憶ユニット72に記憶する(ステップS32)。
【0115】
さらに、受信したメッシュコードに対応するメッシュデータ又はレイヤデータが既にデータ記憶ユニット36内に記憶されている場合には(ステップS30;Yes)当該メッシュコードとともに受信した更新情報と、データ記憶ユニット36内に記憶されているメッシュデータ又はレイヤデータの更新情報とを比較する(ステップS31)。そして、データ記憶ユニット36内に記憶されているメッシュデータ又はレイヤデータの更新情報の方が古い場合は、そのメッシュコードをメッシュコード記憶ユニット72内に記憶する。データ記憶ユニット36内のメッシュデータ又はレイヤデータの方が新しい場合は、地図データの更新は不要であるので、処理はそのまま終了する。この処理はメッシュデータ又はレイヤデータ毎に繰り返される。
【0116】
こうして、ナビゲーション装置7がステップS25においてメッシュ情報のチェックを完了すると、探索ルートに従って目的地まで走行するために、サービスセンタ6から取得しなければならないメッシュデータ又はレイヤのメッシュコードがメッシュコード記憶ユニット72内に記憶された状態となる。なお、この場合、メッシュコード記憶ユニット72内に記憶されるメッシュコードは、データ記憶ユニット36内に存在しないメッシュデータ又はレイヤデータと、データ記憶ユニット内に存在するがデータが古いメッシュデータ又はレイヤデータのメッシュコードとなる。
【0117】
図11に戻り、ナビゲーション装置7は、メッシュコード記憶ユニット72内に記憶されているメッシュコードを指定して、対応するメッシュデータの要求をサーバ101へ送信する(ステップS26)。
【0118】
サーバ101は、要求されたメッシュデータを地図DB104から取得し(ステップS27)、ナビゲーション装置7へ送信する(ステップS28)。これにより、ナビゲーション装置7内では、探索ルートに従って目的地まで走行するために必要な最新の地図データが全て揃った状態となり、探索ルートに従ってルート案内を開始する(ステップS29)。
【0119】
こうして、ルート探索の実行時に、探索ルートに従ってルート案内をするために必要なデータのみを効率的に取得することができる。
【0120】
なお、ステップS26〜S28の処理は、一度に行うのではなく、ルート案内に従って走行中にメッシュコード記憶ユニット72を参照し、必要になった時点で個別にメッシュコードを指定してサーバ101へメッシュデータを要求し、順次メッシュデータを更新するように構成することもできる。
【0121】
なお、上記の説明では高速道路を例示しているが、ハイウェイモード又はそれと同等の表示が可能な有料道路などについても、同様に上記の実施形態を適用することができる。本明細書における「高速道路」の後は、上述の有料道路などを含むものとする。
【0122】
以上の実施形態は、本発明を車両ナビゲーション装置に適用した場合であったが、本発明はこれには限られず、船舶、飛行機などの他の移動体についての通信型ナビゲーション装置に適用することが可能である。また、人間が持ち歩く携帯型のナビゲーション装置に適用することも可能である。
【0123】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ルート探索に伴い、効率的に必要な地図データを取得し、更新することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる通信型ナビゲーション装置の利用状況を模式的に示す図である。
【図2】図1に示す通信型ナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図3】プリインストール処理を実行するためのシステムの構成を概略的に示す。
【図4】ある地域を複数のメッシュに区分した状態を概略的に示す。
【図5】地図データ(メッシュデータ)の構成を示す。
【図6】地図DB内に記憶されるメッシュデータ及びそれに付随する情報の例を示す。
【図7】ナビゲーション装置内のデータ記憶ユニットの構成を模式的に示す。
【図8】第1実施形態による地図データ取得処理のフロー図である。
【図9】メッシュデータ又はレイヤデータを取得する第1の方法を模式的に示す図である。
【図10】第2実施形態による地図データ取得処理のフロー図である。
【図11】第3実施形態による地図データ取得・更新処理のフロー図である。
【図12】図11における記憶情報チェック処理のフローチャートである。
【符号の説明】
4 衛星
5 車両
6 サービスセンタ
7 通信型ナビゲーション装置
10 自立測位装置
18 GPS受信器
20 システムコントローラ
31 CD−ROMドライブ
32 DVD−ROMドライブ
36 データ記憶ユニット
37 通信用インタフェース
38 通信装置
40 表示ユニット
50 音声出力ユニット
60 入力装置
70 プリインストールデータ記憶ユニット
71 キャッシュメモリユニット
72 メッシュコード記憶ユニット
101 サーバ
102 プリインストール端末
103 通信ネットワーク
104 地図データベース

Claims (15)

  1. 通信型ナビゲーション装置と通信手段を介して通信可能に構成されたサーバ装置において、
    前記通信型ナビゲーション装置からルート探索要求を受信し、ルート探索を実行して探索ルートのルート情報を作成する探索手段と、
    前記ルート情報に基づいて、前記探索ルートに従って走行するために必要なメッシュデータのレイヤを選択するレイヤ選択手段と、
    選択されたレイヤのレイヤデータ及び前記ルート情報を前記通信型ナビゲーション装置へ送信する送信手段と、を備え
    前記レイヤ選択手段は、前記探索ルートを含むメッシュについては、前記探索ルートを含まないメッシュよりも多くのレイヤを選択することを特徴とするサーバ装置。
  2. 通信型ナビゲーション装置と通信手段を介して通信可能に構成されたサーバ装置において、
    前記通信型ナビゲーション装置からルート探索要求を受信し、ルート探索を実行して探索ルートのルート情報を作成する探索手段と、
    前記ルート情報に基づいて、前記探索ルートに従って走行するために必要なメッシュデータのレイヤを選択するレイヤ選択手段と、
    選択されたレイヤのレイヤデータの識別情報及び更新情報、並びに前記ルート情報を前記通信型ナビゲーション装置へ送信する送信手段と、を備え
    前記レイヤ選択手段は、前記探索ルートを含むメッシュについては、前記探索ルートを含まないメッシュよりも多くのレイヤを選択することを特徴とするサーバ装置。
  3. 前記レイヤ選択手段は、前記探索ルートを含むメッシュについては全てのレイヤを選択し、前記探索ルートを含まないメッシュについては一部のレイヤのみを選択することを特徴とする請求項1又は2に記載のサーバ装置。
  4. 前記一部のレイヤは、高速道路及び主要道路のみを含むレイヤであることを特徴とする請求項に記載のサーバ装置。
  5. 前記レイヤ選択手段は、前記ルート探索要求において高速道路又は有料道路を使用しないという探索条件が含まれている場合には、高速道路又は有料道路のみを含むレイヤを選択しないことを特徴とする請求項1又は2に記載のサーバ装置。
  6. 前記レイヤ選択手段は、前記ルート探索要求において、ルート探索の目的が指定されている場合には、当該目的毎に予め決定されたレイヤのみを選択することを特徴とする請求項1又は2に記載のサーバ装置。
  7. 前記レイヤ選択手段は、前記ルート探索要求において特定のレイヤを使用しないという探索条件が含まれている場合には、当該レイヤを選択しないことを特徴とする請求項1又は2に記載のサーバ装置。
  8. 前記レイヤ選択手段は、前記ルート探索要求において地図データ取得に必要な通信料の上限値が指定されている場合には、各レイヤに対して予め設定されている通信料の合計が前記上限値を超えない範囲で前記レイヤを選択することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のサーバ装置。
  9. サーバ装置と通信手段を介して通信可能に構成された通信型ナビゲーション装置であって、前記サーバ装置は、前記通信型ナビゲーション装置からルート探索要求を受信し、ルート探索を実行して探索ルートのルート情報を作成して前記通信型ナビゲーション装置へ送信する送信手段を備え、前記通信型ナビゲーション装置は、
    前記サーバ装置から送信されたルート情報に基づいて、前記探索ルートに従って走行するために必要なメッシュデータのレイヤを選択するレイヤ選択手段と、
    選択されたレイヤのレイヤデータを前記サーバ装置へ要求する要求手段と、を備え
    前記レイヤ選択手段は、前記探索ルートを含むメッシュについては、前記探索ルートを含まないメッシュよりも多くのレイヤを選択することを特徴とする通信型ナビゲーション装置。
  10. 前記レイヤ選択手段は、前記探索ルートを含むメッシュについては全てのレイヤを選択し、前記探索ルートを含まないメッシュについては一部のレイヤのみを選択することを特徴とする請求項9に記載の通信型ナビゲーション装置。
  11. 前記一部のレイヤは、高速道路及び主要道路のみを含むレイヤであることを特徴とする請求項10に記載の通信型ナビゲーション装置。
  12. 前記レイヤ選択手段は、前記ルート探索要求において高速道路又は有料道路を使用しないという探索条件が含まれている場合には、高速道路又は有料道路のみを含むレイヤを選択しないことを特徴とする請求項9に記載の通信型ナビゲーション装置。
  13. 前記レイヤ選択手段は、前記ルート探索要求において、ルート探索の目的が指定されている場合には、当該目的毎に予め決定されたレイヤのみを選択することを特徴とする請求項9に記載の通信型ナビゲーション装置。
  14. 前記レイヤ選択手段は、前記ルート探索要求において特定のレイヤを使用しないという探索条件が含まれている場合には、当該レイヤを選択しないことを特徴とする請求項9に記載の通信型ナビゲーション装置。
  15. 前記レイヤ選択手段は、前記ルート探索要求において地図データ取得に必要な通信料の上限値が指定されている場合には、各レイヤに対して予め設定されている通信料の合計が前記上限値を超えない範囲で前記レイヤを選択することを特徴とする請求項9乃至14のいずれか一項に記載の通信型ナビゲーション装置。
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