JP4775906B2 - 光起電力装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光エレクトロニクスデバイスに関し、より詳細には半導体を用いたpn接合型の光起電力装置及びその製造方法に関するものである。
二酸化炭素削減目標を達成し、地球温暖化の防止を図るために、太陽電池(光起電力装置)の利用が期待されている。太陽電池は、無機半導体系、有機半導体系及び色素増感型(グレッツェル電池)に大別することができる。
無機半導体系の太陽電池は、その光電変換効率が20%と高効率であり、既に実用化されている。しかし、その製造コスト高が、市場の拡大を阻んでいる。色素増感型の太陽電池は、その変換効率が10%程度であり、また基本的には湿式太陽電池である為、耐久性に課題がある。一方、有機半導体を用いたpn接合型光起電力装置は有機太陽電池と呼ばれ、pn接合に於いて生成させた光キャリアを電流として取り出すことを基本原理とする。このタイプの太陽電池は比較的簡便に作製できるものの、その変換効率は数%程度と低いものであった。
従来の有機太陽電池の典型的な例を図5に示す(下記、非特許文献1参照)。同図に示すように、従来の平面接合型有機太陽電池100は、一対の電極101、105間に、p型有機半導体層102とn型有機半導体層104とが積層されて構成されている。また、p型半導体層102とn型有機半導体層104との境界には、pn接合103が形成されている。p型半導体層102は、金属置換していないフタロシアニン(HPc)からなる。n型半導体層104は、N−メチル−3,4,9,10−ペリレン−テトラカルボキシルジイミド誘導体(Me−PTC、下記化学構造式参照)からなる。前記p型有機半導体層102に接する電極101としてはITO(酸化インジウム錫)透明電極が使用され、n型有機半導体層104に接する電極105としては金(Au)電極が使用される。
Figure 0004775906
図5に示す有機太陽電池100は、入射光106により光照射される光照射面107に対してpn接合103が平行になるように構成されている。この様な構成であると、光キャリア生成の活性領域厚さが非常に薄く、pn接合103の両側に数十nmあるにすぎないだけでなく、素子の内部抵抗が非常に高い。従って、光電エネルギー変換効率は1%以下であり、実用化にはほど遠い値であった。
また、pn接合セルを2個以上積層したタンデム化セルの試みもある(下記、非特許文献2参照)が、光電エネルギー変換効率の大幅な向上には結びついていなかった。
有機太陽電池の光電エネルギー変換効率が低い主な原因としては、光キャリア生成の活性領域厚さが非常に薄いこと、内部抵抗が非常に高いことなどが挙げられる。これらの原因が図5に示す構造のセル特性に対して引き起こさせる深刻な影響を列挙すると、次の通りである。
(1)pn接合近傍のみが光活性なため、活性領域幅よりも厚い膜を作製すると、余分の厚い部分は全て、光を吸収しても光電流を発生しない不活性層になる。この不活性層は多くの光を吸収するので、光電流を発生できる活性なpn接合には僅かの光しか到達しない。即ち、従来の太陽電池に於いては、この様なマスキング効果に起因して、僅かな光電流しか生成しない。
(2)前記のマスキング効果を回避するためにセル厚を薄くして、例えば有機半導体層102,104を数十nmというような非常に薄い膜厚にすると、容易にセルの導通(電極101と電極105が電気的接触をすること)が生じ、太陽電池として機能しなくなる。
(3)また、セルの薄層化が実現できたとしても、薄い活性層では入射光106のかなりの部分が吸収されずにセルを透過するので、光電エネルギーの変換効率が向上しない。
(4)有機半導体層が厚い場合、その吸収によって光が侵入できない膜の奥の部分は暗状態にある。暗状態では、有機半導体は絶縁体に近い電気抵抗を示す。この為、セルを厚くして入射光106を全て吸収させようとした場合、内部抵抗が非常に高くなる。一方、光電流はその高抵抗部分を通過しないと電極に到達できない。その結果、光電流密度、曲線因子(FF:フィルファクター)及び光起電圧の極端な低下をもたらす。
これらの問題を根本的に解決するには、入射光がpn接合近傍の活性領域で多く吸収され、かつ、内部抵抗の低いセルを実現する必要がある。
一方、これらの問題を解決する為に、下記特許文献1には、一対の金属電極109,113の間に、p型有機半導体層110及びn型有機半導体層112が積層されて構成されるセル108を備えた垂直接合型の光起電力装置が開示されている(図6参照)。p型有機半導体層110とn型有機半導体層112との境界に形成されているpn接合111は、光照射面107に対し垂直となる様に形成されている。当該公報に於いては、更にこのセル108を直列に連結する方法も開示されている。
この特許文献1によれば、光電流密度が増大する旨が記載されており、また有機半導体層の厚みを100nm以下にしてセルを最適化する旨が記載されている。その理由は、pn接合111の近傍(pn接合111を挟んでその左右にそれぞれ50nm、合計で100nm程度の厚さの活性領域)でしか光電流を発生しておらず、有機半導体層の合計幅500nmのうち400nmは、光キャリア生成に寄与せず、キャリアが流れているに過ぎないからである。その為、セルの膜厚を100nmまで薄くできれば非常に大きな光電流密度が得られるが、均一でピンホールのない薄層を得るのは困難であり、容易にセルの導通が生じるという問題がある。
また、前記のようにpn接合が垂直接合型の構造では、光照射面107に対する活性領域の面積が非常に小さく、光エネルギーの利用に関しては非効率的である。太陽電池の光照射面107に対する入射面積は、入射光の進行方向に対し光照射面107が垂直になるときに最大になることは容易に理解できる。しかしながら、特許文献1では、pn接合111による活性領域(pn接合111を中央に挟んで100nm程度より狭い幅の領域)が垂直に形成されている為、光照射面107を最大受光面積になるように設定した場合、上述のように活性領域は非常に狭くなる。この為、その光線に対する投影面積が非常に小さくなり、起電力や光電流が小さくなるという問題がある。また、活性領域以外の領域に入射した光は、活性領域に殆ど入射せずに不活性領域に吸収される。この為、光電エネルギーの変換効率は低い。
一方、活性領域の光線に対する投影面積を増大させようとすると、光を太陽電池の光照射面に対し斜め方向から入射させる必要がある。しかし、この場合、光照射面の受光面積が小さくなる為、受光量が低下する。
その上、セルに入射した光の光路は屈折により変化するが、空気の屈折率よりもはるかに大きい屈折率を有する太陽電池の内部では屈折角は入射角よりも小さくなり、活性領域の投影面積はそれほど大きくはならない。よって、光を斜め入射させた場合の光利用効率は高くない。
特開2005−11841号公報 C.W.Tang,Appl.Phys.Lett.,48,183(1986). M.Hiramoto,M.Suezaki,M.Yokoyama,Chem.Lett.,1990,327(1990).
本発明は前記従来の問題を解決すべくなされたものであり、その目的は、従来の有機半導体太陽電池と比較して光電エネルギーの変換効率を向上させ、大きな光起電力を発生させることが可能な光起電力装置及びその製造方法を提供することにある。
本願発明者等は、前記従来の問題点を解決すべく、光起電力装置及びその製造方法について鋭意検討した。その結果、下記構成を採用することにより、前記目的を達成できることを見出して、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明に係る光起電力装置は、前記の課題を解決する為に、対向配置された一対の電極間に、光起電力層としてのp型半導体層及びn型半導体層が積層された太陽電池セルを有する光起電力装置であって、前記p型半導体層とn型半導体層との間のpn接合が受光面に端辺を有し、かつその受光面に対し傾斜しており、前記pn接合は、相互に平行になる様に、複数直列に積層して設けられており、前記電極の面と前記pn接合の面とが平行であることを特徴とする。
前記構成に於いては、pn接合が受光面に対し斜め方向となる様に設けられている。従って、pn接合が平面接合型の場合の様に、セル内に浸入した光がp型半導体層又はn型半導体層の不活性領域で光吸収されることにより、pn接合近傍の活性領域(例えば、pn接合を中央に挟んで100nm程度より狭い幅の領域)に到達する光の量が減少する、いわゆるマスキング効果が生じない。また、pn接合が垂直接合型の場合の様に、受光面に対する活性領域が小さくなるのを防止し、該活性領域に於ける光透過効率を向上させることができる。また、活性領域の光線に対する投影面積は、受光面の受光面積を小さくすることなく大きくすることができる。即ち、受光面積の面積効率を向上させることができる。これにより、受光した光の多くが活性領域で光吸収されて光電流の発生に寄与することができ、従来の有機半導体太陽電池と比較して光電エネルギーの変換効率の大幅な向上が図れる。
前記構成に於いては、前記pn接合の法線と受光面の法線とのなす角が、30°以上60°以下であることが好ましい。
pn接合の法線と受光面の法線とのなす角を30°以上にすることにより、マスキング効果による損失を抑制し、光電エネルギーの変換効率を向上させることができる。更に、受光面近傍に於いては、活性領域と一対の電極との間の距離が大きくなり過ぎて、受光面近傍での内部抵抗の増大を抑制することができる。また、60°以下にすることにより、受光面に対する活性領域の面積が小さくなり過ぎるのを防止し、より効率的な光エネルギーの利用を可能にする。
また、前記構成に於いて、前記一対の電極の材質は、前記p型半導体層に接触する電極の仕事関数が、n型半導体層と接触する電極の仕事関数よりも大きくなるように選択されていることが好ましい。
これにより、一対の電極とp型半導体層及びn型半導体層との間の接合をオーミツク接合にするので、pn接合で発生した光電流を効率よく外部に取り出すことが可能になる。
また、前記構成に於いては、前記p型半導体層及びn型半導体層の少なくとも何れか一方が、有機半導体層であることが好ましい。
本発明に係る光起電力装置の製造方法は、前記の課題を解決する為に、基板上に電極を積層する工程と、前記電極上にp型半導体層を積層する工程と、前記p型半導体層上にn型半導体層を積層し、pn接合を形成する工程と、p型半導体層を積層した後に、前記p型半導体層上にn型半導体層を積層し、pn接合を形成する工程を繰り返す工程と、前記n型半導体層上に他の電極を積層する工程と、少なくとも前記の各工程により作製された積層体を、その表面に対して切断面が斜めとなる様に切断して受光面を形成する工程とを有することを特徴する。
前記方法であると、基板上に、電極、p型半導体層、n型半導体層及び他の金属を順次積層して積層体を作製した後、この積層体を、その表面又は裏面に対して所定角度の斜め方向から切断する。この工程により、p型半導体層とn型半導体層との間のpn接合が、受光面に端辺を有し、かつその受光面に対し斜め方向となる。
即ち、前記方法であると、pn接合が受光面に対し斜め方向となる構造の光起電力装置が得られるので、いわゆるマスキング効果による損失を低減し、従来の有機半導体太陽電池と比較して光電エネルギーの変換効率が高い光起電力装置を製造することができる。
前記の方法に於いて、前記積層体の切断は、pn接合の法線と切断面の法線とのなす角が30°以上60°以下となる様に切断方向を設定して行うことが好ましい。
前記方法の様に積層体の切断方向を設定することにより、マスキング効果による損失を抑制し、光電エネルギーの変換効率を一層向上させ、受光面に対する光キャリア生成の活性領域の面積が小さくなり過ぎるのを防止して、効率的な光エネルギーの利用を可能にする光起電力装置を製造することができる。
前記の方法に於いて、前記積層体の切断は、前記積層体の端面側から行うことが好ましい。
前記方法であると、金属、p型半導体層、n型半導体層又は他の金属の何れかが、切断過程で剥離しない様に切断することができる。その結果、歩留まりを向上させて光起電力装置を製造することができる。
尚、本発明に係る他の光起電力装置の製造方法は、基板上に電極を積層する工程と、前記電極上にn型半導体層を積層する工程と、前記n型半導体層上にp型半導体層を積層し、pn接合を形成する工程と、n型半導体層を積層した後に、前記n型半導体層上にp型半導体層を積層し、pn接合を形成する工程を繰り返す工程と、前記p型半導体層上に他の電極を積層する工程と、少なくとも前記の各工程により作製された積層体を、その表面に対して切断面が斜めとなる様に切断して受光面を形成する工程とを有する方法でも、前記の製造方法と同様の効果を奏する。
本発明の光起電力装置は、そのpn接合が受光面に端辺を有し、かつ、受光面に対して所定角度で傾斜した構造を有するので、pn接合近傍の活性領域に於ける光透過効率を向上させると共に、受光面積の面積効率も増大させる。その結果、従来の有機半導体太陽電池に比べて、光電エネルギーの変換効率を大幅に向上させることができる。
また、本発明の光起電力装置の製造方法であると、基板上に、電極、p型半導体層、n型半導体層及び他の金属を順次積層して得られる積層体を、その表面に対して切断面が斜めとなる様に切断するので、受光面に対してpn接合が傾斜した構造にすることができる。即ち、本発明の製造方法であると、従来の有機半導体太陽電池に比べて、光電エネルギーの変換効率を大幅に向上させることが可能な光起電力装置が得られる。
本発明の実施の形態について、図を参照しながら以下に説明する。但し、説明に不要な部分は省略し、また説明を容易にする為に拡大又は縮小等して図示した部分がある。
本実施の形態に係る光起電力装置は、図1に示す太陽電池セル10を備えた斜め接合型太陽電池である。太陽電池セル10は、第1電極11と第2電極12との間に、光起電力層としてのp型半導体層13及びn型半導体層14が積層された積層体の構造を有している。
前記p型半導体層13としては、有機半導体層が好ましい。p型半導体層13を有機半導体層とする場合の構成材料としては、無金属フタロシアニン(HPc)及びTiOPc等の金属置換フタロシアニン(MPc)を含むプタロシアニン類、キナクリドン類等、フラーレン誘導体、ポリフェニレン誘導体、ポリフェニレンビニレン誘導体、ポリチオフェン誘導体、ポリアニリン誘導体、ポリピロール誘導体等が挙げられる。
前記n型半導体層14としては、p型半導体層13と同様、有機半導体層が好ましい。n型半導体層14を有機半導体層とする場合の構成材料としては、ペリレン誘導体、ナフタレン誘導体、フラーレン誘導体等が挙げられる。
前記p型半導体層13とn型半導体層14との境界に形成されるpn接合15は、受光面16(光照射面)に端辺を有しており、その受光面16に対し所定角度で傾斜している。これにより、受光面16に対して垂直方向から入射する光17を、活性領域18(例えば、pn接合15を中央に挟んで100nm程度より狭い幅の領域)に対して斜めに入射させることが可能になる。従来の太陽電池セル(特開2005−11841号公報参照)の様に、pn接合が受光面に対して垂直な構造であると、該受光面に対して垂直方向から入射する光の殆どが不活性領域に吸収される為、光の利用効率が低く、損失が大きい。しかし、本実施の形態の様に、pn接合15が受光面16に対して傾斜していると、該受光面16に対して垂直な方向から入射する光17は、pn接合15の近傍の活性領域18に効率良く吸収され、マスキング効果による損失を低減することができ、光17の多くが活性領域で吸収されて光電流の発生に寄与させることができる。その結果、前記従来の有機半導体太陽電池に比べて、光電エネルギー変換効率の向上を図ることができる。
また、活性領域18が斜めに形成されているので、光17が不活性領域に入射した場合でも、該光17がセル内を伝播する過程で活性領域18に到達し、これにより光起電力の発生に寄与する。
前記pn接合15の法線と受光面16の法線とのなす角θは、30°以上60°以下であることが好ましい。θを前記範囲内にすることにより、マスキング効果による損失を抑制し、光電エネルギーの変換効率を一層向上させることができる。更に、受光面16の近傍に於いては、活性領域18と第1電極11及び第2電極12との間の距離が大きくなり過ぎるのを防止し、受光面16近傍での内部抵抗の増大を抑制することができる。また、受光面16に対する光キャリア生成の活性領域18の面積が小さくなり過ぎるのを防止し、効率的な光エネルギーの利用を可能にする。
p型半導体層13及びn型半導体層14の少なくとも一方は、階段エネルギー構造を形成するようにバンド構造の異なる有機半導体層を積層した積層構造としたり、光吸収特性の異なる有機半導体層を積層した積層構造としてもよい。
前記第1電極11及び第2電極12の構成材料としては特に限定されず、従来公知のものを採用することができる。但し、第1電極11及び第2電極12の構成材料は、第1電極11の仕事関数が第2電極12の仕事関数よりも大きくなるように選択されていることが好ましい。仕事関数の大きい金属としては例えばPtを例示することができ、仕事関数の小さい金属としては例えばInを例示することができる。
光起電力装置が、本実施の形態に係る太陽電池セル10の1単位構造でのみ構成される場合、第1電極11は透明電極であり、第2電極12は金属電極であることが好ましい。第1電極11が金属電極であると、太陽電池セル10の側面からの光入射が、該第1電極11により光反射されて阻害され、発電効率が低下するためである。また、第2電極12を金属電極とすることにより、太陽電池セル10に入射した光が金属電極としての第2電極12により活性領域18の方向に光反射され、光の利用効率を向上させることができる。
また、太陽電池セル10内部を伝播する光の伝播効率を考慮すれば、第1電極11及び第2電極12の光吸収は小さい方がよく、光反射率は高い方がよい。第1電極11及び第2電極12で光を多重反射させながら伝播させることによって、光が活性領域18を通過する回数を多くし、これにより発電効率の飛躍的な向上を可能にする。この様な観点からは、第1電極11及び第2電極12は金属電極であることが好ましい。金属電極とする場合、第1電極11及び第2電極12の材質は、仕事関数の観点と光吸収が小さく高反射率という観点を総合して選択することが好ましい。
本実施の形態に係る光起電力装置に於いて、例えば透明電極(第1電極11)/p型半導体層13/n型半導体層14/金属電極(第2電極12)からなる構造を単位構造とするとき、p型半導体層13、n型半導体層14の積層順序はエネルギー順位が最適な状態となるように選択可能である。
本実施の形態に係る太陽電池セル10の受光面16は、第1電極11、第2電極12、p型半導体層13及びn型半導体層14の端面により形成される。よって、受光は各層の端面で行われる。また、太陽電池セル10は、1mm又はそれ以上の高さを有し、かつ、各層が傾斜した積層構造であるので、吸収係数の小さな波長域の光も吸収させることができる。即ち、太陽電池セル10は、ほとんどの波長域に於いて受光する光17を吸収することができる。尚、従来の平面接合型太陽電池セルを単に傾斜させたものであると、受光面は電極面となる。従って、その様な受光面に光を照射させた場合、光の一部が電極面に於いて表面反射されるので、セル内部に浸入する光の量が減少する。また、セルそのものを傾斜させるので、もとの表面積をSとした場合、受光面積はScosθとなり面積効率が低下する。
また、第2電極12上に、所定の厚さの保護層を設けてもよい。保護層は、ミクロトームによる積層体の切断の際に、第1電極11又は第2電極12と、p型半導体層13又はn型半導体層14との間の界面が剥離するのを防止するためのものである。保護層の製膜は、例えば真空蒸着法等により行うことができる。また、保護層の厚さも特に限定されるものではない。更に、保護層の構成材料としては、種々の有機又は無機の薄膜材料を用いることができる。
本発明の光起電力装置は、図2に示すように、太陽電池セル10を1単位とした連続スタッキング構造の太陽電池モジュール19としてもよい。この場合、pn接合15が、例えば100nm間隔で相互に平行になる様に、複数直列に積層される。連続スタッキング構造であると、受光面の全てが活性領域として機能し、光の損失を本質的に解消し、受光した光17の全てを有効に活用することができ光電流の生成効率を向上させることができる。
図2に示す太陽電池モジュール19は、より具体的には、例えばPt/HPc層(厚さ50nm)/Me−PTC層(厚さ50nm)/Au層(厚さ1nm)/HPc層(厚さ50nm)/Me−PTC層(厚さ50nm)/Au層(厚さ1nm)/……HPc/Me−PTC/In/Agとしてもよい。図2に示す構造とすることによって、マスキング効果の問題を根本的に解決できる。
太陽電池セル10を1単位として連続スタッキング構造とする場合、p型半導体層13及びn型半導体層14のうち、光透明性の高い方が光入射面側に位置する様に形成するのが好ましい。これにより、マスキング効果による光の減衰を抑制できるからである。積層順序は各層の光透過率に基づき適宜選択することができるが、単位構造の数が増大するに従い、光透過性の高い層を光入射面側に位置する様に構成する方が有利になる。
前記の連続スタッキング構造は、例えば図3に示すように、絶縁性フィルム21を介してロール状に巻回すれば、より実用的な構造として用い得る。同図に示す連続スタッキング構造は、太陽電池セル10を1単位として、これを5層に積層したものである。また、この連続スタッキング構造に於いては、第1電極11又は第2電極12にそれぞれ電気的に接続させた取り出し電極22が設けられている。
本実施の形態に係る太陽電池セル10に於いて、pn接合15の近傍で発生した正負キャリアは全て、光照射されているセル表層部分(受光面から光が侵入可能な領域)を通過して左右の第1電極11、第2電極12にそれぞれ移動する。光照射下での伝導度(光伝導度)は、暗状態下の伝導度(暗伝導度)よりも非常に大きい。即ち、電気抵抗は極めて低い。これにより、セルの内部抵抗を根本的に低減することができる。このことは、図2に示す連続スタッキング構造の場合でも同様である。
また、垂直構造の場合と比べて活性領域に対する光の入射効率を大幅に増大させるので、発電効率を向上させることができる。この様に、本実施の形態に係る光起電力装置は、受光面に対して平行となる様に積層した構造の太陽電池セルや、特開2005−11841号公報に記載の太陽電池セルが有する大きな問題点を根本的に解決することができる。
本実施の形態に係る太陽電池セルを備えた光起電力装置であると、これまでの半導体太陽電池では不可能とされてきた10%以上の光電エネルギー変換効率を実現することができる。
次に、本実施の形態に係る光起電力装置の製造方法について説明する。本実施の形態に係る光起電力装置の製造方法は、基板上に第1電極11を積層する工程と、前記第1電極11上にp型半導体層13を積層する工程と、前記p型半導体層13上にn型半導体層14を積層し、pn接合15を形成する工程と、前記n型半導体層14上に第2電極12を積層する工程と、少なくとも前記の各工程により作製された積層体を、その表面又は裏面に対して所定角度の斜めとなる方向から切断し、切断面を受光面16として形成して、太陽電池セル10を作製する工程とを有する。
前記第1電極11を基板上に積層する工程としては特に限定されず、蒸着法やコーティング法などの従来公知の種々の方法を採用することができる。前記基板としては、例えば、従来公知のガラス基板や、エポキシ樹脂等からなる樹脂基板等が挙げられる。
前記第1電極11上にp型半導体層13を積層する工程としては、例えば蒸着法やスパッタリング法等の堆積法に限らず、スピンコート法やバーコート法等の湿式法を採用することができる。
湿式法を採用する場合、塗布液として有機半導体を所定の割合で樹脂溶媒中に分散させたものが使用される。有機半導体を分散させる樹脂溶媒としては特に限定されず、例えば、ポリカーボネート、ポリビニルブチラール、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル等の汎用ポリマー、ポリビニルカルバゾール、ポリメチルフェニルシラン、ポリジメチルシラン等の導電性ポリマーを挙げることができる。湿式法により得られるp型半導体層13は樹脂分散有機半導体層として製膜される。太陽電池セル10の大面積化を図る場合には、製造効率の観点から、湿式法により樹脂分散有機半導体層を製膜するのが好都合である。
前記p型半導体層13上にn型半導体層14を製膜する工程は、基本的にはp型半導体層13の製膜方法と同様の方法を採用することができる。更に、第2電極12をn型半導体層14上に積層する方法も、前記第1電極11を基板上に積層する方法と基本的には同様である。また、連続スタッキング構造とする場合は、前記各工程を繰り返し行うことにより、所望の積層体を作製することができる。
基板上の積層体を切断する工程に於いては、例えば、図4に示すようにミクロトームを用いた方法を採用することができる。これにより、第1電極11、第2電極12、p型半導体層13及びn型半導体層14の端面からなる受光面が形成される。ミクロトームによる切断の場合、切断の容易さの観点から、前記基板としては樹脂基板を用いるのが好ましい。但し、本工程はミクロトームによる切断以外の方法を採用してもよい。
積層体を切断する場合の切断方向としては、図4に示すように、積層体31の端面側(同図に示す紙面の垂直方向)から行うのが好ましい。積層体31の表面又は裏面側から切断を行うと、切断の際に刃物の尖端が各層の界面に入り各層の剥離を生じる場合があるからである。また、積層体の切断は、pn接合15の法線と切断面の法線とのなす角が30°以上60°以下となる様に、積層体31に対するミクロトームの切断角度を設定して行う。更に、積層体31を切断する際には、該積層体31を固定して行うことが好ましい。固定は、例えば積層体31の両面を剛直なプラスチックの板等で挟むことにより可能である。更に、積層体31に予め切り込みを行うことにより、切断の容易化を図ってもよい。
尚、本実施の形態に於いては、有機半導体系の光起電力装置を例に説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、接合界面を有する無機半導体系又は色素増感型(グレッツェル電池)の太陽電池に適用可能である。特に蒸着法やコーティング法により容易に製膜できるので、pn接合を有する2層ヘテロジャンクション型有機太陽電池やバルクヘテロジャンクション型太陽電池等に好ましく適用される。
以下に、この発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但し、この実施例に記載されている材料や配合量等は、特に限定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例に過ぎない。
本実施例に係る太陽電池セルは、次の通りにして作製した。まず、表面が平坦なエポキシ樹脂基板上に、真空蒸着法により、第1電極として白金(Pt)からなる金属電極層を製膜した。その厚さは、2000nmとした。
次に、第1電極上に、東京化成(株)製のHPcを材料として真空蒸着を行い、p型半導体層としてのHPc層を製膜した。その厚さは、250nmとした。
続いて、p型半導体層上に、大日精化工業(株)製のMe−PTCを材料として真空蒸着を行い、n型半導体層としてのMe−PTC層を製膜した。その厚さは、250nmとした。
更に、Me−PTC層上に、真空蒸着法により、金属電極として金(Au)からなる他の金属電極層を製膜した。その厚さは、1nmとした。
次に、金(Au)からなる他の金属電極層上に、東京化成(株)製のHPcを材料として真空蒸着を行い、p型半導体層としてのHPc層を製膜した。その厚さは、250nmとした。
続いて、p型半導体層上に、大日精化工業(株)製のMe−PTCを材料として真空蒸着を行い、n型半導体層としてのMe−PTC層を製膜した。その厚さは、250nmとした。
金からなる他の金属電極層、p型半導体層、n型半導体層の形成の工程を9回繰り返し、p型−n型の積層物を合計10層形成した。
更に、n型半導体層上に、厚さが100nmのインジウム(In)膜と、厚さが100nmの銀(Ag)膜とを真空蒸着法により連続製膜し、第2電極としての積層膜(In/Ag)を製膜した。
尚、第1電極をPtからなる金属電極層とし、第2電極をIn/Agからなる積層膜としたのは、第1電極の仕事関数を第2電極よりも大きくする為である。
次に、第2電極上に、大日精化工業(株)製のペリレン−3,4,9,10−ペリレン−テトラカルボキシル−ビス−ベンズイミドダゾール(Im−PTC、下記化学構造式参照)を材料として真空蒸着を行い、厚さ750nmの保護層を製膜した。保護層は、後述のミクロトームによるスライス(切断)の際に、第1電極及び第2電極と、p型半導体層及びn型半導体層との間の界面の剥離防止を目的として設けた。
Figure 0004775906
次に、ミクロトームを用いて積層体を、その端面側から切断した。更に、3mmの厚さとなる様に、切断面と平行に積層体を切断した。切断の角度は、pn接合の法線が切断面の法線に対して15°、30°、45°、60°、80°、90°となる様に設定した。これにより、切断面を受光面とした太陽電池セル(幅2.5mm)をそれぞれ作製した。
作製したそれぞれの太陽電池セルに、100mW/cm(AM1.5)の擬似太陽光を照射したところ、短絡光電流密度(Jsc)及び開放端電圧(Voc)は、下記表1に示す通りとなった。
Figure 0004775906
本発明の実施の形態に係る太陽電池セルの構造を概略的に示す断面図である。 前記太陽電池セルを1単位とした連続スタッキング構造を示す断面図である。 前記連続スタッキング構造をロール状にした状態を表す模式図である。 前記太陽電池セルの製造方法を説明する為の説明図である。 従来の有機太陽電池の構造を概略的に示す断面図である。 従来の他の有機太陽電池の構造を概略的に示す断面図である。
符号の説明
10 太陽電池セル
11 第1電極
12 第1電極
13 p型半導体層
14 n型半導体層
15 pn接合
16 受光面
17 光
18 活性領域
31 ミクロトーム

Claims (8)

  1. 対向配置された一対の電極間に、光起電力層としてのp型半導体層及びn型半導体層が積層された太陽電池セルを有する光起電力装置であって、
    前記p型半導体層とn型半導体層との間のpn接合が受光面に端辺を有し、かつその受光面に対し傾斜しており、
    前記pn接合は、相互に平行になる様に、複数直列に積層して設けられており、
    前記電極の面と前記pn接合の面とが平行であることを特徴とする光起電力装置。
  2. 前記pn接合の法線と受光面の法線とのなす角が、30°以上60°以下であることを特徴とする請求項1に記載の光起電力装置。
  3. 前記一対の電極の材質は、前記p型半導体層に接触する電極の仕事関数が、n型半導体層と接触する電極の仕事関数よりも大きくなるように選択されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光起電力装置。
  4. 前記p型半導体層及びn型半導体層の少なくとも何れか一方が、有機半導体層であることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の光起電力装置。
  5. 基板上に電極を積層する工程と、
    前記電極上にp型半導体層を積層する工程と、
    前記p型半導体層上にn型半導体層を積層し、pn接合を形成する工程と、
    p型半導体層を積層した後に、前記p型半導体層上にn型半導体層を積層し、pn接合を形成する工程を繰り返す工程と、
    前記n型半導体層上に他の電極を積層する工程と、
    少なくとも前記の各工程により作製された積層体を、その表面に対して切断面が斜めとなる様に切断して受光面を形成する工程とを有することを特徴する光起電力装置の製造方法。
  6. 基板上に電極を積層する工程と、
    前記電極上にn型半導体層を積層する工程と、
    前記n型半導体層上にp型半導体層を積層し、pn接合を形成する工程と、
    n型半導体層を積層した後に、前記n型半導体層上にp型半導体層を積層し、pn接合を形成する工程を繰り返す工程と、
    前記p型半導体層上に他の電極を積層する工程と、
    少なくとも前記の各工程により作製された積層体を、その表面に対して切断面が斜めとなる様に切断して受光面を形成する工程とを有することを特徴する光起電力装置の製造方法。
  7. 前記積層体の切断は、pn接合の法線と切断面の法線とのなす角が30°以上60°以下となる様に切断方向を設定して行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の光起電力装置の製造方法。
  8. 前記積層体の切断は、前記積層体の端面側から行うことを特徴とする請求項5〜7の何れか1項に記載の光起電力装置の製造方法。
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