JP4777835B2 - 隙間水質測定方法及び隙間水質測定装置 - Google Patents
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Description
[実効酸素濃度] = [酸素]+1/2[過酸化水素] ……(数7)
素濃度で整理した。(数7)における括弧は、モルで表した濃度を意味する。実効酸素濃度で整理した上記の測定結果は、図12に示すようになる。SUS304のECPは、実効酸素濃度の値に依存して上昇するとともに、同一の実効酸素濃度であっても、酸素と過酸化水素の比率が違うために、異なる値を示す。このため、SUS304は、基準電極に使用できない。金属ジルコニウムのECPは、300ppb以下の実効酸素濃度でほぼ−750mVvsSHEの値を示した。このような特性によって、ジルコニウム合金そのものを基準電極に使用することができる。ジルコニウム合金の表面を熱処理によって安定化するか、またはその表面に酸化ジルコニウムを溶射することによって、ジルコニウム合金のECPは実効酸素濃度が数ppmまで安定化する。ジルコニウム合金の表面を酸化処理しても同様な効果を得ることができる。
Claims (19)
- 1つの開口を有し閉ざされた空間である隙間が形成された本体部と、前記本体部に電気的に絶縁されて設置され、前記隙間の開口部に配置された第1電極と、前記本体部に電気的に絶縁されて設置され、前記隙間の先端部に配置された第2電極とを備えた隙間水質センサの、少なくとも前記隙間が水中に存在する状態で、前記第1電極と前記第2電極との間を流れる電流、及び前記第1電極と前記第2電極との間の電位差のいずれかを測定することを特徴とする隙間水質測定方法。
- 1つの開口を有し閉ざされた空間である隙間が形成された本体部と、前記本体部に電気的に絶縁されて設置され、前記隙間の開口部に配置された第1電極と、前記本体部に電気的に絶縁されて設置され、前記隙間の先端部に配置された第2電極と、前記本体部に電気的に絶縁されて設置され、前記隙間内で前記第1電極と前記第2電極との間に配置された第3電極とを備えた隙間水質センサの、少なくとも前記隙間が水中に存在する状態で、前記第1電極と前記第2電極との間を流れる第1電流を測定し、前記第2電極と前記第3電極との間を流れる第2電流を測定することを特徴とする隙間水質測定方法。
- 1つの開口を有し閉ざされた空間である隙間が形成された本体部と、前記本体部に電気的に絶縁されて設置され、前記隙間の開口部に配置された第1電極と、前記本体部に電気的に絶縁されて設置され、前記隙間の先端部に配置された第2電極と、前記本体部に電気的に絶縁されて設置され、前記隙間内で前記第1電極と前記第2電極と間に配置された第3電極とを備えた隙間水質センサの、少なくとも前記隙間が水中に存在する状態で、前記第1電極と前記第2電極との間の第1電位差を測定し、前記第2電極と前記第3電極との間の第2電位差を測定することを特徴とする隙間水質測定方法。
- 1つの開口を有し閉ざされた空間である隙間が形成された本体部と、前記本体部に電気的に絶縁されて設置され、前記隙間の開口部に配置された第1電極と、前記本体部に電気的に絶縁されて設置され、前記隙間の先端部に配置された第2電極と、前記本体部に接続された導電部材とを備えた隙間水質センサの、少なくとも前記隙間が水中に存在する状態で、前記第1電極と前記導電部材の間の電位差を測定し、前記第2電極と前記導電部材との間の電位差を測定することを特徴とする隙間水質測定方法。
- 前記隙間水質センサが、前記本体部の隙間を形成している部分の外表面に形成された、白金族貴金属及びセラミックスのいずれかの被膜と、前記本体部に取り付けられ、前記本体部の外部で前記被膜付近に配置された基準電極とを備えており、更に、前記基準電極と前記導電部材の間の第3電位差を測定し、前記基準電極と前記第1電極の間の第4電位差を測定し、前記基準電極と前記第2電極の間の第5電位差を測定する請求項4に記載の隙間水質測定方法。
- 1つの開口を有し閉ざされた空間である隙間が形成された本体部と、前記本体部に電気的に絶縁されて設置され、前記隙間の開口部に配置された第1電極と、前記本体部に電気的に絶縁されて設置され、前記隙間の先端部に配置された第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間を流れる電流、及び前記第1電極と前記第2電極との間の電位差のいずれかを測定する測定装置とを備えたことを特徴とする隙間水質測定装置。
- 1つの開口を有し閉ざされた空間である隙間が形成された本体部と、前記本体部に電気的に絶縁されて設置され、前記隙間の開口部に配置された第1電極と、前記本体部に電気的に絶縁されて設置され、前記隙間の先端部に配置された第2電極と、前記本体部に電気的に絶縁されて設置され、前記隙間内で前記第1電極と前記第2電極と間に配置された第3電極と、前記第1電極と前記第2電極との間を流れる第1電流、及び前記第2電極と前記第3電極との間を流れる第2電流を測定する測定装置とを備えたことを特徴とする隙間水質測定装置。
- 1つの開口を有し閉ざされた空間である隙間が形成された本体部と、前記本体部に電気的に絶縁されて設置され、前記隙間の開口部に配置された第1電極と、前記本体部に電気的に絶縁されて設置され、前記隙間の先端部に配置された第2電極と、前記本体部に電気的に絶縁されて設置され、前記隙間内で前記第1電極と前記第2電極と間に配置された第3電極と、前記第1電極と前記第2電極との間の第1電位差、及び前記第2電極と前記第3電極との間の第2電位差を測定する測定装置とを備えたことを特徴とする隙間水質測定装置。
- それぞれの前記電極の、前記開口部から前記先端部に向かう方向における長さが0.5mm以下である請求項6ないし請求項8のいずれか1項に記載の隙間水質測定装置。
- 1つの開口を有し閉ざされた空間である隙間が形成された本体部と、前記本体部に電気的に絶縁されて設置され、前記隙間の開口部に配置された第1電極と、前記本体部に電気的に絶縁されて設置され、前記隙間の先端部に配置された第2電極と、前記本体部に接続された導電部材と、前記第1電極、前記第2電極及び前記導電部材の接続状態を切替える切替え装置と、前記切替え装置に接続され、電位差を測定する測定装置とを備えたことを特徴とする隙間水質測定装置。
- 前記本体部の隙間を形成している部分の外表面に形成された、白金族貴金属及びセラミックスのいずれかの被膜と、前記本体部に取り付けられ、前記本体部の外部で前記被膜付近に配置された基準電極と、前記第1電極、前記第2電極、前記基準電極及び前記導電部材の接続状態を切替える前記切替え装置とを備えた請求項10に記載の隙間水質測定装置。
- 前記第1及び第2電極の、それぞれの前記開口部から前記先端部に向かう方向における長さが0.5mm以下である請求項10または請求項11に記載の隙間水質測定装置。
- 前記本体部の、少なくとも前記隙間を形成している部分を原子炉構造材によって構成する請求項6ないし請求項8及び請求項10のいずれか1項に記載の隙間水質測定装置。
- 前記第1及び第2電極を原子炉構造材によって構成する請求項7に記載の隙間水質測定装置。
- それぞれの前記電極をジルコニウム合金によって構成する請求項8または請求項10に記載の隙間水質測定装置。
- 前記被膜は前記隙間の開口から5mm以上離して形成する請求項11に記載の隙間水質測定装置。
- 前記第1電極は、前記隙間の開口とこの開口から前記先端部側に1mm入った位置との間の領域に配置される請求項6ないし請求項8及び請求項10のいずれか1項に記載の隙間水質測定装置。
- 原子炉と、前記原子炉に接続され前記原子炉内の冷却材が流れる配管と、前記原子炉及び前記配管の少なくとも一方に設けられ、前記隙間が前記冷却材と接触する位置に配置されている請求項6ないし請求項17のいずれか1項に記載の隙間水質測定装置とを備えたことを特徴とする原子力プラント。
- 請求項6ないし請求項8、請求項10及び請求項11のいずれか1項に記載の隙間水質測定装置の前記隙間が水中に存在する状態において前記測定装置で測定された状態量に基づいて、前記隙間の先端部での溶解電流密度を求め、この溶解電流密度に基づいてき裂進展速度を求める腐食環境推定方法。
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