JP4775826B2 - エレベータ装置 - Google Patents
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図6は本発明の第1の実施形態に係るエレベータ装置の構成図である。エレベータ装置10は建屋の昇降路11を有し、昇降路11内に、巻上機12から垂下するロープ13の一端が乗りかご14に連結され、他端がカウンタウェイト15に連結されている。各階の乗り場ホール16の出入口を開閉するホールドア17に対応して乗りかご14にはかごドア18が設けられている。乗りかご14の下部には、作業員が乗り込むための作業台19が形成されている。この作業台19は、床部20の下方に突出するように設けられた箱形のフレーム21と、このフレーム21の下面に固定された作業用床板22とからなる。この作業用床板22の上には制御装置23が設けられている。制御装置23と制御盤25との間では、図示しないテールコードあるいは無線を介して信号が授受されている。
第1の実施形態の例では、気流発生装置1の取付け個数は2つであるが、本発明の第1の実施形態の第1の変形例に係るエレベータ装置は、気流発生装置1を乗りかご14の上下のうちの一方にだけ取付けて構成してもよい。例えば乗りかご14の下部の整流板28aだけに気流発生装置1を取付けし、制御装置23がこの気流発生装置1に対する印加電圧を制御することにより、上下反対向きに気流を発生させるように駆動する。
また、上記第1の実施形態及び第1の変形例では、気流発生装置1や8が整流板28a、28bのいずれか一方又は両方に取付けられていたが、かご屋根上部及びかご床下部にそれぞれ空気抵抗を減らすための整風カバーを取付けた高速走行用の乗りかごが用いられる場合、2つの気流発生装置1又は2つの気流発生装置8は、上下の整風カバーの上に取付けることができる。上下に取付けられる整風カバーは、乗りかご14の上端部と下端部とを覆う。整風カバーは、昇降路11の乗り場ホール16側を向く面と、後方壁面30側を向く面とを有し、好ましくはこの乗り場ホール16側を向く面が平坦であり、後方壁面30側を向く面が半球状又は傾斜面にされる。気流発生装置1を上部整風カバーだけ、あるいは下部整風カバーだけ、あるいは上部整風カバー及び下部整風カバーの両方に取付けてもよい。
また、レーザ距離計31は乗りかご14の背板側に取付けられていたが、各階床近傍の後方壁面30にレーザ距離計31を固定して乗りかご14の検知を行うようにしてもよい。後方壁面30の高さ方向複数の箇所にそれぞれレーザ距離計31が取付けられる。各レーザ距離計31は、これらのレーザ距離計31の出力がケーブルを介して制御盤25へ集線されるように設置される。制御盤25のROMには、乗りかご14と、後方壁面30との間の距離の閾値を記憶しておく。このような構成により、制御盤25は、各センサ出力を監視し続け、いずれかのセンサの出力信号が予め設定された一定の閾値以下となった場合のみ、気流発生装置1を作動させてプラズマ気流を発生させる。制御盤24は、それ以外では気流発生装置1を休眠させておく。このようにしても、やはり気流発生装置1の長寿命化が図れる。
図8は本発明の第2の実施形態に係るエレベータ装置の構成図である。同図中、上述した符号と同じ符号を有する要素はそれらと同じものを表す。本実施形態に係るエレベータ装置10Aは、乗りかご14と、ロープ13と、カウンタウェイト15と、巻上機12と、非常停止機構32と、制御盤25とを備える。
図9は本発明の第3の実施形態に係るエレベータ装置の構成図である。同図中、上述した符号と同じ符号を有する要素はそれらと同じものを表す。本実施形態に係るエレベータ装置10Bは、感度を昇降路前方壁面側に向けた近接センサ37をかごシル27の前端に設けている。近接センサ37は、予め検出可能距離を設定されており、この検出可能距離内に被検出対象が入った場合、この被検出対象を検出したことを表す信号を出力する。近接センサ37には磁気式のセンサや超音波センサが用いられる。近接センサ37は乗りかご14および昇降路壁の間の距離情報を出力するセンサでもある。
図10は本発明の第4の実施形態に係るエレベータ装置の構成図である。同図中、上述した符号と同じ符号を有する要素はそれらと同じものを表す。本実施形態に係るエレベータ装置10Cでは、乗り場ホール16からかごドア18に向かって左側の側壁面38に、それぞれ薄厚である複数枚の検出板39がこの側壁面38から起立して設けられている。乗りかご14の屋根には光電スイッチ40が設けられている。光電スイッチ40は、光源とこの光源からの光の光路上で光源に対向する受光素子とを有し、この検出板39がこの光を遮光することを検出する。制御装置23は、光電スイッチ40からのオン出力又はオフ出力に基づいて、整流板28a、28bにそれぞれ設けられた気流発生装置1を作動させるようにしている。
また、本発明の第4の実施形態の変形例に係るエレベータ装置は、光電スイッチ40の代わりに、反射型の光電スイッチを用いてもよい。反射型の光電スイッチは、端面42、43のうちの一方の端面42に、光源部45と、この光源部45からの光の反射光を受光する受光部46との双方を設けたものである。
図12は本発明の第5の実施形態に係るエレベータ装置の構成図である。同図中、上述した符号と同じ符号を有する要素はそれらと同じものを表す。本実施形態に係るエレベータ装置10Dは、かごドア18を開閉してもよいと予め決めてある高さ範囲を表すドアゾーンを検出するドアゾーン検出機能を用いたものである。ドアゾーン検出手段の機能は、調速機に装着されたパルスジェネレータ、制御盤25のCPU、ROM、RAMによって実現される。一般にエレベータは、万一の停電時にバッテリ電源で最寄階まで救出運転を行い、乗りかご14内の乗客の閉じ込めを防止するようにされており、着床レベルからプラス、マイナス数百mmの距離の範囲にドアゾーンが決められている。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。気流発生装置1の取付け位置は種々変更可能である。
Claims (6)
- 昇降路内を昇降するエレベータの乗りかごと、
この乗りかごに設けられ、前記乗りかご周辺の気流を整流する整流板と、
この整流板に設けられ、放電プラズマの作用により前記乗りかごの前記昇降路側の面に沿ってシート状の気流を発生させるプラズマ発生装置と、
前記乗りかごあるいは前記昇降路に設けられ、この乗りかごおよび昇降路壁の間の距離情報を出力するセンサと、
このセンサからの前記距離情報、および予め設定された閾値に基づき、前記プラズマ発生装置をオンオフ制御する制御装置と、を備え、
この制御装置は、前記距離情報が前記閾値よりも小さい場合、前記プラズマ発生装置を作動させ、前記シート状の気流により前記乗りかごのかご面上の増速流の発生を抑制して空力騒音を抑制し、前記距離情報が前記閾値よりも大きい場合、前記プラズマ発生装置を休眠させることを特徴とするエレベータ装置。 - 昇降路内を昇降するエレベータの乗りかごと、
この乗りかごに設けられ、前記乗りかご周辺の気流を整流する整流板と、
この整流板に設けられ、放電プラズマの作用により前記乗りかごの前記昇降路側の面に沿ってシート状の気流を発生させるプラズマ発生装置と、
前記乗りかごが走行中に空力騒音が発生する時の前記昇降路の高さ方向の騒音発生位置を記憶する記憶部と、
前記乗りかごのかご位置情報を出力するかご位置出力手段と、
このかご位置出力手段から出力された前記かご位置情報および前記記憶部に記憶された前記騒音発生位置に基づき、前記プラズマ発生装置をオンオフ制御する制御装置と、を備え、
この制御装置は、前記乗りかごが前記騒音発生位置に来た時あるいはこの騒音発生位置に到達する前に前記プラズマ発生装置を作動させ、前記シート状の気流により前記乗りかごのかご面上の増速流の発生を抑制して空力騒音を抑制し、それ以外では前記プラズマ発生装置を休眠させることを特徴とするエレベータ装置。 - 前記センサは感度を前記昇降路壁に向けた近接センサであり、
前記制御装置は、この近接センサが前記昇降路壁を検知した場合、前記プラズマ発生装置を作動させ、それ以外では前記プラズマ発生装置を休眠させることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。 - 昇降路内を昇降するエレベータの乗りかごと、
この乗りかごに設けられ、前記乗りかご周辺の気流を整流する整流板と、
この整流板に設けられ、放電プラズマの作用により前記乗りかごの前記昇降路側の面に沿ってシート状の気流を発生させるプラズマ発生装置と、
前記乗りかごに設けられ、前記昇降路に設けられた被検出板により、遮光あるいは磁気遮蔽を検知する光電式あるいは磁気式のスイッチと、
このスイッチからの検知信号に基づき、前記プラズマ発生装置をオンオフ制御する制御装置と、を備え、
この制御装置は、前記スイッチが前記被検出板に感応して閉成した場合、前記プラズマ発生装置を動作させ、前記シート状の気流により前記乗りかごのかご面上の増速流の発生を抑制して空力騒音を抑制し、それ以外では前記プラズマ発生装置を休眠させることを特徴とするエレベータ装置。 - 昇降路内を昇降するエレベータの乗りかごと、
この乗りかごに設けられ、前記乗りかご周辺の気流を整流する整流板と、
この整流板に設けられ、放電プラズマの作用により前記乗りかごの前記昇降路側の面に沿ってシート状の気流を発生させるプラズマ発生装置と、
前記昇降路内における前記乗りかごのかご位置がこの乗りかごのドアを開閉可能なドアゾーン内であることを検知するドアゾーン検出手段と、
このドアゾーン検出手段から出力される検知信号に基づき、前記プラズマ発生装置をオンオフ制御する制御装置と、を備え、
この制御装置は、前記乗りかごが乗りかご停止階付近に位置することを確認した場合、前記プラズマ発生装置を動作させ、前記シート状の気流により前記乗りかごのかご面上の増速流の発生を抑制して空力騒音を抑制し、それ以外では前記プラズマ発生装置を休眠させることを特徴とするエレベータ装置。 - 前記制御装置は、前記乗りかごが上昇時には前記プラズマ発生装置に前記気流を下向きに発生させ、前記乗りかごが下降時には前記プラズマ発生装置に前記気流を上向きに発生させることを特徴とする請求項1、2、4又は5の何れかに記載のエレベータ装置。
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